東方双子録 その4
その4
「……ん、あふぁ~……」
「んん~……」
寝心地の良いベッドの上で目覚めた双子。
慧音宅では規則正しい時間に寝起きを繰り返していた為に、紅魔館でもいつも通りの時間に起きた。
軽く伸びをして、上半身を起こして見慣れない室内を見回す。
「あぁ……こうまかん、だったか?」
「んぁ~、……朝ご飯いつ?」
「分からん」
寝ぼけた頭でも空腹を感じて朝食の事に考えが行くも、紅魔館での朝は初めてで勝手が分からなかった。
とりあえずは咲夜にでも聞こうかなと行動を起こした瞬間に、ドアがノックされる。
「は~い」
「え~っと、たぶん開いてます」
「失礼します」
「あっ、咲夜さん!」
「朝食をお持ちしました」
「やった!」
「丁度お腹が空いてたんです」
まるで図った様に配膳台で朝食を持ってきた咲夜に笑顔を向ける双子。
テーブルに乗せられた食事を食べ始めたのを見て、レミリアとパチュリーに付いて話を切り出した。
「パチュリー様は朝に弱い為、午前の講習は無いとの事です」
「むぐむぐ……」
「は~い」
久しぶりに食べる洋式の食事に夢中になりながらも返事を返す姿に、基本的に無表情の咲夜は口元を綻ばせる。
そんな僅かな変化に気付きもしない双子は、降って沸いた空き時間の予定をどうしようかと話し合う。
「レミリアさんの所に行く?」
「えぇ、怖かったからあんまり行きたくないけど……」
弟の正直な感想を聞いた咲夜は、レミリアの悩みがあまり解決していない事を心の中で涙ながらに報告した。
もちろん伝わらなかったが……
「レミリアお嬢様も吸血鬼ゆえに朝は弱く、パチュリー様と同じく午前の来客は受け付けておりません」
「だって、お兄ちゃん、どうしようかなぁ?」
「……う~ん」
残りの知っている人物と言えば咲夜と美鈴。
しかし、2人とも門番とメイドと言う、余り暇がなさそうな仕事をしている。
いくら性欲に惨敗している双子でも、仕事の邪魔をしてまで悪戯しようとは思わなかった。
そんな考えが巡っていたが、意外にも咲夜から提案がもたらされる。
「それでは、少し門番と遊んでみては如何でしょうか?」
「えっ、でも」
「門番って忙しいんじゃないの?」
「いえ、実は侵入者等は吸血鬼の館と言う事もあって滅多に居ないんですよ」
「へぇ、そうなんだ」
「えぇ、なので実質、凄く暇でもあるんです。よく居眠りもしてますし……」
そう言った咲夜に額には青い怒りの筋が浮かび上がっていた。
明らかに怒っている様子に若干引きつつ、そう言えば初めて来た時も立ったまま眠っていたなと思い返す双子。
「じゃ、美鈴さん……? と遊んでこようか」
「そうだな」
「是非居眠り等している暇が無いようにお願いします」
「あっ、あはは、分かりました」
双子の『遊ぶ』と言葉の意味を理解し切れなかった咲夜は、未だに青筋を立てたままで言った。
「私は、まだ仕事がありますので失礼しますが、一応これを御渡ししておきます」
「なにこれ?」
「?」
手渡されたのは、少し大きめのベル。
よく漫画等で執事を呼ぶ時に鳴らす物の様な形をしている。
「これを鳴らしていただければ、敷地内に居る時は何処に居ても駆けつけます」
「……迷子になった時の為に?」
「えぇ、紅魔館は広いので迷い易いのですよ、なので困った時は鳴らしてください」
「分かりました」
「では、失礼いたします」
そして消える咲夜。
残された双子はさっさと朝食を居の中へ納め、あの砲弾のような巨乳を目指して門へと向う。
△
「また寝てる」
「ホントだ」
目的地に到着すると、案の定夢の中に旅立っている門番の姿が見える。
仁王立ちの後姿でも頭をカクカクと一定の間隔で落とし、傍から見ても眠っているのが分かった。
前に回り込む双子に気が付いた様子も無く、鼻提灯を出す勢いで爆睡したまま、気が付く様子も無い。
悪戯目的で来たので起こさない様に近付いて、引き締まって女としての魅力も微塵も損なわれていない身体に手を伸ばす。
「っ……、く~……く~……」
「起きないねぇ」
「そうだな」
組まれた腕の上で過剰に張り出した胸の頂点に在る乳首を指で転がしつつ、無邪気にニヤニヤとした顔で手を動かす弟。
兄は美鈴の履いていたズボンを脱がした。
足首まで届く前後の布で完全に露出をさせられる事は無かったが、横に走る腰からの深いスリットから白い太股が晒される。
「綺麗な足だ」
「おっぱい柔らかい!」
戦う為に鍛えられた実用的な筋肉は幼い美的センスを唸らせるも、性欲の前には余り意味は無い。
太股を眺めるのも程々に、前面に垂れている布を捲り上げてショーツを日の下へと引き出した。
両側を紐で止めているだけの、所謂紐パンである下着は兄の手で早々に脱がされて、陰毛の生え揃う秘裂は性欲に塗れた視線を受ける。
美鈴も大人の女性である為に処理もシッカリとしており、綺麗に形を整えられていた。
経験を積んだ兄は、何処を弄れば逸早く陰茎を挿入出来る状態になるかを学んでおり、手は自然と包皮に隠れる淫核へと伸びる。
胸を揉んでいる弟も、中華服の止め紐を外して前面を大胆に開く。
昨日見た健康的な巨乳は相変わらず健在で、服を開かれた反動に大きく揺らして存在を主張していた。
「んっ、く~……、んふっ……」
未だ興奮状態に無いとは言え、性感の塊である淫核を摘まれた上に乳首まで嬲られてしまって呼吸には悦が混じり始める。
弄られている箇所も徐々に反応を返し、双子の調子も上がっていく。
「あむっ」
「んくっ……」
生理的な反射で硬さを増してきた乳首を弟に咥えられて、身体をビクンと反応させる美鈴。
それでも敵対の気配が無い所為で眠り続ける門番は、身体の敏感な部分を手と口で汚されるがまま。
「俺から入れるぞ?」
「うん、良いよ、僕は後ろからおっぱい揉むから」
処女を奪うと言う事に、特に関心が無い弟は承諾した。
しかし、双子の背丈では長身である美鈴の股間まで、陰茎を持っていく事は出来ない。
慌てて辺りを見回し、目に入った雨宿り用の小屋にあった箱を足場にして事無きを得る。
改めて美鈴の解された処女孔へ、陰茎を近づけていった。
「うっ!」
「乳首がさっきより硬くなってきた!」
はしゃぐ弟を尻目に吸い付く小陰唇に呻き声を上げる兄。
「おぉぅ!」
亀頭を飲み込んだ膣口は、まさしく肉の壁となって陰茎を攻め立てる。
幻想郷随一とも言える武闘派の美鈴は、当然の事ながら今まで双子が犯した誰よりも身体が引き締まっていた。
砲弾の様な巨乳を維持している胸筋は元より、腹筋も鍛えられており、処女と言う事もあって自然と締め付けも強い。
薄い抵抗を何度か腰を押し込む事で、あっさりと破った兄は更に奥を目指す。
美鈴の身体も女として成熟している為、膣壁のヒダも肉厚で一突き毎に新しい快感が押し寄せてくる様だ。
パチュリーほど肉厚ではないが、ヒダは凹凸の激しい陰茎に張り付き快感を送る。
これまで美少女・美女を犯して、黒さを増してカリも大きく広がっているにも拘らず、まるで専用の鞘の如くピッタリと密着していた。
動かす度に処女膜の後とヒダを削り、カウパー液を穢れの無い純潔だった膣内へ塗り込む。
肩幅に開いている足の間に突き入れている関係で、陰茎を根元まで入れられない状態だったが、十分過ぎる程の快楽は感じている。
「あぁ、美鈴姉ちゃんの気持ち良い!」
「……お兄ちゃんは皆にそれを言ってない?」
「はっ、ふっ、本当の事なんだから、ふっ、しょうがないだろ?」
「まぁ、僕もおっぱい気持ち良いって皆に言ってるけど……」
他愛も無い会話をしながらも、双子の陵辱は続く。
開かれている太股に妨げられる形で美鈴の身体は突き上げられ、巨乳は弟が掴んでいる状態でもタユンタユンと揺れる。
しかし、兄の気持ち良さそうな姿を見て、徐々に我慢が効かなくなってきた。
硬くなった乳首をコリコリと指で捏ね繰り回し、硬くなっている陰茎を太股に擦り付けながら兄に言葉を掛ける。
「そう言えば、お兄ちゃん」
「んっ、なんだ?」
「パチュリーお姉ちゃんのお尻は気持ち良かったんだよね?」
「ふっ、うん、凄く、くっ、良かったぞ」
「ふ~ん……、じゃ、僕もやってみようかな?」
快感で必死の腰を動かしている兄の言葉を聞いた弟は、美鈴の後ろに屈んで垂れ下がっていた布を捲り上げる。
白く綺麗な尻は突き上げの反動でプルプルと揺れているものの、鍛えられて引き締まった綺麗な形を維持していた。
普段ズボンを履いているお陰で日に焼ける事無く、しかも座っている事も殆ど無いので形は全く崩れていない。
両手で広げれば、中心に色づく肛門はキュッと力を入れて抵抗してくる。
とりあえず解さないと入りそうも無いと判断した弟は、だだ漏れになっている愛液を指に塗りたくると、一気に指を突き入れた。
「んぐぁ!?」
「うっ、締まる!」
「ひゃっ!?」
過去にどんな強敵と戦った時にも経験した事の無い刺激で、女らしからぬ悲鳴を上げる。
そして、排泄するだけの器官を逆流された美鈴は、眠っていた意識を一瞬で覚醒させて身を固まらせた。
全身に力が入った所為で膣にも圧迫がかかり、陰茎を今まで以上に強く締め付ける。
それに釣られて思わず美鈴の身体を抱き締めた兄は、膣内に絞られるがままに精液を流し込んでしまった。
思っても見ない反応に、肛門に指を突き立てたままの弟も驚きの声を上げる。
「なっ、何が……、って、えぇ!?」
「うっ、うぅ!」
「あっ、美鈴お姉ちゃんが起きた」
