ブリ○チの世界でズブリ体験版β
その1
そう、全ては可能性の話だ。
例えば魔法が使えるとしたら、どんな魔法を使うのか?
俺としては攻撃や回復、支援と言った魔法など馬鹿馬鹿しいとしか思えない。
何故ならそれら全ては大々的に使えない事が欠点なのだ。
攻撃なら戦場に呼ばれて化け物扱いされるし、回復に関しても限界がある以上は必ず逆恨みを持たれる。
死者蘇生まで出来れば問題は無いだろうが……。
支援に関しても自分に掛ければやはり目立つし、仲間が居ても守り切れるかどうか分からない。
何に関しても、特化したものと言うのはどこまでも爪弾きにされる運命なのだ。
ただ一つを除いて……。
「あぁ……腹減った」
気が付いたら霊界に居た俺は、何故か前世の記憶を持っている。
生前の記憶が「それじゃ、行くか!」の後でトラックに轢かれたものしか無いのに、前世の記憶は鮮明に全て覚えているとは此れ如何に。
ともかく、俺はこの<BLEACH>の世界に転生してしまった事実は変わらない。
「と言うか、流魂街に居て転生って言えるのか?」
流魂街とは通常、現世で命を落とした人間が魂だけの存在となって到達する場所。
つまりこの世界の俺は、既にトラックに轢かれたのが原因で死んでいるという事。
流魂街に来てからも長く生活しており、随分昔にここへ着いたらしい。
更に言えば前世の記憶にある、原作キャラとも知り合った思い出があって、あちらもどうやら俺の事を認識しているようだった。
これも偏に俺が空腹を感じている事が関係している。
通常、死んだ人間は空腹を感じ無いが、霊力の素質を持った魂は空腹を感じるらしい。
「乱菊~……。早く来てくれ~……。間に合わなくなっても知らんぞ~……?」
空いた腹を押さえて力無く呻いた俺の目には、もはや地面に生えている雑草さえ新鮮な野菜に見えてくる。
実際、食べられる野草はある筈だが、流石に判別は出来ない。
もし食べても精々が腹を壊すだけだろう。
それでも食べてしまいそうだった。
「……あんた、何やってんの?」
思わず雑草へ手を伸ばしていると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえてくる。
振り返れば巨乳の谷間を大きく露出させた金髪の死神が腰に手を当て、呆れた顔で俺を見ていた。
本当なら男の性として胸へ視線が行くものの、空腹の今は腰に当てられている手に持つ風呂敷に目が向かう。
「乱菊か。遅いよ! 腹減ったよ!」
「はいはい。態々忙しい仕事を抜け出して、あんたが見てた雑草よりも美味しいご飯を持ってきたわよ」
「嘘つけ。どうせサボってたんだろ」
「サボるのは簡単だけど、抜け出すのは難しいのよ」
恩着せがましく弁当を渡してきたのは<松本 乱菊>
腰まである茶髪に大きく開いた胸元が特徴の、背の高い美人である。
他には右の唇の下に色っぽいほくろがあり、ネックレスを谷間へ流す。
今も死神特有の着物では隠し切れない魅力的な身体の線を惜しげも無く見せていた。
更に言えば動作の一つ一つが色っぽく、俺が自分の能力に気が付いてから真っ先に悪戯の対象にした人物だ。
「食い物をくれ~」
「……そう言えば、最初に会った時もそんな事言われたわね~。はい」
弁当を手渡された俺は意気揚々と風呂敷を外し、中に入っていた弁当箱を開けた。
中には質素だが男の俺が満足できる分の量が入っており、栄養に関しても問題なさそうだ。
「おっ、サンキュー」
「はいはい、存分に感謝して頂戴」
自分の能力に気が付いたのは流魂街に来て暫く立ってから、余りの空腹で一人で道を歩いていた乱菊の前に飛び出した事が始まり。
戦闘するかも知れないと言う事で、乱菊に立ち塞がった俺は荒ぶる鷹のポーズで威嚇しながら飯を寄こせと叫んだのだ。
当然乱菊も敵かと斬魄刀に手を掛けるも俺の要求を聞くと、不思議な事にアッサリと胸の谷間から笹の葉に包まれたおにぎりを差し出された。
逆に戸惑う俺に対して食べないのかと問われ、慌てて奪うようにして、胸の谷間のぬくもりを残すおにぎりを貪り食べた。
そんな様子を不思議そうに見つめる乱菊は、特に何か言うわけでもなく観察を続ける。
流石に人に見詰められながら食べられる程、図太くない俺は何故見つめるのかと問えば、ある意味予想通りの答えが返ってきた。
「あんた、死神になってみない?」
「……んぐっ、死神って戦ったりするんだろ?」
「まぁ、必要に応じてはね」
「危険がある事はしたくないんだよ。命大事に」
「……あんたが言うと説得力があるわね」
苦笑いで返してくる乱菊。
「でも、死神になればご飯の心配はいらないわよ?」
「むっ……」
流石に流魂街での生活に限界を感じていた俺には魅力的な提案でもある。
しかし『命大事に』の精神はその魅力よりももっと根底にあり、原作を知っている俺にとっては危険極まりない死神になるなど、なるべく避けたいのが現状だった。
それでも……。
「そんなに死神になって欲しいのならフェラでもしてみろよ!」
『ケー!』と言わんばかりに、おにぎりを食べ終わった俺は調子に乗り、再び荒ぶる鷹のポーズで要求を突きつけた。
「あら、そんな事で良いの?」
「えっ!?」
と、言うような事があって、どうやら俺は荒ぶる鷹のポーズで命令を下せば、相手を操る魔法を持っているらしい。
何故魔法なのかと言うと、一度使う度に身体の中から何かが空気中へ消えていく感覚があるからだ。
これは魔力だと心のどこかで察した俺は、『荒ぶる鷹の魔法』と名付けた。
しかも効果は望みに望んだ精神操作系の物。
喜ばない筈がない。
現に今も乱菊にフェラをさせようとしている途中であるからだ。
「ほら、あと一回で死神になってやるからさ」
「あんた、毎回それ言ってるわよね?」
「いいから」
「はいはい」
呆れた様子で跪いた乱菊は、俺の質素なズボンを脱がして期待に反り立つ陰茎を取り出した。
弁当を食べ終わった俺はいつも通りに荒ぶる鷹のポーズを取り、乱菊に命令を下している。
効果の程は疑う余地も無く、肉厚の唇が姿を現した亀頭にキスを落とす。
「ちゅっ」
「おぉっ!?」
それから唇を亀頭の形に添って開きながら口内へ咥えていく乱菊。
生暖かい口内では真っ先に舌先が鈴口を舐め上げ、過去にフェラをさせたお陰で歯の感触は全く感じられなかった。
「くっ、乱菊も、ぅっ、上手くなったよな」
「……じゅる」
「ぉわっ!?」
突然吸い込まれた感触を受けた俺が視線を落とすと、ジト目で見上げる乱菊と目が合う。
如何にも不服そうな表情で、したくてしている訳ではないという心情が顔に出ていた。
それでも顔は俺の股間へ近付いていき、陰茎を全て口内へ含んだ。
生暖かい後背では、俺の陰茎で経験を積んだ舌が亀頭を効率的に舐め回し、カリの凹みにまで舌先で刺激してくる。
吸い込む力は強く、早く出せと、ジト目の視線からも訴えかけているようだった。
「じゅるるーー」
「おぅっ!?」
そして頭を前後に揺らし始める乱菊は、舌で陰茎を締め付けながら快感を送ってくる。
茶髪の長い髪はバサバサと揺れて良い匂いを周りに巻き散らし、陰茎越しに見える巨乳は大きく揺れて興奮を高めてくれた。
太腿にも巨乳が当たる柔らかな弾力を感じられ、手を使わずとも揉んでいる気になる。
陰茎を這いずり回る乱菊の舌は竿を横から舐め、下を通ると反対側へ回っていく。
「ずるる……」
「うくっ……!」
厭らしく響く音は唾液を胸の谷間に落ちないようにする為の、乱菊なりの工夫であり、その行為が陰茎に掛かる圧力を増やしてくれた。
頭を引けば舌の腹で鈴口の下にあるカリの凹みを強く舐め回し、頭を近付けてくると舌を壁のように使って亀頭の表面に這い回してくる。
どれだけ舌で刺激しても俺が絶えているのを見た乱菊は、今度はただ前後に動かしているだけだった頭を捻って頬の裏側で亀頭を擦ってきた。
「おぉっ!?」
「じゅぽっ、じゅ、じゅるる」
乱菊も量を増やすカウパー液の味に眉をひそめつつも、頭の動きを速くさせる。
唾液に塗れた竿はヌルヌルと肉厚の唇に扱かれ、口内でもカウパー液ごと亀頭を舐め回す舌が快感を送り、早く終わらせようと言う雰囲気が隠されもしていなかった。
頭を捻るごとに陰茎は違う角度から扱かれ、舐められる。
精液が登ってくる感覚を我慢していた陰茎が俺の意志を無視し始めた頃、乱菊が射精を察して更に頭の動きを速めた。
「じゅる、じゅ、ずず」
「くぁっ! で、出る」
そして限界に達した俺は我慢の限界を超え、精液は勝手に尿道を駆け上がる。
「んくっ、ごく、ずるる~――」
