M×0の世界でズブリ その4(柊愛花無意識レイプ
その4
「このままじゃ、次の魔法実習にも影響が出るんじゃないかな?」
「そうだね……」
久美と深千夜、そして俺の3人は教室の隅で雁首揃えて密談をしている。
「愛花、どうしちゃったのかな?」
「明らかに無理をしてる感じだよね」
「そうだなぁ……」
愛花の様子がおかしい。
言うまでも無く俺が擬似的とは言え犯した所為だが、最近は特に無理をしているのがありありと分かる。
その酷さは久美達が俺の相談をしてくるほどだった。
仲が良いと言っても、男と女の隔たりは中々消す事は出来ない。
相談事なんて余程気の知れた者で無いと、持ち掛け様とは思わないだろう。
その上で俺に相談してくると言う事は、親友として猫の手でも借りたい気持ちなのかもしれない。
「最近、って言うか、明らかに九澄と準備室に閉じ込められてからおかしいよね?」
「でも、本人に聞いても本当に分からない感じだったよ?」
「うん、私が〆ても、そんな感じだった」
俺に相談する前には、最大の容疑者でもある九澄に尋問をしたらしい。
「九澄が言うには、準備室で急にお腹を壊したみたいだとか言ってたけど、それにしては反応が変」
「九澄くんが嘘を言ってもいる様にも見えなかったし……」
「……愛花には、直接聞いてみたのか?」
俺の問いかけに久美は悲しそうに首を横に振る。
「とっくの昔に聞いてみたけど、『何でも無い』だって……」
「しかも、何でもなさそうじゃない顔で言ってた」
「あぁ、柊は嘘が苦手そうだもんなぁ」
「それでさ、何とかならないかな?」
「えっ、俺が?」
「そう!」
「と言っても、俺は三国達ほど仲が良い訳でもないから無理なんじゃないか?」
「やっ、魔法でさ」
久美の思惑は、俺の威力を増幅された魔法で何とかして欲しい様だ。
しかし、1年生では流石に人の精神に関係する様な魔法は教えられていない。
手が全く無い訳でもなかった。
「う~ん……、まぁ、何とか出来るかも知れないけど……」
「本当に!?」
「でも、どうやって?」
俺の答えに身を乗り出す久美とは対照的に、冷静な深千夜は具体的な内容を聞きたい様子。
「うん、実はフィールド魔法と言うのを見つけてね、それを使えば何とかなるかも?」
「何それ?」
フィールド魔法は実際に原作でも、試験で使用されている。
具体的には言えば、魔法力のテストで行なわれる第1のテスト。
このテストは、高密度の魔法磁場が集まる場所に用意された魔法空間から10分以内に出る物。
空間の中は入った者が最も幸福と感じる事が起きる様に設定されている。
合格条件である10分以内に出れば中で起こった事の全ての記憶が消えるが、制限時間が過ぎれば全て覚えている事が可能。
フィールド魔法と定義されていた訳ではないので、実際は他の言い方をするかもしれないが、それは重要な事ではない。
今回、俺が使おうと思っているのは、この魔法である。
本当なら魔法磁場が集まる場所で空間を作らないと駄目な物だが、そこは特異な能力で何とかなる。
そして、条件付けをすればテストの様に10分以内に出れば記憶が消える等の設定も自由自在。
愛花の笑顔に陰りが見えた時から何とかしようと思い、色々調べてみると結界魔法を少し弄れば簡単に再現も出来る事も分かった。
効果の程は、現在実感中である。
「フィールド魔法の範囲内に入って貰って、何があったのかを教えて貰えば良いんだよ」
「私達が聞いても言わなかったけど、言うかな?」
「その時は意識を朦朧とさせて聞き出すしかない」
「まぁ、それしかないかもね……」
「うん……」
親友なら、愛花の意思を無視してまで聞き出そうとは思う筈も無い。
心配は心配だがプライバシーも存在する為に、魔法で無理矢理聞き出そうとすれば反対するだろう。
本来なら。
しかし、既にフィールド魔法の範囲内に居る久美と深千夜は、俺の都合の良い考え方を押し付けられていた。
『フィールド・コントロール』
この魔法は一種の結界魔法で、中に居る人物へ術者が設定した映像を見せる物。
使うカードのポイントも多く、本来なら教師ぐらいしか使用できない。
それを例によって俺が使えば、これこの通り。
効力の増した結界魔法は、映像ではなく価値観を押し付ける事が出来ていた。
しかも、一度変化させた物は、改めて戻さないと魔法を解いても戻らない。
例えば林檎を変化させようとする時に、林檎へカードを同化させて変化させるか、下の机にカードを同化させて林檎を変化させるかの違いだ。
前者はカードを取り出せば、形を強制している力が消える為に元の形へ戻る。
だが、後者はカードが直接林檎の形を変化させている訳ではないので、机からカードを取り去っても林檎が元に戻る事はない。
これと同じ様に一度、間接的に消した物も治そうとしない限りは復活しない。
愛花には、この2つを使って擬似的に犯された記憶を消して、今度は本体を犯す。
正直に言えば回りくどい方法を取らなくとも、愛花だけ呼び出して記憶を消せば良いのだが、突然元に戻れば怪しまれる。
久美達は疑問に思っても単純に喜ぶだろうが、一番怖いのは愛花の父親である柊 健二郎だ。
親である為、愛娘の変化も気が付いているし気にも掛けている。
しかし、男親である事も手伝って中々踏み込んだ事も聞けない現状だ。
そんな時、急に元の元気な愛花に戻れば、確実に魔法を掛けられた事を疑う。
自分の娘の精神や記憶を好き勝手に弄られて、黙っているとは到底思えない。
例え、その魔法が愛花の笑顔から陰りを取り払っていたとしても、絶対に犯人を見つけ出して物理的に鉄槌を下す筈。
それを回避するには『久美達が尽力をして、愛花の笑顔を取り戻した』と言う設定が必要だ。
親友である久美達が相談に乗り、悩みを解消してくれたと健二郎が思わないと俺がヤバイ。
健二郎の怒りが有頂天で俺がヤバイ!
