ビビッドレッド・オペレーションでズブリ その3
※今回はいつもと違って最初から最後まで一人称です。
具体的には三枝わかばちゃん視点です。
(リク:操られる側の視点 + リク:最後のいたずらレベルの常識変換で一本 = 凄く書き易い!)
常識変換のは少し行き過ぎた感も否めない。
その3
「はぁ……、ここが秘密基地……?」
一色さんに待ち合わせ場所として教えられた所に来ると――
「今にも崩れそうだけど、大丈夫なの、これ?」
私一人にも拘らず思わず言葉で確認をしてしまう程にボロい。
所々穴が開いている壁は、とても防風や防寒の役に立っているとは思えない程。
でも、秘密基地と言う雰囲気は十分に出ているし、何処となく冒険をしている様な感じもしてくる。
「え~っと、まだ時間がちょっとあるかな?」
チラリと確認した時計には、待ち合わせの時間には少しだけ余裕があった。
ただ座って待っているのも良いけど、『アローン』から町を守る為の鍛錬はしておかないといけないよね。
丁度、今は剣道着を着ているし、ちょっと素振りでもして待っていようかな?
そう考えて竹刀を仕舞っている袋を下したら、近くから足音が近付いてくるのが聞こえた。
始めは「一色さんが来たのかな?」とも思ったけど、地面を踏み締める音が結構重そうだ。
警戒する癖が付いてしまっている所為で思わず竹刀を構えていると、ボロ小屋の角から見慣れない男の人が現れた。
「うぉ!?」
竹刀を向けられていた事に驚いて尻餅を付いてしまった姿は、何処となく情け無い印象を受けてしまった。
「あっ、ご、御免なさい! 大丈夫ですか」
完全に私の所為で尻餅を付いてしまったので、慌てて駆け寄る。
内心では情け無い姿だなと思っていても、それを外に出すのは流石に失礼だろう。
「あ、あぁ」
「ご、御免なさい」
たいして怪我や痛みもない様子で立ち上がったお兄さんの背丈は、私よりも年上らしく高い。
だけど、視線だけは何処か身の毛も弥立つのは、気の所為だろうか?
とりあえず挨拶はしないといけないよね。
「あっ、私――」
と、挨拶を続けようとした瞬間、眼の前が真っ赤な光に埋め尽くされた。
一瞬の出来事であっても言葉を止めるのは十分な出来事で、思考も少し止まってしまう。
ハッと意識を取り戻した後に慌てて挨拶を続けようとしたら、先のお兄さんが言葉を掛けてきた。
「あかねちゃんから聞いてるよ。君が三枝わかばちゃんだね?」
「は、はい! 一色さんにここを提供してくれたお兄さんですよね?」
「そうだよ」
とりあえず挨拶の続きをしようと剣道着に手を掛けると、何故か凄まじい違和感に捕らわれてしまった。
えっ……と、挨拶って……?
そう!
お兄さん限定の挨拶って、確か……む、胸を見せる事だった……よね?
でも、それっていけない事じゃなかったかな……?
「どうしたのかな?」
「い、いえ、何でもないです!」
剣道着の上着に手を掛けた状態で止まった私に疑問を感じたらしいお兄さんが声を掛けてきた。
何か違和感があるけど、挨拶をしないのは失礼だし……。
「こ、こんにちは! 三枝わかばです!」
「あぁ、こんにちは」
意を決して戸惑う手を無理矢理動かした私は、剣道着の前の部分をガバッと開いた。
自然と白いスポーツブラが出てしまうけど、笑顔になったお兄さんを見た私は『間違ってなかった』のだと安心する。
何故か動かなかった手は挨拶の続きとして、余り大きくない胸を包んでいるブラすら持ち上げてしまう。
その瞬間、心臓がバクバクと激しく脈打ち、顔も一気に赤くなった気がした。
ただ普通の挨拶をしている筈なのに、私の身体は何か恥ずかしい事をしているかの様な反応を見せているのかもしれない。
だけど、胸を見せるのはお兄さんに挨拶する時の常識。
何も可笑しくはない!
「挨拶は大事だよね~」
「はい、そうですよね」
ブラを持ち上げる私に挨拶の大事さを改めて確認してくるお兄さんは、笑顔のままで近付いてくる。
少し熱い気温で緩やかな風が何も付けていない胸に吹きかかり、無意識に震える身体の振動で軽く揺れる感覚があった。
お兄さんの視線は私の胸に集中されている。
挨拶の途中だから隠しちゃ駄目なんだけど、心の底では必死に止める声が聞こえた気がした。
それでも胸を見せたままで居ると、お兄さんが私の胸を触ってくる。
「きゃっ!?」
「ん~、動いちゃ挨拶が止まっちゃうよ?」
「そ、そうですよね。御免なさい……」
「良いよ良いよ。じゃ、胸を出しててね」
「はい!」
お兄さんの手が私の乳首に触れた途端に、身体が勝手に胸を隠してしまった上に悲鳴まで出てしまった。
挨拶として何も可笑しくないのに、まるでおっぱいを触られてしまった様な……。
あれ?
胸って、おっぱいじゃ……?
「ひゃっ!?」
何か重要な事を思い出しそうな感じがしたけど、お兄さんに乳首を摘まれた瞬間に全ての考えが飛んでしまった。
しかも、親指と人差し指でくりくりと捏ねて来て、気持ち良い様なくすぐったい様な微妙な感覚が胸から押し寄せてくる。
乳首を摘んだままで引っ張ったり、胸全体を揉んだりする手は大きくて頼もしいとすら感じた。
しかし、見せるだけと思ってたけど、触ってくるなんて。
「あ、あの、挨拶って胸を見せるだけじゃ?」
そう言った瞬間、また視界が赤い光に包まれた。
やっぱり一瞬だったけど、意識を一旦途切れさせるには十分。
「挨拶の続きをしても良いかな?」
「はい! 良いですよ!」
何を可笑しな事を考えていたのだろうか?
お兄さんに胸を揉ませる挨拶は常識。
何も恥ずかしがる事は無かった。
そんな間違った知識を信じていた事を恥じる変化も、きっとお兄さんは分かっているだろう。
ニヤニヤした顔が、私の失敗を笑っている様で少し憎たらしい。
恥ずかしさの余り背けてしまった顔は、さっきよりも赤くなっているかもしれない。
心臓の鼓動も大きくなっているのが分かる。
そんな私の心境とは別に、お兄さんの指は相変わらず胸を這い回っていた。
余り大きくない胸を下から持ち上げて谷間を中央に作ったり、乳輪の縁に沿って指で撫でたり。
「んふぁ……」
お兄さんにする挨拶は、こんなにも気持ち良かっただろうか?
