桜咲刹那、常識変換・洗脳
ガタンゴトンと電車特有の振動が乗客の脚を刺激する中、一人の男は満員の車両の中で快適な空間を満喫していた。
他の乗客が帰宅ラッシュの真っ直中で窮屈な思いをしている所に、男の周辺だけ変に空間が開いている。
しかも誰もがその空間に入ろうとはせず、まるで結界か何かが存在しているかのようだった。
「ん~、今日も学園の結界は問題なしっと」
電車の長椅子に一人だけ座る男は周りを見回して満足気に頷く。
満員電車で不自然な空間の中心で呟く男こそ、この現象の犯人である。
男はここ、麻帆良学園を覆う結界に干渉し、面倒事を嫌って自分が魔法を使える事実をひた隠しにしていた。
しかし、漫画と違って現実に変わりないので、イレギュラーである男が居る所為で未来が変わってしまっても困る。
仕方なく原作の監視をしているが、今の所は問題なくストーリーが進んでいるようだった。
「……これなら俺ものんびり出来るな」
男は完璧な万能型魔法使いと言っても良いぐらいに多種多様な魔法を使えるものの、原作に介入しようとは欠片も思わない。
何せ『立派な魔法使い』に潜在的な拒否感を持っている所為で、余り関わらないように気をつけているのだ。
前世を含めて今生でも人畜無害そうな人間であったが、内面は女を屈服させて犯したい欲求を常に渦巻かせている。
人助けに力を使う人格には程遠い。
幸いに見人当たりは良かったので、心の中は誰にもバレる事はなかった。
転生に在り来たりな原作の最強を越える力を貰ったが、男本人はそれを自分の為に使う事へ集中し、むしろ他人の為に力を使おうとする原作キャラ達の方が、おかしいと思い始末。
自分の内心を含めて魔法の力さえ人目に付かせず、魔法関係者からすら、ただの一般人を演じきっている。
それでも何でも出来るという欲望を募らせる男は、この世界で欲望のままに動こうと決めていた。
学園の結界をイジったのもその一環で、学園長を含めて結界内に居る全ての人間に暗示を掛けられるようにしている。
満員電車で男の周りだけ空間が開いているのも、成果の一つだった。
「ふぅ……放課後のラッシュ時はこの快適さがないとなぁっと」
男はニヤニヤと自分の優位性に満足しつつ、周りで固まっている女子中学生の胸を触ったりしていた。
「っ!?」
「どうしたの?」
「う、うぅん、何でもない」
友人が身体を大きくビクリと動かした所為で、異変を感じ取った女子中学生が心配そうに言葉を掛ける。
当然ながら男の犯行だとは思われてないので、女子中学生は謎の現象に戸惑うばかり。
胸を触ったのも真正面からであり、その正面には友人が居る。
その友人は両手に鞄を持っているから、手は動かせないと知っている女子中学生も不思議に思うのだった。
「やっぱり青い果実は良いよなぁ……。くくく」
更に言えば男の周りを囲んでいるのは女子中学生ばかりであり、美少女を中心に侍らせている。
男は間近で女子中学生の匂いを嗅ぎつつ、胸や尻を触り捲っていく。
「ひゃっ!?」
「きゃぁっ!?」
「な、なにっ!?」
「あっ!?」
「触られたっ!」
「また、やられた……」
「くっ……」
「いつ触っても面白い反応を返すな」
麻帆良の女子中学生は多少の異変は笑って流すものの、痴漢に遭えば大きな反応を返す。
普通ならば触られた恐怖で言葉も出さずに震える年頃であっても、流石は麻帆良と言うべきか、リアクションも大きかった。
なるべく乳首や肛門を目指して触っているのもあるだろうが、反応は様々でありながら触る側としては面白い。
「おっ……。あれは」
見つけたのは原作の重要人物の一人である<近衛 木乃香>。
周りには名も知らぬ友人らしき女子中学生が居るので、恐らくは部活関係の人脈だろうか。
「と、言う事は……」
