コ○ド・ギアス&ゼロ○使い魔の世界でズブリ(短編集体験版β
枯れ木に花を咲かせましょう、ってな具合で学園全体に魔力素をばら撒いて数日。
百戦錬磨と名高いオールドオスマンや、キッチンの守護者であるマルトーを含めた全ての学園関係者の洗脳が完了。
経験を積んだ事で魔力素の扱いも上手くなり、初対面の人間であっても短時間で性格を変えないまま、刻まれた常識すら帰る事が出来るまでになった。
学園を囲う塀から内を隙間無く、それこそ尖った屋根の天辺まで全てを濃い濃度で覆い尽くしている。
少し前にやってきたノットとか言う貴族も、シエスタにちょっかいを掛けていたので実際に会うまでもなく魔力素で若い女に興味を持てないようにしてやった。
当然ながら学園を出ても体内に残った物が思考を変え続け、人間が持つ魔力を糧に生きている限り影響を及ぼすのだ。
しかし、学園に居る人間全ての精神を操れる状況になっても、性格だけは変えない様に気を付けていた。
理由は単純に全員が同じ人形の様に動くのは詰まらないからだ。
やはり人は其々の性格と価値観が違っている事が一番大事。
何よりも犯す側として、正確や価値観を全て無視して無条件で従う人形では、暖かい道具で自慰をしているのと変わりない。
少し態度が柔らかくなったとは言え、相変わらずツンデレのルイズや、相変わらず胸の谷間を見せ付けて誘惑してくるキュルケ。
表面上は元の素直で気の良い性格を取り戻したシエスタ等の、魅力ある美少女達を犯してこそ、この世界に来た甲斐があると思うのだ。
「ん……ふわぁ……ぁっと……。朝か」
目が覚めたのは、いつもと同じ石造りの部屋。
隣には透けるキャミソールにショーツだけを履いたルイズが小さく寝息を立てていた。
アレだけ弄った胸はごく僅かに成長を見せており、パッと見は慎ましやかな大きさを保ったままだが、触ってみれば確かに大きくなっているのを実感できる。
幾度と無く陰茎で犯された性器は形が崩れる事無く綺麗な割れ目を維持していた。
今はショーツに隠れているが、柔らかい曲線を描いて布を下から持ち上げる。
平和そうな寝顔を見ていてつい悪戯心が沸いた俺は、おもむろにキャミソールから透けている胸に手を伸ばした。
「んっ……くぅ……すぅ……」
小さな胸に小さな乳首を指で突けば、プニッとした柔らかな感触と共に指先が胸の中へ沈む。
奥には肋骨の感触があり、その向こうには生きている証でもある鼓動が静かに脈打っていた。
乳輪の縁をなぞりながら指を回すと、薄いキャミソールが釣られて動き、乳首を布で擦る微かな感覚がルイズに送られる。
「ん……ふぁ……」
性感帯でもある乳首を刺激された所為で、ルイズの寝息に小さな悦声が混じり始めた。
普段から何かに付けて犯し、軽くても身体を弄っていたお陰で、ルイズの身体は少しの刺激でも即座に性的な反応を返すようになっている。
指先に感じる乳首の抵抗は徐々に硬さを増していき、弄っている方だけがキャミソールを押し上げた。
平和そうな寝顔を浮かべていても、胸はシッカリと興奮を示し、無垢な雰囲気に隠微な空気を僅かに滲ませる。
そして、俺は手をルイズの下半身へ移動させ、ショーツの上から大陰唇を触った。
「ふっ……んっ……くぅ……ふぅ……」
軽く押せば胸よりも柔らかな感触が左右に広がり、ショーツを巻き込みながら秘裂の中へ指先が減り込んでいく。
そのまま上下に指を動かせば、布の向こうに小陰唇の感触や包皮に隠れた淫核の突っ掛かりが感じられた。
大陰唇の中心辺りでも膣口に指先が食い込む感触を受け、ほんの少し出し入れを繰り返すだけで、ルイズは腰をピクピクと震えさせる。
「んっ……ぁっ……」
平和そうな寝顔が股間を弄られる程に、眉は切なそうにひそめられた。
ベッドの上に力無く放り出されていたルイズの手も、ゆっくりと胸へ上がって薄いキャミソールを握り締める。
指先であっても膣口に出入りを繰り返される刺激は、確かな快感となって睡眠中のルイズを攻め立てた。
ショーツには愛液が染み込んで、白かった色が灰色に変わる。
真横で寄り添う俺も、ルイズが快感で悶える姿には興奮を覚えた。
相変わらず腕の中にすっぽりと入ってしまう小さな身体を小刻みに動かし、股間からの刺激で全身を赤くして腰をうねらせる。
「ぁぅ……んん……ふぅっ……!」
指先を食い込ませる秘裂から出てくる愛液も、クチュクチュと音を立てる程度に量を増きた。
そろそろショーツを捲って直接膣口を弄ろうとするが、指を動かす前に寝ていたルイズが目を覚ましてしまう。
「ふぁっ……?」
パッと目を覚ましても、寝ぼけ眼の思考は現状を理解できていない様子。
しかし、鼻先が接触しそうな距離に俺の顔があり、股間の違和感を受けて、即座に自分が何をされていたかを察知した。
「なっ!?」
身体を密着させる距離だった俺から素早く離れたルイズは、ベッドの端へ素早く移動し、自分の股間を一瞬だけ確認して愛液で色が変わっているのを確認する。
更に、弄る対象を失って空中に止まっていた俺の指に光る愛液を見て、顔を真っ赤にし、勢い良く指を突き付けて俺の行動を責めてきた。
「あ、あんた! 寝てるご主人様のオマンコを弄るってどういうことよ!?」
ルイズには女性器の事を『オマンコ』と言う名前であると教えてある。
しかし、性的に知識が乏しい所為で別名を教えられても卑猥と感じず、精々『へぇ、そんな名前もあるんだ』的な感じで普通に呼び名を変えた。
俺としては恥ずかしい表情を浮かべてほしかったが、平然と言っているルイズも存外悪くは無い。
「そろそろ起きる時間だろう? だから、肩を揺する代わりに弄って見たんだよ」
「い、いつも通りに起こしなさいよ!」
「何言ってんだよ。肩を揺さぶって起こしたらいつも不機嫌そうにするだろ」
「それは! あんたが、乱暴にするからでしょう!」
実際、ルイズの起こす時は結構乱暴に肩を揺さぶっているのかもしれない。
何せ、力の抜けた頭がグイングイン動くのだから……。
流石に最近はムチ打ちにでもなったら俺も困るので手加減はしている。
「だから、今日は趣向を変えてだな――」
「なら、オマンコを弄るんじゃなくて他のにして!」
「分かったよ。考えておく」
「本当に分かってるんでしょうね……?」
一頻り麻の遣り取りを終えたルイズは、ベッドを膝立ちで歩いて俺の横を通り、床へ降り立った。
それからクローゼットを開けると、何故かルイズから見て横に居る俺をチラッと見てから制服を取り出す。
以前なら俺に「あっちを向け」等と着替えを見られるのを嫌がっていたものの、今では比較的平然と着替えをしていた。
それでも、顔は赤くして初心な反応は未だに健在で、何度見ても見ていて楽しい光景だ。
「…………」
「…………」
無言で静かな部屋の中で、ルイズがキャミソールに手を掛ける。
裾から一気に捲り上げると、白くポッコリとした腹が出て、そのすぐ後に小さく膨らんだ胸が露出した。
ルイズが眠っている時に弄っていた乳首は、秘裂をからの快感も残っているのか、横から見ればしっかりと尖って高さを維持している。
ショーツ一枚だけになったルイズの身体は、余り成長を見せていない。
しかし、胸だけは心成しか大きくなっており、ルイズの姉であるカトレアを思い出せば、将来は期待できると思いたい。
母と一番上の姉の平坦な胸に負けないと、切に願う。
「んしょっと……」
そんな俺の考えを知らないルイズは、ショーツ一枚のままでクローゼットから制服を取り出した。
キャミソールを脱いでから下着も付けずに、白く清潔感のある長袖の上着に腕を通し、ボタンを閉めていく。
ブラウスが少し小さい所為でボタンを閉めるにつれて生地が身体に密着し、乳首どころか胸の形すらハッキリと浮かび上がらせた。
前に無意識の状態で着せた制服だが、今はルイズが自分の意思で着ている。
少し暖かい季節と言う事もあり、キャミソール程ではないが生地も薄い。
しかし、ルイズは元々肌が白いので白のブラウスからでは肌が透けても目立たず、唯一、乳首のピンク色が透けた。
全てのボタンを閉め終えると、一度身体を手で撫でてから皺を伸ばし、今度はスカートと靴下を履く。
下半身はいつも通りに短いミニスカートで、少し身体を動かすだけで、愛液に塗れたままのショーツがチラリと見えた。
そして、マントを付けて杖を持ったルイズは、顔に赤みを滲ませながら俺へ向き合う。
「さて、それじゃ、朝食に行きましょうか」
「ん、分かった」
立たせたままの乳首を浮かび上がらせる胸を張って言うルイズの姿は、何処と無く隠微な雰囲気が漂っていた。
たとえ過去に身体を犯したとしても、新鮮な気持ちを失わせないのは、原作で言うヒロインの面目躍如か。
ルイズの先導で部屋から出た途端に、斜め向かいの扉から図ったようにキュルケが出てきた。
「は~い、ダーリン。偶然ね」
「ツェルプストー! 毎日毎日なんで同じタイミングで出てくるのよ!」
「あら、ヴァリエール、居たの? 胸も背も小さいから気が付かなかったわ」
「む、むむむ、胸は関係ないでしょ!」
実は言うとルイズを起こす時間帯はある程度決まっている。
しかも、キュルケの部屋の位置はルイズの部屋から近いので、決まった時間にキュルケが自分の部屋の扉から音を聞いていれば、ルイズが部屋を出たタイミングを計るのは簡単だろう。
扉自体は厚いものの、廊下に響く音を完全に遮断する事も出来ない。
前にキュルケを強制的に発情させて犯した時から、キュルケは何かに付けて俺へ性的な意味でアピールを仕掛けてくる。
ルイズが近くに居ればその度に一悶着起こるが、決まってたいした騒ぎにもならない。
ちなみにキュルケの制服もルイズのようにサイズが小さく、胸が今までよりも強調されている。
前は見えなかった乳首と乳輪が浮かび上がり、張り付く生地が巨乳の厭らしさを上げた。
更には褐色である肌はうっすらと白いブラウスの下から透けており、もはや上半身裸であるのと余り変わらない。
そうなれば他の男子生徒や教員も、少なからず興奮しそうでも、そこは魔力素のお陰で完全な無関心を貫かせている。
キュルケにとっては周りの反応が薄い事に不満を抱いていそうだが、これは単純に俺の独占欲の結果なので我慢してもらいたい。
「ほら、ダーリン、ヴァリエールなんて放って置いて一緒に朝食を楽しみましょ?」
枝垂れかかる様に俺の腕を胸の谷間に埋めたキュルケ。
「ツ、ツェルプストー! その下品な胸をしまいなさいよ!」
「あら、残念ねぇ。私の胸はこれ以上小さくする事なんで出来ないのよ~。おほほほ」
「ぐぐぐっ……!」
悔しそうに自分の胸を触ったルイズは、何を言っても無駄だと判断して俺の手を掴んで食堂へ向かう。
身体を引っ張られれば、俺の足は自然と進む。
「ふん! ほら、ちゃっちゃと行くわよ!」
「おぅ」
「あぁん、ダーリン、待って」
「あんたは付いて来るな!」
「どうせ、私も食堂に行くんだから道は一緒でしょ」
「時間をずらして行きなさいよ!」
「いやよ。起きて最初に見る顔はダーリンって決めてるのよ」
「知らないわよ!」
威嚇を繰り返すルイズはシッカリを俺の手を握り、絶対に離さないとばかりに力を入れてくる。
たいして痛くなく、この小さなルイズの手から感じるのは確かなデレだった。
食堂へ付いても、俺はキッチンで賄い料理を食べるので貴族用の食堂の前に着くと別れなければならない。
「んじゃ、俺も朝飯を食って来るよ」
「あんたも貴族用の食堂で食べれば良いのに」
「そうよ、ダーリン。私が『あ~ん』ってしてあげるわよ?」
「ツェルプストー!」
「あら、怖い」
魔力素の洗脳効果で関わりにあったルイズやキュルケ達以外の他の貴族も、平民の俺に対して何か言ってくる事は無くなっている。
いちいち煩わしい文句を言って来ない様に、魔力素で学園を覆った時、最初に手を打ったのだ。
「俺は朝からあんな脂っこい物は食べない主義なんだよ」
「そうなの?」
「あんた、妙な所で規則正しい生活を心掛けるわよね」
「健康な身体が資本だからな」
「あっそ」
実際、女を犯すにも体力は居るので、健康な身体の維持は何気に大切。
しかし、ルイズは興味無さ気に返すと、サッサと食堂へ入ってしまった。
残されたキュルケはからかう相手が居なくなった事で俺への露骨な誘惑も打ち切る。
「それじゃ、私も健康な身体を維持する為に、朝ご飯を食べてくるわね」
「おぉ、またな」
「えぇ、授業で会いましょう」
マントの上からでも分かる魅力的で大きな尻を左右に振りながらルイズの後を追う様に食堂へ向かうキュルケを見送った。
俺はいつも通りにキッチンへ向かい、この世界に来てスッカリ習慣となった賄い料理を朝食として楽しんだ。
△
気が向いた時ではあるが、朝の授業には俺もルイズと共に出る事にしている。
と言うのも、俺自身が魔法を使えなくても、魔法の授業と言う物は大変興味を引かれるのだ。
元居た世界で常識とされていた物理法則が、根底から覆される光景はとても面白い。
そして、朝食が終わって少しの休憩を挟んだ後の、今日最初の授業。
途中で合流したルイズとキュルケを伴い、教室へ入った。
「ルイズ、あんた何処に座るの?」
「何よ、ツェルプストー、何処でも良いでしょ」
「私はダーリンの隣だから、事前に教えてくれないと困るわ」
「私の使い魔よ!」
髪を色っぽく掻き上げながら言うキュルケに、朝から何度目かになる良い愛が始まる。
しかし、今日は他のキャラに手を出してみようと企んでいるので、近くで煩くされるのは困るな。
「ルイズ、今日は離れて見守っててやるから、たまにはキュルケと授業を受けろよ」
「えっ!? 嫌よ! 何でこんなのと!」
「こんなのって流石に酷くないかしら?」
然程、傷付いていない様子のキュルケは、ジト目でルイズを睨むが、ルイズも負けずに睨み返した。
このまま放って置いては話も進まないので、ついでとばかりに教室に居る生徒達全員を含めて魔力素による命令を下す。
「ルイズも、そうだけどキュルケも『授業中は俺が何をしていても気にしないで、授業に集中しろよ』」
「……分かったわよ」
「そうねぇ、好い加減真面目に勉強しないと不味いかもしれないわね~」
俺と別れて座る事になるルイズは不満そうにしながらも承諾し、キュルケは普段の授業を受ける態度を思い浮かべて微妙な表情を浮かべた。
他の生徒達の顔は『何言ってんだこいつ』的な視線を俺へ送ってくる。
それでも生徒達を汚染した魔力素の情報では、確かに命令を認識したと感じた。
「はい、授業を始めますので、席に付いて下さい」
良いタイミングでやってきた名も顔も知らない教師にも同様の命令を下してから、俺はルイズから適度に離れた場所へ座った。
俺の周りには適度に人が座っておらず、ある程度の運動も出来そうな空間が教室内に出来ている。
そして、俺は行動を開始した。
「モンモランシー、こっちに来るんだ」
「へっ!?」
目を付けていたのは、金髪でロールを巻いた長い髪が特徴のモンモランシー。
前に香水のビンを発見した時に草むらへ蹴り飛ばした所為で、原作での決闘イベントは無くなっていた。
それに伴ってギーシュから繋がる交友関係で知り合うモンモランシーとの顔合わせも出来ておらず、俺は当然ながらクラスメートのルイズですら完全な他人のまま。
ルイズの様に悪い意味で目立つ事は無く、キュルケの様に男からの支持がある訳でもない。
完全に普通のキャラでもあるが、癖の強いヒロイン達の相手をしていると、この普通さが癒しになってくる。
原作ではヒロインとはでは行かないものの、物語に深く関わるキャラクターで、間違いなく美少女。
手を出さないのは勿体無いだろう。
しかし、原作の様にルイズの使い魔と関わっていないにも拘らず、原作と同様に下級生とモンモランシーに振られているのは不思議でしょうがない。
モンモランシーには香水のビンを無くした事を攻められ、近くで聞いていた下級生が出てきて浮気が発覚。
結果的に、どちらからも愛想を尽かされた。
げに恐ろしきはギーシュが辿る運命よ。
「な、何よ、これ!? どうして身体が!?」
人知れず、ギーシュの運命を哀れんでいる間に、指名されたモンモランシーは意思に関係なく、身体が勝手に俺の命令を実行している状態で近付いてくる。
授業中であるが事前の命令で、教師を含めて授業に集中しているので、モンモランシーが立ち上がっても誰も気にしない。
「あ、あんた! 私に何の薬を盛ったのよ!!?」
身体が勝手に動く恐怖に顔を引き攣らせたモンモランシーは、貴族然とした態度で問い詰めてくる。
モンモランシー自身が魔法薬に精通している所為で、自分を襲った異変が薬の所為ではないかと思い立ったのか。
「何も盛っていないけど、俺の言う事は絶対なんだよ」
「な、何よそれ!? わ、私に手を出したらギーシュも容赦しないわよ!」
「残念。俺は公爵家のルイズの使い魔だから、生半可な地位ではビクともしないよ」
「ぐっ……!!」
原作の知識ではモンモランシーの実家は水の精霊の機嫌を損ねた事が原因で、爵位を落とされていた筈。
その影響は経済にも出ており、仕送りが少ないと言う理由でも魔法薬を作っていたと記憶している。
正直に言ってルイズの実家がどんな地位にあっても俺に直接の関係は無いが、モンモランシーにとっては効果の在る脅し文句になった。
「ちょっと、ヴァリエール! あんたの所の使い魔、何とかしなさいよ!」
「…………」
「ヴァリエール! 聞いてるの!?」
「…………」
首から上を回してルイズに怒鳴っても、肝心のルイズは授業に集中している。
しかも、声を荒げても誰も見向きしない状況を認識したモンモランシーは、流石に教室を包む異変に気が付いた。
「ど、どうなってるの!?」
「無駄だよ。今日は授業に集中しろと言ってあるからな」
「なっ!? さっき言ったのが原因なの!?」
「そうだよ」
「で、でも、何で皆あんたみたいな平民の言う事を聞いてるのよ!?」
「それは魔力素とか言うのが原因でなぁ」
「はぁ!?」
アッサリとネタ晴らしをすると、心底驚いた様子を見せるモンモランシー。
身体を操られ、クラスメートも支配済みだと聞いて本人は驚くのに忙しかったものの、シッカリとした足取りで俺の傍へ到達する。
「わ、私に何をさせようって言うのよ!?」
恐怖心の中で精一杯気丈に振舞うが、そんな態度さえ俺の興奮を高める材料にしかならない。
「一先ず、スカートを上げてパンツを見せろ」
「な、何言ってるの!? そんな事――」
拒否の言葉を最後まで言い切る前に、モンモランシーの身体は俺の命令通りに動き始めた。
ゆっくりでも、焦らされると思わない程度の速さで腕が動き、スカートの裾を掴む。
「ひっ!? ど、どうして!? 止まって!」
モンモランシーがいくら腕を止めようと力を入れても、支配された身体は本人の思い通りには動かない。
そして、曝け出されたのは白のショーツ。
「いや!!」
可愛らしいピンクのフリルが付いて如何にも女の子らしい物だった。
股間の隙間では大陰唇がクロッチを盛り上げ、厭らしい丘を作り上げる。
モンモランシーは辛うじて自由になる首を何とか動かしながら、俺から顔を背けた。
そんな、ある意味斬新な反応を見せられて興奮が大きくなった俺は、モンモランシーから見える様に指を股間へ近付ける。
「ひっ!? やめて! 触らないで!」
「駄目だ」