いや、今日が初対面で過去に感じた事は無いけど、それでも男の人との挨拶はこんな感じだったかな?
思わず出てしまった、自分でも分かる程に快感を含んだ息。
産毛を撫でる指の所為で乳首はすっかり立ってしまって、通り過ぎる風すら気持ちが良い。
そこをお兄さんは弾いてくるし、摘んでくる。
「ぁん、んん」
挨拶の途中にも拘らず声が出てしまって礼儀を欠いているかもしれないけど、お兄さんが何も言わないのなら大丈夫だろう。
硬くなった乳首は本当に摘み易いのか、最初よりも熱心に捏ね回してくる。
顔を背けて眼を閉じている所為で、指で弄ばれる感覚がハッキリと感じた。
このまま一色さんが来たら、一緒に乳首を弄られるのかな?
そんな事を思っていると指が離れた。
終わったのかと顔を戻そうとした時、胸に吹いてくる風よりも強い空気の動きを感じたと思ったら、乳首が生暖かい物に包まれる。
「あむっ」
「ひゃぁ!?」
慌てて顔を私の胸に向けてみれば、そこには乳首に吸い付いているお兄さんの頭が見えた。
「な、何を!?」
「んぱっ、何をって、挨拶をしてるんだよ?」
「ぇ……、あっ、あぁ、そうでしたよね」
殆どパニックになった思考のままで問い詰めると、アッサリと答えが返ってくる。
……確かにお兄さんとの挨拶は、これが常識。
胸を見せて、触られて、舐められても吸われても良かった筈だし、何も可笑しくはない。
お兄さんの唾液で光る乳首は弄られた刺激で尖ってエッチに感じても、これは凄く普通の事だ。
「おっぱいを吸っても良いかな?」
「あっ、はい。良いですよ」
思考に没頭しかけていた私の思考は、お兄さんの言葉で戻ってくる。
そのお兄さんも私の言葉を受けて、また乳首へ吸い付いてきた。
「あんむっ」
「んっ」
弄られて尖った乳首はお兄さんに吸われて、指で弄られた時よりも気持ち良かった。
残った方のおっぱいは相変わらず大きな手で揉まれているが、常識だから何も可笑しくはない。
大きな赤ちゃんに吸われている様な感覚を覚えるのは、仕方の無い事だろう。
今まで剣道着の上着を開き、ブラを持ち上げていた手でお兄さんの後頭部をソッと支える。
「んむっ」
「ぁふ……」
生暖かく唾液に塗れる乳首は、お兄さんの口の中で強く吸われて私に気持ち良さを送ってきた。
唇で乳輪辺りを挟まれながら、硬い歯で甘噛みをされる。
ウネウネと動く舌で舐められてしまうと、何故か股間が濡れてくる感触も増えてきてしまう。
徐々に私の胸を濡らす唾液の範囲が広がって、日の光を反射した。
漏れ出る声は耐える事無く出され、その声を聞いたお兄さんは吸い付きと乳首を摘んでいる指の力を強くする。
「ぷはっ!」
「ぁっ……」
暫く乳首を吸っていたお兄さんは満足したのか、唾液で乳輪との橋を作って顔を離した。
その際に気持ち良かった感触が止まってしまって、思わず残念そうな声を出した私は悪くない。
何にせよ、やっと挨拶が終わったみたいなので、他の男の人に見られない様に胸を隠そうとした瞬間、三度目の赤い光が私の視界を包み込んだ。
サッと意識が戻った時に、私の頭を支配するのは自分の愚かさだ。
まだ、挨拶は済んでない。
乳首を吸われた気持ち良さの余り、一番大事な事を忘れていた。
「ご、ごめんなさい!」
咄嗟に謝った私は急いで袴を下す。
唾液に濡れた乳首が風の冷たさで痛い程に硬くなるが、今はそれどころじゃない。
ブラとお揃いのスポーツ用のショーツはピッタリとあそこを護っているが、それすらも挨拶には邪魔。
腰紐に親指を掛けたら、また正体不明の警笛が私の中で鳴り響いた。
しかし、お兄さんとの挨拶で礼儀を欠く訳には行かない。
パッとショーツを下ろせば、大人の証とも言える毛が全く生えていない股間が出てくる。
そして、少し脚を開きながらお兄さんへ突き出せば、やっと私の心が落ち着いてきた。
もはや、胸を見せていた時に感じていた疑問は全く無くなって、逆に正しい挨拶が出来ている満足感が湧き上がってくる。
「どうぞ!」
「えっ、良いの?」
「はい! 常識ですから!」
一番大事だった事を忘れていた恥ずかしさは、顔だけではなく、全身を恥ずかしさで赤く染めた。
他の男の人の前では絶対になれないが、剣道着の上着を開いておっぱいを見せながら、下半身は何も着けずにお兄さんに触って貰う。
常識的な事を忘れているなんて、私も不覚だった。
こんな事では『アローン』も倒せない!