「ぉくあっ!?」
精液を出されてももはや慣れたものと、相変わらず精液の味に眉をひそめたままで飲み込んでいく乱菊。
流石、俺の陰茎だけを咥えて経験を積んだだけの事はあると、絶頂に焦げる思考で考えた。
飲み込む舌の動きは射精と同じ間隔で鈴口の下側を刺激し、精液の勢いを強くしようとしてくる。
射精の途中でも小刻みに頭を前後に動かして、刺激を送り続けられた。
「くふぅ……」
「ごく、ごく……」
睾丸から送り出された精液は全て乱菊の胃の中に収められ、俺の射精も最後の一滴まで出し切ってから終わる。
乱菊は精液を出し終えて陰茎から力が抜けたのを口内で察すると、唾液と精液を零さないように音を立てて吸い込みながら頭を引いて行った。
「じゅるる~」
「おわぁっく……!」
肉厚の唇から唾液に塗れた竿が徐々に姿を現し、カリで内側から唇を押されるとひょっとこのような顔になり、亀頭の形に添って閉じられる。
当然唾液は陰茎を軽く濡らす程度であり、精液は鈴子からすら垂れていなかった。
「ふぅ……随分上達したよな」
「んぐっ……けほっ、相変わらず不味いわね」
俺が茶化すように言っても、乱菊は口元を押さえて不快そうに見上げてくる。
「まぁまぁ、今度こそ死神になるから安心してくれよ」
「……その前に試験に落ちないと良いわね。……落ちたら承知しないから覚えておきなさい」
「お、おぉ。分かった」
確かに自分がスカウトまでした人物が試験で落ちてしまうのは屈辱であろう。
しかも毎回嫌々ながらもフェラを強要されて、精液まで飲んでいるのだ。
上目使いで睨まれる程の事はあるだろう。
「それじゃ、行くわよ。良いわね」
「あ、はい」
△
そんなこんなで試験は無事合格し、スカウトしてきたと言う理由で一先ずは乱菊が副隊長の、日番谷隊長率いる十番隊の所属になった。
「お前が松本の言ってた奴か」
「どう言ってたんですか?」
「いつも『やるやる』と言ってやらなかった奴」
「はぁ……まぁ、そうですね」
目の前に居るのは白髪が爆発したような髪型で、年齢が比較的低いながらも隊長の地位に居る<日番谷 冬獅郎>その人である。
過去に俺と同様、乱菊によって死神になった人物。
しかし他の死神同様に訓練などしていては他の魅力的なキャラを犯す時間が無くなる。
丁度、面通として二人きりなので今の内に冬獅郎へ俺の所属を強制的に決めてもらおう
そう思った俺はいつも通りに荒ぶる鷹のポーズを繰り出し、身体から魔力が抜ける感覚を感じながら冬獅郎に命令を下す。
「……なんだそれ?」
「『俺を乱菊直属にしろ』」
「……あぁ、まぁ、松本が連れてきたからな。あいつが教育担当するのは当然だろうな」
俺のポーズを訝し気に見やるも、要求をしっかりと受け入れてくれた。
「今、松本を呼ぶからちょっと待ってろ」
「分かりました」
ポーズを解いた俺は素直に言う事を聞き、近くにあった椅子に座って乱菊を待つ事にする。
その間に冬獅郎は何かを使って乱菊と連絡を取り、少し言い合いになっていたものの、隊長命令と言う事で呼び出していた。
暫くして明らかに不服そうな顔の乱菊が到着し、俺の教育係を任命される。
「えぇ~、本当に私がやるんですか? 隊長」
「お前が連れてきたんだろ。少なくとも使えるようになるまで直属にするから、ちゃんと教育しろ」
「うぅ、隊長命令なら仕方ないか……」
どんなに文句を言おうとも、隊長命令と言う事で結局折れる乱菊。
腰から身体を曲げて、うなだれた瞬間に俺からは左右に揺れる巨乳が見える。
しかし乱菊も俺の視線には慣れており、敏感に胸の谷間を見られている事を察知していた。
その証拠にチラリと髪の間から俺を見て、何とも言えない視線を送ってくる。
それでも普段から見られている事には慣れているのか、特に何か言ってくる事は無かった。
「はぁ……。まぁ良いですよ」
「頼むぞ」
「は~い。分かりました」
不承不承で引き受けた乱菊のテンションは驚くほど低い。
「それじゃ、死神の基本の仕事を教えてきますよ」
「あぁ」
気を取り直した乱菊は背を伸ばして冬獅郎に敬礼すると、今度は俺へ向かい合う。
そして人差し指で俺を呼ぶと付いて来るように言ってくる。
「来てたわよね。行くわよ」
「おぉ、分かった」
△
それでやってきたのは現世。
今俺達が居るのはビルの屋上で、街全体が良く見える高さがあった。
ここからでも俺の最後の記憶である事故現場が良く見え、ある種の哀愁さえ感じてしまいそうだ。
「死神の基本は虚を見付けて、流魂街に送る事よ」
「……早速、戦う事になってるんだけど?」
「さぁ? 何の事かしらね。でも、ご飯の為だから我慢しなさいよ」
「ぬぅ……」
それを言われると、どうしようもない。
しかし行き場のない怒りとも言えない些細な欲求の発散先は目の前に居る。
正直に言って死神になる為、試験の最中は禁欲をしていた分は乱菊の身体が魅力的に見えて仕方がない。
実際、目の前に立つ乱菊の後姿は均整が整い、特に安産型の大きな尻は死覇装の下からでもその形を浮かび上がらせている。
片足へ体重を移動させる度に尻の形は柔らかくも強めの弾力が袴の皴を深め、よりいっそう尻の形がよく分かった。
しかも背中へ視線を上げれば、隠し切れない巨乳の横乳が二の腕から食み出している。
前からは当然だが、禁欲をした後では後姿だけでもここまで性欲を刺激してくるとは予想外だった。
もはや限界を超えた陰茎が早速存在を主張しているので、俺はおもむろに荒ぶる鷹のポーズを取る。
そして乱菊を呼んだ。
「乱菊」
「何よ? って、またそのポーズ?」
呼びかけに答えた乱菊は俺へ振り返り、いつもの荒ぶる鷹のポーズに呆れた様子を隠さない。
「お前のもう一つの任務は『俺に身体を好きにさせる事』だ!」
「……はいはい。幾らでもどうぞ」
呆れたままで承諾する乱菊は、少し後ろにあったフェンスへ寄りかかり下半身を突き出してきた。
まるで俺が犯す目的で命令した事を知っているとでも言いたげな雰囲気だ。
とりあえずポーズを解いた俺は一先ず乱菊のおっぱいを揉む為に近付いていく。
「…………」
「……そんなに警戒しなくても抵抗なんてしないわよ」
原作であれば、胸を露出しても決して男に触らせないようにしていたことを思い出す。
しかし今は完全に受け身であり、自慢の胸に近付く俺の両手を半目で見返すだけで、抵抗しようともしていない。
身体から魔力が抜けた感覚があったので、確かに乱菊は魔法にかかって居る筈だが、やはり何気に初めて巨乳を揉むのは緊張するものだ。
まず指先が露出している胸の谷間に接触すると、その指が埋まる柔らかさの中に感じられる弾力。
奥では乱菊の体温と僅かに感じる心臓の鼓動。
思わす襟元から掌を脇腹の方へ突っ込んだ俺は、一気に乱菊の巨乳を死覇装の中から取り出した。
「おぉ……!」
「……本当、男って胸が好きよね」
「当然だろ?」
昼の日差しに浮かび上がる乱菊の巨乳は全く垂れておらず、乳輪は少し大きめだが乳首は綺麗な桜色。
今は精神的にも平常を保っているお陰で殆どが胸の中に姿を隠している。
俺が両手で持ち上げるように支えれば、見た目と遜色のない心地良い重さが手首に掛かった。
柔らかく形を変える胸は乳首の向きを変え、たぷんと掌の上で震える。
「んくっ……」
「……はぁ」
俺の興奮を他所に乱菊は詰まらなそうに溜息を付いて顔を背けてしまった。
俺は胸に夢中であり、下から支えていた手を放し、指先で乳輪を軽く撫でていく。
産毛を刺激するような微かな感触を受けた乳輪は反射的に鳥肌を立たせ、乳首も充血して硬く尖ってきた。
桜色だった乳首が赤みを帯び、性的な興奮を受け取る準備を整える。
「乳首が立ってきたぞ?」
「そりゃ、触られれば立つでしょ?」
あくまで平静を保っている表情は頬も赤くなっておらず、完全に意識が性的な行為に向いていなかった。
それでも俺は何とか身体の反応を引き出そうと、乳首を摘まみ、捏ね回す。
指が捻られれば柔らかな胸も形を変え、性感帯を刺激された身体は徐々に興奮で赤くなってくる。
チラリと乱菊の顔を見上げてみれば、綺麗な白い肌に僅かな赤みが走っていた。
指で捏ねる乳首も硬さが増して来ており、興奮を貯め込んでいる事が伺える。
厭らしく乳首が姿を変えたので、俺は乳首から手を放して巨乳全体をゆっくりと揉んでいく。
「……んんっ」
硬くなった乳首と同様に先程支えた時よりも弾力が増しているような気がし、揉み応えもある。
元々大きさ的に揉み応えは文句なしだったが、やはり性的な興奮している厭らしさは欠かせない。
