討鬼伝:桜花、人形化・洗脳・前編
「うむ。お前も随分太刀の使い方が様になって来たな」
「有難う御座います」
今目の前に居るのは桜花。
この村に来てから世話になっている先輩モノノフだ。
基本的にボブカットだが、後ろだけ長く伸びる髪を束ねている美人である。
言葉遣いもモノノフらしく堅苦しい感じであるが、魅力的な雰囲気に拍車を掛けているだけのような気がしないでもない。
武器も俺と同じ太刀なので何処か他の面々よりも面倒見が良い気がし、美人に構われていると言うのは嫌な気は全くしなかった。
「それじゃ、一旦里に戻ろうか」
「はい」
にこりと笑う桜花は里へ向けて歩いていく。
俺は当然その後ろを付いて行くのだが、目の前に短い袴から見え隠れする太腿に夢中になってしまう。
いつもは討伐に疲れてそれどころではなく、疲労困憊のまま帰っていた。
しかし今回は新しい御霊を手に入れた事によって、少しは体力的に余裕が出来ている。
疲れはあっても、身体を引き摺るまで体力は無くなっておらず、足取りも若干軽かった。
それと同時に俺の視線は桜花の太腿へ。
しかも新しくて見入れた御霊は、所謂精神操作に長けているらしく、人は当然鬼にも通用するらしい。
その結果、俺は鬼を操って動きを止め、普段よりも楽に討伐出来た、と言う事だ。
動きを止められるのは僅かであっても、命の取り合いの最中ではそれでも十分で、俺は普段よりも成果を上げて桜花に褒められていた。
御霊曰く、その気になれば手練れのモノノフさえも操れるとの事なので、試しに太腿が魅力的な桜花に少し試してみようと思う。
普段世話になっていても、やはり一度沸き上がった性欲にはどんな我慢も効かないのだ。
「桜花さん」
「ん? なんだ?」
里へ向かう後ろ姿へ呼びかけると、微笑みを浮かべた桜花が振り返ってくる。
「『ちょっとキスをしてくれませんか?』」
「……あぁ、それぐらいなら良いぞ」
「えっ?」
俺の頼みを聞いた桜花は眼から光を無くし、簡単にキスする事を承諾してきた。
しかも言葉には意思が無く、まるで人形のような印象を受ける。
これが御霊の持つ能力かと実感しつつ、顔を近付けてくる桜花に俺は抵抗せずに目を閉じて待つ。
「んっ」
「んむっ」
そして感じたのは麗しい唇の感触。
桜花が更に顔を押し付けてくるお陰で弾力も感じ取れ、ぷにぷにとした心地良い唇が俺の唇を押してくる。
顔が至近距離に近付いた事で桜花の呼吸は俺の頬を撫で、俺は桜花の匂いを吸い込む。
更に言えば見た目よりも大きな巨乳が俺の胸へ押し付けられ、興奮はよりいっそう高まった。
心成しか甘い匂いは名前の通りに桜を思わせ、陰茎には力が入る。
「……んはっ。これで良いか?」
「は、はい!」
時間にして数秒であっても俺にとっては桜花の唇の皴さえも記憶できるぐらいの時間であり、至福の瞬間だった。
それから元の位置に戻った桜花は眼に意思を戻し、何事も無かったかのように振る舞う。
「よし! それじゃ、今度こそ帰ろうか」
「は、はい!」
御霊が言うには操り人形にした瞬間から洗脳が進み、いずれは人形にしなくても思い通りに出来るんだそうな。
桜花が俺にキスをしたにも関わらず普通に接してきているのも、僅かに進んだ洗脳で自分の記憶を自分で補完した結果らしい。
恐らく桜花にとってはねぎらいの言葉を掛けた程度にしか感じていないのでは、と御霊が嬉しそうに言っていた。
△
里に着いて最初にやる事は受付にて報告をする事だ。
成果と行った場所の現状など、報せる事は多岐にわたる。
「おぉ、戻ったか」
「ヤマトか。里に異変は無かったか?」
「あぁ。何かあってもその前にお前の妹が異変を感知するさ」
「そうだな」
報告し終わった俺達の後ろから声を掛けてきたのはヤマト。
顔に傷があり片目を失っている強面である。
