東方双子録 IF編 稗田阿求
外来人で新人になる双子の住む場所は、人が集中している中心よりも自然と里の隅の方になる。
かと言って、妖怪に襲われるような危険はない範囲の場所なので、夜中不用意に外出しなければ比較的安全な場所だった。
里の中央通りから若干離れた場所であっても、不便などは余りない。
家を買うのは当然出来ないので借家なのだが、家主は双子の年齢と若干の立地の悪さを理由に家賃を据え置きにしてくれていた。
その好意を素直に受け取り、双子は里の一員として馴染み始めている。
空を飛べるようになってから配達の仕事も開始したお陰で、早く荷物が届くと評判になって繁盛していた。
収入に関しては既に問題なく、正直博麗神社より安定した生活を送っている。
「……ふぅ。お腹一杯!」
「今日は久しぶりの休みだな」
「うん、里の人達も結構依頼してくれるよね」
「あぁ、多分里の人は飛べないから、飛ぶ分早く着く俺達を利用してくれるんだろうな」
「そうだね」
昼過ぎ、昼食を終えた双子は食器を片付け終わると、午後の団欒を過ごしていた。
配達の仕事の合間で、たまに沸く休みは貴重な時間になっている。
時間的に不規則であるものの、若い事もあって精力的に仕事はこなす。
いくら若くとも仕事ばかりでは流石に疲労は溜まるので、この貴重な休みは体力的にも精神的にも安らぎの時間だった。
そんな中で訪れるのは唐突な扉を叩く音。
「ん?」
「誰か来た?」
「すみません」
「は~い! 今開けます」
今日が休みである事は周知しているので客ではないだろうが、訪問者に付いても心当たりがないので首を傾げる双子。
しかし声からして女の子。
相手を待たせる訳にもいかず、弟は立ち上がると玄関へ降りて引き戸を開けた。
「は~い?」
「すみません。お休み中に」
扉の向こうでは双子と同じぐらいの背丈で、非常に上品な雰囲気を漂わせる少女が立っている。
紫がかった艶のある髪は肩の辺りで揃えられており、顔に浮かぶ表情は優しげだ。
着物も良い物らしいが嫌みにならない清楚な感じで、一目見た印象は深窓のお嬢様。
手には土産らしき物を包んだ風呂敷を細い指で持って、相手を訪ねる礼儀は上流階級の作法を体現したかのようだった。
「すみません。私、稗田阿求と申します」
「あ、どうも」
腰からすっと綺麗な姿勢で下げられた頭に、弟は反射的に下げ返す。
さらさらの髪が重力に従って阿求の頬を滑り、下を向く。
少し動いただけで漂ってくる匂いは、非常に可憐で花を思わせる印象を受けた。
部屋の奥で見ていた兄も寝転がっていた姿勢を正すと、弟を通して入って貰うように促す。
「いつまでもそこに立って貰ったら悪いから入って貰えよ」
「あっ、そうだね」
阿求の声と容姿、優しそうな表情を見て双子は一気に夢中になってしまった。
今まで犯した女の子と違って、自分達と同じぐらいの年齢に仲間意識さえ芽生える。
一番目に目に付くのは年齢不相応に大きく張り出した巨乳。
阿求が部屋の奥に居る兄の言葉を聞いて頭を上げる仕草でさえ、たっぷりと揺れる。
最初の印象は守りたいとさえ思う容姿に気が向いていたが、大きな胸を意識すると阿求の雰囲気が淫靡なものになった気さえした。
「ど、どうぞ」
「すみません。お邪魔いたします」
入室を促した弟の隣を通ると良い香りが漂い、部屋の中で花が咲いた幻想を抱かせる。
姿勢正しく歩く姿は育ちの良さを滲ませ、全体的に好印象を与えた。
何よりも巨乳が双子の視線を釘付けにし、生唾を飲み込ませる。
「あっ、良かったら、す、座ってください」
「失礼いたします」
阿求の巨乳に当てられて、ドギマギした兄の言葉は少し詰まってしまった。
しかし阿求は気にした様子もなく、素直に兄の対面へ座る。
「粗末な物で申し訳ありませんが、どうぞ」
「あ、どうも。ありがとうございます」
小さな机に差し出されたのは、風呂敷に包まれた土産。
阿求の巨乳に眼を送りつつ、受け取る兄。
触った風呂敷の手触りは見た目通りに良く、高級そうな感じだった。
風呂敷ごと貰った物を見ていると、中身が気になるのかと阿求に受け取られて開けるように促される。
「どうぞ、開けて下さってもよろしいですよ?」
「えっ、あ、はい」
上目遣いで阿求の巨乳へ視線を送りながら、言われるままに風呂敷を開けた。
中には風呂敷の質に劣らない高級菓子が包まれており、いかにも良い所のお嬢様が持つに相応しい土産。
兄は早速茶菓子として出そうと、弟に視線を送った。
「あっ、僕、お茶を入れるよ」
「お構いなく」
双子の気遣いに、笑顔で応える阿求。
優しげな雰囲気と儚い笑顔に、双子は益々魅了されてしまった。
来客用の湯飲みに茶を入れた弟は、そそくさと机へ移動して阿求の前へ差し出す。
「どうぞ」
「有り難う御座います」
阿求は安物の茶であっても嫌な顔一つせずに一口、行儀良く飲み込んだ。
兄は兄で土産を失礼の無いように開け、中身を机の中央へ並べる。
「それで今日は、あの……?」
「あぁ、今日はですね。最近人妖に構わず、覚えのない妊娠が相次いでいるのはご存じですか?」
「えっ!?」
「あっ!?」
心辺りどころか実行犯である双子は、阿求の言葉にドキリと身体を揺らす。
内心慌てながら視線を交わす双子だが、阿求はそんな様子に気が付かず、言葉を続ける。
「それでですね、最近特に人妖共に繋がりのあるお二方からお話を伺おうと思いまして……」
「そ、そうですか」
さも困ったように頬へ手を当てて首を傾ける阿求。
「同じ女性として覚えのない妊娠は非難するべきなのか、祝福するべきなのかは迷いますが……」
「そ、そうですね」
「う、うん……」
狼狽える双子に視線を送りながらも、怪しむ雰囲気は全くない阿求は再び茶で口を潤した。
一息付いて、疑いを持っていない視線を兄と弟へ送る。
突然の事で戸惑いながらも、双子の視線は身体を少し動く事に揺れる巨乳に張り付いていた。
阿求が頬へ手を当てれば、二の腕に押された大きな胸は柔らかく動いて性欲を刺激してくる。
見ているだけで内包している重さすら分かる揺れ具合に、未だ朝から性欲を発散する機会が無かった所為で幼い性欲が大いに刺激された。
巨乳を凝視してても、能力の所為で阿求は一切気付かない。
着物で少なからず締め付けられている筈だが、柔らかさは誇示している。