指先に感じるのは、過去に何人ものバリエーションを味わった大陰唇の柔らかさ。
胸以上に柔らかく、ショーツの上からでも指先を暖かな感触が包み込む。
少し力を入れるだけでショーツの生地が秘裂に食い込み、隠されていた割れ目が浮かび上がった。
「ひぅ!?」
自分の女として一番大事で、結婚する異性以外には秘匿するべき箇所を触れられた嫌悪感で声を引き攣らせるモンモランシー。
顔色は羞恥に染まっているものの、恐怖で青ざめている様にも見えた。
秘裂に食い込んだ指先を小さく前後に動かし、淫核がある辺りへ刺激を送る。
「んっ!? や、止めて!」
包皮に包まれている淫核の感触は、興奮していない乳首を同じ位に感じた。
爪の先に引っ掛かけながら刺激を繰り返し送れば、命令のままに立っているモンモランシーの足が震える。
十分に俺の興奮を溜め込んだ所で、次の命令を下す。
「それじゃ、次はパンツを脱ぐんだ」
「えっ!? ひっ! いや!」
いくらモンモランシーが俺の命令を拒否しようとも、身体は淡々と実行に移していく。
スカートを持ち上げていた手はショーツの横を摘むと、躊躇無くスルッと降ろした。
ショーツを掴んだ所為で手を離されたスカートが下半身を隠す役割を再び果たしても、下がったスカートの中から降ろされる手に掴まれたショーツが現れた事で、一気に卑猥な格好になる。
ただでさえ授業中の教室でショーツを下ろす非日常の光景は、制服を着ているだけのモンモランシーから性的な雰囲気が溢れ出ていた。
太股の辺りまでショーツを下ろしたモンモランシーの腕は命令を実行した事で腰の横で待機状態になってしまう。
「ひぅ……もう、止めさせて……!」
「駄目だ」
モンモランシーの哀願を一蹴しながらも顔を確認して見れば、心が羞恥と平民の俺に良い様にされている情けなさで泣きそうになっている。
耐え切れなかった涙が落ちてくるが、貴族としてのプライドが言葉だけは気丈に振舞わせた。
「くっ……あんた、絶対に許さないわ……!」
「ルイズの実家は公爵家だぞ」
「私の魔法薬の知識を舐めない事ね。ばれない様に始末する方法なんていくらでもあるのよ!」
「そうかい。それは怖いなぁ」
「うくっ……」
精一杯に脅しても俺が一切引く気が無い様子に歯噛みするモンモランシー。
「怖いから、ちょっとそこの机に腰掛けてオナニーをしてくれよ」
「なっ!? 何ですって!?」
俺の命令を驚愕した様子で聞き返すモンモランシーだったが、身体だけはシッカリと命令を理解しており、言われた通りにすぐ後ろにあった机へ腰掛ける。
そして、足を軽く開くと、股間へ向かった手がスカートを捲り上げた。
「や、止めさせて!」
「もっと俺が見易いようにしてくれよ」
「あぁ! 駄目!」
若干、蟹股気味に開かれた足の付け根から見えるモンモランシーの最も大事な箇所。
先程俺が指を食い込ませた大陰唇は少しだけ広がり、秘裂の中に収まっていた膣口が見えた。
秘裂のすぐ上の下腹部では、本来なら陰毛が生えていても可笑しくはないが、手入れをした様子も無く、産毛が生えている程度の綺麗な肌をしている。
「……まだ生えていないのか」
「し、知らないわよ!」
呟く様に言ったが、モンモランシーにはシッカリと聞こえていたらしい。
顔を真っ赤にして返してくる。
「それじゃ、早速オナニーを始めろ」
「うぅ……! 止まって……!!」
モンモランシーも何とか腕の動きを止めようとするものの、俺の命令を実行する腕は綺麗な女の子らしい細い指を大陰唇へ触れさせた。
「んぅっ!!」
手入れされた爪の先が軽く秘裂の中へ進入し、小陰唇の間を通って淫核を包む包皮を引っ掻く。
俺がショーツの上からやった時以上に力が込められている様子で、数回引っ掻いた後に親指と人差し指で摘んだ。
そのままクリクリと捏ね、慣れた様子でモンモランシー自身の身体へ性的な興奮を送っていく。
「んっ!? ふぁっ!? や、止め……っ!」
俺がモンモランシーの痴態をニヤけながら観察していると、淫核を弄っていない方の手がおもむろに、股間を隠そうとするスカートをウエストの部分に巻き込ませて完全に捲り上げさせた。
そのまま上へ移動した手はブラウスのボタンを片手で器用に外し、手が入る隙間を確保すると躊躇い無く中へ手を入れる。
「ひゃぅっ! んぁっ!」
ブラウスの中をもぞもぞと動き出した手は、決して激しい動きとは言えないが、モンモランシーが唯一自由になる頭を振り上げさせる程度には快感を送っていた。
生地が盛り上がっている形から考えるに指先を使って乳首を重点的に捏ね回しているらしい。
指の動きが一週回る毎にモンモランシーの悦声は大きくなる。
「ひぁっ! んふっ! 駄目! ぁぅっ!!」
自分の意思でする自慰と違って、遠慮の無い動きで身体の快感が強い箇所を刺激してくるので、引っ張られる形でモンモランシーが喘ぐ。
淫核が弄られていた秘裂からが愛液が流され、既にグチュグチュと厭らしく音を立てていた。
教室の中では相変わらず真面目な授業が進められ、誰もモンモランシーの行動に見向きもしていない。
愛液を十分に纏わり付かせた指先が秘裂の中を下がると、膣口へ僅かに指を差し込んだ。
「ふぁっう!? あんぁ!」
第一関節までを咥え込ませ、細かく出し入れを繰り返して擬似的に犯されている刺激を受け取るモンモランシーの身体。
親指は包皮から顔を出した淫核を左右に弾き、快感を大きくしていく。
胸を弄っている手もブラウスのボタンを首の下から胸のすぐ下まで外すと、ブラを捲り上げて胸を晒した。
「ひぁっ! 駄目! 見ないで!」
モンモランシーの意思に関係なく露出した胸は白く透き通るような肌をしている。
乳首の色は薄いピンク色だが、興奮で赤みを増しているようにも感じた。
ピンと硬く尖った乳首を指先が弾けば、程好い大きさを持つ美乳全体が柔らかく揺れる。
何度か指の腹で捏ねた後には、淫核と同じ様に強く摘み、同時にモンモランシーは高い悦声を漏らした。
「んふぁっ! んっ! うくぅっ!!」
恐怖を浮かべていたモンモランシーの顔は性的な快楽で赤くなり、恐怖を浮かべていた目は遠い所へ向かう。
身体から送られる快感で思考は白く塗り潰され、もはや俺が見ている事にも気が回っていない様子だった。
モンモランシーの秘裂から溢れ出た愛液は、ピクピクと震える細く白い太股を流れ、下になっていたマントを濡らす。
そして、指の動きが一段と早くなり、いよいよ絶頂へ上っていく。
「あっ! あぅっ! んくっ! も、もう、ひぐうっ!!」
愛液に濡れるモンモランシーの太股が細かく痙攣を始め、机に乗っている腰が上下に震える。
快感に染まっていた顔では目は何処か遠い上を向き、悦声を絶えず漏らす口からは舌が食み出ていた。
激しさを増していた性器と乳首を攻める指の動きがピタッと止まったと思った瞬間、乳首と淫核を強く摘んだ。
「んひぃっ!?」
震えるモンモランシーの腰の痙攣は一気に激しくなり、指を差し込んだままの秘裂からは潮を噴出す。
俺の命令で実行された自慰は普段している遠慮が一切無い所為で、大き過ぎる快感がモンモランシーの思考を犯していく。
誰も居ない俺の周りにはモンモランシーから放たれる発情した女の匂いが強まり、俺の興奮も大きく高まった。
「んひぅっ……! ひっ……! んんっ……!!」
絶頂で硬直した上半身とは違って、痙攣を繰り返しながら潮も噴くモンモランシーの下半身は、少し時間が経てば徐々に動きも収まってくる。
教室の片隅で激しい自慰をしている美少女に気を取られないで進められる授業は、中盤に差し掛かっていた。
「マントを外して俺の上に座れ」
「ぁっ……ぁぅ……」
首から上は絶頂の余韻で力無く俯いてるが、俺の命令を受けた身体はキビキビと動いてマントを外す。
その間に俺もズボンを脱いでおき、モンモランシーの自慰を間近で見た興奮で反り立つ陰茎を開放する。
立ち上がって俺へと近付いてきたモンモランシーが座り易い様に身体を引いて、固定されている机と椅子の間に空間を作った。
スカートは自慰の最中にウエストの部分で捲り上げられているので、立っても愛液に塗れた股間は隠されていない。
椅子と机が固定されている所為で少し入り辛そうに出来た隙間にモンモランシーが移動してくると、すぐ目の前に尻がやって来た。
まさに目と鼻の先にあるモンモランシーの尻は小さくて形も大変良く、肌も白く透き通るほどに綺麗なもの。
その綺麗な尻を揺らしながら何とか俺の膝の上に移動してきたモンモランシーの身体は、普通に椅子へ据わる様に腰を下ろしてくる。
下には俺の反り立つ陰茎が待ち受けており、尻が近付けば自然と濡れた大陰唇に鈴口が食い込んだ。
「ひぐっ!?」
自分の性器に得体の知れない熱くも固い感触を受けたモンモランシーは、絶頂の余韻から思考を引き戻され、悲鳴を漏らす。
そして、恐る恐る自由になる首で後ろに居る俺へ振り向き、視線を下へ降ろした。
「っ!? いや! それだけは駄目よ!!」
自分の尻の下に俺の裸の下半身があり、大陰唇からの感触で何が当たっているかを察知したモンモランシーが、ショーツを脱がせた時以上に拒否を示す。
しかし、モンモランシーの身体は一切止まる事無く俺の命令を実行していき、遂には亀頭が膣口へ減り込んだ。
「んぐっ!!」
処女の締め付けがあっても一度絶頂に達した事で適度に解れた膣口は、愛液の滑りが加わった所為で入り込もうとする亀頭の動きを拒絶できていない。
モンモランシーの身体が俺の膝の上に降ろされる速度は速くないので、じわじわと膣口を広げていく結果となった。
徐々に減り込んでいく亀頭から送られる膣口の拡張感は、モンモランシーに呻き声を上げさせる。
「ひぎぅっ!!」
亀頭がぬるりと入り込む感覚は俺に快感として送られ、陰茎は更に硬くなってしまう。
変化としてはごく僅かであっても、狭い膣口を広げられているモンモランシーは敏感に感じ取る。
「んくぁっ! 大きくっ!? 駄目! 裂けるぅ……っ!」
「大丈夫だって、赤ん坊はこれよりも太いんだからな」
「そ、そんなのは良いから! 止めさせて!」
「それじゃ、一気に腰を降ろしてみようか」
「い――」
そして、モンモランシーが短い拒絶の言葉を言い切る前に、腰は俺の太股へ落とされた。
「あっ…………!」
亀頭だけだ生暖かい膣口に締め付けられた感覚から、一気に竿の根元付近まで膣壁に包み込まれる。
途中にあった筈の処女膜は呆気無く破り去られ、鈴口は子宮口を突き上げた。
モンモランシーは処女を失った上に、狭かった膣内を無理矢理広げられた衝撃で、頭を振り上げて意識を飛ばす。
陰茎は根元まで入っていないが、モンモランシーの身体が少女の域を超えていない所為で、膣内の底も浅い。
太股に感じるモンモランシーの若く弾力がある尻は、興奮を更に高める要因となった。
「あぐぅっ!?」
飛ばしていた意識が戻ってくると、流石に衝撃が強過ぎて、モンモランシーの自由にならない筈の身体が意思を反映したように強張る。
広げられるだけだった膣壁は突然侵入して来た陰茎に混乱して、強く締め付けを繰り返し、奥から膣口へヒダが波打って陰茎を押し出そうと蠢いた。
当然ながらモンモランシーの身体が真上にあるので、膣壁の力だけでは陰茎は全く動かず、膣壁の抵抗は単に陰茎の表面を強く締め付けて舐めるだけ終わる。
十分すぎる愛液に塗れたヒダが興奮で張った陰茎の表面をヌルヌルと蠢く感触は、俺の快感を高めるばかりだった。
「んぐぅ……く、苦しい……!」
子宮口を突き上げられた感覚でモンモランシーは呻く。
首から下は姿勢良く俺の膝の上に座っている体勢を維持しているものの、首から上がぐったりとしていた。
陰茎を包み込んでいる膣壁も波打つ動きは小さく、締め付けばかり強いだけ。
精液を吐き出すには少し刺激が足りないと思った俺は、おもむろに手をモンモランシーの前へ持っていった。
「ひぅっ!? 今度は何をする気なの!?」
「気持ち良い事だよ」
「もう十分でしょ! 止めさせてよ!」
「まだ、精液を出してないから駄目だよ」
「せ、せいえ……、中に出す気!?」
「そうだけど?」
俺が過去にも当たり前にしてきた事を言えば、モンモランシーは肩越しに振り返って信じられない事を聞いたと目を見開く。
「嫌よ! 止めて! 今すぐ抜いてよ!」
「そんなに邪険にするなよ」
首から上で必死に抵抗を試みるモンモランシーを置いて、俺は曝け出されている胸へ手を持っていった。
そして、指を目一杯広げて鷲掴みにすると、全体を揉み解していく。
「んひぅ!? や、止めて!」
平常な状態を触ってはいないが、心成しか弾力が強い気がした。
掌の中心には硬くなった乳首の感触があり、指を動かせば胸全体が動いて乳首すら形を変える。
「まだ、乳首が硬いな」
「んぁっ!? つ、摘まないで!」
確認するように親指と人差し指で乳首を摘むと、興奮で尖って敏感になった乳首は少し力を入れるだけでモンモランシーへ快感を送り、拒絶の言葉にも快感が含まれていた。
コリコリと乳首を捏ねれば、破瓜の衝撃で止まっていた愛液も早々に分泌を再開させ、拒否とは違う動きで膣壁がうねる。
「んぃぅっ! ひんっ! だ、駄目よ!」
「上下に腰を動かすんだ」
「ひっ!? 止めさせて!」
未だに諦め悪く哀願を繰り返しても、モンモランシーの身体は淡々と俺の命令を実行に移し、快感で震える腰を持ち上げた。
ヌルヌルの膣壁に扱かれる陰茎には大きな快感が追加され、精液の重点も早くなる。
張ったカリにもヒダは積極的に抵抗を示しては、強く締め付けた。
既にカウパー液すら鈴口から漏れ、膣壁から滲み出る愛液を掻き出す代わりに陵辱の証を残す。
俺の太股から白く小さな尻が上がり、愛液に塗れた竿が膣内から出てくると、空気に触れて冷たい感覚が陰茎に感じられた。
「んぐぅ……!」
処女を失った直後の膣内をカリで引っ掛かれ、消えていく圧迫感で呻き声を上げるモンモランシー。
強い締め付けで陰茎が出て行けば、空いた鈴口の先でヒダが即座に隙間を埋めた。
そして、亀頭が膣口を膣内から押す感覚を受けたモンモランシーの身体は、俺が何も言わなくても腰を降ろす高さと認識し、再び腰を降ろしていく。
「んふぁぅ……!」
モンモランシーが最初に感じていた痛みは既に無くなっており、乳首からの快感を呼び水にして、膣内の刺激をも快感として受け取る。
再び腰が降ろされればモンモランシーは膣内が広げられる刺激に惚けた様な甘い声を漏らした。
「あふっ、うぅん…………」
モンモランシーが意識から快感に染まった事で身体の反応も、陰茎を締め出そうとしていた膣壁は名残惜しげに表面へ張り付き、強く圧迫を加えながらも奥へ引き込もうとしてくる。
ジワリと下がるモンモランシーの尻が俺の太股に接触すると腰の動きは止まり、鈴口は少し固い感触の子宮口を持ち上げる感触を受けた。
陰茎にはヒダが蠢きながらも竿からカリの凹みまで隙間無く這い回り、積極的に絡み付いてくる。
指で弄っている乳首も心成しか固さを増し、摘み易くなっていた。
乳輪から指の腹を這わせて肌に触れる程度の刺激を送り、乳首の頂点へ到達するとスイッチを押すように正面から乳首ごと押し込む。
余った指で胸全体を揉み解し、モンモランシーの美乳を味わっていく。
「んぁぅ……、ふっ、うぅ……、んんっ……」
モンモランシーはゆっくりと動く腰の動きに合わせて悦声を漏らし、緩やかだが確実に押し寄せてくる快感に浸る。
しかし、俺としてはその動きでは満足できず、次なる命令を出した。
「もっと早く腰を動かすんだ」
「ぁ、へっ!?」
「気持ち良くなるなら遠慮なく動け」
「っ!? 駄目、えぇ!」
モンモランシーは自慰をさせた時の様な激しすぎる、遠慮の無い絶頂が再び襲ってきそうな命令を聞いて、静止の言葉を言い放つも既に遅く、モンモランシーの身体は勢い良く上下に動き始める。
股間ではグチュグチュと愛液が掻き混ぜられる音が、授業中の教室に響き、クラスメート全員の耳に入った。
それでも真面目に勉強を続ける生徒と教師は、視線すら寄越さない。
揉んでいる胸もモンモランシーが上下に動く所為で、手を重ねていても激しく揺れる。
そこそこ手からの快感を堪能した俺は、陰茎からの快感に集中しようと、モンモランシーの腰を掴んでピストン運動の補助をした。
「ひぅっ! あぅっ! んくぁっ!!」
膣内を抉られて子宮口を断続的に突き上げられる快感で、モンモランシーも悦声を絶え間なく吐き出す。
踊る長い髪は綺麗に日の光を反射し、飛び散る汗と合わさってキラキラと光り、幻想的とも言えそうな雰囲気を感じた。
モンモランシーの尻が俺の太股に当たっては反発を利用しては腰が上がり、再び重力に従って落ちてくる。
単純な上下運動でも互いの快感は急速に蓄えられ、思考は白く染められつつあった。
「うくっ! あふぁっ! あぁっ!」
「んっ、ふっ、はっ、はっ!」
一切動いていない筈の俺も陰茎からの快感で自然と呼吸が荒くなる。
モンモランシーに至っては上下運動をしている所為で背中から熱気と、下半身から愛液の卑猥な匂いが漂ってきた。
激しく上下に動く膣壁に陰茎を擦られる俺の快感は高まり、射精の気配が一気に近付く。
「うっ! そろそろ、出すから、合図をしたら、根元まで入れて、くっ、腰を止めて下半身に力を入れるんだ!」
「ひぅっ!? 駄目よ! な、あぁっ! 中で出したら、んぁっ! 子供が――」
「よ、し! 止めろ!」
「んぁっ! いやーっ!」
合図を聞いたモンモランシーの身体は陰茎を根元まで咥え、命令通りに下半身へ力を入れて膣内を締め上げる。
絶頂の予感で震えていた陰茎に生暖かい膣壁が絡み付き、押し遣られたヒダが蠢く。
鈴口は子宮口の固い感触に包まれ、カウパー液が子宮へ滲む。
「くっ! 出る!」
「んぁっ!?」
そして、精液がモンモランシーの子宮口へ直接吹きかけられた。
「んふぁっ! 出てる! きぅっ! 中で、えぇ!!」
「うくぅ……」
胎内の最奥で精液が掛けられる感触を受けたモンモランシーが、悦を含んだ悲鳴を上げる。
しかし、身体は快感を溜め込んでいた所為で、射精を受ける新しい刺激も快感として受け取り、絶頂へと上った。
俺の太股にピッタリと降ろされたモンモランシーの白い尻は痙攣を繰り返し、秘裂は断続的に潮を噴き出す。
「ひんぐっ! ひ、ひぅっ!!」
「おぅ……」
身体が自由にならないモンモランシーは激しい絶頂の中で首だけを反らして天井を向き、快感で悲鳴を上げ続けた。
陰茎は痙攣を繰り返しながら締め付ける膣壁を広げ、鈴口が減り込む子宮口へ精液を塗りたくる。
尿道を駆け上がる体液の感覚は長く、膣内の最奥に溜まった精液は愛液と共に締め付ける膣口から逆流してきた。
「ひっ! ひぅっ……!」
「うっ、くふぅ……」
ビクビクと痙攣を繰り貸す膣壁は徐々に動きを静め、陰茎も吐き出す精液と硬さが収まっていく頃にはモンモランシーの悲鳴も消えていく。
嫌々ながらも受けた大き過ぎる快感と、それの伴う絶頂で精神は朦朧としているらしく、俺から見える後頭部からも意識がハッキリしていない雰囲気が感じられた。
疲労と快感を重ねたモンモランシーの身体も、俺の命令を全て実行した事で力が抜けてしまい、後ろへ居る俺に身体を預けてくる。
「うっ……、ぃうっ…………」
美少女の柔らかい身体と、少し汗の匂いと髪から漂う香りは、射精を終えた俺に優しい余韻を与えてきた。
