ビビッドレッド・オペレーションでズブリ その2
その2
あかねに連れられたあおいは、目の前で座る青年に対して不信感を覚えた。
何の特徴も無い極普通の男だが、視線だけは自分の身体を足の爪先から頭までを舐める様に流してくるのだ。
ボロ小屋の薄暗い中で薄笑いを浮かべる姿は、あおいにとって不安しか煽らない。
本能的な嫌悪感に身を竦ませて自分の手を握っているあかねを見た瞬間、視界が赤い光に埋め尽くされる。
「ふぅ……、危ない危ない」
あかねはともかく、あおいの表情に不味い物を感じた青年は、会話をする事も無く掌に埋め込まれた物体を使って、二人を人形の状態へ落とした。
不安そうにしていた顔から一切の表情と感情が抜けてしまい、繋がれていた手は指先だけが辛うじて引っ掛かっている程度に力が抜けてしまっている。
たとえ意識を封じられても、友情は不滅だと知らしめている様でもあった。
「とりあえず、ズボンを脱ぎましょうね」
「……はい」
「……はい」
もはや慣れた様子で命令を出す。
意志が消え去った二人は腕を動かし、のろのろと指示に従って尻が食み出ている程に短いズボンに手を掛けた。
興奮で鼻息も荒くする青年に見守られながら、細い指が掛けられてズボンがスルリと下ろされ、姿を現した白いショーツ。
前にあかねを犯した時は変身した後だった所為で、見る事は叶わなかった物。
あおいも子供っぽい感じの白いショーツを履いており、小さな青いリボンがウエストのゴム部分に付けられている。
「うぅん、素晴らしい!」
間近で見る少女の下着姿は、上半身が制服のままであると言うギャップもあって背徳的な雰囲気も漂っていた。
シッカリと腰まで上げられたショーツの股間は、大陰唇の膨らみがハッキリと分かる程に盛り上がっており、股間へ顔を埋めたい気持ちになってしまう。
「次はパンツも脱ぎましょうね」
「……はい」
「……はい」
普通の女の子なら嫌悪感と共に悲鳴を上げそうな表情を浮かべながら出された命令を、人形状態の二人は拒む事も出来ずに実行へ移す。
腰から上半身を屈めて細い足首からショーツが脱ぎ去られると、秘匿するべき股間を性欲に塗れた男の前で曝け出した。
正面から見える大陰唇の膨らみと、その中心を走るスジはピッタリと閉じている。
あかねは既に処女を奪われているものの、一度の性交では形が変わる事無く綺麗な秘裂。
淫核は包皮すら見えず、完全に大陰唇の中に姿を隠していた。
あおいも同じ様にぷっくりと盛り上がった大陰唇に、穢れの無い秘裂。
当然ながら陰毛も全く無く、成長途中の少女を思わせる。
両足を閉じて立っている所為で大陰唇が左右から中央へ寄せられ、あかねよりも厚みがありそうな印象だった。
鼻息荒く近寄った青年は二人の正面へ座り込むと、おもむろに手を二人の股間へ持っていく。
「っ!?」
「んっ!?」
「おぉ!」
大陰唇の柔らかさは特に違いは無いみたいだが、やはり美少女を左右に並べて触っていると言う状況に興奮を覚える。
指に力を入れながら前後に手を動かせば形が歪み、開いた秘裂からは隠れている淫核が見えた。
青年は親指と人差し指を割れ目に差し込んで、包皮の上から捏ね繰り回す。
「うっ……」
「ん……」
男の太い指に触れられる不快感で意識を封じられても反応を返し、小さな唇から声が漏れた。
しかし、身体の中で一番感じる性感帯を刺激された二人は、初めて感じる快感から逃げる様に腰を引いてしまう。
「逃げたら駄目じゃないか」
「ひっ!?」
「んんっ!?」
「うぉ!? す、済まん」
本当なら小さな尻を押さえて動きを抑えるものの、両手で淫核を弄っている所為で出来ない。
咄嗟に指へ力を入れて根元から摘む事によって前へ引き戻した途端に、思ったよりも痛そうな悲鳴を出されて反射的に謝ってしまう青年。
チラリと二人の顔色を伺うも、人形状態の為に無表情は全く変わらない。