「袴を脱がすぞ?」
「んっ……だから好きにしなさいよって」
「分った」
許可を貰ったので乱菊の細く引き締まった腰へ手を回し、帯を解いていく。
死覇装は腰帯を解けばすぐに袴が落ちてしまうので、脱がす手間は殆どなかった。
そして現れたのは現代のショーツを履いた股間。
お洒落好きな乱菊らしく白いレースに透ける生地、所々にキラキラと光るラメが散りばめられていた。
大人っぽいショーツらしく面積は小さく、袴が落ちて下半身が丸出しになると野外露出していると言う厭らしさが追加されたような気がする。
「脱がすぞ」
「どうぞ」
巨乳の下で腕を組んだ乱菊が、若干の期待を込めた声色で返事を返してきた。
ショーツを脱がせば、即座に髪と同じ色で整えられた陰毛が姿を現し、風によって緩やかに揺れる。
そのまま下へ手を移動させると、遂に大陰唇が見えてきた。
「……綺麗だな」
「どこを褒めてんのよ……」
乳首で興奮を貯め込んだ所為で淫核は包皮を下から持ち上げ、秘裂の一番上で存在を主張している。
その更に下には無毛の大陰唇があり、秘裂とショーツのクロッチでは愛液の糸が繋がっていた。
流石にショーツの色を変える程では無いものの、一見素っ気ない乱菊も何気に興奮していたらしい。
「片足を上げてくれ」
「はいはい……」
乱菊の協力の元、ショーツを足首から抜き取ると昼間のビルの屋上で、下半身裸で胸を露出している美女が完成した。
俺の陰茎も既に限界であり、急いで袴を脱ぎ捨てる。
乱菊はある意味見慣れた陰茎をチラリと見やり、頬を赤くさせて視線を再び横へ反らす。
事有る毎にフェラをさせられていても、流石に犯される状況になると恥ずかしさも蘇ってくるようだった。
最初にフェラをさせた時の恥じらいを思い出して貰い、俺としては大変嬉しい。
それから俺は屈んだままで乱菊を見上げてみるのだが、巨乳が邪魔をして顔は確認できなかった。
仕方ないので目の前にある大陰唇を親指で開き、鼻先を突っ込んだ。
「ひゃっ!?」
流石に驚いた乱菊だったが俺は構わず、僅かに流れ出た愛液の匂いを存分に吸い込む。
「す~――」
「ちょっ、ちょっと、そんな所の匂いなんて嗅がないでよ」
「んっ、でも、興奮する匂いだぞ?」
「私が恥ずかしいって言ってるのよ!」
「分った分かった」
胸の下で組んでいた腕を解いて俺の頭を鷲掴みにした乱菊が、胸の谷間越しに抗議してきた。
ならば、と思った俺は舌先で秘裂の僅かな愛液を舐め取る。
「ふぁっ!?」
舌に感じるのは大陰唇の柔らかい感触に、愛液の濃い味。
滑りは未だに少ないものの、唾液と愛液を混ぜ合えば挿入ぐらいは出来そうだ。
大陰唇の割れ目に食い込んだ舌を上下に動かし、包皮を押し上げる淫核を舐めれば、乱菊は俺の頭を自身の股間へ押し付けて快感に身悶える。
「あふぁ! そこ、駄目……!」
快感に震える太腿に頬を挟まれた俺は、意外に引き締まった感触を頬に感じた。
押し付けられた所為で股間に籠った愛液の匂いをダイレクトに感じるも、尿などの不快な匂いは無い。
サラサラの肌は触り心地が良く、いっそ頬擦りしたいぐらいだった。
頭を股間に押し付けられたので、自由の利かなくなった両手を抜き、太腿を撫で回してから乱菊の尻を掴む。
「ぁうっ!?」
肉付きの良い安産型の尻は弾力があり、胸とは違った女らしい柔らかさがあった。
そのまま揉み解せば俺の頭を押さえている手から押さえる力が消え、撫でる動きに変わる。
愛おしむような動きは普段のサバサバした乱菊と違って優しげであり、隠された性格を垣間見た気がした。
舌先で感じる秘裂も愛液の量を増やし、今や唾液よりも多く分泌されている。
そろそろ挿入には問題ないと判断した俺は頭を離して立ち上がり、股間を乱菊の足の間へ差し込んだ。
「あっ……」
舐められる快感が消えて残念そうな顔を間近で見ると、やはり色っぽい顔で陰茎の力は強くなる。
乱菊は俺よりも背が高いので至近距離で立てば、丁度胸の谷間の少し上に俺の顔が来た。
当然ながら足の長さも違うので、陰茎は鈴口を大陰唇に少し減り込ませる程度しか触れさせられない。
それでも乱菊には現状を認識するには十分であり、貞操の危機で僅かに顔を青褪めさせた。
「ね、ねぇ、本当にここでするの?」
「あぁ。もう俺も我慢の限界だからな」
そう言って陰茎を前後に動かして秘裂を撫でれば、乱菊は緊張で唾液を飲み込む
鈴口は左右から、軽くではあるものの大陰唇に挟まれ、柔らかな感触と性器特有の熱さを感じた。
「ひっ!?」
流石にここまで来れば乱菊も潜在的な拒否感で爪先立ちになり、股間の不快な感触から逃れようとする。
しかしそれを許さない俺は尻を鷲掴みにしてから乱菊の身体を無理やり引き下げ、徐々に陰茎を挿入していく。
かさの増した亀頭が肉厚の大陰唇を左右へ広げる感触があったと思えば、鈴口が膣口に減り込んでいく感触が続いた。
「んくぅっ!?」
愛液の滑りは乱菊が抵抗してきてもぬるりと膣口を亀頭の表面を這わせるだけに終わらせる。
反対に亀頭を舐められる形になった俺には快感となり、更に陰茎の大きさを増させた。
乱菊は俺の腰を股間に受け入れた所為で、若干蟹股になった脚を本能的な恐怖心で閉じようとしてくる。
それでも事前に好き勝手して良いと言った手前、何とか平常心を取り繕うとしている雰囲気があった。
「ふっ、うぅ……」
一呼吸置いた乱菊が胸の下で組んでいた腕で俺の腕を掴んだ。
「くふっ、入れるんなら、んっ、さっさと入れなさい!」
「分ったよ」
大陰唇を広げられ、膣口を拡張される違和感で言葉を詰まらせながらも、今はまだ先輩であると言う事で気丈に振る舞う乱菊。
俺は乱菊の尻を掴む力を強めると、グイッと下へ動かした。
「あぐぅっ!!?」
力づくで広げられた膣口は乱菊へ拡張感を送る。
愛液と唾液のお陰で痛みは無いようであっても、顔は眉を顰めて処女の膣口を広げられる違和感に耐えていた。
俺が腕に力を入れる程に亀頭は膣口を拡張しつつ、滑りの向こう側へ進んでいく。
半分ほど入れば膣内のヒダが戦慄きながら亀頭を迎え入れ、愛液を更に塗り返してきた。
快感ではなく、身を守る為の防衛本能としての反応であるようだ。
「くはっ!? 広がる……!」
蟹股のまま徐々に身体を下げられる乱菊が違和感を全面に顔へ出しながら、俺の顔の位置へ降りてくる。
そこまで下がってしまえば亀頭の全てが膣内に入り込み、肉厚で成熟を果たしたヒダが舐め回してきた。
鈴口の先には処女膜の感触があるものの、俺は腕の力を緩めずに乱菊の身体を下げ続ける。
そして処女膜は抵抗の間もなく、あっさりと昼の現世のビルの屋上で破られた。
「あぐぅっ!?」
破瓜の痛みは俺の腕を掴んでいる乱菊の手に力を籠めさせ、死覇装に皴を作る。
乱菊の尻を揉みながら更に下へ動かしていき、竿までも挿入していく。
痛みで締め付けてくる膣壁を亀頭で拡張しつつ、遂には根元まで陰茎を入れきった。
「くはっ……!! あぁ……!! はぅ」
鈴口は子宮口には届いてはいないものの、陰茎全体が肉厚の襞に包まれ、蠢く動きで舐め回される。
破瓜の痛みを何とか逃そうとする乱菊が不規則に呼吸をする程に、同じく不規則な動きで膣壁が陰茎を締め付けてきた。
少量の愛液ではヒダの摩擦も強く、ただ入れてるだけでも十分過ぎる快感が襲ってくる。
しかし当然ながらそれだけでは満足できない俺は、ゆっくりと腰を引いて膣内でぐにゅりと形を変えるヒダの感触を味わう。
カリに引っ掛かる感触は大きく、摩擦も大きい所為でより快感を受けた。
「くぁ……!!」
多少の愛液程度では乱菊も痛みを完全に消す事は出来ておらず、破瓜の衝撃も合わせて辛そうな表情を浮かべる。
このまま苦痛を与えていては俺としても不本意なので、掴んでいた尻から片方の手を放すと、未だの包皮を被る淫核を強く摘まんだ。
「ふぁん!?」
途端の甘い声を出して腰を俺の方へ突き出してくる乱菊。
多少の愛液を流す程度には快感を受ける基盤が出来ていたおかげか、流石に性感帯を強く指摘されれば快感の方が大きくなるようだった。
乱菊の表情も辛そうに苦痛を耐えていたものから、ぽかんと口を開けた顔へ変わり、心成しか痛みで青褪めていた顔色も一気に赤みを取り戻す。
竿を引き抜いていた膣口も握りしめるように締め付けて来ており、亀頭を包むヒダは快感の余り、肌を流れる蠕動運動を始めた。
「ちょっ!? んぁっ! そこは駄目だって! ひゃぅっ!?」
更に俺は震える巨乳の頂点で硬く尖る乳首に吸い付き、もう片方の手で揉み解していく。
「あむっ!」