満員電車で窮屈な思いをしながらも、楽しそうに会話をしている木乃香の周囲を探せば、簡単に目的の人物を発見できた。
「居た居た……」
木乃香から見えない位置に陣取り、睨みを利かせるようにして満員電車に揺られるのは<桜咲 刹那>
近衛木乃香の護衛として派遣されているものの、学園長から良いように扱われている哀れなキャラである。
特徴的な髪型は左側だけポニーテールのように纏められ、丁度肩の辺りにまで毛の先が掛かっていた。
木乃香の方へはチラチラと視線を送っているが、その視線は睨みつけるようであり、逆に目立っている所為で刹那が目的とする、隠れて護衛は余り意味をなしていない。
満員電車なので頭の方しか見えないが、きっと身体も引き締まっている事だろうと思う。
最近普通の女子中学生ばかり悪戯していたので、幾分飽き気味になっていた所だ。
ここは一つ、原作キャラに手を出して気を取り直そう。
「よいしょっと……」
腰を長椅子から持ち上げると同時に、学園を包む結界に干渉する。
内容は暗示で『電車内で起こる事に何があっても驚かず、当然の事と気にしない』と言うものだ。
しかし、それでは目的の人物の反応が楽しめないので、刹那以外、と言う条件を付けておく。
その刹那へ掛ける暗示は二つ。
内容の一つは木乃香に関したもので『木乃香の平穏を守るのが自分の使命であり、どんな行為をされても我慢しなくてはならない』
それと痴漢プレイを楽しむ為に『快楽を感じやすくなる』とした。
男は乗客を遠ざけていた、ある意味の結界を解くと適度な人混みを演出する。
女子中学生の身体を触りつつ興奮を高めていき、刹那の後ろへ張り付いた。
刹那の視線は相変わらずチラチラと木乃香へ送られており、仲良くしている部活の仲間へ若干の嫉妬さえ感じる。
そんな緊張感を持っている刹那の背後に陣取り、華奢に見える腕へ手を伸ばした。
「っ!?」
暗示の効果の外に居る刹那は、先程移動中に身体を触った女子中学生とは違って身体を強ばらせる。
瞬時に痴漢である男の方を見て睨みつけるも、木乃香に護衛している事がバレてはいけないと思いこんでいる所為で直接的な行動には移してこなかった。
触った腕の感触は、女子中学生ながら筋肉のしなやかさを残しつつも引き締まっており、細くも頼もしい印象を受ける。
次に手を伸ばしたのは刹那の脚。
決して尻を触らないように、体格的に少し厳しいが僅かに上半身を屈めて太股を触る。
「……っ!」
スパッツに包まれた太股も腕と同様に引き締まってはいるものの、女子中学生らしい華奢な感触を受けた。
少し力を込めて触れば太股の弾力は容易に指を押し返す。
僅かに屈めば男の顔は丁度刹那の首筋に入り込み、まるで吸血鬼が血を吸うような位置に当たった。
「す~……は~……」
「くっ!?」
自分の体臭を嗅がれていると音と首筋に走る、男の鼻息を感じて本格的に痴漢に遭っていると認識する刹那。
鳥肌を立たせる刹那であっても、木乃香に気付かれる危険性を重視して抵抗などは一切してこなかった。
窓越しに映る男の顔を睨み、僅かに滲み上がってくる快感に頬を赤くする。
同時に屈辱感も感じているらしい刹那は、歯をギリッと鳴らして悔しそうに表情を歪ませた。
太股もそれに伴って緊張感を増し、力が入った所為で弾力が強くなる。
それでも男は触る事は止めず、スパッツと太股の境目に指を入れてサラサラの感触を楽しんだ。
存分に刹那の体臭と太股の弾力、それから腕の折れそうでありながらも鍛えられた感触を楽しんだ男。
次に目を付けたのは、やはり慎ましやかに膨らんだ胸。
麻帆良学園の赤い制服を押し上げる胸は、刹那が呼吸をする度に大きく持ち上がる。
しかも今は屈辱に耐えている状態なので呼吸は荒く、胸の動きも通常よりは早くなっていた。
「くくく……」
「っ!?」
明らかに反応を楽しんでいる様子の男に、刹那はキッと鋭い視線を叩きつける。