当然ながら痛みを与える事が目的ではないので、今度は労りつつ動かして性感のみを引き出していく。
「んふぁ……」
「あぅ……ん……」
今はまだ柔らかな淫核をクニクニと捏ねてやれば、あかねとあおいは明らかに快感を含んだ声を漏らす。
先程とは違って腰も逃げず、どちらかと言うと股間を指に押し付けてきている抵抗すらあった。
「このまま犯したいけど、前と同じと言うのもなぁ……」
「あっ……うぅん……」
「んふっ……ぁ……」
自我が無い所為で性的な刺激を素直に受け取る二人を弄べば、柔らかいままだった淫核は徐々に指へ抵抗を示し、硬さも増してきた。
少女達の身体には確実に快感が蓄積され、乾いてサラサラしていた秘裂は愛液で潤い、チラチラと見えていた小陰唇すら厚くなってくる。
「ひっ……、んぃっ!」
「きぅっ……、あっ!」
色々と考えていた青年だったが、無毛の秘裂から愛液が滴る光景を見て、このまま弄り倒してみればどうなるかと言う興味が沸いてきた。
淫核を摘んでいる指に力を入れる度に、裸の下半身が細かく震える。
力無く下げられていた二人の両手も、指が軽く反った後に快感を耐える様に握り締められた。
淫核のみでは寂しいだろうと、あかねは膣内に指が入る所まで入れ、あおいは処女膜を傷付けない程度に軽く入れる。
愛液に濡れた膣口はぬるりとした感触と共に、細い異物を迎え入れた。
指を包む胎内は腰の動き以上に細かく痙攣を繰り返しており、受け取る快感の大きさを物語っている。
薄いヒダが絡み付き、狭い膣壁が精一杯に締め付けを返してきた。
そんな中て指を無理矢理動かして、Gスポットを探っていく。
人によっては在ったり無かったりするらしいが、根気良く腹側の膣壁を探って行けば、柔らかい感触とは違うコリッとした箇所を見つけた。
そこを引っ掻いた瞬間に、悦声を出して腰が大きく戦慄く。
「ひぃあ」
「あんんっ」
白い下腹部が胎内から押し上げられる程に力を入れても、無表情の顔だけは一切変わらない。
細い脚は青年の手が股間に入る程度に開いている以外は、ほぼ直立不動を保っているにも拘らず、腰だけが快感でうねうねと動く。
秘裂は指の形に広がって太股にも愛液が一筋、二筋と流れ始めた。
包皮に身を隠していた淫核も指の刺激と快楽によって、小さく可愛いピンク色の姿を現している。
俄然、摘み易くなったお陰で弄るのも楽になり、Gスポットと合わせて嬲っていく。
「あぅ、んぅ」
「ひっ、ひぅ」
性器で最も快感を受けると言っても良い箇所を暫く弄っていると、あかねの胎内が何か違和感がある動きに変わってくる。
絶頂間近で痙攣する動きは既に知っているが、何やら耐える様な力の入れ具合に変化してきた。
しかし、顔を見上げても頬を真っ赤に染めている事を除けば、まったく変わらない無表情のままで何も読み取れない。
それでも指を動かし続けていると青年は手に、大量の体液が掛かるのを感じた。
何事かと慌ててあかねの股間に視線を戻せば、そこには股間から、具体的には尿道から少し黄色い体液が漏れ出している。
つまり、あかねはおしっこを出してしまったのだ。
「うぉ!?」
「あ……あぁ……、んん」
「ひぅ、あっ、んっ!」
隣ではあおいが秘裂を弄られて悦声を出しているが、あかねの顔は無表情ながら何処となく情け無い雰囲気に変わった気がした。
慣れない女の子にとってはGスポットへの刺激は、尿意を勘違いされる事も多いと聞いた事がある。
人形状態のあかねには、自我が無い為に下半身に感じた排泄の欲求は止められなかったらしい。
ただ尿意を感じただけなら積み重ねられた習慣で身体が勝手に我慢するだろうが、今も膣内を掻き回されている所為で限界を超えてしまった様だった。
「駄目だよ~。お漏らししちゃ」
「ふぁ……ん……」
「ひぐぅ……」
言葉だけの注意をする青年は、過去に射精しても扱かれた事を思い出して軽い仕返しを思い付く。
