世界征服~謀略のズヴィズダー~ 鹿羽逸花:常識変換
「……これは、どういう状況だ?」
目の前に倒れているのは制服の少女。
周りには何か変な物があるという訳ではなく、俺と少女以外に人も居ない路地裏。
ただ確かなのは自販機へ行った帰りである俺の目の前に、その少女が気を失って倒れていると言う事だけ。
見た限り、大き目の胸は上下に動いているので生きてはいるのだろう。
少女が仰向けなので背中側は分からないものの、血も出ていない事から怪我をしていない事も伺える。
しかしそんな事よりも目に付くのは、捲れ上がったスカートから完全に姿を見せているショーツ。
制服から予想するに高校生が履きそうなショーツは、外部から守り過ぎてピッタリ張り付いて股間の形を露にしていた。
ぷっくりと膨らんだ大陰唇から、少し顔を出している淫核。
仰向けで大股を開いている所為で、覗き込まなくとも柔らかそうな尻さえも見えた。
若々しい太股は、少し薄暗くなった路地裏の電灯の光でさえも肌理の細かさを見せているかのようだ。
俺は始めてみた女子高生の生の股間に陰茎が硬くなるのを感じつつ、恐る恐る少女に近付いていった。
「……眼帯を付けてるのか?」
少女の下半身側から見ていたので気が付かなかったが、よく見れば片目を覆う眼帯を付けている。
猫のような生き物らしき下に、これまた猫の手を交差させたマークは、一見すると海賊の旗のようにも見えた。
近寄って呼吸を確認してみれば見た目通りに怪我はしていないらしく、普通に寝ているだけとも思える。
大きな胸は手に余りそうな程で、呼吸する度にゆっくり揺れていた。
無防備な股間を見た所為か、触りたい欲求を我慢しつつ肩を揺さ振ろうとした直後、俺の首元からネックレスが少女に落ちてしまう。
「あっ」
手を伸ばす間もなくウドの形をしたネックレスは、少女の額に当たると溶けるように頭の中へ消える。
「えっ? はっ!?」
あのネックレスは最近拾った物で結構気に入ってたのだが、まさか頭に当たると溶け込んでしまうとは予想も出来なかった。
俺が手にとっても何の変化もなく、普通に紙粘土的な手触り。
見た限り、触った限りは何の変哲もない、安物のネックレスだった筈だ。
それが少女の頭に当たった途端、消えてしまった事に碌な反応もできなかった。
なにはともあれ、頭にウドのネックレスを溶かし込んでしまった以上は俺も当事者の一人になってしまったので、こんな所に寝かせておく訳にはいかない。
一先ず起こす事を優先して、肩を揺さ振られて震える少女の胸を凝視しながら起こす。
「もしもし、大丈夫ですか?」
「う、う~ん……」
流石に揺さ振られれば眠りも急速に覚めていくのか、閉じていた目は徐々に瞼を上げていった。
そして頭を抑えながら上半身を起こし、うろんな表情で辺りを見回す。
「……あれ?」
まるで自分が何故ここに座っているのか分からない様子で、漫画でもないのに頭の上には『?』マークが浮いているのが幻視出来た。
「大丈夫ですか?」
「あ、あぁ、大丈夫……って、誰だ!? このあたしが鹿羽逸花と知っての事じゃねぇだろうな!!??」
改めて声を掛ければやっと俺の事を認識したらしく、バッと猫のように俺から離れて刀を抜いて威嚇してくるが、そこまで警戒されるのは心外だ。
ただ俺はショーツに浮き出た性器を視姦してから、胸を凝視しながら起こしただけなのに……。
ウドのネックレスは不幸な事故でしたね。
「いや、道のど真ん中で倒れてた女子高生を起こした人だよ」
「えっ? 倒れてた……?」
「あぁ、流石に薄暗い路地裏で、女子高生が無防備に寝ているのは危険だろうと思ったんだよ」
俺がそう言うと、逸花は気を失っていた理由を探ろうと頭に手をやって考えを巡らせ始める。
しかし思い当たる節がなかったのか、考えが巡り巡って結局は俺が気を失っている自分を起こしたと言う事実に行き着いたようだ。
「……と、言う事は助けてくれた……?」
「まぁ、助けたと言うよりは起こしただけなんだけど――」
「す、すまん!」