僅かながらもモンモランシーに愛おしさを感じて、腕の中に居るモンモランシーの身体を抱き締める。
「もう……止めさせて。終わったでしょ? 中に全部出したでしょ……?」
「あぁ、そうだな。終わったから、俺から立って机の横に行くんだ」
「…………んくっ」
黙って立ち上がったモンモランシーは膣内から陰茎が抜ける刺激で呻き声を出す。
捲り上げられたスカートからは、精液を逆流させて汚れている自分の股間が見え、悲しそうな表情を浮かべたモンモランシー。
「…………」
そして、モンモランシーは机と俺の間から身体を抜き、命令通りに机の間に設けられている階段へ立つ。
表情は抵抗の意思を示しておらず、完全に諦めの境地に達している様子だった。
これでは、この先犯すにしても楽しさは半減してしまう。
別に同情をした訳でもないが、モンモランシーの精神を守ってやる為に処理が必要だ。
「モンモランシー、俺が手を叩いたら催眠状態になって俺以外の声が聞こえなくなるぞ」
「……まだ、何かやるの?」
「それじゃ、行くぞ」
モンモランシーの問い掛けに答えないまま、手を「パン」と叩く。
「…………」
無気力だった表情から意思すら抜けたモンモランシー。
捲られたスカートに、股間からは精液を垂れ流し、美乳すらブラウスを上半分だけ外すと言う卑猥な格好で露出している。
意思を封じた人形状態では、性欲が復活してしまいそうだった。
射精直後の賢者タイムを当てにした俺は、早めにモンモランシーの精神を回復させる事にする。
「モンモランシー、聞こえるか?」
「……えぇ」
精神を手っ取り早く回復させるには、犯された事実を無かった事にするか、犯された事実をたいした事の無いように感じさせるかだ。
犯された事を忘れさせるのは少し面白くは無いので、後者を選ぶ。
「俺に犯されても、それは世界の常識なので何も心配要らないぞ」
「……でも」
「それこそ、初対面の相手に挨拶をする位に当たり前の事だ」
「……当たり前」
「だから、モンモランシーが犯されたのは、俺から挨拶を受けたと同じだから、傷付く方が可笑しいぞ」
「……挨拶を受けた」
犯された事を気にさせない為に、光栄な事だ何だと余り賛美し過ぎると俺に特別な態度を示してくるかもしれない。
そんな面倒なのは御免なので、適度に気にさせず、ごく当たり前だと思わせる。
貴族であっても平民から挨拶を受けた程度で傷付く者など居ないだろう。
少なくともモンモランシーは、その程度で無礼だと思うタイプではない。
「後、俺が身体を触るのも挨拶代わりだから、恥ずかしがらずに気持ち良くもなれ」
「……気持ち良くなる」
犯す事を気にさせないようにしても、身体を触られる事は別だろうから、あらかじめ手を打っておく。
ついでに快感を拒否しない様にしておけば、万全だ。
「それじゃ、俺がもう一度手を叩けば、暗示に掛かったまま正気に戻るぞ」
「……戻る」
再び俺が手を叩くとモンモランシーの目に光が戻り、無気力だった顔にも元の活発な雰囲気が戻る。
正気を取り戻してから、自由になった身体を改めて見下ろすモンモランシーは、呆れた表情に変わった。
「……あんた、出し過ぎよ」
「モンモランシーの中が気持ち良くてな」
「気持ち良くてな、じゃ無いわよ。……とりあえず綺麗にしないと」
言い訳にもならない俺の言葉に呆れるモンモランシーは、杖を取り出して魔法で水を作り出す。
それを汚れた股間へ持って行き、精液と愛液に濡れる大陰唇と秘裂の中と、膣口付近と洗い、太股から尻に流れていた愛液も流した。
重力を無視した分かり易い魔法に、俺の好奇心は刺激されて止まない。
それでも、汚れを流す為に、股間を包む水の中に出来た水流で形を変えられる大陰唇と小陰唇の動きに、興奮の方が大きかったが……。
「……よし、これで良いわね」
股間に感じていた不快感が消えた事を確認したモンモランシーは満足そうに頷いた。
太股の半ばで引っ掛かっていたショーツを上げ、ウエストに挟まれていたスカートも戻すと、埃を落とす様に尻とスカートの前をパンパンと叩く。
「もう、犯すのは良いんでしょ?」
「あぁ、もう満足したしな」
「全く……次からはちゃんと時間を選んで犯して欲しいわね」
「すまんすまん」
マントを付けながら文句を言ってくるモンモランシーも、言っている内容を可笑しいとは思っていない。
普通の貴族の淑女なら、処女を大切にし、何があっても守るものだが、暗示の効果もあって平然と犯される事に拒否を示さなくなっていた。
「さてと……」
俺からの用が終わったモンモランシーが自分の座っていた場所へ戻り、いざ授業を受けようとした途端に、外から鐘の音が聞こえてくる。
「えっ!?」
「はい。今日の授業はこれで終わりです」
「へっ!?」
唖然として授業の終わりを知らせる教師を見るモンモランシー。
しかし、肝心の教師は、珍しく授業に集中していた生徒達に満足した笑顔を浮かべている。
そして、モンモランシーは俺の方をバッと向いてきた。
「ちょっと! あんたが犯してくるから授業終わっちゃったじゃないの!」
「モンモランシーの頭は悪くないんだから、別に一回ぐらい授業受けなくても問題ないだろ?」
「そ、そうだけど……」
実際、モンモランシーの成績は悪くないどころか、優秀と言っても良い位だ。
何せ普段から魔法薬を作っている事で、知識の量と薬を作る経験が普通の生徒よりも圧倒的に多い。
実家が降格されたので仕送りも期待できず、何気に生活が掛かっているので当然と言えば当然だ。
「困ったら俺が何とかするから気にするなよ」
「平民のあんたに何が出来るのよ」
胸を張って断言して見るが、モンモランシーは胡散臭げに溜息を付いた。
「はぁ、まぁ、良いわ。次から犯す時は場所と時間を選んで頂戴」
「分かった」
「まったく、仕方が無いわね……」
そう言ったモンモランシーは出していた教材を片付け、サッサと教室を出て行ってしまった。
残された俺の所には、いつものようにキュルケに絡まれるルイズが近付く。
「ダーリン。浮気?」
「違うよ。隣に座ってたから挨拶をしただけだ」
「にしては、随分中が良さそうだったじゃない?」
「あら、ヴァリエールらしく、やきもちかしら?」
「なっ!? 違うわよ! こいつは私の使い魔なんだから、対人関係も管理しないといけないでしょ!」
「あ~、はいはい。そうね」
「ツェルプストー!」
さも、恋人がするやきもちを焼いたと思われたルイズは顔を真っ赤にしながらキュルケへ反論を飛ばす。
しかし、肝心のキュルケは相手にしておらず、適当に流していた。
姦しい騒ぎに周りの生徒達も、たいして反応を返さないで教室から出て行く。
残された俺とルイズにキュルケは、結局いつも通りの遣り取りで次の授業へ行くのだった。
続く
コ○ド・ギアス&ゼロ○使い魔の世界でズブリ(短編集体験版β
枯れ木に花を咲かせましょう、ってな具合で通風孔から艦全体へ洗脳効果のある粒子をばら撒いて早数日。
隅々まで行き渡った異世界の食べる事が出来る粒子は、黒の騎士団全てを汚染し、今では俺に取っての楽園とも言える状態になっていた。
当然ながら俺は事前に解毒作用のある物を食べているので効果の範囲外に居る。
俺がコツコツと足音を立てながら見学しているのは、黒の騎士団が手に入れた空中要塞<斑鳩>だ。
なんか、ルルーシュは黒の騎士団として、捉えられていた解放戦線の英雄を奪還したり、敵意を見せながらも終始微妙な表情を浮かべるコーネリアと戦ったり、挙句にはナナリーが攫われて取り乱したり。
大変な事になっていたようだが、俺は結局全てのイベントを外から観察して又聞きする程度で終わってしまった。
ちなみに原作では、ルルーシュとコーネリアが直接戦う前に、ユーフェミアの特区を造ろうとするイベントがあるものの、それは阻止しておいた。
前以て、なぜか特区を造る為に意見を聞きたいと手紙が俺に届き、相談を受けたのだ。
いわく『どうすれば日本人達に賛同を受けられるのか』と。
しかし、このイベントが起こってしまえば、ユーフェミアはルルーシュの暴走したギアスが原因で結果的に死んでしまう。
せっかく犯した美少女をむざむざ死へ追いやるのは、俺が持っている『ヒロイン級の美少女を失うのは勿体無い』との仁義に反するので、特区の設立には反対しておいた。
当然ユーフェミアは『何故?』と返信を送ってくるが、流石に原作の情報を教える訳にはいかない。
説得するのも面倒なので、諦める様にサクッと洗脳した。
異世界産のクッキーを使って。
歯触り最高!
この様な出来事があったお陰で、ユーフェミアの特区イベントは消え、原作で言う『R2』のストーリーに入っても、ユーフェミアは元気に生活している。
ナナリーは結局攫われたままで、ブリタニア皇帝シャルルに記憶を改ざんされた新しいルルーシュと、新しい弟として来た何か変なのとで、新しい学園生活が始まった、が、しかし――
C.C.と黒の騎士団の尽力によって、ルルーシュは記憶をアッサリ取り戻した。
俺もそのタイミングを見計らってルルーシュと接触し、黒の騎士団の客として、今歩いている斑鳩に乗せて貰ったのだ。
「あっ! おい、お前」
「んっ?」
「丁度良い所に居たな」
「何だC.C.か……」
「何だとはご挨拶だな」
後ろから声を掛けてきたのはC.C.。
黒いチャイナ服の様な衣装で、腰から入っているスリットは左右だけではなく前後にもある。
殆ど下半身を隠す役目は果たしていないが、ショートパンツを履いているので股間辺りはシッカリと守られていた。
服を大きく持ち上げる胸にはギアスを象徴するマークが刻まれ、歩く度に微かに揺れる。
ルルーシュにギアスを与えた張本人で、新参の黒の騎士団内部では、何で斑鳩に居るのか分からない立ち位置に居る人物。
「少し小腹が減ったから、アレを出せ」
「おぉ、良いぞ」
C.C.が言ったのは当然ながら、異世界産の食べ物。
ルルーシュが捕まってしまった時に俺の能力が知られてしまい、それ以来事あるごとにピザっぽい食べ物を要求されている。
俺も丁度欲求が溜まっていた所であるし、断る理由も無いのでズボンを脱いで陰茎を取り出した。
「ほれ」
「いつ見ても、美味そうだな」
「そうだろ?」
ギアスが効かないC.C.であっても、流石に異世界の力にまでは抵抗できず、陰茎をピザと同等の好物と誤認させられている。
急に声を掛けられたので陰茎はまだ力が抜けている状態だが、C.C.は平然と手で握ってきた。
「ほら、早く硬くしろ」
「お、おぅ……!」
急かしながら手を前後に動かし、陰茎へ刺激を送っていく。
細く長い指が竿に絡み、前後に動く他の指と独立した動きを見せる小指はカリの凹みを爪の先で軽く引っ掻いてくる。
若干冷たいと感じるC.C.の手の感触で、俺の陰茎を見る間に固くなった。
「ふむ、これで良いな」
「あぁ、準備は出来たぞ」
「私の準備も終わってる。早くしろ」
反り立つ陰茎に満足そうな視線を送りながら張った亀頭を指先で撫でたC.C.は、そそくさと壁に手を付いて足を肩幅に開くと尻を突き出してくる。
腰の後ろから走っていたスリットは突き出された尻で広げられ、小さいが形の良い尻を包むショーとパンツが出てきた。
事前に陰茎を握ると愛液を流してしまう暗示を掛けている所為で、既にショートパンツの股間を包んでいる部分の色が変わる程に染み込み、色を変えるまでに愛液が漏れ出ている。
「ほら、早くしろ」
「分かったよ」
突き出した尻をクイッと上下に揺らして急かすC.C.の尻を両手で掴むと指が肉に沈む。
弾力が良く、流石に胸よりは硬いが、それでも十分に興奮を誘った。
何度か揉んでから、手をC.C.の腹側へ回してショートパンツを脱がしに掛かる。
細いウエストは何の苦労も無く、ショーツが出てきた。
「……随分色っぽいな」
「そうか? これぐらい普通だろ?」
出てきたショーツは黒く、生地もさして高級感がある物ではないが、尻を隠す布の面積が小さい。
尻の上半分を丸出しにして谷間が完全に出てしまい、下側は下側で尻の谷間への食い込みも激しい。
いわゆるローレグタイプのショーツだった。
大陰唇を包むクロッチも愛液で色が変わり、秘裂すら確認できる程にピッタリと性器全体に張り付いている。
普通に脱がしては卑猥なショーツの意味も無いと感じた俺は、クロッチを捲り上げて大陰唇だけを剥き出しにした。
「んっ……早くやれ。好い加減我慢も出来ないぞ」
「分かったって」
言われるままにC.C.の手によって硬くなった陰茎を支え、剥き出しにした無毛の秘裂に鈴口を食い込ませる。
乾いていた亀頭にC.C.の愛液が付着し、ヌルヌルとした感触を受けた。
亀頭を食い込ませたままで俺が腰を突き入れれば、大陰唇が左右に押し遣られ、開いた秘裂の中へ入っていく。
そして、鈴口には膣口の孔の感触を受け、そのまま押し込んでいくとすぐに亀頭が締め付けられた。
「んあぁ……良いぞ。腹が満たされる」
「おふぁ……、いつ犯しても気持ち良いな」
脇に退けたショーツが大陰唇を中央へ寄せる所為で、陰茎に感じる生暖かく柔らかい感触がいつもより強い。
竿の形に広げられた秘裂は漏れ出していた愛液を陰茎に塗り付け、スムーズに飲み込んでいく。
締まって隙間が無かった膣内を広げながら奥へ行く程に、亀頭は愛液に塗れたヒダに擦られて陰茎から受ける快感を増幅させる。
俺の下腹部がC.C.の尻へ当たって腰が止まると、鈴口には子宮口の感触を受けた。
「ふぁ……」
「んくっ」
膣内を陰茎に占領されたC.C.が満足そうな吐息を吐き、壁を見詰めていた頭をゆっくりと上げる。
十分に準備をしていた膣内はヒダを陰茎に絡めると、手で握るようにギュッと締め付けを強めてきた。
不規則に波打つ膣壁が膣口から子宮口に向かって蠢き、呼吸する為に動く横隔膜の動きを受けて、陰茎を上下に擦る。
腰をC.C.の尻に密着させているだけで扱かれている感覚を受けるが、やはりこれだけでは物足りない。
「……おい、そろそろ動け」
「分かってるって」
不満だったのはC.C.も同じらしく、肩越しに俺を振り返ると動きを催促してきた。
言われるままに俺が腰を引けば、C.C.も視線を壁へ戻して悦しか含んでいない声を漏らす。
「んふぁ……」
ショーツの圧迫を受ける大陰唇が竿の形へピッタリと張り付いている所為で、本当なら見える筈の外へ引っ張られる膣口が見えなくなっていた。
それでも秘裂から出てくる陰茎の姿は卑猥で、大陰唇に挟まれている感覚も今迄で一番強い。
そして、カリが膣口に近付けば奥から掻きだされる愛液の量も多くなり、ショーツに染み込めなかった分がショートパンツの上に落ちた。
亀頭が出る寸前まで来ると秘裂も内側から捲られてしまい、ショーツに押されている大陰唇も左右へ広げる。
「あぁ……」
再び腰を押し入れた後は、本格的にピストン運動を開始してC.C.を犯していく。
「あっ、あぅっ、んっ、うっ――」
陰茎を最奥まで入れられたC.C.は横隔膜を刺激される所為で、挿入の間隔に合わせて声を漏らす。
前後に身体が揺さぶられ、俺の下腹部が当たるC.C.の尻は固めに波打った。
パンパンと乾いた肌がぶつかる音と、愛液を掻き混ぜる卑猥な音が斑鳩の廊下に響く。
陰茎に絡み付くヒダはカリに引っ掛かる程に興奮を溜めて充血し、厚みを増して更にカリへの抵抗を増やした。
「あぁ……うっ、くっ、広がる……っ!」
「ふっ、はっ、はっ」
前後に俺が腰を動かせば、C.C.は膣内から受ける拡張感に満足そうな声を漏らす。
最奥を突き上げる度に鈴口から滲み出たカウパー液を子宮口へ付着させた。
膣壁に舐められる快感で亀頭のカリは張りを増し、C.C.の膣内を広げれば反発するように締め付けを強めてくる。
C.C.の細い腰を抱えた俺は沸きあがる射精の予感に従い、本能のままに腰の動きを早めていった。
「うっ、はっ、あっ、あっ、うっ!」
「くっ、うっ、ふっ!」
腰を激しく打ち付けられるC.C.の喘ぎ声も魔を置かずに早くなり、陰茎を咥え込む膣内も快感で痙攣を始める。
カリに掻き出される愛液は更に量を増し、肌同士がぶつかる度に飛び散り、股間周辺どころか廊下の床にまで小さな水溜りを作っていた。
「あっ、あぅっ、そ、そろそろ、出、そうか? ぁっ!」
「あっ、あぁ、で、出そうだ。くっ!」
「やっ、あっ、やっと、かっ、ふぁ!」
俺は腰を斜め下からC.C.の尻を波打たせながら打ち付け、子宮口を力強く押し上げる。
C.C.も近付いてきた絶頂で身体と足を振るわせ、壁に付いていた手も握り締めた。
目の前で揺れる緑の髪から漂う良い香りを嗅いだ俺は、更に腰を激しく動かして射精を向かう。
「はっ、ふっ、うっ! 出る!」
「あっ、あぁっ! 早く、うっ、出せ、っ!!」
快感が溜まったC.C.は震える尻を、俺が打ち付けるタイミングを見計らって上下に揺らす。
C.C.の腰が動けば陰茎が削る膣壁も角度が変わり、膣内を突く刺激に大きな変化をもたらした。
「うぉっ!」
「うっ、ほ、ほらほら、あっ、早くだ、出せ!」
湧き上がってくる射精の予感を我慢していた陰茎には、C.C.の尻の動きは止めとなってしまい、俺の意思を通り越して暴発してしまう。
そして、男の維持としてC.C.の子宮口を思い切り突き上げると、精液を止めていた股間の力を抜いた。
「くはっ!! 出る!!」
「ひくっ!」
大きく痙攣を始めた陰茎は膣内の最奥で精液を放つ。
ビクビクと断続的に震えながら吐き出される精液は、減り込む鈴口が子宮口を子宮内部へも確実に精液を押し込む。
精液を受けた感触でC.C.も絶頂へ達して秘裂から潮を噴いて床を濡らし、震えさせていた尻を激しく痙攣させ、全身も硬直してしまう。
「んっ!! んんっ!!!」
「くっ! 締め付けが……!」
強く締め付ける膣壁で陰茎の痙攣はある程度止められてしまうも、精液だけは繰り返し吐き出していく。
絶頂に達したC.C.の膣壁は子宮口へ精液を送るように波打ち、奥へと引かれるヒダは亀頭を舐める。
まるで子宮口に睾丸から直接精液を吸い出されるにも似た感覚は、射精の勢いと俺が受ける快感を大きくさせた。
「うっ……くふぅ……」
「あぁ……、腹が満たされる……!」
暫く精液を吐き出し続けると、陰茎の痙攣を落ち着きながら射精も終わり、後には心地良い余韻がやってくる。
力の抜けた陰茎は、同じく絶頂を過ぎて締め付けを弱めた膣壁に包まれ、ゆるゆると陰茎が握り締められる感覚を受けた。
「うっ、ふぅ……、流石、ルルーシュが言うだけの事はあるな……」
「そりゃ、どうも」
胎内に増えた熱い体液の感触を受けたC.C.が、まさしく満たされた表情を浮かべて満足気に溜息を吐く。
突き出していた尻も戻して壁から手を離した。
C.C.が体勢を整えれば陰茎も抜けてしまい、横に退けたショーツに押し遣られて肉厚になった大陰唇の間から精液を垂れ流す。
「うむ、少しは腹が満たされたぞ」
「ふぅ……、俺の都合が良ければ幾らでも出してやるからな」
「ふふん、当たり前だ」
精液が流れる股間を満足そうに見詰めるC.C.は、子宮辺りを少し撫でてニヤリと笑う。
そして、ピザを食べ終わって口元を拭く様に、愛液と精液に濡れた股間周辺を拭き取り、降ろしていたショートパンツも履いた。
「さて、腹も満たしたし、私もやる事があるからな。もう行くぞ」