チラリとあかねの顔を確認した青年は、股間を弄っている指を更に早く動かしていった。
「ひんっ!」
感情を知らせる表情を浮かべていなくとも、半分開かれた口から出る悲鳴を思わせるあかねの悦声。
愛液に加えて排泄をした事で水分が多くなり、股間からはグチョグチョと大きく音が響いた。
指を咥え込んでいる膣壁も、尿を出し切った所為で心成しか締め付けを緩めていたが、胎内に入っていた異物が動き出した刺激を受けて再び纏わり付いて来る。
一度、気が抜けてしまったものの、溜め込まれていた性感は未だに残っており、細かく前後にカクカクと動いていた腰も動き始めた。
指に感じる膣内の動きは紛れもなく快感に蠢く痙攣を返しつつあり、今度こそ絶頂へ持っていけそうだ。
あかねの眼が上に向いたのを確認した青年は、今までで一番強く淫核を抓り、Gスポットを引っ掻く。
「んきっ!?」
処女のあおい無意識の内に丁寧な愛撫と言える弄り方をしているが、処女ではないあかねは自然と遠慮が無くなってしまう。
痙攣が大きくなってきても胎内で暴れる指は動きを和らげる事も無く、攻め続ける。
そして、快感を限界まで溜め込んだあかねは、突き出した腰をガクガクと震わせて絶頂へ達した。
「んひいぃ!!」
「ぁん……、ん……」
尿道から潮を噴くあかねの胎内は強く締まり、Gスポット付近で曲がっている指を奥へ引き込もうとしてくる。
陰茎を入れていれば、精液を子宮へ運びそうな感覚。
性欲に開花した股間が色んな体液で汚れて大きく痙攣をしても、青年の指は止まらない。
絶頂で締め付けてきた膣壁を無理矢理掻き分けて、埋もれてしまったGスポットを人差し指で、顔を出した小さな淫核は親指で弾きながら刺激を送り続けた。
「んあっ!!」
「うぉ!?」
長い絶頂の中で更なる快感を送り込まれてしまったあかねは、一際大きな悦声を出した後、潮を断続的に噴出す。
暫く激しい痙攣を見せていた腰が限界に達し、突然止まったと思えば脚から力が抜けて座り込んでしまった。
幾ら少女の身体が軽いとは言っても、流石に片手では支えきれずに青年の手は尿と愛液に濡れた床と大陰唇に挟まれた。
「ひぐぁ!?」
「いてっ!」
勢い良く崩れ落ちた衝撃で胎内に入っていた指が更に奥へ抉り込まされてしまい、今までに聞いた事のない悲鳴が聞こえる。
隣のあおいは立ったままで喘ぐ姿は変わりないが、あかねが座り込んだ所為で青年は体を大きく傾ける体勢になってしまった。
「あ……、あぁ……」
「いてて……」
「んふぁ……」
流石にここまで大きく体勢を変えられてしまえば、あおいを弄る余裕も無くなってしまう。
性欲に取り付かれた思考が、思わぬハプニングで冷静さが戻った。
「ちょっと、やり過ぎたか?」
人形状態で表情が無いあかねの顔が絶頂から更に押し上げられた強い快楽で、眼は上を向いて半開きの口からは唾液が端から垂れている。
どうみても陰茎を擦り続けられた程度の仕返しとして考えるならば、少々行き過ぎとも思えた。
「まっ、まぁ、暗示を掛けて元に戻せば良いし、問題は無いか」
一先ず時間を置けば幾らかはマシになっているだろうと逃げた視線はあおいに向く。
一切表情を変える事無く股間を愛液で濡らしていても、連想するのはあかねの放尿している姿。
これから犯すのは決まっているが、途中でまた漏らされても困る。
美少女の放尿は見る分には良いものの、流石に二度も三度も掛けられるのは勘弁して欲しかった。
「あおいちゃん」
「……はい」
性的な興奮で赤みを増した大陰唇から漏らす大量の愛液を、肩幅に開いた太股から流しながら、あかねと同じく無表情で問い掛けに答えるあおい。
「今、おしっこをしたいですか?」
「……少ししたいです」
青年の性欲も我慢の限界に来た事であるし、あおいの処女を奪おうと思うも、あかねと同じ様に人形状態で犯しても面白くない。
ここは、常識を変えさせて楽しむ事にした。
