東方双子録 第二幕 その1
空を飛べる様になった双子は住処を紅魔館から寺子屋へ移し、自分達でも出来そうな仕事を探していた。
人里であっても人々が古い暮らしをしているお陰で、子供でも貴重な人手として受け入れられる。
しかし、双子は空を飛べる利点を利用した仕事を求めており、普通に農業だの商売だのをする気は無かった。
「そろそろ、仕事を決めないと駄目だよな」
「そうだね、お兄ちゃん。いつまでも慧音先生の所に入られないし」
今はまだ仕事を探している段階なので家を借りる事は無く、慧音の寺子屋で居候をしている身の双子。
子を孕んだ慧音の姿は何気に普段の生活が大変そうであり、寄生するのは双子の良心が許さないのだ。
『性的な事を認識されない程度の能力』を使って犯し倒したが双子の心根は優しく、相手を労わる心はシッカリと持っていた。
そして、慧音の姿を見て思い出したのが霊夢の事。
慧音と同じ様に双子の子を妊娠したものの、普段霊夢は博麗神社で一人暮らし。
生活は大変だろうと、仕事を探すのに少々疲れた双子は休みを兼ねて様子を見に行こうとしているのだ。
暫く飛べば見えてくる博麗神社。
「あっ、見えてきた」
「霊夢お姉ちゃん、大変なのかな?」
「さぁ、寺子屋に預けられてから神社には行っていないからな。分からない」
「そうだね。新聞も難しい漢字でよく分かんなかったし……」
「まぁ、行けば会えるだろう」
「うん」
一見して身重の霊夢を心配している雰囲気を発し、表情も心配そうな顔をしているが、心の底では性欲が沸きあがりつつある。
仕事を探すに忙しかった数日は身近に居た慧音には手を出さず、一度も性欲を発散させていない。
博麗神社と寺子屋、紅魔館とたらい回しにされても性的な欲求だけは満たされていただけに、溜まった性欲は双子が自覚しているよりも大きかった。
神社の鳥居を飛び越え、直接石畳に降り立つ双子。
「あれ?」
「あっ、確か魔理沙お姉ちゃんだっけ?」
「おっ? 外の双子じゃないか」
いつもなら掃き掃除をしている筈の霊夢は見当たらず、代わりに目に入るのは縁側でのんびりと湯飲みを傾けている白黒の衣装を纏う金髪の少女<霧雨 魔理沙>
隣に置いてある黒を基調とした尖った帽子を被り、箒に跨って飛ぶ姿は見れば、誰であっても大抵は魔理沙が魔女と認識するだろう。
いつもなら霊夢と一緒に茶を楽しんでいる状況でもあるが、今は魔理沙一人しか見えない。
「霊夢お姉ちゃんは居ないの?」
「霊夢なら永遠亭で定期健診に行ったぜ」
「永遠亭って、病院みたいなところだよね?」
「年の功で知識がある薬師の居る所だ」
魔理沙は、からかうように口元をニヤリと上げて笑う。
双子は年の功の意味が分からず、魔理沙の言った皮肉は分からないものの、何処と無く褒めていない事だけは察した。
「それにしても久しぶりだな。寺子屋に連れて行って以来か?」
「うん、そうだね」
兄が答えると、双子は肩が触れそうな程に近い位置で、魔理沙を挟むように左右へ座った。
至近距離に座った事で双子は久しく嗅いでいなかった美少女の匂いを感じ、大人しくしていた性欲が急速に首をもたげる。
そして、遠慮をしない双子は手を二人同時に上げ、魔理沙の胸へ近付けた。
「んっ……、まぁ、お茶でも飲めよ。霊夢のだけど」
「うん」
「有難う。魔理沙お姉ちゃん」
「あぁ、私が手ずから入れるんだから感謝して飲めよ? 霊夢のだけど」
小さな手が黒い服の上から、程好い大きさの胸に重なる。
柔らかな感触を双子の手に返しつつ、指が胸の中へ食い込んだ。
服の下には白いシャツと下着をつけている魔理沙だが、力が加わる指を押し退ける事は出来ない。
胸を触られた所為で反射的に声を漏らしても、魔理沙は双子の能力で胸を触れられている現実を一切認識できていなかった。
いつもの事ながら抵抗しないので双子の手は大胆に動き、胸の大きさを確かめるようにゆっくりと揉み解していく。
「でも、魔理沙お姉ちゃん、勝手に飲んだら霊夢お姉ちゃんに怒られるんじゃないの?」
「んっ、大丈夫だって。ぅっ、後で酒の一つぐらい差し入れておけば、機嫌も直るだろうからな」
「そんなものなの?」
過去に胸を揉む経験を積んだ双子は手付きを巧みにさせ、刺激を受ける魔理沙は会話の中に吐息を混じらせる。
魔理沙はいつも通りの表情を浮かべているものの、頬を赤くさせ、胸を揉まれる刺激が身体から性的な反応を引き出した。
双子の顔も厭らしそうに性欲を浮かび上がらせ、幼く無邪気な欲求が前面に出ている。
しかし、魔理沙は胸を揉まれている事と同じ様に、双子の表情にも気が付いていない。
魔理沙がお茶を入れる間にも双子の手は胸を揉み解していき、刺激を受けて硬くなった乳首を重点的に抓り始める。
「あっ、んっ、くふっ……!」
快感を受けた魔理沙は腰をピクピクと小さく跳ねさせ、甘い吐息を吐き出す。
双子の小さな手が胸を下から持ち上げて僅かに指へ力を入れ、上に手を移動させて弾力を楽しみながら揉んでいく、
胸全体を覆う為に目一杯指を広げても魔理沙の胸を掴みきれなくとも、親指と人差し指で乳輪から絞るように乳首を摘んだ。
「ふっ……うっ……ほら、出来たぞ。ぁっ」
「有難う」
「有難う! 魔理沙お姉ちゃん」
湯飲みを渡された双子は自由な方の手で受け取り、ごく普通の味のお茶を飲み干す。
若干熱かったが、それ以上に魔理沙の胸を揉むのに意識が行っていた。
全体を揉んでいた手は下乳を支える位置へ下げられ、重さを確かめながら再び揉む。
「パチュリーお姉ちゃんよりは小さいよね」
「うん。霊夢姉ちゃんと同じぐらいかも?」
「あぁ、流石に霊夢が入れた物とは味は違うと思うぞ?」
魔理沙の胸も平均よりは大きいのだが、流石にパチュリーと比べれば小さい方だった。
しかし、エプロンドレスの上からでは分かり難いものの、双子の手に余る大きさはギリギリ巨乳と言える大きさ。
肝心の魔理沙は自分が入れたお茶を、霊夢が入れたお茶と同じ味だと言われたと認識し、見当違いな答えを返した。
双子は性的な意味を持つ言葉も認識されないのは知っており、今は胸を揉むのに忙しいのも合わさって特に間違いを訂正しようとしない。
「魔理沙お姉ちゃん。霊夢お姉ちゃんは妊娠してるんじゃないの?」
「つっ、あぁ、父親は分からないらしい、けどな」
「俺達が父親だって言ったら信じる?」
「……あぁ? 外の言葉か?」
ニヤリと笑いながら白状する兄に、認識出来ない言葉を聞いた魔理沙は胡散臭げな顔で返す。
暫く胸を揉まれて快感に顔を染める魔理沙だったが、唐突に立ち上がった。
「おっと、そうだ」
「あっ」
「あぁ……」
双子は手から離れてしまった胸を名残惜しんで情けない声を出す。
「双子。今度は私の家に来てみないか?」
「えっ?」
「魔理沙お姉ちゃんの家?」
魔理沙の活発な印象を受けさせる明るい笑顔での誘いを受けるも、双子は行き成りの言葉に戸惑う。
唐突過ぎる提案は、性欲に染まっていた双子の思考を止めさせるのに十分だった。
「博麗神社に寺子屋、それから紅魔館へ行ったのなら私の家がある魔法の森にも来ないとつまらなんだぜ?」
「えっ?」
「…………?」
魔理沙には、双子の住居の移動が幻想郷を見回っているかのように見えたらしい。
確かに幻想郷にとっての主要な拠点を回っているのは事実。
実際は完全に盥回しであっても、魔理沙は自分の住処である魔法の森も幻想郷にとって重要だと教えたい様子だった。
「普通の人間だったら入った途端に身体を悪くするだろうけど、飛べる程度に魔法を使えるなら大丈夫だろ」
「えっ、ほ、本当に大丈夫なの?」
「たぶんな!」
体調を崩すと聞いた兄は不安げに聞くも、あくまで明るく言い切る魔理沙。
しかし、人間である魔理沙は普通に生活しているので、双子も何処と無く大丈夫だと思ってしまった。
何よりも魔理沙の家に行けば、思う存分犯せるかもしれないとの欲望が勝る。
「分かった」
「おっ、良い返事じゃないか。それじゃ早速行こうか」
「えっ、でも、これ……」
そう言って弟が指差したのは、中身の入っていない湯飲み。
流石に出しっ放しでは霊夢も困るだろうと思う弟に、魔理沙はニヤッと笑うと指を振って魔法を使った。
「わぁ!」
「すげぇ……!」
魔理沙の指から色とりどりの星が出たと思えば、空の湯飲みと急須が宙に浮いて台所のある方向へ飛んでいく。
自分が空を飛ぶ以外に魔法らしい魔法を見た双子も、感動の声を出した。
パチュリーから魔法を習っていたが、空を飛び魔法の習得で忙しくて他の魔法を見る機会が無かったのだ。
