稗田阿求:性的な行為を認識できない&レ,イプ
「くそっ!!」
俺は周囲に誰もいない事を確認しつつ、言葉を小さく吐き捨てた。
出された言葉は決して大きくはないが、俺の中に溜まった鬱憤は多少は吐き出されたと信じよう。
そうでなければやっていられない……。
「何で俺がこんな目に遭わなけりゃならないんだよ……」
この幻想郷とか行う場所に迷い込んで以来、俺は苦難の連続だ。
最初は森の中で迷い、人の行る場所に出たと思ったら遣る気の無さそうと言うか面倒臭そうな巫女に出会い、気が付いたら稗田家とか言うデカい家の使用人になっていた。
しかも待遇は最悪で奴隷か、それに近いものだ。
聞く所によれば妖怪の山などに捨てられる、俺のような外来人達が多い中で、曲がりなりにも人里で生活できているのは運が良いと言われた。
それでも俺にとっては常に仕事をさせられ、暇さえ無い程に酷使されるのは納得がいかない。
おまけに逃げられないように脚の腱まで切られ、天気が少し傾くだけでじくじくと痛む。
「くそっ! くそっ!」
今日の天気は幸いにして晴れだから良いものの、雨の日になると最悪だ。
冴えないとは言え、普通に中学校生活をしていた俺に何の罪があるのだろうか。
豊かな元の世界で暮らしていた俺からすれば、幻想郷は田舎そのもの。
それでも稗田家に居る以上は与えられた仕事はせねばならず、反抗心からサボろうものなら暴力と飯抜きの罰が待っていた。
流石に何度もやられれば反抗心など潰えてしまい、ただ下働きを続けるしかない。
少なくとも表面上は……。
そんな中でも唯一の癒しと言えばいいのか、脚の痛みさえ忘れさせてくれるのが俺が専門に世話をしている阿求の存在だ。
この少女は今はまだ身分が低いが、将来は稗田家の当主になる事が約束されている存在である。
その上、外見上は可愛く、特に興味をそそるのがあの巨乳だ。
幻想郷は着物が主流なので阿求も例によって着物だが、胸の部分は大きく盛り上がっている。
「……阿求様、書物をお持ちしました」
「入りなさい」
「はい」
いやに偉そうな口調で入室を許可してきたのは、幻想郷に来て暫くしてから世話になっている主の声。
俺は先ほどまでの呪詛の言葉を顰め、なるべく従順な振りをして阿求の部屋へ入った。
中に居るのは当然阿求。
今は地位が低いらしく、使用人は俺一人で室内に居るのも阿求一人。
妖怪や人物に限らず、色々な種族の情報を黙々と本に記している。
「資料はここに置いておきますね」
「……」
「……」
俺の言葉に返事もしない阿求は、持ってきた資料を一瞥しただけで特に作業を中断する事もなかった。
阿求専属にされた俺は特に命令がない限り、傍に居なければならない。
なぜなら突然茶を要求されたり、食事の要求がなされたりするからだ。
時間はある程度決まっているものの、それでもひたすら無言で正座のまま待機しているのは気分が滅入る。
仕方ないので俺は暇になったら阿求の胸をガン見する事にしていた。
そんな俺へ見下すような視線を投げ掛ける阿求は早速次の命令を出してくる。
「……お茶を持ってきなさい」
「はい」
こうして俺は扱いの悪い使用人として阿求に扱き使われていた。
△
そんな中である夏の日。
俺が阿求の使用人として働いていると、縁側で柱にもたれ掛かり、眠っている阿求を発見した。
「阿求様?」
「く~……す~……」
声を掛けても返ってくるのは規則正しい寝息で、いつもの命令は無い。
近付いた俺は阿求の寝顔を拝もうと覗き込む。
「……」
「うぅ~ん……」
今は初夏。
流石に縁側の日向では日差しが強いのだろう。
寝苦しそうに着物の襟を開いて暑さを凌ごうとしている。
その行動は自然と巨乳と言える大きさの胸の谷間を大胆に見せる結果となり、俺は生唾を飲み込んだ。
小学校、中学校では教師が恥ずかしがってろくな性教育を受けられなかったが、幸いにしてネットというある意味教師として優秀な情報源があったお陰で性的な事に対しては知識があるつもりだ。
自慰が出来ないほど扱き使われ、自室もない状態の俺の性欲は溜まるばかりだった。
そこへ来て阿求の巨乳の谷間。
興奮しない筈がない。
俺は辺りを見回して誰も居ない事を確認してから眠る阿求の巨乳へ手を伸ばし、規則正しく動く胸を掴んだ。
「……んっ」
「柔らかい……!」
人生で初めて触った胸は俺が経験したあらゆる物よりも柔らかく、興奮を誘うものだった。
着物の上からでもその柔らかさは変わらず、指を食い込ませる程に制限無く沈むようだ。
下から揉み上げている所為で片乳だけが上へ持ち上げられ、露出している胸の谷間も柔らかく形を変える。
指の間からは巨乳が肉を盛り上がらせ、柔らかさを象徴していた。
乳首もハッキリと感じられて、俺の手の動きは無意識に激しさを増していく。
露出している胸の谷間も波打ち、視覚からもどれだけ柔らかいかを知らせてくれる。
夢中で揉む俺はハッとし、慌てて辺りを再び見回した。
「……ここじゃ、誰がいつ来るか分からない」
とにかく縁側から近い阿求の書斎へ行く事に決めた俺。
そこなら同室の下働きの奴も来ないし、阿求の世話は俺しかしていないのだから好き勝手に出来る筈。
ともかく場所を移動しなければ、安心して悪戯は出来はしない。
俺は胸を掴むと指で揉み解しながら阿求を引きずり、書斎へ向かう。
「うぅ~ん……」
阿求の眠りはよっぽど深いのか、身体を引きずっても起きない。
身長が俺と同じぐらいなので運ぶのは苦労したが、その分速く書斎に着いた。
両手が阿求の巨乳で塞がっているので足を使い障子を開け、誰も見ていないのを確認してから中へ入る。
「よいしょっと……」
「す~……く~……」
巨乳を掴んで運んでいた所為で着物の胸元は益々乱れ、辛うじて乳首が見えない程度にまで開いていた。
仰向けになっても型崩れしない胸は、大きなお椀型を保って天井を向いている。
「んくっ……!!」
自分でも眼を皿にして凝視しているのに気が付いているが、後でどんな罰が待っていようとも目の前の光景に眼が釘付けになってしまう。
興奮と鬱憤が溜まった俺は、半ば自暴自棄になって阿求の着物の襟を勢いよく開いた。
「んっ……」
「おぉ……生のおっぱいだ……」
「うぅ~ん……」
どれだけ憎かろうと身体には罪はない。
巨乳は襟を開いた反動で大きく揺れ、乳首は軽く円を描いた。
白く透き通るような胸が現れると俺の陰茎は最大まで固くなり、ズボンの中で痛みさえ発してくる。
先ほど夢中で揉んだ所為か、心なしか乳首が立っており、胸を卑猥な雰囲気に変えていた。
我慢できなくなった俺はズボンを脱いで陰茎を取り出すと、阿求の白く細い手を取って握らせる。
「うぅ……! ちょっと冷たくて気持ち良い!」
阿求は眠っているので指に力はないものの、俺が手を重ねる事で何とか扱く形に持って行った。
カウパー液は鈴口から滲み始め、俺が手を動かせばニチャニチャと卑猥な音が聞こえ始める。
「おふぅ……!!」
陰茎に絡む細い指は俺に快感を送り、特にカリへ掛かると大変気持ちよかった。
滑りを得た竿はカウパー液による光沢を得て、太い血管を脈動させる。
阿求の掌を亀頭に被せ、撫でるように手を動かした。
「うくぅ……!」
肌理の細かい掌は亀頭に優しい刺激を送ってくれる。
このままではすぐに精液が出てしまいそうなので、次に阿求の唇に目を付けた。
「く~……す~……」
