ビビッドレッド・オペレーションでズブリ その3
※今回はいつもと違って最初から最後まで一人称です。
具体的には三枝わかばちゃん視点です。
(リク:操られる側の視点 + リク:最後のいたずらレベルの常識変換で一本 = 凄く書き易い!)
常識変換のは少し行き過ぎた感も否めない。
その3
「はぁ……、ここが秘密基地……?」
一色さんに待ち合わせ場所として教えられた所に来ると――
「今にも崩れそうだけど、大丈夫なの、これ?」
私一人にも拘らず思わず言葉で確認をしてしまう程にボロい。
所々穴が開いている壁は、とても防風や防寒の役に立っているとは思えない程。
でも、秘密基地と言う雰囲気は十分に出ているし、何処となく冒険をしている様な感じもしてくる。
「え~っと、まだ時間がちょっとあるかな?」
チラリと確認した時計には、待ち合わせの時間には少しだけ余裕があった。
ただ座って待っているのも良いけど、『アローン』から町を守る為の鍛錬はしておかないといけないよね。
丁度、今は剣道着を着ているし、ちょっと素振りでもして待っていようかな?
そう考えて竹刀を仕舞っている袋を下したら、近くから足音が近付いてくるのが聞こえた。
始めは「一色さんが来たのかな?」とも思ったけど、地面を踏み締める音が結構重そうだ。
警戒する癖が付いてしまっている所為で思わず竹刀を構えていると、ボロ小屋の角から見慣れない男の人が現れた。
「うぉ!?」
竹刀を向けられていた事に驚いて尻餅を付いてしまった姿は、何処となく情け無い印象を受けてしまった。
「あっ、ご、御免なさい! 大丈夫ですか」
完全に私の所為で尻餅を付いてしまったので、慌てて駆け寄る。
内心では情け無い姿だなと思っていても、それを外に出すのは流石に失礼だろう。
「あ、あぁ」
「ご、御免なさい」
たいして怪我や痛みもない様子で立ち上がったお兄さんの背丈は、私よりも年上らしく高い。
だけど、視線だけは何処か身の毛も弥立つのは、気の所為だろうか?
とりあえず挨拶はしないといけないよね。
「あっ、私――」
と、挨拶を続けようとした瞬間、眼の前が真っ赤な光に埋め尽くされた。
一瞬の出来事であっても言葉を止めるのは十分な出来事で、思考も少し止まってしまう。
ハッと意識を取り戻した後に慌てて挨拶を続けようとしたら、先のお兄さんが言葉を掛けてきた。
「あかねちゃんから聞いてるよ。君が三枝わかばちゃんだね?」
「は、はい! 一色さんにここを提供してくれたお兄さんですよね?」
「そうだよ」
とりあえず挨拶の続きをしようと剣道着に手を掛けると、何故か凄まじい違和感に捕らわれてしまった。
えっ……と、挨拶って……?
そう!
お兄さん限定の挨拶って、確か……む、胸を見せる事だった……よね?
でも、それっていけない事じゃなかったかな……?
「どうしたのかな?」
「い、いえ、何でもないです!」
剣道着の上着に手を掛けた状態で止まった私に疑問を感じたらしいお兄さんが声を掛けてきた。
何か違和感があるけど、挨拶をしないのは失礼だし……。
「こ、こんにちは! 三枝わかばです!」
「あぁ、こんにちは」
意を決して戸惑う手を無理矢理動かした私は、剣道着の前の部分をガバッと開いた。
自然と白いスポーツブラが出てしまうけど、笑顔になったお兄さんを見た私は『間違ってなかった』のだと安心する。
何故か動かなかった手は挨拶の続きとして、余り大きくない胸を包んでいるブラすら持ち上げてしまう。
その瞬間、心臓がバクバクと激しく脈打ち、顔も一気に赤くなった気がした。
ただ普通の挨拶をしている筈なのに、私の身体は何か恥ずかしい事をしているかの様な反応を見せているのかもしれない。
だけど、胸を見せるのはお兄さんに挨拶する時の常識。
何も可笑しくはない!
「挨拶は大事だよね~」
「はい、そうですよね」
ブラを持ち上げる私に挨拶の大事さを改めて確認してくるお兄さんは、笑顔のままで近付いてくる。
少し熱い気温で緩やかな風が何も付けていない胸に吹きかかり、無意識に震える身体の振動で軽く揺れる感覚があった。
お兄さんの視線は私の胸に集中されている。
挨拶の途中だから隠しちゃ駄目なんだけど、心の底では必死に止める声が聞こえた気がした。
それでも胸を見せたままで居ると、お兄さんが私の胸を触ってくる。
「きゃっ!?」
「ん~、動いちゃ挨拶が止まっちゃうよ?」
「そ、そうですよね。御免なさい……」
「良いよ良いよ。じゃ、胸を出しててね」
「はい!」
お兄さんの手が私の乳首に触れた途端に、身体が勝手に胸を隠してしまった上に悲鳴まで出てしまった。
挨拶として何も可笑しくないのに、まるでおっぱいを触られてしまった様な……。
あれ?
胸って、おっぱいじゃ……?
「ひゃっ!?」
何か重要な事を思い出しそうな感じがしたけど、お兄さんに乳首を摘まれた瞬間に全ての考えが飛んでしまった。
しかも、親指と人差し指でくりくりと捏ねて来て、気持ち良い様なくすぐったい様な微妙な感覚が胸から押し寄せてくる。
乳首を摘んだままで引っ張ったり、胸全体を揉んだりする手は大きくて頼もしいとすら感じた。
しかし、見せるだけと思ってたけど、触ってくるなんて。
「あ、あの、挨拶って胸を見せるだけじゃ?」
そう言った瞬間、また視界が赤い光に包まれた。
やっぱり一瞬だったけど、意識を一旦途切れさせるには十分。
「挨拶の続きをしても良いかな?」
「はい! 良いですよ!」
何を可笑しな事を考えていたのだろうか?
お兄さんに胸を揉ませる挨拶は常識。
何も恥ずかしがる事は無かった。
そんな間違った知識を信じていた事を恥じる変化も、きっとお兄さんは分かっているだろう。
ニヤニヤした顔が、私の失敗を笑っている様で少し憎たらしい。
恥ずかしさの余り背けてしまった顔は、さっきよりも赤くなっているかもしれない。
心臓の鼓動も大きくなっているのが分かる。
そんな私の心境とは別に、お兄さんの指は相変わらず胸を這い回っていた。
余り大きくない胸を下から持ち上げて谷間を中央に作ったり、乳輪の縁に沿って指で撫でたり。
「んふぁ……」
お兄さんにする挨拶は、こんなにも気持ち良かっただろうか?
いや、今日が初対面で過去に感じた事は無いけど、それでも男の人との挨拶はこんな感じだったかな?
思わず出てしまった、自分でも分かる程に快感を含んだ息。
産毛を撫でる指の所為で乳首はすっかり立ってしまって、通り過ぎる風すら気持ちが良い。
そこをお兄さんは弾いてくるし、摘んでくる。
「ぁん、んん」
挨拶の途中にも拘らず声が出てしまって礼儀を欠いているかもしれないけど、お兄さんが何も言わないのなら大丈夫だろう。
硬くなった乳首は本当に摘み易いのか、最初よりも熱心に捏ね回してくる。
顔を背けて眼を閉じている所為で、指で弄ばれる感覚がハッキリと感じた。
このまま一色さんが来たら、一緒に乳首を弄られるのかな?
そんな事を思っていると指が離れた。
終わったのかと顔を戻そうとした時、胸に吹いてくる風よりも強い空気の動きを感じたと思ったら、乳首が生暖かい物に包まれる。
「あむっ」
「ひゃぁ!?」
慌てて顔を私の胸に向けてみれば、そこには乳首に吸い付いているお兄さんの頭が見えた。
「な、何を!?」
「んぱっ、何をって、挨拶をしてるんだよ?」
「ぇ……、あっ、あぁ、そうでしたよね」
殆どパニックになった思考のままで問い詰めると、アッサリと答えが返ってくる。
……確かにお兄さんとの挨拶は、これが常識。
胸を見せて、触られて、舐められても吸われても良かった筈だし、何も可笑しくはない。
お兄さんの唾液で光る乳首は弄られた刺激で尖ってエッチに感じても、これは凄く普通の事だ。
「おっぱいを吸っても良いかな?」
「あっ、はい。良いですよ」
思考に没頭しかけていた私の思考は、お兄さんの言葉で戻ってくる。
そのお兄さんも私の言葉を受けて、また乳首へ吸い付いてきた。
「あんむっ」
「んっ」
弄られて尖った乳首はお兄さんに吸われて、指で弄られた時よりも気持ち良かった。
残った方のおっぱいは相変わらず大きな手で揉まれているが、常識だから何も可笑しくはない。
大きな赤ちゃんに吸われている様な感覚を覚えるのは、仕方の無い事だろう。
今まで剣道着の上着を開き、ブラを持ち上げていた手でお兄さんの後頭部をソッと支える。
「んむっ」
「ぁふ……」
生暖かく唾液に塗れる乳首は、お兄さんの口の中で強く吸われて私に気持ち良さを送ってきた。
唇で乳輪辺りを挟まれながら、硬い歯で甘噛みをされる。
ウネウネと動く舌で舐められてしまうと、何故か股間が濡れてくる感触も増えてきてしまう。
徐々に私の胸を濡らす唾液の範囲が広がって、日の光を反射した。
漏れ出る声は耐える事無く出され、その声を聞いたお兄さんは吸い付きと乳首を摘んでいる指の力を強くする。
「ぷはっ!」
「ぁっ……」
暫く乳首を吸っていたお兄さんは満足したのか、唾液で乳輪との橋を作って顔を離した。
その際に気持ち良かった感触が止まってしまって、思わず残念そうな声を出した私は悪くない。
何にせよ、やっと挨拶が終わったみたいなので、他の男の人に見られない様に胸を隠そうとした瞬間、三度目の赤い光が私の視界を包み込んだ。
サッと意識が戻った時に、私の頭を支配するのは自分の愚かさだ。
まだ、挨拶は済んでない。
乳首を吸われた気持ち良さの余り、一番大事な事を忘れていた。
「ご、ごめんなさい!」
咄嗟に謝った私は急いで袴を下す。
唾液に濡れた乳首が風の冷たさで痛い程に硬くなるが、今はそれどころじゃない。
ブラとお揃いのスポーツ用のショーツはピッタリとあそこを護っているが、それすらも挨拶には邪魔。
腰紐に親指を掛けたら、また正体不明の警笛が私の中で鳴り響いた。
しかし、お兄さんとの挨拶で礼儀を欠く訳には行かない。
パッとショーツを下ろせば、大人の証とも言える毛が全く生えていない股間が出てくる。
そして、少し脚を開きながらお兄さんへ突き出せば、やっと私の心が落ち着いてきた。
もはや、胸を見せていた時に感じていた疑問は全く無くなって、逆に正しい挨拶が出来ている満足感が湧き上がってくる。
「どうぞ!」
「えっ、良いの?」
「はい! 常識ですから!」
一番大事だった事を忘れていた恥ずかしさは、顔だけではなく、全身を恥ずかしさで赤く染めた。
他の男の人の前では絶対になれないが、剣道着の上着を開いておっぱいを見せながら、下半身は何も着けずにお兄さんに触って貰う。
常識的な事を忘れているなんて、私も不覚だった。
こんな事では『アローン』も倒せない!
人を守る為の決意を新たにしていると、お兄さんは私が腰を突き出して差し出した股間に手を伸ばしてくる。
そして、乳首を弄っていた指が大事な所に触れた瞬間、私は何故か悲鳴を出してしまった。
「んひゃっ!?」
「ふふふ……」
そんな私を楽しそうに見てくるお兄さんは、私自身でも余り触った事のない性器を弄り始める。
おっぱいと同じか、それ以上に柔らかいのは触られる側でも分かった。
お兄さんの指が動く度にクニクニと形を変えて、私にも僅かな気持ち良さが感じられる。
外側を弄った後、真ん中に走る割れ目を開かれた。
「んひゅっ!?」
まるで身体の中に新しい空気を入れられた感覚で、私の口からは恥ずかしい声が漏れてしまう。
何とか我慢しようと口を閉じても、指が割れ目の中を動く刺激で耐えられなかった。
「ひっ、ふっ、ん!」
突き出している筈の股間も、私の意思を無視して細かく前後に揺れ動いてしまう。
その所為で、お兄さんの指も自然と割れ目を擦られる形になった。
股間の奥深くに差し込まれている手は、労る様に優しく動いて乳首の時程の激しさはない。
しかし、私のよりも太い指が、前に保険の授業で習った『膣口』に軽く差し込まれてしまった。
「はうっ!?」
身体の中が直接触られる感じは、今までに経験した事はなく、全く未知の感覚だ。
幾ら浅い部分で出入りを繰り返していても、進入を許そうとせずに締め付けてしまう。
何度か確かめる動きで膣口を探ったお兄さんの指は割れ目の上の方、つまりお腹の方へ上がって何かを摘んだ。
「んあぁー!!?」
乳首や割れ目の中を弄られていた時以上の気持ち良さを受けた私は、今迄で一番の大きな声を出してしまった。
おまけに腰は勝手にカクカクと震えてしまう。
その間にもお兄さんは何かを摘んだ指の動きを止める事無く、それこそ乳首を弄っていた時の動きで動かしてくる。
「ひゃっ、ひぅっ!?」
自分でも情け無い声を出しているなとの自覚を持ちながらも、小刻みに動いてしまう腰と同じで止めようがない。
しかも、身体の奥、子宮から凄い勢いで広がっていく何かが全身を包もうとしている。
このままいけば必ず気持ち良さが爆発でもしてしまいそうな予感と言う確証が、白くなってくる頭に浮かんだ。
お兄さんの指の動きを受け取っていると、ふと動きが止まってしまう。
「んぁ……?」
「俺もそろそろ、わかばちゃんに挨拶がしたいんだけど良いかな?」
「ぇっ……?」
そうだった。
余りにも気持ち良かったから忘れていた!
