『〇~s〇ki~でズブリ』体験版β途中まで
なんか今月中に更新できなさそうな雰囲気になってきたので
途中までですけど、うpしておきます。
△
朝。
春うらら。
季節は初夏に入りかけ、春服とはお別れの季節が近づいてきた。
その過ごしやすい気候は思わず、橋で読書をしたくる程だ。
まぁ、俺は読書よりもヤりたい事はたくさんある。
暖かい日の中、早朝の時間を欠伸を我慢しつつ向かう先は『清澄高校』
そう、かの巨乳麻雀漫画で有名なあの清澄高校である。
この世界の俺に入り込んでから、最初こそパニックになってしまったが、今では慣れたもの。
性格も元の俺と変わらないらしく、家族にも全く変化は気付かれなかった。
しかもトリップした俺には、ある絶対的な特技がもたらされている。
最初は全く気が付かなかったものの、テレビで催眠特集をやっていて、おもしろ半分に飼っていた犬に催眠を掛けたら掛かってしまったのだ。
犬に掛かるなら人間でも出来るだろうと、初めて試したのがつい最近。
特に人がいない旧校舎の、更に部員が居ない麻雀部。
世界的には麻雀の競技人口は驚くほど多いが、清澄高校では閑古鳥が鳴いている。
そこに目を付けて催眠を最初に掛けたのが、実質生徒会長の生徒議会長<竹井 久>
古典的な催眠術は久の心を自由自在に操れてしまい、更には身体さえも思い通りに動かせた。
流石に処女は未だに破ってはいないものの、その我慢も今日でお終いだ。
何故なら単純に我慢の限界である為。
「ふぅ、今日は良い天気だなぁ……」
見上げる空は雲が少ない晴天であり、空気は心なしか俺の行動を祝福しているような気さえしてくる。
隣に川が流れる土手の通学路を歩きつつ、俺は朝早くに母校である清澄高校へ向かっていた。
道中、特に何かある訳でもなく、朝練で激しい掛け声が徐々に大きくなってくる。
今日の俺は授業をしている校舎ではなく、旧校舎へ行くことにしていた。
目的は当然ながら屋根裏に部室がある麻雀部だ。
この時の為に久には、後催眠を掛けてある。
普通なら必要のない朝練をすると言う催眠を掛けているのだ。
久にとっては無意識の行動であり、こんな朝早くにわざわざ麻雀部に出る必要もない。
しかし俺にとっては大変重要な誘導である。
そんな事をダラダラ考えながら辿り着いたのは、目的通りに旧校舎。
新しい建物と違って木造ではあるものの、古臭さは良い感じに古き良き文化を感じさせた。
見た目ほど古い音を出さないドアを潜り抜け、目的地は何度も言うように麻雀部。
この時間帯なら他に部活動をしている文芸部もなく、旧校舎は静けさを保っている。
屋根裏部屋へ向かうさながら、俺はこれから起こるであろう興奮で陰茎が早くも反り立つ。
「おはようございます」
「あら、おはよう」
出迎えてくれたのは思惑通りに動いてくれた生徒議会長の久。
毛先が遊んでいるボブカットで三年生の証である青のスカーフ、俺からは見えないが青を基調として、裾に白いラインが入っているロングスカートを履いているのだろう。
顔は紛れもなく美少女であり、漂ってくる匂いですら陰茎を刺激して止まない。
必要のない朝練で、一人卓上に着いている。
「珍しいわね。こんな朝早くに」
「部長こそ朝練なんて珍しいですね」
「えぇ、なんか大会も近いし配の感触を確かめていたいしね」
そう言う久の顔は至極真面目であり、美少女らしい雰囲気に生徒議会長の威厳が見え隠れしていた。
「そうですか。生徒会長」
「あら、何?」
と声を掛けた所で俺は手を二回叩く。
すると久の眼から意志という光が無くなっていった。
普通なら久は生徒会長と言われれば、生徒議会長と訂正をする。
だが俺とのやり取りでは普通に返事をし、その俺が手を二回叩く事で催眠状態へ移行するように後催眠を掛けていたのだ。
その効力は遺憾なく発揮され、久は持っていた麻雀配を落として両腕をだらんと垂れさせた。