寝息を吐き出す唇は半開きで白い歯がチラリと見える。
陰茎を握らせたままで上半身を曲げた俺は阿求の唇に吸い付いた。
「んむっ!」
「んむぁ……」
小さな口呼吸は鼻呼吸に変わり、俺の頬をくすぐる。
阿求の唇は潤いがあって柔らかくも弾力があり、少し顔を押し付ければ小さな反発を返してきた。
俺から吸い付いた筈なのに、まるで肌同士が求めていた相手を見つけたように張り付く。
「ん……れろ……」
「ぅむ……」
口紅もしていない可憐な唇を舐め回せば、阿求が飲んでいた茶の味が僅かに感じられた。
阿求の上唇を俺の唇で挟みつつ、頭を引いて引っ張っては離す。
多少間抜けな顔になっているだろうが、阿求の可愛さは変わらない。
阿求の顔はキスをされた所為で若干眉を顰め、不快そうな寝顔に変わった。
顔を離した事で元に戻った阿求はまた口呼吸になり、白い歯が見える。
ただ違うのは俺の唾液によって唇がリップクリームを塗ったようにテラテラとしている事だろうか。
「んふぅ!」
初めてのキスと、相変わらず陰茎からの快感を受けている俺は唇だけに留まらず、阿求の顔全体を舐め回していった。
唇は勿論、頬を通って鼻に掛かり、瞼を通って額へ辿り着く。
今まで扱き使われて溜まった鬱憤を晴らすように、阿求の顔を舐め回していった。
「れろ~ーー」
「うぅ……」
阿求の顔は心なしか甘い感じがする。
俺の舌が這う程に唾液が塗りたくられ、軽い陵辱の証として残った。
阿求の寝顔は益々不機嫌さを増し、あからさまに嫌そうな、不快そうな表情を浮かべる。
陰茎を扱く手とは反対側の手が暇だったので、阿求の下半身へ移動させて裾を捲り上げた。
「はぁはぁはぁーー」
荒い呼吸をしていると自覚しつつ顔を上げ、少女らしい下半身を撫で回す。
障子越しに入ってくる暖かな光を受ける細い太股は触り心地が良く、しっとりと掌に張り付いてきた。
内股へ手を入れると阿求の暖かな体温が感じられ、行儀良く揃えられている膝の所為で柔らかい感触が感じられる。
そのまま手を股間へ持って行けば、手触りの良いショーツが指を迎えた。
「んく……!」
指先にはシルクのショーツらしいサラサラした肌触りの奥に、大陰唇の柔らかさがある。
唇や内股よりも圧倒的に柔らかな感触は、阿求に握らせている陰茎へ力を与えてくれた。
眠っている阿求も性器を触られる不快感で表情を歪め、頭を横に振っては腰ごと寝返りを打とうとする。
それでも俺は秘裂に指を食い込ませ、寝返りを阻止した。
「うぅ……」
身体を思い通りに動かせない阿求は寝苦しそうな吐息を放つ。
指を食い込ませた秘裂は熱く、胸を揉んだ所為か、ぬるりとした愛液も感じられた。
「……これが愛液って奴か」
「くふぅ……」
知識だけだった性的な事柄に、現物を持って確認する俺。
ショーツの上からでもぬるぬるの秘裂の上から指を這わせると、僅かに固くなった淫核さえも確認できた。
更には興奮で厚くなった小陰唇さえも感じられ、阿求が眠りながらも性的な快感を溜め込んでいる事を知らせてくれる。
「阿求も興奮してるんだ……!!」
無意識に呼び捨てにしてしまっているのは、やはり身体を好き勝手にイジり回している為だろうか。
ともかく俺は手扱きをさせながら、ショーツの脇に指を差し込んで性器を直接触る。
「ほうっ……! やっぱ柔らかい」
「うくぅ……」
無毛の性器は当然愛液で塗れており、大陰唇とショーツの間に引いた体液が指に絡む。
暖かい愛液に柔らかな大陰唇の感触で、自然と陰茎を握らせる手に力が入る。
愛液の滑りの所為で指先は俺が思っていたよりも奥へ入り込んでしまい、割れ目に挟まれる感触があった。
「うぅ……」
「やぁ……」
眠る阿求も割れ目に違和感を受けて、頭を振って拒否感を示す。
秘裂に挟んでいる指を上下に動かせば、知識として知っていた淫核の存在が感じられた。
性感体という事なのと、柔らかな中でも固い感触が楽しく、執拗にイジり回す。
「ふぅ、ふぅーー」
「うぅ~ん……」
興奮と陰茎からの快感で俺の呼吸は荒くなる。
阿求も秘裂をイジられる不快感で、相変わらず不快そうに眉を顰めていた。
声に引かれて阿求の顔を見ようとするも、視線は露出している巨乳に留まってしまう。
性的な刺激を受けた事で乳首は相変わらず尖っており、卑猥な姿を見せていた。
俺は無意識に阿求に握らせていた手を離し、巨乳へと向かわせる。
「ふぉ……!」
「ぅん……」
真上から掴めば指の間から胸の肉がはみ出し、指が胸に包まれた。
改めて触っても阿求の巨乳は柔らかく、しかし性的な興奮を得たお陰か、心なしか弾力が増しているようにも感じる。
大きさだけではなく存在感も増しており、一回揉む毎に母性と性的な興奮を受けさせてくれた。
柔らかな中であっても乳首が負けじと存在感を示し、俺が手を動かせばコリコリと形を変える。
秘裂の方でも自然と指使いが荒くなってしまい、小陰唇を弄んだ。
淫核を含めてイジり回していくと偶然にも膣口に入り、指先が熱い感触に包まれた。
揉む胸は形を変えて眼を楽しませ、両手でイジる巨乳と性器からは熱い阿求の体温を感じる。
自分が阿求の身体を好き勝手にイジっている事を改めて自覚すると、その瞬間に陰茎の限界が来てしまい、掛かっていた阿求の指を解きながら精液を吐き出した。
「うぅ……!!」
拘束する物がないので上下に大きく痙攣する陰茎は精液を勢いよく発射し、阿求の露出した胸や寝苦しそうにしている顔へ振り掛けていく。
「…………臭い」
阿求は顔に掛けられた精液の匂いを無意識に感じ取り、不快そうに呟いた。
射精で思考を真っ白にしていた俺には分からなかったが、どうやら広い範囲に精液が飛び散っていたらしい。
鼻にまで掛かってしまった精液は阿求の寝苦しそうな表情に拍車を掛ける。
「うぅ~ん……」
射精が終わって腰の力が抜けてしまい、思わず尻餅を付いてしまった俺。
阿求の股間をイジっていた手は、着物から抜けて愛液の糸を引きながら畳を叩いて体液を染み込ませる。
後ろへ倒れそうになる身体を両手で支えた所為で、俺の陰茎は丸出しになって間抜けな体勢に変わってしまった。
「……ん」
そんな事を気にする間もなく、今まで深い眠りに付いていた阿求が目を覚ましてしまう。
「あっ!」
「……」
今、阿求の恰好はあられもないものになっている。
巨乳を露出させ、精液は胸から顔に降り掛けられたまま。
更に股間の方でも着物の裾を大きく開かせて、ショーツに包まれた股間を晒している。
犯人は明らかに俺しか居ないので、間違いなく断罪を受けるだろう。
しかし肝心の阿求は寝ぼけ眼で自分の身体を確認すると、俺へ視線を送っただけで何も言わない。
「……」
思っていたものとは違う反応に俺が戸惑っていると、阿求はおもむろに手拭いを取り出すと顔と胸を拭きだした。
顔を拭く手は鼻を中心にして布を動かし、巨乳を拭く時は下から胸を支えながら尖った乳首も気にしないで拭いていく。
布が胸の上を動く度、柔らかそうに阿求の細い指が食い込む。
普通なら興奮を誘う光景であっても、後の厳罰に恐慌している俺には何もする事は出来ない。
辛うじて震える腕でズボンを履いて正座をするしか無く、処罰を待つ気分は処刑台に立った人間の心情かもしれないと思った。
「……」
それでも阿求は何か言う気配はなく、黙々と身なりを整えていく。
巨乳に掛かった精液を拭ききるとキツそうに着物の中へ胸をしまい、股間を露出していた裾もササッと直した。