助けたと言うには少し大げさだと訂正しようとすると、逸花は聞く耳持たずに勢い良く刀を鞘へ納めて頭を下げてきた。
「助けてくれた人に、あたしはなんと言う態度を取ってしまったんだ……!」
腰を直角に曲げた後、四つん這いになって苦悩に満ちた声を漏らす逸花。
胴体を地面と平行にした事で、大きな胸は制服の下で大きく揺れているのが薄暗い影の中でも確認できる。
正直、未だに逸花の名前しか知らないものの、俺は性欲を発散したい気持ちが徐々に大きくなっていっていた。
何故なら風上に居る逸花から漂ってくる女子高生の匂いと、先程見たピッチリ性器を浮かび上がらせたショーツの光景。
そして今、目の前で緩やかに動きを止めた巨乳の所為で、性欲が溜まって仕方無いのだ。
これ程に苦悩を見せているのならば、少しはエロイ事でもしてくれるかもしれない。
完全に都合の良い考えでしかないが、性欲に思考が支配されつつある俺には最早それしか考えられなかった。
俺は一度生唾を飲み込むと、意を決して欲望を口に出してみる。
「そ、そんなに言うのなら、パ、パイズリでもしてくれよ」
「……パイズリ?」
俺が一大決心して言った行為を逸花は知らなかったのか、顔を上げて首を傾げてくる。
純粋に疑問を思っている表情は、年齢相応の可憐さを感じた。
それよりも行為の意味を教えなければ前へは進めない。
先程、警戒と共にごく自然に刀を抜いたので、若干命の危険を感じるが……。
「パイズリって言うのは、そ、そのおっぱいでチンコを挟む事だよ」
「…………なっ!? お前! 調子にの――」
一瞬意味が分からなかった様子を見せていた逸花も、理解した途端に顔を真っ赤にして刀を向けてくる。
「お礼でパイズリぐらいなら『常識』だろ!?」
「へぁっ!?」
しかし俺が慌てて『常識』と言った直後、目の前の逸花は変な声を上げて身体をビクンと震わせた。
口はあわあわと動かし、目も泳いで心底動揺しているのが全身に表されている。
向けてくる切っ先も震え、逸花の心の中で俺の言った『常識』と羞恥心が戦っているのが見て取れた。
「じょ……常識……?」
そんな葛藤を察知した俺は、畳み掛けるように言い繕う。
「そう! 『常識』だよ! むしろ助けてくれた恩は身体を使って返すのが世界の『常識』だろう!?」
「じょう……しき……」
俺が『常識』と言う度に刀の切っ先は徐々に下がっていき、地面に小さな切れ目をつけて下がりきった。
そして逸花はバッと顔を上げてやけくそ気味に叫んだ。
「パ、パイズリだろうがなんだろうが、やってやろうじゃね~か!」
恐らく、あのウドのネックレスが頭に溶け込んでしまった所為で、普段なら絶対に拒否する行為を了承してしまったのだろうか。
ネックレスが頭に溶け込んだ事もそうだが、まさか思春期中の女子高生が礼ごときで胸を差し出すなんて普通は考えられない。
十中八九、あのウドが原因としか考えられなかった。
要求した本人である俺でさえも若干混乱しているが、一先ず言質を取ったと言う事で早速実行して貰おう。
「そ、それじゃ、おっぱいを――」
「言われるまでも無ぇ!」
胸を出させようとした俺の言う言葉を最後まで聞かない逸花は勢い良くセーターを捲り上げると、下に着ていたYシャツをボタンが弾けるのも構わず左右へ引き裂いた。
現れたのは薄暗い中でも透き通るように白く、血管すら薄く見える程に綺麗な肌。
更にYシャツを引き裂いた反動で揺れる巨乳に、それを包む可愛らしいブラは見た目や言動とは裏腹に少女らしい薄い水色で、フリルと刺繍が施されている。
「さぁ! お前もチ、チチチチ、チンポを出して好きに挟めば良いだろ!!」
「い、いや、ブラも取ってくれないと……」
「くっ……!」
一度するといった手前、断る選択肢が消えてしまった逸花はブラのカップを掴み、一瞬躊躇した後にグイッとカップを引き下げた。
「おぉ!」
「な、何だよ! 可笑しい所でもあるのか!?」
「お、思った以上に綺麗で……」
「そ、そうか……」
俺が上げた歓喜の声を、変な物を見て出た声を間違えたのか。