得意げに胸を反らす魔理沙は暫く指を振って双子の歓声に答え、箒を呼び出すと帽子を被る。
「これで良いだろ? じゃ、今度こそ私の家に行こうか」
「うん」
「ねぇ! 俺達もあんな魔法使えるかな?」
「それは双子次第じゃないか?」
少年らしくワクワクした顔で聞いてきた兄へ、ニッコリと笑いながら答える魔理沙は箒に乗って脚を地面から離した。
「さぁ、私の後に付いて来るのは難しいぞ。シッカリ飛べよ?」
「あっ!」
「待ってよ! 魔理沙お姉ちゃん!!」
飛び立ってすぐにトップスピードを出した魔理沙を追って、双子も空へ身体を躍らせる。
重力の楔を感じ、風を裂きながら三人は魔法の森へ飛んでいく。
そして、魔理沙がお茶を飲んでいた縁側から角を曲がった所に、空の湯飲みと急須が置かれているのを発見した霊夢が怒髪天を付くのは、これから数時間後の出来事。
不精の魔理沙が魔法を使ったのは、湯飲みと急須を双子から見えない位置へ移動させる為だったのだ。
△
博麗神社を離れ、魔理沙の先導で暫く飛んだ先には何処と無く瘴気が漂っている森が見えてくる。
幻想郷にある他の森とは明らかに違う外見であり、空から見ても全体が薄暗い。
木々は鬱蒼と生い茂り、葉の隙間から時折見える地面は苔の色を濃く覗かせる。
風が吹く度に樹が揺れて埃の様な何かが森の中から舞い上がり、空へと消えていく。
「……魔理沙お姉ちゃん、本当にここに住んでるの?」
「住めば都って言うだろ? それに私の魔法はキノコを使うからな。湿気のある魔法の森は住処に打って付けなんだぜ」
「そうなんだ」
見るからに人が住む環境ではない森の光景に、双子は物怖じしてしまう。
普通の場所よりも妖怪が似合いそうな森の重い雰囲気は、人としての潜在的な恐怖を刺激してくるようだった。
そこに住んでいる魔理沙が明るく返した事で僅かながらに恐怖は和らいだものの、双子の顔は心成しか引き攣っている。
「おいおい。魔法の森で怖がってちゃ、幻想郷では生きていけないぞ?」
「うぅ……」
「だって……」
「仕方のない双子だなぁ」
魔理沙自身も魔法の森が普通の人間には辛い環境だと認識しているので、久しぶりに見る人らしい反応を浮かべる双子に苦笑いを返した。
「まぁ、私の住んでいる場所は開けた所だから、多少はキノコの胞子も少なくて他よりは安全なんだぜ」
「ほら」と魔理沙が指差した方向には樹が少なく開けた場所があり、中心には一つの立派な家屋。
博麗神社や人里の純和風建築ではなく、何処と無く和洋折衷を感じさせる家だった。
「あそこが魔理沙お姉ちゃんの家なの?」
「そうだぜ」
「結構大きいね」
「色々、研究とかしてるからな。人里に並んでる家よりは広いぜ」
「へぇ~」
そして、はっきりと家全体が見える距離まで来ると、玄関に一人の人物が立っているのを発見する兄。
「あっ、魔理沙姉ちゃん。誰か来てるよ」
「おっ? あれは……」
一人暮らしにしては立派で大きな家の玄関の前に立つのは、肩に掛かる程度の金髪を持つ少女。
全体的に青を基調とした服装で、白の襟が掛かる両肩にはそれぞれ人形を一体ずつ乗せており、片手には籠と本を持っている。
先に降り立った魔理沙は親しげな口調で、玄関の前に立つ人物に声を掛けた。
「アリスじゃないか」
「あら、出かけてたの?」
「あぁ、ちょっと霊夢の所にな」
魔理沙に後ろから声を掛けられて振り返ったのは、七色の人形遣い<アリス・マーガトロイド>
霊夢や魔理沙に負けず劣らず美少女であり、口調も落ち着いているので何処か大人っぽい雰囲気を発していた。
声を掛けられたアリスは魔理沙へ視線を向け、流れで後ろに居る双子を見る。
「クッキーを焼いたから持ってきたんだけど、お邪魔だったかしら?」
「いや、そんな事は無いぜ? 茶菓子の当ても出来たからな」
「そう。なら、良かったわ」
ふわりと笑うアリスは、片手に持っているクッキーの入った籠を魔理沙へ差し出した。
受け取った魔理沙は匂いを軽く嗅いで、心底嬉しそうに笑う。
「良い匂いだな」
「まぁね。上手く出来たと思うわよ?」
「そりゃ楽しみだ」
親しい間柄の魔理沙とアリスは仲の良い雰囲気を出せば、自然と双子を蚊帳の外にしてしまった。
それに気が付いた魔理沙は双子へ視線を送ると、手招きをして呼んだ。
「おっと、双子。こっちに来い」
「えっ、うん」
「分かった」
魔理沙の隣に並んだ双子は心成しか人見知りの反応を返しており、アリスへ微笑ましい気持ちを湧き上がらせる。
実の所はアリスの美少女っぷりに見惚れていただけなのだが、とうの本人は自分の外見が平均よりも上だと言う事を余り理解していないので、初めて会う人物に緊張しているのかと思っていた。
「アリス、こっちの双子が外から来た外来人だ」
「噂は聞いてるわ。何でも紅魔館でパチュリーに空を飛ぶ為に師事したとか」
「おっ、耳が早いな」
「新聞を読んだのよ。個人的にはその後に出た記事の方が印象深かったけど」
アリスへの紹介が終わると、今度は双子へ向き直ってアリスを紹介する魔理沙。
「でだ、双子。こいつが今日の茶菓子を持ってきてくれたアリスだ」
「初めまして、双子の外来人さん。アリス・マーガトロイドよ」
「あっ、初めまして」
「初めまして。アリスお姉ちゃん」
「ふふっ、元気な子達ね」
双子の内心を知らなければ、初対面で緊張を見せるように思える双子の様子を微笑ましく見るアリス。
良い意味で人形のように可愛いとも美人とも言える美しさを持つアリスは、笑みを浮かべるだけで双子を虜にした。
そして、アリスは顔の隣に待機させていた二体の人形を前へ出して紹介する。
「この子達はシャンハイとホウライよ」
「ヨロシクネ」
「ヨロシクナ」
「えっ!?」
「喋った!?」
「そいつらまだ喋るのか?」
「えぇ、地底での異変以来ね」
宙に浮いたまま、くるりとその場で回って礼をした人形達は片言で挨拶をした。
人形が動いているのは魔法を使っていると分かって居たものの、まさか喋るとは思っていなかった双子は驚く。
「よし、じゃ、早速茶会と洒落込むか」
「えぇ、そうね」
驚く双子を置いて、互いの紹介を終えたと認識した魔理沙はアリスを伴って家へ入っていった。
双子も驚いたままで固まっていたが、慌てて後に続く。
扉を開けて入る家の中は、空から見た外見通りに広かった。
しかし、それ以上に物が乱雑しており、辛うじて脚の踏み場は確保してある程度。
所狭しに積み上げられた本の数々、実験用と思われるキノコの瓶詰めに、キノコを干した物が天井や窓枠に吊るされていた。
「うわぁ……」
「凄い……!」
「……魔理沙、もう少し片付けたらどうなの?」
「これが一番綺麗で整理された状態だぜ?」
「全く……」
へらへらと笑いながら断言した魔理沙に、アリスは肩をすくめて呆れる。
積み上げられた本で狭くなった部屋を少し歩けば、テーブルと椅子が用意してある一角だけ、広く空間を取ってある場所に出た。
薄暗かった魔法の森では珍しく暖かな日の光が窓から差し込み、物を置き過ぎて若干暗かった家の中で暖かさを感じる。
何気に何度も訪れているアリスは勝手知った場所と、いつも使用している椅子に座り、シャンハイとホウライもテーブルの上に待機させた。
「双子も適当に座っててくれよ。私は茶を用意してくる」
「あっ、うん」
「分かったよ。魔理沙お姉ちゃん」
そして、魔理沙は本の森も抜けてキッチンへ姿を消した。
残された双子はアリスの両側へ座り、初対面とは考えられない位置に陣取る。
それこそ、博麗神社で魔理沙の胸を両側から揉んだ時の様な近さだった。
最初はアリスの雰囲気と可憐さに物怖じしていた双子も無邪気さを取り戻し、青い服の下に隠されている身体に興味を移す。
じろじろと身体を観察すれば、アリスの身体は魔理沙に比べればプロポーションは良いように見える。
前へ突き出た胸元はアリスの胸が巨乳である事を示唆し、呼吸をするだけで小さく震えていた。
腰ではフリルが付いたピンク色の帯がキュッと引き締め、腰の細さを証明する。
「ひょっとして人里で人形劇をしてるの、アリスお姉ちゃんなの?」
「えぇ、恐らくそうよ。私以外に人形劇をしているのが居なければ、だけど」
「へぇ」
双子の視線はテーブルの上で寛ぐ人形達に向けられるも、ジワリと上がった手だけはアリスの胸に向かった。
下からゆっくりと上げられた手は下乳を持ち上げる。
「っ!?」
博麗神社で持ち上げた魔理沙の胸より明らかに重く、たっぷりと双子の掌に乗ったアリスの巨乳。