「んくっ、そ、そりゃ、起きますよ!」
相変わらず精液を膣内に出している兄の蕩けた顔を、思わず胸に搔き抱いた美鈴は弟の言葉に答えを返す。
後ろを振り返りつつ、視線は弟に向けて下へ向けているものの、その表情は犯されている状況の驚いている様子は無かった。
むしろ、目が覚めたら突然、双子が抱き付いている事に驚いている様子だ。
美鈴自身は、いくら居眠りをしていようとも、誰か来ればその気配を察知して即座に目が覚める自信を持っていた。
それなのに双子の接近はおろか、抱き付かれても目を覚まさなかったと言う事実に大きな衝撃を受けたのだ。
膣内に精液を出される感覚に、ゾクゾクと背筋を震わせながら双子に来訪の目的を聞く。
「ふぅん、そ、そもそも、何でここに来たんですか?」
「う~んとね、美鈴お姉ちゃんと遊びたかったからかな?」
「わ、私は仕事中なんですけど……」
「居眠りしてたのに?」
「うっ!?」
弟に痛い所を突かれて、言葉を詰まらせる。
「ふぎぅん!?」
しかし、その言葉も弟の指が出し入れを開始した途端に漏れ始めた。
指の感覚が兄の陰茎にも届いている所為で、吐き出される精液は続々と膣内を汚していく。
肛門からの刺激に耐える為、胸に抱いていた兄の頭を強く抱き締めてしまう美鈴。
「うぅ、苦しいよ」
「あっ、ご、ごめん、んぎぅ、なさい」
「ぷはぁ!」
砲弾の様な胸の圧迫から解放された兄は、精液を処女の胎内に出し終えて顔が艶々としている。
「あっ、前が空いたの?」
「ん、そうだけど、……どうする?」
「何ですか?」
「……」
「……うん」
双子のやり取りを理解出来ない美鈴が首を傾げる中、双子特有のシンパシーで頷き合う。
そして、パッと美鈴の顔を見上げると一つの質問をした。
「美鈴姉ちゃんは門番なんでしょ?」
「えぇ、そうですよ」
「やっぱり、修行とかするの?」
「流石に修行と言う程の物はしませんけど、鍛錬は欠かしませんよ」
その答えを聞いた双子は自分達の欲望を叶えるべく、嘘八百を並べ始めた。
「前に居た所で、簡単に出来る鍛錬方法があるんだけど試して見ない?」
「へぇ、外にもそんな物があるんですか?」
「うん、あるよ、やってみる?」
「そう……ですね、侵入者の気配も無い事ですし、お願いします」
「うん、分かった!」
「やったね、お兄ちゃん!」
「うん、そうだな!」
「?」
双子の提案に少し考えたものの、敵の気配も無い事から簡単に受け入れる美鈴。
傍から見るに、他人に教えるにしては過剰に喜ぶ姿に首を傾げる。
しかし、双子の能力と共に深く考える事が苦手な所為で、パチュリーに教わってばかりで教える立場に憧れていたのかと自己完結してしまった。
嬉々として姿勢を指示し出した姿に、微笑ましい物を感じた美鈴は素直に従う。
「でね、腰をこうしたままでジッとしてるんだよ!」
「……案外、腰と太股の裏に力がいりますね」
「うん、そこを重点的に鍛える鍛錬だよ」
そうして変更された体勢は腰から上半身を直角に曲げた状態、所謂立ちバックの姿勢だった。
普通なら手は膝か壁等に付いて姿勢を維持するが、それをさせる事無く前に突き出させている。
妖怪である美鈴は涼しい顔をしているものの、一般人なら腰に物凄い負担が掛かる体勢だ。
「そのままで限界まで耐えるんだよ」
「時間制限とかは無いんですか?」
「う~ん、辛くなったら止めても良いと思うけど鍛錬だし……」
「そうですね、辛くなっても暫くやってる必要がありますね」
「うん、僕達も協力するから頑張ってね!」
「えっ、一人でやるんじゃないんですか?」
「僕達が身体を触って負担を掛けるんだよ」
「そうした方が効率良いしな」
「言われてみればそうですね、お願いします」
「は~い!」
「任せて!」
双子の『身体を触る』と言う事を好意的に受け取った美鈴は、快く協力を受け入れた。
秘裂に挿入をもくろむ弟は後ろへ回り込むと、刺激的な光景を目にする。
直角に曲げた腰を維持する為に、力が入った腹筋の所為で胎内に出された精液がコプコプと漏れ出していたのだ。
呼吸の度に小さく開閉を繰り返す膣口は、破瓜の血も僅かに流している。
更に腰を突き出す姿勢である為に、大陰唇は今まで以上に強調されて見ただけでも柔らかさを感じ取れた。
もはや弟の思考には、妥協して解そうとしたアナルの事等無くなっているだろう。
息を荒くして足場を用意してから、急ぐ様に腰を突き入れた。
「んはぁ!?」
「あぁ!」
「おぉ!」
図らずも兄によって解され、成長した陰茎を程好く包み込む様になった膣内に顎を上げて快感に耐える。
入れ易い体勢で陰茎を根元まで挿入された膣内は、降りてきた子宮口を再び身体の奥へ押し返された。
衝撃を受けた美鈴は流石に揃えた両足だけで支える事は出来ずに、前に移動していた兄の腰に掴まってしまう。
「ん、美鈴姉ちゃん、俺を掴んじゃったら鍛錬にならないよ」
「でも、衝撃が強過ぎて体勢が維持出来ないんですよ」
「じゃ、しょうがないかな?」
「はぁはぁはぁはぁ……」
ぐちゅぐちゅと膣内の愛液と精液が、弟の陰茎によって掻き混ぜられる音が聞こえる中で美鈴の身体は快感を甘受し、表情はトロンとした物に変わっていく。
上半身を前に倒している所為で垂れ下がった巨乳は、弟の入出の反動でブラブラと卑猥に揺れた。
兄がそれを見て我慢出来る筈も無く、下から持ち上げる様に掴む。
「んぁ、はっ、あっ、こっ、この体勢は、結構、ぅん、キツイですね、えぅ」
「でも、美鈴姉ちゃんは簡単に出来てると思うけど」
「あぅ、締め付け過ぎだよぅ!」
「足に力を入れて、ふんっ、踏ん張ってる、だけっ、ですよ」
心地良い重さと柔らかさを掌に感じつつ、快感に呆け始めた美鈴の顔を見下ろす兄は、弟の切羽詰った実況で興奮が再び沸き起こってきた。
硬さが復活した陰茎は、入る所を求めるかの様にピクピクと揺れ動く。
そして都合良く腰を掴んでいる美鈴は、胸を掴んでいる所為で距離が近付き、吐息が掛かる位置に口があった。
性的欲求を我慢しない兄は当然の様に、陰茎の角度を調節して咥えさせる。
「んむぅ!?」
性的な事が認識出来なくとも、身体が口内に入って来た異物を吐き出そうと舌で壁を作る。
結果的に亀頭を舐められた兄は快感を受けた。
「おぉ、やっぱり口も気持ち良い」
「はっ、はっ、はっ!」
「んもぁ、んっ、んっ」
機嫌良く感想を言った兄の言葉にも反応しない弟は、絶頂間近で必死に腰を振っていた。
その動きを受け入れている美鈴も、流石に2人連続で犯されれば眠っていた性感も無理矢理起こされていく。
巨乳を支えている兄も協力して、絶頂へ向かわせる為に乳首を重点的に攻め立てた。
少し下へ移動させた手は決して持ち上げない様に気を付けながら、乳首だけを転がしながら前後左右に動かす。
性的興奮で硬くなっていたお陰で、ただ触られるだけでも快楽を送っていたにも拘らず、更に捏ね繰り回されてしまえば美鈴の身体は敏感な反応を返すしかなかった。
引き締まり、身体を支える為に強張っていた足は徐々に膝が震え出し、掴んでいる兄の腰へ掛ける体重も増えていく。
そうなれば当然、口に含んでいる陰茎も深く咥えこむ事になり、舌の排除しようとする動きも激しくなった。
美鈴自身の愛液と精液が混ざった体液を、図らずも舐め回して綺麗にし、今度は唾液を塗り込んでいく。
鈴口を中心に、ザラザラとした僅かな感触すら感じる程に力を入れられた舌が這い回る。
カリの凹みすら舐めても、歯が当たらないのは美鈴の滲み出る優しさなのかもしれない。
「うぅ、さっき出したのに!」
「はぁはぁ、もう出そう!」
「んむぅ!」
三者三様の快感を含んだ声は腰の動きと共に高くなり、遂には同時に絶頂へ達した。
「出るぅ!」
「し、締まって……!!!」
「んぐうぅ!!」
膣内の最奥にまで陰茎を入れた弟は、兄が辿り着けなかった子宮口に鈴口を密着させて精液を補充していく。
胎内へ熱い体液の濁流を受けた美鈴も、力尽くで目覚めさせられた性感により絶頂へ達し、本能的に陰茎を締め付けて射精を促した。
フェラチオをさせている兄は、喉元から来る悦声の振動を直接受けた上に力の入った舌で圧迫と吸い込みを受けて、睾丸から精液を吸われる様な感覚に見舞われる。
ビクビクと震えつつ数分とも感じる時間を、その体勢のまま硬直する3人。
双子は精液を出し切り、美鈴は身を襲う絶頂の波が去り、ある程度落ち着いたと感じて一様に一息付く。
「ふぅ……」
「あぁ……、お股最高だ」
「んぐっ、けほっ、はぁ、ふぅ……」
双子の支えを無くした美鈴は口から漏れる精液を無意識に全て飲み込むと、脱力してその場に座り込んでしまう。
口と膣口から白い精液の橋を作った光景は、淫靡な物だった。
「……美鈴姉ちゃん、どうだった?」
「けほっ、思ったより、んくっ、効きましたね」
「……僕も疲れた」
鍛錬をしていたと言う設定の為に感想を聞いた兄に、素直な感想を応える美鈴。
弟は直ぐ後ろで、同じ様に座り込んで息を切らせている。
「あぁ、手伝ってくれて有難う御座います」
「うぅん、美鈴お姉ちゃんの為なら、いつでもしてあげるよ!」
「本当ですか?」
「うん!」
「機会があったら、またお願いします」
「任せておいて、ねっ、お兄ちゃん」
「うん、いつでも協力するよ」
一度犯し終えても次の機会に繋げる為の言葉だが、事実を正確に認識出来ない美鈴は素直に礼を言うのだった。