幾つかの暗示を掛けた後に、あおいだけを人形状態から解くと、意識が戻った途端に困った表情に変わる。
軽く辺りを見回す仕草は、明らかに何かを探している様だ。
犯している最中にお漏らしをされても困る青年は、あらかじめ正気に戻るとトイレに行きたくなる暗示を掛けている。
その効果は何の問題もなく現れ、尿意を感じたあおいはトイレを求めて視線を迷わせるが、当然ながらこんなボロ小屋にある筈も無い。
困った末に頼ったのは、他ならぬ目の前に居る青年。
ニヤついている表情は変わらないままだが、つい先程まであおいが感じていた不信感は一切無くなっている。
「あの、……その、おしっこに行きたいんですけど……」
恥じらいながら聞けば、青年はニヤついた顔のままでバケツを差し出した。
「流石にトイレは無いからね。これに出せば良いよ」
「あ、有難うございます」
普通ならばバケツで用を足すなど在り得ない事でも、常識を変えられたあおいは笑顔で礼を言う始末。
自分の下半身が裸であると認識していても恥らわないわりに、尿意を伝える事を恥ずかしがる。
青年自身がそうなる様にしたが、実際に目の当たりにすると興奮も更に高まると言うもの。
バケツを受け取ったあおいは、少し離れた所でわざわざ青年の方を向いて脚を開いて屈み、下腹部に力を入れた。
「んっ……」
じょろじょろと古びたバケツに溜まっていくあおいの尿は、あかねと同様に我慢していたのか少し黄色い。
愛液に塗れていた秘裂が中腰になった事で少し開き、包皮から顔を出した淫核が見易くなり、その奥から尿が勢い良く出て行った。
「はふぅ……」
我慢していた排泄の欲求が満たされたあおいは、満足そうに一息付く。
下卑た表情で放尿の様子を見ていた青年は、ズボンを脱いで反り立つ陰茎を人形状態のあかねに突き付け、新たな命令を下す。
「とりあえず、これを舐めてくれないか?」
「……はい」
感情のない声で承諾したあかねは、ボロイ椅子に座っている青年の股間の前に屈み込んで顔を近づけてくる。
小さな口から出る吐息が掛かって陰茎がピクピクと動く所為で、無表情ながらも咥え難そうにしていたが、手でシッカリと掴んで口内へ招き入れた。
「あむっ……」
「んふぉ!?」
犯した事があっても咥えられるのは何気に初めてで、生暖かい口の中の感触は思った以上に気持が良い。
薄い唇が亀頭を進み、歯の硬い感触が過ぎたと思えば、鈴口を舌の弾力が迎え入れる。
唾液が乾いていた肌に塗りたくられ、より口内への侵入に一役買った。
小さな唇を広げて、限界と判断する所まで咥え込むと、その先の指示をしていなかった所為で動きを止めてしまう。
「頭をゆっくり前後に動かしてくれ」
「んむっ……」
新たな命令を出せば、あかねの言われた通りに頭は引いて唾液に塗れた竿を出していく。
小さな舌は陰茎が抜かれる最中であっても上顎に押し付ける力が抜けず、亀頭の丸い形に添いながら鈴口を下からカウパー液ごと舐め取る。
複雑とも言える口内からの刺激は、膣内を犯している時に感じた物とはまた違う快感だった。
そして、カリが出た瞬間に、再び命令を追加する。
「ストップ」
「んっ……」
「出す時は一番張っている部分で止めて、次からは動きを止めずに頭を前後に動かしてくれ」
「んんっ……」
カリで唇が口内から押されて間抜けとも取れる顔になっていたあかねは言われた事を理解し、奥へ咥え込んだ後は頭を引いて陰茎を出し、カリが出る前に再度咥え込む。
美少女がフェラをしてくる淫猥な光景と快感を受けながら、淀みなく動き続ける姿を観察していれば横から視線を感じた。
ふと眼を向ければ、排泄を終えたあおいが両手を胸の前で祈る様に握りながら立っている。
「あかねちゃん……」
フェラをしているあかねの名前を呟き、大胆な行為を目の当たりにして顔を赤くしていた。