しかし里全ての人からの信頼は確かな物であり、里を守るモノノフ達を統べる役目を担っていた。
「どうだ? 今度の新人は」
「あぁ、なかなか成長が早いな。今回は息切れもしなかったようだし、御霊も新しいのを宿していた」
「ほう! それは今後期待できそうだな!」
「いえ、そんな事は無いですよ」
今回手に入れたのは、あくまで精神を操るだけのものだ。
餓鬼程度なら何とかなるだろうが、大物が相手だとそもそも通じるか分からない。
変に期待を持たれてしまっては、俺の命にかかわる任務に行かされるかもしれないのだ。
ここは謙遜をして乗り切っておこう。
「たまたまですよ。御霊だけに……」
「謙遜するな。御霊に選ばれるなんて光栄な事なんだぞ?」
スルーされてしまった。
「それでもですよ。他に入るモノノフが居なかっただけかもしれませんし」
今回手に入れた御霊は実際、俺のような心の弱い奴を宿主にする気は無かったのだそうな。
それでも魂だけの存在ではいつ消えてしまうかもしれず、もっと酷い時にはまた鬼に食われる可能性だってある。
だから、避難場所として俺を選んだと、意地の悪そうな下品な笑い声と共に俺の内側から話しかけてきた。
そんな俺でも一つだけ気に入られたのが、最初に桜花へ躊躇なく洗脳を施した事。
最初なので余り大きな事は出来なかったが、俺が経験を積み、相手へ命令を何度もすれば自由に操れるようになるらしい。
そうすれば桜花に俺が恋人関係になる事は有り得ないと思われていても、精神を操れば身体すら自由に出来るだろう。
そう、帰る間際に見惚れた身体すら……。
「まっ、そういう事にしといてやる」
俺がうだうだと考えている間に桜花は笑顔のままで、キスした相手を見ている印象は全くない。
極々いつも通りの桜花だ。
多少新しい御霊を手に入れた事に対しての、将来に期待をする視線を感じる。
ここは期待に応えるフリをして、御霊の力の使い方と俺が経験を積み、桜花へ命令を繰り返す場を用意しなければ。
「桜花さん」
「ん?」
「御霊の力を試したいんで、訓練場に付き合ってください」
「あぁ、それなら構わないぞ」
俺がやる気になったと思った桜花は眩しい笑顔を迸らせた。
「ヤマト」
「分っている。好きに使うと良い」
ヤマトの方も桜花の期待がどれほど大きいかを察して苦笑いを浮かべて了承する。
御霊に関しては一度使ったお陰で俺の身体との親和性が増しており、新しい能力を開花できそうだ。
「それじゃ、俺は一旦御霊を成長させてきますので、先に行って待っててください」
「うむ。分かった」
それから俺は大急ぎで御霊屋へ行くと祈祷して貰い、能力を上げてから訓練場へと向かった。
少し広めの訓練場は入り口に太刀から銃まで一通りの武具が揃っており、好きなのを選択できる。
とはいえ、俺は新しい武器を使う気は無いので太刀サイズの木刀を手に取り、訓練場へ入っていった。
「やっと来たか」
「遅れてすみません」
「いや、お前がやる気を出してくれたのだ。少しぐらいなら待つさ」
訓練場は屋根が無く、そこら中に武器で付けられたであろう傷が沢山残っている。
それでも地面だけは平たく保たれ、下を見ずに歩かなくとも転びそうにない。
その訓練場の中心で待っているのは、言わずとも桜花。
普段腰に差している太刀から木刀に変え、嬉しそうな表情で出迎えてくれた。
多少広いと言えども声は良く通り、辺りは滝の音しか聞こえない。
「さぁ、やろうか! 早くお前の力を見せてくれ!」
期待を込められた声でいきなり開始の合図を一方的に言い放つと、木刀を抜いて向けてくる。
俺も早く能力を試したいので木刀を握りしめ、桜花へ切っ先を向けた。
木刀の先端同士が微かに触れ合った途端、桜花は俺へ踏み込み、俺は御霊の能力を発動させる。
「はぁっ!!」
「『人形化』!」
勢い良く迫ってきた桜花は俺の能力を無防備に受けた直後に動きを止め、真剣な顔のままで目から意思と言う光を無くした。