それから立ち上がれるまでには復活した弟が、陰茎を綺麗にさせている途中に咲夜が現れる。
「ここに居ましたか」
「うわぁ!?」
「あっ、咲夜お姉ちゃん」
「んむっ!?」
未だに突然現れる咲夜に驚く兄。
弟は変わらずにフェラチオをさせているが、美鈴はビクッと身体を震わせた。
じろりと無言で見つめられて、居眠りをしていた事がばれたのかと冷や汗を掻く。
「ふぅ、まぁ良いわ」
「あぅ、出る!」
「んっ……、ぐむっ!?」
とりあえず怒られる事が無いと、一安心した美鈴に射精をした弟。
安堵した所に精液を飲まされた所為で一瞬だけ咽てしまったものの、人間よりも良い反射神経で素早く飲み込んでいった。
「お二方、お嬢様が起きられましたので昼食をご一緒にどうかと誘われていますが、どう致しますか?」
「う~ん……、どうしようか?」
「僕はレミリアさんにもエッチな事をしてみたいけど……」
「そうだよな、怖かったもんなぁ……」
「その事なら心配ないと思いますよ?」
「えっ?」
「本当?」
「えぇ」
不安がる双子に、心成しか優しい微笑を浮かべながらレミリアを庇う。
「最初にお会いになられた時は、久しぶりの<正式な>お客様で少し張り切ってしまった結果なので」
「そうなの?」
「そうですよ、なので、今日は恐怖心を感じる事は無いと思いますよ」
「それなら……」
「うん、それならレミリアさんに会いたい!」
「そう言って頂けるとお嬢様もお喜びになられます」
主が張り切り過ぎた結果を何とか払拭した咲夜は、双子の恐怖心が蘇らない内に食堂へ案内する。
すっかりと綺麗になった陰茎を締まった双子が美鈴を振り返り、別れの言葉を掛けた。
「また明日ね、美鈴姉ちゃん!」
「またねぇ!」
「はい、待ってますよ」
元気良く手を振る双子に、口ズボンを脱がされたままの股間と口元から精液を垂れ流しつつ手を振り返す美鈴。
「ねぇ、咲夜お姉ちゃん、お昼ご飯は何?」
「今日はお二方に合わせて、和食ですよ」
「本当に!」
「やった!」
「ふふっ」
レミリアへの恐怖が軽くなったのと、性欲を満足させたお陰で咲夜に対する態度も柔らかくなった双子。
仲良く手を繋ぐ姿は、仲の良い家族とも思われそうな程だった。
△
案内された部屋の中に入って、一番に目に付いたのが窓際に立つレミリア。
身長こそ双子と変わりないものの、その小さな身体から滲み出るカリスマで振り向く動作すら優雅に感じる。
「お嬢様、お連れしました」
「ご苦労様、咲夜」
「あっ、おはよう御座います」
「いや、こんにちはじゃないのか?」
昼とは言え、レミリアが寝起きと聞かされている双子は挨拶に迷った。
「私は、食事を持ってまいりますので……」
「えぇ、お願いね」
消える咲夜へ言葉を掛けた後、レミリアは双子に対しても話し掛ける。
「さて、いつまでもそんな所に居ないで、こっちに来なさい」
「は、はい!」
「うん」
前に会った時よりも柔らかくなった雰囲気に、若干戸惑う双子。
しかし、カリスマの所為で命令されるがままに、止まっていた足は自然とレミリアに向かう。
「改めて自己紹介するわ、はじめまして、私が紅魔館当主のレミリア・スカーレットよ」
「はじめまして!」
「はじめまして!」
「そんなに緊張するの?」
「やっ、前よりかは……」
「うん、何か前よりか怖くない」
「そう、なら良かったわ」
密かに練習をしていた柔らかい微笑みを見た双子は頬を赤くする。
そんな初心な反応を見て、努力が実った事を心の中で喜んだ。
「暫くは紅魔館に居る事だし、親睦を深めても損は無いと招待したのだけれど迷惑だったかしら?」
「そんな事無いです!」
「うん、今のレミリアさんなら、もっと話したい」
「そう? 嬉しいわ」
恐怖心が払拭出来た証拠に、お互いの距離は手を伸ばせば届く所まで近くなっている。
そうなってしまえば性欲を我慢しない兄弟、手を伸ばさない訳が無い。
つい先ほど美鈴で遊んだとしても、若さゆえに復活も早かった。
「ひっ、……それじゃ、咲夜が来るまで少しお互いの事を知りましょうか」
「分かりました」
「良いよ!」
「つっ!」
承諾をする言葉と共に、一気に手を伸ばす。
レミリアの身体は自分達と同じ背丈である為、まるで同級生に悪戯をしている様な感覚に陥り、今までとはまた違った興奮が双子を襲った。
「最初に、つっ、聞きたい事は博麗の巫女の様子だけど……」
「霊夢お姉ちゃんの事?」
「えぇ、うっ……そうよ」
「う~ん、……ご飯が寂しかった!」
「……まぁ、それはいつも通りね」
やはり幻想郷の戦いが一気に変わった時に対峙した人物は、興味の惹かれる物があるらしい。
しかし、帰ってきたのは、いつもと変わり無い極貧の食生活。
何とも言えない気分になったレミリアは、とりあえず差し入れをしてやろうかと考えていた。
思案に暮れた身体を双子は、左右から挟む立ち位置で思うままに手を這わせる。
薄い部屋着の下にある、ブラをしていないなだらかな胸を撫で回せば、決めの細かい生地で擦られて息を潜めていた乳首は反応を返し始めた。
「あっ、乳首が立ってきたよ」
「もっと弄れ!」
「うん!」
「きぅっ、もう少し、うっ、霊夢も早めに異変に立ってくれれば良いんだけど」
何処か場違いな返答をしているレミリアも、成熟していないとは言え性感帯の乳首を擦られては言葉が詰まる。
抵抗しない事を学んでいる所為で、手の動きは遠慮等しないとばかりに陵辱する範囲を広げた。
空いていた方の手は羽の付いている小さな背中を素通りし、同じく小さな尻へと辿り着く。
今まで触った物の中でも双子にとって丁度良い大きさで、殆ど運動していないと言っても程好くプニプニとして柔らかい。
前では幼くも自己主張を始める乳首、後ろは若く張りのある小さな尻。
手を動かす度に伝わる気持ちの良い感触に、双子の興奮は上がるばかりだった。
薄いピンク色の服は手の動きによって身体の線をハッキリと映し出し、華奢であるが女として成長を始めた時にしか出せない独特の色気がある。
恐らく人生で初めて異性の手による刺激で尖らせた乳首は、生地の下でクニクニと形を変えさせられて快感を受け取った。
乳首が快楽の所為で硬さを増し、硬さを増した所為で更なる快楽を受けるスパイラルに陥ったレミリアの身体は、徐々に赤みを増す。
「ぅん、れ、霊夢も、賽銭が欲しいなら、ぁっ、守矢の巫女みたいに布教すれば良いのに」
「霊夢姉ちゃんには出来ないんじゃないですか?」
「そうそう」
「っ、……まっ、まぁ、そうだとは思うわよ?」
ピクピクと震え出した身体は快楽を必死に耐えようとしている。
吸血鬼レミリア・スカーレットが持つプライドは、安易に反応を表に出す事を良しとしない意思が働いている結果だった。
しかし、与えられる快感は増える一方で、無意識の我慢は徐々に崩されていく。
尖り切った乳首は双子の手によって摘まれ、撫でられ、尻に回っている手も動かされる事でショーツが食い込み、結果的に幼い秘裂を刺激していた。
スカートを捲られれば、形がハッキリと分かる程に食い込みが激しい。
包皮に護られている筈の淫核も、乳首と同時に擦られてしまえば身体が勝手に性交の準備を始める。
尻を若干突き出しながら腰を小刻みに動かしているレミリアの反応は、どう見ても性的な興奮に支配され始めていた。
何とか言葉は続いているものの、合間に快感の混じったと分かる吐息が挟まれ始める。
興奮が高まった所為で体温も高くなり、良い匂いのする体臭が濃くなって襟や袖口から立ち上っていく。
女の身体の扱いに慣れた双子は、もはや視線を合わせる事無く兄は上着を脱がせ、弟はスカートを落とす。
朝に美鈴を犯した時とは逆の位置に付いて、レミリアはあっと言う間に靴しか履いていない全裸に剥かれてしまう。
「っ!?」
流石に男の前で全裸にされた事でレミリアは、本能的に小さな身体を引き攣った。
その反応はシッカリと認識した筈の双子だが、嬉々として再び手を伸ばす。
「はぁう!?」
「どうしたの?」
「いっ、ひっ、いえ、なはぁう、何でも、無いわよ?」
「ふ~ん」
ニヤニヤしつつ聞いた双子の問いにも気丈を装いながら答えるが、性感帯を弄られている所為で言葉から力が抜けた。
秘裂を覗き込んだ弟は兄がした様に淫核を早々に攻め出して愛液の分泌を促す。
包皮を被っている淫核を指で刺激しながら、大陰唇を撫でていく。
身体が小さいという事もあり、ぷっくりと肉厚でかなり柔らかい。
秘裂の縁に指を這わせつつ、小陰唇を求めて差し込んだ。
僅かに高いと感じる体温と共に、少ない滑りと狭い膣口を刺激する。
そして指先を少しだけ奥へ差し込むと、解すように細かく上下に動かして行った。
兄も平坦に見えて、触ればシッカリと柔らかい感触のある胸を後ろから両手で揉んでいく。
先ほどとは違って肌を直接撫でられる感覚で鳥肌も立ってしまい、その流れで色素の薄い乳首の硬さも増してしまう。
乳輪から膨れ上がって摘み易くなったのを指で判断した兄は、自分の手が欲望の赴くままに動かしていった。
カリカリと爪で引っ掻き痛みに身を硬くしたと感じれば、今度は指の腹で優しく撫でる。
小さく膨らみ始めている胸全体を、将来大きくなる様に願いを込めながら手を動かす兄。
その結果が出るのは、恐らく何百年と先だろうが、この刺激を受けた所為で大きくなるのは決定してしまった。
股間を弄っている弟は狭い膣口が子供の指でも強く締め付けられている事で、自分の陰茎を入れられるかと不安になってしまう。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「ん、何だ?」
