ニセコイ : 桐崎 千棘 存在無視
例えば、無視『される』と言うのは、一般的には紛れも無いイジメの一種だ。
話しかけても返さず、視線すら合わせて貰えない上に、諦めてその場を去れば必ず、ひそひそと笑われる。
しかし、どこかのアニメの様に、相手が何かの事情で止む終えなく無視『しなければいけない』なら、どうだろうか。
きっと最初こそ戸惑いながらも、同じクラスの女子の胸や尻ぐらいは触るかもしれない。
そして、更に先を行って自分の意思で、相手に自分を強制的に無視『させる』となればどうか?
確実に好き勝手能力を使い捲くるだろう。
しかも、自分の意思一つで普通の状態と、行き来できるなら言う事は無い。
能力を解いて話しかければ返事を返し、相手からも話しかけられ、無視『させる』状態で何かされても被害にあった方は何も無かった様に振舞ってくれるのだ。
そうなれば、いつの間にか降り立っていた、漫画として読んでいた世界だって、生き易いどころか寧ろトリップして良かったとさえ思える。
「お、おほほほほ、ダ、ダーリンもお茶目ね~」
「あ、あははは、ご、ごめんね、ハ、ハニー」
「おほほほ」
「あははは」
現実として目の前に居る存在であっても、引き攣り笑いをしている<一条 楽>を中心に漫画の主人公が遭遇する様な騒動は尽きない。
実家がヤクザである割にクラスメート達は気にしている様子も少なく、教師を含めてある程度は平和な学校風景。
偽りの恋人として転入してきた、後頭部の鋭いリボンで纏めた綺麗な金髪を風に流すハーフの美少女<桐崎 千棘>は、まさに名前からしてツンデレのヒロイン。
同じ主要人物として、大人しい性格で正統派ヒロインの雰囲気を出す<小野寺 小咲>
肩に少し掛かる程度の黒い髪も、清楚なイメージを与えてくれる。
漫画の絵として見ていた時から美少女だったが、この『ニセコイ』の世界に転生してから実在の人物として見ても、下手なアイドルすら簡単に凌駕する可愛さだ。
対外的には千棘と楽は恋人同士であるので近くに居る事が多いものの、今では色んな関係が進んで小咲も追加され、三人で目立つ事が多い。
決していつも一緒に居る訳ではないが、騒ぎが起きると大抵三人組が寄り集まっていた。
他にも千棘を守る為にクラスメートとして派遣された短髪で男装の美少女<鶫 清四郎>は、最近意外に可愛い性格が発覚してから男子達の人気が高い。
正統派ヒロイン小咲の親友で普段は余り目立たないが、良いアシストをする<宮元 るり>も美少女の枠に収まり、主人公である楽の周囲に彩を与えた。
斯く言う俺はそんな騒ぎの外側から、完全に第三者として眺める立ち位置にいる。
漫画で言えば名前どころか顔すら碌に描かれない背景キャラだ。
周囲を囲む野次馬の一員として眺める先には、未だに引き攣り笑いをしている千棘に楽。
問い詰めるように視線を鋭くして睨んでいる誠士郎の近くではおろおろとしている小咲と、半目のるりが成り行きを眺めていた。
原作が始まって以来、珍しくなくなった賑やかな騒動は、主要人物達を眺めるクラスメートが輪になって中心を開けているので、一種の舞台とも言える状況で続く。
そして俺は主人公達の遣り取りよりも、少年漫画に在りがちな短いスカートからチラチラと見えるヒロイン達の太股に視線を釘付けだ。
思春期真っ只中の性欲は、少しの女の香りを見つけるだけで興奮を呼び起こす。
転生してからも自分で処理してきたが、間近で見るヒロインの魅力にそろそろ我慢出来なくなった。
思い立ったら即行動と、無視『させる』能力を発動しつつ、未だに誠士郎の問い詰めをしどろもどろで辛うじて受け流している騒ぎの中心へ入り込む。
周囲の野次馬は突然乱入した俺を一瞬だけ見てくるが、能力のお陰ですぐに存在していないと言わんばかりに誰も気に留めなくなった。
自分を通り過ぎる視線を感じながら千棘の真後ろに移動して、必死に誤魔化しの言葉を言う千棘の尻を鷲掴みにする。
