世界征服~謀略のズヴィズダー~ 鹿羽逸花:常識変換
「……これは、どういう状況だ?」
目の前に倒れているのは制服の少女。
周りには何か変な物があるという訳ではなく、俺と少女以外に人も居ない路地裏。
ただ確かなのは自販機へ行った帰りである俺の目の前に、その少女が気を失って倒れていると言う事だけ。
見た限り、大き目の胸は上下に動いているので生きてはいるのだろう。
少女が仰向けなので背中側は分からないものの、血も出ていない事から怪我をしていない事も伺える。
しかしそんな事よりも目に付くのは、捲れ上がったスカートから完全に姿を見せているショーツ。
制服から予想するに高校生が履きそうなショーツは、外部から守り過ぎてピッタリ張り付いて股間の形を露にしていた。
ぷっくりと膨らんだ大陰唇から、少し顔を出している淫核。
仰向けで大股を開いている所為で、覗き込まなくとも柔らかそうな尻さえも見えた。
若々しい太股は、少し薄暗くなった路地裏の電灯の光でさえも肌理の細かさを見せているかのようだ。
俺は始めてみた女子高生の生の股間に陰茎が硬くなるのを感じつつ、恐る恐る少女に近付いていった。
「……眼帯を付けてるのか?」
少女の下半身側から見ていたので気が付かなかったが、よく見れば片目を覆う眼帯を付けている。
猫のような生き物らしき下に、これまた猫の手を交差させたマークは、一見すると海賊の旗のようにも見えた。
近寄って呼吸を確認してみれば見た目通りに怪我はしていないらしく、普通に寝ているだけとも思える。
大きな胸は手に余りそうな程で、呼吸する度にゆっくり揺れていた。
無防備な股間を見た所為か、触りたい欲求を我慢しつつ肩を揺さ振ろうとした直後、俺の首元からネックレスが少女に落ちてしまう。
「あっ」
手を伸ばす間もなくウドの形をしたネックレスは、少女の額に当たると溶けるように頭の中へ消える。
「えっ? はっ!?」
あのネックレスは最近拾った物で結構気に入ってたのだが、まさか頭に当たると溶け込んでしまうとは予想も出来なかった。
俺が手にとっても何の変化もなく、普通に紙粘土的な手触り。
見た限り、触った限りは何の変哲もない、安物のネックレスだった筈だ。
それが少女の頭に当たった途端、消えてしまった事に碌な反応もできなかった。
なにはともあれ、頭にウドのネックレスを溶かし込んでしまった以上は俺も当事者の一人になってしまったので、こんな所に寝かせておく訳にはいかない。
一先ず起こす事を優先して、肩を揺さ振られて震える少女の胸を凝視しながら起こす。
「もしもし、大丈夫ですか?」
「う、う~ん……」
流石に揺さ振られれば眠りも急速に覚めていくのか、閉じていた目は徐々に瞼を上げていった。
そして頭を抑えながら上半身を起こし、うろんな表情で辺りを見回す。
「……あれ?」
まるで自分が何故ここに座っているのか分からない様子で、漫画でもないのに頭の上には『?』マークが浮いているのが幻視出来た。
「大丈夫ですか?」
「あ、あぁ、大丈夫……って、誰だ!? このあたしが鹿羽逸花と知っての事じゃねぇだろうな!!??」
改めて声を掛ければやっと俺の事を認識したらしく、バッと猫のように俺から離れて刀を抜いて威嚇してくるが、そこまで警戒されるのは心外だ。
ただ俺はショーツに浮き出た性器を視姦してから、胸を凝視しながら起こしただけなのに……。
ウドのネックレスは不幸な事故でしたね。
「いや、道のど真ん中で倒れてた女子高生を起こした人だよ」
「えっ? 倒れてた……?」
「あぁ、流石に薄暗い路地裏で、女子高生が無防備に寝ているのは危険だろうと思ったんだよ」
俺がそう言うと、逸花は気を失っていた理由を探ろうと頭に手をやって考えを巡らせ始める。
しかし思い当たる節がなかったのか、考えが巡り巡って結局は俺が気を失っている自分を起こしたと言う事実に行き着いたようだ。
「……と、言う事は助けてくれた……?」
「まぁ、助けたと言うよりは起こしただけなんだけど――」
「す、すまん!」
助けたと言うには少し大げさだと訂正しようとすると、逸花は聞く耳持たずに勢い良く刀を鞘へ納めて頭を下げてきた。
「助けてくれた人に、あたしはなんと言う態度を取ってしまったんだ……!」
腰を直角に曲げた後、四つん這いになって苦悩に満ちた声を漏らす逸花。
胴体を地面と平行にした事で、大きな胸は制服の下で大きく揺れているのが薄暗い影の中でも確認できる。
正直、未だに逸花の名前しか知らないものの、俺は性欲を発散したい気持ちが徐々に大きくなっていっていた。
何故なら風上に居る逸花から漂ってくる女子高生の匂いと、先程見たピッチリ性器を浮かび上がらせたショーツの光景。
そして今、目の前で緩やかに動きを止めた巨乳の所為で、性欲が溜まって仕方無いのだ。
これ程に苦悩を見せているのならば、少しはエロイ事でもしてくれるかもしれない。
完全に都合の良い考えでしかないが、性欲に思考が支配されつつある俺には最早それしか考えられなかった。
俺は一度生唾を飲み込むと、意を決して欲望を口に出してみる。
「そ、そんなに言うのなら、パ、パイズリでもしてくれよ」
「……パイズリ?」
俺が一大決心して言った行為を逸花は知らなかったのか、顔を上げて首を傾げてくる。
純粋に疑問を思っている表情は、年齢相応の可憐さを感じた。
それよりも行為の意味を教えなければ前へは進めない。
先程、警戒と共にごく自然に刀を抜いたので、若干命の危険を感じるが……。
「パイズリって言うのは、そ、そのおっぱいでチンコを挟む事だよ」
「…………なっ!? お前! 調子にの――」
一瞬意味が分からなかった様子を見せていた逸花も、理解した途端に顔を真っ赤にして刀を向けてくる。
「お礼でパイズリぐらいなら『常識』だろ!?」
「へぁっ!?」
しかし俺が慌てて『常識』と言った直後、目の前の逸花は変な声を上げて身体をビクンと震わせた。
口はあわあわと動かし、目も泳いで心底動揺しているのが全身に表されている。
向けてくる切っ先も震え、逸花の心の中で俺の言った『常識』と羞恥心が戦っているのが見て取れた。
「じょ……常識……?」
そんな葛藤を察知した俺は、畳み掛けるように言い繕う。
「そう! 『常識』だよ! むしろ助けてくれた恩は身体を使って返すのが世界の『常識』だろう!?」
「じょう……しき……」
俺が『常識』と言う度に刀の切っ先は徐々に下がっていき、地面に小さな切れ目をつけて下がりきった。
そして逸花はバッと顔を上げてやけくそ気味に叫んだ。
「パ、パイズリだろうがなんだろうが、やってやろうじゃね~か!」
恐らく、あのウドのネックレスが頭に溶け込んでしまった所為で、普段なら絶対に拒否する行為を了承してしまったのだろうか。
ネックレスが頭に溶け込んだ事もそうだが、まさか思春期中の女子高生が礼ごときで胸を差し出すなんて普通は考えられない。
十中八九、あのウドが原因としか考えられなかった。
要求した本人である俺でさえも若干混乱しているが、一先ず言質を取ったと言う事で早速実行して貰おう。
「そ、それじゃ、おっぱいを――」
「言われるまでも無ぇ!」
胸を出させようとした俺の言う言葉を最後まで聞かない逸花は勢い良くセーターを捲り上げると、下に着ていたYシャツをボタンが弾けるのも構わず左右へ引き裂いた。
現れたのは薄暗い中でも透き通るように白く、血管すら薄く見える程に綺麗な肌。
更にYシャツを引き裂いた反動で揺れる巨乳に、それを包む可愛らしいブラは見た目や言動とは裏腹に少女らしい薄い水色で、フリルと刺繍が施されている。
「さぁ! お前もチ、チチチチ、チンポを出して好きに挟めば良いだろ!!」
「い、いや、ブラも取ってくれないと……」
「くっ……!」
一度するといった手前、断る選択肢が消えてしまった逸花はブラのカップを掴み、一瞬躊躇した後にグイッとカップを引き下げた。
「おぉ!」
「な、何だよ! 可笑しい所でもあるのか!?」
「お、思った以上に綺麗で……」
「そ、そうか……」
俺が上げた歓喜の声を、変な物を見て出た声を間違えたのか。
やはり思春期真っ只中の高校生の逸花は、自分の身体が他人と違うのかと気になるらしい。
「…………」
「…………」
妙な沈黙が間に挟まったが、逸花の胸は美乳だった。
大きさは巨乳の領域であり、ブラの支えを考慮しても重力に負けておらずツンと乳首を上に向けている。
乳輪自体は胸本体とのバランスが良い大きさで、乳首は肌寒い夕方の空気に晒されて徐々に尖り始めていた。
色も桜色を薄くしたように美しく、まさに美巨乳と言える胸。
しかもブラのカップを下げただけなので胸は左右から押さえられ、乳首を正面に居る俺へ向けてきている。
完全に開放された姿も見たかったが、圧迫されて中央へ寄せられる巨乳の卑猥さも捨て難いものだと勝手に思った。
「な、何だよ……。じっと見てないでお前もチ、チンポ出せよ……」
「あ、あぁ。すまん」
勢い余って丸出しにしたものの、流石に凝視されると恥ずかしいらしく、腕で胸を隠しながら睨み付けて来る。
促された俺はズボンの中で存在を主張している陰茎を、逸花に見せ付けるように解き放った。
「ひっ!?」
下ろされるパンツのゴムに引っ掛かって跳ね上がる陰茎は、カウパー液を撒き散らしながら曝け出される。
恐らく人生で初めて陰茎を見て、反射的に悲鳴を漏らした逸花。
俺がにじり寄ると、その分後退してしまって近寄れなくなってしまう。
「おい、早く挟んでくれよ」
「あぅっ!? わ、分かったよ!!」
ようやく自分が後ろへ下がっている事を認識した逸花は再びやけくそ気味に叫び、脚を震わせながら近寄ってきた。
胸は腕によって押さえられたままなので揺れはしていないものの、上下に食み出た肉が小さく波打っている。
そして手が届く範囲までくると胸の谷間で陰茎を挟む為、俺の目の前で跪く。
「よ、よし!」
自分に気合を入れるように声を張った逸花は押さえていた巨乳を開放し、反り経つ陰茎へ胸の谷間を近付けた。
「デカイ……」
最大まで硬く大きくなった俺の陰茎は威圧感が凄いらしく、逸花の顔にも緊張が走る。
ごくりと緊張で生唾を飲み込んだ後に決意を固めた様子で背中を反らせ、陰茎を胸の谷間へ挟み込んだ。
「ひぅ!? 熱い!!?」
胸の谷間に陰茎の感触を受けた逸花は、思った以上の熱で思わず声を漏らしてしまう。
通常ならば胸は多少なりとも左右に向いているので、ただ近寄っただけでは陰茎を挟めはしないが、今はブラのカップを下ろしただけで胸は中央へ寄せられている。
つまりは態々左右から押さえなくとも、陰茎を近付ければ自然とパイズリの形になった。
俺には陰茎を挟まれる前に逸花の寒さで尖った乳首を先に感じられ、見た目に変化がない程度に陰茎の硬さを増してしまっている。
「よ、よし! これでパイズリをしたよな!?」
「い、いや、もっと胸の奥へ挟んで、上下に胸を動かしてもらわないとパイズリにはならないよ」
「な、何だと!?」
性的な知識が乏しいらしい逸花は、ただ陰茎を胸の谷間へ挟んだだけでパイズリをした事になったと思ってはいるが、それではただの『パイ』だ。
『ズリ』までして貰う為に逸花の言葉を否定すると、悔しそうに歯を食いしばって亀頭を人差し指で胸の谷間へ引き寄せる。
「あっ……何か変な感触だ。何か変な汁まで出てるし……」
初めて触った亀頭の感触に素直な感想を小さく漏らし、カウパー液の存在と匂いに眉を顰めた。
しかし俺はそんな逸花の様子に興奮は高まるばかり。
更には徐々に胸の谷間へ引き寄せられ、若く張りがありながらも暖かく柔らかい巨乳に包まれていく快感で、睾丸の精液は既にパンパンになっていた。
性的な知識が乏しい逸花に自ら卑猥な行為をさせるのは、何と背徳的な興奮を誘う事か。
「ほ、ほら、挟んだぞ!」
「おはぁ……。つ、次は胸を左右から押さえて、くっ、上下に動かしてくれ」
「くぅ……! 分かったよ!!」
「おわっっ!?」
「うるせぇ! 黙ってパイズリされてろ!!」
逸花自ら左右から胸を押さえた所為で、谷間に挟まされた陰茎に感じる圧迫が大きくなり、思わず快感で声を出してしまったが、怒られた上に羞恥心を全面に出した顔で上目遣いに睨まれる。
「うくぅ、分かったよ。だから早くしてくれ」
「ちっ、気を失わなければこんな事には……!」
後悔の念を小さく呟きながら、逸花は自分で支えた巨乳を動かして陰茎を扱いていく。
亀頭では快感でカウパー液が漏れ出し、胸の谷間に落ちてしまう。
「うぅ、ヌチョヌチョしてきた……」
胸同士が擦り合ってサラサラとした肌理の細かい感触が、カウパー液でぬるぬるになってきた。
滑りが増す程に俺の快感も増え、陰茎は更に硬くなる。
逸花が巨乳を上へ動かせば張ったカリが擦り上げられ、亀頭が隠れる程度まで持ち上げると今度は下げていく。
鈴口から亀頭に広がったカウパー液は当然胸にも塗り広げられ、カリを過ぎて竿にまで体液が付けられる。
一度上下するだけで陰茎全体が滑るようになってくると、動きも徐々にスムーズになってきた。
やけくそ気味に巨乳を動かす逸花のお陰で、思ったよりも早く精液を出せそうだ。
「んっ……ふっ……ふぁ……」
「うっ、くふっ……うぁ……」
しかし速いスピードで胸を動かす逸花の声にも、何故か僅かに悦声が混じり始めた。
見下ろしてみれば巨乳を真正面に向けて上下に擦っている所為で、俺の下腹部で乳首を擦られ、快感を得ている様子。
羞恥心だけだった顔にも若干の快感を見せ、胸の動きも無意識かどうか分からないものの、わざと下腹部へ押し付けている雰囲気すらあった。
陰茎に感じる胸の暖かさと圧迫感も心成しか増えており、可憐な逸花の唇から漏れ出る小さな喘ぎ声も僅かに大きくなってくる。
「ふぅん、んんっ、はっ、あぁっ。早く、終われよ」
胸の谷間から出ては胸の中へ消える亀頭を見詰め続ける逸花。
漏れ出たカウパー液でヌチョヌチョと卑猥な音を響かせ、逸花自身には濃厚な男の性の匂いが直撃し、羞恥心と屈辱で涙を溜めていた目が欲情を湛え始めた。
「うっ、で、出そうだ……!」
「はっ!? 出るって、何がだ!?」
「もうすぐ終わるって、くぅ、事だよ!」
「本当か!?」
「だから、胸の動きを、あぅっ、早くして、くはっ、チンポの先を見ながら口を、開けておくんだ!!」
「はっ!? チンポの先を見ながらく、口をか?」
「早く!!」
「あ、あぁ。分かった! ……んあ~――」
見えない終わりが漸く訪れると知った逸花は喜びで顔を上げるも、俺の口を開けろとの言葉に戸惑いを見せる。
しかし強く言うと勢いに飲まれてしまい、結局言う事を聞いて亀頭を欲情が滲む目で見詰めながら口を開けた。
その様子を見た俺は、微妙に腰の位置を調整して鈴口の先を逸花の口へ向ける。
「うぐっ! 出すぞ!」
「あぁ!」
そして勢い良く吐き出された精液は、鈴口の向かっていた先、逸花の口の中へ飛んでいった。
「あむっ!? んくっ!!」
逸花は飛んで来た体液を反射的に飲み込んでしまった。
飲み込む際に閉じた口の上からも精液を浴びせ掛けられ、口元に限らず顔全体にまで飛んだものは亀頭を見詰めていた目にさえも掛かってしまう。
幸い精液を飲んだ瞬間に瞼も閉じたお陰で目には入らなかったが、それでも予想もしなかった事態に逸花は硬直したまま、顔で体液を受け止めた。
「うぇ……まっず」
「おふぅ……」
短い射精を終えた俺が満足気に溜息を吐きながら身体を離すと、逸花も胸から手を離して顔に掛かった精液を指で拭っていく。
「てめぇ……!」
怒りで震える声を漏らす逸花は、目を閉ざしていた精液を弾き飛ばすと殺気すら湛えながら睨んできた。
流石にマズイと思った俺は再び『常識』と言う、いつの間にか絶対的な盾となっていた言葉を使う事にする。
「パ、パイズリをした後に、口に入った精液を飲むのは、じょ『常識』だろう!?」
「っ!? ……常識? こんな不味い物を飲むのがか!?」
「そ、そうだよ! 世間には知らない常識も一杯あるんだよ! 例えばパイズリをした時の常識とかな!」
「うっ……確かに知らねぇが……」
パイズリと言う行為を知らなかった逸花にとって、常識とは俺からしか知らされない。
しかも、あの変なネックレスの効果で『常識』と言う言葉に敏感になっているらしく、明らかに変な『常識』であっても渋々受け入れてしまった。
「ちっ、常識なら仕方ねぇな……」
そう呟いた逸花は胸の谷間にまで溜まった精液を拭き取り、乳首が立った胸をブラの中へ納めようとする。
指に押さえ込まれる胸は柔らかく凹み、胸自体が形を変えると肌が突っ張って乳首も向きを変えた。
そんな光景を見てしまえば俺の興奮も再び沸きあがり、半立ちだった陰茎が射精前のように反り立つ。
「待ってくれ」
「何だよ。もう助けてくれた礼はしただろうがよ」
「まだだ。後一つしないといけないぞ! 『常識』としてな!」
「うくっ!? あたしの知らない常識がまだあるのか!?」
「あぁ」
「はぁ……世界は広いな」
俺が自信満々に言うと、逸花は尖らせていた態度を萎らせながら制服を整えた。
そしてセーターも下ろしてから、再び俺と向き合う。
「で、次は何をしろってんだ?」
「あぁ、次はそこの壁に手を付いて動かなければ良い」
「は? それだけか?」
「後ろへ股間を突き出すようにして、だぞ?」
「なっ!? そんなこ――」
流石に何故そうするのかを理解した逸花が食って掛かってこようとするも、俺の言う言葉は変わらない。
「『常識』だからな。仕方が無いよ」
「くっ……!!」
助けられた恩と、恩を返す為の絶対的な『常識』を盾に取られた逸花は悔しそうに俺を睨んでくる。
もしかしたら嘘を吐いていると疑わない所も、ネックレスの効果だろうか?