それから阿求は机へ向かい、早速仕事を始め出す。
「お茶を持ってきなさい」
「……えっ?」
「……聞こえなかったのですか? お茶を持ってきなさいと言ったのです」
「あっ、は、はい!」
明らかに性欲の的にされたにも関わらず、阿求は何の反応も見せずに茶を要求してきた。
余りにも普段と変わりない言葉に、俺は一瞬何を言われているのか分からなかったのだ。
阿求の冷たい視線に慌てて立ち上がった俺は、書斎を出て脚の痛みを堪えて出来る限り速く廊下を歩く。
「はぁ、はぁ、どうなってるんだ……?」
あれ程まで眠っている間に身体をイジられて、阿求が、と言うか普通の女ならば怒らない筈がない。
阿求が何を考えているか分からないが、取り敢えず助かったと考えていいのだろうか。
不安を抱えつつも、俺は自分の与えられた仕事を遂行するのだった。
△
結局、昨日の度を超えた悪戯に対しては何の音沙汰もなく、罰を下されもしない。
阿求の様子もいつもと変わらず、俺を見下すような視線で見るものの昨日の事に関して何も言ってこなかった。
余りにも何も無いので、いつまでも怯えているのが馬鹿馬鹿しくなる。
「……」
そこで俺は無言で仕事をしている阿求の後ろから近付き、そろりと伸ばした手で尻を触ってみた。
「っ!? ……」
一瞬だけ身体を跳ねさせた阿求だが、昨日と同じく特に何も言ってこない。
阿求が正座で座っているので若干触りにくいものの、踵に圧迫されて固くなった尻は確実に撫でられた。
足袋を履いた脚の間から手を差し込み、股間を撫でるように触っても阿求は仕事に集中して俺を振り返りすらしない。
「……」
「……もしかして俺にも能力、が?」
以前、阿求が書いた幻想郷縁起なる物を試しに読んだ記憶を思い出し、俺にも何らかの能力が発現したのかもしれないと思い至った。
それでしか性的な悪戯をして、罰どころか何も言われない事にたいしての説明が付かない。
「そうと分かれば……」
能力に確信を持った俺はおもむろに立ち上がると、ズボンを脱いで陰茎を取り出した。
阿求の尻を触った時から硬さが増しており、今は半立ちの状態。
丁度阿求の後頭部に亀頭を突きつけるような形で、溜まり始めた興奮を表している。
俺が下半身を丸出しにしても、流石に後ろに眼が付いている訳ではないので阿求に反応はない。
能力を信じて阿求の横へ回って、本を書いている目の前に陰茎を突き出してみる。
「……」
陰茎を横から突き出された阿求は視線を移し、仄かに頬を赤くしながらもすぐに書いている途中の本へ眼を戻した。
予想通りの反応に俺は陰茎の根本を持って、阿求の頬へ亀頭を擦り付けてみる。
「……んぅ」
既に滲み出していたカウパー液を塗りたくられ、鼻周辺に卑猥な匂いをかいだ阿求が不快そうに声を漏らした。
それでも俺は柔らかな頬に亀頭を擦り付ける行為を止めず、そのまま阿求の唇へ陰茎を持って行く。
「んむぇ……」
声を漏らす途中で唇を変形させられた阿求が変な声を漏らした。
亀頭に感じるのは白い歯の固い感触で、カウパー液は歯の間から構内へ進入する。
「んふ……」
流石に苦いらしく、阿求の表情は昨日寝ていた時程ではないが不愉快そうに眉を顰めた。
唇の下は口内の領域には入っているだろうが、物足りない俺は阿求の顎を若干開かせると一気に横から陰茎を突っ込んだ。
「んぶっ……」
斜め前方から阿求の口内へ陰茎を突っ込んだ所為で、反対側の頬が内側から亀頭の形に押し出される。
口の中は思った以上に狭く、陰茎が半分も入っていない状態だった。
入っている前半分は生暖かい口内の感触に包まれ、亀頭は頬の内側、竿の部分は少し閉じられた顎の所為で軽く噛まれている。
半立ちだった陰茎は阿求の口内で急速に興奮を高め、上顎を押し上げんばかりに固く反り立とうとした。
「つぅ……。ちょっ、と、痛いかな……?」
「んむぇっ……」
頬の内側には鈴口が擦り付けられている為、カウパー液は阿求の口内に広がっていく。
味の方は表情を見れば一目飄然で、どうやら顔をしかめる程に酷いらしい。
「でも、手よりも気持ち良い……!!」
「……」
細い指と違って、半分であっても陰茎を丸々包み込まれる感覚は大きな快感をもたらしてくれる。
反り立つ力は増し続け、竿は阿求の上の歯に食い込む程だ。
痛みを伴うものだが、亀頭を頬の内側で擦る快感の方が大きく、カウパー液も駄々漏れになっていく。
口を半開きにされた阿求も、唇の端から落ちようとする唾液を反射的に吸い込む。
「ずずず……」
「おわっ!?」
阿求が吸い込めば陰茎は口内の奥へ向かい、頬の内側を亀頭が擦る。
カウパー液も飲まれると、阿求はある意味見慣れた不快そうな表情を浮かべた。
「……」
眉を顰めつつも本を書く筆の動きは止まらず、流石は阿求と言った感じだ。
「おぉぅ……!」
それでも俺は吸い込まれる動きに抵抗し、徐々に腰を引いていく。
かつてエロ本で見たフェラチオでは、結構な動きで口内を犯していた。
それを見習って、俺も阿求の口内を犯していく事にする。
「くぅ……!」
吸い込まれる刺激は一瞬であっても、阿求は唾液を垂らさないように唇を閉めていた。
そのお陰で竿はキツく締め付けられる。
口内諸共閉まった所為で、舌の上まで移動していた亀頭はカリと竿の間を前歯で噛まれた。
「おふぁっ!?」
そもそも上顎に食い込む程度まで、反り立った陰茎は上の歯に食い込んでいる。
痛み自体は余り増加せずに、それどころか快感が大きくなっていった。
俺が腰を引けば阿求の前歯の裏側にカリが引っ掛かり、亀頭だけが口内には行った状態で止まってしまう。
暖かく弾力がある舌が亀頭を下から上顎へ押し上げ、飲み込む動きで口内の奥へ導かれた。
しかし俺は阿求の頭を掴むと、今度は腰を押し入れる。
「んぶっ……」
「おぁ~……」
唾液と一緒に飲み込むカウパー液の味が阿求の顔を歪めた。
吐きそうになられては気分も萎えるので、興奮に手加減をしながら腰を押し入れ、引いていく。
前後に腰を本格的に動かせば、吸いきれなかった唾液が阿求の小さな口の端から漏れ出し、顎を伝って巨乳へ落ちていった。
「んぶっ……んっ……」
「ふっ、はっ、あぁっ!!」
陰茎には手よりも圧倒的に包まれる面積が広く、生暖かい舌と口内の感触に安心感すら感じそうだ。
腰を引く度に舌が唾液を漏らさないように亀頭を下から押し上げてきており、カリが凸凹した感触に擦られる。
カウパー液を漏らしながら阿求の舌の上を亀頭が通れば、苦い体液の味を感じた阿求は更に不機嫌そうな表情を浮かべた。
逆に押し込めば竿が歯で削られ、激しい快感と共に亀頭が舌の付け根で上下から圧迫される。
これ以上行けない程度まで押し込み、腰を引いていく事で、ある意味憎き阿求の口内を犯していく。
「んっ……ぶっ……」
「ふっ、うぅ……!! 阿求様の口の中、気持ちいいですよ……!」
言葉すら聞こえないのかは分からないが、自然と出てしまう気持ちよさ。
俺は阿求の頭を軽く持ち、小さく押しては引き寄せる。
それと同時に陰茎を咥えさせた腰は、カリが前歯の裏側で留められるまで引き、阿求の頬の内側を押すまで突き入れた。
「はぁ、はぁ、はぁーー!!」
「んっ、ぅえ……、ずずっ……」
「おはぁ!!」
阿求は相変わらず唾液を漏らさないように吸い込みを続けてくれているので、陰茎は押し込む度に角度が変わって鈴口が頬の内側を擦る。
