FF7 ティファ・ロックハート 洗脳 人形化
ここに数枚の書類がある。
タイトルは『人体に移植した場合のマテリアの効果』
複雑な図や計算式などが書いてある所為で、詳しく見ても関係者以外は難解極まりない。
そもそもマテリアとは通常、武器、もしくは防具に装着して効果を発揮させる物。
それを『直接人体に埋め込めばどうなるか?』と言う研究を希望する申請書である。
当然ながら紛れも無い人体実験なので、扱いは極秘。
本来なら兵士を使って行なう所だが、先に宝条博士がジェノヴァ細胞の実験で凄まじい人数を使っているので、これ以上は余裕が無く却下された。
しかし、研究所を管轄している上からは、暗に「犯罪者なら問題ない」と言質を受け、一人のターゲットが選ばれる。
冷房によってバラバラと捲れる書類の最後に、その人物の写真が張ってあった。
白いタンクトップを大きく盛り上がらせる巨乳に、サスペンダーで下げられている黒のミニスカート。
手にはグローブを付けて、神羅兵と戦っている様子を盗撮された物。
そして、数日後にはアバランチの<ティファ・ロックハート>が捕らえられた。
△
くっ、油断したわ!
まさか捕まえる為に誘導されてたなんて!
お陰でクラウド達とは逸れた挙句に掴まっちゃうなんて、ホントに情け無い。
今すぐにでも脱出したいけど、腰が完全に拘束されているから無理っぽい。
服もたいして汚れていないって事は、掴まってから時間があまり経ってないみたいだから、きっと私を探している筈だわ。
何とかチャンスを伺って早くクラウド達の元へ帰らないと!
そんな決意をしていると、壁と同じ白い色の扉から白衣の男が入って来る。
「気分はどうかね?」
「私から情報を引き出そうなんて無駄よ!」
開口一番で拒絶をしてみたけど、肝心の男はニヤリとした顔のままで頭を横に振った。
格好も態度も今までの神羅兵とは明らかに違った反応で、私の心には嫌な予感が過ぎる。
「いやいや、今回君を捕まえたのは、もっと有用な実験の為だよ」
「じ、実験ですって!?」
それを聞いて真っ先に思い付いたのは、非道な実験をしていると聞く宝条の事。
態々私を捕まえたのって、そんな実験をする為にって事!?
「どんな実験をするかは知らないけど、協力するなんて思わない事ね」
動揺を隠しながら気丈を振舞っても、目の前に移動した白衣の男は相変わらずニヤついた顔のままで見下ろしてくる。
嫌な予感も消えないし、本当に早く脱出しないと拙いわ。
「実験の協力なら既にして貰っているよ」
「な、何の事よ!」
「君の腹部、そう、丁度子宮の辺りに何か感じないかね?」
「えっ!?」
男に言われて見下ろせば、肋骨の下辺りに身体を拘束している物と適度に鍛えられた綺麗なお腹が見える。
自慢とも言える大きな胸が少し邪魔でも、見える範囲では何も変化が無い。
しかし、手で下腹部を撫でてみると、確かに感じる違和感。
今まで燻っていた嫌な予感と、人を実験体にする非道さを実際に受けた私は血の気が引いていく。
その直後に怒りが湧いて、震える言葉で白衣の男を睨み付けた。
「ま、まさか……!」
「そう、もう君は実験サンプルとして使われた後なのだよ」
「くっ、この外道!」
「ははは、少し……『落ち着きたまえ』」
「何、を………………えっ」
白衣の男に「落ち着け」と言われた途端に、私の中で渦巻いていた激情がスッと沈み込んでしまう。
まるでアバランチの作戦を成功させた後、自分のベッドで一息付いた時の様に。
そして代わりに沸き上がって来るのは、今までに感じた事の無い恐怖だった。
「な、何をしたの……」
自分でも、先程とは違う意味で顔が真っ青になっているのが分かるぐらいだ。
震えを隠せない声で男に問い掛けてみれば、予想通りでも信じたくなかった答えが返ってきた。
「なに、少し『あやつる』のマテリアを君の子宮付近に移植しただけだ」
「い、いしょく……?」
余りにも常軌を逸した言葉に、私の思考は止まってしまう。
白衣の男は手に持っていた小さなアンテナが付いている掌台の箱を掲げながら、自信満々に詳しく説明をしてきる。
内容は『親マテリア』と『子マテリア』は特殊な関係性を持っており、それを通して対象を操れるかと言う実験。
事前の動物実験では何の問題もなく、今度は人へ行ないたかったが被験者は足りない。
そこで神羅にとって失っても何の損害もないどころか、寧ろ居なくなっても良い人間である私に目を付けたと言われた。
「そ、そんな酷い事を……!」
想像以上に絶望的な状況に直面していると嫌でも理解してしまう。
そんな中でも私の心の中にはクラウドなら、バレット達なら必ず助けに来てくれると、半ば確信の様な思いがあった。
ならば、それまでは絶対に屈する事は出来ない。
必ず耐え切って、出来れば隙を突いて抜け出さないと!
改めて意志を硬くし、再び鋭い視線を男へ向けた。
私の眼に力が戻ったと認識したらしく、おもむろに手元の箱を操作する。
「では、早速初期段階による実験をしてみようかな」
「どんな事を言われても、私は操れな――」
「『胸を揉みなさい』」
「――えっ!?」
男の言葉を聞いた瞬間、心の中に『胸を揉みたい』欲求が凄まじい勢いで湧き上がって来た。
拘束されていない手が勝手に上がってしまうが、拒否しようとする私の意志によって動きは遅い。
相反する思いと動きは腕を小刻みに震えさせる。
「くっ!!」
「頑張るね~」
「絶対に! 思い通りには! ならない!」
「おっ?」
そして私の意志に反して胸を揉もうとしていた手は、拒絶の言葉を言い切った瞬間に元の位置へ戻せた。
勢い良くベッドへ打ち付けてしまって痛かったが、その痛みも意志を貫く手助けにもなる。
ジンジンと痺れる感覚を受けながらも、男の思い通りにならなかった達成感で挑発する様に唇の端が上がった。
「素晴らしい精神力だね」
「ふん、言ったでしょ? 言い成りにはならないって」
「それが最後まで続く事を楽しみにしていようかな」
「その前に脱出してあげるわ」
「ふむ、やってみたまえ」
私が命令に背いた事実に余り落胆をしていない様子の男は、開けられていた扉から出て行く。
一先ずの危機は脱したかしら?
お腹の中に感じる違和感はどうしようもないわね。
例え道具があっても知識が無い私では取り出す事も出来ないし。
でも、男の命令は拒否できる程度だから、何とか耐えられる。
完全に操られる前に、脱出して見せるわ。
だけど、クラウド。
その前に助けに来てね。
△
「どうかね? ちゃんと記録していたか」
「あっ、大丈夫ですよ。ほら」
「ふむ……」
モニターが多く並ぶ監視部屋に戻った男は、記録をしていた研究員に声を掛けた。
出された書類には、先程のティファとの遣り取りで変化した数値がグラフとして書かれている。
最初から最後まで視線を動かした男は、自分の考えが正しかったと確信を持って頷いた。
「やはり、まだ初日ではこの程度か」
「そうですね。流石に今日は駄目でしょう」
「うむ、伊達に神羅へテロを仕掛けては居ないと言う事か。精神も図太そうだ」
「でも、子マテリアも分裂したてを移植したんで定着も、すぐに始まりますよね?」
「うむ、明日辺りから本番と言う事だな」
研究員の確認を肯定した男は自分の研究が進む喜びを浮かび上がらせ、再び手元の書類へ目を光らせる。
しかし、その場に居た他の人間にとって注目はそこだけではなかった。
「それにしても、ティファちゃんが命令を耐え切った所を見たか?」
「あぁ、見た見た」
「手をベッドに打ちつけた瞬間に、おっぱいがぷるんって揺れてたよな」
「録画してあるぞ」
書類のグラフに集中し始めた男は既に会話に参加しておらず、研究員達の話は盛り上がり、嬉々として大きく揺れたティファの巨乳を話題に上げる。
一人の研究員が記録された映像を映し、それを見ようと数人の研究員がモニターの前に集まった。
ティファの胸が揺れる場面を繰り返し流す内に、一人がある事実に気が付いた。
「……あれ、ティファちゃん、乳首立ってないか?」
「おっ?」
「あっ、マジだ」
「くくくっ、じゃぁ、ティファちゃんは乳首を立てた巨乳を揺らして啖呵切ってたって事か?」
「随分と気が早いねぇ」
白いタンクトップの下にブラを付けていないティファは、少しの刺激を受けるだけで生理的な反射として乳首を立たせてしまう。
しかし、本人に取っては性的な事ではなく、快感も無いので特に気にしてはいなかった。
そんな中で再び一人の研究員が思い出した様に、書類を見つめる男へ問い掛ける。
「そう言えば所長」
「何だね?」
「確か犯しても良いんですよね?」
「あぁ、被験者が女の場合は、犯す事が心を折る為の効果的な行いだからな」
平然と強姦を容認した所長は書類から顔を上げ、研究員達を見回しながら言った。
「それって俺が犯しても良いですか?」
「いや、駄目だ」
「えっ?」
研究員達は意外そうな声を上げるが、所長と呼ばれた男は特に表情を変える事無く続ける。
「捕獲する時に痛い目を見せられた神羅兵が居てな。そいつの危険手当として被験者の処女を所望したのだ」
「えぇ……、ズルイ」
「しかし、実際に痛い目を見たのは事実だから、私も認めたのだよ」
ティファを捕まえる為に、損害として比較的大きな戦力の低下を受けたのは他の研究員も知る所。
肉体労働をして怪我をしてしまった報告を受けていたので、大きくは出られない。
落胆した気持ちを何となく察した所長は、苦笑いを浮かべる。
「まぁ、穴は前だけではないんだ。後で好きなだけ入れれば良い」
「マジっすか!?」
「やった!」
「俄然やる気が出てきた!」
「全くお前達と来たら……」
一気に活気を取り戻した研究員達を呆れた様子で見る所長だった。
こうして身体だけではなく心までも汚される事となってしまったティファは、未だに来る事のない助けと併せて脱出のチャンスを狙う。
屈服する事のない精神と希望を、大きな胸に秘めながら未来と仲間を信じる。
そして、人道に反する実験は開始され、ティファは一人立ち向かう。
2日目
……もう、夜は明けただろうか?