何にせよ、俺にとって都合が良い事には変わりない。
『常識』と言う壁に逸花が怯んでいる隙に畳み掛ける。
「ほら、早く壁に手を付いて股間を後ろへ突き出してくれ」
「うぅ……分かった。それが常識なんだろう?」
「そうだよ。『常識』的に考えて」
「くそっ……! 覚えてろよ……!!」
吐き捨てるように呟いた逸花は動くのが億劫そうに近くにあった壁へ手を付き、所謂立ちバックの体勢になった。
「ほら! これで良いんだろ!!」
「あ、あぁ」
後ろから見ている俺には短過ぎるスカートの中が丸見えになっており、先ほど見た時とは明らかな違いに一種の戸惑いすら感じる。
しかし逸花には俺が不満に思っていると感じたらしく、肩越しに振り返ってイライラした雰囲気で文句を言ってきた。
「何だよ! 言われた通りにしてるだろうが」
「いや、そうじゃなくてだな」
「じゃ、何なんだよ」
「濡れてる……」
「っ!?」
流石に俺の言葉が自分の股間を見て言われたと分かった逸花は身体をビクリと大きく揺らしたものの、立ちバックの体勢は崩さない。
それでも自分が愛液を漏らしているとスカートの中を通りぬける風の冷たさで認識したようで、肩越しに振り返っていた顔をバッと地面へ向けた。
強気な言葉で覆い隠していた羞恥心を誤魔化そうとも、黒い髪の合間から見える耳が真っ赤になっていく様子が薄暗い中でもハッキリ見える。
「それじゃ、ぬ、脱がすからな」
「くっ……!!」
悔しそうな声を出しても『常識』に囚われた逸花は、俺から逃げようとはしない。
陰茎を咥えて精液を飲んだ事と乳首を擦られた快感で、無意識に性的な興奮を目覚めさせた秘裂は、ショーツを透けさせる程に愛液を滴らせていた。
逸花が気を失っている間は綺麗に閉じていた秘裂も僅かに開いており、そこから懇々と濡れ出した愛液が大陰唇の全てをショーツの下から現す。
見えなかった淫核は包皮からすら出てしまい、薄いピンク色の玉を卑猥に透けさせていた。
そして俺がショーツを脱がせれば、ヌチャッと粘っこい音を立てながら大陰唇からクロッチが離れ、愛液の糸が何本も糸を引く。
大陰唇だけではなく、白い尻も普段から運動しているのか小さめで、引き締まっている印象を受けた。
完全に尻からショーツを太股へ降ろすと、白い布越しに見えていた箇所が全て露になって生々しい色を見せてくる。
更には匂いすらも開放され、俺の性欲を再び最高潮にまで高めてくれた。
「……ごく」
「くぅ……!!」
ショーツを脱がされた所為で直接股間に夜風を浴びた逸花は、綺麗な尻を俺の視線と緊張、おまけに高まりきった羞恥心で全身を赤く染める。
俺は無言のままに唾液を飲むと、精液と逸花の唾液に塗れたままの陰茎を水平にさせ、腰を前へ進めた。
「…………ん」
「ひぅっ!?」
鈴口に感じるのは夜風の冷たい感触から、逸花の熱くなった秘裂に柔らかな感触へと変わる。
しかも少し腰を突き入れるだけで愛液を漏らす膣口は、待ちに待ったかのように鈴口へ吸い付き、導かれるままに進めば処女らしい締め付けが亀頭の進入を阻んできた。
「くぁっ……閉まる」
「んぐぅぁっ!?」
反射的に出てしまう処女の恐怖心で、最後の抵抗らしい抵抗は逸花の下半身を緊張させて小刻みに痙攣を繰り返す。
それでも俺は腰の動きを止めず、ゆっくり処女の膣口を拡張していった。
「あぐぅ……! 広がる……!!」
一足先に膣内へ入った鈴口は細かく蠢くヒダに迎えられる。
逸花自身が膣口を拡張される感覚で全身に力を入れている所為で、膣壁も締まって愛液で滑るヒダを押し付けて来ていた。
鈴口から出ていた精液混じりのカウパー液は即座にヒダで舐め取られると、今度は唾液の代わりに愛液が亀頭に塗り広げられていく。
じわじわ進む俺の腰はカリまで膣口へ食い込ませ、逸花へ拡張される大きな違和感を送った。
「くぐぅっ!!?」
その拡張感は恥ずかしさを隠す為に地面へ向けていた顔を夜空へ向ける程であり、亀頭に感じる締め付けも緊張と違和感で強くなる。
しかし俺もその程度で動きを止める事は無く、陰茎から感じる快感をより良く感じたい欲求の赴くままに腰を押し進めた。
そしてカリが膣口を過ぎれば鈴口にはヒダが蠢く感覚は、処女膜が立ち塞がる感覚へと変わる。
「待っ……! ……いや、良い。くぅっ、助けてくれた礼を、するのは常識、だからな」
純潔を失う危機に一瞬だけ理性を取り戻して咄嗟に俺を止めようとするも、ここでも『常識』が邪魔をした。
「そうだよ。処女も含めて初めて礼になるのが『常識』だからな」
「わ、分かってる、よ。ぅぐ……!!」
若干納得いって無さそうな雰囲気を今更出している逸花は、膣内に入っている亀頭の違和感と熱さで呻き声を漏らす。
鈴口に感じる処女膜は俺が腰を押し進めれば徐々に奥へ伸びていき、遂には破瓜の瞬間を迎える。
「んぐうぅ!? 痛ぁ!!!!」
「うくぁっ!? 締まるっ!!」
ブツリと儚い最後を処女膜が遂げた途端、破瓜の痛みは逸花の膣内のパニックにさせた。
鈴口の前ではヒダが集まって進入を拒もうとしても、滴る愛液が滑って挿入していく亀頭の肌を舐めていく。
強い締め付けの所為で、カリで広げられる感覚は普通に入れられるよりも逸花へ大きな違和感と痛みを送った。
竿は膣口で愛液を塗りたくられた挙句、入った先の膣内では無数のヒダが這い回る。
「あぐぅぁ! 腹が、ひ、広げられる!! あぁっ!!」
「うぅ~……!」
逸花は頭を夜空へ上げたままで何処も見ておらず、ただひたすら膣内を広げられていく感覚に耐えていた。
震える脚は今すぐにでも地面へ膝を付きたそうにしているものの、歪んだ『常識』が武闘派の身体を固定し、立ちバックの姿勢を維持させている。
最早自分が濡れたショーツを太股に引っ掛け、尻を丸出しで陰茎を挿入されていると言う、圧倒的な羞恥心は感じていないようにも感じられた。
そして俺の陰茎が竿の三分の一程を残して決して深くない膣内を占領して子宮口を突き上げると、逸花は背中を反らせて息を詰まらせ、反射的に腹筋へ力を入れる。
「んっ、かはっ!?」
「くぅ!?」
不意に陰茎を膣壁で握り締められた俺は、思わず逸花の尻を握り締めてしまった。
「あくっ!? 尻を……くぅっ!!」
「締まるぅ!?」
「ちっ! こっちの気もぉ、知らないで、はぁ! 気持ち良さそうに、うくっ、しやがってぇ!!」
膣内を完全に陰茎の形に広げられた逸花も、激しい違和感の中で尻を触られた事を察知し、触るなと言おうとして『常識』が言葉を止める。
ついでに肩越しで俺へ顔を向けると、気持ち良さに顔を惚けさせている姿を見て悔しそうに歯軋りをした。
しかし後ろを見た逸花は改めて自分が野外で下半身を丸出しにして、会ったばかりの男に犯されている現状を認識する。
「っ!?」
凄まじい羞恥心に再び地面へ顔を向けさせるも、視線が地面しか移さなくなった所為で余計に股間から下腹部に掛けての拡張感を感じ取った。
子宮口を持ち上げる鈴口からカリの広がり、竿の硬さと太さに表面を脈打つ太い血管まで逸花の脳裏によぎる。
おまけにその陰茎に自分の膣壁が張り付き、蠢いては舐め回しているのさえ感じてしまった。
嫌がる逸花自身の意識とは異なる反応を自覚し、現実を振り払うかのように頭を振る。
「くぅ……違う……!!」
「うぉ!?」
逸花が上半身を動かした所為で腰にも反動が流れ、陰茎を握り締めていた膣内が僅かに横回転を返してきた。
当然ながら強い締め付けを受けているのでヒダはカリの凹みへ入り、舌よりも細かな動きで亀頭全体へ刺激を送ってくる。
鈴口から漏れ出しているカウパー液は、目の前で蠢くヒダによって撹拌されてしまい、すぐに愛液と溶け合った。
元々陰茎に付着していた精液も全て舐め取られてしまっており、その全てが膣壁の動きによって子宮口へ送られる。
「くぁっ! 早く! す、済ませろよ!」
「あ、あぁ。くっ、分か、った!」
逸花は脳裏に過ぎったイメージを払拭する為、顔を伏せながら先を促してきた。
先程のパイズリで精液さえ出せば、この状況が終わると知った上での言動だろう。
何気に今まで子宮口を突き上げたままで止まっており、俺は逸花の意を汲んでゆっくりと腰を引いていった。
「ひぐぁっ!? 腹が、削られる……!?」
「おぁ……!」
相変わらずパニックした状態の膣内から陰茎を引けば、締まる膣壁は張った亀頭のカリで削られる。
地面へ顔を向けている逸花も膣内の変化と刺激を敏感に感じ取り、未知の感覚で思わず声を出した。
陰茎も膣壁に握り締められていた状態のままで引いた事で、ヒダで扱かれている感覚が強く送られてくる。
精液混じりのカウパー液は、子宮口からの体液の足跡となって鈴口と繋がった。
そんな快感を受ける中で俺は射精の欲求を股間で塞き止めつつ、亀頭を半分程まで顔を出す程度に腰を引き、再びゆっくりと腰を押し込んでいく。
「あぐぅ……、また、ひぎぅ、広がるぅ……!!」
「おふぅ……締まる……!」
一度処女膜を破って広げた膣内は、愛液の滑りも手伝ってスムーズに挿入出来た。
それでも強い締め付けは変わらないので、カリの凹みにはシッカリとヒダが入り込んで快感を送ってくる。
膣内へ確実に陰茎の形を覚えさせながら再び子宮口を突き上げると、今度は動きを止めずに腰を引いていき、前後に動かしていく。
「ひぅ、あくっ、うぁっ」
「ふっ、はっ、んっ……!」
小刻みに子宮口を突き上げられる逸花は肺を身体の奥から刺激され、喘ぎ声にも似た声を上げる。
俺の腰の前後運動は、最初の緩やかな動きが大きくなる快感と共に消えていき、徐々に速さと勢いを増していった。
膣内では自己防衛の本能と、逸花自身が認めたくない僅かな快感とで愛液が多く漏れ出し、グチョグチョと卑猥な音が響き始める。
「うっ、ふっ、奥を、くぁっ、突くな、あぁ!!」
「嫌、がる割りには、ふっ、厭らしい音を――」
「言うな!!」
「うくっ!? まだ締まる!?」
犯されて感じている現実を認めたくない逸花が俺の言葉を遮る為に怒鳴ると、腹筋に力が入って処女の締め付けが強くなった。
膣内に隙間が無くなった所為でカリに掻き出される愛液も増え、引っ掛けられるヒダが逸花と俺に大きな快感を送る。
既に精液は股間まで競り上がっている俺に、不意の刺激は耐えるのがつらい。
最早膣内の感触を味わう余裕は無いと感じ取り、逸花の腰を掴んだ俺は一気にピストン運動のスピードを上げた。
「うっ! はっ! なん、だ!? 急に!」
「もう、げ、限界だ!!」
「くぅっ! なら、は、早く終わらせろぉ!!」
激しくなった動きに高校生の身体は翻弄され、長く綺麗な黒髪がバラバラと背中から落ちる。
見えるようになった首筋は既に夜の暗さの中でも分かる程に赤くなっており、逸花の身体がどれ程の快感を溜めているかを分からせてくれた。
しかし逸花よりも早く絶頂に達しそうな俺は、必死に腰を動かして陰茎を締まる膣内で扱く事だけしか頭に無い。
俺の下腹部をぶつける度に若く張りのある尻は柔らかく波打ち、股間ではグチョグチョと短い間隔で卑猥な音が激しくなって聞こえてくる。
「あぐっ! うぐっ! はぅっ!!」
「ふっ! はっ! はっ!」
激しく子宮口を突き上げられる逸花は壁に付いている手を握り締めて耐える他無く、俺は遠慮などしないで精液を吐き出す為に処女だった膣内で陰茎を扱く。
「くはっ!? 出るぞ!」
「さ、サッサと――っ!? って、中で出したら――」
「もう我慢出来ない!!」
「子供が――あぐっ!?」
俺は逸花の腰を限界まで引き寄せ、子宮口を思い切り突き上げると股間の力を抜いて精液を吐き出し始めた。
射精の快感は暗い筈の夜空が真っ白になる程で、全身の力が抜けそうだ。
それでも陰茎を抜こうとする逸花の抵抗を完全に阻止できているのは、美少女を孕ませようとする男の本能か。
「あぁ……! 中で、出てるぅ!!」
「おふぁ……」
精液を吐き出して快感を含ませた声を出す俺と違って、絶望感漂う言葉を漏らす逸花。
他人の体液を感じた膣内はピクピクと振るえ、鈴口が減り込んだままで精液を受ける子宮口は、逸花の意志とは反対に孕もうと積極的に吸い付いてきた。
吸い切れなかった精液が、漏れ出していた愛液を膣内の最奥から押し出し、竿を握り締める膣口の僅かな隙間を縫って逆流してくる。
「ふぅ……気持ち良かった」
「~~~っ! 気持ち良かったじゃねぇよ!」
「おわっ!?」
いい加減、身勝手な行動にキレた逸花は立ちバックの体勢を止めて陰茎を無理やり抜いてから、俺の胸ぐらを掴んできた。
「てめぇ! 中に出したら――っ!?」
膣内に精液を出された怒りで出そうとした文句は、膣口から放屁のような音が聞こえた途端に止まる。
怒りの言葉を腹の底から出そうとした所為で腹筋に力が入ってしまい、膣内の圧力が高まって膣内に残っていた精液が混じっていた空気と共に出たのか。
憤怒に染まっていた逸花の顔は自分の股間から出た音と感触に驚いた様子を見せ、一気に有り得ない程の羞恥心に染まった。
そして俺の視線に耐え切れなくなってバッと頭を下げると、太腿に引っ掛かっていたショーツを股間も拭かずに履き、言葉を掛ける間もなく走り去ってしまう。
「…………まぁ、恥ずかしいわな」
男である俺でさえも理解できる恥ずかしさだ。
一刻も早く、この場を去りたかったのだろう。
街頭で照らされた精液の足跡がうっすら浮かび上がる中、逸花は全力疾走で夜の暗闇に消えて見えなくなってしまった。
「それにしても、あのネックレスって何だったんだろうな……?」
ただ道端に落ちていた物を気に入って持っていただけだが、やはりこの地には不思議な力というか、技術が眠っているようにも感じられる。
「まぁ、なんにしても、おいしい思いができた。人助けはするもんだな」
難しい事を考えても凡人の俺には分からない。
ひとまず今まで丸出しだった股間周辺を奇麗に拭き取ってズボンを履く。
「さて、誰も居ないし帰るか」
こうして俺は一時の夢のような時間を過ごし、ダルクもすっきりした腰を抱えながら帰路に就いたのだった。
終わり
同人小説『ゲームじゃなかった異世界』 体験版β
始章
その機械は、一つの究極として知られていた。
頭に付ける、専用のヘッドギアを介してバーチャル世界の全てを体験できるゲーム。
それこそ触った感触は勿論、匂いや味、果ては青年向け限定ではあるが性的な快感まで完璧に再現されている。
脳に直接電気信号を送る事に対して、好い加減な事しか言わないテレビのコメンテーターが批判を繰り広げても、確証された安全を持って惨めに黙らせられた。
ゲームの幅は大きく広がりを見せ、RPGを中心として格闘や恋愛シミュレーション、果ては犯罪者への刑罰としても利用される程の普及を果す。
殆どの人が持つ様になった頃、少し送れて一人の女性<鈴野樹 美沙緒>が癒しを求めて新しく始める決心を付けた。
都会のど真ん中で一人暮らしをしている所為で、仕事の忙しさも相俟って心を安らげる殆ど無かったのだ。
年相応の女性らしい落ち着いた室内の中、届けられたダンボールを開けて繁々とヘッドギアと付属品を取り出していく。