やはり思春期真っ只中の高校生の逸花は、自分の身体が他人と違うのかと気になるらしい。
「…………」
「…………」
妙な沈黙が間に挟まったが、逸花の胸は美乳だった。
大きさは巨乳の領域であり、ブラの支えを考慮しても重力に負けておらずツンと乳首を上に向けている。
乳輪自体は胸本体とのバランスが良い大きさで、乳首は肌寒い夕方の空気に晒されて徐々に尖り始めていた。
色も桜色を薄くしたように美しく、まさに美巨乳と言える胸。
しかもブラのカップを下げただけなので胸は左右から押さえられ、乳首を正面に居る俺へ向けてきている。
完全に開放された姿も見たかったが、圧迫されて中央へ寄せられる巨乳の卑猥さも捨て難いものだと勝手に思った。
「な、何だよ……。じっと見てないでお前もチ、チンポ出せよ……」
「あ、あぁ。すまん」
勢い余って丸出しにしたものの、流石に凝視されると恥ずかしいらしく、腕で胸を隠しながら睨み付けて来る。
促された俺はズボンの中で存在を主張している陰茎を、逸花に見せ付けるように解き放った。
「ひっ!?」
下ろされるパンツのゴムに引っ掛かって跳ね上がる陰茎は、カウパー液を撒き散らしながら曝け出される。
恐らく人生で初めて陰茎を見て、反射的に悲鳴を漏らした逸花。
俺がにじり寄ると、その分後退してしまって近寄れなくなってしまう。
「おい、早く挟んでくれよ」
「あぅっ!? わ、分かったよ!!」
ようやく自分が後ろへ下がっている事を認識した逸花は再びやけくそ気味に叫び、脚を震わせながら近寄ってきた。
胸は腕によって押さえられたままなので揺れはしていないものの、上下に食み出た肉が小さく波打っている。
そして手が届く範囲までくると胸の谷間で陰茎を挟む為、俺の目の前で跪く。
「よ、よし!」
自分に気合を入れるように声を張った逸花は押さえていた巨乳を開放し、反り経つ陰茎へ胸の谷間を近付けた。
「デカイ……」
最大まで硬く大きくなった俺の陰茎は威圧感が凄いらしく、逸花の顔にも緊張が走る。
ごくりと緊張で生唾を飲み込んだ後に決意を固めた様子で背中を反らせ、陰茎を胸の谷間へ挟み込んだ。
「ひぅ!? 熱い!!?」
胸の谷間に陰茎の感触を受けた逸花は、思った以上の熱で思わず声を漏らしてしまう。
通常ならば胸は多少なりとも左右に向いているので、ただ近寄っただけでは陰茎を挟めはしないが、今はブラのカップを下ろしただけで胸は中央へ寄せられている。
つまりは態々左右から押さえなくとも、陰茎を近付ければ自然とパイズリの形になった。
俺には陰茎を挟まれる前に逸花の寒さで尖った乳首を先に感じられ、見た目に変化がない程度に陰茎の硬さを増してしまっている。
「よ、よし! これでパイズリをしたよな!?」
「い、いや、もっと胸の奥へ挟んで、上下に胸を動かしてもらわないとパイズリにはならないよ」
「な、何だと!?」
性的な知識が乏しいらしい逸花は、ただ陰茎を胸の谷間へ挟んだだけでパイズリをした事になったと思ってはいるが、それではただの『パイ』だ。
『ズリ』までして貰う為に逸花の言葉を否定すると、悔しそうに歯を食いしばって亀頭を人差し指で胸の谷間へ引き寄せる。
「あっ……何か変な感触だ。何か変な汁まで出てるし……」
初めて触った亀頭の感触に素直な感想を小さく漏らし、カウパー液の存在と匂いに眉を顰めた。
しかし俺はそんな逸花の様子に興奮は高まるばかり。
更には徐々に胸の谷間へ引き寄せられ、若く張りがありながらも暖かく柔らかい巨乳に包まれていく快感で、睾丸の精液は既にパンパンになっていた。
性的な知識が乏しい逸花に自ら卑猥な行為をさせるのは、何と背徳的な興奮を誘う事か。
「ほ、ほら、挟んだぞ!」
「おはぁ……。つ、次は胸を左右から押さえて、くっ、上下に動かしてくれ」
「くぅ……! 分かったよ!!」
「おわっっ!?」
「うるせぇ! 黙ってパイズリされてろ!!」
