ネギまでズブリ その4.5
その4.5
春休みに入ってから、委員長である<雪広 あやか>が何処となく暗い雰囲気を纏っていると聞いた。
情報源は、子供の頃から付き合いのあるアスナだ。
理由を聞くと、言い難そうにはしていたが弟の命日が近いと教えてくれた。
何でも、外見が子供である俺は弟を連想させ、今年は特にあやかの沈み具合が気になるとの事。
あやかはいつも通りを装っているものの、アスナには影のある表情に見えるらしい。
昔から知った仲であり、弟が生まれる前に死んでしまった所為で落ち込むあやかを励ます為、ちょっかいを出すようになったアスナとしては、今のあやかから滲み出る悲壮感が我慢できないと聞かされた。
「でね、ネギは丁度あやかの弟ぐらいの歳だから、ちょっと励まして欲しいのよ」
自分が行っては喧嘩になってしまうと、心底済まなそうな顔で頼んでくるアスナ。
悲しみを乗り越えるかどうかは本人次第だと思っている俺だが、そろそろあやかにも手を出したかったので良い機会かもしれない。
「……ん、そうだな。委員長が使えないと俺も困るしな」
「良いの!?」
頼んできたのはアスナの筈だが、意外そうな声を上げた。
普段の態度が態度だから、断られると思っていたのか。
「でも、どうすれば良いんだ?」
「流石に弟みたいに甘えろ、なんて言わないわよ。ただ、傍で話し相手になってくれれば気も晴れると思うわ」
「そんなもんか?」
「そんなものよ」
伊達に幼馴染をしていないと言う事らしい。
『喧嘩するほど仲が良い』とか当てにならないと思っていたものの、アスナとあやかには確かな友情が通っている雰囲気を感じた。
「それぐらいなら良いか。で、命日はいつなんだ?」
「明日よ」
「はっ?」
「明日」
△
そんな訳で俺は春休みで実家に帰郷しているあやかの所へ、急に決まった家庭訪問として来たのだ。
正直、アスナにはもっと早く言ってほしかった。
まぁ、今日の朝連絡をして、今玄関前に居る以上は何を言っても遅いか。
いかにも金持ちっぽい豪華な門のチャイムを鳴らすと、テンションの高いあやかが迎えに出てきた。
「ネ、ネギ先生~。ようこそいらっしゃいました!」
豪華なドレスは煌びやかで、金色の長い髪が日の光でキラキラと艶を放って風に遊ばれている。
中学生にしては豊満な巨乳も脚を踏み出す度に揺れ、ドレスの胸の部分を大胆に動かす。
うっすらと化粧をしているのか、頬は赤みを持っていた。
普段は制服姿を見る事が多いので、私服の姿を見るのは新鮮な感じだ。
私服と言うには少し豪華だが……。
ちなみに俺は一人で来ている。
本当はショタコンであるあやかの本拠地へ俺一人送るのは不安だと、アスナが付いて来ようとしていたものの断っておいた。
流石に、家庭訪問と教師の職務を掲げている以上は、生徒であるアスナを連れて来る訳にも行かないのだ。
「そ、それでネギ先生。今日はまた、どうして私などのところへ家庭訪問へ?」
走ってきた所為か、俺を見た所為か分からないが、あやかは心成しか興奮した様子で訪問理由を聞いてきた。
アスナから聞いた訳を言っても良いものかと僅かに悩んだ俺は、結局委員長と交流を深める為に会いに来たと言う事にする。
「クラスを纏める委員長とは仲良くしておきたいと思ってね」
「え、えぇ!? まぁ、そ、そんな……!」
俺の言葉を聞いたあやかは、今迄見た事の無い笑顔で喜んだ。
しかも、何故か息を荒くして俺ににじり寄って来る。
「わかりました! もうネギ先生、仲良くなどと悠長なことを言わず、よろしければさらに深く親密な関係に……」
「お、おぉ……」
原作を読んで知ってはいたものの、実際に目の当たりにすると凄まじい気迫があった。
顔を至近距離に近付けられた事で、あやかの身体から良い匂いが漂ってくる。
恐らく俺が来ると聞かされたので、ドレスだけではなく香水も拭き掛けていたのか。
僅かに香る匂いは決して不快を感じず、むしろあやかの色気と魅力を増やしていた。
よく見なくてもあやかは美少女であり、中学生とは思えない色っぽさを醸し出す。
そして、幼くとも性欲に目覚めた俺の若い身体は、その魅力溢れた誘惑に抗えない。
ハァハァと息を荒くしているあやかの目は軽く正気を失っており、これなら簡単に暗示を刻み付けられそうだ。