「え~っと、これをネットワークに繋げれば良いのかな?」
女性としては少し高い身長で、黒く艶の美しい髪は肩甲骨ほどまでの長さ。
四肢は細くも健康的な印象を受け、身体を動かす度に揺れる胸は平均より大幅に大きかった。
括れを維持している腰は細く引き締まっており、尻に至っては安産型で履いているジーンズの布をピッチリと貼り付けている。
「最新の電化製品は接続が楽で良いわね~」
最先端の機会なので接続するコードは、ネットワークに繋ぐ為の物が付属品として一本。
どんなに機械に疎くても、ネット回線その物が無いと言う場合以外は何の問題も無く準備を終えられるだろう。
「後は……っと、頭に付けてから楽な姿勢になれば良いだけね」
説明書通りにベッドに寝転がって楽な姿勢を維持してから、ヘッドギアのスイッチを入れる。
「あっ――」
頭に微かな刺激を受けたと思った途端に視界は白く染まり、次の瞬間には空中に浮いた設定画面が現れた。
白く広い空間の中で、ゲームのウインドウが浮いている光景は現実味を感じさせない。
「ふむふむ、これでゲーム世界の自分を作るって訳ね……」
ウインドウに出ている名前を書く欄を始め、事細かな部分まで設定出来る様になっていた。
顔や体型に髪の色は当然として、初期に覚えられる色々な技能から得意な武器まで、膨大な数の設定項目がある。
「……何か、面倒くさそうだから全部現実と同じで良いかな?」
使用者の外見情報はヘッドギアを付けた時に収集されており、最初に設定されるのは本人の姿形。
何も設定を変えなければ、そのままの自分でゲームの世界に降り立てる。
余りにも操作出来る項目が多過ぎる事と、大してステータスに拘りが無かった美沙緒は、殆ど設定を弄らないままで次々に『OK』の選択をして進めていく。
最後には青年認証と性的な事柄に対しての設定が残った。
「ん~、まぁ、エッチな事をしてもしょうがないしね~。『NO』っと……」
元々、ゲームを始める切欠が癒しを求めた結果なので、あっさりと性的な事をガードする選択を取る。
「さて、行きましょうか」
全ての設定を終えた先には光が舞い散る光景が映し出され、見ている景色が森を背にした畦道の真ん中に変わった。
一瞬にして変化した視界に驚き、更に風の感触と匂いにも驚く。
「凄い! 本当に森の中に居るみたい!」
髪は風によって本物の様に流れ、森特有の香りもする。
靴越しに感じる土の感触も、まるで本当に自分がそこに立って居るかの様な感触だった。
身体には服を着ている刺激もちゃんとあり、安い麻のチクチクとした感覚までシッカリと伝わってくる。
普段は合成繊維で肌触りの良い服を着ている分、逆に新鮮な感じがした。
ふと下を見てみると自身の慣れ親しんだ大きな胸は完璧に再現されており、下半身は見えていない。
硬い布を押し上げて乳首が浮いているが、性的なフィルターを被せられた状態になっているので恥ずかしさを一切感じず、普通の事として認識する。
現実ならばブラをしていない羞恥に慌てている状況であっても、平然とした態度で身体を捻り、今の服装を興味深げに見回していた。
「何かチクチクするけど……。これが初期装備なのかしら?」
大きな胸が布を持ち上げている事で、少し動くだけで裾からへそがチラチラと姿を現す。
下半身を覆っている麻のズボンも、膝のまでのハーフパンツで毛の生えていない綺麗な足が露出している。
靴も底が殆ど無く、平坦その物。
服装だけを見れば全体的に茶色で地味極まりないが、それを補う程に魅力的なのが黒く艶やかな長い髪と平均以上の整った優しげな顔。
そして大きな胸に負けない均整の取れた身体が、どこかお洒落な雰囲気を醸し出していた。
「ん~、まぁ、戦って世界を救うゲームでもないし、これで良いのかしらね」
ゲームを始めたばかりでは当然の服装だと納得する。
改めて辺りを見回すと、然程遠くない所にファンタジーらしい特徴的な教会の屋根が見えた。
「最初はあそこに行けばいいのね」
踏み出した足取りは期待に満ち、これからのイベントに心を躍らせているの様だ。
隣の森林から感じる爽やかな匂いと風に癒されながら、目測通りにたいした距離を歩かずに敷地内が見えてきた。
少し広まった場所には一人の少年が棒を振り回して遊んでおり、長閑だが寂れたとも思える雰囲気を感じる。
「人が少ない田舎の設定なのかしら」
特に警戒心も抱かずに近寄っていけば、見えていた少年がこちらを向いた。
現実世界でも子供は別段嫌いでもなく、安心させるように笑顔を浮かべて手を振る。
すると、少年は胡散臭げな表情を浮かべていたが、驚きの顔に変わって持っていた棒を落としてしまった。
それを見ていた美沙緒は人が来た事に驚いたのだろうかと思うが、少年の見開かれた目は明らかに大きな胸へと向かっている。
ブラをしていない所為で歩くだけでも大きくゆさゆさと揺れ、刺激を受けた乳首は先程よりもハッキリと形を浮かび上がらせていたのだ。
いくら少年と言える年頃でも間違いなく男であるので、唖然として送る視線に性欲を滲ませていた。
しかし、性的なフィルターを介している所為で、見られている美沙緒は欲情している視線に晒されても一切気が付いていない。
「やっ、こんにちは」
「こ、こんにちは」
挨拶を交わした後、説明書通りに最初の拠点を作る必要があるので教会を使わせて貰えるかを確認する。
「私、最近ここに来たんだけど、この教会って拠点に出来るかな?」
「う、うん! 出来ると思うよ」
美人で巨乳の女性に話し掛けられるのが初めてだった少年は、顔を赤くして緊張を浮かばせていた。
視線は相変わらず胸に行っているものの、美沙緒は気にしていない。
それどころか視線を合わせる為、膝へ手を付いて前かがみになった事で巨乳は二の腕に押されてしまい、麻の服に大きな谷間を作った。
性的な事に興味が沸き始めた少年にとってその光景は溜まらなく、抑えられない若い欲求は溢れ出してしまう。
「ようそこ! お姉ちゃん!」
「きゃっ!?」
精一杯、違和感無く胸を触る理由を考えた末に、少年は歓迎の声を上げるドサクサで抱き付く事を思いつき、迷う事無く実行した。
美沙緒は飛び付かれた事に驚いて悲鳴を漏らすが、抵抗しないで優しく受け止める。
少年の顔が巨乳に埋められ、小さな手は厭らしく麻の服の上から揉んでも全く気にしていない。
性的なフィルターの効果は、シッカリと効果を発揮していた。
胸に食い込む細い指は好き勝手に動き、掌に収まり切らない感触を楽しむ。
下から持ち上げて揉み、徐々に上へ持っていくと乳首へと到達した。
麻の刺激で硬くなった所為で小さな手でも摘み易くなっており、自然とコリコリと捏ね回す様に動かす。
人生で初めて触った胸の感触に少年の顔は、手からの快感に顔がだらしない物へと変わる。
「気持ち良い……」
「随分と甘えん坊なのね」
「僕、家族が居なかったから、寂しかったんだ」
「そうなの……」
硬くなった乳首を摘まれながら少年の言葉を聴くが、美沙緒にとってはゲーム世界の設定として認識されているので、たいして同情を浮かばせない。
その間にも幼い性欲に塗れた思考は、本能的に女の身体を触る快楽を求めて大胆な動きを見せる。
服の上からでは我慢出来なくなった少年は鼻息を荒くさせ、へそを見せる裾から手を差し込んだ。
「んっ」
「お姉ちゃん良い匂いがするね」
「あら、有難う」
一見すると親が居ない寂しさを慰めるかの様に抱きついている光景であっても、実情は色欲に染まっている。
一応は悪い事をしていると思っている少年は、そろそろと美沙緒の反応を伺いながら、適度に引き締まった腹に指を這わせていく。
触れられた刺激で思わず声を漏らしてしまっても、それすら性的な物として判断したフィルターは情報を遮断して、美紗緒自身には何も言っていないと思わせた。
腹を直接触っても特に拒否をされないと確認した少年が、今度は一気に手を進ませて胸へと到達させる。
下乳に突き当たった指は、麻の布越しに触った時以上に柔らかな感触を返してきた。
余りにも布一枚向こうにあった気持ち良過ぎる刺激に、思わず声を詰まらせる少年。
「っ!!」
「そんなに寂しかったのなら、少しの間だけだけど、このままでも良いわよ」
「有難う! お姉ちゃん!」
美紗緒は僅かながらに母性を刺激されてしまい、胸に密着する少年の頭を優しく撫でた。
胸を下から揉み始めた小さな手は動きを激しくさせて、好き勝手に揉み込んでいく。
下乳に食い込む指は弾力を確かめるように動き、指は胸の肉に埋もれ、顔でも受けるタプタプとした感触は少年を夢中にさせた。
そのまま上った手は、服の上からでも摘んだ乳首に到達し、くにくにとした固めの感触を楽しんだ。
少年の小さな陰茎は粗末なズボンの中で硬さを増し、布に擦られて胸を揉む手以上に快感を送る。
「はぁはぁ……」
「よしよし」
性的な興奮で呼吸を荒くさせているにも拘らず、美沙緒は単に少年を慰めている程度の認識しか持っていない。
揉まれている本人が認識していなくとも身体は反応を返し、乳輪を這う指が乳首に当たる刺激で更に尖る。
「もう、良いかしら? そろそろ拠点を作りに行きたいんだけど……」
「ん~、分かった! 僕が連れてって上げるよ!」
「本当に?」
「うん!」
「有難う」
胸に押し付けていた顔を離した少年は、美沙緒を手放さない為に精一杯協力する旨を伝えた。
服の中では相変わらず小さな手が巨乳を揉んでおり、手を離すのは心惜しいと感じて一時も離そうとしない。
ギリギリ精通を果たしておらず、性欲に取り付かれた思考では指の動きを止める事はなかった。
「じゃ、神父様の所へ行こう!」
「その神父様にお願いすれば、教会を拠点として使えるのね?」
「そうだよ!」
身長が大きく違うので、美沙緒が身体を起こせば少年の手は服から抜けてしまう。
自然と巨乳から手を離してしまうが、用事を終わらせれば揉めると思う一心で率先して教会へと引っ張っていく。
「早く行こう!」
「はいはい。お願いね」
「うん!」
元気な様子の少年を優しく微笑みながら見詰め、美沙緒は本格的にゲームが始まったと楽しみな様子を隠さない。
そして、間近に来た教会は何処か牧歌的な雰囲気が漂い、ゲームのコンセプトである癒しと言う言葉にピッタリだった。
古臭い扉が若干耳障りな音を立てながら開かれると、一般的な礼拝堂が広がっており、壇上には古びた牧師服を着ている細身の老人が作業をしている。
「神父様!」
「おや、いつもながら元気だね。どうし――」
何処か気弱そうな神父は少年の言葉に反応して、開けられた扉の方向を見ると同時に言葉を止めた。
例によって視線は美沙緒へと注がれ、艶やかな黒髪から麻の服を大きく持ち上げている上に乳首すらハッキリと浮かび上がらせている上半身へと注がれる。
それからチラチラと見えていた健康的な腹を通り、程好い肉付きの足へ流れた。
まるで視姦するかの様な視線を送るが、美沙緒はフィルターの所為で単に珍し気に見られていると受け取る。
「お、おやおや、随分と綺麗なお姉さんを連れてきましたね」
「神父様! お姉ちゃん、ここを拠点にしたいんだって!」
「そ、そうなのですか」
優しそうな視線で身近に魅力的な女が居る事になる喜びを隠しながら、落ち着いた声色を無理やり維持しながら許可を出す。
しかし、緊張は隠せないらしく、言葉が所々詰まる。
「えぇ、よ、よろしいですよ。こんな辺鄙な所にある教会で、よ、よければ、お、お好きなだけ御使い下さい」
「有難うございます、神父様」
「いえいえ、こ、困った方を助けるのが教会の勤め。な、何も遠慮は要りませんとも」
「では、暫くの間お世話になります」
「は、はい。分かりましたよ」
神父の声は明らかに上ずっていたものの、フィルターの効果は絶大だった。
ともあれ、許可を受けた事で美沙緒の視界には画面が浮び、迷わず拠点を教会にする選択肢を選んだ。
出てきていた『はい』を押した瞬間に、機械的な音声が『変更を認識した』と頭の中に響いた。
「拠点にするなら、へ、部屋も必要でしょう」
「あっ! 僕が案内するよ!」
「で、では、た、頼みます」
「分かった! 神父様!」
「何から何まで済みません」
申し訳無さそうに頭を下げた所為で胸が大きく揺れ、神父は視線を釘付けにされながらも応える。
聖職者にあるまじき行いであっても、辺鄙な所に教会を構えた事もあって女には免疫が無いので、自制しようとしても目が勝手に向かってしまう状態だった。
「い、いやいや、この程度ならいつでも言って下されば良いですよ」
「はい」
「お姉ちゃん、早く行こう!」
「えぇ、分かったわ」
少年に引っ張られていく後姿を名残惜しそうに見送り、枯れたと思っていた生活が急速に色を取り戻す感覚を確かに受ける神父。
拠点と言うからには何か頼って来るものだろうと考え、どう相手をしようかと自然と口元がにやけてしまう。
「この教会は部屋だけは一杯あるから好きな所を選んでも良いよ!」
「う~ん、私は別に何処でも良いんだけどね~」
「じゃぁさ、僕の部屋の隣にしなよ!」
「そうねぇ……」
言葉通りにたいして拘りが無いので少年の案内する部屋に決める。
ギィギィと少し音が鳴る扉を開けると、掃除だけはしているのか、辛うじて埃は被ってはいないだけの古臭い室内が見えた。
曇りガラスの窓を開けて換気をする為に入った少年の後に続く美紗緒は、備え付けの家具へと視線を向ける。
粗末なベッドの近くには小さな棚があり、中央には丸いテーブルと椅子が一組と、最低限の家具しかない。
そのどれもが建物に負けず劣らず古く、少なくとも使う分には問題ないと思われる程度だった。
「随分、古臭いね」
「もう、殆ど掃除しかしてない部屋だよ」
「他の人は居ないの?」
「うん。ここに住んでるのは神父様と僕だけ」
「へぇ~」
この世界はファンタジーらしく魔物も出現するが、頻度は圧倒的に低い。
それこそ一生に一度遭遇すれば奇跡とも言える程。
他には現実世界と同じ様に猪や熊なども存在はしていても、美沙緒が降り立った地域では被害も殆ど無い。
と言う、設定を受けたこの世界は、とにかく平和極まりないのだ。
少し離れた所に小さな村があり、教会はその村を見下ろせる小高い丘の上にある広場に立てられている。
立地の関係で、少年が開けた窓からは山々が連なる雄大な景色が見えた。
「はぁ、良い景色ね~」
「そう?」
「そうよ」
「ふ~ん……」
少年にとっては毎日見ている景色で、隣に来た美沙緒の感動する理由がいまいち理解できない。
しかし、視線は横から見える胸に行っているので、満更現状に不満は無かった。
「でも、寝るにはちょっと部屋が汚いわね。流石に拭き掃除ぐらいはしないといけないかな」
「僕、水と雑巾持ってくるけど?」
「お願いできる?」
「うん、任せて!」
美人に頼られた事が嬉しい少年は足取り軽く、目的の物を取りに行った。
その間に美沙緒はシーツをベッドから剥ぎ取り、窓の縁へ掛けて干していく。
見えない埃を手で払って皺を伸ばしていれば、慌しい足音と共に少年が帰ってくる。
「はい! 持って来たよ!」