勢いが付いた状態で行き成り止まった所為で桜花の胸は勢い良く前後に揺れ、たぷんと波打って身体の動きから遅れて静止する。
「……ふぅ、危ない危ない」
幾ら訓練と銘打っても本気で相手をする気だったらしく、目にも止まらぬ速さで迫った木刀の切っ先は俺の目の前で止まっている。
間一髪間に合った事で安心していると、木刀を持っていた桜花の両手から力が抜けて腰の横へ降ろしてしまう。
感情が抜けた顔は俯き、突きの姿勢を保っていた身体は直立へと変わった。
これは相手の意志を封じると自然とこういう、いわゆる待機状態の姿勢に変わると御霊が言っている。
普段凛々しいい表情を浮かべている桜花が、無防備な姿を現している状況は非常に珍しい。
と言うか、御霊の力で操らなければ、この桜花は見られないだろうと思う。
危機が去ったお陰で俺の中で震えあがっていた興奮は大きく高ぶり始め、改めて桜花の身体を視姦していく。
俯いた顔を覗き込めば言うまでも無く綺麗な顔があり、左側のみ結ばれている三つ編みが愛らしい。
視線を落としても華奢な首筋からは手練れのモノノフとは思えない女らしさを感じる。
そして分厚い着物の布地を大きく持ち上げるのは、先程たぷんと止まった巨乳レベルの胸。
命令を下すと洗脳率が上がるらしいので、俺が自分で脱がせるのを我慢して桜花自身に脱いで貰おう。
「桜花。着物の上だけを肌蹴させるんだ」
「……あぁ、分かった」
持っていた木刀を帯へ仕舞うと、おもむろに着物の襟へ手を掛けて引き下げていく桜花。
命令通りに行動すれば当然ながら見えていた華奢な首筋が徐々に見える範囲を広げ、意外に筋肉がある肩が露出してきた。
更に手を降ろす桜花は躊躇なく胸の膨らみが見え始めるまで襟を降ろし、遂には巨乳と言える範囲の大きな胸を曝け出してしまう。
「おぉ!」
「…………」
胸の形は丸っこい印象を受けるも乳首に向かって尖っており、その乳首は桜色をしていて小さめに感じる。
帯を解いていないので若干脱ぎにくそうに着物の袖から腕を抜く仕草でも柔らかな胸はタプタプと震え、波打つ。
乳輪の大きさも心成しか小さ目であり、全体的に美乳と言えそうだった。
「んくっ……。触っていいよな! 桜花!」
「……あぁ」
許可を貰ったので汗ばむ掌を近付けた俺は、真正面から桜花の美乳を掴む。
実際に掴んでみると見た目以上に柔らかく、俺の興奮した手以上に暖かい。
親指付近では鼓動が小さく感じられ、無表情で意思を封じられても、あの桜花の身体を好き勝手にしている現実が大きな興奮となって襲ってくる。
「んふ~! んふ~!」
荒くなる自分の鼻息すら意識出来ていない俺は、夢中で桜花の美乳を揉み解す。
指の間から桜色の乳首が食み出し、掌を握れば向きを変えて指に当たる。
最初こそ胸より少し硬い程度だった感触が、徐々に硬さを増やし厭らしく尖ってきた。
胸本体も揉み解していったにも拘らず、揉まれる刺激で弾力が強くなっていく。
桜色だった乳首も赤くなりつつあり、興奮が胸から溜まっていく様子をありありと示してくる。
「お、桜花! 袴を持ち上げるんだ!」
「……あぁ、分かった」
もう辛抱溜まらんと一旦離れた俺は、洗脳の度合いを深めるついでに欲望に染まった命令を下す。
のろのろと動き出す桜花の腕にじれったさを感じながらも見つめ続け、桜花自身の手で下半身を露出する時を待つ。
そして遂に出てきたのは簡素な白い褌。
しかも生地が薄く、肌の色が透けて見える。
大陰唇の部分は食い込みが激しく、秘裂の形がそのまま浮き上がっていた。
淫核に関しても、胸を揉まれて僅かに溜まった興奮で包皮を持ち上げ、丸い姿を少しだけ見せる。
「ほう……。桜花はこんなのを履いてるのか」
ぽつりと呟いた俺は無遠慮に桜花の股間へ手を伸ばす。
そしてまず指先に感じたのは褌の滑らかな手触りに、桜花の下腹部の柔らかさ。
