東方双子録その3
その3
「んっ、ふぁ、イッ……」
双子が寺子屋で生活を始めて暫く経った日。
相変わらず性欲の発散先になっている慧音を犯しつつ、兄が予てより考えていた事を言う。
「慧音先生、俺達も空を飛びたい」
「ふぁ、ん、ど、どうした、ひぅ、急に、あはぅ」
後ろから胸を揉んでくる弟を背負いながら、対面座位で腰を打ち付けて来る兄の顔を見下ろして聞いてきた。
「やっぱり空を飛べたら移動も楽だし、妖怪とかも襲ってこないじゃん?」
「ん、ふっ、そ、そうでも、あひぅ、無いが、ん」
引き取られた日から毎日犯された慧音は、少しの愛撫でも愛液を垂れ流す程になっていた。
陰茎を胎内に咥え込ませられれば反応は激しく、膣壁は亀頭に張り付き、カリで掻き回される毎に愛液を分泌する。
大き目の陰茎を隙間無く包み込んで、降りてきた子宮口で鈴口に吸い付く。
「でも、空を飛べないと将来、神社に行くのも疲れるし!」
「あっ、うっ、んっ、そ、うっく、そうだな、あぁ!」
胎内を掻き回される刺激を受け続ける内に、血液が集まって厚みの増した膣内は圧力を強める。
後ろから胸を揉んでいる弟の力を借りて、大人の身体の慧音を持ち上げては下ろすを繰り返す。
掻き混ぜられる愛液の音も大きくなり、滑りも増大していった。
快感を伴う摩擦が陰茎を襲い、兄は絶頂へと導かれる。
「うっ、出そう」
「はぅ、そ、空を、あっ、あっ、飛ぶのは、おっ、おぉ、しえ、られぇ、ない!」
「えぇ、何でですか?」
認識が出来ないながらも、絶頂で切羽詰った慧音は必死に言葉を紡ぐ。
兄は兄で射精を我慢して答える余裕が無くなっている姿を見て、代わりに弟が疑問を挟んだ。
「わ、あぁ、私が、飛んでぇ、いるのは、よっ、おっ、妖力だ、かっ、ら、お前、へぅ、達には、教えられないぃ!」
「う~ん、霊夢お姉ちゃんと魔理沙お姉ちゃんは飛んでたよ?」
「博麗、ひん、の巫女は、霊力っ、でぇ、魔法使いは、はぁ、魔法で、んっ、飛んでるんだ」
「あっ、そうなんだ……」
「だから、ぅん、どっちも使えない、いっ、お前達はぁ、飛べない、イッ、……クゥッ!」
「うっ、出るよ、慧音先生!」
「んああぁ!!!」
何故、双子が飛べないかを言い終わった途端に絶頂に達する慧音。
我慢し続けていた兄は、締め付ける膣壁に吸われて濃度の増した精液を解き放つ。
慣れ親しんだとも言って良い位に注ぎ込まれ続けた熱い体液を、身体の奥で出された慧音は更なる絶頂へ飛ばされた。
双子よりも先に飛んでしまった意識は、真っ白になった視界で虚空を見つめる。
対面座位で精液を流し込む兄の身体を無意識的に抱き締め、弟の手ごと豊満な胸に押し付けた。
「んむぅ!」
「はっ、あぁ……」
「……大丈夫? お兄ちゃん」
「ぷはっ、何とか……」
体格の違いで丁度、胸の位置に頭があった兄は危うく息が止まる所だった。
グッタリとした慧音の身体を支えつつも、胸を揉む手を止めない弟。
持久力と回復力が進化した兄は、絶頂の余韻で細かく痙攣を繰り返す膣内に陰茎を入れたままで、倒れて来た身体を支える。
「お兄ちゃん、次僕!」
「ん」
「はぁはぁはぁ、……あぅ」
力が抜けていた慧音を、机に横たえると弟が圧し掛かった。
腰まで捲り上げられたスカートは、引き締まった腹筋を晒している。
だらしなく開かれた足を持ち上げて、精液が漏れ出る秘裂へ再び陰茎が挿入されていった。
「んあぁ……」
「はぁ、気持ち良い」
絶頂に達して敏感になった膣壁をカリで削られれば、力が抜けていた太股もピクピクと反応を返してくる。
解れていた膣内も、大き目の陰茎には丁度良い具合になっていた。
胸を揉むだけで性欲を溜め込んでいた弟は、夢中で腰を降り始める。
精液と愛液が掻き混ぜられる音が響く中、すっきりした兄は何とか空を飛びたいと慧音に案を求めた。
上下に揺さぶられながらも、可愛い教え子の願いを叶えてやろうと、快楽で纏まらない考えを巡らせる。
「んっ、そう、だなぁっ、うっ、ん、もしか、したら、ぅん、パチュリーなら、あっ、何とか、出切るかも、知れない」
「パチュリーって誰?」
「うっ、紅魔館、んん、に居る、魔法、おっ、使いだ、ぁう」
「魔理沙姉ちゃんも魔法使いだったけど……」
「あっ、あいつより、うっ、長く、いっ、生きているから、はぅ、空を、とっ、飛ぶ魔法を、知っているかもっ、ぉ」
「えぇ、婆ちゃんは嫌だ……」
長く生きていると聞いて、一般的にイメージされるであろう姿を思い浮かべて肩を落とす兄。
そんな様子を、快感で緩んだのか微笑ましく思ったのか判断が出来ない表情で微笑む慧音。
「心配、うっ、するな、あん、パチュリーはぁ、外見は、あっ、少女と、おっ、同じだから、んぅ」
「あっ、そうなんだ」
「しかも、おっ、顔も、整って、ぅん、いるからな」
「それって可愛いって事?」
「んっ、あぁ、そう、言っても、んぁっ、良いだろうな、ふっ」
「それなら、楽しみだな」
「ふふっ、うっ、存分に、まっ、学んで、来い、いぃ!」
楽しみの意味を履き違えた慧音は、再び絶頂へ上っていく。
弟の突き上げも徐々に速度を増して行き、腰を抱えて腹を裏側から削る。
意識的にGスポットを刺激され、慧音の身体は快楽を受け止めきれずに背を反らせていった。
慣れた動きで腰を使っていく弟は、多少の体勢の変化など物ともしないで攻める。
「でも、紅魔館って何処にあるの?」
「ひっ、み、湖を、おぉ、越えてえぇ、少し行った、所にあっ、ある、うぅ、あぁ!!」
「うぅ、出ちゃう!」
「あぁ!!」
絶頂に達した締め付けを受けた弟は、我慢していた事もあってあっさりと射精を開始する。
背を反って近くなった胸に顔を埋めて、抱き締めながら細かく突き入れていく。
再び体液の噴出を受けた慧音はダメ押しの絶頂に身体を震わせた。
「あっ、……あぅ、……うぅ」
「うぅ……、吸われる」
胸に顔を押し付けたままで最後まで出し切った弟は、最後に何度か出し入れを繰り返して残った物を全て慧音の胎内へ注ぎ込んだ。
「んぁ……」
「ふぅ、気持ち良かった!」
「……慧音先生、紅魔館に連れて行ってよ」
「あ……、あぁ、はぁ、はぁ、良いぞ」
陰茎を抜かれる刺激で小さく呻き声を上げていても、兄は気にしないで慧音に引率を頼む。
絶頂で判断力が低下していても、未来へ歩き出している様に見える双子の願いは無碍に出来ず、承諾した。
しかし、荒く呼吸を繰り返す慧音は、とりあえず体力の回復を待つ為に、昼食を食べてから行く事を提案してくる。
「はぁ、はぁ、良いが、はぁ、昼食を食べてからの方が、はぁ、良いんじゃないか?」
「う~ん……」
「どうせ、はぁ、飛行の魔法を習えるとしても、はぁ、1日では無理だろう、はぁ」
「そうかも……?」
「パチュリーとレミリアが許可したら、はぁ、暫く泊まる事になるだろうから、ふぅ、食べて行け、はぁ」
「うん、分かった!」
「ふふっ、はぁ、では、支度を、ふぅ、してくる」
ふらふらになりつつも、台所へ向かって行く慧音。
ショーツを履いていないままで、漏れ出た精液を足首まで流しながら去って行った。
残された双子は紅魔館には、どんな女が居るのかに会話を弾ませる。
「慧音先生がパチュリーって魔法使いの人は、可愛いって言ってたね」
「そうだな、長生きしてるのに可愛いって、歳は取っていないって事かな?」
「そうなんじゃないか?」
「それとレミリアって人も居るらしいね」
「あぁ、さっきちょっと言ってたな」
「許可したらって事は、その人も偉い人なのかな?」
「じゃないと、許可する意味が無いからな」
「……可愛いかな?」
「美人だろ」
「パチュリーって人が可愛いなら、可愛いでしょ」
「いやいや~……」
これから会う事になる未知の人物に対して、双子の願望を含んだ予想が繰り広げられていく。
△
暫くはお預けになる慧音宅の食事も終り、移動をする事になった。
しかし、空を飛べるのが慧音だけである事に弟が不安を言う。
「僕達を2人一緒には運べないんじゃないですか?」
「ふふっ、私は舐めて貰っては困るな」
「おわっ!?」
「わっ!?」
自分を甘く見ている発言に、慧音は有無を言わせずに双子を手で抱え込んだ。
「シッカリと捕まっていろよ」
「う、うん!」
「だ、大丈夫?」
「それは、見てのお楽しみだ」
今朝犯したばかりの身体に抱き締められて戸惑ったが、それも飛び立とうとする気配に一瞬で吹き飛んだ。
徐々に浮き上がる感覚の不安感に、慧音の顔をも上げるも笑顔があるだけだった。
その表情に僅かな安心感を得たのは正しく、高度を増す飛び方には力強さが感じられる。
「慧音先生、凄い」
「重くないの?」
「お前達ぐらいなら大丈夫だ」
双子は気が付いてはいないが慧音は半獣の妖怪で、基本的な身体能力は普通の人間とは比べ物にならない。
その上、妖怪は永く生きれば生きる程に妖力が強くなる。
生まれて十数年の霊夢や魔理沙とは、それこそ天と地の程の差があるかもしれない。
強い妖力で空を飛ぶのなら人間の子供2人位なら簡単に運ぶ事も出来る。
幻想郷に来たばかりの双子には予想も付かず、また知識も足りない為、単純に自分達を抱えて飛んだ事実を感動した。
そして移動を始めるが、過去に霊夢と魔理沙へした様な悪戯は出来ない。
いくら力があり、子供2人を抱えて飛んでいても不安定さは回避出来なかった。
もし悪戯をしてバランスを崩してしまえば、と言う恐怖には打ち勝てない。
大人しく運ばれる双子は美しい湖を上空から眺め、その先にある紅魔館へと到着した。
「さっ、着いたぞ」
「うわぁ……」
「……赤い」
「吸血鬼が住む館だからな」
「えっ!?」
「俺達の血も吸われちゃうんじゃないの!?」
「それは大丈夫だと思うぞ」
「何で?」
「レミリアは小食だからな、そもそも必要な分は優秀なメイドが常に確保してあるだろ」
「えっ……」
「メイドさんも居るの!?」
「……驚くのはそっちか?」
他愛の無い雑談をしつつ、赤い立派な門へと歩いていく。
「あっ、誰か居るぞ?」
「ホントだ」
「アレは門番だ」
近付くに連れて姿が明確に見えてくると、性欲に忠実になった双子の視線は一点に集中してしまう。
「……おい」
「うん、おっぱい大きい」
「?」
壁に凭れながら寝ている様だが、呼吸をする度にゆっくりと揺れる巨乳。
コソコソと話し始めた双子に首を捻った慧音。
もし聞こえていても双子の能力の所為で理解は出来ない。
「お~い、め――」
「待って、慧音先生」
「ん、何だ?」
「門番なら、起きてないといけないじゃん」
「だから俺達が、試してくるよ!」
「試す?」
「うん!」
「行くぞ!」
「おぉ!」
弟の提案を聞いた兄は、即座に目的を察知した。
いまいち理解し切れなかった慧音が疑問に思うも、詳しく聞く前に門番へ近付いていく。
ターゲットになった美鈴は敵意のある存在、そして進入しようとする気配には敏感でも性の対象として向けられる意識には有り得ない程に鈍い。
従って欲望丸出しの双子の接近に、目を覚まさなかった。
「く~、く~」
「門番なのに寝てるね」
「ぐっすりだな」
改めて寝入り具合を見た双子の手は、無遠慮に胸へ伸びる。
「んっ……、く~」
「起きないなぁ」
「そうだねぇ」
鍛えられた胸筋の土台で、独特な中華風な服の上からでも押さえられない砲弾の様な巨乳を揉みしだく。
幼い手で胸を陵辱されても、美鈴は起きる気配が無かった。
そして欲求は更に加速する。
緑の上着の前面を留めていた紐を外し、その下に来ていた白いシャツのボタンも外した。
「うわぁ!」
「やっぱり大きい!」
「んぁ?」
下着を着けていない美鈴は、服の前面を広げられて巨乳を日の下に晒す。
双子の感動した声を聞けば、いくら居眠りをしていようとも起きてしまうのは必然だった。
「ん~……、なっ、……き、君達は誰かな?」
「パチュリーって人に会いたいの」