今の双子には刺激の強い光景を見せつけながら、阿求は至極真面目な表情を浮かべて事情を聞いていく。
「申し訳ありませんが、ご協力頂けますか?」
「あっ、はい」
「う、うん」
視線を阿求の顔から下に向けている双子は、殆ど何を言われているか分からないままで反射的に返事をしてしまっていた。
形がどうあれ、承諾を受けた阿求が机の上に身を乗り出して片手を差し出してくる。
「では、よろしくお願いいたします」
「は、はい!」
手を差し出されても視線は巨乳に向かっており、前屈みになって更に大きさと良い形を見せつける。
知らず知らずの内に性欲が溜まっていた双子は、阿求の手へ邪な思考を巡らせた。
幻想郷へ流れ着いてから性欲に忠実になった事で、行動は迅速に行われる。
差し出される細く女の子らしい指に華奢な手、普段なら何とも思わない部位であっても、今の双子には性的な魅力が溢れていた。
対面で話していた兄へ手を伸ばしていたので、兄はすっと立ち上がるとおもむろにズボンを脱いで陰茎を取り出す。
着物の中であっても、大きな存在感を示す巨乳を見てから早くも反り立ち、固くなって血管を竿へ浮かび上がらせている。
取り出した陰茎は、差し出された阿求の手に握らせられた。
「っ!?」
目の前で異性がズボンを脱いだ時点で顔に赤みが差していた阿求は、陰茎を握らされた瞬間に身体を竦ませる。
しかし双子の能力が阿求の認識を歪ませ、握らされた陰茎には細い指が無抵抗に絡んだ。
少し冷たい手は熱く固い陰茎へ刺激を送り、快感を性的な物へ昇華させた。
握らせた手を上から握った兄が、更なる気持ち良さを求めて微妙に前後に動かしていく。
阿求は握らせられている物を正しく認識できていないが、確かに何かを握っているという矛盾を自分の中で相手の手の感触として処理していた。
顔は羞恥に溢れ、視線も兄の顔と陰茎を行き来させる。
傍で見ている弟も歳が同じような阿求に興味を持ち、可愛らしい顔をまじまじと見た。
普通なら初対面の人間に対して失礼な程に近い距離で、顔を覗き込まれても阿求は気にもしない。
自分達が持っている能力は把握している為、まさしく舐め回すように見つめた。
パッチリとした眼に、頬は陰茎を握らされた所為で赤みがあるが健康的で、特に目を引いたのは薄いピンク色をした小さな唇。
まるで口紅を塗っているとも思える潤いを持って、普通に閉じられているのを見ただけでも弾力が良さそうだ。
弟は惹かれるように顔を近付けると、軽く唇を合わせる。
「んっ……」
「っ!?」
触れた瞬間に肩を跳ねさせた阿求。
合わされた唇は互いに若い事もあってか、潤いで張り付き合う感触を返してきた。
本当に軽く触れる程度の接触であっても、弟の唇に阿求の唇の弾力が余す事無く送る。
顔をこれ以上ない程に近付けた事で、女の子特有の甘い香りが至近距離で鼻をくすぐった。
直接肌を触れ合わせたのが要因となって、弟の陰茎は即座に最大まで固くなるとズボンの中で僅かな痛みを発する。
「んっ!?」
「んふぁ……」
顔を引けば、潤いで張り付いていた唇が僅かに肌同士を引っ張り合った後に離れた。
口を解放されても陰茎を握らせた手はそのままなので、阿求の姿勢は中途半端に腰を上げたまま。
言葉を発するのに障害が無くなったので、ここに来て自己紹介を始める。
「初めましてですね。私は稗田阿求。主に幻想郷における歴史。そして人妖問わず、力ある存在を書籍に記している者です」
「あっ、僕達はーー」
「あぁ、その辺は既に存じておりますのでお気遣い無く」
「そ、そうですか……」
陰茎を握りながら微笑む阿求から見て、圧倒的に人生経験の少ない双子に警戒心を持たせないような丁寧な挨拶をした。
その挨拶を受けて弟も自己紹介をしようとするも、既に素性を知っているらしく、詳しくは聞いてこない。
恐らく双子にとって、幻想郷に来た経緯を思い出すのは辛いだろうと思っての事だった。
そんな気遣いに気が回らない双子も、こちらは丁寧な挨拶に返さなくても良いと考え至り、意識は再び阿求の身体へ向かう。
「それでまず、霊夢さんに会った時の事を詳しく教えてほしいのです」
「うん! 良いよ!」
「あぁ!」
陰茎を握り、双子から見た最近の霊夢の印象をを聞き始める。
双子の視線は最早阿求の顔へは向けてられておらず、年齢を考えれば分不相応に育った肉体へ行っていた。
兄が陰茎を握らせた上に扱かせているので動けない阿求の身体へ、横から張り付く弟。
清楚な雰囲気を持つ着物は綺麗な反物を使っているようで、撫で回せば手触りはかなり良い。
張り付いた弟が足首まで隠す着物の裾を捲り上げていけば、白く華奢な足が見えてくる。
頼りなささえ感じる足に、弟と、弟の行動を見ながら陰茎からの刺激を受けている兄は、いっそ保護欲さえ沸き立てられるようだった。
裾を捲り上げる手が太股まで到達すると、意外に肉付きの良い光景が見える。
「ぅっ……」
外に居る時には絶対に空気を直接感じない筈の場所に風を受け、阿求は無意識に羞恥心の声を漏らした。
ショーツは見るからに質の良い生地を使っており、可愛らしいレースがいくつも付いている。
着物の清楚な感じと違って、色は黒でどことなく厭らしい雰囲気が漂っているかのようだ。
「あれ? 阿求さんエッチなパンツ履いてるね」
「そ、そうですか」
性的な言葉を、双子の能力で違う意味に捉えた阿求。
前から捲り上げられたので陰茎を握らせている兄にも黒のショーツが見えてしまい、細い指を押し返す弾力が大きく増す。
ショーツは阿求の股間をピッタリと包み、思いの外子供らしい下腹部に、クロッチは大陰唇の膨らみまで浮かび上がらせていた。
横から裾を捲り上げている弟からは余り見えないので面白くなく、興味はやはり巨乳へと向かう。
「んくっ……!」
あっさりと裾から離した弟の手が、何の躊躇いもなく巨乳を掴んだ。
「んふぁっ!?」
着物の上からでも弟の指は巨乳へ深く食い込み、柔らかさを見せつける。
掌に見た目以上の重みを与え、柔軟に形を変えるので指が殆ど胸の中に埋まってしまっていた。
それでも若いお陰で張りがあり、手へ力を入れれば心地よい反発が返ってくる。
下乳を持ち上げながら握って、感触を確かめるように指を動かす。
「んっ……」
胸に食い込む指先は暖かさで包まれ、奥に微かな鼓動を感じられた。