服の上からでも分かる胸は、下着の補正を考えても形が良かった。
持ち上げた僅かな動きでさえも反動を吸収して上の方は揺れ、下乳では双子の手に乗り切らなかった胸の前の部分が柔らかく食み出る。
暖かな重さと胸の奥から感じられるアリスの鼓動は、移動する際に収まってしまっていた双子の性的な興奮を一瞬で復活させた。
胸の根元から持ち上げていた手が前へ移動すれば、アリスの身体に下乳を擦られる刺激が送られる。
「んふっ……」
鼻から抜ける吐息を発したアリスは頬を赤く染めた。
双子の手も下乳から乳首へ向かうと、魔理沙の胸を弄った時の様に服の上から先端を摘む。
「んっ……!」
アリスは特に会話する事も無く魔理沙を待っていると思っているが、スカートの上に行儀良く置かれている白く細い指は忙しなく動かされ、呼吸も落ち着きを無くしている。
小さな指で捏ねられた乳首に強い圧迫を受けた途端、アリスは肩をピクンと小さく震わせた。
「アリスお姉ちゃんのおっぱい柔らかいね」
「そうだな。でも、美鈴姉ちゃんとかよりは小さいよな」
「うん」
「うっ……んんっ……」
青い服ごと掴んで、アリスの巨乳を好き勝手に陵辱していく双子。
食い込んだ指を柔らかく包み込む胸は形を卑猥に変えられ、乳首の膨らみすら徐々に浮かび上がる。
手が動けば胸は下着の中で動き、布で乳首が擦られた。
小さな刺激であっても続けざまに送られれば、アリスの身体にも興奮が目覚めていく。
そして、双子の厭らしい好奇心は胸だけに飽き足らず、今度はスカートに隠された下半身へ移った。
双子がアリスを挟んで座っている位置の関係上、スカートを捲る為には胸から手を離さなければならない。
名残惜しくも巨乳から離した双子の手がスカートを引き上げていけば、脛を覆う皮のブーツが現れ、何も履いていない太股が見え始める。
「貴方達は人形劇に興味はあるのかしら?」
「ん? ん~……」
「今は仕事を見つけるのに忙しいかなぁ」
「あぁ、確かもう独り立ちしたんだけっけ?」
「俺たち双子だけど」
「そう言えば、双子でも独り立ちって言うのかしら?」
揉まれる刺激が消えたお陰で、アリスの言葉から吐息が消えて普通に会話をしていた。
しかし、スカートを捲り上げ終えた双子の手が白い太股に触れると、再び身体をピクリと跳ねさせたアリス。
「っ!?」
太股の触り心地を確かめるように双子の手は肌を撫で回し、捲られたスカートに隠される股間へ進入していく。
篭ったアリスの体温は心地良く、適度に湿り気を感じる。
サラサラの肌を撫でているとすぐに下腹部へ指が当たり、スカートとは違った薄い布の感触を受けた。
綺麗な姿勢で座るアリスは膝も閉じられているので、双子は股間を触り易いように内腿へ手を差し込んで脚を開く。
「ん……」
スカートを捲られた状態で脚を開かれ、アリスは暖かかった股間に外気を感じて声を漏らした。
開放された股間へ双子の指が近付き、ショーツのクロッチを持ち上げる大陰唇へ触れる。
「ひっ!?」
小さな指が僅かな力で押せば、簡単に指先を食い込ませる柔らかさを大陰唇が返した。
胸よりも柔らかく、胸よりも暖かい大陰唇に触れた双子の笑みはキラキラとしたものに変わる。
ショーツの上からであっても秘裂は簡単に布ごと指を食い込ませ、双子の指先を生暖かい体温が包む。
「くぅん……!」
二本の指が秘裂の形に沿う様に動かされると、アリスは長く生きた人生で始めて他人に性器を触れる感覚に声を漏らす。
快感を含んでいない声は鼻を抜け、形の良い眉を顰めさせた。
左右の大陰唇を双子がそれぞれ撫で回しつつ、クロッチの端から指を差し入れる。
「っ!?」
胸と性器を弄られた刺激はアリスの秘裂から愛液を引き出し、進入してきた指を滑る体液が迎えた。
「あっ、アリス姉ちゃん濡れてる!」
「ホントだ!」
「んっ、それ、外来の言、ひぅっ!?」
性器が濡れている事を示唆する言葉がアリスは理解できず、意味を聞こうとした途端に双子は大陰唇を左右へ開く。
ショーツの中であっても、普通ならばありえない感覚を性器に受けて短く高い悲鳴を出したアリス。
顔は天井へ跳ね上がるように向けられ、太股の上に置かれた手は硬く握り締められる。
反動で巨乳も揺れるが、双子の視線は露出した白い太股と、捲り上げられたスカートが纏められている股間にしか向かっていない。
双子は開かれた大陰唇の端同士に愛液の糸が繋がる感触を感じ、小さな指先を我先にと膣口がある辺りへ差し込んだ。
「んくぅっ!?」
「やっぱり、アリス姉ちゃんも狭いよな」
「うん」
侵入して来た指先は愛液の滑りで比較的簡単に受け入れられるが、膣口が処女の締め付けをもって強く反発を示す。
ヌルヌルと秘裂の中を弄り回す双子は、このままでは余り意味は無いと察し、互いの目的を双子特有の連帯感で決めた。
兄は指を二本に増やして膣口へ深く差し入れ、弟は包皮に包まれる淫核へ指を移動させる。
「うぅっ……!?」
狭い膣口を通り過ぎて膣内へ入った兄の指が、近くにあるヒダを撫で回す。
成長しきったと言えるヒダは一枚一枚が肉厚と感じ、指先を押し付けるとヒダの隙間へ減り込んだ。
愛液でヌルヌルになっているお陰で動かし易く、アリスが快感で下半身を小刻みに動かすと同時にキュッと締め付けてくる。
幾ら小さな指であっても異物を胎内に入れられた感覚はアリスに取って未知の刺激であり、始めての経験だった。
穿るように膣口付近で指が回されると、膣壁を押されて性感を無理矢理目覚めさせられていく。
締め付けるだけだったが指を動かす程に奥から波打つ動きが大きくなり、奥へ引き込もうとも外へ押し出そうともしてきた。
弟が弄る淫核も既に包皮の中から固い感触を返し、少し弄るだけでヌルリと姿を現す。
余りにも簡単に出てきた手応えを感じた弟は強く摘んだ。
「えい!」
「ひゃぅん!?」
「おっ!? ど、どうし――」
直接淫核を触られたアリスの身体は、今までで一番の反応を返した。
ピクンと身体が跳ねるどころではなく、完全に椅子から飛び上がったアリス。
流石に台所でお茶を用意していた魔理沙に聞こえたらしく、慌ててお盆を持ちながら戻ってくる。
そして魔理沙が見たものは、アリスがスカートを捲られ、双子が股間へ手を差し込んでいる光景だった。
しかし、驚いた様子を見せたのも一瞬であり、言葉だけは落ち着きを取り戻す。
「な、何だよ、アリス。変な声を出して」
「ご、御免なさい。ちょっと変なシャックリが、ひぅ、で、出たみたい」
「全く……。普段人形ばかり相手にしてるから、油断してるんじゃないのか?」
「んくっ、そ、そんな事は、はっ! 無いと思うわよ?」
浮いてしまった尻を椅子へ落ち着かせたアリスは何とか平静を保とうとするが、どれだけ動いても股間に張り付く双子の手からは逃れられない。
滲み出る愛液は双子の指への滑りを増やし、ショーツに卑猥な染みを広げていく。
青い服を大きく持ち上げている胸でも、性的な刺激で硬くなった乳首がハッキリと浮かび上がった。
テーブルへ湯飲みを置いた魔理沙もアリスが股間を弄られる光景は見ており、頬を赤くさせる。
双子の能力の所為で行為を止める事はないが、それでも積み重ねられた一般常識が恥ずかしさを顔へ浮き出させた。
「ま、まぁ、茶も入れたから喉の調子を整えろよ」
「ふぁっ、え、えぇ、ふっ、そうさせて、ぁっ、貰うわ」
「ほら、双子も飲めよ。茶菓子もあるし」
「うん、有難う。魔理沙姉ちゃん!」
「有難う!」
「おぅ」
差し出された湯飲みを受け取ったアリスは双子に秘裂を弄られつつ、愛液で水分を流した分だけ補給する様に飲み干していく。
アリスを両側から挟んでいる双子の腕はテーブル側にあるので、一旦秘裂から手を離さなければ湯飲みは持てない。
仕方なく愛液に塗れた手をアリスのスカートの中から引き出し、僅かな休憩を挟む。
「ふぅ、魔理沙姉ちゃんのお茶は美味いなぁ」
「そうだね。お兄ちゃん」
「そうか? 霊夢に比べればあんまり美味くはないと思うけどな」
「んふぅ……。私も、魔理沙が入れるお茶は美味しいと思うわよ?」
「ふふん。なら素直に賞賛は受け取っておくんだぜ」
秘裂を弄られる刺激から一時的に開放されたアリスも言葉に吐息を混じらせる事無く、魔理沙のお茶を評価した。
四人はアリスが持ってきたクッキーも食べ、まったりとした空気を楽しむも、双子は未だに陰茎を固くしたままであり、一刻も早く性欲を開放したいと気持ちを逸らせる。
互いに視線を交わした双子は、兄が魔理沙の隣へ行って行き成り胸を掴み、弟は再びアリスの股間へ手を差し入れる。