「空を飛ぶ魔法を教えて貰いたいんだ!」
「はぅ、んっ、そんな連絡は来ていないけど、ん」
目を覚ました美鈴が見た物は、曝け出されて揉まれ続ける自身の巨乳。
しかし、双子の能力によってその事は認識出来ない。
今まで生きてきた中で初めて裸の胸を揉まれると言う事態を経験して多少混乱をしていても、目の前に居る小さな来訪者の目的を聞いてきた。
事前の知らせを受けていない突然の客に、どうしようかと思案していると慧音を見つける。
「あっん、慧音さん」
「すまないな、美鈴」
「いえ、ひっ、この子達の随伴ですか?」
「あぁ、幻想郷で生きる為には空を飛べた方が便利だと言うのでな、とりあえず連れて来た」
前に突き出されている巨乳は乳輪のバランスも良く、美乳である。
双子が直接見たのは霊夢と慧音、そして美鈴だけだが綺麗な胸を持っている美人が多くて内心感激していた。
紅魔館へ来た目的を話す中でも手は動かされ、乳首を摘まれる。
ピシッと姿勢良く立ち続ける美鈴は、そんな陵辱の手を認識すら出来ていなかった。
「ひぅ、と、りあえず、咲夜さんに聞いてきます」
「あぁ、頼む」
「あっ」
「あぁ……、行っちゃった」
「まぁ、少し待てば戻ってくるよ」
上半身に着ている服の留め具を全て外されたままで、館に走っていく美鈴。
後ろから見ても縦横無尽に弾む胸は、見応えがあった。
美鈴の姿が扉の向こうへ消えると同時に、ミニスカートを履いたメイド服の人物が現れる。
「お待たせしました」
「うわぁ!」
「おぉう!?」
「咲夜か、突然来てすまない」
「いえ、それで……」
「あぁ、それがな――」
本当に行き成り現れた謎のメイドに、未だ腰を抜かす双子。
その様子を横目で見ている慧音は、可笑しそうに微笑んでいた。
咲夜の表情は余り出ていないが、それでも双子の新鮮な反応に口元が緩んでいる。
「――分かりました、すぐにパチュリー様とお嬢様にお聞きしてまいります」
「頼んだ」
「では」
「わっ、消えた!」
「瞬間移動か!?」
用件を聞いた咲夜は現れ時と同じく、突然消える。
慧音は唖然とする双子へ種明かしをした。
「へぇ、能力って色んな物があるんだねぇ」
「遅刻しそうな時は便利そうだよな」
「あはは、そうだな」
時を止めると言うのは恐るべき能力だが、双子にとってはごく軽い使い方しかされない様だ。
子供染みた案に、慧音は嬉しそうに笑う。
過去に兄から聞いた、か細い声で捨てられたくないと哀願する光景からすれば実に無邪気で明るい姿。
もしパチュリーに魔法を習う事が出来、紅魔館で寝泊りする事になっても大丈夫だろう、慧音は笑われて頬を膨らませる双子の姿を見てそう思った。
「お待たせしました」
「あぁ、どうだった?」
「お嬢様は、『自分の領域へ不用意に近寄らなければ良い』『寝泊りする事になったら挨拶に来なさい』と……」
「ふむ、肝心のパチュリーは?」
「はい、『面倒臭いが、どちらにしろ素質を見なければ何も言えないから、保護者も纏めて連れて来なさい』との事です」
「分かった」
責任者の返事を聞いた慧音は、未だに膨れている双子へ声を掛ける。
「ほら、行くぞ」
「うぅ、分かった」
「うん」
いつまでも怒っていても仕方が無いと、先導する咲夜の後ろに付いて行く。
笑われた事に気分を斜めにしていた双子だったが、眼の前で揺れるミニスカートに視線が流れた。
そして、兄と弟はお互いに視線を合わせて頷き合うと、何の遠慮も無くスカートを捲る。
「っ!?」
生足の伸びる股間は純白のショーツで覆われており、小さめの尻は歩く度に振動で震えていた。
スカートを捲られた瞬間こそ一瞬だけ息を止めたものの、何事も無かった様に足を進める。
ぷっくりと膨らんでいる大陰唇は後ろからでも確認出来た。
いつもなら悪戯をしているが、染み一つ無い太股に装着されているナイフに僅かな恐怖心が沸き上がる。
スカートを捲る事に罪悪感は全く無いものの、手を伸ばすには勇気の居る光景だった。
尻の前でウロウロしている間に、パチュリーの住む大図書館へ到着する。
「失礼します」
「失礼する」
「お邪魔します」
「お邪魔しまーす!」
背の高い本棚に囲まれる中は、重厚感がある。
インクの匂いが誇りっぽい雰囲気に混じって漂っており、異様とも厳格とも言えない雰囲気が漂っていた。
少し奥まった所へ案内されれば、そこには寝巻きの様なワンピースを着た色白の少女が座っている。
「……よく来たわね」
「ここまで来るのには少し辛い物があるからな、私は足代わりだ」
「パチュリー様、この子達が例の頼み事を……」
「分かっているわ」
こちらの姿を視認した少女は椅子から立ち上がり、一行に近付いてくる。
双子は予想以上に若く可愛い魔法使いの姿に、目を白黒させた。
そして姿以上に興味が注がれたのが、やはり巨乳である。
美鈴の様な突き出る形ではなく、丸みを帯びて重量感のある柔らかそうな胸。
その大きさ故に、途中で絞められる事の無いワンピースは乳首が在る位置から真っ直ぐに下へ流れていた。
一見太っている様にも見えるが前に進む動きで胸から下の布は遅れて身体へ衝突し、凹んだ腹の部分に結構な空間があることを示している。
顔や首筋に見える華奢な印象は胸意外には、シッカリと適応していた。
「おぉ……っきい」
「揉みたい」
「あなた達が飛ぶ魔法を教わりたい子供ね?」
「あっ、そうです」
「教えてください!」
パチュリーの言葉に自分達の目的を思い出して、慌てて頭を下げた。
「ふむ……、最低限の礼儀は弁えている様ね」
「それで、どうだろうか?」
「ちょっと待って……」
慧音の質問を受けて、まずは兄の頭に手を当てて目を閉じたパチュリー。
眼の前にある胸の誘惑に抗おうともしなかった双子は、サッと巨乳へ手を伸ばした。
「ひっ……」
「ん、どうした?」
「……何でも無いわ」
「そうか?」
「次は貴方の方ね」
「は~い」
長く生きた魔法使いと言えども、元は少女であるのは変わりない。
胸を触られるのは本能的に嫌がってしまう様だ。
しかし、小さな悲鳴が出るだけで、手を除ける事もしなければ避けもしない。
双子の小さな手は、片方ずつに分担してブラの感触が無い巨乳を揉み続けた。
指が沈み込む程に柔らかく、下から支えればタプンと波打ち柔らかい重みを感じる。
下乳に手を差し込んだ所為で、服の上から乳首を含める胸の形をハッキリとさせた。
「……ふむ、才能事態はあるようね」
「飛べるのか?」
「努力次第と言った所ね」
「では、パチュリー様はこの子達に魔法を教えるのですか?」
「目的の魔法は、空を飛ぶ物だけでしょ?」
「そうだ」
「なら、問題無いわ、流石に私の知識全てを教えろと言うのなら即座に断るし……」
「すまないな、パチュリー」
「有難う御座います!」
「有難う、パチュリーお姉ちゃん!」
「お礼をちゃんと言える子は好感を持てるわね」
魔理沙と比べたパチュリーは胸を揉まれ続けながら微笑んだ。
優しそうな顔を見た双子は、再び溜まった性欲に流されるままに抱き付く。
「あっ、ちょっと!」
「パチュリーお姉ちゃん大好き」
「俺も好き!」
「ふふっ、この位の年代はまだ可愛い方ね」
「あぁ、そうだな」
少女の体格で止まっていても、背丈はパチュリーの方が頭一つ分は高い。
従って好きと言ったと同時に抱き付いた双子の顔は、揉んでいた巨乳に包まれる。
スカートに包まれた足へ双子自身の足を絡ませ、大きくなった陰茎を太股に擦り付けた。
顔から感じる感触とは違い、股間に感じるむっちりとした感触に性欲は高まっていく。
「はぁはぁ……、パチュリー姉ちゃん」
「気持ち良い」
「ん~、よしよし」
性欲を身体にぶつけられても、幼い子供が甘えてくる対応を返すパチュリー。
頭を撫でつつ、胸に顔を押し付けられて体の匂いを嗅がれ、太股には爆発しそうな欲求を押し付けられる。
未だ処女のパチュリーは、身体を好き勝手に触られる感触を受けて顔を赤くさせていた。
「では、私はお嬢様にお伝えして参ります」
「とりあえず無期限で泊まると言う事にしておいて」
「分かりました、パチュリー様」
「方針が決まった事だし、私は帰るかな」
「慧音先生有難う!」
「有難う」
「いや、お前達が学ぶ事に意欲を出すのなら安い物だ」
「空を飛ぶ魔法自体は難しい物ではないから、すぐに習得出来ると思うわ」
「そうか、宜しく頼む」
「えぇ、任せておいて」
帰宅の徒に付いた慧音の後ろ姿を見送った双子は、相変わらずパチュリーに張り付いている。
そしてすぐに咲夜が再び現れ、双子を主の元へ連れて行く。
「この館の主人であるレミリアお嬢様が、挨拶に来させなさいと仰いました」
「ほら貴方達、一番偉い人へ挨拶に行きなさい」
「うぅ、……分かった」
「ちんちんが……」
「僅かな時とは言え、私に教えを請うのだからちゃんとして!」
「は~い」
「分かったよ」
世話を咲夜に任せたパチュリーは、小悪魔を呼び出して魔道書を持ってくる様に指示を出していた。
双子は案内されるままに後ろを付いていくと、然程歩かない内にレミリアの待つ部屋に到着する。
元々、咲夜は館の空間を操作している事もあり、子供がたいして歩かなくても良い様に調節していた。
重厚な扉を開けた先には一人の人物が座っている。
紅魔館と言う名前に違わない血よりも濃い紅の壁紙に、重い空気。
一挙手一投足に威厳が漂い、肘掛に置いていた手を口元に持ってくるだけで絵になる、そういう雰囲気が漂っていた。
「その子達が例の子供ね」
「はい、お嬢様」
「あっ……」
「うぅ……」
「……お嬢様、失礼ながら、余り威圧してしまっては怖がらせるだけかと」
「そんなつもりは無いのだけれど……」
幼い双子にとっては強すぎるカリスマに威圧感。
辛うじて逃げ出さずに居たが、声を出す余裕も無い。
見かねた咲夜はレミリアに対して苦言を言ったが、当のレミリアは何処か困惑をしてしまう。
館の主人として舐められない様にと、持てるカリスマを前面に出してみた結果がこれだった。
必要以上に客人を怖がらせ、おまけに傍から見れば子供を苛めている様にも見える構図が完成している。
双子が普通の子供であると理解していても、その普通の子供と接した事がないレミリアはおろおろし出した。
「もっと少なくすれば良いかしら?」
「そうですね、外界出身の子供らしいので普段より少し少ない位が丁度良いのではないでしょうか」
「わ、分かったわ」
館の責任者であり吸血鬼としてのプライドから、人間の子供を意味も無く脅しているという気まずさから、一生懸命威圧感を減らしていく。
その変化は双子も感じており、始めて見た瞬間から感じていた息も止まる様な雰囲気が軽くなっていった。
「ふぅ、これ位で良いかしら……」
「あの方が紅魔館の主人であるレミリア様ですよ、挨拶を」
「あっ、こ、こんにちは!」
「よ、よろしくお願いします!」
「えぇ、久しぶりの客人。先程の侘びも込めて、今回はゆっくりして行きなさい」
「あ、有難う御座います!」
少なくとも普通に会話をする分には、問題がない程になった空気の中で挨拶を交わす。
強すぎる威圧感に青ざめていた双子の顔色は少しだけ元に戻り、精一杯に言葉を紡ぐ姿に内心安堵したレミリア。
「寝泊りする部屋は、パチェの居る図書館に近い場所に用意させておいたわ」
「有難う御座います!」
第一印象でレミリアに対して恐怖心を持った双子は、まるで新兵の様に受け答えをする。
「……咲夜、案内をしてあげなさい」
「畏まりました、お嬢様」
背筋を伸ばして礼を言った事に、安堵した筈のレミリアは少しだけ自分の失策を悟った。
別に危害を加える為に来た訳でもない、まだ十年そこらしか生きていない子供を威圧してしまった挙句、恐怖心を植え付ける。
どう見ても500年以上生きた高貴なる種族のやる事ではない。
