東方双子録 その1
深い林の中、2人の兄弟が彷徨っている。
「はぁはぁ、大丈夫か?」
「うん」
両親から見捨てられて行く所も無く道路を歩いていれば、そこは森の中。
突然変わった風景に戸惑っている時間すら惜しみ、せめて雨風が凌げる場所を求めていた。
森の差し込む日の光は徐々に薄暗くなり始め、手持ちの食料は尽きた双子の不安は募っていく。
しかし、運は二人に味方をした。
「あっ、あそこに神社があるよ!」
「おっ、巫女さんみたいな人も居るな」
下手をすれば樹の虚でも探そうかと思い始めた頃に、もっとも望んだ光景が目に入った。
とりあえず一晩だけでも泊めて貰うべく、縁側でお茶を飲んでいる人物へ向かっていく。
「すいません」
「…………」
兄が助けを求める様に声を掛けると、非常に面倒臭そうな表情で目を向けてくる。
「外来人がここまで来るなんて珍しいわね」
「えっ?」
「僕たち日本人ですけど?」
弟が首を傾げつつも、巫女の言葉に反論をした。
「……説明はしてあげるけど、その前にその汚い格好を何とかしないといけないわね」
「あっ」
言われて初めて、自分達が汚れている事に気が付く双子。
今まで必死に歩いていた所為で、ここまで汚くなっているとは思いもよらなかった。
このまま上がり込んでは迷惑になるのは明白なので、兄弟はお互いの顔を見合わせる。
「はぁ、良いわ、付いて来なさい」
「えっ」
「はっ、はい」
溜息混じりに付いて来る様に言った巫女の後を追う。
縁側を進む道がてらに、名前とここが幻想郷で自分が結界と平穏を守る巫女である事を教えられた。
最初こそ妖怪が存在する等を疑っていたが、能力の事を教えて実際に空を飛び、光弾を放つと双子の目は輝く。
妖怪とは、人を食らう化け物。
危機感が圧倒的に足りない子供達が、はしゃぐ姿を見た霊夢は内心呆れてしまう。
「じゃ、霊夢お姉ちゃんが一番偉い人なの?」
「偉い人じゃなくて強い人と思って貰えれば、まぁ間違いじゃないわね」
「幻想郷最強って事か?」
「……最強って言い方は止めて」
「?」
眉をひそめた霊夢に、事情を知らない双子は首を傾げるばかり。
そんな雑談や説明が終わる頃には、勝手口に到着した。
「ちょっとそこで待ってなさい」
「は~い」
素直に従った双子を置いて、神社の奥へと向かう霊夢。
何をするでもなく、手持ち無沙汰で待っていると手拭や巫女服を持って出てきた。
「少し離れた所に温泉があるから、そこへ行くわよ」
「えっ、温泉!?」
「前に地獄で悪さした妖怪の所為で湧き出したのよ」
「妖怪の仕業って、大丈夫なの?」
「何か仕出かしても、潰せば良いだけの話よ」
「頼もしいね!」
「面倒臭いけどね」
さらりと言ってのける姿の霊夢に、双子は尊敬の眼差しで見遣る。
肝心の本人は、心底うんざりした表情を浮かべていた。
さほど歩かずに到着した温泉は仕切りが建てられており、何処かの秘湯を思わせる。
小さな玄関部を潜り、大きな内扉を抜けた先の脱衣所から見た中は結構な広さがあった。
「おっきな温泉だね~」
「男子禁制だけど、あんた達ぐらいの年なら問題ないでしょ」
感動を示した双子に、霊夢は何の反応も返さずに奥へと進んでいく。
「この籠に汚れた服を入れなさい」
「分かった」
「籠は中へ持って行って、体を洗うついでに服も洗濯しちゃいなさい」
「は~い」
「でも、洗濯ってやった事無いけど出来るかな?」
「河童が洗濯機とか言うのを取り付けたから、それを使えば良いわ」
「河童が居るの?」
「と言うか、温泉に洗濯機って……」
「何か地熱発電がどうのこうのとか言って、試しに設置したらしいわ」
「へぇ、科学力が、だいぶ進んでるんだね」
「実際は使えない物ばかり発明しているのよ」
「ふ~ん」
脱衣所から少し顔を出して温泉がある場所を除いてみれば、そこには場違い極まりない型の古い洗濯機が置いてある。
見る限りでは給水も排水も繋がっており、問題無く使えそうだった。
「お姉ちゃ――」
「んっ、あっ!」
「……何よ」
使い方を聞こうと振り返った弟が見た物は、巫女服を脱ぎ掛けている霊夢の姿。
弟の視線を辿った兄も同様に固まる。
そろそろ異性に対して興味と共に羞恥心が芽生える年代になった双子は、霊夢の裸を見て顔を真っ赤にさせてしまう。
そんな事も露知らず、さっさとサラシとショーツも脱ぎ捨てて手拭で軽く隠す程度の格好で向かい合った。
「さぁ、早く入るわよ」
「えっ、だって……」
「恥ずかしいよ」
「何を言ってるのよ」
呆れた様に双子へ近づくと、まずは兄へを籠の近くへ追い遣り、おもむろに服を脱がせ出した。
案外面倒見の良い行いは、兄にとって羞恥の極みだ。
「ほら、手を上げて」
「えあぅ」
両手を上げさせて上着を脱がされ、布から解放された兄の視線の先には、Cカップほどの綺麗な胸が揺れている。
脱がせる事に夢中で体を隠さなくなった霊夢の体は兄が真正面から、そして横から弟の目に晒されていた。
双子の手には掴みきれなさそうな大きさの白い胸に、先端には薄い桃色の乳首が乗っている。
脱がせた服を籠へ入れる僅かな動きでも、その柔らかさを確認出来た。
目の前の光景に、兄の歳の割りに大きな陰茎に血液が集まり始める。
そんな事を知りもしない霊夢は、次にズボンを脱がしにかかった。
「ちょっ、お姉ちゃ――」
胸に見惚れていた所為で抵抗する間もなく、ブリーフごと脱がされてしまう。
そして半立ちの陰茎は、ぶるんと外へ躍り出た。
ズボンを足首まで下ろした姿勢の関係で、今にも霊夢の顔に亀頭が当たりそうだ。
しかし、男の凶器とも言える物を突き付けられている状態でも、世話を焼くのは止めようとしない。
「ほら、足を上げて!」
「はぅ、う、うん」
声を出した所為で陰茎に霊夢の吐息が掛かり、思わぬ声を出してしまう兄。
言われた通りに足を片方上げていくがバランスを取り損ない、近くにあった裸の肩を触ってしまった。
「あっ!」
初めて触った異性の体は兄が思ってる以上に、サラサラでいつまでも触っていたいと言う欲求が自然と湧き上がってくる。
「早く!」
「う、うん」
肩を触られた事に何の反応も無い霊夢に促されて、バランスを取る為に付いた足を再び上げる。
ズボンを足首まで下ろして前屈みの姿勢を保つ霊夢に、その肩を掴んで同じく前屈みになった兄。
普通ならば問題無く脱がされて終わりだろうが、両者の間には半立ちの陰茎があった。
お互いの距離が先程以上に近づいた瞬間に、鈴口が霊夢の口の端に接触する。
「あぅ」
敏感な箇所に刺激を受けた兄は、自然に声を出してしまう。
人生で初めての気持ちが良い刺激に、軽く混乱した兄は慌てて視線を下ろす。
「ご、ごめん、霊夢お姉ちゃん」
「……、何がよ?」
肝心の霊夢は顔が赤くなりつつも、何に対して謝られているのかが分かっていない様子だった。
「そ、その、おちんちんが……」
「……何を言ってるのよ、良いから早く足を上げて」
「はぅ!?」
今度は直接肌に接触しているので、息は片方を通過して根元まで上って来た。
半立ちだった陰茎も興奮で硬さと大きさを増し、霊夢の口元から鼻の横をカウパー液で汚しながら反り上がる。
その肌を滑る際に、ピンク色の亀頭を中程まで覆い隠していた皮も剥かれた。
快感に負けじと足を持ち上げていた足が抜かれると、ズボンとブリーフを籠へ仕舞って弟の方へと歩み寄る。
兄は少し残念と思いながら、息を荒くして裸の後姿を何気なく見ていた。
そんな姿を見ていた弟は咄嗟に逃げようとしたものの簡単に捕まり、同じ様に脱がされていく。
初めての興奮を覚えた兄も男の子の意地を奮い立たせ、陰茎を経たせたままで静かに2人へ近寄る。
「仕返しだ~」
「あっ、ちょっと、何よ」
ジタバタしている弟を脱がしている霊夢に、後ろから抱き付き胸を揉み出した兄。
仕返しも目的の1つだが、本当は先程よりも広範囲に肌を触れ合わせたかったのは本人も気が付いていないだろう。
しかし期待した反応は返ってこず、幼い手でも持て余す大きさの胸を揉まれても振り払う素振りも無く弟の服を脱がし続ける。
しかし、無反応の霊夢を他所に柔らかな乳首は硬さを増していく。
好き勝手に揉んでいれば当然それを発見し、コリコリとした感触を掌で転がし始める。
更に兄は尻の谷間に挟まった陰茎からの快感で、無意識に腰を動かし始めてしまう。
霊夢は生理的な反射でも固くなった乳首を弄られている所為で、言葉の端々に小さな悦声が聞こえてくる。
「んっ、ほら、うっ、暴れないの!」
「待って、お姉ちゃっ!?」
強制的に両腕を上げられて上着を脱がされた弟の目に飛び込んできた物は、好き勝手に揉まれるがままになっている美乳だった。
思いも寄らなかった光景で固まった弟に、これ幸いとズボンとブリーフを一気に脱がす。
「れ、霊夢お姉ちゃん」
「んむっ!?」
「はぅ!?」
胸を揉む事に夢中になっている兄は、弟の既に大きくなっていた陰茎が脱がされた勢いで霊夢の唇から鼻を掠って腹に当たった事など知る由も無い。
「足を上げて!」
「は、はい」
霊夢の言葉に従うも内心は、一瞬だけの接触で顔へ陰茎を擦り付けられなかった事を残念に思う。
完全に反り上げっている陰茎は、兄と同じ位の大きさになっていた。
足を動かす度にメトロノームの様な動きで左右に動く光景を見ても、霊夢は顔を赤くしたままで脱がした服を籠へ入れる。
「さて、入るわよ」
「あっ……、は~い」
「うぅ……」
後ろから抱き着いていた兄は引き剥がされ、残念そうな声を上げるも籠を持って付いていく。
その後ろを弟が引き締まって白い霊夢の尻を、兄と一緒に凝視しながら付いて行った。
「お兄ちゃん、おちんちんが変だよ」
「……前に学校で習った勃起じゃないのか?」
「あっ、そうか!」
「それで精子が出るんだよな」
「刺激を与えたら出るって言ってたよね?」
「そういえば、霊夢お姉ちゃんの顔にちんちんが当たった時は気持ち良かった」
「お兄ちゃんずるい!」