逸花自ら左右から胸を押さえた所為で、谷間に挟まされた陰茎に感じる圧迫が大きくなり、思わず快感で声を出してしまったが、怒られた上に羞恥心を全面に出した顔で上目遣いに睨まれる。
「うくぅ、分かったよ。だから早くしてくれ」
「ちっ、気を失わなければこんな事には……!」
後悔の念を小さく呟きながら、逸花は自分で支えた巨乳を動かして陰茎を扱いていく。
亀頭では快感でカウパー液が漏れ出し、胸の谷間に落ちてしまう。
「うぅ、ヌチョヌチョしてきた……」
胸同士が擦り合ってサラサラとした肌理の細かい感触が、カウパー液でぬるぬるになってきた。
滑りが増す程に俺の快感も増え、陰茎は更に硬くなる。
逸花が巨乳を上へ動かせば張ったカリが擦り上げられ、亀頭が隠れる程度まで持ち上げると今度は下げていく。
鈴口から亀頭に広がったカウパー液は当然胸にも塗り広げられ、カリを過ぎて竿にまで体液が付けられる。
一度上下するだけで陰茎全体が滑るようになってくると、動きも徐々にスムーズになってきた。
やけくそ気味に巨乳を動かす逸花のお陰で、思ったよりも早く精液を出せそうだ。
「んっ……ふっ……ふぁ……」
「うっ、くふっ……うぁ……」
しかし速いスピードで胸を動かす逸花の声にも、何故か僅かに悦声が混じり始めた。
見下ろしてみれば巨乳を真正面に向けて上下に擦っている所為で、俺の下腹部で乳首を擦られ、快感を得ている様子。
羞恥心だけだった顔にも若干の快感を見せ、胸の動きも無意識かどうか分からないものの、わざと下腹部へ押し付けている雰囲気すらあった。
陰茎に感じる胸の暖かさと圧迫感も心成しか増えており、可憐な逸花の唇から漏れ出る小さな喘ぎ声も僅かに大きくなってくる。
「ふぅん、んんっ、はっ、あぁっ。早く、終われよ」
胸の谷間から出ては胸の中へ消える亀頭を見詰め続ける逸花。
漏れ出たカウパー液でヌチョヌチョと卑猥な音を響かせ、逸花自身には濃厚な男の性の匂いが直撃し、羞恥心と屈辱で涙を溜めていた目が欲情を湛え始めた。
「うっ、で、出そうだ……!」
「はっ!? 出るって、何がだ!?」
「もうすぐ終わるって、くぅ、事だよ!」
「本当か!?」
「だから、胸の動きを、あぅっ、早くして、くはっ、チンポの先を見ながら口を、開けておくんだ!!」
「はっ!? チンポの先を見ながらく、口をか?」
「早く!!」
「あ、あぁ。分かった! ……んあ~――」
見えない終わりが漸く訪れると知った逸花は喜びで顔を上げるも、俺の口を開けろとの言葉に戸惑いを見せる。
しかし強く言うと勢いに飲まれてしまい、結局言う事を聞いて亀頭を欲情が滲む目で見詰めながら口を開けた。
その様子を見た俺は、微妙に腰の位置を調整して鈴口の先を逸花の口へ向ける。
「うぐっ! 出すぞ!」
「あぁ!」
そして勢い良く吐き出された精液は、鈴口の向かっていた先、逸花の口の中へ飛んでいった。
「あむっ!? んくっ!!」
逸花は飛んで来た体液を反射的に飲み込んでしまった。
飲み込む際に閉じた口の上からも精液を浴びせ掛けられ、口元に限らず顔全体にまで飛んだものは亀頭を見詰めていた目にさえも掛かってしまう。
幸い精液を飲んだ瞬間に瞼も閉じたお陰で目には入らなかったが、それでも予想もしなかった事態に逸花は硬直したまま、顔で体液を受け止めた。
「うぇ……まっず」
「おふぅ……」
短い射精を終えた俺が満足気に溜息を吐きながら身体を離すと、逸花も胸から手を離して顔に掛かった精液を指で拭っていく。
「てめぇ……!」
怒りで震える声を漏らす逸花は、目を閉ざしていた精液を弾き飛ばすと殺気すら湛えながら睨んできた。
流石にマズイと思った俺は再び『常識』と言う、いつの間にか絶対的な盾となっていた言葉を使う事にする。
「パ、パイズリをした後に、口に入った精液を飲むのは、じょ『常識』だろう!?」
「っ!? ……常識? こんな不味い物を飲むのがか!?」
「そ、そうだよ! 世間には知らない常識も一杯あるんだよ! 例えばパイズリをした時の常識とかな!」
「うっ……確かに知らねぇが……」
パイズリと言う行為を知らなかった逸花にとって、常識とは俺からしか知らされない。