男はおもむろに刹那の手足から手を引くと、揺れる胸へ向かわせた。
「!?」
刹那も男の目的に気付き、息を飲んだ。
驚きと戸惑いで眼を丸くしている刹那に構わず、男は制服のジャケットとカッターシャツのボタンを外していく。
徐々に露わになっていく白い素肌。
更に言えばブラも簡素な白い物であり、それが逆に露出してくる胸の白さを強調しているかのようだった。
全てのボタンを外し終えると、男は制服の中心に出来た隙間から手を差し込んでブラの上から刹那の胸を揉んだ。
大人の掌に収まる程度の胸は柔らかく形を変え、なおかつ成長を感じさせる固さもあった。
ブラの内側では乳首が擦られ、明らかな快感となって刹那を襲う。
余っていた手はスカートの中へ差し込んで、スパッツに形を強制された尻までも揉み解す。
胸と違って全体が引き締まり、触られた事で緊張に固くなった尻を片方だけ揉む男。
手が動けばスパッツは僅かにズレてしまい、快感を感じやすくされた身体は秘裂を擦るクロッチの感触で更なる快感を受け取った。
ここまで来れば刹那も事態の重要さに気付き、戸惑いと共に声を上げようと口を開く。
「ちーー」
「あの娘、君の友達でしょ?」
「ーーっ!?」
男が窓越しに刹那へ視線を合わせ、顎で指し示した方向には木乃香の姿。
親愛の情を抱いている存在を改めて認識させられると、出そうになった悲鳴は刹那の手によって抑えられた。
「ーー!」
その隙に男はブラのフロントホックを外して、胸を露出させる。
ぷるんと反動を僅かに見せ、若干左右へ広がった胸はガラスを鏡にして男へその姿を見せた。
身長がだいぶ違うのでガラスに胸が映ったのを確認した男は、刹那の肩から覗き込むようにして身体を密着させる。
「綺麗なおっぱいだね」
「ひっ!?」
耳元で囁かれる声は息が耳を触り、刹那に拭いきれない本能的な嫌悪感を沸き上がらせた。
胸を露出させた男はそれだけでは満足せず、スカートさえも捲り上げる。
「きーー!?」
「友達にバレても良いの?」
「ーーっ!!」
スパッツを履いているとは言え、下半身を故意に露出させられるのは刹那に悲鳴を出させようとした。
しかし男の囁きの内容を聞いて、再び口に手を当てて声を飲み込んだ。
這い回る男の手は胸をゆっくり揉み解し、乳輪の境界線に沿って指を動かす。
ピンク色の乳首は男の指の動きに沿って向きを変え、胸本体も凹んだ。
暗示で性的に敏感な身体にされた所為で、刺激は大きな快感となって刹那に送られた。
「んっ!? んっ……!」
周りの乗客に気付かれないよう、口に手を当てて何とか声を抑えようとする刹那。
しかし快感に伴う鼻息は抑えきれず、瞼は閉じられて眉は切なそうに顰められた。
刹那は自分の身体に走る快感を受けて戸惑い、その事実に信じられないと言う気持ちが沸き上がる。
何とか快感から逃れようと身を捩らせるも、男は木乃香へ視線を送って周りに聞こえない声量で呟いた。
「逃げたら続きは友達にして貰おうかなぁ?」
「っ!? くっ!」
嫌悪感と快感が混ざった刹那の身体は、触られる刺激に対して敏感に反応を返し、乳首は尖りつつある。
刹那は木乃香にこんな事を経験させる訳にはいかないと、必死に迫り来る快感を戦っていた。
「んっ!?」
男は乳輪をイジり回し、尖った乳首を指の指紋を使って弄ぶ。
乳首を刺激される程に刹那は身体を小さく前後に動かす。
小さくても胸なので、胴体が動けば可愛らしく揺れた。
乳首を一通りイジると、下から胸を持ち上げるようにして揉み上げる。
指をやわやわと動かしながら芯のある胸の感触を楽しみ、僅かとは言え食い込んで、羞恥で上がった体温と激しくなった鼓動が男の手に送られた。
「んんっ!!」
電車の中で胸を丸出しにされた羞恥心は女子中学生には衝撃的であり、心臓の鼓動もかなり早くなっている。