生きた年月の割には幼いと自覚して、威厳を全面に出したが失敗したようだ。
「……もう少し、少なくした方が良いかしら」
呟いた声は咲夜の耳にしか届かなかった。
△
部屋に案内をされた双子は大きな2つのベッドに寝転がり、レミリアの威圧感に驚いていた。
「レミリアさん、凄かったね」
「うん、息が出来なかった!」
「でも、パチュリーお姉ちゃんは、おっぱいが大きかったね」
「うん、エッチな事も一杯出来そうだったな!」
「門番の人も、おっぱい突き出てたし」
「美鈴姉ちゃんって言ったっけ?」
「たぶん」
「魔法を教えて貰う休み時間にエッチな事をしに行こうな」
「うん!」
楽しそうに今後の予定は話し合う双子だったが、溜まっている性欲に思考が傾き始める。
「そう言えば朝に慧音先生にエッチをしてから、精子出してない……」
「俺もちんちんがムズムズしてて気持ち悪い」
二人して股間を押さえていると、咲夜が訪れる。
「少し良いかしら?」
「は~い」
扉をノックする音に慌てて、股間から手を離して迎え入れた。
大きくなる事で性欲のアピールをしてくる陰茎に、理性が押し潰されそうになっている双子は入って来た咲夜の生足に目が移る。
最初こそ太股に在ったナイフで恐怖心が芽生えても、それ以上の存在に会った所為で恐怖心は和らいでいた。
「夕食の時間まで少し時間があるので、パチュリー様が道を覚えるついでに図書館へ来なさいとの事です」
「うん、分かりました」
「では、道順を教えます、一応紙にも書くのでシッカリと覚えてくださいね」
「は~い」
そして、教えられた道すがらに進んで行けば、思いの外すんなりと目的の図書館へ着く。
再び重厚な扉を開ければ、パチュリーが待っていた。
「どう? ちゃんと覚えれたかしら?」
「うん、大丈夫だよ」
「結構、近かったしね!」
「なら早速、飛行魔法の勉強をしましょうか」
「やった~!」
片手を振り上げて喜ぶ双子の姿に、思わず微笑んでしまうパチュリー。
魔法の知識は覚える事自体は、たいして苦労しない。
その為、双子もパチュリーの様な可愛くて巨乳の少女に教えられれば覚えられる。
だが、そこからが最大の壁だった。
魔力と言う、生まれた時から普通に流れている物を改めて感じるとなれば苦戦するのは必至。
人間が魔法を使う時、最初にぶつかる壁に双子も例外無く当たった。
「……う~ん」
「良く分かんない……」
「まぁ、貴方達が今まで気を向けすらしなかった物だから、感じろと言っても難しいかも知れないわね」
「えぇ……」
「どうすれば良いの?」
兄に聞かれたパチュリーは少し考え、案が浮かんだのかパッと双子に視線を戻した。
「……とりあえず、魔力を違和感として感じれば良いんじゃないかしら?」
「違和感?」
「?」
「今まで普通に身体を流れている物に違和感が在る筈も無いわ、例えば体の中で流れる血とか……」
「ねっ?」と視線で聞かれた双子は素直に頷く。
「それの感覚を感じようと思ったら、やっぱり異物が必要になるわね」
「異物?」
「体の中に入れて大丈夫なの?」
「あぁ、大丈夫よ、魔力的な物は無心でいる限りは誰に対しても比較的大丈夫だから」
「ふ~ん……?」
「……?」
「……よく分からないって顔ね?」
ぽかんとした双子を見て、苦笑いをするパチュリー。
「とにかく、やってみた方が早いわ」
「……でも、どうするの?」
「あら、怖くないの?」
「パチュリー姉ちゃんが言うのなら信じる」
「僕も信じる!」
「ふふっ、嬉しいけど、そんなんじゃ悪意を持った存在に騙されるわよ?」
本心から信じると言われ、信用をされている感覚に悪い気しない。
そして習うより慣れろと、双子を抱き寄せる。
「あわっ!?」
「わっ!」
「私の身体の回りに魔力を張るから、それを感じなさい」
「えっ?」
「貴方達の身体に流れている魔力と、私の操る魔力を違和感として感じるのよ」
巨乳に顔を半分埋めた双子は、パチュリーの言っている事はイマイチ理解出来なかったが、次の瞬間に嫌でも理解する。
目を閉じて精神集中をしたと思えば、身体が何かに包まれる感覚があったのだ。
「なっ、何これ?」
「ひょっとして、これが……、魔力?」
「その様子じゃ、私の魔力が感じ取れたようね」
「うん、何か優しい匂いと言うか……」
「安心する……」
「何も意識を入れていないから、そんな筈は無いんだけど……?」
「でも、ずっと感じていたい気がする」
「僕もお兄ちゃんと同じ……」
「私レベルになればこれ位なら永遠でも出来るけど、立っているのが疲れるから早く自分の魔力を感じなさい」
「んっ、分かった」
「分かった」
その言葉に従う双子だったが、ついでとばかりに手はパチュリーの身体を這って行く。
少し前の両サイドから抱き付いている所為で片手は胸へ、残った方は服の上からでは分からなかった細い腰に回る。
そのまま下へ行き、こちらも安産型と言えるぷにぷにの尻を掴んだ。
「ぁんっ!」
「お尻柔らかい……」
「おっぱいも良い匂いだ……」
薄いワンピースの上から尻の添って撫で、形を浮き上がらせる。
顔ではパチュリーの体臭を胸の付け根から嗅ぎ、更に手で押さえ付けて柔らかな感触を顔全体で楽しむ。
とは言っても、魔力を感じる努力はシッカリとしており、何となく分かり掛けてはいた。
「パチュリー姉ちゃん、ちょっと抱き付く位置を変えても良い?」
「良いわよ?」
「よし、じゃ~、どっちがちんちんを入れるか、じゃんけんだ!」
「分かった、お兄ちゃん!」
眼の前で自分の処女を奪う方を決めるじゃんけんを見ても、性的な事を理解できないパチュリーは微笑ましく見守るだけ。
尻を揉んでいる手は相変わらず動き続け、履いていたショーツはTバックの様に割れ目に追いやられていた。
「やった、僕が最初だね!」
「仕方が無いなぁ」
勝負に勝った弟は意気揚々とパチュリーに正面から抱き付き、スカートを捲り上げると肩幅に開かれていた足の間に自身の腰を捻じ込んだ。
ズボンから出した陰茎でショーツに包まれている秘裂を擦り、前後に動かす。
真正面から揉み解す胸の谷間に、顔をすっぽりと嵌めた弟は鼻息を荒くしていった。
「ふむぅ、むふぅ!」
「まったく、ちゃんと感じてる?」
「うん、凄く感じているよ!」
「……俺は後ろか」
弟が余りにも興奮している姿を見て、呆れつつ諌めるパチュリーの後ろで兄は後ろに回る。
そしてスカートを捲り上げ、ショーツが食い込んだ尻を丸出しにした。
「あっ、Tバックみたい」
「はぅ!?」
「はぁはぁはぁ――」
胸を揉まれる感覚を受けたパチュリーの身体は徐々に性行為へと準備を始めた。
生理的な反射も手伝い、今では亀頭が擦り付けられる秘裂に愛液が漏れ出す。
僅かな変化を感じ取った弟の興奮は増し、抱き付きながら見えていないショーツのクロッチを脇へ避けると言う器用な事をした。
滑りが出てきた秘裂へ押し込んでいくが角度の問題もあって、処女の秘裂は鈴口すら迎えようとしない。
焦れた弟は手で角度を調節すると、ジワリと柔らかな大陰唇を亀頭で分け入れさせていく。
「うぅ!」
「ひぎぅ!?」
「おっ、入れたのか」
「うぅ、まだ、先っぽだけしか……!」
僅かに漏れる愛液では処女の膣内をスムーズに進められず、パチュリーの身体に痛みを送ってしまって挿入に苦痛の悲鳴を上げた。
仕方が無く亀頭を半分ほど入れたままで腰を止めた弟は、ワンピースを捲り上げて中に入る。
服の中に納まっていた肌は白く透き通り、ブラをしていない丸い巨乳は薄く血管が見えた。
その頂点に鎮座する乳首は少し小さめで、ほぼ肌色に近い位に色素が薄い。
弟はこれまでの経験から、パチュリーの身体に足りないのは性的な刺激であると予想を付けて、胸への愛撫として吸い付いた。
「はむっ!」
「あふぁ!?」
「服の中に入るなんて、俺でも思い付かなかった……」
亀頭を半分咥えている秘裂へは微妙に腰を動かす事で刺激を送り、胸は乳首に吸い付いて残った方は指を広げて揉む。
霊夢と慧音の胸を揉みしだいた経験は本能によって昇華され、より効率良く快楽を送る動きになっていった。
「んっ、あふっ」
秘裂からの痛みに歪んでいたパチュリーの顔は、弟の努力で快楽に呆け始める。
潤いのある小さな唇から悦を含んだ吐息も、漏れ出してきた。
亀頭に感じている膣口も、愛液の分泌が活発になってきている。
それを頃合と判断した弟は今度こそ処女を奪うべく、陰茎を膣内に押し込んでいった。
「あっ、うぐぅ……」
胎内を突き進められる感覚で思わず呻き声を上げるパチュリー。
ブツリと破られる処女膜の痛みを、意識が認識出来なくとも身体が理解している。
程無くして亀頭を飲み込んだ膣は、更に奥へと侵入してくる陰茎に抗えない。
「あうぅ、パチュリーお姉ちゃん気持ち良い」
「はぐぅ……」
「俺もエッチしたい……」
完全に蚊帳の外になっている兄は、どうにかしてパチュリーを犯したいと後ろから抱き付いて考えを巡らせている。
弟の陰茎は膣壁からの拒絶を受けているが、どう抵抗をしようとも快楽しか返って来ない。
少量とは言え、愛液で滑りを得ている事に加えて、破瓜の血も多少の動き易さは増していた。
膣内の快感を引き出す為に、少しずつ前後に動かしながら奥へ差し込んでいく。
弟が口に含んでいる乳首も、最初こそ刺激を受けての反射で硬さを増したものの、今では吸われる事を快感と認識し始めた。
ただでさえ股間から来る痛みが引いていない今、胸から感じる快楽を受け入れる方が身体にとって好ましい状態と判断される。
「んはっ!」
積極的に乳首からの感覚を受け入れはじめた身体は、即座に胸の感触に集中する。
その結果、感じる快感が増加したお陰で、秘裂からの愛液も増加を始めた。
先程よりも明らかに入れ易くなったと陰茎で感じた弟は、一気に入る所まで挿入させた。
「ふぎぃ!?」
「んまぅ」
「……お尻しかないかな?」
立ったままで入れている為に半分程しか入らないものの、それでも膣内の3分の2以上を占領した。
圧倒的な違和感で混乱した膣内は、ヒダを細かく蠢かせている。
強い締め付けこそ幾度も経験しているが、やはり可愛い女の子を犯したという実感は何度経験しても良い。
処女であれば尚更だ。
陰茎からの快感もそうだが精神的な盛り上がりが高まってきた弟は、より深く味わおうと腰の動きを大きくしていく。
「ふっ、ふっ、はっ」
「ぃぎっ、ひっ、んっ、あぅ!」
勢いを付けて突き入れる度に感じる子宮口の感触は、快感を加速させた。
パチュリーの身体を正面から抱き締める弟は、突き上げる衝撃で上下に飛び跳ねる胸に左右の横顔全てを擦られる。
谷間では快感を受けて汗ばんだ良い匂いの体臭を吸い込み、精神的な興奮がより高くなっていった。
肩幅に開かれていたパチュリーの足は弟の腰を深く差し込まれて蟹股になり、完全に服の中へ入っている弟の形が浮かび上がる。
そんな姿を魔力圏内で見ていた兄は、とうとう我慢出来なくなった。
「もう、お尻で良いか!」
「ふっ、はっ、はっ」
「ぅんっ、あっ、奥っ、がっ、あっ!」
結論を出した兄は屈んで、弟と同じくスカートの中へ身体を入れる。
斜め下から見る秘裂は愛液を辺りに飛び散らせながら、弟の陰茎を咥え込んでいた。
「すげぇ……、俺もこんな感じだったのかな?」
ここまでじっくりと見たのは初めてである為、ある意味衝撃を受ける。
しかし、硬くなった陰茎を抱えている兄の興味はすぐに尻へと移った。
ショーツはその役目を果たせない状態で、割れ目に食い込んでいる。
ボリュームのある安産型の尻を両手で広げた兄は、目的の肛門を発見した。
「……まぁ、綺麗かな?」
目に見える範囲では汚れが存在しないと判断した兄は、試しに指で突いてみる。
「あふぁ!?」
「はっ、んっ、な、何?」
肛門を触られた瞬間に、犯されているパチュリーは戸惑いの声を上げた。