「おっぱいも柔らかかったぞ!」
「ずーるーい!」
「何をこそこそ話してるの、早くこっちに来なさいよ」
「あっ、うん、分かった!」
少し離れた位置を歩いていたお陰で、霊夢には会話の内容がよく聞こえていなかった。
慌てて洗濯機の横に近寄ると、説明を始める。
「で、これを使えば直ぐに綺麗になるわよ」
「洗っちゃったら、着れないんじゃないの?」
「そうだよ、濡れちゃうじゃんよ!」
「大丈夫よ、隣の箱に入れれば直ぐに乾くから!」
そういって洗濯層の横に付属している箱を指した。
「そこに入れると、濡れている服も符の力で乾く仕組みになっているらしいわ」
「へぇ、凄いんだね」
「とりあえず、全部入れてしまいなさい」
「は~い」
汚れた衣類を全て河童特製の洗濯機へ放り込み、次は双子を洗う番になった。
「次はあんた達の番ね」
「ん~っと、……シャワーは?」
「……何よそれ?」
よく分からないと言う表情で見てくる霊夢に双子は困惑する。
洗濯機があるからには、風呂の備品も現代的な物が設置されていそうだが知らない様だ。
身振り手振りで説明してみるもののイマイチ伝わらず、諦めた双子を連れて風呂の淵へと歩いていく。
「この椅子に座りなさい」
「えっ、自分で洗えるよ?」
「シャワーとか言うのを使わないと洗えないんでしょ、早く座りなさい」
ぐずる弟の腕を掴み、座らせると体を洗う為に持ってきた手拭で石鹸を泡立てる。
「石鹸はあるんだね」
「魔理沙が持ってきたのよ、茸石鹸って名前らしいわ」
「き、茸?」
毒々しい泡で洗われる弟を見ていた兄は、気が付いてしまう。
少し後ろに居る位置関係で霊夢のしみ1つ無い綺麗な背中から、丸みを帯びた尻が丸出しになっている。
洗濯機の事が間に挟まって、半立ちにまで治まっていた陰茎に血液が送り始められた。
徐々に大きくなっていくむず痒さと、目覚めたばかりの性的好奇心で少し前へ歩み寄る。
横から見える位置に移動すると、弟の背中を洗う度にフルンと揺れる胸に視線を釘付けになった。
そして、先程揉んだ時の柔らかさを思い出して、もう一度触ってみたいと思う。
誰も止める者も居らず、触っても何も言われなかった事から調子に乗り始めた兄は恐る恐る手を伸ばした。
「んっ!」
揺れる胸を下から持ち上げる様に触ると、他人の手の感触で声が漏れた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「何でも、っ無いわよ」
言葉こそ問題無いと言っているが、声はそう聞こえない。
不審に思った弟が後ろを振り返れば、そこには横から胸を揉んでいる兄の姿があった。
「あぁ、お兄ちゃんずるいよ!」
「俺が背中を洗って貰ってる時に、触れば良いだろ」
「うぅ、お姉ちゃん、前も洗ってよ!」
「背中を洗ってるのは自分で洗えないからでしょ、前ぐらい自分で洗いなさい!」
正面から霊夢の胸を揉もうとした弟の思惑も無碍に断られてしまう。
頬を膨れさせた弟を見かねて、兄は自分の位置を譲る。
「霊夢お姉ちゃん、俺も洗ってよ!」
「はぁ、早く座りなさい」
「は~い」
入れ替わりで立った弟は早速霊夢の背中に張り付き、胸を揉み始める。
「お姉ちゃんのおっぱい柔らかい!」
「そうだよな!」
先に思う存分揉んだ兄の同意が聞こえても、霊夢は背中を洗って動きを止める事は無い。
「ね、ね、お姉ちゃん、おっぱい揉まれて気持ち良い?」
「っ、そんな事、されてないわよ」
「乳首だって弄られてるのに?」
「うっ、湯船に、浸かってないのに、くっ、逆上せたの?」
弟がどんなに胸を揉んでも、腰に陰茎を擦り付けても拒否も認め様ともしない。
ここまで来ると流石に、何か異変を感じる双子。
「ねぇ、お兄ちゃん、やっぱりお姉ちゃん変だよね」
「そうだよな、おっぱい揉んでも、ちんちんを突けても嫌がらないし」
「我慢してるのかな?」
「だったら、我慢出来なくなるまで悪戯しようぜ!」
「我慢比べだね!」
目の前で自分の体を弄られる計画が立てられても、止められる事も無かった双子は次第に行為をエスカレートさせていく。
二人は泡塗れの体を湯で流され、湯船に浸かった。
そして、寛いでいる霊夢の横に立ち、最大級に勃起をした陰茎を顔に突き付ける。
「お姉ちゃんの所為で、こんなになっちゃったよ」
「……何よ、何ともなっていないじゃないの」
兄に言われ股間を見る霊夢だが、雄雄しく立つ陰茎をチラリと見ても淡白な反応しか返さない。
意地になった兄は、角度を調節して赤くなっている頬に鈴口を擦り付けた。
「良く見っ、うっ」
「ど、どうしたのお兄ちゃん!?」
「……ん、何?」
先ほど抱きついた時に感じた陰茎への快感を再び味わい、声を漏らしてしまう。
霊夢と弟が反応に疑問を持ち、顔へ視線を移した先には明らかに快感で身を焦がしている表情を浮かべていた。
しかし兄は気にせずに根元を指で押さえつつ、快感の赴くままに頬を亀頭で味わい出す。
「ぼ、僕も!」
「……何なのよ」
乗り遅れてはいけないと焦った弟も、霊夢の頬へ亀頭を擦り付け始める。
被害者になった霊夢は、何をしているか理解出来ない様な雰囲気で追求を諦めた。
もはや自分の快感を求めるばかりで精一杯になった双子は、カウパー液が漏れ出ている事すら気が付く事も無い。
頬を性的な欲望で汚して行き、滑りが良くなった所為で快感は増していった。
「お姉ちゃんのほっぺた気持ち良い……」
「そうね、地獄の妖怪にも、これだけは感謝しても良いわね」
「はぁはぁ……」
霊夢の反応から、兄が言った気持ち良いという言葉は温泉に対しての事だと認識されたようだ。
夢中になっている双子は気が付きもしない。
しかし行為だけは激しさを増して行き、勢い余って弟の陰茎が亀頭の部分を丸ごと霊夢の口の中へ入れてしまう。
「はぅぁ!?」
「んむっ!?」
「ど、どうした?!」
可憐な唇に皮を剥かれ、敏感な亀頭に接触した歯から受けた強烈な刺激で人生初の射精をした。
脳が焼けると思う程の快感で、弟の顔はだらしなく緩んでいる。
「あぁ、あっ、あぅ……」
「ん、ごくっ、ごくっ」
「大丈夫か――」
言いかけた兄が視線を下ろすと、未だに口内で射精をされて精液を漏らせつつも飲み込んでいく霊夢の姿が映った。
人生経験の少ない自分から見てもかなりの美少女の部類に入る恩人が、ビクビクと精液を吐き出す陰茎を加えている。
不完全な知識で辛うじて陰茎が性器と認識している兄は、その光景に自然と唾液を飲み込んだ。
「はぁ~……」
「次は俺も!」
「良いよ、お兄ちゃん」
「んっ、……ごほっ、んむっ」
常人では考えられない程に出された精液に霊夢が咳き込んだ瞬間、今度は兄の陰茎が勢い良く口内に入り込む。
弟と同じく唇で皮を剥かれ、敏感な亀頭に刺激を受けた途端に精通を果たした。
「うわっ!?」
「んっ、ぐっ、……ごくっ、ごくっ」
頬と歯に挟まれた弟とは違い、斜めからとは言え完全に口内への侵入を果たした兄は舌の感触に耐えられる筈も無い。
無意識に霊夢の頭を押さえ付けて、思う存分に精液を出し切る。
「はぁ、気持ち良かった」
「そうだよね、目の前が真っ白になった!」
学校で性教育を中途半端に受けた双子は白い液体が何なのか、そしてどんな役目を持っているのかを理解していた。
それを口の中に、しかも相手の許可を求める事無く出すという背徳的な快楽を感じる。
女性器に付いても知識は持っているが、今は口に入れさせる事と快感に夢中になっていた。
フェラチオという性的な行為は知らないものの、男としての本能で行動する。
「お姉ちゃん、美味しかった?」
「はぁ、また可笑しな事を……」
「僕達の精液を飲んだよね?」
「お風呂に飲み物なんて無いわよ」
何処か噛み合っていない返答に、していると思っている我慢を崩すよりも快楽を得たい欲求が上回った。
たがの外れた兄は、今度は横からではなく正面から霊夢の口の中へ陰茎を差し込んだ。
「んぐっ!」
「あぁ、お兄ちゃんばっかり!」
「すぐに変わるから!」
「もう!」
兄の抜け駆けを非難しても先に口の中へ入れてしまった為に、イマイチ強く言えない弟は大人しく陰茎を頬へ擦り付ける。
「ぐっ、んぐっ」
「お兄ちゃん、霊夢お姉ちゃんが苦しがってるよ!」
「うっ、うぅ、……この位なら良いか?」
頭を掴み勢い良く出し入れを始める兄に、苦しがっている霊夢を見て弟が嗜めた。
素直に弱めて軽く動き始めれば、霊夢の舌が動き出す。
「はぅあ!?」
「お、お兄ちゃん!?」
「霊夢お姉ちゃんが、ベロで舐めてくる」
「えぇ、良いなぁ!」
実際には苦しがる原因となった陰茎を押し返そうとしているだけだが、舌を使われている事には関わらず快感しかなかった。
本能的に腰を動かして、更なる快感を求める。
一度出したとはいえ、霊夢から送られる刺激が追加されてしまっては、すぐに射精をしてしまった。
「うぅ!!」
「んぐっ!」
「次は僕ね!」
「うっ、分かってる、ふぅ!」
「ぐっ、ごくっ」
好きなだけ口の中へ出し切ると余韻で震える足を鞭打ち、弟へと場所を譲る。
先程よりは漏れ出す精液が少なくなった所を見るに、霊夢の身体は出された物が有害ではないと判断を下して飲み込む事にした様だ。
赤貧といっても過言ではない程の生活をしている所為で、本人も知らず知らずの内に栄養と食べ物を求めていた。
大きな陰茎が抜かれ、閉じる間も無く弟の陰茎が差し込まれる。
「んぐっ」
「あぁ、お姉ちゃん、気持ち良い!」
「動かすと、もっと気持ち良いぞ!」
「うん!」
「んむっ」
今度は弟が本格的に霊夢の口を犯し出す。
湯に温まって赤みを増した可憐な唇は、立派で凶悪な肉棒によって再び大きく開かれる。
2人分の精液がグチョグチョと口内で掻き回される音が響いた。
弟の陰茎にも反応した霊夢の舌は、亀頭を舐め回し始める。
「あぁ、お姉ちゃんのベロが!」
「気持ち良いだろ?」
「うん、気持ち良い!」
「んぐっ」