快感においても乳首からの刺激は確実に刹那の身体を蝕み、興奮で触っていない方の乳首まで立ってきた。
男も胸だけでは満足しておらず、胸を片手で揉みつつもスパッツを履いた下半身へとターゲットを増やす。
男の掌が身体の側面を撫でつつ手を下げていけば、下半身へと到達して捲り上げられたスカートの中へ入った。
「ひぅっ!?」
太股を撫でた手は前方から股間へ到達し、すぐ上の下腹部に到達してスパッツを下げに掛かる。
ショーツごと下ろされては刹那も身を強ばらせてしまい、年齢に違わない反応を見せた。
「ひぃっ!?」
膝まで下ろされたスパッツとショーツを確認した男は、解放された刹那の股間へ再び手を持って行く。
「んくっ!!」
直接触った性器の感触は男に熱い印象を与え、同時に胸よりも柔らかな感触を返した。
大陰唇を覆うように手を上から被せ、中指を曲げて秘裂をイジる。
「んふぅっ!?」
口に手を当てている所為で隠ってはいるが、刹那からは明らかな快感と取れる声が漏れてきた。
男は刹那の羞恥心と快感を受けた事実を明確にする為、少し身を屈めて耳元で囁く。
「声を出したら駄目だよ」
「っ!?」
自分が漏らした声に信じられないと眼を丸くして、肩越しに顔を男へ向けた刹那。
顔の向きが変わったので刹那の口から手は放れてしまい、唖然とした様子で僅かに開かれている。
男は迷わず刹那の唇にキスし、開いた口の間から舌を差し込んだ。
「んむっ!?」
刹那は何気にファーストキスを大切にしていたものの、望まぬ形で男に奪われた事実に眉をひそめて苦悩する。
しかし乳首と秘裂をイジる手は止まる事を知らず、刺激し続けた。
尖った乳首からの刺激は勿論の事、秘裂をイジられる快感は刹那の身体に溜まり続け、腰を軽く突き出して前後に痙攣させる。
「んっ!? んんっ!!」
軽い絶頂に達した悦声は直接男の口内へ送られ、差し込まれた大人の舌が事もらしく小さな舌を絡め取った。
少しだけ刹那の可愛い舌を味わい、口から唾液の糸を繋げながら男が顔を離し、刹那の羞恥心を更に煽る。
「気持ちよかった?」
「んはぁ……はぁ……」
視点の合っていない刹那の目の前へ、絶頂で愛液に塗れた手を持ってくる男。
「友達が近くに居るのにこんなになるなんて、君ってエッチなんだね」
「そん、な……」
事はない、とはとても言えない状況。
男の手には確かに快感を受けた証があり、指の間を卑猥な愛液で繋がっている。
目の前に持ってこられた所為で匂いすら明確に刹那へ送られ、羞恥心は天井知らずだった。
その間にも乳首は捏ね繰り回されており、愛液も徐々に量を増していく。
男は次の段階として回りの乗客を操ると、刹那と男の回りに壁を作らせた。
窮屈だった電車の中に突如として人の圧迫感が無くなった事へ、刹那は恐る恐る男へ視線を向ける。
「味方は居ないよ?」
その言葉を受けて弱気になった刹那は、回りへ助けを求めるような視線を送った。
しかし二人を囲む誰もがあえて背を向けている状態である事が、刹那の絶望を後押ししてしまう。
「友達はここで降りるみたいだけど、君も逃げるなら友達に変わって貰おうか?」
「うっ!?」
もはや絶望の真っ直中にいる刹那であっても、木乃香の幸せな平穏を守るという暗示は効いている。
部活の友達と笑いながら電車を降りる木乃香の背中を、寂しそうに見送った。
そんな心中を知る男は再び手を刹那の股間へ下ろし、愛液を滴らせる秘裂へ指を食い込ませる。
「んっ……」
前後に動かせば、感じやすい身体になっている刹那の身体は心の中を無視して快感に愛液を漏らした。
ぬるぬるの秘裂は快感の余りに、包皮を被っていた淫核を露出してしまう。
木乃香の平穏を守る為とは言え、大切な人に痴漢にあっている現状を気付いて貰えない、ある意味の勝手な絶望感が刹那を襲った。