人を守る為の決意を新たにしていると、お兄さんは私が腰を突き出して差し出した股間に手を伸ばしてくる。
そして、乳首を弄っていた指が大事な所に触れた瞬間、私は何故か悲鳴を出してしまった。
「んひゃっ!?」
「ふふふ……」
そんな私を楽しそうに見てくるお兄さんは、私自身でも余り触った事のない性器を弄り始める。
おっぱいと同じか、それ以上に柔らかいのは触られる側でも分かった。
お兄さんの指が動く度にクニクニと形を変えて、私にも僅かな気持ち良さが感じられる。
外側を弄った後、真ん中に走る割れ目を開かれた。
「んひゅっ!?」
まるで身体の中に新しい空気を入れられた感覚で、私の口からは恥ずかしい声が漏れてしまう。
何とか我慢しようと口を閉じても、指が割れ目の中を動く刺激で耐えられなかった。
「ひっ、ふっ、ん!」
突き出している筈の股間も、私の意思を無視して細かく前後に揺れ動いてしまう。
その所為で、お兄さんの指も自然と割れ目を擦られる形になった。
股間の奥深くに差し込まれている手は、労る様に優しく動いて乳首の時程の激しさはない。
しかし、私のよりも太い指が、前に保険の授業で習った『膣口』に軽く差し込まれてしまった。
「はうっ!?」
身体の中が直接触られる感じは、今までに経験した事はなく、全く未知の感覚だ。
幾ら浅い部分で出入りを繰り返していても、進入を許そうとせずに締め付けてしまう。
何度か確かめる動きで膣口を探ったお兄さんの指は割れ目の上の方、つまりお腹の方へ上がって何かを摘んだ。
「んあぁー!!?」
乳首や割れ目の中を弄られていた時以上の気持ち良さを受けた私は、今迄で一番の大きな声を出してしまった。
おまけに腰は勝手にカクカクと震えてしまう。
その間にもお兄さんは何かを摘んだ指の動きを止める事無く、それこそ乳首を弄っていた時の動きで動かしてくる。
「ひゃっ、ひぅっ!?」
自分でも情け無い声を出しているなとの自覚を持ちながらも、小刻みに動いてしまう腰と同じで止めようがない。
しかも、身体の奥、子宮から凄い勢いで広がっていく何かが全身を包もうとしている。
このままいけば必ず気持ち良さが爆発でもしてしまいそうな予感と言う確証が、白くなってくる頭に浮かんだ。
お兄さんの指の動きを受け取っていると、ふと動きが止まってしまう。
「んぁ……?」
「俺もそろそろ、わかばちゃんに挨拶がしたいんだけど良いかな?」
「ぇっ……?」
そうだった。
余りにも気持ち良かったから忘れていた!
今までは私から挨拶はしていたけど、お兄さんからの挨拶も受け取らなきゃいけないんだった!
「わ、分かりました!」
気持ち良さで腑抜けていた私は気合を入れ直して、返事を返す。
しかし、挨拶を受け取るに良い場所が無い。
「え~っと……」
辺りを見回してみれば、ボロ小屋の中に同じくボロイ椅子を見つけた。
「あっ! あそこで受けます!」
「分かったよ」
指差してお兄さんに知らせれば、笑顔で返事が返ってくる。
先にボロイ椅子に座った私は背凭れに身体を預けて、浅い所に置いた腰を持ち上げた。
無理の無い姿勢を維持しながらお兄さんへ向かって脚を開けば、挨拶を受け取る準備は完了する。
「お兄さん、よろしくお願いします!」
「あぁ、任せなよ」
その言葉に、やっと全ての挨拶が正しく出来る喜びが私の心を支配した。
ズボンを脱いでオチン……じゃない、『陰茎』を取り出したお兄さんは、大きく開いた脚の間に腰を差し込んでくる。
そして、いつの間にか『愛液』を流していた股間に、たしか『亀頭』との名前だった筈の先っぽを接触させてきた。
「んっ……」
私の体温とは違った熱い感触に、何か変な気分になってくる。
心の奥底で激しく拒絶をする声が聞こえるけど、常識な挨拶をやっているのに可笑しい反応だ。
そう言えば、さっきお兄さんが摘んだ所は女の人が一番性的な快感を受ける『淫核』だったのではないだろうか?
あれは確かセックス……を?
セックスって子供を作る時にする好意だったよね?
じゃぁ、今私がやってるのはな――
「んくあぁーー!」
疑問が頭を支配しかけた私を襲ったのは、膣口を広げられる圧迫感。
お兄さんの陰茎は、指ですら入れるには大きく感じた狭い膣内をジワジワと進んでくる。
痛みは余り無いのが幸いだけど、それでも広げている脚はプルプルと震えてしまう。
「んくあぁ!」
「うふぅ!」
私の出す呻き声に似た声とは対照的に、気持ち良さそうなお兄さんの声。
内心そんな様子を恨めしく思いながら、正しい挨拶の為に膣内を広げられる感覚に耐える。
そんな中でブツリと何かを破られた瞬間に、私の心の奥底に絶望が流れた気がした。
もちろん、それは気の所為で、今はお兄さんの激しい挨拶を受け取るのに必死だ。
「あくぅ……」
「んっ、ふぉ……」
受け取る以上は拒否をしてはいけないと思った私は、なるべくお腹から力を抜いてお兄さんの陰茎を受け入れようとする。
勝手に震える膣内で太い物を入れるのは大変な事だ。
しかし、お兄さんにとっては、それすらも気持ち良さそうだった。
膣壁を広げながら進入してくる陰茎は時間を掛けずに、一番奥にある女の子の私にとって一番大事な所、子宮を押し上げる。
「くはっ……」
文字通りに内臓を押し上げられた感覚に域を詰まらせた私を見たお兄さんは、陰茎を止めてくれた。
「ふぅ……はぁ……」
「おふぅ……」
膣内からの苦しさを紛らわせようと深呼吸をする。
ふと視線を下してみると、私の大事な性器を割ってお兄さんの太くて長い陰茎が入っていた。
摘まれていた淫核は小さく顔を出して、自己主張をしている。
膣内を中から圧迫される感覚と、眼の前の紛れも無い光景を見た私の眼からは、知らない内に涙を流してしまう。
正真正銘、挨拶を正しく行なえて感動をしているのだろけど、お兄さんから受け取り挨拶はまだ終りじゃない。
これから陰茎を出し入れして、精液を子宮に掛けて貰わなければいけないのだ。
その時に私も気持ち良くなってしまうかもしれないけど、それは別に許される事だから良いよね?