「レミリアさんのお股の穴が凄く小さいんだけど……」
「まぁ、身体が俺達と同じ様な大きさだからなぁ」
「ちんちん入るかな?」
「……吸血鬼だって言うし、大丈夫なんじゃないか?」
「そうかな?」
「でも一杯濡らしておけ」
「分かった」
そんな会話を耳元でされてもレミリアは全く理解できている様子も無く、快楽で言葉が止まってしまっていた。
兄の提案通りに愛液の量を増やそうと、淫核を弄る手と膣口に出し入れをする動きを一気に早める弟。
「はっ、ひぎぅ!?」
突然、激しさが増した所為で、レミリアの身体は思わず悲鳴を上げた。
痛みこそ無いが、溢れ出る愛液は身を守る為に量を増やし、今では太股どころか弄りまわす手を伝って肘にまで流れてくる。
細い太股は快感で震え、既に自分の力で立つのも一苦労しているようだった。
「そろそろ良いかな?」
「入れるのか?」
「うん」
「じゃ、ちょっと後ろから支えてやるよ」
「有難うお兄ちゃん!」
「ん、ぁう?」
持続的に与えられる快感で朦朧となった思考に、力の入らない身体の体勢を変えられるレミリア。
後ろから支える兄へ背中を預け、若干背面に反っている体勢で弟に向かって股間を突き出す様にされてしまった。
「よいしょっと……」
「んっ、ぐ、くああぁぁ!!」
「わわっ!?」
身体の大きさに違わない小さな膣口は、平均よりも大きな弟の陰茎によって限界以上に広げられる。
いくら愛液で濡れていようとも、その圧迫感は想像以上に辛いようだ。
認識出来ないとは言え、股間を広げられる衝撃で跳ね上げられた顔は目を見開き、小さく呻きながら口をパクパクと動かす。
それでも吸血鬼としての頑丈な身体の所為で、広げられた膣口は徐々にではあるが亀頭を飲み込んでいく。
大陰唇を巻き込みつつ、めりめりと幻聴が聞こえそうな程に拡張されていき、処女の砦に到達した。
しかし、そこも兄が押さえ込むのとレミリア自身の軽い体重でブツリと破られる。
「ああぁーーーっ!!」
何百年も護られてきた処女は犯された事すら認識出来ない状態で、あっさりと散らされてしまった。
完全に膣内へ進入を果たした亀頭は、幼い外見と同じ様に発達していないヒダに絡まれる。
処女であると言う事と身体が小さいと言う事もあって、弟の陰茎は今迄で一番の締め付けを体験していた。
「あぅぅ、気持ち良い!」
「…………」
思わず出てしまった感想に、兄は少し羨ましそうな視線を送ってしまう。
膣壁を掻き分けながらズリズリとゆっくり進んで行き、遂には子宮口にまで到達させた。
「あぐぅ……、うぅ……」
「ふぅ、一番奥まで入った……」
「動かせるか?」
「う~ん、ちょっと動かし難いけど大丈夫だと思うよ」
「そうか」
そして、根元まで入っていない陰茎をゆっくりと出していく。
ピッタリと密着している膣壁諸共、内臓が引かれる感覚を受けたレミリアは、再び大きな呻き声を上げてしまった。
「うぐうあぁ……」
「あぁ、出っ張ってる所が引っ掛かるよ」
「俺もしたいなぁ……」
削られる膣壁、搔き出される愛液の滑りで弟の陰茎には凄まじい快感が送られる。
レミリアに至っては小さい膣内に許容以上の異物を入れられている所為で、カリが自然と未発達のGスポットを刺激する。
「ひぎぅ!」
「あうぅ、締まるぅ!」
望む望まないに限らず性的な刺激に慣れていない身体は、刺激を尿意と勘違いして無意識に耐え様と腹筋に力を入れた。
当然ながら弟の陰茎も締め付ける事になり、動いた膣壁は陰茎を擦る。
亀頭を満遍なく包んでいたヒダは上に引き上げられ、身体を捻った拍子にカリを舐められた。
ただでさえキツイ膣内で強い刺激を受け、同級生を犯しているかの様な感覚と合わさった興奮は絶頂へ駆け上がる。
快感と生理的な反射のお陰で愛液の量が増加し、動き易くなった膣内を本能のままに突き上げていく。
そんな弟の姿を見て、早めに出して貰おうと思った兄はレミリアの股間へ手を伸ばして淫核を摘んだ。
「あっ、くはぁ、んきぃ!!」
「あっ、締まる~!」
「早く出してくれないと、咲夜さんがご飯を持ってきちゃうぞ」
「はっ、はっ、はうっ、もうちょっと!」
要請を受けた弟は、必死に腰を動かす。
激しくなった突き上げを受けて、レミリアの身体は兄に支えられながら上下に激しく動かされていた。
視線は相変わらず上を向いたままだが、性的な刺激を受け続けた所為で身体が勝手に快楽を甘受し始める。
口は出る物の大半が呻き声だったのが今ではだいぶ悦が混じり、閉じられる事がない所為で唾液も零れていた。
「あっ、あっ、あぅっ、ん、はっ」
「うっ、うっ、レミリアさん!」
「そろそろ出せそうか?」
「うぅ、もう直ぐぅ……」
目覚めたばかりの性感帯を刺激され、締め付けが増した膣壁で絶頂間近の陰茎はあっさりと限界を超える。
上がって来た精液を一切我慢する事無く、硬い子宮口に密着させながた射精を開始した。
「うぅ、出るぅ!」
「あっ、ああぁぁ!!」
「ふぅ……、やっとか」
レミリアは胎内に出される他人の体液で高まっていた快楽は絶頂へ押し上げられ、支えられた背を反らせながら全身を痙攣させる。
膣内に入っている陰茎を強く締め付けながら、女の身体は本能的な動きで精液を最後まで出させる動きをぎこちなく返してきた。
そして膣壁に促されて最後の一滴まで最奥に出し切った弟は、満足気に息を吐いて身体を離す。
「ふぅ、気持ち良かった」
「次は俺だな」
「うん、分かった」
「失礼します」
「あっ!」
「あっ、咲夜さん」
「あら、どうしました?」
いよいよ自分の番だと思っていたが咲夜の登場で勢いが削られ、食事を乗せた配膳台もある事から時間切れを悟った。
かなりガッカリしてしまうが空腹なのも事実である為、好きな時に犯せると自分へ言い聞かして欲望を押さえ込む。
「お嬢様? どうされました?」
兄に支えられる姿に、体調が悪いのかと心配するが服を脱がされている事には触れない。
それでも主の裸を見て顔が赤くなっているのは仕方の無い事か。
「ふぁ、んん、いえ? なんとも、無いわよ?」
「……そうですか?」
「そうよ、それよりも食事を」
「かしこまりました」
全裸で、しかも股間から破瓜の血が混じったピンク色の精液を垂れ流しながらも、堂に入った命令を出すレミリア。
主人の言った事には即座に反応する姿はメイドの鏡である。
結局、機を逃した兄は食事の匂いに負けて名残惜しげにレミリアの乳首を摘むと、配膳を進められる椅子へ向かった。
「ぅん!」
「お嬢様?」
「何でも無いわ」
「そうですか」
「ご飯~♪」
「腹減った……」
咲夜の言葉通りに和食の昼食は、一見すると豪勢に見える。
しかし、当主であるレミリアの前に置かれる量は少ない。
「……レミリアさんは、それで足りるんですか?」
「えぇ、私は小食なの、だからこの量で良いのよ」
「慧音先生の言った通りだね」
「あら、そんな事を言ってたの?」
「うん」
そんな他愛も無い会話を楽しみながら昼食は進み、美味しさに舌鼓を打つ双子。
咲夜は消えたり現れたりして、茶の追加等の仕事をこなす。
場の雰囲気は楽しげで、最初に威圧感を与えていたとは夢にも思えない和やかな空気が流れていた。
そして食後に一息付き、兄が再びレミリアに近付こうとした時、咲夜がパチュリーからの言葉を伝えてくる。
「パチュリー様から『午後は早めに来なさい』と承っておりますよ」
「えっ、は~い」
「うぅ……」
「随分と不満そうね?」
「……もっとレミリアさんと喋りたかったのに」
お預け状態の兄はレミリアを抱きたいが為に残る事を希望していたが、その要求はあっさりと却下される。
「駄目よ、パチュリーに師事をしているのなら言われた事は守りなさい」
「でも……」
「今日だけじゃないんだから、お兄ちゃん」
「うぅ、お前は良いだろうけど」
「えへへぇ、パチュリーお姉ちゃんは先に入れて良いからさ」
「当たり前だぁ!」
傍から見れば兄弟のじゃれあいに見える光景を、微笑ましく眺めるレミリアと咲夜。
何とか自分を納得させた兄は大人しくパチュリーの元へ向かう。
そして、図書館に入った途端に目当ての身体に抱き付き、貪り出した。
お預けされた分を取り戻すかのように荒々しく蹂躙されるパチュリーは、激しさの余り直ぐに気絶をしてしまう。
冷静になってから弟に咎められ、やり過ぎたと反省する兄だが胸を揉む手は止めなかった。
こうして知り合う美少女・美人を第3者の誰にも知られる事無く犯して回り、種をばら撒いていく双子。
そして大人になり、幻想郷で仕事をする年齢になってもそれは変わる事はなかった。
結局は陰茎が立たなくなるまで、人に限らず妖怪、挙句神まで孕ませる。
それは双子の人としての生が終り、亡霊に成っても若返った見た目と性欲で続く。
寧ろ亡霊になった事で孕ませる事が無くなり、そのお陰でいつまでも犯す事が出来ると喜ぶ始末だ。
恐らくは転生しても、これは続くだろう。
現実に捨てられ、忘れ去られても幻想郷という、双子にとっての天国で生きる事を楽しむ。
妖怪が跋扈する危険な世界でも、迷い込んだのは幸運と言うべきか。
閻魔すら見抜けない能力で性欲の赴くままに犯して回る、ある意味無邪気な双子。
この箱庭が壊れない限り、永遠に尽きない欲望で身を焦がしながら腰を動かすのだった。
エピローグへ続く