多少の情けなのか、ある時間から部屋の明かりが薄暗くされ、眠る分には何の問題はなかった。
体内時計は大して当てにはならないけど、スッと起きれた事を考えると今は朝だと思う。
寝ぼけた頭を早々にハッキリさせた私は、代わり映えのない白い空間に眼を流した。
夢と思いたかった事実はシッカリと現実であり、何も変わっていない。
どう脱出しようか考えていると、白い扉が開いて白衣の男達がぞろぞろと入って来た。
「ティファちゃん、調子はどうかなぁ~?」
「……気安く呼ばないで」
「おぉぅ、手厳しいね」
隣の男へ呆れた風に言うが、私が拘束されている事で絶対的な優位に立っている上での余裕が伺える。
憎たらしいにやけ顔を今すぐにでも殴り飛ばしたいわね。
しかし、後少しで蹴りが届く範囲へ入る前に、男達は止まって何かを投げ寄越してくる。
見た目は手錠であるものの、それぞれが鎖で繋がっていない。
例えるなら、趣味の悪いブレスレットとアンクレット。
「それで、手足を拘束するんだ」
「……何を言ってるの? そんなに動きを制限したければ直接やれば良いじゃない」
「いやいや、流石に拳と脚が武器のティファちゃんにはこれ以上近づけないよ」
内心、舌打ちをしたい気分だった。
私の射程範囲は熟知されているらしい。
この分だと、何を言っても近付いてこないだろう。
でも、それなら投げられた手錠を付けなければ、少なくとも私の身は守れるとも思った。
「貴方みたいな腰抜けの指示に従う理由は無いわね」
「ふぅ……」
ワザとらしく溜息を付いた男は、おもむろに手を上げる。
どう見ても何かの合図と思うけど、当然私には分からない。
変化が無い事を怪訝に思っていると、男達の表情が更に厭らしいものへと変わる。
「……何よ?」
「いや、言葉では拒否していても、心の中では命令に従うんだなと思ってね~」
「何を……っ!?」
一人の男が指差した方へ視線を向けると、そこには私自身の手で手錠を掛けていく光景があった。
カチカチと音を立てながら手首と足首に、鈍い色の拘束具が嵌められる。
「なっ!? ど、どう言う事!?」
驚いても手は止まらず、自然な動きで手足を拘束していく。
幾ら止める為に意志を張っても、昨日の様に耐えられる様子は無かった。
「ま、まさか……!」
「そう、『あやつる』のマテリアでティファちゃんの身体を操ってるんだよ」
「今すぐ止めさせて!」
「それは出来ないよ~」
勝手に動く手は、お互いが繋がれていない手錠を四肢に嵌め終わってしまう。
それだけに留まらず、腰に付いていた拘束具を簡単に外して、ベッドから立ち上がった私の身体は部屋の一角へと進んで行った。
そして今まで気が付かなかった小さな鎖を壁から引き出すと、それぞれを手首と足首に嵌まっている手錠へと繋げる。
「うっ、くぅ……」
「駄目駄目、抵抗しても無意味だよ」
「そうそう」
抵抗出来るのは顔と表情だけで、首から下の自由が全く利かない。
遂に両手脚の手錠へ自分で繋げてしまうと、引っ張り出した鎖が元の場所へ戻ろうとする様に引かれていった。
「あ、あぁ!」
「良い眺めだ」
「うんうん」
限界まで手足を広げられて、大の字に身体が固定される。
その段階で自分の意思を持って動かせる様になったけど、完全に身動きが取れない状態になっていた。
厭らしい笑みを浮かべていた男達も、私が動けなくなった事を確認して近付いてくる。
視線は胸と、脚を開いた所為でミニスカートが上がって今まで以上に露出した太股に送られ、舐め取られるかの様な嫌悪感が身体に走った。
「近付かないで!」
「それは出来ない相談だね~」
「今からティファちゃんの身体を検査するんだから」
「け、検査ですって?」
「そう、一応手術をしたからね。回復具合を触診で検査するんだよ」
「ひっ!?」
明らかに目的以外の行為をすると想像できる。
広げた指をワキワキと動かし、男の視線は胸に固定されて私の顔に戻ってこなかった。
至近距離まで来た男達の手が、身体に掛かる。
「いや!!」
「おぉ、やっぱり柔らかい」
「う~む、腰も引き締まってるぞ!」
「尻はプリプリしてるな」
「太股の肌が指に張り付く」
密かに自慢だった大きな胸は正面から捏ねながら揉まれ、剥き出しのお腹は筋肉と肌を確認する様に擦られた。
お尻は軽い力で叩かれて揺らされ、太股には汗ばんだ手が這う。
自分の身体が好き勝手に弄り回される感覚は思った以上に気持ち悪い。
それでも私は意志を強く持って嫌悪の表情を隠し、なるべく無表情を装った。
「あれ~、ティファちゃん、平気なのかな?」
「っ、ふん」
「あらら、嫌われちゃったかな?」
ここで悲鳴を出してしまえば、結局は男達を喜ばせるだけ。
絶対に反応する訳には行かないわ。
それに無反応を決め込んでおけば、飽きるのも早い筈。
脱出するまで、もしくはクラウドが助けに来るまでは絶対に折れる訳には行かない。
それまで心に蓋をして、必ず耐え切ってみせる。
△
ティファが身体を研究員達に弄り回されている様子は、別の部屋でも観察をされていた。
所長は真面目に吐き出されるグラフと映像を見比べているが、他の者は羨ましそうにモニターを眺めている。
「いいなぁ、あいつら」
「じゃんけんで負けたとは言え、見守るだけがこれほど辛いとは」
モニターの向こうでは変わらずティファが身体中を触られている。
眼を閉じて無表情を貫き、何の反応も返さなくなったものの、研究員達の手が止まる事は無かった。
下着を付けていないタンクトップの上から乳首を探り当て、指先で弾かれれば反動は胸全体にまで及び、巨乳を柔らかく、重く揺らす。
モニター越しでも、たぷんと幻聴が聞こえそうな光景に誰からか唾液を飲む音が聞こえる。
性欲に血走った眼は皿の様に開かれ、少しの変化も見逃さないとの意志を感じさせた。
そんな中でも音声はシッカリと繋がっており、吐息一つ漏らさずに流される。
「しかし、ティファちゃんのおっぱいは大きな」
「…………」
そんな観察を逐一されている現場では、研究員がどれだけ厭らしく揉もうとも眼を閉じてジッとしているティファ。
反応を示せば楽しませると思い込み、自分の身体の魅力を理解し切れていない。
胸を揉んでいる研究員は生理的な反射で立った乳首を捏ね回してから、タンクトップを捲り上げる。
「っ……」
「いつまで持つかな~」
眼を閉じているからこそ、胸を覆っていた布の感触が消えた事はハッキリと感じ、身体を強張らせた。
開放された巨乳は脱がされた反動で大きく上下に揺れ動き、嫌でも大きさを誇示してしまう。
頂点に鎮座する乳首は全体的に見てバランスが良く、色も処女を思わせる薄いピンク色。
胸を揉み続ける研究員の手によって刺激を受けた乳輪は、膨れ上がって卑猥さを漂わせていた。
硬さを増して摘み易くなった所為で、重点的に二本の指でクリクリと捏ねられる。
一向に開きそうにない雰囲気をジワジワと感じ始めたティファは、無表情の下で焦りが湧いてきた。
尻を弄っていた研究員は短いスカートを捲り上げ、ショーツに包まれた尻を向き出しにさせる。
「っ!?」
下半身からも身を隠す布の感触が少なくなり、再び身体を強張らせるが、身体を弄り回している研究員達は気が付かないフリをしている。
全体を包んでいたショーツを谷間へ寄せてTバック状態にし、殆ど尻を丸出しにさせた。
それから左右に肉を開いた研究員の視線には、開かれる力に抵抗しようとピクピクと動く肛門が見える。
排泄孔を見られた事を認識したティファも必死に無反応を演じていたが、別の部屋で観測されている数値は誤魔化せない。
ハッキリと羞恥を感じているデータを弾き出し、順調に精神を傷付けている事を示していた。
「そろそろ、股間へ行こうかな?」
「…………」
大きく開いた脚を触っていた研究員が態々声に出すが、ティファの表面上の変化は無い。
それに面白くないと感じ、別の部屋に居る所長へ問い掛ける。
「所長! もう第二へ移行しても良いんじゃないですか?」
眼を閉じていても耳からの情報は入ってくる。
当然、研究員の言葉も聞いており、ティファが怪訝に思っていると身体に劇的な変化が起きてきた。
「ふっ!?」
「ん?」
「来たか?」
静かに息を短く吐き出したティファの反応を見た研究員達は、各々触っていた箇所を激しく弄り回していく。
嫌悪感が多大に在った筈だったが、這い回る手が動く程に快感が大きくなっていき、戸惑いを覚える間も無く身体に走る気持ち良さに翻弄される。
「うっ、んっ!」
「来たようだな」
「これで弄り甲斐が出るってもんだよな」
「そうだな」
揉まれていた胸は性的な快感によって張りを増して、減り込む指に快感を伴う弾力を強くしていく。
グニグニと手が動けば指の間に肉が食い込み、視覚的にも卑猥な雰囲気を出す。
掌に感じる乳首は硬く尖り、動かせば動かす程に形を変えられてティファへ快感を送った。
尻を弄る研究員も股間に力が入った所為で激しく収縮を繰り返す肛門に指を当てて、いずれ犯す為に解しにかかる。
盛り上がった括約筋は外からの侵入者を拒もうと必死に力を入れるものの、徐々に指先を食い込まされていく。
股間を触ると宣言をしていた者も、ショーツのクロッチを横へずらして大陰唇を剥き出しにさせた。
「ほほう、綺麗に処理されているな。知ってたけど」
「くっ!?」
どんなに快感に翻弄されても性器を見られ、しかも自分の知らない所でも見られていた様な事を言われてしまっては、流石に動揺を隠せず息を詰まらせる。
それでも毅然とした態度と心を守る為に眼を閉じて溢れ出ようとする悦声に唇を噛み締めながらジッと耐え、只管時間が過ぎるのを待つしかないティファ。
震えそうになる身体無理やり抑え、何とか無反応を維持していてが、研究員の手が剥き出しの大陰唇に触れられた事で一気にその努力が吹き飛んでしまう。
性器を触られたティファは増加させられた快感を処理出来ず、心を守っていた壁を打ち破られた。
「ひゃぁ!?」
「おっ? 流石に来たか」
「ここからが本番だよ」
「ひぅ!?」
大陰唇を開いた指で淫核を包皮の上から摘まれると、今まで感じた事の無い快感が頭と身体に叩き込まれる。
思わず腰を細かく前後に振るわせたティファは、最早眼を閉じている事も出来ず、大きく見開いて天井の向こうへ焦点を送った。
激しい反応に気を良くした研究員達の手は激しさを増していき、胸を揉んでいた手は強めに全体を掴み、乳首すら引っ張って思う存分揉み倒す。