しかも、あの変なネックレスの効果で『常識』と言う言葉に敏感になっているらしく、明らかに変な『常識』であっても渋々受け入れてしまった。
「ちっ、常識なら仕方ねぇな……」
そう呟いた逸花は胸の谷間にまで溜まった精液を拭き取り、乳首が立った胸をブラの中へ納めようとする。
指に押さえ込まれる胸は柔らかく凹み、胸自体が形を変えると肌が突っ張って乳首も向きを変えた。
そんな光景を見てしまえば俺の興奮も再び沸きあがり、半立ちだった陰茎が射精前のように反り立つ。
「待ってくれ」
「何だよ。もう助けてくれた礼はしただろうがよ」
「まだだ。後一つしないといけないぞ! 『常識』としてな!」
「うくっ!? あたしの知らない常識がまだあるのか!?」
「あぁ」
「はぁ……世界は広いな」
俺が自信満々に言うと、逸花は尖らせていた態度を萎らせながら制服を整えた。
そしてセーターも下ろしてから、再び俺と向き合う。
「で、次は何をしろってんだ?」
「あぁ、次はそこの壁に手を付いて動かなければ良い」
「は? それだけか?」
「後ろへ股間を突き出すようにして、だぞ?」
「なっ!? そんなこ――」
流石に何故そうするのかを理解した逸花が食って掛かってこようとするも、俺の言う言葉は変わらない。
「『常識』だからな。仕方が無いよ」
「くっ……!!」
助けられた恩と、恩を返す為の絶対的な『常識』を盾に取られた逸花は悔しそうに俺を睨んでくる。
もしかしたら嘘を吐いていると疑わない所も、ネックレスの効果だろうか?
何にせよ、俺にとって都合が良い事には変わりない。
『常識』と言う壁に逸花が怯んでいる隙に畳み掛ける。
「ほら、早く壁に手を付いて股間を後ろへ突き出してくれ」
「うぅ……分かった。それが常識なんだろう?」
「そうだよ。『常識』的に考えて」
「くそっ……! 覚えてろよ……!!」
吐き捨てるように呟いた逸花は動くのが億劫そうに近くにあった壁へ手を付き、所謂立ちバックの体勢になった。
「ほら! これで良いんだろ!!」
「あ、あぁ」
後ろから見ている俺には短過ぎるスカートの中が丸見えになっており、先ほど見た時とは明らかな違いに一種の戸惑いすら感じる。
しかし逸花には俺が不満に思っていると感じたらしく、肩越しに振り返ってイライラした雰囲気で文句を言ってきた。
「何だよ! 言われた通りにしてるだろうが」
「いや、そうじゃなくてだな」
「じゃ、何なんだよ」
「濡れてる……」
「っ!?」
流石に俺の言葉が自分の股間を見て言われたと分かった逸花は身体をビクリと大きく揺らしたものの、立ちバックの体勢は崩さない。
それでも自分が愛液を漏らしているとスカートの中を通りぬける風の冷たさで認識したようで、肩越しに振り返っていた顔をバッと地面へ向けた。
強気な言葉で覆い隠していた羞恥心を誤魔化そうとも、黒い髪の合間から見える耳が真っ赤になっていく様子が薄暗い中でもハッキリ見える。
「それじゃ、ぬ、脱がすからな」
「くっ……!!」
悔しそうな声を出しても『常識』に囚われた逸花は、俺から逃げようとはしない。
陰茎を咥えて精液を飲んだ事と乳首を擦られた快感で、無意識に性的な興奮を目覚めさせた秘裂は、ショーツを透けさせる程に愛液を滴らせていた。
逸花が気を失っている間は綺麗に閉じていた秘裂も僅かに開いており、そこから懇々と濡れ出した愛液が大陰唇の全てをショーツの下から現す。
見えなかった淫核は包皮からすら出てしまい、薄いピンク色の玉を卑猥に透けさせていた。
そして俺がショーツを脱がせれば、ヌチャッと粘っこい音を立てながら大陰唇からクロッチが離れ、愛液の糸が何本も糸を引く。
大陰唇だけではなく、白い尻も普段から運動しているのか小さめで、引き締まっている印象を受けた。
完全に尻からショーツを太股へ降ろすと、白い布越しに見えていた箇所が全て露になって生々しい色を見せてくる。
更には匂いすらも開放され、俺の性欲を再び最高潮にまで高めてくれた。
「……ごく」