何としても魔法を使われたと思わせない状況を作る為に、今この久美達が愛花に付いて相談をしている光景を見せていた。
もっとも、内容自体は声を潜めているし、聞こえていたとしても『俺達の方向から魔法と言う単語は聞こえない』設定もしてある。
フィールド魔法は教室内にしか掛けていないが、普通はわざわざ廊下越しに密談している人物に注視しないだろう。
よほど問題を起こす集団であれば話は別だが……
とりあえず万が一にも、魔法の『ま』の字すら意識させない様にしていた。
離れているクラスメート達も愛花の変化を感じ取り、心配しているので久美達が本格的に動き出したのを見て、少なからず安心をしている様子。
これでお膳立ては出来た。
後は愛花を人気の無い目的の場所へ呼び出して貰うだけだ。
「そうと決まれば、早い方が良いか?」
「放課後当たりが良いんじゃない? 深千夜、愛花の予定は何か知ってる?」
「何にも聞いてないから大丈夫じゃない?」
「一応、予定を聞いて何も無かったら呼び出してくれ」
「分かった」
「うん」
「俺は自主練で人に迷惑の掛からない場所を使ってるから、そこに連れて来てくれれば良いよ」
「オッケー」
そしてお互いの目を見て頷き合い、自分を席へ戻っていく。
俺は密かにカードの回収をしなければならなかったが、未だ喧騒の収まらない教室では用意に実行できた。
△
昼休み中に愛花の予定を聞いた久美達は、何も予定は無いと言ってきたので現在は待ち合わせ場所で待機中。
前に実験をしていた廊下は、教師の見回りがされる様になっていた。
仕方が無く、他の場所を探していると丁度良い具合に廃れた倉庫があり、現在はそこを練習場にしている。
中には何年も動かされてもいない様な机や椅子が並んでいたが、健二郎に許可を貰って掃除を頑張った。
実験する為の相手が通り掛らない事だけが不満だったものの、少なくともフィールド魔法を使うには打って付けだ。
事前に魔法は発動させているので倉庫に入れば即発動。
後は愛花が来るのを待つばかりと構えて居れば、遠くから久美たちの声が聞こえてくる。
「まぁまぁ、とりあえず私達を信用してみてよ」
「だから、本当に何でも無いよ?」
「私達は愛花の暗い顔は見たくないの」
「……そんなに変かな?」
倉庫の前までやって来ると、遠慮がちに扉を開く愛花が覗く。
中で待っているのが俺と分かったら何処か拍子抜けした様な、しかし納得した雰囲気で入ってきた。
「……もしかして、魔ほ――」
魔法を使われるかもしれないと警戒心が出切る前に、催眠状態へ落とす。
その様子を後ろから見ていた久美達は邪魔が入っては困ると、少し離れた場所で目立たない様に見張りに立たせた。
これで倉庫の中には俺と愛花の二人だけ。
しかも、催眠状態に虚ろな表情で意思は全く感じられない。
漸く愛花の身体を味わえる時が来た。
だが、その前に準備室で犯された記憶を消しておく必要がある。
「愛花さん、聞こえますか?」
「……はい」
ちゃんとフィールド魔法に効力が発揮されているのを確認してから、準備室で自分の身に起こった異変を思い出させる。
傷が広がらない様に精神的な壁を持たせて、他人事の様に思い出させるのも忘れない。
「……まるで犯された様な感じでした」
しっかりと『犯されたかも?』とは、認識しているみたいだ。
これから先に困りそうなので、自分で犯されたと判断出来る記憶と感触は全て記憶から完全に消させてみる。
「貴女は、その時の感覚と感触、そして嫌な気持ちは全て忘れてしまいます」
「……忘れる」
「次に催眠状態から戻ると、その記憶と感触は二度と蘇る事無く消えてしまいます」
「……消える」
「そして、私に言われた事も記憶の奥深くに沈み、何があっても思い出しません」
「……思い出しません」
「では、一度催眠を解きますよ」
「…………」
合図と共に催眠を解かれた愛花は、何度か瞬きをした。
「……ん、どうしたの?」
「いや、柊が準備室で九澄と閉じ込められてから様子がおかしいって三国達に相談を受けてね」
「えっ、何の事?」
嘘が下手な愛花は、本当に何の事か分からないと言う感じで首を傾げる。
「まぁ、愛花がその調子なら大丈夫そうだな」
「ん~? 大丈夫も何も、何の事か――」
再度、催眠状態へ落としてから、準備室で起こった事を改めて聞いてみる。
嘘をつくのが下手な愛花に聞けば、本当に忘れているか分かりそうだが催眠状態にして聞き出した方が確実。
「……九澄くんが魔法を安易に使わないと言って、必死に壁を登ろうとしていました」
その時の記憶からは、目論見通りに犯された感覚の記憶が全く無くなっていた。
魔法で直接消した訳ではなく、間接的に変化させた物は元に戻らない事を考えると、この先も消えたままだろう。
これで準備は万端。
漸く本来の目的を果たす事が出来そうだ。
そう判断した俺は、新しい暗示を愛花に与えて元に戻した。
「――分からないけど……」
「でも、三国達は心配してるから、俺が話しを聞く為に呼ばれたし」
「ひょっとして、九澄くんと2人きりになったから心配されてるのかな?」
「まぁ、少し話をしてから、何でも無いって言った方が信用されるんじゃなか?」
「ホント、久美とみっちょんは心配性ね」
「立ち話もなんだから椅子に座れよ」
「ん、分かった」
親友の心遣いを在り難いと思いながらも苦笑した愛花は、提案に乗って少し話をする事にした様だ。
綺麗になっていた椅子に座ったまでは普通でも、ここからが暗示の効果が発揮される。
「それで何の話をしようかな?」
「とりあえず近況でも良いんじゃないか?」
「えぇ、何それ~」
久しぶりに会った人とする様な内容に笑う愛花の手は制服へ伸び、何の躊躇も無く上着を脱いだ。
薄いピンクの可愛らしいブラを2人きりの状態にある男の前に晒すという、本来なら絶対にしない行いを始めた。
しかし、愛花の表情は純粋に会話を楽しんでいると受け取れる笑顔で受け答えをしている。
顔と行動が全く合致していない手は止まる事無く、背中のホックを外した。
そして、晒される美乳。
前に見た時は映像として呼び出してだけだったが実物を見てしまうと、あの時の感動すら霞んでしまう程に綺麗な胸をしていた。
動く度にプルンと揺れる美乳の頂点に在る、薄いピンク色の乳首を凝視されている愛花は何も気にせずにスカートの裾へ手を掛ける。
「――でね、その時の久美ったら」
「随分と過保護だな」
「でしょう!」
正面から捲り上げられたスカートの中には、アクセントとして小さなリボンが付いたショーツが股間を覆っていた。
M字に足を開いた所為で大陰唇は強調され、他よりも生地が厚いクロッチの下からも秘裂の形を浮き上がらせる。
なおも続く楽しげな会話の中で、愛花の片方の指は胸へ、残った方の手は股間へと伸びていった。
「んっ、それでね――」
「――ふむふむ」
ショーツの下の潜り込んだ指を、もぞもぞと動かし出す。
胸に行った手も、乳首を乳輪の端に指の腹を擦り付けて刺激を与え始めた。
「ふぁ」
笑顔を維持している顔も赤みが増しており、身体が興奮しているのが分かる
指の動く程に粘着質な音が徐々に響き、ショーツに染みが広がっていく。
「んぁ、それでね――」
指の腹で捏ね繰り回されている乳首も立ち始めている。
事前に『俺と会話している時は無意識にオナニーを始める』と言う暗示を掛けていた。
その所為で愛花は男の前で恥ずべき行為をやり続ける。