「久?」
「……はい」
返ってくるのは意志が感じられない平坦な声。
とりあえずいきなり犯しては情緒もないので、ちょっとした悪戯をしようと思う。
「『久は俺と二人っきりで話す時は胸を揉み始める』」
「……胸を揉み始める」
こうしておかないと、他の部員が来た時でも胸を揉み始めてしまうから大変だ。
ただ、これだけでは面白味が少し足りない。
「『しかもオナニーをする時のように揉み始めるぞ』」
「……オナニーをする時」
久がどんな自慰をするかは分からないものの、性欲を刺激するように揉むのだ。
きっと卑猥に決まっている。
「それじゃ『俺が手を二回叩くと正気に戻るぞ』」
「……はい」
そして俺は催眠状態を解く為に手を二回叩いた。
途端に光が無くなっていた眼に意志が宿り始める久。
「あら?」
「どうしたんですか?」
「い、いえ、何でもないわよ?」
そう言う久はおもむろに両手を上げると、自分の胸を揉み始めた。
ただ揉むのではなく、胸の付け根から絞るように乳首へ手を動かしていく。
そして乳首へ達すると服の上からであっても、摘み上げて釣り鐘状に胸を変化させた。
久も例によってブラを付けていないらしく、胸の頂点にはうっすらとピンク色の姿が見える。
制服は初夏らしく薄いので、久が揉む度に胸の全体の形をハッキリ浮かび上がらせた。
「そう言えばですね--」
「あら、珍しいわね--」
久の自慰を伴う胸を揉む動きを長く視姦する為に、なるべく会話を長引かせる俺。
実際に長話は長時間に渡り、揉み続けられる胸は徐々に乳首が立ってきた。
柔らかく形を変えるのは久自身の女らしい指。
制服は指と共に深く胸に食い込む。
乳首を十分にイジり回したのか、今度は胸全体を揉み始めた。
「今年はね--」
「へぇ、そうなんですか~」
その激しさは増す一方であり制服に皺を作る。
心なしか胸自体も張りを増したらしく、久の指が沈む深度が浅くなった気がする。
胸には性的な興奮が溜まり、うっすらとピンク色を見せていた乳首は赤くなってきた。
それでも顔は生徒議会長らしく凛としており、胸を揉む激しさに比べて大きなギャップを俺にもたらす。
興奮も一気に高まってしまい、陰茎は学ランのズボンを押し上げる。
悪戯も好い加減になってきたので、今度は俺の性欲を解消させて貰おうと思う。
「それより『生徒会長』」
「あら、何?」
そして俺は再び手を二回叩く。
催眠状態に戻った久は胸を揉んだ状態のままで止まってしまい、片方の手に至っては乳首を摘んだままだった。
指が食い込んだ胸は卑猥極まりなく、俺の興奮を後押ししてくれる。
かと言って、朝っぱらから久の制服を汚すわけにも行かないので、ここは一つ体内で処理して貰おうと思った。
「『久、口を開けろ』」
「……はい」
承諾の答えを返す久は、意志の無い瞳のままで口を開ける。
綺麗な前歯に、乳首以上に生々しい赤の口内。
麻雀卓に座ったままで口を開ける姿はある意味滑稽である。
しかしこのままではどうしようもないので、次なる命令を下す。
「『床に膝立ちになれ』」
「……はう」
口を開けたままで返事をした所為で、変な言葉になってしまった。
命令を忠実に実行する久は、その場で椅子から降りて膝立ちになる。
それを見た俺は久の横に移動すると、おもむろにズボンを脱いで陰茎を取り出した。
反り立つ陰茎は亀頭を腫れさせており、生々しいピンク色で期待を膨らませている。
「『久、顔を横に向けるんだ』」
「……はう」
開けっ放しの口からは唾液が一筋垂れ、ノーブラの制服へ落ちて透けて見える肌の色を濃くした。
膝立ちになった久の顔の位置は丁度俺の股間の位置にあり、開いている口は陰茎の高さに一致する。
反り立つ陰茎を水平にした俺は、ぽかんと開けている久の口へ亀頭を差し込んだ。
「うぉ……」
「んぁむ……」
最初に感じたのは久の歯。