ゆっくりと動かしていた腰が自然に早さを増し、快感を高めていく。
抜き差しされる陰茎に貼り付く様な動きで舌も付いていき、兄よりも快感を得ていた。
霊夢本人が与り知らぬ所で、精技の経験を詰まされていく。
「あっ、あっ、出る!」
「んっ、んぐっ」
そして、絶頂に達した弟の精液が流し込まれる。
何度も出され、しかも食せると知った体がタイミングを合わせて溢す事無く全て飲み込んだ。
「はぁ~……」
「よし、交代だな!」
「うん!」
未だに最大まで大きく陰茎を擦りながら、弟と場所を変わる。
何度、射精をしても衰える事の無い性欲に汚され続ける霊夢。
兄が出すと今度は弟が、弟が出すと次は兄がと言う具合に、徐々に舌の動きが上達していく口の中へ射精を繰り返していった。
「うっ」
「早く変わって!」
更に時間がたった後、射精をした兄に場所を変わる様に要求したら霊夢がおもむろに立ち上がる。
擦り出された陰茎は飲まれる事の無かった精液で、口との太い橋を作った。
「あっ、お姉ちゃん、僕のおちんちんを舐めてくれる番だよ」
「けぷっ、何を言ってるの?」
「今まで舐めてくれたじゃん!」
「……あんた、逆上せたの?」
怪訝な表情で振り返り、小さくゲップをした霊夢の口の端からは精液が垂れたままだ。
「あんた達は横に立ってただけで、私はお湯に浸かってのんびりしてただけじゃない?」
今まで散々精液を出され、舌も動かしてくれていたので受け入れてくれていたと思っていた双子は戸惑う。
片足に体重を乗せた体勢で腰に手を付き、見下ろしながら断言した。
「えっ、でも……」
「もう、上がるわよ」
「う、うん」
隠される事が無かった体に、興奮が持続した所為で大きさも維持させた陰茎を左右に振りつつ後を付いて行く。
「あんなに舐めてくれたのに、どうしたのかな?」
「う~ん、……もしかして俺達にも何とかの程度みたいな能力があるんじゃないのか?」
「じゃぁ……、『エッチな事をすると無視される程度の能力』みたいな?」
「……よし、確かめてみよう!」
双子は脱衣所で着替えていた霊夢が、ショーツを履こうと屈んだ瞬間にピッタリと閉じた秘裂を触った。
「や、柔らかい!」
しかし、一瞬動きが止まって程度で手を動き続け、未だ触り続けている兄の手ごと下着を着けてしまった。
「れ、霊夢お姉ちゃん、俺の手が挟まってるけど良いの?」
「……はぁ、まだ逆上せてるのね」
心底呆れたと言わんばかりに溜息を付いて、振り返った。
その拍子に手は抜けてしまったが、霊夢は気にする事も無く顔を近づけてくる。
「あんたね、いくら異世界に来たからって、はしゃぎ過ぎじゃないの?」
「うっ」
至近距離で霊夢の美少女と言える顔を見た兄は、先程まで陰茎を突き入れていた唇に目が行く。
呻き声を、痛い所を付かれた所為で出してしまったと勘違いした霊夢は、再び巫女服を着始めた。
兄は弟と頷き合い、次は横っ腹を摘んだ。
「霊夢お姉ちゃんは太ってないね」
女性にすれば、たとえ相手が痩せていようともヒンシュクを買う行いで反応を待つ。
「……」
「痛っ!?」
そして、今度は予想通りに手を勢い良く払われたが、予想外に鋭く睨み付けられた。
「……あんたね」
「えっ?」
「私は毎日毎日、望まない質素な食生活をしているの」
「は、はぁ……」
「外に居たあんた達と違って、日々3食をやっと食べれる位なの!」
「う、うん」
「お賽銭が入らないから!」
「た、大変だね」
「大変どころじゃないわよ!」
「ご、ごめんなさい!」
「……ちっ、これも頻繁に来る妖怪の奴等の所為よ」
余りの迫力に咄嗟に謝った双子へ向いていた矛先は、いつの間にか妖怪へと向けられる。
人里から離れている上に、長い階段を上らないといけない博麗神社。
ただでさえ参拝者が少ないのに加えて、異変を解決した辺りから首謀者の妖怪を始め、色々な存在が訪れる様になってからはそれに拍車がかかる。
ただでさえ貧困を極めそうだった神社の経済状況は、火の車を通り越して灰しか残っていなかった。
飽食の日本人である双子には予想も出来ない事だ。
怒りに身を焦がす霊夢から離れた双子は、小声で結論を言ってみた。
「やっぱりエッチな事以外は普通だね」
「……そうだな、おっぱいを触った時とちんちんを口に入れた時も反応をしなかったし」
「クラスの女子だったら、どっちも悲鳴を上げそうだもんね」
「という事は、悪戯し放題って事か?」
「やったね!」
「おう、やったな!」
「ちょっと、早く着替えないと風引くわよ!」
「あっ、ご、ごめんなさい」
「それから晩御飯は、ちょっとしかないからね!」
「えぇ!?」
反射的に声を上げたが、実際には神社へ着くまでに持っていたおやつを食べていたので空腹はさほど感じていなかった。
霊夢も実の所は精液を飲んだお陰で、余り空腹を感じていない。
着替えを済ませた3人は、居間へと移動する。
その途中で双子は自覚しかけている能力で悪戯を決行した。
手始めとばかりに、寝巻き用の巫女服を身に着けている霊夢の袴を脱がせる。
「えいっ!」
「…………」
しかし本人は視線を軽く流した程度で、ショーツを丸出しにされたままで歩いていく。
それに慌てたのは双子の方だ。
無視されるのは想定内だが、まさか脱がされたままでいるとは思わなかった。
「お、お姉ちゃん、脱げてるよ!」
「えっ、…………脱げてないじゃないの」
差し出されていた袴を普通に履くと、弟の言葉を否定した。
まるで本当に脱げていなかったかの様な反応と、呆れを含ませた視線で見た霊夢は足を進める。
「う~ん、やっぱりエッチな事しても無視されるね」
「そうだな、っと言うか霊夢お姉ちゃんは俺達が可笑しな事を言う子供だと思い始めていないか?」
「……エッチな事でお姉ちゃんに確認するのは止めようかな」
「……その方が良いだろうな」
双子が今後の言動に気を付け様と決めた所で居間に到着し、台所で夕食を作るという霊夢を見送った。
性的な行為は、まだまだやりたいとは思っていても流石に台所では危険と思う。
何も娯楽が無い中で暇な時間を過ごしていると、不意に弟が兄に話しかける。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんはここが忘れ去られた者が来る場所って言ってたけど、僕達も忘れられちゃったのかな?」
「……まだ1日も経ってないけど、外に居た時よりかは楽しいから良いんじゃないか?」
「……エッチな事も出来るし?」
「ぷっ、そう」
今まで自分達が居た所に対して良い印象を全く持っていない双子は、例え半日以下の時間しか過ごしていない幻想郷の方が魅力的に映った。
暗い雰囲気になりかけた双子だが、思い出したくも無い過去の出来事よりも気持ちの良い未来を思い描く。
「ほら、出来たわよ」
「は~い」
「少ない、……けど、美味そう」
「少ないは余計よ!」
食事中は幻想郷の事を詳しく聞いたり、霊夢が使う札や陰陽球の事を聞いたりで楽しく進めていった。
質素極まりない夕食も終わり、後は寝るだけとなった3人だが初めての異世界で寂しいと言うので一緒の部屋で寝る様に持ち込んだ。
嫌々ながらも気持ちを理解した霊夢は、自身を中心に布団を敷いて両端に兄弟の布団を配置した。
目的は当然ながら性的な行為。
「じゃ、明かりを消すわよ」
「良いよ」
「ん~」
明かりを消しても満月の光で部屋の中を見渡す分には問題は無い。
もぞもぞと中央へ移動して、霊夢の布団の中へ忍び込んだ。
「……自分の布団で寝なさいよ」
「寂しいよ」
「面倒臭いわね」
「霊夢お姉ちゃん、御免ね」
「はぁ、寝相が悪かったら叩き出すわよ」
「それは大丈夫だよ」
まんまと侵入出来たのを良い事に、早速霊夢の体へ手を伸ばす。
寝巻き用に来ている巫女服の襟を大胆に開き、さらしを巻いていない胸を引き出した。
「んっ」
両側から胸を行き成り揉まれた霊夢の口から吐息が漏れた。
一卵性の双子と言っても、手の動かし方には差が出ている。
兄の方は指を目一杯に広げて全体を荒々しく揉み、弟は上下に表面を滑らせながら指に引っかかる乳首の感触を楽しんでいた。
左右で違う刺激を受けても結局は乳首を立たせてしまい、摘まれて捻られ、良いおもちゃにされている。
弟は大きさを増した陰茎を太股に擦り付けるも満足行かず、また咥えさせ様とした所で兄が声を掛けた。
「お前は口で出すのか?」
「う、うん」
「じゃ、俺は霊夢お姉ちゃんの股に入れてみるけど良いか?」
「ん、……良いよ、口は僕が先に入れちゃったからね」
「分かった、学校でちょっと習った時から興味があったんだ」
「僕も後で入れるよ」
「分かってるって」
弟が布団から出て霊夢の口へ陰茎を刺し込んだのを尻目に、布団の中へ潜り込んだ兄は下半身を覆っていた掛け布団を捲り上げる。
幸いにも部屋の中は掛け布団が無くても、肌寒さを感じない程度には暖かい。
口を陰茎で塞がれているのも手伝って、霊夢から抗議の声が上がらなかった。
性的な事に反応しないと能力を理解している兄は、手っ取り早くショーツを脱がせる。
「うわぁ……」
陰毛の生えていない綺麗な秘裂に感動の声を上げた。
縦に走る亀裂も興味が沸くも、気になったのが一番上にある突起。
「これが、クリトリスかな?」
「んむっ!?」
「はぅ、お姉ちゃん!」
興奮しておらず皮に守られていると言えども、敏感な淫核を摘まれて腰をピクンと浮き上がらせた。
その拍子に口に咥えさせられた陰茎へ、不用意な刺激を送る結果となってしまう。
兄の好奇心は腰を跳ね上げた程度では回避出来ず、欲望の赴くままに弄られ続ける。
指で摘み、捏ね繰り回す度に小刻みな動きで、腰が上下するのは少し笑いを誘った。
「んっ、んぅ!」
「あぁ、お姉ちゃんの声がおちんちんに……」
「…………」
そして、皮から少しだけ頭を出した淫核に満足して、その下にある秘裂へと手を伸ばす。
少しだけ愛液が漏れ出ている大陰唇を、壊れ物に触るかの様に震える手で触った。
