M×0の世界でズブリ その8
その8
別に愛花や久美、それに深千夜以外の友達が居ない訳ではない。
多少は能力の所為で初対面の人にはビクビクと怯えた様な雰囲気を持たれるが、流石に一年以上も同じクラスに居れば慣れてくる。
味方であるとの認識も手伝って、男子ともある程度は親交を深められているのだ。
しかし、集まってくる人間が他の生徒よりもエロイのは、どうしてだろう?
類は友を呼ぶと聞いた事があるが、まさか俺の交友関係も例に漏れないのか。
しかも違うクラスのエロそうな男まで寄ってくるのは謎極まりない。
現在、揉み上げが凄いと言う印象以外は何も感じない地味なクラスメイト<堤本 浩巳>の案内で人気の少ない区画でダラダラと歩いている。
隣には少年漫画らしい悪戯程度にエロイ<伊勢 カオル>。
そして、最近眼鏡の委員長である<下田 明歩>と付き合いだした、同じくエロイ<津川 駿>。
怪談騒ぎで人が少ない場所が減って来たと思っていたが、思わぬ所に好都合な場所があった物だ。
昼休みであっても俺達以外に誰も居ないとあって、男四人の声が反響する。
「ほんとこのあたり、昼休みの穴場だな」
「だろー? あんま人が来ねーんだよ」
津川の言葉に、自分の発見を誇る様に返す堤本だったがある教室の窓に差し掛かった途端、慌てた様子で声を上げた。
「お、おい、来てみろ。誰か倒れてるぞ」
こんな人気の無い場所で何故人が倒れているのかと思い、扉の上に付けられた何の部屋かを記している札を見上げた。
そこにはイマイチ読み難い字体で『被服教室』と書いてある。
その瞬間、俺の脳裏に激しい電流が流れた。
溢れ出す記憶は濁流の様に流れ、昨日原作を読んだと言える程に鮮明な記憶として思い出される。
待っていた!
この時を!!
この世界を『M×0』の世界と認識したその日から!!!
お前ら、俺は友人を止めるぞーー!!
「『スーパー・クリア・クリーン』」
集団の一番後ろで心の中に渦巻く女の身体への欲望を隠し、高まったテンションを知られない様に、少しの声すら反響する廊下でさえ聞こえない音量で魔法を唱えた。
カードの行き先は『被服教室』で、消すのは勿論中で眠っている筈である美乳特選隊の五人と<観月 尚美>である。
そして、何食わぬ顔で後ろから追いつく。
堤本の言葉に釣られた伊勢と津川は教室を覗くが、そこには誰も居ない室内が広がっている。
「誰も居ねーじゃん……」
「あ、あれ? 確かに誰か倒れてたと思ったんだけど……」
後ろから覗いてみても無人の光景に、上手く行ったと内心ほくそ笑む。
「まっ、良いか」
「サッサと行こうぜ」
「おぅ」
ただの見間違いと判断した三人は去ろうとするが、俺は留まる必要がある。
「あっ、ちょっと便所行ってくる。先に戻っててくれよ」
「おぉ」
「早く出して来いよ」
「ん~」
そう言って一先ず離れてから物陰に隠れ、三人が去るのを待った。
姿が角に消えて数分した後に、『被服教室』へ入る。
期待に胸を膨らませながら魔法を解除すれば、夢にまで見た光景が広がっていた。
魔法薬『ムーンGウォーター』の効果で、受ける重力が少なくなった美乳特選隊の胸は、いつも以上に柔らかく揺れる。
それこそプリンと言う表現では物足りない程に、フルフルと見ているだけで鼻血が出そうな動きを繰り返していた。
不自然なまでに胸の谷間で凹んだ服が胸一つ一つを強調し、呼吸で上下する僅かな動きでも重力に逆らい、押し上げられては下へ引っ張られる。
ノーブラである所為で頂点である乳首すら、場所を主張している始末。
「うむ、素晴らしいな!」
ただ眺めているだけでも十分に楽しめるが、学校で時間が長い昼休みであっても時間を無駄には出来ない。
合わせて六人を連続で楽しむ為には、迅速なる行動が必要だった。
「とりあえず並べるか……」
バラバラの方向だったのを横一列に並べ直す。
動かしている途中で揺れる胸の誘惑に耐えるのが、何気に辛かった。
一様に窓の方へ頭を向けさせた後、無防備に眠っている女子達六人を見下ろす様に眺め、端から順に上着を脱がせていく。