「では、早速寝室に……!」
「と、ちょっと待て」
「えっ――」
目的は主に寝室で行う事だ。
しかし、普通に連れられて行っては面白くは無い。
鼻が触れるかどうかまで近寄ってきたあやかの顔をシッカリと見つつ、俺以上に欲望に染まった目へ魔方陣を叩き付ける。
目標は脳であり、そこに蓄積された価値観。
俺の目から発射された不可視の魔方陣はあやかの目を通り、狙い通りの箇所へ到達した。
その影響であやかは一瞬だけ意識を止める。
「――っと、あぁ、そうですね。寝室に行くのはまだ早いですね」
正気を取り戻したあやかは興奮を漲らせていた目を沈め、にじり寄っていた身体も離した。
そして、辺りを見回し、自分が外に居る事を改めて認識する。
「自慢の庭をご案内したいですが……」
流石に立ち話を続ける気は無いのか、あやかは何処か良い場所がないかと口元に指を当てて思案を始めた。
俺としては寝室意外なら何処でも良いのだが、ここはアスナに聞かされていた話の種を使わせて貰う。
「そう言えば、アスナに室内プールがあるって聞いたけど」
「アスナさんからですか……?」
いつも喧嘩を吹っかけてくる天敵と認識しているアスナの名前を聞いたあやかは、眉を顰めて嫌そうな顔を浮かべた。
アスナはあやかが弟を失ったショックを誤魔化させる為にちょっかいを出しているものの、あやか本人はそんな事情を知らない。
どちらかと言えば騒々しい印象しかもっていない相手からの情報と聞けば、やはり喜ぶべきかを迷うのだろう。
これは最後にアスナの気持ちを教えておく必要があるな。
「まぁ、良いですわ。ネギ先生がご希望とあらば、自慢の室内プールへ案内いたしましょう!」
「頼むよ」
「えぇ、ではこちらへ」
「うん」
あやかの先導で金持ちっぽく無駄に広い庭を突っ切っていく。
春の季節特有の植物が芽生える匂いは、リラックスをもたらしてくれる。
庭に咲く花も香りを出し、春風に乗って俺とあやかを撫でては通り過ぎた。
家の中へ入り、暫く歩くと更衣室に到着する。
「ネギ先生、そちらが男性用の更衣室なので……」
言葉を中途半端に止めたあやかが、おもむろに指をパチンと鳴らした。
そして、鳴り響いた音が消える間もなくメイドが出現する。
「うぉっ!?」
「水着はこちらを使用してください」
「どうぞ」
「おぉ……、ありがとう」
立った状態のままで瞬時に現れたメイドから水着を受け取った。
ひょっとしたら忍者以上に素早いメイドは、役目を終えると再び姿を消す。
「では、ネギ先生。少しの間、お別れですね」
「そ、そうだな」
優しく微笑むあやかと分かれた俺は、無駄に広く豪華な更衣室に入って水着へ着替えた。
渡された水着は特に珍しい物でもなく、トランクス型の普通の黒い子供用海パン。
暖房が効いている更衣室の中は、裸になっても寒さを感じない程に暖かい。
着替え終わった俺が目の前にあったガラスの扉を開けると、自慢したい気持ちが分かる広いプールが視界に入ってきた。
窓から春の優しい日の光を惜しみなく受け取り、水面をキラキラと反射させる。
更衣室を同じで暖房が効いているらしく、海パン一丁であっても全く寒くない。
「おぉ、広いな」
「そうでしょう? 自慢の室内プールですよ」
隣から聞こえてきたのは、あやかの声。
更衣室は男女隣同士になっているので、俺がプールに入るのを待って後から入ってきたのだろう。
チラリと声の発生源へ視線を送れば、真っ先に見えるのは綺麗な形を保って、たぷんと揺れる巨乳。
先の方にあるピンクの乳首は心成しか既に固さを増し、前に向いて尖っていた。
最初に俺が教室へ行った時、透視魔法を掛けた眼鏡越しに見た時以上の大きな美乳が揺れる。
纏めていない長い髪が、肩から胸の横を通って身体に張り付いていた。
下へ視線を移すと細い腰に、手入れをされて整えられている陰毛が生える下腹部。
横から見ても下腹部から大陰唇に掛けての膨らみが確認でき、股間周辺の卑猥な印象を引き立てていた。
「早かったな」
「えぇ、ぬ、脱ぐだけですから、ね」
答えるあやかの顔は羞恥に染まり、頬を赤く染める。
しかし、目だけは爛々と性欲で輝き、俺に見られて興奮を感じていた。
先ほどあやかに刻み込んだ魔方陣の効果は常識を変える物だ。
