ネギまでズブリ その3
その3
「んん~……」
朝日が昇り始めた頃。
新聞配達のバイトをしている明日菜は習慣的に目覚め、覚醒を促す為に硬くなった身体を解しながら伸びをした。
「んん~……?」
程好い痛みを感じつつ、身体を一本の線の様に伸ばしている最中に、とある異変を寝ぼけた思考で感じ取る。
頭上にあった手を確認の為に下げて触ってみると、霞の掛かった頭が一気に冴えた。
「履いてない!?」
慌てて飛び起きた明日菜が視線を自分の下半身へと移せば、そこには膝の上ほどまでに下がっているパジャマのズボンとショーツ。
下半身を隠す物が完全に役目を果たしておらず、無毛の秘裂を曝け出していた。
「はっ!?」
一瞬で羞恥に染まった顔で床に寝ている異性であるネギを見下ろし、自分の声を聞いて起きていない事を確認した後、即座にショーツをズボンごと引き上げる。
「ふぅ……危なかった」
「んぅ……? 明日菜、どうしたん?」
「やっ、何でもないわよ?」
「……?」
一気に眼が覚めた明日菜とは違って、未だ寝ぼけ眼の木乃香は下のベッドから見上げて声を掛けた。
親友とは言っても、流石に寝ている間に下半身全開にしていたと恥ずかしくて言えはしない。
反射的に誤魔化し、親友の嘘を付いた微かな罪悪感から逃れる様に時計へと視線を移す。
「わっ! 早く行かないと!!」
「あぁ、もうそんな時間?」
慌てて着替え始めた明日菜と、ごそごそとベッドの上から這い出してくる木乃香。
ここまで騒がしくなってしまっては、熟睡していたネギも眼を覚ました。
「んん~……」
「あっ、ちょっと五月蝿くし過ぎたか。御免ね、ネギ」
「あぁ…………、いや、丁度起きないといけない時間だから大丈夫」
床に置いていた布団から出てきたネギに対して明日菜が謝るも、覚醒しきっていない頭では反応を返すのに時間が掛かった。
「あれ、ネギ君もこんな早い時間に出んとあかんの?」
「いや、教師としての仕事があって、生徒より早めに行って授業の準備とかしないといけないんだよ」
「あぁ、言われて見ればそうやね」
「ふ~ん、先生も大変なのね~……。って早く行かないと!」
意外にネギが教師としての自覚を持っていた事に驚いたのか、明日菜は感心した様に言う。
しかし、時計を見て慌しく玄関に向かった。
「行ってきます!」
「いってらっしゃ~い」
「気を付けてな」
バタバタと足音が遠ざかり、残された二人は早めの朝食を取る。
早朝特有の少し冷たい空気の中で、取り留めの無い会話をしながら親睦を深める。
その光景はとても肛門を犯した側と犯された側とは思えなかった。
「ふぅ……美味かった。ご馳走様」
「お粗末様ぁ」
普通の答えた木乃香だったが、ある事に気が付く。
「そう言えばネギ君、イギリス出身やのに、『頂きます』と『ご馳走様』を言うんやね」
「えっ、あぁ、麻帆良に来る前に予備知識として知ってたんだよ」
「へぇ、立派やねぇ」
「それほどでもないけど」
実際、言っていたのは前世からの習慣で、根本が日本人の今のネギにとっては思いも寄らない事だった。
改めて考えてみれば、確かに日本へ来たばかりの外国人が『頂きます』と『ご馳走様』を言えば珍しく思われるかもしれない。
食事が終わり、片付けも済ませたネギはスーツへ着替える。
「さて、じゃ先に学校へ行って来るから」
「はいな、いってらっしゃい」
「いってきます」
「ふふふ」
何の取り止めの無い挨拶をした筈だが、木乃香は楽しそうに笑う。
「どうしたんだ?」
「なんや、新婚さんみたいと思うてね」
「あぁ、確かにな」
「いってらっしゃいのチューでもした方が良えんやろか?」
「木乃香みたいな可愛い女の子にキスをされるなんて嬉しいな」
そう言って頬を差し出せば、雰囲気に乗ってキスをしてきた。
チュッと可愛い音が聞こえた瞬間に、柔らかい感触が返ってくる。
「ふふふ、なんや変な気分になってきそうやね」
最初に言った時は子供にキスをする程度に考えていたものの、実際にやってみると予想以上に恥ずかしい様だ。
頬を赤くさせた木乃香に追い出されたネギは、余裕たっぷりに自分の職場へ向かう。
△
何の問題も無く授業を終えた放課後、質問に来た<宮崎 のどか>に、<綾瀬 夕映>と<早乙女 ハルナ>の三人の相手にシッカリと質問に答えてやり、教師らしい仕事をしておいた。
ついでにのどかを可愛いと褒め、好感度を上げておく事を忘れない。
その後、何だかんだあり、風呂へ入れられる事になる。
寮の部屋で勉強会が始まろうとしたが、宴会騒ぎに怒った明日菜が集まった全員を追い出し、偶然ネギの傍に近寄った時に匂いを感じ取ったらしい。
そして、風呂には入っていない事を白状してしまい、引き摺られて大浴場へ連れて行かれた。
実は魔法陣で汚れを落としているので身体は綺麗なのだが、匂いまでは落とし切れなかった様だ。
これは後で改良しなければいけない。
ともあれ、明日菜が自ら裸になる理由を持って来てくれるのなら、断る理由も無い。
風呂自体は特に嫌いでもなく、寧ろ女湯に合法的には入れるなら進んで入る。
この件で明日菜が連れ込み、尚且つ入る免罪符を手に入れられれば望む所と言った思いだった。
服を脱がされてタオルを腰に巻いてから浴室へと入れば、中は凄まじく広い。
ちょっとしたスーパー銭湯を思わせる。
「おぉ、凄い風呂だな」
「うちの寮自慢の大浴場よ!」
自分が利用している施設を褒められた明日菜は、胸を張って答えた。
「でも、風呂にスクール水着って無いんじゃないか?」
「な、何言ってんの! ネギの前で裸になるなんて恥ずかしいじゃない!」
スクール水着で完全防備をしている明日菜を非難するが、子供と言っても異性の前で裸になる羞恥心はある明日菜。