「あぁ、まぁ、仕事頑張ってくれよ」
「……私が本当に仕事を頑張ると思うのか?」
「思わない」
「ふっ、分かってるじゃないか」
何やらニートみたいな事を言ったC.C.は、体液に濡れて股間の色が変わっているショートパンツを隠さないままで去っていく。
残された俺も斑鳩の見学を続ける為に、放り出されていた陰茎を綺麗に拭いて身形を整えた。
「う~ん、次はナイトメアフレームでも見てみるか……」
あわよくばカレンのパイロットスーツが見れるかもしれない。
性欲は発散したばかりだが、少し休憩を挟んでから行くので、多少は回復しているだろう。
駄目なら異世界の食べ物を出せば良いし、そもそもカレンの身体は魅力的だ。
弄れば嫌でも性欲は湧き上がる筈。
転生した思春期真っ只中の身体は、どれだけ女を犯しても犯し足りない。
△
そんな訳で、少し斑鳩内にある食堂で休憩した後、ナイトメアフレームが保管されている場所にやって来た。
前世では人型ロボットの兵器は現実味が無く、まさにフィクションの世界だったが、実際にロボットを目の前にすると血が騒ぐのは男としてのロマンを感じるからか。
人の何倍もある大きなロボットは見上げているだけで心が躍る。
「あれ? あんた、こんな所で何してるのよ?」
「おぉ、カレンか」
ナイトメアフレームに感激していると声を掛けられたので振り返れば、そこにはカレンの姿。
しかも、スキューバダイビング等で着るウエットスーツに似たパイロットスーツを着ており、魅力ある身体の線がハッキリと浮かび上がっている。
身体前面の中央に黒のファスナーの線が首元から、大陰唇で盛り上がる股間まで続いている所為で、自然と俺の視線はカレンの首から股間まで走ってしまう。
胸の辺りには丈の短いシャツ状のプロテクターみたいなのを着けているが、今は休憩中なのか首もとのボタンは外され、下のパイロットスーツのファスナーごと開かれていた。
巨乳が上半分まで見えているので谷間を大胆に露出している格好であっても、カレンの様子はリラックスしたもの。
「カレンか、じゃないわよ。あんた、一般人でしょ? ここに居たら危ないわよ?」
「あぁ、ちょっと、ゼロのコネでね。斑鳩を見学させて貰ってるんだよ」
「私達は必死に戦ってるってのに、暢気ねぇ……」
何気ない会話をする間にも、俺の手はパイロットスーツを大きく持ち上げるカレンの胸へと重なる。
「んっ、でも、格納庫なんて見ても、つまんないんじゃないの?」
「いや、ロボットは男のロマンだろ」
「何それ?」
今のカレンは自身の髪と同じ赤のパイロットスーツは、見た目通りに硬い布の感触を受けた。
幾ら下に巨乳があっても、先にパイロットスーツの硬さが目立っていまいち気持ち良くない。
胸を揉まれるカレンは何事も無いように世間話を続け、学園では見せない素の表情を俺へ向ける。
スーツの上からでは満足できない俺は、開かれているファスナーの間から胸の谷間へ手を入れて、直接カレンの巨乳を揉み解した。
「んぅっ、こっちはロマンとか、うっ、言ってられないわよ」
「ふ~ん、まぁ、日本を開放するって言うのも大変だと思うけどなぁ」
「そんな、ふっ、他人事みたいに……」
きついスーツの中では胸も押し込められているらしく、進入させた手は柔らかな胸の上であっても動かしにくい。
余り揉めないのも詰まらないので、俺は両手の指をカレンの左右の胸と脇の間に差し込み、胸の付け根に沿って手を下ろしていく。
手首でパイロットスーツを脱がしつつ、手が下乳に差し掛かると、一気に胸を掘り出した。
カレンの巨乳は反動でたぷんと大きく揺れ、綺麗な乳首が乗った美乳が人通りの激しい格納庫で取り出される。
「ひぅっ! ……おほん、えっとね――」
「ふむふむ……」
騎士団でナイトメアフレームを動かす苦労を話すカレンは、性的な行為を認識できなくさせられているが、流石に格納庫で胸を露出させられては短い悲鳴を出してしまった。
しかし、息を整えた後も顔色はたいして変えず、普通の態度で苦労話を続ける。
ブラはしていないものの、左右からパイロットスーツに押された胸は中央へ寄せられ、互いに押し合う胸が谷間を深くさせた。
乳首は真正面に居る俺へ突き付けられる。
下乳を持ち上げて巨乳を重さと指に受ける柔らかな感触は、C.C.で発散した俺の性欲を回復させていく。
頂点にある乳首は相変わらず綺麗なピンクで麗しく、揉まれた所為で少し興奮を溜め込んだのか、平常時よりも僅かに尖る。
産毛を撫でる程度の力で巨乳の肌へ指を這わせると、カレンの胸は鳥肌を立て、つられた乳首も固さを増していく。
目の前で放り出された胸が変化していく様子は卑猥極まりなく、半立ちだった俺の陰茎も即座に反り立った。
「ふぁ……んっ、やっぱり、ぅっ、ゼロの、戦略は間違い、んぁっ、無いわよね」
「へぇ、そうなのか」
乳輪の縁に指を這わせ、決して胸の形を変えない力加減で刺激していくと、カレンの言葉には悦声が混じる。
ピンクだった乳首が胸を触られた刺激で赤みを増し、明らかに興奮を溜め込んでいた。
尖った乳首をキュッと摘めば、カレンは悦声と共に身体をピクンと跳ねさせる。
「んぁっ!」
「どうした?」
「ひんっ! な、何でもないわよ? うっ!」
「そうか」
乳首を捏ねる俺の指と連動して声を上げるカレンは、自分が上げる悦声にすら気が付かない。
しかし、カレンの顔には乳首を弄られる刺激が赤みを走らせ、目が若干トロンとしてきた。
掌を広げた俺は尖った乳首ごと覆い隠すように真正面から巨乳を握り、軽く揉んでいく。
「んくっ、あっ、や、やっぱり、ぃぅ、良いわよね」
「何がだよ?」
「じ、くっ、自分で日本を取り戻しているって、ふっ、実感できるの、っ、て」
性的な刺激を受けたカレンの巨乳は張って、最初の時よりも揉み応えがあった。
賢者タイムであっても揉み続けていたいが、陰茎がそろそろ限界になってきた。
名残惜しくも巨乳から手を離した俺は、パイロットスーツのファスナーを摘むと、一気に股間まで下ろす。
「ひっ!?」
「でも、命の危険があるから危ないんじゃないか?」
「そ、それでも、遣り甲斐もあるし――」
露になった腹は鍛えられて筋肉が僅かに浮かび上がり、下腹部では汗に蒸れた陰毛が肌に張り付く。
限界まで下げたファスナーの陰になっている秘裂の端は、既に陰核が包皮から出ている。
更に股間の部分からは、愛液の濃い匂いが漂ってきた。
俺は適当に話を合わせつつ、手をカレンの股間へ差し込む。
「ひぐっ!?」
性器に男の手を感じたカレンは、身体をピンと伸ばして反射的に悲鳴を漏らした。
進入させた俺の指には愛液に濡れる大陰唇の感触があり、秘裂は僅かに開き、指先を差し込めばヌルリと膣口に吸い付かれる。
処女は学園に居る時に失ったカレンでも、久しぶりに受ける膣口へ進入される刺激には敏感な反応を返した。
背中を反射的に反った所為で曝け出されていた胸は大きく揺れ、対照的に突き出された股間は指を深く食い込ませる。
膣口に俺の指を入れられてもカレンは何とか普通に会話を続けようとするが、淫核を刺激された途端に悦声に取って代わられた。
「だ、だから、ひんっ!?」
もはや快感で蕩けた視線は俺を見ておらず、身体からも力が抜けてしまっているカレン。
俺が膣口に食い込ませた指を出し入れすれば、腰を小さく前後に揺らして快感に身体を反応させ、淫核を親指で弾けば、背中を反らせたままで全身が跳ねた。
愛液は既にパイロットスーツの中で溜まっており、耳を澄ませばカレンの足元から滑る音が聞こえる。
目の前で俺の指によって引き出されるカレンの痴態を見てしまっては陰茎も我慢の限界と、ズボンの中で自己主張を強めてきた。
張った所為で陰茎からの痛みも発してきたので、サッとズボンを脱ぐと、カレンが着ているパイロットスーツを勢い良く脱がせる事にする。
ファスナーが開かれていた首もとの生地を持ってカレンの肩を出させると、そのまま太股の半ばまで引き降ろした。
「んぁっ!?」
脱がされた反動で再び巨乳は揺れるも、カレンは快感で表情を惚けさせたままで抵抗を示さない。
幾ら性的な行為が認識できなくとも、流石に受ける刺激には身体が反応を表す。
意識自体も普通に会話をしていると認識している筈だが、身体に引っ張られてしまって思考が快感に染まってしまうカレンだった。
下には何も付けていないカレンはパイロットスーツを脱がされてしまえば、殆ど全裸になってしまう。
前では綺麗な巨乳と鍛えられた腹筋に、愛液で湿った陰毛と、その下には愛液を漏らして僅かに秘裂を開く大陰唇。
後ろは意外に華奢な背中、引き締まった腰から肉付きの良い尻まで、人通りの激しい格納庫で曝け出された。
パイロットスーツが膝の辺りで辛うじて引っ掛かっているものの、身体を隠す役割は一切果たせていない。
周りを行き来する団員達も認識こそしているが、俺の行為を気にしないと思わせているので、顔を赤くさせながらも注目する事無く、視線を反らして自分に与えられた作業を続けた。
俺は正面からカレンの尻を掴んで股間を前へ突き出させると、陰茎を股へ進入させて素又の体勢へ移行させる。
掴んだカレンの尻はC.C.の尻よりも鍛えられているらしく、強めの弾力を指に返してきた。
「んぁぅっ!?」
大陰唇に新しい熱さと硬さを感じたカレンは、快感に蕩けた思考のままで声を漏らす。
「……それで、ゼロの指揮はやっぱり凄いのか?」
「んぁ……? えっ! えぇ、んくっ、そ、そうよ」
意識を朦朧とさせたままで犯しても余り面白くないと思った俺は、カレンに話しかける事で意識をハッキリさせる。
世間話の続きをしながらも、股間では陰茎を差し入れられているカレンの姿は、回りの人間から見れば明らかに異常な事態がカレンを襲っていると分かるだろう。
反り立つ力が強い陰茎は愛液に濡れた大陰唇にヌルリと食い込み、竿が秘裂の中へ入り込む。
そのまま俺が前後に腰を動かせば、陰茎に愛液が塗りたくられていく。
「んふぁっ……、ゼ、ゼロの、うっ、作戦はいつも、んっ、的確で――」
カレンの身体に快感を送る動きを繰り返しながらも愛液が十分に陰茎へ移り、ヌルヌルの感触を受けた俺は腰を少し引いてから軽く落とした。
陰茎の角度がカレンの股間に上から押された水平から、斜めに変わった所為で鈴口が大陰唇を割り開き、膣口に食い込む。
そして、俺は腰を突き上げて、久しぶりにカレンの膣内へ陰茎を挿入していく。
「ん、くあぁ……」
「うっ……」
亀頭を包む大陰唇の柔らかな感触から膣口の締め付けを通り、興奮を溜め込んだ膣壁の熱さが溜まった愛液の向こうで感じられた。
当然ながら処女膜が無いので挿入は容易く、カレンの尻を俺へ引き寄せるだけで陰茎の根元まで入っていく。
「んあぁ……」
「うくっ……!」
陰茎が膣内に入るにつれて持ち上げられ、足を床から離してしまったカレン。
後ろへ倒れない様に俺の肩を反射的に掴んだカレンは、更に膝を上げると俺の腰を挟んで体勢を固定してきた。
しかし、カレンの足は膝の下でパイロットスーツに拘束されているので、俺の腰へ絡まる事は無く、少し変形した駅弁の体位になる。
陰茎に最奥を突き上げる感覚を受けたと思えば、カレンが身体の奥から押された様な吐息を吐き出した。
「くはっ! ……あぁ、く、黒の騎士団のっ、ふっ!? だ、団員として――」
「おぅ……」
カレンは足を床から離してしまった所為で、完全に俺へ身体を預けてしまい、自然と子宮口にカレン自身の体重が掛かる。
互いに抱き締め合う体勢ではカレンの巨乳が俺の胸板で潰れてしまい、柔らかく上に肉を押し上げていた。
「よっと……」
「がん、んぁっ! 頑張って、ひぁぅ!!」
抱えたカレンの身体を腕と腰の力を使って身体を動かし、ピストン運動を開始する。
上下に動く反動で互いの身体の間で潰されていた巨乳が揺れ、俺の顔のすぐ下で性的な興奮を溜めて赤みを増した白い胸がたぷんたぷんと波打った。
陰茎を咥え込む膣内はヒダを蠢かせて亀頭と竿を隙間無く舐め回す。
不自然な体勢をしているカレンの腹には力は入っており、締め付けを強めてきた。
俺が身体を動かせば動かす程に、犯される膣内からの漏れ出る愛液は増えていく。
ヌルヌルの感触は股間周辺に広がり、ピストン運動が更に遣り易くなった。
「うっ! ね、ねぇ、ふぁっ! 聞いてる、の、ぉ?」
「ふっ、はっ、あぁ、き、聞いてるよ」
「そ、んっ! そう、あうっ、で、でね――」
激しく身体を揺さぶられ、犯されても、カレンは認識出来ない性的な行為を気にしないで会話を続ける。
それでも膣内は陰茎に対して締め付けながらもヒダを絡み付かせて、亀頭に沿って膣壁の形を変えた。
カレンの尻は抱える為に掴んだ俺の手で左右に広げられ、肛門すら格納庫で晒すが、広げられる力に対抗してキュッと締まる感触が指先に受ける。
本当なら久しぶりのカレンの身体をじっくり味わいたいが、俺の腕には長時間他人を抱えて動かせる腕力は無い。
両手が使えない状態では異世界の食べ物でドーピングも出来ないので、俺は早々にスパートを掛けた。
「ふっ!? うぁっ! ぐ、紅蓮が、あっ!」
「ふっ、はっ、くふっ!」
激しく身体を揺さぶられるカレンの身体は体勢を維持しようと、俺の肩を掴んでいる手と、腰を挟んでいる足へ力を入れる。
自然と締め付けが更に強くなった膣内は絶頂の予感で痙攣を始めるが、先に射精をしてしまいそうな程にヒダの蠢く快感が大きい。
股間に力を入れながら精液を止めつつ、腰を引くと同時にカレンの尻を離し、突き入れると同じタイミングで手を引いてカレンの股間へ下腹部を打ち付ける。
「あっ! うっ! ふぅっ!!」
「ふっ、はっ、はっ!」
子宮口を勢い良く打ち付けられるカレンは既に話を続けるだけの余裕は無くなり、悦声を激しく吐き出す。
身体を揺さぶられても俺へ向けられていたカレンの顔も汗を滲ませながら徐々に上を向き、視線が他の場所へ向けられた。
半開きの口からは唾液が僅かに飛び散り、下でむにむにと形を変える巨乳へ落ちる。
カレンの尻を力強く握り締めた俺は、尿道へ精液が上がってきた感覚を受け、疲労を重ねる腕に最後の力を入れた。
「いっ! あっ! ひぁっ!」
「くっ、うっ、はっ!」
そして、先に限界を迎えた俺は握っていた尻を思い切り引き寄せると、鈴口を子宮口に接触させ、股間から力を抜く。
「くふっ! 出るっ!」
「んふぁっ!?」
塞き止められていた力が抜けた尿道を、精液が塊となって断続的に子宮口へ吐き出された。
膣内の最奥で熱い体液の感触を受けたカレンも、首を跳ね上げて天井の更に向こうへ視線を送り、俺の肩を掴んでいた手を握り締める。
「ひうぅっ!!?」
「くぅ……っ!」
精液を子宮口で受けたカレンは硬直して汗を飛ばし、全身が強張った所為で下半身へも力が入った。
それでも、痙攣を繰り返しながら精液を流し込んでいく陰茎の動きは止められない。
「うっ……んぁ……」
「うぅっ、ふっ……」
痙攣する動きで子宮口を擦る鈴口は全ての精液を出し切り、亀頭は膣内で体液溜りに浸る感触を受ける。
硬直していたカレンも身体から力が抜けていき、床から離れていた足がソッと落ち、カツンと金属を叩く音を立てて着地した。
股間を密着させたままで抱き合う体勢になった俺とカレン。
「あっ……んふぁ……わ、私に紅蓮を任せてくれた、んくぁっ、ゼロにはか、感謝をしてるのよ」
「ふぅ……そうなのか」
絶頂に達しなかったカレンだったが、射精を受けたショックと快感から戻ってくると、まだゼロの話題を続けていた。
天井の向こうへ行っていた視線を俺に戻しても、表情は性的な快感で蕩けており、その表情は射精直後で無ければ見ているだけで興奮を誘うだろう。
性欲を満足させた俺は掴んでいたカレンの尻から手を離して、力の抜けた陰茎を抜いた。
「んふぁっ……!」
絶頂に届かなかった所為で性欲がいまいち発散できなかったカレンが、陰茎が膣内を出て行く感覚で甘い声を出す。
身体を離すと俺の肩を強く握っていたカレンの手も離れ、力無く腰の横へ戻る。
膣口から亀頭が抜け、完全に膣内を占領していた異物が抜けてしまうと、子宮口付近に溜まっていた精液が逆流してきた。
たぱたぱとカレンの足に絡まっていたパイロットスーツのクロッチの部分へ精液は落ち、生地に染み込まないままで足首へと流れる。
粘度の高い体液が流れる感覚は気持ち悪い筈だが、カレンは一切気にしないで、若干足元をフラフラさせながらパイロットスーツを膝から上げた。
気だるそうに袖に腕を通して肩へ生地を伸ばし、股間からファスナーを締める。
流れ出した愛液と精液を拭かないで、格納庫へ来た俺に声を掛けた時の格好になった。
胸元は相変わらず大きく谷間を見せ付けているが、ファスナーはシッカリと上げられ、パイロットスーツが服としての役割を復活させていた。
「んしょっと、でね? やっぱり、日本は私達の手で――」
身体を包んでいた興奮は少し残っていたようだが、世間話をしていたと思っているカレンが言葉を続けようとすると、斑鳩艦内に休憩の連絡が響く。
流石に人員の全てが四六時中働いている訳も無く、今動いている艦員と、休憩していた艦員を入れ替える知らせだった。
当然ながら訓練をしていたカレンも休む人員の一人であり、変わりに訓練をする名も知らぬパイロットが声を掛けてくる。
「あっ、カレンさん」
「んぁっ、あぁ、交代よね」
「また、随分厳しい訓練をしてたみたいですね」
「そう? いつも通りだけど」
「それがいつも通りですか……?」
代わりとしてやってきたパイロットが見ているのはカレンが流す汗だ。
やはり戦闘訓練をした後に性行為をするのは身体に大きな負担が掛かるらしく、改めて見れば汗が滴る程に流れていた。
「あぁ、そう言えば何か身体が汗で気持ち悪いわね……」
「シャワー空いてましたよ」
「そう? なら、ちょっと行ってくるわ」
「はい、お疲れ様です」
「えぇ、そっちは頑張ってね」
「はい!」
会話の気安さから後輩と先輩と言える関係だろうか。
やって来たパイロットへ挨拶を終えたカレンは、今度は俺に断りを入れてくる。
「そんな訳だから私はもう行くけど、見学はあんまり危険の無い所で止めておきなさいよ?」
「分かってるって」
「なら、良いけど。じゃ、私はシャワー浴びてくるから」
「おぉ、じゃぁな」
「えぇ、またね」
そうして、俺は、手を振る黒の騎士団で素の表情を見せるカレンを別れたのだった。
続く
出来ましたわー!
同人小説『ゼロ○使い魔の世界でズブリ』(価格:1000円)の販売が発売中です!
体験版も在るので、気に入っていただければ、ご購入お願いします!
販売サイトは以下の4つから選べますので、よろしくお願いします!
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『』さんで開始されました!
ページはこちら↓
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『メロンブックス DL』でも販売中です。
ページはこちら↓
全てはエロの為に!
ゼロ○使い魔の世界でズブリ
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『DMM同人』さんでも販売が開始されました!