「くぅ……!!」
ショーツを脱がされた所為で直接股間に夜風を浴びた逸花は、綺麗な尻を俺の視線と緊張、おまけに高まりきった羞恥心で全身を赤く染める。
俺は無言のままに唾液を飲むと、精液と逸花の唾液に塗れたままの陰茎を水平にさせ、腰を前へ進めた。
「…………ん」
「ひぅっ!?」
鈴口に感じるのは夜風の冷たい感触から、逸花の熱くなった秘裂に柔らかな感触へと変わる。
しかも少し腰を突き入れるだけで愛液を漏らす膣口は、待ちに待ったかのように鈴口へ吸い付き、導かれるままに進めば処女らしい締め付けが亀頭の進入を阻んできた。
「くぁっ……閉まる」
「んぐぅぁっ!?」
反射的に出てしまう処女の恐怖心で、最後の抵抗らしい抵抗は逸花の下半身を緊張させて小刻みに痙攣を繰り返す。
それでも俺は腰の動きを止めず、ゆっくり処女の膣口を拡張していった。
「あぐぅ……! 広がる……!!」
一足先に膣内へ入った鈴口は細かく蠢くヒダに迎えられる。
逸花自身が膣口を拡張される感覚で全身に力を入れている所為で、膣壁も締まって愛液で滑るヒダを押し付けて来ていた。
鈴口から出ていた精液混じりのカウパー液は即座にヒダで舐め取られると、今度は唾液の代わりに愛液が亀頭に塗り広げられていく。
じわじわ進む俺の腰はカリまで膣口へ食い込ませ、逸花へ拡張される大きな違和感を送った。
「くぐぅっ!!?」
その拡張感は恥ずかしさを隠す為に地面へ向けていた顔を夜空へ向ける程であり、亀頭に感じる締め付けも緊張と違和感で強くなる。
しかし俺もその程度で動きを止める事は無く、陰茎から感じる快感をより良く感じたい欲求の赴くままに腰を押し進めた。
そしてカリが膣口を過ぎれば鈴口にはヒダが蠢く感覚は、処女膜が立ち塞がる感覚へと変わる。
「待っ……! ……いや、良い。くぅっ、助けてくれた礼を、するのは常識、だからな」
純潔を失う危機に一瞬だけ理性を取り戻して咄嗟に俺を止めようとするも、ここでも『常識』が邪魔をした。
「そうだよ。処女も含めて初めて礼になるのが『常識』だからな」
「わ、分かってる、よ。ぅぐ……!!」
若干納得いって無さそうな雰囲気を今更出している逸花は、膣内に入っている亀頭の違和感と熱さで呻き声を漏らす。
鈴口に感じる処女膜は俺が腰を押し進めれば徐々に奥へ伸びていき、遂には破瓜の瞬間を迎える。
「んぐうぅ!? 痛ぁ!!!!」
「うくぁっ!? 締まるっ!!」
ブツリと儚い最後を処女膜が遂げた途端、破瓜の痛みは逸花の膣内のパニックにさせた。
鈴口の前ではヒダが集まって進入を拒もうとしても、滴る愛液が滑って挿入していく亀頭の肌を舐めていく。
強い締め付けの所為で、カリで広げられる感覚は普通に入れられるよりも逸花へ大きな違和感と痛みを送った。
竿は膣口で愛液を塗りたくられた挙句、入った先の膣内では無数のヒダが這い回る。
「あぐぅぁ! 腹が、ひ、広げられる!! あぁっ!!」
「うぅ~……!」
逸花は頭を夜空へ上げたままで何処も見ておらず、ただひたすら膣内を広げられていく感覚に耐えていた。
震える脚は今すぐにでも地面へ膝を付きたそうにしているものの、歪んだ『常識』が武闘派の身体を固定し、立ちバックの姿勢を維持させている。
最早自分が濡れたショーツを太股に引っ掛け、尻を丸出しで陰茎を挿入されていると言う、圧倒的な羞恥心は感じていないようにも感じられた。
そして俺の陰茎が竿の三分の一程を残して決して深くない膣内を占領して子宮口を突き上げると、逸花は背中を反らせて息を詰まらせ、反射的に腹筋へ力を入れる。
「んっ、かはっ!?」
「くぅ!?」
不意に陰茎を膣壁で握り締められた俺は、思わず逸花の尻を握り締めてしまった。
「あくっ!? 尻を……くぅっ!!」
「締まるぅ!?」
「ちっ! こっちの気もぉ、知らないで、はぁ! 気持ち良さそうに、うくっ、しやがってぇ!!」
膣内を完全に陰茎の形に広げられた逸花も、激しい違和感の中で尻を触られた事を察知し、触るなと言おうとして『常識』が言葉を止める。