「それじゃ、動くよ」
「はい!」
その一言を合図に、私の膣内に入っている陰茎はズルズルと引き出されていく。
「んくぁーー……」
「ん……」
余りにも陰茎を締め付けている所為で、子宮その物が引き出されそうだった。
同時に気持ち良さも感じて、私の口からは間延びした声が出てしまう。
膣壁を亀頭の出っ張りで引っ掛かれる感覚は、淫核を摘まれる位に気持ち良い。
そして、膣口から亀頭が出そうになったら腰を止めて、もう一度差し込んでくるお兄さん。
やっぱり一回奥まで入れたお陰で、あんまり苦労しないで子宮口まで受け入れる事が出来た。
今度は入れたままで止まらずに、腰を引いて次は押し込んでくる。
その一回一回の出し入れで、気持ち良さも段々上がって来ている様だ。
お兄さんは私の腰を掴み、息を切らせながら必死に腰を動かし始める。
「ひぅ! あぅっ! くはっ!」
「はっ、ふっ、はっ、ふっ!」
私は自然と自分の性器に眼が行ってしまい、その過程で突かれる度に小さく揺れる胸も見てしまう。
ひまわりに比べれば寂しい姿と思っても、これだけは個人差だから仕方が無い。
動きに慣れたらしいお兄さんは腰を掴んでいた手を離して、私の乳首を摘んできた。
「あひゃぅ!?」
「おうっ!」
乾き始めていた唾液で光る乳首は、陰茎を膣内に入れられた所為でかなり硬くなっている。
しかも、さっきよりも触られる感触が気持ち良い。
硬くなった乳首をコリコリと捏ねられてしまった私は、陰茎を差し込まれている腰を大きく上下に揺らしてしまう。
その動きはお兄さんにとっても気持ち良さとなったらしく、顔がだらしなく緩んできた。
グチョグチョと膣内ごと愛液を掻き回され、私の意識も淫核を摘まれた時の様に白く染まってくる。
亀頭で断続的に押し上げられる子宮からの感覚は、既に気持ち良さとなって思考を塗り潰していく。
陰茎に引っ張られる膣口、亀頭に引っ掛かれる膣壁の感触。
そして摘まれる乳首と、ボロ小屋で『犯されている』自分の被虐が身体の中から爆発してしまった。
「んっ、くあぁぁーーー!!!!」
「し、締まるぅ……!」
全身が勝手に強張って気持ち良さを爆発させる。
陰茎を一番奥まで入れている膣内からも、お兄さんとの挨拶の証である精液の熱さと独特な感触が子宮へ降り掛かった。
「あぅ、くぅ……ん」
「おふぁ……」
私の意志を通さずに締め付ける膣壁は、ビクビクと痙攣をしながら上下に動く陰茎を止められない。
膣内に精液が溜まっていく感覚が増える程に、今まで心の奥底で騒いでいた何かは静かになって大人しくなっていく。
代わりに何か大事な物を失った喪失感も、私の中にはあった。
気持ち良さの爆発で白くなっていた視界から戻ってくると、真っ先に見えたのは眼を細めたお兄さんの気持ち良さそうな顔。
あぁ、私はやっと、ちゃんとした挨拶が出来たんだ……。
そんな満足感が、何かを失った心に染み渡った。
膣内で震えていた陰茎もだいぶ落ち着いてくると、お兄さんも満足したらしく腰を引いていく。
「ん、ふぁ……」
今まで硬かった陰茎が柔らかくなっても、膣内を擦られる気持ち良さは変わらない。
抜かれる後から子宮に掛けられた、大量とも感じる精液が続いて出て行く。
「お兄さん、私、挨拶をちゃんと出来ましたか?」
「うん、凄く良く出来たよ」
「あふ……、有難うございます」
膣口から流れ出る精液がお尻の間を通って落ちる感覚を受けながら、お兄さんに確認してみると嬉しい答えが返ってきた。
圧し掛かっていた大きな身体から開放された私は、思ったよりも体力を消費してしまった身体を何とか動かしながら、剣道着を身に着けていく。
上に関しては唾液に濡れていた乳首を押さえてブラと上着を着るだけで良かったけど、ショーツと袴は外に置いて来たままだった。
仕方なく、重い脚を動かして膣口から精液が漏れるのも構わずに取りにいく。
「ふぅ……、一杯出されたって事はお兄さんも気持ち良く挨拶が出来たって事かな?」
内腿を流れる精液に、私は満足気な顔をしているだろう。
そして、膣内から全て漏れ出さない内にショーツを履いた。
濡れた股間に布が張り付く感触は何か可笑しく思ったけど、挨拶が終わった後なら普通の事。
袴を履いていると軽い足音が、二人分近付いてくる。
時間からして一色さんと、二葉さんだろう。
やっぱり、ここを待ち合わせ場所にしておいて正解だったかも?
「あぁ! わかばちゃん、もう来てたんだ!」
「こんにちは、三枝さん」
「うん、今日は時間通りだね」
丁度着替え終わった剣道着のままで腕を組んで、ちくりと嫌味を言った。
私の顔はニヤリと笑っているので二人も冗談と察するが、それでも申し訳無さそうな雰囲気になってしまう。
「だ、だから、遅れない様に、ここを待ち合わせの場所にしたんだよぅ……」
「あはは、ごめんごめん。攻める心算はなかったんだ」
「もう、わかばちゃんの意地悪!」
「うふふ」
「あはは」
そう、私は一色さんに感謝をしている。
一色さんのお陰で私はお兄さんと出会って、自分の心に充実感を与えて貰えた。
これだけでも二人の友人になれた運命に感謝をしたい気分だ。
「おぉ、あかねちゃん、あおいちゃん、こんにちは」
「あぁ、お兄さん!」
「あかねちゃん!」
「うん!」
お兄さんがボロ小屋から出てきたら、一色さんと二葉さんは挨拶をする為にズボンを脱ぎだす。
私は既に終えているから立って見ているだけ。
「はい!」
「お兄さんどうぞ」
「あぁ」
始めてみる二人の性器は、私と同じ様に何も生えていない。
しかし、お兄さんが股間に手を伸ばす姿に、何故か嫉妬を感じてしまうのは何故だろうか?
これはただの挨拶の筈。
……もしかして私はお兄さんに恋心でも抱いてしまった?
駄目駄目!
私のタイプは、少なくとも強い人じゃないと!
そうこう考えている内に一色さんと、二葉さんの挨拶は終わったみたいだった。
「じゃぁ、お兄さん、またね!」
「おぉ! ここはいつでも使って良いからな」
「はい、有難うございます! 三枝さん、行こ?」
「あっ、うん! 分かった」
会った時の挨拶はシッカリやったが、分かれる時の挨拶は言葉だけで良い。
「それじゃ、お兄さん。また今度!」
「あぁ、またね」
お兄さんの指で光る友人二人の愛液を横目に、私は膣内にある精液の確かな感触を楽しみながら後を付いていくのだった。
続く
具体的には三枝わかばちゃん視点です。
(リク:操られる側の視点 + リク:最後のいたずらレベルの常識変換で一本 = 凄く書き易い!)
常識変換のは少し行き過ぎた感も否めない。
その3
「はぁ……、ここが秘密基地……?」
一色さんに待ち合わせ場所として教えられた所に来ると――
「今にも崩れそうだけど、大丈夫なの、これ?」
私一人にも拘らず思わず言葉で確認をしてしまう程にボロい。
所々穴が開いている壁は、とても防風や防寒の役に立っているとは思えない程。
でも、秘密基地と言う雰囲気は十分に出ているし、何処となく冒険をしている様な感じもしてくる。
「え~っと、まだ時間がちょっとあるかな?」
チラリと確認した時計には、待ち合わせの時間には少しだけ余裕があった。
ただ座って待っているのも良いけど、『アローン』から町を守る為の鍛錬はしておかないといけないよね。
丁度、今は剣道着を着ているし、ちょっと素振りでもして待っていようかな?