「な、何を言ってい――ひっ!?」
「ハ、ハニー……」
「ど、どうしました? お、嬢……」
突然、聞こえた短い悲鳴を不審に思った楽と誠士郎が発信源である千棘を見やり、何が起こっているのかを理解した途端に言葉が小さくなっていった。
肝心の千棘もギギギと音が聞こえそうな硬い動きで真後ろに居た俺を見た後、視線を降ろして自分の尻を掴んでいる手を確認するも、何も言わずにそのまま誠士郎へ顔を戻す。
「あっ……、だ、から、私とダーリンは、ちゃんと付き合ってるから心配、無いわよ」
「うっ、そ、そう、ハニーの言うとおり、だぞ?」
「えっ、あっ、そ、それが怪しいと……」
動揺を隠し切れない状態で言い争いを続ける姿を後ろから見ながら、俺は千棘の小さな尻をスカートの上から揉み始める。
普通ならここで護衛を勤める誠士郎に撃たれても可笑しくはない。
しかし、無視『させる』能力のお陰で誰も行動を咎める事はせず、存在すら認識していないと言う雰囲気を無理やり作り出す。
騒動を見ていたクラスメート全員が視線すら向けようともしないが、意識だけはシッカリと向けられるのを感じた。
被害者の千棘に至っても顔を真っ赤に染め、尻を掴んで揉んでいる俺の存在を無視し、あくまで問い詰められて困りながら言い繕う状況を装う。
それに乗る楽と誠士郎も続き、小咲も顔を赤くして驚きながらも他のクラスメートと同様に、いつもの騒動を見守っている雰囲気を維持した。
周囲の空気の変化を気にせず動かす指には、スカート越しであっても揉み応えがありつつも柔らかく押し返す千棘の小振りな尻の感触。
数回、揉み応えを楽しんでから手を中へ進入させて、今度はショーツの上から掴んだ。
「ひぃっ!?」
「ハ、ハニー……!」
「お嬢……」
身体を強張らせても俺の手を振り解かずに、今度は確認の視線すら向けてこない。
手触りの良い布地は柔らかい尻の感触を一切遮断できない程に薄く、皺も深く形付けられる。
指を動かし続ければショーツが谷間へ寄ってしまい、激しくなる食い込みで片方だけが露出してしまった。
スカートの中での出来事で誰にも見られていないが、俺が手を差し込んだ所為で大胆に布が捲れ上がってチラチラと見える尻の付け根が、意識を向けている男子生徒達へ興奮を与える。
突き刺さるクラスメートの視線を受ける千棘も、赤くなった耳で羞恥の大きさが分かった。
横から回り込んで顔を確認すると、涙が薄っすらと浮かび上がる眼で一瞬だけ俺と視線を交わし、再び誠士郎へ向き直る。
「ほ、本当に、ひっ、つ、付き合ってるから……」
「そ、そうですか……?」
目の前で尻を揉まれて羞恥で顔を染める千棘の言う事へ、混乱する思考の中で納得するような言葉を返す誠士郎。
そんな意識が篭っていない遣り取りを聞きながら、俺は屈んでショーツの両端を両手で摘むと一気に下した。
「ひぃっ!?」
「お、お嬢!」
大きく声を上げた誠士郎だったが、俺の行動を止めようとする気配は欠片もない。
何とか会話を続けようと口を開くも言葉が出て来ず、開いては閉じるを繰り返していた。
フリルの付いたピンク色のショーツを足首まで下し、千棘の脚を少し肩幅に広げてから生の尻を掴んだ。
「あぅっ!?」
直接触る尻は小振りで、掌から少し食み出る程度。
肌もサラサラで触り心地は良く、ぷるんとした弾力は指に快感を返す。
立っている姿勢の関係で尻の肉は心成しか後ろへ突き出ており、下から軽く叩けばスカートに隠れていても柔らかく震えている空気を感じた。
一先ず立ち上がった俺は千棘の背中を軽く押し、手を楽が座る机に付かせて立ちバックの体勢にさせた後に、尻を隠していたスカートを捲り上げる。
「きゃぁ!!?」
「お嬢!?」
「ハニー!」
思春期の男子が多く居る教室内で下半身を丸出しにされた千棘は悲鳴を上げ、誠士郎と楽も声を荒げる。
