6月になったので現状報告
ヤバイ。
何がヤバイって要望が多いリクエストがヤバイ!
具体的には『To LOVEる』と『ガンダムビルドファイターズ』のリクエスト。
やっぱり消化し切れなかったの……。
力不足で。
だから今から言っておきます。
「要望の全てを消化し切れませんでした!(バーン)」
ちなみの今月の更新は『一騎当千』の常識変換です。
余裕があれば他にも書きます。
それと前にオシリス文庫(旧ペガサス文庫)に投稿した奴の返事が来たよ。
駄目だったわ。
評価としては
『冒頭に設定を詰め込みすぎ。
そもそもストーリーが分かり難い
小説書く才能無ぇよ(意訳』
って、言われたわ。
しょうがないから拍手コメ返信の後に悪い例として載せておきます。
これから投稿しようと思ってる人は反面教師として参考にしてね!
でも、ぶっちゃけ冒頭に設定を詰め込んだのは
残りの文章の全てをエロにしようと思ってのことだったんだけどなぁ……
9:1でエロとストーリーみたいな感じで。
やはり、書き方を書いてなかったから伝わらなかったか。
おまけに同じ日に『pixiv』の方でティファニア睡姦に「挿絵がほしい」とか書かれてましてね。
個人的に小説書きにとって挿絵の要望は
「お前の地分、分かり難いんじゃ!」
と言われてるのと同義でして……。
ダブルショック!!
せっかく作った設定を破棄するのは勿体無いので
書けたら『ノクターンノベルズ』にでも置いておきます。
気が向いたら読んでみて下さい。
△
拍手コメ返信
>> さん
グッドでした。
有難うございます!
>> さん
良かった! 綾波編も期待してい~
コメント有難うございます!
綾波編は催眠要素は低いかもしれません。
綾波は性的な意味での無知シチュを推すので。
>> さん
まさか自分のユフィリクエストの後に~
感想有難うございます!
細かい反応のリクエストが結構あったんですよ。
だけど、どうしてもストーリーを纏めつつリクエストのリアクションを入れるのは難しかったんで
無力感に苛まれながらカットしてしまいましてね。
正直駄目かなと思ったのですが、満足していただけたようで何よりです。
エヴァは他の方で百合をガッカリする様な感じのコメントがあったので急遽書いたんですよね。
どうすれば気の強いアスカを犯す上でエロイシチュエーションになるかに力を入れてみました!
ほんま、ギャップは最高のエロ要素やでぇ。
△
追記拍手コメ返信
>>水牛ダンスさん
お疲れ様です時間停止~
コメント有難うございます!
時間停止物で受けてるのは『革命機ヴァルヴレイヴ』ですかね。
シチュエーションが浮かんでくれば書きます。
△
追記追記拍手コメ返信
>> さん
続き期待です。常識改~
コメント有難うございます。
ジャンル的には常識変換ですかね?
無知シチュを後押しする催眠なんで、たぶん常識変換になると思います。
△
追記追記追記拍手コメ返信
>> さん
擬音って大事だと思うのですよ、特に射精~
コメント有難うございます。
擬音については今フェラの音を恥ずかしいのを我慢して書いてますよ!
射精の音は、なるべく書かないように気を付けています。
と言うのもですね、私自身が射精音で<ドピュッ>とかが書いてある小説で興奮した事がないんですよね。
それどころか間抜け極まりなく感じてしまって、読むのを止める位に嫌いなのですよ。
それに加えて小説自体も、とても読めたものではない物が多くて
個人的に射精音を単体で書いている小説は低レベルと思い込んでしまっているのですよね。
人の事をとやかく言える実力を持っている訳でもないのは自覚してるんですけどね。
なので、<ドピュドピュ>やら<ビュルビュル>等は絶対に使わないようにしてます。
安易な表現をして小説自体の質を下げては元も子もないですからね。
そもそも自分で納得できていない表現を使うのは苦痛です。
まぁ、射精が分かり難いと言うのも大きな問題なんですけどね~。
なるべく射精の音を書かなくても精液を出していると分かるような言い回しを勉強しておきます。
△
そんな訳で、オシリス文庫に投稿した『洗脳!魔法学園』の人物設定とあらすじ
それから冒頭を載せておきます。
悪い例として読んでね。
改めて公正もしていないので、見苦しい所がある筈。
――――――――――――
人物設定
主人公:佐々瓦近十郎秀和
気が付けば現代から、魔法と剣の世界である所に立っていた。
いつの間にか持っていた魔法で生き延びながら近所を彷徨っていると、性悪貴族に拾われる。
学園との繋がりを求める貴族は、
死んでも痛くない身代わりとして学園に送り込む魔法の才能がある平民を探していた。
そんな中で偶然見つけた主人公を学園に入学させて、
授業料等の生活の保障をする代わりに才能を遺憾なく見せ付けろと言われる。
生活を保障してくれる事には多少の感謝をする主人公だったが、
見た目醜悪の貴族の言うとおりにする義理は無いと思っていた。
それでも自分が何処から来た位は言って、まだ見ぬ偉い人達の目ぐらいは向けてやろうと思う程度。
必要な物一式と、援助の事をしつこく言い与えた後に学園へ送られた。
○
学長
長命種族のエルフ
薄い金色の長い髪は腰まである。
長い耳に均整の取れた顔は美人と言う言葉すら霞む程。
目は切れ目で、鼻の上に長方形の小さな眼鏡をしている。