性欲に取り憑かれ気味の兄は、そんな事を気にしないで指に力を入れていく。
だが、指先を半分ほど押し付けてみても、括約筋は緩もうとしない。
愛液が流れているお陰で滑りこそ十分でも、やはり長い年月を積んだ本能的な嫌悪感は拭えない。
ましてや本来の流れとは逆方向への力である兄の指は、何が何でも迎え入れようとしなかった。
それでも、眼の前で犯されている秘裂で更に高まった興奮を発散する為に、根気良く解していく。
「ひっ、あっ、ん、やっ、やめっ」
「あっ、はっ、うぅ、出る!」
パチュリーは身に走る苦痛と、それを上回る快感、そして尻から来る嫌悪感で何を言っているのか自分でも理解していない。
辛うじて強過ぎる快楽と、尻からの刺激に対して静止を求めていた。
弟は絶頂間近で自然と早くなる腰の動きを制御出来ずに、本能のままに突き入れる。
「あっ、うぅ!」
「あひぅ!」
「わっ!?」
そして、睾丸から上がってくる精液が決壊し、穢れを知らなかったパチュリーの子宮口に、会ったばかりの子供の精子が吐き出された。
胎内に粘液を出される感覚で、服の中にいた弟を意識せずに抱き締めて刺激を逃がそうとしている。
ビクビクと震える膣内は、本人の身体すら意図しない動きで尿道に残った物まで排出を促した。
後ろで括約筋を弄っていた兄は、膣中で出された瞬間に秘裂の合間から噴出した精液に驚く。
「ん、ふぅ、はぁ……」
「あぁ、あ、あ」
「ふぅ、ビックリした……、あっ、入る」
「っ、ひぎぅ!?」
射精が終わったと感知したパチュリーの身体は、思わず力を抜いてしまう。
その一瞬を見逃さなかった兄は、今の内とばかりに人差し指を一気に根元まで差し込んだ。
油断した所での本来感じ得ない感覚を肛門から受けたパチュリーは、身体を強張らせながら悲鳴を出す。
「あぅ、パチュリーお姉ちゃん、締め付けちゃ駄目!」
「なっ、ぎぅ、ご、御免なさい、いぅ、思わず……、んっ」
弟が服の中に居る事を全く気にしないパチュリーは、本人からしてみれば何故か強く抱き締めてしまった事を謝罪した。
射精をして多少力が抜けた状態であった陰茎は、括約筋を突破された所為で締め付けを強くした膣内の刺激を受けて再び硬さを取り戻す。
その間にも解されていく括約筋は、兄の手で確実に拡張されていく。
愛液と精液が混じった潤滑油でスムーズに指の出し入れを繰り返していった。
「ま、また、大きくなっちゃった」
「んっ、ひっ、ぐっ、はうぅ」
「……もう良いかな?」
肛門と言う事で汚れが出ないか気にしていたものの、パチュリーは魔法使いで既に『捨食の法』を習得している。
たまに食事を食べる事は在っても体内に入れた食物は全て魔力に変換される為、排泄物は欠片すら存在しない。
しかし、そんな事は知らない兄は指に汚れが付かなかった事へ安堵を示し、これなら入れても大丈夫と判断した。
そして、弟と同じ様に服の中で立ち上がると片手で尻を開きつつ、大きくなった陰茎を肛門へ合わせる。
「うっ!? んああぁぁ!!」
「し、締まるぅ!!」
「うぅ、キツイ!」
指一本程度しか飲み込まなかった括約筋が圧倒的に太い陰茎を力尽くで広げられ、今まで以上に声を上げる。
肛門をじわじわと亀頭で開きながら推し進める兄には、厚く太い輪ゴムを通り抜けるイメージが沸く。
だが、滑りがある分は快感が強く、また肉付きの良い尻も快感の手助けをしている。
双子に挟まれる形になっているパチュリーは、目を見開いたままで顎を上に反らせて軽く震えていた。
弟も兄が肛門へ陰茎を入れようと突いた瞬間から、膣内の締め付けが増して喘いでいる。
「あっ……、あがっ……」
股間から来る今まで感じた事の無い圧迫と逆流の違和感、そして体内の太く熱い陰茎。
その二つの物で拡張される感覚に、思考が完全に停止してしまったパチュリー。
掻き抱いている弟の顔を胸で挟みながら、括約筋からの刺激に耐える。
そんな状態にあっても魔力は維持している所を見れば、伊達に魔法使いを名乗っている訳でもない。
「はっ、ぁがっ、あぁ」
「おっぱいも、気持ち良い」
「パチュリー姉ちゃんのお尻もキツイ……!」
括約筋を突破した亀頭は腸内へ進入を果たす。
大きなヒダが数える程しかなくとも柔らかく蠢く筒の感触に、膣とも口とも違う快感を得ていた。
「お、お兄ちゃん、お尻に入れたの?」
「うん、我慢し切れなくて……」
「ぐっ、ふぅ、ふぅ……」
尻肉が兄の下腹部で形を変えられる程に陰茎を入れられたパチュリーは、止まった動きの合間で呼吸を整える。
額に汗を浮き上がらせ、身体中から性交中の独特な体臭が立ち上っていた。
一息付いた双子も、弟は体力の回復を待って、兄は自分が動き易い位置を確認した後、動き始める。
「ひっ、がっ、あぁ、あぅ!」
「さっき出したのがヌルヌルしてる!」
「お尻も意外に、うっ、良いかも知れない」
前後で交互に突き上げられるパチュリーの身体は、力の無いまま揺さぶられていた。
処女を失ったばかりの膣は弟の精液を塗り込まれ、後ろは兄の陰茎で拡張される
亀頭が抜けそうになるギリギリの位置を身体で覚えた双子が、お互いに一致する自分のリズムで腰を使う。
カリに括約筋の抵抗を受け、押し込めば腸壁の感覚が陰茎を擦る。
更に自分が意図しない排出と逆流を止め様とする締め付けは、膣以上とも言える強さだった。
肉厚の尻をクッション代わりに、勢いを付けて突き上げながら裸の背中を流れる汗を舐める。
「ひゃう、ん、ぁん、いっ」
腰を掴んでいた兄だったが、パチュリーの身体の向こうで大きく揺れている巨乳の存在を思い出して手を回す。
身長の差で少し上に伸ばさないといけないものの、下から持ち上げる様に掴んだ。
「んぁう、ひっ、んっ、あくっ」
身体と同じく汗ばんでいる胸は、犯されて反射的に出ている性的な興奮で色素の薄い乳首は乳輪から硬く尖っていた。
それを強く摘んで捏ね繰り回せば、下半身に強張りが増して締め付けも強くなる。
「んぐぅ、はっ、ふぅ、うっ!」
「うぅ、キツイよ!」
「はぁ、はぁ、エッチな身体だ!」
お預けを食らっていた兄と、射精したとは言え敏感になっていた陰茎を擦られた弟は同じタイミングで絶頂の予感がやってくる。
ラストスパートを掛けた双子は、パチュリーが意識を失い掛けているのを気にしないで腰を突き動かす。
「あっ、あぅ、ぐっ」
「はっ、はっ、もっ、出る!」
「俺も、で、出る!!」
最後の一突きで子宮口、腸の奥を突き上げて精液を吐き出した。
「あっ、んあぁぁ!!」
「うぅ、また締まるぅ!」
「あぅ、あぅ」
犯され続けたパチュリーは遂に、望まぬ絶頂へと上ってしまう。
拡張され、大きな陰茎を受け入れられるようになった膣内は子宮口を降ろして精液を求める。
流石に腸内はそんな動きを示さないが、腹筋の収縮で圧力が増して陰茎へ送られる快感は増加していた。
一緒に絶頂へ達した双子はパチュリーの身体を抱き締めて、最後の一滴まで体内へ精液を流し込む。
「はぁっ、はぅ、んんっ」
「ふぅ、ふぅ、気持ち良かった……」
「俺も気持ち良かった……」
三者三様に余韻に浸っていると、咲夜が突然現れた。
「失礼します」
「ひゃっ!?」
「ん、その声は……」
「んっ、あっ……、咲夜?」
「はい、パチュリー様」
双子に前後から陰茎を突き刺された状態のままで、咲夜の相手をするパチュリー。
意識こそ朦朧としていても、頭の回転はすぐに回復する。
「夕飯の準備が整いましたが、ここでお召し上がりになりますか?」
「ふっ、ん、……ふむ、そうね、……ここへ運んで頂戴」
「畏まりました」
『捨食の法』を持っていても、食べる事が嫌いではない。
ましてや、今日は双子が始めて来訪した日。
親睦を深める意味でも、夕食を取る事にした。
犯されて汗ばみ、顔も赤くしているパチュリーの答えを聞いた咲夜は再び消える。
最初から最後まで服の中に入り込んだ双子に触れず、辺りに充満する性臭に触れない。
「さっ、はんっ、そ、そろそろ、魔力の感覚は掴めたかしらぁぅ?」
「うん!」
「気持ち良かったから、ちゃんと掴めた!」
「ひぐぅ、ん、そう、明日は次の段階に移れ、んっ、そうね」
陰茎を同時に抜かれた所為で言葉の途中で、悲鳴が漏れ出る。
パチュリーの匂いと精液の匂いが篭った服から出た双子は、下半身を精液と愛液で汚したまま身体を確かめた。
自分の中に流れる魔力を確かに感じる事が出来ている。
ボタボタと落ちる精液の音が聞こえる中、力を確認する双子に見守るパチュリーの姿はシュール極まりない。
服の上からでも確認出来る程に立った乳首はそのままで、魔力に対しての感覚を確かめた。
「確かに魔力は感じ取れているようね」
「こんな力が流れてるなんて不思議だな」
「パチュリーお姉ちゃん、次はどうすれば良いの?」
「慌てないで、今はその魔力を感じ続けられる様にしなさい、明日になったら忘れてしまう事も良くあるから」
「うぅ、分かった」
「早く魔法使いたいのに……」
「ふふっ、その気持ちは良く分かるわ」
過去にパチュリー自身が未熟だった頃、双子と同じ様に思った記憶が蘇って微笑む。
「でも、明日またやってみて魔力を感じられなかったら、……分かってるわね?」
「うっ、うん!」
「頑張って感じるよ!!」
不穏な笑顔に思わず、首を思い切り振る双子だった。
それから、汚れが付いていた陰茎を綺麗にしてから、魔法に関しての基礎知識を学ぶ。
簡単で初歩的な実践から魔力の維持まで、今の状態で出来そうな事を分かり易く教えられる。
そうして、夕食が運ばれてくるまで学び、食事を済ませた後は風呂へ入り、与えられた自室に戻った。
満腹になり、精神的にも肉体的にも疲労が溜まった双子は、たいして会話を擦る事無く眠りに付いてしまう。
そんな様子を影から見守っていた咲夜は、自分の主人へ報告を持っていくのだった。
△
特注の紅い壁紙の部屋で重厚な椅子に座るレミリア。
突然、自分の前へ現れた咲夜に動じる事無く、双子の様子を聞いていく。
「それで、あの双子はどうかしら?」
「私が見た限りでは、素直な良い子です」
「ほう?」
「子供である事を除いても、礼儀に関しては失礼にならない程度は弁えてもいましたね」
「そうね」
「少なくとも、お嬢様やパチュリー様に危害を加えようとは考えていないと見受けられました」
「私も同意見ね、そもそもそんな事が出来る程の力を持っていないと言うのもあるでしょうけど」
「基本的には良い子達だと思います」
紅魔館の主人たるレミリアは、咲夜の報告に頷く。
本人も能力を使って見たが害意は感じられず、とりあえずは敵になる心配は無い様であった。
一先ずは安心したレミリアだったが、すぐに暗い表情になる。
「……私への恐怖心は拭えないのかしら?」
「……明日、また謁見をさせてみれば如何でしょう?」
「それじゃ、今日の二の舞よ」
「では、一緒に食事をするのも良いと思いますが? 美味しい物を食べていれば意識も逸れると思いますし」
「…………そうね、そうしましょう」
思いの外、双子に恐怖心を持たれた事を気にしていたレミリアは咲夜の提案に乗った。
「パチュリー様にも、その旨を伺っておきます」
「お願いね、咲夜」
「お任せください」
パチュリーへの報告の為に消える咲夜を横目で眺めたレミリアは、欠けた紅い月を見上げて呟く。
「あんな幼い子供に怯えられるのは、何度経験しても良い気はしないわね……」
双子が持つ気持ちは、確かに害意ではない。
しかし、相手の意思を無視して身体を蹂躙する事自体は、どの世界でも大抵は悪行である。
レミリアの運命を操る能力ですら、見抜けなかった双子の思惑。
止められる事の無い目覚め始めた性欲は、この先も美少女達の体内へ吐き出されていくだろう。
そんな未来を認識出来ないレミリアは一人、外見は素直な良い子である双子の恐怖心を取る算段を立てていた。
続く