ページはこちら↓
ゼロ○使い魔の世界でズブリ
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『』さんも販売が開始されました。
ページはこちら↓
――
これで申請したサイトは全て、出たか。
何がともあれデジケットさんの販売開始が早くて……。
後は購入してくれた人が満足出来る物に仕上がっているかを祈るしかないか。
△
ふぅ……、やっと一段落付いた。
これでだいぶ前に買った小説を読めるんだぜ。
ちなみにタイトルは『ようこそ女たちの王国へ』です。
半分位まで読んだ時に同人小説を書くペースがやばくなって来たんで
ずっと止まってたんですよね~。
…………確認はしたけどミスとかありません様に!
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次回の同人小説『ゼロ○使い魔の世界でズブリ』の体験版β
※エロに関係ない無駄な説明はガッツリ消すかもしれません。
その1
全身を包むのは痛み。
爆発と思われる衝撃波が無防備だった身体へ激しく当たり、何の抵抗も出来ずに吹き飛ばされた。
しかし、肉体的な痛みは外部からだけではなく、内部からも感じる。
頭の中を始め、全身に走る神経や毛細血管の一本一本にまで激痛が駆け巡り、果ては魂さえも掻き回されているかの様な感覚に陥った。
まさに激痛と言う言葉を鼻で笑える程の痛みは、吹き飛ばされて浮き上がる身体の感覚から一瞬である事が辛うじて認識出来る。
結果的に痛みを耐え切れず、いつの間にか気を失ってしまうが、地面に落ちた衝撃ですぐに意識が戻った。
背中や後頭部に感じる草のチクチクとした刺激で、自分が生きている事と地面の確かな感触に安堵してしまう。
そして何か重要な事を忘れてしまった喪失感に捕らわれていると、すぐ傍から声を掛けられた。
「あの、大丈夫ですか?」
「えっ?」
目の前に居た人物は、驚く事にメイドさんである。
ボブカットに切り揃えられた綺麗な黒髪に、白いメイドカチューシャ。
黒を基調としたワンピースに白いエプロン。
そして何より、童顔に似合わない大きな胸。
顔に目を向ければ、そばかすの無い綺麗な肌に何処かで見た事のある顔。
現実の世界の記憶は薄れても確実に断言出来る。
どう見ても『ゼロの使い魔』のシエスタです。
本当に――
「……あの、大丈夫……ですか?」
「えっ、あぁ、大丈夫」
声を掛けても返事が無い事に、もう一度声を掛けてくるシエスタ。
全身を包んだ筈の激痛は無く、後遺症どころか身体は前より軽い。
「君、危ないから離れなさい」
「あっ、し、失礼しました。ミスタ・コルベール!」
何とか起き上がろうとしていると、シエスタの後ろから注意を促す声が聞こえてくる。
聞き覚えのある名前はどう考えても『ゼロの使い魔』の登場人物の物。
そして見えてくるのは、挿絵で見た事のある特徴的な姿。
「むっ……」
俺の姿を確認した途端に黙り込んだ。
特に大きな混乱もしていないコルベールは辺りを見回すも、眼に映るのは爆発前と変わらない光景しかない。
唯一つ違う点は召喚されたであろう人物が、生垣で座り込んでいる事だけだった。
「ミスタ・コルベール! 私の使い魔は何処ですか!?」
後ろから見ても尋常じゃない雰囲気を感じ取ったのか、かなり切羽詰った色を含んでいる声がコルベールの後ろから飛んでくる。
ピンクの髪をなびかせながら息を切らせ、現れた姿はどう見ても『ゼロの使い魔』のメインヒロインであるルイズ・フランソワーズ。
そして、コルベールと同じ方向、つまり俺を見た瞬間、怪訝な表情になった
「……誰?」
「何だ? 何だ?」
生垣の前で固まったコルベールとルイズを不思議に思った生徒達が覗き込んでくる。
視線の先に居るのは、ハルケギニアの住人にとって見慣れない服を着た人物。
貴族はマントを付けていると認識を持っている生徒達には、自分達よりも地位が下の平民に見えた。
「ルイズ、『サモン・サーバント』で平民を呼び出してどうするの?」
「流石はゼロのルイズだ!」
逸早く現状を認識した一人の言葉を皮切りに、生徒達の間で笑いが広がる。
「どうせ、もしもの時の為に平民を隠しておいたんだろ?」
「ありえるよな」
「なっ、ちが――」
「それは違いますぞ」
「ミスタ・コルベール!?」
屈辱に塗れるルイズも謂れの無い疑いに反論しようと顔を上げた時、生徒の言葉を否定したのは意外にもコルベール。
「ミス・ヴァリエールは確かに、あの少年を『サモン・サーバント』で呼び出しました。それは私が保証しましょう」
昔はやり手の軍人であった為、爆発から吹き飛ばされて召喚された人物が生垣に飛んでいくのがシッカリと見えていた。
その上、大貴族の進級が掛かっている事もあり、必然と注意深く観察をしていたので見間違える筈も無い。
故にコルベールは、ルイズ自身が弁明しても信用されない客観的事実を述べたのだ。
「で、でも、平民が呼び出されるなんて……」
しかし、太鼓判を押されても納得出来ないのが召喚した本人。
望んでいた様な使い魔では無い事に落胆し、一抹の望みを掛けてコルベールへ願い出る。
「ミスタ・コルベール、もう一度やらせて下さい!」
「それは出来ません」
「ど、どうしてですか!?」
「使い魔は召喚されました。人間であっても変わりません」
「そんな……」
「さっ、儀式を続けなさい。ミス・ヴァリエール」
「………………はい」
コルベールは縋る視線を受けても、伝統を盾に再召喚を認めない。
どれだけ言っても要求を受けてくれない雰囲気を悟ったルイズは力無い足取りで、いつの間にか立っていた召喚してしまった人物に近寄った。
幾ら使い魔として召喚しても相手が人間であるのに加え、男である事で羞恥に顔を染める。
「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんな事されるなんて、普通は一生無いんだからね」
恥ずかしさを誤魔化しつつ言い訳を並べた後、契約の為の呪文を唱えた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラ・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
そして、目を瞑った状態で顔を近づけて来たと思ったらキスをされる。
その唇は柔らかく、プリプリとした弾力を感じた。
唇が接触するまで近付いた所為で、良い匂いも漂ってくる。
美少女のキスに内心、舞い上がりそうになった瞬間に頭の中で警告が鳴り響く。
言葉で知らされるのではなく、全身が泡立つ不快感が湧き上がってきたのだ。
選択の幅を広げる為に時間的な感覚が大幅に伸ばされた中で、ジワジワと身体の中を何かが浸透していく感覚が襲ってくる。
いつの間にか持っていた知識として、それは洗脳の魔法と直感的に理解した。
当然の事ながら洗脳されては困るので、同じ様に何故か知っていた知識で対抗する。
身体の中を駆け巡る魔力的な何かが意志を汲み取り、殆ど自動的に洗脳の魔法を打ち消した。
しかし、外見的には何も変わらず、身体に見かけだけのルーンが刻まれていく。
「むっ、熱っ……」
「すぐ終わるわよ。『使い魔のルーン』が刻まれているだけよ」
熱いと呟いた事に、然程心配そうにしていない感じで言い放つルイズ。
かく言う俺も、そんなに転げ回る程に熱さを感じている訳でもない。
対策を打った所為で眼に見える物が出てくるまで時間は掛かったものの、問題なくルーンが浮かび上がってきた。
その場所は例によって左手の甲。
才人とは違っていても、ガンダールヴとして契約された様だ。
「ルーンを刻まれるのは痛みを伴うが、ここまで平然としているのは案外辺りかもしれないぞ?」
「でも、平民を使い魔にしたってどうしようもないですよ。ミスタ・コルベール」
殆ど痛みを感じていないで平然としていたら、コルベールに良さそうな評価を受けた。
使い魔を褒められ、契約も上手く言った事に心成しか安堵していたルイズは微妙な表情で呟く。
「ふむ、珍しいルーンだな」
「はぁ……、もっとこう、……マンティコアとかが良かったわ」
「さてと、じゃあ皆教室に戻るぞ」
コルベールの号令を機に、生徒達は教室へ戻っていく。
ついでとばかりに平民と契約した事を揶揄していき、ルイズも応戦して騒がしくなってしまった。
一通り言い争いが収まった後、今度は矛先がこっちへ向く。
「あんた、なんなのよ!」
苛立つ機嫌を隠そうともせずに睨んでくる。
「…………魔法を使いたいのか」
「っ!」
そう大きくない声で言ってみたが、ルイズは屈辱を滲ませながら視線を鋭くした。
「あんたには関係ないでしょ!!」
普段から失敗ばかりで、周りの人間を見返そうと意気込んだ使い魔の召喚も平民を呼び出すという失態。
更に、その使い魔からルイズに同情して来る様な雰囲気で言った事に対して当り散らす。
元から低い怒りの沸点は、今はより低くなっている様だ。
「魔法を使えるように出来るぞ」
「ふざけないで! 平民に何が出来るって言うのよ!」
「俺が触れば、お前は魔法を使える様になるぞ」
「な、何を言ってるの!?」
どれだけ怒鳴られても表情一つ変えない努力をして淡々と言われて、僅かに狼狽するルイズ。
今まで平民に罵声を浴びせると恐怖の視線を向けられていた事を思えば、何処か不気味に映った。
その上、自信満々に断言してきた為に、言っている事が本当なら縋りたいと心の奥底で思ってしまう。
貴族のプライドは当然あるのだが、それ以上に魔法を使えるかもしれないと言う魅惑に駆られそうになった。
「……ち、ちなみに何処を触れば魔法を使えるのか聞いてあげるわ!」
あくまで傲慢な貴族らしく、上からの物言いで聞いてくる。
原作のルイズを知っていると、プライドが大きく揺れている事が丸分かりだ。
「触るのは尻か股間、または胸と唇を含めた口内だ」
「そ、そんな所触らせる訳無いでしょ!!」
「……お前の魔法を使いたいという願いは、その程度で諦められる物なのか?」
「っ! そ、その程度って……」
あえて挑発する様に言った所為で息を呑んだルイズは、小さく反論をしていた。
魔法云々は『使い魔のルーン』に付属されていた洗脳の打ち消した時と同じ様に、いつの間にか知っていた知識から導きだした事だ。
それによれば、俺の身体からは<魔力素>という物が出ており、これを取り込んだ人間は思い通りに魔法が使えるらしい。
しかも思い通りに、『誰に』『何処から』取り込ませるかを完全に制御できる、と思われる。
実際に試すまでは何とも言えないが、使い魔の契約による洗脳の効果に抵抗できた事を考えると、信用するに値するだろう。
未だ、平民の男に身体を触られる事を拒否するか、提案に乗るかを迷っているルイズの返答を促す。
「もし触って使えなかったら、奴隷にでも何にでもなってやるよ」
「…………その言葉、本当ね?」
「あぁ、男に二言は無い」
「…………分かったわ」
こちらから不利な譲歩をする事で、承諾を得た。
返事までにかなりの間があり、獲物を狩る鷹を思い出す視線で睨み付けられれば、失敗したらと考えると恐怖しか浮かばない。
おそらく頭の中では、失敗した時の俺がボロ雑巾よりも酷い状態で転がっているだろう。
ここまで来たら、自分の頭の中にある知識を信じるだけだ。
「何処を触れば良いんだ」
「うぅ……、お尻で良いわよ」
キスをした時よりも羞恥に顔を染めながら、後ろを向いて尻を僅かに突き出してくる。
自信の無い胸は避け、唇は口に中へ指を入れられる事を嫌がり、股間は論外として残ったのがここだった様だ。
態々マントを横に退かして、短いスカートに包まれた小さな尻は震えている。
「じゃぁ、触るぞ」
「貴族の私にこんな恥ずかしい思いをさせて、もしも魔法が使えなかった時は覚悟しなさいよね!」
「はいはい」
威嚇するルイズへ適当に返事を返しつつ、スカートの中へ手を入れる。
しかし、それで慌てたのは当のルイズ。
「ちょっ、ちょっとスカートの上からでも良いでしょ!」
「直接触らないと意味が無いんだよ」
「うっ、くぅ……」
是が非でも魔法が使いたいルイズは、まさに苦汁を舐めた表情で手を受け入れた。
スカートの中は余り蒸れておらず、僅かに上った体温を感じるだけだ。
手がショーツに包まれた小さな尻に接触すると、ルイズの背中が大きく跳ねる。
「っ!」
「少しの間は我慢しろよ」
「わ、かってる、わよ!」
後ろから見える耳は赤く染まり、どれ程恥ずかしがっているかを明確に現していた。
見かけ通りの小さな尻は我が物顔で動き回る掌に、殆どすっぽりと納まる。
手触りの良い素材で作られているショーツを横へ避けてから、生の尻肉を掴む。
全体的に発達の乏しい身体をしていても、柔らかい感触を返してきた。
指に返す弾力は張りがあり、肌もスベスベで触り心地が良い。
スカートに隠れていても、軽く弾かれてプルンと元に戻る感覚を空気の変化で感じ取れる。
流石に肛門まで指を這わせる事はしない。
最初は然程ルイズに興奮してはいなかったが、実際に触ってしまうと思ったよりも興奮してくる。
美少女が羞恥に震え、自ら尻を突き出している姿と合わさった相乗効果で十分に性欲が湧き上がってきた。
手から送られてくる感触を思う存分楽しみつつも、ボロ雑巾以下にされない為にも魔力素を送り込まないといけない。
尻を揉む動きと同調しつつ、いつの間にか感じ取れる自分の身体の中に流れていた物を送り込んでいく。
「くっ……、うっ……」
確かに魔力素を送り込んでいるのだが、ルイズ自身は気が付いた様子も見せない。
恥ずかし過ぎて余裕が無い所為かも知れないが……。
貴族の淑女が自ら尻を突き出し、平民に好き勝手されている光景を誰かに見られれば、きっと即座に始末される。
ふと、嫌な未来を思い描いてしまった。
ルイズも他人に見られる事は嫌な筈だが、魔法を使いたい一心で気が付いていないのだろうか?
そして、思う存分に指を這わした後、名残惜しくも手を抜いた。
「これで、魔法が使える様になっている筈だ」
「使えなかったら覚えてなさいよ!」
「使ってみろって」
「くっ!」
どんなに睨んでも怯まない俺に、赤くした顔で悔しそうな表情を浮かべた。
それから正面を向き、半ばやけくそ気味に呪文を叫んだ。
「『レビテーション』」
帰路に付いていたコルベールがこちらを振り返る程に大きい声。
それと同時にルイズの身体は浮かび上がる。
「へぁ!?」
いつもの様に爆発の衝撃が来るかと思っていた所で浮遊感が襲い、小さな身体は結構なスピードで斜め前方へ飛んでいった。
「きゃ~~~!!」
「ミス・ヴァリエール!!」
初めて飛んだ事にパニックになった所為でコントロールを失い、放物線を描いて落ちていく。
このままでは確実に大怪我をするという状況で、コルベールは咄嗟にルイズの身体へ『フライ』の魔法を掛けた。
お陰で落ちるスピードが緩和され、ゆっくりと地面に軟着陸を果たす。
初めて魔法が成功した事と空を飛んだ事実に、ルイズはそのまま座り込んで呆然としていた。
「ミス・ヴァリエール! 大丈夫か!?」
「ぇあ、だ、大丈夫です、ミスタ・コルベール。有難う御座います」
「いや、怪我が無いなら良いが……、魔法が成功したのかね?」
怪我をさせずに着陸させても、立ち上がらない事を心配してコルベールは声を掛ける。
ルイズは話しかけられた事で何とか意識を回復させたが、改めて魔法が使えた事を言われて、思わず眼の端に涙が溜まり始めた。
「はい……、『レビテーション』が使えました」
感無量の様子で言っても、教師としてコルベールは確認しないといけない事がある。
「それは、『どうやって』かな?」
「えっ!?」
魔法を教える教師として、幾ら教授しても魔法を使わせる事が出来なかったのを考えると当然の疑問。
しかし、聞かれた本人にとっては思わぬ質問でもあった。
「つ、使い魔のお陰です!」
「どんな方法かを聞いても――」
「だ、駄目です。ミスタ・コルベール!」
咄嗟に使い魔の協力で使えたと答えてしまっても、具体的な方法を教えられる筈も無い。
そりゃ、『尻を揉ませたら使える様になりました』とは言えないだろう。
明らかに何かを隠す仕草と、分かり易い態度に疑問を感じるコルベールはチラリと俺を見る。
見慣れない素材の服に身を包み、今も殆ど無表情で立っているのは有る意味不気味。
それでも魔法を使った本人が必死に隠そうとするのなら、追求も出来ない。
「……ミス・ヴァリエール。身体に異変は感じないのだね?」
「え、えぇ。大丈夫です」
「それなら良い」
そして、座っていたルイズを立たせると、教師として言いたかった言葉を言った。
「初めて魔法を使えたね。おめでとう」
「あ、……有難う、御座います。ミスタ・コルベール」
周りからゼロと蔑まれ、公爵家の娘としてのプレッシャーもあり、誰からも認められなかったルイズが始めて正面から賞賛を受ける。
その感動は計り知れず、平民に尻を揉まれた事等一気に吹き飛ぶ程の喜びを感じた。
静かに涙を流すルイズを残し、自らも教室へと戻るコルベールは言葉を掛ける。
「今日の授業はもう無いから、使い魔との触れ合いをしておきなさい」
「ぐすっ、……はい」
そうして去って行った。
残されたルイズは、離れた場所で暇を持て余しながら立っていた俺に近付いてくる。
もじもじと顔を伏せたかと思ったら、顔を赤くさせて気丈に振舞ってきた。
「あ、あああ――」
「よく出来たな」
「あっ……」
平民に礼を言うのは貴族としてのプライドが許さないのか、『あ』から先に進んでいない。
今まで意識して保ってきた無表情を消して、普通の笑顔で褒める。
それを見たルイズはポカンとした後、今度は詰まる事無く言葉を続けた。
「ありがと……」
顔を背けたままでも分かるのは、赤くなった色と嬉しそうに微笑む口元。
ルイズは俺の無表情と淡々とした態度に若干の恐怖を感じたが、普通の表情に戻せば別に冷酷な人間でない事は察する。
更には自分が熱望していた事を成功させてくれた上に、褒められれば『ひょっとしてこいつは良い奴かも?』と普通は思う。
少なくとも今は身体を触らせるように要求した事よりも、大きな恩と認識してくれるかもしれない。
この先に俺が寝泊りするのはルイズの部屋だ。
使い魔が主人に欲情して犯す機会を狙っていると知られれば、どんなに恩があっても同じ所で寝るのは断固拒否するのは想像に難しくない。