今までは私から挨拶はしていたけど、お兄さんからの挨拶も受け取らなきゃいけないんだった!
「わ、分かりました!」
気持ち良さで腑抜けていた私は気合を入れ直して、返事を返す。
しかし、挨拶を受け取るに良い場所が無い。
「え~っと……」
辺りを見回してみれば、ボロ小屋の中に同じくボロイ椅子を見つけた。
「あっ! あそこで受けます!」
「分かったよ」
指差してお兄さんに知らせれば、笑顔で返事が返ってくる。
先にボロイ椅子に座った私は背凭れに身体を預けて、浅い所に置いた腰を持ち上げた。
無理の無い姿勢を維持しながらお兄さんへ向かって脚を開けば、挨拶を受け取る準備は完了する。
「お兄さん、よろしくお願いします!」
「あぁ、任せなよ」
その言葉に、やっと全ての挨拶が正しく出来る喜びが私の心を支配した。
ズボンを脱いでオチン……じゃない、『陰茎』を取り出したお兄さんは、大きく開いた脚の間に腰を差し込んでくる。
そして、いつの間にか『愛液』を流していた股間に、たしか『亀頭』との名前だった筈の先っぽを接触させてきた。
「んっ……」
私の体温とは違った熱い感触に、何か変な気分になってくる。
心の奥底で激しく拒絶をする声が聞こえるけど、常識な挨拶をやっているのに可笑しい反応だ。
そう言えば、さっきお兄さんが摘んだ所は女の人が一番性的な快感を受ける『淫核』だったのではないだろうか?
あれは確かセックス……を?
セックスって子供を作る時にする好意だったよね?
じゃぁ、今私がやってるのはな――
「んくあぁーー!」
疑問が頭を支配しかけた私を襲ったのは、膣口を広げられる圧迫感。
お兄さんの陰茎は、指ですら入れるには大きく感じた狭い膣内をジワジワと進んでくる。
痛みは余り無いのが幸いだけど、それでも広げている脚はプルプルと震えてしまう。
「んくあぁ!」
「うふぅ!」
私の出す呻き声に似た声とは対照的に、気持ち良さそうなお兄さんの声。
内心そんな様子を恨めしく思いながら、正しい挨拶の為に膣内を広げられる感覚に耐える。
そんな中でブツリと何かを破られた瞬間に、私の心の奥底に絶望が流れた気がした。
もちろん、それは気の所為で、今はお兄さんの激しい挨拶を受け取るのに必死だ。
「あくぅ……」
「んっ、ふぉ……」
受け取る以上は拒否をしてはいけないと思った私は、なるべくお腹から力を抜いてお兄さんの陰茎を受け入れようとする。
勝手に震える膣内で太い物を入れるのは大変な事だ。
しかし、お兄さんにとっては、それすらも気持ち良さそうだった。
膣壁を広げながら進入してくる陰茎は時間を掛けずに、一番奥にある女の子の私にとって一番大事な所、子宮を押し上げる。
「くはっ……」
文字通りに内臓を押し上げられた感覚に域を詰まらせた私を見たお兄さんは、陰茎を止めてくれた。
「ふぅ……はぁ……」
「おふぅ……」
膣内からの苦しさを紛らわせようと深呼吸をする。
ふと視線を下してみると、私の大事な性器を割ってお兄さんの太くて長い陰茎が入っていた。
摘まれていた淫核は小さく顔を出して、自己主張をしている。
膣内を中から圧迫される感覚と、眼の前の紛れも無い光景を見た私の眼からは、知らない内に涙を流してしまう。
正真正銘、挨拶を正しく行なえて感動をしているのだろけど、お兄さんから受け取り挨拶はまだ終りじゃない。
これから陰茎を出し入れして、精液を子宮に掛けて貰わなければいけないのだ。
その時に私も気持ち良くなってしまうかもしれないけど、それは別に許される事だから良いよね?
「それじゃ、動くよ」
「はい!」
その一言を合図に、私の膣内に入っている陰茎はズルズルと引き出されていく。
「んくぁーー……」
「ん……」
余りにも陰茎を締め付けている所為で、子宮その物が引き出されそうだった。
同時に気持ち良さも感じて、私の口からは間延びした声が出てしまう。
膣壁を亀頭の出っ張りで引っ掛かれる感覚は、淫核を摘まれる位に気持ち良い。
そして、膣口から亀頭が出そうになったら腰を止めて、もう一度差し込んでくるお兄さん。
やっぱり一回奥まで入れたお陰で、あんまり苦労しないで子宮口まで受け入れる事が出来た。
今度は入れたままで止まらずに、腰を引いて次は押し込んでくる。
その一回一回の出し入れで、気持ち良さも段々上がって来ている様だ。
お兄さんは私の腰を掴み、息を切らせながら必死に腰を動かし始める。
「ひぅ! あぅっ! くはっ!」
「はっ、ふっ、はっ、ふっ!」
私は自然と自分の性器に眼が行ってしまい、その過程で突かれる度に小さく揺れる胸も見てしまう。
ひまわりに比べれば寂しい姿と思っても、これだけは個人差だから仕方が無い。
動きに慣れたらしいお兄さんは腰を掴んでいた手を離して、私の乳首を摘んできた。
「あひゃぅ!?」
「おうっ!」
乾き始めていた唾液で光る乳首は、陰茎を膣内に入れられた所為でかなり硬くなっている。
しかも、さっきよりも触られる感触が気持ち良い。
硬くなった乳首をコリコリと捏ねられてしまった私は、陰茎を差し込まれている腰を大きく上下に揺らしてしまう。
その動きはお兄さんにとっても気持ち良さとなったらしく、顔がだらしなく緩んできた。
グチョグチョと膣内ごと愛液を掻き回され、私の意識も淫核を摘まれた時の様に白く染まってくる。
亀頭で断続的に押し上げられる子宮からの感覚は、既に気持ち良さとなって思考を塗り潰していく。
陰茎に引っ張られる膣口、亀頭に引っ掛かれる膣壁の感触。
そして摘まれる乳首と、ボロ小屋で『犯されている』自分の被虐が身体の中から爆発してしまった。
「んっ、くあぁぁーーー!!!!」
「し、締まるぅ……!」
全身が勝手に強張って気持ち良さを爆発させる。
陰茎を一番奥まで入れている膣内からも、お兄さんとの挨拶の証である精液の熱さと独特な感触が子宮へ降り掛かった。
「あぅ、くぅ……ん」
「おふぁ……」
私の意志を通さずに締め付ける膣壁は、ビクビクと痙攣をしながら上下に動く陰茎を止められない。
膣内に精液が溜まっていく感覚が増える程に、今まで心の奥底で騒いでいた何かは静かになって大人しくなっていく。
代わりに何か大事な物を失った喪失感も、私の中にはあった。
気持ち良さの爆発で白くなっていた視界から戻ってくると、真っ先に見えたのは眼を細めたお兄さんの気持ち良さそうな顔。
あぁ、私はやっと、ちゃんとした挨拶が出来たんだ……。
そんな満足感が、何かを失った心に染み渡った。
膣内で震えていた陰茎もだいぶ落ち着いてくると、お兄さんも満足したらしく腰を引いていく。
「ん、ふぁ……」
今まで硬かった陰茎が柔らかくなっても、膣内を擦られる気持ち良さは変わらない。
抜かれる後から子宮に掛けられた、大量とも感じる精液が続いて出て行く。
「お兄さん、私、挨拶をちゃんと出来ましたか?」
「うん、凄く良く出来たよ」
「あふ……、有難うございます」
膣口から流れ出る精液がお尻の間を通って落ちる感覚を受けながら、お兄さんに確認してみると嬉しい答えが返ってきた。
圧し掛かっていた大きな身体から開放された私は、思ったよりも体力を消費してしまった身体を何とか動かしながら、剣道着を身に着けていく。
上に関しては唾液に濡れていた乳首を押さえてブラと上着を着るだけで良かったけど、ショーツと袴は外に置いて来たままだった。
仕方なく、重い脚を動かして膣口から精液が漏れるのも構わずに取りにいく。
「ふぅ……、一杯出されたって事はお兄さんも気持ち良く挨拶が出来たって事かな?」
内腿を流れる精液に、私は満足気な顔をしているだろう。
そして、膣内から全て漏れ出さない内にショーツを履いた。
濡れた股間に布が張り付く感触は何か可笑しく思ったけど、挨拶が終わった後なら普通の事。
袴を履いていると軽い足音が、二人分近付いてくる。
時間からして一色さんと、二葉さんだろう。
やっぱり、ここを待ち合わせ場所にしておいて正解だったかも?
「あぁ! わかばちゃん、もう来てたんだ!」
「こんにちは、三枝さん」
「うん、今日は時間通りだね」
丁度着替え終わった剣道着のままで腕を組んで、ちくりと嫌味を言った。
私の顔はニヤリと笑っているので二人も冗談と察するが、それでも申し訳無さそうな雰囲気になってしまう。
「だ、だから、遅れない様に、ここを待ち合わせの場所にしたんだよぅ……」
「あはは、ごめんごめん。攻める心算はなかったんだ」
「もう、わかばちゃんの意地悪!」
「うふふ」
「あはは」
そう、私は一色さんに感謝をしている。
一色さんのお陰で私はお兄さんと出会って、自分の心に充実感を与えて貰えた。
これだけでも二人の友人になれた運命に感謝をしたい気分だ。
「おぉ、あかねちゃん、あおいちゃん、こんにちは」
「あぁ、お兄さん!」
「あかねちゃん!」
「うん!」
お兄さんがボロ小屋から出てきたら、一色さんと二葉さんは挨拶をする為にズボンを脱ぎだす。
私は既に終えているから立って見ているだけ。
「はい!」
「お兄さんどうぞ」
「あぁ」
始めてみる二人の性器は、私と同じ様に何も生えていない。
しかし、お兄さんが股間に手を伸ばす姿に、何故か嫉妬を感じてしまうのは何故だろうか?
これはただの挨拶の筈。
……もしかして私はお兄さんに恋心でも抱いてしまった?
駄目駄目!
私のタイプは、少なくとも強い人じゃないと!
そうこう考えている内に一色さんと、二葉さんの挨拶は終わったみたいだった。
「じゃぁ、お兄さん、またね!」
「おぉ! ここはいつでも使って良いからな」
「はい、有難うございます! 三枝さん、行こ?」
「あっ、うん! 分かった」
会った時の挨拶はシッカリやったが、分かれる時の挨拶は言葉だけで良い。
「それじゃ、お兄さん。また今度!」
「あぁ、またね」
お兄さんの指で光る友人二人の愛液を横目に、私は膣内にある精液の確かな感触を楽しみながら後を付いていくのだった。
続く
具体的には三枝わかばちゃん視点です。
(リク:操られる側の視点 + リク:最後のいたずらレベルの常識変換で一本 = 凄く書き易い!)
常識変換のは少し行き過ぎた感も否めない。
その3
「はぁ……、ここが秘密基地……?」
一色さんに待ち合わせ場所として教えられた所に来ると――
「今にも崩れそうだけど、大丈夫なの、これ?」
私一人にも拘らず思わず言葉で確認をしてしまう程にボロい。
所々穴が開いている壁は、とても防風や防寒の役に立っているとは思えない程。
でも、秘密基地と言う雰囲気は十分に出ているし、何処となく冒険をしている様な感じもしてくる。
「え~っと、まだ時間がちょっとあるかな?」
チラリと確認した時計には、待ち合わせの時間には少しだけ余裕があった。
ただ座って待っているのも良いけど、『アローン』から町を守る為の鍛錬はしておかないといけないよね。
丁度、今は剣道着を着ているし、ちょっと素振りでもして待っていようかな?
そう考えて竹刀を仕舞っている袋を下したら、近くから足音が近付いてくるのが聞こえた。
始めは「一色さんが来たのかな?」とも思ったけど、地面を踏み締める音が結構重そうだ。
警戒する癖が付いてしまっている所為で思わず竹刀を構えていると、ボロ小屋の角から見慣れない男の人が現れた。
「うぉ!?」
竹刀を向けられていた事に驚いて尻餅を付いてしまった姿は、何処となく情け無い印象を受けてしまった。
「あっ、ご、御免なさい! 大丈夫ですか」
完全に私の所為で尻餅を付いてしまったので、慌てて駆け寄る。
内心では情け無い姿だなと思っていても、それを外に出すのは流石に失礼だろう。
「あ、あぁ」
「ご、御免なさい」
たいして怪我や痛みもない様子で立ち上がったお兄さんの背丈は、私よりも年上らしく高い。
だけど、視線だけは何処か身の毛も弥立つのは、気の所為だろうか?
とりあえず挨拶はしないといけないよね。
「あっ、私――」
と、挨拶を続けようとした瞬間、眼の前が真っ赤な光に埋め尽くされた。
一瞬の出来事であっても言葉を止めるのは十分な出来事で、思考も少し止まってしまう。
ハッと意識を取り戻した後に慌てて挨拶を続けようとしたら、先のお兄さんが言葉を掛けてきた。
「あかねちゃんから聞いてるよ。君が三枝わかばちゃんだね?」
「は、はい! 一色さんにここを提供してくれたお兄さんですよね?」
「そうだよ」
とりあえず挨拶の続きをしようと剣道着に手を掛けると、何故か凄まじい違和感に捕らわれてしまった。
えっ……と、挨拶って……?
そう!
お兄さん限定の挨拶って、確か……む、胸を見せる事だった……よね?
でも、それっていけない事じゃなかったかな……?