「やっぱり柔らかい、……おっぱいより柔らかいかも?」
親指と人差し指で大陰唇を開き、膣口を曝け出す。
「うわぁ……」
ピンク色の小陰唇は発達も少なく、処女の美しさが在った。
呼吸をする度に小さく開閉を繰り返す膣口も、愛液に濡れて暗闇の中でも月明かりを反射して光っている。
胎内を空気に触れさせられた霊夢は、足が微かに震えた。
狭い膣口に指を刺し込めば愛液が手助けをして、ぬるぬると更に奥へと導かれる。
「んっ」
余りにも夢中になっていた兄は、膣内に異物を感じた霊夢の声で目的を思い出した。
無意識に荒くなっていた呼吸を整えないまま、開かれた両足の間へ腰を持っていく。
そして、確認した膣口の位置を思い出しながら、陰茎の位置を調節する。
「ふぁ!?」
「んむっ!?」
「あぁ、お姉ちゃんの声がまた!」
鈴口に感じた愛液の冷たさと感触に、声を上げてしまう霊夢。
いくら性器が興奮で熱くなっていようとも、陰茎の熱とは比べ物にならない。
支えている手を上下に動かし、膣口から溢れ続ける愛液を亀頭全体に塗り広げる。
「うぅ、まだ我慢!」
「んっ、んっ」
「はぁはぁ、もう出そう」
一足先に口へ射精をした弟を見て、今掻き回そうとしている性器ならどれ程の気持ち良さを味わえるかと期待が高まった。
しかし、いくら挿し込もうとも大きな陰茎では、処女の小さな膣口は突破出来ない。
愛液で滑ってしまう事に焦った兄は、両手で支えると一気に突いた。
「んぐあぁ!!」
「わっ、お姉ちゃん!?」
「うわぁ!?」
口に射精をされてグッタリとしていた霊夢は、破瓜の衝撃で背を反らせる。
咥えさせていた陰茎をそのままに叫ばれた弟は異変に目を白黒させ、中程まで挿入させた兄は膣壁に剥かれた亀頭への圧倒的な快感で動かさないまま射精してしまった。
半分程しか入っていないとはいえ、大きな陰茎に負けない精液の濁流は子宮口にまで問題無く届く。
「うぅ」
「はっ、あぁ……」
「……、もう一回」
気持ち良さそうな顔に感化された弟は、再び霊夢の口を味わい出す。
しばらくして白い世界から戻ってきた兄は、残りの陰茎を奥まで入れていく。
剥かれた亀頭で膣壁の拒否の動きを掻い潜り、締め付ける胎内を精液の滑りを利用して強引に進めていった。
「はあぁ、気持ち良いよ」
「かっ、んむっ」
「そんなに気持ち良いの?」
「あぁ、ひょっとしたら口よりも気持ち良いかも知れない」
「えっ、良いなぁ」
「うっ、くっ、ふぅ、すぐに出ちゃいそうだから安心しろ」
「うん、早く変わってね」
「ん」
処女の膣内は、どれだけ掘削されても締め付けを緩める事は無い。
狭い胎内を大きな陰茎で拡張し、エラの張ったカリで膣壁を削っていく。
締め付けの所為で隙間が全く無いので、出し入れをされている霊夢は無意識下で敏感なGスポットを頻繁に刺激されていた。
それを尿意と勘違いをした身体は、我慢する為に下半身に力を込めてしまう。
「霊夢お姉ちゃん、そんなに締め付けな――」
「んむぅ!?」
「あふぁ!」
正真正銘、童貞を喪失したての兄は処女の締め付けを辛うじて我慢していたが、精液の滑りが加わった上に強さが増した締め付けには耐えられなかった。
雄の本能に導かれるまま、腰を打ちつけて子宮口へ密着させてから精液を流し込む。
ぴくぴくと震える腰を何とか支え、最後まで出し切ると一息付いた兄。
「ふぅ……」
「ど、どうだった?」
「すげー気持ち良い」
「僕も!」
「ん、分かった」
「はぁ!」
膣内の刺激に快楽を感じ始めていた霊夢は、引き抜かれる際の摩擦で声を上げる。
大きな陰茎を抜かれた直後で、完全に閉じられていない秘裂からは大量の精液が破瓜の血を交わり、ピンク色になって漏れ出していた。
位置を変わった弟はそれを目撃してしまい、大きさを維持していた陰茎の硬度を更に高める。
「お姉ちゃん、すごくエッチだ!」
「しかも、気持ち良いぞ!」
「んむぁ」
粘液に塗れた陰茎を霊夢に咥えさせたままで、自分が味わっていた快感を教えた。
口への異物に対しての反応は、温泉の時よりも上達している
舌を使って押し出そうとする動きから、少しでも空腹を満たそうと貪欲に舌を這わせる様になっていた。
そんな変化を喜びつつ、兄は緩やかに腰を動かす。
そして弟も本当の意味での童貞卒業を迎え様としている。
「あっ、ぅ」
「んむっ!」
膣口に亀頭を接触させただけでも、口とはまた違う快感で声が出る。
霊夢もまた、処女を失ったばかりで少々の痛みを伴う性器に刺激を感じ、身を強張らせた。
フェラで経験を積んで、カリが成長した陰茎を進めていく。
一度開拓された胎内は抵抗する気配はあるものの、膜を失った分はあっさりと最奥まで侵入を許してしまう。
「はあぁ、気持ち良い!」
「そうだろ!」
「んぐっ!」
口内と違い、全方向から陰茎を締め付けてくる感覚に弟は感動すら感じる。
先に出して置かなければ、入れた瞬間に出してしまっていた事だろう。
快感に強くなった弟は、ゆっくりと腰を動かす。
出す時には陰茎を滑る膣壁をカリで削り、処女膜の名残を完全に排除していく。
ただ締め付ける訳でもなく、呼吸と共に上へ引かれる感覚もあった。
再び挿入する時は、膣壁の抵抗が亀頭を舐める。
胎内のヒダは発達こそ遅く、枚数も少ないが大きく張ったカリを隙間無く包み込むには十分だった。
鈴口を含む亀頭にカリ、そして竿を順に隙間無く包む。
何度か出し入れをしていると、不意に霊夢の腰が大きく反応した。
「んむぅ!?」
「ん、何だ?」
「あぅ、締め付けが!」
「何かしたのか?」
「うっ、何かおちんちんの先っぽが出そうな位の時に腰が動いたんだ」
何の変化も無く出し入れを繰り返していた弟は、霊夢が反応した辺りを重点的に探り出す。
「んっ、んむぅ!?」
「おっ、反応してるぞ」
「お姉ちゃんの中、うっ、ちょっと硬い所がある」
陰茎で塞がれている所為でくぐもった声しか出ては居ないが、確かに快感を多大に含んでいる悦声を出し始めた。
霊夢は小刻みに入り口付近、すなわちGスポットの辺りをカリで刺激されて快感を溜め始める。
兄も刺激はしていたが、重点的に攻める事をしなかったので尿意を感じさせる事しか出来なかった。
拙い腰使いでも重点的に攻めれば快感を目覚めさせるのには十分で、身体が勝手に反応をしている。
弟は名称こそ知らないが、霊夢が眉をひそめて気持ち良さそうにしているのを見て腰を使い出す。
前後に動かすだけだったが、よりGスポットを引っ掛けられる様に上下運動も加えた。
ストロークも何度か膣口付近を浅く出し入れを繰り返した後、今度は最奥まで突き入れてそこで細かく動かす。
「んむっ、うっ!」
「ちんちんに声が響くよ!」
「うぅ、ふっ、締め付けが強い!」
子宮、そしてGスポットを突かれる度に大きく上がる霊夢の身体は、程好く大きい美乳を柔らかく揺らしている。
尖り切った乳首は双子に触られる事も無く寂しく存在を主張していた。
兄は口から出て来ない様に陰茎を調節するのに忙しく、弟も始めての快感を受諾しつつ腰を動かすのに忙しい。
膣内の性感を開発されつつある所為で、身体が勝手に快感が強い箇所を求めて、くねくねと腰を動かしだす。
そんな卑猥な動きを見て、陰茎で感じた弟は一層に腰のピストン運動を早めていく。
「ふっ、ふっ、ふっ」
「んっ、んむぅ、うっ」
「あぅ、霊夢お姉ちゃん、もう出そうだ」
断続的に締め付けを強め始めた霊夢の絶頂は近い。
しかし、そんな事を知らない弟は沸き上がって来る精液を我慢せずに、最奥の子宮口に密着させて流し込んだ。
「うっ!」
「んむぉ!?」
「で、出る!」
胎内へ熱い粘液を直接出されたのを切欠に、溜まっていた快感を開放させた霊夢の身体。
その反応は激しく、腰を大きく上下に痙攣をさせている。
弟は絶頂の締め付けと小刻みに動く膣壁に、精液を最後まで搾り取られた。
それとは別に快感を溜めていた兄も、口内へ射精をしている。
「うぅ、……ふぅ」
「ごくっ、ぐふっ、んぐっ」
「はぁはぁはぁ――」
荒い息だけが聞こえる満月の光が差し込む部屋の中、3者共に一息付いた。
「はぁ、どうだった?」
「うん、凄く気持ち良かった」
「けほっ、はぁはぁ……」
軽く咳き込んだ声を聞き、霊夢に視線を移せばかなり消耗している姿が映った。
袴とショーツが完全に取り払われた下半身は弟の腰を迎え入れており、襟を左右に開かれた上半身はピンクの乳首が尖っている。
胸の事をすっかりと忘れていたとばかりに、手を伸ばす兄。
「はぅ!?」
「お兄ちゃん、もう止めて置いた方が良いじゃないかな?」
「う~ん、でもちんちんは大きいままだしなぁ……」
「僕達、ご飯は作れないから、明日のご飯が食べられなくなるかもよ?」
「うっ、それは困るな」
口元を精液で汚し、股間には陰茎を入れられたままの霊夢は、流された快感に耐え切れず気を失っている。
双子も今日が始めて性感による絶頂を経験したが、何気に霊夢も快楽を感じたのは初めてだった。
のんびりしながらも毎日の特訓を欠かす事無く、性的な事に興味が出る暇も無かったと言った方が正しいだろう。
そんな中で好き勝手に嬲られた後に与えられた絶頂で、少なくとも双子よりは高かった体力も尽きていた。
「んふっ!?」
「あくぅ!」
絶頂で敏感になった膣内から陰茎を抜かれて声が漏れ出した。
2人からの刺激が収まって数分の内に、規則正しい寝息が聞こえてくる。
「ふぅ、しょうがない、また明日やれば良いし寝るか」
「あっ、でも、ちゃんと拭いてあげないと」
「……面倒臭いなぁ」
「綺麗な身体に悪戯した方が楽しいじゃん!」
「分かったよ」
何だかんだ言っても弟は、性的に興味津々の兄と双子という事だった。
霊夢の股間を拭いている途中に、絶頂に達するというハプニングが起こった以外は滞りなく作業は済んだ。
そして3人一緒の布団で泥の様に眠る姿は、とても犯した後、犯された後には見えなかった。
続く
「はぁはぁ、大丈夫か?」