「うっ!?」
「ふぁっ!?」
同時に出てきた声の一方は愛液を垂れ流すまで弄られている所為で、明らかに快感を含んでいた。
それを聞いた弟も、無邪気な笑みを厭らしく浮かび上がらせる。
滑る股間では、弟の指が解れていた膣口へ差し込まれた。
「んぁっ!?」
再び侵入して来た異物に腰を振るわせるアリス。
兄の指と違って遠慮の無い動きは膣壁を指先で強く押し、膣内から腹を持ち上げた。
ヒダを分け入りながら刺激を送れば、収まりつつあった愛液も量を増やす。
ぬちゃぬちゃと自分の股間から体液の粘る音を聞いたアリスは、余りにも卑猥な音で顔を赤く染めた。
幾ら認識できないと言っても、愛液を掻き回される音が膣内から身体の中へ響くのは羞恥を感じるらしい。
弟の指をキュッと締め付ける処女の膣口は、軽く抜き差しを繰り返す動きにつられて秘裂から膣口を僅かに食み出させた。
大陰唇は内側から捲り上げられ、弟の指を暖かく挟むと指は性感帯でないにも拘らず、兄へ快感を送る。
「うっ! ふっ!」
横からアリスに張り付いていた弟は指を抜くと、素早くズボンを脱ぎ去って反り立つ陰茎を取り出した。
それから、アリスの正面へ回って、スカートから曝け出されている脚を抱えながら持ち上げる。
アリスが椅子の上でM字に脚を開かれてしまえば、愛液で透けるショーツがスカートの中から出てきた。
指を差し入れていた所為でショーツは片方の大陰唇だけを食み出ており、弟の興奮を刺激して止まない光景を見せる。
鼻息を荒くしながらショーツのウェスト部分へ指を掛けた弟は、何の躊躇いも無くショーツを抜き去った。
「あっ……」
椅子に挟まれていた尻の布が若干脱がしにくかったものの、愛液の滑りが脱がす手助けをする。
そして、股間を守る物が無くなったアリスの股間は、弟の目の前に性器の全てを見せた。
刺激を受けた秘裂は僅かに開き、奥では膣口が小さく開閉を繰り返しながら愛液を吐き出す。
淫核は弟のお陰で包皮から姿を見せ、生々しいピンク色を曝け出していた。
「んくっ……。入れるよ! アリスお姉ちゃん!」
「……ん? えっ?」
性的な言葉を認識出来ないアリスが弟の言った事に困惑している中、弟は垂直に立っていた陰茎を横倒しにして口を開く膣口へ鈴口を接触させる。
「ふぁ、暖かい……!」
「……んっ、んんっ……?」
乾いていた弟の亀頭は、大陰唇から移った愛液で卑猥な光沢を得た。
秘裂の中は熱く、鈴口では膣口が吸い付く感覚さえある。
既に性的な刺激を十分すぎる程に送られたアリスの膣口は、更に大きな快感を受けようと減り込んでくる陰茎を好意的に受け入れていた。
ジワジワと狭い膣口を拡張しながら膣内へ進む亀頭は、強い締め付けと愛液の滑りを受け、ゆっくりと膣壁に包み込まれていく。
「んくぅ……!!」
「あぅっ、締まる……!」
処女の膣口を広げられる感覚はアリスの口から苦悶の声を出させるが、アリス自身が無意識に声を抑えようと手で口元を押さえた。
目はキツク閉じられ、空いた手は縋るように弟の腕を掴む。
そんな状況でも広げられた脚は全く動かされず、進んでくる弟の腰を受け入れた。
「ふぐ……うぅ……!!」
「あぁ……」
硬く張った亀頭がカリを秘裂へ減り込ませれば強く熱い締め付けを受けるも、愛液の力を借りて膣内へ滑り込む。
一番広かったカリが抜けると、鈴口の前には強い締め付けで狭まったヒダが壁として立ち塞がった。
腰の力には一切意味の無い抵抗を示す膣壁は、進む陰茎の表面を舐めるように自ら広げられていく。
「あっ、あぁ……広がる……」
「うはぁ、アリスお姉ちゃん。気持ち良い……!」
本当に僅かな距離を進んだ鈴口には処女膜が立ち塞がる。
ジワリと膣内を拡張しながら進む亀頭は処女膜を押し、膣壁から引き剥がそうと圧迫を加えた。
人と言う種から魔法使いと言う種に変わる年月を経ても守られていた処女は、双子の能力でアリス自身が認識出来ない状態のままで破られていく。
アリスの身体も、今まさに処女を破られようとしている事で腰を振るわせる。
そして、抵抗も虚しく、ブツリと鈍い感触を陰茎と膣内に響かせて破瓜を迎えた。
「んぐうぅーー!!」
「おふぁっ!? 締まるぅ!!」
破瓜の衝撃は、アリスの身体に大きな反応を出させる。
しかし、双子の指から受けた十分過ぎる愛撫で性交の準備を整えた身体は、陰茎に膣内を拡張される刺激を快感として変換して、痛みを即座に消しさった。
経験を積んだ双子の指で解された膣内は異物が快感を送ってくると認識するようになっており、侵入して来た陰茎にも、膣口に鈴口が減り込んできた以上に積極的に張り付く。
鈴口から滲み出るカウパー液すら蠢く膣壁が奥へ送り、陰茎を引き上げた。
まるで吸い込まれるように進む陰茎につられて進む弟の腰は、広がっていく膣壁の熱さを竿でも感じて快感を増加させる。
大陰唇に挟まれる竿は愛液を塗りたくられ、膣口を進む頃には滑りを纏った。
膣内へ進めば締め付けようとするヒダが愛液で滑り、肌を舐めた。
「あぁっ、気持ち良い……」
「う、お腹が……」
突き進んだ陰茎は遂に最奥へ到達し、弟の下腹部はアリスの股間へ密着する。
目をギュッと閉じたアリスは、膣内から受ける感想を漏らした。
小さな声だったものの、顔を近付けていた弟にはハッキリと聞こえる。
アリスの膣内に犯していると改めて自覚した弟の陰茎は、ピクリと膣内で動くと締め付ける膣壁を広げた。
破瓜を終えたばかりの膣内では僅かな動きでも大きな刺激となり、アリスの開かれた脚を内側へ閉じようとさせる。
「ふぁっ!?」
「うっ……」
脚に入った力の所為で強くなった締め付けを感じた弟は、射精の予感に耐えながら腰を引いていく。
滑るヒダがカリの凹みに入り込んで大きな抵抗を示し、弟へ陰茎を擦られる快感を大きくさせた。
膣口を大きく拡張しながらカリが出てくると、腰を止めた弟は一旦体勢を整える。
「ん、よっと……」
「んぁ……」
弟は、M字に広げられているアリスの脚を、膝の裏へ腕を回して固定し、外側から回した手で胸を掴んで揉み解す。
二つの巨乳を独り占めにして思う存分感触を味わっていく。
揉み込まれた胸は指の間から肉を盛り上がらせつつも、指先は胸の中へ食い込ませる。
柔らかな中にも興奮で張った感触もあり、弟の手に押し潰された乳首が硬く存在を主張した。
少し余裕が無い弟は服を脱がせないままに手を動かすと同時に、腰も必死に押し込んでいく。
「あぅ~……アリスお姉ちゃんのおっぱいも気持ち良い……!」
「あふ、ぁ……あぅっ……!」
椅子の背もたれに背中を預け、股間を前へ突き出すような姿勢になったアリスへ、胸を押しながら体重を掛けた弟。
圧迫された巨乳が弟の掌から上下左右に肉を食み出させ、まるで丸い饅頭を思わせる形に変わる。
服を着ていても胸の付け根に布が食い込んでいる所為で、普通に揉んだ時よりもハッキリと形を浮かび上がらせた。
胸を揉まれて快感を受けるアリスも膣内を拡張される刺激で絶頂の波がジワリと迫り、無意識に弟の腕を縋るようにギュッと握り締める。
目は閉じられたままで頬を快感に赤く染め、半分開いた唇からは甘い嬌声を吐き出した。
「も、もう一度入れるよ!」
「んふぁ! また、広がる……!」
性的な行為が認識出来ない能力下にある所為で、アリスも自分が何を言っているのかは理解していない。
愛撫で解された膣内を犯される快感で思考が止まり、身体が思わず言葉を発しているのに過ぎなかった。
そんな状況でも身体は性行為を受け入れ、与えられる快感を更に求める。
再度、最奥を亀頭で突き上げた弟は根元まで陰茎を入れると、即座に腰を引いて前後運動を始めた。
「ふっ、はっ、あぁ……!」
「うっ、くはっ、あぅ……魔、理沙……!」
弟が腰を使えば膣内を陰茎で掻き回され、膣口から愛液が飛び散る。
陰茎の肌を這うヒダも前後の動きに合わせて強弱を付けながら密着を高め、鈴口から漏れるカウパー液を舐め取っていく。
亀頭の前に立ちはだかったヒダを無理矢理広げる感覚を受ける弟は、敏感な箇所を滑る刺激で思考を白く染める。
入れても抜いても膣壁が亀頭から一瞬たりとも離れず、竿を抱き締めるヒダが不規則に動いて陰茎全体を圧迫してきた。
処女である為に固いと感じる膣壁が、まさしく手で握り締める様な締め付けを送ってくる。
「あっ! あぅっ! んふぁっ!」
「うっ、くぅ! ふっ! あぁ! だ、駄目!」
必死に腰を動かす弟は、股間に沸き上がる絶頂の予感で陰茎を小刻みに痙攣させ始めた。
アリスも陰茎で突かれる角度を頻繁に変えられ、弟と同じく絶頂へ上る。