ただ口を開けているだけなので、歯は陰茎に配慮されることない。
次に感じるのは、いっそ熱さを感じる程の舌に凸凹した上顎。
カリは柔らかな唇を押し開き、Oの形に久の口を開けさせた。
「熱い……!」
「…………」
久の唾液は乾いていた陰茎に塗られ、挿入に肌の突っ張りを無くしてくれる。
弾力のある舌を亀頭の下側で押し、ざらざらの舌の腹を味わう。
カウパー液は鈴口から漏れ始め、久の口内を汚した。
そのまま腰を押し進め、舌の根本へ亀頭が軽く突くぐらいまで竿を挿入していく。
「『久、口を軽く閉じろ』」
「んむ……」
「おぅっ!?」
軽く口を閉じさせただけでは、竿に歯が少しだけ食い込む。
口の奥では顎が上がった事で、舌は陰茎の舌の部分を広く包み込んできた。
竿の部分は当然ながら、カリの裏側まで柔らかだが弾力のある感触が感じられる。
その状態で俺が腰を引けば竿は歯で強い刺激を受けながらしごかれ、亀頭は上が上顎の凸凹した部分、下は舌のざらざらした箇所を擦った。
強い刺激は俺の快感を押し上げる。
「うくぅ……」
「…………」
久の舌の上に、鈴口が擦った道順にカウパー液を唾液の上に濡らす。
そして歯の裏側にカリの裏側が接触すると、固い感触と共に亀頭だけが口内に残された。
俺はそのままゆっくりと腰を押し入れ、半分だけが唾液に塗れた陰茎を出し入れさせる。
「おぉ……」
「んぁむ……」
腰で出し入れされる陰茎は、口内で亀頭とカリが複雑な快感を受けた。
竿に付着した唾液が久の口の端から漏れ出し、胸によって盛り上がる制服の染みを広げる。
ただでさえ開けっ放しである上に、口内からの刺激を受けた所為で、量は増え続けるばかりだった。
ぬるぬるになった口内は動きやすく、カリは唾液を掻き出してくる。
「くっ、『久、舌でアイスを舐めるような動きをしろ』」
「……んむ」
「くっ……!」
陰茎が久の上顎を擦る快感に耐えつつ、追加の命令を下す。
途端にカウパー液を漏らす鈴口ごと舌の腹が舐める。
「おぅっ!?」
「……」
ぬるりと口内で動く舌は俺が腰を前後に動かしてもしっかり亀頭の動きに付いてきた。
久はカウパー液の味を確かに感じている筈だが、意思の無い眼で陰茎の根本を見ているだけ。
軽く口を閉じさせたので竿に接触している唇が卑猥にひょっとこのように形を変える。
精神的な興奮は留まる事を知らず、陰茎は更に久の上顎を押し上げた。
「くぅ……!」
「んむぁう……」
固い歯は竿を扱いて唾液を削ぎ落とし、陰茎からは体液を垂らさずに照りだけを残す。
カリの裏側に歯が当たるまで引けば、興奮で張った亀頭に強い快感がもたらされた。
鈴口が舐められる度に新しく出てくるカウパー液は、睾丸から漏れ出した精液が混じり始める。
「くぁ……!!」
「……じゅる」
久は本能的に口内で増えていく精液混じりのカウパー液を飲み干していく。
舌がアイスを舐めるように動く所為で、鈴口を下から亀頭の上の方へ大きな快感が移動した。
俺は何とか射精を我慢しつつ、腰を動かして久の口内を犯していく。
「ふぅ……! うぅ……! くはぁ……!」
「…………」
大きく息を吐きながら亀頭から竿の半分まで包み込んでくる熱い快感に耐える。
ゆっくりとだが確実に腰を動かしていき、快感を溜め込んでいく俺。
陰茎は熱い口内で亀頭を舌で舐められ、竿は歯と唇で扱かれる。
大きな快感で張りと反り立つ力を増した陰茎が、益々久の口内を押し上げた。
そして近付く射精の予感。
俺は快感に耐えつつ、久に命令を重ねた。
「うっ、『久、精液が出るから全部飲むんだ』うくっ……!!」
「……うむぁ」
俺の意思を無視して勝手に痙攣を始めた陰茎は、漏れ出させるカウパー液を濃くさせる。
待ちかまえる舌の動きは鈴口を舐め、射精に一押しをしてくれた。
「うっ!? くぅ……!!」
「んっ……こくこく……」
久の口内で大きな痙攣を始めた陰茎は、鈴口を久の舌で擦る。