「んっ、ふぁ、イッ……」
双子が寺子屋で生活を始めて暫く経った日。
相変わらず性欲の発散先になっている慧音を犯しつつ、兄が予てより考えていた事を言う。
「慧音先生、俺達も空を飛びたい」
「ふぁ、ん、ど、どうした、ひぅ、急に、あはぅ」
後ろから胸を揉んでくる弟を背負いながら、対面座位で腰を打ち付けて来る兄の顔を見下ろして聞いてきた。
「やっぱり空を飛べたら移動も楽だし、妖怪とかも襲ってこないじゃん?」
「ん、ふっ、そ、そうでも、あひぅ、無いが、ん」
引き取られた日から毎日犯された慧音は、少しの愛撫でも愛液を垂れ流す程になっていた。
陰茎を胎内に咥え込ませられれば反応は激しく、膣壁は亀頭に張り付き、カリで掻き回される毎に愛液を分泌する。
大き目の陰茎を隙間無く包み込んで、降りてきた子宮口で鈴口に吸い付く。
「でも、空を飛べないと将来、神社に行くのも疲れるし!」
「あっ、うっ、んっ、そ、うっく、そうだな、あぁ!」
胎内を掻き回される刺激を受け続ける内に、血液が集まって厚みの増した膣内は圧力を強める。
後ろから胸を揉んでいる弟の力を借りて、大人の身体の慧音を持ち上げては下ろすを繰り返す。
掻き混ぜられる愛液の音も大きくなり、滑りも増大していった。
快感を伴う摩擦が陰茎を襲い、兄は絶頂へと導かれる。
「うっ、出そう」
「はぅ、そ、空を、あっ、あっ、飛ぶのは、おっ、おぉ、しえ、られぇ、ない!」
「えぇ、何でですか?」
認識が出来ないながらも、絶頂で切羽詰った慧音は必死に言葉を紡ぐ。
兄は兄で射精を我慢して答える余裕が無くなっている姿を見て、代わりに弟が疑問を挟んだ。
「わ、あぁ、私が、飛んでぇ、いるのは、よっ、おっ、妖力だ、かっ、ら、お前、へぅ、達には、教えられないぃ!」
「う~ん、霊夢お姉ちゃんと魔理沙お姉ちゃんは飛んでたよ?」
「博麗、ひん、の巫女は、霊力っ、でぇ、魔法使いは、はぁ、魔法で、んっ、飛んでるんだ」
「あっ、そうなんだ……」
「だから、ぅん、どっちも使えない、いっ、お前達はぁ、飛べない、イッ、……クゥッ!」
「うっ、出るよ、慧音先生!」
「んああぁ!!!」
何故、双子が飛べないかを言い終わった途端に絶頂に達する慧音。
我慢し続けていた兄は、締め付ける膣壁に吸われて濃度の増した精液を解き放つ。
慣れ親しんだとも言って良い位に注ぎ込まれ続けた熱い体液を、身体の奥で出された慧音は更なる絶頂へ飛ばされた。
双子よりも先に飛んでしまった意識は、真っ白になった視界で虚空を見つめる。
対面座位で精液を流し込む兄の身体を無意識的に抱き締め、弟の手ごと豊満な胸に押し付けた。
「んむぅ!」
「はっ、あぁ……」
「……大丈夫? お兄ちゃん」
「ぷはっ、何とか……」
体格の違いで丁度、胸の位置に頭があった兄は危うく息が止まる所だった。
グッタリとした慧音の身体を支えつつも、胸を揉む手を止めない弟。
持久力と回復力が進化した兄は、絶頂の余韻で細かく痙攣を繰り返す膣内に陰茎を入れたままで、倒れて来た身体を支える。
「お兄ちゃん、次僕!」
「ん」
「はぁはぁはぁ、……あぅ」
力が抜けていた慧音を、机に横たえると弟が圧し掛かった。
腰まで捲り上げられたスカートは、引き締まった腹筋を晒している。
だらしなく開かれた足を持ち上げて、精液が漏れ出る秘裂へ再び陰茎が挿入されていった。
「んあぁ……」
「はぁ、気持ち良い」
絶頂に達して敏感になった膣壁をカリで削られれば、力が抜けていた太股もピクピクと反応を返してくる。
解れていた膣内も、大き目の陰茎には丁度良い具合になっていた。
胸を揉むだけで性欲を溜め込んでいた弟は、夢中で腰を降り始める。
精液と愛液が掻き混ぜられる音が響く中、すっきりした兄は何とか空を飛びたいと慧音に案を求めた。
上下に揺さぶられながらも、可愛い教え子の願いを叶えてやろうと、快楽で纏まらない考えを巡らせる。
「んっ、そう、だなぁっ、うっ、ん、もしか、したら、ぅん、パチュリーなら、あっ、何とか、出切るかも、知れない」
「パチュリーって誰?」
「うっ、紅魔館、んん、に居る、魔法、おっ、使いだ、ぁう」
「魔理沙姉ちゃんも魔法使いだったけど……」
「あっ、あいつより、うっ、長く、いっ、生きているから、はぅ、空を、とっ、飛ぶ魔法を、知っているかもっ、ぉ」
「えぇ、婆ちゃんは嫌だ……」
長く生きていると聞いて、一般的にイメージされるであろう姿を思い浮かべて肩を落とす兄。
そんな様子を、快感で緩んだのか微笑ましく思ったのか判断が出来ない表情で微笑む慧音。
「心配、うっ、するな、あん、パチュリーはぁ、外見は、あっ、少女と、おっ、同じだから、んぅ」
「あっ、そうなんだ」
「しかも、おっ、顔も、整って、ぅん、いるからな」
「それって可愛いって事?」
「んっ、あぁ、そう、言っても、んぁっ、良いだろうな、ふっ」
「それなら、楽しみだな」
「ふふっ、うっ、存分に、まっ、学んで、来い、いぃ!」
楽しみの意味を履き違えた慧音は、再び絶頂へ上っていく。
弟の突き上げも徐々に速度を増して行き、腰を抱えて腹を裏側から削る。
意識的にGスポットを刺激され、慧音の身体は快楽を受け止めきれずに背を反らせていった。
慣れた動きで腰を使っていく弟は、多少の体勢の変化など物ともしないで攻める。
「でも、紅魔館って何処にあるの?」
「ひっ、み、湖を、おぉ、越えてえぇ、少し行った、所にあっ、ある、うぅ、あぁ!!」
「うぅ、出ちゃう!」
「あぁ!!」
絶頂に達した締め付けを受けた弟は、我慢していた事もあってあっさりと射精を開始する。
背を反って近くなった胸に顔を埋めて、抱き締めながら細かく突き入れていく。
再び体液の噴出を受けた慧音はダメ押しの絶頂に身体を震わせた。
「あっ、……あぅ、……うぅ」
「うぅ……、吸われる」
胸に顔を押し付けたままで最後まで出し切った弟は、最後に何度か出し入れを繰り返して残った物を全て慧音の胎内へ注ぎ込んだ。
「んぁ……」
「ふぅ、気持ち良かった!」
「……慧音先生、紅魔館に連れて行ってよ」
「あ……、あぁ、はぁ、はぁ、良いぞ」
陰茎を抜かれる刺激で小さく呻き声を上げていても、兄は気にしないで慧音に引率を頼む。
絶頂で判断力が低下していても、未来へ歩き出している様に見える双子の願いは無碍に出来ず、承諾した。
しかし、荒く呼吸を繰り返す慧音は、とりあえず体力の回復を待つ為に、昼食を食べてから行く事を提案してくる。
「はぁ、はぁ、良いが、はぁ、昼食を食べてからの方が、はぁ、良いんじゃないか?」
「う~ん……」
「どうせ、はぁ、飛行の魔法を習えるとしても、はぁ、1日では無理だろう、はぁ」
「そうかも……?」
「パチュリーとレミリアが許可したら、はぁ、暫く泊まる事になるだろうから、ふぅ、食べて行け、はぁ」
「うん、分かった!」
「ふふっ、はぁ、では、支度を、ふぅ、してくる」
ふらふらになりつつも、台所へ向かって行く慧音。
ショーツを履いていないままで、漏れ出た精液を足首まで流しながら去って行った。
残された双子は紅魔館には、どんな女が居るのかに会話を弾ませる。
「慧音先生がパチュリーって魔法使いの人は、可愛いって言ってたね」
「そうだな、長生きしてるのに可愛いって、歳は取っていないって事かな?」
「そうなんじゃないか?」
「それとレミリアって人も居るらしいね」
「あぁ、さっきちょっと言ってたな」
「許可したらって事は、その人も偉い人なのかな?」
「じゃないと、許可する意味が無いからな」
「……可愛いかな?」
「美人だろ」
「パチュリーって人が可愛いなら、可愛いでしょ」
「いやいや~……」
これから会う事になる未知の人物に対して、双子の願望を含んだ予想が繰り広げられていく。
△
暫くはお預けになる慧音宅の食事も終り、移動をする事になった。
しかし、空を飛べるのが慧音だけである事に弟が不安を言う。
「僕達を2人一緒には運べないんじゃないですか?」
「ふふっ、私は舐めて貰っては困るな」
「おわっ!?」
「わっ!?」
自分を甘く見ている発言に、慧音は有無を言わせずに双子を手で抱え込んだ。
「シッカリと捕まっていろよ」
「う、うん!」
「だ、大丈夫?」
「それは、見てのお楽しみだ」
今朝犯したばかりの身体に抱き締められて戸惑ったが、それも飛び立とうとする気配に一瞬で吹き飛んだ。
徐々に浮き上がる感覚の不安感に、慧音の顔をも上げるも笑顔があるだけだった。
その表情に僅かな安心感を得たのは正しく、高度を増す飛び方には力強さが感じられる。
「慧音先生、凄い」
「重くないの?」
「お前達ぐらいなら大丈夫だ」
双子は気が付いてはいないが慧音は半獣の妖怪で、基本的な身体能力は普通の人間とは比べ物にならない。
その上、妖怪は永く生きれば生きる程に妖力が強くなる。
生まれて十数年の霊夢や魔理沙とは、それこそ天と地の程の差があるかもしれない。
強い妖力で空を飛ぶのなら人間の子供2人位なら簡単に運ぶ事も出来る。
幻想郷に来たばかりの双子には予想も付かず、また知識も足りない為、単純に自分達を抱えて飛んだ事実を感動した。
そして移動を始めるが、過去に霊夢と魔理沙へした様な悪戯は出来ない。
いくら力があり、子供2人を抱えて飛んでいても不安定さは回避出来なかった。
もし悪戯をしてバランスを崩してしまえば、と言う恐怖には打ち勝てない。
大人しく運ばれる双子は美しい湖を上空から眺め、その先にある紅魔館へと到着した。
「さっ、着いたぞ」
「うわぁ……」
「……赤い」
「吸血鬼が住む館だからな」
「えっ!?」
「俺達の血も吸われちゃうんじゃないの!?」
「それは大丈夫だと思うぞ」
「何で?」
「レミリアは小食だからな、そもそも必要な分は優秀なメイドが常に確保してあるだろ」
「えっ……」
「メイドさんも居るの!?」
「……驚くのはそっちか?」
他愛の無い雑談をしつつ、赤い立派な門へと歩いていく。
「あっ、誰か居るぞ?」
「ホントだ」
「アレは門番だ」
近付くに連れて姿が明確に見えてくると、性欲に忠実になった双子の視線は一点に集中してしまう。
「……おい」
「うん、おっぱい大きい」
「?」
壁に凭れながら寝ている様だが、呼吸をする度にゆっくりと揺れる巨乳。
コソコソと話し始めた双子に首を捻った慧音。
もし聞こえていても双子の能力の所為で理解は出来ない。
「お~い、め――」
「待って、慧音先生」
「ん、何だ?」
「門番なら、起きてないといけないじゃん」
「だから俺達が、試してくるよ!」
「試す?」
「うん!」
「行くぞ!」
「おぉ!」
弟の提案を聞いた兄は、即座に目的を察知した。
いまいち理解し切れなかった慧音が疑問に思うも、詳しく聞く前に門番へ近付いていく。
ターゲットになった美鈴は敵意のある存在、そして進入しようとする気配には敏感でも性の対象として向けられる意識には有り得ない程に鈍い。
従って欲望丸出しの双子の接近に、目を覚まさなかった。
「く~、く~」
「門番なのに寝てるね」
「ぐっすりだな」
改めて寝入り具合を見た双子の手は、無遠慮に胸へ伸びる。
「んっ……、く~」
「起きないなぁ」
「そうだねぇ」
鍛えられた胸筋の土台で、独特な中華風な服の上からでも押さえられない砲弾の様な巨乳を揉みしだく。
幼い手で胸を陵辱されても、美鈴は起きる気配が無かった。
そして欲求は更に加速する。
緑の上着の前面を留めていた紐を外し、その下に来ていた白いシャツのボタンも外した。
「うわぁ!」
「やっぱり大きい!」
「んぁ?」
下着を着けていない美鈴は、服の前面を広げられて巨乳を日の下に晒す。
双子の感動した声を聞けば、いくら居眠りをしていようとも起きてしまうのは必然だった。
「ん~……、なっ、……き、君達は誰かな?」
「パチュリーって人に会いたいの」