快感は大きくなりつつあり、何よりも精神的な征服感が圧倒的に大きくなって精液が陰茎の根本に集まってきた。
「うぅ……もう、出ます!!」
そして引いた瞬間に腰を押し込んだ俺は、腰の動きを止めて股間から力を抜く。
「んぶっ!?」
吐き出される精液は真面目に仕事をしている阿求の口の中へ溜まっていき、唾液と一緒に飲み込まれていった。
急激に口内の体液が増えた所為で若干驚いた雰囲気を見せるも、筆の動きすら止まらないで精液ごと唾液を飲み干していく阿求。
「んぐっ……ごく、ごくーー」
味が酷いらしく、カウパー液で顰められていた眉には中心の眉間に大きな皺を作った。
上下に痙攣する陰茎は亀頭を歯にぶつけるが、強い刺激は返って精液を吐き出す勢いを増させる。
阿求の頬は精液が吐き出された瞬間は軽く膨らみ、次の瞬間には飲み込まれて上下する亀頭が口内から頬を押した。
舌の動きは飲み込む度に竿を上顎へ押しやり、亀頭の付け根を奥歯へ接触させる。
「おぉ……ふぉ……痛気持ち良い……!」
精液を出し切った俺は心地良い余韻の中で、若干柔らかくなった陰茎を舌で翻弄される刺激に酔いしれた。
阿求が頑張って陰茎を吸い取ってくれたお陰なのか、口の端からは少量の唾液と精液しか垂れてこない。
巨乳を濡らす範囲も最小限に抑え、汚れは殆ど無かった。
「ふぅ……」
「んぅ……」
精液の苦さに眉を顰めている阿求に構わず、俺は満足気に吐息を吐き出して腰を引いていく。
舌の圧迫はまだ残っていたが、余韻として楽しめる。
射精したばかりで興奮は高まってこないものの、柔らかくなった陰茎を揉まれるのは気持ち良かった。
「んふぅ……、次は阿求様か……」
「……」
フェラで気持ち良くしてくれた分は、阿求にも気持ち良くなって貰おうと思った俺は陰茎を完全に口内から抜いて、綺麗に拭いてからズボンを履く。
そして自分だけ身なりを整えた俺は、おもむろに仕事中の阿求の後ろに回ると、張り出した巨乳へ手を差し向けた。
「よっと……」
「っ!?」
見た目通りに重い巨乳を下から持ち上げると、下乳を着物の上からゆっくり揉み上げる。
阿求の胸は着物の上からであっても柔らかさを誇示し、俺の指を際限無く沈み込ませようとしてくるようだ。
当然、着物の上からでは満足できないので、早々に襟を大胆に開いて巨乳を放り出した。
「っ!?」
ぶるんと縦に大きく揺れて現れた巨乳は昨日ぶりで、それでも懐かしさを感じる。
二つの大きな果実は白く、頂点にあるピンク色の乳首は興奮を与えていない所為で大人しく胸本体に身を隠していた。
阿求の仕事を極力邪魔しないように胸だけを露出させたので、帯の上に乗った巨乳は更に前へ突き出されている。
俺は下乳から持ち上げながら、乳首を目指して手を動かす。
「おぉ……、前より重い……!!」
「……」
下乳を支えた手には、たっぷり余裕を持って巨乳が乗る。
柔らかな感触を感じながら指を動かしてみると、指が食い込む食い込む。
制限なくとは言えないが、それでも胸の中心にまで指先が沈みそうだった。
なるべく快感を送るような動きで指を動かしつつ、乳輪へ向かう。
巨乳に対して乳輪の大きさは小さめであり、その分乳首は標準サイズかもしれない。
刺激を与えた事で反応を示す乳首は胸本体から顔を出し、厭らしく尖り始めた。
「阿求様のおっぱい、気持ちいいですね」
「……」
筆を動かす腕の動きを邪魔していないので、阿求は至極真面目な顔をして胸を放り出している。
阿求の手が文字を書く度に微妙な反動が胸を動かし、正直下乳に手を添えているだけで楽しかった。
それでも俺は乳首を引っ張っては釣り鐘状に巨乳の形を変えてみたり、真正面から掴んで胸を握り潰すような感じで荒々しくイジり回していく。
「っ……」
そこまで激しくはない筈だが、阿求にとっては多少痛みを感じたらしく、少しだけ声を詰まらせた。
しかし俺は胸だけでは満足せずに、正座をしている阿求の太股へ手を下ろす。
座っている所為で太股の筋肉は緊張しており、前に寝ている時に触った感触よりも圧倒的に固い。
それでも仕事用に着ている阿求の着物の裾を捲り上げ、白い太股を露出させた。
「っ……!」
同じ下着を何着も持っているのか、履いているショーツは昨日と同じ物。
白のレースで高級感が溢れている。
正座でぴったり閉じている太股の間でも、股間の部分は男と違って隙間があった。
俺はショーツの高級そうな手触りを感じつつ、阿求の下腹部を通って股間へ手を滑り込ませる。
「ひっ!?」
阿求も本能的に羞恥心を感じているらしく、小さな悲鳴と同時に身を強ばらせた。
「阿求様の……えーっと、おまんこ? 柔らかいですね」
流石に初めて使う単語には自信が無くなる。
ともかく俺の手は阿求の大陰唇に到達し、ショーツ越しに秘裂へ指を食い込ませた。
前もって経験した事なので食い込ませること自体は、脚を揃えた状態であっても簡単に触る事が出来る。
前と同じ感触であるが、座っている体勢の関係で心なしか前よりは肉厚になっている気がした。
ぶにぶにと最初は大陰唇の反発と、秘裂に食い込ませた指に感じる左右からの暖かさを楽しむ。
クロッチ越しであっても小陰唇の感触さえ感じ取れ、下着の上から弄ぶ。
「阿求様、おまんこ触られてますよ?」
「……」
耳元で囁いても能力のお陰なのか、阿求は真面目な顔を崩さない。
一方で身体の方は乳首を尖らせた巨乳だけを放り出し、着崩された裾からは俺の手が股間へ入り込んでいる。
身体と顔のギャップは拭いきれず、それが俺の興奮を蘇らせてくれた。
再び固くなった陰茎はズボンの中で自己主張を強めてくる。
仕方ないので再びズボンを脱いだ俺は陰茎を取り出し、今度は阿求の尻へ目標を変えた。
と言っても、着物をしっかり尻で踏んでいる上に、脚も着物を尻と一緒に挟んでいるので大きくイジりようがない。
しかし俺が目を付けたのは尻の谷間と正座した脚の隙間だ。
ここに陰茎を入れれば変則的な尻扱きになるのではないだろうかと思ったのだ。
「よっと……」
「……」
「おぉ……尻の柔らかさが……!」
思った通り、俺の下腹部には着物に包まれているとは言え、固さと柔らかさを兼ね備えた弾力が襲ってくる。
そのまま尻の谷間に陰茎を入れたまま、腰を前後に動かす俺。
「ほぉ……!」
「……」
体勢的に少し辛い物があるものの、何とか尻扱きを出来ている状態。
反り立とうとする陰茎に尻が固くも柔らかく押さえ込み、弾力を持って尻の谷間で挟む。
俺は腰を動かしながら、動きの止まっていた阿求の股間をイジる手に力を込める。
尻扱きとフェラをして貰った礼ではないが、少しでも阿求の快感を引き出して上げようと思った。
秘裂へ食い込ませた指を上下に動かし、包皮を被った淫核ごと刺激していく。
「ひくっ……」
性感体を刺激された阿求は、しゃっくりのような声を漏らした。
しかし本人は一切気付いておらず、筆の動きも乱れていない。
それでも性器をイジっていると愛液が徐々に吐き出され始め、ぬるぬるになってくる。
高級そうな手触りのショーツに愛液が染み込み、色が変わっている事だろう。
俺はショーツの股間の横から指を差し込み、今度は直接性器を触る。
「ぅっ……」
「阿求様、ぬるぬるですよ」
「……」
ショーツの上からでも肉厚で生暖かく、柔らかな大陰唇は進入した指を簡単に食い込ませた。
少し位置をずらせば割れ目へ指先が入り込み、左右から指が挟まれる。