向かって右に居る最初の<三国 久美>は前に見た時よりも育っている様な感じを受ける巨乳で、ペロンと体操服を脱がせれば反動で大きく揺れる。
相変わらず鍛えられた胸筋を土台にした巨乳は砲弾の様で、濃いピンク色の乳首が天を付かんばかりに上へ向かっていた。
次は久美を殆ど一方的にライバル視している、綺麗な黒髪を足元まで長く伸びており、黒目が大きい特徴の<桜庭 紫紀>
同じく体操着を捲ると、久美よりは心成し小さい巨乳にピンク色の乳首。
色の濃さは後ろの方に並べている尚美と同じぐらいだろうか。
胸全体の形は丸みを帯びた様に見えるが、これからも成長しそうな予感もする。
そして、水玉の帽子を眼が隠れる程に深く被っているのは<三科 映美理>
紫紀とはクラスマッチで組んでいた程に仲が良く、またイタリア人とのハーフであるのも関係しているのか、胸はマコと肩を並べる巨乳の持ち主。
体操着をパッと捲り、丸っぽい印象であるが先端に向かって若干砲弾型をして、未だに成長の兆しが見える巨乳を晒す。
乳首は薄いピンク色で、例えるなら桜色とでも言った方が分かり易いか。
服という拘束具すら消えた胸の揺れは、今まで以上に奔放な動きでユラユラと揺れていた。
次は短髪で眼鏡の<初貝 真由>の体操着を捲る。
美乳特選隊の中では一番胸が小さいと言っても、尚美以上の大きさはあった。
服を捲られた反動で揺れる胸の頂点で、同じく揺れる乳首は殆ど肌色で乳輪との境目が分からない程だ。
これだけの美乳を持っているのにも拘らず、真由本人は現実の男に興味が無いとの噂があるのは大変勿体無いとしか感じない。
美乳特選隊最後は今回の原因である<時田 マコ>。
ドジッ娘属性を発揮して、水に濡れると催眠ガスを出す『ネムネムサボテン』に、液体の『ムーンGウォーター』を掛けてくれた事に感謝しつつ制服を捲る。
美乳特選隊の中で最も大きな美乳を持ち、魔法薬の効果で胸の重力が6分の1になった所為で前に見た時よりも横に広がっておらず、美乳の名に相応しい姿をしていた。
乳首も相変わらず薄い茶色で、あれだけ揉んで吸ったにも拘らず色素は沈殿していない。
最後は<観月 尚美>の制服を捲り、ブラを外した。
今回は完全に巻き込まれた部外者でもあるが、胸自体は綺麗なので見劣りはしない。
しかし、魔法薬を被っていない所為で、他の美乳特選隊よりも重力に負けている。
これで昼間の教室内で不用意に眠ってしまった女子生徒達が、上半身の服を胸の上まで捲られて生の乳と露出していると言う、男にとって垂涎の光景になった。
「おぉう……」
少ない重力でユラユラと揺れる巨乳群。
乳首も申し分なく、乳輪の大きさから色まで美乳の名に相応しい。
尚美の胸も決して劣っていないお陰で、正しく男の夢を現実にしていた。
「では早速……」
とりあえず力を溜めつつあった陰茎を解放するついでに全裸になる。
そして、マコに圧し掛かって乳首に吸い付いた。
「んはぅ!?」
眠っていても、敏感な乳首を行き成り生暖かい口内に含まれて声が出る。
「おっと、マズイな」
人気が無い区画でも人が全く通らない訳でもないので、念の為に防音の魔法を廊下側の扉を含む壁に掛けた。
乱入される危険性が無くなった事で、再びマコの乳首へと口を付ける。
「ふぅ、ん……」
入って来た柔らかい乳首を前歯で甘噛みをして味わう。
舌先を使って軽く弾けば過去に受けた感覚と同じ物と好意的に受け取り、反射に硬さを増してきた。
「はぅ、うぅ……ん」
盛り上がってきた乳輪ごと強く吸い付いて上へ持ち上げると、軽い胸が簡単に持ち上げられる。
マコの綺麗な巨乳を口で嬲りつつ、余った手は両隣に居る尚美と真由の胸へと持って行った。
「んっ!?」
「ふぁ!?」
左右から聞こえる胸への刺激に戸惑う声が響く。
やはり重力が減った方と減っていない方では、手に掛かる感触が全く違う気がする。
尚美の胸は揉み慣れた感触があるが、真由の胸は少し手に力を込めるだけで逃げる様に指の隙間から食み出た。