ついでに肩越しで俺へ顔を向けると、気持ち良さに顔を惚けさせている姿を見て悔しそうに歯軋りをした。
しかし後ろを見た逸花は改めて自分が野外で下半身を丸出しにして、会ったばかりの男に犯されている現状を認識する。
「っ!?」
凄まじい羞恥心に再び地面へ顔を向けさせるも、視線が地面しか移さなくなった所為で余計に股間から下腹部に掛けての拡張感を感じ取った。
子宮口を持ち上げる鈴口からカリの広がり、竿の硬さと太さに表面を脈打つ太い血管まで逸花の脳裏によぎる。
おまけにその陰茎に自分の膣壁が張り付き、蠢いては舐め回しているのさえ感じてしまった。
嫌がる逸花自身の意識とは異なる反応を自覚し、現実を振り払うかのように頭を振る。
「くぅ……違う……!!」
「うぉ!?」
逸花が上半身を動かした所為で腰にも反動が流れ、陰茎を握り締めていた膣内が僅かに横回転を返してきた。
当然ながら強い締め付けを受けているのでヒダはカリの凹みへ入り、舌よりも細かな動きで亀頭全体へ刺激を送ってくる。
鈴口から漏れ出しているカウパー液は、目の前で蠢くヒダによって撹拌されてしまい、すぐに愛液と溶け合った。
元々陰茎に付着していた精液も全て舐め取られてしまっており、その全てが膣壁の動きによって子宮口へ送られる。
「くぁっ! 早く! す、済ませろよ!」
「あ、あぁ。くっ、分か、った!」
逸花は脳裏に過ぎったイメージを払拭する為、顔を伏せながら先を促してきた。
先程のパイズリで精液さえ出せば、この状況が終わると知った上での言動だろう。
何気に今まで子宮口を突き上げたままで止まっており、俺は逸花の意を汲んでゆっくりと腰を引いていった。
「ひぐぁっ!? 腹が、削られる……!?」
「おぁ……!」
相変わらずパニックした状態の膣内から陰茎を引けば、締まる膣壁は張った亀頭のカリで削られる。
地面へ顔を向けている逸花も膣内の変化と刺激を敏感に感じ取り、未知の感覚で思わず声を出した。
陰茎も膣壁に握り締められていた状態のままで引いた事で、ヒダで扱かれている感覚が強く送られてくる。
精液混じりのカウパー液は、子宮口からの体液の足跡となって鈴口と繋がった。
そんな快感を受ける中で俺は射精の欲求を股間で塞き止めつつ、亀頭を半分程まで顔を出す程度に腰を引き、再びゆっくりと腰を押し込んでいく。
「あぐぅ……、また、ひぎぅ、広がるぅ……!!」
「おふぅ……締まる……!」
一度処女膜を破って広げた膣内は、愛液の滑りも手伝ってスムーズに挿入出来た。
それでも強い締め付けは変わらないので、カリの凹みにはシッカリとヒダが入り込んで快感を送ってくる。
膣内へ確実に陰茎の形を覚えさせながら再び子宮口を突き上げると、今度は動きを止めずに腰を引いていき、前後に動かしていく。
「ひぅ、あくっ、うぁっ」
「ふっ、はっ、んっ……!」
小刻みに子宮口を突き上げられる逸花は肺を身体の奥から刺激され、喘ぎ声にも似た声を上げる。
俺の腰の前後運動は、最初の緩やかな動きが大きくなる快感と共に消えていき、徐々に速さと勢いを増していった。
膣内では自己防衛の本能と、逸花自身が認めたくない僅かな快感とで愛液が多く漏れ出し、グチョグチョと卑猥な音が響き始める。
「うっ、ふっ、奥を、くぁっ、突くな、あぁ!!」
「嫌、がる割りには、ふっ、厭らしい音を――」
「言うな!!」
「うくっ!? まだ締まる!?」
犯されて感じている現実を認めたくない逸花が俺の言葉を遮る為に怒鳴ると、腹筋に力が入って処女の締め付けが強くなった。
膣内に隙間が無くなった所為でカリに掻き出される愛液も増え、引っ掛けられるヒダが逸花と俺に大きな快感を送る。
既に精液は股間まで競り上がっている俺に、不意の刺激は耐えるのがつらい。
最早膣内の感触を味わう余裕は無いと感じ取り、逸花の腰を掴んだ俺は一気にピストン運動のスピードを上げた。
「うっ! はっ! なん、だ!? 急に!」
「もう、げ、限界だ!!」
「くぅっ! なら、は、早く終わらせろぉ!!」