『弟のように思える少年と一緒にプールへ入る時、全裸になるのは常識である』と思わせている。
大事なのは羞恥心を弄っていない所だ。
全裸で人前に出る事を恥ずかしいと思う心を残したまま、性欲を滲ませる俺に見られて興奮する。
一種の露出狂であるが、あやかにとっては褒美にすらなるだろう。
実際に俺が胸、特に乳首を見てから、股間を見た気配を察したあやかは呼吸を荒くして、むしろ見せ付けてくる。
少し前へ屈んであやかの脚の間を覗き込めば、既に内腿では愛液の細い滝が流れていた。
「それじゃ、柔軟体操でもしようか?」
「っ!? そ、そうですね」
「俺が前から見てるから、雪広はちゃんとしろよ」
「うっ!? ……はい、分かりました」
全裸のままで準備体操をすればどんな格好になるか想像したあやかは、言葉を詰まらせるも期待で唾液を飲み込む。
ぎこちなくではあるものの、確かな足取りでプールサイドまで移動すると、俺と正面から向かい合って脚を肩幅に開く。
それから、少し勢いを付けて腰を捻り始めた。
「いっちに、さんし――」
あやかが自分でリズムを刻みながら上半身を左右へ回せば、巨乳が遠心力で外側へ引き伸ばされる。
限界まで腰を捻った後に反対方向へ回し始めると、慣性の法則に従う巨乳は脇腹に当たってぺチンと乾いた音をプールに響かせた。
当然ながらあやか自身にも聞こえており、自分の胸が出すはしたない音で赤かった顔を更に赤くさせる。
それでも動きは止めず、シッカリと柔軟体操をして行く。
「にーに、さんし――」
腰を捻る運動が終わると、次は片腕を上げながら左右に身体を傾ける運動に移る。
「…………」
「いっ!? ……ちに、さんし――」
身体を横に傾けるだけなら真正面に居る俺の存在をハッキリと認識してしまい、俺が揺れ動く胸見ていると察して一瞬だけ羞恥に言葉を詰まらせた。
俺の陰茎は大きくなっており、海パンを履いていても膨らんでいるのが分かると生唾を飲み込むあやか。
「んくっ……、にーに、さんし……」
あやかの視線は俺の海パンへ注がれ、俺はあやかの揺れる巨乳を視姦し続けた。
腰を左右に捻っていた時よりは大人しい揺れ方をする巨乳も、身体を横へ傾ければ左右の高さを変えながら柔らかさを示す。
左へ身体を傾ければ右胸が上がって左胸の上へ移動し、反対に右へ倒せば逆に左胸が右胸の上へ移動した。
胸と胴体が擦れるサラサラと乾いた音が、プールの水の音に紛れて聞こえる。
そして、次は前後に身体を倒し始めるあやか。
「よいしょっと……」
「…………」
前へ上半身を倒したあやかだが、その所為で重力に引かれる巨乳は卑猥に形を変えて縦に伸びてしまった。
軽く上下に勢いを付けて何度か床へ手を付かせると、その反動で左右の胸が互いに衝突してペチペチと音を立てる。
上半身を持ち上げたあやかがそのまま腰に手を当てて背中を反らせると、肩幅に開いた脚の間は前へ突き出され、愛液を流す股間が俺へ差し出される。
「うぅ~――」
「……濡れてるな」
「――っ!?」
腰を突き出した体勢は、女らしい下腹部の凹凸を強調した。
大陰唇だけではなく、陰毛が生えている辺りまでなだらかな盛り上がりと、脚の付け根の凹みや骨盤の形まで、適度に成熟しつつある下半身を惜しみなく見せ付けてくる。
俺の言葉を聞いたあやかは身体を跳ねさせたが、柔軟体操は止めない。
再びあやかが上半身を前へ倒してきたのを見た俺は、その体勢で動きを止めさせた。
「んっ……」
「ちょっと、その体勢で止まってくれ」
「えっ!? あっ、はい」
身体を這い回る俺の視線に集中していたあやかは、話し掛けられた事に驚くもすぐに従う。
腰から上半身を曲げた体勢のまま、床に手を付いた状態で動きを止めるあやか。
そのあやかに斜め前から近付いた俺は、おもむろに海パンを脱いだ。
「っ!?」
反り立つ陰茎は俺と同い年の子供よりも圧倒的に太く長い。
何気に初めて男の性器、しかもショタコンである性癖を直撃する俺の陰茎を見て、あやかは息を飲んだ。
身体を見られる興奮に浸っていた目は見開かれ、俺が歩く事で左右に揺れる陰茎に視線を釘付けにされている。
そんな事を知りつつ、俺はあやかに近寄ると重力で垂れ下がる巨乳を下から掴んだ。
「ふぁっ!?」
掌に掛かる巨乳の重さと柔らかさ。