「どうしたのかな?」
「い、いえ、何でもないです!」
剣道着の上着に手を掛けた状態で止まった私に疑問を感じたらしいお兄さんが声を掛けてきた。
何か違和感があるけど、挨拶をしないのは失礼だし……。
「こ、こんにちは! 三枝わかばです!」
「あぁ、こんにちは」
意を決して戸惑う手を無理矢理動かした私は、剣道着の前の部分をガバッと開いた。
自然と白いスポーツブラが出てしまうけど、笑顔になったお兄さんを見た私は『間違ってなかった』のだと安心する。
何故か動かなかった手は挨拶の続きとして、余り大きくない胸を包んでいるブラすら持ち上げてしまう。
その瞬間、心臓がバクバクと激しく脈打ち、顔も一気に赤くなった気がした。
ただ普通の挨拶をしている筈なのに、私の身体は何か恥ずかしい事をしているかの様な反応を見せているのかもしれない。
だけど、胸を見せるのはお兄さんに挨拶する時の常識。
何も可笑しくはない!
「挨拶は大事だよね~」
「はい、そうですよね」
ブラを持ち上げる私に挨拶の大事さを改めて確認してくるお兄さんは、笑顔のままで近付いてくる。
少し熱い気温で緩やかな風が何も付けていない胸に吹きかかり、無意識に震える身体の振動で軽く揺れる感覚があった。
お兄さんの視線は私の胸に集中されている。
挨拶の途中だから隠しちゃ駄目なんだけど、心の底では必死に止める声が聞こえた気がした。
それでも胸を見せたままで居ると、お兄さんが私の胸を触ってくる。
「きゃっ!?」
「ん~、動いちゃ挨拶が止まっちゃうよ?」
「そ、そうですよね。御免なさい……」
「良いよ良いよ。じゃ、胸を出しててね」
「はい!」
お兄さんの手が私の乳首に触れた途端に、身体が勝手に胸を隠してしまった上に悲鳴まで出てしまった。
挨拶として何も可笑しくないのに、まるでおっぱいを触られてしまった様な……。
あれ?
胸って、おっぱいじゃ……?
「ひゃっ!?」
何か重要な事を思い出しそうな感じがしたけど、お兄さんに乳首を摘まれた瞬間に全ての考えが飛んでしまった。
しかも、親指と人差し指でくりくりと捏ねて来て、気持ち良い様なくすぐったい様な微妙な感覚が胸から押し寄せてくる。
乳首を摘んだままで引っ張ったり、胸全体を揉んだりする手は大きくて頼もしいとすら感じた。
しかし、見せるだけと思ってたけど、触ってくるなんて。
「あ、あの、挨拶って胸を見せるだけじゃ?」
そう言った瞬間、また視界が赤い光に包まれた。
やっぱり一瞬だったけど、意識を一旦途切れさせるには十分。
「挨拶の続きをしても良いかな?」
「はい! 良いですよ!」
何を可笑しな事を考えていたのだろうか?
お兄さんに胸を揉ませる挨拶は常識。
何も恥ずかしがる事は無かった。
そんな間違った知識を信じていた事を恥じる変化も、きっとお兄さんは分かっているだろう。
ニヤニヤした顔が、私の失敗を笑っている様で少し憎たらしい。
恥ずかしさの余り背けてしまった顔は、さっきよりも赤くなっているかもしれない。
心臓の鼓動も大きくなっているのが分かる。
そんな私の心境とは別に、お兄さんの指は相変わらず胸を這い回っていた。
余り大きくない胸を下から持ち上げて谷間を中央に作ったり、乳輪の縁に沿って指で撫でたり。
「んふぁ……」
お兄さんにする挨拶は、こんなにも気持ち良かっただろうか?
いや、今日が初対面で過去に感じた事は無いけど、それでも男の人との挨拶はこんな感じだったかな?
思わず出てしまった、自分でも分かる程に快感を含んだ息。
産毛を撫でる指の所為で乳首はすっかり立ってしまって、通り過ぎる風すら気持ちが良い。
そこをお兄さんは弾いてくるし、摘んでくる。
「ぁん、んん」
挨拶の途中にも拘らず声が出てしまって礼儀を欠いているかもしれないけど、お兄さんが何も言わないのなら大丈夫だろう。
硬くなった乳首は本当に摘み易いのか、最初よりも熱心に捏ね回してくる。
顔を背けて眼を閉じている所為で、指で弄ばれる感覚がハッキリと感じた。
このまま一色さんが来たら、一緒に乳首を弄られるのかな?
そんな事を思っていると指が離れた。
終わったのかと顔を戻そうとした時、胸に吹いてくる風よりも強い空気の動きを感じたと思ったら、乳首が生暖かい物に包まれる。
「あむっ」
「ひゃぁ!?」
慌てて顔を私の胸に向けてみれば、そこには乳首に吸い付いているお兄さんの頭が見えた。
「な、何を!?」
「んぱっ、何をって、挨拶をしてるんだよ?」
「ぇ……、あっ、あぁ、そうでしたよね」
殆どパニックになった思考のままで問い詰めると、アッサリと答えが返ってくる。
……確かにお兄さんとの挨拶は、これが常識。
胸を見せて、触られて、舐められても吸われても良かった筈だし、何も可笑しくはない。
お兄さんの唾液で光る乳首は弄られた刺激で尖ってエッチに感じても、これは凄く普通の事だ。
「おっぱいを吸っても良いかな?」
「あっ、はい。良いですよ」
思考に没頭しかけていた私の思考は、お兄さんの言葉で戻ってくる。
そのお兄さんも私の言葉を受けて、また乳首へ吸い付いてきた。
「あんむっ」
「んっ」
弄られて尖った乳首はお兄さんに吸われて、指で弄られた時よりも気持ち良かった。
残った方のおっぱいは相変わらず大きな手で揉まれているが、常識だから何も可笑しくはない。
大きな赤ちゃんに吸われている様な感覚を覚えるのは、仕方の無い事だろう。
今まで剣道着の上着を開き、ブラを持ち上げていた手でお兄さんの後頭部をソッと支える。
「んむっ」
「ぁふ……」
生暖かく唾液に塗れる乳首は、お兄さんの口の中で強く吸われて私に気持ち良さを送ってきた。
唇で乳輪辺りを挟まれながら、硬い歯で甘噛みをされる。
ウネウネと動く舌で舐められてしまうと、何故か股間が濡れてくる感触も増えてきてしまう。
徐々に私の胸を濡らす唾液の範囲が広がって、日の光を反射した。
漏れ出る声は耐える事無く出され、その声を聞いたお兄さんは吸い付きと乳首を摘んでいる指の力を強くする。
「ぷはっ!」
「ぁっ……」
暫く乳首を吸っていたお兄さんは満足したのか、唾液で乳輪との橋を作って顔を離した。
その際に気持ち良かった感触が止まってしまって、思わず残念そうな声を出した私は悪くない。
何にせよ、やっと挨拶が終わったみたいなので、他の男の人に見られない様に胸を隠そうとした瞬間、三度目の赤い光が私の視界を包み込んだ。
サッと意識が戻った時に、私の頭を支配するのは自分の愚かさだ。
まだ、挨拶は済んでない。
乳首を吸われた気持ち良さの余り、一番大事な事を忘れていた。
「ご、ごめんなさい!」
咄嗟に謝った私は急いで袴を下す。
唾液に濡れた乳首が風の冷たさで痛い程に硬くなるが、今はそれどころじゃない。
ブラとお揃いのスポーツ用のショーツはピッタリとあそこを護っているが、それすらも挨拶には邪魔。
腰紐に親指を掛けたら、また正体不明の警笛が私の中で鳴り響いた。
しかし、お兄さんとの挨拶で礼儀を欠く訳には行かない。
パッとショーツを下ろせば、大人の証とも言える毛が全く生えていない股間が出てくる。
そして、少し脚を開きながらお兄さんへ突き出せば、やっと私の心が落ち着いてきた。
もはや、胸を見せていた時に感じていた疑問は全く無くなって、逆に正しい挨拶が出来ている満足感が湧き上がってくる。
「どうぞ!」
「えっ、良いの?」
「はい! 常識ですから!」
一番大事だった事を忘れていた恥ずかしさは、顔だけではなく、全身を恥ずかしさで赤く染めた。
他の男の人の前では絶対になれないが、剣道着の上着を開いておっぱいを見せながら、下半身は何も着けずにお兄さんに触って貰う。
常識的な事を忘れているなんて、私も不覚だった。
こんな事では『アローン』も倒せない!
人を守る為の決意を新たにしていると、お兄さんは私が腰を突き出して差し出した股間に手を伸ばしてくる。
そして、乳首を弄っていた指が大事な所に触れた瞬間、私は何故か悲鳴を出してしまった。
「んひゃっ!?」
「ふふふ……」
そんな私を楽しそうに見てくるお兄さんは、私自身でも余り触った事のない性器を弄り始める。
おっぱいと同じか、それ以上に柔らかいのは触られる側でも分かった。
お兄さんの指が動く度にクニクニと形を変えて、私にも僅かな気持ち良さが感じられる。
外側を弄った後、真ん中に走る割れ目を開かれた。
「んひゅっ!?」
まるで身体の中に新しい空気を入れられた感覚で、私の口からは恥ずかしい声が漏れてしまう。
何とか我慢しようと口を閉じても、指が割れ目の中を動く刺激で耐えられなかった。
「ひっ、ふっ、ん!」
突き出している筈の股間も、私の意思を無視して細かく前後に揺れ動いてしまう。
その所為で、お兄さんの指も自然と割れ目を擦られる形になった。
股間の奥深くに差し込まれている手は、労る様に優しく動いて乳首の時程の激しさはない。
しかし、私のよりも太い指が、前に保険の授業で習った『膣口』に軽く差し込まれてしまった。
「はうっ!?」
身体の中が直接触られる感じは、今までに経験した事はなく、全く未知の感覚だ。
幾ら浅い部分で出入りを繰り返していても、進入を許そうとせずに締め付けてしまう。
何度か確かめる動きで膣口を探ったお兄さんの指は割れ目の上の方、つまりお腹の方へ上がって何かを摘んだ。
「んあぁー!!?」
乳首や割れ目の中を弄られていた時以上の気持ち良さを受けた私は、今迄で一番の大きな声を出してしまった。
おまけに腰は勝手にカクカクと震えてしまう。
その間にもお兄さんは何かを摘んだ指の動きを止める事無く、それこそ乳首を弄っていた時の動きで動かしてくる。
「ひゃっ、ひぅっ!?」
自分でも情け無い声を出しているなとの自覚を持ちながらも、小刻みに動いてしまう腰と同じで止めようがない。
しかも、身体の奥、子宮から凄い勢いで広がっていく何かが全身を包もうとしている。
このままいけば必ず気持ち良さが爆発でもしてしまいそうな予感と言う確証が、白くなってくる頭に浮かんだ。
お兄さんの指の動きを受け取っていると、ふと動きが止まってしまう。
「んぁ……?」
「俺もそろそろ、わかばちゃんに挨拶がしたいんだけど良いかな?」
「ぇっ……?」
そうだった。
余りにも気持ち良かったから忘れていた!
今までは私から挨拶はしていたけど、お兄さんからの挨拶も受け取らなきゃいけないんだった!
「わ、分かりました!」
気持ち良さで腑抜けていた私は気合を入れ直して、返事を返す。
しかし、挨拶を受け取るに良い場所が無い。
「え~っと……」
辺りを見回してみれば、ボロ小屋の中に同じくボロイ椅子を見つけた。
「あっ! あそこで受けます!」
「分かったよ」
指差してお兄さんに知らせれば、笑顔で返事が返ってくる。
先にボロイ椅子に座った私は背凭れに身体を預けて、浅い所に置いた腰を持ち上げた。
無理の無い姿勢を維持しながらお兄さんへ向かって脚を開けば、挨拶を受け取る準備は完了する。
「お兄さん、よろしくお願いします!」
「あぁ、任せなよ」
その言葉に、やっと全ての挨拶が正しく出来る喜びが私の心を支配した。
ズボンを脱いでオチン……じゃない、『陰茎』を取り出したお兄さんは、大きく開いた脚の間に腰を差し込んでくる。
そして、いつの間にか『愛液』を流していた股間に、たしか『亀頭』との名前だった筈の先っぽを接触させてきた。
「んっ……」
私の体温とは違った熱い感触に、何か変な気分になってくる。
心の奥底で激しく拒絶をする声が聞こえるけど、常識な挨拶をやっているのに可笑しい反応だ。
そう言えば、さっきお兄さんが摘んだ所は女の人が一番性的な快感を受ける『淫核』だったのではないだろうか?
あれは確かセックス……を?
セックスって子供を作る時にする好意だったよね?
じゃぁ、今私がやってるのはな――
「んくあぁーー!」
疑問が頭を支配しかけた私を襲ったのは、膣口を広げられる圧迫感。
お兄さんの陰茎は、指ですら入れるには大きく感じた狭い膣内をジワジワと進んでくる。
痛みは余り無いのが幸いだけど、それでも広げている脚はプルプルと震えてしまう。
「んくあぁ!」
「うふぅ!」
私の出す呻き声に似た声とは対照的に、気持ち良さそうなお兄さんの声。
内心そんな様子を恨めしく思いながら、正しい挨拶の為に膣内を広げられる感覚に耐える。
そんな中でブツリと何かを破られた瞬間に、私の心の奥底に絶望が流れた気がした。
もちろん、それは気の所為で、今はお兄さんの激しい挨拶を受け取るのに必死だ。
「あくぅ……」
「んっ、ふぉ……」
受け取る以上は拒否をしてはいけないと思った私は、なるべくお腹から力を抜いてお兄さんの陰茎を受け入れようとする。
勝手に震える膣内で太い物を入れるのは大変な事だ。
しかし、お兄さんにとっては、それすらも気持ち良さそうだった。
膣壁を広げながら進入してくる陰茎は時間を掛けずに、一番奥にある女の子の私にとって一番大事な所、子宮を押し上げる。
「くはっ……」
文字通りに内臓を押し上げられた感覚に域を詰まらせた私を見たお兄さんは、陰茎を止めてくれた。
「ふぅ……はぁ……」
「おふぅ……」
膣内からの苦しさを紛らわせようと深呼吸をする。
ふと視線を下してみると、私の大事な性器を割ってお兄さんの太くて長い陰茎が入っていた。
摘まれていた淫核は小さく顔を出して、自己主張をしている。
膣内を中から圧迫される感覚と、眼の前の紛れも無い光景を見た私の眼からは、知らない内に涙を流してしまう。
正真正銘、挨拶を正しく行なえて感動をしているのだろけど、お兄さんから受け取り挨拶はまだ終りじゃない。
これから陰茎を出し入れして、精液を子宮に掛けて貰わなければいけないのだ。
その時に私も気持ち良くなってしまうかもしれないけど、それは別に許される事だから良いよね?