しかし、魔法を使わせる為に止む終えなく触ったと勝手に誤解をしてくれれば、傍に居させても拒否感は生まれないと思う。
「ミスタ・コルベールも触れ合いをしなさいって言ってたし、私の部屋に戻るわよ」
「へいへい」
「返事はちゃんとしなさい」
「分かったよ」
「……ふん、まぁ良いわ」
俺の返事はとても主人に返す物ではないものの、やはり魔法を使える様にしてくれたとの思いがある為、煩く言う事も無かった。
帰る道中で細かく『フライ』と『レビテーション』を繰り返し、嬉しそうに遊んでいたのは微笑ましい。
△
部屋に戻り、お互いを知る為に問答と言う形で会話を交わして行く。
その過程で俺が元居た所に付いて話していたが、答えは――
「そんなの信じられないわ」
――の一言だった。
言葉で月が一つやら携帯やメールがあって、国の端から端に情報が一瞬にして分かると説明しても信じられないだろう。
物的証拠が無い状態で『貴方が想像も出来ない物が普通にあります』と言われても妄言としか思えない。
ましてやルイズは異世界人。
国が違えば常識が全く違うのに、世界その物が違うのだ。
俺の服の素材を除けば、信じる理由も確証も無い。
「じゃぁ、あんたの魔法を使える様になる……魔法か技術か知らないけど、それも普通にあるの?」
「いや、それは召喚された時に使える様になった」
「へぇ、そうなんだ?」
「あぁ」
別に嘘を付く事でもないので正直に言う。
さも当然とばかりに魔法を使える様になると言い出したにも拘らず、召喚された時に手に入れたと聞いて意外そうな顔をしたルイズ。
「その割には自信満々に言ってきたのは何なのよ?」
「不思議と確証が持てたんだよ」
「それまで一切無かった物に対して?」
「不思議とな」
「ふ~ん……」
俺の言葉を聞いているルイズの表情は最初と違い、胡散臭そうな物は浮かんでいない。
実際に魔法を使える様になったので、能力に付いて余り疑いを持っていないみたいだった。
「まぁ、使い魔は召喚主に合ったのが呼ばれるらしいから、私にはピッタリかしら?」
ボソッと確認する様に呟くルイズ。
「……ねぇ、魔法を使う為には絶対に、……その、……おっ、おおお、お尻を触らせないといけないの?」
「尻が嫌なら別に胸でも股間でも良いんだけど」
やはり魔法を使う為の条件を改めて口に出すと恥ずかしいのか、真っ赤になって聞いてくる。
「嫌じゃないって言うか、他は絶対に駄目よ!」
「それは残念だね」
「淑女は無闇矢鱈に身体を触らせない物なのよ! それが平民相手なら尚の事よ!」
大きな声で言うものの、既に尻を思い切り触らせてしまっている。
俺にとっては、どうせこれからもルイズの身体を弄る事になるので、貴族の価値観は興味が無い。
恥ずかしがる姿を見ながら犯すのも一興かも知れないが……。
ともかく、嘘にならない程度に濁した事実を教えておく必要もある。
「胸やら尻やらが一番魔力素を吸収させ易いんだよ」
「他は駄目なの?」
「別に手でも良いけど、吸収率が悪いから一日中手を繋いでないといけないぞ?」
「……それは駄目ね」
これは当然の考えだろう。
召喚したとする平民と手を四六時中繋いでいるとなれば、公爵家の娘として大問題だ。
貴族社会は格式もそうであるが、処女であるかも非常に重要な点の一つでもある。
手を繋いでいる事で未婚の淑女が平民相手に身体を許したと噂が立てば、それだけで娘の価値が大幅に下がってしまう。
実際に確認した上で処女を奪われていると判明してしまっては、婚約者の家に対しての侮辱にも値する。
ルイズの場合はワルドが当て嵌まるが、幾らヴァリエール家よりも低い爵位であっても変わりは無い。
寧ろ貴族社会で平民に股を開く娘が居ると思われては、『公爵』の地位が相応しいのかとも言われかねないのが現状だ。
高い爵位の家には、常に嫉妬の視線が纏わり着く。
陥れる為の穴があれば容赦無く突いて来るだろう。
それゆえに、ルイズは尻を触られるよりも恥ずかしくない、常に手を繋ぐ方法は絶対に取れないのだ。
「でも、魔法を使う感覚はもう覚えたし、触って貰う必要も無いわよ」
「吸収させた魔力素が残ってただけだよ」
「ふふ~ん、どうかしらねぇ……」
さも、してやったりと言いたそうな顔をするルイズ。
何を隠そう、部屋に戻って来るまでに細かく魔法を使っていたのは感覚を覚える為。
一番上の姉であるエレオノールに魔法を習っていた時は、とにかく感覚が一致するとしか教えられていない。
漠然過ぎる内容は、虚無のルイズには分からない。
しかし、正常な状態で魔法を使う機会が降って沸いて来たので、今の内に感覚を覚えて置こうと言うつもりだった。
思惑通りに身体へ経験として刻み、その実感が先程の自信満々な態度に繋がっている。
「まぁ、次の機会に確かめてみれば良いよ」
「残念だったわね? ご主人様の魅力的な身体に触れなくて」
「…………」
「……な、何よ、その眼は!」
「別に」
「くっ!!」
哀れそうな視線を流したら、何処か狼狽した顔で言い繕って来た。
自分の身体が貧相なのは自覚しているのか。
会話をするのに忙しくて時間を気にしていなかったが、窓の外はすっかり暗くなっている。
夕食はシエスタではないメイドに言って持って来させたので、腹は減っていない。
「それで、俺は何処に寝れば良いんだ?」
「そこに藁があるでしょ。そこに寝なさい」
「……あぁ、もしかしたら精神的な負担で能力が使えないかも知れないなぁ」
「だ、大丈夫よ!」
如何にもワザとらしく言ってみたが、大丈夫だと重ねて言ってくる。
本当に万が一にでも使えなくなってしまっては、ルイズにとって死活問題なのは自覚していた。
ジッと沈黙を保ちながら見つめていると妙に自信満々だった表情から、徐々に確信が落ちて行く。
本来ならこの程度で妥協する筈も無いが、今まで俺が言った事に嘘は一つも無い。
違う世界云々は信じていなくとも、能力に付いては全て真実。
魔法を使えたという実績もシッカリと経験した為に、ルイズは俺が言った事を嘘と思い切れない。
魔法を使う感覚を覚えたと思い込んでも、『もしも使えなくなっていたら』と言う考えが心の中に湧き上がってくる。
そして、結局は疑い切れず、根負けしたルイズは大きく間を置いて妥協した。
「………………ベッドで寝ても良いわ」
「おっ、本当か?」
「ただし!! 私に指一本でも触れて見なさい。その時は『レビテーション』で空の彼方まで吹き飛ばしてあげるわ!」
「まぁ、ルイズが魔法を必要としない限りは触らないよ」
「約束よ!」
「はいはい」
今の性格は酷い物であっても、ルイズは正しく美少女。
常識的に考えて、手を出さない訳が無い。
尻を触って以来、ルイズの身体でも性欲を感じられると判明している。
実は今も部屋に篭った少女特有の匂いを感じて、陰茎は大きくなりつつあった。
「明かりを消すわよ」
「はいよ」
「それ以上近寄ったら――」
「分かってるって」
警戒する猫の様に威嚇してくる。
ベッドからもルイズの匂いが漂ってきており、シーツを顔まで掛ければ全身が少女の匂いに包まれた。
暗くなった部屋の中で性的な行為をするに、十分な成長をした男女が同じ所で寝る。
普段なら絶対に有り得ない事態に、ルイズの緊張は最高潮になっていた。
お互いが背を向けている為に見られていないが、顔色は尻を触られたと同じ位に赤面している。
心臓も破れそうな程に激しく脈打ち、念の為にと杖を持っている手にはじっとりと汗を掻く。
背中から聞こえる僅かな音でさえ、身体をピクンと反応させた。
しかし、そんな緊張感は長続きしない。
ルイズは召喚の日を迎える前日は不安で殆ど眠れなかった。
つまり二日続けて精神的な緊張を受け続けていた状態。
そんな疲れた状態にあっては、どんなに警戒心を持っていても自然と瞼は落ちてくる。
幾ら抵抗をしても、睡魔に勝てる筈は無かった。
「……すぅ~……すぅ~」
「もう、寝たのか……?」
程無くして微かに聞こえる寝息は、一定の間隔で繰り返される様になる。
肩越しにルイズを見やれば、肩は規則正しく上下に動いていた。
「よいしょっと……」
なるべくベッドを揺らさない様に身体を起こす。
ルイズには聞かれなかったので言わなかったが、魔力素には色々な効果がある。
『相手に魔法を使わせられる』他に、『体調を正確に知る』『怪我や病気であれば治す』。
そして、これが一番大事であり、最も必要な『深く魔力素を吸収させると相手の身体や意志を操れる』特性。
しかも、魔力素は普通に立っていても、本当に僅かに漏れた物が近くに居る人間へ吸収されてしまう。
魔法を使える様になるのは一定の量が必要だが一晩同じ部屋に居るだけで、少ない量でも一瞬の無意識ぐらいは簡単に操れる。
使い魔の性質上は一緒に行動する時が多いだろう。
つまりは尻を触らなくても、ルイズは将来的に思い通りの魔法が自在に使える様になるのだ。
そして、その頃には意志を思い通りに操り、好き勝手犯しているだろう。
しかし、それでは俺が美味しい思いをするのに時間が掛かり、不条理な八つ当たりに耐えなければならないかもしれない。
そんな事は願い下げ。
魔力素を使って嫌な事を避けられるのなら、使う事に躊躇は一切無い。
普段は口煩くヒステリー持ちと言えるルイズであっても、外見は素晴らしい程の美少女。
自分の思い通りに操れるなら、真っ先に候補へ上がる。
キスをして尻を触り、その上同じベッドで寝た事で、俺の興奮は右肩上がりで留まる事を知らない。
魔力素が微妙に残っているルイズは完全に眠り、更にそれがとても深い物だと特性が教えてくれた。
悪戯をするには持って来いの状況だ。
ジワジワとルイズに近寄る。
「くぅ~……くぅ~……」
「寝顔は可愛いよな。黙っていても可愛いけど」
若干の緊張から微妙に震える手で肩を掴む。
思った以上に小さく、嫌でもルイズが少女である事を教えられた。
ついでに魔力素を身体の中へ送り込んだ。
尻やら股間を触るよりも吸収されていく感覚が少なくとも、今は朝まで眠って貰えばそれで良い。
送り込んだ魔力素で睡眠を操り、多少の事では起きない様にする。
「よっと……」
横向きに寝ているルイズの肩を掴んで仰向けに変えた。
「うぅ~ん……」
体勢を変えられても呻くだけで起きはしない。
掛けられていたシーツを剥ぎ取り、下着姿を曝け出した。
ピンクの透けるキャミソールの下には、同じくピンク色の乳首がひっそりと息衝いている。
白いショーツに包まれている股間は、子供らしい肉厚の大陰唇が土手を作っていた。
手に持っている杖を取り上げてから、現状で操れる限界を調べる。
本当なら今すぐ犯したいが、明日ルイズが股間に痛みを感じてしまっては全てが台無しだ。
魔力素の使い方を知っていると言っても、それは簡単に言えば召喚された時の一瞬で説明書を無理矢理頭の中へ押し込められた感じである。
しかし、俺は『実際の体験に勝る確証は無い』と思っている性質なので、頭の中に入って来た説明に関しては試さないと気がすまない。
その良い機会が、最初の夜である今。
ルイズは疲れて警戒心も無く眠っており、更に魔力素で睡眠を深くしている。
軽く試す程度なら何の問題も無さそうだ。
能力の確認ついでに現状も知る事が出来て、性欲も美少女にぶつけられる。
今日という夜が素晴らしい物になりそうだと、既に陰茎が猛り立っていた。
「ルイズ、眠ったままで今着ている物を脱げ」
「くぅ~……くぅ~……」
命令をされたルイズは指を微かにピクピクと動かした程度で、他は何の変化も無い。
やはり魔力素を身体に送り始めた初日である為に、余り大きな動きさせられなかった。
指一本すら思い通りに出来ないのであれば、痛み等の感覚も制御出来そうに無く、痕跡が残らない様に犯すには時間が掛かりそうだ。
仮に欲望に耐え切れず入れたとしても、破瓜の痛みで飛び起きてしまうだろう。
その後は、きっと物理的に消される。
犯せない事に対しては元々期待もしていなかった分、落胆は少ない。
仕方が無く睡眠を維持させたままで、ルイズの身体を弄り回す程度に押さえる事にする。
「じゃ、脱ぎましょうね、ご主人様」
ルイズは起きている時には絶対に言わない様な言葉を掛けつつ、キャミソールを捲り上げる。
「ほう……、綺麗な身体だな」
魔法が使えなかった分は、知識で補おうとしていたルイズの肌は白い。
外に出ても只管魔法を唱え続け、走り回る事もなかった所為で日に焼ける事が無かったのだろう。
宿敵であるツェルプストーが褐色であるのも、嫌う原因かもしれないが……。
「う~ん、見た目よりは胸があるかも……?」
実際にルイズの平坦な胸に手をやってみると、思ったよりも柔らかい感触がある。
てっきり肋骨の手触りしかないと思っていた。
小さな胸へ上から被せる様に手を置き、少し力を入れて揉む。
指を曲げる程の大きさは無くても、形と柔らかさはちゃんと存在を主張していた。
手を下腹部方向へ下げ、乳首を擦る。
指の間に挟まった感触を受けてから挟むと、刺激で柔らかかった乳首が尖り始めた。
「んっ……」
規則正しかった寝息に吐息が混ざる。
性的な反応ではなく、乳首を擦られて反射的に出てしまったのだろう。
そのまま手を下へ持っていき、脇腹と骨盤を通ってショーツを下げる。
「やっぱり、まだ生えていないのか」
月の明かりに照らされた股間には陰毛が一本も無く、大陰唇が盛り上がりった中心にスジが通っているだけだった。
淫核も埋もれたままで姿が見えない。
ショーツを完全に脱がせてから、M字に足を広げても中心に走る筋は僅かに開く程度で留まった。
人差し指で突いて見れば、ぷにぷにと弾力を返してくる。
そして、スジを開くように動かし、膣口を曝け出させた。
「ふっ……ん……」
ルイズにとっては正真正銘、人生で始めて秘裂の中が外気に触れる。
キャミソール一枚で居ても寒くない季節であっても、流石に本能的な防衛本能が刺激された。
股間を触られる感覚から逃げる様に身体を動かそうとするが、足を固定して逃亡を防いだ。
「うぅ~ん……」
寝ていても自分の体勢を変えられない所為で、寝苦しそうな声を出すルイズ。
しかし、今回は犯せないのでこれ以上は進めない。
このまま愛撫を繰り返しても、挿入したい欲求が膨れ上がって危険だ。
襲ってしまう前に一旦身体を離し、ベッドの上で膝立ちにルイズを見下ろした。
「……流石、メインヒロインと言った所か」
眼下には無防備に全裸で眠っている美少女が、足を開いて性器を丸出しにされている。
卑猥な格好であるのは間違いないが、月明かりに照らされている所為で何処か神秘的にも見えてしまう。
入れられないと言うのなら嬲るだけだと、仰向けで寝ているルイズを横抱きにする格好で密着した。
背中の下から手を回して、胴体を抱く様に胸を触る。
残った手で陰茎を開放してから、サラサラの秘裂へ指を這わせた。
そして、ルイズの顔を俺の方へ向けさせ、小さく寝息が漏れている唇へ口付けをする。
「んむっ……」
硬い陰茎を太股に擦り付けつつも、小さな乳首を指で転がす。
開かれた足の中心にある秘裂を大陰唇ごと弄び、口内を陵辱していく。
まさに全身でルイズを味わう体勢で、性欲の餌食にする。
「んっ、はぁ、あむぁ……」
柔らかく小さい乳首は指の腹で転がして行けば、今度は性的な反応を含ませて硬く尖ってきた。
コリッとした感触を弄び、親指と人差し指で摘む。
「んむぅ!」
大陰唇の両側からスジを摘めば、圧力でスジを深くさせる。
そして指を秘裂に挿し込み、漏れ出した愛液を塗して行く。
ヌルヌルの体液を小陰唇に馴染ませる様に動かして、性器からも性的な快感を引き出す。
今はまだ包皮に護られている淫核を指先で引っ掻きながら刺激を送った。
「ひぅ! んぁ……ん」
身体の中で最も快楽を感じる淫核からの感覚を受けたルイズは、俺の口内へ悦声を漏らす。
今度は秘裂を人差し指と薬指で開き、真ん中の中指を興奮で厚くなった小陰唇で愛液を絡ませてから処女らしく狭く硬い膣口を探る。
愛液を漏らしているお陰で突っかかりはあるものの、指先すら入りそうに無い。
それでも近い内に陰茎を突き入れる為に、少しずつ異物に慣れさせる。
こうして性感帯を弄られ続けるルイズの身体は、徐々に快感を溜め込んでいく。
白かった肌には赤みが増し、合わせられている唇からは熱い吐息が漏れる。
ルイズが嫌う蛙の様に広がっている足もピクピクと震え、眼に見える反応が大きくなってきた。
太股の接触している陰茎も、カウパー液を漏れ出させて白い肌を汚す。
「んっ、あっ、んん」
口を塞がれている所為で聞こえてこない悦声も、乳首と秘裂を弄る程に大きくなる。
流れ出る愛液でヌチョヌチョと音が聞こえてくる頃になると、皮に護られていた淫核も顔を出していた。
柔らかい女性器の中で唯一固くなった箇所は触っている中でも目立ち、自然と集中的に弄り回してしまう。
「んむっ! んっ!」
触れば触る程にルイズの腰は上下に動き、自然と愛液も周囲に飛び散った。
「ひぅん、あっむ、んくぁ!」
腕の中に居る美少女が、自分の愛撫で全身を跳ねさせていると気分も盛り上がって来る。
カウパー液でヌルヌルになった太股で擦られた陰茎は、徐々に精液を溜めていく。
完全にルイズの身体を使ったオナニーになってしまっているものの、おかずに直接触れて匂いも感じられるお陰で、自分だけでやるのとは快感の度合いが圧倒的に違った。
「んむっ! んんっ!」
合わせている唇からは悦声と一緒に唾液が流れ出し、枕を濡らす。
全身から送られてくる快感は、絶頂間近まで押し上げられていた。
そしてルイズが一番の悦声を出して、腰を震わせると同時に潮を噴く。
「んんっ!!」
「おぉう!」
激しく揺れた太股に擦られた陰茎は絶頂の快楽を送り、精液を吐き出す。
カウパー液で汚れていても白くサラサラだった肌に、白濁した熱い体液が噴きかかった。
この世界で始めてした射精は昼にルイズの尻を触って溜まっていた所為か、量が心成しか多い気もする。
「うっ……はぁ……はぁ……」
「ふぅ……」
眠っていても絶頂の余韻で、表情が緩んでいるルイズ。
軽いブリッジの状態になった腰は、未だに少ない寮の愛液を噴出している。
弄っていた乳首もすっかり落ち着き、どれだけ摘んでも硬くはならない。
荒く息を吐き出す口は俺が口内を舐めていた所為で舌が半分食み出し、情けなくも卑猥な表情になっていた。