主人公と比べれば少し頭が突き出る程度に高い身長と、
全身にはゆったりとしたローブを着ているが、隠し切れない巨乳が布を押し上げていた。
目立つ胸元には、学長を示すネックレスを付けている。
種族として誇り高く、後進に知識と技術を与える事に喜びを感じる。
学園の平穏と生徒達の教育を第一に考え、敵には自ら赴き、処分する冷酷な一面もある。
現国王の恩師であり、何気に国王に次いでの権力を持つ。
○
戦闘授業の教員
元王国に使える聖騎士
エリート中のエリートで、騎士団の中でも三本に指に入る実力者。
王国に使えていたが戦闘が無い今の平和な時代に戦力を確保しておこうと、自ら学園の教員として教鞭を取る。
美人で、主人公よりも頭一つ分大きい長身。
肩に掛からない程度の長さの髪は赤みの強い茶色。
全体的に筋肉質な体格で、胸は砲弾を思わせる形の巨乳。
普段は皮の鎧を着けているが、それでも隠し切れない。
性格としては不正や筋の通っていない物事を嫌い、
その一方で技術が不足していても生徒には丹念に技術を教える為に信頼は厚い。
○
魔術の授業で同じ班になったクラスメート
王族に連なる魔術師の娘
性格は引っ込み思案で周りに流されやすい。
尻まである黒く長い髪は後ろで三つ編みにされている。
目尻は垂れて、気の弱そうな印象が漂う。
黒いワンピースを着ており、スカートは足首まで隠すが、巨乳である為に胸だけは大きく目立つ。
胸の形は全体的に丸く、ブラはしないで魔法で浮かせている為に少し動くごとにフルフルと揺れる。
△
あらすじ
プロローグ
いつの間にか立っていた世界で貴族に拾われた後に、魔法学園へ入学した主人公は入学式に出席している。
壇上には学長をしているエルフがキリリとした、それでも見守るような優しさを滲ませる視線で生徒達を見据えながら演説をしていた。
多くの生徒は人に限らず獣人や、学長と同じくエルフも珍しくない顔ぶれは例外無く壇上の美しい人物に目を向ける。
そして、長くは無かった言葉が終わり、変わって副学長として男の老人が出てくると、場の空気は一気に緊張の抜けたものになった。
教員の紹介と挨拶が済むと解散して昼食を挟み、それぞれがあらかじめ知らされておいた教室へと移動になる。
しかし、学園は広く、主人公は迷ってしまう。
困りながらフラフラ歩いていると、いつの間にか地下に迷い込んでしまっていた。
そこで主人公は廊下の壁に、この世界へ来て初めて日本語で書かれた文を見つける。
『魔力を纏わせた手を触れてみろ』
懐かしい文字に引かれて手を当ててみると、溶ける様に壁が消えてしまった。
驚く主人公だが好奇心が勝り、少し覗いてみれば中には壁どころか天井や床の隅々まで魔方陣が刻まれた異様な内装をしている。
部屋の中心の床には、壁と同じく日本語で『魔力を纏わせた手で触れてみろ』と書かれていた。
興味が引かれた主人公は何の疑いも無く指示通りに手を触れさせた途端、全ての魔方陣が眩い光を放つ。
それは学園全てを光らせ、膨大な魔力の波動が大陸全てに覆い被さった。
外の様子は分からなかったが、予想よりも圧倒的に大規模になってしまって驚くよりも呆然としてしまう主人公。
暫くすると、近くを見回っていた学長が慌てて入ってくると同時に、中に居た主人公を問い詰める。
しかし、主人公も現状を認識してないので咄嗟に、俺じゃないと言うと、学長は表情を緩めてあっさりと信用した。
突入してきた時の形相から一転して壇上で見た凛々しい表情に変わり、何の疑いも持っていない様子をしている。
混乱した主人公は「あっさり信用して良いのか」と聞くも、扱くあっさりと「あなたがそう言ったから信用する」と断言された。
流石に何か可笑しいと感じて、普通なら怒りそうな「なら、キスをしてみろ」と言ってみると、学長は微笑みながら近寄ってくる。
そのまま身体を密着させた学長は、主人公の頬を優しく包み込んで上を向かせ、僅かに頬を染めながら目を閉じた。
顔を包み込まれた状況で既に硬直していた主人公は、唇に柔らかくも艶やかな感触を受けて目を見開く。
単に唇と付けるだけではなく、舌を差し込んで来た上に絡めてくる、深いキスをしてきた。
そして、数秒経った後に学長は唾液でお互いの唇と端を作りながらパッと顔を離し、今度こそ謎の部屋を出て行った。
確実に冗談で済ませる事の出来ない行動を受け、ひょっとしたら自分の言う事は全て従うようになってしまったのかと魔方陣を見渡した。
一章
気を取り直した主人公は連絡事項を教室で受け、最初の授業を受ける為に屋外へと移動する。
しかし、慣れない建物で若干迷ってしまい、少し遅刻してしまった。
当然、元聖騎士の女教師に怒られる主人公だが、
朝に体験した事を思い出して、駄目元で、しかし、何処か確信しながら教師に命令をしてみる。
言葉を聞いた教師は怒りを見せていた表情をサッと沈めて、主人公に並べと言ってきた。
他の生徒達も、その事が当然と言う雰囲気を出しており、明らかに学長と同じ様に命令を聞く様だった。
そうして、次は限界を確かめてみようと思った主人公は前に出て、教師の格好を間違いだと指摘する。
困惑しながらも主人公の言った通りに、
皮の鎧の下に来ていたインナーだけを脱ぎ去り、裸に皮鎧という卑猥な格好になった。
一旦全てを脱いだ所為で乳首や性器を生徒達に見られるも、