昼間の明るい中で曝け出された白い尻は熱を感じる程の強い視線を受けて、羞恥で一気に赤くなっていく。
少し前屈みにさせた所為で、足の付け根に挟まれた大陰唇は後ろへ押し出された。
陰毛も無い綺麗な肌で、秘裂からは何も食み出ていない幼いスジ。
その上には少し茶色の肛門すら曝け出させた。
後ろに居るのは俺と小咲とるりだけだったので、幸いにも他の男子生徒達には性器を見られなかったものの、それでも横から見える生の尻に興奮した熱い視線が突き刺さる。
「ぅ……」
羞恥の頂点に達してしまった千棘からは小さな声が聞こえたが、俺は構わず剥き出しにした大陰唇を触った。
「ひくっ!?」
最も触られたくない性器に男の指の感触を受け、楽の机に手を付いたままの姿勢で思わず背を反らせる千棘。
後頭部の鋭いリボンが大きく揺れ、正面では少々豊かな胸もブラの中で揺れただろう。
触れた大陰唇は僅かな力でも形を歪めて秘裂を広げる。
「ひぅっ……」
淫核がある下の方から、右側の大陰唇に沿って肛門のある上へ指を移動させ、膣口がある辺りを過ぎた所で左の大陰唇に沿って再び淫核へ向かって手を下す。
圧力を加えられた所為で開いた秘裂は、小陰唇を食み出させて卑猥に形を変える。
親指と人差し指で左右から大陰唇を丸ごと挟み、尻以上に柔らかな感触を楽しんだ。
そして、愛液を促す為に淫核を摘んで、グニグニと捏ねるように指を動かして刺激を送る。
「んくっ!?」
クラスメートと、昔からの知り合いである誠士郎に恋人設定の楽、後ろからは小咲とるりに見守られながら性器を弄られる千棘は、大きすぎる羞恥心で思考が止まっていた。
股間から送られる刺激で反射的に声を漏らしているが、視線は何処にも合わせられていない。
目を見開き、口も開けたままで固まり、淫核を捏ねられる度に腰がぴくぴくと細かく上下に動くだけだった。
それでも性感帯を刺激されれば素直に反応を返すのは身体の本能。
乾いていた秘裂からは徐々に滑りが増え始め、大陰唇に走るスジだけが体液で光る。
余っていた手で秘裂を開けば、二チャッと粘る音が無言の教室で微かに聞こえた。
「っ!?」
「あっ……、お、嬢……?」
自分の股間から卑猥な音を聴いて身体を大きく跳ねさせた千棘。
開いた大陰唇の左右に愛液の糸が繋がり、男の性欲を直撃する匂いすら僅かに広がった気がした。
淫核を弄りながらも、秘裂を開いていた手を離してズボンを脱ぐ。
ジジジとファスナーが降ろされる音を聞いた千棘はぎこちない動きで再び肩越しに振り返り、やはり俺の顔を見た後に取り出した陰茎へ視線を合わせた瞬間、息を詰まらせた。
「ひっ!?」
「うっ!?」
つられて同じ所を見た誠士郎も同じ様に息を詰まらせ、乙女らしく顔を赤くさせる。
転生してから最大に大きく硬くなったとも言えそうな形は凶悪で、処女には恐怖心しか沸かせないだろう。
入れるには位置的に邪魔だった淫核を弄る手を尻へ乗せて千棘の腰を固定すると、陰茎の根元を押さえて愛液を流し始めた秘裂に亀頭を押し付ける。
「ひぁっ!?」
肩越しに俺の動きを唖然としながら見ていた千棘は、秘裂に亀頭が接触した感触で大きく悲鳴を上げながら天井へ向けて頭を振り上げた。
僅かに滲み出ていた愛液を広げる様に、鈴口を食い込ませながら上から下へ動かす。
指で触っても柔らかかった大陰唇は亀頭で触れても快感を送り、愛液で卑猥な光沢を塗り返してきた。
鈴口に膣口が引っ掛かる度、綺麗な金髪は揺れて華奢な背中は大きく跳ねる。
俺を無視『させられる』所為で今まさに犯されようとしても、意識を向けるだけで誰も止めてこない。
そして、クラス中の視界外の注目を集めながら、ゆっくりと腰を押し込んでいく。
「っ!? んぎぅっ!?」
「おっ、お嬢……」
「…………」
少ない愛液で処女の膣口を無理矢理広げられる感覚は千棘に苦痛の悲鳴を出させる。
メリメリと突き進む亀頭は強い締め付けで抵抗を返されても、快感を受け取る陰茎は益々硬く太くなるだけだった。