「それじゃ、動くよ」
「はい!」
その一言を合図に、私の膣内に入っている陰茎はズルズルと引き出されていく。
「んくぁーー……」
「ん……」
余りにも陰茎を締め付けている所為で、子宮その物が引き出されそうだった。
同時に気持ち良さも感じて、私の口からは間延びした声が出てしまう。
膣壁を亀頭の出っ張りで引っ掛かれる感覚は、淫核を摘まれる位に気持ち良い。
そして、膣口から亀頭が出そうになったら腰を止めて、もう一度差し込んでくるお兄さん。
やっぱり一回奥まで入れたお陰で、あんまり苦労しないで子宮口まで受け入れる事が出来た。
今度は入れたままで止まらずに、腰を引いて次は押し込んでくる。
その一回一回の出し入れで、気持ち良さも段々上がって来ている様だ。
お兄さんは私の腰を掴み、息を切らせながら必死に腰を動かし始める。
「ひぅ! あぅっ! くはっ!」
「はっ、ふっ、はっ、ふっ!」
私は自然と自分の性器に眼が行ってしまい、その過程で突かれる度に小さく揺れる胸も見てしまう。
ひまわりに比べれば寂しい姿と思っても、これだけは個人差だから仕方が無い。
動きに慣れたらしいお兄さんは腰を掴んでいた手を離して、私の乳首を摘んできた。
「あひゃぅ!?」
「おうっ!」
乾き始めていた唾液で光る乳首は、陰茎を膣内に入れられた所為でかなり硬くなっている。
しかも、さっきよりも触られる感触が気持ち良い。
硬くなった乳首をコリコリと捏ねられてしまった私は、陰茎を差し込まれている腰を大きく上下に揺らしてしまう。
その動きはお兄さんにとっても気持ち良さとなったらしく、顔がだらしなく緩んできた。
グチョグチョと膣内ごと愛液を掻き回され、私の意識も淫核を摘まれた時の様に白く染まってくる。
亀頭で断続的に押し上げられる子宮からの感覚は、既に気持ち良さとなって思考を塗り潰していく。
陰茎に引っ張られる膣口、亀頭に引っ掛かれる膣壁の感触。
そして摘まれる乳首と、ボロ小屋で『犯されている』自分の被虐が身体の中から爆発してしまった。
「んっ、くあぁぁーーー!!!!」
「し、締まるぅ……!」
全身が勝手に強張って気持ち良さを爆発させる。
陰茎を一番奥まで入れている膣内からも、お兄さんとの挨拶の証である精液の熱さと独特な感触が子宮へ降り掛かった。
「あぅ、くぅ……ん」
「おふぁ……」
私の意志を通さずに締め付ける膣壁は、ビクビクと痙攣をしながら上下に動く陰茎を止められない。
膣内に精液が溜まっていく感覚が増える程に、今まで心の奥底で騒いでいた何かは静かになって大人しくなっていく。
代わりに何か大事な物を失った喪失感も、私の中にはあった。
気持ち良さの爆発で白くなっていた視界から戻ってくると、真っ先に見えたのは眼を細めたお兄さんの気持ち良さそうな顔。
あぁ、私はやっと、ちゃんとした挨拶が出来たんだ……。
そんな満足感が、何かを失った心に染み渡った。
膣内で震えていた陰茎もだいぶ落ち着いてくると、お兄さんも満足したらしく腰を引いていく。
「ん、ふぁ……」
今まで硬かった陰茎が柔らかくなっても、膣内を擦られる気持ち良さは変わらない。
抜かれる後から子宮に掛けられた、大量とも感じる精液が続いて出て行く。
「お兄さん、私、挨拶をちゃんと出来ましたか?」
「うん、凄く良く出来たよ」
「あふ……、有難うございます」
膣口から流れ出る精液がお尻の間を通って落ちる感覚を受けながら、お兄さんに確認してみると嬉しい答えが返ってきた。
圧し掛かっていた大きな身体から開放された私は、思ったよりも体力を消費してしまった身体を何とか動かしながら、剣道着を身に着けていく。
上に関しては唾液に濡れていた乳首を押さえてブラと上着を着るだけで良かったけど、ショーツと袴は外に置いて来たままだった。
仕方なく、重い脚を動かして膣口から精液が漏れるのも構わずに取りにいく。
「ふぅ……、一杯出されたって事はお兄さんも気持ち良く挨拶が出来たって事かな?」
内腿を流れる精液に、私は満足気な顔をしているだろう。
そして、膣内から全て漏れ出さない内にショーツを履いた。
濡れた股間に布が張り付く感触は何か可笑しく思ったけど、挨拶が終わった後なら普通の事。
袴を履いていると軽い足音が、二人分近付いてくる。
時間からして一色さんと、二葉さんだろう。
やっぱり、ここを待ち合わせ場所にしておいて正解だったかも?
「あぁ! わかばちゃん、もう来てたんだ!」
「こんにちは、三枝さん」
「うん、今日は時間通りだね」
丁度着替え終わった剣道着のままで腕を組んで、ちくりと嫌味を言った。
私の顔はニヤリと笑っているので二人も冗談と察するが、それでも申し訳無さそうな雰囲気になってしまう。
「だ、だから、遅れない様に、ここを待ち合わせの場所にしたんだよぅ……」
「あはは、ごめんごめん。攻める心算はなかったんだ」
「もう、わかばちゃんの意地悪!」
「うふふ」
「あはは」
そう、私は一色さんに感謝をしている。
一色さんのお陰で私はお兄さんと出会って、自分の心に充実感を与えて貰えた。
これだけでも二人の友人になれた運命に感謝をしたい気分だ。
「おぉ、あかねちゃん、あおいちゃん、こんにちは」
「あぁ、お兄さん!」
「あかねちゃん!」
「うん!」
お兄さんがボロ小屋から出てきたら、一色さんと二葉さんは挨拶をする為にズボンを脱ぎだす。
私は既に終えているから立って見ているだけ。
「はい!」
「お兄さんどうぞ」
「あぁ」
始めてみる二人の性器は、私と同じ様に何も生えていない。
しかし、お兄さんが股間に手を伸ばす姿に、何故か嫉妬を感じてしまうのは何故だろうか?
これはただの挨拶の筈。
……もしかして私はお兄さんに恋心でも抱いてしまった?
駄目駄目!
私のタイプは、少なくとも強い人じゃないと!
そうこう考えている内に一色さんと、二葉さんの挨拶は終わったみたいだった。
「じゃぁ、お兄さん、またね!」
「おぉ! ここはいつでも使って良いからな」
「はい、有難うございます! 三枝さん、行こ?」
「あっ、うん! 分かった」
会った時の挨拶はシッカリやったが、分かれる時の挨拶は言葉だけで良い。
「それじゃ、お兄さん。また今度!」
「あぁ、またね」
お兄さんの指で光る友人二人の愛液を横目に、私は膣内にある精液の確かな感触を楽しみながら後を付いていくのだった。
続く
ビビッドレッド・オペレーションでズブリ その2
その2
あかねに連れられたあおいは、目の前で座る青年に対して不信感を覚えた。
何の特徴も無い極普通の男だが、視線だけは自分の身体を足の爪先から頭までを舐める様に流してくるのだ。
ボロ小屋の薄暗い中で薄笑いを浮かべる姿は、あおいにとって不安しか煽らない。
本能的な嫌悪感に身を竦ませて自分の手を握っているあかねを見た瞬間、視界が赤い光に埋め尽くされる。
「ふぅ……、危ない危ない」
あかねはともかく、あおいの表情に不味い物を感じた青年は、会話をする事も無く掌に埋め込まれた物体を使って、二人を人形の状態へ落とした。
不安そうにしていた顔から一切の表情と感情が抜けてしまい、繋がれていた手は指先だけが辛うじて引っ掛かっている程度に力が抜けてしまっている。
たとえ意識を封じられても、友情は不滅だと知らしめている様でもあった。
「とりあえず、ズボンを脱ぎましょうね」
「……はい」
「……はい」
もはや慣れた様子で命令を出す。
意志が消え去った二人は腕を動かし、のろのろと指示に従って尻が食み出ている程に短いズボンに手を掛けた。
興奮で鼻息も荒くする青年に見守られながら、細い指が掛けられてズボンがスルリと下ろされ、姿を現した白いショーツ。
前にあかねを犯した時は変身した後だった所為で、見る事は叶わなかった物。
あおいも子供っぽい感じの白いショーツを履いており、小さな青いリボンがウエストのゴム部分に付けられている。
「うぅん、素晴らしい!」
間近で見る少女の下着姿は、上半身が制服のままであると言うギャップもあって背徳的な雰囲気も漂っていた。
シッカリと腰まで上げられたショーツの股間は、大陰唇の膨らみがハッキリと分かる程に盛り上がっており、股間へ顔を埋めたい気持ちになってしまう。
「次はパンツも脱ぎましょうね」
「……はい」
「……はい」
普通の女の子なら嫌悪感と共に悲鳴を上げそうな表情を浮かべながら出された命令を、人形状態の二人は拒む事も出来ずに実行へ移す。
腰から上半身を屈めて細い足首からショーツが脱ぎ去られると、秘匿するべき股間を性欲に塗れた男の前で曝け出した。
正面から見える大陰唇の膨らみと、その中心を走るスジはピッタリと閉じている。
あかねは既に処女を奪われているものの、一度の性交では形が変わる事無く綺麗な秘裂。
淫核は包皮すら見えず、完全に大陰唇の中に姿を隠していた。
あおいも同じ様にぷっくりと盛り上がった大陰唇に、穢れの無い秘裂。
当然ながら陰毛も全く無く、成長途中の少女を思わせる。
両足を閉じて立っている所為で大陰唇が左右から中央へ寄せられ、あかねよりも厚みがありそうな印象だった。
鼻息荒く近寄った青年は二人の正面へ座り込むと、おもむろに手を二人の股間へ持っていく。
「っ!?」
「んっ!?」
「おぉ!」
大陰唇の柔らかさは特に違いは無いみたいだが、やはり美少女を左右に並べて触っていると言う状況に興奮を覚える。
指に力を入れながら前後に手を動かせば形が歪み、開いた秘裂からは隠れている淫核が見えた。
青年は親指と人差し指を割れ目に差し込んで、包皮の上から捏ね繰り回す。
「うっ……」
「ん……」
男の太い指に触れられる不快感で意識を封じられても反応を返し、小さな唇から声が漏れた。
しかし、身体の中で一番感じる性感帯を刺激された二人は、初めて感じる快感から逃げる様に腰を引いてしまう。
「逃げたら駄目じゃないか」
「ひっ!?」
「んんっ!?」
「うぉ!? す、済まん」
本当なら小さな尻を押さえて動きを抑えるものの、両手で淫核を弄っている所為で出来ない。
咄嗟に指へ力を入れて根元から摘む事によって前へ引き戻した途端に、思ったよりも痛そうな悲鳴を出されて反射的に謝ってしまう青年。
チラリと二人の顔色を伺うも、人形状態の為に無表情は全く変わらない。
当然ながら痛みを与える事が目的ではないので、今度は労りつつ動かして性感のみを引き出していく。
「んふぁ……」
「あぅ……ん……」
今はまだ柔らかな淫核をクニクニと捏ねてやれば、あかねとあおいは明らかに快感を含んだ声を漏らす。
先程とは違って腰も逃げず、どちらかと言うと股間を指に押し付けてきている抵抗すらあった。
「このまま犯したいけど、前と同じと言うのもなぁ……」
「あっ……うぅん……」
「んふっ……ぁ……」
自我が無い所為で性的な刺激を素直に受け取る二人を弄べば、柔らかいままだった淫核は徐々に指へ抵抗を示し、硬さも増してきた。
少女達の身体には確実に快感が蓄積され、乾いてサラサラしていた秘裂は愛液で潤い、チラチラと見えていた小陰唇すら厚くなってくる。
「ひっ……、んぃっ!」
「きぅっ……、あっ!」
色々と考えていた青年だったが、無毛の秘裂から愛液が滴る光景を見て、このまま弄り倒してみればどうなるかと言う興味が沸いてきた。
淫核を摘んでいる指に力を入れる度に、裸の下半身が細かく震える。
力無く下げられていた二人の両手も、指が軽く反った後に快感を耐える様に握り締められた。
淫核のみでは寂しいだろうと、あかねは膣内に指が入る所まで入れ、あおいは処女膜を傷付けない程度に軽く入れる。
愛液に濡れた膣口はぬるりとした感触と共に、細い異物を迎え入れた。
指を包む胎内は腰の動き以上に細かく痙攣を繰り返しており、受け取る快感の大きさを物語っている。
薄いヒダが絡み付き、狭い膣壁が精一杯に締め付けを返してきた。
そんな中て指を無理矢理動かして、Gスポットを探っていく。
人によっては在ったり無かったりするらしいが、根気良く腹側の膣壁を探って行けば、柔らかい感触とは違うコリッとした箇所を見つけた。
そこを引っ掻いた瞬間に、悦声を出して腰が大きく戦慄く。
「ひぃあ」
「あんんっ」
白い下腹部が胎内から押し上げられる程に力を入れても、無表情の顔だけは一切変わらない。
細い脚は青年の手が股間に入る程度に開いている以外は、ほぼ直立不動を保っているにも拘らず、腰だけが快感でうねうねと動く。
秘裂は指の形に広がって太股にも愛液が一筋、二筋と流れ始めた。
包皮に身を隠していた淫核も指の刺激と快楽によって、小さく可愛いピンク色の姿を現している。
俄然、摘み易くなったお陰で弄るのも楽になり、Gスポットと合わせて嬲っていく。
「あぅ、んぅ」
「ひっ、ひぅ」
性器で最も快感を受けると言っても良い箇所を暫く弄っていると、あかねの胎内が何か違和感がある動きに変わってくる。
絶頂間近で痙攣する動きは既に知っているが、何やら耐える様な力の入れ具合に変化してきた。