尻を開いていた研究員も顔を谷間へ入れると、舌先で肛門を刺激した。
秘裂を弄り回す指は強く淫核を弄り、残った方の指を膣口の軽く差し込んだ。
愛液を勢い良く垂れ流す秘裂は、研究員の不健康に細い指を何の抵抗も無く差し込まれ、出し入れを繰り返される。
「ひあっ!!」
「おぉおぉ、随分と激しい事で」
「仕方ないだろ、性感を10倍ほどに高めたんだから」
「『あやつる』のマテリアって、ここまで出来るのか」
「まぁ、性感を『あやつる』って事だろ?」
「なるほどね」
性的な快楽以外の刺激を感じない程に、快感に翻弄されて悦声を大きく発するティファ。
それを間近で聞いている研究員達も軽口を叩くが、ズボンの中に収められている陰茎はシッカリと反り立っていた。
所長があらかじめ止めていなければ、既に犯されていてもおかしくはない状況。
研究員達にとって上司の命令は絶対であり、美味しい思いをしている分は逆らおうとは思わない。
股間の欲求を手へと移して好き勝手にティファの身体を弄り、穢れの無い処女の身体を汚していく。
「ひっ! あっ! あぅっ!?」
既に定着しつつある『あやつる』のマテリアに、別室から送られた暗示で感度が制限無く上げられたティファは息を詰まらせながら喘ぐ。
張りを増した胸が研究員の長い指に揉み解され、肛門を這う舌は力の入る括約筋を順調に外部からの刺激に慣れさせられていく。
包皮から顔を出した淫核は捏ね回され、膣口に入った指先も流される愛液でヌチョヌチョと音を立てて出し入れを繰り返された。
性感をマテリアで操られ、少しの快感すら増幅してしまう敏感な身体にされてしまった所為で、抵抗する事に意識を向ける余裕が無くなり、全身が痙攣を始める。
溢れ出る愛液の滝を内腿に流し、掴まれた胸すら揺らしながら腰を前後に細かく振って快感に翻弄されていく。
研究員達が犯せない鬱憤を晴らそうとする所為で、這い回る手は反応を返す箇所を探し出して重点的に攻めた。
そして、全身を弄り回され続けたティファは快感に耐えられずに、絶頂へと一気に上がる。
「いっ! ひぃっ!! いひいぃ!!」
「おっ? そろそろか?」
「おらおら!」
「随分激しい腰の動きだな」
「腹筋もビクビクしてるぞ」
今までよりも激しい反応を返すティファに、研究員達の手も更に激しくなる。
ガクガクと激しく震わせる腰が前後に居る研究員の顔に愛液を飛び散らせ、膣口は咥え込んでいる指先を強く締め付けた。
「んああぁぁぁーー!!!」
「おっ、指先が締め付けられる」
「イってるな」
上を向いている頭は正面に落ちてこないまま、叫び声と言える程の悦声を出した。
正面から股間を弄っている研究員の指に、まるで漏らしたかの様に潮を噴出させている。
四肢をピンと張り詰めてはいるが、拘束されて居なければ身を丸めて居ただろう。
暫く全身を硬直させて絶頂に身を震わせて居たものの、すぐに頭が降りてダラリと身体から力が抜けてしまった。
「おっ?」
「気を失ったのか?」
「流石に強すぎたか……」
「おら、起きろ!」
「うっ……」
手足を拘束している鎖に全体重を預け、身体を釣られたティファは髪を掴まれて顔を上げられる。
しかし、見えたのは眼が上に裏返り、半分開いた口からは唾液が漏れて完全に意識を失っている表情。
その上、どう見てもちょっとやそっとでは起きない様な雰囲気もあった。
「……駄目だな」
「飛ばしすぎたか」
「仕方が無い。今日はフェラでもさせて終わるか」
「もっと長く楽しめるかと思ったんだけどな」
「流石に性感を上げられてしまえば、どんな女だってこうなるだろうよ」
そう言いつつもティファを支えている鎖を伸ばし、膝立ちにさせるとカウパー液を漏らしている陰茎をズボンから取り出した。
力が抜けて俯いていたティファの顔を持ち上げ、半分開いた口へと無理矢理差し込む。
「おらよっと」
「んぐっ……」
奥へと入れる程に力の抜けている舌が亀頭を下から押し上げ、ザラザラの上顎へカリを擦り付けていく。
中途半端に開いた口は出し入れを繰り替えす度に歯が軽く当たり、研究員に強めの刺激を送る。
意識が無い所為で期待した物とは遠く及ばない刺激であっても、何度も痛い目を見せられたあの<ティファ・ロックハート>の口を無断で使っている満足感があった。
精神的な事であっても、我慢の限界に近かった陰茎には十分過ぎる程の刺激であり、溜まっていた精液は勢い良く睾丸から登ってきた。
「おっ、気持ち良いぞ」
「早く出せよ」
「待てって……!」
切羽詰った声で返事を返すが、ティファの痴態と身体の感触を存分の味わった事で、フェラをさせている研究員が思ったよりも早く射精をしてしまう。
「おっ、出る!!」
「流石に早すぎだろう」
「だ、黙、れえぇ!!」
「あ~ぁ……」
意識の無いティファの口内へ精液を吐き出されてしまうが、自然と咽ない様に身体が飲み込む選択肢を取り、本人の意志を介する事無く全て胃の中へ収められていく。
無意識ながらも液体を喉の奥へ送られる舌の動きは、研究員の亀頭を裏から刺激して射精を促してしまう。
「おふぅ……」
「おい、終わったんなら早く変われ」
「すまんすまん」
引き抜かれる力の抜けた陰茎は、ティファの口との間に精液の橋を作った。
眼は相変わらず瞼の裏に隠れてしまい、意識が戻ってくる気配も無い。
入れ替わって身体を向かい合わせた研究員の陰茎が口内に挿入され、身勝手な出し入れが開始された。
刺激を受けた口は唾液を分泌して滑りを良くしてしまい、一人目よりも大きな快感を研究員に送る。
そうして代わる代わる陰茎を咥え込まされたティファは、意識が飛んでいる内に性欲処理の道具として使われてしまった。
結局、絶頂の余韻から戻ってきたのは精液を飲まされた後の数時間後で、既に部屋の中は灯りが落とされていた後。
バッと飛び起きたティファが最初に感じたのは口の生臭さと、胃の不快感。
それに加えて身体のダルさと、弄られた箇所に感じた僅かな痛みで、夢ではない事を改めて認識してしまった。
「……うっ、……クラウド、早く助けに来て……!」
心細い灯りの中で孤独に耐える様に身体を丸めて、身体を操られ、心を汚される恐怖に打ち震える。
五日目
あれから何日経っただろうか?
白衣を着た男達から好き勝手に身体を弄られ続け、その度に今まで感じた事の無い快感で意識を飛ばす毎日。
そして、暗い中で起きると、決まって口の生臭さと胃の中の不快感に絶望が重なる。
子宮辺りの違和感が無くなっていく恐怖もあるが、それ以上にいつ犯されてもおかしくない現状が怖かった。
そんな状態にあっても何とか隙を探して脱出の機会を計ろうとしても、心の底では受け入れてしまえと私とは別の声が囁き続けている。
辛い現実から逃げる為に出現した声を聞き続けた所為で、最初の頃の強い気持ちが萎えてしまいそうだけど、それでもクラウド達の元へ帰らないといけない。
ただその一点のみを希望にして、今日もまた身体を嬲られる。
「よう」
「…………」
ピッタリと閉じていた扉から入ってきたのは、ここ最近食事を運んでくる白衣の男だった。
軽薄そうな顔はいつも厭らしい笑みを浮かべて胸や太股に視線が走り、一通り身体を眼で舐めた後に眼の前へプレートを置く。
いつもと同じ様に軽そうな音を立てて出されたのは、食事とは程遠い内容。
「せめて、まともな食事ぐらいは用意して欲しいわね」
「おぉ、まだ、そんな強気な事を言えるんだ」
「私は曲がりなりにも実験をされてるんでしょう? なら、体調を崩しそうな食事は止めて欲しいんだけど」
「でも、それさえ食べていれば栄養失調にはならないよ。少なくとも栄養の塊ではある訳だし」
「それでも! 栄養剤だけじゃ気も落ち込むでしょう!!」
「随分イライラしてるね」
「誰の所為よ!!」
そう、私の目の前に置かれたプレートの上にあるのは、固形の栄養剤と水だけ。
確かに栄養失調にはならないだろうけど、流石に一日に何度もこの味気ない物を出されると気も立ってしまう。
幾ら男を殴り倒そうとしても、その瞬間に身体の自由が利かなくなる事から、一見無い様にも見えるが監視カメラでもあるのだろう。
いつも当たる直前で、私の心、正確には子宮からの命令が行動を止めてくる。
「…………」
どれだけ不満があろうとも、とりあえず食べなければ何をするにも力が出ない。
仕方なく栄養剤を口に運ぼうとすると、隣に居た男がポケットから何かを取り出した。
「じゃじゃ~ん。これな~んだ?」
「それは……!!」
「そう、ティファちゃんの子宮近くに埋め込まれたマテリアの親を組み込んだ装置で~す」
嬉々として取り出した物を見た瞬間、私は素早く男が持っている箱に手を伸ばした。
「はっ!!」
「おっと!」
「くっ!」
少し距離が離れていた所為か、男は私の手が届く前に身体を反らして避ける。
続けて攻めても一向に捉えられる気配もなく、遂には命令を下す余裕を与えてしまった。
「『止まれ』」
「うっ!」
その言葉が私の行動の全てを止める。
最初の時に辛うじて逆らえていた事が嘘の様に、絶対服従となってしまっていた。
せめてもの抵抗として睨みつけても、男は絶対的な優位を元にした笑みを崩さない。
「ふぅ、危なかった」
「それを渡せば、命だけは助けてあげるわよ?」
「わ~ぉ、怖い」
凄まじく軽い言葉で怖がって見せる白衣の男。
「折角、ティファちゃんが食事を楽しめる事をして上げようと思ってるのに」
「今すぐ開放してくれたなら、勝手に食堂でも何でも行くわよ」
「まぁまぁ、そう言わないで『座りなよ』」
「うっ! くっ……」
悔しさが渦巻いても、命令されてしまえば身体は勝手に従ってしまう。
プレートの置かれた机の前に座ってしまえば、脚に一切の力が入らなくなった。
「味に不満そうだから調味料を掛けて上げるね~」
「……調味料?」
上半身を曲げて覗き込んで言ってくる男の手には箱しかなく、何か持って居る様には見えない。
何処か嫌な予感をしつつも聞き返すと、おもむろにズボンを脱ぎだした。
「そう、調味料として俺の精液を掛けてあげるよ」
「くっ……悪趣味ね」
唯一自由になる口で悪態を付いても、男の様子は益々楽しそうになるだけで堪えているとは到底思えない。
「ふふん、まぁ、実際に食べてみればそんな事も言えなくなるよ」
「…………」
「それじゃ、ティファちゃん、『手で擦ってくれ』」
「うぅっ……!!」
再び出された命令を実行しようと上がる腕を憎憎しく見つめても、既に大きくなりつつある男の象徴へと向かう動きは止まらない。