睾丸から精液が上がってくる感覚を受ける弟は、性欲の赴くままに腰の動きを早くしていった。
グチュグチュと体液が掻き回される音が大きくなり、お茶の落ち着く香りが漂っていた中で卑猥な匂いが充満しても、それを気にするのは家主である魔理沙を含めて誰も居ない。
包皮から顔を出した淫核が弟の下腹部にぶつかると、痺れる快感をアリスに送って絶頂へ上らせた。
その刺激が膣壁を締め付ける反応として陰茎へ示され、弟へも快感を返し、互いが互いの快感を急速に高め合う。
「うっ! ふぁっ! 締ま、るぅーー!」
「んっ! 駄目! あっ! お腹が、気持ち良く、てぇ……!」
M字に広げられていたアリスの脚は前後に激しく動く弟の腰を挟み、股間を広げると最奥へ導く。
弟もアリスの巨乳を鷲掴みにした状態で手を止め、腰だけを前後に動かしてひたすら絶頂へ上った。
最後は勢いよく腰を打ち付けた弟と、同時に淫核を潰されて最奥を突き上げられたアリスは激しく腰を痙攣させる。
そして、我慢していた精液を、根元まで入れた陰茎から吐き出す弟。
「あっ! あぅっ! 出る!」
「ふぁっ!? あぅ! 出てる! 中で!!」
快感を限界まで溜めていた膣内に精液の熱さを受けたアリスも、弟に少し遅れて絶頂へ達した。
陰茎を丸ごと包み込む膣内は、射精で痙攣を繰り返す陰茎を抱き締める。
秘裂からは潮さえも勢いよく噴き出し、密着していた弟の下腹部を濡らした。
膣壁に強く握り締められる陰茎は更に射精の勢いを増し、締め付けるヒダの合間を縫って子宮口へ精液が到達する。
溜まっていた精液は愛液よりも粘度が高く、大き過ぎる快感に身を焦がしていたアリスの身体の中で目立つ存在感を増やした。
「んっ! 熱、い……」
「あぁ……うっ……くふぅ……」
暫く身体を硬直させた後、大きな絶頂が過ぎ去ると弟の腕を掴んでいたアリスの指から力が抜けてしまい、だらんと身体の横へ戻り、アリスの腰も動きを収めていく。
射精を繰り返していた陰茎は、睾丸から送られる精液が無くなると同じく硬さを失っていった。
「あぁ……ふぅ……気持ち良かった……!」
溜め込んでいた精液を吐き出した弟は一息付き、掴んでいたアリスの巨乳を何度か揉むと身体を離す。
「んくぁ……お腹の中から……出て行く……」
「おぁ……」
柔らかくなっても精液を付着させた竿が、膣口の締め付けで形を歪められ、抜く時に弟とアリスへ緩やかな快感の余韻として送った。
激しい絶頂の後に受ける刺激は、丁度良い終わりの合図として互いの興奮を落ち着かせる。
そして、弟が完全に陰茎を抜けば、処女を失った膣口はぽっかりと孔を空けて精液を逆流させた。
漏れ出す愛液と精液は混じり合い、卑猥な体液となってアリスの尻の下にあるスカートの裏地へ染み込んだ。
「はぁ……気持ち良かった」
「はぁ……あぁ……んくっ……」
未だに快感の余韻で朦朧としているアリスは、潤んだ目を半分開いて顔を前へ向けている。
M字で上げられていた脚も弟が身体を引いた事で床へ降ろされ、脚を開いて座る姿勢になった。
背もたれへ身体を預けており、前へ突き出された股間では愛液と精液で汚れる股間の様子はハッキリと見える。
アリスが深い呼吸を繰り返すと同時に腹筋が動き、徐々に締まっていく膣口から体液が漏れ出して来ていた。
弟は溜まっていた性欲を思う存分発散し、スッキリした表情を浮かべてアリスの様子を見詰める。
「あっ、お兄ちゃん、は――」
今までアリスを犯すのに夢中で片割れとも言える兄の存在を忘れていた弟は、サッと振り返り、魔理沙が座っていた場所を見た。
「おっ、終わったのか?」
「あっ、うん」
振り返った先には魔理沙がテーブルの上で仰向けに寝かされ、服は胸だけを露出した状態で、アリスと同じく朦朧とした表情を天井へ向けている。
下半身はスカートが完全に捲り上げられており、蟹股に開かれた両足はピクピクと震えていた。
股間でも愛液の他に精液すらも逆流して、既に犯された後であると分かる。
「……綺麗にした方が良いよね?」
「そうだな。やっぱり清潔は大事だよ」
「うん」
それから双子は、絶頂でフラフラの魔理沙とアリスを抱えると、幻想郷に来てから持つようになった大き目の手拭いでそれぞれ犯した美少女達を綺麗にしていく。
身体を這う小さな手の感触で、絶頂に達して敏感になった肌を擦られた魔理沙とアリスは小さく嬌声も漏らしながら、双子に身を任せる。
「綺麗にしましょうね~」
「ちゃんと拭いてあげるからな」
「あっ、ひぅっ――」
「ん、ふぁ――」
△
時は少し遡り、弟がアリスの股間へ手を差し込んだ頃、兄もまた魔理沙の身体へ手を伸ばしていた。
「魔理沙姉ちゃんの手って柔らかいよね~」
「おっ、何だ? 手を繋ぎたいと――」
湯飲みを持っている反対側の手を兄に持たれた胸を揉まれる魔理沙は、指先に触れた熱い感触で言葉を止める。
何を触らされたのかと何気なく視線を斜め下へ送ると、思いもしない光景に身体を硬直させた。
「っ!? ……年頃なのか?」
「うん!」
何とか言葉を続ける魔理沙だったが、兄によって導かれた手の先には取り出された陰茎が接触している。
指を取られて竿の部分へ絡めさせられた箇所から、熱く脈打つ感覚が魔理沙の手に送られた。
アリスが股間を弄られている光景を見て、羞恥で僅かに染まっていた頬も一気に赤みを増していく。
熱く脈打つ陰茎に魔理沙の細い指が絡み、兄が上下に動かせば自然と手扱きになった。
「や、やっぱり双子でも人恋しいのか?」
「う~ん、幻想郷に来てからはそうかもしれない」
「そう、か。っ!?」
身体を弄る兄は魔理沙へ更に近付き、空いていた手を魔理沙の背中へ回して肩を抱く様に再び胸を掴んだ。
触られてから時間が経っているので乳首は平常に戻っているものの、柔らかさと気持ち良さは変わらない。
若干腕の長さが足りずに触り難いが、何とか身体を魔理沙の背中と椅子の背もたれの隙間に滑り込ませて揉んでいく。
扱かせていた陰茎も快感を溜め込んでいた所為で、早くも精液が睾丸に溜まる感覚を受ける兄。
忙しさで性欲が溜まっているにも拘らず、変に触らせた事が原因だった。
しかし、陰茎の限界が近寄って来た事を感じ取った兄は、すぐに魔理沙の手を陰茎から離す。
そして魔理沙の胸を両手で掴むと、テーブルの上に乗せた。
「よいしょっ、と!」
「んっ、あっ……」
胸を掴まれているので双子の能力が発揮され、魔理沙は自分が体勢を変えられている事は認識できていない。
能力を熟知しつつある兄の大胆な行動を受け、テーブルの空いている場所に仰向けで寝かされた魔理沙。
「魔理沙姉ちゃん、おっぱい見せてね」
「ぅっ……、まだ、外の言葉か」
無抵抗に仰向けにされても、魔理沙の胸は形良く天井へ向かっていた。
兄は黒くて丈の短い上着を捲り上げると、下に着ている白いシャツのボタンを外していく。
徐々に肌蹴ていく程に、白い布の下から生地の薄いキャミソールが出てきた。
更にボタンを外してシャツを左右へ開けば、透ける生地の向こう側では白い肌に色素の薄い乳首が姿を現す。
「んくっ……!」
「双子も幻想郷に来て長いんだから、もっと言葉も幻想郷に合わせろよ」
「ん、分かってるって」
「それなら、良い、ひっ!?」
魔理沙の苦言を適当に流した兄は、キャミソール越しに両方の乳首を摘んだ。
興奮していない乳首は柔らかく、指で軽く摘んだだけでも簡単に形を変える。
その状態で指をクリクリと動かすと、魔理沙はテーブルに付けた背中を小さく跳ねさせた。
胴体が動けば、乳首を兄の指で固定されていても胸全体が揺れる。
「うっ、くぅっ……!」
一度は静まった快感を再び目覚めさせられた魔理沙の身体は、アリスに恥ずかしい場面を見せたくないと何とか耐えようとしていた。
しかし、胴体が反射的に動く度に兄が胸を逃がさない様に乳首を強く摘む為、快感は随時追加されてしまう。
何気に感じ易い乳首からの刺激は、魔理沙にとって耐え難い快感となって襲った。
少し捏ね回してから兄が手を離せば、乳首は快感で固く尖り、キャミソールの生地を押し上げる。
「ふぉ……、エッチだ」
透ける布の向こう側で色素の薄い乳首が厭らしく尖る光景に、兄は生唾を飲んでからキャミソールを捲りあげた。
拘束としては余り意味が無かったキャミソールだったが、脱がされれば柔らかな胸は反動で震える。
シャツは胸の下までしかボタンを外していないので、胸は真上に向いていた。
それでも重力に負けない胸を兄は下から忍ばせた手で掴み、天井を向いている乳首へ吸い付く。