横目で見ながらペチンと軽く叩けば、ゆっくりと全体が大きく波打つ。
口内にあるマコの乳首は度重なる歯の甘噛みと舌先によって、刺激を性的な物として硬く尖ってきた。
変化を感じ、口を離して見ても片方は唾液に塗れて乳輪から盛り上がり、もう片方は刺激が無かった所為で平常を保って埋もれている。
同じ胸でも全く違う反応に視覚的な興奮は大きく、陰茎も当の昔に猛り、カウパー液すら漏らす勢いだった。
フルフルと揺れていた三組六つの美乳を後に、隣の真由と映美理を跨いで紫紀の胸へと吸い付く。
先程と同じ様に乳首へ吸い付き、両隣の胸を揉み解す。
紫紀を挟んで久美と映美理の、この中で最も大きな胸を一度に両手で味わう。
尚美と同じ色の乳首を口内で弄び、乳幼児の様に吸い付いて陵辱の証を残す。
「ぷはっ、もう我慢の限界だ!」
散々、綺麗な巨乳達を楽しみ、人生で一番の性欲の高まりを下半身に感じる。
心成しか重くなった股間を抱えながら、久美から順にショーツごと短パンを脱がしていった。
マコと尚美だけは制服のスカートであった為、普通に捲った後は同じく下半身を裸にする。
「生えてない訳は無いよな」
全員が大人としての身体に成長しつつあり、当然の事ながら陰毛も生え揃っている。
しかし、処女にありがちな手を加えていない汚らしい生え放題でもなく、ちゃんと形と長さが整えられていた。
髪と同じ色の陰毛の下には秘裂が走り、先端に淫核を包む包皮が顔を見せているものの、小陰唇は食み出していない。
股間を覗き込む様に屈んでから、一人ずつ足を肩幅に開く。
眠っている所為で力が全く入っておらず、恋人でもない異性には絶対に見られたくない箇所は教室内で曝け出された。
一人一人覗いて見たが、乳首を吸ったマコと紫紀の秘裂から少し愛液が光る。
乳首を吸われた身体が反応し、性行為を円滑に進める為の準備を勝手に進めた様だ。
「これなら、大して時間を掛けなくても入れられるかな?」
本格的に愛撫をしない状態から愛液の存在を確認出来るならば、昼休み終了のチャイムまでに全員を犯せるかも知れない。
もっとも、それまで性欲が持てばの話だが……。
何にせよ早速、処女である紫紀から犯して行こうと股間に口を近づけた。
「ん、あんまり匂いはしないか……?」
この時間であればトイレに行っていない事はありえないが、少なくとも顔を背けてしまう匂いはしない。
かと言って舐められるかと言えば、それも無理だった。
仕方なく、いつも通りに手で秘裂を弄り回す。
これは片手で事足りるので、横に居る同じく処女の映美理の秘裂にも手を差し向けた。
「ひぅ!?」
「あぅっ!?」
大陰唇に触れた瞬間に、大きな胸を揺らして反応を返す紫紀と映美理。
少しの力で容易に形を凹ませる大陰唇を撫でつつ、指で秘裂を開く。
「ふっ!?」
「ひっ!?」
愛液が滲み出ていた膣口は空気に触れた所為で、本人達に冷たい感覚を送った。
反射的に身体をピクンと跳ねさせ、受ける重力が低い美巨乳はいつも以上に揺れる。
クニクニと形を変える大陰唇を弄り続ければ、愛液も流れ出てきた。
反射的な反応であっても、滑りが加わった指は動かし易くなっている。
刺激を受けて顔を出しつつあった淫核を、根元から扱く様に摘み出した。
「ひぁう!?」
「んぁっ!?」
女の身体で最大の性感帯を生で摘まれた紫紀と映美理は、今までで一番大きく反応を返す。
敏感になった所為で、僅かにしか感じられない筈の指紋すら刺激として受け取る。
そのまま小陰唇に愛液を塗り付け、より性感を引き出して行った。
「うんっ!?」
「ひぅっ!?」
左右共に同じ動きをしている事もあって、返って来る反応も同じ様なタイミングで出てくる。
指の全てが愛液でヌルヌルになった事を確認して愛撫を中断して手を離してみれば、ピッタリと閉じていた秘裂は少しだけ口を開く。
準備が整ったと判断を下し、紫紀の肩幅に開かれている足の間へ身体を差し込んだ。
期待でピクピクと上下に震え、カウパー液が流れ出ている陰茎を秘裂に分け入らせる。
「うぅ……」