愛液でぬるぬる秘裂は既に淫核を包皮から露出させており、性行為の準備は整っているらしかった。
柔らかな感触の中に少し固めの感触は新鮮で、俺は思わず重点的にイジり回してしまう。
「んぅ……!」
体勢の所為と、先ほど阿求の口の中に精液を出したので犯そうとも犯せない。
興奮は確かにあるのだが、どちらかと言えば悪戯している事に興奮しているようだ。
「胸も触りますね~」
「……」
陰茎を尻の谷間に挿入しつつ、阿求の背中に密着して腰を前後に動かしていく。
着物の清らかな肌触りは亀頭を優しく刺激し、反り立とうとする力は尻の谷間に僅かとは言え食い込んだ。
身体の前面で阿求の心なしか熱くなった背中を感じ、秘裂をイジっている方とは違う手で再び巨乳を持ち上げた。
「やっぱり重い……。なんか弾力も増しているような……?」
秘裂をイジられ、淫核すら弄ばれている阿求の身体は愛液を大量に流し、膣口を挿入されるべき陰茎を求めて小さく開閉を繰り返す。
胸に至っても性的な興奮で張りを増し、血流が良くなった所為で重さが増していた。
「厭らしい乳首ですね、阿求様。摘んで良いですか?」
「……」
「良いですよね」
返事が無いのを良い事に、俺は持ち上げた巨乳の先端を優しく摘む。
「ふぁ……」
途端に阿求から甘い吐息が吐き出される。
まるでグミのような感触は指先で摘んでいて楽しく、思わず胸本体の形が捻れてしまう程に強く捏ね回してしまった。
「んふぅ……」
結構強めの刺激であっても、阿求の身体は性的な興奮に支配されているらしく、甘い吐息が途絶えない。
秘裂でも愛液が駄々漏れになっており、少し奥へ手を差し込めば指先が自然と膣口へ導かれた。
愛液のお陰で何の抵抗もなく、と言うか膣口自体が歓迎するように指先を膣内へ迎え入れる。
軽く出し入れをしてみると、阿求は筆を動かしながら器用に腰を震わせた。
そうなれば陰茎にも着物が擦れる感覚が大きくなり、阿求の口内に出した精液が充填されるのが分かる。
「あ、阿求様! 精液がまた出そうです……!」
「……」
俺の意志を無視して上下に痙攣を始めた陰茎は、カウパー液で阿求の尻の谷間の着物を濡らす。
快感で思考が飛びそうになる中、俺は必死に巨乳を揉み、膣口に挿入させた指を出し入れさせた。
「っ……! っ……!」
速くなった膣口の刺激は、流石に阿求の筆を僅かに乱れさせる。
しかし許容範囲なのか、阿求の手は止まらない。
胸を興奮で張らせて乳首を固く尖らせ、膣口からは愛液が駄々漏れになっていても阿求は真面目に仕事を続ける。
阿求の頬も、胸と秘裂をイジられ、更には陰茎まで尻の谷間に挿入されて真っ赤になっていた。
射精が近付いた事で、俺の指は半ば無意識により激しく動いてしまい、阿求にも激しい快感を送る。
着物に包まれた尻、と言うか下半身全体は小刻みに震え始め、その小さな振動は巨乳を波打たせた。
「あぁっ! また、出ます! 阿求様!!」
「……んっ……んっ」
隠った喘ぎ声は断続的に速くなっていき、阿求は性的な興奮の余り汗を滲ませる。
俺は阿求から立ち上る汗と体臭を鼻一杯に吸い込み、腰と両手の動きを速めていった。
愛液で滑る膣口は、残り少なくなった理性で処女膜を傷付けないように気を付けている。
その分は腰の動きを速くして亀頭を着物で擦り、巨乳を乱暴に揉んだ。
指の間から胸の肉がはみ出る上に、尖った乳首すら指の間接で捏ね回す。
「あぁ! 阿求様のお尻に出ますよ!!」
「……ん……んん」
秘裂をイジりながら阿求の尻へ下腹部をぶつける俺は、性欲の赴くままに動き続けた。
そして股間から力を抜けば、精液が待ってましたとばかりに尿道を駆け上がる。
「あっ! あぁっ!!」
快感と共に阿求の着物を汚す俺の陰茎。
上に少女らしい小さな尻があるので上下運動は余り出来ないが、それでも精液は勢いよく阿求の膝の裏に向かって吐き出された。
射精の快感は膣口付近をイジっていた指にも力が入ってしまい、丁度鉤爪状になって膣内を引っ掛ける。
「んっ!? んんっ!!」
愛液を大量に流す程快感を溜め込んでいた阿求に指の刺激は強すぎて、俺の手には潮が断続的に吹き出された。
愛液で塗れていた着物は潮で更に濡れ、そのうえ精液を裏から吐き出された所為で体液が滴る程染み込んでしまっている。
射精の快感で思わず握りしめてしまった巨乳には赤い手形が付き、強く圧迫された事で乳輪が膨らんで乳首が丸く尖った。
「うっ……うふぅ……」
「……」
本来なら長く感じる射精であっても、流石に二度目となれば精液も量が少なく快感を感じる時間も短い。
それでも阿求を絶頂に導き、好き勝手イジり回す事が出来たので俺の満足感は大変良い物だった。
「ふぅ……気持ち良かったですか? 阿求様」
「……」
返事は当然ながら無いが、俺の両手には阿求の快感を示す証拠がいくつも残っている。
巨乳から手を離し、股に挿入していた手をも抜くと愛液と潮の混合液が掌全体を濡らしていた。
指の間には糸を引き、卑猥な匂いが漂ってくる。
わざと阿求の視界を遮るように手を持ち上げてみると、赤かった頬が更に赤さを増した気がした。
ともかく性欲をこれ異常ない程に満足させた俺は、尻の谷間から陰茎を引き抜いて阿求の背中から身体を離す。
それから陰茎を拭いていると、阿求がおもむろに立ち上がって着替え始めた。
「阿求様……?」
「……」
無言のままで仕事用の汚れても良い着物を脱ぐと、白い背中が露わになる。
膝の裏の部分には俺が出したばかりの精液が張り付いており、愛液と潮と共に着物の柄を体液で濃くしていた。
俺の目の前でショーツすら脱ぎ去ると、箪笥の前へ行ってショーツと着物を取り出して着替え始める。
現代人の俺と違ってサッと着物を着替えると、今度は俺の方を向いて言い慣れた命令を出してきた。
「汗を掻いたので脱いだ着物を洗濯場へ持って行きなさい」
「あっ……はい!」
もはや命令を受け慣れた自分が嫌になる暇もなく、阿求の命令に従ってしまう俺。
脱ぎ捨てられた着物と愛液に塗れるショーツを抱えると、俺は走れないなりに急いで洗濯場を目指すのだった。
△
数日後、俺は阿求の共として籠に揺られていた。
人里での遠出は、時代劇に出てくるような籠が一般的で、阿求も例によって籠で移動している。
ここでは長時間歩けない、走れない俺は流石に籠に乗せられた。
しかも嬉しい事に阿求と一緒の籠だ。
籠の前後から『えいほっ!』と掛け声が聞こえる中、背もたれ代わりとして阿求の後ろへ座っている俺。
前に阿求の口を犯してから数日経っているので、性欲は溜まっていた。
と言うか、溜めていたと言っても良いぐらいだ。
俺は阿求の後ろから巨乳をいきなり揉み解し、着物の前部を開いて乳首を弄ぶ。
阿求も数日振りに快感を伴う刺激を受けた所為か、すぐに乳首を固く尖らせていく。
心なしか成長した重さを感じつつも、乳首を引っ張っては離して波打つ巨乳を阿求の肩越しから見やる。
陰茎は既に固くなっており、俺は既にズボンを脱いで下半身を解放していた。
固く反り立つ陰茎は阿求の尻に密着し、柔らかくも弾力のある感触に刺激されて既に着物へカウパー液を染み込ませている。
胸をイジり回していた俺は早々に阿求の下半身へ手を移動させて、着物の裾を捲り上げた。
「……久しぶりだな」
「……黙って乗っていなさい」
「はい」
白い太股へ言ったつもりだったが、性的な言葉として認識されなかったようで、阿求に怒られる。