「あむっ」
「ひぁっ!?」
兄の口内に入った乳首は即座に吸い込まれて魔理沙へ新しい快感を送る。
生暖かな舌が興奮で立った敏感な乳首を這い回り、歯で甘噛みされた魔理沙は腰をビクリと動かした。
乳首からの快感は身体を駆け巡り、押し込まれた兄の腰で蟹股に広げられて露わになった股間へ刺激を流す。
「ちゅるちゅる――」
「はっ! あぅっ!?」
性的な刺激を送られた所為で体温が上がり、サラサラだった肌に汗が滲む。
これ以上ない至近距離で魔理沙の胸の匂いを嗅ぐ兄も、心成しか塩の味を感じた。
乳首を吸っていない方の胸を掴む兄は、掌に吸い付く様な触り心地を堪能していく。
魔理沙の胸は興奮して弾力の増しており、下から掴んでも兄の指には快感を送られるかのようだった。
口内でも硬くなった乳首が舌先で弄ばれ、肌に滲んでいた汗が舐め取られると、代わりに兄の唾液が塗りたくられる。
「んっ、はっ! 乳首、が……!」
胸からの快感を何とか逃がそうと身体をうねらせる魔理沙だが、どれだけ動かそうとも乳首へ吸い付いた唇は離れない。
下半身では陰茎が魔理沙の太股を擦ってカウパー液の後を残し、ショーツへ接触すると愛液のヌルリとした陰茎へ返した。
「んむぁっ……」
「ふっ! ……あぁ、ふぅ……」
陰茎から変化を感じ取った兄は、乳首から口を離して身体を起こす。
口内から開放された乳首は唾液で鈍い光沢を纏い、敏感になった所為で空気すら冷たい刺激として受け取った。
身体に送られる刺激は、全て快感として受け取るまでに性感を目覚めさせる魔理沙の身体。
「んっ……ふぁっ……」
兄が口を離した事で快感が小さくなっても、魔理沙は目を潤ませて艶やかな唇は潤いを持って色気を放つ。
滲み出る汗は金色の髪を頬へ纏わり付かせ、淫靡は雰囲気を漂わせていた。
やわやわと魔理沙の胸を揉んでいた兄は、ふとした悪戯心で尖る乳首へ息を吹きかける。
「ふぅ……」
「ぁ、んっ! ふぁっ!!」
唾液で濡れている乳首は兄の息を冷たく感じ、新しい刺激は魔理沙に大きな嬌声を吐き出させた。
胸を揉んで取り合えず性的な好奇心を満たした兄は、身体を引いて蟹股になっている股間へ目的を変える。
乳首を吸われた魔理沙が身体をうねらせた事で、スカートが捲れ上がって脚の殆どが見えてしまっていた。
何も履いていない太股は興奮で赤みを増しており、胸と同じ様に汗ばんで厭らしい雰囲気に変わっている。
兄は胸から手を離してスカートを完全に捲り上げ、愛液で秘裂が透けるショーツを剥き出しにした。
「あっ、もう濡れてるな」
「んっ!? …………」
兄の呟きは魔理沙にもシッカリと届き、羞恥心を刺激された魔理沙も脚をピクリと動かす。
今まで生きて積み上げられた恥ずかしいと思う感性が、勝手に身体へ反応を浮き出させた。
そんな事情に兄が気付く筈も無く、都合良く濡れている股間を見て入れても良さそうだと思う。
「よ、よし、それじゃ……」
露出されたままで反り立っていた陰茎の根元を押さえた兄は、ゆっくりと腰を近付けると指でショーツのクロッチを横にどけて秘裂を剥き出しにさせた。
愛液が大量に流れる大陰唇は、ヌチャッと音を立てて卑猥な糸を引く。
同時に愛液の匂いが立ち上り、兄の性欲を刺激した。
「い、入れるからね! 魔理沙姉ちゃん!」
「んぁ……?」
敏感な乳首を摘まれた刺激の余韻で、意識を飛ばしていた魔理沙が外来の言葉かと聞く間もなく、兄の股間は一気に亀頭を秘裂へ食い込ませる。
「んぐぅっ!?」
「おぁっ! やっぱり、し、締まる!!」
愛液で滑るとは言え、処女である締め付けは強く抵抗を示した。
流石に乳首を弄られただけでは受け入れる体勢も出来ておらず、異物を察知した膣口は力の限り追い返そうとする。
それでも、やはり腰の力と比べれば圧倒的に弱い抵抗であり、兄が力を入れれば徐々に亀頭が膣口へ入っていく。
「あくぁっ!?」
股間を広げられる違和感が大きくなるにつれて、蟹股に開いていた魔理沙の脚は更に大きく広げられた。
亀頭が食い込む面積を広げれば魔理沙の背中も反っていき、テーブルに置かれた手は握り締められる。
「あっ、ふぁっ……!!」
カリが過ぎれば膣口は締め付けを取り戻し、カリの凹みに入って竿を締め付けた。
膣内へ進入を果たした亀頭は、未だに強い拒否を示すヒダに圧迫を受ける。
しかし、愛液で滑るヒダは肌を舐め回すしか出来ておらず、兄も締め付けと滑る膣壁の感触で快感を大きくさせた。
「うぅあ、締ま、る……!」
「ふぐぅ……」
鈴口には処女膜の抵抗があるものの、溜まった性欲を一刻も早く開放したい欲求に支配された兄は、陰茎へ受ける僅かな変化を気にせずに腰を進める。
そして、処女膜は呆気なく破られた。
「うっ……!? あぁ!!」
「うほぁっ!? し、締まるぅ……!!」
魔理沙は一瞬自分の胎内で何が起こったか理解出来ていない様子を見せるも、身体が理解した途端に全身を強張らせる。
広げられていた脚は兄の腰を挟んでしまい、ジワジワと進んでいた陰茎を一気に招き入れてしまった。
「あぁ!? 広が、るぅ!!」
「うくっ……」
自分の意思を返さずに進む腰から意図しない快感を受ける兄は、陰茎をヒダでズルズルと舐められていく感覚に股間へ力を入れた。
亀頭で広げられた膣壁が陰茎の形に沿って動き、竿全体を覆い尽くす。
陰茎と腹筋に挟まれるヒダは、強い締め付けで陰茎の表面を蠢いた。
我慢を重ねる陰茎は太さと硬さを増やすも、それが返って陰茎の感覚を敏感にする。
ヒダ一枚一枚の動きすら認識してしまいそうであり、兄は高まる絶頂の予感を必死に耐えた。
「あっ、んくぁっ!!」
「うぅ……!」
腰を挟む脚の動きで前へ進んだ兄の下腹部が魔理沙の股間へ接触すると、亀頭から受けていた膣壁を広げる感触も終わりを迎える。
最奥に到達した鈴口は固い弾力で塞がれてしまい、膣壁で舐め取られていたカウパー液は子宮口を汚した。
「うっ……あぁ……」
「あぅ、魔理沙、姉ちゃん……。し、締まる……。くはっ!」
陰茎を根元からヒダで舐められる快感を何とか流した兄は、腰に絡み付く魔理沙の脚を押し返しながら陰茎を抜いていく。
カリでヒダを削り、処女膜の残りすら削ぎ落とし、亀頭が出てきそうになるまで腰を引いた。
膣口が膣内から押されて卑猥な光景を作り出しても、溜まった性欲が暴走する兄は魔理沙の手首を掴んで一気に腰を突き入れる。
「ふっ!!」
「ひぐぁっ!?」
勢いよく最奥を突き上げた反動は、まさしく魔理沙の身体の中を突き抜けた。
突き上げられた所為で魔理沙の身体は上へ動くも、兄は掴んだ魔理沙の手首を引いて引き寄せる。
最奥を激しく突けば、膣内はヒダを押し付けて異物の動きを止めようとしてきた。
滑る愛液で拘束に関しては意味が無く、兄の快感を高めるだけ。
魔理沙の膣内が返す全ての反応は、陰茎への強めの愛撫にしかならない。
カリでヒダを削りつつ、腰を引いていくと、押し出そうとする膣壁の動きと合わさってスムーズに抜ける陰茎。
しかし、亀頭が膣口から姿を現す前に、兄は掴んだ手首を引き寄せて魔理沙を身体ごと引き寄せ、三度最奥を突き上げた。
「はっ!」
「んぐぁっ!?」
手首を掴んで引き寄せた分は腰を突き入れる距離は短く、お陰で突き上げる力も先程よりも強くなる。
行き成り激しいピストン運動を受ける魔理沙は頭をガクガクと揺らし、力尽くで目覚めさせられた快感に思考を停止させた。
魔理沙の股間へ下腹部をぶつけて受ける反発を利用し、兄は半ば乱暴に腰を使って本格的に犯し始める。
「ふっ! はっ! はっ!」
「あ! あひっ! んきぅっ!!」
蟹股に開いた股間からの反動を受ける魔理沙は、露出している胸を大きく上下に揺らして呻き声を上げた。
膣内を犯される刺激は破瓜の衝撃を消してしまう程の快感となり、魔理沙の思考をも犯していく。
陰茎を締め付けるヒダがカリで削られれば膣内が掻き回されてしまい、溢れる愛液がグチュグチュと卑猥な音を立てた。
出入りを繰り返す竿には破瓜の血が付着しているものの、すぐに空気を含んで白くなった愛液で塗り潰される。
押し込まれる亀頭が密集して壁となったヒダを掻き分け、肌を舐められる刺激を受けて快感を積み上げていく。
「ふぁっ! あっ! はっ!」
「んぅっ! ふぅっ! あぁぅ!!」
犯される魔理沙も膣内で硬さと太さを増す陰茎の感触を快感と受け取り、突き入れられるままだった腰を小刻みに痙攣させた。
小さな動きであっても魔理沙の腰が動けば、兄が突き入れる陰茎の角度も変わり、亀頭が擦れるヒダの感触も変化していく。