吐き出される精液は次々と久に飲み込まれ、更に飲み込む舌の動きで陰茎は大きく刺激された。
射精の中で追加された刺激は大きすぎる快感となり、俺の頭を真っ白に染める。
「うはっ……!!」
「んくっ……こく……」
無意識の内に久の頭を掴んでいた俺は、手触りの良い髪を撫でながら最後の一滴まで美少女の胃の中へ精液を吐き出した。
「ふぅ……」
「んぐ……」
精液を吐き出しきって柔らかくなった陰茎を、舌でゆっくり揉まれる感触は絶頂の余韻を大きくしてくれる。
それでも陰茎が再び力を取り戻すことはなかったが、十分に射精の気持ちよさを引き延ばしてくれた。
全てを出し切った俺は腰を引いて陰茎を久の口内から取り出していく。
唾液に塗れた竿は変わらずに卑猥な光沢を得ており、力が抜けても大きな血管が脈動していた。
「久、もう口を閉じて良いぞ」
「……はい」
陰茎を抜かれても開けっ放しになっていた久の口内は、精液が全て飲み込まれたこともあって綺麗な舌や歯が見えている。
もはや賢者タイムに入った俺には口内は興奮の対象ではないので、唾液が制服に垂れても困るので閉じさせた。
口を閉じても麗しい唇は健在で、とても陰茎を咥えさせられていたとは思えない。
表情は相変わらず感情を一切見せていないが、それはそれで征服感が沸き上がった。
しかしそろそろ授業が始まる時間なので、さっさと久の催眠状態を解かなければならないが、その前に確認しておかなければならないことがある。
「久、口の中はどういう感じだ?」
「……生臭いです」
「そうか」
やはり精液を飲ませた弊害は出ているらしく、久は平然としながらも口内の不快感を口に出した。
「それは気の所為だから気にしなくても良いぞ」
「……はい」
「他にはあるか?」
「……いいえ」
久から報告された不快感が口内の生臭さだけであるのなら、これで正気に戻しても変に思うことは無い筈だ。
多少腹が膨れているかもしれないが、許容範囲内なのだろう。
ひとまず陰茎を拭いてズボンを履き直し、身なりを整えた俺は久の催眠状態を解くことにした。
「久、俺が手を叩くと催眠状態が解けるぞ」
「……はい」
「催眠状態中にされたことの違和感は全て気の所為だから気にするなよ」
「……気にしません」
「それじゃ、いくぞ」
念を押してから、俺は催眠状態を解く為に手を叩く。
パンと軽い音が二人きりの麻雀部に響き、久は眼に意志を取り戻していった。
「……ん? やだ! もうすぐ授業が始まるじゃない!!」
「えっ? あぁ、そうですね」
「そうですね、じゃないわよ!!」
久は正気に戻るなり時計へ視線を合わせ、慌てて膝立ちになっていた床から立ち上がる。
特に自分の姿勢が気になった様子もなく、さっさと長いスカートを翻して部室を後にして行った。
残された俺は無人の部室で何か用事がある訳でもないので、久と同じように教室へ向かう。
「次は昼休みか……」
それまでなるべく精液を溜めて置かねばならない。
△
昼休み。
俺は久を犯す決心を胸に部室へと向かう。
期待に足取りは軽く、股間は既に半立ちの陰茎を抱えていた。
弁当片手に向かうはやはり麻雀部。
昼時とあって擦れ違う生徒達は皆一様に、楽しそうな会話をしながら思い思いの場所へ昼食を食べに行く。
そして到着した麻雀部の扉の前に到着した俺の耳に、何やら騒がしい室内の声が聞こえてきた。
よくよく聞いてみると、どうやら閑古鳥が鳴いていた麻雀部に客が来ているらしい。
しかも女子生徒。
部員は全て催眠状態に出来るが、客が居るなら話は別だ。
女子生徒が美少女なら獲物が増えたと喜ぶべきだろう。
そう思った俺は欲望を隠しつつ、何食わぬ顔で部室へ入った。
「ちわーっす」
「あれ、来たんですか」
「ん?」
「……居るじゃん、部員」
俺の声に最初の反応を示したのは、部員一の巨乳<原村 和>