しかし、顔を見上げても頬を真っ赤に染めている事を除けば、まったく変わらない無表情のままで何も読み取れない。
それでも指を動かし続けていると青年は手に、大量の体液が掛かるのを感じた。
何事かと慌ててあかねの股間に視線を戻せば、そこには股間から、具体的には尿道から少し黄色い体液が漏れ出している。
つまり、あかねはおしっこを出してしまったのだ。
「うぉ!?」
「あ……あぁ……、んん」
「ひぅ、あっ、んっ!」
隣ではあおいが秘裂を弄られて悦声を出しているが、あかねの顔は無表情ながら何処となく情け無い雰囲気に変わった気がした。
慣れない女の子にとってはGスポットへの刺激は、尿意を勘違いされる事も多いと聞いた事がある。
人形状態のあかねには、自我が無い為に下半身に感じた排泄の欲求は止められなかったらしい。
ただ尿意を感じただけなら積み重ねられた習慣で身体が勝手に我慢するだろうが、今も膣内を掻き回されている所為で限界を超えてしまった様だった。
「駄目だよ~。お漏らししちゃ」
「ふぁ……ん……」
「ひぐぅ……」
言葉だけの注意をする青年は、過去に射精しても扱かれた事を思い出して軽い仕返しを思い付く。
チラリとあかねの顔を確認した青年は、股間を弄っている指を更に早く動かしていった。
「ひんっ!」
感情を知らせる表情を浮かべていなくとも、半分開かれた口から出る悲鳴を思わせるあかねの悦声。
愛液に加えて排泄をした事で水分が多くなり、股間からはグチョグチョと大きく音が響いた。
指を咥え込んでいる膣壁も、尿を出し切った所為で心成しか締め付けを緩めていたが、胎内に入っていた異物が動き出した刺激を受けて再び纏わり付いて来る。
一度、気が抜けてしまったものの、溜め込まれていた性感は未だに残っており、細かく前後にカクカクと動いていた腰も動き始めた。
指に感じる膣内の動きは紛れもなく快感に蠢く痙攣を返しつつあり、今度こそ絶頂へ持っていけそうだ。
あかねの眼が上に向いたのを確認した青年は、今までで一番強く淫核を抓り、Gスポットを引っ掻く。
「んきっ!?」
処女のあおい無意識の内に丁寧な愛撫と言える弄り方をしているが、処女ではないあかねは自然と遠慮が無くなってしまう。
痙攣が大きくなってきても胎内で暴れる指は動きを和らげる事も無く、攻め続ける。
そして、快感を限界まで溜め込んだあかねは、突き出した腰をガクガクと震わせて絶頂へ達した。
「んひいぃ!!」
「ぁん……、ん……」
尿道から潮を噴くあかねの胎内は強く締まり、Gスポット付近で曲がっている指を奥へ引き込もうとしてくる。
陰茎を入れていれば、精液を子宮へ運びそうな感覚。
性欲に開花した股間が色んな体液で汚れて大きく痙攣をしても、青年の指は止まらない。
絶頂で締め付けてきた膣壁を無理矢理掻き分けて、埋もれてしまったGスポットを人差し指で、顔を出した小さな淫核は親指で弾きながら刺激を送り続けた。
「んあっ!!」
「うぉ!?」
長い絶頂の中で更なる快感を送り込まれてしまったあかねは、一際大きな悦声を出した後、潮を断続的に噴出す。
暫く激しい痙攣を見せていた腰が限界に達し、突然止まったと思えば脚から力が抜けて座り込んでしまった。
幾ら少女の身体が軽いとは言っても、流石に片手では支えきれずに青年の手は尿と愛液に濡れた床と大陰唇に挟まれた。
「ひぐぁ!?」
「いてっ!」
勢い良く崩れ落ちた衝撃で胎内に入っていた指が更に奥へ抉り込まされてしまい、今までに聞いた事のない悲鳴が聞こえる。
隣のあおいは立ったままで喘ぐ姿は変わりないが、あかねが座り込んだ所為で青年は体を大きく傾ける体勢になってしまった。
「あ……、あぁ……」
「いてて……」
「んふぁ……」
流石にここまで大きく体勢を変えられてしまえば、あおいを弄る余裕も無くなってしまう。
性欲に取り付かれた思考が、思わぬハプニングで冷静さが戻った。
「ちょっと、やり過ぎたか?」
人形状態で表情が無いあかねの顔が絶頂から更に押し上げられた強い快楽で、眼は上を向いて半開きの口からは唾液が端から垂れている。
どうみても陰茎を擦り続けられた程度の仕返しとして考えるならば、少々行き過ぎとも思えた。
「まっ、まぁ、暗示を掛けて元に戻せば良いし、問題は無いか」
一先ず時間を置けば幾らかはマシになっているだろうと逃げた視線はあおいに向く。
一切表情を変える事無く股間を愛液で濡らしていても、連想するのはあかねの放尿している姿。
これから犯すのは決まっているが、途中でまた漏らされても困る。
美少女の放尿は見る分には良いものの、流石に二度も三度も掛けられるのは勘弁して欲しかった。
「あおいちゃん」
「……はい」
性的な興奮で赤みを増した大陰唇から漏らす大量の愛液を、肩幅に開いた太股から流しながら、あかねと同じく無表情で問い掛けに答えるあおい。
「今、おしっこをしたいですか?」
「……少ししたいです」
青年の性欲も我慢の限界に来た事であるし、あおいの処女を奪おうと思うも、あかねと同じ様に人形状態で犯しても面白くない。
ここは、常識を変えさせて楽しむ事にした。
幾つかの暗示を掛けた後に、あおいだけを人形状態から解くと、意識が戻った途端に困った表情に変わる。
軽く辺りを見回す仕草は、明らかに何かを探している様だ。
犯している最中にお漏らしをされても困る青年は、あらかじめ正気に戻るとトイレに行きたくなる暗示を掛けている。
その効果は何の問題もなく現れ、尿意を感じたあおいはトイレを求めて視線を迷わせるが、当然ながらこんなボロ小屋にある筈も無い。
困った末に頼ったのは、他ならぬ目の前に居る青年。
ニヤついている表情は変わらないままだが、つい先程まであおいが感じていた不信感は一切無くなっている。
「あの、……その、おしっこに行きたいんですけど……」
恥じらいながら聞けば、青年はニヤついた顔のままでバケツを差し出した。
「流石にトイレは無いからね。これに出せば良いよ」
「あ、有難うございます」
普通ならばバケツで用を足すなど在り得ない事でも、常識を変えられたあおいは笑顔で礼を言う始末。
自分の下半身が裸であると認識していても恥らわないわりに、尿意を伝える事を恥ずかしがる。
青年自身がそうなる様にしたが、実際に目の当たりにすると興奮も更に高まると言うもの。
バケツを受け取ったあおいは、少し離れた所でわざわざ青年の方を向いて脚を開いて屈み、下腹部に力を入れた。
「んっ……」
じょろじょろと古びたバケツに溜まっていくあおいの尿は、あかねと同様に我慢していたのか少し黄色い。
愛液に塗れていた秘裂が中腰になった事で少し開き、包皮から顔を出した淫核が見易くなり、その奥から尿が勢い良く出て行った。
「はふぅ……」
我慢していた排泄の欲求が満たされたあおいは、満足そうに一息付く。
下卑た表情で放尿の様子を見ていた青年は、ズボンを脱いで反り立つ陰茎を人形状態のあかねに突き付け、新たな命令を下す。
「とりあえず、これを舐めてくれないか?」
「……はい」
感情のない声で承諾したあかねは、ボロイ椅子に座っている青年の股間の前に屈み込んで顔を近づけてくる。
小さな口から出る吐息が掛かって陰茎がピクピクと動く所為で、無表情ながらも咥え難そうにしていたが、手でシッカリと掴んで口内へ招き入れた。
「あむっ……」
「んふぉ!?」
犯した事があっても咥えられるのは何気に初めてで、生暖かい口の中の感触は思った以上に気持が良い。
薄い唇が亀頭を進み、歯の硬い感触が過ぎたと思えば、鈴口を舌の弾力が迎え入れる。
唾液が乾いていた肌に塗りたくられ、より口内への侵入に一役買った。
小さな唇を広げて、限界と判断する所まで咥え込むと、その先の指示をしていなかった所為で動きを止めてしまう。
「頭をゆっくり前後に動かしてくれ」
「んむっ……」
新たな命令を出せば、あかねの言われた通りに頭は引いて唾液に塗れた竿を出していく。
小さな舌は陰茎が抜かれる最中であっても上顎に押し付ける力が抜けず、亀頭の丸い形に添いながら鈴口を下からカウパー液ごと舐め取る。
複雑とも言える口内からの刺激は、膣内を犯している時に感じた物とはまた違う快感だった。
そして、カリが出た瞬間に、再び命令を追加する。
「ストップ」
「んっ……」
「出す時は一番張っている部分で止めて、次からは動きを止めずに頭を前後に動かしてくれ」
「んんっ……」
カリで唇が口内から押されて間抜けとも取れる顔になっていたあかねは言われた事を理解し、奥へ咥え込んだ後は頭を引いて陰茎を出し、カリが出る前に再度咥え込む。
美少女がフェラをしてくる淫猥な光景と快感を受けながら、淀みなく動き続ける姿を観察していれば横から視線を感じた。
ふと眼を向ければ、排泄を終えたあおいが両手を胸の前で祈る様に握りながら立っている。
「あかねちゃん……」
フェラをしているあかねの名前を呟き、大胆な行為を目の当たりにして顔を赤くしていた。
しかも、親友が意志を封じられて、更に人形状態で操られている状況を見ても取り乱したりはしていない。
「あおいちゃん」
「あっ、はい!」
唾液を漏らしながら陰茎を咥えるあかねを見ていたあおいは、声を掛けられて慌てて返事を返した。
顔が赤いのは、深層心理でどれだけ性的な事をしているかを認識している所為か。
表面上は意識していない様子だが、知識として恥ずかしいを思っているのかもしれない。
「あかねちゃんは、もう処女じゃないんだけど、あおいちゃんも卒業しとく?」
「えっ? あかねちゃんが?」
処女と言うのは少女にとって重要な物。
『卒業』と良い印象を持つ言い方であっても、実際には完全に強姦。
しかし、親友に先を越されて僅かに感じるのは、『置いて行かれた』寂しさ。
完全に暗示の効果なのだが、本人は自分で考えた結論であると思い込んでいた。
「本当に?」
「……んぁ、ぉんおうえふ」
「おふぉ!?」
あかねはフェラをしながら問いかけに答えてしまい、その所為で陰茎に声の振動が響いてきた。
聞き取り難い返事を察したあおいは衝撃的な事実に少し考えた後、キッと決意を思わせる鋭い視線を青年に向ける。
「私もあかねちゃんみたいに処女を卒業させてください!!」
「あぁ、良いよ」
余りにも暗示通りの行動に、青年は満足気なニヤけ顔を隠せない。
精神的な動きは流石にハッキリとは分からないが、親友だからこそ『同じ立場に居たい』と思っているだろう。
「んじゃ、あかねちゃんは隣で見ていてね」
「……はい」
「あおいちゃんは、ここに跨ってね」
「は、はい!」
陰茎を占領していたあかねを退かし、随分と気合の入った声を出したあおいを招き入れる。
下半身裸のままで跨って青年の肩を掴み、親友の唾液で光る陰茎に、愛液で濡れて少し開いている秘裂を接触させる。
「ひぅ!?」
幾ら同じ場所の立ちたいと思っても、大陰唇にぬるりと陰茎が分け入ってくる悪寒は隠し切れない。
しかし、変えられた価値観は本能から発せられた警告に意識を向ける事はなく、あおい自身の力で処女の膣口に亀頭が減り込んでいく。
「んぐぅ……!」
「うっ……、ほら、もう少しだよ」
「は、はいぃ~……」
人形状態の時に指で解され、快感を送り込まれた身体は、痛みよりも胎内に陰茎が入ってくる圧迫感で呻き声を出していた。
おまけに下半身に力が入っている所為で、小さな膣口がメリメリと音が聞こえそうな抵抗を亀頭に感じる。
少しずつ押し込まれていく過程で処女膜の抵抗を鈴口に感じたものの、あおいは膣内で大きくなっていく違和感を耐えるのに必死で気が付いていない。
「ふぐぅっ!?」
そして、ブツリと処女膜を破った瞬間、流石に悲鳴を出した。
それでも下がる身体は止まらずに、破瓜で混乱している膣壁を亀頭で押し広げながら、陰茎の根元を僅かに残して最奥まで咥え込む。
「ふっ、ふうぅ……」
蟹股に開いた脚と青年の肩を掴んで身体を支えていても、処女を失った僅かな痛みと圧倒的な圧迫感の中で体勢を維持するのは辛そうだった。
「んっ、よ、良く頑張ったね」
「くぅ、は、はい!」
陰茎の上に座り込むあおいは、顔を歪めながら素直に喜ぶ。
これ以上子宮口を押し上げられない様に、無意識に下半身へ力が入っている膣壁は締め付けるばかり。
しかし、脚を踏ん張らせても体重を支えられず、徐々に残った陰茎を胎内に飲み込んで行った。
「くっ……はっ!?」
あおいは限界まで入り込んだと思った所をズリズリと更に持ち上げられてしまい、息を詰まらせる。
それに伴い細かく速い呼吸の反動が膣内へ渡り、蠢く膣壁が陰茎の表面を舐めてきた。
元々反り立つ陰茎は、あかねの口内で硬さと大きさを増加させ、あおいの膣内で本格的に女を犯す凶器となる。
締め付けに対して膨張する事で、相反する力は互いに少なく無い快感を送りあった。
「あかねちゃんも、褒めてあげなよ」
「……はい、あおいちゃん、頑張ったね」
「あかねちゃん……!」
親友が処女を奪われても変わらずに人形状態のあかねが、感情のない声で言われた通りに褒める。