それでいて身体は未だに快感を溜め続け、乳首は尖り淫核は更に固さを増す。
抑えきれない快感と、見捨てられたと勝手に思った絶望感。
諦めと共に痴漢にあって強ばった身体からは力が抜け、自分が犠牲になってやり過ごすという言い訳を心中で放つ。
視界から木乃香が消えると眼を閉じ、完全に受け入れる体勢を取った刹那。
「くくく、おい」
刹那が抵抗を諦めた事を、身体をイジっていた感触で認識した男は、密かに一体だけ作っておいた分身を呼ぶ。
念の為に刹那の両手を掴ませると、完全に抵抗できないようにさせた。
「くっ!?」
刹那も男に仲間が居たのは分かっていたが、直接手を出してくるとは思っても見なかった様子。
両手を封じられた刹那の身体は一瞬だけ再び強ばったものの、既に現状から抜け出すのを諦めているので緊張はすぐに解かれた。
本体の男は乳首を両手で摘むと本格的に揉み始める。
「柔らかいね」
「……」
「けど、まだ成長はすると思うよ?」
「……」
諦めの境地には入った刹那は何を言われても、表面上は無表情を保っていた。
しかし身体は正直であり、性感体を刺激された所為で白かった身体は興奮で赤みを増していく。
乳首も痛い程に尖り、男の指からの愛撫を受け入れていた。
胸を揉み解される度に快感が刹那の股間へ走ると、僅かに前後へ跳ねて反応を見せる。
ピンク色の乳首は男によって摘まれては胸に押し込まれ、胸とは違った固い感触を指へ返した。
「んっ……」
刹那の漏らした声を聞いて興奮を高めた男は、あくまで冷静を保って乳輪の縁に沿って指を動かす。
それから円を描きつつ胸の頂点から胴体との境目まで指を這わし、上下左右に向きを変える乳首の様子を楽しんだ。
「ふぁ……」
自己犠牲を免罪符に快感を受け入れつつある刹那が、思わず甘い声を漏らす。
愛液で塗れている指で乳首をイジった所為で、片方だけが卑猥な光沢を得ていた。
男は芯がある胸をイジり回すと、次の目標に向かって手を再び下ろす。
しかし今度は下腹部ではなく背中の腰を手が這い、スカートを捲られて剥き出しになっている尻へ到達した。
「ふっ!?」
てっきり尻を揉まれると思っていた刹那の考えとは違い、いきなり尻の谷間に手を入れられて肛門を触られる。
縦に入れられた手を横へ向きを変えると、自然に尻の谷間が左右へ開き、肛門が電車内で露出していた。
その肛門に男は指を接触させ、皺の一本一本を確認するように動かしていく。
「んふぁっ!?」
普通なら痴漢以上に嫌悪する感触であっても、敏感な刹那の身体は嫌な刺激でさえも快感に変換された。
しかも肛門を這う指は徐々に指先を食い込ませていき、明らかに拡張する意図を感じるも、その感覚さえ大きな快感として受け取る。
刹那自身は肛門をイジられ、更には他人に触られる嫌悪感で信じられないと言う感情も心中にはあった。
「な、何を!?」
慌てて後ろから触ってくる男へ振り返った後、無意識に周囲へ助けを求める視線を巡らせる刹那。
拒否しようにも括約筋は指の力に適わず、指先を徐々にめり込ませていく。
なまじ愛液という滑りを得ている所為で、進入してこようとする異物には抵抗できなかった。
「は、入っ!?」
第一関節まで指が入ってしまうと括約筋は強く締め付けを返す。
男は肛門に指を突っ込んだまま、刹那の前へ回り込む。
「どうかな? 初めての感覚は」
「くっ! き、貴様……!!」
先ほどの軽い絶頂の余韻は未だに残っており、刹那は完全に表情を引き締められていなかった。
前へ回った男を睨みつけながらも何処か欲情を漂わせ、肛門からの刺激で若干蟹股になっている。
刹那の肛門を前後に動かしつつ指を出し入れする男は、欲情を隠しきれない勝ち気な様子に陰茎を固くさせた。
秘裂は身を守る為の反射的な反応として愛液を滴らせては、肛門からの刺激を快感として変換する。