そう考えて竹刀を仕舞っている袋を下したら、近くから足音が近付いてくるのが聞こえた。
始めは「一色さんが来たのかな?」とも思ったけど、地面を踏み締める音が結構重そうだ。
警戒する癖が付いてしまっている所為で思わず竹刀を構えていると、ボロ小屋の角から見慣れない男の人が現れた。
「うぉ!?」
竹刀を向けられていた事に驚いて尻餅を付いてしまった姿は、何処となく情け無い印象を受けてしまった。
「あっ、ご、御免なさい! 大丈夫ですか」
完全に私の所為で尻餅を付いてしまったので、慌てて駆け寄る。
内心では情け無い姿だなと思っていても、それを外に出すのは流石に失礼だろう。
「あ、あぁ」
「ご、御免なさい」
たいして怪我や痛みもない様子で立ち上がったお兄さんの背丈は、私よりも年上らしく高い。
だけど、視線だけは何処か身の毛も弥立つのは、気の所為だろうか?
とりあえず挨拶はしないといけないよね。
「あっ、私――」
と、挨拶を続けようとした瞬間、眼の前が真っ赤な光に埋め尽くされた。
一瞬の出来事であっても言葉を止めるのは十分な出来事で、思考も少し止まってしまう。
ハッと意識を取り戻した後に慌てて挨拶を続けようとしたら、先のお兄さんが言葉を掛けてきた。
「あかねちゃんから聞いてるよ。君が三枝わかばちゃんだね?」
「は、はい! 一色さんにここを提供してくれたお兄さんですよね?」
「そうだよ」
とりあえず挨拶の続きをしようと剣道着に手を掛けると、何故か凄まじい違和感に捕らわれてしまった。
えっ……と、挨拶って……?
そう!
お兄さん限定の挨拶って、確か……む、胸を見せる事だった……よね?
でも、それっていけない事じゃなかったかな……?
「どうしたのかな?」
「い、いえ、何でもないです!」
剣道着の上着に手を掛けた状態で止まった私に疑問を感じたらしいお兄さんが声を掛けてきた。
何か違和感があるけど、挨拶をしないのは失礼だし……。
「こ、こんにちは! 三枝わかばです!」
「あぁ、こんにちは」
意を決して戸惑う手を無理矢理動かした私は、剣道着の前の部分をガバッと開いた。
自然と白いスポーツブラが出てしまうけど、笑顔になったお兄さんを見た私は『間違ってなかった』のだと安心する。
何故か動かなかった手は挨拶の続きとして、余り大きくない胸を包んでいるブラすら持ち上げてしまう。
その瞬間、心臓がバクバクと激しく脈打ち、顔も一気に赤くなった気がした。
ただ普通の挨拶をしている筈なのに、私の身体は何か恥ずかしい事をしているかの様な反応を見せているのかもしれない。
だけど、胸を見せるのはお兄さんに挨拶する時の常識。
何も可笑しくはない!
「挨拶は大事だよね~」
「はい、そうですよね」
ブラを持ち上げる私に挨拶の大事さを改めて確認してくるお兄さんは、笑顔のままで近付いてくる。
少し熱い気温で緩やかな風が何も付けていない胸に吹きかかり、無意識に震える身体の振動で軽く揺れる感覚があった。
お兄さんの視線は私の胸に集中されている。
挨拶の途中だから隠しちゃ駄目なんだけど、心の底では必死に止める声が聞こえた気がした。
それでも胸を見せたままで居ると、お兄さんが私の胸を触ってくる。
「きゃっ!?」
「ん~、動いちゃ挨拶が止まっちゃうよ?」
「そ、そうですよね。御免なさい……」
「良いよ良いよ。じゃ、胸を出しててね」
「はい!」
お兄さんの手が私の乳首に触れた途端に、身体が勝手に胸を隠してしまった上に悲鳴まで出てしまった。
挨拶として何も可笑しくないのに、まるでおっぱいを触られてしまった様な……。
あれ?
胸って、おっぱいじゃ……?
「ひゃっ!?」
何か重要な事を思い出しそうな感じがしたけど、お兄さんに乳首を摘まれた瞬間に全ての考えが飛んでしまった。
しかも、親指と人差し指でくりくりと捏ねて来て、気持ち良い様なくすぐったい様な微妙な感覚が胸から押し寄せてくる。
乳首を摘んだままで引っ張ったり、胸全体を揉んだりする手は大きくて頼もしいとすら感じた。
しかし、見せるだけと思ってたけど、触ってくるなんて。
「あ、あの、挨拶って胸を見せるだけじゃ?」
そう言った瞬間、また視界が赤い光に包まれた。
やっぱり一瞬だったけど、意識を一旦途切れさせるには十分。
「挨拶の続きをしても良いかな?」
「はい! 良いですよ!」
何を可笑しな事を考えていたのだろうか?
お兄さんに胸を揉ませる挨拶は常識。
何も恥ずかしがる事は無かった。
そんな間違った知識を信じていた事を恥じる変化も、きっとお兄さんは分かっているだろう。
ニヤニヤした顔が、私の失敗を笑っている様で少し憎たらしい。
恥ずかしさの余り背けてしまった顔は、さっきよりも赤くなっているかもしれない。
心臓の鼓動も大きくなっているのが分かる。
そんな私の心境とは別に、お兄さんの指は相変わらず胸を這い回っていた。
余り大きくない胸を下から持ち上げて谷間を中央に作ったり、乳輪の縁に沿って指で撫でたり。
「んふぁ……」
お兄さんにする挨拶は、こんなにも気持ち良かっただろうか?
いや、今日が初対面で過去に感じた事は無いけど、それでも男の人との挨拶はこんな感じだったかな?
思わず出てしまった、自分でも分かる程に快感を含んだ息。
産毛を撫でる指の所為で乳首はすっかり立ってしまって、通り過ぎる風すら気持ちが良い。
そこをお兄さんは弾いてくるし、摘んでくる。
「ぁん、んん」
挨拶の途中にも拘らず声が出てしまって礼儀を欠いているかもしれないけど、お兄さんが何も言わないのなら大丈夫だろう。
硬くなった乳首は本当に摘み易いのか、最初よりも熱心に捏ね回してくる。
顔を背けて眼を閉じている所為で、指で弄ばれる感覚がハッキリと感じた。
このまま一色さんが来たら、一緒に乳首を弄られるのかな?