その中にも成長を予想させる硬さも混在しており、少し指を食い込ませるだけで俺は快感を受けた。
軽く掴んだだけでも尖った乳首が自己主張を強め、変化を感じて思わず乳首を摘んでしまう。
「ひぅん!?」
どれだけ快感に染まった嬌声を漏らそうとも、あやかは俺に言われた通りの前屈姿勢を崩さない。
乳首を捻るように手を回すと胸もつられて捻られ、卑猥に形を変える。
「んっ! だ、駄目です。ネギ先生……」
「そのまま動くなよ」
「んっ!? うっ、はい……」
興奮して硬くなった乳首を弄られる快感が大きく、ギリギリの理性で倫理観を出すあやかだが、止めてやる気はサラサラ無い。
むしろ、あやかが望んだ事でもあるのだ。
一旦指を離した俺はあやかの真正面へ移動してから、目の前に見えている背中へ手を下ろし、脇腹を通って再び胸を掴む。
俺の足は子供らしく短いので、上半身を曲げたあやかの顔の位置へ陰茎が来てしまう。
当然ながらあやかは間近に迫った陰茎を凝視する。
床へ手を付いている体勢なので、長く同じ姿勢をしても安定していた。
俺が両手で巨乳を揉み解せば陰茎も興奮を溜め込み、カウパー液を滲ませる。
しかし、陰茎に直接的な刺激が欲しい俺は、ある意味あやかが最も望むかもしれない命令を出す。
「雪広、咥えてくれよ」
「っ!?」
具体的に何を、と言わなくても、意図を察したあやかはおずおずと顔を近付け、口を反り立つ陰茎へ被せる。
「はぁはぁ……あむっ!」
「おふっ!」
陰茎を包む感触が、暖房の効いた暖かな空気からあやかの熱い口内の感触に変わる。
弾力のある唇は亀頭を挟み、鈴口は口内へ咥えられた。
若干不安定だった陰茎を自分の口で固定してから、あやかは頭を下げていく。
「あっ、おぉ……」
「ん、んむっ……」
あやかに咥えられる陰茎が徐々に口内へ姿を消していき、カリの裏側を唇が包むと竿すらも唇が優しく包み込む。
亀頭の下側には幅の広い舌が這い、漏れ出しているカウパー液を舐めた。
俺も掴んだあやかの胸を揉み解し、乳首を摘んで硬くなった感触を楽しんだ。
左右へ引けば興奮で赤くなった背中の下から俺の手に抱えられた横乳が姿を見せ、軽く手首を上下に動かしてみると、たぷたぷと波打つ。
陰茎が挿入された口内では、あやかが唾液を飲み動作をする所為で自然と陰茎も吸われる。
滲み出ていたカウパー液があやかの唾液と混じり合い、精液よりも先にあやかの体内を汚した。
「くっ、今度は、あ、頭を上下に、んっ、動かせ」
「ん、んむぁっ……はぁ、はい、……ぁむっ」
返事をする為に一旦口を離してから、あやかは命令通りに頭を上下に動かし始めた。
竿の中程まで咥えられれば、亀頭は舌の根元に押し上げられて圧迫され、あやかが頭をゆっくりと引き上げるとカリが上顎の凸凹した表面を擦る。
ヒダとは違った硬い感触に、俺の快感は大きくなっていく。
「じゅぷ、ずず、んっ、じゅるっ……、んんっ、ずっ……」
「くぁっ!」
下を向いている所為で唇から出そうになる唾液を、あやかは卑猥な音を立てて啜る。
竿に付いた唾液すらも削り取ろうとする唇に竿を強く締め付けられ、快感を伴う刺激が増えた。
横へ広がった舌が陰茎を半分包み、ザラザラした舌の腹で亀頭を裏から舐める。
そして、カリの裏側に軽く歯が当たるまで頭は引き上げたあやかは、休憩も挟まずに再び頭を降ろしていく。
「うっ、うくぅ……!」
「んっ、じゅ、じゅるる、ずずっ……」
単に唇を窄めて吸い付きながら頭を上下に動かすだけの拙さは、逆に新鮮な興奮を与えてくれるようだった。
口内でも舌が陰茎を下から包むだけで舐め回してこず、どちらかと言えば快感は少ない。
しかし、美少女が金色の髪を揺らしながら、フェラをしていると言う事実が精神的な興奮を押し上げてくれる。
俺が揉んでいるあやかの胸も快感を追加してくれており、絶頂に達するには問題は無さそうだ。
現に胸を掴む手にも熱が入り、軽く巨乳を揺さ振って硬くなった乳首が掌の中で擦れる感触を楽しんだ。
「んっ! んくっ、じゅる……」
興奮しきった乳首を弄られたあやかも、性的な快感で身体を赤く染める。
あやかの白く綺麗な背中は快感を溜め、徐々に健康的なピンクに色を変わっていった。
体温が上がった巨乳は熱くなり、興奮で張った所為で指に受ける弾力も増える。