揉めば巨乳が着物の中で形を変え、乳首は裏地で擦られてしまう。
どれだけ指を動かしても、柔らかみのある重量感で弟を楽しませた。
「んふぁ……!」
阿求は眼を細めて、胸と乳首から来る甘い感覚に思わず吐息を漏らす。
下乳の形と巨乳の重さを感じながら撫でつつ、弟は真正面へ手を動かしていく。
乳輪に埋まっていた乳首が着物の生地を押し上げ、上を目指す手は胸の形に添って動いても頂点で引っ掛かった。
今度は巨乳を握るような形で鷲掴みにし、乱暴に揉み上げる。
「んんっ……!」
胸だけは成長著しいが、成長途中の弾力もありながらも成熟した柔らかさがあった。
鼻息が荒くなる弟は、自然と阿求の良い匂いを肺一杯吸い込む。
兄も、揉まれる阿求の巨乳を見て、陰茎をたぎらせた。
横から移動して背中から抱きつく抱き付く弟は、下半身を強く押しつけて固い陰茎を小振りな尻の谷間に入り込ませている。
掌以外からも快感を得て、弟は無意識に腰を小さく左右に振っていた。
興奮が高まるにつれて指が更に激しく動き、阿求が着ている着物の襟が乱れる。
首元まで隠されていたが、性的な刺激で艶を増した鎖骨が見えてきていた。
男としての性的な欲求に思考を支配されていても、双子の認識は精々が悪戯程度。
しかし阿求は初めて感じる性的な刺激に免疫が無く、思考が混乱しているのはハッキリ分かる。
陰茎の熱が移った手は震え、顔にも羞恥心が溢れていた。
真っ赤に染まった頬に、眼は明らかに泳いでいる。
「そ、それで、詳しくお話を聞きたいので、私の家へ、しょ、招待したいのですが……っ!?」
必死に言葉を紡ぐ阿求は乳首を抓られながらも、自宅へ招待する旨を伝えた。
双子はここで本格的に犯しても良いのだが、見るからに育ちの良さそうな阿求の家を見てもみたいと思い、視線を合わせると互いに頷いた。
「良いですよ~」
「あぁ、俺も阿求さんの家に行ってみたい!」
「そ、そうですか! お礼とはい、言っては何ですが、夕飯もご馳走致しますよ」
背後から揉み解されて固くなり、敏感になっている乳首を摘まれれば、阿求の言葉は詰まる。
幻想郷で生活を始めてから、お金の大切さも学んだ双子も夕飯代が浮くと聞いて断る理由が一切無くなった。
「で、では、早速行きましょう、か……?」
「うん!」
「行こう! 行こう!」
阿求の身体を好きに出来る期待が、双子のテンションを高めた。
陰茎から手を離した兄はズボンを履いて外へ出る用意をし、弟も張り付いていた小さな背中から離れて立ち上がる。
やっと中腰から解放された阿求も陰茎という男の象徴と、胸と乳首を摘まれる刺激から解放されて無意識にホッとした。
「それじゃ、行きましょうか」
「はい!」
「うん!」
性欲を隠しきれない元気な声と共に、双子は土産を片付けると先に玄関へ向かっていた阿求の後ろを付いていく。
外に出ると阿求の先導を頼りに里の、比較的地位が高い人物達が住んでいる地域へ移動を開始した。
道中では双子が阿求を左右から挟むように歩き、後ろでは歩く度に小さく震える尻を掴む。
「ん、んん……」
片方ずつ違う動きで揉む尻の肉はやはり柔らかい。
流石に巨乳より弾力が強いものの、触り心地は着物の生地の良さも相まって大変魅力溢れていた。
固いままの陰茎の所為で、若干歩き難そうな双子。
それでも人前で尻を大胆に捕まれ、羞恥に顔を赤く染める阿求と違って実に嬉しそうな表情を浮かべていた。
△
阿求の尻を揉みながら性欲の粘度を高めていると、開けた道の先に大きな門を構えた屋敷が見えてくる。
「あ、そこが、私が住んでいる稗田邸です」
「わぁ!」
「デカい……!」
指さした先は双子が幻想郷に来る前を含めて初めて見る大きさであり、塀も横に長く続いていた。
辛うじて上に見えるのは瓦屋根で、その瓦も塀に沿って横に長く続く。
外から眺めるだけでも門にも負けない、立派な屋敷である事が伺えた。
阿求に先導されて門へ近付けば、重い音を立てて木製の大きな扉が開く。
「お?」
「あ……自動で開いた?」
「い、いえ。だいたいの帰る時間を言ってありますので、後ろで使用人が開いてくれてるんです」
「へぇ、そうなんだ」
小さな尻を揉みながら、双子は流石金持ちと心の中で感心した。
これまで育ちの良さそうな話し方や、土産を忘れない礼儀正しい訪問方法に、素人目に見ても生地の良い着物。
阿求から溢れる金持ち感は、目の前の大きな屋敷を持ってして証明された。
「さぁ、入りましょう」
「うん」
「あぁ」
開かれた門の中へ入ると、石畳を敷かれた道が玄関へ続いているのが見える。
綺麗に手入れをされている中庭は、歩いているだけで圧倒されるような感覚さえもたらした。
不便にならない程度に続く石畳を進めばすぐに玄関へ付き、ここでも扉が勝手に開く。
「ただいま戻りました」
「お帰りなさいませ、阿求様」
出迎えたのは初老の女性。
白く染まった髪は纏められ、皺のある顔は温和そうで暖かみのある表情を浮かべていた。
「早速、この方達から予定通りにお話を聞きますので」
「畏まりました」
目の前の主人が尻を揉まれているのを確かに見ている老女だが、一切戸惑い無く道を開けて横へ退く。
にっこりと微笑む阿求は尻を揉まれ続けているので顔が引き吊ったまま、双子の家よりも広い玄関へ入った。
「さっ、こちらへどうぞ」
一足先に草履を脱いだ阿求は尻を双子の魔の手から逃れた事で、淀みなく微笑みを浮かべて誘う。
余りに大きく広い屋敷に内心ビビっていた双子も、声を掛けられて慌てて玄関を上がった。
「うふふ。驚きました?」
「凄い広い!」
「うん! こんな広い家、初めて見た!」
「喜んで貰えたようで何よりです」
子供らしく興奮する双子に、阿求と老女は微笑ましそうにその様子を眺める。
「では、お話を聞くのは私の部屋で行いますので、お二方はハグレないように付いてきて下さいね」
「分かった」
「うん!」
陰茎からの興奮は未だ冷めあらずとも、子供らしい好奇心も同時に発揮して家の中をキョロキョロと見て回る双子。
阿求の後ろを付いて行けば、長い廊下から見える立派な日本庭園が現れた。
「おぉ!」
「わぁ!」
「うふふ」
阿求にとっても自慢の光景なのか、双子の素直な声に嬉しそうな雰囲気を隠さない。
「ここです。お入り下さい」
暫くしないで着いたのは阿求の私室。