女教師は後進を育てるという強い目的で顔を真っ赤にしながらも授業を続ける。
生徒も例外無く顔を赤くさせ、男に至ってはズボンの上からでも分かる程に陰茎を大きくさせていた。
それを尻目に、自分の格好が主人公の言った通りのなると、本格的に授業が始まる。
最初と言う事で軽い筋力トレーニングを開始させ、まずは見本として自分で遣ってみせる女教師。
手始めに腕立て伏せを実践して見せ、垂れ下がった地面に押し付けられる巨乳を至近距離で楽しみ主人公。
生徒達にも遣らせて限界が来るかなり前に終わらせた女教師は、次の段階としてスクワットを指示してきた。
女教師は鎧以外何も来ていないので、足を曲げて屈みこむと性器が生徒達に向かって曝け出される。
知り合って時間が経っていないが、
女教師の性格をある程度察知していた主人公は行動と表情のギャップで、これ以上無い程に興奮していた。
好い加減に陰茎の欲求を開放したいと言う思考に支配された主人公は、
再び自分の上でトレーニングさせる事を思い付く。
いそいそとズボンを脱いだ主人公は女教師に命令を下し、
反り立つ陰茎の上でスクワットしろと命令を下した。
再び普通なら考えられない要求で、すぐに首を物理的に切られても可笑しくないが、
やはり何の疑問も持たずに従って主人公の股間の上に跨ってくる。
陰茎の角度を自分で調整した女教師は、そのままスクワットを開始。
生徒達には普通にやらせ、その間にも足は上下に動いて自分で犯されていった。
遂には精液を子宮口で出され、満足した主人公は後始末を命令して授業を終える。
二章
老人の魔法使いの授業で同じ班になった紺色のローブを着た巨乳の魔法使いの隣の席になる。
余りの胸の大きさで視線を繰り続けながら命令は生徒でも出来るのかと思って、
ローブを胸の部分だけ切り取らせてみる。
命令された魔法使いは羞恥で顔を真っ赤にしながらも小さく呪文を唱え、
言われた通りに胸の部分だけを切り取って丸っこい巨乳を露出させた。
自分の思い通りになる事を確信した主人公はニヤリと笑みを浮かべながら胸に手を持っていった。
思う存分巨乳を揉んでいると興奮してきたので、ズボンを半分だけ脱いで陰茎を露出させる。
隣で教師の授業を聞いている魔法使いに手扱きをさせて、精液を掌で受け止めさせる。
昼になったので魔法使いを昼食に誘い、
人見知りらしくもじもじとしていたので精液に触れていない方の手を引っ張って食堂へ連れて行く。
魔法使いは男に手を握られた事で顔を赤くさせ、露出したままの胸を大きく弾ませながら付いていった。
注文を済ませて食事を持ってくる際に、
魔法使いへ「スカートを捲り上げた状態で、膝の上に座って食べろ」と命令を下す。
主人公は先にズボンを脱いで待ちうけ、その上に命令通りにスカートを捲って座り込む魔法使い。
顔を真っ赤にしつつ、男と身体を触れ合わせるどころか、
自分の性器へ男の陰茎が接触する事に羞恥を深める。
そして、質素なショーツの股座を横に退けた主人公は、魔法使いを犯す。
食事をしながら上下に揺らされて、拘束されていない胸が大きく弾む。
そのまま精液を中に出して、犯される快感で放心している魔法使いを放置して自分の食事を済ませた主人公。
三章
入学初日も無事終わり、生徒達は自分の家や寮の部屋へ戻っていく中で、主人公は地図を片手に学長室へと向かう。
仕事をしていた所に乱入された所為で不機嫌な表情を隠さないが、主人公が命令すると一瞬で態度を変えて許した。
長く学長を遣っているお陰で仕事の手は早く、たいした時間も掛けずに今日の分を終える。
帰る学長に着いて行き、部屋に入った途端に後ろから抱きついて胸を揉む主人公。
ローブを捲り上げて下半身を露出させると、学長に手を壁に付かせて尻を突き出させる。
豪華なショーツに包まれた尻を揉み、股間にも指を伸ばして弄り回してから犯す。
背中に覆い被さって胸を揉みながら、精液を中に出す。
ベッドへ移動してからも学長を騎乗位で犯しながら、再び中に出して満足した主人公。
軽く身体を拭かせると、腕に学長を抱きながらこれからの未来に楽しみを描きながら就寝。
終わり
△
本編冒頭
プロローグ
「諸君、入学おめでとう」
そんな言葉を皮切りに壇上で挨拶をするのは、学園の全てを取り仕切るエルフの学長、セラリア・エーデル。
薄い金色をしている髪は太陽の光でキラキラと輝き、知性溢れる目はキリリと整列している生徒達へ向けられている。
慈しむ様な雰囲気を醸し出しながらも、威厳溢れた雰囲気が漂う。
鼻筋にある小さな長方形の眼鏡が、更なる知的な空気を後押ししていた。
その姿を入学生側から見上げていた青年は、ポツリと呟く。
「やっぱりエルフは綺麗だよな」
セラリアを見詰めるこの青年は、何を隠そうエルフと言う存在がファンタジーの物として存在していた科学の世界の人物。
バイトを終えて一人暮らしの家に帰宅途中、
トンネルを抜けた覚えも無いにも拘らず、一面に雪が薄っすらと積もる森の中にポツンと立っていたのだ。
最初は混乱していたものの、そんな余裕も無いと思い知らされた青年は生きる為に足掻き始めた。
何度か生命の危機に晒されたが、幸いにも何故か魔法を幾つか使える事が判明し、少なくとも最低限の生活は出来る様になる。
暫く神秘の法を使う野生児として過ごしていたが偶然通りかかった、悪徳を人間にして凝縮した姿との例えがピッタリな貴族に拾われた。