陰茎の根元には興奮して荒くなった鼻息が絶えず掛けられ、あやかの口内でも唾液が充満してきた。
「んふ~、じゅ、じゅるる、ふ~! んぐっ! ず、ずずぅ……」
絶頂に近付いた事で張りを増したカリは、あやかが頭を引いたタイミングで歯の裏側に接触して硬い感触を受ける。
熱くなった舌の弾力とは全く違った強い刺激を受けた陰茎は、一気に尿道へ精液を流し込んだ。
「うくっ!? で、出そうだ!」
「んっ、じゅる、ずず~……」
「うおぁ!?」
俺の言葉を聞いて何が出るのかを察したあやかは、咄嗟に陰茎を奥まで咥え込むと強く吸い込む。
舌を陰茎に張り付かせ、弾力があってザラザラする舌の腹が亀頭の裏側から鈴口をヌルリと舐めた。
「くぁっ!?」
「んぐっ!?」
絶頂間近だった陰茎は、あやかの攻めを受けた事で精液を暴発させてしまう。
小さかった痙攣の触れ幅は大きくなり、鈴口からカウパー液を押し出して射精を繰り返す。
「ん、ごくっ……んくっ……」
「おっ、おぁっ……」
喉元で直接流し込まれたあやかも最初こそは咽そうになってしまうが、すぐにタイミングを計って胃の中へ精液を流し込んでいく。
射精をするタイミングで舌が飲み込む動きをする所為で、まるで陰茎を太いストローとして使われて精液を飲まれているとすら思えた。
あやかの口の中へ精液を吐き出すと共に、俺の溜まった性欲も流れていく。
「お、……おふっ」
「んくっ、んぐっ……」
痙攣しながら射精を繰り返していた陰茎の動きが収まっていくと、精液の勢いも徐々に治まっていった。
「うくぅ……、もう、離しても良いぞ」
「んむぁ……ずずっ、んくっ……ふはっ!」
頭を引いたあやかは唇を強く窄めて竿に付いていた唾液を出来る限り削り取り、鈴口から滲んでいた精液を全て吸い取ってから陰茎を口から出す。
暖房の効いた空気であっても、濡れた陰茎は冷たい風として感じた。
性欲を解消して思考が落ち着いた俺は、巨乳を揉んでいた手も離してあやかに準備体操の続きを諭す。
「ほら、準備体操はちゃんとしておかないといけないぞ?」
「……えっ、あっ! んくっ、そ、そうですね」
何事も無かった感じで言う俺に戸惑いながらも口に残っていた精液を飲み干し、前屈姿勢のままで応えるあやか。
短時間とは言え、同じ体勢を維持していた所為で上半身を上げる動作がぎこちない。
ゆっくりと上半身が上がっていけば、重力で下がっていた胸も元の形へ戻る。
そして、俺から見えなかった下半身が見えるようになってくると、大量の愛液で濡れる股間が現れた。
大陰唇から内腿に掛けて愛液の滝が何本も通り、太い体液の流れとなって床へ落ちている。
秘裂は僅かに開き、淫核は生々しいピンク色の姿を僅かに見せていた。
「…………」
「……? っ!?」
俺があやかの股間をジッと見詰めていた事で、精液の味と匂いに思考を犯されていたあやかは初めて自分の股間の惨状に気が付く。
視線を降ろして確認はしないが、股間と太股の濡れ具合をハッキリと認識した様子だった。
その直後に頬を今迄以上に赤くさせ、視線も泳ぐ。
股間は直接触っていないにも拘らず、しつこい愛撫を受けた様にすら見えてしまう程の解れ具合を見せる。
これならば今すぐにでも犯せそうだと思い、俺は密かに陰茎へ回復魔法を使う。
「……あっ! ネ、ネギ先生……」
「あぁ、腰の柔軟体操は手伝ってやるから、床に仰向けで寝るんだ」
「んっ、は、はい……」
力が抜けて下を向いていた陰茎が徐々に力を取り戻し、柔らかかった状態から硬く反り立つ変化を見たあやかは驚いた。
しかし、俺はあえて取り合わず、柔軟体操の続きと称してあやかを寝かせる。
あやかは俺が特に興奮した雰囲気も感じさせない事に、何処となく残念そうな表情を浮かべながら素直に床へ身体を倒した。
普通ならプールの床は冷たいものの、床暖房を導入しているお陰で仄かに暖かい。
「これで、宜しいですか? ネギ先生」
「あぁ、その体勢のままで腕を真横へ伸ばすんだ」
「えぇ、ストレッチですね」
指示を出しながら脚の方から近寄った俺は屈み、あやかの骨盤辺りを掴んで横へ向ける。
「ひゃぅっ!?」
「それじゃ、腰を捻る運動の手伝いをしてやるからな」
「えっ、あっ、はい、お願い致します」