「……ん、あふぁ~……」
「んん~……」
寝心地の良いベッドの上で目覚めた双子。
慧音宅では規則正しい時間に寝起きを繰り返していた為に、紅魔館でもいつも通りの時間に起きた。
軽く伸びをして、上半身を起こして見慣れない室内を見回す。
「あぁ……こうまかん、だったか?」
「んぁ~、……朝ご飯いつ?」
「分からん」
寝ぼけた頭でも空腹を感じて朝食の事に考えが行くも、紅魔館での朝は初めてで勝手が分からなかった。
とりあえずは咲夜にでも聞こうかなと行動を起こした瞬間に、ドアがノックされる。
「は~い」
「え~っと、たぶん開いてます」
「失礼します」
「あっ、咲夜さん!」
「朝食をお持ちしました」
「やった!」
「丁度お腹が空いてたんです」
まるで図った様に配膳台で朝食を持ってきた咲夜に笑顔を向ける双子。
テーブルに乗せられた食事を食べ始めたのを見て、レミリアとパチュリーに付いて話を切り出した。
「パチュリー様は朝に弱い為、午前の講習は無いとの事です」
「むぐむぐ……」
「は~い」
久しぶりに食べる洋式の食事に夢中になりながらも返事を返す姿に、基本的に無表情の咲夜は口元を綻ばせる。
そんな僅かな変化に気付きもしない双子は、降って沸いた空き時間の予定をどうしようかと話し合う。
「レミリアさんの所に行く?」
「えぇ、怖かったからあんまり行きたくないけど……」
弟の正直な感想を聞いた咲夜は、レミリアの悩みがあまり解決していない事を心の中で涙ながらに報告した。
もちろん伝わらなかったが……
「レミリアお嬢様も吸血鬼ゆえに朝は弱く、パチュリー様と同じく午前の来客は受け付けておりません」
「だって、お兄ちゃん、どうしようかなぁ?」
「……う~ん」
残りの知っている人物と言えば咲夜と美鈴。
しかし、2人とも門番とメイドと言う、余り暇がなさそうな仕事をしている。
いくら性欲に惨敗している双子でも、仕事の邪魔をしてまで悪戯しようとは思わなかった。
そんな考えが巡っていたが、意外にも咲夜から提案がもたらされる。
「それでは、少し門番と遊んでみては如何でしょうか?」
「えっ、でも」
「門番って忙しいんじゃないの?」
「いえ、実は侵入者等は吸血鬼の館と言う事もあって滅多に居ないんですよ」
「へぇ、そうなんだ」
「えぇ、なので実質、凄く暇でもあるんです。よく居眠りもしてますし……」
そう言った咲夜に額には青い怒りの筋が浮かび上がっていた。
明らかに怒っている様子に若干引きつつ、そう言えば初めて来た時も立ったまま眠っていたなと思い返す双子。
「じゃ、美鈴さん……? と遊んでこようか」
「そうだな」
「是非居眠り等している暇が無いようにお願いします」
「あっ、あはは、分かりました」
双子の『遊ぶ』と言葉の意味を理解し切れなかった咲夜は、未だに青筋を立てたままで言った。
「私は、まだ仕事がありますので失礼しますが、一応これを御渡ししておきます」
「なにこれ?」
「?」
手渡されたのは、少し大きめのベル。
よく漫画等で執事を呼ぶ時に鳴らす物の様な形をしている。
「これを鳴らしていただければ、敷地内に居る時は何処に居ても駆けつけます」
「……迷子になった時の為に?」
「えぇ、紅魔館は広いので迷い易いのですよ、なので困った時は鳴らしてください」
「分かりました」
「では、失礼いたします」
そして消える咲夜。
残された双子はさっさと朝食を居の中へ納め、あの砲弾のような巨乳を目指して門へと向う。
△
「また寝てる」
「ホントだ」
目的地に到着すると、案の定夢の中に旅立っている門番の姿が見える。
仁王立ちの後姿でも頭をカクカクと一定の間隔で落とし、傍から見ても眠っているのが分かった。
前に回り込む双子に気が付いた様子も無く、鼻提灯を出す勢いで爆睡したまま、気が付く様子も無い。
悪戯目的で来たので起こさない様に近付いて、引き締まって女としての魅力も微塵も損なわれていない身体に手を伸ばす。
「っ……、く~……く~……」
「起きないねぇ」
「そうだな」
組まれた腕の上で過剰に張り出した胸の頂点に在る乳首を指で転がしつつ、無邪気にニヤニヤとした顔で手を動かす弟。
兄は美鈴の履いていたズボンを脱がした。
足首まで届く前後の布で完全に露出をさせられる事は無かったが、横に走る腰からの深いスリットから白い太股が晒される。
「綺麗な足だ」
「おっぱい柔らかい!」
戦う為に鍛えられた実用的な筋肉は幼い美的センスを唸らせるも、性欲の前には余り意味は無い。
太股を眺めるのも程々に、前面に垂れている布を捲り上げてショーツを日の下へと引き出した。
両側を紐で止めているだけの、所謂紐パンである下着は兄の手で早々に脱がされて、陰毛の生え揃う秘裂は性欲に塗れた視線を受ける。
美鈴も大人の女性である為に処理もシッカリとしており、綺麗に形を整えられていた。
経験を積んだ兄は、何処を弄れば逸早く陰茎を挿入出来る状態になるかを学んでおり、手は自然と包皮に隠れる淫核へと伸びる。
胸を揉んでいる弟も、中華服の止め紐を外して前面を大胆に開く。
昨日見た健康的な巨乳は相変わらず健在で、服を開かれた反動に大きく揺らして存在を主張していた。
「んっ、く~……、んふっ……」
未だ興奮状態に無いとは言え、性感の塊である淫核を摘まれた上に乳首まで嬲られてしまって呼吸には悦が混じり始める。
弄られている箇所も徐々に反応を返し、双子の調子も上がっていく。
「あむっ」
「んくっ……」
生理的な反射で硬さを増してきた乳首を弟に咥えられて、身体をビクンと反応させる美鈴。
それでも敵対の気配が無い所為で眠り続ける門番は、身体の敏感な部分を手と口で汚されるがまま。
「俺から入れるぞ?」
「うん、良いよ、僕は後ろからおっぱい揉むから」
処女を奪うと言う事に、特に関心が無い弟は承諾した。
しかし、双子の背丈では長身である美鈴の股間まで、陰茎を持っていく事は出来ない。
慌てて辺りを見回し、目に入った雨宿り用の小屋にあった箱を足場にして事無きを得る。
改めて美鈴の解された処女孔へ、陰茎を近づけていった。
「うっ!」
「乳首がさっきより硬くなってきた!」
はしゃぐ弟を尻目に吸い付く小陰唇に呻き声を上げる兄。
「おぉぅ!」
亀頭を飲み込んだ膣口は、まさしく肉の壁となって陰茎を攻め立てる。
幻想郷随一とも言える武闘派の美鈴は、当然の事ながら今まで双子が犯した誰よりも身体が引き締まっていた。
砲弾の様な巨乳を維持している胸筋は元より、腹筋も鍛えられており、処女と言う事もあって自然と締め付けも強い。
薄い抵抗を何度か腰を押し込む事で、あっさりと破った兄は更に奥を目指す。
美鈴の身体も女として成熟している為、膣壁のヒダも肉厚で一突き毎に新しい快感が押し寄せてくる様だ。
パチュリーほど肉厚ではないが、ヒダは凹凸の激しい陰茎に張り付き快感を送る。
これまで美少女・美女を犯して、黒さを増してカリも大きく広がっているにも拘らず、まるで専用の鞘の如くピッタリと密着していた。
動かす度に処女膜の後とヒダを削り、カウパー液を穢れの無い純潔だった膣内へ塗り込む。
肩幅に開いている足の間に突き入れている関係で、陰茎を根元まで入れられない状態だったが、十分過ぎる程の快楽は感じている。
「あぁ、美鈴姉ちゃんの気持ち良い!」
「……お兄ちゃんは皆にそれを言ってない?」
「はっ、ふっ、本当の事なんだから、ふっ、しょうがないだろ?」
「まぁ、僕もおっぱい気持ち良いって皆に言ってるけど……」
他愛も無い会話をしながらも、双子の陵辱は続く。
開かれている太股に妨げられる形で美鈴の身体は突き上げられ、巨乳は弟が掴んでいる状態でもタユンタユンと揺れる。
しかし、兄の気持ち良さそうな姿を見て、徐々に我慢が効かなくなってきた。
硬くなった乳首をコリコリと指で捏ね繰り回し、硬くなっている陰茎を太股に擦り付けながら兄に言葉を掛ける。
「そう言えば、お兄ちゃん」
「んっ、なんだ?」
「パチュリーお姉ちゃんのお尻は気持ち良かったんだよね?」
「ふっ、うん、凄く、くっ、良かったぞ」
「ふ~ん……、じゃ、僕もやってみようかな?」
快感で必死の腰を動かしている兄の言葉を聞いた弟は、美鈴の後ろに屈んで垂れ下がっていた布を捲り上げる。
白く綺麗な尻は突き上げの反動でプルプルと揺れているものの、鍛えられて引き締まった綺麗な形を維持していた。
普段ズボンを履いているお陰で日に焼ける事無く、しかも座っている事も殆ど無いので形は全く崩れていない。
両手で広げれば、中心に色づく肛門はキュッと力を入れて抵抗してくる。
とりあえず解さないと入りそうも無いと判断した弟は、だだ漏れになっている愛液を指に塗りたくると、一気に指を突き入れた。
「んぐぁ!?」
「うっ、締まる!」
「ひゃっ!?」
過去にどんな強敵と戦った時にも経験した事の無い刺激で、女らしからぬ悲鳴を上げる。
そして、排泄するだけの器官を逆流された美鈴は、眠っていた意識を一瞬で覚醒させて身を固まらせた。
全身に力が入った所為で膣にも圧迫がかかり、陰茎を今まで以上に強く締め付ける。
それに釣られて思わず美鈴の身体を抱き締めた兄は、膣内に絞られるがままに精液を流し込んでしまった。
思っても見ない反応に、肛門に指を突き立てたままの弟も驚きの声を上げる。
「なっ、何が……、って、えぇ!?」
「うっ、うぅ!」
「あっ、美鈴お姉ちゃんが起きた」
「んくっ、そ、そりゃ、起きますよ!」