それではつまらないと思ったネギは、隠れながら風呂全体に効果が及ぶ魔法陣を目立たない壁に刻み込んだ。
「あっ! でも、ここは女子風呂なんだし、女の子の私は絶対に裸にならないといけないわよね」
「そうそう」
魔法陣の効果は別に特殊な物ではなく、『女風呂に入った女は裸にならなければいけない』と言う物。
最初からある常識を後押しするだけだが、その常識は男のネギが目の前に居ても優先される。
自分が如何に可笑しな格好をしているかを自覚した明日菜は、恥ずかしそうに慌ててスクール水着を脱ぎ出した。
肩紐を掴んで下せば、柔軟性がある布で強めに締め付けていた美乳が開放され、柔らかくぷるんと跳ねる。
頂点にあるピンク色の乳首は大人しく縮こまっており、これだけでも十分に性欲を刺激して止まない。
腰から下はキツそうにしながらも力を入れて脱いでいき、遂には明日菜自身の手によって全裸が曝け出された。
無残に処女を奪われた秘裂は綺麗な形を維持しており、ぷっくりとしている大陰唇は未だに穢れを知らなさそうでもある。
「さっ、これで文句は無いでしょ?」
「風呂を入るなら脱いで当然だろう」
「そ、そうなんだけどね……」
足を肩幅に開いて胸を張って、腰には手を当てて仁王立ちになる明日菜。
完全に隠す物が取り払われ、常識の為とは言え、異性の前で全裸になっている羞恥は顔を赤く染める。
美少女の裸を目の前に見せつけられては、当然ネギの陰茎も大きくなり始めた。
腰に巻いたタオルは結び目が正面に来ており、裂け目から徐々に反り立つ。
しかし、あらかじめタオルに魔法陣を刻んである為に、明日菜は興奮した陰茎が目に入ってもパニックにならない。
こちらの効果も単純で、『上半身と同じ印象を受ける』と言う物。
なので、男の上半身を見ても恥ずかしがらない明日菜にとっては、大きく腹まで反り立つ陰茎を見ても平静を保っていた。
多少は裸を見られる羞恥に染まっていても、それ以上は何も言わない。
「さっ、背中を洗ってあげるから、そこの椅子に座りなさい」
「はいはい」
誘導されるままに座り、泡塗れのスポンジが背中に押し当てられる。
ワシャワシャと上下の動きは大した時間を掛けずに終った。
背中が小さい所為で、洗う所など少ないのだろう。
自分の役目は終えたとばかりに、明日菜は後ろからスポンジを差し出してくる。
「はい、前は自分で洗えるでしょ」
「いや、ついでだから前もお願いするよ」
「えぇ! それぐらい自分でしなさいよ」
「頼むよ」
肩越しに明日菜へ振り返り、弱い効力の魔法陣をツインテールにしている髪飾りへと刻み込んだ。
元々面倒見が良い性格を後押しするだけの極々弱いもので、決して性格は一切変えない。
これでネギの簡単な頼み事程度なら、髪飾りを付けている間は断らなくなった。
「しょうがないわね……」
「すまんね」
しぶしぶ差し出していたスポンジを戻すが、このままでは余り意味は無いので一つ頼み事を追加した。
「そのスポンジじゃちょっと痛いから、手で洗ってくれよ」
「はぁ……、良いわよ。ついでだから要望は全部聞いてやろうじゃないの」
流石に呆れた雰囲気を出しながらも、指示に従う意志を見せた。
そして、ネギは座ったままで後ろに居る明日菜に身体を向ける。
腰に巻いたタオルの切れ目が真正面にある所為で、猛る陰茎は隠される事無く飛び出したまま。
向かい合う位置関係になった明日菜は臨戦態勢の男の生殖器を見てしまったものの、乙女の悲鳴などは全く出さないどころか興味がある様子すら見せた。
「あれ? 何なのそれ?」
身体の大きさとは不釣合いな程に太く長い陰茎を指差して、疑問を述べてくる。
「あぁ、これは明日菜が可愛いから、こんな反応になってしまってるんだよな」
「なっ! 何言ってるの! このマセガキ!」
突然容姿を褒められて顔を赤くするも、何処か嬉しそうに口元が緩んだ。
しかし、そんな喜びもすぐに収まり、赤黒く腫れ上がっている様に見える陰茎を見つめる。
「大丈夫なの、それ?」
「まぁ、痛くは無いけどな」
「そうなの?」
「だけど、このままじゃ駄目だから明日菜に丁寧に洗っても貰おうと思ったんだよ」
「そう言う事なら早く言いなさいよね」
自分が頼られたと思った明日菜は張り切って、ネギの足の間へ片膝を立てた状態で屈み込んできた。
視線の先には陰茎があり、鈴口は突き付けられている。
このままじゃ駄目と言われた事を悪い方に受け取った明日菜はボディソープを手で伸ばし、完全に腫れ物を触る手付きで恐る恐る触ろうとしてくる。
「そんなに丁寧に触らなくても大丈夫だよ」
「でも、駄目なんでしょう?」
「寧ろ弱すぎたらもっと駄目だよ」
「そ、そう」
ネギの言葉に戸惑いを覚えながらも、意を決して力を込めた手で陰茎を握った。
「おぅ!?」
「えっ!? 大丈夫!?」
「う、うん、大丈夫だから続けてくれ」
「わ、分かった」
細く柔らかい指で握られた快感に、声が思わず出てしまった。
驚いて動きを止めた明日菜を宥めつつ、刺激を要求する。
粟立ってヌルヌルのボディソープで扱かれる陰茎は、更に硬さを増して指を押し返した。
「……何か変な感触ね」
女の身体にはない器官なので、異性の身体に疎い明日菜は感触を確かめながら指に力を入れて動かしていく。
表面を走る太い血管が指で押さえられ、上下に動く指によって亀頭へ血液が集められる。
それによってカリが今までよりも大きく張り出し、陰茎の凶悪さが増していった。
ボディソープが塗りたくられている所為でカウパー液は見えないが、確実に出てしまっているだろう。
カリの凹みに指が掛かる頻度が多くなり、快感も絶頂に向かって高まる。
ビクビクと動き始めた事を自分の手の中で感じ取った明日菜は、再び上目遣いで伺ってきた。
「ビクビク動いてるけど、本当に大丈夫なの?」
「うっ、あぁ、気持ち良くなって来ただけだから」