貞操の危機にあっても眠り続ける紫紀は長い髪を波打たせつつ、自分の性器に接触している熱い違和感を嫌がるも、大陰唇を割られた状態からは逃れられない。
そんな反応を楽しみ、腰を押し進めていく。
「んぐぅ……」
処女の狭い膣口を、丸みを帯びた鈴口が徐々に広げる。
そして、亀頭の表面を愛液の力で滑りながら進み、一番太いカリを飲み込んだと思ったら、先端に壁の様な抵抗を受けた。
言うまでも無く処女膜だ。
もう何人目かとなる、少女から大人の女へ変わる瞬間を目に焼き付けながら、更に腰を押し込む。
「んぎぅ!?」
苦悶の表情と陰茎に感じる薄い膜を破った感覚で、確かの処女を奪った実感があった。
ただでさえ締め付けの強かった膣内は、破瓜の痛みで更に締め付ける。
「はっ、はっ、はっ――」
股間からやってくる痛みを何とか逃がそうと、眠る紫紀は軽くブリッジをしながら手を握り締めて荒く呼吸を繰り返す。
胎内の膣壁は厚く、滑りが加わった所為で凹凸の激しい陰茎に絡み付いてくる。
奥へ進む程に閉じていた箇所を力尽くで広げる感覚が、亀頭の肌を伝って快感と共に送られて来た。
「うぐぅ……」
最奥まで進めて一息付けば、陰茎の表面を膣壁が舐め回しながら奥から外側へと締め出そうとする動きが加えられている。
鈴口に感じる子宮口は僅かに接触する程度で、押し上げる様な圧力は感じない。
陰茎の根元に大陰唇の感触があり、膣壁の奥から手前へ押し出そうとする反応を一通り味わってから腰を引いていく。
「あ、あぁ――」
隙間無く異物に満たされた膣内から大き目の陰茎が抜かれる感覚は、紫紀に内臓を引き下げられる感覚を送った。
引き出された陰茎の竿には卑猥に光を反射する原因の愛液と、破瓜の血が薄く付着している。
カリによって胎内の方向から押された膣口が伸びて抵抗を示すまで引き、今度は勢い良く突く。
「ふあぁ!!」
強めに突かれた所為で子宮口を押し上げる衝撃を受けた紫紀は、微妙に苦痛とは違った声を上げた。
受け止め切れなかった反動は上半身にも流され、重力の低い胸は激しくたぷんたぷんと揺れる。
そしてリズム良く腰を突き上げながら、本格的に犯しに掛かった。
「ふっ、あっ、あっ!」
軽い指の愛撫ですら出来上がりつつあった紫紀の身体は、膣内を抉られる感覚を素直に快感として受け取り始める。
大きく上下に動く胸はピンクの乳首を硬く尖らせ、触らないのかと誘惑をしてくる様だ。
腰を掴んでいた両手が無意識に美乳へと辿り着き、本能に従って指を動かしてしまう。
片方だけ唾液で濡れた乳首を両方一度に摘めば、紫紀の悦声に熱が多くなる。
「ふぁん、あぅ、んんっ!」
眼を閉じて深く眠っていても美人な顔は、眉は切なげに顰められている。
指の間から逃げる乳首を第二関節辺りでコリコリと捏ね、下半身は一定のスピードで処女だった膣内を調教がてらに犯す。
膣壁との隙間は殆ど無いにも関わらず、愛液は床を濡らすまでに多くなり、締め付けも断続的に強弱を繰り返してくる。
ちゃんと手順を踏んで犯したお陰で、紫紀は順調に絶頂へ上っていた。
「うっ、ふっ、ひぅ、あっ!」
腰を打ち付ける度に悦声を漏らす姿に、興奮は高まり続ける。
自然と早くなる獣欲に身を任せれば、精液が尿道を駆け上がってきた。
「ひっ、んっ、んっ!」
「出そうだ!!」
そして、妊娠を考慮しない身勝手な男の性欲を解放する為に、巨乳を掴みながら最後の一突きを放つ。
「んんーー!!」
「締まる!」
半ば勝手に出てしまった精液が、紫紀の膣内に放たれていく。
破瓜の血どころか愛液すら押し流す勢いで、白濁した濁流となって穢れていなかった胎内へ流れて出て行った。
他人の体液を身体の奥深くで受けた紫紀の胎内は反射的に締め付けを強くし、その流れで陰茎をも絞る。
とても絶頂に達したとは言えない反応だが、射精途中で敏感になっていた所に受けた刺激で、より激しく精液を吐き出した。
「うっ……うぅ……」
「ふぅ……」
子宮口に至近距離での種付けとも言える射精を繰り返した後、特有の腰のダルさと共に満足感が満ち溢れる。