ショーツに浸み込んでいる愛液の滴り具合に、頃合と判断しておもむろに近付く。
「ん? どうしたの?」
「いや、デートみたいに会話をしているから、もう少し近付いて話してみようと思ってね」
「あっ、本当だね!」
今更ながら、人目に付かない場所で男女2人きりの状態になっている事を認識して、照れる様に同意をした愛花。
しかし、顔色は既に興奮で赤くなっている為、ほんのり赤づくと言う事は無かった。
真正面まで近付いてM字に開かれている股間へ身を差し込む。
それからズボンのファスナーを開いて陰茎を取り出した。
「何かデートみたいって言われちゃったら意識しちゃうかもよ?」
「……う~ん、先生が怖いな」
「実は私もそれが心配で……」
「ガードが固すぎるしな」
「……好い加減に娘離れもしてくれた方が良いと思うんだけどねぇ」
将来、好きな人が出来ても最大の障害が父親であるかもしれない、と言うか確実になるであろうと暗い顔になってしまう。
陰茎に意識が向かっていない所は、2つ目の暗示の効果。
認識されてないのを良い事に、染みが広がっているショーツのクロッチと愛花の指を横にずらして一気に差し込んだ。
鈴口から亀頭、そして竿が、愛花の解れた大陰唇と小陰唇、膣口を通り処女膜を破って子宮口に到達する。
「んはぁう!?」
「んん~、どうした?」
「んっ、なはぁ、何でも、無いよ?」
意識が出来ないと言う事は何もされていないと同じ事。
ある筈の無い物に、何をされても何かある訳が無い。
言ってる事はややこしいが、効果は単純で強力。
処女膜をあっさりと破り捨てられ、最奥まで到達された膣内は一瞬の硬直の後に陰茎の表面を撫で始めた。
愛花自身の手で解されていた秘裂は処女の膣口を曝け出し、潤滑油である愛液も十分過ぎる程にある。
更には過去に擬似的とは言え、一度犯しているお陰で陰茎への抵抗は申し訳ない程度に収まっていた。
「んふぅ……」
意識をしない内に膣内を満杯にする圧迫感で、何処か満足した様な吐息を出す。
愛花の身体は膣口を散々解されても、やはり指では太さと長さが物足りなかった様だ。
少し屈めばキスが出来る程近い位置にある呆けた表情は、身体が性行為を快楽として受け入れている事を示していた。
快感に身を任せていても愛花の手は相変わらず乳首を刺激して胸全体を揉み、膣口に入っていた指は淫核を弄っている。
根元に絡みつく小陰唇を感じつつ、もう一つの暗示を試すべく指をパチンと鳴らした。
その音を聴いた瞬間に、愛花は劇的な反応をもたらす。
「ひっ、あふぁああ!!」
「うっ!」
一瞬、息を詰まらせた愛花は行き成りやって来た絶頂で全身を強張らせた。
膣内の圧力も増えた所為で、知っていた俺も射精しそうになってしまう。
何とか力を入れて回避はしたものの、愛花の膣内は未だに絶頂でビクビクと痙攣を繰り返していた。
「あっ、ひうぅ」
上を向いたままで舌を突き出しながら、言葉少なげに悶えている。
数十秒とも感じた間を何とか耐え切ったら、正気に戻ってきた愛花は目の前に居る俺に視線を合わせた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
うっとりとした様な表情で見つめてくる。
「気分はどうだ?」
「だいじょうぶぅ……」
若干、呂律が怪しい言葉で答えて来た。
好い加減に我慢の限界だった陰茎を満足させる為に腰を動かし始める。
「んふぁ、あぁ、きっ、気持ち、良いっ!」
「ん、何がだ?」
「んっ、ふぁ、あっ、なっ、何だろ、ぉっ」
身体が勝手に出した声に戸惑いつつも、快楽を受け入れていく愛花。
溢れ返っている愛液がグチュグチュと掻き混ぜられ、膣内も久しぶりの陰茎に纏わり付く。
裸の上半身は押さえられていない美乳を上下に揺らし、乳首は先程以上に硬く尖り、愛花も無意識に力を入れて捏ね回している。
膣壁も最初に犯した時より、動きが激しくなっている気がした。
陰茎の表面を舌の様に舐め回し、カリまで隙間無く包み込むヒダに快感は大きくなっていく。
一度無理矢理に絶頂へ達せられた膣内が、今度は種を欲して蠢いていた。
引く度にカリへ引っ掛かる膣壁は抵抗して快感を送り、押し込む度に、まさしく壁のとなったヒダが亀頭を擦る。
最奥に到達すると子宮口が膣内と動きを合わせ、陰茎を吸い上げた。
愛花の薄い腹筋では久美程の締め付けは無いが、愛しい男を暖かく包む様な感覚を受ける。
それでいて精液を欲する淫欲な動きで、女としての本能を全面に出していた。
「ふっ、んぁ、あっ、あっ、あっ」
もはや快感を受け入れる事しかし無くなった愛花は、胎内を押し上げられる反動で漏れ出す喘ぎ声を出すだけになっている。
股間と胸を弄っていた手の動きも鈍くなっていたが、辛うじて指の腹で撫で回されている乳首は相変わらず尖っている。
少し視線を下に降ろせば、淫核はすっかりと包皮から顔を出して、愛液でヌラヌラと光っている淫核。
ピッタリと閉じていた少女の秘裂は大きめの陰茎を咥え込んで割れ目を晒し、充血した小陰唇も竿を包む。
残っていた胸を手慰みに揉めば、愛花も敏感に反応を返してくる。
「ひゃん、んひぅ、はふぁ!」
愛花自身の指の動きよりも激しく捏ね繰り回されて飛び跳ねる悦声は、膣内にもシッカリと伝わってきた。
愛しさが伝わる優しい動きだった膣壁が、乳首を抓る度にキュッと締め付けを強くする。
内股の筋もピクピクと痙攣を始め、今度は普通に絶頂へ達しようとしているのが分かった。
しかし、掛けた暗示をもう一度使う為に指を鳴らす。
「イッ、はあああぁぁ!!!」
「うっ!」
一度だけでも愛花を絶頂へ持っていけるが、今度は何度も鳴らしていく。
「あっ、あっ、んぃ!」
「くぅ!」
音を聞く度に、新しい絶頂に達する愛花は既に目が飛んでしまった。
陰茎を咥え込む膣内も締め付けを強めたままで固まっている。
その中を、無理矢理開拓する様に出し入れを繰り返す。
陰茎に沸き上がって来た絶頂の予感に、腰のスピードを上げてスパートを掛けた。
「はっ、いっ、ぎぅ、うぐっ!」
「はっ、はっ、はっ!」
汗が流れ落ちる位に激しい動きで、愛花を攻めていく。
そして、亀頭を子宮口に突き入れて、我慢の限界だった精液を開放した。
「んいいいぃぃ!!」
「うぅ!」
愛花の膣内は本物の精液を迎え入れて、吸い付きを強くする。
降りて来ている子宮口は口を開き、種を欲して鈴口に密着していた。
吸われるままに精液を断続的に吐き出す。
指の音によって絶頂へ押し上げられていた愛花は、顔を天井へ向けたままで変わりない。
それでも、精液が子宮口を叩く僅かな刺激を受けて、M字に開いている足は内股を震わせていた。
睾丸から吐き出される全てが愛花の胎内に移ると、数回腰を動かして最後の一滴まで出しきる。
「ん……あっ……」
「ふぅ……」
やっと本物を犯し終えて満足した俺は、ゆっくりと愛花の脚の間から身体を離した。
ぽっかりと開く膣口は、破瓜の血が混ざってピンク色になった精液が漏れ出している。
「はっ……、はっ……、ふぅ……」
若干呼吸のリズムが戻ってきた愛花は、ゆっくりと顔を下ろして俺に視線を合わせてきた。
「あっ……、でね、みっちょんったら――」
トロンとした表情で話の続きをしようとした事に内心驚き、慌てて催眠状態へ落とす。
話す事に意識を向けさせていたとは言え、こんな状態になってまで続けようとは思いも寄らなかった。
少なくとも、中断ぐらいはするかと思っていたが、認識が甘かったのか?