ブラをしていないらしい巨乳は、夏服の薄い制服からその形を透けさせている。
短いスカートからは生の太股が伸び、ニーソックスが男の性欲を刺激してきた。
ピンクの長い髪がさらりと揺れる度に、良い香りが部室に流れるようだ。
次に反応したのが変な男。
最後に落胆したような声で俺の事を部員と行った少女は短い茶色の髪をしており、胸は余り無いが美少女であった。
原作知識から察するに、主人公の<宮永 咲>だろう。
一年生が穿く短いスカートから延びる生足は、太股を露出して膝下までの靴下を穿いていた。
原作の主人公だけあって犯すにはもってこいの美少女だが、その前に催眠を掛けなければならない。
しかし他の部員もいる手前、掛けるタイミングは謀らないといけないだろう。
「どーん!」
『……』
いろいろ考えている内に、最後の部員である<片岡 優希>が部室にやってきた。
短いツインテールに、一年特有の短いスカートは更に短く、少しでも大きく動けば簡単に中身が見えそうだ。
ともあれ、これで麻雀部の主要部員は全員揃った事になる。
事前の根回しは既に済ませているので、咲だけを催眠に掛ければいい。
そして俺は部員全員を催眠状態にさせるキーワードを言い放つ。
「ーーーー!」
『っ!?』
「えっ、な、なに?」
突然叫んだ俺に戸惑う咲を余所に、変な男を含めて和、優希の眼から意志が失われてしまった。
慣れていない者からすれば些細な変化にしかすぎないので、咲は自分以外の部員が催眠状態へ落ちた事を認識できずにいる。
ただでさえ叫んだ俺に戸惑っており、周囲の変化には鈍感な状態になっていたのだ。
「え~っと、宮永さん?」
「は、はい?」
「ちょっと、折角だからちょっと実験に付き合ってくれない?」
「実、験ですか?」
「そう」
「えっ、でも--」
原作を思い出す限り、咲は麻雀部には無理矢理連れてこられた筈。
多少強引にでも物事を進めなければ、逃げられそうだから答えを待つ前に、俺は懐から糸に吊された五円玉を取り出した。
「さて、『あなたは段々眠くなる』」
「は、はい……?」
突然の事態に身体を引いて身構える咲を無視して、俺は五円玉を顔の前で振り続ける。
「『あなたは段々眠くなる』」
「……あっ」
すると、俺の絶対的な才能は例外なく発揮され、咲も警戒心露わにしていた眼がトロンと眠たそうな半眼になった。
身構えていた身体も俺へ向かって正面を向き、腕もだらんと垂れ下がる。
催眠に掛かった時特有の状態になったのと見た俺は、早速暗示を掛けていく。
しかし今日の目的は原作主人公ではないので、せめて邪魔をしないようにしておこうと思う。
「咲、聞こえるか?」
「……はい」
感情を感じさせない返事は俺の催眠が確実に掛かった事実を示していた。
「咲は今日、麻雀部に誘われたな?」
「……はい、無理矢理」
「なら部員達と麻雀をする事に集中して、雨が降るまで他の事には気が付かないぞ」
「……気が付かない」
これで俺の目的には邪魔にならない筈。
せめて雨が降るまでに他の事に気が付かなければ良いのだ。
好きだった原作の知識は鮮明に覚えているので、天気の予報まで出来る。
「『俺が手を叩いたら全員が催眠状態から目が覚めるからな』」
そうして俺は軽い感覚で手を叩いた。
「……んぁ?」
「……?」
「……あれ」
「……おっ?」
「皆、麻雀をしに来たんだろ?」
俺が意識を取り戻した麻雀部と原作主人公の意識をこっちへ向けると、和と優希が続いてくれる。
ここに至っても、咲は何やら不服そうな雰囲気を隠さない。
「……えぇ、そうですね」
「昼休みもやるじぇ~」
「だから、麻雀は……」
それから始まる原作での初めてのイベント。
目の前で繰り広げられる攻防には全く興味がない俺は、部室の片隅に置かれているベッドへ近付いた。
そこには原作通りに久が眠っており、実に無防備な姿を晒している。
「……さて、生徒会長。出番ですよ~」