「んふぁっ……! っ!?」
刹那も肛門からの刺激を受けて自分が甘い声を漏らした事に、口を押さえて戸惑いの表情を浮かべた。
男はそんな刹那の反応を楽しみながら、ズボンを脱いで陰茎を取り出す。
「っ!? 何を!?」
「何って、もう限界だからね」
「は、離せ!」
どれだけ力を入れようとも、まるで普通の女子中学生のようにか弱くなってしまっている刹那。
身を捩らせる度に露出した小さく膨らんだ胸は揺れ、尻も固さを感じる動きで肛門に指を突っ込んでいる男の手を叩いた。
身長差があるので、このままでは入れられないと判断した男は分身に刹那の片足を持ち上げるようにイメージを送る。
「ひぅっ!?」
膝まで下ろされていたスパッツとショーツを完全に脱がせた分身は、そのまま片足を上げてI字バランスのように刹那の体勢を変えた。
「や、やめーー!!」
スカートは完全に捲り上げられ、電車の中で性器と肛門を晒す事になった。
恥ずかしいという思いが強く表面へ出てしまい、顔を真っ赤にさせる。
しかし顔の赤さも、男が肛門から指を抜いて陰茎を刹那の性器に食い込ませた時点で、青ざめたものに変わった。
同時に分身が肛門へ陰茎を合わせた感触を受けた所為で、正気を取り戻す。
「そ、そっちは違う!!」
秘裂に関しては事前の知識があって辛うじて理解は出来るものの、肛門に関しては知識の外にあるので、咄嗟に肩越しに後ろを向いて違うと言い張る。
「違わないよっ、と!」
「ひぎぁっ!?」
男が声を強めると同時に前後の孔を陰茎が犯し、一気に根本まで挿入しきった。
肛門を占領する圧倒的な違和感と、膣口を膣内を拡張される感覚は刹那の身体を大いに驚かせる。
処女喪失としては最悪の状況であっても、快感に敏感になっている身体は全ての違和感を快感として変換していた。
「ひっく……うぅ……」
犯させる絶望感と身を焦がす快感の間で、どうして良いか分からず刹那はついに泣き出してしまう。
肛門の違和感と破瓜の痛みを含めて、快感になっているので気持ち良くはあるが、残った理性が感じた事のない感覚を否定しようとしているのだ。
入れているだけでは満足できない男は一人の少女を征服した達成感に陰茎を震わせた。
「動くよ」
「ま、待って……っ!?」
快感によって愛液が溢れる膣内から、膣口を引きずりつつ竿が姿を現してくる。
肛門でも同じくして括約筋を引きずりながら、分身の陰茎が出てきた。
男は分身と感覚を共有しているお陰で、膣壁が快感の余りに歓迎してくる感触と腸内の等間隔で並んだヒダの感覚を同時に味わっている。
膣内では愛液で滑るヒダをカリが削り、掻き回す。
ぐにゅりと蠢く感覚は男の陰茎に多大なる快感を送った。
精液混じりのカウパー液は刹那の幼さを残す膣内へ残され、残った体液は確実に子宮を目指し始める。
「んぐぅ!?」
「おぉ、気持ち良いよ!!」
「あがぁ!!」
興奮の余りに腰を激しく動かす男は上下に刹那を揺さぶり、電車の床へ愛液を落とさせた。
男が刹那の身体を落とす度に幼い子宮口を押し上げ、犯される快感を刻み込んでいく。
亀頭の形に添って広げられる膣内はヒダを陰茎へ押し付け、積極的に快感を送ろうとしている。
幼く、成長しきっていない膣内であっても陰茎を迎え入れる準備は出来ており、快感に伴う反応は刹那と男にとって全てが新鮮だった。
「んはぁ、ひあぁ、んくぁ!!」
膣内を陰茎が出入りを繰り返し、膣口を竿が翻弄しても快感を受け入れ始めた刹那は喘ぎ声を漏らす。
男に力及ばず、これもまた木乃香を守る為の身代わりとして割り切り、刹那が腰を動かし始めた。
肛門でも痙攣を繰り返し、快感による反応は急速に強いものとなっていく。
膣内で子宮口を小突かれる間隔で潮を噴き、身体は小刻みに絶頂へ達する。
「ふっ、はっ、気持ちよさそうだね」