日頃から学園上層部との繋がりを求めていた貴族は、青年に魔法の才能がある事を知り、これ幸いと授業料と人並みの生活をする為に必要な援助をする代わり、才能を見せ付けて重要人物の覚えを良くしろと言いながら試験の為に学園へと送った。
青年も文明的な生活に飢えていたので反論もせずに試験を受け、魔法や戦闘に関してはこの世界に転移してから野生で鍛え上げられ、文字は分からなかったが他の教科でもそこそこ優秀な成績を収めて合格を果たした。
そして、利害が一致した貴族と青年の念願叶って、今日の入学式に至る。
壇上ではセラリアの話が続けられており、生徒達は外見の美しさと通りの良い声に浸っていた。
青年も例に漏れず見詰めていたが、他と違って注目するのは気品溢れるローブを押し上げる巨乳に注がれている。
セラリアが壇上で端から端まで視線を流す動きでさえ、柔らかく揺れて存在を主張して止まない。
この世界に転移してから、何気に性的な欲求を発散させられなかった青年は巨乳に釘付けだった。
「――では、諸君が勉学と鍛錬に励む事を祈ります」
言葉を締め括った後に上って来たのは老齢の男。
美人に酔いしれていた新入生達は緊張が抜けてしまい、そこからだらけた雰囲気が辺りを包んだ。
副学長と名乗った老人の紹介で色々な科目を担当する教師が紹介されていき、美人の女教師が紹介される度に男の生徒達は俄かに色めき立った。
そんな反応を見て呆れを隠さない女の生徒達も、カッコイイ男の教師が紹介されて興奮している。
青年も美人に興奮をしていたが何か出来る訳も無く、一人の生徒として入学式を終えた。
この後は指定された教室で担任の挨拶を受けるのだが、学園は建物が大きく土地も広大。
地図を片手に歩いていても迷ってしまった青年は、いつの間にか窓の無い地下へと来てしまっていた。
「完全に迷った……っと、ん?」
少しでも現在位置を確認しようと辺りを見回してみると、廊下の壁にとても見覚えのある文字を見つける。
「『魔力を纏わせた手で触れてみろ』?」
この世界に転移をして以来見た事の無い、見る筈も無い日本語で書かれた言葉。
懐かしい哀愁の念を感じた青年は、殆ど無意識で指示通りに触れる。
魔力を纏わせた掌がピッタリと密着した瞬間、消える様に目の前の壁が消えてしまった。
「うぉ……!」
自分で魔法を使う分は非現実的な事には慣れたつもりであったが、予想外の現象を目の当たりにして驚いた青年。
壁が消えてしまった先にあったのは、比較的大きいと言える広さの空間。
好奇心を発揮して中へ入った青年は辺り一面に広がる光景に感動すら覚えた。
「魔方陣か。でも、何だこの数は?」
壁どころか天井の隅々まで刻まれた複雑な魔方陣の数々。
絶句しながら中へ入ると床に中心にぽっかりと空間が残っており、そこにも日本語でメッセージが書かれていた。
「『魔力を纏わせた手で触れてみろ』さっきと同じ文だな」
また驚く様な現象が起きるのかとワクワクする内心を隠し、再び指示通りに触れてみると、一面を覆いつくしていた魔方陣が一斉に眩い光を放った。
「うっ!?」
咄嗟に片手で目を覆ったものの、光は衰えるどころか学園の建物にまで範囲を広げ、挙句には大陸全てを覆い尽くす。
視界を庇っている青年は気が付かなかったが、国中が一種の混乱に陥った。
暫くして光も落ち着くと上げていた腕を下して目を開ける。
「何だったんだ?」
壁一面の魔方陣は相変わらず光を放っているものの、既に眩しくない程度に収まっていた。
半ば唖然として床や壁を見ていると、入ってきた方向から慌しい足音と共に怒鳴り声が響いてくる。
「そこの貴方! ここで何をしているの!?」
「え
(ここまで投稿した部分)
(ここから下は簡単なあらすじとして書いてあった物)
「何をしているの!!」
悲鳴の様な声と共に入ってきたのは、入学式で壇上の一番目立つ位置に居た人物。
純白の下地にライトブルーのラインが入った実用的でありながらも豪華な服を翻して、息を切らせていた。
魔力の波動を感知して逸早く走ってきたのだろう。
「何なのこれは!?」
魔法陣が輝く部屋の中の光景に絶句し、険しい形相で部屋の中に居た怪しい人物を睨みつける。
じろじろと足先から頭の天辺まで舐める様に視線を巡らせた。
「あなた、新入生ね」
制服に付いている紋章で判断した学園長は、視線を強くして問い詰める。
「ここで何をしていたの!?」
美人に睨み付けられるのは案外怖い物で、恐怖で竦み上がってしまった所為で咄嗟に思い付いた適当な言葉が口から出た。
「俺は、な、何もしてませんよ!?」
我ながら到底信用出来る筈も無い戯言だったが、言われた方の反応は予想とは全く違う物だった。
「あら、そうなの? 疑って御免なさいね」
「へっ?」
余りにも呆気無く信じてしまった事に唖然としてしまう。
次の瞬間、馬鹿にされたと感じて思わず怒鳴りながら問い詰めてしまった。
今は信じて貰えた事に感謝をする場面であるのは分かっている。
しかし、過去に幾ら言葉を重ねても信用されなかったトラウマがある為に、言葉が図らずも強くなってしまう。
「何でそんな簡単に信用するんですか!!?」
「えっ、貴方が言うなら、そうなんじゃないの?」
△
こんな感じの物を投稿しましたが、評価はさっき書いたとおりでした。
残念。
何がヤバイって要望が多いリクエストがヤバイ!