「空を飛ぶ魔法を教えて貰いたいんだ!」
「はぅ、んっ、そんな連絡は来ていないけど、ん」
目を覚ました美鈴が見た物は、曝け出されて揉まれ続ける自身の巨乳。
しかし、双子の能力によってその事は認識出来ない。
今まで生きてきた中で初めて裸の胸を揉まれると言う事態を経験して多少混乱をしていても、目の前に居る小さな来訪者の目的を聞いてきた。
事前の知らせを受けていない突然の客に、どうしようかと思案していると慧音を見つける。
「あっん、慧音さん」
「すまないな、美鈴」
「いえ、ひっ、この子達の随伴ですか?」
「あぁ、幻想郷で生きる為には空を飛べた方が便利だと言うのでな、とりあえず連れて来た」
前に突き出されている巨乳は乳輪のバランスも良く、美乳である。
双子が直接見たのは霊夢と慧音、そして美鈴だけだが綺麗な胸を持っている美人が多くて内心感激していた。
紅魔館へ来た目的を話す中でも手は動かされ、乳首を摘まれる。
ピシッと姿勢良く立ち続ける美鈴は、そんな陵辱の手を認識すら出来ていなかった。
「ひぅ、と、りあえず、咲夜さんに聞いてきます」
「あぁ、頼む」
「あっ」
「あぁ……、行っちゃった」
「まぁ、少し待てば戻ってくるよ」
上半身に着ている服の留め具を全て外されたままで、館に走っていく美鈴。
後ろから見ても縦横無尽に弾む胸は、見応えがあった。
美鈴の姿が扉の向こうへ消えると同時に、ミニスカートを履いたメイド服の人物が現れる。
「お待たせしました」
「うわぁ!」
「おぉう!?」
「咲夜か、突然来てすまない」
「いえ、それで……」
「あぁ、それがな――」
本当に行き成り現れた謎のメイドに、未だ腰を抜かす双子。
その様子を横目で見ている慧音は、可笑しそうに微笑んでいた。
咲夜の表情は余り出ていないが、それでも双子の新鮮な反応に口元が緩んでいる。
「――分かりました、すぐにパチュリー様とお嬢様にお聞きしてまいります」
「頼んだ」
「では」
「わっ、消えた!」
「瞬間移動か!?」
用件を聞いた咲夜は現れ時と同じく、突然消える。
慧音は唖然とする双子へ種明かしをした。
「へぇ、能力って色んな物があるんだねぇ」
「遅刻しそうな時は便利そうだよな」
「あはは、そうだな」
時を止めると言うのは恐るべき能力だが、双子にとってはごく軽い使い方しかされない様だ。
子供染みた案に、慧音は嬉しそうに笑う。
過去に兄から聞いた、か細い声で捨てられたくないと哀願する光景からすれば実に無邪気で明るい姿。
もしパチュリーに魔法を習う事が出来、紅魔館で寝泊りする事になっても大丈夫だろう、慧音は笑われて頬を膨らませる双子の姿を見てそう思った。
「お待たせしました」
「あぁ、どうだった?」
「お嬢様は、『自分の領域へ不用意に近寄らなければ良い』『寝泊りする事になったら挨拶に来なさい』と……」
「ふむ、肝心のパチュリーは?」
「はい、『面倒臭いが、どちらにしろ素質を見なければ何も言えないから、保護者も纏めて連れて来なさい』との事です」
「分かった」
責任者の返事を聞いた慧音は、未だに膨れている双子へ声を掛ける。
「ほら、行くぞ」
「うぅ、分かった」
「うん」
いつまでも怒っていても仕方が無いと、先導する咲夜の後ろに付いて行く。
笑われた事に気分を斜めにしていた双子だったが、眼の前で揺れるミニスカートに視線が流れた。
そして、兄と弟はお互いに視線を合わせて頷き合うと、何の遠慮も無くスカートを捲る。
「っ!?」
生足の伸びる股間は純白のショーツで覆われており、小さめの尻は歩く度に振動で震えていた。
スカートを捲られた瞬間こそ一瞬だけ息を止めたものの、何事も無かった様に足を進める。
ぷっくりと膨らんでいる大陰唇は後ろからでも確認出来た。
いつもなら悪戯をしているが、染み一つ無い太股に装着されているナイフに僅かな恐怖心が沸き上がる。
スカートを捲る事に罪悪感は全く無いものの、手を伸ばすには勇気の居る光景だった。
尻の前でウロウロしている間に、パチュリーの住む大図書館へ到着する。
「失礼します」
「失礼する」
「お邪魔します」
「お邪魔しまーす!」
背の高い本棚に囲まれる中は、重厚感がある。
インクの匂いが誇りっぽい雰囲気に混じって漂っており、異様とも厳格とも言えない雰囲気が漂っていた。
少し奥まった所へ案内されれば、そこには寝巻きの様なワンピースを着た色白の少女が座っている。
「……よく来たわね」
「ここまで来るのには少し辛い物があるからな、私は足代わりだ」
「パチュリー様、この子達が例の頼み事を……」
「分かっているわ」
こちらの姿を視認した少女は椅子から立ち上がり、一行に近付いてくる。
双子は予想以上に若く可愛い魔法使いの姿に、目を白黒させた。
そして姿以上に興味が注がれたのが、やはり巨乳である。
美鈴の様な突き出る形ではなく、丸みを帯びて重量感のある柔らかそうな胸。
その大きさ故に、途中で絞められる事の無いワンピースは乳首が在る位置から真っ直ぐに下へ流れていた。
一見太っている様にも見えるが前に進む動きで胸から下の布は遅れて身体へ衝突し、凹んだ腹の部分に結構な空間があることを示している。
顔や首筋に見える華奢な印象は胸意外には、シッカリと適応していた。
「おぉ……っきい」
「揉みたい」
「あなた達が飛ぶ魔法を教わりたい子供ね?」
「あっ、そうです」
「教えてください!」
パチュリーの言葉に自分達の目的を思い出して、慌てて頭を下げた。
「ふむ……、最低限の礼儀は弁えている様ね」
「それで、どうだろうか?」
「ちょっと待って……」
慧音の質問を受けて、まずは兄の頭に手を当てて目を閉じたパチュリー。
眼の前にある胸の誘惑に抗おうともしなかった双子は、サッと巨乳へ手を伸ばした。
「ひっ……」
「ん、どうした?」
「……何でも無いわ」
「そうか?」
「次は貴方の方ね」
「は~い」
長く生きた魔法使いと言えども、元は少女であるのは変わりない。
胸を触られるのは本能的に嫌がってしまう様だ。
しかし、小さな悲鳴が出るだけで、手を除ける事もしなければ避けもしない。
双子の小さな手は、片方ずつに分担してブラの感触が無い巨乳を揉み続けた。
指が沈み込む程に柔らかく、下から支えればタプンと波打ち柔らかい重みを感じる。
下乳に手を差し込んだ所為で、服の上から乳首を含める胸の形をハッキリとさせた。
「……ふむ、才能事態はあるようね」
「飛べるのか?」
「努力次第と言った所ね」
「では、パチュリー様はこの子達に魔法を教えるのですか?」
「目的の魔法は、空を飛ぶ物だけでしょ?」
「そうだ」
「なら、問題無いわ、流石に私の知識全てを教えろと言うのなら即座に断るし……」
「すまないな、パチュリー」
「有難う御座います!」
「有難う、パチュリーお姉ちゃん!」
「お礼をちゃんと言える子は好感を持てるわね」
魔理沙と比べたパチュリーは胸を揉まれ続けながら微笑んだ。
優しそうな顔を見た双子は、再び溜まった性欲に流されるままに抱き付く。
「あっ、ちょっと!」
「パチュリーお姉ちゃん大好き」
「俺も好き!」
「ふふっ、この位の年代はまだ可愛い方ね」
「あぁ、そうだな」
少女の体格で止まっていても、背丈はパチュリーの方が頭一つ分は高い。
従って好きと言ったと同時に抱き付いた双子の顔は、揉んでいた巨乳に包まれる。
スカートに包まれた足へ双子自身の足を絡ませ、大きくなった陰茎を太股に擦り付けた。
顔から感じる感触とは違い、股間に感じるむっちりとした感触に性欲は高まっていく。
「はぁはぁ……、パチュリー姉ちゃん」
「気持ち良い」
「ん~、よしよし」
性欲を身体にぶつけられても、幼い子供が甘えてくる対応を返すパチュリー。
頭を撫でつつ、胸に顔を押し付けられて体の匂いを嗅がれ、太股には爆発しそうな欲求を押し付けられる。
未だ処女のパチュリーは、身体を好き勝手に触られる感触を受けて顔を赤くさせていた。
「では、私はお嬢様にお伝えして参ります」
「とりあえず無期限で泊まると言う事にしておいて」
「分かりました、パチュリー様」
「方針が決まった事だし、私は帰るかな」
「慧音先生有難う!」
「有難う」
「いや、お前達が学ぶ事に意欲を出すのなら安い物だ」
「空を飛ぶ魔法自体は難しい物ではないから、すぐに習得出来ると思うわ」
「そうか、宜しく頼む」
「えぇ、任せておいて」
帰宅の徒に付いた慧音の後ろ姿を見送った双子は、相変わらずパチュリーに張り付いている。
そしてすぐに咲夜が再び現れ、双子を主の元へ連れて行く。
「この館の主人であるレミリアお嬢様が、挨拶に来させなさいと仰いました」
「ほら貴方達、一番偉い人へ挨拶に行きなさい」
「うぅ、……分かった」
「ちんちんが……」
「僅かな時とは言え、私に教えを請うのだからちゃんとして!」
「は~い」
「分かったよ」
世話を咲夜に任せたパチュリーは、小悪魔を呼び出して魔道書を持ってくる様に指示を出していた。
双子は案内されるままに後ろを付いていくと、然程歩かない内にレミリアの待つ部屋に到着する。
元々、咲夜は館の空間を操作している事もあり、子供がたいして歩かなくても良い様に調節していた。
重厚な扉を開けた先には一人の人物が座っている。
紅魔館と言う名前に違わない血よりも濃い紅の壁紙に、重い空気。
一挙手一投足に威厳が漂い、肘掛に置いていた手を口元に持ってくるだけで絵になる、そういう雰囲気が漂っていた。
「その子達が例の子供ね」
「はい、お嬢様」
「あっ……」
「うぅ……」
「……お嬢様、失礼ながら、余り威圧してしまっては怖がらせるだけかと」
「そんなつもりは無いのだけれど……」
幼い双子にとっては強すぎるカリスマに威圧感。
辛うじて逃げ出さずに居たが、声を出す余裕も無い。
見かねた咲夜はレミリアに対して苦言を言ったが、当のレミリアは何処か困惑をしてしまう。
館の主人として舐められない様にと、持てるカリスマを前面に出してみた結果がこれだった。
必要以上に客人を怖がらせ、おまけに傍から見れば子供を苛めている様にも見える構図が完成している。
双子が普通の子供であると理解していても、その普通の子供と接した事がないレミリアはおろおろし出した。
「もっと少なくすれば良いかしら?」
「そうですね、外界出身の子供らしいので普段より少し少ない位が丁度良いのではないでしょうか」
「わ、分かったわ」
館の責任者であり吸血鬼としてのプライドから、人間の子供を意味も無く脅しているという気まずさから、一生懸命威圧感を減らしていく。
その変化は双子も感じており、始めて見た瞬間から感じていた息も止まる様な雰囲気が軽くなっていった。
「ふぅ、これ位で良いかしら……」
「あの方が紅魔館の主人であるレミリア様ですよ、挨拶を」
「あっ、こ、こんにちは!」
「よ、よろしくお願いします!」
「えぇ、久しぶりの客人。先程の侘びも込めて、今回はゆっくりして行きなさい」
「あ、有難う御座います!」
少なくとも普通に会話をする分には、問題がない程になった空気の中で挨拶を交わす。
強すぎる威圧感に青ざめていた双子の顔色は少しだけ元に戻り、精一杯に言葉を紡ぐ姿に内心安堵したレミリア。
「寝泊りする部屋は、パチェの居る図書館に近い場所に用意させておいたわ」
「有難う御座います!」
第一印象でレミリアに対して恐怖心を持った双子は、まるで新兵の様に受け答えをする。
「……咲夜、案内をしてあげなさい」
「畏まりました、お嬢様」
背筋を伸ばして礼を言った事に、安堵した筈のレミリアは少しだけ自分の失策を悟った。
別に危害を加える為に来た訳でもない、まだ十年そこらしか生きていない子供を威圧してしまった挙句、恐怖心を植え付ける。
どう見ても500年以上生きた高貴なる種族のやる事ではない。
生きた年月の割には幼いと自覚して、威厳を全面に出したが失敗したようだ。