相変わらず精液を膣内に出している兄の蕩けた顔を、思わず胸に搔き抱いた美鈴は弟の言葉に答えを返す。
後ろを振り返りつつ、視線は弟に向けて下へ向けているものの、その表情は犯されている状況の驚いている様子は無かった。
むしろ、目が覚めたら突然、双子が抱き付いている事に驚いている様子だ。
美鈴自身は、いくら居眠りをしていようとも、誰か来ればその気配を察知して即座に目が覚める自信を持っていた。
それなのに双子の接近はおろか、抱き付かれても目を覚まさなかったと言う事実に大きな衝撃を受けたのだ。
膣内に精液を出される感覚に、ゾクゾクと背筋を震わせながら双子に来訪の目的を聞く。
「ふぅん、そ、そもそも、何でここに来たんですか?」
「う~んとね、美鈴お姉ちゃんと遊びたかったからかな?」
「わ、私は仕事中なんですけど……」
「居眠りしてたのに?」
「うっ!?」
弟に痛い所を突かれて、言葉を詰まらせる。
「ふぎぅん!?」
しかし、その言葉も弟の指が出し入れを開始した途端に漏れ始めた。
指の感覚が兄の陰茎にも届いている所為で、吐き出される精液は続々と膣内を汚していく。
肛門からの刺激に耐える為、胸に抱いていた兄の頭を強く抱き締めてしまう美鈴。
「うぅ、苦しいよ」
「あっ、ご、ごめん、んぎぅ、なさい」
「ぷはぁ!」
砲弾の様な胸の圧迫から解放された兄は、精液を処女の胎内に出し終えて顔が艶々としている。
「あっ、前が空いたの?」
「ん、そうだけど、……どうする?」
「何ですか?」
「……」
「……うん」
双子のやり取りを理解出来ない美鈴が首を傾げる中、双子特有のシンパシーで頷き合う。
そして、パッと美鈴の顔を見上げると一つの質問をした。
「美鈴姉ちゃんは門番なんでしょ?」
「えぇ、そうですよ」
「やっぱり、修行とかするの?」
「流石に修行と言う程の物はしませんけど、鍛錬は欠かしませんよ」
その答えを聞いた双子は自分達の欲望を叶えるべく、嘘八百を並べ始めた。
「前に居た所で、簡単に出来る鍛錬方法があるんだけど試して見ない?」
「へぇ、外にもそんな物があるんですか?」
「うん、あるよ、やってみる?」
「そう……ですね、侵入者の気配も無い事ですし、お願いします」
「うん、分かった!」
「やったね、お兄ちゃん!」
「うん、そうだな!」
「?」
双子の提案に少し考えたものの、敵の気配も無い事から簡単に受け入れる美鈴。
傍から見るに、他人に教えるにしては過剰に喜ぶ姿に首を傾げる。
しかし、双子の能力と共に深く考える事が苦手な所為で、パチュリーに教わってばかりで教える立場に憧れていたのかと自己完結してしまった。
嬉々として姿勢を指示し出した姿に、微笑ましい物を感じた美鈴は素直に従う。
「でね、腰をこうしたままでジッとしてるんだよ!」
「……案外、腰と太股の裏に力がいりますね」
「うん、そこを重点的に鍛える鍛錬だよ」
そうして変更された体勢は腰から上半身を直角に曲げた状態、所謂立ちバックの姿勢だった。
普通なら手は膝か壁等に付いて姿勢を維持するが、それをさせる事無く前に突き出させている。
妖怪である美鈴は涼しい顔をしているものの、一般人なら腰に物凄い負担が掛かる体勢だ。
「そのままで限界まで耐えるんだよ」
「時間制限とかは無いんですか?」
「う~ん、辛くなったら止めても良いと思うけど鍛錬だし……」
「そうですね、辛くなっても暫くやってる必要がありますね」
「うん、僕達も協力するから頑張ってね!」
「えっ、一人でやるんじゃないんですか?」
「僕達が身体を触って負担を掛けるんだよ」
「そうした方が効率良いしな」
「言われてみればそうですね、お願いします」
「は~い!」
「任せて!」
双子の『身体を触る』と言う事を好意的に受け取った美鈴は、快く協力を受け入れた。
秘裂に挿入をもくろむ弟は後ろへ回り込むと、刺激的な光景を目にする。
直角に曲げた腰を維持する為に、力が入った腹筋の所為で胎内に出された精液がコプコプと漏れ出していたのだ。
呼吸の度に小さく開閉を繰り返す膣口は、破瓜の血も僅かに流している。
更に腰を突き出す姿勢である為に、大陰唇は今まで以上に強調されて見ただけでも柔らかさを感じ取れた。
もはや弟の思考には、妥協して解そうとしたアナルの事等無くなっているだろう。
息を荒くして足場を用意してから、急ぐ様に腰を突き入れた。
「んはぁ!?」
「あぁ!」
「おぉ!」
図らずも兄によって解され、成長した陰茎を程好く包み込む様になった膣内に顎を上げて快感に耐える。
入れ易い体勢で陰茎を根元まで挿入された膣内は、降りてきた子宮口を再び身体の奥へ押し返された。
衝撃を受けた美鈴は流石に揃えた両足だけで支える事は出来ずに、前に移動していた兄の腰に掴まってしまう。
「ん、美鈴姉ちゃん、俺を掴んじゃったら鍛錬にならないよ」
「でも、衝撃が強過ぎて体勢が維持出来ないんですよ」
「じゃ、しょうがないかな?」
「はぁはぁはぁはぁ……」
ぐちゅぐちゅと膣内の愛液と精液が、弟の陰茎によって掻き混ぜられる音が聞こえる中で美鈴の身体は快感を甘受し、表情はトロンとした物に変わっていく。
上半身を前に倒している所為で垂れ下がった巨乳は、弟の入出の反動でブラブラと卑猥に揺れた。
兄がそれを見て我慢出来る筈も無く、下から持ち上げる様に掴む。
「んぁ、はっ、あっ、こっ、この体勢は、結構、ぅん、キツイですね、えぅ」
「でも、美鈴姉ちゃんは簡単に出来てると思うけど」
「あぅ、締め付け過ぎだよぅ!」
「足に力を入れて、ふんっ、踏ん張ってる、だけっ、ですよ」
心地良い重さと柔らかさを掌に感じつつ、快感に呆け始めた美鈴の顔を見下ろす兄は、弟の切羽詰った実況で興奮が再び沸き起こってきた。
硬さが復活した陰茎は、入る所を求めるかの様にピクピクと揺れ動く。
そして都合良く腰を掴んでいる美鈴は、胸を掴んでいる所為で距離が近付き、吐息が掛かる位置に口があった。
性的欲求を我慢しない兄は当然の様に、陰茎の角度を調節して咥えさせる。
「んむぅ!?」
性的な事が認識出来なくとも、身体が口内に入って来た異物を吐き出そうと舌で壁を作る。
結果的に亀頭を舐められた兄は快感を受けた。
「おぉ、やっぱり口も気持ち良い」
「はっ、はっ、はっ!」
「んもぁ、んっ、んっ」
機嫌良く感想を言った兄の言葉にも反応しない弟は、絶頂間近で必死に腰を振っていた。
その動きを受け入れている美鈴も、流石に2人連続で犯されれば眠っていた性感も無理矢理起こされていく。
巨乳を支えている兄も協力して、絶頂へ向かわせる為に乳首を重点的に攻め立てた。
少し下へ移動させた手は決して持ち上げない様に気を付けながら、乳首だけを転がしながら前後左右に動かす。
性的興奮で硬くなっていたお陰で、ただ触られるだけでも快楽を送っていたにも拘らず、更に捏ね繰り回されてしまえば美鈴の身体は敏感な反応を返すしかなかった。
引き締まり、身体を支える為に強張っていた足は徐々に膝が震え出し、掴んでいる兄の腰へ掛ける体重も増えていく。
そうなれば当然、口に含んでいる陰茎も深く咥えこむ事になり、舌の排除しようとする動きも激しくなった。
美鈴自身の愛液と精液が混ざった体液を、図らずも舐め回して綺麗にし、今度は唾液を塗り込んでいく。
鈴口を中心に、ザラザラとした僅かな感触すら感じる程に力を入れられた舌が這い回る。
カリの凹みすら舐めても、歯が当たらないのは美鈴の滲み出る優しさなのかもしれない。
「うぅ、さっき出したのに!」
「はぁはぁ、もう出そう!」
「んむぅ!」
三者三様の快感を含んだ声は腰の動きと共に高くなり、遂には同時に絶頂へ達した。
「出るぅ!」
「し、締まって……!!!」
「んぐうぅ!!」
膣内の最奥にまで陰茎を入れた弟は、兄が辿り着けなかった子宮口に鈴口を密着させて精液を補充していく。
胎内へ熱い体液の濁流を受けた美鈴も、力尽くで目覚めさせられた性感により絶頂へ達し、本能的に陰茎を締め付けて射精を促した。
フェラチオをさせている兄は、喉元から来る悦声の振動を直接受けた上に力の入った舌で圧迫と吸い込みを受けて、睾丸から精液を吸われる様な感覚に見舞われる。
ビクビクと震えつつ数分とも感じる時間を、その体勢のまま硬直する3人。
双子は精液を出し切り、美鈴は身を襲う絶頂の波が去り、ある程度落ち着いたと感じて一様に一息付く。
「ふぅ……」
「あぁ……、お股最高だ」
「んぐっ、けほっ、はぁ、ふぅ……」
双子の支えを無くした美鈴は口から漏れる精液を無意識に全て飲み込むと、脱力してその場に座り込んでしまう。
口と膣口から白い精液の橋を作った光景は、淫靡な物だった。
「……美鈴姉ちゃん、どうだった?」
「けほっ、思ったより、んくっ、効きましたね」
「……僕も疲れた」
鍛錬をしていたと言う設定の為に感想を聞いた兄に、素直な感想を応える美鈴。
弟は直ぐ後ろで、同じ様に座り込んで息を切らせている。
「あぁ、手伝ってくれて有難う御座います」
「うぅん、美鈴お姉ちゃんの為なら、いつでもしてあげるよ!」
「本当ですか?」
「うん!」
「機会があったら、またお願いします」
「任せておいて、ねっ、お兄ちゃん」
「うん、いつでも協力するよ」
一度犯し終えても次の機会に繋げる為の言葉だが、事実を正確に認識出来ない美鈴は素直に礼を言うのだった。
それから立ち上がれるまでには復活した弟が、陰茎を綺麗にさせている途中に咲夜が現れる。