「んあっ!? ち、違う、ふぁっ! これはお嬢様を、んっ! 守る為、に仕方なく、んはぁっ!」
「でも、嬉しそうな、ふっ、顔をしてるよ? 友達なんてどうでもよくて、気持ちいい事の方が大事なんだろ」
まさしく現状の図星を突かれた刹那は、股間から潮と愛液を噴き出しながら叫ぶ。
否定したくとも身体を焦がす快感は誤魔化しきれず、結局は押し寄せる性的な刺激に負けてしまう刹那。
「あ、あぁ! ごめんなさい、お嬢様! ぁん! 気持ちいいです!!」
「ふ、くくく、んっ、はっ!」
「ひぁっ! あっ! んあっ!!」
男と分身にサンドイッチされた状態で、泣き叫ぶように木乃香へ謝る。
快感を完全に受け入れた刹那は分身から腕を放されると、男に抱きつく。
脚すらも男の腰に巻き付け、膣内では鈴口が子宮口に食い込んだ。
男に抱きついたお陰で、刹那の女子中学生らしい小さな身体は上下に揺さぶりやすくなった。
「ひゃ!? あっ! んふぁ!」
刹那の頭を振り上げて、片方だけ結ばれた髪がばさばさと音を立てる。
電車の中であっても刹那の中では、前後の孔を犯される快感しか頭にない。
ヒダは陰茎に掻き回され、愛液はカリによって膣口から押し出される。
鈴口が膣内の最奥を突けば反射的に下半身の力が増し、膣口と肛門を強く締め付けた。
愛液が付着した竿は膣口に圧迫され、脈動する太い血管すら止めんばかりだ。
男は刹那の尻を掴み、勢いよく上下に動かした。
「ひゃん! 奥が、ひぃ! 広がる!!」
男を抱きしめた所為でささやかに膨らんだ胸は潰れて、上下に揺さぶられる動きで乳首を擦られると刹那へ快感を送る。
固い弾力のある尻を掴めば肛門は更に開き、後ろの孔を犯す分身の動きを手助けした。
肛門では括約筋が膣口以上に強い締め付けを陰茎へ送り、その奥では生暖かい空間が広がる。
亀頭が奥に挿入されれば、膣内のように子宮口が無い分は制限のない奥行きがあった。
「お、お尻も、ひぐっ! 広がるぅっ!!」
太い竿は肛門を確実に拡張しており、圧倒的な違和感は刹那の快感へ変換される。
溜まっていく快感は大きな絶頂へと向かい、刹那の身体をガクガクと痙攣させ始めた。
「あひっ! 何かがっ! あぁっ! 来、るぅ!!」
膣内でも大きな収縮が陰茎を攻め、ヒダは高速で入出を繰り返すカリ掻き回される。
「あぁ! お腹の中、がぁ! 削られる! んぅっ!」
そして勢いよく動いていた男と分身の動きが止まり、膣内では子宮口を亀頭が押し上げた。
その瞬間に精液は吐き出され、刹那は熱い体液を受けた事で激しい絶頂で身を踊らせる。
「ひぁっ! で、出てる! あんくぁっ! こ、このちゃん!!」
歯を食いしばって絶頂に耐える刹那も、激しさを増した快感で意識が振れ、遂には気を失ってしまった。
「うっ、ふぅ……ありゃりゃ……」
分身と共に精液を吐き出しきった男は満足気に溜息を吐き出し、意識を失い身体から力の抜けた刹那を抱き留める。
膣口と肛門は射精をして柔らかくなった陰茎を未だに締め付けており、絶頂の余韻でピクピクと小さく痙攣を繰り返していた。
「……まぁ、気を失ったのならしょうがない。後始末をして隠れ家に持って行くか」
男は分身を消すと陰茎を膣口からも抜いて刹那を電車の床へ寝かせ、股間を拭いてやる。
肛門と秘裂から精液を逆流させる股間は、少し腹を押すと卑猥な音を立てて体液が出てきた。
電車の床にまで溜まる体液は小さな水溜まりを作り、性的な匂いを放つ。
下ろされていた刹那のスパッツとショーツを履かせてやり、制服も元に戻すと外見上は電車内で眠るただの女子中学生に戻った。
床を含めて後始末を終えた男は電車を降りて、誰にも知られてない隠れ家に引っ張り込む。
その後、目を覚ました刹那を後背位や正常位などで犯し尽くし、精神的にボロボロにしていく。
理性が消えた刹那も鳥族としての血が顔を出してしまい、背中に美しい白い翼が姿を現した。