襖を開ければ室中には、糸で纏められた古い形式の本が山ほど積まれている。
整理整頓はされているので圧迫感は全くなく、広さと伴って作業しやすそうな環境が整っていた。
中央には大きすぎない机が置いてあり、上に墨と筆、更には紙が積まれている。
「本が一杯あるね」
「幻想郷の歴史でもあるので、これでも一握りなんですよ」
「へぇ」
弟の言葉を聞いて、丁寧に答えてくれる阿求。
部屋の中を見回す双子は、促されるままに机の横へ座った。
「すぐにお茶が来ますが、時間も有限ですので早速お聞きしたい事があるのですが……」
「あっ、良いよ」
「うん、何でも聞いて!」
せっかちとも思われそうで申し訳ないという感じを漂わせながら、阿求は本来の目的を果たし始める。
聞かれる双子も近い方が良いだろうと、分不相応に育った巨乳を見て即座に復活した性欲の導かれるようにして阿求の隣へ座り直した。
「それでは……。最近、霧雨魔理沙さんやアリス・マーガトロイドさんに会った時の事を教えて下さいませんか?」
「魔理沙姉ちゃんと、アリス姉ちゃんの事……」
「う~ん……」
「何でも構いませんよ。少しでも印象に残っている事なら何でも」
双子は聞かれた内容を考えるも、視線は巨乳へ向かったままで動かない。
思考が如何に阿求の身体をイジり回す算段をしていても、質問には答えなければならなと思う考えはあった。
意外と律儀に思い出を頭に巡らしながら、言葉を紡いでいく。
「最近は……お茶会をしてたかな?」
「お茶会、ですか?」
「うん、そうだね」
それを聞いて阿求は筆を持ち、いつでも重要な情報が出て来ても良いように準備している。
双子も視線で阿求の身体を舐め回しつつ、魔理沙とアリスの事を思い出していった。
「それは霧雨魔理沙さんと、アリス・マーガトドイドさんと一緒にですか?」
「うん」
「大抵そうだよな」
「ふむふむ……」
事前情報から、阿求は魔理沙とアリスの仲が比較的良い事を知っているのが、頻繁に茶会を開く程とは知らなかったようで紙に記入していく。
「それでね、魔理沙お姉ちゃんは最近僕達とお茶会するのが楽しいらしくて、紅魔館には行ってないらしいんだ」
「そうだっけ?」
「そうだよ?」
「ならば、大図書館の被害も最近は落ち着いていると……」
双子の軽い確認の仕合に耳を傾けながら、魔理沙の行動とそれに伴われる結果も記していった。
糸口を得た兄はアリスの情報も続いて思い出す。
「あぁ、魔理沙姉ちゃんもそうだけど、アリス姉ちゃんも俺達とのお茶会は楽しそうだったな」
「うん! それは僕も思った!」
「いっつも人形劇を里の人達に見せる前に実演してくれるもんな!」
「人との関わりを余り好まない傾向は落ち着いたのでしょうか……?」
茶会に参加すれば魔理沙とアリスを犯せる事が行く理由の一つだが、人形劇を先んじて見れる事も楽しみの一つであった。
何せアリスの劇は本当に人形が生き生きとしており、物語も楽しいものばかりだからだ。
盛り上がり方も子供心を捉えて、最初から最後まで飽きさせない構成となっていた。
アリスは人付き合いを好んでするタイプではなかったものの、最近は双子が来る茶会を影響もあって人里にも頻繁に行っている様子。
そんな些細な変化も阿求は余さず、筆を走らせる。
「それが終わると魔理沙姉ちゃんのおっぱいを揉むんだよな!」
「うん! 僕はアリスお姉ちゃんだったりするけど!」
「な、なるほど……」
話題が性的な事柄になった途端、阿求は正常に認識できなくなって自分で辻褄合わせをしていく。
胸の話が出た瞬間に普通だった顔色を真っ赤にさせ、手も心なしか羞恥で震えた。
「最近は揉んでる所為か、おっぱい大きくなった気がしないか?」
「するする! 元々おっきかったけど今はもっとおっきくなったよね!」
「ふ、ふむふむ……」
阿求の様子に気が付かない双子は、夢中でその時の様子を話す。
「ちんちんをお股に入れた時も凄い気持ち良いしね!」
「そうだよな! 精子一杯中に出せるもんな!」
「な、なるほど……」
嬉々として語れば、当時の記憶と共に快楽も蘇ってきてしまい、双子の陰茎は再び固さは増す。
巨乳を揉んだ感覚から犯した快感まで、経験した事実を無邪気に阿求へ教えていく。
「絞まりも強くて熱いんだよな!」
「そうそう! ちんちんが凄く気持ち良いんだよね!」
「そ、そうですか……」
話題が完全に性的なものへ変化したので、阿求は双子以外に聞いた魔理沙とアリスの事を記入していった。
最初に聞いただけの大図書館の被害軽減と、アリスの人付き合いが増えているだろうと言う予想も踏まえ、新しい情報として変化させる。
「そう言えば、阿求さんもおっぱい大きいよな」
「そうだよね」
「……」
あからさまな性欲を向けられても、阿求は顔を赤くしたまま筆を走らせ続けていた。
じわりと先ほどより左右から近寄った双子が巨乳を上から見下ろし、おもむろに着物の襟へ指を掛ける。
兄と弟が指をそれぞれ自分の方へ引けば、閉じられていた襟元が何の抵抗もなく開かれていく。
「っ!?」
巨乳は簡単に胸の谷間を晒し、下を向いて記入を続ける阿求自身にも自然と解放された胸が目に入った。
それでも双子の能力が認識を歪ませ、事実を事実として理解させない。
出て来た胸の谷間は白い肌を惜しげもなく見せ、大きさの所為で下から持ち上げられているような盛り上がりを上部に作っていた。
襟元が開かれる程に胸は襟に食い込みながら姿を現していき、半分ほどはみ出たぐらいにして手を止める。
着物の上からでも十分に大きさを誇示していた巨乳が目の前に改めて現れると、双子は大きさと綺麗な肌にある種の感動を覚えた。
「阿求さんも、魔理沙姉ちゃんやアリス姉ちゃんと同じぐらいにおっぱい綺麗だよな」
「大きさはアリスお姉ちゃんと同じぐらいかな?」
「だと思う。触ってみれば分かるだろ」
「うん!」
辛うじて乳首が見えない程度まで引き出された巨乳へ、襟元を引っ張っていた指が着物の中へ忍び込む。
「んっ!?」
他人の体温を直接感じた阿求の身体は、反射的に声を漏らした。
差し込まれる双子の手が巨乳を変形させ、同時に暖かさと大きさ故の重量感を返す。
乳首の真正面に陣取った二つの掌は、じっくり感触を確かめながら指を動かしていく。