「ここに居ましたか」
「うわぁ!?」
「あっ、咲夜お姉ちゃん」
「んむっ!?」
未だに突然現れる咲夜に驚く兄。
弟は変わらずにフェラチオをさせているが、美鈴はビクッと身体を震わせた。
じろりと無言で見つめられて、居眠りをしていた事がばれたのかと冷や汗を掻く。
「ふぅ、まぁ良いわ」
「あぅ、出る!」
「んっ……、ぐむっ!?」
とりあえず怒られる事が無いと、一安心した美鈴に射精をした弟。
安堵した所に精液を飲まされた所為で一瞬だけ咽てしまったものの、人間よりも良い反射神経で素早く飲み込んでいった。
「お二方、お嬢様が起きられましたので昼食をご一緒にどうかと誘われていますが、どう致しますか?」
「う~ん……、どうしようか?」
「僕はレミリアさんにもエッチな事をしてみたいけど……」
「そうだよな、怖かったもんなぁ……」
「その事なら心配ないと思いますよ?」
「えっ?」
「本当?」
「えぇ」
不安がる双子に、心成しか優しい微笑を浮かべながらレミリアを庇う。
「最初にお会いになられた時は、久しぶりの<正式な>お客様で少し張り切ってしまった結果なので」
「そうなの?」
「そうですよ、なので、今日は恐怖心を感じる事は無いと思いますよ」
「それなら……」
「うん、それならレミリアさんに会いたい!」
「そう言って頂けるとお嬢様もお喜びになられます」
主が張り切り過ぎた結果を何とか払拭した咲夜は、双子の恐怖心が蘇らない内に食堂へ案内する。
すっかりと綺麗になった陰茎を締まった双子が美鈴を振り返り、別れの言葉を掛けた。
「また明日ね、美鈴姉ちゃん!」
「またねぇ!」
「はい、待ってますよ」
元気良く手を振る双子に、口ズボンを脱がされたままの股間と口元から精液を垂れ流しつつ手を振り返す美鈴。
「ねぇ、咲夜お姉ちゃん、お昼ご飯は何?」
「今日はお二方に合わせて、和食ですよ」
「本当に!」
「やった!」
「ふふっ」
レミリアへの恐怖が軽くなったのと、性欲を満足させたお陰で咲夜に対する態度も柔らかくなった双子。
仲良く手を繋ぐ姿は、仲の良い家族とも思われそうな程だった。
△
案内された部屋の中に入って、一番に目に付いたのが窓際に立つレミリア。
身長こそ双子と変わりないものの、その小さな身体から滲み出るカリスマで振り向く動作すら優雅に感じる。
「お嬢様、お連れしました」
「ご苦労様、咲夜」
「あっ、おはよう御座います」
「いや、こんにちはじゃないのか?」
昼とは言え、レミリアが寝起きと聞かされている双子は挨拶に迷った。
「私は、食事を持ってまいりますので……」
「えぇ、お願いね」
消える咲夜へ言葉を掛けた後、レミリアは双子に対しても話し掛ける。
「さて、いつまでもそんな所に居ないで、こっちに来なさい」
「は、はい!」
「うん」
前に会った時よりも柔らかくなった雰囲気に、若干戸惑う双子。
しかし、カリスマの所為で命令されるがままに、止まっていた足は自然とレミリアに向かう。
「改めて自己紹介するわ、はじめまして、私が紅魔館当主のレミリア・スカーレットよ」
「はじめまして!」
「はじめまして!」
「そんなに緊張するの?」
「やっ、前よりかは……」
「うん、何か前よりか怖くない」
「そう、なら良かったわ」
密かに練習をしていた柔らかい微笑みを見た双子は頬を赤くする。
そんな初心な反応を見て、努力が実った事を心の中で喜んだ。
「暫くは紅魔館に居る事だし、親睦を深めても損は無いと招待したのだけれど迷惑だったかしら?」
「そんな事無いです!」
「うん、今のレミリアさんなら、もっと話したい」
「そう? 嬉しいわ」
恐怖心が払拭出来た証拠に、お互いの距離は手を伸ばせば届く所まで近くなっている。
そうなってしまえば性欲を我慢しない兄弟、手を伸ばさない訳が無い。
つい先ほど美鈴で遊んだとしても、若さゆえに復活も早かった。
「ひっ、……それじゃ、咲夜が来るまで少しお互いの事を知りましょうか」
「分かりました」
「良いよ!」
「つっ!」
承諾をする言葉と共に、一気に手を伸ばす。
レミリアの身体は自分達と同じ背丈である為、まるで同級生に悪戯をしている様な感覚に陥り、今までとはまた違った興奮が双子を襲った。
「最初に、つっ、聞きたい事は博麗の巫女の様子だけど……」
「霊夢お姉ちゃんの事?」
「えぇ、うっ……そうよ」
「う~ん、……ご飯が寂しかった!」
「……まぁ、それはいつも通りね」
やはり幻想郷の戦いが一気に変わった時に対峙した人物は、興味の惹かれる物があるらしい。
しかし、帰ってきたのは、いつもと変わり無い極貧の食生活。
何とも言えない気分になったレミリアは、とりあえず差し入れをしてやろうかと考えていた。
思案に暮れた身体を双子は、左右から挟む立ち位置で思うままに手を這わせる。
薄い部屋着の下にある、ブラをしていないなだらかな胸を撫で回せば、決めの細かい生地で擦られて息を潜めていた乳首は反応を返し始めた。
「あっ、乳首が立ってきたよ」
「もっと弄れ!」
「うん!」
「きぅっ、もう少し、うっ、霊夢も早めに異変に立ってくれれば良いんだけど」
何処か場違いな返答をしているレミリアも、成熟していないとは言え性感帯の乳首を擦られては言葉が詰まる。
抵抗しない事を学んでいる所為で、手の動きは遠慮等しないとばかりに陵辱する範囲を広げた。
空いていた方の手は羽の付いている小さな背中を素通りし、同じく小さな尻へと辿り着く。
今まで触った物の中でも双子にとって丁度良い大きさで、殆ど運動していないと言っても程好くプニプニとして柔らかい。
前では幼くも自己主張を始める乳首、後ろは若く張りのある小さな尻。
手を動かす度に伝わる気持ちの良い感触に、双子の興奮は上がるばかりだった。
薄いピンク色の服は手の動きによって身体の線をハッキリと映し出し、華奢であるが女として成長を始めた時にしか出せない独特の色気がある。
恐らく人生で初めて異性の手による刺激で尖らせた乳首は、生地の下でクニクニと形を変えさせられて快感を受け取った。
乳首が快楽の所為で硬さを増し、硬さを増した所為で更なる快楽を受けるスパイラルに陥ったレミリアの身体は、徐々に赤みを増す。
「ぅん、れ、霊夢も、賽銭が欲しいなら、ぁっ、守矢の巫女みたいに布教すれば良いのに」
「霊夢姉ちゃんには出来ないんじゃないですか?」
「そうそう」
「っ、……まっ、まぁ、そうだとは思うわよ?」
ピクピクと震え出した身体は快楽を必死に耐えようとしている。
吸血鬼レミリア・スカーレットが持つプライドは、安易に反応を表に出す事を良しとしない意思が働いている結果だった。
しかし、与えられる快感は増える一方で、無意識の我慢は徐々に崩されていく。
尖り切った乳首は双子の手によって摘まれ、撫でられ、尻に回っている手も動かされる事でショーツが食い込み、結果的に幼い秘裂を刺激していた。
スカートを捲られれば、形がハッキリと分かる程に食い込みが激しい。
包皮に護られている筈の淫核も、乳首と同時に擦られてしまえば身体が勝手に性交の準備を始める。
尻を若干突き出しながら腰を小刻みに動かしているレミリアの反応は、どう見ても性的な興奮に支配され始めていた。
何とか言葉は続いているものの、合間に快感の混じったと分かる吐息が挟まれ始める。
興奮が高まった所為で体温も高くなり、良い匂いのする体臭が濃くなって襟や袖口から立ち上っていく。
女の身体の扱いに慣れた双子は、もはや視線を合わせる事無く兄は上着を脱がせ、弟はスカートを落とす。
朝に美鈴を犯した時とは逆の位置に付いて、レミリアはあっと言う間に靴しか履いていない全裸に剥かれてしまう。
「っ!?」
流石に男の前で全裸にされた事でレミリアは、本能的に小さな身体を引き攣った。
その反応はシッカリと認識した筈の双子だが、嬉々として再び手を伸ばす。
「はぁう!?」
「どうしたの?」
「いっ、ひっ、いえ、なはぁう、何でも、無いわよ?」
「ふ~ん」
ニヤニヤしつつ聞いた双子の問いにも気丈を装いながら答えるが、性感帯を弄られている所為で言葉から力が抜けた。
秘裂を覗き込んだ弟は兄がした様に淫核を早々に攻め出して愛液の分泌を促す。
包皮を被っている淫核を指で刺激しながら、大陰唇を撫でていく。
身体が小さいという事もあり、ぷっくりと肉厚でかなり柔らかい。
秘裂の縁に指を這わせつつ、小陰唇を求めて差し込んだ。
僅かに高いと感じる体温と共に、少ない滑りと狭い膣口を刺激する。
そして指先を少しだけ奥へ差し込むと、解すように細かく上下に動かして行った。
兄も平坦に見えて、触ればシッカリと柔らかい感触のある胸を後ろから両手で揉んでいく。
先ほどとは違って肌を直接撫でられる感覚で鳥肌も立ってしまい、その流れで色素の薄い乳首の硬さも増してしまう。
乳輪から膨れ上がって摘み易くなったのを指で判断した兄は、自分の手が欲望の赴くままに動かしていった。
カリカリと爪で引っ掻き痛みに身を硬くしたと感じれば、今度は指の腹で優しく撫でる。
小さく膨らみ始めている胸全体を、将来大きくなる様に願いを込めながら手を動かす兄。
その結果が出るのは、恐らく何百年と先だろうが、この刺激を受けた所為で大きくなるのは決定してしまった。
股間を弄っている弟は狭い膣口が子供の指でも強く締め付けられている事で、自分の陰茎を入れられるかと不安になってしまう。
「ねぇ、お兄ちゃん」
「ん、何だ?」