しかし、白く高級そうなショーツが見えてくるまで着物を捲り上げると、俺も機嫌が良くなってきた。
いつもはショーツを履かせたままでイジり回していたので、今日は少し趣向を変えて、完全に脱がしてみようと思うのだ。
そう思っている俺は乳首をイジっている巨乳から手を離して、阿求の高級そうなショーツを脱がしに掛かった。
「ごく……」
何気に初めて見る阿求の股間。
徐々に現れてくる白い下腹部に、陰毛は生えていない。
大陰唇はぷっくりと膨らんで肉厚な印象をもたらし、秘裂の端には淫核を隠す包皮が僅かにはみ出ていた。
俺は阿求の胸を掴んで身体を持ち上げると陰茎の上に乗せ、反り立つ力で秘裂に食い込むように座らせる。
阿求が両膝を閉じて行儀良く座っている所為で、丁度素股のような感じになった。
陰茎は大陰唇の柔らかさに上半分が挟まれ、秘裂の熱さを感じる。
少し動かすだけで大陰唇は肌を突っ張って形を変えた。
「おまんこ気持ちいいですよ! 阿求様!」
「……」
秘裂に食い込む陰茎を僅かに動かしながら巨乳を揉み解し、乳首を摘んでは軽く捻る。
「くぅ……」
多少自分の能力に慣れた俺の行動は乱暴になってしまったのか、阿求は痛みを含んだ声を漏らした。
それでも腰は小刻みに動かして大陰唇で竿を扱き、愛液を引き出していく。
刺激を受けた大陰唇も今まで散々イジられた経験から、少し陰茎を擦られただけで愛液が滲み始めた。
「うくぅ……!」
竿だけとは言え、陰茎を大陰唇に直接密着させるのは初めてであり、精神的な興奮が大きくなる。
胸を揉む力も熱が入り、弾力と柔らかさをじっくり味わうように指を動かした。
久しぶりの陰茎への刺激はすぐに精液を尿道へ送り、射精したい欲求がいつもより速く強くなる。
上半分が愛液に濡れた陰茎が痙攣を始めると、俺は亀頭を大陰唇に食い込ませて射精の準備をしていく。
愛液の滑りが亀頭にまで広がると快感も増大し、カウパー液にも精液が混じり始めた。
「くぅ……もうちょっと……!!」
「……」
阿求も大陰唇をイジられ、胸を露出させられた上に揉まれた所為で頬を赤くして無意識の羞恥心に心を浸す。
解放された巨乳は籠の振動で小さく跳ね、亀頭も大陰唇に食い込んだ。
「はうっ! もう駄目だ……!」
「……」
長く快感を味わっていようとしたが、久しぶりと言う事で限界も速くやってきた。
俺は亀頭を秘裂に食い込ませたままで腰の動きを止め、籠の振動だけで扱いて貰う。
限界が来た俺は、なるべく精液が秘裂に溜まるよう、腰の位置を調整して股間の力を抜いた。
「うっ!!」
「ん……」
射精と同時に阿求は秘裂に熱い体液を感じて声を漏らす。
快感と共に精液を吐き出した俺は阿求の乳首を摘み、激しく巨乳を揉み解してしまう。
「ひぐっ……」
殆ど無意識の行動であっても身体は自然と快感を求めているようだった。
小刻みに痙攣を繰り返しながら秘裂へ精液を吐き出す亀頭。
白濁した体液は秘裂の中へ僅かに溜まると、すぐに周囲へ漏れ出した。
俺は快感の余韻で思考を焦がしながら、稗田家に来て唯一取り上げられなかったデジカメを取り出して、阿求と俺の現状を写真として記録していく。
様々な角度から何十枚と痴態を撮っていき、俺が確かに阿求を汚したと言う証拠を残していった。
「ふぅ……」
「あぁ……」
狭い籠の中は性臭で充満しており、普通の大人ならば何が行われていたかは簡単に分かるだろうか。
ひとまず今回の目的を終えた俺は特別に阿求の後始末をしてやる。
胸を着物へ詰め込み、股間は精液を拭って乱れた着物の裾も綺麗に揃えてやった。
ショーツは俺のコレクションとして貰っておくとして、デジカメも懐へ隠す。
全ての後始末が終わった頃には阿求の目的地に着いたらしく、籠が地面へ優しく下ろされる感触が尻に伝わってきた。
「阿求様、到着したようですよ」
「一々言われなくても、分かっています」
「……」
籠の扉が開けられると、阿求は目的の商人の家に向かう。
俺も後に続き、懐に忍ばせた阿求の下着の温もりに優越感を覚えるのだった。
△
数ヶ月後。
商人の家に行った理由が判明する。
それは許嫁との婚姻。
稗田家と商家の間は援助関係にあり、切っても切れない関係にある。
商人に至っては『大』が付く程の富豪で、ある意味書物で妖怪や人などを記録するだけの稗田家にとっては恩すらある関係だ。
その息子との婚姻なら断れる筈もない。
稗田家の中でも祝いのムードが高まり、これで稗田は安泰だという声すらあった。
しかし当然喜べないのは俺一人。
今まで数々の悪戯を繰り返していたが、婚姻となると阿求から引き離されるかもしれない。
それは非常に困るので、ここまで残しておいた切り札を使う事にする。
「阿求様、ちょっと見て貰いたい物があるんですけど」
「……何ですか? 急に……」
いつもなら阿求が声を掛けるまで黙っている俺だが、今日に限っては積極的にならざるを得ない。
訝しげに見てくる阿求の目の前で、俺はおもむろに懐からデジカメを取り出した。
「それは……カメラ、のようですが?」
「これはデジカメって言って、カメラみたいにフィルムが無くても映像や写真が撮れるものです」
「あぁ、新聞屋が使っているものですね」
「まぁ、あれより便利なものですけどね」
「それで? 見て欲しいものとは?」
「これなんですけど……」
そう言って俺はデジカメの画面が見えるように、阿求の横へ座ってデジカメを再生させる。
「……なっ!?」
そこに写し出されたのは眠る自分が胸をはだけさせ、揉まれている姿が写しだされていた。
俺はデジカメを操って他にも阿求の痴態を続々と見せていき、遂には動画さえも見せる。
『阿求様のおっぱい気持ちいいですよ』
「こ……これは一体……!」
もくろみ通りに、直接俺が手を下さない状態であれば阿求は自分がされた事を正しく認識し、性的な悪戯をされていた事実を知った。
「貴方! こんな事をしてただで済むとーー」
「そうですね。結婚相手に知られれば大変な事になりますね」
「っ!?」
「相手は阿求様は身持ちが固いと思ってるでしょうねぇ?」
「……何が目的ですか?」
キッと睨みつける阿求は、やはりこう言うしかないのだ。
明らかな弱み、しかも結婚を目前とした状況で性的な悪戯をされたとなれば破談は目に見えている。
俺はおもむろに立ち上がり阿求を後ろから抱き締めると、胸を揉みながら悪魔の囁きを呟く。
「この動画を許嫁に見せられたくなかったら、最後の物を貰いましょうか」
「くっ……最後の……?」
「そう、処女ですよ」
「っ!!」
そう、俺が今まで悪戯しかしてこなかったのはこの時の為。
今までの恨み辛みを一気に吐き出すには、阿求が一番悔しがり、絶望する瞬間でないと意味がない。
「…………」
無言でデジカメの動画を見入る阿求。
それを見ながら俺は阿求の胸を揉んで、陰茎を小さな尻へ挟み込む。
身体をビクリとさせた阿求は歯を食いしばりながら、まさしく苦渋の決断という雰囲気で言葉を紡いだ。
「わ……かりました。貴方の言うとおりにしましょう」
阿求の言葉には絶望が宿り、横顔を見れば悔しそうに涙を流している。
俺は服の上から揉んでいた手を阿求の襟元に伸ばし、手を進入させ巨乳を直接揉んだ。
「ひっく……」
最初にデジカメで現状を認識させた所為なのか、性的な行為をしても阿求はしっかり認識している。