柔らかさは言うまでもなく、指を直接素肌に触れさせれば吸い付くような肌理の細やかさが感じられた。
力を入れられても巨乳は難なく受け止め、若い肉体年齢が伴わせる僅かな固さも双子の興奮を底上げする。
掌の中心には乳首と乳輪の感触もあり、心地よい肌触りの中で僅かに固い感触を持ってメリハリをもたらしていた。
「う~ん……魔理沙姉ちゃんよりは大きいかな?」
「うん。アリスお姉ちゃんと同じぐらいじゃないかな?」
「っ!?」
巨乳の大きさを確かめながら揉み続ける双子が評価を下せば、阿求の羞恥心は刺激される。
胸の谷間を晒され、手を差し込まれて揉まれた上に他人と比べられる恥ずかしさは、能力で認識できない状態であっても強く表面へ出てきた。
その間にも巨乳は左右から小さな双子の手によって揉まれていき、刺激が送られていく。
「んっ……」
指が動けば掌の中で乳首が擦られてしまい、快感を含んだ甘い感覚が阿求に声を漏らさせる。
「そう、言えば、んふぁ……、霧雨魔理沙さんと、ん、アリス・マーガトロイドさんとは、くふ……、よく一緒にお茶会をしてたんですか?」
「そうですね~……」
「俺達が遊びに行くと大抵お茶会になるような気がするな」
「な、なるほど……」
阿求は魔理沙とアリスが同じ時期に妊娠が発覚したのと知っているので、二人がよく一緒に居たと言う裏付けが取れたと内心喜んで記入を続けた。
双子の手によって形を変える自身の巨乳を視界の下の方に捉えても、筆が震えて顔が真っ赤になるぐらいの変化で抑える。
乳首も固さを増しているが、未だ着物の中に隠れているので双子は掌の感覚でしか確認できなかった。
それだけでも大きな興奮を蓄えて、思考が性欲に侵略されていく。
「つ、次に紅魔館のスカーレット姉妹に、ん、付いてお聞きしたいのですが……」
「うん、良いよ!」
「レミリアさんは身体も俺達と同じぐらいで、ちんちん入れた股も小さかったな」
「そ、そうですか」
「フランちゃんはおっぱいとお股をイジったら寝てても、凄く腰を動かして何かエッチな感じのおしっこを一杯出してた!」
「な、なるほど……!」
あからさまな言葉を聞いても、双子の能力下にある阿求が書く文章の内容は自分で辻褄合わせをしたものに変わる。
事実とは少し違うが大体同じなので、信憑性に関しては問題ないだろう。
「それとフランちゃんは、ここを舐めると凄い反応を見せたんだよ」
嬉しそうだが明らかに性的な思考に支配されてしまった眼をした弟が、おもむろに阿求へ顔を近付けると、うなじを舐めた。
「ひゃん!?」
「あっ!? 俺も舐めてみたよ!」
弟の行動に遅れまいと、兄は兄で露出している鎖骨周辺へ舌を這わせる。
「ひゃぁ!?」
卑猥な事実を聞かされて羞恥に染まり、胸から送られる快感で僅かに汗ばんだ肌に、双子の小さな舌が這って汗を舐め取っていく。
生温かい感触が首筋に押し付けられ、動く程に阿求が可愛らしい嬌声を放つ。
「ひゃっ!? ふぁっ!!」
ただでさえ性的な刺激に免疫が無い上、双子も阿求の反応の良さを面白がって積極的に動き回る。
首筋に顔を突っ込んでいる体勢になっているので女の子の良い匂いが少年達の性欲を更に刺激し、胸を揉む手も激しさを増す。
立った乳首を指で摘み、乳輪ごと捏ね回していく。
「んっ! ふっ! あふぁ!?」
舌で舐め回す範囲が徐々に大きく広がっていくと共に、唾液の跡が汗と混じって卑猥な光沢を見せた。
首筋から上がって耳にまで到達すれば、阿求は一段と激しい反応を見せる。
「んふぁっ!?」
耳を舐められた瞬間に阿求の腰は勢いよく跳ね、双子に握られている巨乳さえ波打った。
「ひゃっ! あっ!?」
小さな舌が小さな耳たぶを弄び、耳の中にまで舌先が進入すると、阿求にとって完全に未知の感触が襲う。
同時にゾクゾクと背筋に不快とも言えない不思議な感覚が走り、先に与えられている性感と合わさると快感になって身体の中を駆け巡る。
双子は阿求の顔に沿って移動し、快感で真っ赤に染まった可愛らしい頬を欲望の体液で汚していった。
「ん、はぅっ……!」
流石に耳よりは反応が鈍いものの、知的な眼が快感で淀む。
一通り首から上を舐め回した弟は嬌声を聞いて興奮を大きく高め、胸を揉んでいた手を下半身へ向かわせた。
最初こそ行儀良く正座していた脚は乱れており、既に袴の間から白い太股が覗いている。
そこへ向かわせた手で袴の裾を一気に捲り上げれば、溜まっていた熱気が解放された。
胸を揉まれて身体が発情を示し始めているので、愛液の匂いも多少混じっている。
帯まで着物を捲り、下半身を丸出しにする弟。
「やっぱり、エッチなパンツだ!」
「おぉ! 本当だな!」
「んっ!?」
黒いショーツが完全に双子の眼に触れると、幼い性欲は上限無く上がっていく。
眼に好奇心まで滲ませる弟が、おもむろに白い太股へ手を乗せた。
「っ!?」
性感を刺激された阿求の身体は若干汗ばんでいるので、弟の掌をしっとりと吸い付かせる。
やはり見た目よりも肉付きは良く、軽く揉めば強い弾力が返ってきた。
それでも撫でればサラサラして触り心地は大変良い。
そのまま太股を撫でながら股間へ移動し、ショーツへ触れる。
「ひゃぅっ!?」
普段他人に触れさせる事の無い股間へ他人の身体を感じ、驚愕した様子で腰を動かした。
弟も阿求の反応を面白がり、指はいよいよショーツの中へ進入していく。
既に愛液が滲み出しているお陰で、ぬるりと入り込む指先がすぐに秘裂へ食い込む。
「んっ!?」
熱くなった秘裂の中で上下に指を動かし、充血した小陰唇や淫核、愛液が湧き出る膣口までも撫でた。
小陰唇は指先に絡んで含んでいた愛液を塗りたくり、淫核に引っ掛かれば阿求に大きな快感を送る。
膣口に至っては小刻みに縮小を繰り返し、指が動く程に空気を含んで白く濃くなっていく。
「んっ、暖かい……!」
興奮で口数が少なくなっても、指は積極的に秘裂を探って阿求の股間をイジり回す。
愛液で滑りを得た指先を膣口へ入れようとしても、身体の大きさに違わぬ狭さで指一本が限界だった。
「んんぅ!?」
指に付着した愛液すら膣口で削り取られてしまうが、膣内に充満している所為で入れば即座に付着する。
指先が膣口を抜けると、性的な刺激で敏感に反応するヒダが迎えた。
中は秘裂以上に熱く、膣壁が強く締め付けてくる。