実際に触ってみても熱くて、妙な弾力を感じてしまい、不快感で顔が歪むのを自分でも感じた。
「おふぅ、いつ握らせても気持ち良いな。『ちゃんと強弱を付けて擦ってくれよ』」
いっその事、このまま圧し折ってやりたくても、男が気持ち良くなる様に手の力を調節しながら前後に動き始める私の腕。
見る見る完全に反り立った陰茎は、先から出てきた透明の体液が掌に広がり、ニチャニチャとエッチな音が聞こえてくる。
凹んでいる箇所へ輪にした指を掛け、態々抵抗を与える様に動く。
幾ら勝手に動いても、私の身体である以上は触っている感触が返ってくる。
力加減も在るだろうけど微妙に硬く、弾力は何とも言い難い初めて触れる感触だった。
握っている物が熱い所為で、少し冷たかった私の手にまで体温が移ってくる。
「良い感じだ」
「……くっ」
太い血管が指に形を変えられ、グニグニと動く。
先端から出てくる体液も止まる事を知らず、掌全体にまで広がってしまっていた。
暫くヌルヌルの男の股間を弄っていると、聞こえていた声に余裕がなくなってくる。
「おっ、ほっ、そ、そろそろ、出るよ!」
「…………」
空腹と動かし続けた腕の疲労で、言葉を返す気力も無くなって来た。
いつまでも続く、身体を勝手に操られる状況に嫌気が差してきたのかもしれない。
しかし、男にとっては関係無さそうで、次の命令を下してきた。
「『プレートを、持って、うっ、精液が、掛かるように、くっ、するんだ!!』」
「うぅ……」
私の手の中で震えた男の物が、一気に張りを増したと思った瞬間に先端から精液が飛び出させる。
一滴も逃さない様に命令通りに傾けられたプレートへ向かい、唯一の食事が白濁した体液によって汚された。
ビチャビチャと生臭い匂いが加えられ、私の食欲は無くなりそうだ。
「おふぅ……。さっ、ティファちゃん、出来たから食べなよ」
「……どうせ断っても、操って食べさせるんでしょう」
「そうだね。流石に被験者の健康は大切にしないと」
「白々しい事を……」
「嘘じゃないよ?」
心外と言わんばかりに眉を顰めた男でも、プレートを変えようとはしない。
本当なら力に訴えてでも交換させたいが、何度言ってもニヤ付いた顔で断られているので諦めた。
体力は何故か掴まる前よりも高くなっている気がするものの、気力が持ちそうにない。
既にここから自分で脱出しようと思う事すら、投げ出しそうだった。
「さっ、『美味しく感じるから食べろ』」
「…………」
どれだけ嫌がっても腕は命令通りの動き、精液が掛かった栄養剤を口に運ぶ。
そして食べた瞬間、いつも感じていた生臭さと苦さは一切無くなっており、それどころか口内で粘つく感触と匂い、更には味すらも美味しいと感じてしまう。
「んぐっ、お、美味しい…………」
「そうだろう?」
「っ!?」
思わず呟いてしまった瞬間に「しまった!」と思った。
自分のミスを嘆く気持ちを隠しながら男の顔を見上げれば、案の定嬉しそうに憎たらしく笑っている顔が見える。
身体の自由どころか味覚すら操られてしまったらしい。
いつもなら気を失った状態で無理矢理流し込まれる精液を、私自身の意志によって租借して胃の中へ入れていく。
ガリガリと栄養剤を砕く歯応えと殆ど感じない味に飽き飽きした所だった所為で、口の動きは止まらない。
勢い良く食べていく私の様子に満足した男は、背を向けて帰っていく。
「それじゃ、俺は仕事があるから帰るからね~」
「……もう、二度と来ないで」
「本当に良いのかな? また味気ない食事に戻るけど」
「くっ……」
男の言葉に「良い」と答えられなかった自分が情けなかった。
△
監視部屋に戻ってきた研究員は満足して艶々した顔で入って来る。
「ふぅ、ティファちゃんは精神的にかなり追い詰められている感じがしてますよ」
「うむ、グラフでもその結果が出ている」
「かなり過程が進みましたね」
「そうだな」
所長の視線の先にはモニターがあり、その中でティファは沈んだ表情を浮かべながら精液の掛かった栄養剤をいつもより速いスピードで食べている。
洗脳の為に常時『神羅への忠誠を誓えば楽になる』『逆らう事はおかしい』とマテリアを通して精神に教え込んでいたが、そろそろ精神的な限界が近い様だ。
抵抗を示していたグラフは軒並み下がり、抵抗する心も下がって、上がる数値は洗脳の度合いを表すものだけ。
元から反抗心が強く、マテリア以外の手段に頼らなければいけない状態であったものの、研究員達の性的な興味の対象とされた事で精神力が落ち、比較的順調に工程が進んでいた。
「それに食事に混ぜた興奮剤のお陰で、常に乳首が立ってましたよ」
「ふむ、本人の気が付いていない程度には、身体が興奮を溜め込んでいるのか」
「でも、最近弄ってますから、性欲が溜まってるって事はないでしょうけど」
ここ数日の間に身体は好き勝手に弄られたティファは精神を疲労させた上に、マテリアによって性感を高められている。
更に食事に少量混ぜられている興奮剤の効果で徐々に性的な刺激に対して敏感になり、少し肌を撫でられるだけで乳首は立ち、秘裂は愛液を溢れ出す。
ストレスから逃げる為に、ティファ自身が知らない内に身体が快感を大きくして精神を守ろうとする防衛本能でさえ、所長にとっては計画通りの反応だった。
筋力に付いても運動をさせられない事を受けて、パワーアップ等の害の無いドーピング剤を与えられている。
そのお陰でティファの何気ない自覚通りに体力や力は上がり、表面上の変化はまだ無いが肉体は確実に成長していた。
「しかしな、この分じゃ性的な快感に敏感になり過ぎて、使い物になるか分からんぞ」
「それなら、いっその事性感と思考を切り離しますか?」
「う~む……」
興奮剤と既に定着を果たしたマテリアに送る暗示のお陰で、研究員達の性的な悪戯が精神的な負荷に役立っていても、余り行き過ぎると色情に捕らわれてしまう。
洗脳するには問題がなくとも、目的はあくまで替えが効き、失っても痛くない絶対服従を条件とし、ソルジャーに匹敵する兵士を作り出す事。
本来の兵士達が少なくなっている現状では上の人間も悠長に待ってくれる訳でもなく、一刻も早く成果を出す必要があった。
「神羅兵からも催促が来た事でもあるし、次の段階へ行く日に思考と身体の、性的な反応を切り離してみるか」
「分かりました」
「あ~ぁ、何か勿体無い気がしますよ」
「どの道、配備されても調整として頻繁に返って来る事になるんだ。その時に好きなだけやると良い」
「了解です」
次の段階とは、肉体に関しての操作は殆ど完璧と言っても良い程に操れる状態になった事を受け、精神的な負荷を重点的に行なう計画。
しかし、普段身体を弄っていた研究員達では、少なからず慣れも生じてしまっている所為で効果は薄くなりつつある。
そこで選ばれたのが捕獲に協力した神羅兵。
最前線で戦い、しかも反撃も受けた者も多いので、大いに精神的な負荷を与えてくれるだろうと睨んだ所長だった。
「じゃ、兵達が使える様に手配しておきます」
「頼む」
そうして、洗脳は神羅にとって順調に進んでいく。
九日目
最近、私の身体が変だ。
全身を嬲られる毎日だけど、ここ数日の間、敏感に成り過ぎている気がする。
もしかして食事に何か混ぜられているのか、それとも知らない内にマテリアに操られているのか……。
何にしても、研究員達の性的な悪戯に対してすぐに反応してくれるのは喜ぶべき事だけど、気を失ってしまっては元も子もない。
「うっ、私は、はぁ……、今何を、考えたの……?」
昨日、思考出来なくなるまでイかされても、身体の疼きは残ったまま。
身体を抱えて何とか逃がそうと思っても、自分の肩を抱いた腕に乳首が当たっただけで声が漏れそうになってしまう。
この疼きを解消してくれるのなら、神羅に使われても良いと、私の心の中で誰かが囁き続けている。
「うぅん……」
何とか身体の変化と折れてしまえば楽になるとの誘惑に耐えていると、やっとあの男が扉を開けてやって来た。
正直、待っていたと言っても良い位で、遅いと悪態の一つも付きたい。
「随分辛そうだね~」
「誰の所為で……」
出た言葉は私が思ったよりも頼りなく感じたし、所々に甘いと息も混ざっていると自分でも思う。
どれだけ気丈に振舞おうとしても、身体に残る快感は消す事が出来ない。
しかし、男が来た事で、また身体を弄ってくれると喜ぶ気持ちもあった。
「早く、はぁ、何とかして……、ぅん」
「それはどっちに意味でだ?」
「どっちって……」
性的な快感を求めていると知っているくせに、態々聞いているのだろう。
既に胸や股間を見られ、弄られた事で羞恥心は少なくなっているものの、あくまで私が自分で言い出す様に仕向けているのかしら。
そうしている間にも、もう一人の私が身体を捧げれば良いと囁いてくる。
性欲を持て余している事もあって正常な貞操観念が働かず、要望を口に出そうと瞬間、研究員から思いも寄らない提案を出された。
「望むなら、身体を蝕んでる快感を止める事が出来るぞ?」
「えっ……?」
呆気に取られるとはこう言う事だろう。
今まで散々私を嬲っておいて、今更そんな提案をしてくるのか。
逃がす気がないのは痛い程思い知ったから、開放する為の提案ではないのは分かるけど、また変な企みでもあるのかしら?
「何のつもり?」
快感に惚けている顔で精一杯に睨みつける。
「身体の疼きを止める代わりに、パイズリでもして貰おうと思ってね」
「……そう、言う事」
要求が露骨過ぎて、嫌悪感すら抱かない。
逆に今更そんな事をさせるなんて、随分と安上がりな事だとすら思った。
しかし、言う事を聞けば身体の疼きを止められるのなら、喜んでやろうと思う。
それ程までに、満たされない快感を受け続けるのは辛い。
別に犯すと言われた訳ではないから、平気だろう。
この厭らしい胸で気持ち良くなって貰って、私は身体に残った快感を取り除ける。
とても良い案だ。
「んっ、良いわ」
「ほほぅ! 本当に?」
「ふっ……、その程度なら簡単だから良いわよ」
アッサリと承諾した事に意外そうな、それでも予定通りと思わせる様な顔で喜ぶ研究員は、ポケットから箱を取り出して何か操作をした。
それが終わった瞬間に、私が感じて居た快感が一切無くなる。
数日振りに元へ戻った身体は、素晴らしく軽い。
「これで良いだろう」
「はい、有難うございます」
……えっ?
今のは私の言葉じゃない!