「そ、そう?」
陰茎からの快感に耐えるネギの顔を見た明日菜は、自分の行いがそこまで影響を及ぼすものかと戸惑いを浮かべる。
「もっと、早く動かしてくれ」
「わ、分かった」
切羽詰ったネギの言葉を聞いて素直に腕の動きを速め、上半身が釣られて動く所為で美乳はフルフルと揺れを大きくして視界を楽しませてくれる。
陰茎からの刺激と合わせて、美少女が全裸で言われるがままに片手で手扱きをするシチュエーションに、快感は絶頂へ上っていく。
「ふぅ……、案外疲れるわね」
腕の動きを早くした明日菜だったが、同じ姿勢を保っているのに疲れたのか、全裸なのも忘れて片方だけ立っていた足を両方立て、M字に開いた状態に変えた。
当然の事ながら股間は開かれ、処女の様に閉じていた秘裂が筋に引っ張られて包皮に隠れる淫核と膣口を見せる。
椅子に座って少し高い位置に居るネギも目撃してしまい、思わぬ無防備な光景に絶頂の後押しをされてしまう。
昨日犯し、今でも陰茎を咥え込む光景と感触が鮮明に思い浮かべられる。
その時の快感が蘇り、手の刺激と高まっていた快感は一気に爆発してしまった。
「うっ、出る!」
「えっ!?」
我慢をする間も無く上がって来た精液は、手の中で痙攣を起こして吐き出してしまう。
射精の勢いを止める物が何も無く、鈴口の先にあった明日菜の顔に飛んで行った。
「きゃっ!?」
ネギの顔を見上げていた拍子に、思いも寄らぬ方向からの飛沫を受けた所為で悲鳴が出てしまう。
反射的に使っていない方の手で顔を庇っても精液の勢いは止まらず、明日菜の身体を汚していく。
痙攣を繰り返す陰茎を握っている方も、無意識に顔へ飛んでくる体液を止めようとして力が込められた。
しかし、ボディソープの滑りが在っては上手く掴めず、小刻みに扱く結果に終わってしまう。
「うっ!」
「な、何か出てる!?」
射精している最中に強く握られた陰茎は、精液が搾り出される。
膣壁や括約筋とは違った感覚に新鮮味を感じ、手扱きとは言えども満足出来る程度の快感は得られた。
「うっ……ふぅ……」
「んっ……、ちょっと、変なの掛けないでよ!」
「あぁ……、すまん、気持ち良かったからついな」
「って言うか、何なのこれ?」
誠意の篭っていない謝罪も気にせず、手の中に出された精液を指で弄びながら聞いてくる明日菜。
ヌチョヌチョとボディソープと混ぜられ、香料の奥に僅かな栗の花の匂いを感じた。
「あぁ、それは男から出るタンパク質だよ」
「タンパク質?」
「そう、しかも、それを食べると肌の張りやら艶やらが良くなるって聞いたけど」
「これがぁ?」
如何にも胡散臭げに精液を見つめる。
「肌が綺麗なれば、高畑も振り向くかも?」
「えっ!?」
「顔にボディソープが混じってないのが付いてるから、ちょっと舐めてみろよ」
「分かったわ!」
パッと表情を明るくした明日菜は言われた通りに、素早い動きで顔に付いていた精液を舐め取った。
しかし、口の中へ入れた瞬間に眉は顰められ、テンションが落ちる。
「……不味い」
「まぁ、良薬口に苦しとも言うからな」
「綺麗になる為には、茨の道を行かなければ行けないのね」
「茨の道なんて行ったら傷だらけになるだろうよ」
結局、出された精液は全て洗い流され、力の抜けた陰茎を明日菜の手で洗われた後、湯船に移動しようとするも更衣室から賑やかな声が入って来た。
「あっ、明日菜、まだ入っとったん?」
「あっ、木乃香、ちょっとネギを洗ってやってたのよ」
「何ですって!?」
最初に入って来た木乃香へ答えていると、すぐ後ろから切羽詰った声が響いてくる。
そして、走って来たのは案の定<雪広 あやか>。
眼を見開いて近寄り、タオルを巻いただけのネギを見て活動が停止してしまった。
「あらあら、あまりの刺激で思考が止まってしまったみたいね」
「どれだけロリコンなのよ……」
同じく後ろから来ていた、あやかに負けず劣らずのプロポーションをしている<那波 千鶴>。
風呂場に刻んだ魔法陣の効果を受け、手にタオルを持っていても身体を一切隠していない。
ツンと上を向く乳首が乗っている巨乳をゆさゆさと揺らしながら誇示し、陰毛が生え揃う股間も出したままで歩いてくる。
それは続々と入ってくる生徒全てにも同じ事が言え、鳴滝姉妹から魔法の気配に敏感そうな<龍宮 真名>や<エヴァンジェリン>まで、残さず全裸。
しかも、誰も可笑しいとは思っていない様子。
気配に敏感だろうと思われる<長瀬 楓>すら、男のネギが居る前で身体を隠していなかった。
初めて見る眼鏡越しではなく、正真正銘の全裸。
ブラに押さえられていない胸達は穢れの無い乳首が乗っており、正しく美乳揃い。
押さえる物が存在しない所為で、歩く度にぷるんと柔らかく揺れ動く。
そんな光景を見てしまえば、タオルの隙間から垂れていた陰茎が徐々に力を増してくる。
明日菜に呆れられ、やっと戻ってきたあやかは巨乳を大きく揺らしながら必死な表情でネギに詰め寄った。
「ネギ先生! 明日菜さんに身体を洗って貰ったとは本当ですか!?」
「お、おぉ、本当だよ」
「是非とも次は私に洗わさせて貰えませんか!?」
隠されていないネギの反り立つ陰茎は、肩を揺さ振られて左右に揺れる。
あやかを始め、他の女子生達の視界には入っている筈だが、悲鳴は全く上げられない。
これ程までに多い美少女達に陰茎を見せ付けていると、違う興奮も沸き上がって来そうだった。
「いや、身体は洗って貰ったから、もう良いよ」
「そ、そんな……」
断られたあやかは、まさにこの世の絶望を背負った悲壮な顔をして崩れ落ちる。
「残念だったわね~、あやか」
「くっ、明日菜さん!」
ニヤニヤしている明日菜に飛び掛り、いつものじゃれ合いが始まった。