押し付けてくるだけだったヒダの中を掻き分けて膣壁を押し上げ、子宮口の周りを小突いて鈴口から出るカウパー液を塗り返す。
「あっ! あぁっ! 締まる! 気持ち良いよ!!」
「んくっ! うぅっ! か、掻き回され、るぅ!!」
絶頂の予感を滲ませる魔理沙は背中を反らせ、嬌声を吐き出す口は開かれて舌が食み出し、唾液は口の端から魔理沙の頬を濡らした。
陰茎を受け入れる膣壁も角度を変えて突かれた事で、硬い印象だった膣内が徐々に解される。
柔らかくなった膣壁は動く陰茎をシッカリと包み込み、愛液を塗りたくって肌を舐めた。
「あっ! も、もう、出そう!」
「くっ! ひぁっ! あぁ! 太、く! なってる!!」
沸き上がる射精の予感を我慢する陰茎が僅かに太さを増せば、張った亀頭でヒダが流れる刺激を敏感に感じ取れる。
兄の睾丸は既に尿道へ精液を送り込みつつあり、我慢は限界に近付いていた。
血管が太く脈打つ竿は締め付ける膣口に圧迫され、絶頂の後押しをしてくる。
意思を返さず、尿道を勝手に駆け上がる精液を感じた兄は、思い切り腰を魔理沙の股間へ打ちつけた。
鈴口には子宮口が密着し、亀頭からカリ、竿にかけてヒダが蠢く。
最奥を押し上げられた魔理沙も反射的に下半身へ力を入れて、陰茎へ最後の止めを送った。
「うぅ!? うっ!! 出る!!」
兄の決壊を知らせる声と共に、精液は魔理沙の子宮口へ直接吐き出される。
「ひぐぅっ!? 出てる!!?」
「あぅっ!?」
絶頂間近だった魔理沙も、子宮口を押し上げられた挙句に熱い精液を掛けられた所為で絶頂へ達した。
蟹股に開いて兄の腰を引き寄せていた脚は力を強くし、拘束された手は白くなる程に強く握り締められる。
兄の下腹部と密着する魔理沙の股間では、絶頂の痙攣と同じタイミングで潮を噴き出した
犯されている最中でも小刻みにしていた痙攣は、より大きくなって卑猥な踊りに変わる。
乳首を立たせた胸は、絶頂で痙攣する身体の反動でフルフルと揺れた。
「んふぅ……ふぉ……」
「あっ……あぁっ……」
射精で上下に動いていた陰茎は、絶頂で締めてくる膣壁を押し広げ、広がった隙間に精液を流し込む。
子宮口の周りにあった僅かな空間すらも精液を溜めさせると、種を吐き出す役目を終えて徐々に力を失っていく陰茎。
魔理沙の絶頂も収まっていき、噴き出していた潮は勢いを止めた。
「……ふぅ」
「……あぁ」
大きな絶頂の波が消えていく魔理沙は、反らせていた背中をゆっくりとテーブルへ落とす。
兄も掴んでいた魔理沙の手首を開放し、根元まで入れていた陰茎を抜いていく。
膣内に溜まった精液を引き摺りながら出てくる陰茎は、白く濁った二人分の体液を表面に纏って光を卑猥に反射した。
亀頭が膣口から抜けると、膣内からは遮る物が無くなった所為で精液と愛液が混ざった物が流れてくる。
しかし、処女だった時の柔軟性は陰茎を抜き取られた直後から膣口を徐々に締め、僅かに秘裂を開く程度まで元の形を取り戻した。
淫核も未だに包皮を脱いで大陰唇から顔を出しているものの、時間を置けばちゃんと隠れるだろう。
蟹股に脚を開いて精液を股間から垂れ流し、上半身では胸だけが放り出された状態で乳首は固く尖る。
それを下から見る形となった兄は、魔理沙の卑猥な格好に厭らしい笑みを浮かばせてしまった。
半立ちだった陰茎から完全に力が抜けていくまで眺めていると、隣から視線を感じる。
「おっ。終わったのか?」
「あっ、うん」
隣で見ていた弟も終えたらしく、椅子に座って脚をだらしなく開いているアリスが目に入った。
朦朧とした表情は魔理沙と同じであるが、服装はスカートしか捲り上げられていない。
胸は服の下から乳首の突起を見せているものの、精々が揉んだ跡が皺として残っている程度だった。
「……綺麗にした方が良いよね?」
「そうだな。やっぱり清潔は大事だよ」
「うん」
魔理沙とアリスは二人とも股間が体液で酷い事になっているので、双子は手拭いで拭きに掛かる。
「綺麗にしましょうね~」
「ちゃんと拭いてあげるからな」
「あっ、ひぅっ――」
「ん、ふぁ――」
双子の手が、それぞれの内腿に触れると絶頂で朦朧としている魔理沙とアリスはピクピクと脚を動かし、下半身に力が入って膣口から精液が流れ出した。
後から後から出てくる体液に困りながらも、一先ずショーツを履かせられるまでには拭き取る。
魔理沙は乳首も唾液で濡れているので、兄はそれも拭いてから服を綺麗に着せていった
そして、下着を履かせる為にショーツを手に取ったのだが、一つ困った事が発覚してしまう。
「あっ……パンツ濡れてるぞ」
「アリスお姉ちゃんのも濡れてる……」
「…………」
「…………」
濡れている下着を履く気持ち悪さは双子も理解していた。
しかし、アリスの換えは当然無く、魔理沙のも室内が雑多にごちゃごちゃしている所為で探せそうも無い。
「……まぁ、良いか」
「そうだね」
アッサリと替えを用意出来ないと悟った双子は、濡れたショーツを履かせた。
「んんぅ……」
「うぅ……」
既に絶頂の余韻から目覚め掛けていた魔理沙とアリスは、股間の不快感に声を上げる。
それでも双子は気にしないでショーツを履かせた後、魔理沙はテーブルの上から下ろして椅子へ座らせ、アリスも開いていた脚を揃えさせた。
「……よしっと」
「これで良いよね」
「そうだな」
「うぅん……あっ――」
「ふぅ……んっ――」
ダルそうに顔を上げた魔理沙とアリスは意識を完全に回復させる。
「……おっと、ちょっと寝てたみたいだな」
「んっ、私も……。疲れてるのかしら?」
犯されたと認識出来ていない二人は、絶頂で意識を朦朧とさせていたのは寝ていたからだと自分で記憶の辻褄を合わせた。
荒い呼吸を繰り返していたので魔理沙とアリスは湯飲みに手を伸ばして喉を潤すも、中に入っているお茶は冷めている。
「んっ、入れ直した方が良いか?」
「……んくっ、そうね。温かいお茶じゃないとクッキーも美味しくないでしょうし」
「分かったぜ」
アリスの答えを聞いて、魔理沙は盆に四人分の湯飲みを乗せると再びキッチンへ向かう。
「双子も、私達が寝てたのなら起こしてくれても良かったんだぜ?」
「だって、魔理沙姉ちゃん達、気持ち良さそうにしてたからな」
「うん!」
「そうか? まぁ、放ったらかしにしてた分は、上手い茶を入れてやるからな」
「有難う!」
「有難う! 魔理沙お姉ちゃん」
「おぉ! 待ってる間にアリスのクッキーでも摘んでてくれよ」
ニヤリと笑う魔理沙はそのままキッチンへ消え、双子とアリスだけが残された。
アリスは両隣に居る双子へ自作のクッキーを勧める。
「さっ、まだ一杯あるから遠慮しないで」
「うん」
「あむっ」
一口サイズのクッキーは狐色で、漂わせる匂いは双子の食欲を刺激した。
幻想郷に来てから、何気に西洋の食事や菓子は食べておらず、ある種の懐かしさで遠慮が無くなる双子。
小さな手がクッキーを掴めばサッと口の中へ放り込み、後はサクサクと良い音が口内から聞こえてきた。
「ん~!」
「おいしい!」
「ふふ、魔理沙の分まで食べて良いわよ」
クッキーの味は甘さ控えめだったが、激しく運動をした後でもあるのでより一層美味しく感じられる。
子供らしい笑顔を浮かべてクッキーを手に取る様子を見るアリスも、微笑ましそうに双子を見詰めていた。
その優しい笑顔は、とても犯してきた相手を見る顔ではない。
たとえ子宮内に弟の精子が泳いでいても、能力下に置かれたアリスは一切気が付かないのだ。
「ほれ、新しい茶を入れてきたぞ」
「ん~、有難う。魔理沙姉ちゃん」
「有難う!」
「存分に在り難がってくれよ」
魔理沙も椅子に座るとクッキーを手に取り、慣れ親しんだ味を楽しむ。
「ん~、やっぱりアリスのクッキーは絶品だぜ」
「そう。有難う、魔理沙」
暫く和気藹々と会話を楽しんでいた四人だったが、魔理沙が思い出したように近くにあった本を手に取った。
表紙の文字を確認してから双子を見やり、その本を差し出す。
「双子、悪いんだけど、ちょっとこれをパチュリーに返してくれないか?」
「ん?」
「本?」
「あら、魔理沙。返すだなんて珍しいわね」
「いや、これは表紙借りしてきた奴だったけど、期待外れだったんだよ」
「そうなの?」
「あぁ、だから紅魔館に住んでた双子に返して来て貰おうと思ってな」
「良いよ」
「丁度パチュリーさんにも会いたいと思ってた所だしね」
「そうか。なら丁度良いな」
魔理沙はたいして申し訳無さそうな空気も無く、本を双子へ渡す。