「うん」
両親から見捨てられて行く所も無く道路を歩いていれば、そこは森の中。
突然変わった風景に戸惑っている時間すら惜しみ、せめて雨風が凌げる場所を求めていた。
森の差し込む日の光は徐々に薄暗くなり始め、手持ちの食料は尽きた双子の不安は募っていく。
しかし、運は二人に味方をした。
「あっ、あそこに神社があるよ!」
「おっ、巫女さんみたいな人も居るな」
下手をすれば樹の虚でも探そうかと思い始めた頃に、もっとも望んだ光景が目に入った。
とりあえず一晩だけでも泊めて貰うべく、縁側でお茶を飲んでいる人物へ向かっていく。
「すいません」
「…………」
兄が助けを求める様に声を掛けると、非常に面倒臭そうな表情で目を向けてくる。
「外来人がここまで来るなんて珍しいわね」
「えっ?」
「僕たち日本人ですけど?」
弟が首を傾げつつも、巫女の言葉に反論をした。
「……説明はしてあげるけど、その前にその汚い格好を何とかしないといけないわね」
「あっ」
言われて初めて、自分達が汚れている事に気が付く双子。
今まで必死に歩いていた所為で、ここまで汚くなっているとは思いもよらなかった。
このまま上がり込んでは迷惑になるのは明白なので、兄弟はお互いの顔を見合わせる。
「はぁ、良いわ、付いて来なさい」
「えっ」
「はっ、はい」
溜息混じりに付いて来る様に言った巫女の後を追う。
縁側を進む道がてらに、名前とここが幻想郷で自分が結界と平穏を守る巫女である事を教えられた。
最初こそ妖怪が存在する等を疑っていたが、能力の事を教えて実際に空を飛び、光弾を放つと双子の目は輝く。
妖怪とは、人を食らう化け物。
危機感が圧倒的に足りない子供達が、はしゃぐ姿を見た霊夢は内心呆れてしまう。
「じゃ、霊夢お姉ちゃんが一番偉い人なの?」
「偉い人じゃなくて強い人と思って貰えれば、まぁ間違いじゃないわね」
「幻想郷最強って事か?」
「……最強って言い方は止めて」
「?」
眉をひそめた霊夢に、事情を知らない双子は首を傾げるばかり。
そんな雑談や説明が終わる頃には、勝手口に到着した。
「ちょっとそこで待ってなさい」
「は~い」
素直に従った双子を置いて、神社の奥へと向かう霊夢。
何をするでもなく、手持ち無沙汰で待っていると手拭や巫女服を持って出てきた。
「少し離れた所に温泉があるから、そこへ行くわよ」
「えっ、温泉!?」
「前に地獄で悪さした妖怪の所為で湧き出したのよ」
「妖怪の仕業って、大丈夫なの?」
「何か仕出かしても、潰せば良いだけの話よ」
「頼もしいね!」
「面倒臭いけどね」
さらりと言ってのける姿の霊夢に、双子は尊敬の眼差しで見遣る。
肝心の本人は、心底うんざりした表情を浮かべていた。
さほど歩かずに到着した温泉は仕切りが建てられており、何処かの秘湯を思わせる。
小さな玄関部を潜り、大きな内扉を抜けた先の脱衣所から見た中は結構な広さがあった。
「おっきな温泉だね~」
「男子禁制だけど、あんた達ぐらいの年なら問題ないでしょ」
感動を示した双子に、霊夢は何の反応も返さずに奥へと進んでいく。
「この籠に汚れた服を入れなさい」
「分かった」
「籠は中へ持って行って、体を洗うついでに服も洗濯しちゃいなさい」
「は~い」
「でも、洗濯ってやった事無いけど出来るかな?」
「河童が洗濯機とか言うのを取り付けたから、それを使えば良いわ」
「河童が居るの?」
「と言うか、温泉に洗濯機って……」
「何か地熱発電がどうのこうのとか言って、試しに設置したらしいわ」
「へぇ、科学力が、だいぶ進んでるんだね」
「実際は使えない物ばかり発明しているのよ」
「ふ~ん」
脱衣所から少し顔を出して温泉がある場所を除いてみれば、そこには場違い極まりない型の古い洗濯機が置いてある。
見る限りでは給水も排水も繋がっており、問題無く使えそうだった。
「お姉ちゃ――」
「んっ、あっ!」
「……何よ」
使い方を聞こうと振り返った弟が見た物は、巫女服を脱ぎ掛けている霊夢の姿。
弟の視線を辿った兄も同様に固まる。
そろそろ異性に対して興味と共に羞恥心が芽生える年代になった双子は、霊夢の裸を見て顔を真っ赤にさせてしまう。
そんな事も露知らず、さっさとサラシとショーツも脱ぎ捨てて手拭で軽く隠す程度の格好で向かい合った。
「さぁ、早く入るわよ」
「えっ、だって……」
「恥ずかしいよ」
「何を言ってるのよ」
呆れた様に双子へ近づくと、まずは兄へを籠の近くへ追い遣り、おもむろに服を脱がせ出した。
案外面倒見の良い行いは、兄にとって羞恥の極みだ。
「ほら、手を上げて」
「えあぅ」
両手を上げさせて上着を脱がされ、布から解放された兄の視線の先には、Cカップほどの綺麗な胸が揺れている。
脱がせる事に夢中で体を隠さなくなった霊夢の体は兄が真正面から、そして横から弟の目に晒されていた。
双子の手には掴みきれなさそうな大きさの白い胸に、先端には薄い桃色の乳首が乗っている。
脱がせた服を籠へ入れる僅かな動きでも、その柔らかさを確認出来た。
目の前の光景に、兄の歳の割りに大きな陰茎に血液が集まり始める。
そんな事を知りもしない霊夢は、次にズボンを脱がしにかかった。
「ちょっ、お姉ちゃ――」
胸に見惚れていた所為で抵抗する間もなく、ブリーフごと脱がされてしまう。
そして半立ちの陰茎は、ぶるんと外へ躍り出た。
ズボンを足首まで下ろした姿勢の関係で、今にも霊夢の顔に亀頭が当たりそうだ。
しかし、男の凶器とも言える物を突き付けられている状態でも、世話を焼くのは止めようとしない。
「ほら、足を上げて!」
「はぅ、う、うん」
声を出した所為で陰茎に霊夢の吐息が掛かり、思わぬ声を出してしまう兄。
言われた通りに足を片方上げていくがバランスを取り損ない、近くにあった裸の肩を触ってしまった。
「あっ!」
初めて触った異性の体は兄が思ってる以上に、サラサラでいつまでも触っていたいと言う欲求が自然と湧き上がってくる。
「早く!」
「う、うん」
肩を触られた事に何の反応も無い霊夢に促されて、バランスを取る為に付いた足を再び上げる。
ズボンを足首まで下ろして前屈みの姿勢を保つ霊夢に、その肩を掴んで同じく前屈みになった兄。
普通ならば問題無く脱がされて終わりだろうが、両者の間には半立ちの陰茎があった。
お互いの距離が先程以上に近づいた瞬間に、鈴口が霊夢の口の端に接触する。
「あぅ」
敏感な箇所に刺激を受けた兄は、自然に声を出してしまう。
人生で初めての気持ちが良い刺激に、軽く混乱した兄は慌てて視線を下ろす。
「ご、ごめん、霊夢お姉ちゃん」
「……、何がよ?」
肝心の霊夢は顔が赤くなりつつも、何に対して謝られているのかが分かっていない様子だった。
「そ、その、おちんちんが……」
「……何を言ってるのよ、良いから早く足を上げて」
「はぅ!?」
今度は直接肌に接触しているので、息は片方を通過して根元まで上って来た。
半立ちだった陰茎も興奮で硬さと大きさを増し、霊夢の口元から鼻の横をカウパー液で汚しながら反り上がる。
その肌を滑る際に、ピンク色の亀頭を中程まで覆い隠していた皮も剥かれた。
快感に負けじと足を持ち上げていた足が抜かれると、ズボンとブリーフを籠へ仕舞って弟の方へと歩み寄る。
兄は少し残念と思いながら、息を荒くして裸の後姿を何気なく見ていた。
そんな姿を見ていた弟は咄嗟に逃げようとしたものの簡単に捕まり、同じ様に脱がされていく。
初めての興奮を覚えた兄も男の子の意地を奮い立たせ、陰茎を経たせたままで静かに2人へ近寄る。
「仕返しだ~」
「あっ、ちょっと、何よ」
ジタバタしている弟を脱がしている霊夢に、後ろから抱き付き胸を揉み出した兄。
仕返しも目的の1つだが、本当は先程よりも広範囲に肌を触れ合わせたかったのは本人も気が付いていないだろう。
しかし期待した反応は返ってこず、幼い手でも持て余す大きさの胸を揉まれても振り払う素振りも無く弟の服を脱がし続ける。
しかし、無反応の霊夢を他所に柔らかな乳首は硬さを増していく。
好き勝手に揉んでいれば当然それを発見し、コリコリとした感触を掌で転がし始める。
更に兄は尻の谷間に挟まった陰茎からの快感で、無意識に腰を動かし始めてしまう。
霊夢は生理的な反射でも固くなった乳首を弄られている所為で、言葉の端々に小さな悦声が聞こえてくる。
「んっ、ほら、うっ、暴れないの!」
「待って、お姉ちゃっ!?」
強制的に両腕を上げられて上着を脱がされた弟の目に飛び込んできた物は、好き勝手に揉まれるがままになっている美乳だった。
思いも寄らなかった光景で固まった弟に、これ幸いとズボンとブリーフを一気に脱がす。
「れ、霊夢お姉ちゃん」
「んむっ!?」
「はぅ!?」
胸を揉む事に夢中になっている兄は、弟の既に大きくなっていた陰茎が脱がされた勢いで霊夢の唇から鼻を掠って腹に当たった事など知る由も無い。
「足を上げて!」
「は、はい」
霊夢の言葉に従うも内心は、一瞬だけの接触で顔へ陰茎を擦り付けられなかった事を残念に思う。
完全に反り上げっている陰茎は、兄と同じ位の大きさになっていた。
足を動かす度にメトロノームの様な動きで左右に動く光景を見ても、霊夢は顔を赤くしたままで脱がした服を籠へ入れる。
「さて、入るわよ」
「あっ……、は~い」
「うぅ……」
後ろから抱き着いていた兄は引き剥がされ、残念そうな声を上げるも籠を持って付いていく。
その後ろを弟が引き締まって白い霊夢の尻を、兄と一緒に凝視しながら付いて行った。
「お兄ちゃん、おちんちんが変だよ」
「……前に学校で習った勃起じゃないのか?」
「あっ、そうか!」
「それで精子が出るんだよな」
「刺激を与えたら出るって言ってたよね?」
「そういえば、霊夢お姉ちゃんの顔にちんちんが当たった時は気持ち良かった」
「お兄ちゃんずるい!」
「おっぱいも柔らかかったぞ!」
「ずーるーい!」
「何をこそこそ話してるの、早くこっちに来なさいよ」