鍛えられているお陰で腹筋が若干浮いているように見えるのだが、実際に触ってみると女らしい身体の感触が返ってきた。
下腹部に接触させた指を腕ごと下げていけば徐々に柔らかさが増していき、大陰唇に到達すると胸に匹敵する感触を受ける。
「んくっ……!」
少し指先を食い込ませてみても褌は更に秘裂へ食い込みを深め、より一層性器の形をハッキリさせた。
手を下へ移動させれば指先が大陰唇に挟まれ、胸よりも温かい体温が褌越しに感じられる。
それでもサラサラとした感触だけであり、膣口付近を探っても肌触りは変わらなかった。
これでは入れられもしないので、洗脳の度合いを深める為にも一度立ち上がって桜花へ命令を下す。
「桜花。お前は俺に見られる事が凄く好きになるぞ」
「……好きになる」
「そうだ。特に股間辺りに気持ち良さが集中してくるぞ」
「……股間辺り」
そう命令を下してから再び下半身へ屈んで見詰めていると、あっと言う間に褌の股間部分の色が変わり始めた。
触ってみればぬるりとした感触に変わっており、明らかに快感を元に愛液を流している様子。
屈んだ状態で俺が桜花の顔を見上げれば、桜花は股間付近に顔を近付けている俺を、意思の無い目で見返していた。
しかし頬だけは真っ赤に染まり、操り人形の状態でも俺の視線から快感を受けているのは明白。
一先ずこれなら入れられるだろうと考えた俺は、褌を脱がしにかかる。
「……ぬ。脱がすぞ!」
「……あぁ、脱がしてくれ」
単に復唱しただけであっても桜花に下着を脱がしてくれと頼まれた事実に、俺の陰茎は大きく反り立つ。
腰に巻き付けられていた褌の結び目に指を掛け、一気に引き下ろす。
すると陰毛も何も生えていない綺麗な下腹部に、同じく何も生えておらず、淫核を包む包皮だけが顔を出している綺麗な秘裂と大陰唇が現れた。
「おぉ……。綺麗だ」
「…………」
又坐の部分では褌の色を変えていた愛液が銀色の糸となって繋がり、あっけなく落ちる。
俺は腕を下げ続けて桜花の足首まで褌を降ろすと、下から見上げるようにして股間を見詰めた。
膣口付近を愛液で濡らす大陰唇は股間の影にあっても卑猥な光沢を見せる。
しかも俺の視線を気持ち良いと思わせている所為で、後から後から新しい愛液が、足首まで降ろされた褌に垂れていった。
「よ、よし! 座るから桜花は俺の上に乗るんだ!」
「……上に乗る」
急いで袴を脱いだ俺は荒い土の地面へ腰を下ろして待ち、桜花はその上から跨ってくる。
そして蟹股気味に降りてくる桜花。
太腿を左右に厭らしく広げながら降りてくるので、袴は捲れ上がり、卑猥な形になっていく性器が俺の目の前を降りて行った。
脚を広げた事で大陰唇は左右に広がり、俺が見て居る事で愛液は量を増していく。
何も隠されていない陰茎にも、落ちる途中で冷たくなった愛液が滴り、早くもカウパー液と混ざった。
それからも陰茎へ落ちてくる愛液の量は増え、濡れていく間隔も桜花が腰を下ろす程に短くなってくる。
「うっ……!」
「…………」
垂直に反り立つ陰茎と最初に接触したのは鈴口と大陰唇。
俺の上に座るという命令は、一応果たしてしまったので桜花は動きを止めてしまったものの、大陰唇は秘裂に鈴口を減り込ませる。
幾ら鍛えられた桜花と言えども、蟹股で中腰を維持するのは辛いらしく、徐々に隠れた太腿が震え始めた。
「くっ、桜花、そのまま身体を降ろして、俺の太腿の上に座るんだ」
「……太腿の上に座る」
鈴口を挟んだ状態で止まっていた大陰唇は、左右へ広がりながら亀頭を咥え込んでいく。
狭い膣口は亀頭の形に添って拡張されていき、滴る愛液のお陰で殆ど苦も無くカリまで飲み込んでしまった。
「おぁ……!」
「…………」
快感で声を上げても、桜花は俺の目へ視線を合わせたまま身体を降ろし続ける。