「くふんっ!? ち、乳首も、あっ! や、止めて!」
僅かであっても興奮で張った胸は揉み心地が良くなって、乳首も乱菊の肌の味が直接感じられた。
ビルの屋上で少し肌寒くはあっても、犯されている所為で体温が上がり少しだけ汗の味もする。
匂いは言わずとも至近距離で感じられ、陰茎はカウパー液を膣内に巻き散らす。
「はっ、あぁっ!!」
淫核と乳首、そして胸の三点を攻めながら、俺は腰を動かして拡張されゆく膣内を犯していく。
腰を差し入れれば処女の締め付けを残す膣壁を広げながら、亀頭がヒダに舐められる。
逆に腰を引けばカリがヒダを削り、処女膜の残りさえも取り去って行った。
乱菊の甘い声と、抵抗のつもりなのか、俺の死覇装の袖を強く握り、眼は快感に耐えるように硬く閉じられている。
陰茎が膣内を掻き回す程に愛液はその量を増やし、俺が腰を動かすだけでグチョグチョと卑猥な音が聞こえ始めた。
「んっ! だめっ!! ひぅっ!」
流石に恥ずかしくなった乱菊の抵抗は強まり、じたばたと脚を動かす。
しかし下半身に力が入れば膣内で陰茎への圧迫は強くなり、俺の動きに合わせて激しく扱かれていった。
陰茎に快感が溜まっていく程、激しくなっていく俺の腰は既に最高速度で乱菊を犯している。
いつの間にか、勝手に動き始めた腰は精液の予感を受け、更に力強く股間を突きあげた。
「あぅっ! んんっ! あぁっ!!」
もはや喘ぎ声しか出さなくなった乱菊は、快感に耐えきれずに頭を振って長い髪をなびかせ、周囲に髪の良い香りを巻き散らす。
限界に達した俺は最後に激しい突き上げを数回行うと、陰茎を根元まで入れた状態のまま股間から力を抜いた。
「あっ――」
乱菊が何か言う間もなく吐き出される精液は、確実に子宮口へ張り付く。
快感を貯め込んでいた膣内も射精を受けた所為で絶頂に達する快感を爆発させ、乱菊の身体を駆け巡る。
「んあぁーー!!!」
甲高い雌の声と共に膣壁は射精を続ける陰茎を強く引き締め、ヒダが吐き出された精液を愛液と掻き混ぜた。
絶頂で痙攣する乱菊の腰は潮を吹き、肉付きの良い尻さえ震わせる。
俺が掴んで吸っている巨乳も上下に大きく震えて、その存在を大きく主張していた。
硬くなった乳首さえも快感の切欠となり、今の乱菊は身体に受ける全ての刺激を快感として変換している。
その所為で絶頂の快感は更に大きなものへと膨れ上がってしまい、もはや乱菊自身に制御は出来なくなっていた。
「んっ! んんーー!!」
俺自身も乳首を咥えている方の巨乳から乱菊の体内へ快感の呻き声を直接流し入れる。
射精の快感で強く噛まない事に必死であったら、軽く甘噛みしていたらしく、それすらも乱菊の絶頂を押し上げた。
「ふはっ……! はっ……! はぁ、ふぅ……!!」
絶頂から帰ってきた乱菊は大きく肩を動かして必死に空気を肺へ取り入れる。
それにつられて巨乳も俺の顔に押し付けられるも、乱菊の思考は絶頂の強い余韻で余り働いていない感じだった。
そして射精も終わり、精液の残る尿道を余韻で小刻みに痙攣する膣口で扱いた後、身体ごと陰茎を抜いていく。
「んふぁ……」
自分の身体を支えていた俺の手と陰茎を抜かれても、乱菊は脚を震わせながらも何とか立っている。
それから恨みがましそうに俺を見やり、溜息を付いた。
「はぁ……」
視線は自分の股間であり、自分の股間から逆流する精液を見て更に大きな溜息を吐く乱菊。
「はぁ~……。どうすんのよ、これ。足がガクガクだし後から後から精液が出てくるじゃない!」
流石にこれから虚を刈ろうと言う時に、ちょっとやり過ぎたかもしれない。
しかし乱菊が良い身体だから悪いのだ。
攻められる謂れは無い。
「ふぅ……。仕方ないだろ? 乱菊がそれだけ魅力的だったんだから」
「それは知ってるけど、これじゃ仕事にならないじゃない!」
否定しない所は乱菊らしい所だ。
だが、乱菊の言ってる事も最もなので、現世の虚狩りは俺一人でやろうと思う。
腐っても相手は元人間。
俺の能力もきっと使えるだろう。
「分ったよ。それじゃここからは俺一人でやるから、乱菊は帰って一休みしておけよ」
「……そうね。そうさせてもらうわ」
休めると知った乱菊は手早く身なりを整えると、さっさと瀞霊廷に帰ろうとする。
地面に落ちていた袴から手拭いを取り出し、蟹股になって大陰唇を広げながら漏れ出てくる精液と愛液を拭き取っていく。
普段見る事のないあられもない姿を観察していたいものだが、俺も股間を拭わなければならない。
支給されていた手拭いで乱菊の潮と愛液、それと精液に汚れていた股間を綺麗にして身なりを整えた。
自分の作業が終わってふと乱菊を見れば、未だに大陰唇を含む太腿辺りを拭っている。
「先の瀞霊廷への門でも作っとこうか?」
「えぇ、お願い」
こちらを見もしないで袴を引き上げる乱菊。
そしてしゅるしゅると帯を締める音を後ろに聞きながら、俺は瀞霊廷への門を作り出した。
「ほれ、先に戻ってな」
「あんた、本当に一人で大丈夫?」
身なりを整え、乱れた髪を手櫛で解しながら聞いて来るが、たぶん問題ない。
「大丈夫だ。問題ない」
「心配ねぇ……。だけど、私はあんたの所為で働けないから。まっ、一人で頑張んなさい」
「分ってるって」
胸の下で腕を組んで心配そうな表情を浮かべる乱菊だったが、それでも脚を不器用に動かして門へ入っていく。
歩く度にたぷんたぷんと揺れる巨乳が通り過ぎるのを待ち、瀞霊廷と現世に分かれた俺と乱菊。
「今日は非番って事にしておけよ」
「非番は拙いわよ。隊長に新人教育しろって言われてるんだから」
「あぁ、そうだったな。んじゃ流魂街ででも飲んでろよ。後で迎えに行くからさ」
「そうさせて貰うわ」
そう言った後、俺は門を閉じて乱菊と分かれた。
「さてと、とりあえず虚相手に能力を試すか……」
最初は弱い虚を見付けないと話にならない。
行き成り強い奴に会ってしまっては乱菊の心配も現実のものになってしまうかもしれない。
しかし折角現世に来た事であるし、ここは原作キャラに会っておこうかとも思った。
続く
その2
「寂しい……」
現在の空座町は平和なようで、強い弱い以前に虚自体が居ない。
織姫に憑いている者以外……。
そんな訳で暇になった俺は一人寂しく公園のブランコに座っている訳だ。
目の前では少年達に交じって一人の少女がサッカーをしているが、俺をじっと見たまま……。
と、言うか、あれは<黒崎 夏梨>では無かろうか?
赤い帽子を被り、黒髪のボブカットの髪型。
更に短パンと、非常にボー一緒な格好をし、男子達の中に交じって女子一人だけ交じって遊んでいた。
早くも原作キャラに会えて嬉しい限りだが、何やら俺の方を指差して周りの少年達と言い合いになっている。
察するに俺が見えるかどうかの口論だろう。
あの中で一応死神である俺は、兄並みに霊力のある夏梨だけしか見えない筈。
ある意味集団心理に負けた夏梨は大人しく俺の方を指差すのを止め、サッカーの続きを始めた。
そうすれば子供と言うのは単純で、先程まで他の子供にとってはおかしな事を言ってた夏梨の活躍を認め、再びエースの座に返り咲く。
暫く遊んでいるのを眺めていると夕暮れも近くなり、サッカーをしていた子供達は解散となった。
しかし夏梨だけが俺の方へ一目散に駆け寄り、飛び蹴りを繰り出してくる。
「ぅおりゃー!」
「うぉっ!?」
背中を反らせる事で何とか飛び蹴りを交わした俺は、ブランコの鎖を握りつつ、上を通り過ぎていった夏梨の後姿を追う。
上下反転した視界であっても短パンの下から浮かび上がる、プリッとした尻は地面に着地した衝撃で若さを感じる硬さを見せつつ震えた。
「何すんだよ」
「何すんだよじゃねぇよ! 怪しい奴め!」
俺が文句を言うと、振り返った夏梨は鋭く俺を指差しながら警戒の視線を寄こす。
「あいつらに怪しい奴が居るって言っても全然見えないっていうし! 幽霊ってやつか!?」
「まぁ、近い存在ではあるけど幽霊ではないな」
「じゃ、何だよ」
腕を組んでやっと胸の存在を見せる程の貧乳は歳相応の大きさだろう。
何も履いていない太腿は夕暮れの中であっても眩しく若々しさを見せていた。
「それはだな……」
ブランコから降りた俺は無駄に勿体ぶり、正体を明かす。
「死神なんだよ!」
「……ふ~ん」
「何だよ」
「何だよじゃねぇよ。如何にもって感じの格好しといて勿体ぶってんじゃねぇよ」
「酷い言いようだな」
相変わらず腕を組み、サッカーボールに片足を乗せたまま、ジト目で見つめてくる夏梨。
死覇装の時点で普通の幽霊ではないと言う事に気が付いたと言う事だろうか?