確かに感謝をする気持ちは少なからずあったが、態々礼を言うほどの事でもない。
むしろ研究員の所為なのだから、文句の一つも言うのが正しい筈。
僅かに湧いたそんな気持ちを嘲笑うかの様に、言おうと思っていない言葉は感情を感じさせない平坦な声で続いた。
「お礼に私の卑猥なオッパイを使っていただいても結構です」
混乱する意志を余所に、私の口からは思っていても絶対に言わない言葉が出て行く。
更に嫌悪感と快感に翻弄されていた表情も完全に鳴りを潜めてしまい、快感が消えたと同時に表情も消えてしまったのを感じる。
心の中では必死に言葉を止めようとしても、操られた口は淀み無く喋り続けた。
「では、どうぞお使い下さい」
意志を無視した身体が胸を突き出してタンクトップを捲り上げた時、私はもう一度驚く羽目になる。
「随分と乳首が可愛く立ってるね~」
「はい、私の身体はずっと性的な事がしたくて仕方がありません」
確かに快感は消えた筈なのに視界へ入った乳首は未だに硬く立っており、乳輪すら卑猥に盛り上がっていた。
胸全体の赤みは明らかに性的な興奮を受けているし、中央にある谷間から見えた足には愛液すら流れ続ける。
「単に頭へ快感が行かない様にしただけだからね」
実際に快感は無くなったので、騙されたとは言えない。
そもそも言葉すら操られている状態では、抗議の声も出せない状態だった。
「今のティファちゃんの状態はどうなってるのかな?」
「通常の状態が0%だとすると今は性的興奮が80%程で、性器を弄られればすぐに絶頂へ行ってしまうでしょう」
聞かれた事を機械的に答えた私の身体だったが、研究員は不服そうにしている。
「違うでしょ、ティファちゃん、性器の事はオマンコって言わないと」
「失礼しました。オマンコを弄られればすぐに絶頂へと行ってしまうでしょう」
「うんうん」
態々卑猥な言葉に変えられて、再び言わされた。
絶望的な状況になった上、精神的な疲労が重なった所為で私の心には羞恥心は浮かび上がらない。
代わりに沸いて来るのが身体を勝手に操られる事への恐怖心だが、それもすぐに治まる。
今は完全に違和感の無くなってしまった『あやつる』のマテリアから流れてくる命令は、私の全てを好き勝手に変えていく。
最初の頃に抵抗できていた事が奇跡とも思えた。
「まぁ、オマンコって言うのは、こちらから指示を出した時だけだからな」
「分かりました」
常時言わされる訳ではないと分かっても、私の現状は袋小路に入っていく一方で自力ではどうしようもなくなっていく。
肉体を操られ、感情を操作され、今も弱った心以外の全てを都合の良い様に操られている。
その上、子宮付近から来る誰かの声に、精神を浸食していく感覚が驚く程に大きくなっていった。
「それじゃ、ちょっと挟んでね」
「はい、分かりました」
私の意志から離れた身体は研究員の言いなりに動き、ズボンを脱がしていく。
見たくも無い様子を間近で見せられる所為で、精神は疲弊していくばかりだ。
簡単な作業はすぐに終り、トランクスを脱がせば反り立つ陰茎が飛び出した。
更に近付いて身体を寄せると、厭らしい胸で挟み込む。
「おほう!」
頭の上から聞こえる嬉しそうな声を聞き流しながら、左右から胸を押さえた手は谷間に感じる熱い陰茎を擦る為、上下に動き始める。
自分の体温とは違う熱い感覚と、研究員の下腹部で擦られる乳首はコリコリと形を変えさせられた。
私自身に快感はないが、身体は順調に溜め込んでいるらしい。
股間に感じる滑りも、胸を動かす程に増していく。
「おふっ、先っぽを咥えて唾液で滑りを足すんだ」
「分かりました」
勝手に動く口が承諾の言葉を出し、少し開いたままの唇で亀頭を咥えた。
少ししょっぱい味が口内に広がったと思えば、舌が勝手に飴を舐める動きで刺激を送る。
移植されたマテリアから送られる命令は何の違和感も無く浸透し、まるで自分の意思で動いているのかと錯覚してしまいそうだ。
舌に感じた味も不快で、美味しさとは程遠い苦さ。
それでも出てくる体液を綺麗に舐め取り、代わりに唾液を塗り返していけば、滑りが増えた陰茎は胸の谷間でヌチョヌチョと音を立てる。
異物を挟んだ所為で谷間は凹み、左右から押さえられている事で上下に盛り上がる私の胸。
腕の動きが早くなるに連れて、研究員の声は徐々に切羽詰った物へと変化していった。
「おっ、おほっ! で、出そうだ!」
「んぁ……、存分に出して下さい」
「い、行くぞ!!」
射精を控えた研究員は一旦口を離した私の言葉に後押しされ、我慢をしていた股間から力を抜いた様だった。
胸の谷間に挟まれ、擦られて痙攣を繰り返していた陰茎が一瞬だけ張りを増したと思えば、真上にあった顔目掛けて精液を吐き出してくる。
「おふぁ!!」
「んぷっ……」
無表情になっていた私の顔には生臭い体液が、これでもかと言う程に掛けられた。
粘度が高い所為で張り付き、ゆっくりと顎へ向かって流れ落ちていく。
胸の谷間には飛ばしきれなかった精液が溜まり、水溜りならぬ、精液溜まりを作って生臭い匂いを漂わせてくる。
性欲の証とも言える他人の熱い体液を掛けられても、私の心の中で誰かが「どうせ、抗っても無駄だ」と囁いて殆ど何も心境に変化は無い。
現状を垣間見ても正しい言葉に、諦めと共に感情は消えていく様だった。
どれだけ希望を繋ぎ止めようとも、全てを『あやつる』のマテリアに書き換えられる。
弱った心には、それが素晴らしい考えとすら思えた。
「まっ、今はここまでにしておこうか」
「はい」
「これで、そのオッパイを拭いておけ」
「分かりました」
渡された布は良い生地を使っているのか、手触りが良い。
出された精液をサッと拭いて綺麗にすると、研究員は満足した雰囲気で頷いた。
「良し。それと近い内に神羅兵がティファちゃんの処女を奪いに来るからね」
「はい」
今まで身体を嬲るだけに留めていたのは、この為だったのか。
いよいよ私の処女を奪って貰えるらしい。
筋力もドーピングで強くなっているから、膣内の締め付けも強くなっている筈。
きっと気持ち良くなってくれるだろう。
「それじゃ、また明日」
「はい、さようなら」
そうして研究員は、扉を閉めないまま帰って行った。
△
「……さて、どうかな?」
マテリアによる洗脳が最終段階に差し掛かり、最後の確認として扉を開けたままにしてみる実験を行なっている。
少し前までは確実に脱走をしている状況に置き、ティファの判断を見極めるのだ。
「……行きませんね」
「そうだな」
モニターの向こうに居るティファは、開かれたままの扉を見ても行動を起こす事無く、いつものベッドへと座る。
そして、自由の効く範囲で筋力トレーニングを始めた。
「何か暇を持て余しているとも思えますけど?」
「逃げる事を考えていないのかもしれないな」
どれだけ観察を続けていても変化は無い。
ただ下半身を重点的に鍛えている事だけが、不可解な点でもあった。
「そう言えば、感情の数値もかなり下がってますね」
「うむ、感情はこのまま消えてくれるとありがたいな」
所長が一番心配しているのは、何かの拍子で捉えた当初の感情が復活してしまう事。
戻ってしまえば神羅に対して、そして実験体にされた怒りを爆発させてしてくるかもしれない。
『あやつる』のマテリアが定着を果たし、感情を含めて全てを操作出来ても、やはり不屈の意志が怖いのだ。
それを何とか排除する為に、捕らえてから今までずっと精神的な圧力を与え続けた。
「計画では量産可能な、使い捨て出来る兵士を作り出す事だ。神羅に心身共に忠誠を誓うのに感情はいらん」
「まぁ、俺達は性的に美味しい思いが出来るから忠誠を誓ってますけどね」
「あっ、俺も俺も」
「ふむ、私は実験に事欠かないから忠誠を誓っているぞ」
所長をトップとした集まりは、それぞれの欲望に正直に生きている。
笑いが耐えない環境でも、非人道的なのは変わりない。
決して表に出る事の無い機関は、人知れず己の欲求を満足させていく。
十一日目
「いよう」
「…………」
開けられていた扉から、いつもとは違う男が入って来た。
身に付けている物が白衣ではなく、神羅兵の物と言う事を考えれば、いよいよ私の処女が奪われる時が来た様だ。
「俺の事は覚えているか?」
「申し訳ありません……」
そもそも、独特な形をしているヘルメットで顔を隠している状態で、誰かと問われても分かる筈も無い。
しかし、私の返答に対して特に気を悪くした様子も無い神羅兵は肩越しに開けられている扉を見やり、もう一度問い掛けてきた。
「気になったんだが……」
「はい?」
「扉が開けっ放しになってるぞ」
「そうですね」
「逃げないのか?」
そう言う事か。
私にとって今更逃げる意味も無い。
そもそも――
「私は実験体です。逃げる必要がありません」
「なるほどね。聞いていた通りだな」
呟く様に言った神羅兵は正面から私に近付くと、両手で胸を掴んできた。
そのまま揉み解し、乳首が立っている事に気が付くと、顔の中で唯一露出している口元を吊り上げる。
「随分と厭らしいおっぱいをしているじゃないか」
「有難うございます」
「大きさはどれぐらいなんだ?」
「はい。前より12cm大きくなりました」
「ほほぅ……」
事実、私が身につけているタンクトップは、少し小さくなってしまっていた。
その所為で、常時興奮している証が乳首の突起として明確に現れている。
そんな胸を揉む神羅兵は、乳輪から乳首を摘んで上へ下へと好き勝手に引っ張る。
心の奥底で止めて欲しいと力無く嘆く言葉が少し五月蝿いが、身体は送られてくる快感には正直な反応を返す様になっていた。
コリコリと指で乳首を捏ねられれば、私の身体には性感が燃え上がり、既に愛液すらショーツの吸収量を超えてしまう。
神羅兵には見えない位置であるものの、内腿に一筋の粘着く液体が流れるのを感じた。
「良い感触だな」
「有難うございます」
指を動かされる度に、腰が小さく前後に動き始めた。
眼一杯に広げられた指が、グニグニと胸を揉み解し続ける。
下着は最初から付けて居ない所為で、タンクトップの上からでも柔らかさを与えられた。
下から持ち上げられた胸は鍛えられた兵士にとっても少し重そうだが、口元は性欲に釣りあがったまま。
どうやら、私の身体をお気に召してくれたらしい。
柔らかく形を歪められる自分の胸を視界に納めながら、次の行動を待つ。
「俺はそこのベッドに座ってるから、自分で処女を差し出してみろ」
「分かりました」
命令を出してきた神羅兵はズボンを脱いでベッドへと座った。
その正面へと立った私はミニスカートを捲り上げて、何の躊躇も無くショーツを引き下ろす。
「ふふん、毛の処理はちゃんとしているのか?」
「はい、今日の為にあらかじめ処理しておきました」
掴まってからシャワー程度なら何の問題も無く浴びれたが、流石に陰毛の処理まではさせてくれなかった。