具体的には『To LOVEる』と『ガンダムビルドファイターズ』のリクエスト。
やっぱり消化し切れなかったの……。
力不足で。
だから今から言っておきます。
「要望の全てを消化し切れませんでした!(バーン)」
ちなみの今月の更新は『一騎当千』の常識変換です。
余裕があれば他にも書きます。
それと前にオシリス文庫(旧ペガサス文庫)に投稿した奴の返事が来たよ。
駄目だったわ。
評価としては
『冒頭に設定を詰め込みすぎ。
そもそもストーリーが分かり難い
小説書く才能無ぇよ(意訳』
って、言われたわ。
しょうがないから拍手コメ返信の後に悪い例として載せておきます。
これから投稿しようと思ってる人は反面教師として参考にしてね!
でも、ぶっちゃけ冒頭に設定を詰め込んだのは
残りの文章の全てをエロにしようと思ってのことだったんだけどなぁ……
9:1でエロとストーリーみたいな感じで。
やはり、書き方を書いてなかったから伝わらなかったか。
おまけに同じ日に『pixiv』の方でティファニア睡姦に「挿絵がほしい」とか書かれてましてね。
個人的に小説書きにとって挿絵の要望は
「お前の地分、分かり難いんじゃ!」
と言われてるのと同義でして……。
ダブルショック!!
せっかく作った設定を破棄するのは勿体無いので
書けたら『ノクターンノベルズ』にでも置いておきます。
気が向いたら読んでみて下さい。
△
拍手コメ返信
>> さん
グッドでした。
有難うございます!
>> さん
良かった! 綾波編も期待してい~
コメント有難うございます!
綾波編は催眠要素は低いかもしれません。
綾波は性的な意味での無知シチュを推すので。
>> さん
まさか自分のユフィリクエストの後に~
感想有難うございます!
細かい反応のリクエストが結構あったんですよ。
だけど、どうしてもストーリーを纏めつつリクエストのリアクションを入れるのは難しかったんで
無力感に苛まれながらカットしてしまいましてね。
正直駄目かなと思ったのですが、満足していただけたようで何よりです。
エヴァは他の方で百合をガッカリする様な感じのコメントがあったので急遽書いたんですよね。
どうすれば気の強いアスカを犯す上でエロイシチュエーションになるかに力を入れてみました!
ほんま、ギャップは最高のエロ要素やでぇ。
△
追記拍手コメ返信
>>水牛ダンスさん
お疲れ様です時間停止~
コメント有難うございます!
時間停止物で受けてるのは『革命機ヴァルヴレイヴ』ですかね。
シチュエーションが浮かんでくれば書きます。
△
追記追記拍手コメ返信
>> さん
続き期待です。常識改~
コメント有難うございます。
ジャンル的には常識変換ですかね?
無知シチュを後押しする催眠なんで、たぶん常識変換になると思います。
△
追記追記追記拍手コメ返信
>> さん
擬音って大事だと思うのですよ、特に射精~
コメント有難うございます。
擬音については今フェラの音を恥ずかしいのを我慢して書いてますよ!
射精の音は、なるべく書かないように気を付けています。
と言うのもですね、私自身が射精音で<ドピュッ>とかが書いてある小説で興奮した事がないんですよね。
それどころか間抜け極まりなく感じてしまって、読むのを止める位に嫌いなのですよ。
それに加えて小説自体も、とても読めたものではない物が多くて
個人的に射精音を単体で書いている小説は低レベルと思い込んでしまっているのですよね。
人の事をとやかく言える実力を持っている訳でもないのは自覚してるんですけどね。
なので、<ドピュドピュ>やら<ビュルビュル>等は絶対に使わないようにしてます。
安易な表現をして小説自体の質を下げては元も子もないですからね。
そもそも自分で納得できていない表現を使うのは苦痛です。
まぁ、射精が分かり難いと言うのも大きな問題なんですけどね~。
なるべく射精の音を書かなくても精液を出していると分かるような言い回しを勉強しておきます。
△
そんな訳で、オシリス文庫に投稿した『洗脳!魔法学園』の人物設定とあらすじ
それから冒頭を載せておきます。
悪い例として読んでね。
改めて公正もしていないので、見苦しい所がある筈。
――――――――――――
人物設定
主人公:佐々瓦近十郎秀和
気が付けば現代から、魔法と剣の世界である所に立っていた。
いつの間にか持っていた魔法で生き延びながら近所を彷徨っていると、性悪貴族に拾われる。
学園との繋がりを求める貴族は、
死んでも痛くない身代わりとして学園に送り込む魔法の才能がある平民を探していた。
そんな中で偶然見つけた主人公を学園に入学させて、
授業料等の生活の保障をする代わりに才能を遺憾なく見せ付けろと言われる。
生活を保障してくれる事には多少の感謝をする主人公だったが、
見た目醜悪の貴族の言うとおりにする義理は無いと思っていた。
それでも自分が何処から来た位は言って、まだ見ぬ偉い人達の目ぐらいは向けてやろうと思う程度。
必要な物一式と、援助の事をしつこく言い与えた後に学園へ送られた。
○
学長
長命種族のエルフ
薄い金色の長い髪は腰まである。
長い耳に均整の取れた顔は美人と言う言葉すら霞む程。
目は切れ目で、鼻の上に長方形の小さな眼鏡をしている。
主人公と比べれば少し頭が突き出る程度に高い身長と、