とりあえず次にする事は後始末だ。
最初に掛けた暗示は全て解除する。
たとえ意識や常識を変化させても『元の状態』を忘れた訳ではないので、戻すのは楽。
念の為、催眠状態にある愛花に暗示の効果が残っていないかを聞いておくか……
「愛花さん、先程私が貴方に行った指示は、覚えていますか?」
「……何の事か分かりません」
「無意識に行動をしてしまうと言う指示は覚えていますか?」
「……覚えていません」
実際に催眠状態を解いてみないと断言は出来ないが、今見る限りは思惑通りに消せたと判断する。
しないとどうしようもない。
更に念を押す為に倉庫に入ってから魔法を解かるまで、久美達を安心させる目的で普通に会話をしていたと言う記憶を上書きする。
これで会話の最中に犯されていた記憶も無くなるだろう。
後は身体の違和感を何とかしないといけないが、これも消してしまっては面白くないので快楽はしっかりと残しておく。
将来、性行為をする時に嫌な事として身体が判断しても困る。
愛花の反応を見るに、そうなるとはとても思えないものの、やはり健二郎が怖いので予防線を何度も張るに越した事は無い。
「愛花さん、貴方が今感じている身体の違和感は気持ち良い事をした後なので素直に受け入れましょう」
「……受け入れる」
「そして、再び同じ様な感覚を受けた時は、進んで受け取る様にしましょう」
「……受け取る」
「……ただし、それは私から受けた時限定の事です」
「……貴方からの限定」
最後に独占欲が出てしまった。
しかし、今での愛花に掛ける暗示は最後。
消す記憶も消したし、変化させる記憶も元に戻す物も戻した。
後はフィールド魔法を解いて、実際に上手く行っているかを確認するだけだ。
未だ表情の無い愛花の服装を整えさせ、魔法を解く。
「解除!」
そう言った瞬間に光が溢れる倉庫内。
すぐに落ち着きを取り戻した室内を見回し、手元に残るのはカードの感触。
「……ふぁ、ん……」
「……そろそろ良い時間かな?」
「えっ、あっ、そうだね」
快感が抜け切っていなかった愛花は体に残った感覚に甘い声を出したが、俺の一言ですぐに自分のやっていた事を思い出した。
久美達を安心させる為に話し込んでいたと思い込んでいる筈なので、最後に確認だけしておこう。
「柊、最後に聞くけど本当に何も無かったんだよな?」
「んもう、本当に何も無かったんだってば!」
「それなら良いんだ」
「久美達の心配性が移ったの?」
「三国達の頼みを聞いた手前、何も出来ませんでしたって言うのは嫌でね」
あんまり、しつこく確認したら愛花が怒ってしまった。
フィールド魔法を使っていた時の様に、会話をしても服を脱ぎ出してオナニーを始める事も無い。
これで魔法の効果はシッカリと残っている事を確認できた。
やはり間接的に消した物は魔法を解いても消えたままか。
普通の学生が使う魔法は、記憶が消えてしまう危険な効果がある物は一切無い筈。
学校側も俺の能力で魔法の効力が変化する事は知っているが、実際に実験をして使うとは思ってはいないだろう。
全ては普段の行いの結果である。
教師の理解とは程遠いが伊達に努力をして、教師は知らないが伊達に練磨を重ねている訳ではない。
学校から見れば真面目で、自分の特異な能力に振り回されず、必死に勉強をしている学生に思われているだろう。
正直に言えば、魔法を教える場所で密かに練習するのは骨が折れる。
しかし、そこは『全てはエロの為に』
学んでいる技術が自分の性欲の発散に使えるのなら、どんなに辛い事でも乗り切れる……筈。
「じゃ、柊、そろそろ戻ろうか」
「ん、分かった」
「三国達には気分は軽くなったと言って置いた方が、面倒が無くて良いんじゃないか?」
「あぁ、そうかもね、うん、そうする」
邪な欲望を自分に向けられ、純潔まで奪われた愛花は俺の提案に乗って笑顔で返してきた。
心配性と思っている久美達の事を安心させる為に、時間を潰すだけの茶番をしたと思って倉庫を出る。
「あっ、愛花~!」
「どうだった?」
「うん、何か気分が軽くなった感じがする」
「へぇ、頼りになるねぇ」
「たまたまだよ」
「今度、私が悩んだら頼もうかな?」
「あぁ、それは大歓迎!」
「本当に?」
「おぉ、ドンと来い!」
あらかじめ言っておいた愛花の答えに、俺への信頼を濃くした久美。
それに続いた深千夜は、自分の悩んだ時に頼ろうかと言ってくる。
そういえば深千夜の処女は貰っていないので、2人きりになる状況は大歓迎と言う意味で承諾をしておいた。
愛花の悩みも完全に消えた3人組は、元の明るい雰囲気を出すようになっている。
しかも、信頼を増やす事も出来たのは嬉しい事だ。
上手く行き過ぎて先が怖いが、そんな事にならない為の警戒は怠らない。
警戒をしすぎて動けなくなっては本末転倒だが……
眼の前で姦しさが戻った3人衆の尻を後ろから眺めつつ、改めて気を引き締める俺だった。
続く
「このままじゃ、次の魔法実習にも影響が出るんじゃないかな?」
「そうだね……」
久美と深千夜、そして俺の3人は教室の隅で雁首揃えて密談をしている。
「愛花、どうしちゃったのかな?」
「明らかに無理をしてる感じだよね」
「そうだなぁ……」
愛花の様子がおかしい。
言うまでも無く俺が擬似的とは言え犯した所為だが、最近は特に無理をしているのがありありと分かる。