「有難う。そこに置いといて」
「うん!」
元気な返事を返し、言われた場所に桶と雑巾を置いた少年は美沙緒の掃除の手伝いを始めた。
張り切って動く姿に微笑を向け、二人で埃臭い部屋の中を掃除していく。
最初こそ少年も雑巾を掛ける動作で大きく揺れる巨乳へ視線を向けていたものの、やはり拭き掃除は大変なのですぐに床へ視線を落として真剣に動き始めた。
所詮はゲーム世界と認識している美沙緒であっても、埃臭い部屋を拠点とする気は無く、隅々まで、現実と同じ様に汚れを排除する。
結局、終わったのは日が傾き始めた頃で、この世界で言えば夕食を取り始める時間。
額に軽くかいた汗を拭っていると、神父がやって来た。
「そ、そろそろ、夕食の時間ですよ」
「あっ、は~い!」
「済みません。すぐに行きます」
軽く後片付けをした後に手を洗い、少年に案内されて食堂へと向かう。
長い食卓の端には神父が座っており、美沙緒達が来るのを待っていた。
「済みません。私の分まで用意して頂いて……」
「い、いえ、貴女は、ここの新たな住居人となったのです。え、遠慮する事は無いですよ」
「有難うございます」
美沙緒の巨乳は軽く動くだけでも大きく揺れてしまい、必死に平静を装うとしている神父は言葉を乱れさせる。
明らかに挙動不審だったが、フィルターの掛かった意識は気にせずに用意されていた椅子へ座った。
そして、この世界特有の祈りを捧げ、美沙緒にとっては初の食事を取った。
神父と少年の視線は頻繁に麻の布を持ち上げている乳首へ行っていたものの、気が付かない美沙緒は笑顔を浮かべながら食べ進める。
和やかな雰囲気の中で会話を続け、田舎の教会らしい質素な食事を終えると風呂を勧められた。
「きょ、今日は動いてお疲れでしょう、風呂があるので、ぜ、是非使って下さい」
「え!? お風呂があるんですか?」
「えぇ、こ、ここら辺りは水源が豊富でしてな。燃料の薪も山へ入れば、う、売る程あるのですよ」
この世界がファンタジーと言うイメージを持っているのに加えて、建物の古臭さで風呂も無いだろうと美紗緒は何処と無く予想していた。
しかし、実際には清潔を保つ意味合いで入る習慣があり、資源に困らない教会を含む村では毎日使用している。
幾らゲームの中とは言え、現実でも寝る前には風呂に入っている美沙緒にとっては嬉しい事だった。
「じゃぁ、お言葉に甘えさせて頂きます」
「ゆ、ゆっくり疲れを解して下さい」
「はい」
その遣り取りを見ていた少年は、これ幸いと美沙緒に抱き付く。
「ねぇ、僕も一緒に入っていい?」
「あら、良いわよ」
「ホント!?」
「えぇ」
見た目的には甘えん坊な弟の願いをあっさりと承諾した美沙緒。
まるで本当に存在しているかのように行動する少年に対し、心の中では科学の進化に感心していた。
神父が教会に来たばかりの美沙緒に迷惑を掛けるなと叱る間もなく、浴室がある部屋へ引っ張られる。
「ちょっと、待って! 片付けをしないと!」
「い、いえいえ、そ、それは私がやりますので」
「えっ、でも……」
「そ、その子も楽しみにしている様子なので、せ、世話をお願いします」
「あぁ、はい。分かりました」
片付けをする代わりに少年の世話を頼まれたと察した美沙緒は、手を引っ張られるままに食堂を出て行く。
神父も幼い性欲の影には気が付かず、いつも通りのやんちゃな子供の行動として受け取っていた。
そもそも、美沙緒の胸を凝視して、枯れた筈の欲求が蘇って来た事に戸惑いを覚えていたので、そこまで認識が行かなかったとも言える。
外はすっかり暗くなって室内も歩くのも苦労しそうだが、教会の中は明かりを灯す魔道具的な物が辺りを照らしていた。
夕暮れよりも少しマシな程度であっても、躓く危険は十分に廃除出来ている。
廊下を足早に進む少年と美紗緒は途中で質の悪いタオルを取りに行き、脱衣所へと入った。
「お風呂はここだよ!」
「……狭いね~」
「お姉ちゃんの所のお風呂は広いの?」
「う~ん、広いって言う程でもないけど、少なくともこんなに狭くは無いわよ?」
「へぇ、お金持ちなんだね」
「そうでもないけどね~」
中は狭く、美沙緒と少年だけであっても、互いに肌が触れてしまう程度の広さしかない。
「…………!」
何とか少年と当たらない様に気を付けながら服を脱いでいく美沙緒。
身体を少し動かすだけでもブラに支えられていない巨乳は大きく、柔らかく揺れる。
その光景を待っていた少年は当然の如く凝視していた。
背中を向けていても胸自体は隠す事が出来ず、白い脇腹の向こうに横乳が見える。
腕を動かせば反動を吸収して波打つ光景に、少年の陰茎は固くなるばかり。
上半身は麻の服しか着ていないのですぐに脱ぎ終わり、今度は下へ手を伸ばす。
ウェスト部分へ指を掛けると上半身を曲げながらスルスルと下して行き、少年にとっては未知の領域が目の前に突き出された。
「っ!?」
腰を曲げた事で安産型の尻は少年へ近付けられ、ズボンを脱いだ所為で隠すべき肛門と大陰唇が露出する。
周辺には陰毛が一切無く、綺麗な肌は瑞々しい。
初めて見る女の性器を直視した少年は硬直してしまった。
足を上げれば柔らかな大陰唇が形を歪め、秘裂が僅かに開いて中にあった小陰唇を食み出させる。
時間にして数秒の目撃であっても、少年の脳裏にはハッキリと焼き付いた。
「さっ、……あれ、まだ脱いでなかったの?」
「えっ!? あっ、うん」
「しょうがないわね……」
「あっ!」
美沙緒は手の掛かる弟の世話をする様に身体を隠す事無く、少年の服を脱がせていく。
一挙手一投足で至近距離にある胸は震え、先端にあるピンクの乳首は正面を向いて少年へ突き付けられた。
「あむっ」
「ひゃん!?」
本能的に咥えたい欲求が出た少年は躊躇無く乳首を口に含でしまう。
行き成り生暖かい口内の感触を受けた美沙緒だったが、驚きの声を上げた以上の反応は返さなかった。
服の裾を持ち上げ、そのまま少年の両腕を上げさせ、一気に脱がせる。
乳首を咥えていた顔は布によって遮られ、自然と口内から引き出された。
「んぷっ!」
「ぁん!!」
吸い付いていたままだった所為で、少年の唇で乳首を扱かれた形になった美沙緒は悦を含んだ声を漏らす。
しかし、本人へはフィルターが情報を遮断している事で、何も喋っていないと認識していた。
朝からの行動で好き勝手に触っても拒否しないと理解している少年は、唇だけではなく手も動かす。
大きく揺れている胸を支える様に下乳を持ち上げ、柔らかくも暖かい重さを改めて味わう。
「…………」
「ふぁ……」
上半身の服を脱がし切った美沙緒はズボンへと手を掛け、同じ様に引き下した。
硬くなった少年の陰茎は勢い良く跳ね上がり、少年自身の下腹部へ当たる程に反り立っている。
美沙緒は確かに幼い性欲の象徴を視界の中へ収めているが、性的なフィルターの効果は強力だった。
陰茎が鼻先を掠めても、羞恥心どころか顔を背ける事すらしない。
皮から顔を出す鈴口にはカウパー液が滲み出し、興奮の大きさを示していた。
唾液で光る乳首を立たせたままに、美沙緒は少年の手を取って浴室へと入る。
「……ちょっと狭いかな?」
「……」
横乳に少年の熱い視線を受けながら、脱衣所と同程度の狭さに若干困った顔を浮かべた。
樹の風呂桶は現実の田舎の風呂を思い出させ、床には隙間の少ないスノコが敷いてある。
壁も暖かい雰囲気が感じる樹の壁で、魔道具の明かりを優しく受け止めていた。
大きさは人が二人も入れば満杯になりそうだったが、風呂に入れると言う喜びが勝った美紗緒。
一先ず身体を軽く流そうと屈み、手近にあった手桶でお湯を浴び始める。
「あぁ……、良い湯加減ね」
一通り身体を流した後はすっかり大人しくなった少年にも、掛け湯をしてやった。
「随分と静かになっちゃったけど、どうかした?」
「えっ!? うぅん! なんとも無いよ!」
「そう?」
「そうそう!」
形を変える秘裂を見た時から性欲に思考を支配されていた少年は、声を掛けられて正気を取り戻した。
未だに何処か余所余所しい態度であっても、元に戻ったらしいので美沙緒は質素なタオルを持って石鹸を泡立て始める。
「ここにも石鹸はあるのね」
「お、大きな街の教会から村に届けられるんだよ」
「へぇ、そうなの」
「だから、この村は他と違って少しだけ清潔な村とか神父様が言ってた」
「そうなんだ」
辛うじて会話を続けるも、少年の目は石鹸をタオルに擦り付ける動きで、左右に重く揺れる美沙緒の巨乳を凝視したままで動かない。
身体を洗うのは十分な泡立ちを確認すると、美紗緒は少年に向き合った。
「さ、身体を洗ってあげるから背中を向けて」
「あっ! うん」
子供らしい少年の小さな背中は成長の兆しが見え、雰囲気からして少し筋肉質になりつつある。
美沙緒に負けない綺麗な肌を労わる様に肩から腰、尻まで洗える範囲を洗ってやった。
「さ、背中は終わったわよ」
「うん、有難う!」
「前は自分で出来るよね?」
「うっ……、ま、前もやって……?」
「……うぅ~ん、まぁ、仕方が無いか」
神父から少年の世話を頼まれたのを思い出し、弟の様に甘える少年の願いを、特に深い意味も無く聞いてやる。
本当なら前は自分で洗えると美沙緒も察しているが、今まで家族が居なかった寂しさを埋めたいと思っているのだろうと思っていた。
苦笑しながらも要望通りに前を向かせ、泡立つタオルを擦り付けていく。
細い首筋から肩と腕、薄い胸板を過ぎて腹へと手を動かす美沙緒。
少年は視線を揺れる巨乳に視線を送り、その下にある男とは違う形状をしている股間へも目を移した。
「…………」
「ふ~ん、ふふ~ん」
機嫌良く鼻歌すら歌いだした美沙緒とは逆に、嫌と言うほど押し寄せてくる性欲に支配される少年は、目の前の光景にゴクリと生唾を飲み込む。
胸を散々触っても拒否されないと思っている所為で、半ば無意識に手が股間へと伸びてしまうが、その前に反り立っていた陰茎がタオルに包み込まれた。
「はぅっ!?」
「ん~、んん~」
性的なフィルターは少年の声を完璧に無意識外へと送り、タオル越しに掴んだ陰茎すら普通に肩や腕を触っている程度にしか認識していない。
手の中で痙攣を繰り返しながら、どれだけ精液を吐き出しても、ごく平然と洗っていく。
「あっ! あうっ!?」
「後は足ね」
人生で始めての射精を経験した少年は強すぎる快感で思考を白く染め、秘裂を見ていた眼は何処か遠くへ視線を飛ばした。
美沙緒の棒を洗う動きで上下に扱かれてしまい、腰をガクガクと震えさせながら精通を果たした睾丸から全てを吐き出す。
触った時間は少なくとも、幼い陰茎を美人の女性に初めて触られた快感は凄まじい物だった。
茫然自失となった少年だったが、フィルター越しでは変化も気付けず、鼻歌を歌う美沙緒は何事も無く足を洗い始める。
「あ、あぁ……、気持ち良かった……」
「身体洗って貰うのは初めてなの?」
「う……うん……、洗って貰うのは始めて」
「そうなの。やっぱり家族が居ないからかしらね」
二人の間に交わされた言葉の意味が大きく違う。
少年が言うのは精通を果たした性的な意味での気持ち良さであっても、美沙緒は単純に身体を洗って貰えた気持ち良さと受け取っていた。
そして、精液が混じる泡で足を洗い終わった後、風呂桶を使ってお湯を掛けていく。
泡だらけになっていた少年の身体は綺麗になり、美沙緒も満足そうに頷いた。
「うん、これで良しっと。さ、お風呂に入りましょ」
「う、うん、分かった」
手を引かれて立ち上がった少年は言われるままに湯船へと身体を入れる。
後に続いた美沙緒は小さな身体を横から抱く様に入り、互いの肌を接触させた。
「やっぱり、ちょっと狭いわね……」
「でも、お姉ちゃんと入れて楽しい」
「うふふ、可愛いわねぇ」
笑顔で見上げてきた幼い顔へ笑顔を返す美沙緒。
しかし、湯の中では射精したばかりの筈の陰茎は既に回復しており、湯の中で小さくも男らしく反り立っている。
絶頂の余韻から思考が戻ってきた少年の小さな手は胸へ忍び寄った。
「ぁん」
「お姉ちゃん、これからも一緒に入っても良い?」
「ちゃんと一人では入れる様にならないと駄目よ?」
「それも分かってるけど……」
拒否されたと思った少年は、胸を揉みながら見るからに落ち込んだ。
幼い子供が肩を落として暗い雰囲気を出すのを見た美沙緒は、甘えたい家族が居ない事に同情をしてしまい、結局は承諾してしまう。
「まぁ、暫くは一緒に入ってあげるからね」
「本当! 有難う! お姉ちゃん!!」
「きゃっ!? ……もう、仕方ないわね」
裸の胸に顔を押し付けて喜ぶ少年に苦笑を返す。
身体をピッタリと密着させた所為で自分の腰に陰茎を擦り付けられている状況でも、優しげな笑顔は失われない。
そして、少年の欲望を纏わせた手は留まる事を知らず、胸だけではなく最大の興味を持った股間へと忍び寄る。
「んっ……」
下腹部から這わされた手は何も生えていない大陰唇へ触れ、認識出来ないとは言え、性器を触られては流石に美紗緒も声を漏らした。
細い指が淫核を守っている包皮へ接触すると、今まで余り反応を返さなかった美沙緒の腰がピクンと跳ねる。
しかし、少年は初めて触った性器の感触に夢中になってしまい、身体が動かされた事に意識が向かわなかった。
下手をすれば胸以上に柔らかな感触を指に受け、陰茎に直結する気持ち良さを味わっていると、不意に秘裂へ指が入り込んだ。
腰に擦り付けていた陰茎も無意識に腰が動いてしまい、精通を果たした直後でも、既にカウパー液すら湯に滲ませていた。
「あっ……」
「ん? どうしたの?」
「うぅん! なんでもない!」
包皮越しとは言え、陰核を触られた感覚は美沙緒の身体に性的な興奮をジワリと沸き上がらせる。
初めて触る女性器の感触は少年に圧倒的な快感を送り、小さかった陰茎すら硬さと大きさを一段と増やす要因となった。
幼い指でも簡単に形を変える大陰唇で左右から包み込み、中にあった小陰唇が迎える。
普通なら肌が突っ張る感触を受けるものの、湯のお陰で抵抗は全く無い。
秘裂の中で前後に動き出した指は、自然と近くにあった膣口へ指先を食い込ませてしまう。
「ぁ、入っちゃった…………」
微かに漏れた驚く声は、風呂に入れた事で上機嫌な美沙緒には届かなかった。
処女の膣口は小さな指先であっても強く締め付け、痛みを感じるどころか快感を受け取る少年。
男の本能が触った事が無くとも、気持ちの良い所を知っていると言わんばかりに、指が膣口の向こうへと差し込まれていく。
処女膜は辛うじて破られずに済んだが、何物も進入を許さなかった膣内に異物の進入を許してしまった。
幾ら指が小さくとも、肉厚の膣壁は受け止めつつギュッと抱き締める様に締め付ける。
少し動くだけでもヒダが滑って、不規則な動きを返していた。
少年は正しく今まで触った事の無い感触に本能が刺激され、更に快感を得る為、揉んでいた胸にも吸い付く。
「あむっ!!」
「ひゃっ!?」
突然顔を近付けてきた少年に驚くが、美沙緒にとっては単に水着で入っている状況と同じ心境を持っており、身体を弄られても可愛くじゃれ付いてきている程度と感じていた。