全身にはゆったりとしたローブを着ているが、隠し切れない巨乳が布を押し上げていた。
目立つ胸元には、学長を示すネックレスを付けている。
種族として誇り高く、後進に知識と技術を与える事に喜びを感じる。
学園の平穏と生徒達の教育を第一に考え、敵には自ら赴き、処分する冷酷な一面もある。
現国王の恩師であり、何気に国王に次いでの権力を持つ。
○
戦闘授業の教員
元王国に使える聖騎士
エリート中のエリートで、騎士団の中でも三本に指に入る実力者。
王国に使えていたが戦闘が無い今の平和な時代に戦力を確保しておこうと、自ら学園の教員として教鞭を取る。
美人で、主人公よりも頭一つ分大きい長身。
肩に掛からない程度の長さの髪は赤みの強い茶色。
全体的に筋肉質な体格で、胸は砲弾を思わせる形の巨乳。
普段は皮の鎧を着けているが、それでも隠し切れない。
性格としては不正や筋の通っていない物事を嫌い、
その一方で技術が不足していても生徒には丹念に技術を教える為に信頼は厚い。
○
魔術の授業で同じ班になったクラスメート
王族に連なる魔術師の娘
性格は引っ込み思案で周りに流されやすい。
尻まである黒く長い髪は後ろで三つ編みにされている。
目尻は垂れて、気の弱そうな印象が漂う。
黒いワンピースを着ており、スカートは足首まで隠すが、巨乳である為に胸だけは大きく目立つ。
胸の形は全体的に丸く、ブラはしないで魔法で浮かせている為に少し動くごとにフルフルと揺れる。
△
あらすじ
プロローグ
いつの間にか立っていた世界で貴族に拾われた後に、魔法学園へ入学した主人公は入学式に出席している。
壇上には学長をしているエルフがキリリとした、それでも見守るような優しさを滲ませる視線で生徒達を見据えながら演説をしていた。
多くの生徒は人に限らず獣人や、学長と同じくエルフも珍しくない顔ぶれは例外無く壇上の美しい人物に目を向ける。
そして、長くは無かった言葉が終わり、変わって副学長として男の老人が出てくると、場の空気は一気に緊張の抜けたものになった。
教員の紹介と挨拶が済むと解散して昼食を挟み、それぞれがあらかじめ知らされておいた教室へと移動になる。
しかし、学園は広く、主人公は迷ってしまう。
困りながらフラフラ歩いていると、いつの間にか地下に迷い込んでしまっていた。
そこで主人公は廊下の壁に、この世界へ来て初めて日本語で書かれた文を見つける。
『魔力を纏わせた手を触れてみろ』
懐かしい文字に引かれて手を当ててみると、溶ける様に壁が消えてしまった。
驚く主人公だが好奇心が勝り、少し覗いてみれば中には壁どころか天井や床の隅々まで魔方陣が刻まれた異様な内装をしている。
部屋の中心の床には、壁と同じく日本語で『魔力を纏わせた手で触れてみろ』と書かれていた。
興味が引かれた主人公は何の疑いも無く指示通りに手を触れさせた途端、全ての魔方陣が眩い光を放つ。
それは学園全てを光らせ、膨大な魔力の波動が大陸全てに覆い被さった。
外の様子は分からなかったが、予想よりも圧倒的に大規模になってしまって驚くよりも呆然としてしまう主人公。
暫くすると、近くを見回っていた学長が慌てて入ってくると同時に、中に居た主人公を問い詰める。
しかし、主人公も現状を認識してないので咄嗟に、俺じゃないと言うと、学長は表情を緩めてあっさりと信用した。
突入してきた時の形相から一転して壇上で見た凛々しい表情に変わり、何の疑いも持っていない様子をしている。
混乱した主人公は「あっさり信用して良いのか」と聞くも、扱くあっさりと「あなたがそう言ったから信用する」と断言された。
流石に何か可笑しいと感じて、普通なら怒りそうな「なら、キスをしてみろ」と言ってみると、学長は微笑みながら近寄ってくる。
そのまま身体を密着させた学長は、主人公の頬を優しく包み込んで上を向かせ、僅かに頬を染めながら目を閉じた。
顔を包み込まれた状況で既に硬直していた主人公は、唇に柔らかくも艶やかな感触を受けて目を見開く。
単に唇と付けるだけではなく、舌を差し込んで来た上に絡めてくる、深いキスをしてきた。
そして、数秒経った後に学長は唾液でお互いの唇と端を作りながらパッと顔を離し、今度こそ謎の部屋を出て行った。
確実に冗談で済ませる事の出来ない行動を受け、ひょっとしたら自分の言う事は全て従うようになってしまったのかと魔方陣を見渡した。
一章
気を取り直した主人公は連絡事項を教室で受け、最初の授業を受ける為に屋外へと移動する。
しかし、慣れない建物で若干迷ってしまい、少し遅刻してしまった。
当然、元聖騎士の女教師に怒られる主人公だが、
朝に体験した事を思い出して、駄目元で、しかし、何処か確信しながら教師に命令をしてみる。
言葉を聞いた教師は怒りを見せていた表情をサッと沈めて、主人公に並べと言ってきた。
他の生徒達も、その事が当然と言う雰囲気を出しており、明らかに学長と同じ様に命令を聞く様だった。
そうして、次は限界を確かめてみようと思った主人公は前に出て、教師の格好を間違いだと指摘する。
困惑しながらも主人公の言った通りに、
皮の鎧の下に来ていたインナーだけを脱ぎ去り、裸に皮鎧という卑猥な格好になった。
一旦全てを脱いだ所為で乳首や性器を生徒達に見られるも、
女教師は後進を育てるという強い目的で顔を真っ赤にしながらも授業を続ける。