遂に処女膜をブツリと破る感触があったものの、桜花は何の反応もしないで腰を下ろしていった。
それでも膣内は破瓜の衝撃に戦慄き、ヒダは愛液を滲ませながら亀頭を舐める。
処女膜をあっさり通過した陰茎は奥へ行く程締め付けを強める膣壁を広げていき、子宮口を小突きあげた。
少し汗ばんだ桜花の太腿は俺の太腿の上に乗り、股間同士はピッタリと密着している。
「くはぁ……」
「…………」
身体も至近距離にあり、俺は思わず桜花の身体を抱きしめてしまった。
「桜花!」
「……はい」
腕の中に抱え込んだ女の身体は見た目以上に華奢であり、裸の巨乳の感触も手伝って陰茎への興奮は大きく膨れ上がる。
愛液を大量に流す身体は体温が上がっており、大きく興奮を誘う湯たんぽ代わりになりそうだった。
俺の胸で潰れる巨乳も波打ち、身体同士が密着するのを防いているが、着物越しであっても硬くなった乳首が存在を主張している。
「桜花! 俺を抱きしめながら、くっ! 上下に屈伸を繰り返せ!」
「……はい」
「犯されている状態を維持して、な!」
「……はい、犯されている状態で屈伸を繰り返します」
左右に力なく垂れていた桜花の腕はゆっくり持ち上がると、命令通りに抱きしめてきた。
密着度が上がったお陰で巨乳は更に潰れ、むにむにと形を変える。
そして上下運動を開始した事で陰茎は膣内と膣口で扱かれ、巨乳も上下に動いて重い暖かさを俺へ伝えた。
「くはっ!」
「……んっ」
腰を上下に動かすだけで桜花は子宮口を小突かれ、操り人形状態であっても身体の奥から押された声は漏れ出してしまう。
陰茎も屈伸運動をする為に、締め付ける力を増した膣壁に握りしめられながらも扱かれ、ヒダもカリへの抵抗を大きく増やしていた。
愛液は俺が桜花を見詰める程に量を増していき、今では上下に一往復するだけでグチョリと卑猥な音を立てる。
更に言えば抱きしめて形を変えている胸の谷間の僅かな隙間から愛液の濃い匂いが立ち上り、運動を繰り返して汗を掻く桜花の体臭と混じって興奮を高めさせてくれた。
「くっ!」
「んっ……んっ……」
無表情であっても少し上から俺の顔を至近距離で見つめ、俺も頬が赤くなり汗で髪の毛を張り付かせた桜花の顔を見詰める。
互いの視線が交わる中で股間でも深い交わりで互いの体液を混ぜ合い、興奮はどんどん大きくなっていった。
上下に視線が動いても目を離さず、それでも胸で捏ね回される巨乳の感触と、陰茎で膣内を犯す感触に意識は行っている。
愛液を掻き回す音は一定のリズムを刻み、徐々に物足りなさも湧き上がってきた。
「うっ! 桜花!」
「んっ……、はい」
「身体の動きを速くするんだ!」
「……は、……い」
返事をする瞬間に子宮口を突き上げられ、返事は一瞬だけ止まったものの、指示はしっかり実行に移す桜花。
ゆっくりと言えるスピードが、即座に速くなり愛液は地面へ飛び散った。
「うっ! あっ! はぁっ! そうだ!」
「んっ、んっ、んっ」
命令を下し、桜花が実行に移す程に洗脳の度合いは深まり、俺の中の御霊が喜びの声を上げる。
しかし俺はそんな事に意識を向けている余裕も無くなっていき、精液は尿道の根元まで湧き上がってきた。
桜花も屈伸運動と犯される快感で白かった肌は赤くなり、汗を滴らせる。
膣壁が痙攣を始めると、ヒダの動きも積極的に陰茎を子宮口へ導く。
互いに抱き締めている所為で密着している股間では桜花の淫核が俺の下腹部に擦れてしまい、操り人形状態の桜花が絶頂へ向かっていった。
「桜、花! 絶頂に達したら俺の太腿に深く座って、くっ、下半身を閉めるんだ!」
「んっ、はい、んっ、ふぅっ」
俺の胸で潰れている胸の中心では快感で硬くなった乳首の感触が強くなり、心成しかぐりぐりと上半身を押し付けてきている気がする。
絶頂に近付いた膣内が痙攣すれば、陰茎は前後に動いて痙攣を返し、カウパー液を膣内へ巻き散らす。