そんな事を思っていると指が離れた。
終わったのかと顔を戻そうとした時、胸に吹いてくる風よりも強い空気の動きを感じたと思ったら、乳首が生暖かい物に包まれる。
「あむっ」
「ひゃぁ!?」
慌てて顔を私の胸に向けてみれば、そこには乳首に吸い付いているお兄さんの頭が見えた。
「な、何を!?」
「んぱっ、何をって、挨拶をしてるんだよ?」
「ぇ……、あっ、あぁ、そうでしたよね」
殆どパニックになった思考のままで問い詰めると、アッサリと答えが返ってくる。
……確かにお兄さんとの挨拶は、これが常識。
胸を見せて、触られて、舐められても吸われても良かった筈だし、何も可笑しくはない。
お兄さんの唾液で光る乳首は弄られた刺激で尖ってエッチに感じても、これは凄く普通の事だ。
「おっぱいを吸っても良いかな?」
「あっ、はい。良いですよ」
思考に没頭しかけていた私の思考は、お兄さんの言葉で戻ってくる。
そのお兄さんも私の言葉を受けて、また乳首へ吸い付いてきた。
「あんむっ」
「んっ」
弄られて尖った乳首はお兄さんに吸われて、指で弄られた時よりも気持ち良かった。
残った方のおっぱいは相変わらず大きな手で揉まれているが、常識だから何も可笑しくはない。
大きな赤ちゃんに吸われている様な感覚を覚えるのは、仕方の無い事だろう。
今まで剣道着の上着を開き、ブラを持ち上げていた手でお兄さんの後頭部をソッと支える。
「んむっ」
「ぁふ……」
生暖かく唾液に塗れる乳首は、お兄さんの口の中で強く吸われて私に気持ち良さを送ってきた。
唇で乳輪辺りを挟まれながら、硬い歯で甘噛みをされる。
ウネウネと動く舌で舐められてしまうと、何故か股間が濡れてくる感触も増えてきてしまう。
徐々に私の胸を濡らす唾液の範囲が広がって、日の光を反射した。
漏れ出る声は耐える事無く出され、その声を聞いたお兄さんは吸い付きと乳首を摘んでいる指の力を強くする。
「ぷはっ!」
「ぁっ……」
暫く乳首を吸っていたお兄さんは満足したのか、唾液で乳輪との橋を作って顔を離した。
その際に気持ち良かった感触が止まってしまって、思わず残念そうな声を出した私は悪くない。
何にせよ、やっと挨拶が終わったみたいなので、他の男の人に見られない様に胸を隠そうとした瞬間、三度目の赤い光が私の視界を包み込んだ。
サッと意識が戻った時に、私の頭を支配するのは自分の愚かさだ。
まだ、挨拶は済んでない。
乳首を吸われた気持ち良さの余り、一番大事な事を忘れていた。
「ご、ごめんなさい!」
咄嗟に謝った私は急いで袴を下す。
唾液に濡れた乳首が風の冷たさで痛い程に硬くなるが、今はそれどころじゃない。
ブラとお揃いのスポーツ用のショーツはピッタリとあそこを護っているが、それすらも挨拶には邪魔。
腰紐に親指を掛けたら、また正体不明の警笛が私の中で鳴り響いた。
しかし、お兄さんとの挨拶で礼儀を欠く訳には行かない。
パッとショーツを下ろせば、大人の証とも言える毛が全く生えていない股間が出てくる。
そして、少し脚を開きながらお兄さんへ突き出せば、やっと私の心が落ち着いてきた。
もはや、胸を見せていた時に感じていた疑問は全く無くなって、逆に正しい挨拶が出来ている満足感が湧き上がってくる。
「どうぞ!」
「えっ、良いの?」
「はい! 常識ですから!」
一番大事だった事を忘れていた恥ずかしさは、顔だけではなく、全身を恥ずかしさで赤く染めた。
他の男の人の前では絶対になれないが、剣道着の上着を開いておっぱいを見せながら、下半身は何も着けずにお兄さんに触って貰う。
常識的な事を忘れているなんて、私も不覚だった。
こんな事では『アローン』も倒せない!
人を守る為の決意を新たにしていると、お兄さんは私が腰を突き出して差し出した股間に手を伸ばしてくる。
そして、乳首を弄っていた指が大事な所に触れた瞬間、私は何故か悲鳴を出してしまった。
「んひゃっ!?」
「ふふふ……」
そんな私を楽しそうに見てくるお兄さんは、私自身でも余り触った事のない性器を弄り始める。
おっぱいと同じか、それ以上に柔らかいのは触られる側でも分かった。
お兄さんの指が動く度にクニクニと形を変えて、私にも僅かな気持ち良さが感じられる。
外側を弄った後、真ん中に走る割れ目を開かれた。
「んひゅっ!?」
まるで身体の中に新しい空気を入れられた感覚で、私の口からは恥ずかしい声が漏れてしまう。
何とか我慢しようと口を閉じても、指が割れ目の中を動く刺激で耐えられなかった。
「ひっ、ふっ、ん!」
突き出している筈の股間も、私の意思を無視して細かく前後に揺れ動いてしまう。
その所為で、お兄さんの指も自然と割れ目を擦られる形になった。
股間の奥深くに差し込まれている手は、労る様に優しく動いて乳首の時程の激しさはない。
しかし、私のよりも太い指が、前に保険の授業で習った『膣口』に軽く差し込まれてしまった。
「はうっ!?」
身体の中が直接触られる感じは、今までに経験した事はなく、全く未知の感覚だ。
幾ら浅い部分で出入りを繰り返していても、進入を許そうとせずに締め付けてしまう。
何度か確かめる動きで膣口を探ったお兄さんの指は割れ目の上の方、つまりお腹の方へ上がって何かを摘んだ。
「んあぁー!!?」
乳首や割れ目の中を弄られていた時以上の気持ち良さを受けた私は、今迄で一番の大きな声を出してしまった。
おまけに腰は勝手にカクカクと震えてしまう。
その間にもお兄さんは何かを摘んだ指の動きを止める事無く、それこそ乳首を弄っていた時の動きで動かしてくる。
「ひゃっ、ひぅっ!?」
自分でも情け無い声を出しているなとの自覚を持ちながらも、小刻みに動いてしまう腰と同じで止めようがない。
しかも、身体の奥、子宮から凄い勢いで広がっていく何かが全身を包もうとしている。
このままいけば必ず気持ち良さが爆発でもしてしまいそうな予感と言う確証が、白くなってくる頭に浮かんだ。
お兄さんの指の動きを受け取っていると、ふと動きが止まってしまう。
「んぁ……?」
「俺もそろそろ、わかばちゃんに挨拶がしたいんだけど良いかな?」
「ぇっ……?」
そうだった。
余りにも気持ち良かったから忘れていた!