生徒も例外無く顔を赤くさせ、男に至ってはズボンの上からでも分かる程に陰茎を大きくさせていた。
それを尻目に、自分の格好が主人公の言った通りのなると、本格的に授業が始まる。
最初と言う事で軽い筋力トレーニングを開始させ、まずは見本として自分で遣ってみせる女教師。
手始めに腕立て伏せを実践して見せ、垂れ下がった地面に押し付けられる巨乳を至近距離で楽しみ主人公。
生徒達にも遣らせて限界が来るかなり前に終わらせた女教師は、次の段階としてスクワットを指示してきた。
女教師は鎧以外何も来ていないので、足を曲げて屈みこむと性器が生徒達に向かって曝け出される。
知り合って時間が経っていないが、
女教師の性格をある程度察知していた主人公は行動と表情のギャップで、これ以上無い程に興奮していた。
好い加減に陰茎の欲求を開放したいと言う思考に支配された主人公は、
再び自分の上でトレーニングさせる事を思い付く。
いそいそとズボンを脱いだ主人公は女教師に命令を下し、
反り立つ陰茎の上でスクワットしろと命令を下した。
再び普通なら考えられない要求で、すぐに首を物理的に切られても可笑しくないが、
やはり何の疑問も持たずに従って主人公の股間の上に跨ってくる。
陰茎の角度を自分で調整した女教師は、そのままスクワットを開始。
生徒達には普通にやらせ、その間にも足は上下に動いて自分で犯されていった。
遂には精液を子宮口で出され、満足した主人公は後始末を命令して授業を終える。
二章
老人の魔法使いの授業で同じ班になった紺色のローブを着た巨乳の魔法使いの隣の席になる。
余りの胸の大きさで視線を繰り続けながら命令は生徒でも出来るのかと思って、
ローブを胸の部分だけ切り取らせてみる。
命令された魔法使いは羞恥で顔を真っ赤にしながらも小さく呪文を唱え、
言われた通りに胸の部分だけを切り取って丸っこい巨乳を露出させた。
自分の思い通りになる事を確信した主人公はニヤリと笑みを浮かべながら胸に手を持っていった。
思う存分巨乳を揉んでいると興奮してきたので、ズボンを半分だけ脱いで陰茎を露出させる。
隣で教師の授業を聞いている魔法使いに手扱きをさせて、精液を掌で受け止めさせる。
昼になったので魔法使いを昼食に誘い、
人見知りらしくもじもじとしていたので精液に触れていない方の手を引っ張って食堂へ連れて行く。
魔法使いは男に手を握られた事で顔を赤くさせ、露出したままの胸を大きく弾ませながら付いていった。
注文を済ませて食事を持ってくる際に、
魔法使いへ「スカートを捲り上げた状態で、膝の上に座って食べろ」と命令を下す。
主人公は先にズボンを脱いで待ちうけ、その上に命令通りにスカートを捲って座り込む魔法使い。
顔を真っ赤にしつつ、男と身体を触れ合わせるどころか、
自分の性器へ男の陰茎が接触する事に羞恥を深める。
そして、質素なショーツの股座を横に退けた主人公は、魔法使いを犯す。
食事をしながら上下に揺らされて、拘束されていない胸が大きく弾む。
そのまま精液を中に出して、犯される快感で放心している魔法使いを放置して自分の食事を済ませた主人公。
三章
入学初日も無事終わり、生徒達は自分の家や寮の部屋へ戻っていく中で、主人公は地図を片手に学長室へと向かう。
仕事をしていた所に乱入された所為で不機嫌な表情を隠さないが、主人公が命令すると一瞬で態度を変えて許した。
長く学長を遣っているお陰で仕事の手は早く、たいした時間も掛けずに今日の分を終える。
帰る学長に着いて行き、部屋に入った途端に後ろから抱きついて胸を揉む主人公。
ローブを捲り上げて下半身を露出させると、学長に手を壁に付かせて尻を突き出させる。
豪華なショーツに包まれた尻を揉み、股間にも指を伸ばして弄り回してから犯す。
背中に覆い被さって胸を揉みながら、精液を中に出す。
ベッドへ移動してからも学長を騎乗位で犯しながら、再び中に出して満足した主人公。
軽く身体を拭かせると、腕に学長を抱きながらこれからの未来に楽しみを描きながら就寝。
終わり
△
本編冒頭
プロローグ
「諸君、入学おめでとう」
そんな言葉を皮切りに壇上で挨拶をするのは、学園の全てを取り仕切るエルフの学長、セラリア・エーデル。
薄い金色をしている髪は太陽の光でキラキラと輝き、知性溢れる目はキリリと整列している生徒達へ向けられている。
慈しむ様な雰囲気を醸し出しながらも、威厳溢れた雰囲気が漂う。
鼻筋にある小さな長方形の眼鏡が、更なる知的な空気を後押ししていた。
その姿を入学生側から見上げていた青年は、ポツリと呟く。
「やっぱりエルフは綺麗だよな」
セラリアを見詰めるこの青年は、何を隠そうエルフと言う存在がファンタジーの物として存在していた科学の世界の人物。
バイトを終えて一人暮らしの家に帰宅途中、
トンネルを抜けた覚えも無いにも拘らず、一面に雪が薄っすらと積もる森の中にポツンと立っていたのだ。
最初は混乱していたものの、そんな余裕も無いと思い知らされた青年は生きる為に足掻き始めた。
何度か生命の危機に晒されたが、幸いにも何故か魔法を幾つか使える事が判明し、少なくとも最低限の生活は出来る様になる。
暫く神秘の法を使う野生児として過ごしていたが偶然通りかかった、悪徳を人間にして凝縮した姿との例えがピッタリな貴族に拾われた。