再び身体を触られた所為で、喜びを含んだ悲鳴を出すあやか。
愛液が流れる脚を片方持ち上げて膝を曲げさせ、反対側へ倒して柔軟体操を手伝う。
脚を上げれば、脚の付け根に圧迫された大陰唇が見えた。
下半身を横に向けた事で、より肉厚の唇を思わせる形状は愛液で生々しい光沢を得ており、見ているだけでも発散した興奮を高めてくれる。
反り立っていた陰茎を上から押さえて平行にすると、亀頭を唇の様な形になっている大陰唇へ接触させた。
「ふぅっ!?」
自分の性器に熱く固い感触を感じたあやかは、脚を倒す方向とは反対に向けていた顔をバッと下半身へ落とした。
あやかの視線の先には横へ向けられた自身の尻から太股が見え、その向こうでは俺が股間へ手をやって腰を前へ進めるのが見える。
俺の股間の位置と、先ほど咥えて精液を飲み込み、力が抜けていた状態から硬く反り立つ過程を見た陰茎を思い出すあやかは、性器に何が減り込んでくるのかを理解した。
「あ、あの、ネギ先生……! わ、わたくしは嬉しいのですが、あの……!」
「あぁ、雪広はちゃんと柔軟を続けるんだ」
「えっ!? あの――」
「良いから」
口元に嬉しさを浮かべながら焦ると言う器用な真似をするあやかを無視して、腰を進める俺。
愛液の滑りを纏い、肉厚の大陰唇が亀頭に広げられていけば、唇でキスをしている様な卑猥な形となって俺の視界を楽しませる。
鈴口に膣口の締りを感じるも、拒否するような締め付けは無かった。
むしろ鈴口が減り込んだ瞬間に吸い付いて、奥へと導いているとすら感じる。
処女であるので締め付け自体は強く、亀頭の肌が軽く凹む程には圧迫された。
その状態でも愛液のお陰で挿入はスムーズに進み、確実に膣口を広げていく。
「くぅ……、ネ、ネギ先生……!」
「締め付けが……強い……!」
あやかの腰を横へ向けさせ、脚も重ねさせた事で膣口は強い締め付けを返してくるも、ジワジワと腰を押し進めていけばカリは何とか膣口を突破した。
その途端に亀頭を舐め回すヒダの刺激で、吐き出した筈の精液は急速に補充されていく感覚を受ける。
あやかは膣口を広げられる刺激に大きな違和感を受け、俺を見ていた目をグッと閉じて耐えていた。
横へ伸ばされていた腕も巨乳の前で重ねられ、手は硬く握られる。
「あぁ……! ネギ先生が、私の中に入って……!」
「くっ……」
俺に犯される現状を好意的に受け取るあやかの心情は膣内にも影響を及ぼし、愛液に塗れるヒダは腹筋が動く度に亀頭を這い回った。
俺が更に腰を押し込んで行く程に亀頭は締め付ける膣壁を広げ、竿を咥え込む秘裂では僅かに出来た隙間から愛液を滴らせる。
進んでいた鈴口に処女膜を感じても、俺はゆっくりとした速度を維持したまま腰を進めた。
「ひきゅっ!?」
「うぉっ……」
そして、鈴口でブツリと膜を破った感触を受けた途端に、あやかは下半身を硬直させる。
やはり破瓜の刺激は強いらしく、手は勿論の事、足の指まで丸めてしまった。
膣内はヒダの動きを止めてしまい、亀頭に受ける硬さも硬直した所為で更に強くなる。
あやかが破瓜の衝撃で動きを止めていても陰茎を差し込み、ヌルヌルの大陰唇に竿を挟まれながらも遂には俺の下腹部があやかの太股に当たった。
「うっ、くぅ……」
「ふっ……うぅっ……」
太股の厚みで陰茎は根元まで入らないものの、熱くなって解れている膣内は小刻みに波打ちながら奥へと引き込んでくる。
普段は正面か後ろから犯していなかったので、下半身を横にした状態で犯す胎内の感触は新鮮味があった。
俺の手は無意識にあやかの尻と太股、そして腰を撫で回してしまう。
「あっ、ふぁっ……、駄目、です、うぅん……!」
「くぁ……」
撫で回される感覚を快感としてしか受けないあやかは、全身に鳥肌を立たせて悶えた。
もじもじと身体を動かすと膣内もうねり、ヒダが陰茎を締め付けながら右へ左へと回る。
反り立つ陰茎も亀頭を膣壁に押し付けているので、自然と亀頭がヒダを掻き分けて膣壁へ食い込んだ。
暫くあやかの悶える刺激を受け取っていたが、快感に耐え切れない俺はゆっくりと腰を引いていく。
「んぁ~……、ネギ先生が、出て行きます……うぅ……」
「くふっ、締まる……!」
押さえられた大陰唇は陰茎が抜かれても形を変えないが、秘裂の中にある膣口は竿に張り付いてまで出て行く動きを止めようとする。