限界が近付く俺はせめて桜花が絶頂に達するまでは、と股間に力を入れて精液を堰き止めていた。
「んっ!」
「くはぁっ!?」
それから暫くしないで待ちに待った桜花が絶頂に達し、俺の太腿へ深く座ると亀頭は子宮口へ減り込む。
その感触を受けた瞬間、股間に入れていた力を全て抜いた。
尿道を勢いよく駆け上がる精液は、絶頂で痙攣を繰り返す膣壁を広げながら震える陰茎を通り、鈴口が減り込んでいる子宮口へ擦り付けられ、精子は確実に子宮内部へと入り込む。
「おふっ……あぁ……」
「…………んっ」
強く抱きしめ合う俺と桜花は大きな絶頂で身体を震わせ、視線すら互いに合わせ合う。
まるで恋人同士が性行為をしているようでも桜花の目には意思が無く、俺だけが性欲で目が血走っていた。
吐き出される精液も俺の欲求を体現するかのように粘着き、子宮口を汚していく。
痙攣を繰り返すヒダは出された精液を女の本能に従って子宮口近くへ貯め、受精の確立を少しでも高くしていた。
動きの変化は亀頭でも感じられ、まるで亀頭だけが生暖かく蠢く膣内で優しく齧り付かれた感触を受ける。
そして精液を出し切った俺は腕から力を抜くも、桜花は命令通りに抱き締めてくるままで視線すら外さない。
「桜、花。もう、ふぅ、抱き締めなくても良いぞ」
「……はい」
命令を素直に聞いた桜花はスッと腕を降ろした。
腕の拘束を解いた所為で、桜花の巨乳の弾力が俺の身体を後ろへ押す。
絶頂の大きな快感は消えていき、後は余韻を残すだけ。
射精した後で力の抜けていく陰茎が、絶頂を終えた膣壁に揉まれる感触があるも、股間同士が密着している為に逃げ場が無く、膣圧に押し出される事も無かった。
「はぁ……ふぅ……」
「…………」
俺自身は余り動いていないが射精の快感が強くて息切れしてしまう。
反対に桜花は変わらず俺を見詰め、精々が太腿を僅かに震わせる程度。
普段鍛えている体力の差が表れた形だった。
ともかく精液を吐き出しきった俺は、桜花に立つよう命令を下す。
「桜花。立つんだ」
「……はい」
度重なる命令を聞いた所為で桜花の返事は変化しており、俺の中の御霊も深まった洗脳の度合いに喜びの声を上げていた。
俺も桜花を犯した満足感に包まれ、下半身のダルさすら心地良い。
桜花が立ち上がれば自然と陰茎は抜け、上がってくる下半身を隠す袴の中から、膣内を満たしつつも漏れ出した精液がぼたぼたと逆流している。
快感の余韻で惚けた思考のまま、何となしに目の前の袴を捲り上げてみると、綺麗なスジとして閉じていた秘裂は犯された所為で赤くなり、破瓜の血もこびり付いていた。
更に包皮から顔を出している淫核は精液と愛液に塗れ卑猥な姿を見せ、僅かに見える膣口からは白濁した体液が二人分混ざった状態で地面へと落ちる。
普通ならば非常に興奮を誘いそうな光景だが、精液を吐き出した直後の俺には効かない。
「ふぅ……。桜花、股間を綺麗にして褌を履きなおすんだ」
「……はい」
一息付いた所でそろそろ誰か来ても可笑しくないと判断し、桜花に後始末を命じた。
操り人形の状態でゆっくりした動きであっても、袴から手拭いを取り出して股間を拭いていく桜花。
俺は俺で自分の股間を綺麗にしていき、同じように身なりを整えていく。
「さて……」
「…………」
さほど時間も掛けずに綺麗に袴を直して、視線を上げた先には身なりを整えた直立の桜花の姿。
少し俯いて表情の無い顔以外におかしな所は無く、駄々漏れになっていた精液さえ無くなっていた。
後は桜花に、感じていた筈の破瓜の痛みを誤魔化す為に記憶を改竄しておかなければならない。
「桜花。今も胎に痛みはあるのか?」
「……はい、少しだけあります」
「そうか。じゃ、それは俺が桜花に一撃を加えた事が原因だから喜ぶんだぞ?」
「……喜ぶ」
これで桜花の破瓜の痛みは、訓練で一撃を受けた所為だと勘違いしてくれるだろう。