その酷さは久美達が俺の相談をしてくるほどだった。
仲が良いと言っても、男と女の隔たりは中々消す事は出来ない。
相談事なんて余程気の知れた者で無いと、持ち掛け様とは思わないだろう。
その上で俺に相談してくると言う事は、親友として猫の手でも借りたい気持ちなのかもしれない。
「最近、って言うか、明らかに九澄と準備室に閉じ込められてからおかしいよね?」
「でも、本人に聞いても本当に分からない感じだったよ?」
「うん、私が〆ても、そんな感じだった」
俺に相談する前には、最大の容疑者でもある九澄に尋問をしたらしい。
「九澄が言うには、準備室で急にお腹を壊したみたいだとか言ってたけど、それにしては反応が変」
「九澄くんが嘘を言ってもいる様にも見えなかったし……」
「……愛花には、直接聞いてみたのか?」
俺の問いかけに久美は悲しそうに首を横に振る。
「とっくの昔に聞いてみたけど、『何でも無い』だって……」
「しかも、何でもなさそうじゃない顔で言ってた」
「あぁ、柊は嘘が苦手そうだもんなぁ」
「それでさ、何とかならないかな?」
「えっ、俺が?」
「そう!」
「と言っても、俺は三国達ほど仲が良い訳でもないから無理なんじゃないか?」
「やっ、魔法でさ」
久美の思惑は、俺の威力を増幅された魔法で何とかして欲しい様だ。
しかし、1年生では流石に人の精神に関係する様な魔法は教えられていない。
手が全く無い訳でもなかった。
「う~ん……、まぁ、何とか出来るかも知れないけど……」
「本当に!?」
「でも、どうやって?」
俺の答えに身を乗り出す久美とは対照的に、冷静な深千夜は具体的な内容を聞きたい様子。
「うん、実はフィールド魔法と言うのを見つけてね、それを使えば何とかなるかも?」
「何それ?」
フィールド魔法は実際に原作でも、試験で使用されている。
具体的には言えば、魔法力のテストで行なわれる第1のテスト。
このテストは、高密度の魔法磁場が集まる場所に用意された魔法空間から10分以内に出る物。
空間の中は入った者が最も幸福と感じる事が起きる様に設定されている。
合格条件である10分以内に出れば中で起こった事の全ての記憶が消えるが、制限時間が過ぎれば全て覚えている事が可能。
フィールド魔法と定義されていた訳ではないので、実際は他の言い方をするかもしれないが、それは重要な事ではない。
今回、俺が使おうと思っているのは、この魔法である。
本当なら魔法磁場が集まる場所で空間を作らないと駄目な物だが、そこは特異な能力で何とかなる。
そして、条件付けをすればテストの様に10分以内に出れば記憶が消える等の設定も自由自在。
愛花の笑顔に陰りが見えた時から何とかしようと思い、色々調べてみると結界魔法を少し弄れば簡単に再現も出来る事も分かった。
効果の程は、現在実感中である。
「フィールド魔法の範囲内に入って貰って、何があったのかを教えて貰えば良いんだよ」
「私達が聞いても言わなかったけど、言うかな?」
「その時は意識を朦朧とさせて聞き出すしかない」
「まぁ、それしかないかもね……」
「うん……」
親友なら、愛花の意思を無視してまで聞き出そうとは思う筈も無い。
心配は心配だがプライバシーも存在する為に、魔法で無理矢理聞き出そうとすれば反対するだろう。
本来なら。
しかし、既にフィールド魔法の範囲内に居る久美と深千夜は、俺の都合の良い考え方を押し付けられていた。
『フィールド・コントロール』
この魔法は一種の結界魔法で、中に居る人物へ術者が設定した映像を見せる物。
使うカードのポイントも多く、本来なら教師ぐらいしか使用できない。
それを例によって俺が使えば、これこの通り。
効力の増した結界魔法は、映像ではなく価値観を押し付ける事が出来ていた。
しかも、一度変化させた物は、改めて戻さないと魔法を解いても戻らない。
例えば林檎を変化させようとする時に、林檎へカードを同化させて変化させるか、下の机にカードを同化させて林檎を変化させるかの違いだ。
前者はカードを取り出せば、形を強制している力が消える為に元の形へ戻る。
だが、後者はカードが直接林檎の形を変化させている訳ではないので、机からカードを取り去っても林檎が元に戻る事はない。
これと同じ様に一度、間接的に消した物も治そうとしない限りは復活しない。
愛花には、この2つを使って擬似的に犯された記憶を消して、今度は本体を犯す。
正直に言えば回りくどい方法を取らなくとも、愛花だけ呼び出して記憶を消せば良いのだが、突然元に戻れば怪しまれる。
久美達は疑問に思っても単純に喜ぶだろうが、一番怖いのは愛花の父親である柊 健二郎だ。
親である為、愛娘の変化も気が付いているし気にも掛けている。
しかし、男親である事も手伝って中々踏み込んだ事も聞けない現状だ。
そんな時、急に元の元気な愛花に戻れば、確実に魔法を掛けられた事を疑う。
自分の娘の精神や記憶を好き勝手に弄られて、黙っているとは到底思えない。
例え、その魔法が愛花の笑顔から陰りを取り払っていたとしても、絶対に犯人を見つけ出して物理的に鉄槌を下す筈。
それを回避するには『久美達が尽力をして、愛花の笑顔を取り戻した』と言う設定が必要だ。
親友である久美達が相談に乗り、悩みを解消してくれたと健二郎が思わないと俺がヤバイ。
健二郎の怒りが有頂天で俺がヤバイ!