「あっ、うん、分かった!」
少し離れた位置を歩いていたお陰で、霊夢には会話の内容がよく聞こえていなかった。
慌てて洗濯機の横に近寄ると、説明を始める。
「で、これを使えば直ぐに綺麗になるわよ」
「洗っちゃったら、着れないんじゃないの?」
「そうだよ、濡れちゃうじゃんよ!」
「大丈夫よ、隣の箱に入れれば直ぐに乾くから!」
そういって洗濯層の横に付属している箱を指した。
「そこに入れると、濡れている服も符の力で乾く仕組みになっているらしいわ」
「へぇ、凄いんだね」
「とりあえず、全部入れてしまいなさい」
「は~い」
汚れた衣類を全て河童特製の洗濯機へ放り込み、次は双子を洗う番になった。
「次はあんた達の番ね」
「ん~っと、……シャワーは?」
「……何よそれ?」
よく分からないと言う表情で見てくる霊夢に双子は困惑する。
洗濯機があるからには、風呂の備品も現代的な物が設置されていそうだが知らない様だ。
身振り手振りで説明してみるもののイマイチ伝わらず、諦めた双子を連れて風呂の淵へと歩いていく。
「この椅子に座りなさい」
「えっ、自分で洗えるよ?」
「シャワーとか言うのを使わないと洗えないんでしょ、早く座りなさい」
ぐずる弟の腕を掴み、座らせると体を洗う為に持ってきた手拭で石鹸を泡立てる。
「石鹸はあるんだね」
「魔理沙が持ってきたのよ、茸石鹸って名前らしいわ」
「き、茸?」
毒々しい泡で洗われる弟を見ていた兄は、気が付いてしまう。
少し後ろに居る位置関係で霊夢のしみ1つ無い綺麗な背中から、丸みを帯びた尻が丸出しになっている。
洗濯機の事が間に挟まって、半立ちにまで治まっていた陰茎に血液が送り始められた。
徐々に大きくなっていくむず痒さと、目覚めたばかりの性的好奇心で少し前へ歩み寄る。
横から見える位置に移動すると、弟の背中を洗う度にフルンと揺れる胸に視線を釘付けになった。
そして、先程揉んだ時の柔らかさを思い出して、もう一度触ってみたいと思う。
誰も止める者も居らず、触っても何も言われなかった事から調子に乗り始めた兄は恐る恐る手を伸ばした。
「んっ!」
揺れる胸を下から持ち上げる様に触ると、他人の手の感触で声が漏れた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「何でも、っ無いわよ」
言葉こそ問題無いと言っているが、声はそう聞こえない。
不審に思った弟が後ろを振り返れば、そこには横から胸を揉んでいる兄の姿があった。
「あぁ、お兄ちゃんずるいよ!」
「俺が背中を洗って貰ってる時に、触れば良いだろ」
「うぅ、お姉ちゃん、前も洗ってよ!」
「背中を洗ってるのは自分で洗えないからでしょ、前ぐらい自分で洗いなさい!」
正面から霊夢の胸を揉もうとした弟の思惑も無碍に断られてしまう。
頬を膨れさせた弟を見かねて、兄は自分の位置を譲る。
「霊夢お姉ちゃん、俺も洗ってよ!」
「はぁ、早く座りなさい」
「は~い」
入れ替わりで立った弟は早速霊夢の背中に張り付き、胸を揉み始める。
「お姉ちゃんのおっぱい柔らかい!」
「そうだよな!」
先に思う存分揉んだ兄の同意が聞こえても、霊夢は背中を洗って動きを止める事は無い。
「ね、ね、お姉ちゃん、おっぱい揉まれて気持ち良い?」
「っ、そんな事、されてないわよ」
「乳首だって弄られてるのに?」
「うっ、湯船に、浸かってないのに、くっ、逆上せたの?」
弟がどんなに胸を揉んでも、腰に陰茎を擦り付けても拒否も認め様ともしない。
ここまで来ると流石に、何か異変を感じる双子。
「ねぇ、お兄ちゃん、やっぱりお姉ちゃん変だよね」
「そうだよな、おっぱい揉んでも、ちんちんを突けても嫌がらないし」
「我慢してるのかな?」
「だったら、我慢出来なくなるまで悪戯しようぜ!」
「我慢比べだね!」
目の前で自分の体を弄られる計画が立てられても、止められる事も無かった双子は次第に行為をエスカレートさせていく。
二人は泡塗れの体を湯で流され、湯船に浸かった。
そして、寛いでいる霊夢の横に立ち、最大級に勃起をした陰茎を顔に突き付ける。
「お姉ちゃんの所為で、こんなになっちゃったよ」
「……何よ、何ともなっていないじゃないの」
兄に言われ股間を見る霊夢だが、雄雄しく立つ陰茎をチラリと見ても淡白な反応しか返さない。
意地になった兄は、角度を調節して赤くなっている頬に鈴口を擦り付けた。
「良く見っ、うっ」
「ど、どうしたのお兄ちゃん!?」
「……ん、何?」
先ほど抱きついた時に感じた陰茎への快感を再び味わい、声を漏らしてしまう。
霊夢と弟が反応に疑問を持ち、顔へ視線を移した先には明らかに快感で身を焦がしている表情を浮かべていた。
しかし兄は気にせずに根元を指で押さえつつ、快感の赴くままに頬を亀頭で味わい出す。
「ぼ、僕も!」
「……何なのよ」
乗り遅れてはいけないと焦った弟も、霊夢の頬へ亀頭を擦り付け始める。
被害者になった霊夢は、何をしているか理解出来ない様な雰囲気で追求を諦めた。
もはや自分の快感を求めるばかりで精一杯になった双子は、カウパー液が漏れ出ている事すら気が付く事も無い。
頬を性的な欲望で汚して行き、滑りが良くなった所為で快感は増していった。
「お姉ちゃんのほっぺた気持ち良い……」
「そうね、地獄の妖怪にも、これだけは感謝しても良いわね」
「はぁはぁ……」
霊夢の反応から、兄が言った気持ち良いという言葉は温泉に対しての事だと認識されたようだ。
夢中になっている双子は気が付きもしない。
しかし行為だけは激しさを増して行き、勢い余って弟の陰茎が亀頭の部分を丸ごと霊夢の口の中へ入れてしまう。
「はぅぁ!?」
「んむっ!?」
「ど、どうした?!」
可憐な唇に皮を剥かれ、敏感な亀頭に接触した歯から受けた強烈な刺激で人生初の射精をした。
脳が焼けると思う程の快感で、弟の顔はだらしなく緩んでいる。
「あぁ、あっ、あぅ……」
「ん、ごくっ、ごくっ」
「大丈夫か――」
言いかけた兄が視線を下ろすと、未だに口内で射精をされて精液を漏らせつつも飲み込んでいく霊夢の姿が映った。
人生経験の少ない自分から見てもかなりの美少女の部類に入る恩人が、ビクビクと精液を吐き出す陰茎を加えている。
不完全な知識で辛うじて陰茎が性器と認識している兄は、その光景に自然と唾液を飲み込んだ。
「はぁ~……」
「次は俺も!」
「良いよ、お兄ちゃん」
「んっ、……ごほっ、んむっ」
常人では考えられない程に出された精液に霊夢が咳き込んだ瞬間、今度は兄の陰茎が勢い良く口内に入り込む。
弟と同じく唇で皮を剥かれ、敏感な亀頭に刺激を受けた途端に精通を果たした。
「うわっ!?」
「んっ、ぐっ、……ごくっ、ごくっ」
頬と歯に挟まれた弟とは違い、斜めからとは言え完全に口内への侵入を果たした兄は舌の感触に耐えられる筈も無い。
無意識に霊夢の頭を押さえ付けて、思う存分に精液を出し切る。
「はぁ、気持ち良かった」
「そうだよね、目の前が真っ白になった!」
学校で性教育を中途半端に受けた双子は白い液体が何なのか、そしてどんな役目を持っているのかを理解していた。
それを口の中に、しかも相手の許可を求める事無く出すという背徳的な快楽を感じる。
女性器に付いても知識は持っているが、今は口に入れさせる事と快感に夢中になっていた。
フェラチオという性的な行為は知らないものの、男としての本能で行動する。
「お姉ちゃん、美味しかった?」
「はぁ、また可笑しな事を……」
「僕達の精液を飲んだよね?」
「お風呂に飲み物なんて無いわよ」
何処か噛み合っていない返答に、していると思っている我慢を崩すよりも快楽を得たい欲求が上回った。
たがの外れた兄は、今度は横からではなく正面から霊夢の口の中へ陰茎を差し込んだ。
「んぐっ!」
「あぁ、お兄ちゃんばっかり!」
「すぐに変わるから!」
「もう!」
兄の抜け駆けを非難しても先に口の中へ入れてしまった為に、イマイチ強く言えない弟は大人しく陰茎を頬へ擦り付ける。
「ぐっ、んぐっ」
「お兄ちゃん、霊夢お姉ちゃんが苦しがってるよ!」
「うっ、うぅ、……この位なら良いか?」
頭を掴み勢い良く出し入れを始める兄に、苦しがっている霊夢を見て弟が嗜めた。
素直に弱めて軽く動き始めれば、霊夢の舌が動き出す。
「はぅあ!?」
「お、お兄ちゃん!?」
「霊夢お姉ちゃんが、ベロで舐めてくる」
「えぇ、良いなぁ!」
実際には苦しがる原因となった陰茎を押し返そうとしているだけだが、舌を使われている事には関わらず快感しかなかった。
本能的に腰を動かして、更なる快感を求める。
一度出したとはいえ、霊夢から送られる刺激が追加されてしまっては、すぐに射精をしてしまった。
「うぅ!!」
「んぐっ!」
「次は僕ね!」
「うっ、分かってる、ふぅ!」
「ぐっ、ごくっ」
好きなだけ口の中へ出し切ると余韻で震える足を鞭打ち、弟へと場所を譲る。
先程よりは漏れ出す精液が少なくなった所を見るに、霊夢の身体は出された物が有害ではないと判断を下して飲み込む事にした様だ。
赤貧といっても過言ではない程の生活をしている所為で、本人も知らず知らずの内に栄養と食べ物を求めていた。
大きな陰茎が抜かれ、閉じる間も無く弟の陰茎が差し込まれる。
「んぐっ」
「あぁ、お姉ちゃん、気持ち良い!」
「動かすと、もっと気持ち良いぞ!」
「うん!」
「んむっ」
今度は弟が本格的に霊夢の口を犯し出す。
湯に温まって赤みを増した可憐な唇は、立派で凶悪な肉棒によって再び大きく開かれる。
2人分の精液がグチョグチョと口内で掻き回される音が響いた。
弟の陰茎にも反応した霊夢の舌は、亀頭を舐め回し始める。
「あぁ、お姉ちゃんのベロが!」
「気持ち良いだろ?」
「うん、気持ち良い!」
「んぐっ」
ゆっくりと動かしていた腰が自然に早さを増し、快感を高めていく。
抜き差しされる陰茎に貼り付く様な動きで舌も付いていき、兄よりも快感を得ていた。