まぁ、何にしても俺としては呆れた顔をされても、死神と信じて貰えただけでも良しとする。
むしろ大事なのは、そこじゃないからな。
最初に精液を吐き出してからだいぶ時間が経ち、夏梨の太腿と腕で持ち上げられている、ささやかな大きさの胸を見ていると、何処か背徳的な興奮が湧き上がってくるのだ。
ここは欲望に従っておくとしよう。
「『俺に何をされても無反応になれ』!」
「……はぁ?」
スバッといつものように荒ぶる鷹のポーズで命令を下せば、夏梨は心底駄目な人間を見るような視線を向けてくる。
自分の能力を信頼している俺は警戒も無く夏梨へ近付き、腕で持ち上げられている胸の先端を両手で摘まんだ。
「何言ってるんだ?」
乳首を摘ままれても腕を組んだままで、変わらずに可愛そうな人を見る目で見つめてくる夏梨。
それでも俺は乳首を軽く捏ね回し続ける。
腕に持ち上げられた所為で、服の上からであっても乳首の位置が浮かび上がり、摘まみ易かったのだ。
しかし平常を保っている乳首は乳輪から尖っている訳でもなく、今は殆ど乳輪ごと摘まんでいる状態だった。
乳輪の柔らかさは胸本体と同じような物で、硬めの感触は将来の成長を感じさせ、俺の性欲を刺激して止まない。
「今俺が何をしてるか分かってるよな?」
「乳首を摘まんでるんだろ?」
「ふふふ……」
「何だよ。気持ち悪い声だして……」
だが、夏梨にとってこの場に居る理由は余りないので、なるべく興味をそそるような事を言いつつ、引き留めておかなければいけない。
なので、情報を小出しにして、なるべく長く夏梨の興味を引いて置こう。
「死神だって事は誰かの魂を取りに来たって事か?」
「いや、彷徨う魂を正しい所へ導くのが役目だよ」
俺の思惑通りに質問ばかりしてくる。
表情は若干警戒心を解いたらしい雰囲気があるものの、乳首だけは刺激され続けた所為で徐々に硬さを増してくる。
幾ら意識が俺のやる事に無反応であっても、身体だけは正直に反応を返すらしい。
「彷徨う魂って怨霊とかか?」
「それもあるけど、浮遊霊も含まれるな」
硬くなった乳首を指で確認した俺は、夏梨の組んでいた腕を解くと上半身の服を一気に脱がせた。
そして出てくるのは夕暮れの長い影を胸自体に伸ばす、殆ど肌の色に近い乳首。
言うまでも無く尖って卑猥な形に変化しており、幼いなりに精一杯性的な反応を見せていた。
胸本体に掛かる影も尖った乳首を映し出し、ロリコンでなくとも興奮を誘う光景になっている。
そのささやかな大きさの胸を真正面から揉んだ俺は、遠慮なく指を動かして成長の兆しを見せる硬めの貧乳を揉み解していく。
「で、その死神が何でリストラされたサラリーマンみたいにブランコで座ってるんだよ」
「いや、近くに浮遊霊も居なければ怨霊も居なくてね。暇すぎて君の胸を揉んでいるしだいだよ」
「ふ~ん……? 空座町は幽霊的な意味でも平和なんだな」
掌の中心には硬くなった乳首の感触があり、指には肋骨を僅かに感じる胸の感触がある。
ここまでしても夏梨は平然としており、完全な無反応を決め込んでいる。
表情も頬を赤く染めているのは夕暮れだけで、本人は完全に胸を揉まれている事に対して反応を返していない。
それでも首から下は生理的な反応を返し、硬くなった乳首は刺激を繰り返すほどに硬さを増し、揉み解す胸は徐々に柔らかくなっていく。
ふにふにと指を軽く食い込ませる程度になると、流石に陰茎の我慢も限界に近付き、次なる目標へ俺を動かす。
「それじゃ、短パンも脱がすからな」
「それ、あたしの意見を聞く必要があるのか?」
「まぁ、一応ね」
それから俺は夏梨の前で屈むと、短パンのウエストへ、ショーツの中まで指を入れて一気に引き摺り下ろした。
「おぉっ!!」
「なにが、おぉ、だよ……」
出てきたのは無毛の股間。
年頃らしいポッコリとした腹にそこから一旦軽く凹むと大陰唇に向かって盛り上がりを見せる。
歳相応に陰毛は生えておらず、淫核を包む包皮すら食み出していない綺麗な割れ目。
少し屈んでみても小陰唇すら食み出していない。
夕暮れの中で全裸の美少女が気だるげに佇んでいるのは非常に背徳的な光景だった。
「それで、暇な死神はブランコに乗ってて良いのかよ? 探したりとかしないの? 営業マンみたいに」
「そこまで切羽詰まってたらブランコになんて乗ってないよ」
「まぁ、そうだよな」
自分が全裸にされて性器を観察されているにも関わらず、死神の仕事に質問をしてくる夏梨。
陰茎の欲求に従った俺は夏梨の大陰唇に手を伸ばし、親指で左右に押し開く。
「んくっ……」
息を飲んで興奮を何とか押さえる俺に見えるのは、生々しいピンク色の秘裂の中身。
小さな包皮に、やっと発達を見せ始めたであろう小陰唇と、左右へ開かれる力に抵抗を示すように小さく開閉を繰り返す膣口。
その全てが幼く、その全てが背徳感を誘ってきたが、このままでは犯す事もままならない。
とは言えども、年齢的に性感が発達しているとも思えないので、俺は一つの案を捻り出した。
塵も積もれば山となる作戦である。
一度快感の糸口を作り出せば、後は一気に快感が夏梨の身体へ流れるようにすれば、愛液など簡単に流させる事が出来るだろう。
そう思った俺は大陰唇から指を放して一旦夏梨から離れ、荒ぶる鷹のポーズを取った。
「…………」
「『俺が指を鳴らすと身体に溜まった快感が解放されて、その間の記憶が飛んでしまうぞ』」
「……またおかしくなったのか?」
全裸の夏梨の可愛そうな人を見る目に耐えつつ、本日最後の命令を下す。
「『それでまた俺が指を鳴らすと快感が封印されるからな』!」
「……はぁ」
夏梨には溜息を付かれたが、これで俺の求む状況は作り出せた筈だ。
そもそも魔力が無くなってしまったので、作り出せていないと困る。
魔法を使った疲労感は無いものの、どうやら日に三回までが使用限度らしい。
自分の能力を詳しく知った所で、俺はおもむろに夏梨へと近付き、無毛の股間へ手をやった。
触った感じは先程と余り変わらないが、片手で大陰唇を覆うように重ねた所為で、丁度中指が秘裂に挟まれた。
逆に言えば人差し指と薬指、真ん中には中指があり、その間に大陰唇が挟まっている。
その中指の指先で膣口を刺激し、掌全体を前後に動かして淫核を包皮ごと刺激していく。
「……?」
最初こそ怪訝に自分の股間で動く大人の手を見詰めていたが、俺がパチンと指を鳴らすと劇的に夏梨の反応が変わる。
「ひっく!?」
しゃっくりのような声を上げた夏鈴は頭を振り上げ、俺の方へ顔を向けた。
その顔に浮かぶ表情は眼を見開き驚いているような感情が、ありありと伺える。
視線は遠くの方へ行っており、俺を見ておらず、股間からに快感に意識を乗っ取られた雰囲気だった。
「あっ、あぁっ!!」
その視線も目が瞼の裏へ行った事で消えてしまい、蟹股でガクガクと卑猥に腰を揺らして潮を吹く夏梨。
それでも股間を弄る俺の手に身体を支えられている所為で、崩れ落ちる事さえできない。
僅かに刺激されただけであっても快感を解放させた事で、性感帯からの快楽はそのまま直接夏梨の身体を走り、脳を焦がす。
俺は指の付け根に感じていた淫核が急速に硬さを増していくのを感じつつ、更に手を動かして秘裂へ刺激を送っていく。
「いひっ! あひぁっ!?」
乳首を弄って溜まっていた快感も合わさり、股間を中心にして身体を震わせる。
少しだけ中指を食い込ませている膣口も激しく締め付けを返し、愛液は滝のように流れてきた。
しかし激しい絶頂に達していても、俺がもう一度指を鳴らせば快感による全ての動きが止まる。
「……で?」
「どうした?」