今までは私から挨拶はしていたけど、お兄さんからの挨拶も受け取らなきゃいけないんだった!
「わ、分かりました!」
気持ち良さで腑抜けていた私は気合を入れ直して、返事を返す。
しかし、挨拶を受け取るに良い場所が無い。
「え~っと……」
辺りを見回してみれば、ボロ小屋の中に同じくボロイ椅子を見つけた。
「あっ! あそこで受けます!」
「分かったよ」
指差してお兄さんに知らせれば、笑顔で返事が返ってくる。
先にボロイ椅子に座った私は背凭れに身体を預けて、浅い所に置いた腰を持ち上げた。
無理の無い姿勢を維持しながらお兄さんへ向かって脚を開けば、挨拶を受け取る準備は完了する。
「お兄さん、よろしくお願いします!」
「あぁ、任せなよ」
その言葉に、やっと全ての挨拶が正しく出来る喜びが私の心を支配した。
ズボンを脱いでオチン……じゃない、『陰茎』を取り出したお兄さんは、大きく開いた脚の間に腰を差し込んでくる。
そして、いつの間にか『愛液』を流していた股間に、たしか『亀頭』との名前だった筈の先っぽを接触させてきた。
「んっ……」
私の体温とは違った熱い感触に、何か変な気分になってくる。
心の奥底で激しく拒絶をする声が聞こえるけど、常識な挨拶をやっているのに可笑しい反応だ。
そう言えば、さっきお兄さんが摘んだ所は女の人が一番性的な快感を受ける『淫核』だったのではないだろうか?
あれは確かセックス……を?
セックスって子供を作る時にする好意だったよね?
じゃぁ、今私がやってるのはな――
「んくあぁーー!」
疑問が頭を支配しかけた私を襲ったのは、膣口を広げられる圧迫感。
お兄さんの陰茎は、指ですら入れるには大きく感じた狭い膣内をジワジワと進んでくる。
痛みは余り無いのが幸いだけど、それでも広げている脚はプルプルと震えてしまう。
「んくあぁ!」
「うふぅ!」
私の出す呻き声に似た声とは対照的に、気持ち良さそうなお兄さんの声。
内心そんな様子を恨めしく思いながら、正しい挨拶の為に膣内を広げられる感覚に耐える。
そんな中でブツリと何かを破られた瞬間に、私の心の奥底に絶望が流れた気がした。
もちろん、それは気の所為で、今はお兄さんの激しい挨拶を受け取るのに必死だ。
「あくぅ……」
「んっ、ふぉ……」
受け取る以上は拒否をしてはいけないと思った私は、なるべくお腹から力を抜いてお兄さんの陰茎を受け入れようとする。
勝手に震える膣内で太い物を入れるのは大変な事だ。
しかし、お兄さんにとっては、それすらも気持ち良さそうだった。
膣壁を広げながら進入してくる陰茎は時間を掛けずに、一番奥にある女の子の私にとって一番大事な所、子宮を押し上げる。
「くはっ……」
文字通りに内臓を押し上げられた感覚に域を詰まらせた私を見たお兄さんは、陰茎を止めてくれた。
「ふぅ……はぁ……」
「おふぅ……」
膣内からの苦しさを紛らわせようと深呼吸をする。
ふと視線を下してみると、私の大事な性器を割ってお兄さんの太くて長い陰茎が入っていた。
摘まれていた淫核は小さく顔を出して、自己主張をしている。
膣内を中から圧迫される感覚と、眼の前の紛れも無い光景を見た私の眼からは、知らない内に涙を流してしまう。
正真正銘、挨拶を正しく行なえて感動をしているのだろけど、お兄さんから受け取り挨拶はまだ終りじゃない。
これから陰茎を出し入れして、精液を子宮に掛けて貰わなければいけないのだ。
その時に私も気持ち良くなってしまうかもしれないけど、それは別に許される事だから良いよね?