視線を下げれば、白い尻の合間で幅の広がったカリが膣口を胎内に減り込ませながら挿入されていく。
大きな快感に耐えながらある程度まで挿入出来ると、膣口が元の形へ戻ろうと一気にカリの凹みへ入り込んで締め付け、亀頭が完全に千棘の膣内へ咥え込まれる。
少ない愛液では滑りも足りないので、拒否を示して激しく蠢くヒダの摩擦を強めに受けた。
鈴口では処女膜の壁も感じる。
陰茎の根元を押さえる必要がなくなった俺は、捲れ上がった千棘のスカートを押し退けて腰を掴むと、引き寄せると同時に陰茎も押し込んだ。
「んぐああぁぁーーー!!」
「あっ……あぁ……!!」
鈴口に処女膜が破れる感触を受けたと思った瞬間に千棘は絶叫の声を上げ、誠士郎は呆然と処女を奪われた千棘を見る。
竿の形に広げられている膣口の端から破瓜の血が流れ、愛液に混じって大陰唇に付着した。
壁が無くなった鈴口の先に締まるヒダが立ち塞がるも、滑る所為で陰茎の進入を拒めずに拡張されていく。
千棘の膣内へ姿を消していくにつれて大きくなる快感は、漏れ出るカウパー液の量を増やして動きが更にスムーズになった。
それでも締め付ける膣壁が拒否を示すのは変わらず、せめて進入を拒もうと千棘の身体が必死に膣内を締め付ける。
「ひっ、ひぎぅ……!」
胎内に増えていく違和感と拡張される感覚で悲鳴を漏らす千棘。
楽の机に置かれた手は硬く握り締められて、犯される衝撃の大きさを物語っていた。
広げられる膣壁に鈴口がカウパー液を塗り付けながら進み、遂に子宮口にまで辿り着く。
膣壁の抵抗とは違って完全な行き止まりとしてコツンと突く感覚を受けたものの、俺は腰を止めないで更に押し込む。
「こはっ……!!」
胎内の最奥を持ち上げられ、身体の中から押される刺激で自然と出てしまった様な息が聞こえた。
相変わらず天井へ向けられている顔は何処も見ておらず、今度はただ股間から来る刺激に思考が停止している。
子宮口に鈴口を減り込ませていけば、残っていた竿の部分も全て膣内に納められ、先程揉んで楽しんだ尻が俺の下腹部を柔らかく受け止めてくれた。
その状態で腰を少し回すと、意識を飛ばしていた千棘の反応が戻る。
「んくぁ!!」
子宮口の縁に食い込みながら形に沿って動く鈴口が、口紅を塗る感覚でカウパー液を広げていく。
愛液に塗れるヒダは陰茎が動けば形を変え、表面を滑りながら快感となる刺激が送られてきた。
グニュグニュと蠢く膣内の締め付けを解しつつ、異物を受け入れる感覚に慣れさせる。
「ひくぅ、うっ、う゛ぅ゛……」
カリの凹みに入り込んでくる膣壁から受ける快感で絶頂が押し寄せて来ない内に腰を回すのを止めて引いていく。
「ふぐぅ……」
強く締め付ける膣内は中の隙間が少なく、陰茎が抜かれれば当然胎内も引き出されるとも似た感覚を千棘に返した。
出される呻き声に痛みは感じていない雰囲気があり、単に圧迫感で自然と出てしまっているとも思える。
竿に張り付いていた膣口が外へ引き摺り出されてしまい、太い陰茎を咥え込まされている事と合わせて視覚的に卑猥な光景が作り出された。
破瓜の血が付いて愛液で光る大陰唇も左右に割り開かれ、少し上では圧迫感と違和感でヒクヒクと収縮を繰り返す肛門が見える。
丸い尻は犯された所為で体温が上がり、白かった肌に赤みが増えていた。
そして、カリが膣口から姿を現した時に腰を止めて、今度は勢いを強めて再び押し込む。
「んくあっ!?」
胎内を占領していた異物が抜かれる違和感を耐えていた所に、急激に大きくなった圧迫感で千棘が意味を成していない言葉を発する。
本来、千棘の身を守る為に居る誠士郎ですら、犯す俺を無視『させられている』所為で、どれだけ守りたいと思っていても、それは思うだけしか出来なかった。
凝視している反応から見ればとても無視しているとは言えないが、無理矢理であっても存在すら認めていない状態なので、他の生徒同様に止められる筈も無い。