「どうしたじゃないよ。夜は幽霊が出そうな時間帯だろ?」
瞼の裏へ隠れていた眼はしっかりと俺を捉え、先程までの激しい絶頂が嘘のように平静さを保っていた。
ただ首から下は汗ばみ、乳首は乳輪から痛そうな程に尖っては風の流れにさえ冷たさを感じ、まさに肌を撫でる緩やかな快感を受けている。
股間でも痙攣は一瞬にして止まり、噴き出した潮と滝にように流れていた愛液、指の付け根に感じる包皮から顔を出した淫核と指先を締め付ける膣口。
これだけが快感の名残として残り、今は一切快感による反応は見せていなかった。
表情も俺を怪しむ雰囲気を醸し出しており、完全に元通りになっている。
今の状態で股間を弄る手を動かしても、何の反応も無い。
「見回りとかに行かなくても良いの?」
「あぁ、見回りねぇ……」
そして再び俺がパチンと指を鳴らせば、夏梨の様子は一変する。
「あひゃっ!?」
俺を不審げに見ていた眼は、再度視線を遠くへ送り、股間からの快感で顔は引き攣った。
笑うように開かれた口からは唾液が垂れ始め、涙さえ流れてくる。
この状態で大陰唇を挟んでいる手を動かせば、夏梨は快感によって腰をカクカクと手の動きに合わせるかのように震わせた。
止まっていた愛液は先程と同等に流れ出し、潮も断続的に噴き出す。
小刻みな絶頂で乳首も最大にまで尖ってしまい、幼く膨らみも小さな胸に卑猥な雰囲気を与えた。
「ひ、ひぅっ!!?」
夏梨ももはや思考が完全に快感に囚われてしまい、他の事を考えている余裕は無さそうだ。
霊感の無い者が見れば、僅かに木々の香りが漂う公園の一角で、少女が全裸で股間から愛液を噴き出している。
しかも誰も弄っていないにも拘らず股間では大陰唇が揉まれ、愛液も潮も俺の手の形に添って流れ落ちていく。
原作を知っていると普段のボーイッシュが嘘のように雌の顔で女の快感に浸っている姿は興奮を誘って仕方がない。
そろそろ陰茎も限界であるし、このまま犯させて貰おうと、俺はおもむろに袴を脱ぎ捨てた。
「夏梨、犯しても良いよな?」
「あ! あぁっ! ひぁっ!!?」
変わらず股間からの快感で意味を成していない言葉を発し、腰をカクカクと動かす夏梨。
俺も返事が無い事を十分に承知しつつ、反り立つ陰茎を近付ける。
一旦夏梨の股間から手を放し、尻を抱えると蟹股のまま夏梨を持ち上げた。
「んぁっ!?」
それから夏梨が勝機を取り戻す前に鈴口を解れきった膣口へ合わせ、一気に自分の下腹部へ引き寄せる。
「んふぁーー!!」
空気を含み、白く濁る愛液は俺の下腹部と夏梨の股間が衝突した衝撃で辺りへ飛び散った。
掴んだ小さな尻は引き締まっており、いかにも運動好きな子供と言う印象を受ける。
陰茎と掴んだ尻だけで支えられている夏梨は、俺に持ち上げられた所為で脚をピクピクと空中で痙攣させ、衝撃と快感に思考を停止させた。
膣内でも狭かった処女の膣壁を力尽くで拡張し、処女膜は有ったのかすら分からない程にあっさりと破り去る。
顔は夕暮れの空を見上げ、視線は宇宙へ飛ばされた。
陰茎を突き入れた膣内でも鈴口は子宮口を大きく押し上げ、白く引き締まった腹を身体の中から軽く押す。
ヒダは余り発達していないものの大量の愛液で滑り、小さく短い舌が竿を舐め回しているようにも思える。
しかも快感を与えていたお陰で動きは激しく、体格からの狭さも手伝って強く握りしめられ、小刻みに扱かれている感じもあった。
「うっく~……!!」
「あふぁーー!!」
想像以上の強く激しい陰茎からの快感に何とか耐える俺は、尻を掴んで抱きかかえる夏梨を上下に動かし始める。
「ふっ、はっ、はっ、」
「んっ、あっ、あぁっ!!」
動き的にはゆっくりであっても快感を解放された夏梨には、膣壁をカリで削られ、子宮口を押し上げられる刺激は大きな快楽となって脳を焦がした。
その度に膣壁も激しい反応を返し、強弱を付けながら陰茎はヒダに握られる。
互いに快感を高め合いながら俺は上下に夏梨を動かし、夏梨も無意識に俺へ両手足を回して抱き締めてきた。
「うくっ……!」
「ひぁっ、あっ! んぁっ!!」
俺の腰を夏梨の脚が巻き付いた所為で、下半身に入った力は膣壁を締め、陰茎を扱く力が増していく。
捲られる膣口は厭らしく愛液を漏らし、左右に開かれた肉厚の大陰唇は卑猥な割れ目の中身を晒す。
淫核が包皮から顔を出せば、俺と夏梨の間を通る風でさえも快感となり、それがまた膣壁の動きを激しくさせる要因となった。
密着する上半身でも夏梨は全裸なので尖った乳首が俺の来ている死覇装の生地に擦られ、性感帯としては未熟であっても更なる快感を送る。
そして陰茎を膣壁と膣口に扱かれながら引き出した俺は、カリが出る寸前まで腰を引き、今度は少しだけ速度を上げて夏梨の股間を突きあげた。
「ふぅっ!」
「あ、ふぁ~~!」
決して早くない動きは緩くも大きな快感を送り、間延びした色っぽい夏梨の声が夕暮れの公園の中に広がる。
完全に駅弁の体位になってしまい、夏梨を抱えている状態だが、未だ軽い体系のお陰で簡単に上下に動かせそうだった。
再び子宮口を持ち上げた俺は夏梨を抱える腕を動かし続け、陰茎を夏梨の狭く愛液が溢れる膣内で扱いていく。
「くっ、はぁ……!!」
「んぁ~、ふぁ、あぁ~~……!」
本当なら一気に引き抜いて激しい快感を求めたい気もするが、夏梨が俺の腰を脚で挟み込んでいるのでそれも叶わない。
しかしゆっくりとした動きであっても快感は確実に溜まっていき、精液は尿道の根元へ溜まる。
小刻みに夏梨の尻を動かせば発達の少ないヒダがカリに引っ掛かり、鈴口から漏れ出したカウパー液が処女だった膣壁に擦り付けられた。
夏梨の膣内は度重なる絶頂で激しい痙攣が連続して起こり、潮も断続的に俺の下腹部を濡らして止まない。
完全に思考を快感で焦がした夏梨の表情はだらしなく口を開き、唾液も漏れたままで拭き取ろうともしなかった。
眼は瞼の裏へ隠れてしまい、快感に伴う涙さえ流れている。
俺も射精の欲求を我慢しつつ、夏梨の引き締まった尻を揉んで絶頂へ上っていく。
「くっ! はっ! で、出る!」
「ひぁっ! あぁっ! んくぅっ!」
絶頂へ向けて激しくなってしまう俺の腕の動きは、夏梨の子宮口を何度も小突き上げ膣壁の反応を引き出していった。
急速に性感を開発される夏梨はもはや何も考えられておらず、只々身体を走る快感に思考を支配される。
俺を抱き締める手足の力も益々強まり、今では殆ど尻も動かせない状態になってしまった。
しかし下腹部には大量の愛液で濡れているお陰で、俺は夏梨の尻を上下左右に動かせる。
絶頂を繰り返す膣内を陰茎で掻き回せば、射精を耐えている股間の力にも限界が来た。
「くあぁ!!!」
そして吐き出されるのは黄ばんだ粘度の高い精液。
咄嗟に夏梨の尻を俺の下腹部に押さえ付け、鈴口どころか亀頭さえも減り込んだ子宮口に精液を擦り付けていく。
射精で上下に痙攣を繰り返す陰茎は子宮内部へさえも精液を送り出し、幼い性器を奥の奥まで犯した。
熱い精液を受ける夏梨は激しい絶頂の中でうっすらとそれを感じ取り、俺の首に回していた腕へ力を入れ、そのまま握りこぶしを作って何とか快感を逃そうとする。
それでも激しすぎる絶頂は夏梨の身体を犯し続け、遂には意識を失ってしまった。
「おぅっと……」
行き成り力が抜けた身体は幼くとも重く、上半身が背中から地面へ落ちると俺も慌てて屈んで夏梨の身体を優しく降ろす。
「うっくぅ……ふぅ……あぶねぇ……」
地面に寝かされた夏梨の表情は完全にアヘ顔で、だらしなく舌を食み出させている半開きの口からは唾液が絶えず流れ出している。