何としても魔法を使われたと思わせない状況を作る為に、今この久美達が愛花に付いて相談をしている光景を見せていた。
もっとも、内容自体は声を潜めているし、聞こえていたとしても『俺達の方向から魔法と言う単語は聞こえない』設定もしてある。
フィールド魔法は教室内にしか掛けていないが、普通はわざわざ廊下越しに密談している人物に注視しないだろう。
よほど問題を起こす集団であれば話は別だが……
とりあえず万が一にも、魔法の『ま』の字すら意識させない様にしていた。
離れているクラスメート達も愛花の変化を感じ取り、心配しているので久美達が本格的に動き出したのを見て、少なからず安心をしている様子。
これでお膳立ては出来た。
後は愛花を人気の無い目的の場所へ呼び出して貰うだけだ。
「そうと決まれば、早い方が良いか?」
「放課後当たりが良いんじゃない? 深千夜、愛花の予定は何か知ってる?」
「何にも聞いてないから大丈夫じゃない?」
「一応、予定を聞いて何も無かったら呼び出してくれ」
「分かった」
「うん」
「俺は自主練で人に迷惑の掛からない場所を使ってるから、そこに連れて来てくれれば良いよ」
「オッケー」
そしてお互いの目を見て頷き合い、自分を席へ戻っていく。
俺は密かにカードの回収をしなければならなかったが、未だ喧騒の収まらない教室では用意に実行できた。
△
昼休み中に愛花の予定を聞いた久美達は、何も予定は無いと言ってきたので現在は待ち合わせ場所で待機中。
前に実験をしていた廊下は、教師の見回りがされる様になっていた。
仕方が無く、他の場所を探していると丁度良い具合に廃れた倉庫があり、現在はそこを練習場にしている。
中には何年も動かされてもいない様な机や椅子が並んでいたが、健二郎に許可を貰って掃除を頑張った。
実験する為の相手が通り掛らない事だけが不満だったものの、少なくともフィールド魔法を使うには打って付けだ。
事前に魔法は発動させているので倉庫に入れば即発動。
後は愛花が来るのを待つばかりと構えて居れば、遠くから久美たちの声が聞こえてくる。
「まぁまぁ、とりあえず私達を信用してみてよ」
「だから、本当に何でも無いよ?」
「私達は愛花の暗い顔は見たくないの」
「……そんなに変かな?」
倉庫の前までやって来ると、遠慮がちに扉を開く愛花が覗く。
中で待っているのが俺と分かったら何処か拍子抜けした様な、しかし納得した雰囲気で入ってきた。
「……もしかして、魔ほ――」
魔法を使われるかもしれないと警戒心が出切る前に、催眠状態へ落とす。
その様子を後ろから見ていた久美達は邪魔が入っては困ると、少し離れた場所で目立たない様に見張りに立たせた。
これで倉庫の中には俺と愛花の二人だけ。
しかも、催眠状態に虚ろな表情で意思は全く感じられない。
漸く愛花の身体を味わえる時が来た。
だが、その前に準備室で犯された記憶を消しておく必要がある。
「愛花さん、聞こえますか?」
「……はい」
ちゃんとフィールド魔法に効力が発揮されているのを確認してから、準備室で自分の身に起こった異変を思い出させる。
傷が広がらない様に精神的な壁を持たせて、他人事の様に思い出させるのも忘れない。
「……まるで犯された様な感じでした」
しっかりと『犯されたかも?』とは、認識しているみたいだ。
これから先に困りそうなので、自分で犯されたと判断出来る記憶と感触は全て記憶から完全に消させてみる。
「貴女は、その時の感覚と感触、そして嫌な気持ちは全て忘れてしまいます」
「……忘れる」
「次に催眠状態から戻ると、その記憶と感触は二度と蘇る事無く消えてしまいます」
「……消える」
「そして、私に言われた事も記憶の奥深くに沈み、何があっても思い出しません」
「……思い出しません」
「では、一度催眠を解きますよ」
「…………」
合図と共に催眠を解かれた愛花は、何度か瞬きをした。
「……ん、どうしたの?」
「いや、柊が準備室で九澄と閉じ込められてから様子がおかしいって三国達に相談を受けてね」
「えっ、何の事?」
嘘が下手な愛花は、本当に何の事か分からないと言う感じで首を傾げる。
「まぁ、愛花がその調子なら大丈夫そうだな」
「ん~? 大丈夫も何も、何の事か――」
再度、催眠状態へ落としてから、準備室で起こった事を改めて聞いてみる。
嘘をつくのが下手な愛花に聞けば、本当に忘れているか分かりそうだが催眠状態にして聞き出した方が確実。
「……九澄くんが魔法を安易に使わないと言って、必死に壁を登ろうとしていました」
その時の記憶からは、目論見通りに犯された感覚の記憶が全く無くなっていた。
魔法で直接消した訳ではなく、間接的に変化させた物は元に戻らない事を考えると、この先も消えたままだろう。
これで準備は万端。
漸く本来の目的を果たす事が出来そうだ。
そう判断した俺は、新しい暗示を愛花に与えて元に戻した。
「――分からないけど……」
「でも、三国達は心配してるから、俺が話しを聞く為に呼ばれたし」
「ひょっとして、九澄くんと2人きりになったから心配されてるのかな?」
「まぁ、少し話をしてから、何でも無いって言った方が信用されるんじゃなか?」
「ホント、久美とみっちょんは心配性ね」
「立ち話もなんだから椅子に座れよ」
「ん、分かった」
親友の心遣いを在り難いと思いながらも苦笑した愛花は、提案に乗って少し話をする事にした様だ。
綺麗になっていた椅子に座ったまでは普通でも、ここからが暗示の効果が発揮される。
「それで何の話をしようかな?」
「とりあえず近況でも良いんじゃないか?」
「えぇ、何それ~」
久しぶりに会った人とする様な内容に笑う愛花の手は制服へ伸び、何の躊躇も無く上着を脱いだ。
薄いピンクの可愛らしいブラを2人きりの状態にある男の前に晒すという、本来なら絶対にしない行いを始めた。
しかし、愛花の表情は純粋に会話を楽しんでいると受け取れる笑顔で受け答えをしている。
顔と行動が全く合致していない手は止まる事無く、背中のホックを外した。
そして、晒される美乳。
前に見た時は映像として呼び出してだけだったが実物を見てしまうと、あの時の感動すら霞んでしまう程に綺麗な胸をしていた。
動く度にプルンと揺れる美乳の頂点に在る、薄いピンク色の乳首を凝視されている愛花は何も気にせずにスカートの裾へ手を掛ける。
「――でね、その時の久美ったら」
「随分と過保護だな」
「でしょう!」
正面から捲り上げられたスカートの中には、アクセントとして小さなリボンが付いたショーツが股間を覆っていた。
M字に足を開いた所為で大陰唇は強調され、他よりも生地が厚いクロッチの下からも秘裂の形を浮き上がらせる。
なおも続く楽しげな会話の中で、愛花の片方の指は胸へ、残った方の手は股間へと伸びていった。
「んっ、それでね――」
「――ふむふむ」
ショーツの下の潜り込んだ指を、もぞもぞと動かし出す。
胸に行った手も、乳首を乳輪の端に指の腹を擦り付けて刺激を与え始めた。
「ふぁ」
笑顔を維持している顔も赤みが増しており、身体が興奮しているのが分かる
指の動く程に粘着質な音が徐々に響き、ショーツに染みが広がっていく。
「んぁ、それでね――」
指の腹で捏ね繰り回されている乳首も立ち始めている。
事前に『俺と会話している時は無意識にオナニーを始める』と言う暗示を掛けていた。
その所為で愛花は男の前で恥ずべき行為をやり続ける。