霊夢本人が与り知らぬ所で、精技の経験を詰まされていく。
「あっ、あっ、出る!」
「んっ、んぐっ」
そして、絶頂に達した弟の精液が流し込まれる。
何度も出され、しかも食せると知った体がタイミングを合わせて溢す事無く全て飲み込んだ。
「はぁ~……」
「よし、交代だな!」
「うん!」
未だに最大まで大きく陰茎を擦りながら、弟と場所を変わる。
何度、射精をしても衰える事の無い性欲に汚され続ける霊夢。
兄が出すと今度は弟が、弟が出すと次は兄がと言う具合に、徐々に舌の動きが上達していく口の中へ射精を繰り返していった。
「うっ」
「早く変わって!」
更に時間がたった後、射精をした兄に場所を変わる様に要求したら霊夢がおもむろに立ち上がる。
擦り出された陰茎は飲まれる事の無かった精液で、口との太い橋を作った。
「あっ、お姉ちゃん、僕のおちんちんを舐めてくれる番だよ」
「けぷっ、何を言ってるの?」
「今まで舐めてくれたじゃん!」
「……あんた、逆上せたの?」
怪訝な表情で振り返り、小さくゲップをした霊夢の口の端からは精液が垂れたままだ。
「あんた達は横に立ってただけで、私はお湯に浸かってのんびりしてただけじゃない?」
今まで散々精液を出され、舌も動かしてくれていたので受け入れてくれていたと思っていた双子は戸惑う。
片足に体重を乗せた体勢で腰に手を付き、見下ろしながら断言した。
「えっ、でも……」
「もう、上がるわよ」
「う、うん」
隠される事が無かった体に、興奮が持続した所為で大きさも維持させた陰茎を左右に振りつつ後を付いて行く。
「あんなに舐めてくれたのに、どうしたのかな?」
「う~ん、……もしかして俺達にも何とかの程度みたいな能力があるんじゃないのか?」
「じゃぁ……、『エッチな事をすると無視される程度の能力』みたいな?」
「……よし、確かめてみよう!」
双子は脱衣所で着替えていた霊夢が、ショーツを履こうと屈んだ瞬間にピッタリと閉じた秘裂を触った。
「や、柔らかい!」
しかし、一瞬動きが止まって程度で手を動き続け、未だ触り続けている兄の手ごと下着を着けてしまった。
「れ、霊夢お姉ちゃん、俺の手が挟まってるけど良いの?」
「……はぁ、まだ逆上せてるのね」
心底呆れたと言わんばかりに溜息を付いて、振り返った。
その拍子に手は抜けてしまったが、霊夢は気にする事も無く顔を近づけてくる。
「あんたね、いくら異世界に来たからって、はしゃぎ過ぎじゃないの?」
「うっ」
至近距離で霊夢の美少女と言える顔を見た兄は、先程まで陰茎を突き入れていた唇に目が行く。
呻き声を、痛い所を付かれた所為で出してしまったと勘違いした霊夢は、再び巫女服を着始めた。
兄は弟と頷き合い、次は横っ腹を摘んだ。
「霊夢お姉ちゃんは太ってないね」
女性にすれば、たとえ相手が痩せていようともヒンシュクを買う行いで反応を待つ。
「……」
「痛っ!?」
そして、今度は予想通りに手を勢い良く払われたが、予想外に鋭く睨み付けられた。
「……あんたね」
「えっ?」
「私は毎日毎日、望まない質素な食生活をしているの」
「は、はぁ……」
「外に居たあんた達と違って、日々3食をやっと食べれる位なの!」
「う、うん」
「お賽銭が入らないから!」
「た、大変だね」
「大変どころじゃないわよ!」
「ご、ごめんなさい!」
「……ちっ、これも頻繁に来る妖怪の奴等の所為よ」
余りの迫力に咄嗟に謝った双子へ向いていた矛先は、いつの間にか妖怪へと向けられる。
人里から離れている上に、長い階段を上らないといけない博麗神社。
ただでさえ参拝者が少ないのに加えて、異変を解決した辺りから首謀者の妖怪を始め、色々な存在が訪れる様になってからはそれに拍車がかかる。
ただでさえ貧困を極めそうだった神社の経済状況は、火の車を通り越して灰しか残っていなかった。
飽食の日本人である双子には予想も出来ない事だ。
怒りに身を焦がす霊夢から離れた双子は、小声で結論を言ってみた。
「やっぱりエッチな事以外は普通だね」
「……そうだな、おっぱいを触った時とちんちんを口に入れた時も反応をしなかったし」
「クラスの女子だったら、どっちも悲鳴を上げそうだもんね」
「という事は、悪戯し放題って事か?」
「やったね!」
「おう、やったな!」
「ちょっと、早く着替えないと風引くわよ!」
「あっ、ご、ごめんなさい」
「それから晩御飯は、ちょっとしかないからね!」
「えぇ!?」
反射的に声を上げたが、実際には神社へ着くまでに持っていたおやつを食べていたので空腹はさほど感じていなかった。
霊夢も実の所は精液を飲んだお陰で、余り空腹を感じていない。
着替えを済ませた3人は、居間へと移動する。
その途中で双子は自覚しかけている能力で悪戯を決行した。
手始めとばかりに、寝巻き用の巫女服を身に着けている霊夢の袴を脱がせる。
「えいっ!」
「…………」
しかし本人は視線を軽く流した程度で、ショーツを丸出しにされたままで歩いていく。
それに慌てたのは双子の方だ。
無視されるのは想定内だが、まさか脱がされたままでいるとは思わなかった。
「お、お姉ちゃん、脱げてるよ!」
「えっ、…………脱げてないじゃないの」
差し出されていた袴を普通に履くと、弟の言葉を否定した。
まるで本当に脱げていなかったかの様な反応と、呆れを含ませた視線で見た霊夢は足を進める。
「う~ん、やっぱりエッチな事しても無視されるね」
「そうだな、っと言うか霊夢お姉ちゃんは俺達が可笑しな事を言う子供だと思い始めていないか?」
「……エッチな事でお姉ちゃんに確認するのは止めようかな」
「……その方が良いだろうな」
双子が今後の言動に気を付け様と決めた所で居間に到着し、台所で夕食を作るという霊夢を見送った。
性的な行為は、まだまだやりたいとは思っていても流石に台所では危険と思う。
何も娯楽が無い中で暇な時間を過ごしていると、不意に弟が兄に話しかける。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんはここが忘れ去られた者が来る場所って言ってたけど、僕達も忘れられちゃったのかな?」
「……まだ1日も経ってないけど、外に居た時よりかは楽しいから良いんじゃないか?」
「……エッチな事も出来るし?」
「ぷっ、そう」
今まで自分達が居た所に対して良い印象を全く持っていない双子は、例え半日以下の時間しか過ごしていない幻想郷の方が魅力的に映った。
暗い雰囲気になりかけた双子だが、思い出したくも無い過去の出来事よりも気持ちの良い未来を思い描く。
「ほら、出来たわよ」
「は~い」
「少ない、……けど、美味そう」
「少ないは余計よ!」
食事中は幻想郷の事を詳しく聞いたり、霊夢が使う札や陰陽球の事を聞いたりで楽しく進めていった。
質素極まりない夕食も終わり、後は寝るだけとなった3人だが初めての異世界で寂しいと言うので一緒の部屋で寝る様に持ち込んだ。
嫌々ながらも気持ちを理解した霊夢は、自身を中心に布団を敷いて両端に兄弟の布団を配置した。
目的は当然ながら性的な行為。
「じゃ、明かりを消すわよ」
「良いよ」
「ん~」
明かりを消しても満月の光で部屋の中を見渡す分には問題は無い。
もぞもぞと中央へ移動して、霊夢の布団の中へ忍び込んだ。
「……自分の布団で寝なさいよ」
「寂しいよ」
「面倒臭いわね」
「霊夢お姉ちゃん、御免ね」
「はぁ、寝相が悪かったら叩き出すわよ」
「それは大丈夫だよ」
まんまと侵入出来たのを良い事に、早速霊夢の体へ手を伸ばす。
寝巻き用に来ている巫女服の襟を大胆に開き、さらしを巻いていない胸を引き出した。
「んっ」
両側から胸を行き成り揉まれた霊夢の口から吐息が漏れた。
一卵性の双子と言っても、手の動かし方には差が出ている。
兄の方は指を目一杯に広げて全体を荒々しく揉み、弟は上下に表面を滑らせながら指に引っかかる乳首の感触を楽しんでいた。
左右で違う刺激を受けても結局は乳首を立たせてしまい、摘まれて捻られ、良いおもちゃにされている。
弟は大きさを増した陰茎を太股に擦り付けるも満足行かず、また咥えさせ様とした所で兄が声を掛けた。
「お前は口で出すのか?」
「う、うん」
「じゃ、俺は霊夢お姉ちゃんの股に入れてみるけど良いか?」
「ん、……良いよ、口は僕が先に入れちゃったからね」
「分かった、学校でちょっと習った時から興味があったんだ」
「僕も後で入れるよ」
「分かってるって」
弟が布団から出て霊夢の口へ陰茎を刺し込んだのを尻目に、布団の中へ潜り込んだ兄は下半身を覆っていた掛け布団を捲り上げる。
幸いにも部屋の中は掛け布団が無くても、肌寒さを感じない程度には暖かい。
口を陰茎で塞がれているのも手伝って、霊夢から抗議の声が上がらなかった。
性的な事に反応しないと能力を理解している兄は、手っ取り早くショーツを脱がせる。
「うわぁ……」
陰毛の生えていない綺麗な秘裂に感動の声を上げた。
縦に走る亀裂も興味が沸くも、気になったのが一番上にある突起。
「これが、クリトリスかな?」
「んむっ!?」
「はぅ、お姉ちゃん!」
興奮しておらず皮に守られていると言えども、敏感な淫核を摘まれて腰をピクンと浮き上がらせた。
その拍子に口に咥えさせられた陰茎へ、不用意な刺激を送る結果となってしまう。
兄の好奇心は腰を跳ね上げた程度では回避出来ず、欲望の赴くままに弄られ続ける。
指で摘み、捏ね繰り回す度に小刻みな動きで、腰が上下するのは少し笑いを誘った。
「んっ、んぅ!」
「あぁ、お姉ちゃんの声がおちんちんに……」
「…………」
そして、皮から少しだけ頭を出した淫核に満足して、その下にある秘裂へと手を伸ばす。
少しだけ愛液が漏れ出ている大陰唇を、壊れ物に触るかの様に震える手で触った。
「やっぱり柔らかい、……おっぱいより柔らかいかも?」
親指と人差し指で大陰唇を開き、膣口を曝け出す。