しかも、親友が意志を封じられて、更に人形状態で操られている状況を見ても取り乱したりはしていない。
「あおいちゃん」
「あっ、はい!」
唾液を漏らしながら陰茎を咥えるあかねを見ていたあおいは、声を掛けられて慌てて返事を返した。
顔が赤いのは、深層心理でどれだけ性的な事をしているかを認識している所為か。
表面上は意識していない様子だが、知識として恥ずかしいを思っているのかもしれない。
「あかねちゃんは、もう処女じゃないんだけど、あおいちゃんも卒業しとく?」
「えっ? あかねちゃんが?」
処女と言うのは少女にとって重要な物。
『卒業』と良い印象を持つ言い方であっても、実際には完全に強姦。
しかし、親友に先を越されて僅かに感じるのは、『置いて行かれた』寂しさ。
完全に暗示の効果なのだが、本人は自分で考えた結論であると思い込んでいた。
「本当に?」
「……んぁ、ぉんおうえふ」
「おふぉ!?」
あかねはフェラをしながら問いかけに答えてしまい、その所為で陰茎に声の振動が響いてきた。
聞き取り難い返事を察したあおいは衝撃的な事実に少し考えた後、キッと決意を思わせる鋭い視線を青年に向ける。
「私もあかねちゃんみたいに処女を卒業させてください!!」
「あぁ、良いよ」
余りにも暗示通りの行動に、青年は満足気なニヤけ顔を隠せない。
精神的な動きは流石にハッキリとは分からないが、親友だからこそ『同じ立場に居たい』と思っているだろう。
「んじゃ、あかねちゃんは隣で見ていてね」
「……はい」
「あおいちゃんは、ここに跨ってね」
「は、はい!」
陰茎を占領していたあかねを退かし、随分と気合の入った声を出したあおいを招き入れる。
下半身裸のままで跨って青年の肩を掴み、親友の唾液で光る陰茎に、愛液で濡れて少し開いている秘裂を接触させる。
「ひぅ!?」
幾ら同じ場所の立ちたいと思っても、大陰唇にぬるりと陰茎が分け入ってくる悪寒は隠し切れない。
しかし、変えられた価値観は本能から発せられた警告に意識を向ける事はなく、あおい自身の力で処女の膣口に亀頭が減り込んでいく。
「んぐぅ……!」
「うっ……、ほら、もう少しだよ」
「は、はいぃ~……」
人形状態の時に指で解され、快感を送り込まれた身体は、痛みよりも胎内に陰茎が入ってくる圧迫感で呻き声を出していた。
おまけに下半身に力が入っている所為で、小さな膣口がメリメリと音が聞こえそうな抵抗を亀頭に感じる。
少しずつ押し込まれていく過程で処女膜の抵抗を鈴口に感じたものの、あおいは膣内で大きくなっていく違和感を耐えるのに必死で気が付いていない。
「ふぐぅっ!?」
そして、ブツリと処女膜を破った瞬間、流石に悲鳴を出した。
それでも下がる身体は止まらずに、破瓜で混乱している膣壁を亀頭で押し広げながら、陰茎の根元を僅かに残して最奥まで咥え込む。
「ふっ、ふうぅ……」
蟹股に開いた脚と青年の肩を掴んで身体を支えていても、処女を失った僅かな痛みと圧倒的な圧迫感の中で体勢を維持するのは辛そうだった。
「んっ、よ、良く頑張ったね」
「くぅ、は、はい!」
陰茎の上に座り込むあおいは、顔を歪めながら素直に喜ぶ。
これ以上子宮口を押し上げられない様に、無意識に下半身へ力が入っている膣壁は締め付けるばかり。
しかし、脚を踏ん張らせても体重を支えられず、徐々に残った陰茎を胎内に飲み込んで行った。
「くっ……はっ!?」
あおいは限界まで入り込んだと思った所をズリズリと更に持ち上げられてしまい、息を詰まらせる。
それに伴い細かく速い呼吸の反動が膣内へ渡り、蠢く膣壁が陰茎の表面を舐めてきた。
元々反り立つ陰茎は、あかねの口内で硬さと大きさを増加させ、あおいの膣内で本格的に女を犯す凶器となる。
締め付けに対して膨張する事で、相反する力は互いに少なく無い快感を送りあった。
「あかねちゃんも、褒めてあげなよ」
「……はい、あおいちゃん、頑張ったね」
「あかねちゃん……!」