ショーツに浸み込んでいる愛液の滴り具合に、頃合と判断しておもむろに近付く。
「ん? どうしたの?」
「いや、デートみたいに会話をしているから、もう少し近付いて話してみようと思ってね」
「あっ、本当だね!」
今更ながら、人目に付かない場所で男女2人きりの状態になっている事を認識して、照れる様に同意をした愛花。
しかし、顔色は既に興奮で赤くなっている為、ほんのり赤づくと言う事は無かった。
真正面まで近付いてM字に開かれている股間へ身を差し込む。
それからズボンのファスナーを開いて陰茎を取り出した。
「何かデートみたいって言われちゃったら意識しちゃうかもよ?」
「……う~ん、先生が怖いな」
「実は私もそれが心配で……」
「ガードが固すぎるしな」
「……好い加減に娘離れもしてくれた方が良いと思うんだけどねぇ」
将来、好きな人が出来ても最大の障害が父親であるかもしれない、と言うか確実になるであろうと暗い顔になってしまう。
陰茎に意識が向かっていない所は、2つ目の暗示の効果。
認識されてないのを良い事に、染みが広がっているショーツのクロッチと愛花の指を横にずらして一気に差し込んだ。
鈴口から亀頭、そして竿が、愛花の解れた大陰唇と小陰唇、膣口を通り処女膜を破って子宮口に到達する。
「んはぁう!?」
「んん~、どうした?」
「んっ、なはぁ、何でも、無いよ?」
意識が出来ないと言う事は何もされていないと同じ事。
ある筈の無い物に、何をされても何かある訳が無い。
言ってる事はややこしいが、効果は単純で強力。
処女膜をあっさりと破り捨てられ、最奥まで到達された膣内は一瞬の硬直の後に陰茎の表面を撫で始めた。
愛花自身の手で解されていた秘裂は処女の膣口を曝け出し、潤滑油である愛液も十分過ぎる程にある。
更には過去に擬似的とは言え、一度犯しているお陰で陰茎への抵抗は申し訳ない程度に収まっていた。
「んふぅ……」
意識をしない内に膣内を満杯にする圧迫感で、何処か満足した様な吐息を出す。
愛花の身体は膣口を散々解されても、やはり指では太さと長さが物足りなかった様だ。
少し屈めばキスが出来る程近い位置にある呆けた表情は、身体が性行為を快楽として受け入れている事を示していた。
快感に身を任せていても愛花の手は相変わらず乳首を刺激して胸全体を揉み、膣口に入っていた指は淫核を弄っている。
根元に絡みつく小陰唇を感じつつ、もう一つの暗示を試すべく指をパチンと鳴らした。
その音を聴いた瞬間に、愛花は劇的な反応をもたらす。
「ひっ、あふぁああ!!」
「うっ!」
一瞬、息を詰まらせた愛花は行き成りやって来た絶頂で全身を強張らせた。
膣内の圧力も増えた所為で、知っていた俺も射精しそうになってしまう。
何とか力を入れて回避はしたものの、愛花の膣内は未だに絶頂でビクビクと痙攣を繰り返していた。
「あっ、ひうぅ」
上を向いたままで舌を突き出しながら、言葉少なげに悶えている。
数十秒とも感じた間を何とか耐え切ったら、正気に戻ってきた愛花は目の前に居る俺に視線を合わせた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
うっとりとした様な表情で見つめてくる。
「気分はどうだ?」
「だいじょうぶぅ……」
若干、呂律が怪しい言葉で答えて来た。
好い加減に我慢の限界だった陰茎を満足させる為に腰を動かし始める。
「んふぁ、あぁ、きっ、気持ち、良いっ!」
「ん、何がだ?」
「んっ、ふぁ、あっ、なっ、何だろ、ぉっ」
身体が勝手に出した声に戸惑いつつも、快楽を受け入れていく愛花。
溢れ返っている愛液がグチュグチュと掻き混ぜられ、膣内も久しぶりの陰茎に纏わり付く。
裸の上半身は押さえられていない美乳を上下に揺らし、乳首は先程以上に硬く尖り、愛花も無意識に力を入れて捏ね回している。
膣壁も最初に犯した時より、動きが激しくなっている気がした。
陰茎の表面を舌の様に舐め回し、カリまで隙間無く包み込むヒダに快感は大きくなっていく。
一度無理矢理に絶頂へ達せられた膣内が、今度は種を欲して蠢いていた。
引く度にカリへ引っ掛かる膣壁は抵抗して快感を送り、押し込む度に、まさしく壁のとなったヒダが亀頭を擦る。
最奥に到達すると子宮口が膣内と動きを合わせ、陰茎を吸い上げた。
愛花の薄い腹筋では久美程の締め付けは無いが、愛しい男を暖かく包む様な感覚を受ける。
それでいて精液を欲する淫欲な動きで、女としての本能を全面に出していた。
「ふっ、んぁ、あっ、あっ、あっ」
もはや快感を受け入れる事しかし無くなった愛花は、胎内を押し上げられる反動で漏れ出す喘ぎ声を出すだけになっている。
股間と胸を弄っていた手の動きも鈍くなっていたが、辛うじて指の腹で撫で回されている乳首は相変わらず尖っている。
少し視線を下に降ろせば、淫核はすっかりと包皮から顔を出して、愛液でヌラヌラと光っている淫核。
ピッタリと閉じていた少女の秘裂は大きめの陰茎を咥え込んで割れ目を晒し、充血した小陰唇も竿を包む。
残っていた胸を手慰みに揉めば、愛花も敏感に反応を返してくる。
「ひゃん、んひぅ、はふぁ!」
愛花自身の指の動きよりも激しく捏ね繰り回されて飛び跳ねる悦声は、膣内にもシッカリと伝わってきた。
愛しさが伝わる優しい動きだった膣壁が、乳首を抓る度にキュッと締め付けを強くする。
内股の筋もピクピクと痙攣を始め、今度は普通に絶頂へ達しようとしているのが分かった。
しかし、掛けた暗示をもう一度使う為に指を鳴らす。
「イッ、はあああぁぁ!!!」
「うっ!」
一度だけでも愛花を絶頂へ持っていけるが、今度は何度も鳴らしていく。
「あっ、あっ、んぃ!」
「くぅ!」
音を聞く度に、新しい絶頂に達する愛花は既に目が飛んでしまった。
陰茎を咥え込む膣内も締め付けを強めたままで固まっている。
その中を、無理矢理開拓する様に出し入れを繰り返す。
陰茎に沸き上がって来た絶頂の予感に、腰のスピードを上げてスパートを掛けた。
「はっ、いっ、ぎぅ、うぐっ!」
「はっ、はっ、はっ!」
汗が流れ落ちる位に激しい動きで、愛花を攻めていく。
そして、亀頭を子宮口に突き入れて、我慢の限界だった精液を開放した。
「んいいいぃぃ!!」
「うぅ!」
愛花の膣内は本物の精液を迎え入れて、吸い付きを強くする。
降りて来ている子宮口は口を開き、種を欲して鈴口に密着していた。
吸われるままに精液を断続的に吐き出す。
指の音によって絶頂へ押し上げられていた愛花は、顔を天井へ向けたままで変わりない。
それでも、精液が子宮口を叩く僅かな刺激を受けて、M字に開いている足は内股を震わせていた。
睾丸から吐き出される全てが愛花の胎内に移ると、数回腰を動かして最後の一滴まで出しきる。
「ん……あっ……」
「ふぅ……」
やっと本物を犯し終えて満足した俺は、ゆっくりと愛花の脚の間から身体を離した。
ぽっかりと開く膣口は、破瓜の血が混ざってピンク色になった精液が漏れ出している。
「はっ……、はっ……、ふぅ……」
若干呼吸のリズムが戻ってきた愛花は、ゆっくりと顔を下ろして俺に視線を合わせてきた。
「あっ……、でね、みっちょんったら――」
トロンとした表情で話の続きをしようとした事に内心驚き、慌てて催眠状態へ落とす。
話す事に意識を向けさせていたとは言え、こんな状態になってまで続けようとは思いも寄らなかった。
少なくとも、中断ぐらいはするかと思っていたが、認識が甘かったのか?