「うわぁ……」
ピンク色の小陰唇は発達も少なく、処女の美しさが在った。
呼吸をする度に小さく開閉を繰り返す膣口も、愛液に濡れて暗闇の中でも月明かりを反射して光っている。
胎内を空気に触れさせられた霊夢は、足が微かに震えた。
狭い膣口に指を刺し込めば愛液が手助けをして、ぬるぬると更に奥へと導かれる。
「んっ」
余りにも夢中になっていた兄は、膣内に異物を感じた霊夢の声で目的を思い出した。
無意識に荒くなっていた呼吸を整えないまま、開かれた両足の間へ腰を持っていく。
そして、確認した膣口の位置を思い出しながら、陰茎の位置を調節する。
「ふぁ!?」
「んむっ!?」
「あぁ、お姉ちゃんの声がまた!」
鈴口に感じた愛液の冷たさと感触に、声を上げてしまう霊夢。
いくら性器が興奮で熱くなっていようとも、陰茎の熱とは比べ物にならない。
支えている手を上下に動かし、膣口から溢れ続ける愛液を亀頭全体に塗り広げる。
「うぅ、まだ我慢!」
「んっ、んっ」
「はぁはぁ、もう出そう」
一足先に口へ射精をした弟を見て、今掻き回そうとしている性器ならどれ程の気持ち良さを味わえるかと期待が高まった。
しかし、いくら挿し込もうとも大きな陰茎では、処女の小さな膣口は突破出来ない。
愛液で滑ってしまう事に焦った兄は、両手で支えると一気に突いた。
「んぐあぁ!!」
「わっ、お姉ちゃん!?」
「うわぁ!?」
口に射精をされてグッタリとしていた霊夢は、破瓜の衝撃で背を反らせる。
咥えさせていた陰茎をそのままに叫ばれた弟は異変に目を白黒させ、中程まで挿入させた兄は膣壁に剥かれた亀頭への圧倒的な快感で動かさないまま射精してしまった。
半分程しか入っていないとはいえ、大きな陰茎に負けない精液の濁流は子宮口にまで問題無く届く。
「うぅ」
「はっ、あぁ……」
「……、もう一回」
気持ち良さそうな顔に感化された弟は、再び霊夢の口を味わい出す。
しばらくして白い世界から戻ってきた兄は、残りの陰茎を奥まで入れていく。
剥かれた亀頭で膣壁の拒否の動きを掻い潜り、締め付ける胎内を精液の滑りを利用して強引に進めていった。
「はあぁ、気持ち良いよ」
「かっ、んむっ」
「そんなに気持ち良いの?」
「あぁ、ひょっとしたら口よりも気持ち良いかも知れない」
「えっ、良いなぁ」
「うっ、くっ、ふぅ、すぐに出ちゃいそうだから安心しろ」
「うん、早く変わってね」
「ん」
処女の膣内は、どれだけ掘削されても締め付けを緩める事は無い。
狭い胎内を大きな陰茎で拡張し、エラの張ったカリで膣壁を削っていく。
締め付けの所為で隙間が全く無いので、出し入れをされている霊夢は無意識下で敏感なGスポットを頻繁に刺激されていた。
それを尿意と勘違いをした身体は、我慢する為に下半身に力を込めてしまう。
「霊夢お姉ちゃん、そんなに締め付けな――」
「んむぅ!?」
「あふぁ!」
正真正銘、童貞を喪失したての兄は処女の締め付けを辛うじて我慢していたが、精液の滑りが加わった上に強さが増した締め付けには耐えられなかった。
雄の本能に導かれるまま、腰を打ちつけて子宮口へ密着させてから精液を流し込む。
ぴくぴくと震える腰を何とか支え、最後まで出し切ると一息付いた兄。
「ふぅ……」
「ど、どうだった?」
「すげー気持ち良い」
「僕も!」
「ん、分かった」
「はぁ!」
膣内の刺激に快楽を感じ始めていた霊夢は、引き抜かれる際の摩擦で声を上げる。
大きな陰茎を抜かれた直後で、完全に閉じられていない秘裂からは大量の精液が破瓜の血を交わり、ピンク色になって漏れ出していた。
位置を変わった弟はそれを目撃してしまい、大きさを維持していた陰茎の硬度を更に高める。
「お姉ちゃん、すごくエッチだ!」
「しかも、気持ち良いぞ!」
「んむぁ」
粘液に塗れた陰茎を霊夢に咥えさせたままで、自分が味わっていた快感を教えた。
口への異物に対しての反応は、温泉の時よりも上達している
舌を使って押し出そうとする動きから、少しでも空腹を満たそうと貪欲に舌を這わせる様になっていた。
そんな変化を喜びつつ、兄は緩やかに腰を動かす。
そして弟も本当の意味での童貞卒業を迎え様としている。
「あっ、ぅ」
「んむっ!」
膣口に亀頭を接触させただけでも、口とはまた違う快感で声が出る。
霊夢もまた、処女を失ったばかりで少々の痛みを伴う性器に刺激を感じ、身を強張らせた。
フェラで経験を積んで、カリが成長した陰茎を進めていく。
一度開拓された胎内は抵抗する気配はあるものの、膜を失った分はあっさりと最奥まで侵入を許してしまう。
「はあぁ、気持ち良い!」
「そうだろ!」
「んぐっ!」
口内と違い、全方向から陰茎を締め付けてくる感覚に弟は感動すら感じる。
先に出して置かなければ、入れた瞬間に出してしまっていた事だろう。
快感に強くなった弟は、ゆっくりと腰を動かす。
出す時には陰茎を滑る膣壁をカリで削り、処女膜の名残を完全に排除していく。
ただ締め付ける訳でもなく、呼吸と共に上へ引かれる感覚もあった。
再び挿入する時は、膣壁の抵抗が亀頭を舐める。
胎内のヒダは発達こそ遅く、枚数も少ないが大きく張ったカリを隙間無く包み込むには十分だった。
鈴口を含む亀頭にカリ、そして竿を順に隙間無く包む。
何度か出し入れをしていると、不意に霊夢の腰が大きく反応した。
「んむぅ!?」
「ん、何だ?」
「あぅ、締め付けが!」
「何かしたのか?」
「うっ、何かおちんちんの先っぽが出そうな位の時に腰が動いたんだ」
何の変化も無く出し入れを繰り返していた弟は、霊夢が反応した辺りを重点的に探り出す。
「んっ、んむぅ!?」
「おっ、反応してるぞ」
「お姉ちゃんの中、うっ、ちょっと硬い所がある」
陰茎で塞がれている所為でくぐもった声しか出ては居ないが、確かに快感を多大に含んでいる悦声を出し始めた。
霊夢は小刻みに入り口付近、すなわちGスポットの辺りをカリで刺激されて快感を溜め始める。
兄も刺激はしていたが、重点的に攻める事をしなかったので尿意を感じさせる事しか出来なかった。
拙い腰使いでも重点的に攻めれば快感を目覚めさせるのには十分で、身体が勝手に反応をしている。
弟は名称こそ知らないが、霊夢が眉をひそめて気持ち良さそうにしているのを見て腰を使い出す。
前後に動かすだけだったが、よりGスポットを引っ掛けられる様に上下運動も加えた。
ストロークも何度か膣口付近を浅く出し入れを繰り返した後、今度は最奥まで突き入れてそこで細かく動かす。
「んむっ、うっ!」
「ちんちんに声が響くよ!」
「うぅ、ふっ、締め付けが強い!」
子宮、そしてGスポットを突かれる度に大きく上がる霊夢の身体は、程好く大きい美乳を柔らかく揺らしている。
尖り切った乳首は双子に触られる事も無く寂しく存在を主張していた。
兄は口から出て来ない様に陰茎を調節するのに忙しく、弟も始めての快感を受諾しつつ腰を動かすのに忙しい。
膣内の性感を開発されつつある所為で、身体が勝手に快感が強い箇所を求めて、くねくねと腰を動かしだす。
そんな卑猥な動きを見て、陰茎で感じた弟は一層に腰のピストン運動を早めていく。
「ふっ、ふっ、ふっ」
「んっ、んむぅ、うっ」
「あぅ、霊夢お姉ちゃん、もう出そうだ」
断続的に締め付けを強め始めた霊夢の絶頂は近い。
しかし、そんな事を知らない弟は沸き上がって来る精液を我慢せずに、最奥の子宮口に密着させて流し込んだ。
「うっ!」
「んむぉ!?」
「で、出る!」
胎内へ熱い粘液を直接出されたのを切欠に、溜まっていた快感を開放させた霊夢の身体。
その反応は激しく、腰を大きく上下に痙攣をさせている。
弟は絶頂の締め付けと小刻みに動く膣壁に、精液を最後まで搾り取られた。
それとは別に快感を溜めていた兄も、口内へ射精をしている。
「うぅ、……ふぅ」
「ごくっ、ぐふっ、んぐっ」
「はぁはぁはぁ――」
荒い息だけが聞こえる満月の光が差し込む部屋の中、3者共に一息付いた。
「はぁ、どうだった?」
「うん、凄く気持ち良かった」
「けほっ、はぁはぁ……」
軽く咳き込んだ声を聞き、霊夢に視線を移せばかなり消耗している姿が映った。
袴とショーツが完全に取り払われた下半身は弟の腰を迎え入れており、襟を左右に開かれた上半身はピンクの乳首が尖っている。
胸の事をすっかりと忘れていたとばかりに、手を伸ばす兄。
「はぅ!?」
「お兄ちゃん、もう止めて置いた方が良いじゃないかな?」
「う~ん、でもちんちんは大きいままだしなぁ……」
「僕達、ご飯は作れないから、明日のご飯が食べられなくなるかもよ?」
「うっ、それは困るな」
口元を精液で汚し、股間には陰茎を入れられたままの霊夢は、流された快感に耐え切れず気を失っている。
双子も今日が始めて性感による絶頂を経験したが、何気に霊夢も快楽を感じたのは初めてだった。
のんびりしながらも毎日の特訓を欠かす事無く、性的な事に興味が出る暇も無かったと言った方が正しいだろう。
そんな中で好き勝手に嬲られた後に与えられた絶頂で、少なくとも双子よりは高かった体力も尽きていた。
「んふっ!?」
「あくぅ!」
絶頂で敏感になった膣内から陰茎を抜かれて声が漏れ出した。
2人からの刺激が収まって数分の内に、規則正しい寝息が聞こえてくる。
「ふぅ、しょうがない、また明日やれば良いし寝るか」
「あっ、でも、ちゃんと拭いてあげないと」
「……面倒臭いなぁ」
「綺麗な身体に悪戯した方が楽しいじゃん!」
「分かったよ」
何だかんだ言っても弟は、性的に興味津々の兄と双子という事だった。
霊夢の股間を拭いている途中に、絶頂に達するというハプニングが起こった以外は滞りなく作業は済んだ。
そして3人一緒の布団で泥の様に眠る姿は、とても犯した後、犯された後には見えなかった。
続く
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