口の中で舌を這わせられる乳首は生理的な反射で硬さを増し、コリコリと甘噛みをされれば快感を送られる。
少年は自分の口内で変化を見せた感触に自覚しない興奮が湧き上がり、膣口を弄る指にも力が入った。
揉んでいる胸も激しく揉み解し、咥えた乳首を、腹を空かせた赤ん坊の様に貪欲に吸う。
幼い指に摘まれ、片方は乳輪すら咥え込んで甘噛みを繰り返し、窄められた唇で扱かれる。
秘裂を弄る手は明らかな性欲を感じさせる動きで、膣口を僅かに拡張しながら膣内でも届く範囲でヒダを解していった。
陰茎は美紗緒の腰へ擦り付ける摩擦で皮が剥かれてしまい、初々しいピンク色の亀頭を露出させる。
「んむぅっ!?」
快感を多大に含ませた少年の声は誰にも聞かれず、初めてカリで自分以外の体温を感じ取った瞬間に、お湯の中で二度目の射精を行ってしまう。
透明で底まで見える浴槽の中、美沙緒の腰辺りで白く濁る塊が増えていく。
熱い湯の所為で固まった体液は綺麗な肌に張り付き、性欲の証を付着させられた。
「あっ……あぅ……」
「んん~、そろそろ出る?」
「……う、うん」
性的な事を認識出来ないフィルターが掛かっている状態で、絶頂の余韻で身体を震わせている少年を見た美沙緒は、のぼせ始めていると認識して上がろうと声を掛ける。
思考が回復していない状態であっても、問い掛けられれば取りあえず頷く少年は素直に従った。
「大丈夫?」
「うん……、だ、大丈夫」
短時間で精通と二度目の射精をした所為で少年の足はフラフラと頼りない。
長湯をしてしまったかと思った美沙緒は、一先ず塗れた身体を拭いてやった。
流石に力が抜けてしまった陰茎は下を向き、鈴口からは精液の名残を滴らせている。
しかし、美沙緒は全く意識しないで上から下まで、吸収率が悪いタオルで少年の身体を拭いていった。
「はい、終わったわよ。服は自分で着てね」
「うん……」
一先ず少年を拭き終わり、今度は自分の番と、同じくタオルで身体を拭く。
当然ながら胸は揺れ、秘裂もチラチラと見えていたが、未だに絶頂の余韻から戻って来ていない少年は鈍い動きで服を着ていく。
美紗緒は本当なら同じ服は着たくなかったものの、そもそも一着しかない所為で着替えもままならない。
「う~ん、これ一着しかないけど、洗濯どうしようかなぁ……」
「ふぁ……」
一日来た服は流石に汚れていると感じる美沙緒の横で、少年は眠たそうに欠伸を出した。
「あっ、眠い?」
「うん……」
少年ぐらいの年齢では体力は有り余っているものだが、流石に二度の射精をしてしまっては疲労を隠せない。
今にも瞼を落としそうな様子を見た美紗緒は微笑ましい姿に笑みを浮かべた。
フラフラと足取りの覚束ない少年の手を引いて、自室へと向かう。
今日一日、事在る毎に寂しいと言って甘えてきた事を思い出し、せめて今日ぐらいは同じベッドで寝てやろうと思ったのだ。
「さっ、もう、寝ようね」
「うぅん……」
安物のベッドに寝転がった少年は、美沙緒の暖かい胸に抱き付き、早々に寝息を立てる。
ギュッと抱き締める手は単純に温もりを求め、性的な色は一切無かった。
そんな少年の頭を優しく撫でながら、美沙緒もこの世界で始めての睡眠へ意識を沈ませていく。
ゲームの世界でも眠りの気持ち良さは変わらない。
癒しを求めて始めた事もあり、美沙緒は抵抗も疑問も感じる事無く、少年と一緒に眠りに付いた。
一章
現実においては、それこそ0.1秒にも満たない時間であっても、少年達の世界では何時間も経過している。
日が落ちて夜行性のあらゆる生物、非生物が弱肉強食を繰り広げ、その中には人間の存在も確かにあった。
教会がある村付近では、危険な存在が居ないので、家で大人しくしていれば何の問題も無い。
美沙緒と一緒に寝た少年も、一人寂しく欲求を抱えながら悶々として眠りに付いた神父も、実に平和な夜を過ごした。
夜も早くに就寝した所為で、現代社会で目覚ましの手を借りていた人間でも、日が差して入ってくる光を瞼の向こうから受ければ、自然と起きる事が出来る。
「ん…………」
雀とは違う小鳥の囀りを聞きながら目を擦って身を起こす美沙緒は、いつもなら寝起きで鈍い筈の思考をすぐにはっきりとさせて現状を認識した。
「あぁ、そう言えばゲームの中だったんだっけ」
ふと、胸から何かが落ちた感触で視線を向けると、昨日と同じ位置に少年が眠っている。
美沙緒の身体を抱き締める様に回されていた腕が解かれ、ベッドの上に放り出されていた。
「そろそろ起こさないといけないかしら?」
教会に来たばかりであるので美沙緒の仕事は無いものの、やはりいつまでも寝ていては駄目だろうと思い、少年を起こそうと肩を揺さ振る。
カクカクと動かされる子供らしい身体と、不機嫌そうに眉を顰める表情を見て、小さな笑いが込み上げてきた。
「うふふ……、ほら、朝よ。起きて」
「う……う゛ぅ゛~ん……」
眉間に大きな皺を刻んで身体を起こす少年は、ドサクサに美沙緒の腰へ抱き付いて再び眠ろうとする。
しかし、肩を持って少年を突き放してベッドから降ろし、二人一緒に水場へ向かった。
「あら、神父様。おはようございま――」
「ど、どうかしましたか?」
一足先に起きて水場に居た神父は、突然言葉を止めてしまった美沙緒に戸惑いながら聞き返す。
視線の先には自身が魔法で洗っている衣服があり、この世界の価値観では何の異変も無い光景だった。
「あ、あの、それって……?」
「えっ、み、見た事はありませんか? これは、い、一般的な洗濯魔法ですが……」
「洗濯魔法……!」
プロポーションの良い美人を目の前にすると、相変わらず緊張を滲ませる神父の言葉に感動を示す美沙緒。
何気にこの世界へ来て初めて目にする魔法と言う存在を目撃し、人が空中に浮かせた水の中で衣服を洗う非現実的な光景で、改めて自分が現実と違う法則の世界に居ると実感した。
「あれ~? お姉ちゃん初めて見たの?」
「えぇ、初めて……!」
「そ、そうなのですか……?」
寝ぼけ眼から思考を回復させた少年に応える美沙緒だが、視線は洗濯を続ける神父の手先に向かったまま。
余りにも熱心に見る姿に二人は困惑を隠せない。
「あの、それって私でも使えますか?」
「えっ!? え、えぇ、誰でも――」
言い掛けた神父は一つの欲望渦巻く案を思い付いた。
美沙緒と出会って復活してしまった性欲を発散させる為に、嘘ではないが本当でもない事を教える事にする。
「神父様?」
「えぁっ!? だ、誰でも習得出来ますよ」
「本当ですか!? やった!」
「で、ですが、そ、その、じょ、条件がありまして……」
「条件ですか?」
「は、はい」
とりあえず魔法と言う現象を習得したい美沙緒は、不思議そうに首を傾げて言葉の続きに耳を傾ける。
神父に至っては緊張で汗を流しながら生唾を飲み込み、正に一大決心で、クリアしなくても良い条件を教えた。
「じ、実は、この魔法は、こ、香を焚いた部屋で、い、祈る必要があるのです」
「へぇ~、そうなんですか。難しいですか?」
「い、いえ! す、少しの時間ジッとして目的の魔法を使いたいと、か、神に祈れば大丈夫です」
「それなら大丈夫そうですね」
「この、きょ、教会にもその為の部屋があるので、良ければ、わ、私が監督をしますが……」
美沙緒の顔を見上げる様に顔を俯かせながら提案してみると、あっさりと受けてしまう。
「あ、お願いして良いですか?」
「っ!? え、えぇ、任せて下さい!!」
「お世話をお掛けます」
腰を曲げて礼をする美沙緒の胸は大きく縦に揺れ、神父の蘇った性欲を刺激して止まない。
ただでさえ女気とは無縁の生活を送ってきた事もあり、昨日から続いて興奮しっぱなしだった。
蚊帳の外だった少年は初めて聞く魔法の習得方法に、目をキラキラとさせて神父に掛け合う。
やはり身体の大きさが足りない上に成長途中である為、たまに行う狩りの最低限の知識だけを受けていたので初耳だったのだ。
「神父様!! 僕も! 僕も魔法使いたい!!」
「えぁっ!? だ、駄目です! こ、この儀式は神父役と希望者が二人だけで行わないと駄目なのです!」
「えぇ!」
緊張の中で最後まで一気に話し切った神父に、不満そうな声を出す少年。
余りにも不服そうな雰囲気を出すので、美沙緒は苦笑しながらも他の方法を聞く。
「他に魔法を取得する方法とかは無いんですか?」
「こ、香を焚いて祈るのは洗濯魔法や生活に使う、ま、魔法を習得する時に使うのです」
「じゃ、戦ったり、怪我を治したりする魔法は違ったりするんですか?」
純粋に疑問を感じて聞いてくる質問へ、必死に思考を回して嘘ではない知識を教えていく神父。
この世界で手っ取り早く魔法やスキルを取得する際、当然ながら系統ごとに行う行動が違う。
生活に関する魔法なら場所は何処でも神に祈り、戦闘に使うのならギルドなどに併設されている施設で受けられる訓練。
回復や治療ならば回復を目的とした病院のような場所での研修、と言った感じで比較的手軽に習得する方法があった。
その他の方法として、総じて同じなのは実地で経験を積み、必要に迫られて習得する場合。
ギルドの無い地方で魔物相手に剣で戦っていれば、施設で訓練を積まなくとも剣のスキルは所得出来る事が多かった。
魔法に関してはそのものが特殊な為、最初に師匠役をする存在が居なければ難しいが、全く無い訳でもない。
神父が魔法を使いたいのなら神に祈れと言っている事も、あながち間違いでもないのだ。
もっとも、性欲が先に来てしまった所為で、必要の無い『香を焚く』と余計な手順も含まれていが……。
「せ、戦闘や治療の魔法は、違う所で習得できます」
「あっ、そうなんですか」
「こ、ここは平和なので、主に生活魔法だけが、必要とされているのです」
「あぁ、分かります。ここら辺は平和ですもんね~」
辺りを軽く見回した美沙緒は、ゲームの舞台設定が書かれた説明書の内容を思い出す。
元々が『異世界での癒し寛ぎ空間』を主としている所に、危険な魔物や世界の危機等があっては安らがないだろうなと思っていた。
「この辺りでは私の管轄なので、こ、この後、習得の儀を、し、してみませんか?」
「はい、分かりました。よろしくお願いします」
「い、いえ、これが私の、し、仕事なので……」
にっこりと笑顔を返してくる美沙緒に顔を真っ赤にしながら視線を逸らした神父。
恥ずかしさと緊張は未だに健在である上に、この後の行為を思い浮かべた所為で、更に言葉がスラスラと出てこなかった。
それでも何とか目的を伝え終えたお陰で、内心は小躍りしたい程に上機嫌になっている。
「で、では、この洗濯物も後は干すだけなので、すぐに、ま、参りましょう」
「はい」
「神父様。僕はどうしたら良い?」
話題から外れていた少年が詰まらなそうに聞くも、神父はいつも通りの事しか言わない。
「き、君は特に遣る事も無いので、森に行かない所なら何処でも遊んでいて良いですよ」
「まだ、お仕事をさせてくれないんですか?」
「もう少し大きくなってからじゃないと危なくて心配なのですよ」
「む~……」
流石に少年相手ならば緊張で言葉を詰まらせる事も無く会話を続けられる神父は、不貞腐れて頬を膨らませる表情に苦笑を浮かべる。
隣で遣り取りを見ていた美沙緒も、同じ様に微笑ましく思う。
正しく癒し空間の面目躍如と言った感じで、美紗緒へ和やかな気持ちを届けていた。
「で、では、美沙緒さん。い、行きましょうか」
「はい」
そして、少年を置いて向かう先は締め切った狭い一室。
中に入った神父に部屋の中央で膝を付けて座る様に言われ、美紗緒は疑いもせずに追加された指示通りに両手を胸の前で組んだ。
二の腕は巨乳を左右から押して麻の服に大きな皺と作り、襟元からは魅力的な谷間が大きく見えた。
更に正面で見下ろす立ち位置は絶対的な権力を思わせ、教会に所属している者にとっては禁忌とも取れそうな興奮が神父を襲う。
質素なローブで隠されている下半身では、陰茎が長い人生の中で一番の猛りを見せた。
「で、では、香を焚くので、目を閉じて、い、祈り始めてください」
「分かりました」
美沙緒の近くにあった棚へ小さな香炉を置き、火を付けると甘い香りが部屋の中へ充満していく。
緊張で引き攣った笑みを浮かべた神父は、自分の胸元に精神操作を無効にする十字架があるのを確認した。
そして、再び美沙緒の正面へ回り、香の効果が出るのを待つ。
目を閉じて祈る表情はキュッと口元を締めて熱心な雰囲気を漂わせていたが、甘い匂いが濃くなるに連れで徐々に緩んでくる。
神父が使った香は吸った者の意識を奪い、操り人形とする恐ろしい禁断のアイテム。
モンスターにも効くので自衛の為に使うのが主だったが、勿論人間にも効くので犯罪に使われるようになった物だった。
昔、王都に居た頃、犯罪者から取り上げた証拠品でもある。
少量であれば相手を落ち着かせる効果もあり、何気に高価なので村へ送られる際に困った時の資金源の一つとして、上司に当たる人物から渡されていた。
平和で魔物の危険も全く無い地だった所為で埃を被っていた所に、美沙緒と言う美人が現れた事で、ある意味本来の使い方をされる。
「か、神に祈るのです」
「……はい」
呼び掛けに平坦な声で返事をした美沙緒は明らかに意識が薄れ、精神操作の防止もしていないのでシッカリと香の効果に囚われた。
体勢は全く変わっていないので外見では表情の僅かな変化でしか認識できず、慎重な神父は確かな確証を求めて動き出す。
周りを歩きながら前後左右から美沙緒の身体をじろじろと視姦する様に視線を舐めさせた。
横へ回れば二の腕に乗っている巨乳の食み出し具合に目を見張り、健康的に伸びる足にも興奮を覚える。
後ろに行くと大きめの安産型な尻が麻のズボンを引き伸ばして、ピッチリと形を浮き上がらせていた。
そして、再び正面へ回ると、やはり視線は左右から寄せられたままの巨乳。
大きく見えている胸の谷間の誘惑には耐えられそうも無い。
震える手はゆっくりと伸ばされていき、指先が少しだけ巨乳の肌に接触し、反射的に手を戻した。
「っ!?」
「…………」
祈る姿勢を維持し続ける美沙緒は、精神を操る香と性的なフィルターの効果と合わさって、胸を触られても一切反応を返さない。
神父にとっては、例え指先だけであっても初めて触った女の胸の感触は凄まじい快感となり、昨日まで枯れ果てたと思っていた陰茎へ更に力を送る。
香の効果が浅く、意識をハッキリさせた時の逃げ道として一瞬だけ触ったものの、何も反応を返さないのならば行動に戸惑いは無くなっていく。
「わ、私が何をしようとも、い、祈るのは止めてはいけませんよ」
「……分かりました」
「そ、それで、少し、肘を伸ばしなさい」
「……はい」
念の為に指示を重ねて掛けた神父は、胸の前に立ちはだかっていた美沙緒自身の腕を前へ伸ばすように指示を出した。
遮る物が無くなった巨乳は二の腕に左右から圧迫されている所為で、前方へ突き出る形に歪められている。
今度は指ではなく、掌を近付けて正面から大胆に胸を鷲掴みにした神父。
「ふぉ!?」