千棘の腰を掴んでピストン運動を始めた俺は、小さな尻の弾力を使ってタイミング良く陰茎を差し込む。
パンパンと乾いた音が無言の教室内に響き、何処からか生唾を飲む音が聞こえた。
出し入れを繰り返される膣内は生理的な反射で愛液の量を増やし、身体を守る為に僅かな痛みを消して快感を高めていく。
「ふぁっ! んっ、くぁっ!?」
「お、お嬢……?」
急速に増えたり減ったりする圧迫感で苦痛の色を含んでいた声に悦が混じり始め、間近で聞いた誠士郎が戸惑いの声を掛けた。
しかし、千棘は応える余裕も無く、前後に揺さ振られる腰を楽の机に付いた手で必死に支える。
漏れ出す愛液は内股に卑猥な滝を作って徐々に太さが増し、膣内で愛液を掻き混ぜられる卑猥な音が大きくなり始めた。
「んっ、はっ、はぅっ!」
膣壁は陰茎に絡み付き、蠢くヒダが敏感な亀頭を舐める。
犯される刺激を快感として変換し始めた身体は、膣内に出入りを繰り返す異物を受け入れ、外へ押し出そうと拒否する動きを収めつつあった。
代わりに子宮口が積極的に鈴口へ吸い付いて奥に引き込み、膣口もギュッと優しくも強い締め付けを返してくる。
見るからに好意的な雰囲気を感じるまでに変化した反応を返すも肝心の俺の方が限界に近付き、陰茎が意思を無視した痙攣を始めた。
カウパー液には精液が混じり、愛液と合わさって粘度を高める。
「うっ、くふっ、出そうだ……」
「ひぎぅっ!?」
切羽詰った俺の言葉を聞いた千棘は驚愕の視線を三度肩越しに送り、誠士郎の顔に浮かんでいた絶望も濃くなった。
それでも無視『させられている』状況では何も出来ず、激しくなる突き入れで叩かれる尻が音を立てて揺れる様子を見てるだけしか出来ない。
少し開かれた千棘の足の間からは飛び散る愛液が教室の床を濡らし、破瓜の血はスッカリ消えて空気を含んだ体液だけが漏れ出ていた。
陰茎で斯き回す膣内では張り付く膣壁がうねる肉の波となって強弱を付けながら刺激を送ってくる。
先は鈴口から、根元は膣口が締め付ける所まで、満遍なくヒダが密着して絶頂へと促す。
限界まで我慢を重ねた亀頭は張りを増して敏感になり、遂には精液が勝手に尿道を駆け上がった。
「おふっ!!」
「くはぁっ!?」
「あっ……」
掴んでいた千棘の腰を反射的に引き寄せた俺は同時に勢い良く最奥まで突き入れ、鈴口を子宮口に減り込ませてから股間から力を抜く。
少し漏れ出しても辛うじて塞き止められていた濁流が一気に開放されて、膣内へ吐き出される。
熱い体液を身体の奥底で受け止めた千棘も、今迄以上に背中を反らせて腰を振るわせ、上履きの中にある足は指を丸めて刺激に耐え様としていた。
ショックで硬直した膣内でヒダを掻き分けながら射精を繰り返し、上下に痙攣する陰茎は精液を吐き出し続ける鈴口を子宮口へ擦り付ける。
「うっ、くぅ……」
「あっ、あぁ……」
「…………」
言葉も出なくなった誠士郎に見守られ、胎内で動く熱い異物に体液を流し込まれる千棘が呆然としながらも声を漏らす。
竿の形に広げられた膣口からは空気を含んだ愛液の他に、子宮口に掛けられた精液が逆流してきた。
白かった千棘の尻は羞恥と俺の下腹部に打たれた所為で赤くなり、陰茎が突き刺さる秘裂の隙間からは二人分の体液が吹き出てくる。
落ちていく精液がタパタパと音を立て、愛液で塗れていた床を上から汚した。
「ふっ……」
「うっ……」
思う存分に精液を流し込んだ俺が満足して吐息を付けば、千棘が力を感じさせない程の小さな声で呻く。
若干硬さを失った陰茎を、未だに張り付く膣口の感触を楽しみながら抜いた。
栓をしていた異物が無くなると、入り口を広げられた胎内から愛液と精液が混ざった体液が先程以上に多く流れ出し、足首まで下されていたショーツのクロッチに落ちて粘つく染みを作る。