握り締めていた手から開放された胸がプリン以上に柔らかく揺れるのを視界に納めつつ、腰を引いて陰茎を引っ張り出す。
「あぁぅ…………」
膣口を塞いでいた物が消えた所為で、思う存分出された精液が大量に逆流してきた。
紫紀程の美人が綺麗な顔を歪めつつ、胸の上まで捲くられた服しか着ていない状態で、足を肩幅に開いて股間からは本人が知らず内に注ぎ込まれた体液を慣れ流す。
しかし、若干物足りなさそうに眉を顰めてもいた。
何かを探す様に精液を漏らしながら足を動かしていたが、少しして何も無いと分かると動きも止まる。
すっかり男を求める雌の動きをする光景を見てしまっては、幾ら精液を吐き出しても性欲が満足する事は無い。
紫紀が示した本能の要望通りに絶頂へと持っていかせたくとも、時間が迫っていた。
一旦防音の魔法を続けていたカードを戻して、重くなった股間を回復させる。
未だに紫紀の愛液を纏い、尿道に残った精液が漏れていた陰茎が再び大きくなった事を確認してから、次は横に寝ている映美理に圧し掛かった。
「……デカイな!」
パッと見だけで久美と肩を並べる大きさが分かる。
本当なら、仰向けに寝ている場合は幾ら若くともプールサイドで犯したマコの様に胸が横に流れるが、魔法薬で重力が減っている事で自重を支え切り、桜色の乳首を天井に向けていた。
「さてと……」
顔の上半分は帽子で隠されているが胸と股間、と言うか、紫紀と同じ様に上半身の服を胸の上に捲られて、そこから下は何も身に付けていない。
頭を隠して、殆ど全裸で全てを曝け出す。
軽く弄っていた股間は愛液で濡れているが、軽く時間も立っている事だし分泌はしていなさそうだ。
改めて性感を起こす為に、再び秘裂に手を伸ばす。
「っ!?」
平常に戻りつつあった性器を触られた映美理の大きな美乳は微かに動いただけで、ここに居る誰よりも大きく揺れた。
僅かに見える、包皮に護られている淫核を皮ごと摘む。
「ひぅん!?」
落ちていた腰が勝手に跳ね上がる刺激が映美理を襲った。
これ程までに大きく揺れる胸を見てしまっては、紫紀の様な正常位よりも動きを楽しめる体位で犯したい。
既に陰茎は愛液と精液によって滑りは十分なので、程ほどに愛撫をして身体に性行為の準備を促していく。
滴る程に滑りを吐き出した秘裂に亀頭を減り込ませ、映美理の痛みを垣間見ずに一気に根元まで差し込んだ。
「んぎぅ!?」
狭い膣口は内側に巻き込まれつつも、陰茎の挿入を阻止しようと無駄に力を入れていた。
愛液が少量であっても摩擦は問題無く、紫紀同様に処女特有の強い締め付けも十分に在って慣れていない膣内を開拓する快感もある。
最奥まで差し込んだ後、胸の揺れを楽しむ為に体位を変えていく。
「よっと……」
「きぅ……」
処女を奪われた直後の胎内で、陰茎が微妙に角度を変えるだけでも映美理に苦痛を送った。
帽子で顔の半分しか見えなくとも分かる苦悶の表情を眺めつつ、俺は身体を後ろへ倒していく。
そして、映美理の肩を掴んで起こし、騎乗位の体勢へ変えた。
「ぁくうぅ……」
俺の腰の上に座る形となった映美理は、自分の体重で陰茎をより深く受け入れてしまう。
限界まで挿入したと思っていたものの、まだ余裕があった様だ。
先程までは鈴口が子宮口に軽く接触する程度だったが、今では完全に鈴口が減り込んでしまっている。
異物を排除する動きの膣壁は気持ちが良いと感じても、この体勢では余り動けない。
予想はしていたが、改めて騎乗位は女側の協力が必要だと思い知った。
しかし、目覚めさせる訳にも行かないので、最奥を突いたままで腰をウネウネと動かす。
「う゛ぅ゛……」
激しい動きが無い為に痛みが少なくとも、文字通り胎内を掻き回される所為で呻き声を上げる映美理。
引く事も押し込む事も出来ない状態だが、年齢相応に発達した膣壁で完全に包み込む。
寧ろ密着したままで腰を回している今の方が丁度良い隙間に入り込んだというか、ヒダの凹凸と陰茎の凹凸が合致した感さえあった。