「んっ…………」
細く骨ばった指が美沙緒の胸に食い込んだ途端に、神父の口から驚きと快感を含んだ声が吐き出された。
正しく人生で初めて触った感触は自然と指を動かしてしまい、更なる柔らかな刺激を求めて貪欲に揉み解し始める。
グニグニと揉まれる胸は傍から見ても柔らかさを知らしめた。
神父の鼻息は荒くなり、もはや我慢できぬとローブを捲り上げて固定すると、片手で質素なズボンを脱いだ。
美人の前で陰茎を丸出しにする興奮は、更に陰茎の角度を上げる。
反り立つ力の反発を受けながらも、胸を揉んでいない方の手で根元を押さえ、何とか美紗緒の口へ向けると性欲に塗れた指示を出した。
「こ、この聖棒を、く、口に咥えるのです!」
「……はい」
細くも血管が疼く陰茎に、意思を封じられて操られるままに顔を近付ける美沙緒。
普通ならば悲鳴を上げて逃げる状況にあっても、香で操り人形にされ、それ以前にフィルターで性的な情報の遮断をされてしまっている所為で、嫌悪感で意思が復活する事は無い。
薄目を開ける表情は憂いに満ちている様で、何処と無く色気を感じる神父。
そして、息が間近に感じられる距離まで美沙緒の顔が近付くと、それだけで精液を吐き出しそうになってしまった。
「はぅっ!? うくぅ~……」
「……ぁむ」
「はっ!!?」
何とか股間に力を入れて精液を我慢していた神父は、鈴口を口内に咥え込まれた瞬間に頭を振り上げて精液を暴発させてしまう。
ビクビクと痙攣を繰り返す陰茎は、白く染まった神父の意思を通り越して本能のままに美沙緒の口内へ射精を繰り返す。
今まで神に仕える事に殉じ、性的な事には一切縁が無くこの歳まで生きてきた神父は、過去を取り戻す勢いで精液を吐き出した。
鈴口だけしか咥えていないので、体液だけが美沙緒の口内を急速に満たし、頬が僅かに膨らむ程度まで出せば、神父の志向は絶頂から帰ってくる。
人生で初めて味わった性的な快感は精神的な衝撃が強く、半ば呆然と陰茎を浅く咥えている美沙緒へ向けた。
「はっ、ぉふぅ……」
「…………」
咥えるだけしか指示されていない美沙緒は、薄っすらと開けられた意思を感じさせない目で陰茎の根元を見たままで止まっている。
神父から見ても亀頭の三分の一程が口の中へ入れられており、頬も精液で膨らんでいるのが確認できた。
自分が出した体液を溜め込んでいる光景を見て、背筋をゾクゾクさせる精神的な快感をもたらす。
その興奮は一度精液を吐き出した筈の陰茎へ力を送り、未だに硬さを誇示していた。
「く、口の中に出された物は、身体に良い物なので、そのまま、飲んでしまいなさい」
「……んっ」
頬の膨らみが消えると同時に細い喉がコクコクと精液を胃の中へ流し込んだ。
舌が飲み込む動作をした所為で、舌先が鈴口をちろちろと舐め回し、更なる快感を受ける神父。
そして、口の中に何も無くなると、神父はおもむろに腰を突き出す。
「おっ! おふぉ!?」
「…………」
閉じられた唇が開かれながら、陰茎で一番敏感な亀頭の表面を撫でた。
神父は実際に動いた事で感じる快感の大きさに無意識に声を漏らす。
少し痛いとも思える歯の硬い感触すら、性的な刺激として受けた。
無防備な美沙緒の頭を押さえながら、反り立つ陰茎を差し込んでいく。
「おぉ……、神よ……」
上顎に張り付いていた舌を亀頭で抉じ開けた事で、鈴口からカリの下まで満遍なく押し上げられ、横に広がったザラザラとした感触の舌の腹に擦られる。
生暖かい唾液を塗りたくられれば挿入は難なく行え、一先ず咽ない程度に、陰茎の根元が僅かに残るまで入れた。
「くぅ……!!」
「…………」
口内の奥では、盛り上がった舌の付け根で鈴口が上へ圧迫され、カウパー液が美沙緒の喉へ流れてしまう。
幾ら意識を封じられていても生理的な反射が働いているので、液体が気管へ入らない様に身体が勝手に飲み込んだ。
「んくっ……」
「おふぁ!?」
飲み込む動きは口内にあった陰茎への密着も高め、舌は更に薄く広がって竿の左右にまで張り付く。
同時に舌の、何かを奥へ引き込む動きの所為で圧力が増してしまい、まるでストローとして使われている感覚が神父に送られた。
快感に耐えても睾丸から直接吸い上げられる刺激は、一度精液を出したにも拘らず、再び絶頂へ達してしまう。
「あぁ!! 美沙緒さん!!」
「……んぐっ……んくっ」
頭を掴んでいる腕が無意識に根元まで差し込もうとする動きを何とか阻止しながら、美紗緒の喉元へ二度目の射精を流し込んでいく。
再び精液を流し込まれても、美紗緒は何の拒否も示さずに飲み込み続ける。
動く舌は陰茎と亀頭を纏めて擦り、絶頂途中の快感を更に高めさせた。
頭を振り上げた神父は口元から唾液が垂れるのすら自覚出来ない程に、思考を白く染める。
「おっ……おぅ……」
「…………んくっ…………んっ」
睾丸から吸い取られた精液は全て美沙緒の胃の中に流し込まれ、ある意味初めての射精を二回連続で終えた神父。
既に美紗緒の口内には唾液しか残っておらず、微妙に蠢く舌で刺激を送られ続けても、陰茎からは力が抜けていく。
神父の思考が絶頂から帰ってくると、振り上げていた頭も降りてくる。
未だに陰茎を咥えている美沙緒の頭頂部では、神父が無意識にサラサラの髪を撫でていた。
「んふぅ……」
「…………」
美沙緒の口内へ思う存分精液を吐き出した神父は満足気に溜息を付きながら、緩やかに腰を動かして尿道に残っていた精液まで吸われるままに飲ませる。
しかし、そんな光景を窓の角から覗いている視線が在った。
「し、神父様……。何でお姉ちゃんに……?」
一人放置された形になっていた少年は好奇心を発揮して、美沙緒が受ける儀式を見てみようと思い立っていたのだ。
その思いは神父達が教会に入った時点で行動を開始し、少し高い窓へ何とか張り付くと覗き見を始めた。
自分が見た事の無い事が始まるとワクワクしながら見ていたが、香を焚いた神父が美沙緒の胸を揉み、陰茎を咥え込ませた事で困惑が沸き起こる。
更には口内で軽く抜き差しを繰り返す様子は気持ち良さそうで、少年にも思い当たる節があった。
「やっぱり、アレをすると気持ち良いんだ……」
過去に美沙緒と一緒に風呂へ入った時に、陰茎を太股で擦った快感を思い出して股間をもじもじとさせる少年。
神父の快感に緩んだ表情を見て、半ば本能的に陰茎を女の身体の中へ入れる事が気持ち良い事であると認識した。
そう考えれば、異様に見えた行為も納得出来る。
少年は更に、口以外にも陰茎を入れられそうな箇所を思い浮かべた。
「もしかしたら、あそこにも入れられるのかな……?」
美紗緒の股間へ手を入れ、大陰唇を触った感触を思い出した少年。
硬くなっていく陰茎による股間の違和感に足を動かした途端、足場にしていた場所から大きな音を立ててしまった。
「あっ!?」
「誰です!?」
「…………」
崩れ落ちると同時に窓から姿を消したお陰で、振り向いた神父には見られずに済んだ少年は、慌てて別れた場所に戻って一人遊びを始める。
しかし、神父がすぐにやってくると言う事は無く、結局姿を現したのは少し時間が経った後だった。
意識を回復させて洗濯魔法を習得したと喜ぶ美沙緒の後ろからは、皺が目立っていた顔に心成しか艶が戻った神父が付いてくる。
少年は姉と呼ぶ女にフェラチオをさせていた事実をイマイチ正確に認識していないので、二人と接する態度は変わらなかった。
多少は覗いていた事が知られていないのかとドキドキしていたが、神父の満足気な様子をチラリと見て大丈夫だと確信する。
そして、さも今迄ここに居たと言わんばかりの態度で美沙緒を迎えた。
「あっ、お帰り」
「ねぇねぇ、聞いて! 私も洗濯する魔法を使えるようになったよ!」
「えぇ……、おめでとう」
「あれ、何かあんまり驚いてないのね?」
「だって、皆普通に使ってるし」
初めて魔法を取得して喜ぶ美沙緒とは対照的に、余り変化の無い少年の態度に不満げな顔を浮かべる。
少年には洗濯魔法自体は見慣れたもので、誰でも使えると言う認識を持っている所為で特に何かを感じる事はなかった。
「じゃ、早速使ってみたいけど……」
身近な洗濯物として自分が今着ている麻の服を指で引っ張って見る美沙緒。
これを使ってしまえば上半身が裸になってしまうと言う考えが過ぎるも、どうせここはゲームの世界なのに加え、最低限の下着も付けている気になっている所為で戸惑いなく使用する事にした。
「神父様。ちょっと、水場に行ってきます」
「え、えぇ……、私は昼食を作っておきますので、は、早めの食堂へお越し下さい」
「分かりました」
「僕も行く!」
「じゃ、一緒に行こうか」
「うん!」
美沙緒の言葉を受けた神父は、香を焚いていた時の態度とは打って変わって、再び緊張した言葉を詰まらせながら答える。
若い異性に対して慣れていないので、意識をハッキリさせた状態には潜在的な恐怖心があった。
挙動不審な神父に背を向け、少年の手を取った美沙緒は水場へ向かう。
裏手にある一角は教会の正面から見えない位置にあり、生活観がありすぎる景色で、来訪者が教会に持つ神聖なイメージを壊さない配慮がしてある。
風通しは良く、洗濯には十分な環境だ。
神父が食事を作る台所は専用の水道が引かれ、態々裏手の水辺に来なくても良いようになっていた。
「さてと……」
「…………」
今朝、神父が洗濯魔法を使っていた箇所へ辿り着いた美沙緒は、早速上着を脱いだ。
当然ながら下着は付けていないので、綺麗な巨乳は大胆に揺れて少年の幼い性欲を再度刺激する。
性的なフィルターを介している美沙緒は、自分が上半身裸になっている意識は無い。
露出した巨乳を震わせながら両手の人差し指を立て、習得したばかりの呪文を唱え、魔法を使った。
身体の中から魔力が抜けていく感覚を受けたと思えば、目の前でイメージ通りに魔法が発動した。
脱ぎたてで美沙緒の体温が残る上着は宙に浮き、浮いた水球の中へ飲まれて揉まれる様に動く。
正しく洗濯機へ入れた様子を忠実に再現した魔法は、殆ど付いていない汚れを洗い流していった。
「わっ! 本当に使えた!」
「凄いね~」
嬉しそうに身体を小さく動かす所為で、小刻みに震える巨乳は柔らかさを存分に少年へ見せ付ける。
宙に浮く洗濯物を思い通りに動かそうと腰を捻れば、一瞬送れて胸が付いてきた。
昼間の明るい日差しの中で美女が上半身裸で嬉しそうにしている光景は、教会と言う場所もあって何処か神聖さを感じそうだ。
しかし、すぐ近くでは性欲を浮かび上がらせる視線が、大きく柔らかく揺れる巨乳に張り付いたままだった。
欲望を抑えきれなくなった少年は美沙緒に近付くと、横から抱き付いて胸を掴んだ。
「んっ、どうしたの?」
「お姉ちゃんばっかり楽しそうでつまんない」
「あら、ごめんね」
自分の脇腹に張り付いてきた少年の頭を撫でて慰める美沙緒だが、小さな手は巨乳に食い込んで乳首を摘んでいる。
指がコリコリと動かされれば生理的な反射を返して徐々に硬さを増し、厭らしく尖ってきた。
摘み易くなった事で、少年は乳首の感触と手首まで食い込む胸の感触を楽しむ。
ズボンの中で小さな陰茎が大きくなり、昨夜に風呂で感じた性的な快感を求めて、無意識に美沙緒に太股へ股間を擦り付けていた。
目覚めたばかりの性欲を向けられる胸は良い様に揉まれ、拙い手付きながらも二日続けて刺激された巨乳は、本人が知らないう
ちに興奮を溜め込んで張りを増す。
乳首を弄る少年も胸の変化に気付き、力が篭った手は益々厭らしく動いた。
「んっ……、じゃぁ、ちゃっちゃと乾燥させてお昼を食べに行きましょうか」
「うん!」
元気良く返事を返す少年の顔は、とても性的な行動をしているとは思えない程に純粋そうな雰囲気を出す。
そして、胸を揉まれながら洗濯を終えた美沙緒は、神父が呼びに来る前に食堂へ戻った。
体験版終わり
ガンダムビルドファイターズ:イオリ・リン子:洗脳・操り人形化
客が余り居ない店内で一人、退屈しのぎに伸びをしながら店番をするのは<イオリ・リン子>
「うぅ~ん……ふぅ。セイ達が居ないと静かよね~」
適度に身体の硬さを解したリン子は、豊満な胸をレジのあるテーブルに置いて退屈そうに頬杖を付いた。
息子であるセイは大会に出ており、暫くは泊まりで家には居ない。
夫は元々滅多に返ってこないので、ここ数日はリン子一人で暮らしていた。
「本当、セイも思春期に入ったのかしらね~。寂しいわ」
本当なら店を閉めてまで応援に行く程の息子想いのリン子だが、今日に限っては珍しく店番を優先している。
それもその筈。
当の本人が拒否をしたからだ。
流石に思春期に入りかけの男の子にとって、母親同伴は恥ずかしい年頃。
しかもリン子は絶対に大げさな応援をするだろうし、その美貌から目立つ事は明白。
セイに説得されたリン子も、息子が全力を出せないのは困ると、しぶしぶ自重して大人しく家に残る事にしたのだった。
「今日もお客さんが来なかったわね~。……よいしょっと」
そう言ったリン子はテーブルに置いてある手で、自分の身体を持ち上げるようにして立ち上がる。
テーブルから胸が離れた瞬間、巨乳は重力に引かれてゆらゆらと揺れながら立派にセーターを持ち上げていた。
店を閉める為に出入り口に近付いていけば、脚を踏み出す度に柔らかく波打つ。
そしてシャッターを閉めた途端、リン子の頭の中で何かがカチリと音を立て、スイッチが切り替わったように暇そうだった表情が一瞬で変わる。
「……あら? 肉奴隷の私がどうして服なんて着てるのかしら? 必要ないのに……」
優しそうな意思を湛えていた瞳からは光が無くなって無機質なものに変化し、さも当然のように服を脱ぎ出した。
黒のエプロンを外してテーブルへ置き、両手を交差させて服の裾を掴むと、そのままセーターを捲り上げる。
出てきたのは当然ブラなのだが、巨乳用には余り可愛い物がないと言う噂の割には生地が透けたり、色っぽさを醸し出すフリルが付いていたりと随分飾り気があった。
カップに包まれている胸の肌は日が当たらない所為で白く、セーターを脱ぐ動きで柔らかく動く。
しかも肉奴隷であると自覚している人格へと代わってしまい、普段を生活している人格は深層心理の更に奥へ押し込められてしまった。
「んしょっと……」
襟から顔を抜くと長く青い髪が宙を舞い、辺りに良い匂いを振り振り撒いた。
セーターを脱ぎ終わると綺麗に畳んでからテーブルへ置き、次はジーンズを脱ぎに掛かるリン子。
その肉付きの良い下半身はジーンズの生地をパツパツにしており、脱ぐのさえ苦労していた。
「ん~っ、しょっと! ふぅ……」
尻を左右に振って何とかジーンズを腰から降ろしても、太股もパツパツの為、非常に脱ぎにくそうにジーンズを下ろす。
上半身を屈めた事で巨乳が重力で下へ垂れてしまうがブラが抱え、尻を振った反動でゆらゆらと揺れた。
そして服を全て脱いでしまうとブラもショーツも躊躇無く捨て去り、シャッターの閉まった店内で全裸になったリン子。
その表情は晴れ晴れとしており、とても自分が異常な行動を取っているとは微塵も思っていない。