千棘の腰から手を離して身体を開放すれば、捲り上げられて尻を丸出しにしていたスカートが元の役目へ戻った。
下半身は隠されたものの、中から落ちてくる精液や愛液は止まらず、逆に卑猥な光景を作り出す。
一先ず欲求を満たした俺は、千棘の股間を拭かないままで下げていたショーツを履かせてやった。
「んくっ……」
体液で塗れていたショーツを履かされた千棘は、股間も濡れていた所為で不快そうに声を漏らす。
俺を無視しているのでどんな状態にされても、俺が原因で起こった事に対して自分から後始末は出来ない。
「――だ、……だから、私と、ダーリンは、つ、付き合ってるってば」
「へっ!? あっ……、その、お、お嬢、しかし、それにしては行動が、あ、怪しいと……」
つい先程、処女を犯された上に精液を子宮口に出され、体液で塗れたショーツを履かされて股間に不快感があっても、元々していた会話を再開させた千棘と誠士郎。
その言動はまさに俺の存在を無視している事に他ならない。
内股を濡らす体液は拭かれずに放置され、イベントの様な言い合いは続けられる。
ヒロインと名乗るに相応しい美少女がクラスメートの目の前で犯された興奮が教室に残っていたものの、その空気も俺が陰茎を仕舞って再び背景の人間として戻ると徐々に消えていく。
言葉を詰まらせていた千棘達も調子を取り戻し、いつもの騒がしさを見せた。
前世は何の変哲も無い人生を送っていたが別に主人公になりたい訳でもないので、今の背景としてのポジションが丁度良いと思える。
物理法則が限りなく前世に近い世界で、俺だけが持つ異能の力はこれからも役に立ってくれるだろう。
満足感と腰の疲労を抱えながら主人公とヒロイン達の戯れを遠目に見つつ、俺は未来に対しての希望を大きくするのだった。
終わり
コメント
No title
読みました、エロかったです。できたら小野寺にフェラやディープキス等もお願いします。るりと会話中や食事中に悪戯みたいな。
No title
面白かったです、存在ごと無視されるのは時々見かけますけど
認識されてるのに無視させるってのは新鮮でいいですね。
小野寺にはトイレ覗き(?)をして欲しいです、
思いっ切り見られてる、でも無視しなきゃ、でもでも・・・!ってなってる彼女の表情を想像するだけで
ご飯3杯はいけます(笑)
いっそ羞恥を煽るために撮影までしても・・・
それを目の前でネットにアップされても校内放送で流されても無視してるしかない素敵能力
流石にそんなことまでしちゃうと可哀そうになるんですけどね
認識されてるのに無視させるってのは新鮮でいいですね。
小野寺にはトイレ覗き(?)をして欲しいです、
思いっ切り見られてる、でも無視しなきゃ、でもでも・・・!ってなってる彼女の表情を想像するだけで
ご飯3杯はいけます(笑)
いっそ羞恥を煽るために撮影までしても・・・
それを目の前でネットにアップされても校内放送で流されても無視してるしかない素敵能力
流石にそんなことまでしちゃうと可哀そうになるんですけどね
Re: No title
コメント有難うございます!
存在無視のジャンルとしては、こんな感じになりますね。
他の人が書くとどうなるかは分かりませんが。
それと申し訳ないのですが、スカトロはちょっと書けません。
前に書いた事はあるんですけど、その時に私には無理かなと思いまして……。
なので、すみませんがお受けできません。
No title
あ、もちろん自分も大きい方は無理です
小さい方で・・・もだめな人はだめですよね
小さい方で・・・もだめな人はだめですよね
Re: No title
申し訳ないですが、駄目なんですよね。
何か排泄関係は書く気が全く起きないんですよ。
洗脳とか催眠とかと離れていきそうでして。
なので、すみません。
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