一番快感の強いカリの凹みから血管の複雑な形まで、処女の締め付けも手伝って本当に隙間無く密着してくる。
腰を右に動かしても左に動かしても決して離れる事が無く、少しでも押し返そうと膣内が頑張っている様だった。
「う゛っ、んんっ……」
映美理の身体は座った体勢を維持していても、首に力が入っていないので腰を動きが直接伝わりって左右にガクガクと揺れていた。
当然の事ながら胸も揺れ、目論見通りに巨乳を楽しめる。
下から見上げる巨乳は迫力が違う。
桜色の乳首は胎内からの性的な刺激によって乳輪から立ち上がり、とても摘み易そうだ。
身体を支える為に腕を掴んでいた片手を揺れる巨乳に移し、揉み込むと同時に再び身体を支える。
丁度良いバランスを見つけると、出来る範囲で腰を小刻みに打ち上げ始めた。
「あっ、あっ、あぅっ!」
半開きになっている映美理の口から悦声と共に唾液が少量流れ、巨乳へと垂れる。
掴んでいない胸も突き上げの小さな反動で、少ない重力の中を激しく上下に揺れていた。
二回連続で処女を犯す事になったが、締め付けと視覚効果、そして手からの感触で快感は変わらずに大きい。
殆ど腰を密着させたままである為に淫核は陰茎の付け根に擦り付けられてしまい、映美理の快感は紫紀よりも大きく早く溜まっていく。
「んっ、ふぅ、ん、あっ」
「おぉう!」
一切の隙間無く密着する膣内の感触も、先程の絶頂の敏感さを引き摺る陰茎には容赦なく快感を送ってきた。
二度目だから長く楽しめそうだと高を括っていたが、想像以上に早く快楽が溜まる。
このままでは紫紀に続いて俺だけが出してしまうと言う情け無い事になってしまうと思うも、誰も見ていないのを思い出して思うままに自己満足な動きを思い切り行なう。
「あぐっ、ひぎぅ、あっ」
「ふっ、ふっ、ふっ」
自由が少ない腰を使い、亀頭でゴツゴツと子宮口を突き上げる。
胎内の奥深くに強い刺激を受ける映美理は苦悶の表情を浮かべつつも、ついでに刺激される淫核からの快感で身体は更に熱くなっていく。
そして、精液が上がってきた感覚を受け、射精をすると同時に乳首を抓った。
「ひぎぅ!?」
「くぅ、締まる!!」
映美理は乳首からの強めの快感と最奥に亀頭が減り込む刺激、そして熱く粘度がある精液が直接掛けられて、半ば無理矢理絶頂へと押し上げられる。
潮は噴かなかったものの、元から隙間が無かった膣内は更に狭まり、愛液も一気に量を増した。
行き場を失ってしまった精液は僅かに広がっていた子宮口を通り、内部にまで侵入してしまう。
主に下半身を強張らせていた映美理の力が抜け、膣壁と陰茎との隙間も僅かに広がって精液が溢れてくる。
「はぁ、はぁ、はぁ――」
「むっ……」
幾ら自分が出した体液と言えども、自分の身体に掛かる感触は案外不快な物だった。
早々に映美理の身体を床に寝かせて、股間からの脱出を図る。
「ふぅ……」
騎乗位にさせた時と逆の動きで寝かせた所為で、映美理の足は蟹股に開かれてしまっていた。
柔軟性を発揮して閉じかけている膣口からは、当然の様に若干ピンク色に染まった精液がダラダラと漏れる。
絶頂の余韻で軽く痙攣をしている内腿を一瞥してから、再び自分の腰に回復魔法を使った。
ぼやぼやしている暇は無く、次の標的に歩を進める。
「最後の処女は初貝か」
ただ胸を揉んで乳首を軽く弄った程度で放置していた所為で、ショートヘアーの眼鏡っ娘は気持ち良さそうに眠っていた。
その表情を性的に気持ち良くする為、三度猛る陰茎を左右に振りながら圧し掛かる。
しかし、愛撫している時間も惜しくなった事も有り、最早防音等無視して手っ取り早く魔法の力を借りる事にした。
「『粘液紳士(ヌルリスト)』」
かつて久美の処女を奪った時に使った魔法を再び使う。
陰茎には二人分の愛液と精液が付着しているので問題は無く、作り出した粘液を真由の濡れていない秘裂へ垂らす。
「ひゃぅ!?」
冷たくも温かくもない粘度の高い液体が、突然性器に降り掛かった感触で驚きの声を上げた。
粘液を出す魔法を使っている所為で、防音が出来ない時に限って大きな声を出されるのは少々肝が冷える。