しかし、腰の力には勝てる筈も無く、竿をズルズルと扱くだけとなった。
膣内でも亀頭に絡み付くヒダがカリに引っ掛かって少しでも抵抗を示すも、やはり愛液の滑りで表面を流れるだけに終わる。
あやかが好意的に犯されても、やはり処女の膣内では余り積極的な動きは無い。
それでも俺に送られる快感は大きくなった。
「うっ、くぁ……」
「あ、あぁ、ネギ先生……」
カリが出る寸前まで引いてから、今度は勢いを付けて挿入する。
「ふっ!」
「んぁっ!?」
ゆっくりと出て行く陰茎の穏やかな快感に浸っていたあやかは、行き成り最奥に届かんばかりの突き上げを受けて顎を突き上げた。
反動で上に押された巨乳は一瞬送れて上へ移動し、元の位置へ戻る。
あやかの太股を下腹部で叩いた俺は動きを止める事無く腰を引き、また押し込んで本格的なピストン運動を開始した。
「ふっ、はっ、くっ――」
「んっ、ふぁっ、あっ――」
俺が腰を打ち付ける度に胎内を押し上げられる感覚を受けたあやかは、肺を奥から押された様な吐息を吐き出す。
腕に押さえられている巨乳も反動を流し切れずに、腕から食み出ていた部分が波打った。
陰茎が抜かれて掻き出される愛液が卑猥な音を立てて秘裂から流れ、プールの床を体液で濡らす。
亀頭に膣壁を広げられたあやかの身体に走る快感は大きくなり続け、既に全身を小さく痙攣させ始めた。
プールへ入る俺に続いて全裸で隣に立ってから、高まり続けた性欲と望んで犯される快感は急速に絶頂へ上っていく。
「あっ! あぅ! んぁぅ!!」
「ふっ、はっ、はっ、あくっ!」
快感で胸を掻き抱くあやかの膣内は、強く締め付けたと思えば力を緩めて陰茎を迎え入れ、出て行くと同時に波打ちながら奥へ膣壁を引き上がる。
荒く短い呼吸を繰り返す所為で横隔膜が断続的に動き、その反応が膣壁を通して陰茎に伝えられる。
陰茎の形に沿って流れるようにヒダを這わせるあやかの膣内。
本人は絶頂に上る途中で思考は既に放棄しており、単に快感で身体を振るわせるだけにも拘らず、性器だけが陰茎からの精液を求めて動き続ける。
そして、耐え切れなくなった快感で身体を硬直させるあやかは、蕩けた思考のままで絶頂に達した。
「ひっ!? んっ! んんぁーー!!」
「くぉっ!?」
一定の間隔で繰り返された締め付けの刺激に慣れた所で、あやかと同じく快感を溜めていた陰茎に最後の止めとも言える刺激を受けてしまう。
「くぅっ、出、るぅ……!」
急な刺激で暴発しそうだった陰茎を咄嗟に最奥へ挿入し、辛うじて自分の意思で精液を吐き出した。
上下に痙攣を繰り返して子宮目掛けて射精を始め、膣内の最奥で俺の体液を受けたあやかが更なる絶頂へと上る。
「んきぅ!? あ、んぁ!! で、出て、ますぅーー!!」
「ふぁっ!!」
床に付いていた背中すらも反らせて、絶頂の大きすぎる快感に身を焦がすあやか。
陰茎を咥え込んでいる秘裂からは潮を噴き出し、密着している俺の下腹部を濡らした。
吐き出される精液を積極的に奥へ引き込む膣壁は、亀頭を擦って射精を促してくる。
痙攣して上下に動く鈴口にピッタリと張り付きながら、ヒダが出たばかりの精液を子宮口へ送った。
「ふっ……うぁ……」
「んむぅ……」
短くはあるが長く感じる絶頂は暫く続き、俺とあやかは身体を硬直させながら快感を開放していく。
膣壁の痙攣と陰茎の射精も終わる頃には、白かった思考も戻って一息つく余裕を取り戻した。
「うっ……ふぅ……」
「あっ……あぁ、暖かい……」
胸を抱き締めていたあやかはゆっくりと背中を床へ付けて腕を下ろし、横向きになっている自分の下腹部を軽く撫でる。
外見上の一切変化は無いものの、子宮口付近では精液が溜まって体液の温かみをあやかに与えた。
うっとりとした表情を浮かべ、絶頂後の余韻に浸るあやか。
俺も握り締めていたあやかの腰から手を離して、陰茎を抜いていく。
「あっ……」
明らかに残念そうな雰囲気を感じる声を漏らすあやかを無視しつつ、陰茎を取り出した。
広げられていた膣口は大陰唇に即座に隠されてしまうが、あやかが深く呼吸する間隔で混ざり合った二人分の体液が漏れ出す。
静かに大陰唇を流れ落ち、床の体液溜りの範囲を広げた。
「ふぅ、さて、柔軟体操はもう良いだろう」