表紙には何か分からない言葉でタイトルが書かれており、厚みがあって重く、カバーも濃い灰色で如何にも凄い魔道書の様な感じがした。
双子が本をクルクルと回して上から下から観察していると、テーブルの上でちょこんと座っていたシャンハイとホウライがアリスへ声を掛ける。
「ソロソロ帰ラナイト、日ガ暮レルヨ」
「仕事モ残ッテルゾ」
「あら。そうね」
「おっ? もう帰るのか?」
「えぇ、魔理沙と違って私は仕事が在るのよ」
「失礼な奴だな。私だって魔法を研究するっていう立派な仕事があるんだぜ」
「はいはい」
窓から差し込む日はまだ高いものの、魔法の森では帰宅する時間になったらしい。
アリスは魔理沙の言葉へ適当に返すと、テーブルのシャンハイとホウライを肩の定位置へ移動させて玄関へ向かう。
「それじゃ、またクッキーでも焼いたら持ってくるわ」
「おぉ。美味そうなのを期待してるぜ、っと、双子はどうする? そろそろ帰らないと人里に戻る時は真っ暗になるぞ」
「う~ん。俺達も帰るよ」
「うん。慧音先生が心配するかも」
「そうかい。それなら見送りでもしてやるか」
そう言って四人は立ち上がり、アリスを先頭にして双子と魔理沙が後ろへ続いて外へ出た。
魔法の森は少しでも日が傾けば夜の空気が一気に忍び寄り、双子が最初に見た時より遥かに不気味さを増している。
「気を付けて帰れよ」
「えぇ。また来るわ。双子の外来人さん達も機会があれば人里で会いましょう」
「うん。アリス姉ちゃんも気を付けてね」
「分かってるわ」
そして、アリスが飛び立つと、精液が滲むショーツを晒しながら魔法の森の上を飛び去った。
見送った双子も魔理沙へ別れの言葉を掛ける。
「魔理沙お姉ちゃん、またね!」
「おぉ、また来いよ」
「ばいばーい」
地面から脚を浮かせた双子は手を振る魔理沙を見下ろしてから、魔法の森を飛んでいく。
頬を通り抜ける風は涼しさを持っており、少し肌寒い気温を双子へ感じさせた。
「紅魔館には明日あたりにでも行こうか」
「うん。そうだね」
「パチュリー姉ちゃんのおっぱいも早く揉みたいしな」
「うん!」
ニヤリと笑った兄に釣られる弟も、同じ様に厭らしい笑みを浮かべる。
双子の脳裏には過去に犯したパチュリーの身体が過ぎり、精液は思う存分出した筈の陰茎を硬くさせていく。
日が暮れようとしている明るい空の中、二つの純粋で濁った性欲が自分達の住処へ戻っていくのだった。
続く
コメント
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Re: No title
コメント有難う御座います!
ありゃ、そうですか。
もう少し双子の反応に、純粋な好奇心を取り戻す必要がありそうですね。
次は気をつけます!
前回書いたのがだいぶ前だから、双子の性格を忘れちゃったのです……。
3Pって難しいの……。
しかも、今回は犯す相手が二人居ましたからね。
結果的に4Pではなく1対1が、二組になってしまいました。
ありゃ、そうですか。
もう少し双子の反応に、純粋な好奇心を取り戻す必要がありそうですね。
次は気をつけます!
前回書いたのがだいぶ前だから、双子の性格を忘れちゃったのです……。
3Pって難しいの……。
しかも、今回は犯す相手が二人居ましたからね。
結果的に4Pではなく1対1が、二組になってしまいました。
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追記。
と言うか、4p希望は能力的に難しいですね、申し訳ない。書きづらかったですよね…普通に一人ずつやってもらえばよかった…。そしたらきっと性欲の溜まっていた双子に魔理沙は一晩中…。モッタイナイコトシタ
と言うか、4p希望は能力的に難しいですね、申し訳ない。書きづらかったですよね…普通に一人ずつやってもらえばよかった…。そしたらきっと性欲の溜まっていた双子に魔理沙は一晩中…。モッタイナイコトシタ
Re: タイトルなし
感想有難う御座います!
今回は月の小説の更新を一本に絞ったので、終わった後の描写にも力を入れてみました。
喜んでいただけて何よりです。
ギリギリまで時間を掛けた甲斐があるというもの……!!
現状、ボテ腹なのは霊夢と慧音だけなので、他のキャラが今作中にボテ腹にはならないと思います。
少なくとも紅魔館で孕みキャラは出ませんよ。
なのでご安心を。
4Pは『ストリートファイター』で、春麗とさくらで凄く梃子摺ったのがトラウマでしてね……。
書こうにも書けませんでした。
フフフ……。
実は別の終わり方として、アリスが帰った後、魔理沙宅に双子が泊まるのも考えてたんですよね。
最後まで悩んだんですけど、エロシーンが終わった後の描写を書く為に没にしました。
だって全部で2万4千文字もあるんだもの……。
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No title
おお!エロくて良かったです!
ありがとです!
来月も東方ですか?(*^_^*)
ありがとです!
来月も東方ですか?(*^_^*)
Re: No title
>>初コメントさん
こんにちは、初めてここにコメントさせ~
コメント有難う御座います!
始まったと言っても三日前からですからね。
むしろこれからが大変と言った所ですか。
次は紅魔館の予定です。
魔理沙の本を返しに行くついでにパチュリーやらレミリアやらを犯します。
余り期待しないでお待ち下さいませ。
双子の能力は性的な行為を認識出来ないものですから
作中の魔理沙とアリスに取っては、普通に茶会をしているだけの認識なのですよ。
それこそ、どれだけ愛液を垂れ流そうとも。
魔理沙が客が居る前なのに、突然アリスに襲い掛かる淫乱ならまだしも
普通の少女の二人を性的に絡ませる事は、流れ的に難しいのです。
最終話では何人か孕むかもしれませんね。
その頃には霊夢と慧音は母親ですか。
母乳プレイが出来ますな!
Re: No title
>>雪さん
おお!エロくて良かったです~
コメント有難う御座います。
来月の更新は、まだ何にするか決めていません。
No title
更新ありがとうございます! 待ってた! やはりこの設定は素晴らしいですね。 ぜひ今後もよろしくお願いします。 応援しています。
Re: No title
コメント有難う御座います!
まぁ、ほどほどに頑張って行きたいと思います。
あんまり急いでもクオリティが下がりますし。
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Re: No title
コメント有難う御座います。
気付かれないのは、まぁエロ小説ですからね!
文字数に関しては、月一に絞ったからだと思います。
とりあえず二本目を考える必要がなくなったお陰で、多少は余裕が出ましたからね。
私はあんまり呼び名には拘らないんですよね。
滅多に使わない分は余計新鮮に感じるのかも?
それにしても、子供がご主人様って呼ばせるのは何か凄い闇がありそう!
合いそうなリクエストを書き時に、考えてみます。
そうですね~。
洗脳物を何か候補に入れておきます。
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Re: No title
エロシーンはあんまり長くすると、またワンパターンになりそう……!
感想がコワイ!
短編で一々名前を考えるってのも何気に面倒ですからね~。
拘らないんですけど、「拘らないんなら無くても良くね?」的な。
ご主人様に関しては確かにそうかもしれませんね。
身体が子供でも、精神が大人なら結構アリかも。
書き易くなりそうなら、言わせてみます。
おぉ、態々ピックアップして頂いて済みません。
それじゃ、来月はこの中から書きたいと思います。
今は『ガンダムビルドファイターズ』で忙しいですけどね~。
おっぱいは、まだ本編を導入しか書けてませんので、更新日をお待ちあれ。
まぁ、あんまり期待しないで頂けると、気が楽になるんですけどね。
手抜きはしませんけど、心に余裕が生まれます。
拍手コメ返信は日記を編集しないといけないので、面倒なのですよね~。
それにコメント欄で書いて頂いた方が読み易いのですよ。
拍手コメのページは変に改行されてしまうので、凄い読み難いの……。
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