「す~……く~……」
俺が気持ち悪い声を出しながら近付いても、久は規則正しい寝息を繰り返す。
身体に掛かっているシーツは寝息の間隔で上下に動き、胸さえも小さく震えているように見えた。
寝息を吐き出す唇は麗しく、思わず触ってしまいそうな潤いを持っている。
「……ごくり」
「す~……す~……」
すぐ上の先輩であっても大人の色気を含ませる寝姿に、俺は思わず生唾を飲み込んだ。
半ば勝手に久の身体へ忍び寄る俺の腕は、起きないと分かっていても慎重になってしまう。
事前に雨が降るまで何があっても起きないと暗示を掛けているが、童貞卒業を目の前にしてしまえば、緊張の一つや二つしてしまうものである。
そう自分に言い聞かせ、久に掛かるシーツを剥ぎ取った。
「おりゃ」
「んん~……く~……く~……」
乱れたロングスカートから伸びる、黒いタイツに包まれた細い太股。
うっすらと見える白い地肌は俺を誘惑しているようで、シーツを捲った手が自然と太股へ迫った。
「柔らかい……!」
何気に初めて触る女の身体は、思ってた以上に柔らかい。
さらさらのタイツ越しであっても、掌に張り付く感覚があるようだった。
太股を触りながら手を久の股間の方へ動かし、乱れたスカートの中へ差し入れる。
蒸れた生暖かい空気は俺の手を通し、陰茎へ力を与えてくれた。
そして指には太股の感触以上に柔らかいものが触れる。
「……ごくり」
「ん……く~……す~……」
指先には確かな股間、つまりは大陰唇の感触。
太股以上に柔らかく、軽く力を入れるだけで簡単に指先が久の身体へ沈み込む。
タイツとショーツ越しであっても大陰唇の形はハッキリと感じられ、指を動かせば秘裂から左右に分かれている感触まであった。
陰茎から我慢の限界を感じ取った俺は、後ろで麻雀をしている部員達に構わず、ズボンを脱いで下半身を丸出しにする。
ついでに久の眠るベッドの上へ移動すると、黒タイツに包まれた形の良い両足を持ち上げた。
「……よいしょっと」
「んん~……」
体勢を無理矢理変えられた所為で、久が寝苦しそうな声を漏らすものの、決して起きる気配はない。
久の体温を感じつつ、タイツをショーツごと脱がせば、本来の白い脚が見えてくる。
肌理の細やかな見た目は窓から入ってくる日の光にさえ、綺麗な白を反射しているかのようだった。
「はぁ……はぁ……」
無意識に早くなる呼吸に気が付かない俺は、必死に久の脚からタイツとショーツを抜き去る。
「んくっ……!」
溢れ出そうになる興奮を何とか抑えつつ、いよいよスカートに隠された久の股間を見る為に脚を広げていく。
徐々に捲れ上がり、白い太股が見える範囲を広げれば、細かった印象が急速に太くなっていった。
しかし悪い意味での太さではなく、確実に股間が近付く、実に厭らしい太さだ。
そして俺の目の前に、久の隠された股間がさらけ出された。
「おぉ……!」
流石に年齢的には、しっかりと生え揃っている陰毛は下腹部の所へ固まっており、手入れをされている感じはある。
変わって大陰唇には陰毛は一本もなく、産毛がうっすら肌に生えている程度。
脚を開いたので筋を引っ張られた大陰唇は左右へ開き、秘裂の中身を晒していた。
生々しいピンク色は粘液の光沢を纏っており、蛍光灯の光をぬらぬらと反射している。
イジっていないので決して愛液では無いものの、本来性器が持つ粘液を晒していたのだ。
「ごく……!!」
流石に念願の性器を目の前にしてしまえば、俺は後ろで麻雀をしている部員達にも聞こえる程の生唾を飲み込んでしまった。
先ほどは指先で軽く触れる程度だったので、今度は思う存分イジり回すとする。
「ま、まずは……」
秘裂の上の方に包皮を被っている淫核は、大陰唇の厚い肉の中にひっそりと存在していた。
俺が手を伸ばし、指先が淫核に触れると、包皮越しとはいえ大きな刺激が久を襲う。
「ん……!」