「えっ、あ、は、はい」
再び力が抜けた陰茎をそのままに、俺はあやかに当初の目的を思い出させる。
精液を短時間で二度も吐き出した俺は完全に賢者と言えるだろう。
腰のダルさはあるものの思考は冷静極まりなく、目の前で股間から精液を流す美少女を見ても何も感じない。
あやかは寝かせていた身体を起こすと、そっと股間へ手を持って行って出された精液を指へ絡ませる。
そのまま目の前へ持ってくると、匂いを嗅いでからおもむろに口へ含んだ。
「ぁむ……」
「…………」
精液の味にうっとりしたあやかの目は、何処にも合わせられていない。
身体を包んでいた消えていく余韻と、俺に犯された事実を反芻しているのだろうか。
しかし、この調子では学校でも妻面をしてくるかもしれないな。
俺としては、あやかを犯したのは単純に性欲を発散させたかっただけ。
あやかにとっては恋心を抱いている俺から犯された事実を好意的に解釈し、他の場所でも今迄以上に特別な行動を示すかもしれない。
普段のあやかの反応を考えれば、ここでシッカリと新しい暗示を与えておかなければ、大変な事になるのは目に見えている。
「雪広、俺を見るんだ」
「雪広だなんて……。身体を重ね合わせた仲ではありませんか、私の事はあやかとお呼び――」
頬を染めながら案の定、恋人気取りの発言をしてきたので、サッサと魔方陣を刻んで催眠状態へと落とした。
「あやか、俺とお前は単に普通の柔軟運動をしてただけで、セックスなんてしていない」
「……していない」
意思を封じられた状態では俺の暗示を拒絶する事など出来る筈も無く、アッサリと暗示を受け入れるあやか。
催眠状態特有の力の抜けた表情を見つつ、俺は後始末ついでに今まで通りの付き合いが出来るようにあやかの記憶を変えていった。
つじつまを合わせ終わると、膣内で溜まる精液の感覚、そして犯された余韻を感じないようにしてから催眠状態の魔方陣を中和する魔方陣を刻む。
「――あっ……?」
「そろそろ泳いでも良いかな」
「あっ、そ、そうですね」
意思を取り戻したあやかは普段通りの態度に戻り、掛けられた暗示で下半身の惨状を気にしない。
座っていた体勢だったあやかが立てば、腹に力が入って膣内から精液が音を立てて漏れるも、それすら気にせずにプールの水を掬って身体に掛けていった。
一先ず自分の精液が流れるプールに入る気は無いので、密かに股間の精液はシッカリと流すように暗示を追加している。
「それにしても、ネギ先生。なぜ突然家庭訪問を?」
股間を洗っているあやかは、思い出したように家庭訪問の理由を聞いてきた。
流石に、最初に言った仲良くなりたいだけではないと感付いていたのだろう。
「あぁ、実はな――」
賢者タイムで紳士の心を取り戻した俺は誤魔化さずに、アスナから頼まれたと教えた。
アスナの今までの態度と、『今日』急に家庭訪問をした理由。
あやかは思ってもいなかったアスナの心を知り、嬉しそうに顔を伏せて優しく微笑んだ。
「全く、アスナさんたら……」
理由を知ったあやかはアスナに対しての印象を改め、正真正銘の親友として互いに認識する。
そして、俺は腰の疲労で泳ぐどころの話では無く、あやかの優雅な泳ぎを見ながらベンチで休む羽目になった。
別に魔法で治せば良いのだが、精神的な疲労は回復できない。
自分で自分の精神まで弄ってしまえば、きっといつか俺は俺でなくなってしまうだろう。
ヒロインを犯すのは俺であり、俺だけが犯して良いのだ。
だから、一つの自戒として絶対に俺自身の精神は弄らないようにしている。
「ネギ先生―! どうですか、私の泳ぎはー?」
「あぁ、上手いよ」
「有難う御座いますー!」
未だに全裸のあやかが背泳ぎをすると、隠されていない巨乳が潜水艦の如く水面から姿を現す。
腕を回す度に波と一緒に振るえ、天井を睨む乳首が空気を切った。
こうして、今日と言う、あやかにとって特別な日は平和に去っていく。
ちなみに翌日、アスナへ遠回しに感謝を述べたあやかだったが、互いに照れる所為でいつも通りの喧嘩に発展してしまった。
しかし、その顔は楽しそうであり、仲の良い印象を回りに与えたのだった。
続く
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