更に喜んでくれるとは精液を中に出した甲斐もあるものだ。
そして俺は自分の中で未だに喜びの声を上げている御霊に、桜花の人形化状態を解除して貰う。
すると、今まで無表情だった顔に感情が戻り、次の瞬間には喜びを溢れさせた。
「良くやったな! 私に一撃を入れるなど凄いじゃないか!」
「新しい御霊のお陰ですね」
「御霊を宿したお前の力だ! 素直に喜べ!」
まるで自分の事のように精液が残っている胎を上から軽く押さえながら、俺の肩を叩いて喜んでくれる桜花。
下にある精液溜まりは目に入っていないらしく、ただ単純に良い評価をしてくれているようだった。
「今日の訓練はここまで!」
「有難う御座いました」
「うむ。私は汗を流してくるから、お前も身体を休めておけ」
「はい」
そう言って桜花は木刀を拾うと、全身から嬉しさを溢れさせながら訓練場から去って行く。
俺も多少汗を掻いたのは事実なので、地面に溜まっていた体液の水溜まりへ脚で砂をかけて後始末をし、それから置いていた木刀を手に取ると、桜花の後を追うように訓練場から出る。
「桜花さ~ん」
既に姿の見えなくなった相手の名を呼びながら、次はどうやって桜花を犯そうかと言う案で頭が一杯だった。
△
洗脳編(来月)に続くんじゃ。
コメント
Re: タイトルなし
どうもすみません。
何とか今月中には更新いたしますので……。
何とか今月中には更新いたしますので……。
お疲れ様です!
大変ですが、人生の分岐と思い、諦めないで!バイトでも長く続いて行けば職歴として見てくれる場所もあります。上からに聞こえたら申し訳無いですが逆にバイトもしてない人を雇う企業は少ない。バイトでも長く、欠勤などなくはたらけばバイト→契約社員→正社員になることも。本屋でそうなった友人もいます。親に土下座して指圧の専門学校に通ってる人もいます。ああいうのは50歳とかからでも始められて、就職先がかなり有りますからね。その人は38で卒業してすぐ働いてます。職歴が~と諦めないで下さい、先ずは続けましょう。今まで物書きを続けて来たみたいに!
勿論、小説も続いて欲しいですよw
双子録も続きが気になる!何年かかっても良いので、完走してほしい!
大変ですが、人生の分岐と思い、諦めないで!バイトでも長く続いて行けば職歴として見てくれる場所もあります。上からに聞こえたら申し訳無いですが逆にバイトもしてない人を雇う企業は少ない。バイトでも長く、欠勤などなくはたらけばバイト→契約社員→正社員になることも。本屋でそうなった友人もいます。親に土下座して指圧の専門学校に通ってる人もいます。ああいうのは50歳とかからでも始められて、就職先がかなり有りますからね。その人は38で卒業してすぐ働いてます。職歴が~と諦めないで下さい、先ずは続けましょう。今まで物書きを続けて来たみたいに!
勿論、小説も続いて欲しいですよw
双子録も続きが気になる!何年かかっても良いので、完走してほしい!
Re: タイトルなし
有難う御座います!
そうですよね。
やっぱりバイトぐらいはしておかないといけないですよね。
30代にもなって職務経歴が真っ白なんて恥ずかしい。
とりあえず今日もバイトの面接に行ってきますよ!
もし採用されても小説だけは書き続けます!
せめてリクを全て終わらせるまでは……!!
そうですよね。
やっぱりバイトぐらいはしておかないといけないですよね。
30代にもなって職務経歴が真っ白なんて恥ずかしい。
とりあえず今日もバイトの面接に行ってきますよ!
もし採用されても小説だけは書き続けます!
せめてリクを全て終わらせるまでは……!!
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就活でしたら今後に関わることなので、無理のないようお体にも気をつけてください