「それじゃ、動くよ」
「はい!」
その一言を合図に、私の膣内に入っている陰茎はズルズルと引き出されていく。
「んくぁーー……」
「ん……」
余りにも陰茎を締め付けている所為で、子宮その物が引き出されそうだった。
同時に気持ち良さも感じて、私の口からは間延びした声が出てしまう。
膣壁を亀頭の出っ張りで引っ掛かれる感覚は、淫核を摘まれる位に気持ち良い。
そして、膣口から亀頭が出そうになったら腰を止めて、もう一度差し込んでくるお兄さん。
やっぱり一回奥まで入れたお陰で、あんまり苦労しないで子宮口まで受け入れる事が出来た。
今度は入れたままで止まらずに、腰を引いて次は押し込んでくる。
その一回一回の出し入れで、気持ち良さも段々上がって来ている様だ。
お兄さんは私の腰を掴み、息を切らせながら必死に腰を動かし始める。
「ひぅ! あぅっ! くはっ!」
「はっ、ふっ、はっ、ふっ!」
私は自然と自分の性器に眼が行ってしまい、その過程で突かれる度に小さく揺れる胸も見てしまう。
ひまわりに比べれば寂しい姿と思っても、これだけは個人差だから仕方が無い。
動きに慣れたらしいお兄さんは腰を掴んでいた手を離して、私の乳首を摘んできた。
「あひゃぅ!?」
「おうっ!」
乾き始めていた唾液で光る乳首は、陰茎を膣内に入れられた所為でかなり硬くなっている。
しかも、さっきよりも触られる感触が気持ち良い。
硬くなった乳首をコリコリと捏ねられてしまった私は、陰茎を差し込まれている腰を大きく上下に揺らしてしまう。
その動きはお兄さんにとっても気持ち良さとなったらしく、顔がだらしなく緩んできた。
グチョグチョと膣内ごと愛液を掻き回され、私の意識も淫核を摘まれた時の様に白く染まってくる。
亀頭で断続的に押し上げられる子宮からの感覚は、既に気持ち良さとなって思考を塗り潰していく。
陰茎に引っ張られる膣口、亀頭に引っ掛かれる膣壁の感触。
そして摘まれる乳首と、ボロ小屋で『犯されている』自分の被虐が身体の中から爆発してしまった。
「んっ、くあぁぁーーー!!!!」
「し、締まるぅ……!」
全身が勝手に強張って気持ち良さを爆発させる。
陰茎を一番奥まで入れている膣内からも、お兄さんとの挨拶の証である精液の熱さと独特な感触が子宮へ降り掛かった。
「あぅ、くぅ……ん」
「おふぁ……」
私の意志を通さずに締め付ける膣壁は、ビクビクと痙攣をしながら上下に動く陰茎を止められない。
膣内に精液が溜まっていく感覚が増える程に、今まで心の奥底で騒いでいた何かは静かになって大人しくなっていく。
代わりに何か大事な物を失った喪失感も、私の中にはあった。
気持ち良さの爆発で白くなっていた視界から戻ってくると、真っ先に見えたのは眼を細めたお兄さんの気持ち良さそうな顔。
あぁ、私はやっと、ちゃんとした挨拶が出来たんだ……。
そんな満足感が、何かを失った心に染み渡った。
膣内で震えていた陰茎もだいぶ落ち着いてくると、お兄さんも満足したらしく腰を引いていく。
「ん、ふぁ……」
今まで硬かった陰茎が柔らかくなっても、膣内を擦られる気持ち良さは変わらない。
抜かれる後から子宮に掛けられた、大量とも感じる精液が続いて出て行く。
「お兄さん、私、挨拶をちゃんと出来ましたか?」
「うん、凄く良く出来たよ」
「あふ……、有難うございます」
膣口から流れ出る精液がお尻の間を通って落ちる感覚を受けながら、お兄さんに確認してみると嬉しい答えが返ってきた。
圧し掛かっていた大きな身体から開放された私は、思ったよりも体力を消費してしまった身体を何とか動かしながら、剣道着を身に着けていく。
上に関しては唾液に濡れていた乳首を押さえてブラと上着を着るだけで良かったけど、ショーツと袴は外に置いて来たままだった。
仕方なく、重い脚を動かして膣口から精液が漏れるのも構わずに取りにいく。
「ふぅ……、一杯出されたって事はお兄さんも気持ち良く挨拶が出来たって事かな?」
内腿を流れる精液に、私は満足気な顔をしているだろう。
そして、膣内から全て漏れ出さない内にショーツを履いた。
濡れた股間に布が張り付く感触は何か可笑しく思ったけど、挨拶が終わった後なら普通の事。
袴を履いていると軽い足音が、二人分近付いてくる。
時間からして一色さんと、二葉さんだろう。
やっぱり、ここを待ち合わせ場所にしておいて正解だったかも?
「あぁ! わかばちゃん、もう来てたんだ!」
「こんにちは、三枝さん」
「うん、今日は時間通りだね」
丁度着替え終わった剣道着のままで腕を組んで、ちくりと嫌味を言った。
私の顔はニヤリと笑っているので二人も冗談と察するが、それでも申し訳無さそうな雰囲気になってしまう。
「だ、だから、遅れない様に、ここを待ち合わせの場所にしたんだよぅ……」
「あはは、ごめんごめん。攻める心算はなかったんだ」
「もう、わかばちゃんの意地悪!」
「うふふ」
「あはは」
そう、私は一色さんに感謝をしている。
一色さんのお陰で私はお兄さんと出会って、自分の心に充実感を与えて貰えた。
これだけでも二人の友人になれた運命に感謝をしたい気分だ。
「おぉ、あかねちゃん、あおいちゃん、こんにちは」
「あぁ、お兄さん!」
「あかねちゃん!」
「うん!」
お兄さんがボロ小屋から出てきたら、一色さんと二葉さんは挨拶をする為にズボンを脱ぎだす。
私は既に終えているから立って見ているだけ。
「はい!」
「お兄さんどうぞ」
「あぁ」
始めてみる二人の性器は、私と同じ様に何も生えていない。
しかし、お兄さんが股間に手を伸ばす姿に、何故か嫉妬を感じてしまうのは何故だろうか?
これはただの挨拶の筈。
……もしかして私はお兄さんに恋心でも抱いてしまった?
駄目駄目!
私のタイプは、少なくとも強い人じゃないと!
そうこう考えている内に一色さんと、二葉さんの挨拶は終わったみたいだった。
「じゃぁ、お兄さん、またね!」
「おぉ! ここはいつでも使って良いからな」
「はい、有難うございます! 三枝さん、行こ?」
「あっ、うん! 分かった」
会った時の挨拶はシッカリやったが、分かれる時の挨拶は言葉だけで良い。
「それじゃ、お兄さん。また今度!」
「あぁ、またね」
お兄さんの指で光る友人二人の愛液を横目に、私は膣内にある精液の確かな感触を楽しみながら後を付いていくのだった。
続く
コメント
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Re: タイトルなし
コメント有難うございます!
喜んでいただけたようで、気を付けた甲斐がありました。
なるべく描写をわかばだけに絞って、他への視点移動をなくしたんですよね。
お陰で掛けなかった描写も幾つかあるんですが
常識を変えられる過程で変わっていく思考の流れを頑張ってみました。
後は、ひまわりで終わると思います。
書いている途中で天啓が降りたら書けそうですけどね。
でも、最近暑くてイメージが固まらないんで、たぶん無理です。
リクは了解しました。
まだ全然進んで無いんですけど、なるべくご希望通りに進めたいと思います。
あと、35日は『掴まってから』ではないので終盤でも大丈夫だと思います。
何とか後付け設定を練れば……!
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Re: タイトルなし
書けなかった描写は単純に心理変化ですね。
おっぱいを性的な箇所と認識していたのに
最終的にはおっぱいを何の躊躇も無く吸わせるとかいう感じで。
れいは流石に接点が無さ過ぎますからね。
元々人形みたいなんで、人形化させても面白くないかも。
35日はクラウドと再開を果たした日から逆算した日数ですからね。
でも、処女喪失はティファの心に止めを刺す形で失う予定です。
とりあえず矛盾は無さそうな新しいあらすじは出来てるんですよ。
最近暑くて不調なんで全く進んでませんけどね……
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