思ったよりも短い絶頂を経験したルイズの腰は、ベッドへ沈み込んで余韻に浸っているかの様だ。
とりあえず射精をした満足感を感じつつも身を起こして、後始末へと取り掛からないといけない。
流石に最初の夜に痕跡を残してしまうのは駄目だ。
ルイズの股間辺りを見てみると潮を噴いたベッドは濡れているが、大した量でもないので朝には乾いているだろう。
問題は太股に掛かった精液だ。
突然、召喚されてしまっているので、拭く物が何も無い
粘度が高く、ベッドへ落ちているのが少量であり、染みになっていないのが不幸中の幸いだが、ぼやぼやしていれば普通に落ちてくる。
「あぁ……、ルイズの着替えで拭いておくか」
俺の服は一着しかなく、当然の事ながら拭ける筈も無い。
その上にハンカチやティッシュも持っていないとなれば、選択肢は一つしかなかった。
洗濯用として置かれていた籠を漁り、使用済みのショーツを取り出す。
「明日ちゃんと洗うから良いよな」
聞いていない事を知っているが、言い訳が自然と出てしまった。
汚してしまう事に対しての、せめてもの償いとして唾液で汚れている顔と枕から股間とシーツまで拭ける所まで拭いてやる。
最後に精液を綺麗にしてショーツとキャミソールを着せれば、後始末は完了だ。
原作を知っている俺からすれば、ルイズは性的な事柄には疎いイメージがある。
性行為は知っていても、具体的に何がどうなれば子を孕むかどうかは知らない……と祈っておく。
そして精液の匂いは知らない筈。
少なくとも接点が無い。
逆に知っているとするなら、伝統を異常に気にするトリステインの貴族として問題だ。
ルイズぐらいの年齢での結婚が珍しくなくても、実際にするとなれば母であるカリーヌがまだ早いと止めるだろう。
公爵家の処女は、それ程までに貴重かつ重要なのだ。
そんな感じで、多少精液の匂いが残っていても大して気にはしないだろう。
「ん~、終わったかな?」
一先ず見える所は全て綺麗にした。
最後にルイズの身体に残っている魔力素を使って、簡単な暗示を掛けて今日という日を終える。
性的に満足出来たとは言えないが、楽しみを先に残しておくのも一興。
明日からは楽しい日々の始まりだと期待に胸を膨らませながら、襲ってきた心地良い疲労と眠気に身を任せた。
その2へ
その2
翌朝、目覚ましが無いが、差し込んでくる朝日の眩しさで眼が覚める。
「ん……んぁ~~……、もう朝か……」
見知らぬ天井に一瞬だけ戸惑ったが、直ぐに『ゼロの使い魔』の世界に召喚された事を思い出した。
寝ぼけたままで隣を見れば、メインヒロインの美少女が眠っている。
とりあえず仕事として起こさなければならない。
「お~い、起きろぉ」
「んん~……」
声を掛けながら肩を揺さぶってみれば、すやすやと平和に眠っていた表情が迷惑そうな物に変わる。
それでも揺さ振り続ければ、薄っすらと眼を明けた。
焦点の合っていない視線が俺の顔へ止まると、驚きながら後ずさる。
「だ、誰よあんた!?」
「自分が召喚した人間の事も忘れたのか?」
「あ、あぁ……そうだった。平民を召喚したんだった……」
改めて平民を召喚した事実に肩を落とすも、魔法も使えた事を思い出して、すぐにやる気が蘇った。
「服取って」
召使に用件を申し付ける口調で、命令をしてくるルイズ。
しかし、昨日の夜に掛けた暗示が効果を発揮するかが重要なので、俺が服を取る訳には行かない。
「いや、ルイズの方が近いんだから自分で選んで取ってくれよ」
「むっ、折角使用人らしい食事を用意させたのに、そんな事を言って良いのかしら?」
「食事すらまともに取れなかったら、俺の能力が消えるかもしれないけどな」
「ぐっ……」
「それ以前に、俺を使用人扱いして困るのはルイズだろう」
「……どう言う事よ」
「他から見れば召喚出来なくて平民を連れてきたと思われるぞ?」
「なっ! あんたが出てきたんだから、召喚も契約もちゃんと出来てるわよ!」
「でも、その場に居たクラスメイトですら平民を連れてきたとか言ってただろ」
「………………そうね」
「同じクラスの人間でもそう言うんだ。その時を見ていない他のクラスだったり違う学年だったら簡単に信じられるぞ」
「…………」
「『公爵家の肩書きを使って平民を使い魔にした』『それで落第を力尽くで回避させた』ってな」
「くぅ……」
事実ではなくとも公爵家の立場を乱用したと言われてしまっては、自分だけではなくヴァリエール家に迷惑が掛かる事は理解できている。
明晰な頭脳は、一度もまともに魔法が成功しなかった所為で、召喚が成功しても信じられないだろうと簡単に想像できた。
幾ら証人が居ても、実際に召喚された人物が居ても、地位の高さを妬む貴族は嬉々として名に傷が付く方向で攻め立ててくる。
そもそも、ルイズは決して馬鹿ではない。
切羽詰っておらず、逆上していない冷静な思考では、客観的な位置で物事を考えるだけの頭の良さを持っている。
それの足を引っ張っているのが『魔法を使える貴族としての固定概念』と『魔法を使えないプレッシャー』だ。
これらが無ければ、少なくとも望む物を貰う代償として、初対面の怪しい男に尻を触らせないだろう。
「だから、俺の事を使用人として扱うのは止めておいた方が言いと思うぞ?」
「じゃ、獣の使い魔の扱いをすれば良いじゃない!」
「そうじゃなくてだな……」
「だから何なのよ」
一見イライラした物言いだが、魔法を使えないコンプレックスを消して貰った恩がある事で、平民の話を聞く余裕が生まれていた。
「立場はともかく、使用人と思われなければ良い」
「……どういう事?」
「ルイズが今一番回避する必要があるのは、公爵家の肩書きを使って無理を通した事だ」
「そうね」
「この世界は普通の使用人だったら、主人に対して絶対服従が常識だろ? 平民なら尚更」
「平民の使用人が貴族に逆らうなんて命知らずの馬鹿ぐらいね」
「だから、俺はルイズの意見や要求に対して、適度に逆らったり文句を言ったりする」
「それじゃ、使用人じゃないわよ!」
「ほら、使用人じゃないと思われた」
「あっ……」
普通にしていた思考を改めて指摘されルイズは、ポカンと口を開ける。
「うむむ……」
「当たり前だけど、ルイズの立場や家の地位が悪くならない程度には従うよ」
「当然よ!」
「だからルイズも俺に対しては理不尽な事やら、八つ当たりはしないでくれよ」
「でも、使い魔って基本的には主人に絶対服従なのよ?」
「使い魔には出来る事しか命令し無いだろうよ。例えば水関係の使い魔に火を吹かせるとかしないだろ?」
「そんな事出来ないわよ」
「ルイズが命令する時は、使用人にさせる仕事以外の『人間の使い魔に出来る事』を命令すれば良いんだよ」
「……あんた、か、身体を、さ、ささ、触って魔法を使える様にさせる意外に何が出来るのよ」
ルイズは余程自分の身体に触れられる事実が恥ずかしい様だ。
しかし、俺に出来る事か……。
「……掃除に洗濯かな?」
「それじゃ、使用人と変わらないじゃないの!」
とまぁそんなこんなで紆余曲折の末、暇な時は仕事として洗濯と掃除をする事となった。
大して大変でも無いだろうと思うのと、暇を持て余してぼーっとしているだけでは時間の無駄でもあると考えた結果だ。
犯す対象をルイズだけに絞っていては、勿体無い。
この世界に来て真っ先に会ったメイドのシエスタに手を出すには、洗濯位の仕事をしていないと接点が持てない事も理由の一つ。
原作を思い出すに、サイトとの最初の会話が洗濯場であった筈。
ルイズの下着を洗いながら、下心を丸出しでシエスタに接点を持つ事になるのか。
「と言う訳で、服ぐらい自分で選んで自分で着てくれ」
「結局、服を出すのが嫌なだけじゃないの?」
「女の子のクローゼットを漁る趣味は無いよ」
「誰も見てないんだから、主人の命令ぐらい聞きなさいよ……」
ここまでルイズは透けるピンクのキャミソールに、ショーツ一枚の格好で会話をしていた。
流石に顔を向け合っている状態で、視線が薄く見えている乳首に行ってしまうと見られたと知られてしまう。
必死に視線を目に合わせておくのは、結構な精神力が要る作業だった。
葛藤を知らないルイズは、ぶつぶつ良いながらも自分で服を取りに良く。
俺と言えば魔力素の暗示が効いているのかどうかを観察しつつ、美少女の着替えを後ろから視姦するしかない。
着替えの為に自らの手で上げられていくキャミソールの下にある華奢な腰と肩は、日を浴びて綺麗な肌を浮かび上がらせる。
ショーツに包まれた小振りな尻は、左右に揺れながら情緒的な皺を作った。
そして最後の砦であった下着を下ろせば、一瞬だけ昨日散々弄り回した秘裂が見えた後、正真正銘の全裸になる。
後姿であっても幼い少女の裸は興奮を誘う。
プルプルと揺れる尻を見ていると、すぐにでも手を伸ばしたい欲求が襲って来る様だ。
そして、着替えを探すルイズは、態々奥の方からブラウスを取り出し着ていく。
少し窮屈そうに腕を通し、ショーツとスカートを履いてマントを付けると、俺の方へ振り返る。
「さ、朝食に行くわよ」
「お、おぉ」
「なによ?」
「何でもない」
クローゼットの奥から取り出したブラウスは、ルイズにとって少し小さめの物だった。
昨晩の俺が寝る間際に残った魔力素を使って無意識を操作されたルイズは、小さめのブラウスを身に付けていく。
暗示の効果は、『もう着られないブラウスを着てしまう』と言う物。
毎日同じ制服を着る行為は、何年もすれば殆ど無意識にしてしまう。
下着のキャミソールも着ていない所為で、胴体に張り付いた布の上からでも身体の線をハッキリと浮き上がらせている。
一番の注目は、やはり乳首。
興奮していなくても乳輪から盛り上がり、先端の膨らみまで見て取れた。
暗示で操作されたルイズは普通に着替えたと思い込んでおり、乳首が浮き上がっていても恥ずかしがる素振りが全く無い。
かなり軽い洗脳なので、誰かに言われればあっさりと気が付いてしまうだろう。
それ故に、俺が指摘する訳には行かない。
「ん? 何か変な匂いがするわね……」
「行かないのか?」
「行くわよ!」
廊下に出る際に漂っていた僅かな精液の匂いに眉を顰めるが、ルイズは正体が分からずに気にする事無く外へ出た。
二人揃って部屋の外へ出ると、図った様に斜め向かいのドアが開く。
中からは長く燃える様な赤い髪を持ち、制服のボタンを大きく開いて胸の谷間を誇示した生徒が出てきた。
見るからにブラジャーを着けていないのに、ルイズの様に乳首が浮いていない。
「おはよう。ルイズ」
「おはよう。キュルケ」
言わずと知れた<キュルケ・(略)・ツェルプストー>その人である。
原作では意外にルイズの事を気に掛けているが、代々の宿敵である為に険悪ではない程度に仲は悪い。
しかし、顔を顰めて嫌そうにしながらも普通に挨拶を交わしている所は、お互いの微妙に可愛いポイントではなかろうか。
本当に、救えない程に仲が悪ければ、視線すら合わせない。
キュルケは俺の姿に気が付くと馬鹿にした様な雰囲気で言葉を続けようとして、再びルイズへ眼を向けて服装に驚いた。
所謂、二度見である。
「ル、ルイズ、あんた何て格好してるの!?」
「何がよ……?」
てっきり使い魔が人間である事を言われると思っていたルイズは、突然話の矛先が自分へ向いた事に不審気な視線をキュルケに送った。
「ブラウスよ!」
「だから一体……っ!!?」
余りにも必死な言葉に身体を見下ろしたルイズは、自分がどんな格好をしているのかを始めて知る。
小さめのブラウスから浮かび上がる、慎ましくも膨らむ胸の頂点で存在を主張している乳首。
誰がどう見ても見間違う筈も無い程にハッキリと形を見せていた。
そんな状態を理解しても、混乱するルイズの頭脳は恥ずかしがって胸を隠すよりも、ツェルプストーに舐められてはいけないとの考えが上回る。
「ちょっ、ちょっと他の服が無かっただけよ」
「…………」
いくら気丈に振舞い、逆に胸を張っていても、羞恥で赤面している顔は内心を隠しきれていない。
当然、キュルケも嘘と分かってはいるが、自分が言っても家名のプライドが邪魔をして聞き入れられないと判断した。
若干、引いた雰囲気を隠さずに居ると、流石にルイズも羞恥心が徐々に蘇り、そっとマントを胸の前で留る。
「そ、それにしても本当に人間を使い魔にしたのね」
「うるさいわね」
浮かび上がっていた乳首を隠したのを見たキュルケは、露骨に話題を変えた。
未だに顔を赤くしているルイズも乗り、仲が良いのか悪いのか良く分からない会話がされる。
その後はキュルケの使い魔であるサラマンダーに驚いたり、羨ましがったりで、少なくともお互いの自己紹介は出来た。
若干、不自然な空気に耐え切れなくなったキュルケは、逃げる様に去って行く。
微妙な雰囲気の中で残される俺とルイズ。
「所で……」
「なによ」
「腹が減ったんだけど……」
「私もよ!」
女の子の会話は激しいなと思いながら、ぼーっとしていても腹は減る。
ルイズに声を掛けたのだが、やはりイライラが溜まっている声で返された。
「落ち着けよ。俺が居れば魔法は思い通りに使えるんだし」
「……ふぅ。……あんたのご飯は使用人の物と同じなのを用意させてるわ」
「それは有り難い」
「本当に感謝しなさいよ」
「異世界で屋根があって安心出来る所で寝れて、食事もまともだったら文句は言えないよ」
「それなら私が着たブラウスの事を言いなさいよ!」
何やらルイズの怒りが再燃してしまった。
「自分で選んだんだろ」
「うぐっ!」
適当に怒りを捌きながら俺は通りすがりのメイドに厨房へ案内をして貰い、ルイズは着替えずにマントで胸を隠したままで食堂へ向かう。
「どうせ一緒に教室へ行くんだから、終わったら近くで待ってなさいよ」
「分かったよ」
メイドに連れられて厨房へ入ると忙しそうに働いている料理人が居り、人間の使い魔と言う事で珍しがられたが、大したイベントも無く朝食を頂く。
賄い飯であっても使っている材料は貴族に出す物と同じで、その味は元居た世界でも食べた事がない程に美味い。
勢い良く食べていれば、何故か調理長のマルトーに同情をされてしまう。
ちなみにシエスタには会えなかった。
△
食事を済ませ、指定の場所で待っているとルイズが遣って来た。
マントを普通に肩で止めていても、乳首が浮き上がっていない所を見るに、どうやら着替えて来た様だ。
「サッサと行くわよ」
「おぅ」
いかにもファンタジーっぽい石造りの講堂みたいな教室へ入ると、先に中に居た生徒達は一斉にルイズを見る。
その視線は後ろを歩いていた俺に集まり、すぐにクスクスと笑い声に変わった。
調子付いた男子生徒から馬鹿にされてしまうも、魔法を使えると言う事実はルイズに余裕をもたらす。
いつもなら売り言葉に買い言葉で言い合いになる筈だが、そうはならなかった。
「貴族なら、もう少し気品という物を学んだ方が良いんじゃないかしら?」
「なっ!?」
「ゼロの癖に!」
からかった男子生徒は、ルイズの予想外の反応に戸惑ってしまう。
しかし、即座に馬鹿にされた事を理解して、身を乗り出していつも使っている渾名を口にした。
肝心のルイズは見た目は余裕たっぷりに自分の席へ付くと、持っていた教材を出して授業へ備える。
「俺は何処に座れば良いんだ?」
「使い魔なんだから、床に座ってなさい」
「む……、まぁ、良いか」
「えっ、良いの?」
すんなり床に座る事を承諾した事に、眼を丸くするルイズ。
机の下へ潜り込む俺を眼で追い、何かを言い出そうとした時に教室のドアが開かれて教師が入って来た。
ルイズは慌てて視線を戻して姿勢を正す。
下は石で固いのだが、それに眼を瞑っても机の下に潜り込みたい。
目的は勿論、ルイズの下半身だ。
ストッキングを履いていない生の足を間近で見るチャンス。
昨日の夜は上の方をじっくり見ていたので、足は精々陰茎を擦り付けた程度。
丁度良い機会なので、視姦出来るだけ視姦してやろう。
「あら、ミス・ヴァリエール」
「は、はい!」
「変わった使い魔を召喚したと聞きましたが?」
「あっ、机の下に座らせています」
慌てて答えたルイズの言葉に、男子生徒は再び馬鹿にする声を投げ掛けてきた。
「平民を連れて来たのが恥ずかしいなら、最初から連れてくるなよ。ゼロのルイズ!」
「そうだそうだ!」
「ちゃんと召喚したわよ! それで出てきたのが偶々こいつだっただけよ!」
教室に入って来た時に聞いた声が切欠に、揶揄する声が追随する。
一見、ルイズも平静に反論をしている様に見えたが、机の下から見える手は悔しそうに握り締められていた。
そのまま生徒の野次が酷くなるかと思いきや、教師が止めに入り、やっと授業が始まる。
しかし、机の下に居る所為で内容が全く分からない。
真面目に授業を聞いているルイズの足は最初こそピッタリと膝を付けていたが、時間が進むに連れて徐々に開いてきた。
日焼けしていない肌は影に入っていても白く綺麗なまま。
本当なら触ってみたいが、魔力素の洗脳が解かれている状態では流石に触れない。
気付かれない様にゆっくりと正面に回って、スカートの奥を覗き込む。
影に隠れる白い布は、下腹部を包み込んでいる。
座っている体勢は秘裂が椅子に接触している為に、大陰唇の膨らみは見えなかった。
足は見れても触れず、ショーツを覗いても肝心の部分が見えない。
これは床に座ったのが失敗したかと後悔していると、ルイズが錬金の実演に指名された。
「触ってやろうか?」
「結構よ。ビシッと成功させるから見てなさい」
立ち上がったルイズにこっそりと声を掛けるが、自信満々に拒否される。
やはり一度使えた事が自信に繋がっている様だ。
教卓に向かう後ろ姿を、机から覗いて追う。
緊張をしているルイズを宥める様にアドバイスをした教師の言葉に頷いて返す。
生徒達が退避する中で、遂に呪文を唱えた。
「錬金!」
言い切った瞬間に目標だった石から眩い光が放たれる。
そして、後から爆発音と共に爆風が教室内を駆け巡った。
あちこちから出される悲鳴と、舞い上がった砂煙。
しばらくすると風が通り、辺りの光景が見え始める。
爆心地だった教卓の前には煤塗れで気絶した教師と、ボロボロの服になったルイズが立っていた。
「……今日は調子が悪いわね」
「今日『は』じゃないだろ!」
「今日『も』だろ! ゼロのルイズ!」
爆発による被害を受けた生徒達が一斉に罵倒をしているが、ルイズの格好には気が付いていないのだろうか?