日頃から学園上層部との繋がりを求めていた貴族は、青年に魔法の才能がある事を知り、これ幸いと授業料と人並みの生活をする為に必要な援助をする代わり、才能を見せ付けて重要人物の覚えを良くしろと言いながら試験の為に学園へと送った。
青年も文明的な生活に飢えていたので反論もせずに試験を受け、魔法や戦闘に関してはこの世界に転移してから野生で鍛え上げられ、文字は分からなかったが他の教科でもそこそこ優秀な成績を収めて合格を果たした。
そして、利害が一致した貴族と青年の念願叶って、今日の入学式に至る。
壇上ではセラリアの話が続けられており、生徒達は外見の美しさと通りの良い声に浸っていた。
青年も例に漏れず見詰めていたが、他と違って注目するのは気品溢れるローブを押し上げる巨乳に注がれている。
セラリアが壇上で端から端まで視線を流す動きでさえ、柔らかく揺れて存在を主張して止まない。
この世界に転移してから、何気に性的な欲求を発散させられなかった青年は巨乳に釘付けだった。
「――では、諸君が勉学と鍛錬に励む事を祈ります」
言葉を締め括った後に上って来たのは老齢の男。
美人に酔いしれていた新入生達は緊張が抜けてしまい、そこからだらけた雰囲気が辺りを包んだ。
副学長と名乗った老人の紹介で色々な科目を担当する教師が紹介されていき、美人の女教師が紹介される度に男の生徒達は俄かに色めき立った。
そんな反応を見て呆れを隠さない女の生徒達も、カッコイイ男の教師が紹介されて興奮している。
青年も美人に興奮をしていたが何か出来る訳も無く、一人の生徒として入学式を終えた。
この後は指定された教室で担任の挨拶を受けるのだが、学園は建物が大きく土地も広大。
地図を片手に歩いていても迷ってしまった青年は、いつの間にか窓の無い地下へと来てしまっていた。
「完全に迷った……っと、ん?」
少しでも現在位置を確認しようと辺りを見回してみると、廊下の壁にとても見覚えのある文字を見つける。
「『魔力を纏わせた手で触れてみろ』?」
この世界に転移をして以来見た事の無い、見る筈も無い日本語で書かれた言葉。
懐かしい哀愁の念を感じた青年は、殆ど無意識で指示通りに触れる。
魔力を纏わせた掌がピッタリと密着した瞬間、消える様に目の前の壁が消えてしまった。
「うぉ……!」
自分で魔法を使う分は非現実的な事には慣れたつもりであったが、予想外の現象を目の当たりにして驚いた青年。
壁が消えてしまった先にあったのは、比較的大きいと言える広さの空間。
好奇心を発揮して中へ入った青年は辺り一面に広がる光景に感動すら覚えた。
「魔方陣か。でも、何だこの数は?」
壁どころか天井の隅々まで刻まれた複雑な魔方陣の数々。
絶句しながら中へ入ると床に中心にぽっかりと空間が残っており、そこにも日本語でメッセージが書かれていた。
「『魔力を纏わせた手で触れてみろ』さっきと同じ文だな」
また驚く様な現象が起きるのかとワクワクする内心を隠し、再び指示通りに触れてみると、一面を覆いつくしていた魔方陣が一斉に眩い光を放った。
「うっ!?」
咄嗟に片手で目を覆ったものの、光は衰えるどころか学園の建物にまで範囲を広げ、挙句には大陸全てを覆い尽くす。
視界を庇っている青年は気が付かなかったが、国中が一種の混乱に陥った。
暫くして光も落ち着くと上げていた腕を下して目を開ける。
「何だったんだ?」
壁一面の魔方陣は相変わらず光を放っているものの、既に眩しくない程度に収まっていた。
半ば唖然として床や壁を見ていると、入ってきた方向から慌しい足音と共に怒鳴り声が響いてくる。
「そこの貴方! ここで何をしているの!?」
「え
(ここまで投稿した部分)
(ここから下は簡単なあらすじとして書いてあった物)
「何をしているの!!」
悲鳴の様な声と共に入ってきたのは、入学式で壇上の一番目立つ位置に居た人物。
純白の下地にライトブルーのラインが入った実用的でありながらも豪華な服を翻して、息を切らせていた。
魔力の波動を感知して逸早く走ってきたのだろう。
「何なのこれは!?」
魔法陣が輝く部屋の中の光景に絶句し、険しい形相で部屋の中に居た怪しい人物を睨みつける。
じろじろと足先から頭の天辺まで舐める様に視線を巡らせた。
「あなた、新入生ね」
制服に付いている紋章で判断した学園長は、視線を強くして問い詰める。
「ここで何をしていたの!?」
美人に睨み付けられるのは案外怖い物で、恐怖で竦み上がってしまった所為で咄嗟に思い付いた適当な言葉が口から出た。
「俺は、な、何もしてませんよ!?」
我ながら到底信用出来る筈も無い戯言だったが、言われた方の反応は予想とは全く違う物だった。
「あら、そうなの? 疑って御免なさいね」
「へっ?」
余りにも呆気無く信じてしまった事に唖然としてしまう。
次の瞬間、馬鹿にされたと感じて思わず怒鳴りながら問い詰めてしまった。
今は信じて貰えた事に感謝をする場面であるのは分かっている。
しかし、過去に幾ら言葉を重ねても信用されなかったトラウマがある為に、言葉が図らずも強くなってしまう。
「何でそんな簡単に信用するんですか!!?」
「えっ、貴方が言うなら、そうなんじゃないの?」
△
こんな感じの物を投稿しましたが、評価はさっき書いたとおりでした。
残念。
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