元々少なかったお陰で普段から特に剃る方ではなかったものの、洗脳が進んで反抗の心配が無くなった時に剃刀を渡されて命令をされたのだ。
大陰唇には生えていないので淫核の上の方と長さだけを、研究員の前で整えさせられた。
剃り跡は綺麗に処理をして貰っている。
その性器へと何の遠慮も無く伸びてきた神羅兵の無骨な指が、柔らかな大陰唇の感触を確かめる様に撫で、存分に感触を味わう。
「もう濡れてるのか?」
「はい、先程胸を揉まれた所為で感じてしまいました」
「淫乱だな」
「有難うございます」
既に愛液を溢れ出させている秘裂を開かれれば、ニチャッと微かに聞こえて今まで以上に太股を伝って流れ落ちた。
指は胸を揉んでいた時よりも激しく動いて、膣口を掻き回す。
流石に処女膜を破ら無い様に気を付けているらしく、入り口周辺を触るに留まっているが、愛液を纏わせながら這い回る指に、私の身体は興奮を高められていった。
「こんなもんか。よし、お前が跨って自分で入れるんだ」
「分かりました」
心の奥底から拒絶の声が大きくなるのを感じても、命令を止める意味は無い。
ショーツを完全に脱ぎ去り、ベッドに座っている神羅兵の上に跨る。
脚を曲げて腰を降ろして行けば、張りを増した亀頭の先端が、弄られて少し開いた大陰唇に接触した。
そして、力を抜いて無理矢理解された膣口へ、鈴口を減り込ませていく。
幾ら頻繁に弄られていても処女である狭さは維持できており、最近は下半身を重点的に鍛えたお陰で締め付けには自信が在った。
眼の前に近付いてくる神羅兵の口元を注目しながら、どう動けば快感を送れるかを観察していく。
「うっ、おぉ……」
「…………」
亀頭の形に添ってジワジワと膣口を広げられる感覚は、快感となって愛液の量を増して性交の手助けをしてくれる。
カリの大きさに限界を感じつつ、先の方の丸まった部分だけ丸々膣内へと咥え込んだ。
先端では処女膜を突かれる感覚が僅かに感じられ、いよいよ破瓜の瞬間がやってきた。
「ふっ……!!」
「おふぅ、締め付けが」
足の力を抜いたと同時にブツリと破られる感覚の後、今まで指すら入れられなかった場所が陰茎によって拡張されていく。
「くっ、随分と締め付けてくるじゃないか」
「はい、この日の為に下半身を重点的に鍛えておきました」
パワーアップ等の力とトレーニングの結果で、私の腹筋は表面から見えるほどに鍛えられている。
最初の頃は多少の脂肪が付いており、外見はスリムな腹部にしか見えなかった。
鍛えられた筋力は目論見通りに膣内の締め付ける力を強くする事に成功し、咥え込んだ陰茎にも快感を多く送れている様子。
口元しか見えない神羅兵は何かを耐える様に、歯を食いしばっている。
亀頭の先端からカリまでの一番太い部分が膣壁を広げ、竿が膣口を巻き込みながら私の身体の中へ姿を消す。
腹部を良く観察すれば、胎内に入れられた陰茎の形に腹筋が持ち上がり、それは奥へ進むほどに長くなっていった。
ズリズリと愛液に塗れて挿入されていき、遂には子宮口を押し上げられる。
「あっ……」
その瞬間、私の心の奥底に残っていた<ティファ・ロックハート>が完全に消えた事を感じ取る。
絶望の中で信じて居た物が処女を失った衝撃で全て消え去り、自分の全てを操られる現状に疲弊した精神は耐えられなかった。
そうして無防備になった所へ、子宮付近に移植されて定着した『あやつる』のマテリアから一つの命令が下る。
――お前は神羅の忠実な人形となるのだ。
完全に穴が開いてしまった心と精神に浸透する言葉は、神羅の人形と言う新しい私を誕生させた。
「くっ!」
そんな変化に気を向ける余裕の無い神羅兵は、私の胎内に根元まで陰茎を入れた状態に、今にも射精をしてしまいそうな雰囲気を発している。
膣壁の僅かな隙間をヌルリと分け入りながらピクピクと動き、快感の波に耐えている様子だった。
観察をする為に数分ほど動きを止めていたが、漸く神羅兵の余裕が戻ってくる。
「ふぅ……、動いて良いぞ」
「分かりました」
許可を得た事で腰を上げれば、流石に処女を失った痛みが少し感じられた。
それでも動きを止める理由にはならず、広げられた膣口から竿が出る感触を感じつつ、陰茎を抜いていく。
膣壁にある小さなヒダがカリに引っ掛かれる感触を送られる所為で、寧ろ私にどれだけ膣内が発達しているかを感じ取らせてくれた。
「おふぅ……」
神羅兵の快感を含んだ溜息を胸に感じ、膣口の裏側からカリに押される感覚を受ける。
一旦動きを止めた後、再び陰茎を子宮口まで挿入して行った。
処女膜の抵抗が無い事で何の障害も無く突き進む。
亀頭に広げられる膣内も陰茎の存在を好意的に受け取り、積極的に締め付けを繰り返しているのが分かった。
私自身も意識して浮き出るまでに鍛えた腹筋を使って膣圧を高めると、神羅兵の快感に耐える口元が再び歪む。
「うくっ!?」
不意の締め付けに思わず股間の力を入れた所為で、胎内に入っている陰茎の張りが大きく増して膣壁を掻き分けながら拡張した。
リズムを掴んだ私は、根元まで咥え込んでも動きを止める事無く、腰を動かす。
愛液を掻き混ぜられる音が白く清潔な雰囲気を持つ室内に響く。
大きくなった私の胸は今まで以上に激しく揺れてしまい、挙句には眼の前に居る神羅兵の顔にすら当たってしまった。
「あぶっ!?」
「済みません」
咄嗟に動きを止めて一応謝るも、肝心の神羅兵は然程怒っている訳でも無さそうだ。
今までベッドに座って快感に耐えるだけだったが、私の胸の攻撃を受けた事で意識を向ける方向を見つけたらしく、無遠慮に手で鷲掴みにしてきた。
愛液を垂れ流す程に興奮している身体は乳首が痛い程に硬くなっており、乱暴に掴まれただけでも更なる快感を送られてくる。
自然と膣内の締め付けも強めてしまったが、神羅兵にとっては許容範囲だった様だ。
「うっ、ふっ、折角だから、くっ、この厭らしいおっぱいも、んっ、揉んでやろうか」
「お願いします」
私の身体は神羅の物なので事前に何かを言う必要も無いが、やはり直接の言葉として宣言すると興奮するのだろうか。
正面から掴まれた胸は掌の中で乳輪ごと乳首を捏ねられ、そのまま指を大きく動かして全体を解してきた。
グニグニと揉まれる胸は神羅兵の言う通りに厭らしく形を変える。
サイズが大きくなっても感度はマテリアの暗示で高まっており、少し刺激されるだけでも十分に絶頂へ向かう事が出来そうだ。
指で摘まれた乳首からの痛みを含む快感は続き、神羅兵の快感の波も遠ざかったと思った私は腰の動きを再開する。
上下に動く身体に釣られて揺れていた巨乳も、掴まれている所為で先程よりは動きが抑制されていた。
若干とは言っても動き易くなったのは事実で、腰の動きも徐々に激しくしていく。
竿に引っ張られて捲られる膣口、掻き分けられる膣壁は愛液の分泌を激しくさせながら陰茎を愛撫する。
カリに引っ掛かるGスポットらしき箇所からの快感と、神羅兵の下腹部に当たる淫核からの快感は私の身体も絶頂へ勢い良く押し上げていく。
既にヌルヌルになった神羅兵の太股にお尻をぶつけながら、汗が飛び散る程に激しく上下運動をする。
人形となった私の意志すら通り越した膣壁は、細かい痙攣を繰り返し始めた。
小刻みに締め付ける所為で、攻められる陰茎もビクビクと動き始める。
辛うじて胸を揉み続けた神羅兵も流石に絶頂が近くなった事で、指の動きが怠慢になってきた。
「くふぅ……!」
思わず漏れた快感に耐える溜息を聞いた私は、動きを更に激しくして攻め立てる。
そして、我慢の限界が来た神羅兵は切羽詰った声を出した。
「だ、出すぞ!」
「はい、いつでもどうぞ」
激しく出し入れをされる陰茎は、同じ様に激しく痙攣を繰り返して射精を始める。
しかし、私は腰を動かし続け、神羅兵が精液を吐き出している途中にも拘らず、締め付けを強めた膣口と膣内で扱き続けた。
「おっ、おふっ!!」
カリに掻き出される愛液に混じって粘度の高い濃い精液が漏れ始める。
上下に動きつづける腰の所為で子宮口へと押し遣られた熱い体液を子宮口に感じ、私の身体に溜まっていた快感も爆発してしまった。
「んくっ……!」
「おぅ!? 締まるっ!?」
射精途中で扱き続かれた上に締め付けも今までの比ではない程に強くなり、神羅兵の快感も長く強くなる。
幾ら私の身体が絶頂に達しようとも、動きを止める理由にはならない。
お互いが性的な快楽の最高潮に上っても、震える脚に無理矢理力を入れて腰を上下に跳ね続ける。
「も、もう良い! い、一番奥へ、入れた、状態で止まれ!」
「はい」
やっとの事で大き過ぎた快感が収まった神羅兵は、安堵の溜息と共に残った精液を子宮口へ掛けた。
最奥が体液で膨れる感覚が増える代わりに、陰茎の震えが徐々に収まってくる。
ピクピクと絶頂の余韻で小さく痙攣を繰り返し、漸く快感を乗り切った神羅兵が戻ってきた。
「ふぅ、お前の処女は良かったよ」
「有難うございます」
相変わらず口元しか見えないが、シッカリと満足して貰えたらしい。
ニヤリと笑いながら、掴んでいた胸を揉んでくる。
もう十分と判断した私は腰を持ち上げて、陰茎を抜いた。
塞ぐ物が無くなった膣口からは粘度の高い精液が、ゆっくりと膣壁を這って出てくる感覚がある。
「おい、拭いてくれ」
「分かりました」
汚れた陰茎を突き出してくる神羅兵の足元へ跪き、床においていたショーツで綺麗に拭いていく。
完全に力が抜けた状態は初めて触ったが、なんとも不思議な感触だ。
確かに柔らかくはあるものの、胸や大陰唇ほどではなく、かと言って何かに例えられる様な物でも無かった。
「――拭けました」
「ご苦労」
「はい」
ダルそうに腰を上げた神羅兵は用が済んだのか、開きっぱなしだった扉へ向かうが、思い出した様に振り返る。
「そう言えば……」
「どうしました?」
「捕まえる時に随分と痛い目に会わせてくれたよな?」
「申し訳ありません」
あの時の私は、どうかしていたのだ。
神羅の人形となった今では悪夢の様な時間だった。
「ついでだからあの時の礼をさせて貰うぞっと!!」
今度はどこを犯されるのかと考えていると神羅兵はおもむろに手を握り締めて、私のお腹を勢い良く殴ってくる。
「ぐふっ!?」
幾ら腹筋が割れて見える程に鍛えられたとしても、相手は現役の兵士。
力の乗った拳は容易に内臓へと衝撃を送ってきた。
圧力が掛かった所為で膣内の出された破瓜の血が混じる精液が、開いた膣口から勢い良く噴出してくる。
「げはっ!? ごほっ!?」
咳き込むタイミングと同じ間隔で、膣内から体液を漏れ出すのが分かった。
更に我慢をしていた尿さえも耐え切れずに漏らしてしまう。
「ははっ、精液諸共お漏らしか」
「もう、申し訳、げほっ、在りません」
「まぁ、清々したし、許してやるよ」
「有難う、ごふっ、御座います」