瞼の裏へ隠れてしまった目からも涙が流されており、汗ばむ頬には髪の毛の色っぽく張り付く。
胸へ眼をやれば、ささやかな盛り上がりを見せる胸の頂点で可愛らしかった乳首が卑猥に尖り、胸本体が微かに揺れる度に小さく空を切った。
下半身はもっと酷く、溢れ出した愛液が大陰唇どころか股間部周辺全てを濡らし、陰茎を咥え込んでいる所為で左右に開かれている秘裂からは逆流する精液が尻の谷間へ落ちていく。
夏梨を完全に地面へ寝かせれば、膝立ちになっている俺の陰茎は自然と抜けてしまい、栓を失った膣口から許容範囲を超えた精液が大量に漏れ出してきた。
「ふぅ……」
一先ず能力は有効かと確認の為に指を鳴らした。
「ん? 何であたし寝てるんだ?」
今までアヘ顔を晒して全身を痙攣させていた夏梨は、快感を封じされた途端に正気を取り戻す。
そして不思議そうな顔をしながら身体を起こし、目の前に居た俺を睨みつける。
「おい、何かあたしにしたんじゃないだろうな?」
「いや、何も。疲れてたんじゃないか?」
「……そうかな?」
陰茎を丸出しにしている状態の俺に構わず全裸のままで顎に手を当てて考えを巡らせる夏梨。
秘裂からは相変わらず呼吸の間隔で精液が漏れ出して地面を濡らしていても、何の興味も抱いていないらしい。
とりあえず座っていても仕方がないと判断した夏梨は立ち上がって尻に付いた砂を両手ではらう。
雰囲気が俺の事は放っておいて帰ろうかと言うものに変わって来たので、多少は回復した心許ない魔力を使って夏梨へ最後の命令を下した。
「『ちゃんと服を着ろ』!」
「……分かってるって。このままじゃ帰れないよ……。って言うか、いい加減変なポーズ止めろよな」
相変わらず変化の乏しい夏梨が至極当たり前のように返事を返し、隣に退けてあった服を着始める。
全裸であった事も気にせず、股間の惨状にも気にしないで股間から精液が溢れるままに服を着ていく。
その間にも興奮で張っていた乳首は元の大人しい形へ戻り、赤みがかっていた健康的な肌も白さを取り戻していった。
最後にズボンを引き上げる頃には、周りの素超す肌寒い空気も手伝って完全に犯す前に戻った夏鈴の姿。
ただし短パンの裾からは愛液と精液が内腿を伝って流れ出しており、犯された証が確かに残っていた。
このままでは元死神の父親にばれないかと危惧したが、夏梨が今更気が付いたようにポケットからハンカチを取り出して脚の内側を軽くなぞって吹き上げる。
「さて、あたしはもう帰るけど、お前は変な悪さするなよ」
「あぁ、もう疲れたから死神の世界に帰るし、その心配は無用だよ」
「そうかい」
実にあっさりとした挨拶を交わした夏梨は背を向けて帽子を被りなおすと、ボールを小脇に抱えて去って行く。
今まで握りしめていた小さな尻を見詰める俺。
短パンの下からでも引き締まった形を浮かび上がらせ、実に欲情を誘う後ろ姿だった。
しかし賢者タイムの俺は夏梨に言った通り、門を作ると瀞霊廷へと帰る。
虚も近場に悪さをする怨霊も居ない以上は死神の仕事も無い。
そう理由づけ、門を潜って瀞霊廷へ脚を踏み入れた。
「ふぅ……疲れたなぁ……」
慣れ親しんだ瀞霊廷の空気を吸うと、いつも乱菊が飲んだくれている酒場へと向かう。
もう一つの約束を果たす為だが、実は言うと泥酔している乱菊に悪戯をする為に迎えに行くのだ。
夏梨を犯して性欲を満足させても、やはりあの身体の魅力は捨てがたい。
そして俺が脚を進めるのは流魂街。
現世で亡くなった人々が生活をしている瀞霊廷の外側。
その中の一角にいつも乱菊が飲みに行っている飲み屋がある。
言ってみれば江戸時代の長屋のような景色を抜けると、見慣れた飲み屋が見えてきた。
「ちわ~、乱菊迎えに来ました」
「あぁ、丁度良かった。ちょっと前に酔いつぶれてしまったんだよ」
「そうなんですか」
答えてくれたのは看板娘。
残念ながらヒロイン級の美貌と胸の大きさは持ち合わせておらず、完全に俺の守備範囲外だ。
看板娘が送った視線の先を見ると、案の定、酔い潰れて自分の胸を枕にしながら机に突っ伏している乱菊の姿。
「それじゃ、お勘定をお願いします」
「あいよ。ちょっと待っておくれよね」
「はい」
酒代を勘定して貰っている間に、俺は乱菊に近寄って肩を貸して立ち上がらせる。
「今日はこれぐらいだね」
「では……。はい」
「あぁ、まいどあり」
提示された金額を払い、飲み屋を後にする俺と乱菊。
△
次の日。
冬獅郎に呼ばれた俺は、隊長室に来ている。
隣に二日酔いで頭を抱えている乱菊を連れていると、最初に任務を言い渡された時を思い出す立ち位置だ。
「さて、今日からお前は十一番隊に出向して貰う」
「えっ?」
「お前、昨日の任務をサボっただろ」
「……何故ばれたか、お聞きしても?」
「隣の松本を見ればわかる」
「なんてこったい」
確かに、言われてみれば一応指導役として付いて行った乱菊が二日酔いで頭を抱えているのはサボった証拠になりうる。
要は乱菊が付いて行っていたいのだから、二日酔いになっている方がおかしいのだ。
「でも、終わってから祝賀会を――」
「松本が一人で飲んだくれていたという目撃情報もある」
「わぉ……」
つまり冬獅郎には俺と乱菊が現世で分かれ、互いに好き勝手していたという事は既に察しているらしい。
「だから罰としてお前には十一番隊に出向して、鍛えて貰うんだよ。せめて一人で虚を倒せるぐらいにはな」
「それじゃ、乱菊にも?」
「あぁ、松本には書類仕事を押し付ける」
「そんなぁ~……あいたたた!」
乱菊は嫌いな書類仕事が増えると聞いて二日酔いで痛い頭を更に痛くしていた。
何にしろ、俺は十一番隊にも用は有ったので、こちらとしては嬉しい提案だ。
「分かりました」
「お前……。いやにあっさり承諾するな」
「いえ、ちょっと興味ぐらいはあったんですよね」
「変わった奴だな……。まぁ良い。ほれ、書類だ。これをもって更木の所へ行け」
「了解です」
用紙を貰って俺は内容を確認してから、懐へ仕舞う。
その様子を確認した冬獅郎は乱菊へ厳しい視線を移し、仕事を命じた。
「松本。お前は早速書類仕事だ」
「うぅ……分かりましたよぅ」
しぶしぶ自分の机へ向かう乱菊は、相変わらず片手で額を押さえて頭痛に耐えている。
若干前屈みになっているので巨乳は下へ垂れ、歩く度に重そうに揺れた。
しかしいつまでも視姦している訳にもいかないので、俺は冬獅郎へ敬礼をして命令に従う旨を伝える。
「それじゃ、隊長。十一番隊に出向して参ります」
「あぁ、さっさと行け」
「了解」
追い出されるようにして向かう先は、当然ながら十一番隊がある場所。
十番隊から離れ、十一番隊に近付けば近付く程に死神達の面相は強面の物へ変わっていき、空気も何処と無くピリピリと緊張した雰囲気へと変わっていく。
俺は予想以上の変化に内心戸惑い、明らかに場違いな俺を見てくる強面の死神達を擦れ違いながら隊長の部屋を目指す。
暫く好奇の目に晒されながら廊下を歩いていると、隊長室が見えてきた。
扉自体は十番隊の、冬獅郎の部屋と変わらず、思っていた以上に普通だ。
俺はてっきり扉越しに更木の殺気が突き刺さってくると思っていた分、拍子抜けした気分だった。
しかし隊長の部屋である為、姿勢を正し、コンコンと扉を叩く。
「十番隊から出向に来ました」
「どうぞ」
聞こえてきたのは更木の声ではなく、何となくナルシスト風な感じの声。
ともあれ、入室の許可を得たので緊張を隠しつつ、扉を開けて中へ入った。
「失礼します」
中には原作でも頭が眩しかった<班目 一角>と、片目のまつ毛が特徴の<綾瀬川 弓親>
二人とも仕事をしない更木に代わって書類仕事を……してない!