寝ている筈の久は腰を小さく上下に動かし、性感体を刺激された反応を大きく見せた。
調子に乗った俺は淫核を摘み上げれば、その動きは更に大きくなる。
しかも指の間に柔らかな反発として返ってきていた感触は、急速に固さを増していく。
包皮は俺が指を動かす度にズレていき、徐々に興奮した姿を見せてきた。
「思ったよりも固い……!」
久の興奮した淫核は滲み出てくる愛液で滑り、自然と淫核その物を摘んでしまう。
「ん……!!」
乾いていたとも言って良い感触は愛液を纏って、ぬるぬると俺の指を押し返そうとする。
愛液は僅かに開いた膣口から滲み出し、秘裂全体を濡らした。
粘液だけではなく愛液の滑りを得た光沢は卑猥であり、俺も指の動きを活発にさせる程の興奮を貰う。
「んぁっ……」
性感体を強く刺激されても暗示で眠り続けるも、久は腰を痙攣させる。
両足を開いて上下に動く姿は卑猥で、ますます俺の陰茎を固くさせた。
「も、もう良いよな……?」
既にお預け状態に嫌気がさした陰茎はカウパー液すら漏れさせ、ベッドのシーツを汚す。
俺は脚を開いている久の股間へ身体を差し入れると、反り立つ陰茎を水平にさせて亀頭を愛液滲む、秘裂へ向けた。
そして腰を押し込むと僅かに見える膣口へ接触させる。
「おぉ……! 柔らかい、し、暖かい……!」
久の秘裂の中は熱く張った亀頭からでさえも暖かさを感じた。
乾いていた亀頭には愛液が塗られ、ぬるりと膣口へ食い込んでいく。
腰を押し進めれば進める程に鈴口は膣口を通り抜け、秘裂よりも圧倒的に熱い膣内へ入り込んでいった。
カウパー液と愛液は膣内で混じり合い、滑りは更に強くなる。
押し入れやすくなった
コメント
Re: タイトルなし
あります!
って言うか、途中まででホント申し訳ないです……。
って言うか、途中まででホント申し訳ないです……。
県予選辺りのキャラが主な感じですか?
Re: タイトルなし
そうですね。
予選の裏でエロエロする感じです。
予選の裏でエロエロする感じです。
No title
古典的な催眠術は久の心を自由自在に操れてしまい、更には身体さえも思い通りに動かせた。
ということは絶頂に達していない状態でも愛液を出せとか命令したら「かしこまりました」みたいに平然としたまま濡れ濡れにさせたり、普段以上の力をださせてほかのキャラを凄い力で抑えつけさせたり、高速ピストン、高速フェラさせたり出来るんですか!?良い!というか期待してます!
ということは絶頂に達していない状態でも愛液を出せとか命令したら「かしこまりました」みたいに平然としたまま濡れ濡れにさせたり、普段以上の力をださせてほかのキャラを凄い力で抑えつけさせたり、高速ピストン、高速フェラさせたり出来るんですか!?良い!というか期待してます!
Re: No title
有難う御座います!
そうですね。
高速フェラに関しては書き方が分からないので無理ですが
高速ピストンやら、ある程度の身体そのものの操作はできる設定です。
そうですね。
高速フェラに関しては書き方が分からないので無理ですが
高速ピストンやら、ある程度の身体そのものの操作はできる設定です。
No title
咲好きなのでたまらないですね、凄く良かったです
和特に楽しみにまってます
和特に楽しみにまってます
Re: No title
有難う御座います。
ちなみに今月は咲の和催眠ですよ!
ちなみに今月は咲の和催眠ですよ!
No title
>ちなみに今月は咲の和催眠ですよ!
趙嬉しいです
楽しみに待っています
趙嬉しいです
楽しみに待っています
Re: No title
まぁ、期待しないで待っててくださいませ。
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人形状態で自発的に動いたり、人形状態での本番おかも本編にはあるんでしょうか?