半ば力ずくで挿入していけば、隙間のないヒダが広がっていく感覚を受けた。
指先が進む程に阿求の腰は激しく跳ね、嬌声も大きくなる。
「んふぁっ!?」
胎内に進入してきた異物の刺激を受け、阿求は顎を上げた。
遅れて舞い上がる紫がかった髪から、興奮で濃くなった良い匂いが双子の鼻へ吸い込まれる。
膣内のごく浅い部分に入った指先も、高まる興奮でヒダを掻き回し始めた。
「んっ! はっ!?」
快感で激しく動く腰が上半身にも影響を出し、露出していた巨乳は谷間を大きく剥き出しになる。
「んぁっ! あぁ!!」
「あっ! おっぱいが!?」
兄の興奮も頂点に達し、弟が離した方の巨乳へも手を伸ばす。
膣内で蠢く欲望溢れる指先で性感を呼び覚まされた阿求の身体は、愛液を駄々漏れにさせて柔らかさが目立っていた巨乳に張りをもたらした。
激しい快感で背中を反らせる阿求を受け止める兄は、倒れ込む背中を受け止めて自然と膝枕をする事になる。
阿求の頭を太股に乗せながらも、飛び出さんばかりの巨乳を揉み続けていた。
未だに胸の下半分を隠している着物の中にさえも手を差し込み、欲望赴くままに指を動かしていく。
指の間からは尖った乳首が飛び出し、捏ねられると腰が敏感に反応を返す。
胸からの刺激は膣内の動きも激しくして、弟の指先を舐る動きに変わりつつあった。
膣口が指の入出に従って徐々に解れ、愛液の滑りも手伝って一本だけ辛うじて入っていた締め付けに余裕が出てくる。
「あっ! ひゃぅん!?」
「んくっ……!」
高まり続ける興奮で生唾を飲み込み、弟が意を決して膣口へ入れる指を増やした。
「んはぁっ!?」
膣口が内側から広げられる感覚を受け、嬌声は大きくなる。
快感で阿求の視界は白く染まり、もはや身体が受ける刺激のみで反応していた。
指が二本に増えれば増えた分だけ締め付けは強くなるものの、弟は構わず膣口を広げる。
滑る膣内はヒダを変形させ、本能的に快楽を受け取ろうと膣壁を蠢かせた。
「よ、よし……!」
「っ! 待った!」
「んっ!?」
自分で解した膣口が具合良くなった感じを受けた弟は、愛液を垂れさせつつ指を抜いてから阿求の脚の間へ下半身を入れようと動く。
しかし、ここで珍しく兄が待ったを掛ける。
興奮で思考が一直線だった弟も、理性が少しだけ戻った。
「な、何? お兄ちゃん」
「俺が先に入れたい!」
「えぇ~……」
いつもなら弟に譲る場面だが、今回は兄の性欲も限界に近いらしく、表情からは決意が見え隠れしている。
当然弟は渋り、その感情は落ちる肩で明確になっていた。
「ん……。じゃ~、じゃんけんで決めようよ!」
「そうだな!」
「絶対僕が阿求さんを妊娠させるんだからね!」
「いや! 俺が妊娠させるんだ!」
「んふぁ~……?」
股間の性感体をイジられた阿求は、ただでさえ正常に認識できない言葉を完全に理解できていない。
雄の本能を全面に出した兄と弟の、初めてと言っても良い戦いをじゃんけんで繰り返される。
双子特有の共有感で、あいこが続くも結果的に弟が勝利した。
「やった!!」
「くっそ~……!」
素直に負けを認めた兄は引き下がり、弟は嬉しさを隠さずに愛液を吸って濃い黒色になったショーツを脱がせ、阿求の脚の間へ腰を差し入れる。
蟹股の股間は綺麗な、しかし愛液で濡れて卑猥極まりない姿を弟へ晒す。
下腹部では陰毛の存在が全くなく、腹から綺麗な肌が続いていた。
子供特有の微妙な凹凸が幼さに拍車を掛け、大陰唇の肉厚さは脚を広げられても変わらない。
広がった秘裂の中では充血した小陰唇が厚みを増し、淫核が包皮から顔を出しきっている。
卑猥な光沢を纏っているのは一目瞭然だが、何よりもショーツから解放された性的な匂いが弟の本能を刺激して止まない。
膣口から愛液が絶えず漏れ出し、秘裂を通って尻の谷間へ消えていく。
弟もそそくさとズボンを脱いで陰茎を取り出すと、垂直に立つ陰茎を膣口へ向けた。
「んくっ……!」
挿入する時は興奮で生唾を飲み込んでしまう。
腰を徐々に近付ける程、秘裂から立ち込める熱気が強くなる気がした。
鈴口からカウパー液が漏れ出すも、垂れてしまう前に秘裂の中へ亀頭が食い込む。
「んっ!」
「んふぁっ! 暖かい!」
張った亀頭は敏感に秘裂の中の体温を弟へ送る。
高まった性欲は無意識に腰を押し進め、鈴口は愛液を垂れ流す膣口へ食い込んでいく。
「んぐぅ……!」
「あぁ……! 気持ちいい!!」
処女の膣口は狭く、指二本を辛うじて飲み込んでいた締め付けを存分に亀頭へ返した。
滑る愛液のお陰で膣口は亀頭の肌を擦り、大きな快感を送る。
鈴口に感じていた膣内の熱さと締め付けの強さが、腰を前へ進めるごとに亀頭の表面へ広がっていく。
乾いていた肌には大陰唇の内側で愛液が塗られ、滑りが加えられた状態で熱く締め付ける膣口へ挿入される。
鈴口が通り過ぎればすぐに膣壁が圧迫を加え、ヒダは形を変えながら亀頭の形に広がっていく。
「んぐぅ……。レミリアさん、みたいに締まるぅ……!」
「ぐぅ……!」
狭い膣口を、カサの増した亀頭に沿って拡張される阿求が苦悶の表情を浮かべた。
体格が双子に近い上、処女である事も合わさって挿入にかなり時間が掛かっているようにも見える。
少しでも油断すれば、固くなっている筈の陰茎でさえ横へ反れてしまいそうで、弟の腰の動きは実にゆっくりだった。
早く自分も犯したいと思っている兄は、半分露出している巨乳を掴むと阿求の腰の位置を微妙に調整させる。
「んんぅ!!」
下半身の自重が加わり、挿入される陰茎は安定して膣壁を広げていく。
亀頭の独特な形に添って広がる膣口は左右に押し退けられる大陰唇の下に隠れ、卑猥な変形をしていった。
愛液の暖かさと大陰唇の柔らかさを受けながら、カリが徐々に膣内へ消えていく。
「んくぅ!!」
ほぼ限界まで拡張された膣口がカリを飲み込んだ瞬間、阿求は顎を上げて快感に耐える。
亀頭が完全に膣内へ進入すると、強すぎると言っても過言ではない締め付けが襲ってきた。
「うわぁ……! し、締まる……!」
鈴口の先には亀頭を這い回るヒダと違った感触があり、弟は経験から処女膜であると、快感に染まった思考の端で考える。
進入を拒む最後の砦でもあるが、小さな体格もあって締め付け自体が奥へ行く障害となっていた。
「ん、んんっ!!」