班目は鼻を穿りながら机に脚を乗せ、暇そうに天井を見ている。
弓親に至っては鏡を手放さず、常に自分の顔を見ていた。
「あの~……出向で来たんですけど」
驚く程仕事をしていないので恐る恐る声を掛けると、弓親が、やはり鏡から目を離さずに答えてくる。
「あぁ、話は聞いてるよ。書類は勝手に隊長の席に置いて、どっかに居る更木隊長に挨拶してきたらどうかな?」
「あぁ……はい。分かりました」
余りにもぞんざいな扱いに唖然としながらも、俺は言われた通りに主の居ない隊長の席に書類を置くと更木を探しに部屋を出た。
基本的に十番隊と変わらない間取りの中、更木を探して歩き回る。
道中、幾人もの十一番隊隊員睨まれつつ、彷徨う事数分、やっと目的の人物の後姿を見付けた。
「更木隊長!」
「呼ばれてるよ? 剣ちゃん」
「あぁ?」
肩に乗せた、明らかに場違いな幼い少女に、纏められた特徴的な髪型は後姿からも分かる<更木 剣八>
髪の毛の先に鈴を付けていると言う事は、今はまだ原作主人公勢が来ていないと言う事か。
とりあえず暫く世話になるのだから、挨拶をせねばなるまい。
「十番隊から出向に来ました」
「あぁ、話は聞いてる。勝手にそこら辺で虚でも狩ってろ」
明らかにダルそうな雰囲気で答えた更木は、再び背を向けようとするが、それでは探し回った意味が無いので早速荒ぶる鷹のポーズを取った。
「何のつもりだ?」
「あはは! 変なの~!」
更木からは可愛そうな奴を見る目で怪訝な表情を浮かべられる。
そして今回のターゲットである<草鹿 やちる>からは指をさされて笑われた。
あからさまな態度に忘れかけていた羞恥心が蘇ってきそうだったが、ここで怯んでも目的は達成できないので、一気に命令を言い切るとする。
「『やちる副隊長は、暫く俺にくっ付いて遊びたがる』!」
「……あはは。面白いから暫く一緒に遊ぼ! 剣ちゃん良いでしょ?」
「勝手にしろ」
そう言うと、やちるは更木の肩から飛び降り俺の手を掴んだ。
一気に二人分の命令を掛けた分、魔力も二人に掛けた分だけ消えていく感覚が俺の身体の中で感じられた。
暫く休まないと後一回しか命令を下せないが、暫く、と言う期間があれば十分に目的を達成できるだろう。
欲望を滾らせているのを隠しながら、俺はやちるに手を引かれながら廊下をひた走る。
とは言っても、やちるの歩幅が小さいので殆ど競歩程度だが、身長が違う所為で中腰のまま駆けるのは少し辛かった。
辿り着いたのは小さな庭が見える縁側。
廊下の一部であっても人通りは少なく、戦闘専門部隊と言われる十一番隊にしては静かな場所だった。
「ここでもう一回、あの変なのやって!」
「……分かりました」
頼まれたのなら仕方がない。
しかしどんな暗示を掛ければ犯せるかが見当もつかないのだ。
一度の暗示で犯せるとなると……。
俺は頭をフル回転させ、成るべく複数の意味を持つ暗示を考える。
「『俺の膝の上に載っている間は何をされても楽しくなる』!」
「……あははははは!」
これで俺の膝の上に乗る事と、その間は何をされても楽しいと思う事の二つを、やちるに命令できた。
減った魔力も一回分であり、思惑は上手く行ったようだ。
「ねぇねぇ! 次は膝の上に座らせて!」
「はいはい、良いですよ~」
そして早速、命令された行動を取るやちる。
俺は逆らわずに縁側へ座ると、やちるも当然のように俺の膝の上に座ってきた。
「とう! あははは!」
太腿に感じるのは幼く小さな尻の感触。
その谷間にはちょうど大きくなり始めた陰茎が挟まり、楽しさで身体を揺らすやちるの動きで軽く刺激を受ける。
座高が違う為に俺の顎辺りにやちるの頭頂部が来て、少し肩越しに覗けば乱れた襟から殆ど肌の色と変わらない乳首がチラチラと見えた。
胸の谷間さえできそうにない胸は、成長の兆しさえ見えない本当に平らな胸だ。
それでも尻の柔らかな感触で欲望は、制限なく高まっていった。
そして俺はやちるの死覇装に手を伸ばし、襟を一気に引き下ろす。
「あははは!」
上半身を裸にされても、俺の膝の上限定で『楽しい』を思わせている所為で笑うばかり。
本当に楽しそうに笑うので、まるで普通に遊んでいるかのようだった。
そんな様子を見せるやちるを肩越しに覗き込む俺は、成長の兆しの見えない乳首を優しく摘まんだ。
「あはは! くすぐったい!」
(ここから先は体験版のみの展開です)
身をよじるやちるは徐々に激しさを増し、遂には俺の膝の上から飛び降りてしまった。
「えい!」
「あっ!?」
止める間もなく膝の上に地面へ降り立ったやちるの姿が消えてしまい、瀞霊廷全てから死神の気配すら消滅してしまった。
この現象は体験した事がある。
それは魔法がある世界や、二足型歩行のロボットが地面を走り宙を舞って戦う世界に居た時。
なる程、俺が現世の記憶が無く、代わりに前世の記憶があるのは恐らく『あいつ』の所為だろう。
「そうだろ? ナナ――」
「――リーじゃないわよ」
後ろから聞こえたのは聞き覚えのある、しかしある意味初めて聞く声。
親しみ溢れる声色は俺を攻めている気配さえなく、嬉しさを溢れ出させていた。
「分ってるって。冗談だよ。可能性の女神」
「そう。なら良かったわ」
縁側から腰を放して庭へ立ち、声の方向へ振り向くとそこには瀞霊廷では見かけないジーンズ姿で長身の女が立っている。
髪は黒く真っ直ぐで、腰の辺りまで伸ばしている美人だった。
胸もTシャツの上からでも分かる程に盛り上がり、完全なる巨乳。
そんな現代的な格好をしているのは<可能性の女神>その人である。
俺を色んな世界に送り込み、色んな可能性の中でどんな選択をするのかを観察してきた女神。
女神自体は数多く居るものの、俺に手を貸し、可能性の無限さを証明する為に自ら積極的に動くのはこの女神一人だけだ。
「で、どうだった? 俺の行動は」
「ん~そうねぇ……。エッチだったわね」
「まぁ、特殊な能力を与えられたら、そうなるのは必然だよな」
そう、俺はこの女神の実験に付き合っていた。
体験版主人公である記憶を一旦無くし、その世界には存在しない能力を付与し登場人物の一人として落とし込んだ。
役割は自由であり、それこそ無限の可能性を与えられていた。
そこら辺にありがちな主人公たちへ手を貸し、最善の結果をもたらすのも自由。
敵役となり世界を破壊するのも自由。
それこそ、本当に無限の可能性を指し示す役割を持って送られたのが俺だった。
「でも、やっと思い出してくれたわね」
「あぁ、前約束しただろ?」
「うふふ、そうね」
可能性の女神が微笑んだ瞬間、十一番隊の縁側だった周りの景色は色を失い、線だけになると形を変えて小高い丘に変化した。
近くには湯気を立たせる紅茶のセットが乗った小さなテーブルがあり、椅子が二脚並んでいる。
「さぁ。あなたの出番は今回で終わりよ」
「あぁ、分かってる。試験だったんだろ?」
「そこまで思い出したの?」
辺りの景色は明らかに現世でも瀞霊廷でもなく、完全な神の領域。
神聖な空気に景色は人間なら見るだけで昇天しそうな神々しさを見せていた。
俺の役割は、ただの人間がどれぐらいの世界を経て、神へと近付けるかの実験体だ。
全てを思い出せば神に近付けると言う実証をもって、俺にとっての神の座に至る試験は終了した。
元々俺に対して友好的だった女神は実験兼試験の成功を嬉しく思ってくれているようで、満面の笑みを浮かべている。
「疲れたでしょ? お茶でも飲みながら話を聞かせてよ」
そう言った可能性の女神は椅子に座ると紅茶を一口飲んで口を潤し、本とペンを呼び出した。
「あぁ。と言ってもエロい事しかしてないんだけどな」
「それでも神の世界では新鮮な事なのよ? 神は生殖なんてしないし」
「そんなもんか?」
「そんなものよ」
いつかどこかで聞いた言葉を交わしながら俺も椅子へ座り、紅茶で口を潤す。
香り高い紅茶は味も良く、可能性の女神が好みそうな優しい味だった。
「さて、どこから話したもんか……」
「全てを思い出したのなら最初からお願いね」
「なるほど。分かった」
そして俺は神の空間に居座る事を許された唯一の人間、から神へと至った存在として注目を集める。
可能性の女神が書いた本は神の世界で大流行となり、一種の社会現象となった。
その所為で他の神々が人間を他の世界へ送り込む事案が多発したのはご愛敬。
神々を統括する存在が眠っている為、みんな好き勝手に真似を始めたのだ。
そんな事になる未来が待っているとは知らない俺と可能性の女神は、色んな世界で経験した色んな事を面白おかしく話しては、本に記していくのだった。
(体験版専用の物語も体験版も終わりです)
6月になったので現状報告
全国では熱いとか言ってますけど
私の住んでいる所は今の所、涼しくて過ごしやすいです。
どうも、私です。
△
今月の更新小説は有りません。
代わりに同人小説の体験版βを載せますよ!
何気に体験版専用の展開が最終回を迎えます。
しかも、あれだけ引き延ばしたわりに在り来たりの展開で終わりますよ。
△
後、同人が遅れてるってレベルじゃないので
暫くリクエストは書けません。
最近リクエストの消化が精神的な圧迫になって来たのと
どう書いても展開がマンネリ気味なのを回避する為に
しばらく時間を置きたいと思っております。
リフレッシュしたいと思っています。
精神的に。
△
UE4の使い方がいまいち分からねぇ……。
どうやればアクションを起こすんだ?
最初の方でゲーム制作はどん詰まり中。
これじゃ、おっぱい揺らせない!
△
今月はこんな感じです。
私の住んでいる所は今の所、涼しくて過ごしやすいです。
どうも、私です。
△
今月の更新小説は有りません。
代わりに同人小説の体験版βを載せますよ!
何気に体験版専用の展開が最終回を迎えます。
しかも、あれだけ引き延ばしたわりに在り来たりの展開で終わりますよ。
△
後、同人が遅れてるってレベルじゃないので
暫くリクエストは書けません。
最近リクエストの消化が精神的な圧迫になって来たのと
どう書いても展開がマンネリ気味なのを回避する為に
しばらく時間を置きたいと思っております。
リフレッシュしたいと思っています。
精神的に。
△
UE4の使い方がいまいち分からねぇ……。
どうやればアクションを起こすんだ?
最初の方でゲーム制作はどん詰まり中。
これじゃ、おっぱい揺らせない!
△
今月はこんな感じです。
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