放置された形になったネギは、一つの目的を達成する為に、既に湯船に使っていた<龍宮 真名>の元へ近寄っていく。
「ん、先生か」
「こんにちは」
褐色の肌を持つ真名は魔族とのハーフであり、その眼に魔力を看破する魔眼を持っている。
身体的には長身で、身体の発育具合もかなり良い。
湯船に浸かっている巨乳は水面に浮かび、ユラユラと漂っていた。
対してネギは真正面に立っているので、自然と真名の視線の先には反り立つ陰茎が入っている。
魔眼は魔力に反応して発動するとのイメージがある為に、今後の憂いを無くす目的で魔法陣を刻んだタオルが眼の前に来る様にしたのだ。
これで魔法陣の存在と効力を見破られなければ、恐らくエヴァンジェリンの眼さえも欺けるだろう。
その確認の為に態々かなりの危険と知りつつも、真名の眼の前にやって来た。
「そう言えば龍宮さんは、巫女をやってるんだとか」
「あぁ、そうだ」
世間話をしつつ、目の前で湯船に浸かるネギ。
少しだけ視線を落として『浴槽の中で何をされても可笑しくは無い』と言う効果の魔法陣を底に直接刻んでおく。
そして再び真名の顔を見る。
「本当は日本の生まれじゃないんだけどな」
「そうなんですか」
流石に眼の前で魔法陣を刻めば何か反応があると思っていたネギが拍子抜けする程に、一切気が付いた気配が無いままで会話を続けていた。
もしかしたら、あえて無視しているのかもしれないとも思い、湯の中に漂っている巨乳を片手で揉んでみる。
下から支える様に持ち上げてみれば、浮力が働いて見た目よりは軽い。
軽く力を入れるだけでも柔らかい感触と共に指が食い込んだ。
余っていた親指で乳首を弾き、乳輪の縁に沿って撫でていく。
「んっ、神社は殆どバイトみたいなものだけどな」
「へぇ、大変ですね~」
褐色の巨乳にネギの小さな手が食い込んでも、振り払わずに揉まれるがままにしていた。
これは明らかに魔法陣の存在と、常識を変えられた事に全く気が付いていない。
確かに生命力を元にした物だが、ここまで隠匿出来ているとは思いも寄らなかった。
何にしろ、これは大変好都合。
なるべく会話を続かせながら、巨乳を両手で大胆に揉み解していく。
「んぁ、そ、それで――」
「ふむふむ」
両胸から繊細な動きで刺激を送られて、乳首が徐々に硬さを増して大きくなってくる。
少し続けるだけで、乳輪を撫でていた親指に引っ掛かるまでになった。
吸い易そうな形であった為、水面から持ち上げて口に含んでみる。
「あむっ」
「はぅ!?」
淡い刺激で敏感になっていた乳首を生暖かい口内に入れられた瞬間、身体をビクンと跳ねさせて水面諸共巨乳と身体を揺らした真名。
しかし、魔法陣の効果で何も可笑しな事はされて居ないと思い込み、周りに居る生徒達すら意識してこちらを注視してこない。
硬くなった乳首を唇で挟み、前歯で軽く甘噛みを繰り返せば、固めのグミを思わせる弾力が湯の味に混じって感じられた。
揉み込む指の動きや吸う時に生じる僅かな反動さえも、余す事無く吸収して波打つ褐色の巨乳。
十分過ぎる程に魔法陣の隠匿性を確認し、いよいよ手は真名の股間へと向かった。
とても木乃香と同年代とは思えない程が陰毛は生え揃っている所を抜け、更に下の秘裂を触る。
「くっ!?」
「ん? どうした?」
「……っ、ネギ先生」
「何だ?」
「何かしてるのか?」
「?」
生殖器を触られて本能的な嫌悪感に、真名が何かを疑い始めた。
実際、常識を変化させたのだが、正直に言う事も無い。
とりあえず、何の事か分からない振りをしつつ、股間にやった手を動かす。
「何の事だ?」
「……うっ、いや、何も心当たりが無いなら、ひっ、良いが……」
秘裂を触った感じでは、大陰唇まで陰毛は生えていない様だった。
あくまで勝手な印象だが、年齢から見ればまだ股間の手入れは余りしないだろうから、元から無いのか。
身体は殆ど成熟して肉付きは素晴らしく、傭兵と言う職業柄、全身は魅力を無くさない程度には引き締まっている。
しかし、筋肉質ではなく、肉体的に女として完成されたと言っても過言では無いだろう。
厚みがある大陰唇も例外ではなく、弾力は思ったよりも心地良い。
胸以上に柔らかく少し指に力を入れるだけで、容易に形を変える感触があった。
水中にある所為で直接の確認は出来ないのが少し残念でもあるが、その分神経を集中させて普段以上に感触を楽しめる。
「くっ……ぬっ……」
ネギに身体、特に胸や性器を触られる事は何も可笑しくないと思い込んでいる真名は、自然と出てくる声を恥ずかしそうに我慢しようとしていた。
それでも指が敏感な所を這う度に、身体を震わせて反応を返す。
秘裂に入り込ませて膣口を探りつつ、淫核を探し出す。
胸を揉まれた上に硬くなった乳首は吸われ、挙句に性器まで弄られた真名の身体は愛液を漏らし始めていた。
湯の中では余り確認は出来ないが、膣口に軽く差し入れた指に粘度の高い滑りを感じたのだ。
そして淫核も指に引っ掛かる程度には、包皮から出ている。
「うっ……ネ、ネギ先生、本当に、っ、何もしていないのかな?」
「真名の身体を弄ってるけど」
「ふっ……なら、何の問題も……、うっ、無いか……」
試しに白状してみたが、性的な危機に陥っているとは微塵も思っていないらしい。
実際かなり危険な行いだったが、胸を揉んで秘裂を弄り回すのに忙しく、つい言ってしまった。
ここまでしても問題が無いのなら、好い加減に陰茎の欲求を解消したいと思い、真名の足を抱える。
「ん?」
大陰唇と胸の刺激が一旦止まり、僅かな間でも冷静な思考をする余裕が出た真名は、体勢を変えられて少し座りづらそうに眉を顰めた。
「ネギ先生、座り難いよ」
「じゃぁ、俺が腰を差し入れて支えるよ」
「いや、元に戻したいんだが……」
意外に押しが強いネギに困惑している真名の両足を広げ、反り立つ陰茎を隠さずに股間を差し込む。