それを聞いたあおいは限界以上まで押し込まれた胎内の圧迫感も忘れ、感極まって嬉しそうに顔を綻ばせた。
喜びは陰茎を咥え込む膣内にまで及び、強すぎた締め付けが緩んだと思ったら一瞬だけ愛おしそうにキュッと締まる。
犯された痛みよりも快感が多い所為で、あおいの身体は動かなくとも興奮を高めていく。
本人は気が付いていないが、親友に見られているという現状も一つの興奮材料になった。
それ程までに、あかねの存在はあおいにとって心の拠り所なのだ。
「次は動いてみようね」
「は、はい!」
親友に褒められた事で俄然やる気が増し、元気良く承諾する。
気合を入れて腰を持ち上げようとするも、逆に股間に力が入ってしまい、陰茎を強く締め付けて胎内から抜け辛くなってしまう。
しかも、あおいが感じている快感も増大してしまい、図らずも感じる気持ち良さに足の力が抜けそうになった。
「ふぐっ……んっ……!」
「おふぉ、頑張ってあおいちゃん」
「はいぃ~……」
それでも何とか膣口を引きずり出されながら引き抜いていけば、破瓜の血が付着した陰茎が姿を現してくる。
カリが出てくるまで持ち上げたあおいは、やりきった表情を浮かべて一息ついた。
「次は上下運動をしてみようか」
「へっ? は、はい」
あおいにとっては処女を失って終りとの認識を持っていたが、青年にとってはまだスタートから一歩進んだだけ。
動きを要求されて一瞬ぽかんとした表情を浮かべるも、すぐに意味を理解して顔を再び腰に力を入れた。
「んぐぅ~……」
処女膜を失っても圧迫感は変わらない膣内からの刺激で、呻き声を上げるあおい。
竿を飲み込む膣口は胎内に押し遣られ、大陰唇すら巻き込まれた。
愛液に塗れたヒダが陰茎を舐めながら壁となって抵抗を示して亀頭を擦り、子宮口を持ち上げられる。
最奥を押される感覚に慣れる時間はなくとも、腰は更に下がる。
今度はあおいの意志で陰茎を根元まで咥え込み、一息付くと脚に力を入れた。
「んぐぅ……」
あおいが感じる胎内から陰茎を引きずり出される感覚と快感は、腰を上げる程に強くなる。
蟹股に開いた太股をプルプルと震わせ、青年の肩を掴んでいる手は力強く握り締められた。
そして、カリが膣口に引っ掛かるまで引き、再び腰を降ろす。
ゆっくりとした上下に動きであっても、カリに掛かる膣壁の抵抗はあかねよりも強く快感を返してくる。
亀頭に子宮口が軽く押し上げられる何度目かの感覚を受けたあおいは、快感に間延びした声を上げた。
「ふ、あぁ~ぅ……!」
事前に指で弄っていた甲斐もあってか、膣内からの快感を得るのが心成しか早い。
陰茎に纏わりつく愛液の量も多くなっており、徐々にヌチョヌチョと音が聞こえてくる。
「あっ、うっ、や、やだ。あかねちゃん、き、ひぅっ、聞かない、で」
「…………」
じっと見つめて来るあかねの視線と、自分の股間からハッキリと聞こえてくる厭らしい音に顔を赤くした。
屈伸運動を続ける脚に釣られて、力が入った腹筋の内側にあるGスポットをカリで刺激してしまい、その気持ち良さを感じる為に本能があおいの身体を動かす。
「ひぁっ、あっ、んっ」
「おふっ!」
「…………」
見られる恥ずかしさから逃げるように目を閉じたあおいは、腰を上下に動かして胎内の陰茎を扱く事に集中していく。
少女の膣壁は発達が未熟でカリの凹みすら完全に覆わなくとも、物理的な締め付けは強い。
ヌルヌルの愛液で陰茎が膣壁を滑り、処女膜の残りを削り取っていく。
膣口から子宮口までの短い中を移動するだけでも、入り口から奥へズリッと引き込む動きが追加される。
押し上げられても降りて来た子宮が準備を整えたのを知ってか知らずか、目を閉じているあおいは顔を少し俯かせ、脚だけは激しく動き続ける。
飛び散る愛液の量は増す一方で、青年の太股とボロイ椅子を濡らした。
「ふっ、んっ、あっ!」
「うぉ、おぉう!」
あおいの口から出る悦声に余裕がなくなってくると、卑猥なスクワットを続ける脚にも疲労が見えてきた。
絶頂に近付く所為で力が入らなくなっている事もあって、上下運動のスピードが落ちてくる。
「んはっ、はぁ、ぅん、はっ」
「くはっ、ほぅ」
このままではあおいが先に疲労で止まってしまうと感じた青年は、普段している我慢を一切せずに、絶頂を素直に迎え入れる心構えを持った。
幼い膣壁で扱かれ、快感の波は当の昔に高まっている。
睾丸から上がってくる精液の感覚を受けて、あおいが子宮口まで下がったタイミングで腰を掴んで動きを抑えた。
「ぁえ?」
「うっ、出る!」
「んぇっ!? ひゃー!?」
突然腰を止められ、快感に惚けた顔を不思議そうに傾げかけた瞬間、胎内に熱い体液が出される。
当然ながら処女にとっては初めての感覚で、子宮口に掛けられる精液で溜まっていたあおいの快感が少し送れて爆発した。
「んっ、はああぁぁぁ!!」
「し、締まる!」
肩に置かれた手は今まで以上に握り締められ、それに伴う様に膣内も締め付けられる。
あおいは顎を跳ね上げて何処にも合っていない視線は宙を向き、青年の上に座って蟹股で開いている脚は震えた。
陰茎は締め付ける膣内でヒダを掻き分けながら上下に動き、精液を吐き出していく。
自分以外の体温と、体液の独特な感触を胎内の奥深くで受けとめたあおいは、更なる絶頂で身体を強張らせる。
「あっ……あぁっ……」
「おっ、ふぉ……」
数分とも感じる時間を経て、上がっていたあおいの顔はゆっくりと降りて来た。
絶頂の余韻で緩んだ口元からは唾液が垂れており、表情も何処となく淫猥な雰囲気に変化している。
「これで……」
「ん?」
「これで、あかねちゃんと並べたでしょうか?」
「あぁ、確実に並べたな」
「そうですか……」
精液を受け止めきり、大人の女としての階段を上った実感と、青年の答えを聞いて今度こそ満足そうに微笑んだ。
フラフラのままで立ち上がったあおいの股間は、秘裂が開かれて膣口からは精液は流れ落ち、タパッタパッと音を立ててボロ小屋の床を汚した。
「あふぅ、まだ出てくる……」
「あおいちゃんが気持ち良かったからね」
胎内から体液が流れ落ちる感触に、心成しか呆然と呟いた言葉に青年が返す。
「そ、そんな、恥ずかしいです……」
性器の具合を面と向かって褒められ、流石に恥ずかしさでそっぽを向いてしまった。
その視線の先には未だ無表情を維持しているあかねが居り、パッと眼が合う。
「あかねちゃん、これで私もあかねちゃんと同じ位置に立てたよ!」
「……うん」
「これからもずっと友達で居ようね!」
「……うん」
感情が全く感じられない返事を聞いても嬉しそうに微笑むあおい。
ちょっと間違えればストーカーの気が見え隠れするが、少女同士の遣り取りは微笑ましい。
これで下半身が裸ではなく、一方からは精液を垂れ流していなければアニメのワンシーンとして使えただろう。
「それじゃ、あおいちゃん、ちょっとこっちを向いて」
「はい? あっ――」
「…………――」
満足した青年は二人を赤い光に包み込んだ。
あかねは変わらないものの、嬉しそうに微笑んでいたあおいも顔から感情を失う。
これから先の楽しみの為に再び暗示を掛け、欲望に塗れて歪んだ常識を植え付ける。
青年が幾つかの一方的な言葉を投げ掛けた後、再び意識を取り戻させた。
「――あっ」
「――えっ?」
「大丈夫?」
「へぁ!?」
「きゃっ!?」
無表情だった顔の感情が宿ったのを見計らって声を掛けると、二人して小さく驚かれた。
その瞬間、一瞬だけ元の常識を取り戻して嫌気を孕んだ顔になったものの、すぐに見知った顔を見たと安心した雰囲気に変化する。
あかねは最初に催眠を掛けてから今回で二度目、そしてあおいは初めてと考えれば、未だに深層心理までは洗脳出来ていないは一目瞭然。
表面上は自我や常識を含めて操られていても、心の奥底では辛うじて自分を保っているのかもしれない。
しかし、内面はどう思っているかは関係なく、既に心も身体も青年に汚されている。
この先、落ちるのは若い男の性欲の中。
今更、心を取り戻した所で、全ては手遅れなのだ。
「そろそろ、夕方だけど帰らなくても良いの?」
「えっ!?」
「あぁーー!!」
青年の言葉に時計を見た二人が大きく声を上げた。
門限の心配をして教えたつもりだったが、大事な用事が在ったらしい。
「大変!」
「わかばちゃん、怒ってるかも!?」
お互いに顔を見合わせて、会う人物の名前を挙げる。
その瞬間に新たな獲物の存在を知った青年の顔がニヤリと笑いを浮かべ、次のターゲットを確保する為に誘導を試みた。
「待ち合わせでもしてたの?」
「うん、本当はすぐに帰る予定だったんだけど、気が付いた時にはもうこんな時間!」
「だいぶ遅れてるから、三枝さん絶対に怒ってるよ!」
慌てて時計を差し出してくるあかねの顔は、先程の無表情とは一転してコロコロと良く変わり、今はかなりの焦りを見せている。
対するあおいも焦り、早くこの場を去ってわかばの元へ行きたい様子だった。
「じゃぁ、今日会ったら、ここの場所を教えといてあげなよ」
「えっ、ここって秘密基地じゃないの?」
「良いんですか?」
突然の申し出に目を丸くする二人。
青年にとっても、新たな性欲の対象を逃がす事だけは避けたかった。
不思議そうに見つめてくる美少女達に、もっともらしい訳を言い繕う。
「あらかじめ、ここを待ち合わせ場所にしておけば、遅れる事も無いだろうしね」
「う~ん……」
「良いんじゃない? あかねちゃん」
「うん、そうだね! 次からはここを使わせて貰います!」
あおいの後押しを受けてアッサリと、ボロ小屋を待ち合わせ場所に決めたあかね。
そもそも、遊びに行くなら、こんな所で待ち合わせをする意味等全く無い。
あらかじめ暗示で提案の言葉を受け入れ易くすると掛けていたが、まさか即座に役に立つとは思わなかった青年。
「それじゃ、私達はそろそろ行きます。あかねちゃん」
「うん、分かってる」
お互いに頷きあったあかねとあおいは、裸の股間を差し出す。
当たり前の様に差し出され、青年は当たり前の様に手を伸ばした。
少し乾いた愛液と精液の感触の奥に大陰唇の柔らかさを味わいながら、答えを知っている質問を投げ掛ける。
「こんな簡単に、俺に触らせても良いのかな?」
「でも、お兄さんと別れる時は、触らせるのが常識じゃないの?」
「そうですよ。普通です」
変えられた常識で平然と性器を触らせているが、操りきれなかった深層心理から来る赤面は隠せていない。
羞恥に顔を赤くしながら、処女を奪った相手に性器を差し出す異常な光景。
まさに、掌にある正体不明の物体様々だ。
「そうだな。常識だったな」
そう言って手を離すと即座に下着と短パンを身に付け、足早にボロ小屋を出て行った。
「お兄さん、またね~」
「今度はわかばちゃんを連れてきます!」
「お~、楽しみにしてるよ~」
何故連れてこなければならないのかと理由が抜けているものの、あおいは気にした様子はない。
手を振りながら走り去って行く尻は、プリプリと弾力がありそうで実際に触っても良い感触だ。
そして、後姿が見えなくなるまで見送った青年はバケツの尿を捨て、床をある程度綺麗にしてから自宅へ帰る。
当然ながらボロ小屋を綺麗に維持する筋合いはないが、せめて次に使う時の為に軽く掃除ぐらいはしていこうと思ったらしい。
自分の家ではない場所を掃除した軽い疲労感を抱えながら、青年は近い将来への期待に胸を膨らませて足取り軽く道路を歩くのだった。
続く
はたらく魔王さま! 鎌月鈴乃;睡姦
まさか二度目の人生も、特に活躍する事も無く平凡な有象無象として生きるとは思わなかった。
気が付いたら赤ん坊で温かい両親の育てられたのは幸いだったが、それでも前世と全く同じ世界だとは……。
特にハンサムでも、言う程の不細工でも無く、平々凡々の至極目立たない顔。
背も高くなければ低くも無く、特別痩せている訳でも太ってもいない。
何の特徴も無い地味な背格好だ。
内面は前世で何十年も掛けて構築された性格が簡単に変わる訳も無く、子供の頃から利も害も無い完全に普通のおっさんだった。
それはもう今世の親に「枯れているな」と、しみじみ言われる位には成熟を果たしている。
特に彼女も出来ない学生生活を送った後、社会人になって一人暮らしを始めても変わらず、普通に仕事に追われる日々を送っていた。
特にブラック企業でもないのが救いだな。
こんな代わり映えの無い人生を送る原因となったのは、神と呼ばれる存在。
前世から魂が飛んだ後に出会った事から、「すわ! 俺も冒険物の主人公か」と思ったらそんな事は無かった。
貰った能力も『地球以外の知的生命体を強制的に眠らせる』物らしいが、地球から出ない俺には使い道が全く無い。
これから異世界に召喚されるのかと考えても、眠らせるだけでは生き延びるのは難しいだろう。
しかし、何の変化も無さ過ぎる生活にファンタジー色の欠片も無い所為で、今では完全に諦めている。