ビチャビチャと音を立てながら漏らす私は、意気揚々と去っていく神羅兵の後姿を見送った。
そして立っているのも辛くなり、膝を付いて苦痛を逃そうと殴られた腹部を押さえる。
下半身を濡らす色々な体液を不快にも感じながら、過去の自分の行いを恥じた。
暫くして痛みを和らいだ事で、床に飛び散った物を綺麗にする為、備え付けられている掃除道具を取り出したのだった。
△
「自我の反応が消えました」
「ふむ」
実験の最終段階に入り、遂にティファの自我を消滅させる事に成功した。
これで完全な洗脳した兵士の完成した事になる。
実験としてはこれ以上なく成功であり、神羅の上層部も満足させられるだろうと、余り変わらない表情で喜ぶ所長。
研究員達はそんな成果よりも、ティファの処女喪失の録画具合のチェックで急がしかった。
部屋のあらゆる角度から撮られた映像は死角がなく、破瓜から精液を胎内に入れられるまでの全てを記録し、腹を殴られて秘裂から精液を噴出す瞬間まで鮮明に映っている。
「そう言えば、被検体自身に自分の状況を数値として報告させられるようにはなったか?」
「はい、こちらのモニターに出ている数値を、マテリアを使って教え込んでいたので、たぶんいけると思います」
「そうか」
思い出した様に、近くに居た研究員に聞いた所長。
現状の僅かな事さえ特別な観察室を通さないで知る方法として、ティファ自身に身体の変化を数値として理解させる方法を選んだ。
人間は意外に自分の事でも曖昧にしか答えられないが、事前に例を出しつつ、現状に数字を付けた上で経験を積ませれば比較的思い通りの結果を得られた。
特に今のティファは人形の様に感情が無く、主観を通り越して全てを客観的に観測できるので、数値を報告させるのは簡単な事。
「最初の頃に比べて、随分と便利な被検体になったな」
「そろそろアバランチを壊滅させる作戦も実行できそうですかね?」
「そうだな。上にもそういう風に報告を上げておこう」
最終段階を問題なくクリアーした研究は、既に実用段階へと移行していく。
アバランチ捕獲作戦十日前
完全に開放されている出入り口を入って、いつもと同じ様に白衣を着た研究員が食事の乗ったプレートを持って来た。
「調子はどうだ?」
「はい。全てが良好です」
最初の頃に聞いた質問と同じ物を聞いても、劇的に違う答えを淡々と答えるティファ。
「具体的には?」
「はい、全身の筋力は最初の頃よりも5%程増加しています」
「次は?」
「胸は数日前よりも10センチ大きくなり、感度も上がっています。また性器の締め付けも3%程強くなりました」
自分の身体の変化を数値として認識させられ、今では完全に全てを数字で答えられる様になっていた。
どんなに恥ずかしい質問であっても、自我が消えてしまったティファには羞恥心は存在しない。
更に、捉えられた当初は女らしい丸みを帯びた身体だったが、今は戦闘者を思わせる程に筋肉質な姿へと変化を遂げた。
パワーアップ等の希少な物を存分に使用し、腹筋だけではなく肩や腕、更には太股に至るまで、筋肉が浮き出ている。
その代わりに余計な脂肪は巨乳を更に大きくし、尻も大きくさせた。
しかし、張りや形は一切重力に負けておらず、ツンと上を向いて若さと魅力を維持している。
身体を毎日弄り回す研究員は変化もシッカリと味わっており、時を経る毎に性的な視線が露骨になりつつあった。
報告に満足した研究員は持っていたプレートを、姿勢良く座るティファの目の前に置く。
「そう言えば、この食事に文句を言ってたんだけど、今でも不満はあるのか?」
「いいえ。最低限の栄養さえ摂取できていれば何の問題もありません」
「そうかい」
そして、簡素な栄養剤と興奮剤を食べ始めたティファの横に立った研究員は、無遠慮に大きくなった胸を揉み始めた。
タプタプと揺れる巨乳は重い柔らかさが増して、指を食い込ませると同時に確かな弾力を返す。
最初に着ていた服装を全く変えていない所為もあって、伸びた生地の下から常時興奮して立っている乳首が透けて見えていた。
下から持ち上げ、表面を滑りながら胸の形に添って手は動き、ゆっくりと味わいながら揉んでいく。
張りと艶も増し、タンクトップから見えている谷間が興奮を誘った。
「脱がすから片腕を上げろ」
「はい」
ティファは研究員の邪魔をしない様に、命令通りに片手を上げる。
障害が無くなった事で、タンクトップの下から指を差し込んで一気に捲った。
布に持ち上げられた数瞬後に、たぷんと柔らかく波打ちながら元の位置へと戻った巨乳。
先端の乳首は相変わらず興奮剤の影響で乳輪から盛り上がり、どれだけ吸われても捏ね回されても綺麗なピンク色を維持したままだった。
硬くなった所を解すように指先で摘む研究員。
それから指を広げて全体をゆっくりと揉み、食事を届ける係りの特権を味わう。
片方だけ出た巨乳の肌を触りつつ、乳輪に反って撫でて行けば、刺激を受けた乳首が更に硬さを増していく。
その間にもティファは黙々と食事を続けて行った。
「んぐっ……、食べ終わりました」
「あぁ、分かった。……とりあえず立つんだ」
「はい」
空になったプレートを回収する前に湧き上がった性欲を解消しておこうと思った研究員は、ティファを立たせてテーブルへと座らせる。
少し開いた脚の間からはショーツが見えており、その中心は愛液を吸収して色が変わっていた。
興奮剤の摂取はつい先ほど行なわれ、胸を揉まれたティファの身体は性交の準備を整える。
「ショーツを脱げ」
「分かりました」
一旦立ち上がり、男の前で躊躇無くスカートに手を入れてショーツを下ろす。
愛液が性器と繋がっていたが、それに注目する事無く脱ぎ去った。
捲り上がったスカートをそのままに再びテーブルに座ったティファは、筋肉が浮き上がって引き締まった脚を開いて研究員に向かって剥き出しの股間を見せ付ける。
興奮をしている秘裂は愛液どころか膣口すら少し広げて、陰茎の挿入を今か今かと待ち受けているとも見えた。
何度犯されても形が変わる事無く処女の風体を維持し、小陰唇も食み出していない。
「準備は整っているな」
「はい、いつでもお使い下さい」
そう言われた研究員は、早々にズボンを降ろして陰茎を取り出した。
何度犯しても飽きの来ないティファの身体を抱けると思い、カウパー液すら滲み出ている。
反り立つ陰茎の根元を押さえながら、亀頭を大陰唇に割り込ませて膣口へと接触させると、膣内が進んで咥え込む様に何の違和感も無く挿入できた。
「うっ、ふっ、いつ犯しても良い具合だな」
「有難うございます」
ヌルリと陰茎を迎え入れた膣壁は、愛液を分泌しながら蠢く。
亀頭に広げられても即座に元の狭さへ戻り、カリの凹みへヒダを入り込ませる。
愛液を垂れ流す程に興奮している身体を持ってしても、完全な人形となった弊害で、どんな状況に陥ってもティファの顔色は変わらなくなっていた。
それでも研究員にとっては全く関係なく、亀頭で柔軟性を増して包み込む様になった膣壁を掻き分けながら最奥を目指す。
突き進む陰茎は滑るヒダの歓迎を味わいながら、子宮口まで入り込んだ。
ここ数日の間に経験を多く積んだお陰で、胎内はすぐに快感を送る動きを始める。
不規則に動きながらも鍛えられた腹筋で陰茎を締め付け、発達した膣壁は僅かな凹凸さえ埋めた。
本能的に締め付けてしまう不意の刺激も加わって、研究員に快感を送る。
量の多い愛液の所為でヒダが陰茎を固定し損ね、結果的にヌルヌルと表面を刺激してしまう。
そして研究員は腰を引いて、カリで膣壁を引っ掻いていく。
「おふっ……」
「…………」
幾ら眼の前の研究員が快感に吐息を漏らそうとも、人形となったティファは無表情に眺めるだけ。
膣内で前後に動き続ける陰茎を今までの経験から推測した力加減で膣壁を締め、効率良く快感を送っていく。
微妙に太い所為で膣口が眼一杯に広げられても、それが返って強い締め付けとなり、研究員を攻め立てた。
「おっ、うっ!!」
「…………」
必死に腰を突き入れられる反動は、片方だけ曝け出された胸を大きく揺らす。
たぷんたぷんと聞こえそうに波打つ動きは、研究員の興味を引かせた。
「くっ、はっ!」
「っ…………」
今のティファは快感に無頓着であっても胸を掴まれれば、快感に反応した身体が勝手に膣壁を締め付ける。
そのまま隠されていた方の胸も取り出した研究員は、胸を掴んで揉み解しながら腰を振り続けた。
元から大きくなっていたが弾力の増したお陰で揉み応えは先程よりもあって、更に興奮を高める。
乳輪から盛り上がった乳首も感触にメリハリが生まれ、どれだけ指を動かしても飽きる事は無さそうだった。
開いた脚の中心を力強く突かれ、愛液が膣内で掻き回らされる。
大きくなったカリが膣壁を引っ掻き、締め付ける事で密着している為に、ティファには陰茎の動きがハッキリと感じられた。
突き入れられる毎に子宮口を強く押され、引かれれば胎内が付いて行こうとする。
激しくなる一方の突き入れを、後ろへ手を付いて倒れない様にしているティファと、胸を掴んで身体を支える研究員。
動く指の間から硬くなった乳首が食み出し、その状態で捏ねられる。
包皮の加護を受けなくなって久しい淫核も、愛液によって卑猥な光沢を身に纏い、腰を打ち付けられる度に研究員の下腹部に当たって快感を送っていた。
興奮剤を摂取し続けている事で常に興奮しているティファの身体は、膣内を突かれて子宮口を持ち上げられる感覚と、胸を大胆に揉まれる刺激で絶頂へと向かう。
それでも無表情を維持しており、顔色は変わらない。
「おっ! ほぅっ!」
「…………」
腰を動かす研究員の絶頂が近くなった事を膣内で察知し、割れた腹筋が盛り上がる程に力を入れた。
不意の刺激を受けた所為で射精を開始した瞬間に、陰茎を根元まで突き入れる。
本能的に子宮口へ鈴口を密着させ、咄嗟に入った力を股間から抜いて快感を受け入れつつ、精液を吐き出し始めた。
「おうっ!?」
「んっ…………」
限界が近かった陰茎が精液を吐き出すと胎内に熱い体液を入れられた感覚を受け、ティファの身体も絶頂へと上る。
しかし、反応するのはピクピクと断続的な締め付けを繰り返す膣内だけで、外見上の変化は無い。
辛うじて潮を噴出していたものの、絶頂の真っ最中に居る研究員は射精に忙しくて分からなかった。
上下に痙攣を繰り返しながら、避妊をしていない子宮口へ直接精液を出していく陰茎。
粟立つ愛液が充満していた膣内に、種を含んだ体液が流し込まれる。
絶頂で締め付けを強めていた筈の膣口から逆流する程に注ぎ込まれた精液は、愛液と混ざって粘度が高くなっていた。
「おふぅ……」
「…………」
ドクドクと射精を繰り返していた陰茎も、徐々に動きと硬さを緩めてくる。
身体が絶頂に達していてもティファは、膣内の締め付けを小刻みに変えて射精を促した。