そして秘裂に満遍なく落とした後、今度は膣口付近に塗り伸ばす。
「ひぅっ!?」
ニチャッと音がして開かれた秘裂の中身は、乳首に負けず劣らず綺麗なピンク色を保っていた。
下から上へ、何度も指を行き来させる。
「ふっ、うぅっ!?」
性器を他人に撫でられる刺激は真由にとって不快極まりない様子で、身体を震わせた。
そんな僅かな動きでも、魔法薬の効果を維持している胸はフルフルと揺れる。
軽く膣内へ指を差し込んで、胎内にも粘液を塗り込む。
締め付ける狭さは指であってもキツく、陰茎の太さでは挿入出来そうも無い。
しかし、締め付けが強いと言う事は快感の大きさも期待できる。
急かす様に上下に揺れている陰茎を宥めつつ、肩幅に開いていた足の間に腰を入れて亀頭を膣口へ合わせた。
「んっ……」
大陰唇を分け入る感触を味わった後、粘液と陰茎に付着した体液の力を借りて最奥まで一気に差し入れる。
「ひぎぃ!?」
押し返そうとしていたヒダと全く逆の方向へ突き進む陰茎は、表面を滑りながら反発する圧力に快感を感じ取った。
破瓜の痛みと衝撃で、身体をビクンと大きく跳ね上げる真由。
ズルズルと胎内を進んでいく陰茎が膣壁を掘削し、薄いヒダを掻き分け、遂には最奥まで到達した。
本日三度目の処女の締まりは、若干感覚が鈍くなった陰茎を心地良く包み込んでくれる。
「んぐぅっ!」
根元まで入れ、今度も体位を変えてみようと真由の身体を横に向けた。
「あぐぅっ!?」
破瓜直後の膣内で陰茎を回されて声が漏れるのを余所に、重力の低い胸を揺れるのを見つめつつ真由の足を担いだ。
所謂、松葉崩しの体位に変えたお陰で、心成しか陰茎に感じる膣内の感触も変わった気がする。
変則的になった上に胎内の動きは真由の回転させた事で、映美理とは少し違った感触で陰茎に絡み付いてきた。
その感触を味わいつつ腰を動かして、打ち付けていく。
「ぎぅ、うっ、あくっ」
狭い膣口は前後に動く陰茎に引っ張られて、外側へ伸ばされる。
カリを包むヒダが処女を犯された混乱で複雑な動きを繰り返し、真由の荒くなった呼吸が下半身にまで影響を及ぼしていた。
下になった方の真由の白い太股に睾丸が擦られ、以外に邪魔だった担いだ足を抱き締める様に抱え込んで更に腰の動きを早くしていく。
「あっ、あう゛っ、うっ」
捻られた膣壁は外へ押し出す動きを絶えず繰り返して陰茎を締め付け、薄いヒダはカリに翻弄される。
愛液は既に滝の様に流れ出ており、辺りには濃い雌の匂いが強く漂っていた。
男として興奮を蘇らせる匂いは、単に快感を求めて犯していた腰が勝手に種付けを意識して動き始める。
横になっても揺れる胸は相変わらず揺れているものの、既にこれ以上の大きさを嬲っている所為か、イマイチ弄ろうとは思えなかった。
贅沢極まりない考えは百も承知であるが、どうしようもない。
そして漏れ出る愛液を撒き散らしながら、絶頂に向かって上がって来た精液を股間に溜めてスパートを掛ける。
「う゛っ、あ゛っ、んんっ!」
「ふっ、はっ、はっ!」
俺と真由の吐く息は自然と速くなる。
我慢を重ねる陰茎に掛かる圧力は膣壁からだけではなく、内部からも高まっていた。
大きさと硬さを増した所為で、狭かった胎内に更なる圧迫感をもたらす。
「んっ、あうっ、くっ!」
「はっ、はっ、うっ!」
早く出せと攻め立てる精液が勝手に上がって来た感覚を受け、もはや限界と股間から力を抜いた。
「はうっ、あぁ!」
「うぅっく!」
三度目であっても出される精液の濃さは変わらずに尿道を駆け上がり、穢れの無かった膣内へ撒き散らされる。
人物は違うが身体の奥深くで出される他人の体液に対する反応は同じ様な物で、真由も例に漏れず熱い感覚を受けた膣壁は強く締まって反応を返してきた。
尿道諸共塞き止めるには力が少し足りない圧力は、結局陰茎への快感を流すだけで終わるのも何度も感じた反応だ。
原作で目立たなかったので何かしら特殊な反応があると思っていたが、流石に期待のしすぎだっただろうか?