胸と違って成熟していない膣内は、異物で、しかも年齢的に考えれば太く大きな陰茎を受け付けない。
奥へ進めようとしても、愛液があろうが困難は目に見えていた。
兄も弟の補助をしているが、なかなか陰茎へ向かって沈まない阿求の腰を見て、快感で身体を解そうと手を動かし始める。
弟も亀頭から下が入らない状況にやきもきし、半ば無意識に広げられた脚の間、股間へ手が伸びた。
「あひゃぁっ!?」
向かった先は剥き出しになっていた淫核。
触れた途端に激しい快感が阿求の身体の中心を流れ、固まっていた膣壁が解れ始める。
指が淫核を摘み、捏ね回すと阿求の腰が跳ねて陰茎が微妙に出し入れされた。
下半身の自重と重力、そこへ合わさった上下運動の反動が入り切れていない竿の部分を飲み込んでいく。
「ひっ!? ひぅっ!?」
上半身を愛撫する兄も負けず劣らず、乳首を優しく撫で回しては摘み上げる。
愛撫を股間と胸に受け、阿求の小さな身体はうねった。
加えて兄は上半身を屈ませ、先ほど面白い程に反応を見せた耳へ舌を這わせる。
耳たぶを唇で甘噛みを繰り返し、舌先でも耳の穴を舐め回した。
「んくはぁっ!?」
性感体である箇所を一度に何度も刺激された所為で、反射的に緊張していた阿求の身体から力が抜けていく。
同時に締め付けが強すぎた膣壁も心なしか緩み、膣内に挿入される速度が僅かに速くなる。
狭さ故に、大陰唇が竿と共に膣内へ巻き込まれていった。
鈴口では処女膜を奥へ押し伸ばす感覚があり、弟の興奮が高まる。
「よいしょ……っと!」
「んぐぁっ!?」
そして破られる最後の砦。
破瓜の痛みは狭い膣内を更に締め付けさせ、奥へ進もうとする陰茎を拒む。
それでも自重と腰の力によって突き進む亀頭は、愛液を纏うヒダを掻き分けていった。
膣内に陰茎が入り込んでいけば、胎内を占領していく過程で中を満たしていた愛液が膣口の僅かな隙間から逆流してくる。
その中には破瓜の証である赤い血が混じっていた。
愛液と合わさった所為で薄くなっているが、鈴口から感じた感触と共に確実な証拠として現れる。
「やった! うっ! 阿求さん、やっぱり初めてだったんだ!」
「むぅ~……」
強い締め付けを受け、竿までもヒダに舐められる快感を受ける弟は喜びを隠さない。
膣壁が締め付ける事で陰茎との間に挟まれたヒダは蠢き、亀頭を舐めながらも奥へ進む程に広げられていく。
イジられる淫核と揉まれる胸、舐められる耳からの快感で解れてはいるが未だ固さを残す膣内。
元々の小さな体格由来の締め付けがあるものの、胎内特有の柔軟さで陰茎の形へ変えられていく。
徐々に奥へ進めば亀頭を舐めるヒダの感触も一層狭くなっていき、最奥が近い事を察知させた。
阿求の処女を奪って上機嫌に快感で表情を緩ませる弟を見て、兄は好きな人を取られたような嫉妬心が沸き上がらせる。
「くっそ~……! 早く交代してくれよ!」
「うっく……! まだ出して無いから、んっ! 駄目!」
挿入している途中で、まだ終わっていないのを知りつつも交代を急かす兄。
弟も陰茎からの快感で作り出される精液が増えるのを朧気に感じ、性欲に思考が支配されていくままに身を任せ始める。
余りにも気持ちよさそうな弟の表情を見て、兄は鬱憤を晴らすように半分露出していた巨乳を丸出しにさせた。
室内とは言え、明るい場所に曝け出された胸は大きくたわみながら全貌を表す。
「えい!」
「んくぁっ!?」
尖り切った乳首を摘まれた阿求は、恥ずかし気もなく嬌声を上げた。
ビリビリとした快感が胸から身体へ走り、脳を焦がす。
乳首だけではなく、巨乳自体も乱暴気味に揉まれれば、破瓜の痛みは急速に消えていった。
喘ぎ声を出し始める唇は半開きになって、小さな舌が可愛らしくはみ出す。
兄はせめてもの独占欲を発揮し、阿求の唇を奪った。
「んむっ!」
「んん~!!」
半開きになっていた可憐な唇を兄の舌がこじ開け、口内へ進入させる。
顔を少し斜めにして深く唇同士を合わせれば、潤いが十分にある肌が互いに吸い付いた。
兄の舌は阿求の舌へ絡み付き、口内を縦横無尽に陵辱していく。
歯を裏側から舐め、頬を内側から押す。
阿求が飲んだ茶の味が感じられ、舌の腹を互いに押し付け合った。
ザラザラした感触を味わいつつ、兄は重力に従って自分の唾液が阿求の口内へ入っていくのを感じる。
「んく……」
舌の付け根まで流れた唾液を反射的に飲み込む阿求。
深く合わさっても微妙に動く唇は唾液を阿求の頬へ垂れさせ、既に唾液で濡れている耳へ伝わった。
同じような大きさの舌が互いに引っ張り合い、唾液はより混ざり合う。
乳首も同時にイジられている状況で快感も高まっているので、兄の口内へ嬌声が直接入り込んでいった。
「んむぁっ! あぁ!!」
下半身では陰茎がやっと膣内の最奥まで到達して、子宮口を突き上げる。
それでも竿の根本が余っているので、弟は細い腰を掴んで押し込んだ。
「あっ!? んくぁっ!!」
「あうぅ……。締まるぅ!!」
子宮を亀頭の形に凹ませる膣内であっても、淫核からの刺激で快感が苦痛を越えた。
処女だった膣内は最奥まで陰茎で拡張され、溜まっていた愛液は膣口を通って逆流する。
愛液の滑りが追加されれば、最奥に入れたままでも腰が動いてしまった。
「んふぅっ!!」
「うくぅ……!」
子宮口を鈴口で撫でられている上に、子宮その物を変形させる感覚は膣内の最奥にあるボルチオ性感体を直撃する。
身体の各所から快感を追加される阿求は、強すぎる刺激で涙さえ流し始めた。
「んふぁっ。早く変わってくれよ!」
「んっ! わ、かった!」
「ひゃぅっ!!!」
深いキスから顔を上げた兄が、腰を動かさずに陰茎からの刺激に浸る弟を急かす。
口を解放された阿求の嬌声を聞きながら、言葉を受けた弟は腰を動かし始めた。
「ふぁ!!」
塞がれる事のない快楽を多分に含んだ声が、阿求の部屋で響く。
弟が腰を引くと同時に阿求の腰も持ち上げ、陰茎を抜いていけば、竿に粘着く愛液が鈍い光沢で光を反射する。
強い締め付けなので陰茎が抜けていけばカリでヒダを引っ掻かれ、膣内からの快感を強く意識させた。
「あぁーぅ!!」
「んん!!」
弟が腰を引く程に膣口は秘裂からはみ出して狭さを見せつける。
ヒダの間に溜まっていた愛液でさえ、カリによって掻き出された。
胎内から異物が消えていく代わりに、子宮口が引っ張られる感覚が阿求を襲う。