「レミリアさんのお股の穴が凄く小さいんだけど……」
「まぁ、身体が俺達と同じ様な大きさだからなぁ」
「ちんちん入るかな?」
「……吸血鬼だって言うし、大丈夫なんじゃないか?」
「そうかな?」
「でも一杯濡らしておけ」
「分かった」
そんな会話を耳元でされてもレミリアは全く理解できている様子も無く、快楽で言葉が止まってしまっていた。
兄の提案通りに愛液の量を増やそうと、淫核を弄る手と膣口に出し入れをする動きを一気に早める弟。
「はっ、ひぎぅ!?」
突然、激しさが増した所為で、レミリアの身体は思わず悲鳴を上げた。
痛みこそ無いが、溢れ出る愛液は身を守る為に量を増やし、今では太股どころか弄りまわす手を伝って肘にまで流れてくる。
細い太股は快感で震え、既に自分の力で立つのも一苦労しているようだった。
「そろそろ良いかな?」
「入れるのか?」
「うん」
「じゃ、ちょっと後ろから支えてやるよ」
「有難うお兄ちゃん!」
「ん、ぁう?」
持続的に与えられる快感で朦朧となった思考に、力の入らない身体の体勢を変えられるレミリア。
後ろから支える兄へ背中を預け、若干背面に反っている体勢で弟に向かって股間を突き出す様にされてしまった。
「よいしょっと……」
「んっ、ぐ、くああぁぁ!!」
「わわっ!?」
身体の大きさに違わない小さな膣口は、平均よりも大きな弟の陰茎によって限界以上に広げられる。
いくら愛液で濡れていようとも、その圧迫感は想像以上に辛いようだ。
認識出来ないとは言え、股間を広げられる衝撃で跳ね上げられた顔は目を見開き、小さく呻きながら口をパクパクと動かす。
それでも吸血鬼としての頑丈な身体の所為で、広げられた膣口は徐々にではあるが亀頭を飲み込んでいく。
大陰唇を巻き込みつつ、めりめりと幻聴が聞こえそうな程に拡張されていき、処女の砦に到達した。
しかし、そこも兄が押さえ込むのとレミリア自身の軽い体重でブツリと破られる。
「ああぁーーーっ!!」
何百年も護られてきた処女は犯された事すら認識出来ない状態で、あっさりと散らされてしまった。
完全に膣内へ進入を果たした亀頭は、幼い外見と同じ様に発達していないヒダに絡まれる。
処女であると言う事と身体が小さいと言う事もあって、弟の陰茎は今迄で一番の締め付けを体験していた。
「あぅぅ、気持ち良い!」
「…………」
思わず出てしまった感想に、兄は少し羨ましそうな視線を送ってしまう。
膣壁を掻き分けながらズリズリとゆっくり進んで行き、遂には子宮口にまで到達させた。
「あぐぅ……、うぅ……」
「ふぅ、一番奥まで入った……」
「動かせるか?」
「う~ん、ちょっと動かし難いけど大丈夫だと思うよ」
「そうか」
そして、根元まで入っていない陰茎をゆっくりと出していく。
ピッタリと密着している膣壁諸共、内臓が引かれる感覚を受けたレミリアは、再び大きな呻き声を上げてしまった。
「うぐうあぁ……」
「あぁ、出っ張ってる所が引っ掛かるよ」
「俺もしたいなぁ……」
削られる膣壁、搔き出される愛液の滑りで弟の陰茎には凄まじい快感が送られる。
レミリアに至っては小さい膣内に許容以上の異物を入れられている所為で、カリが自然と未発達のGスポットを刺激する。
「ひぎぅ!」
「あうぅ、締まるぅ!」
望む望まないに限らず性的な刺激に慣れていない身体は、刺激を尿意と勘違いして無意識に耐え様と腹筋に力を入れた。
当然ながら弟の陰茎も締め付ける事になり、動いた膣壁は陰茎を擦る。
亀頭を満遍なく包んでいたヒダは上に引き上げられ、身体を捻った拍子にカリを舐められた。
ただでさえキツイ膣内で強い刺激を受け、同級生を犯しているかの様な感覚と合わさった興奮は絶頂へ駆け上がる。
快感と生理的な反射のお陰で愛液の量が増加し、動き易くなった膣内を本能のままに突き上げていく。
そんな弟の姿を見て、早めに出して貰おうと思った兄はレミリアの股間へ手を伸ばして淫核を摘んだ。
「あっ、くはぁ、んきぃ!!」
「あっ、締まる~!」
「早く出してくれないと、咲夜さんがご飯を持ってきちゃうぞ」
「はっ、はっ、はうっ、もうちょっと!」
要請を受けた弟は、必死に腰を動かす。
激しくなった突き上げを受けて、レミリアの身体は兄に支えられながら上下に激しく動かされていた。
視線は相変わらず上を向いたままだが、性的な刺激を受け続けた所為で身体が勝手に快楽を甘受し始める。
口は出る物の大半が呻き声だったのが今ではだいぶ悦が混じり、閉じられる事がない所為で唾液も零れていた。
「あっ、あっ、あぅっ、ん、はっ」
「うっ、うっ、レミリアさん!」
「そろそろ出せそうか?」
「うぅ、もう直ぐぅ……」
目覚めたばかりの性感帯を刺激され、締め付けが増した膣壁で絶頂間近の陰茎はあっさりと限界を超える。
上がって来た精液を一切我慢する事無く、硬い子宮口に密着させながた射精を開始した。
「うぅ、出るぅ!」
「あっ、ああぁぁ!!」
「ふぅ……、やっとか」
レミリアは胎内に出される他人の体液で高まっていた快楽は絶頂へ押し上げられ、支えられた背を反らせながら全身を痙攣させる。
膣内に入っている陰茎を強く締め付けながら、女の身体は本能的な動きで精液を最後まで出させる動きをぎこちなく返してきた。
そして膣壁に促されて最後の一滴まで最奥に出し切った弟は、満足気に息を吐いて身体を離す。
「ふぅ、気持ち良かった」
「次は俺だな」
「うん、分かった」
「失礼します」
「あっ!」
「あっ、咲夜さん」
「あら、どうしました?」
いよいよ自分の番だと思っていたが咲夜の登場で勢いが削られ、食事を乗せた配膳台もある事から時間切れを悟った。
かなりガッカリしてしまうが空腹なのも事実である為、好きな時に犯せると自分へ言い聞かして欲望を押さえ込む。
「お嬢様? どうされました?」
兄に支えられる姿に、体調が悪いのかと心配するが服を脱がされている事には触れない。
それでも主の裸を見て顔が赤くなっているのは仕方の無い事か。
「ふぁ、んん、いえ? なんとも、無いわよ?」
「……そうですか?」
「そうよ、それよりも食事を」
「かしこまりました」
全裸で、しかも股間から破瓜の血が混じったピンク色の精液を垂れ流しながらも、堂に入った命令を出すレミリア。
主人の言った事には即座に反応する姿はメイドの鏡である。
結局、機を逃した兄は食事の匂いに負けて名残惜しげにレミリアの乳首を摘むと、配膳を進められる椅子へ向かった。
「ぅん!」
「お嬢様?」
「何でも無いわ」
「そうですか」
「ご飯~♪」
「腹減った……」
咲夜の言葉通りに和食の昼食は、一見すると豪勢に見える。
しかし、当主であるレミリアの前に置かれる量は少ない。
「……レミリアさんは、それで足りるんですか?」
「えぇ、私は小食なの、だからこの量で良いのよ」
「慧音先生の言った通りだね」
「あら、そんな事を言ってたの?」
「うん」
そんな他愛も無い会話を楽しみながら昼食は進み、美味しさに舌鼓を打つ双子。
咲夜は消えたり現れたりして、茶の追加等の仕事をこなす。
場の雰囲気は楽しげで、最初に威圧感を与えていたとは夢にも思えない和やかな空気が流れていた。
そして食後に一息付き、兄が再びレミリアに近付こうとした時、咲夜がパチュリーからの言葉を伝えてくる。
「パチュリー様から『午後は早めに来なさい』と承っておりますよ」
「えっ、は~い」
「うぅ……」
「随分と不満そうね?」
「……もっとレミリアさんと喋りたかったのに」
お預け状態の兄はレミリアを抱きたいが為に残る事を希望していたが、その要求はあっさりと却下される。
「駄目よ、パチュリーに師事をしているのなら言われた事は守りなさい」
「でも……」
「今日だけじゃないんだから、お兄ちゃん」
「うぅ、お前は良いだろうけど」
「えへへぇ、パチュリーお姉ちゃんは先に入れて良いからさ」
「当たり前だぁ!」
傍から見れば兄弟のじゃれあいに見える光景を、微笑ましく眺めるレミリアと咲夜。
何とか自分を納得させた兄は大人しくパチュリーの元へ向かう。
そして、図書館に入った途端に目当ての身体に抱き付き、貪り出した。
お預けされた分を取り戻すかのように荒々しく蹂躙されるパチュリーは、激しさの余り直ぐに気絶をしてしまう。
冷静になってから弟に咎められ、やり過ぎたと反省する兄だが胸を揉む手は止めなかった。
こうして知り合う美少女・美人を第3者の誰にも知られる事無く犯して回り、種をばら撒いていく双子。
そして大人になり、幻想郷で仕事をする年齢になってもそれは変わる事はなかった。
結局は陰茎が立たなくなるまで、人に限らず妖怪、挙句神まで孕ませる。
それは双子の人としての生が終り、亡霊に成っても若返った見た目と性欲で続く。
寧ろ亡霊になった事で孕ませる事が無くなり、そのお陰でいつまでも犯す事が出来ると喜ぶ始末だ。
恐らくは転生しても、これは続くだろう。
現実に捨てられ、忘れ去られても幻想郷という、双子にとっての天国で生きる事を楽しむ。
妖怪が跋扈する危険な世界でも、迷い込んだのは幸運と言うべきか。
閻魔すら見抜けない能力で性欲の赴くままに犯して回る、ある意味無邪気な双子。
この箱庭が壊れない限り、永遠に尽きない欲望で身を焦がしながら腰を動かすのだった。
エピローグへ続く
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