「ふぅ……、今日も疲れたなぁ」
夕暮れの中で借家へ帰る道すがら、一人黄昏に浸る。
疲れた足をダラダラと動かし、舗装された道を歩いていると正面から着物の少女が歩いてきた。
あちらも俺の視線に気が付いたのか、軽く会釈をして擦れ違おうとした瞬間、脳裏に一つの記憶が蘇って唖然としてしまった。
「クレスティア・ベル……」
そう呟いた瞬間「しまった」と思った。
「お前! エンテ・イスラの人間か!?」
今まで、着物が珍しかったものの、日本人に成り切っていたエンテ・イスラで大法神教会訂教審議会筆頭審問官と言う長ったらしい肩書きを持つ<クレスティア・ベル>
この世界では<鎌月 鈴乃>の名前で、自分の役目に疑問を持ちつつも魔王を倒す為に機を狙っていた。
そんな戦いのプロとも言うべき存在が俺の呟きを聞き、簪を変化させて大鎚を取り出し、即座に臨戦態勢で向き合ってくる。
前世を含めて長い時間を生きても、俺は所詮凡人。
現役の殺気に当てられては、落ち着いて居られる筈も無い。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ!」
完全に敵を見る険しい表情をしている鈴乃に慌て、自分の身体を腕で庇った瞬間に、俺の身体の中から半円状の力場が発生したのを感じた。
透明の膜が一気に広がったと思えば、中に捕らわれた瞬間に戦う気満々だった美少女が崩れ落ちる。
庇った腕に隙間から見えた光景は、不自然に前のめりで倒れ行く鈴乃。
「えぇ!?」
アスファルトの引かれた道路を大鎚が砕きながら、音を立てて持ち手から離れる。
その光景を見た俺は先程とは違う意味で慌ててしまい、殺気を向けられたにも拘らず、固い地面に衝突しそうな鈴乃を抱えてしまう。
「おっと!」
思ったよりも軽い体重は容易く腕の中へ収まり、見た目少女の身体は見た目通りに小さかった。
仰向けに体勢を変えさせて息を確認しても、規則正しい寝息を繰り返しているだけで、何か身体に異変が襲ってそうな雰囲気も無い。
俺はここでやっと神から与えられた『地球以外の知的生命体を強制的に眠らせる』の発動を察した。
そう言えば鈴乃は完全な異世界人であり、紛れも無い『地球以外の知的生命体』。
無防備に眠る姿からは、とても違う世界の人間とは思えない。
「もしや、これはひょっとしなくても、チャンスなのでは?」
普段から性欲は人並みにある俺だが最近は駆け込みの仕事で忙しく、自慰をしている暇さえなかった。
人生を遣り直しても女友達すら居ない所為で、前世から続く童貞を護ってしまっている。
そんな状況で実際に美少女を腕に抱いてしまっては、陰茎が自己主張するのは仕方の無い事。
腕の中から漂ってくる女の子の匂いも、何気の初めて嗅ぐ匂いであり、興奮を高める一端を担う。
「……これは、怖がらせてくれた御礼をしなければいけないよな」
冷静だった思考が一気に性欲に支配されてしまい、意味の無い自己弁解をした。
道路のど真ん中であるここでは不都合なので、近場にあった古いアパートを囲っている塀の影に鈴乃を連れて行く。
そして、芝生の上へ寝かせると、躊躇する事無く着物を勢い良く広げた。
「ふほっ」
変な声を出してしまった事すら気付かない俺は、出てきた綺麗な身体に感動を覚えた。
着物を肌蹴させた反動で少しだけ揺れた胸は小さく、ついでに捲れてしまった下半身には陰毛が生えていない股間が露出し、それはどう見ても少女の物。
普通なら着物であっても下着ぐらいは付けている筈だが、日本に関しての事前知識が古い鈴乃は決まりに添って付けなかったのだろうか。
うろ覚えの設定では20代だった筈だが、どう見ても年齢的に下だ。
白い腹に触ってみれば外見には分からない程度に、引き締まった腹筋の感触が返ってくる。
大槌で戦う所為で図らずも鍛えられ、正しく筋肉を押している感触だった。
それでも柔らかさを失っていないのは、女の身体の神秘か。
「…………」
改めて胸へと視線を移し、腹を押していた手も持っていく。
「おっ!?」
前世から数えても初めて触った胸の感触は、指に電気が走った様な気持ち良さが感じられた。
仰向けに寝ていても小さく山形を維持しており、頂上には殆ど肌色の乳首が乗っている。
指に軽く力を入れるだけで、形を変える程に柔らかい。
両手で下から持ち上げる様に掌全体で揉み込めば、ささやかながらも谷間が出来る。
そのまま指で乳首を摘み、消しゴムのカスを丸める様に捏ねた。
「んっ……」
「おっ!?」
少し強めに揉んだ所為か、鈴乃の口から声が漏れる。
思わず胸を掴んだままで動きを止め、寝顔を観察してみるが特に起きそうな気配は無かった。
「ふぅ……、驚いた」
一先ず、ある程度強く力を入れても起きないと確認出来た事は良しとしよう。
安心を胸に、鈴乃の胸を揉む手を再び動かす。
全体に覆わせた指を広げて優しく揉み解し、刺激を送っていく。
年齢的に見れば既に成熟を果たしている筈だが、実際には思春期の少女を思わせる程に張りが強い。
……思春期の女の子の胸なんて触った事無いが。
指を動かし続ければ生理的な反射で乳首も立ち上がり、乳輪から空を目指して硬くなった。
色素が薄い所為で判断出来辛かったものの、見れば全体的なバランスは良さそうだ。
胸の縁から指を這わせ、一番膨らんでいる中腹を凹ませながら手を上げていき、乳輪を通って乳首へ到達した瞬間に上へ伸ばす様に引っ張った後に離す。
「うっ……」
柔軟性を発揮した鈴乃の胸は卑猥に引き伸ばされ、ぷるんと元の形へ戻った。
そして、自然と俺の頭は近寄って行き、赤みを増して尖った乳首に吸い付く。
「あぅ……」
口内に入って来た乳首は心成しか甘く、鈴乃の身体にこれ異常なく近付いた所為で体臭が鼻をくすぐった。
地球に来てからは余り戦ってはいないみたいだが、戦闘者にありがちな汗の匂いは一切しない。
鈴乃程の美少女ならば汗臭くても興奮すると思っていた所だったのに、少し残念な気持ちもあった。
気を取り直して乳首を歯で軽く噛み、唇では乳輪を挟む。
更に強く吸い込むと、鈴乃の声が悦を含み始めた。
「はぅ……」
舌先で弄びつつ、唾液を塗り返していく。
残った方も片手で揉み続け、乳首を捏ねる。
一通り嬲って満足した俺は、吸い込みを続けながら頭を引いた。
先程指でした様に引っ張り上げられた胸は形を変え、限界まで来た瞬間に唇から離れる。
生暖かい口内から開放された乳首は唾液に塗れ、僅かに吹く風を冷たく感じて更に硬さを増していく。
「次はっと……」
捲れた着物の裾から出ていた太股を軽く撫で、そのまま股間へ持っていく。
指に当たった大陰唇は胸よりも柔らかく、少し触るだけで秘裂を開いた。
太股を掴んだままでも容易に触れられる場所にあり、吸い付く足の感触を味わいながらも弄ぶ事が出来る。
本格的に弄ろうと下半身へ移動した俺は、ほっそりとした脚を広げた。
「んん……」
姿を見せた無毛の大陰唇は、秘裂から漏れ出した愛液が一筋流れている。
どうやら乳首への刺激が思った以上に鈴乃へ快感を送ったらしい。
片手で大陰唇を開くと、ニチャッと聞こえた音と共に愛液の糸を引いて膣口を晒す。
乳首よりも圧倒的に生々しいピンクで、ヒクヒクと呼吸の間隔で小さく開閉を繰り返していた。
中にあった小陰唇は身体の印象通りに発達は少なく、淫核も包皮の中から顔を出してはいない。
愛液を漏らしているにも拘らず一番の性感帯がこれでは、恐らく戦いばかりで性的な事をしている暇等無かったのだろう。
しかし、包皮の上から摘めば、少し硬さを感じたので後少し刺激を続ければ顔を出すかも知れない。
それから、単に広げただけだった脚をM字に直し、秘裂へ顔を近づけた。
「ん~、匂いはあんまり無いか……?」
てっきり尿の匂い位はすると覚悟をしていただけに、安心と落胆を同時に感じる。
しかし、舐めるには好都合。
乳首を舐めていた舌で、今度は秘裂を舐める。
「んひゃぅ!?」
眠っていても性器への初体験且つ、身の毛も弥立つ様な感触を受けた鈴乃は大きく声を漏らした。
地面に接触していた尻も驚きで、軽くピクンと跳ね上がる。
そんな腰を逃がさない為に、脚の下から回した手で鈴乃の骨盤を掴んだ。
逃げるに逃げられなくなった代わりに、うねり始めた動きを抑えながら舌を動かしていく。
「ひっ、んっ、あぅ!?」
乳首を吸った時以上にジュルジュルと啜る音がする。
愛液が零れていた大陰唇を舐め、唾液を塗り込みながら秘裂へ押し入らせた。
舌先でさえ強く締め付ける膣口の縁をなぞり、胎内に少しだけ差し込めば、悦声も大きくなった。
「んきぅ!? あ、あぅ!?」
敏感な反応を見せる腰は舌の動きに釣られて小さく跳ね、その動きは徐々に快感を求める動きに変わりつつある。
秘裂を濡らす唾液は、愛液が量を増して徐々に押し流されていく。
舌先を強く締め付けていた膣口も少しだけ、異物を受け入れる動きを見せ、奥へと引き込まれるかの様だった。
一旦顔を離してみれば包皮に隠れていた淫核が顔を出し、発達が乏しかった筈の小陰唇まで厚みを増している。
「そろそろ良いか?」
これ程までに愛液があるのなら準備が整ったと思い、窮屈さを訴えていた陰茎を取り出した。
既にカウパー液を漏らし、竿に走る血管は卑猥に波打つ。
根元を持って亀頭を鈴乃の大陰唇へ付ければ、その瞬間に射精してしまいそうな程の快感が走った。
「おほぅ!?」
「んぃ……」
慌てて股間へ力を入れても、塞き止められなかった精液で濁る先走りが秘裂へ付いてしまう。
図らずも滑りを追加してしまったが、これ幸いと鈴口を膣口へ咥え込ませた。
亀頭に感じるのは舌先を締め付けていた狭い感覚。
押し返す力に逆らい、グッと腰に力を入れて陰茎を鈴乃の膣内へ押し込んでいく。
「んぐぅ!?」
「うぉ!?」
処女を奪われつつある痛みと圧迫感は鈴乃の寝顔に苦痛を映し出し、俺に視界的にも精神的にも、更には肉体的にも快感を送り込んで来た。
種を含む精液交じりのカウパー液の代わりに愛液を塗り返される亀頭が卑猥な光沢を増やし、胎内へ陰茎が消えていく。
「ぎぅ~……」
「おぉ……」
亀頭が完全に胎内へ入ると鈴乃の暖かい体温と細かい膣壁の蠢き、鈴口には処女膜の抵抗を感じた。
遂に最後の壁まで進入を許してしまった鈴乃は、性的に危機的な直面しても眠り続けている。
苦痛に歪む表情を見れば、大鎚を手に威嚇された恐怖心も和らぐと言う物だ。
「行くぞ」
答えが無いのを承知の上で宣言し、腰を押し進めた。
「ぎぅ!?」
幾ら戦いのプロでも破瓜の痛みは辛いらしく、今まで以上に表情が歪んだ。
異物が奥へ進む胎内も、連動して激しい動きを繰り返し、異物を止めるべく立ち塞がる。
「おぉ……、気持ち良い!」
「んぐぅ……」
顎を反らして苦痛を何とか逃がそうとする鈴乃の腰を掴み、文字通りの膣壁を掘削していく。
どんな抵抗を示そうとも愛液を漏らしている時点で、全ての反応が俺にとっての快感となる。
眠ったままで顎を上げて圧迫感に歪む鈴乃の顔も、鈍痛と膣内を広げられる感覚から逃れ様とする腰の動きすら射精を促す。
ズリズリと進み続けた陰茎は遂に最奥まで達し、鈴口で子宮口を持ち上げた。
体格的には少女である為に、処女であったと言う事実と破瓜が合わさってしまい、かなり強く締め付けを受ける。
しかし、愛液によって摩擦が足りず、結果的に陰茎の表面を正しく舐める様にヒダが動き回った。
「んおぉ……」
「ふぐぅ……」
射精してしまいそうな陰茎は、幾ら股間に力を入れても勝手に上下運動を繰り返して精子の混じったカウパー液を子宮口に撒き散らす。
せめて射精は自分のタイミングで思い切りしたいと思った俺は、絶頂の波が去るまで腰を突き入れたままで動きを止めた。
暫く体勢を維持していれば根元まで入りきらないお陰で何とか耐え切り、いよいよ本格的に動き始める。
「ふっ、……おぉ」
「んぎぅ! うぁっ!?」
陰茎を引かれた所為でカリの凹みまで強く締め付けていた膣壁が、残っていた処女膜の跡ごと削られていく。
愛液が掻き出される先には、卑猥な光沢を持った竿が姿を現す。
カリが膣口を引っ掛けながら出て来たのを感じて、再び押し込んだ。
「ふっ!」
「あぎぅ!」
流石に最初よりは抵抗が少ないものの、締め付けは変わらない。
それでも処女だった膣内は確実に陰茎の形を覚えさせられ、陰茎の形に拡張されていく。
もう一度子宮口を持ち上げ、今度はリズム良く腰を使って犯す。
「ふっ、はっ、はっ」
「ぎっ、んっ、ぐぅっ!」
掻き出される愛液と追加される空気が混じり、ジュプジュプと誰が聞いても性行為を連想してしまう音が聞こえ始めた。
今まで苦痛しか映していなかった鈴乃の表情も徐々に赤みが増して良き、切なそうに眉が顰められる。
無理矢理与えられ、目覚めさせられた性的な快楽を感じた身体は、突き上げられる度に小さく揺れる胸も、乳輪ごと痛い程に硬く尖らせた。
色素が薄く判断が難しかったが、今では快感で赤みも増して可愛いピンク色になっている。