とりあえず次にする事は後始末だ。
最初に掛けた暗示は全て解除する。
たとえ意識や常識を変化させても『元の状態』を忘れた訳ではないので、戻すのは楽。
念の為、催眠状態にある愛花に暗示の効果が残っていないかを聞いておくか……
「愛花さん、先程私が貴方に行った指示は、覚えていますか?」
「……何の事か分かりません」
「無意識に行動をしてしまうと言う指示は覚えていますか?」
「……覚えていません」
実際に催眠状態を解いてみないと断言は出来ないが、今見る限りは思惑通りに消せたと判断する。
しないとどうしようもない。
更に念を押す為に倉庫に入ってから魔法を解かるまで、久美達を安心させる目的で普通に会話をしていたと言う記憶を上書きする。
これで会話の最中に犯されていた記憶も無くなるだろう。
後は身体の違和感を何とかしないといけないが、これも消してしまっては面白くないので快楽はしっかりと残しておく。
将来、性行為をする時に嫌な事として身体が判断しても困る。
愛花の反応を見るに、そうなるとはとても思えないものの、やはり健二郎が怖いので予防線を何度も張るに越した事は無い。
「愛花さん、貴方が今感じている身体の違和感は気持ち良い事をした後なので素直に受け入れましょう」
「……受け入れる」
「そして、再び同じ様な感覚を受けた時は、進んで受け取る様にしましょう」
「……受け取る」
「……ただし、それは私から受けた時限定の事です」
「……貴方からの限定」
最後に独占欲が出てしまった。
しかし、今での愛花に掛ける暗示は最後。
消す記憶も消したし、変化させる記憶も元に戻す物も戻した。
後はフィールド魔法を解いて、実際に上手く行っているかを確認するだけだ。
未だ表情の無い愛花の服装を整えさせ、魔法を解く。
「解除!」
そう言った瞬間に光が溢れる倉庫内。
すぐに落ち着きを取り戻した室内を見回し、手元に残るのはカードの感触。
「……ふぁ、ん……」
「……そろそろ良い時間かな?」
「えっ、あっ、そうだね」
快感が抜け切っていなかった愛花は体に残った感覚に甘い声を出したが、俺の一言ですぐに自分のやっていた事を思い出した。
久美達を安心させる為に話し込んでいたと思い込んでいる筈なので、最後に確認だけしておこう。
「柊、最後に聞くけど本当に何も無かったんだよな?」
「んもう、本当に何も無かったんだってば!」
「それなら良いんだ」
「久美達の心配性が移ったの?」
「三国達の頼みを聞いた手前、何も出来ませんでしたって言うのは嫌でね」
あんまり、しつこく確認したら愛花が怒ってしまった。
フィールド魔法を使っていた時の様に、会話をしても服を脱ぎ出してオナニーを始める事も無い。
これで魔法の効果はシッカリと残っている事を確認できた。
やはり間接的に消した物は魔法を解いても消えたままか。
普通の学生が使う魔法は、記憶が消えてしまう危険な効果がある物は一切無い筈。
学校側も俺の能力で魔法の効力が変化する事は知っているが、実際に実験をして使うとは思ってはいないだろう。
全ては普段の行いの結果である。
教師の理解とは程遠いが伊達に努力をして、教師は知らないが伊達に練磨を重ねている訳ではない。
学校から見れば真面目で、自分の特異な能力に振り回されず、必死に勉強をしている学生に思われているだろう。
正直に言えば、魔法を教える場所で密かに練習するのは骨が折れる。
しかし、そこは『全てはエロの為に』
学んでいる技術が自分の性欲の発散に使えるのなら、どんなに辛い事でも乗り切れる……筈。
「じゃ、柊、そろそろ戻ろうか」
「ん、分かった」
「三国達には気分は軽くなったと言って置いた方が、面倒が無くて良いんじゃないか?」
「あぁ、そうかもね、うん、そうする」
邪な欲望を自分に向けられ、純潔まで奪われた愛花は俺の提案に乗って笑顔で返してきた。
心配性と思っている久美達の事を安心させる為に、時間を潰すだけの茶番をしたと思って倉庫を出る。
「あっ、愛花~!」
「どうだった?」
「うん、何か気分が軽くなった感じがする」
「へぇ、頼りになるねぇ」
「たまたまだよ」
「今度、私が悩んだら頼もうかな?」
「あぁ、それは大歓迎!」
「本当に?」
「おぉ、ドンと来い!」
あらかじめ言っておいた愛花の答えに、俺への信頼を濃くした久美。
それに続いた深千夜は、自分の悩んだ時に頼ろうかと言ってくる。
そういえば深千夜の処女は貰っていないので、2人きりになる状況は大歓迎と言う意味で承諾をしておいた。
愛花の悩みも完全に消えた3人組は、元の明るい雰囲気を出すようになっている。
しかも、信頼を増やす事も出来たのは嬉しい事だ。
上手く行き過ぎて先が怖いが、そんな事にならない為の警戒は怠らない。
警戒をしすぎて動けなくなっては本末転倒だが……
眼の前で姦しさが戻った3人衆の尻を後ろから眺めつつ、改めて気を引き締める俺だった。
続く
7月になったので現状報告
何かアクセス数が行き成り伸びて戦々恐々している一条アスカです。
新規に来てる人が一杯居るみたいなので改めて、このブログの要領を書いておきますよ。
このブログの更新は主に1日と15日です。
1日は、この様に現状報告やら何やらを書いています。
15日は連載小説の方を更新してますよ。
してなかったらサボっている可能性があるので
「サボりやがったな、こいつ」と思っていただければ8割正解です。
更新出来そうに無い場合は1日に、あらかじめ書くので不慮の事態以外はサボりか他の事をしてます。
偶に短編を更新しますが、大抵は1日から15日の間に出します。
大抵はね。
だから、15日以降は、ほぼ更新しないのでアクセスしても意味無いんだぜ。
次は小説の現状報告です。
今は出版社に送る小説を書いていますよ。
普通は「何文字書いたんだぜ!」と言う所ですが
出版社の応募条件が『400字詰め原稿用紙で350枚以内』となっているので枚数で言わないと意味が無いの・・・
で、今は36枚目です。
わぉ、全然進んでない!
一応の目標は300枚なんですけどね。
と、まぁ、現状はこんな感じです。
では、サボってなかったら15日の更新で会いましょう!
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