親友が処女を奪われても変わらずに人形状態のあかねが、感情のない声で言われた通りに褒める。
それを聞いたあおいは限界以上まで押し込まれた胎内の圧迫感も忘れ、感極まって嬉しそうに顔を綻ばせた。
喜びは陰茎を咥え込む膣内にまで及び、強すぎた締め付けが緩んだと思ったら一瞬だけ愛おしそうにキュッと締まる。
犯された痛みよりも快感が多い所為で、あおいの身体は動かなくとも興奮を高めていく。
本人は気が付いていないが、親友に見られているという現状も一つの興奮材料になった。
それ程までに、あかねの存在はあおいにとって心の拠り所なのだ。
「次は動いてみようね」
「は、はい!」
親友に褒められた事で俄然やる気が増し、元気良く承諾する。
気合を入れて腰を持ち上げようとするも、逆に股間に力が入ってしまい、陰茎を強く締め付けて胎内から抜け辛くなってしまう。
しかも、あおいが感じている快感も増大してしまい、図らずも感じる気持ち良さに足の力が抜けそうになった。
「ふぐっ……んっ……!」
「おふぉ、頑張ってあおいちゃん」
「はいぃ~……」
それでも何とか膣口を引きずり出されながら引き抜いていけば、破瓜の血が付着した陰茎が姿を現してくる。
カリが出てくるまで持ち上げたあおいは、やりきった表情を浮かべて一息ついた。
「次は上下運動をしてみようか」
「へっ? は、はい」
あおいにとっては処女を失って終りとの認識を持っていたが、青年にとってはまだスタートから一歩進んだだけ。
動きを要求されて一瞬ぽかんとした表情を浮かべるも、すぐに意味を理解して顔を再び腰に力を入れた。
「んぐぅ~……」
処女膜を失っても圧迫感は変わらない膣内からの刺激で、呻き声を上げるあおい。
竿を飲み込む膣口は胎内に押し遣られ、大陰唇すら巻き込まれた。
愛液に塗れたヒダが陰茎を舐めながら壁となって抵抗を示して亀頭を擦り、子宮口を持ち上げられる。
最奥を押される感覚に慣れる時間はなくとも、腰は更に下がる。
今度はあおいの意志で陰茎を根元まで咥え込み、一息付くと脚に力を入れた。
「んぐぅ……」
あおいが感じる胎内から陰茎を引きずり出される感覚と快感は、腰を上げる程に強くなる。
蟹股に開いた太股をプルプルと震わせ、青年の肩を掴んでいる手は力強く握り締められた。
そして、カリが膣口に引っ掛かるまで引き、再び腰を降ろす。
ゆっくりとした上下に動きであっても、カリに掛かる膣壁の抵抗はあかねよりも強く快感を返してくる。
亀頭に子宮口が軽く押し上げられる何度目かの感覚を受けたあおいは、快感に間延びした声を上げた。
「ふ、あぁ~ぅ……!」
事前に指で弄っていた甲斐もあってか、膣内からの快感を得るのが心成しか早い。
陰茎に纏わりつく愛液の量も多くなっており、徐々にヌチョヌチョと音が聞こえてくる。
「あっ、うっ、や、やだ。あかねちゃん、き、ひぅっ、聞かない、で」
「…………」
じっと見つめて来るあかねの視線と、自分の股間からハッキリと聞こえてくる厭らしい音に顔を赤くした。
屈伸運動を続ける脚に釣られて、力が入った腹筋の内側にあるGスポットをカリで刺激してしまい、その気持ち良さを感じる為に本能があおいの身体を動かす。
「ひぁっ、あっ、んっ」
「おふっ!」
「…………」
見られる恥ずかしさから逃げるように目を閉じたあおいは、腰を上下に動かして胎内の陰茎を扱く事に集中していく。
少女の膣壁は発達が未熟でカリの凹みすら完全に覆わなくとも、物理的な締め付けは強い。
ヌルヌルの愛液で陰茎が膣壁を滑り、処女膜の残りを削り取っていく。
膣口から子宮口までの短い中を移動するだけでも、入り口から奥へズリッと引き込む動きが追加される。
押し上げられても降りて来た子宮が準備を整えたのを知ってか知らずか、目を閉じているあおいは顔を少し俯かせ、脚だけは激しく動き続ける。