そして、亀頭を秘裂に分け入らせ、膣口に引っ掛けた。
「くっ!?」
「入れますよ」
「え……」
真名が言葉の意味を理解しきる前に、腰に力を入れる。
「ぁぐう!?」
処女の膣口は湯に浸かって身体が解れていても締め付けは強いが、愛液の滑りを利用しながら奥へ差し込む。
「うぐぁ……」
膣内で増える圧迫感で真名の顔が歪んだ。
腰を進めても一向に処女膜の抵抗は無く、アッサリと陰茎の根元まで挿入出来てしまった。
「ふぅ……」
「くっ、ネ……ギ先生、少し顔が近いな」
「別に害は無いだろう?」
「そうだが……、気恥ずかしいんだ」
そう言って真名は初めて顔を染めて、顔を反らす。
クールだった真名の珍しい表情は、陰茎の興奮を高める材料になりえる。
ネギの恥骨が包皮から出た淫核に接触するまで腰を突き入れた体勢で、ヌメヌメと蠢く膣壁に快感は溜まっていく。
身体が成熟している分は明日菜よりも陰茎に張り付き、ヒダの厚みも感じられた。
そして、腰を引いていく。
「んくぅ……」
膣壁をカリで削られ、胎内を圧迫していた異物が出て行く感覚は真名にとって言い表しがたい物。
ネギにとっては関係なく、犯している実感を全身で感じ取り、勝手に快感を高めていく。
肉厚のヒダが陰茎を包みながらも微妙に締め付けを繰り返す。
処女を失った混乱は無くとも、身体だけは性行為をしているという自覚を持っているらしく、徐々に動きを大胆にさせてきた。
ヒダの一枚一枚が陰茎の表面に愛液を塗り、ついでとばかりに舐め取っていくかの様に蠢く。
出て行く動きに合わせながらも奥から膣口へ向かって、強弱を付けながら締め付けを送ってくる。
やっとの事でカリが抜けそうな位置まで陰茎を抜き、再び最奥目指して腰を突き入れた。
「くふぅ!」
胎内から押し上げられる感覚に慣れない真名の吐息を聞きながら、子宮口に軽く接触する程度まで入れた後、ピストン運動を開始した。
バチャバチャと波打つ水面に周囲は何事かと視線をこちらへ向けるが、魔法陣の効果で本当に何も言わない。
せっせと真名の股間へ腰を突き入れるネギを見ても、単に甘えている程度にしか認識していない雰囲気が感じられる。
しかし、何をしているのかを知っている所為で、本能的に恥ずかしいと感じる心を隠しきれずに顔を赤くしていた。
真っ先に反応しそうなあやかは、未だに明日菜とじゃれあっている所為で気が付いていない。
胎内を刺激されて生理的な反射を見せる真名の膣口は、愛液の分泌を多くして陰茎を受け入る体勢を整えていく。
断続的に締め付ける間隔が早く強くなり、膣内にも快感が溜め込まれているのが分かった。
「うっ、くっ」
軽く接触する位置にある子宮口を小突かれる度に、真名の口からは押さえきれない悦声が漏れる。
快感が走る身体は胎内のヒダを厚くさせ、陰茎へ送られる快感も大きくなっていく。
精子の混じったカウパー液が処女だった痙攣を繰り返し始めた膣内に漏れ出し、絶頂は確実に近づいて来た。
「うっ、ふっ、くふっ!」
「はっ、ふっ、はっ!」
水面が激しく波打つ程に腰の動きを加速させれば、真名の足が殆ど無意識にネギの腰を挟み込む。
下半身に内側の方向へ力が加わった所為で絶頂間近の膣壁も締め付けを増し、我慢を重ねた陰茎に最後の後押しを送った。
「くふぅ!」
「んぁ!」
我慢出来ない絶頂の快感が睾丸を通って上がって来た感覚と受けたネギは、眼の前にあった真名の身体を抱き締めて巨乳に顔を埋め、真名も反射的に受け止める。
お互いに恋人以上の抱擁を返し、足を絡められた腰は最奥まで陰茎を挿入し、激しい痙攣を繰り返すヒダに迎え入れられた。
「出るっ!」
「あうっ!?」
巨乳の谷間に掻き消されたネギの言葉を切欠に、処女の膣内で精液が吐き出される。
湯船に浸かり、温まった身体の中で更に熱い他人の体液を受け入れる真名。
膣内でビクビクと震えながら射精を繰り返す陰茎が、締まる胎内で無理矢理動き続けた。
「うぅ……」
「ふぅ……」
全ての精液を子宮口へ掛け終り、絶頂の大きな波も引いて思考に冷静さが戻ってくる。
完全に大浴場に居る事を忘れていたネギと真名は、そっと見回して周囲を確認した。
「っ!」
「あっ!」
明日菜とあやかは未だに洗い場で言い合いを続けていたが、他の生徒達は浴槽に入っており、更にはネギと真名を直視している。
魔法陣の効果で何も可笑しくないとは理解していても、やはり明らかな性行為を目の前で目撃してしまっては刺激が強すぎたのだろう。
顔を赤くしつつも、眼を見開いてネギ達を見ていた。
何も可笑しくないと言う事は、顔を隠す事は逆に変であり、生徒達にとって見るのは早い行為であっても視界を反らす事は無い。
クラスメイト達の前でネギと抱き締めあっていたと認識した真名は咳払いをした後、抱き締めていた手と足を離して、恥ずかしさを隠す様に言葉を掛けた。
「んんっ、ネギ先生、もう離れてくれないかな?」
「あぁ、すまんすまん」
「んふぁ」
絶頂を経験した直後の膣内を擦られた真名は、羞恥の余りに油断してしまった所為で甘い声を漏らしてしまう。
それは当然見ている生徒達も聞いてしまい、鳴滝姉妹の姉である風香がボソッと呟いた。
「エッチだ……」
「っ!?」
浴槽の辺りだけ妙に静まり返っていた事で、小さく出された声もハッキリと注目の人物である真名の耳にも届く。
「さ、先に出るよ」
「あぁ、俺も出ようかな。流石にのぼせたし……」
湯の中で膣内に出された精液を漏らしていた真名は、立ち上がった瞬間に腹筋へ力が入った所為で更に精液を流して内腿を汚していく。
途中、シャワーで軽く足を流して更衣室へ行く後を追うネギは、浴槽から出ても犯された事を可笑しく思わない事を密かに確認して満足気に笑う。