ボロボロになっている制服は所々破れており、少し動けば上は乳首が、下はショーツが見えそうだ。
しかし、自分の過去を思い浮かべれば、この年代は性的な事よりも相手をからかったりする事の方が楽しかったりする。
きっとルイズのボロボロの服にも気が付いてはいるが、そこまで意識が向いていないのだろう。
そして、大人になって後悔するのだ。
やれ『あの時、もっと注意深く見ていれば』、やれ『もっと近くに居れば』と……。
もっとも、この世界は貴族が強いので、その気になれば平民の美人を好き勝手に犯せるからルイズには性的な視線を向けないのかもしれないな。
何にせよ、勿体無い事この上ない。
△
目を覚ました教師に罰として片付けを言い渡されたルイズは、粛々と箒片手に床を掃いている。
他の生徒達が誰も居ない中で二人きりの作業。
「なぁ、ルイズ」
「……何よ」
随分と機嫌が悪そうな答えが返ってきた。
「魔法を使って片付ければ良いんじゃないか?」
「……そんな魔法無いわよ」
この世界の魔法はコモンマジックに火、土、水、風の四種と伝説の虚無、それ以外は全て先住魔法と一括りにしている為に、融通が利かないと思い込んでいる。
これがルイズが魔法を使えないと思い込んでいる要因でもあった。
しかし、俺はそんな固定概念は持っていない。
「俺が居た世界では、魔法って言うのは何でもありだったんだよ」
「はぁ?」
「まぁ、聞きなさいよ」
「…………」
胡散臭そうな表情で聞き返してきたが、一先ず聞かせる事を優先させた。
「でな、生活に関わる魔法も一杯考えられてるんだよな」
「あんたの世界は魔法が無かったんじゃないの?」
「無いよ。だけど物語の中では、それこそ世界を破壊する魔法から、髪を整える魔法まで多岐に渡って想像されたんだ」
「ふ~ん……?」
「だからな、この教室を元に戻す魔法も使えるんじゃないかと思ってね」
「だから、そんなのは無いって言ってるじゃない!」
「ルイズ、魔法とは想像の産物だ。だからお前の頭の中に浮かんだ物が、俺の魔力素を使えば実際に出来るんだよ」
「…………」
「短い付き合いだけど、魔法に関しては俺を信じてみろ」
「それは…………、何処を触らせれば良いわけ?」
「まぁ、言うなれば全身……かな?」
「うぅ……」
実績と言うのは何にも変えがたい信用となる。
今まで俺が言った事は全て事実である為に、かなり悩んだ様だが結局はルイズが折れた。
しかし、身体を触る程度で、一々こんなに説得しないといけないのは面倒極まりない。
魔力素の浸透率はルイズが信じると言ったお陰で上がった事だし、ここは魔法を使わせるよりも思考操作をする方へ重点を置こう。
「んじゃ、触るぞ」
「……えぇ、良いわ」
念の為に許可を貰ってから、ルイズの後ろから抱き付いた。
「っ!!」
「もう少し受け入れた方が魔力素は効率良く吸収されるぞ?」
「分かってるわよ!」
行き成り胸を触っては貧乳のコンプレックスと合わさって暴れられるかもしれないので、一先ず肋骨の下から腹に
掛けて撫でていく。
本当なら貴族の淑女が男、しかも平民に身体を触られる等持っての他。
ルイズは魔法を使える様になるという一点のみで、自分の身体を弄ぶ平民を弾き飛ばしたい衝動を抑えていた。
なまじ、実際に魔法が使える様になった物だから抵抗らしい抵抗も出来ない。
「うぅ……」
屈辱で唸るルイズの全身を包み込む様に抱き締めているお陰で、魔力素は今まで以上に流し込められているのを感じる。
単に送り込むのではなく、本人の性格が大幅に変わらない程度に常識を変更していく。
真っ先に変えるのは身体を触られる拒否感を、魔法を使える事実よりも下に思わせる事。
あくまで羞恥心を残しておくのも重要だ。
こうしておけばルイズは恥ずかしがりつつも、魔法を使う為に身体を触らせる。
「くぅ……」
価値観を徐々に替えられていると気が付かないルイズは羞恥と屈辱、そして平民に身体を触らせないと魔法も使えない自分に怒りを湛えていた。
我慢をしなければいけないとの相反する心は身体にも現れており、ぷるぷると身体を小さく震わせている。
このまま感情を押さえ込んでしまっては暴発してしまうのは想像が付くものの、激情はルイズの魔力の供給源である。
完全に押さえ込んでしまうのも問題だが、放置して被害を受けるのも問題だ。
仕方が無く、『使い魔に身体を触られるのは当然』と常識を新たに植えつける。
洗脳する魔力素は使う端から供給してるから問題は無い。
だが、今回はここまでだ。
余り一度に洗脳の深度を深めてしまうと、対象に重大な後遺症が出るかもしれない。
これは刻み付けられた説明書に書いてあった。
「くっ……」
軽い洗脳の効果はすぐに出て来て、強張っていたルイズの身体から心成しか力が抜けた気がする。
それでも完全に身を任せた状態でもないので、相変わらず強張りは残ったままだ。
最初よりは緊張も解けたと思い、腹を撫でていた手を胸へ持って行った。
ボロボロのブラウスから、僅かに膨らんだ下乳を持ち上げる様に触る。
「うぅっ!!」
寝ている時に弄り回しても特殊な興奮があるものの、やはり触った時に反応が返って来るのは良い。
産毛を撫でる様に指を這わせつつ、胸の頂点にある乳首へ到達する。
「ひぅん!」
大きめな悲鳴と共に、大きく身体を震わせて反応を返すルイズ。
肌の表面を撫でていたお陰で鳥肌が立った乳首は、若干硬さを増す。
指が持つ引っ掛かりで弾く度に、腕の中で硬くなっている身体はピクンと跳ねる。
残った突き飛ばしたい欲求を力尽くで押さえ込んでいる為、ルイズの柔らかい尻にも力が込められていた。
背中から抱き付いている所為で、力を入れられた尻に硬くなった陰茎が挟まってしまう。
しかし、当のルイズは身体を弄られる羞恥に精一杯で、その事に気付く余裕が無い。
時間が経つに連れて洗脳も進んできた事を感じ、次の段階に進む事にした。
尻に挟んでいた陰茎をズボンから取り出して、外へ開放する。
「ルイズ、ちょっと手を借りるぞ」
「へぁ!?」
握り締められていたルイズの手を取り、陰茎を握らせる。
「あ、熱い?」
力を込められていた拳を解かれ、何やら熱く、言い様の無い弾力に疑問を感じて思わず視線を手の方へ向けた。
「……って何よこれ!?」
「俺がルイズを触るんじゃなくて、ルイズが俺に触っても魔力素は供給出来るからな」
手に握らされた陰茎に驚愕していたルイズに、何処か的外れな答えを言っておいた。
だが、嘘は言っていない。
「そうじゃなくて!!」
「ん? 使い魔に触るのは変な事でも無いだろ?」
「うぇ……? そ、そうだけど」
洗脳で変えられた常識を突かれたルイズは思わず言葉を詰まらせた。
元々、持っている性的な知識は正しく乙女の様に少なく、手の中にある陰茎と男の性欲に関して甘く見ている節がある。
更に使い魔と触れ合う事に関して肯定的な認識を持たされ、普通なら身の危険を感じて絶叫物の事態になっても、逃げ出す素振りすらない。
「これを握って前後に動かしてくれ」
「う……こ、こう?」
「そうそう」
魔法の事となると信用するルイズは、言われた通りに陰茎を擦り始めた。
小さく女の子らしい手は少し冷たく、熱く猛り切った陰茎に新たな刺激となる。
血管が受け出ている上に、ピクピクと動く姿にルイズの視線は吸い付けられたままだ。
美少女の身体を弄りながら、本人に手扱きをさせながら熱い視線を陰茎に注がれている。
その全てが興奮となり、直接犯さなくても絶頂へと一気に上って行く。
「ふっん、……あっ、何か出てきたけど……?」
「あぁ、も、もう少し強く速くしてくれ」
「ぁう、えぇ、分かったわ」
鈴口からカウパー液が漏れで来るが、ルイズ自身も秘裂を触られていなくとも悦声が漏れ出している。
乳首は完全に硬くなり、摘み易くなった。
小さな胸も心成しか、張って大きさを増した感じもある。
ルイズの手を取って陰茎を擦らせる速度を速くして行き、絶頂を目指す。
多くなったカウパー液が絡まり、ねちょねちょと音が聞こえてきた。
「あっ、こ、こんなに速くて良いの?」
「あぁ、も、もうすぐだからな」
「へっ? な、何が!?」
「うくっ、出る!」
「えっ!?」
そして細い指がカリに掛かり、最後の一押しとなった刺激で絶頂へ達する。
切羽詰った物言いに疑問を感じたルイズの手の中で、陰茎から精液が吐き出された。
「ひゃっ!?」
「うぅっ!」
突然出てきた白い体液に驚くものの、手を固定されている所為で離せない。
断続的に汚されて行く光景に、ルイズは絶句してしまった。
「な、何よこれ!?」
「それも魔力素の一種でもあるよ」
「こ、これが?」
白く細い指を、栗の花の匂いを放つ白濁した体液が流れ落ちる。
魔力素と言われ、殆ど無意識に手の中で精液を弄ぶルイズ。
「何か粘々するけど……?」
折角、洗脳を施している事だし、精液に対しても嫌悪を感じない様に誘導しておく。
「でも『それを身体に浴びれば魔法を使える』ぞ?」
「……ホントに?」
「魔法に付いては、嘘は言わないよ」
「そうだったわね」
あっさりと信じたルイズは精液を白い腹へ擦り付けた。
過去の実績と洗脳が合わされば、多少怪しい言い分でも信じられる。
精液が魔力素でもあるのは間違いないので、嘘も言っていない。
そもそも、俺の身体から出る物なら、意思一つでどんな物にも魔力素を宿らせる事が出来る。
「まっ、そんなもんだろう」
「えっ!?」
俺だけが満足した状態で身体を話すと、ルイズが声を上げた。
「何だ?」
「いえ……、その……」
何やら股間をもじもじとさせて、言い淀んだ。
散々乳首を弄られたルイズの身体には、快感が溜まっている。
それを開放しないままで身体を離されては、性的な欲求が満たされない。
ルイズは気が付いていないが、悶々とした期待が確かにあった。
しかし、身体を離されてこれ以上の性的な刺激は受けられないと理解し、思わず残念そうな声が出てしまったのだ。
ここで茶化しても、ルイズの性格からして維持を張るに違いない。
洗脳しても根本を変えた訳でもないので、一々指摘して心の壁を復活させる事も無いだろう。
「じゃ、次は思い描いた効果が出る魔法をイメージするんだ」
「本当にそんなの出来るのかしら?」
「ルイズが自分の力を信じないと、どうしようもないぞ」
「……そうよね」
「眼を閉じて、身体の中にある魔力素を感じるんだ」
「えぇ」
「そこから魔法が実際に効果を発動してる場面を思い浮かべながら唱える」
十分に息を整えた後、カッと眼を開いて魔法の名前を叫んだ。
「…………『修復』!」
魔力素を含んだ魔法は一気に教室中へ広がり、壊れた物、汚れた物を綺麗にしていく。
光を纏いながら物が移動する様は、魔法らしい幻想的な光景だった。
十分に元の光景に戻ったのを見たルイズは、杖を前に出していた体勢を解いて息を落ち着かせる。
「ふぅ…………」
「出来たな」
「えぇ……、出来たわ」
何処か力の抜けた声で答えるルイズ。
アレだけ必死に練習したにも拘らず成功しなかった魔法。
それが使い魔に身体を触らせるだけで使える様になった事で、少し遣り切れない気持ちがルイズの心を巡っていた。
「まだ、魔力素は残ってるだろうから、ある程度はまだ使えるかもな」
「…………」
「どうした?」
「……何でも無いわよ」
「ふ~ん……」
動き出さないルイズはその場で感傷深く頷き、自分の中で気持ちを落ち着ける。
「さて、ご飯にしましょうか」
「おう」
一応返事をしてしまったが、食事をする場所は違う。
何故か晴れ晴れしたルイズと別れた俺は、朝食を取った時と同じ場所へ向かった。
キッチンで忙しなく動いているマルトーへ声を掛けて、昼食を催促する。
「こんちわ~」
「おぉ、お前か」
「昼飯を下さいな」
「おう、ちょっとそこで待ってろ」
「はいはい」
言われた通りに、少し離れたテーブルへ向かうと、そこには見覚えのある黒髪が食事をしていた。
近付いた俺の姿に気が付き、ふと顔を上げてこちらを向く。
「あれ? 貴方はミス・ヴァリエールの使い魔さんですか?」
「そうだよ。召喚された時に最初に見た顔だね」
お互いの自己紹介を済ませた後は、同じ黒髪は珍しいとの事で話が弾んだ。
「へぇ、シエスタのお爺さんは俺と同じ様な名前の並びなんだ」
「そうなんですよ。結構珍しいですよね」
「じゃ、俺と同じ様に東方から来たって事かな?」
「そうかもしれません」
どうせ異世界から来たと言っても、出身を誤魔化されたと思われるだろうから最初から東方から来たと言って置いた。
会話をしつつも、漏れ出している魔力素を操ってシエスタへ送る。
効果が低い今は、貴重なタイミングを逃す訳には行かない。
そうして一先ず接点を持ち、同じ様な年齢と言う事も手伝って比較的仲が良くなった気がする。
昼食も食べ終り、シエスタは貴族達のデザートを配る時間になった。
暇潰しがてらに手伝おうとしたものの、始めは遠慮をしていたシエスタ。
少しでも魔力素を吸収させておこうと何とか言い包めて、ケーキの乗ったプレートを受け取った。
外に出れば貴族が青空の下で思い思いの話題を楽しんでいる。
例外も無くルイズの姿も見えるも、案の定一人だった。
そのまま視線を巡らせれば、一段と臭い言い分で他の男子生徒の、誰と付き合っているのかという追及を交している少年が目に入る。
例によってギーシュだ。
その足元を見ると香水のビンを発見した。
これが原因で決闘騒ぎになるが、出来れば面倒な事は避けたいと思う。
かと言って、放って置いてはメイドの誰かが拾って騒ぎにもなりかねない。
仕方が無くデザートを運ぶついでに接近して、誰にも知られない様に香水のビンを草むらに蹴り込んでおいた。
地面すれすれを飛んだビンは、音も無く茂みに姿を消す。
これで平和な午後が過ごせると安心して、ルイズの元へデザートを運んだ。
「あっ、あんた! 何してんの!?」
「暇だからデザートを配ってるんだよ」
「だったら、洗濯とかしなさいよ!」
「ごもっとも」
△
それから数日経った。
四六時中ルイズを同じ場所に居る事で魔力素の汚染は進み、今では就寝中なら比較的思い通りに身体を操れる段階までになる。
使い魔としての信頼も着々と積み上げた。
授業においてもルイズは魔法を成功させる様になり、周囲は『使い魔を召喚してから、ゼロのルイズが魔法を使える様になった』と大騒ぎ。
周囲の反応が徐々に公爵家の娘として正しい扱いになって行く。
それに伴い、今まで裏で表で『ゼロ』と貶していた男子達が掌を返した様に近寄ってきた。
前の態度をシッカリと覚えているルイズは、心底幻滅した態度を隠さない。
結局はルイズの周囲に集まっていた生徒は徐々に消えて行き、魔法が使えなかった時と同じ様に孤立してしまう。
しかし、平民に取っては貴族である時点で上の存在である為、仕事の為に仕える態度は変わらない。
その所為でルイズはメイド達に対して良い印象を持ち、眼に見えて態度が柔らかくなった。
いつもなら些細な失敗でも当り散らす事もあったが、今は落ち着きを手に入れて余程酷い態度では無い限り、諭す程度で終わらせる。
もう一つの変化と言えば、タバサの視線が頻繁に向けられてくる様になった事。
これは近い内に接触してくるかもしれない。
そんな変化もあって、俺は今日もルイズの洗濯物を洗っている。
「大分上手くなりましたね」
「そうか?」
「最初の頃よりは汚れも落ちてますよ」
「有難う」
隣に居るシエスタに褒められながら、ザブザブと水仕事に励んでいる。
魔力素を操る力も格段に上がり、密度を濃く出来る様になった事で汚染も短い時間で深く出来た。
眼の光が少しだけ曇った気がするシエスタは、大きな胸を揺らしながら同じ様に洗濯に励む。
適度に会話を楽しみつつ、交流と魔力素の汚染を深めて行った。
洗濯物も洗い終わり、青空の下で風に揺れる衣類を眺めながら小休憩を取る。
隣に居るシエスタの横顔をチラリと見てみるが、やはり何処か不自然な笑顔が張り付いていた。
魔力素から感じられる体調に変化は無いものの、多少の精神的な不具合がある。
しかし、これは数日安静にすれば元に戻る程度。
丁度良い機会であるし、この程度でどれぐらい意志を操れるか試しておくか。
「シエスタ」
「はい?」
名前を呼ばれて俺の方へ顔を向ける。
「ちょっと、胸を見せてくれないか?」
「えぇ、良いですよ? ちょっと待ってくださいね」
そう言ってメイド服のボタンを外して行くシエスタ。
思った以上にあっさりと承諾された事に驚いた。
「良いのか?」
「良いですよ?」
指示をした事で眼に宿っていた光が完全に無くなり、メイド服をガバッと大きく開く。
ルイズの様に服を下ろせば見える程度の大きさではない所為で、開いた襟元から手を差し込んで引きずり出した。
たぷんと幻聴が聞こえるような揺れをした後、日中の野外で巨乳が現れる。
「どうぞ」
「お、おぅ」
胸の付け根の下にメイド服の襟が潜り込み、コルセットを少し上の方で付けた様に強調され、両方からも締め付けを受けているので、前へ突き出す形になっていた。
向けられる乳首は少し茶色をしており、言うなれば日本人の血を引いていると思わせる色。
生地が厚いメイド服を着ている所為で日を受けない胸は、全体的に白く透き通り、よく見れば青い血管が薄く見えた。
「揉んで良いか?」
「勿論です」
思わず聞いてしまった言葉にもシエスタは快く答えた。
「では、お言葉に甘えて……」
「んっ……」
そして、美乳に手を伸ばして下から支えてみれば、触れた瞬間にたぷんと揺れる。
視界から送られる興奮は、申し分ない。
下から触っていた両手を肌に接触させたままで胸の真横に持っていき、親指で乳首をくりくりと捏ね回した。
サラサラで一切弛みが無く、少し力を入れただけで形を変えてしまう。
「はぅ……」
胸を触られる事を好意的に受けたシエスタは、吐息を漏らした。
ルイズでは絶対に味わえない心地良い感触に、手は一層激しく動く。
真正面から鷲掴みにして、パン生地を捏ねる様に思う存分指を動かす。
「あぅ」
「痛かったか?」
「大丈夫です」
苦痛の声でハッとし、シエスタの顔を見ると何処か慈愛を含めていそうな表情をしていた。
これで目に光があれば、愛おしい子供を甘えさせている場面と言われても……信じられないと思う。
少女と言える年齢の女の子が、男に胸を触らせている時点で慈愛とは程遠いが……。
何にせよ、なるべくシエスタに痛みを与えない様に、手を動かして胸を楽しんでく。
「んふっ……」
掌の中心にあった乳首の感触が、徐々に硬く変化してくるのが分かる。
それと同じ様にシエスタの顔色も赤くなり、性的な興奮を溜め込んでいる様子が見て取れた。
手を一旦離し、今度は乳首へ吸い付く。
「はぅん!」
口へ含んだ瞬間に身体を大きく跳ねさせるシエスタ。
悦声も大きく、下手をすれば誰かに聞かれそうだった。
「んっ、シエスタ、あんまり声を出したら誰かに聞かれるぞ」
「あっ、ご、御免なさい」
人目に付くかもしれないと注意を受けて落ち込んでも、胸は曝け出したままで隠そうとしない。
余り時間を掛けていると、他のメイドや授業が終わった貴族が出てきそうなので早々に次へ移るとする。
「次はそこの壁に手を付いて腰を突き出してくれ」
(以下は体験版用の展開です)
「ほ、本当にそんなポーズをするんですか?」
「……あぁ、してくれ」
今まで魔力素の効果で従順に従っていたシエスタが聞き返してくる。
羞恥に顔を染めて目に光が無いのは変わらないものの、反応は正気に戻りつつありそうな感じだった。
「でも、は、恥ずかしいです」
手を身体の前でもじもじとさせ、上目遣いで言ってくる様子は明らかに魔力素で洗脳された状態から逸脱した答え。
効力が消えたのかもしれないが、このまま押し込んで行けば従いそうだ。
「早くしないと、他の貴族に見つかって犯されるかも知れないぞ?」
「えっ!? ……そ、その時は護ってくれますか?」
自分で想像してしまったのか、羞恥から一転した顔色は青くなる。
怯えながらも保護を求める姿は、護ってやりたい気持ちを刺激して止まない。
「あぁ、護ってやるよ」
俺の言葉を聞いて心底安心した雰囲気を出して微笑む。
しかし、シエスタの変化は、すぐに違う物へと変化した。
「『だが、断る』」
「何ィ!?」
つい先程まで浮かべていた儚い笑顔が消え失せ、鋭い視線を向けて来るシエスタ。
余りにも激しい変化で戸惑うしかない。
そんな動揺を余所に、シエスタ(?)は言葉を続ける。
「この私が最も好きな事の一つは、『自分の思い通りになると思っている人間にNOと言ってやる事』よ……」
そう言い切り、一般人とは思えない跳躍力で近くにあった塀へと飛び乗った。
そして、腰を横に捻りって上半身は軽く反らせ、片手で顔を覆う。
ビシッと音が聞こえる様に機敏な動きでポーズを決めた。
「糸口を……見つけていないの?」
「糸口……?」
指の間から見える何処か見覚えのある目。
当然の事ながらシエスタの優しそうな雰囲気は無くなり、意志が強そうな物に変化していた。
しかし、変わったのは目だけではなく、着ている服は勿論の事、身長や髪の長さ、あまつさえ声まで変わっている。
丸出しだった胸は現代風のシャツを着ている所為で隠され、下半身はスカートではなく細身のジーンズ。
スラッとした長身でプロポーションも、かなり良かった。
外見は完全の大人の女性で、その姿に懐かしい雰囲気が感じられる。
「思い出した……」
「どこまで?」
「いや、確か前にもこんな事があったような気がする……」
「…………」
そんな俺の様子に落胆をしたのか、決めていたポーズを解いて普通に正面から向かい合う形となる。
「だけど……」
「……?」
「何処か懐かしい感じを受ける。何処かで会った様な……」
「その調子で思い出して……、世界は貴方を助けてくれるから」
「ど、どういう意味……っ!?」
女の言葉に疑問を感じ、頭を上げた瞬間に周りの光景も一変する。
それまで異世界らしく石の建物で囲われていた場所だったのが、今は長閑な田舎の村になっていた。
どう見ても日本の原風景で、近くには小さな川が流れ、水車が音を立てて回る。
合掌造りのかやぶき屋根を持つ家屋が少数立ち並ぶ光景は、忘れていた帰省本能が沸いてくる様だ。
「これは……見た事がある?」
「そう、貴方は忘れているだけ」
「忘れている?」
「だけど、ここまで思い出せればもうすぐよ」
もはやシエスタが変わってしまった事など頭に無い。
変わった風景に、懐かしくも見覚えのある女。
しかし、考えを巡らせる時間は無くなっていった。
「そろそろ、体験版主人公には退場願いましょうか」
「何だって……?」
「貴方の出番はここまでよ」
「ちょっと待ってくれ! もうすぐ思い出せそうなんだ!」
「駄目よ」
重要な事を忘れてしまっている事を実感した喪失感を胸に、どれだけ訴えかけても女は良しとしない。
「次は、名前を思い出してね」
「待っ――」
俺が言葉を言い切り前に、女は手を一度だけ叩いた。
パンと軽い音が辺りに響いた瞬間、全てが0と1の数字となって崩れていく。
遂には足の裏に感じていた地面の感触まで消えてしまい、重力に従って落ちる。
慌てて女の方を見ても、既に姿が見えない程に遠ざかっていた。
何も出来る事が無い状態で、数字すらも消えてしまうまで自由落下を経験した後、唐突に光が差し込んでくる。
自分の身体が落ちているのにも拘らず、目の前にある光は空中に固定されているかの様に動かない。
風の抵抗で上手く動かない手足を駆使し、何とか目的の場所まで到達すると身体を滑り込ませた。
そして、ガラスが割れたと思える高い音が聞こえ、またもや光景が一変する。
足の裏に感じる硬い確かな感触に視線を下せば、立っている場所が屋根と分かった。
屋根と言ってもからぶき屋根ではなく、一昔前の古い建物の物。
辺りに視線を流してみれば、夕暮れが過ぎた直後の様に薄暗く、寂れた雰囲気が漂っている。
一見すると先程見た懐かしい田舎の原風景だが、そことは違うという事だけはハッキリと分かった。
何より雰囲気が全く違う。
如何にも、何か出そうな空気がする。
しかし、いつまでも突っ立っている訳にも行かない。
「よう」
屋根の上に居る所為で自然と見下ろす事となるが、一先ず下の広場に居る女の子へと声を掛けた。
体験版終り
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追記
差し替えが完了しました。
挿絵のリンクが、どうしても気になる方は再DLしてみてください。
申し訳ありませんでした。