決して不快ではなく、逆に性器の中を掻き回されている実感を強く意識させた。
一度拡張された膣壁は、鈴口が通り過ぎた瞬間に壁となって立ち塞がる。
鈴口から漏れ出すカウパー液も締まるヒダに絡み取られ、愛液と混じって卑猥な粘度を高めた。
ヌチャリと粘液が掻き混ぜられる音が聞こえても、弟は腰の動きを止めない。
膣口から抜かれる竿がカリの付け根まで来ると、一旦動きを止めてから力を込めて突き上げる。
「んっ!」
「んぐぁっ!?」
子宮の形が変わる力で膣内を陰茎が突き進み、完全に締まっていた膣壁を再び拡張した。
根本まで無理矢理膣内に納めきると、今度は動きを止めずに腰を引く。
「あひぁっ!?」
素早い速さで変化を受ければ、自然と嬌声は大きくなった。
繰り返し腰を引き、そして突き上げて本格的に阿求を犯していく弟。
最奥を突かれる阿求には大きな快感が、まさしく身体の中心を突き抜ける。
快感で焦げた思考は正常な働きを放棄してしまい、ひたすら身体から受ける気持ち良さに翻弄された。
激しく上下に動く下半身の反動が上半身へ伝わり、兄に揉まれている巨乳を揺らす。
陰茎の出し入れが繰り返されると、愛液に空気が混じって白く濁っていく。
ヒダもカリで翻弄され、子宮口を突き上げられる刺激と共に大きな快感となって阿求を攻め立てた。
「ん! はぁっ!! あぁ!!」
喘ぎ声を上げる阿求の後頭部は兄の陰茎が下から支え、滲み出るカウパー液がズボン越しに紫がかった髪を濡らす。
しかも弟が激しく腰を動かす所為で小さな身体が揺れ動き、丁度後頭部で亀頭を擦る形になっていた。
巨乳と股間を丸出しにしながら、快楽に表情を歪める姿を見続ける兄の興奮は溜まりに溜まっていく。
「は、早く……!」
「ん! 分かってる……!! うぅ!!」
「ひっ! はぁっ! ぅん!!」
急かされる弟も思考を快感に犯され、陰茎からの気持ち良さを更に求めて腰の動きを速めていった。
激しさを増す突き上げは阿求の子宮口を奥へ押し込め、最奥にあるボルチオ性感体を何度も何度も刺激する。
「ひぐっ! んくぅっ! あひゃぁ!!」
嬌声を吐き出す口元から抑えきれなくなった唾液が一筋、快楽で真っ赤に染まった頬を流れた。
解れた髪も汗ばむ頬に張り付き、幼い顔へ妖艶な色気を追加する。
腰の速度が増していけば、快感で陰茎も太く固く、反り立つ力さえも強くなった。
腹を内側から押される阿求も膣壁を亀頭で強く圧迫され、激しく悶える。
今まで弟にされるがままだった腰も、強くなり過ぎている快感から逃れるようにうねり始めた。
「はぅ!? お腹の中が……!?」
「んくあぁ!!」
亀頭から竿の根本まで、入り込めば絞るように締め付けてくる膣壁。
抜けばヒダが流れるように竿からカリへ、そして亀頭の形に添って鈴口へ流れていく。
快感を増加させる程に濃くなる愛液とカウパー液が混じり合い、膣内で掻き混ぜられた。
粘度が高まるにつれて増大する快感が、陰茎を小刻みに痙攣させる。
「あっ! はぅ!! うくぅ!!」
「ひっ! んぅっ! んふぁっ!!」
近くなる絶頂の予感を受け、弟の動きが徐々に乱暴さを増していく。
激しく子宮口を突かれる阿求も膣壁を痙攣させ、小さく潮を吹き始めた。
膣口が竿を小刻みに締め付け、射精へ導いていく。
充血して熱くなった膣内でもヒダが亀頭を丸ごと包み、どれだけ動こうとも舐め回し続けた。
「うくぅ!! 出る~!!」
「ひゃぅ!? んくぁっ!!」
尿道の根本まで精液が上がってくる感覚を受け、弟は快感に痺れる腰を一気に阿求の股間へ突き入れる。
そして腰を止めると、高まっていた快感を解放した。
「んあぁーー!!?」
子宮口へ食い込んだ鈴口から熱い精液が吐き出され、膣内を最奥から汚す。
阿求も高められた快感を、膣内に突如として現れた熱い体液が切っ掛けで激しい絶頂へと昇華させた。
弟に翻弄されていた腰は、阿求の消えかかった意志を無視して上下に痙攣を繰り返す。
秘裂から壮大に潮が吹き出し、弟の下腹部を濡らした。
「あふぁ! 出てる~……」
「あ! ひゃぅっ!!」
吐き出される精液が子宮口を押し上げている鈴口から、子宮内部へ進入していく。
膣内の最奥で熱い体液が固まりとなって溜まり、すぐに限界を超えてヒダの間を縫って膣口へ流れ始めた。
「あ、あぁ……!」
「ふぁ……!」
吐き出される精液の勢いは衰える事を知らず、次々と新しいものを痙攣と共に子宮口へ吐き出す。
膣壁も阿求の絶頂で強く締め付けを繰り返しており、ヒダが奥へ精液を導こうと蠢いた。
体格的に狭い膣内では追加されていく精液の量を留めきれず、粘液が胎内を這って外へ向かっていく感覚が阿求の絶頂を大きくさせる。
激しい快感を解放させた膣壁は上下に震える陰茎を圧迫し、刺激を追加して射精を促す。
広く張り出したカリの裏側も隙間無くヒダが舐めていき、その隙間を精液が流れていった。
「あ、あぅ……」
「あぁ……」
竿を咥え込む膣口から愛液諸共精液が逆流してくる頃には、射精も落ち着き始める。
制限無く吐き出されるかと思われた精液も、尿道を駆け上がる勢いが最高潮を迎えた後には急速に衰えていった。
絶頂に達した阿求は、収まる快感と共に意識を消していき、やがて完全に身体から力が抜けてしまう。
陰茎を締め付けていた膣壁も緩み、逆流する二人分の体液が膣口から勢い良く漏れ出した。
「ふぅ……。気持ち良かった!」
「……」
満足気に息を吐き出した弟は、力が消えて柔らかくなった陰茎を抜いていく。
多少緩んでも未だに締め付ける膣口は竿を凹ませるが、逆流する体液は阻止できていない。
完全に弟が陰茎を抜ききると、締め付けを発揮した膣口はキュッと狭まった。
それでも阿求の呼吸する間隔で、精液と愛液は漏れ出す量を増減させる。
亀頭と膣口には濃い体液の橋を造り、日の光を得て白く輝いていた。
「終わったのなら、早く変わってくれよ!」
「うん! 良いよ!」
溜まった性欲を存分に阿求の膣内へ吐き出した弟が、兄の要望を上機嫌に受け入れる。
そそくさと蟹股にされた脚の間から身体を動かし、場所を空けた。
兄も入れ替わるように阿求の頭から移動して、弟が居た場所へ陣取る。
カウパー液が滲むズボンを脱いで反り立つ陰茎を取り出すと、精液と愛液が逆流する膣口へ亀頭を合わせた。
(後半へ続く)