注目していた二人が居なくなり、ぎこちなくはあるものの元の明るい雰囲気を取り戻した生徒達は、未だに若干顔を赤くしながらも会話に花を咲かせ始める。
そして、風呂から上がる頃にはコロコロ変わる話題に真名の痴態は消えてしまい、完全に取るに足りない普通の出来事として消えていった。
△
「はぁ、気持ち良かったな」
一足先に明日菜の部屋に戻ったネギは、飲み物を飲みつつ一息付く。
暇な時間に考える事はやはり大浴場での出来事。
意外だったのはエヴァンジェリンでさえ、魔法陣の影響を受けていた事だ。
馴れ合いを好まずに少し離れた所で湯に浸かっていたものの、他の生徒達と同じ様に顔を赤くしてネギ達を見ていた。
六百年生きた吸血鬼とは言えども、性的には身体の大きさに違わない初心さを維持しているのかもしれない。
何にしろ、あちらから先に接触してくるのを待つ必要がある。
流石に『英雄の息子』と言う便利かつ迷惑な肩書きを持っている所為で、迂闊に近寄れば色んな方向から注目が集まってしまう。
「どうせ、他にも可愛い俺の可愛い生徒達が一杯居るから、まだ慌てる様な時間じゃないか」
その後、遅れて戻ってきた明日菜に、何故先に帰ったのかと攻められたが、適当に楽しそうにしていたからと返しておいた。
更に後から帰って来た木乃香が作った夕食を食べ、ネギは仕事を済ませて何事も無く就寝する。
性的な欲求は溢れているが、我慢出来ない程でもない。
明日に期待しつつ、前世で慣れ親しんだ布団に包まれて意識は暗闇に落ちて行った。
続く
「んん~……」
朝日が昇り始めた頃。
新聞配達のバイトをしている明日菜は習慣的に目覚め、覚醒を促す為に硬くなった身体を解しながら伸びをした。
「んん~……?」
程好い痛みを感じつつ、身体を一本の線の様に伸ばしている最中に、とある異変を寝ぼけた思考で感じ取る。
頭上にあった手を確認の為に下げて触ってみると、霞の掛かった頭が一気に冴えた。
「履いてない!?」
慌てて飛び起きた明日菜が視線を自分の下半身へと移せば、そこには膝の上ほどまでに下がっているパジャマのズボンとショーツ。
下半身を隠す物が完全に役目を果たしておらず、無毛の秘裂を曝け出していた。
「はっ!?」
一瞬で羞恥に染まった顔で床に寝ている異性であるネギを見下ろし、自分の声を聞いて起きていない事を確認した後、即座にショーツをズボンごと引き上げる。
「ふぅ……危なかった」
「んぅ……? 明日菜、どうしたん?」
「やっ、何でもないわよ?」
「……?」
一気に眼が覚めた明日菜とは違って、未だ寝ぼけ眼の木乃香は下のベッドから見上げて声を掛けた。
親友とは言っても、流石に寝ている間に下半身全開にしていたと恥ずかしくて言えはしない。
反射的に誤魔化し、親友の嘘を付いた微かな罪悪感から逃れる様に時計へと視線を移す。
「わっ! 早く行かないと!!」
「あぁ、もうそんな時間?」
慌てて着替え始めた明日菜と、ごそごそとベッドの上から這い出してくる木乃香。
ここまで騒がしくなってしまっては、熟睡していたネギも眼を覚ました。
「んん~……」
「あっ、ちょっと五月蝿くし過ぎたか。御免ね、ネギ」
「あぁ…………、いや、丁度起きないといけない時間だから大丈夫」
床に置いていた布団から出てきたネギに対して明日菜が謝るも、覚醒しきっていない頭では反応を返すのに時間が掛かった。
「あれ、ネギ君もこんな早い時間に出んとあかんの?」
「いや、教師としての仕事があって、生徒より早めに行って授業の準備とかしないといけないんだよ」
「あぁ、言われて見ればそうやね」
「ふ~ん、先生も大変なのね~……。って早く行かないと!」
意外にネギが教師としての自覚を持っていた事に驚いたのか、明日菜は感心した様に言う。
しかし、時計を見て慌しく玄関に向かった。
「行ってきます!」
「いってらっしゃ~い」
「気を付けてな」
バタバタと足音が遠ざかり、残された二人は早めの朝食を取る。
早朝特有の少し冷たい空気の中で、取り留めの無い会話をしながら親睦を深める。
その光景はとても肛門を犯した側と犯された側とは思えなかった。
「ふぅ……美味かった。ご馳走様」
「お粗末様ぁ」
普通の答えた木乃香だったが、ある事に気が付く。
「そう言えばネギ君、イギリス出身やのに、『頂きます』と『ご馳走様』を言うんやね」
「えっ、あぁ、麻帆良に来る前に予備知識として知ってたんだよ」
「へぇ、立派やねぇ」
「それほどでもないけど」
実際、言っていたのは前世からの習慣で、根本が日本人の今のネギにとっては思いも寄らない事だった。
改めて考えてみれば、確かに日本へ来たばかりの外国人が『頂きます』と『ご馳走様』を言えば珍しく思われるかもしれない。
食事が終わり、片付けも済ませたネギはスーツへ着替える。
「さて、じゃ先に学校へ行って来るから」
「はいな、いってらっしゃい」
「いってきます」
「ふふふ」
何の取り止めの無い挨拶をした筈だが、木乃香は楽しそうに笑う。
「どうしたんだ?」
「なんや、新婚さんみたいと思うてね」
「あぁ、確かにな」
「いってらっしゃいのチューでもした方が良えんやろか?」
「木乃香みたいな可愛い女の子にキスをされるなんて嬉しいな」
そう言って頬を差し出せば、雰囲気に乗ってキスをしてきた。
チュッと可愛い音が聞こえた瞬間に、柔らかい感触が返ってくる。
「ふふふ、なんや変な気分になってきそうやね」
最初に言った時は子供にキスをする程度に考えていたものの、実際にやってみると予想以上に恥ずかしい様だ。
頬を赤くさせた木乃香に追い出されたネギは、余裕たっぷりに自分の職場へ向かう。
△
何の問題も無く授業を終えた放課後、質問に来た<宮崎 のどか>に、<綾瀬 夕映>と<早乙女 ハルナ>の三人の相手にシッカリと質問に答えてやり、教師らしい仕事をしておいた。