それでも男は刹那を離さず、ずっと犯し続ける。
刹那は自分の秘密を知られてしまい、木乃香の前には出られないと嘆く。
「もう、このちゃんの前には居られへん……!」
犯されながらも、そう絶望する刹那に男は如何にも分かっているような口を開く。
「大丈夫だって、俺は刹那が木乃香を守ってるって分かってるから」
「……本当に?」
「本当だって」
「……」
そんな言葉を受けて、精神的にボロボロになった刹那は男に対して信頼の眼差しを向ける。
心の隙を逃す筈がない男は、魔法で刹那を自分へ依存させるように信頼を親愛にランクアップさせた。
その上で辛い記憶を封印し、更には妊娠しないようにする。
犯し終えたついでに精液を膣内に納めさせたままで、魔法を使って処女膜を再生させておき、深層心理に暗示を掛けておく。
内容は『大人っぽいエロい下着を履く』と『男の呼び出しに対してはいつでもどこでも応える』ようにした。
それから傷ついた精神を卑劣な手段で埋められた刹那を隠れ家から見送ると、男は物思いに耽る。
少し重くなってもスッキリした腰を抱えながら、やはり女を屈服させるのは最高だと思う男。
「次は同じ人外仲間の龍宮真名を狙ってみるか……?」
これからも楽しくなりそうだと、口の端を持ち上げる厭らしい笑みを浮かべて今後の計画を練るのだった。
終わり
5月になってしまったので現状報告
どうも、私です。
取り合えず現状報告を致したいと思います。
△
現在、ココナラの呪縛が消えて直接依頼を消化中です。
記念すべき一人目は既に終了。
二人目に取り掛かったところです。
一人目の作品は掲載許可も貰ってますが、エロシーンリンクが何気に面倒くさいのですよね……。
多分、明日か明後日辺りに載せます。
△
直接依頼に関しては、現状どんな事があっても書きますのでご安心ください。
まぁ、当たり前ですけどね!
前金も貰ってますし!
小説書きに関しては正直忙しいですが、嬉しい忙しさ?
どうせ忙しいのも最初だけでしょうしね。
現在の直接依頼が終わったら、誰も依頼してこないでしょう。
値段も上げた事ですし(ハナホジー
△
二人目はエンドリケリーさんの依頼ですが
一人目の方の小説と合わせて、今月は3つの小説を更新するかもしれません。
本当は更新を先月の30日にしようと思ってたんですけどねぇ。
疲れちゃったからサボってしまいましたの……。
△
取り合えず今月も依頼小説を粛々と消化していきたいと思っております。
掲載許可が下りれば、それも載せていきますので。
取り合えず現状報告を致したいと思います。
△
現在、ココナラの呪縛が消えて直接依頼を消化中です。
記念すべき一人目は既に終了。
二人目に取り掛かったところです。
一人目の作品は掲載許可も貰ってますが、エロシーンリンクが何気に面倒くさいのですよね……。
多分、明日か明後日辺りに載せます。
△
直接依頼に関しては、現状どんな事があっても書きますのでご安心ください。
まぁ、当たり前ですけどね!
前金も貰ってますし!
小説書きに関しては正直忙しいですが、嬉しい忙しさ?
どうせ忙しいのも最初だけでしょうしね。
現在の直接依頼が終わったら、誰も依頼してこないでしょう。
値段も上げた事ですし(ハナホジー
△
二人目はエンドリケリーさんの依頼ですが
一人目の方の小説と合わせて、今月は3つの小説を更新するかもしれません。
本当は更新を先月の30日にしようと思ってたんですけどねぇ。
疲れちゃったからサボってしまいましたの……。
△
取り合えず今月も依頼小説を粛々と消化していきたいと思っております。
掲載許可が下りれば、それも載せていきますので。
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