犯した直後より絶頂間近だった俺は、既に我慢の限界を越えており、今にも射精してしまいそうだった。
何とか長く味わいたいとは思っても、陰茎が意志を無視してビクビクと震え始め、これ以上は耐えられそうにない。
我慢する理性も性欲に負けてしまい、殆ど快楽を求める本能のみで、物理的に小さな膣口を竿で巻き込み、締め付ける膣壁を掘削し、子宮口を力強く突き上げた。
「ふっ!」
「んくぃ!?」
乱暴な刺激を身体の最奥に受けた鈴乃は、悲鳴を漏らして大きく仰け反る。
膣内の混乱もこれ異常無く高まってしまい、子宮口を突かれた衝撃で陰茎を強く締め付けた。
股間からの快感は俺の思考を白くするも、手だけは鈴乃の腰をシッカリと掴み、入り切らなかった根元まで押し込む。
そして、限界だった陰茎から力を抜いた途端に、我慢を重ねて濃厚さを増した精液が穢れなかった胎内へと吐き出された。
「うぅっ!!」
「んあぁ!!」
どろどろの熱い他人の体液を受けた鈴乃は更に膣内を締め付け、それによって射精も促される。
逃げ場の無い精液は子宮口付近の僅かな隙間に溜まっていく。
最奥に溜まっていく精液の量は増していくばかりで、締め付ける膣壁の隙間すら逆流してこなかった。
もはや睾丸からの精液が全て鈴乃の胎内へ移されたと思う程の絶頂は数分とも続き、やっと思考が戻ってくる。
力の抜けた陰茎は未だに蠢く胎内で膣壁に舐め取られているが、流石に直後から興奮は復活しない。
視線を下して鈴乃の下腹部を見れば、子宮がある辺りが僅かに膨らんでいる。
腰を引いて愛液に塗れる陰茎を取り出してみれば、遅れて濃厚な精液が無残にも広げられた膣口から漏れ出してきた。
しかも、途切れる事無く流れ、尻の谷間を通って下の着物まで、一本の短い滝を作る。
「流石に出しすぎだろ……」
幾ら快感が強かったとは言え、自分でも驚く濃厚さと量。
前世を含めて在り得ない光景を見て、ここが小説の世界だと言う事を改めて実感した瞬間でもあった。
変な所でと思うかもしれないが、俺にとってはこの状況の方が大事だ。
「……やっぱり、綺麗にしておいた方が良いよな?」
冷静になった思考は鈴乃が目覚めた時の厄介事を思い浮かべてしまい、少しでも好感を持たせる為に後始末を始めた。
とりあえず股間から流れ出る精液を掬い、これ以上着物に染み込まない様にする。
量が量なのでポケットティッシュを全て使い果たして、ギリギリ綺麗に拭き取れる程。
途中で大陰唇の柔らかさを再び指で感じてしまい、危うく興奮が復活してしまいそうで危なかった。
賢者タイムで何とか耐えて次は乳首だが、拭く物が無いので適当に服で唾液を拭うも、やはり生地が荒い事もあって白い肌が若干赤くなってしまう。
それでも、そのままよりもマシだろうと無理矢理自分を納得させた。
鈴乃は俺がエンテ・イスラの人間であると疑いを持ち、警戒を向けている。
と、なれば、ここで介抱をしたと言い張っても、原因が俺にあるのは知っているので意味が無いだろう。
流石に襲おうとした瞬間に眠ってしまっては、誰の所為かは簡単に察する事が出来る。
ここは逃げるしかない。
念の為に置き書きを残しておけば、最低限の疑いは晴れるだろうか。
どちらにしても、起きるまで待つのは不味い。
「え~っと、『突然倒れたので、物影に移動させておきました』っと……」
それだけを書いたメモを帯へ差し込み、サッサと現場から離れる。
明日から数日は必ず待ち伏せをしていそうだから、暫くは遠回りをして帰った方が良いかもしれない。
「んじゃ、さようなら~」
未だに眠り続ける鈴乃に向かって別れを告げ、逃げる様に帰宅した。
その後の晩は何事も無く、次の日も会社の行き帰りで違う道を使ったお陰で会わずに済んだ。
とりあえず、問題は避けられたと思った俺は警戒心も薄らいで、いつも通りの平和な――。
「見つけた! 覚悟!!」
「ウボァーー!?」
終り
7月になったので現状報告
どうもこんにちは。
私です。
私の住んでいる所は何気に涼しくて過ごし易いんですが
これから先に暑くなると思うと恐怖しか湧きませんね。
そんな訳で現状報告です。
△
現在、同人小説は『その2』の前半を書いてます。
『その1』のミレイに悪戯と言うか導入部分で、凄く展開に迷ったんですけど何とか乗り切った。
大体『その2』から本格的に犯していくので、意外にエロシーンを考えるのは楽なのですよ。
ブログの小説更新は明日『はたらく魔王さま』を更新します。
アニメ終わっちゃったけど、まだ大丈夫だよね?
まぁ、本当に好きなキャラなら賞味期限なんて無いから大丈夫か。
……あれ?
今の名言じゃない?
『本当に好きなキャラは賞味期限が無い』(ドヤッ
後はリクエストか連載の、どっちかをいつも通りに15日更新予定です。
△
拍手コメ返信
>>七さん
更新お疲れ様です。タツミー隊長が~
喜んでいただいて何よりです!
常識変換は元からやろうと思ってたんですよ。
本当は委員長のあやかが標的だったんですけど
どっかで読んだ覚えがあったんで急遽龍宮さんにお願いしました。
リクが溜まってるんで、心遣いはあり難いです。
本当はもっと余裕が出ると思って受けてたんですけどね。
意外に忙しかった!
ガッツリリクに答えたかったんですけど……。
余裕が出来たらまた受け付けますんで、その時は良かったらリクをしてみてください。
同人は最後の方になっても魔力素の汚染が予定以上に進んでなくて、主人公を動かせなかったんですよ。
結果的にマチルダを最後に押し込んで何とか増やした次第です。
候補だったモンモランシーは接点が無かったんで、行き成り近付くのも不自然で犯せませんでした。
ティファニアは勿論ですが、アニエスまで気配すら無い状態に。
短編集では流れを結構無視できるんで、そっちでガッツリ犯す予定を立ててます。
でも、今は『コードギアス』で書いてるんで、来年以降になりますけど。
>> さん
更新おつかれさまですベローズの催眠~
有難うございます!
巨乳を好き勝手するのは男の数ある夢の一つですからね。
色の情報と共に、ちょっと力を入れました。
良いですよね、褐色の肌の下には白く綺麗な肌が隠れてるって。
△
今月はこんな感じで行きますよ。
あぁ、暑さが怖わ~。
△
追記拍手コメ返信
>>マチマチさん
お疲れ様です。ビビ~
有難うございます!
特にどれを書くかは決めてなかったんで、次は『ビビッドレッド~』にしますよ~。
>>七さん
更新お疲れ様です。はたら~
有難うございます!
ファンの息が長い作品は本当に息が長いですからね。
らんまとかは実写ドラマ化とか……無かった!
実写ドラマなんて無かった!
微妙に浅黒い女らんまなんて居なかった!
セーラームーンも忘れた頃に平気で話題が復活しますからね。
本当に名作アニメと言うのは凄いと感心しますよ。
それを囲むエロのエネルギーも。
かく言う私も、エロ同人には頻繫に御世話になってますし!
モンモランシーが出なかった理由は大正解です。
原作では本格的に関わるのが惚れ薬騒動なんですけど
決闘が無いと知り合いにならないんで
ルイズも行き成り惚れ薬の入ったワインを横取りなんでしないでしょうしね。
でも、短編集ではガッツリ犯しますんで、期待しないでお待ちください~。
健康に関しては不安しか無いんですけどね。
フフフ……
△
追記追記拍手コメ返信
>> さん
一条アスカさんの作品はど~
有難うございます。
性的な意味でお役に立てているようで。
『涼宮ハルヒ~』で、ちょろっとやった物ですね?
操られる視点での描写って書き難いんですよね。
単純に本人の語り口になる一人称が苦手なんです。
いつも三人称もどきで書いてるんで、すっかり癖になってしまっているのですよ。
おまけに読む側にとっては、同じ場面を読む事になるんで
あんまり好ましくない書き方だと自分で思ってます。
キャラの変化を深く知るには効果的かもしれませんけど。
でも、苦手をいつまでも放置しておくのは良くないんで、ちょっと挑戦してみますよ。
がっつりではなく、物凄く短くなりそうですけど……。
丁度来月にティファのエロ小説を書く予定なんで、そっちで書きます。
同人小説の体験版は近い内に載せますよ!
今は『ビビッドレッド~』を書いてるんで止まってますけど
もうすぐ、体験版として載せられる長さまで書き終わりますので。
『その2』の中盤まで書けば出せるんだ。
私です。
私の住んでいる所は何気に涼しくて過ごし易いんですが
これから先に暑くなると思うと恐怖しか湧きませんね。
そんな訳で現状報告です。
△
現在、同人小説は『その2』の前半を書いてます。
『その1』のミレイに悪戯と言うか導入部分で、凄く展開に迷ったんですけど何とか乗り切った。
大体『その2』から本格的に犯していくので、意外にエロシーンを考えるのは楽なのですよ。
ブログの小説更新は明日『はたらく魔王さま』を更新します。
アニメ終わっちゃったけど、まだ大丈夫だよね?
まぁ、本当に好きなキャラなら賞味期限なんて無いから大丈夫か。
……あれ?
今の名言じゃない?
『本当に好きなキャラは賞味期限が無い』(ドヤッ
後はリクエストか連載の、どっちかをいつも通りに15日更新予定です。
△
拍手コメ返信
>>七さん
更新お疲れ様です。タツミー隊長が~
喜んでいただいて何よりです!
常識変換は元からやろうと思ってたんですよ。
本当は委員長のあやかが標的だったんですけど
どっかで読んだ覚えがあったんで急遽龍宮さんにお願いしました。
リクが溜まってるんで、心遣いはあり難いです。
本当はもっと余裕が出ると思って受けてたんですけどね。
意外に忙しかった!
ガッツリリクに答えたかったんですけど……。
余裕が出来たらまた受け付けますんで、その時は良かったらリクをしてみてください。
同人は最後の方になっても魔力素の汚染が予定以上に進んでなくて、主人公を動かせなかったんですよ。
結果的にマチルダを最後に押し込んで何とか増やした次第です。
候補だったモンモランシーは接点が無かったんで、行き成り近付くのも不自然で犯せませんでした。
ティファニアは勿論ですが、アニエスまで気配すら無い状態に。
短編集では流れを結構無視できるんで、そっちでガッツリ犯す予定を立ててます。
でも、今は『コードギアス』で書いてるんで、来年以降になりますけど。
>> さん
更新おつかれさまですベローズの催眠~
有難うございます!
巨乳を好き勝手するのは男の数ある夢の一つですからね。
色の情報と共に、ちょっと力を入れました。
良いですよね、褐色の肌の下には白く綺麗な肌が隠れてるって。
△
今月はこんな感じで行きますよ。
あぁ、暑さが怖わ~。
△
追記拍手コメ返信
>>マチマチさん
お疲れ様です。ビビ~
有難うございます!
特にどれを書くかは決めてなかったんで、次は『ビビッドレッド~』にしますよ~。
>>七さん
更新お疲れ様です。はたら~
有難うございます!
ファンの息が長い作品は本当に息が長いですからね。
らんまとかは実写ドラマ化とか……無かった!
実写ドラマなんて無かった!
微妙に浅黒い女らんまなんて居なかった!
セーラームーンも忘れた頃に平気で話題が復活しますからね。
本当に名作アニメと言うのは凄いと感心しますよ。
それを囲むエロのエネルギーも。
かく言う私も、エロ同人には頻繫に御世話になってますし!
モンモランシーが出なかった理由は大正解です。
原作では本格的に関わるのが惚れ薬騒動なんですけど
決闘が無いと知り合いにならないんで
ルイズも行き成り惚れ薬の入ったワインを横取りなんでしないでしょうしね。
でも、短編集ではガッツリ犯しますんで、期待しないでお待ちください~。
健康に関しては不安しか無いんですけどね。
フフフ……
△
追記追記拍手コメ返信
>> さん
一条アスカさんの作品はど~
有難うございます。
性的な意味でお役に立てているようで。
『涼宮ハルヒ~』で、ちょろっとやった物ですね?
操られる視点での描写って書き難いんですよね。
単純に本人の語り口になる一人称が苦手なんです。
いつも三人称もどきで書いてるんで、すっかり癖になってしまっているのですよ。
おまけに読む側にとっては、同じ場面を読む事になるんで
あんまり好ましくない書き方だと自分で思ってます。
キャラの変化を深く知るには効果的かもしれませんけど。
でも、苦手をいつまでも放置しておくのは良くないんで、ちょっと挑戦してみますよ。
がっつりではなく、物凄く短くなりそうですけど……。
丁度来月にティファのエロ小説を書く予定なんで、そっちで書きます。
同人小説の体験版は近い内に載せますよ!
今は『ビビッドレッド~』を書いてるんで止まってますけど
もうすぐ、体験版として載せられる長さまで書き終わりますので。
『その2』の中盤まで書けば出せるんだ。
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