激しくなった動きに高校生の身体は翻弄され、長く綺麗な黒髪がバラバラと背中から落ちる。
見えるようになった首筋は既に夜の暗さの中でも分かる程に赤くなっており、逸花の身体がどれ程の快感を溜めているかを分からせてくれた。
しかし逸花よりも早く絶頂に達しそうな俺は、必死に腰を動かして陰茎を締まる膣内で扱く事だけしか頭に無い。
俺の下腹部をぶつける度に若く張りのある尻は柔らかく波打ち、股間ではグチョグチョと短い間隔で卑猥な音が激しくなって聞こえてくる。
「あぐっ! うぐっ! はぅっ!!」
「ふっ! はっ! はっ!」
激しく子宮口を突き上げられる逸花は壁に付いている手を握り締めて耐える他無く、俺は遠慮などしないで精液を吐き出す為に処女だった膣内で陰茎を扱く。
「くはっ!? 出るぞ!」
「さ、サッサと――っ!? って、中で出したら――」
「もう我慢出来ない!!」
「子供が――あぐっ!?」
俺は逸花の腰を限界まで引き寄せ、子宮口を思い切り突き上げると股間の力を抜いて精液を吐き出し始めた。
射精の快感は暗い筈の夜空が真っ白になる程で、全身の力が抜けそうだ。
それでも陰茎を抜こうとする逸花の抵抗を完全に阻止できているのは、美少女を孕ませようとする男の本能か。
「あぁ……! 中で、出てるぅ!!」
「おふぁ……」
精液を吐き出して快感を含ませた声を出す俺と違って、絶望感漂う言葉を漏らす逸花。
他人の体液を感じた膣内はピクピクと振るえ、鈴口が減り込んだままで精液を受ける子宮口は、逸花の意志とは反対に孕もうと積極的に吸い付いてきた。
吸い切れなかった精液が、漏れ出していた愛液を膣内の最奥から押し出し、竿を握り締める膣口の僅かな隙間を縫って逆流してくる。
「ふぅ……気持ち良かった」
「~~~っ! 気持ち良かったじゃねぇよ!」
「おわっ!?」
いい加減、身勝手な行動にキレた逸花は立ちバックの体勢を止めて陰茎を無理やり抜いてから、俺の胸ぐらを掴んできた。
「てめぇ! 中に出したら――っ!?」
膣内に精液を出された怒りで出そうとした文句は、膣口から放屁のような音が聞こえた途端に止まる。
怒りの言葉を腹の底から出そうとした所為で腹筋に力が入ってしまい、膣内の圧力が高まって膣内に残っていた精液が混じっていた空気と共に出たのか。
憤怒に染まっていた逸花の顔は自分の股間から出た音と感触に驚いた様子を見せ、一気に有り得ない程の羞恥心に染まった。
そして俺の視線に耐え切れなくなってバッと頭を下げると、太腿に引っ掛かっていたショーツを股間も拭かずに履き、言葉を掛ける間もなく走り去ってしまう。
「…………まぁ、恥ずかしいわな」
男である俺でさえも理解できる恥ずかしさだ。
一刻も早く、この場を去りたかったのだろう。
街頭で照らされた精液の足跡がうっすら浮かび上がる中、逸花は全力疾走で夜の暗闇に消えて見えなくなってしまった。
「それにしても、あのネックレスって何だったんだろうな……?」
ただ道端に落ちていた物を気に入って持っていただけだが、やはりこの地には不思議な力というか、技術が眠っているようにも感じられる。
「まぁ、なんにしても、おいしい思いができた。人助けはするもんだな」
難しい事を考えても凡人の俺には分からない。
ひとまず今まで丸出しだった股間周辺を奇麗に拭き取ってズボンを履く。
「さて、誰も居ないし帰るか」
こうして俺は一時の夢のような時間を過ごし、ダルクもすっきりした腰を抱えながら帰路に就いたのだった。
終わり
コメント
No title
Re: No title
コメント有り難う御座います!
リクの内容にパイズリがあると、ついついおっぱいの描写に力が入ってしまいますね。
おっぱいは正義。
リクの内容にパイズリがあると、ついついおっぱいの描写に力が入ってしまいますね。
おっぱいは正義。
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こういう常識変換で逸花の体をすき放題できるのはたまりませんね