ブラから開放された巨乳は流石に少し垂れているものの、十分な張りを保ち、乳首もピンク色をしている。
下腹部には手入れをされた陰毛があり、股間の大陰唇はピッタリと閉じた綺麗な秘裂を惜しげもなく晒していた。
客が居た店内で裸になると言う、ある意味露出にも似た行為でも平然と店内を歩いて裏から家へと入る。
ブラをしていない所為で歩く度に大胆に揺れる胸をそのままに、リン子は自宅のリビングに入った。
「おっ、やっと帰って来たか」
「あら、ただいま」
「くくく、ちゃんと上手くいっているようだな」
余り心配はしていなかったが、ちゃんと俺の『閉店後は全裸で過ごす』と言う命令はシッカリと効いているようだ。
しかもリン子の表情も平然として、家に俺と言う異分子が居て全裸を見られても恥ずかしがる事は無い。
脱いだ服を抱えて椅子へ置く仕草さえも色っぽく、巨乳は分かり易く興奮を刺激してきた。
尻も震え、成熟して熟れた柔らかさを感じる。
リン子が部屋に入ってきた事で色気のある匂いも充満し、俺の興奮は一気に高まってしまった。
丁度夕食にも少し早い時間帯であるし、前から仕込んでいたものを試してみようと思う。
「リン子、『操り人形モード』」
「えっ――了解、操り人形モードを起動します」
新しい操り方は完全な操り人形とする事だ。
前は身体だけを操ったり意思を操ったりしていたが、やはり王道は逃せないと、意思すら塗り潰してみた。
効果の程は確認するまでも無く、今のリン子の顔からは一切の表情が消えている。
持っていた下着を含めた衣類も、腕がだらんと垂れ下がった事で床に落ちてしまった。
頭から自我や思考が封じられてしまい、辛うじて呼吸する度に動く胸だけが生きている証拠として現れている。
「おい、リン子。フェラをしろ」
「……了解、フェラチオを開始します」
柔らかく揺れる巨乳に欲情してしまった俺は、とりあえず一発抜いておこうと思い、フェラを命じた。
命令を受けたリン子は無表情のままでソファに座っている俺の前まで来ると、跪いてズボンに手を掛けてくる。
脱がし易いように俺も協力して尻を上げてやると、意外に苦戦する事無く脱がせてきた。
陰茎は巨乳を見た時から既に硬くなっており、臨戦態勢で目の前に居る無表情のリン子を威嚇する。
流石に弄っていないのでカウパー液は出ていないものの、亀頭は痛い程に張ってカリの暈が増していた。
女にとって凶悪な姿の陰茎を見てもリン子は怯まず、洗っていない所為で若干臭くとも躊躇無く亀頭を咥えて来る。
「あむっ……」
「おふぁっ」
亀頭が生暖かい口内に入ったと思った瞬間、行き成りカリの凹みに歯が当たり、俺は変な声を出してしまった。
しかしリン子は構わず頭を俺の下腹部へ寄せていき、陰茎の竿までも咥える。
口内では舌が亀頭を舐め回して乾いていた肌に唾液を塗りたくり、ザラザラした部分を使って積極的に刺激を送ってきた。
ねっとりと絡みつく舌が亀頭全体を舐め回し、舌先をカリの凹みに入れる。
竿では唇が強く締め付けながらも吸い込みを強くして、思わず鈴口から精液が出てしまいそうになってしまった。
「じゅるる~」
「おっ、おぉ……!」
圧力が強くなった口内では頬の内側が亀頭に触れ、歯の固い感触と共に快感を送ってくる。
奥へ吸い込まれると舌の付け根に鈴口を下から押し上げられて、喉奥で圧迫を受けた。
亀頭を舐め回していた舌が陰茎の下半分を包み込み、微妙に前後に動かしてくる
上半分は上顎の凸凹した箇所へ押し付けられ、カリには左右から歯の感触があった。
普通なら痛い硬さであっても興奮を溜め込んでいる上、リン子程の美人を全裸にしてフェラをさせているシチュエーションが興奮をもたらす。
流石に根元まで咥え込む事は出来ない感じだったが、それでも3分の2以上は口内へ含んでいる。
「ずずずぅ――」
「おぁ……!!」
そしてストローを吸うようにしながら頭を引いていくリン子。
鈴口から滲み出ていたカウパー液は吸い取られ、魅力的な唇から唾液に塗れた竿が出てくる。
吸い込まれる所為で陰茎は口内の奥へ引き込まれるも、頭は引いているので陰茎が抜かれそうだった。
鈴口のすぐ下にあるカリの凹みに舌のザラザラした腹が擦り、竿の血管が興奮で脈打つ。
漏れ出したカウパー液は出た瞬間に吸われ、舐め取られた。
それからカリの裏側に歯が当たるとリン子は頭を止め、再び陰茎を咥え込んでいく。
積極的に亀頭を舐める舌は、鈴口の前に立ちはだかりつつもヌルリと陰茎の下へ移動し、再び包み込んできた。
「ずるる――」
「おくぁっ……!」
このままでは一方的に精液を搾り取られそうなので、俺はリン子の背中へ前屈みになると、脇から手を挿し入れて垂れ下がっていた巨乳を下から持ち上げる。
「ずずず――」
「くはっ……!」
掌には巨乳の暖かさと大きさゆえの重さが圧し掛かり、指の間からは乳首が食み出てしまうも、リン子自身は興奮していないらしく、触った感触は柔らかいままだった。
「じゅるる――」
「くぅ!」
乳首を重点的に捏ね回してみても、完全に操り人形となっているリン子の反応は余り無い。
感情や思考を止めた弊害で、性的な刺激を感じ取る事さえも止まってしまっているかのようだった。
それでも俺はリン子の巨乳を揉み解し、柔らかな重みの中へ指を食い込ませていく。
根元から牛の乳を搾るように乳首へ向けて握り締め、乳輪ごと乳首を抓る。
または下から持ち上げてたぷたぷと軽く叩き、見下ろす背中の脇から覗く横乳を楽しんだ。
「ずる……じゅるる――」
産毛を撫でる指先を胸全体に広げ、手を捻りながら乳輪まで撫でた所で、やっと乳首が反応を見せ始めた。
「おくぁ……」
「じゅるじゅる――」
硬くなり始めた乳首は、まるでグミのような弾力があって摘み易い。
捏ね回しても操り人形になっているリン子は何の反応も見せないが、それでも確かな興奮が身体へ蓄積されていくのが分かった。
見下ろす背中も徐々に赤みを増して、大きな尻は何かを求めるように小さく左右へ振られる。
しかし身体がそんな反応を示しても、リン子の頭は止まる事無く前後に動き続けて陰茎を攻め立てる。
急速に溜まっていく快感はカウパー液の量を増やし、唾液と混ざって滑りを増す。
人形と化したリン子も事前に俺が教えた通りに唾液を零さない為、吸い込みを続けているが徐々に睾丸の方へ二人分の体液が流れてきた。
卑猥な光沢を纏う陰茎は吸い込みと、舌で舐め回されては精液も徐々に上がってきそうな気配がしてくる。
「うっ、くぅ……! リン子、もっと頭の動きを、早くしろ!」
「んむ……」
返事をする代わりに命令を実行したリン子は唇で竿を擦りつつ、舌の動きも激しくさせてきた。
頭が前後に動けば艶の良い髪がバサバサと舞い、シャンプーの良い香りが辺りに漂う。
揉んでいた巨乳もやっとの事で乳首を硬くさせてきたものの、射精の予感が股間から上がってきた俺は小さな変化に気が付く事は無かった。
「リン子っ、出すぞ!」
「んんっ、じゅ、ずるる――」
「くぁっ!?」
最早我慢の限界と感じた俺は激しく前後に動いていたリン子の頭を固定する。
流石に喉までは入れないが、それでも亀頭の先が舌の根元で押し上げられて圧迫を受けるまで挿入すれば、止めの快感となって陰茎を刺激してきた。
更にリン子へ事前に教えていた通り、射精間近と感じたら吸いつけと命令していた所為で、我慢していた精液が一気に吸い出される。
「おぁっ!!」
「ず、じゅるる――」
射精でビクビクと震える陰茎を舌と上顎で固定されながら、出て行く精液はまるでストローで飲むジュースのようにリン子の喉の奥へ消えていく。
「おはぁ……」
「んぐ、ごく、ごく……」
精液を吸い取られる快感は、掴んでいた巨乳を無意識に優しく揉み解す程だった。
絶頂で白く染まった思考の端で指の間から飛び出て硬くなった乳首を弄びつつ、俺は射精の快感に浸る。
リン子が飲む動きをすれば口内の舌も動いて射精を続ける陰茎を舌の腹で擦り、更なる快感を送ってきた。
フェラの途中で何度もあった感触だが、絶頂の最中にされてしまっては吐き出される精液は尿道を駆け上がる速度を上げる。
普通なら断続的な痙攣と合わせて射精するものでも、リン子が陰茎をストロー代わりにする所為で関係無く精液を飲み込まれてしまっていた。
「うくぁ……!」
「んく……ごく」
そして最後まで飲みきったリン子が、唇で竿を扱きながらゆっくりと頭を引いていく。
「くっ……」
「ずるる~――」
カリの凹みすら隙間無く密着し、亀頭の形に沿って唇が開かれ、カリを過ぎると徐々に閉じられる。
最後に鈴口から漏れていた精液を吸い取ると、唾液だけで照る半立ちの陰茎が残った。
リン子が頭を離してしまえば身体も自然に離れてしまうので、揉んでいた巨乳からも手が離れてしまう。
「……んく、射精の終了を確認。待機モードへ移行します」
最後に残っていた精液も飲み込んだリン子は、ソファに据わる俺の前で跪いて待機状態になった。
意思を感じさせない視線を俺へ真っ直ぐに向け、ある意味純粋な状態だ。
そんなリン子を見ても、貞操観念がシッカリしていた人妻が厭らしい動きで舌を動かし、あまつさえ他人の精液を飲み干す姿に、俺の性欲は収まるどころか更に高まる。
しかも巨乳は二の腕に左右から押されて中央で縦に長くなっており、乳首は努力の成果か、硬く尖っていた。
白かった肌は手形に赤い跡が付いて、確かな陵辱の証が残る。
「ふぅ……。どうやら、上手くいっているようだな」
「…………」
部屋に全裸で入ってきた時から分かっていたが、前に俺が設定した状態はリン子へシッカリ定着しているようだ。
このまま操り人形の状態で犯し続けても良いが、やはり元の人格で犯してこそリン子の魅力が感じられる筈。
そう思った俺は一先ず、今の状態を解く事にした。
「リン子。『平然モード』」
「――あ……」
設定しておいたキーワードを言えば、意思を感じられなかったリン子の目に確かな人格が戻ってくる。
それでも自分が裸の状態や、口内に精液の味が残っていても悲鳴を出そうとすら思っていない様子で、まさしく自分がどんな状態であっても平然としていた。
「それじゃ、リン子の寝室に行こうか」
「はい。分かりました」
リン子の平然とした返事を聞きつつ、俺は下半身に何も履かずに禁断の場所へ行こうと脚を進める。
薄暗い廊下を歩きながらも俺の手は隣を歩く人妻の尻を鷲掴みにし、リン子は俺の陰茎を軽く扱きながら、ごく普通の扉の前で止まった。
寝室と言っても特別な扉ではなく、『寝室』と書かれた札が掛かっているだけ。
そして無遠慮に夫婦の聖域の扉を開ければ、部屋に篭ったリン子の匂いが漂ってきた。
誰も居なかった中は流石に暗かったが、俺が何か言うまでも無くリン子が明かりを付ける。
改めて見渡して見るとダブルベッドと、その隣に家族が仲睦まじく映るが入った写真立てが乗った小さな棚。
大きめの化粧台があって、一般的に『寝室』と聞いて思い付くような普通の部屋だった。
「それにしても、随分と大きなベッド」
「夫婦二人寝るんですから、これぐらいは無いといけません」
たいして何か思っている様子も無く当然のように答えてくるリン子は全裸で、俺の陰茎を扱いたまま。
しかも尻を揉まれていても全く抵抗してこず、逃げようとらしない。
本来なら他人である俺が下半身裸のままで入ってはいけない部屋であるが、深い洗脳状態に陥っているリン子は何の抵抗も見せないで招き入れてくれた。
「さて、リン子。ここで犯してやるからベッドに寝ろ」
「えぇ、分かったわ」
簡潔に目的を言えば、リン子は平然と即答してくる。
そして何の迷いも無く、本来なら夫と入るべきベッドへ全裸のまま、仰向けで寝転がった。
俺も服を脱ぎながらベッドへ乗ると、中のスプリングがリン子を揺らし、支えられていない巨乳を震えさせる。
胸が大きい所為で若干左右に広がってはいるものの、未だに若さを多少は保っているのか、辛うじて乳首は上を向く。
引き締まった腰はベッドの中であって性的な色気を倍増させ、肉付きの良い下半身は人妻独特の色気が出ているようにも感じられた。
そんな色気を出しながらも表情は平然としている所を見てしまえば、ギャップで俺の興奮は陰茎を更に硬く反り立たせる。
「そう言えば、随分と幸せそうな写真が飾ってあるな」
俺がベッドの横へ視線を送ると、リン子もつられて小さな棚に飾ってある家族の写真が入った写真立てへ顔を向けた。
そこには夫を中心にして左右にセイとリン子が笑顔を浮かべており、如何にも幸せそうな家庭の光景が写し出されている。
写真の中のリン子と、無感情にそれを見つめるリン子が同じ人物とは、とても思え無いだろう。
「そうね。今は皆忙しくて離れ離れだけど、心だけは確実に繋がってるわ」
リン子は仰向けのまま、胸の前で祈るように手を組んで目を閉じた。
過去の全員が揃っている時の楽しい思い出を思い出しているのだろうが、表情は一切感情を浮かべていない。
「へぇ? 随分と家族愛が強いんだな」
「そう? 普通だと思うわよ。家族を大切に思うのは」
そう言って、下半身裸で陰茎を反り立たせている俺へ、不思議そうな顔を向けてくる。
余りにも背徳的な光景に我慢出来なくなった俺はベッドへいそいそと上がり、リン子の両足を広げた。
股間にある大陰唇はうっすらと愛液で濡らし、室内の明かりをテラテラと反射させている。
先程、フェラをさせた上に精液を飲んだ事で、身体が性的に目覚めたのかもしれない。
淫核をチラリと見せる程度には開いている秘裂へ亀頭を接触させ、リン子の顔を見て腰を押し進めた。
「それじゃ、これは夫に対して裏切りにならないのか?」
「何故? ただ、セックスしているだけでしょう」
亀頭が膣口を抜け、膣内へ入ると肉厚のヒダがうねりながら迎えてくれる。
避妊すらしていない性行為をしても、リン子は不思議そうな顔を浮かべるだけで拒否しようともしない。
カリまで入ると亀頭全体が膣壁に締め付けられ、ヒダは圧迫された所為で亀頭の表面をグニュグニュと蠢いてくる。
写真の中で笑顔を浮かべる夫に見守られながら、竿まで入れてもリン子の顔は変わらない。
「おふぁ……。でも、セックスは、夫婦でやるもんだろっ?」
「んく……。えぇ、そうね」
「そ、れじゃ、何で俺と、セックスしてるんだよ」
「それは私が、ぁっ、あなたの物、だからじゃない」
普通は夫婦間でしかしない性行為をしていても、一切拒否感を見せないリン子。
鈴口は蠢く膣壁を広げながら進み、愛液が滲み出るヒダへカウパー液を塗り返す。
遂には子宮口を鈴口が押し上げても、リン子の家族を思う心は変わらず、表網も相変わらず平然としていた。
しかし表面的な変化が感じられない代わりに陰茎を包むヒダは蠢き、愛撫をしていない状態であっても僅かな愛液で強い滑りを返してくる。
膣壁は家族を想う余りにピクピクと小さく痙攣を繰り返し、まさしく愛する者を想っているような感じさえした。
「そうか。くっ、なら、中に出しても、い、良いよな?」
「んふぁ、えぇ、良いわよ。それよりも、くんっ、私は肉人形なんだから、っ、許可なんて要らないでしょう?」