胸を揉まれる感触に対して、今まで以上に敏感な反応を返す阿求。
俺の手が胸を這い回る感覚が気持ち悪いらしく、早々に鳥肌が立つ。
着物と胸の間に手を差し込んだ俺は、乳首を指の間に挟める位置まで来ると、正面から感触を確かめるように指を動かしていく。
「……くっ」
指の間接では未だに尖っていない柔らかな乳首があり、その周辺を丁度良い大きさの乳輪が囲んでいる。
着物が煩わしくなった俺は、阿求の襟元を後ろから掴むと、一気に引き下ろした。
「っ!!」
後ろからであっても、ぶるんと大きく跳ねるのが分かる巨乳。
着物は二の腕辺りに下ろしたので腕を拘束する事となり、阿求は抵抗が益々出来なくなった。
再び背中へ張り付いた俺は、阿求の肩越しに巨乳を覗き込む。
「ほう……」
「くっ! 本当に最低ですね」
「俺がやられた事に比べれば、優しいものでしょう?」
後ろから覗き込み、体勢的に上から阿求が普段見ている光景で巨乳を見るとまた違った興奮が沸き上がってくる。
華奢な鎖骨から胸の大きな膨らみは極端で、先端の乳首に向かって丸みを帯びていた。
その巨乳を下からたぷたぷと手で跳ねさせれば、巨乳は卑猥に波打つ。
手は完全に巨乳の下へ隠れてしまい、乳首を触ろうとすると徐々に指先が見えてきた。
巨乳を持ち上げながら手を動かした所為で、胸の先端の方は指を食い込ませ、鳥肌で尖った乳首だけが卑猥に指の間から顔を出す。
「厭らしい乳首ですね」
「っ!? 言ってなさい!」
乳首を前へ引っ張ると釣り鐘状に形が変わり、巨乳特有の重さと柔軟性が見て取れた。
「痛っ……!」
「あぁ、すみません、阿求様」
強めに摘んでいた乳首を離し、元の形に戻る巨乳。
先端にある乳首は少し赤くなっており、今度は労るように指の指紋を使って撫で回す。
「んっ……」
「あれ? 気持ちいいですか?」
「そ、んな事、ある訳無いでしょう!」
気丈に言い放つ阿求であっても頬の赤さには明らかに性的な快感も含まれており、性感体である乳首からの刺激を身体だけは好意的に受け取っているようだった。
巨乳を強めに揉んでも指は胸の中へ沈み、阿求の体温と胸の柔らかさが感じられる。
先ほどからずっと揉んでいるが飽きは来ず、むしろ揉む程に陰茎は固くなって理性も消えていく。
「はぁ、はぁ、阿求様、つ、次はそこの柱に手を付いて、お尻を突き出してください」
「ぎりっ……」
遂に犯す気だと分かった阿求は心底悔しそうに歯軋りをした。
未だに悔し涙を流し続けており、その筋は首筋を伝って巨乳へと流れ落ちる。
俺に逆らえない阿求は素直に柱へ近付き、両手で掴んで俺の方へ尻を突き出した。
「そ、それで良いんですよ!」
興奮で言葉を詰まらせる俺も、阿求の後ろから近付き直し、着物の裾を一気に捲り上げる。
「ひぅっ!?」
突如無くなった下半身を覆う安心感が失われてしまった阿求が、悲鳴を漏らした。
出てきたのはいつもの高級そうなショーツで、よく見ればクロッチの部分が体液で塗れている。
「あ、阿求様、塗れてますね」
「なっ!?」
「おっぱいを触られて、んくっ、興奮したんですか?」
「そんな訳無いでしょう!!」
強く言い放つ阿求であっても身体の反応は隠しきれず、クロッチの部分が塗れているのは変わらない。
小振りな尻は屈辱と羞恥に震え、弾力のある印象で小さく波打つ。
「それじゃ、は、拝見させていただきます」
「この……!」
阿求はさぞ辛辣な言葉を向けたいのだろうが、感情が怒りに傾きすぎて言葉にならない様子。
それでも阿求は俺に逆らわず、大人しく柱に手を付き尻を突き出す。
俺は阿求のショーツを下ろしていき、クロッチと秘裂の間を繋いでいた愛液の糸を切った。
「ほう……」
「っ!?」
実際は何度も見ている性器であっても、阿求が意識している内に見るのは初めてだ。
わざと羞恥心と怒りを刺激するように感想を声に出す。
「毛が生えていませんね」
「放っておいてください!!」
大陰唇の回りには愛液のみが張り付いており、秘裂は小さく開いている。
ショーツを膝まで下ろした俺は両手の親指で大陰唇を開いた。
「ひぅっ!?」
認識している状態で性器を触られる感覚は、阿求にとって耐え難い嫌悪感を与えているだろう。
そんな事は知らぬとばかりに俺は片手で器用にズボンを脱ぎ去って陰茎を取り出した。
乳首をイジられただけで愛液を吐き出す程に敏感になった阿求の大陰唇は、触られているだけで性的な刺激と判断して膣口から愛液を吐き出す。
小さく開閉を繰り返す度に粘度の高い透明な体液が小陰唇の間を渡り、淫核へ落ちていく。
包皮を脱いだ淫核に光沢を与えた愛液は、後から来る愛液によって溜まっていって遂には畳へ落ちた。
「ごく……阿求様、エッチですね」
「ち、違っ!?」
性的な反応を示しているのは阿求自身にも分かっており、愛液が秘裂から零れる感覚も感じている。
その所為で羞恥心が刺激されてしまい、阿求は顔を俯かせるしかなかった。
反り立つ陰茎の根本を持った俺は水平にすると、亀頭を阿求の塗れる秘裂へ鈴口を向ける。
「い、行きますよ!」
「ごめんなさい……」
阿求の小さな呟きは婚約者に対しての物だろうと思った俺の興奮は、更に高まっていく。
鈴口からはカウパー液が滲むと、畳に落ちて染みを作った。
腰を進めた俺は、僅かに開いた秘裂へ鈴口を接触させる。
「ひぃっ!?」
流石に悲鳴を出してしまう阿求であったが、言われた体勢は崩さない。
徐々に腰を押し込めば亀頭の形に添って秘裂が更に開き、鈴口が膣口へ食い込んでいく。
「おぅ……!」
「くぅ……!」
初めて犯す膣口の感触は何よりも熱く、柔らかい。
しかし締め付けは強く、少しでも挿入から意識を反らせばすぐに弾かれてしまいそうだった。
処女のキツい締め付けに竿は曲がりそうであり、挿入はいささか困難であった。
それでも愛液の滑りは挿入を助けてくれ、カリの広がりさえも大陰唇は挟んでくれた。
膣口はメリメリと幻聴が聞こえそうな程に固く、阿求の拒絶の意思を表しているかのようだ。
そして愛液の力を借りた亀頭は阿求の膣内へ入った。
「おほぅっ!!」
「うくっ……!!」
陰茎で一番敏感な亀頭は膣内のヒダに迎え入れられ、阿求の意志とは別の動きを繰り返している。
愛液を流す程度には性的に準備の整った性器は、待ちに待った陰茎の進入に激しく蠢いて膣壁を押し付けてきた。
「き、気持ちいいですよ!!」
「痛ぅ……!」
俺の快感と違って阿求は処女の膣口を無理矢理広げられて苦痛を感じているらしい。
精神的にも、見下していた相手に逃げようのない弱みを握られ、犯される悔しささえもあるみたいだった。
処女の膣口にとって最大の障害だったカリが膣内に入ると、後は太さが一定の竿だけであり、俺は陰茎の根本から手を離して阿求の小振りな尻を掴む。
柔らかく肉付いている向こうには筋肉の感触があり、指を食い込ませると確かな弾力が感じられた。
揉めば揉む程に指への反発を受け、尻の表面は厭らしく形を変える。
亀頭が進めば処女膜の抵抗が鈴口に感じられるも、俺は構わず腰を突き入れた。
「ふぐぅ!?」
破瓜の衝撃は阿求の俯いていた顔を跳ねさせる程のもので、髪が振り上げられた所為で阿求の使っている石鹸の香りが漂ってくる。
処女膜を破られた膣内は蠢きを強め、亀頭にヒダを押し付けてくる膣壁。
ぐにゅりと形を変えるヒダは、乾いた亀頭に愛液を塗りながら、代わりにカウパー液を舐め取った。
「うぐぅ……!!」