ついでにのどかを可愛いと褒め、好感度を上げておく事を忘れない。
その後、何だかんだあり、風呂へ入れられる事になる。
寮の部屋で勉強会が始まろうとしたが、宴会騒ぎに怒った明日菜が集まった全員を追い出し、偶然ネギの傍に近寄った時に匂いを感じ取ったらしい。
そして、風呂には入っていない事を白状してしまい、引き摺られて大浴場へ連れて行かれた。
実は魔法陣で汚れを落としているので身体は綺麗なのだが、匂いまでは落とし切れなかった様だ。
これは後で改良しなければいけない。
ともあれ、明日菜が自ら裸になる理由を持って来てくれるのなら、断る理由も無い。
風呂自体は特に嫌いでもなく、寧ろ女湯に合法的には入れるなら進んで入る。
この件で明日菜が連れ込み、尚且つ入る免罪符を手に入れられれば望む所と言った思いだった。
服を脱がされてタオルを腰に巻いてから浴室へと入れば、中は凄まじく広い。
ちょっとしたスーパー銭湯を思わせる。
「おぉ、凄い風呂だな」
「うちの寮自慢の大浴場よ!」
自分が利用している施設を褒められた明日菜は、胸を張って答えた。
「でも、風呂にスクール水着って無いんじゃないか?」
「な、何言ってんの! ネギの前で裸になるなんて恥ずかしいじゃない!」
スクール水着で完全防備をしている明日菜を非難するが、子供と言っても異性の前で裸になる羞恥心はある明日菜。
それではつまらないと思ったネギは、隠れながら風呂全体に効果が及ぶ魔法陣を目立たない壁に刻み込んだ。
「あっ! でも、ここは女子風呂なんだし、女の子の私は絶対に裸にならないといけないわよね」
「そうそう」
魔法陣の効果は別に特殊な物ではなく、『女風呂に入った女は裸にならなければいけない』と言う物。
最初からある常識を後押しするだけだが、その常識は男のネギが目の前に居ても優先される。
自分が如何に可笑しな格好をしているかを自覚した明日菜は、恥ずかしそうに慌ててスクール水着を脱ぎ出した。
肩紐を掴んで下せば、柔軟性がある布で強めに締め付けていた美乳が開放され、柔らかくぷるんと跳ねる。
頂点にあるピンク色の乳首は大人しく縮こまっており、これだけでも十分に性欲を刺激して止まない。
腰から下はキツそうにしながらも力を入れて脱いでいき、遂には明日菜自身の手によって全裸が曝け出された。
無残に処女を奪われた秘裂は綺麗な形を維持しており、ぷっくりとしている大陰唇は未だに穢れを知らなさそうでもある。
「さっ、これで文句は無いでしょ?」
「風呂を入るなら脱いで当然だろう」
「そ、そうなんだけどね……」
足を肩幅に開いて胸を張って、腰には手を当てて仁王立ちになる明日菜。
完全に隠す物が取り払われ、常識の為とは言え、異性の前で全裸になっている羞恥は顔を赤く染める。
美少女の裸を目の前に見せつけられては、当然ネギの陰茎も大きくなり始めた。
腰に巻いたタオルは結び目が正面に来ており、裂け目から徐々に反り立つ。
しかし、あらかじめタオルに魔法陣を刻んである為に、明日菜は興奮した陰茎が目に入ってもパニックにならない。
こちらの効果も単純で、『上半身と同じ印象を受ける』と言う物。
なので、男の上半身を見ても恥ずかしがらない明日菜にとっては、大きく腹まで反り立つ陰茎を見ても平静を保っていた。
多少は裸を見られる羞恥に染まっていても、それ以上は何も言わない。
「さっ、背中を洗ってあげるから、そこの椅子に座りなさい」
「はいはい」
誘導されるままに座り、泡塗れのスポンジが背中に押し当てられる。
ワシャワシャと上下の動きは大した時間を掛けずに終った。
背中が小さい所為で、洗う所など少ないのだろう。
自分の役目は終えたとばかりに、明日菜は後ろからスポンジを差し出してくる。
「はい、前は自分で洗えるでしょ」
「いや、ついでだから前もお願いするよ」
「えぇ! それぐらい自分でしなさいよ」
「頼むよ」
肩越しに明日菜へ振り返り、弱い効力の魔法陣をツインテールにしている髪飾りへと刻み込んだ。
元々面倒見が良い性格を後押しするだけの極々弱いもので、決して性格は一切変えない。
これでネギの簡単な頼み事程度なら、髪飾りを付けている間は断らなくなった。
「しょうがないわね……」
「すまんね」
しぶしぶ差し出していたスポンジを戻すが、このままでは余り意味は無いので一つ頼み事を追加した。
「そのスポンジじゃちょっと痛いから、手で洗ってくれよ」
「はぁ……、良いわよ。ついでだから要望は全部聞いてやろうじゃないの」
流石に呆れた雰囲気を出しながらも、指示に従う意志を見せた。
そして、ネギは座ったままで後ろに居る明日菜に身体を向ける。
腰に巻いたタオルの切れ目が真正面にある所為で、猛る陰茎は隠される事無く飛び出したまま。
向かい合う位置関係になった明日菜は臨戦態勢の男の生殖器を見てしまったものの、乙女の悲鳴などは全く出さないどころか興味がある様子すら見せた。
「あれ? 何なのそれ?」
身体の大きさとは不釣合いな程に太く長い陰茎を指差して、疑問を述べてくる。
「あぁ、これは明日菜が可愛いから、こんな反応になってしまってるんだよな」
「なっ! 何言ってるの! このマセガキ!」
突然容姿を褒められて顔を赤くするも、何処か嬉しそうに口元が緩んだ。
しかし、そんな喜びもすぐに収まり、赤黒く腫れ上がっている様に見える陰茎を見つめる。
「大丈夫なの、それ?」
「まぁ、痛くは無いけどな」
「そうなの?」
「だけど、このままじゃ駄目だから明日菜に丁寧に洗っても貰おうと思ったんだよ」
「そう言う事なら早く言いなさいよね」
自分が頼られたと思った明日菜は張り切って、ネギの足の間へ片膝を立てた状態で屈み込んできた。
視線の先には陰茎があり、鈴口は突き付けられている。