飛び散る愛液の量は増す一方で、青年の太股とボロイ椅子を濡らした。
「ふっ、んっ、あっ!」
「うぉ、おぉう!」
あおいの口から出る悦声に余裕がなくなってくると、卑猥なスクワットを続ける脚にも疲労が見えてきた。
絶頂に近付く所為で力が入らなくなっている事もあって、上下運動のスピードが落ちてくる。
「んはっ、はぁ、ぅん、はっ」
「くはっ、ほぅ」
このままではあおいが先に疲労で止まってしまうと感じた青年は、普段している我慢を一切せずに、絶頂を素直に迎え入れる心構えを持った。
幼い膣壁で扱かれ、快感の波は当の昔に高まっている。
睾丸から上がってくる精液の感覚を受けて、あおいが子宮口まで下がったタイミングで腰を掴んで動きを抑えた。
「ぁえ?」
「うっ、出る!」
「んぇっ!? ひゃー!?」
突然腰を止められ、快感に惚けた顔を不思議そうに傾げかけた瞬間、胎内に熱い体液が出される。
当然ながら処女にとっては初めての感覚で、子宮口に掛けられる精液で溜まっていたあおいの快感が少し送れて爆発した。
「んっ、はああぁぁぁ!!」
「し、締まる!」
肩に置かれた手は今まで以上に握り締められ、それに伴う様に膣内も締め付けられる。
あおいは顎を跳ね上げて何処にも合っていない視線は宙を向き、青年の上に座って蟹股で開いている脚は震えた。
陰茎は締め付ける膣内でヒダを掻き分けながら上下に動き、精液を吐き出していく。
自分以外の体温と、体液の独特な感触を胎内の奥深くで受けとめたあおいは、更なる絶頂で身体を強張らせる。
「あっ……あぁっ……」
「おっ、ふぉ……」
数分とも感じる時間を経て、上がっていたあおいの顔はゆっくりと降りて来た。
絶頂の余韻で緩んだ口元からは唾液が垂れており、表情も何処となく淫猥な雰囲気に変化している。
「これで……」
「ん?」
「これで、あかねちゃんと並べたでしょうか?」
「あぁ、確実に並べたな」
「そうですか……」
精液を受け止めきり、大人の女としての階段を上った実感と、青年の答えを聞いて今度こそ満足そうに微笑んだ。
フラフラのままで立ち上がったあおいの股間は、秘裂が開かれて膣口からは精液は流れ落ち、タパッタパッと音を立ててボロ小屋の床を汚した。
「あふぅ、まだ出てくる……」
「あおいちゃんが気持ち良かったからね」
胎内から体液が流れ落ちる感触に、心成しか呆然と呟いた言葉に青年が返す。
「そ、そんな、恥ずかしいです……」
性器の具合を面と向かって褒められ、流石に恥ずかしさでそっぽを向いてしまった。
その視線の先には未だ無表情を維持しているあかねが居り、パッと眼が合う。
「あかねちゃん、これで私もあかねちゃんと同じ位置に立てたよ!」
「……うん」
「これからもずっと友達で居ようね!」
「……うん」
感情が全く感じられない返事を聞いても嬉しそうに微笑むあおい。
ちょっと間違えればストーカーの気が見え隠れするが、少女同士の遣り取りは微笑ましい。
これで下半身が裸ではなく、一方からは精液を垂れ流していなければアニメのワンシーンとして使えただろう。
「それじゃ、あおいちゃん、ちょっとこっちを向いて」
「はい? あっ――」
「…………――」
満足した青年は二人を赤い光に包み込んだ。
あかねは変わらないものの、嬉しそうに微笑んでいたあおいも顔から感情を失う。
これから先の楽しみの為に再び暗示を掛け、欲望に塗れて歪んだ常識を植え付ける。
青年が幾つかの一方的な言葉を投げ掛けた後、再び意識を取り戻させた。
「――あっ」
「――えっ?」
「大丈夫?」
「へぁ!?」
「きゃっ!?」
無表情だった顔の感情が宿ったのを見計らって声を掛けると、二人して小さく驚かれた。
その瞬間、一瞬だけ元の常識を取り戻して嫌気を孕んだ顔になったものの、すぐに見知った顔を見たと安心した雰囲気に変化する。
あかねは最初に催眠を掛けてから今回で二度目、そしてあおいは初めてと考えれば、未だに深層心理までは洗脳出来ていないは一目瞭然。