そして、最後まで出し切った研究員だったが、腰は抜かずに掴んでいる胸を再び揉み始めた。
「ふぅ……今日は二回やるぞ」
「はい」
どれだけ性欲の的にされても何の異論も無いティファ。
無表情に承諾をした後、腹筋に力を入れた。
「うっ……」
「…………」
絶頂直後の敏感な所へ刺激を受けた研究員は呻き声を上げるも、力の抜けた陰茎に硬さが戻っていく。
一気に硬くなる事は流石に無かったが、それでも確実に興奮を取り戻す。
研究員もティファの張った胸を好き勝手に揉んでいく。
正面から掴んでいた手を下へ動かして、巨乳を持ち上げつつ側面を持っていき、少し左右に広がっていた乳首を正面に向ける。
そのまま上まで肌を撫でながら重さと弾力をジックリと味わい、親指と人差し指の付け根で乳首を挟む。
軽めに叩けば全体が柔らかく波打ち、大きさも伴って迫力があった。
再び胸の横へ手を動かして、親指を使って乳首を弄る。
「…………」
硬さを維持している乳首が弾かれる様子を無表情で見つめるティファ。
爪で引っかかれれば、刺激を受けた身体が反射的に膣壁を締め上げた。
力の抜けていた陰茎は柔らかくなった所為でヒダに形を変えられていたが、再び硬さを増して膣内での存在感を発揮する。
完全に復活した事を受けて、研究員は一旦腰を引いて陰茎を抜いてしまった。
「アナルを犯すから後ろを向くんだ」
「はい」
短い言葉で返事をしてから身体の向きを変えて、テーブルへ手を付いて尻を差し出す。
開放された膣口からは出された精液を垂れ流し、重力は巨乳を卑猥に垂れさせた。
鍛えられて少し筋肉質へと変わった尻を掴んで開いた研究員は、今まで見えなかった肛門へと亀頭を接触させる。
「ここは、初めてだったな?」
「はい。前に舌と指で解されましたが、機会が無く、一度も入れられませんでした」
「そうか」
膣内の処女を奪えなかった事を悔しがっていた研究員が笑みを浮かべながら、肛門に食い込んだ亀頭を挿入していく。
緊張した括約筋がメリメリと広げられる感覚はティファにとっても初めてであり、少なからず身体が強張ってしまった。
受け入れる為に何とか緊張を緩め様と力を抜いても、排泄器官と認識していた箇所への挿入は中々看破できるものではない。
しかし、その抵抗は膣口と同じで、返って締め付ける結果となり、徐々に腸内へと姿を消していく陰茎へと強い快感を送った。
「うっくぅ……」
「…………」
ジワジワと広げられていた肛門は亀頭を半分以上咥え込み、遂にはカリまで挿入を許す。
それからの動きは早く、一気に根元まで陰茎が挿入された。
「んっ、くはっ!!」
「ぅ…………」
膣口とはまた違った締め付け具合に、快感に染まった息を出す研究員。
愛液と精液が潤滑油の役割を果たして、括約筋の抵抗を除けば挿入に対して手間は掛からない。
太い輪ゴムで締め付けられる様な感覚を陰茎の根元に受け、その先は規則的な輪を持つ腸が締め付けを繰り返す。
膣内と違って蠢く感じは全く無いが、逆流して来た異物を押し出そうと奥から押し出される感覚があった。
亀頭から始まってカリを通り、竿を撫でるように段階を付けて腸内が狭くなってくる。
そして、陰茎を抜いていけば、望まない排泄を拒否しようとする反射的な反応が身体に沸きあがり、自然と肛門を締め付ける。
それでも止まらない腰の動きは、竿を押さえ付ける為に狭まった括約筋を少し外へと引きずり出していた。
膣口で締め付けられる以上の強さを持つ所為で、一回腰を引くだけでも予想以上の快感が研究員に送られる。
「うっ、ほっ、はっ!」
「んっ、んっ…………」
タイミングを掴んでリズム良く動き始めた研究員は相変わらず尻を掴んでおり、筋肉質になったお陰で胸より強い弾力を感じて指が無意識の内に揉み込んでしまう。
更には叩き付けられる下腹部によって波打ち、失われない柔らかさを見せていた。
「うっ、くっ、はっ!」
「……んっ、……ふっ」
徐々に早くなる研究員の腰は、ティファの何も入っていない腸内へと力強く突き入れられる。
反動を受けた胸も垂れ下がっている状態のままで前後に揺さ振られた。
再び陰茎の快感に身体を震わせる研究員はティファの背中へ覆い被さって、揺れている巨乳を掴む。
硬くなったままの乳首を弄り回し、前後の揺れを押さえた。
そのまま指を動かすのと同時に、腰も動かしていく研究員。
「ふっ、くっ!」
立ちバックと言うある意味、女を完全に征服した体位で犯している状況は、二度目の絶頂へ上るには十分な刺激となった。
再び射精の予感に震える陰茎は出し入れのスピードを上げ、括約筋を擦り続ける。
「くっ! はっ!!」
「んっ……」
精液が上がってくる感覚を一切我慢しなかった研究員は、出来る限り根元まで深く差し入れた。
膣内と違って尻の肉がある以上、全て挿入は出来なかったものの、射精する時の本能は自然と腰を動かす。
短い時間で二度の精液を受けたティファだったが、流石に腸内の感覚を感じる事は出来ない。
しかし、肛門に咥え込んでいる陰茎の動きと研究員に掴まれた胸へ食い込んで動きを止める指、そして強張った全身を背中で感じ、絶頂へ達したと判断する。
膣内を犯される経験は頻繁に積んだものの、尻を犯されるのは初体験であり、結局は犯されるがままとなってしまっていた。
完全な受身となってしまった事に申し訳ないと感じたティファだが、下手に括約筋へ力を入れても射精を妨げてしまうのは簡単に想像できる。
結果的には、成されるがままで受け止める事だけが唯一出来る事でもあった。
「……満足されましたか?」
「くふっ……、あぁ、満足したよ」
自らが動かなかった事に不安を感じ、思わず確認の言葉を掛けてしまうも、返って来たのは予想外に『満足した』との答え。
それを聞いたティファは一先ず今回はこれで良いと判断をしてから、次に向けて知識の習得を心に決めた。
「おっ、おぉぅ……」
ゆっくりと陰茎を抜かれる感覚は、やはり排泄の感覚その物で短時間では慣れる筈も無い。
トイレに行きたくなるのを我慢しているティファ。
亀頭が完全に抜けると、腸内から精液が漏れない様に括約筋がキュッと締まる。
「……そろそろ時間か」
ポツリと呟いた研究員は軽く陰茎を拭き取ると、何も乗っていないプレートを持って出口へと向かった。
「そう言えば、クラウドとか言う奴がお前を探してるってよ」
「捕縛対象ですね」
マテリアからの情報を刷り込まれたティファは、何の干渉も無く答えた。
かつての仲間であり、少しの恋心を抱いていた相手の事を言っているとは到底思えなかった。
「そうだ。近い内に捕縛作戦があるから、それまでに身体の調整を終えておけ」
「分かりました」
そして出て行こうとした研究員だったが、少し立ち止まってティファへ振り返る。
少し意地が悪そうな表情を浮かべて、答えが想像できる質問を態々投げ掛けた。
「クラウドには特別な感情を抱いているんじゃなかったのか?」
「クラウド・ストライフは捕縛対象です。それ以外の感情は持ち合わせていませんが?」
首を傾けながら心底不思議そうに返す。
洗脳が完了したティファは他人に対しての感情が薄く、特に神羅以外の相手には何の感傷も抱かない。
今の行動理論の全てが『あやつる』のマテリアから送られる絶対服従の気持ちだけだった。
「なら良い」
「はぁ……」
最後まで不思議そうにしているティファは、感情を感じさせない表情のままで出て行く研究員を見送った。
△
「もう完全に自我が復活する気配は無いな」
「そうですね。完璧ですね」
いつもの如く犯される様子をモニターとグラフで見ていた所長は、満足気に呟く。
近くに居た研究員も同じ意見で、今回の洗脳神羅兵の実験は素晴らしい成功を収めた。
「そう言えば、所長。例のアバランチメンバーが本格的にティファちゃんの捜索を始めたらしいですよ」
「ふむ? 随分と遅い行動だな?」
「何でも、ティファちゃんの腕っ節なら何があっても大丈夫だと思ってたらしいです」
「随分と過大評価しているものだ」
実態に捕らえた時の事を思い出した所長が呆れを隠さずに言う。
「そのお陰で捕まえるのは簡単だったんですけどね~」
「まぁ、そうだな」
実際は神羅兵の犠牲は在ったのだが、所長が想定していた物よりは少なかった。
何にせよ、今更クラウド達が動いても全てが遅い。
助けようとしているティファは既に洗脳が完了して、心身共に神羅へと忠誠を誓っている。
囮として使うには、立場と実力が十分な状態だった。
捉えた頃よりも筋力、持久力の基本的な実力が上がり、後はその力で戦う感覚を覚えさせるだけ。
「暫くは神羅兵の宿舎に預けて戦闘訓練だな。アバランチに協力している元ソルジャー捕獲作戦は25日後だ」
「随分と先ですね」
「戦闘訓練に付き合うついでに、神羅兵も楽しみたいらしいぞ?」
「あぁ、納得です」
殆ど男だけの部署にティファほどの良い女が配置されれば、どうなるか想像は容易い。
おまけに絶対服従と言われれば、犯されるのは確実だろう。
散々痛み眼を見せられた恨みを性欲に変えた神羅兵は、色々な意味であの身体を味わう筈だ。
そんな想像が研究員達の中で広がり、早くも調整の為に戻される次の日を楽しみに股間を硬くさせる。
「そんなに名残惜しいのなら、今晩は全員で楽しんだらどうかね?」
「良いんですか!?」
「あぁ、性欲を為で業務に支障が出ても困るのでね」
「よっしゃ!」
「よし、お前ら、残った仕事を即片付けるぞ!」
「分かった!」
「……やれやれ」
いつもよりも五割り増しで動き出した研究員達に、いつか感じた呆れを思い出しながらデータの解析を始める所長。
実験の結果は申し分なく、後は定期的な検査だけで特にする事はない。
この成功を機に元ソルジャーの洗脳も視野に入れられ、『あやつる』のマテリアの移植によって洗脳兵士の増産は確実になった。
その餌として使われるティファは何の異論も無く、自分の役目を果たすだろう。
そうして、神羅の触手は確実にアバランチを絡め取っていくのだった。
終り
コメント
No title
Re: No title
有難うございます。
思考の侵食を、どの程度にするかが原因で遅れてるんですけどね。
必死に書いてますんで、もう少しお待ちください。
今は最後の展開に入った所なので、後少しで出来ます。
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Re: タイトルなし
感想有難うございます。
苦戦しましたが、興奮して頂けた様で何よりです。
細やかな洗脳状況の展開が一番苦労したんですよね。
末永く性的に使ってやってください!
書いた甲斐がありますんで。
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後半徐々に思考が浸食されつつあるのが良かったです
完全に堕ちるのを楽しみにしてます!