「……もう少し、少なくした方が良いかしら」
呟いた声は咲夜の耳にしか届かなかった。
△
部屋に案内をされた双子は大きな2つのベッドに寝転がり、レミリアの威圧感に驚いていた。
「レミリアさん、凄かったね」
「うん、息が出来なかった!」
「でも、パチュリーお姉ちゃんは、おっぱいが大きかったね」
「うん、エッチな事も一杯出来そうだったな!」
「門番の人も、おっぱい突き出てたし」
「美鈴姉ちゃんって言ったっけ?」
「たぶん」
「魔法を教えて貰う休み時間にエッチな事をしに行こうな」
「うん!」
楽しそうに今後の予定は話し合う双子だったが、溜まっている性欲に思考が傾き始める。
「そう言えば朝に慧音先生にエッチをしてから、精子出してない……」
「俺もちんちんがムズムズしてて気持ち悪い」
二人して股間を押さえていると、咲夜が訪れる。
「少し良いかしら?」
「は~い」
扉をノックする音に慌てて、股間から手を離して迎え入れた。
大きくなる事で性欲のアピールをしてくる陰茎に、理性が押し潰されそうになっている双子は入って来た咲夜の生足に目が移る。
最初こそ太股に在ったナイフで恐怖心が芽生えても、それ以上の存在に会った所為で恐怖心は和らいでいた。
「夕食の時間まで少し時間があるので、パチュリー様が道を覚えるついでに図書館へ来なさいとの事です」
「うん、分かりました」
「では、道順を教えます、一応紙にも書くのでシッカリと覚えてくださいね」
「は~い」
そして、教えられた道すがらに進んで行けば、思いの外すんなりと目的の図書館へ着く。
再び重厚な扉を開ければ、パチュリーが待っていた。
「どう? ちゃんと覚えれたかしら?」
「うん、大丈夫だよ」
「結構、近かったしね!」
「なら早速、飛行魔法の勉強をしましょうか」
「やった~!」
片手を振り上げて喜ぶ双子の姿に、思わず微笑んでしまうパチュリー。
魔法の知識は覚える事自体は、たいして苦労しない。
その為、双子もパチュリーの様な可愛くて巨乳の少女に教えられれば覚えられる。
だが、そこからが最大の壁だった。
魔力と言う、生まれた時から普通に流れている物を改めて感じるとなれば苦戦するのは必至。
人間が魔法を使う時、最初にぶつかる壁に双子も例外無く当たった。
「……う~ん」
「良く分かんない……」
「まぁ、貴方達が今まで気を向けすらしなかった物だから、感じろと言っても難しいかも知れないわね」
「えぇ……」
「どうすれば良いの?」
兄に聞かれたパチュリーは少し考え、案が浮かんだのかパッと双子に視線を戻した。
「……とりあえず、魔力を違和感として感じれば良いんじゃないかしら?」
「違和感?」
「?」
「今まで普通に身体を流れている物に違和感が在る筈も無いわ、例えば体の中で流れる血とか……」
「ねっ?」と視線で聞かれた双子は素直に頷く。
「それの感覚を感じようと思ったら、やっぱり異物が必要になるわね」
「異物?」
「体の中に入れて大丈夫なの?」
「あぁ、大丈夫よ、魔力的な物は無心でいる限りは誰に対しても比較的大丈夫だから」
「ふ~ん……?」
「……?」
「……よく分からないって顔ね?」
ぽかんとした双子を見て、苦笑いをするパチュリー。
「とにかく、やってみた方が早いわ」
「……でも、どうするの?」
「あら、怖くないの?」
「パチュリー姉ちゃんが言うのなら信じる」
「僕も信じる!」
「ふふっ、嬉しいけど、そんなんじゃ悪意を持った存在に騙されるわよ?」
本心から信じると言われ、信用をされている感覚に悪い気しない。
そして習うより慣れろと、双子を抱き寄せる。
「あわっ!?」
「わっ!」
「私の身体の回りに魔力を張るから、それを感じなさい」
「えっ?」
「貴方達の身体に流れている魔力と、私の操る魔力を違和感として感じるのよ」
巨乳に顔を半分埋めた双子は、パチュリーの言っている事はイマイチ理解出来なかったが、次の瞬間に嫌でも理解する。
目を閉じて精神集中をしたと思えば、身体が何かに包まれる感覚があったのだ。
「なっ、何これ?」
「ひょっとして、これが……、魔力?」
「その様子じゃ、私の魔力が感じ取れたようね」
「うん、何か優しい匂いと言うか……」
「安心する……」
「何も意識を入れていないから、そんな筈は無いんだけど……?」
「でも、ずっと感じていたい気がする」
「僕もお兄ちゃんと同じ……」
「私レベルになればこれ位なら永遠でも出来るけど、立っているのが疲れるから早く自分の魔力を感じなさい」
「んっ、分かった」
「分かった」
その言葉に従う双子だったが、ついでとばかりに手はパチュリーの身体を這って行く。
少し前の両サイドから抱き付いている所為で片手は胸へ、残った方は服の上からでは分からなかった細い腰に回る。
そのまま下へ行き、こちらも安産型と言えるぷにぷにの尻を掴んだ。
「ぁんっ!」
「お尻柔らかい……」
「おっぱいも良い匂いだ……」
薄いワンピースの上から尻の添って撫で、形を浮き上がらせる。
顔ではパチュリーの体臭を胸の付け根から嗅ぎ、更に手で押さえ付けて柔らかな感触を顔全体で楽しむ。
とは言っても、魔力を感じる努力はシッカリとしており、何となく分かり掛けてはいた。
「パチュリー姉ちゃん、ちょっと抱き付く位置を変えても良い?」
「良いわよ?」
「よし、じゃ~、どっちがちんちんを入れるか、じゃんけんだ!」
「分かった、お兄ちゃん!」
眼の前で自分の処女を奪う方を決めるじゃんけんを見ても、性的な事を理解できないパチュリーは微笑ましく見守るだけ。
尻を揉んでいる手は相変わらず動き続け、履いていたショーツはTバックの様に割れ目に追いやられていた。
「やった、僕が最初だね!」
「仕方が無いなぁ」
勝負に勝った弟は意気揚々とパチュリーに正面から抱き付き、スカートを捲り上げると肩幅に開かれていた足の間に自身の腰を捻じ込んだ。
ズボンから出した陰茎でショーツに包まれている秘裂を擦り、前後に動かす。
真正面から揉み解す胸の谷間に、顔をすっぽりと嵌めた弟は鼻息を荒くしていった。
「ふむぅ、むふぅ!」
「まったく、ちゃんと感じてる?」
「うん、凄く感じているよ!」
「……俺は後ろか」
弟が余りにも興奮している姿を見て、呆れつつ諌めるパチュリーの後ろで兄は後ろに回る。
そしてスカートを捲り上げ、ショーツが食い込んだ尻を丸出しにした。
「あっ、Tバックみたい」
「はぅ!?」
「はぁはぁはぁ――」
胸を揉まれる感覚を受けたパチュリーの身体は徐々に性行為へと準備を始めた。
生理的な反射も手伝い、今では亀頭が擦り付けられる秘裂に愛液が漏れ出す。
僅かな変化を感じ取った弟の興奮は増し、抱き付きながら見えていないショーツのクロッチを脇へ避けると言う器用な事をした。
滑りが出てきた秘裂へ押し込んでいくが角度の問題もあって、処女の秘裂は鈴口すら迎えようとしない。
焦れた弟は手で角度を調節すると、ジワリと柔らかな大陰唇を亀頭で分け入れさせていく。
「うぅ!」
「ひぎぅ!?」
「おっ、入れたのか」
「うぅ、まだ、先っぽだけしか……!」
僅かに漏れる愛液では処女の膣内をスムーズに進められず、パチュリーの身体に痛みを送ってしまって挿入に苦痛の悲鳴を上げた。
仕方が無く亀頭を半分ほど入れたままで腰を止めた弟は、ワンピースを捲り上げて中に入る。
服の中に納まっていた肌は白く透き通り、ブラをしていない丸い巨乳は薄く血管が見えた。
その頂点に鎮座する乳首は少し小さめで、ほぼ肌色に近い位に色素が薄い。
弟はこれまでの経験から、パチュリーの身体に足りないのは性的な刺激であると予想を付けて、胸への愛撫として吸い付いた。
「はむっ!」
「あふぁ!?」
「服の中に入るなんて、俺でも思い付かなかった……」
亀頭を半分咥えている秘裂へは微妙に腰を動かす事で刺激を送り、胸は乳首に吸い付いて残った方は指を広げて揉む。
霊夢と慧音の胸を揉みしだいた経験は本能によって昇華され、より効率良く快楽を送る動きになっていった。
「んっ、あふっ」
秘裂からの痛みに歪んでいたパチュリーの顔は、弟の努力で快楽に呆け始める。
潤いのある小さな唇から悦を含んだ吐息も、漏れ出してきた。
亀頭に感じている膣口も、愛液の分泌が活発になってきている。
それを頃合と判断した弟は今度こそ処女を奪うべく、陰茎を膣内に押し込んでいった。
「あっ、うぐぅ……」
胎内を突き進められる感覚で思わず呻き声を上げるパチュリー。
ブツリと破られる処女膜の痛みを、意識が認識出来なくとも身体が理解している。
程無くして亀頭を飲み込んだ膣は、更に奥へと侵入してくる陰茎に抗えない。
「あうぅ、パチュリーお姉ちゃん気持ち良い」
「はぐぅ……」
「俺もエッチしたい……」
完全に蚊帳の外になっている兄は、どうにかしてパチュリーを犯したいと後ろから抱き付いて考えを巡らせている。
弟の陰茎は膣壁からの拒絶を受けているが、どう抵抗をしようとも快楽しか返って来ない。
少量とは言え、愛液で滑りを得ている事に加えて、破瓜の血も多少の動き易さは増していた。
膣内の快感を引き出す為に、少しずつ前後に動かしながら奥へ差し込んでいく。
弟が口に含んでいる乳首も、最初こそ刺激を受けての反射で硬さを増したものの、今では吸われる事を快感と認識し始めた。
ただでさえ股間から来る痛みが引いていない今、胸から感じる快楽を受け入れる方が身体にとって好ましい状態と判断される。
「んはっ!」
積極的に乳首からの感覚を受け入れはじめた身体は、即座に胸の感触に集中する。
その結果、感じる快感が増加したお陰で、秘裂からの愛液も増加を始めた。
先程よりも明らかに入れ易くなったと陰茎で感じた弟は、一気に入る所まで挿入させた。
「ふぎぃ!?」
「んまぅ」
「……お尻しかないかな?」
立ったままで入れている為に半分程しか入らないものの、それでも膣内の3分の2以上を占領した。
圧倒的な違和感で混乱した膣内は、ヒダを細かく蠢かせている。
強い締め付けこそ幾度も経験しているが、やはり可愛い女の子を犯したという実感は何度経験しても良い。
処女であれば尚更だ。
陰茎からの快感もそうだが精神的な盛り上がりが高まってきた弟は、より深く味わおうと腰の動きを大きくしていく。
「ふっ、ふっ、はっ」
「ぃぎっ、ひっ、んっ、あぅ!」
勢いを付けて突き入れる度に感じる子宮口の感触は、快感を加速させた。
パチュリーの身体を正面から抱き締める弟は、突き上げる衝撃で上下に飛び跳ねる胸に左右の横顔全てを擦られる。
谷間では快感を受けて汗ばんだ良い匂いの体臭を吸い込み、精神的な興奮がより高くなっていった。
肩幅に開かれていたパチュリーの足は弟の腰を深く差し込まれて蟹股になり、完全に服の中へ入っている弟の形が浮かび上がる。
そんな姿を魔力圏内で見ていた兄は、とうとう我慢出来なくなった。
「もう、お尻で良いか!」
「ふっ、はっ、はっ」
「ぅんっ、あっ、奥っ、がっ、あっ!」
結論を出した兄は屈んで、弟と同じくスカートの中へ身体を入れる。
斜め下から見る秘裂は愛液を辺りに飛び散らせながら、弟の陰茎を咥え込んでいた。
「すげぇ……、俺もこんな感じだったのかな?」
ここまでじっくりと見たのは初めてである為、ある意味衝撃を受ける。
しかし、硬くなった陰茎を抱えている兄の興味はすぐに尻へと移った。
ショーツはその役目を果たせない状態で、割れ目に食い込んでいる。
ボリュームのある安産型の尻を両手で広げた兄は、目的の肛門を発見した。
「……まぁ、綺麗かな?」
目に見える範囲では汚れが存在しないと判断した兄は、試しに指で突いてみる。
「あふぁ!?」
「はっ、んっ、な、何?」
肛門を触られた瞬間に、犯されているパチュリーは戸惑いの声を上げた。