何にせよ、これで一度に三人の処女を奪った訳だ。
「あぁ……流石に疲れた」
体力の回復は魔法を使えば全く問題は無いものの、精神的な疲労は溜まる。
最後まで精液を出し切り、力が抜けた陰茎を真由の膣内から抜いて身体を離した。
「ふぅ……」
膣内に出された精液を垂れ流す紫紀、映美理、真由の股間を見つつ、残りの久美、マコ、尚美を犯すかどうか迷ってしまう。
処女は過去に奪っているので、疲労も相まってどうしても犯したいと言う事はない。
どうしようかと時計に眼をやれば、そろそろ昼休みも終わる時間になっていた。
これでは個別に犯している暇は無さそうだ。
しかし、このまま終わってしまっては、折角ほぼ全裸に剥いた事も無駄になってしまう。
真由の胸に興味が薄かった時以上に贅沢だが、今は他の方法で汚しておこうと考え付いた。
まず、久美とマコを隣同士に置いて、輪を模した拘束魔法で互いの身体を抱き締めさせる。
そうすれば自然と美巨乳は合わせられてしまい、圧力が掛かって所為でムニュッと形を変えた。
その胸の間に、三人の愛液と精液を纏った陰茎を差し込む。
「うぅむ、これはこれで良い…………けど――」
久美とマコの胸を片方ずつしか使わないパイズリは、視覚的な満足感が凄い。
陰茎に感じる胸の感触に圧迫感は膣内の感触には勝てそうも無いが、快感はあるので良しとしよう。
重力の束縛が無い胸は、腰を動かす度に横へ逃げてしまいそうだ。
何とか手で揉みながら押さえ、快感を上げて行こうと努力する。
「つ、疲れる……」
やはり、膣内と違って得られる快感が少ない所為で、普通に犯している時よりも運動量が多い。
辛うじて陰茎に擦られる刺激で立ち上がった乳首が掛かる感触はあっても、もう一つ決め手が足りなかった。
「仕方が無いか」
どうせこの先何度も犯す機会はあるだろうと希望を持って、今回は終えるしかなさそうだ。
汚れた陰茎は尚美にフェラをさせて綺麗にした後、カードを使って色んな体液で汚れた六人の身体も浄化する。
光に包まれる美乳、巨乳と下半身を丸出しにした美人達。
ファンタジー世界なら幻想的とも思える光景であっても、スーパー賢者タイムの俺には関係なかった。
光が収まって綺麗になったのと確認してから、服を着せた後に適当な方向へ寝かせ直して被服室を出る。
そして、廊下から室内の魔法の効果を解除する魔法を使用した。
浄化の魔法とは違って大した変化が見られないが、室内から聞こえる声が効果を物語っている。
「うぅん……」
「あれ? 何で寝てたの?」
「あっ、その事なんですけど――」
室内で始まるのは尚美によるマジックアイテムの説明。
何故、眠ってしまったのかと言う疑問を解決した美乳特選隊は、とりあえず外傷が無い事から大して気にしていない様子。
効果を言い忘れていた事に平謝りをしていた尚美も、ホッとした雰囲気の声色になっていた。
外からでは言葉でしか判断できない状態だが、どうやら眠っている間に何かされたとは思いもしていない様だった。
一先ず安心して、先に帰らせた友人達の元へ戻る。
教室に入って俺の顔を見た三人は長いトイレだとからかってきたが、精神的に賢者である所為で良く回る頭を駆使して一切の隙が無い偽りの理由で誤魔化した。
午後の授業が始まるチャイムが鳴り、違うクラスだった友人は自分のクラスへ戻る。
賑やかだった教室内に久美が戻って、いつも通りに愛花達と合流した。
昼休みに何をしていたのかと聞いていたが、のらりくらりと誤魔化している。
流石に貧乳の深千夜の前で、走る時に巨乳が痛いから軽くする魔法薬を試していたとは言えないだろう。
その後は教師が来た事により、騒がしかった室内が落ち着いて午後の授業が始まった。
何事も無く、いつも通りの光景。
もはや、この世界が漫画の世界だとは言えない。
シッカリと世界を体験し、身に受ける全てが現実だと訴える。
何の因果か転生してしまった新たな人生。
夢に見たファンタジーを手に、精々楽しい未来を生きる事を目指そうと思う。
そんな事を、青い空に漂う雲を見つめながら思うのだった。
終り
――――――
後書き
流石に同じシチュエーションを六人連続で書くのは無理……。
完全にモブキャラだけになったけど、需要あるのかな?
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