破瓜を迎えた阿求の身体は一層強ばり、柱を掴む手に力が入っている。
その力は膣内にまで伝わり、今まで以上に強く陰茎を締め付けてきた。
亀頭は狭かった膣内をカリで拡張し、力の入る膣壁とは逆の力で胎内を進んでいく。
「ぐぅ……!!」
拡張される感覚は阿求に苦悶の声を出させ、強ばる全身は更に固まる。
お陰で膣内の締め付けも強くなり、陰茎を進める程に拡張する感覚は強くなった。
ぬるぬるの膣内では阿求の力の限りの抵抗など無意味で、陰茎は根本まで挿入しきる。
「おぉ……!! 気持ちいいですよ! 阿求様!」
「うくぅ……!」
俺の歓喜の言葉に反応を返す余裕がないのか、阿求は辛そうな声を漏らすだけ。
下腹部では阿求の小振りな尻が潰れ、掴んでいる手のひらと一緒に小さな快感を送ってくる。
鈴口では子宮口の感触があって、強く締め付けても柔らかなヒダとは違う固い感触が返ってきた。
膣内の許容量をほぼ越えた所為で、胎内に溜まっていた愛液は卑猥な音を立てながら膣口から逆流してくる。
「あぐぅ……!!」
処女だった膣内はやはり狭い。
そこを力ずくで拡張していく感覚は、睾丸から上ってきそうになっている精液の粘度を高めてくれそうだ。
阿求の意志とは別に陰茎を出迎える準備を整えていても、初めて異物を迎え入れるのは辛いらしい。
苦痛の声を聞きながら挿入しきった陰茎にはヒダの蠢きが表面を舐め、膣壁が強く締め付けてくる。
腰を動かさなくとも膣内が動き、積極的に快感を俺へ送ってくるようだった。
「ひ、引きますよ」
余りの快感に言葉を詰まらせる俺に、阿求は特に答えもせずに苦痛に耐える。
「ひぐぅ……!?」
いくら苦痛に耐えようとも愛液が流れる程度には性行為の準備を整えている所為で、阿求が戸惑う程度に快感がもたらされているようだ。
陰茎が引かれていけば膣口は竿に付いて秘裂から顔を出し、膣内ではカリがヒダを翻弄しながら子宮口から離れる。
カウパー液は確実に残され、陵辱の証として膣内を汚していた。
腰を引く為に小振りな尻を掴んでいた俺は、無意識に指を動かして揉む。
カリが出そうになるまで腰を引くと、今度はゆっくり膣内を味わうように押し入れていく。
「おふぁ……!」
「んぐぁ……!」
鈴口の前には強く締まったヒダが立ちふさがり、そこを拡張していく感覚は最初より幾分楽だった。
しかし処女の締め付けは未だに名残を残し、陰茎を強く刺激してくる。
蠢く膣壁を拡張しつつ、ヒダをカリで翻弄しながら奥へ突き進ませると再び子宮口にたどり着く。
「くはっ!?」
最奥を突かれた阿求も呼吸を勢いよく吐き出し、頭は目前にある柱へ向かう。
再び阿求の胎内の全てを犯した俺も、今度は勢いを止めずに腰を引き、再度腰を突き入れてピストン運動を開始した。
「ふっ、はっ、うっ!!」
「はくっ! んくっ! うぁっ!」
何度も子宮口を突き上げられる所為で膣内は徐々に拡張されていき、陰茎の形に添って広がっては亀頭の形に添って閉じていく。
当然ながら駄々漏れになっているカウパー液は膣内を汚し続け、カリによって掻き出される愛液も淫核を通って畳へ落ち続けた。
小振りな尻は俺の下腹部が衝突する度に小さく波打ち、掴んでいてもその衝撃は抑えきれないらしい。
「んっ、んはっ、あぁっ!!」
「ひぐっ! んぐっ! あくっ!」
阿求も徐々に激しくなるピストン運動の反動に身体を支えきれず、前後に揺さぶられる。
押さえきれない反動は下へ卑猥に垂れ下がっている巨乳を1拍遅れて前後へ揺らし、胸と胸がぶつかるペチンペチンとした音が聞こえてきた。
「はぁ、はぁ、はぁーー」
興奮の頂点にいる俺は阿求の背中に伸し掛かると、前後に揺れる巨乳を掴んだ。
「んはぁっ!?」
膣内を犯される快感が大きくなっている最中に、胸から、そして乳首からの刺激を受けた阿求は戸惑いを含めた嬌声を上げる。
揉み込んだ巨乳は乳輪から乳首が膨らんでおり、心なしか能力で認識されない状態で摘んだ時よりも固くなっている気がした。
手と陰茎、そして下腹部にぶつかる小振りな尻から感じる感覚が全て快感となり、俺の快感は急速に絶頂へ上っていく。
「お、おほぅっ!! で、出そうです!」
「っ!? だ、駄目です! せめて、うぐっ!? 外に!!」
阿求の懇願は尤もだと思考の端で考えるが、既に俺の脳内は性欲と快感に犯されている。
もはや膣内、しかも子宮口に出す他には考えはなく、阿求の懇願は無視する事にした。
「で、出ますよ!!」
「だ、駄目です! あぐっ!」
そして俺は肩越しに振り返って何とか抜いて貰おうと懇願する阿求を無視し、巨乳ごと身体を抱き締めながら腰を一番奥へ突き入れた状態で動きを止めた。
「うぅっ!」
俺の意志を無視した上下の痙攣を繰り返しながら精液を吐き出す陰茎は、鈴口を子宮口に擦り付けながら体液を流し込んでいく。
胎内の一番奥深くで熱い精液を受けた阿求は、頭を振り上げて腹に広がる熱い感覚に悲鳴を漏らす。
「あひぃっ!?」
精液を感じた膣内は小刻みに痙攣を繰り返し、阿求が絶頂に達した事を知らせてくれた。
最奥まで挿入した状態であっても秘裂から潮を吹き出して、阿求の小さな腰は上下に動く。
「おっ! おぉっ!」
「あひっ! ひぃぅん!!?」
陰茎の上下の痙攣と反対に動く阿求の腰。
その所為で鈴口から吐き出される精液は、より子宮口に擦り付けられる。
「ふぅ……」
「ひぎっ、ひぐっ……」
精液を吐き出される量が徐々に減っていくと、阿求は本格的に泣き始めた。
肩でシャックリを繰り返し、涙は儚く落ちて畳を濡らす。
俺は征服感で背筋をゾクゾクと震わせ、また腰を動かし始める。
「っ!? も、もう、止めてください!」
「い、いえいえ、もう少し付き合ってくださいね」
「そ、そんな……!!」
そして俺は抜かずの二発目に入るのだった。
△
阿求が婚約者と目出度く結婚した後も、阿求は相変わらず俺の陰茎を突っ込まれている。
婚約者は婿養子として稗田家に入ってきたので、阿求はそのまま稗田の家に住んでいた。
しかし使用人が居るので念の為に、俺は人気のない所で阿求を犯す日々を送っている。
「ひん! ひん! ぁぅ!!」
「何度、犯しても、はぁ、気持ち良いですね!」
「も、もう止めてください!」
トイレで犯すのは流石に汚いと思う阿求は、いつもよりも拒否感が強い。
しかしそれが逆に膣内の動きを活発にして、陰茎を責め立てる。
俺も腰の動きを速め、阿求の子宮口を突き上げ、精液を放った。
「ふぅっ!!」
「ひぃっ!? ま、また! イくぅっ!!」
終わり
コメント
今回の依頼小説は公開は無しですか?
Re: タイトルなし
今回は無いですね~。
と言うか、基本無いんですけどね。
依頼者さんが特に許可を出さなければ、公開はありませんの。
と言うか、基本無いんですけどね。
依頼者さんが特に許可を出さなければ、公開はありませんの。
あら、結構な頻度でうpされてたんで公開の人のが多いと思ってましたわ、残念。
把握しました~
把握しました~
Re: タイトルなし
公開の人が多いというよりは
一度に多数の依頼をしてくれた人が公開しても良いよって言っていたので出してただけですね~。
一度に多数の依頼をしてくれた人が公開しても良いよって言っていたので出してただけですね~。
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