完全な洗脳状態であっても言質を取ったので、根元まで挿し入れていた陰茎を抜き、緩やかに腰を前後に動かしていく。
幾ら平然としていても、流石に胎の奥底から突き上げられてしまうと、言葉も詰まってしまうらしい。
「うっ、はっ……」
膣内をゆっくり動く陰茎の感触を受けたリン子は表情を変えないものの、身体が快感に反応して自然と頬が染まった。
正常な貞操観念を残している意識であるにも拘らず、身体は俺に犯される快楽に受け入れている。
しかもリン子自身が犯される事を何とも思っていない所為で、超高性能なオナホールを使っている気分にさえなってきそうだった。
陰茎を締め付けてくる膣壁も決して強くは無いものの、緩くもなく、快感を受けるに一番良い強さを保った状態で蠢いてくる。
滲み出ていた愛液も俺が腰を動かす程にジワリと量を増やしていき、夫婦のベッドのシーツを濡らしていった。
「ふっ、んくっ、少し激しく、動くぞ」
「んっ、えぇ、良いわよ」
俺が腰を前へ動かして子宮口を突き上げれば、反動を受けたリン子の巨乳も上下に揺れる。
柔らかく波打つ姿を見てしまっては俺も触らずにはおれず、左右から中央へ寄せながら胸を掴んだ。
「んぁ……あっ、ふっ、ぅん」
犯された身体は既に興奮を溜め込んでおり、胸もフェラをさせていた時よりも明らかに張りを増している。
乳首は乳輪から膨らみ、俺の速い腰の動きに合わせて空気を切った。
左右から掴んでいても大きさで突き上げの反動は消し切れておらず、激しい動きで揺れる中、リン子もシーツをギュッと掴んで身体が動かないようにしている。
幸せそうな家族の写真が見守る中、リン子は激しくなる突き上げに揺さぶられていく。
「うっ、はっ、あっ、つ、強い……」
「んっ、ふっ、はっ、はっ!」
乳首を軽く摘めば膣内は小刻みに痙攣を返し、強く捏ね回せばギュッと締め付けてくる。
カリの隙間にさえも入り込んでくる肉厚のヒダは、愛液で滑ると不規則に蠢いて陰茎へ快感を送ってきた。
速い速度で出入りを繰り返しても隙間は出来無い程にリン子の膣内は興奮で充血し、陰茎を熱いヒダで包み込んでくる。
「ふっ、んっ、あぁっ」
「うっ、くっ、ふっ!」
陰茎からの快感は腰の動きを激しくさせるも、子宮口を突き上げられるリン子は身体がどれだけ快感を示そうとも眉一つ動かさずに俺を凝視してきた。
カリで掻き出される愛液は膣内で掻き回され、空気を含んで白く白濁していく。
鈴口から滲み出ていたカウパー液も更に量を増やし、既に精液すら僅かに含んでいるだろう。
掴んでいる巨乳も激しい突き入れで、俺が握っていても大きく波打った。
「くふっ! 厭らしい、人妻だ! 家族を裏切って、くぅっ! セックスするなんてな!」
「んっ……別に、裏切って無いわよ? ぅっ ただ、自分の責務を果たしている、くっ、だけだし」
俺が射精の予感で腰の動きを速めると、リン子も事前の知識どおりに腰をうねらせて絶頂の兆しを見せ始める。
写真とは言え、家族の前で厭らしい動きを晒しても裏切っていないと言うリン子。
膣内は大きく痙攣を繰り返して、淫核は腰を打ちつける度に俺の下腹部に潰される。
その快感を得ようとするリン子の身体も腰の動きを淫らにさせ、とても普段の貞操観念がシッカリした姿は連想できない。
陰茎は既に限界間近であり、俺の意思に関係なく締め付ける膣内を上下に痙攣しながら広げていた。
リン子の膣内は成熟したヒダで動く陰茎を優しく受け止めながらも、強い締め付けで射精を促していく。
ヒダの蠢きからしてリン子も絶頂が近く、愛液も垂れ流しの状態。
もはや後一押しすれば絶頂に達しそうだった。
「くっ、それなら、夫に、はっ! 愛の言葉でも、うくっ! 言ったら、どうだ!?」
「そんなの、うっ、簡単よ」
股間から激しく揺さ振られ、感情があるかどうか分からない顔を家族の写真へ向けたリン子。
写真の中で笑顔を見せる夫を異様に澄んだ瞳で見詰め、愛の言葉を放つ。
「愛してるわ――」
「出る!!」
そして俺はリン子が愛していると言った瞬間に、子宮口へ精液を吐き出した。
「――んく!」
「うくぁっ!? 締まる……!!」
夫への愛の言葉を言った途端に膣内で熱い精液を受け、リン子の身体は溜り溜まった快感を一気に絶頂へ持っていく。
陰茎を咥え込む腰を激しく痙攣させても、写真の方を向いていた目は普通に家族の写真を見詰めていた。
俺も反射的に巨乳を握り締めてしまい、張った胸の内圧が高まって乳首は更に尖る。
子宮口が精液に塗れていく感触で受ける快感はリン子の身体には大きく、それこそ潮を噴く程だった。
「愛してるわ。セイ、あなた」
「うぅ、おぉっ!!」
身体だけは絶頂に達しながらも、リン子はごく普通の口調で愛を言う。
突き上げている子宮口付近では亀頭が愛液とは違う体液に浸り始め、ヒダの間を入り込んで膣内へ浸透していく。
そして暫く互いの身体が硬直した後、ゆっくりと力が戻ってきた。
「…………ふぅ」
「くふっ……ふぅ……はぁ、疲れた……」
激しく犯して所為で俺の疲れはピークに達している。
射精を果たした陰茎も緩やかな締め付けに変わった膣内から押し出され、ベッドの上を尿道に残っていた精液で汚した。
それにしても、そこまで家族を愛しているのなら、もう一人の家族を増やしてやろうと一つの案を思い付く。
「リン子。そんなに家族を愛しているのなら、出された精液が零れないように仰向けで両足を抱えておけよ」
「そうね、分かったわ」
「俺はちょっと疲れたから寝るけど、良いと言うまで体制を維持してろよ?」
「もちろんよ」
そうしてリン子は仰向けで腰を持ち上げ、中に精液を出された事すら平然と受け入れた表情で両足を抱えた。
精液が逆流してくる前に膣内は膣口を天井へ向け、流れ出そうとしていた精液は再び子宮口へ戻される。
所謂『まんぐり返し』の体勢になったのを確認した俺は、腰の疲れと共に訪れた眠気に誘われ、股間をシーツで拭いた後にリン子夫妻のベッドの上で睡眠を取るのだった。
△
暫くして、恐らく数時間後。
俺は隣で身動ぎする微かな動きに起こされた。
「んふぁ~……っと」
流石のダブルベッドは寝心地が良く、思った以上に熟睡してしまったようだ。
そして目が覚めた原因を探ろうと隣を見てみると、未だ両足を抱えたままのポーズを維持しているリン子を見つけた。
「ちゃんと、命令通りにしているようだな」
「あっ、起きたの? えぇ、命令だもの。当たり前よ」
「ふ~ん?」
長時間同じ姿勢をしていたのなら確実に疲労を溜め込んでいる筈だが、今のリン子は一切疲れているようには見えない。
それどころか俺の言葉に対して笑顔で答える余裕すらある様子だった。
「疲れてないのか?」
「別に疲れるような事はしてないでしょ?」
普通なら同じ体勢を何時間もしていれば、どんなに鍛えていても疲労を感じる筈だが、リン子の身体は俺が寝る前と一切変化がない。
本当に自己申告どおり、疲れていないのだろうか。
よく観察しても汗一つ掻かず、筋肉も震えていない。
少なくとも、ベッドに染み込んだ愛液が乾いてしまう程度には体勢を維持していても、平然とした表情を向けてきた。
まるで肉体の限界を制限しているリミッターすら外している雰囲気さえある。
「そりゃ凄いな」
「そう? 貴方の命令だから出来るのよ? 他の人からやれと言われても出来る筈無いわ」
「まぁ、これで妊娠する可能性は高くなったな」
「その時はセイに弟か妹が出来て喜ぶでしょうねぇ~」
そう言って不安を刺激しようとしても、リン子はあっけらかんとして答えてきた。
夫の居ない間の妊娠など不貞極まりないが、余りにも洗脳の度合いが深い所為で俺の言う事は全肯定してくる。
最早ここまで来てしまえば、元の性格に戻そうとしても上手くいかないだろう。
深層心理から洗脳されてしまった事で、表面的な事は変わらずに俺の肉人形となった訳だ。
それはともかくとして……。
「それじゃ、俺は帰るけど、普段は『通常モード』に切り替えておけよ」
「えぇ、分かってるわ」
一応俺にも家族は居る。
過保護ではないが、余り遅くなると余計な勘繰りを入れられるかもしれない。
「本当に妊娠したら適当に誤魔化して、駄目だったら俺を呼べ」
「えぇ、分かったわ」
「あぁ、もう体勢を普通に戻しても良いぞ」
何気に今まで両足を抱えていたままだったので、このままでは飯も困るだろうと戻しても良いと命令をしてやった。
流石の俺もリン子を壊したい訳ではなく、ただ長く身体を味わいたいだけ。
その為には健康的な生活をさせるのが一番良いだろう。
「……ふぅ。疲れはしないけど、お腹空いちゃったわ」
「それなら、ちゃんとした食事を取れよ? 一人だからって手を抜いたら駄目だからな」
「それは無いわ。『通常モード』でもシッカリした食事を取ってるから。少なくとも栄養に関しては問題ないわよ」
「そうかい。それはなら安心だな」
これだけハッキリと言うのなら間違いは無いだろう。
発揮体調を崩す事も無さそうだ。
「それなら良い。本当に帰るからな」
「はい。あっ、見送りは居る?」
「いらんよ、また明日な」
「はい。また明日」
そして俺はリン子の視線を背中に受けつつ、夫婦の寝室を出た。
店の方は既にシャッターが閉まっている時間帯なので、普通に玄関から家路へ急ぐ。
空を見上げれば月が煌々と輝き、少し肌寒い空気で綺麗な姿を見せている。
「……ふっ、この世界は中々良いじゃないか」
普通のガンダムの世界なら、きっと俺は一兵卒として終わっていただろう。
「ホント、俺みたいな凡人でも使える不思議パワー様々だな」
男がリン子の自宅から姿を消して暫くした後、命令通りに、誰にも怪しまれない為の『通常モード』に切り替わったリン子は驚いた。
シャッターを閉めた瞬間から人格が変わっているので、記憶の引継ぎが出来ておらず、まさしく気が付いたら寝室でしわっていたのだ。
驚かない筈が無い。
「あら? 無意識に寝るほど働いた覚えは無いんだけど……」
しかし自分が全裸な上に股間に犯された感触が残り、体液に塗れていても一切気にしていなかった。
ごく普通に愛液と精液が染み込んだシーツを剥がしたリン子は、換えのシーツでベッドを整えると、そのまま洗濯機がある脱衣所へ向かう。
廊下を歩く度に股間から精液と愛液が落ちてしまうも、引き摺るシーツがそれらの痕跡を拭き取っていく。
脱衣所に到着すれば、今日洗濯する予定だった物全てを入れ、洗濯機を回すリン子。
「……ついでだし、お風呂も入っちゃおっと」
若干肌寒い風呂場へ入ったリン子は全裸のリン子は、そのままシャワーで軽く体液を流し、浴槽へ身体を沈めた。
「っあぁ! やっぱりお風呂って良いわよね~」
股間からは精液が逆流し、湯船に浮かぶとすぐに固まる。
『通常モード』のリン子にとっては、ただの汚れと認識されてしまい、両手で掬うと普通に排水溝へ捨てた。
少しの動きでも水面はゆらゆらと揺れ、お湯に浮いている巨乳も同じように揺れる。
性的な興奮ではなく、お湯の温かさで火照った肌は若々しく水を弾く。
まさに水も滴る良い女だが一人で入っているので、当然ながら興奮する人間も居ない。
こうして、犯された事を認識せず、痕跡すら無視して一人寂しいはずの日常をのびのびと堪能するリン子の夜は深けていくのだった。
△
翌日。
俺は最近リン子の家で、我が物顔で寛ぐのが最近の日課になっている。
「……ちゃんと映ってるかな?」
その日課に新しい刺激を与えてくれそうなのが、今手に持っているカメラ。
と、言っても写真を撮る為の物ではなく、ビデオカメラの方。
今日はこれを使って、ちょっとした記念動画を取ろうと思うのだ。
「あら? 今日も来てたの?」
そう言ってリビングに入って来たのは、例によって全裸のリン子。
カメラを回している俺は、当然その様子を余す事無く記録し続けている。
「カメラ? 撮ってるの?」
「あぁ、綺麗に映ってるよ」
華奢な首筋から、年齢を考えても垂れておらず、綺麗な形を保つ巨乳に吸い付きたくなる乳首。
くびれた腰は細く、腹も子供の生んだとは思えない程に引き締まっている。
そして手入れをされた陰毛から股間へ掛けて、僅かに小陰唇を食み出させている人妻独自の卑猥さを醸し出す秘裂。
太股は肉付きが良く見ただけで触り心地が良いと分からせてくれる。
そんな全裸の姿を舐めるように撮られても、リン子は微動だにしない。
「そう?」
店を開けている間に着ていた服を小脇に抱え、直立不動でカメラの前に立つ。
「そう言えば、前に家族を愛してるって言ってたよな?」
「えぇ、言ったわ」
「それじゃ、俺が旦那と別れろって言ったら――」
「別れるけど?」
洗脳の度合いを改めて確かめる為に聞いてみたが、俺が言い切る前に即答してきた。
冗談を欠片も感じさせない無機質な視線はカメラを通して俺へ送られてくる。
確認するまでも無かったようだが、どうやら家族の愛情以上に俺への絶対服従が重用だったようだ。
「いや、まぁこの環境を維持する為には別れて貰っちゃ困るんだけどな」
「じゃ、別れなくても良いのね?」
「あぁ」
「そう。貴方がそう言うなら従うわ」
「ただいまーー!」
「げっ!?」
これからビデオレターでも撮ってやろうと思っていた所へセイ達が帰ってきてしまった。
何はともあれ、俺は送球に隠れる必要がある。
ついでにリン子にも急いで服を着させる。
「リン子! 急いで服を着て、『通常モード』になるんだ!」
「えぇ、分かったわ」
急いでいる俺に打って変わって、リン子はいつも通りに平然とした態度で素早く下着と服を着ていく。
身体を動かす際に巨乳が揺れて俺の目を釘付けにするが、子ども特有の軽い足音がリビングへ近付いてくる。
「お、俺は窓から逃げるから、ちゃんと怪しまれないようにしておけよ!」
「えぇ、勿論よ」
そうして俺はリン子が元に戻ったか確認する間もなく、ササッと窓から脱出するのだった。
「ふぅ……危ない所だったぜ」
終わり
△
『苦手な同じキャラ
多いリクエスト内容
書いてて苦痛だった』
の三重苦で苦行極まりないので、これで勘弁してください。
10月になったので現状報告
私です。
風邪ひいてます。
△
リン子の小説はβ版出してみたら、リク主から『そうじゃねぇよ! こうだよハゲ!』って言われたので
ストーリーの進行を練っている途中です。
長さは大体2倍ぐらいになるかな?(なるとは言っていない
それと現在私は風邪をひいて寝込み中です。
喉が痛いよ~。
鼻が詰まって息苦しいよ~。
頭がフラフラするよ~。
こんな状態では小説も書けないので、ストーリーを練っているのですよ。
△
今月の小説更新は先に書いたとおりリン子洗脳人形化です。
流石に短すぎて私自身が『大丈夫か、これ?』って思ってたら案の定駄目だった件。
でも、あれじゃ仕方ないね。
書き直します。
風邪を治してから。
だもんで、コメントの返信は遅くなります。
△
今月は風邪から始まるのか……。
縁起悪いな。
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