表面上は自我や常識を含めて操られていても、心の奥底では辛うじて自分を保っているのかもしれない。
しかし、内面はどう思っているかは関係なく、既に心も身体も青年に汚されている。
この先、落ちるのは若い男の性欲の中。
今更、心を取り戻した所で、全ては手遅れなのだ。
「そろそろ、夕方だけど帰らなくても良いの?」
「えっ!?」
「あぁーー!!」
青年の言葉に時計を見た二人が大きく声を上げた。
門限の心配をして教えたつもりだったが、大事な用事が在ったらしい。
「大変!」
「わかばちゃん、怒ってるかも!?」
お互いに顔を見合わせて、会う人物の名前を挙げる。
その瞬間に新たな獲物の存在を知った青年の顔がニヤリと笑いを浮かべ、次のターゲットを確保する為に誘導を試みた。
「待ち合わせでもしてたの?」
「うん、本当はすぐに帰る予定だったんだけど、気が付いた時にはもうこんな時間!」
「だいぶ遅れてるから、三枝さん絶対に怒ってるよ!」
慌てて時計を差し出してくるあかねの顔は、先程の無表情とは一転してコロコロと良く変わり、今はかなりの焦りを見せている。
対するあおいも焦り、早くこの場を去ってわかばの元へ行きたい様子だった。
「じゃぁ、今日会ったら、ここの場所を教えといてあげなよ」
「えっ、ここって秘密基地じゃないの?」
「良いんですか?」
突然の申し出に目を丸くする二人。
青年にとっても、新たな性欲の対象を逃がす事だけは避けたかった。
不思議そうに見つめてくる美少女達に、もっともらしい訳を言い繕う。
「あらかじめ、ここを待ち合わせ場所にしておけば、遅れる事も無いだろうしね」
「う~ん……」
「良いんじゃない? あかねちゃん」
「うん、そうだね! 次からはここを使わせて貰います!」
あおいの後押しを受けてアッサリと、ボロ小屋を待ち合わせ場所に決めたあかね。
そもそも、遊びに行くなら、こんな所で待ち合わせをする意味等全く無い。
あらかじめ暗示で提案の言葉を受け入れ易くすると掛けていたが、まさか即座に役に立つとは思わなかった青年。
「それじゃ、私達はそろそろ行きます。あかねちゃん」
「うん、分かってる」
お互いに頷きあったあかねとあおいは、裸の股間を差し出す。
当たり前の様に差し出され、青年は当たり前の様に手を伸ばした。
少し乾いた愛液と精液の感触の奥に大陰唇の柔らかさを味わいながら、答えを知っている質問を投げ掛ける。
「こんな簡単に、俺に触らせても良いのかな?」
「でも、お兄さんと別れる時は、触らせるのが常識じゃないの?」
「そうですよ。普通です」
変えられた常識で平然と性器を触らせているが、操りきれなかった深層心理から来る赤面は隠せていない。
羞恥に顔を赤くしながら、処女を奪った相手に性器を差し出す異常な光景。
まさに、掌にある正体不明の物体様々だ。
「そうだな。常識だったな」
そう言って手を離すと即座に下着と短パンを身に付け、足早にボロ小屋を出て行った。
「お兄さん、またね~」
「今度はわかばちゃんを連れてきます!」
「お~、楽しみにしてるよ~」
何故連れてこなければならないのかと理由が抜けているものの、あおいは気にした様子はない。
手を振りながら走り去って行く尻は、プリプリと弾力がありそうで実際に触っても良い感触だ。
そして、後姿が見えなくなるまで見送った青年はバケツの尿を捨て、床をある程度綺麗にしてから自宅へ帰る。
当然ながらボロ小屋を綺麗に維持する筋合いはないが、せめて次に使う時の為に軽く掃除ぐらいはしていこうと思ったらしい。
自分の家ではない場所を掃除した軽い疲労感を抱えながら、青年は近い将来への期待に胸を膨らませて足取り軽く道路を歩くのだった。
続く
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