性欲に取り憑かれ気味の兄は、そんな事を気にしないで指に力を入れていく。
だが、指先を半分ほど押し付けてみても、括約筋は緩もうとしない。
愛液が流れているお陰で滑りこそ十分でも、やはり長い年月を積んだ本能的な嫌悪感は拭えない。
ましてや本来の流れとは逆方向への力である兄の指は、何が何でも迎え入れようとしなかった。
それでも、眼の前で犯されている秘裂で更に高まった興奮を発散する為に、根気良く解していく。
「ひっ、あっ、ん、やっ、やめっ」
「あっ、はっ、うぅ、出る!」
パチュリーは身に走る苦痛と、それを上回る快感、そして尻から来る嫌悪感で何を言っているのか自分でも理解していない。
辛うじて強過ぎる快楽と、尻からの刺激に対して静止を求めていた。
弟は絶頂間近で自然と早くなる腰の動きを制御出来ずに、本能のままに突き入れる。
「あっ、うぅ!」
「あひぅ!」
「わっ!?」
そして、睾丸から上がってくる精液が決壊し、穢れを知らなかったパチュリーの子宮口に、会ったばかりの子供の精子が吐き出された。
胎内に粘液を出される感覚で、服の中にいた弟を意識せずに抱き締めて刺激を逃がそうとしている。
ビクビクと震える膣内は、本人の身体すら意図しない動きで尿道に残った物まで排出を促した。
後ろで括約筋を弄っていた兄は、膣中で出された瞬間に秘裂の合間から噴出した精液に驚く。
「ん、ふぅ、はぁ……」
「あぁ、あ、あ」
「ふぅ、ビックリした……、あっ、入る」
「っ、ひぎぅ!?」
射精が終わったと感知したパチュリーの身体は、思わず力を抜いてしまう。
その一瞬を見逃さなかった兄は、今の内とばかりに人差し指を一気に根元まで差し込んだ。
油断した所での本来感じ得ない感覚を肛門から受けたパチュリーは、身体を強張らせながら悲鳴を出す。
「あぅ、パチュリーお姉ちゃん、締め付けちゃ駄目!」
「なっ、ぎぅ、ご、御免なさい、いぅ、思わず……、んっ」
弟が服の中に居る事を全く気にしないパチュリーは、本人からしてみれば何故か強く抱き締めてしまった事を謝罪した。
射精をして多少力が抜けた状態であった陰茎は、括約筋を突破された所為で締め付けを強くした膣内の刺激を受けて再び硬さを取り戻す。
その間にも解されていく括約筋は、兄の手で確実に拡張されていく。
愛液と精液が混じった潤滑油でスムーズに指の出し入れを繰り返していった。
「ま、また、大きくなっちゃった」
「んっ、ひっ、ぐっ、はうぅ」
「……もう良いかな?」
肛門と言う事で汚れが出ないか気にしていたものの、パチュリーは魔法使いで既に『捨食の法』を習得している。
たまに食事を食べる事は在っても体内に入れた食物は全て魔力に変換される為、排泄物は欠片すら存在しない。
しかし、そんな事は知らない兄は指に汚れが付かなかった事へ安堵を示し、これなら入れても大丈夫と判断した。
そして、弟と同じ様に服の中で立ち上がると片手で尻を開きつつ、大きくなった陰茎を肛門へ合わせる。
「うっ!? んああぁぁ!!」
「し、締まるぅ!!」
「うぅ、キツイ!」
指一本程度しか飲み込まなかった括約筋が圧倒的に太い陰茎を力尽くで広げられ、今まで以上に声を上げる。
肛門をじわじわと亀頭で開きながら推し進める兄には、厚く太い輪ゴムを通り抜けるイメージが沸く。
だが、滑りがある分は快感が強く、また肉付きの良い尻も快感の手助けをしている。
双子に挟まれる形になっているパチュリーは、目を見開いたままで顎を上に反らせて軽く震えていた。
弟も兄が肛門へ陰茎を入れようと突いた瞬間から、膣内の締め付けが増して喘いでいる。
「あっ……、あがっ……」
股間から来る今まで感じた事の無い圧迫と逆流の違和感、そして体内の太く熱い陰茎。
その二つの物で拡張される感覚に、思考が完全に停止してしまったパチュリー。
掻き抱いている弟の顔を胸で挟みながら、括約筋からの刺激に耐える。
そんな状態にあっても魔力は維持している所を見れば、伊達に魔法使いを名乗っている訳でもない。
「はっ、ぁがっ、あぁ」
「おっぱいも、気持ち良い」
「パチュリー姉ちゃんのお尻もキツイ……!」
括約筋を突破した亀頭は腸内へ進入を果たす。
大きなヒダが数える程しかなくとも柔らかく蠢く筒の感触に、膣とも口とも違う快感を得ていた。
「お、お兄ちゃん、お尻に入れたの?」
「うん、我慢し切れなくて……」
「ぐっ、ふぅ、ふぅ……」
尻肉が兄の下腹部で形を変えられる程に陰茎を入れられたパチュリーは、止まった動きの合間で呼吸を整える。
額に汗を浮き上がらせ、身体中から性交中の独特な体臭が立ち上っていた。
一息付いた双子も、弟は体力の回復を待って、兄は自分が動き易い位置を確認した後、動き始める。
「ひっ、がっ、あぁ、あぅ!」
「さっき出したのがヌルヌルしてる!」
「お尻も意外に、うっ、良いかも知れない」
前後で交互に突き上げられるパチュリーの身体は、力の無いまま揺さぶられていた。
処女を失ったばかりの膣は弟の精液を塗り込まれ、後ろは兄の陰茎で拡張される
亀頭が抜けそうになるギリギリの位置を身体で覚えた双子が、お互いに一致する自分のリズムで腰を使う。
カリに括約筋の抵抗を受け、押し込めば腸壁の感覚が陰茎を擦る。
更に自分が意図しない排出と逆流を止め様とする締め付けは、膣以上とも言える強さだった。
肉厚の尻をクッション代わりに、勢いを付けて突き上げながら裸の背中を流れる汗を舐める。
「ひゃう、ん、ぁん、いっ」
腰を掴んでいた兄だったが、パチュリーの身体の向こうで大きく揺れている巨乳の存在を思い出して手を回す。
身長の差で少し上に伸ばさないといけないものの、下から持ち上げる様に掴んだ。
「んぁう、ひっ、んっ、あくっ」
身体と同じく汗ばんでいる胸は、犯されて反射的に出ている性的な興奮で色素の薄い乳首は乳輪から硬く尖っていた。
それを強く摘んで捏ね繰り回せば、下半身に強張りが増して締め付けも強くなる。
「んぐぅ、はっ、ふぅ、うっ!」
「うぅ、キツイよ!」
「はぁ、はぁ、エッチな身体だ!」
お預けを食らっていた兄と、射精したとは言え敏感になっていた陰茎を擦られた弟は同じタイミングで絶頂の予感がやってくる。
ラストスパートを掛けた双子は、パチュリーが意識を失い掛けているのを気にしないで腰を突き動かす。
「あっ、あぅ、ぐっ」
「はっ、はっ、もっ、出る!」
「俺も、で、出る!!」
最後の一突きで子宮口、腸の奥を突き上げて精液を吐き出した。
「あっ、んあぁぁ!!」
「うぅ、また締まるぅ!」
「あぅ、あぅ」
犯され続けたパチュリーは遂に、望まぬ絶頂へと上ってしまう。
拡張され、大きな陰茎を受け入れられるようになった膣内は子宮口を降ろして精液を求める。
流石に腸内はそんな動きを示さないが、腹筋の収縮で圧力が増して陰茎へ送られる快感は増加していた。
一緒に絶頂へ達した双子はパチュリーの身体を抱き締めて、最後の一滴まで体内へ精液を流し込む。
「はぁっ、はぅ、んんっ」
「ふぅ、ふぅ、気持ち良かった……」
「俺も気持ち良かった……」
三者三様に余韻に浸っていると、咲夜が突然現れた。
「失礼します」
「ひゃっ!?」
「ん、その声は……」
「んっ、あっ……、咲夜?」
「はい、パチュリー様」
双子に前後から陰茎を突き刺された状態のままで、咲夜の相手をするパチュリー。
意識こそ朦朧としていても、頭の回転はすぐに回復する。
「夕飯の準備が整いましたが、ここでお召し上がりになりますか?」
「ふっ、ん、……ふむ、そうね、……ここへ運んで頂戴」
「畏まりました」
『捨食の法』を持っていても、食べる事が嫌いではない。
ましてや、今日は双子が始めて来訪した日。
親睦を深める意味でも、夕食を取る事にした。
犯されて汗ばみ、顔も赤くしているパチュリーの答えを聞いた咲夜は再び消える。
最初から最後まで服の中に入り込んだ双子に触れず、辺りに充満する性臭に触れない。
「さっ、はんっ、そ、そろそろ、魔力の感覚は掴めたかしらぁぅ?」
「うん!」
「気持ち良かったから、ちゃんと掴めた!」
「ひぐぅ、ん、そう、明日は次の段階に移れ、んっ、そうね」
陰茎を同時に抜かれた所為で言葉の途中で、悲鳴が漏れ出る。
パチュリーの匂いと精液の匂いが篭った服から出た双子は、下半身を精液と愛液で汚したまま身体を確かめた。
自分の中に流れる魔力を確かに感じる事が出来ている。
ボタボタと落ちる精液の音が聞こえる中、力を確認する双子に見守るパチュリーの姿はシュール極まりない。
服の上からでも確認出来る程に立った乳首はそのままで、魔力に対しての感覚を確かめた。
「確かに魔力は感じ取れているようね」
「こんな力が流れてるなんて不思議だな」
「パチュリーお姉ちゃん、次はどうすれば良いの?」
「慌てないで、今はその魔力を感じ続けられる様にしなさい、明日になったら忘れてしまう事も良くあるから」
「うぅ、分かった」
「早く魔法使いたいのに……」
「ふふっ、その気持ちは良く分かるわ」
過去にパチュリー自身が未熟だった頃、双子と同じ様に思った記憶が蘇って微笑む。
「でも、明日またやってみて魔力を感じられなかったら、……分かってるわね?」
「うっ、うん!」
「頑張って感じるよ!!」
不穏な笑顔に思わず、首を思い切り振る双子だった。
それから、汚れが付いていた陰茎を綺麗にしてから、魔法に関しての基礎知識を学ぶ。
簡単で初歩的な実践から魔力の維持まで、今の状態で出来そうな事を分かり易く教えられる。
そうして、夕食が運ばれてくるまで学び、食事を済ませた後は風呂へ入り、与えられた自室に戻った。
満腹になり、精神的にも肉体的にも疲労が溜まった双子は、たいして会話を擦る事無く眠りに付いてしまう。
そんな様子を影から見守っていた咲夜は、自分の主人へ報告を持っていくのだった。
△
特注の紅い壁紙の部屋で重厚な椅子に座るレミリア。
突然、自分の前へ現れた咲夜に動じる事無く、双子の様子を聞いていく。
「それで、あの双子はどうかしら?」
「私が見た限りでは、素直な良い子です」
「ほう?」
「子供である事を除いても、礼儀に関しては失礼にならない程度は弁えてもいましたね」
「そうね」
「少なくとも、お嬢様やパチュリー様に危害を加えようとは考えていないと見受けられました」
「私も同意見ね、そもそもそんな事が出来る程の力を持っていないと言うのもあるでしょうけど」
「基本的には良い子達だと思います」
紅魔館の主人たるレミリアは、咲夜の報告に頷く。
本人も能力を使って見たが害意は感じられず、とりあえずは敵になる心配は無い様であった。
一先ずは安心したレミリアだったが、すぐに暗い表情になる。
「……私への恐怖心は拭えないのかしら?」
「……明日、また謁見をさせてみれば如何でしょう?」
「それじゃ、今日の二の舞よ」
「では、一緒に食事をするのも良いと思いますが? 美味しい物を食べていれば意識も逸れると思いますし」
「…………そうね、そうしましょう」
思いの外、双子に恐怖心を持たれた事を気にしていたレミリアは咲夜の提案に乗った。
「パチュリー様にも、その旨を伺っておきます」
「お願いね、咲夜」
「お任せください」
パチュリーへの報告の為に消える咲夜を横目で眺めたレミリアは、欠けた紅い月を見上げて呟く。
「あんな幼い子供に怯えられるのは、何度経験しても良い気はしないわね……」
双子が持つ気持ちは、確かに害意ではない。
しかし、相手の意思を無視して身体を蹂躙する事自体は、どの世界でも大抵は悪行である。
レミリアの運命を操る能力ですら、見抜けなかった双子の思惑。
止められる事の無い目覚め始めた性欲は、この先も美少女達の体内へ吐き出されていくだろう。
そんな未来を認識出来ないレミリアは一人、外見は素直な良い子である双子の恐怖心を取る算段を立てていた。
続く
コメント
コメントの投稿