このままじゃ駄目と言われた事を悪い方に受け取った明日菜はボディソープを手で伸ばし、完全に腫れ物を触る手付きで恐る恐る触ろうとしてくる。
「そんなに丁寧に触らなくても大丈夫だよ」
「でも、駄目なんでしょう?」
「寧ろ弱すぎたらもっと駄目だよ」
「そ、そう」
ネギの言葉に戸惑いを覚えながらも、意を決して力を込めた手で陰茎を握った。
「おぅ!?」
「えっ!? 大丈夫!?」
「う、うん、大丈夫だから続けてくれ」
「わ、分かった」
細く柔らかい指で握られた快感に、声が思わず出てしまった。
驚いて動きを止めた明日菜を宥めつつ、刺激を要求する。
粟立ってヌルヌルのボディソープで扱かれる陰茎は、更に硬さを増して指を押し返した。
「……何か変な感触ね」
女の身体にはない器官なので、異性の身体に疎い明日菜は感触を確かめながら指に力を入れて動かしていく。
表面を走る太い血管が指で押さえられ、上下に動く指によって亀頭へ血液が集められる。
それによってカリが今までよりも大きく張り出し、陰茎の凶悪さが増していった。
ボディソープが塗りたくられている所為でカウパー液は見えないが、確実に出てしまっているだろう。
カリの凹みに指が掛かる頻度が多くなり、快感も絶頂に向かって高まる。
ビクビクと動き始めた事を自分の手の中で感じ取った明日菜は、再び上目遣いで伺ってきた。
「ビクビク動いてるけど、本当に大丈夫なの?」
「うっ、あぁ、気持ち良くなって来ただけだから」
「そ、そう?」
陰茎からの快感に耐えるネギの顔を見た明日菜は、自分の行いがそこまで影響を及ぼすものかと戸惑いを浮かべる。
「もっと、早く動かしてくれ」
「わ、分かった」
切羽詰ったネギの言葉を聞いて素直に腕の動きを速め、上半身が釣られて動く所為で美乳はフルフルと揺れを大きくして視界を楽しませてくれる。
陰茎からの刺激と合わせて、美少女が全裸で言われるがままに片手で手扱きをするシチュエーションに、快感は絶頂へ上っていく。
「ふぅ……、案外疲れるわね」
腕の動きを早くした明日菜だったが、同じ姿勢を保っているのに疲れたのか、全裸なのも忘れて片方だけ立っていた足を両方立て、M字に開いた状態に変えた。
当然の事ながら股間は開かれ、処女の様に閉じていた秘裂が筋に引っ張られて包皮に隠れる淫核と膣口を見せる。
椅子に座って少し高い位置に居るネギも目撃してしまい、思わぬ無防備な光景に絶頂の後押しをされてしまう。
昨日犯し、今でも陰茎を咥え込む光景と感触が鮮明に思い浮かべられる。
その時の快感が蘇り、手の刺激と高まっていた快感は一気に爆発してしまった。
「うっ、出る!」
「えっ!?」
我慢をする間も無く上がって来た精液は、手の中で痙攣を起こして吐き出してしまう。
射精の勢いを止める物が何も無く、鈴口の先にあった明日菜の顔に飛んで行った。
「きゃっ!?」
ネギの顔を見上げていた拍子に、思いも寄らぬ方向からの飛沫を受けた所為で悲鳴が出てしまう。
反射的に使っていない方の手で顔を庇っても精液の勢いは止まらず、明日菜の身体を汚していく。
痙攣を繰り返す陰茎を握っている方も、無意識に顔へ飛んでくる体液を止めようとして力が込められた。
しかし、ボディソープの滑りが在っては上手く掴めず、小刻みに扱く結果に終わってしまう。
「うっ!」
「な、何か出てる!?」
射精している最中に強く握られた陰茎は、精液が搾り出される。
膣壁や括約筋とは違った感覚に新鮮味を感じ、手扱きとは言えども満足出来る程度の快感は得られた。
「うっ……ふぅ……」
「んっ……、ちょっと、変なの掛けないでよ!」
「あぁ……、すまん、気持ち良かったからついな」
「って言うか、何なのこれ?」
誠意の篭っていない謝罪も気にせず、手の中に出された精液を指で弄びながら聞いてくる明日菜。
ヌチョヌチョとボディソープと混ぜられ、香料の奥に僅かな栗の花の匂いを感じた。
「あぁ、それは男から出るタンパク質だよ」
「タンパク質?」
「そう、しかも、それを食べると肌の張りやら艶やらが良くなるって聞いたけど」
「これがぁ?」
如何にも胡散臭げに精液を見つめる。
「肌が綺麗なれば、高畑も振り向くかも?」
「えっ!?」
「顔にボディソープが混じってないのが付いてるから、ちょっと舐めてみろよ」
「分かったわ!」
パッと表情を明るくした明日菜は言われた通りに、素早い動きで顔に付いていた精液を舐め取った。
しかし、口の中へ入れた瞬間に眉は顰められ、テンションが落ちる。
「……不味い」
「まぁ、良薬口に苦しとも言うからな」
「綺麗になる為には、茨の道を行かなければ行けないのね」
「茨の道なんて行ったら傷だらけになるだろうよ」
結局、出された精液は全て洗い流され、力の抜けた陰茎を明日菜の手で洗われた後、湯船に移動しようとするも更衣室から賑やかな声が入って来た。
「あっ、明日菜、まだ入っとったん?」
「あっ、木乃香、ちょっとネギを洗ってやってたのよ」
「何ですって!?」
最初に入って来た木乃香へ答えていると、すぐ後ろから切羽詰った声が響いてくる。
そして、走って来たのは案の定<雪広 あやか>。
眼を見開いて近寄り、タオルを巻いただけのネギを見て活動が停止してしまった。
「あらあら、あまりの刺激で思考が止まってしまったみたいね」
「どれだけロリコンなのよ……」
同じく後ろから来ていた、あやかに負けず劣らずのプロポーションをしている<那波 千鶴>。
風呂場に刻んだ魔法陣の効果を受け、手にタオルを持っていても身体を一切隠していない。
ツンと上を向く乳首が乗っている巨乳をゆさゆさと揺らしながら誇示し、陰毛が生え揃う股間も出したままで歩いてくる。
それは続々と入ってくる生徒全てにも同じ事が言え、鳴滝姉妹から魔法の気配に敏感そうな<龍宮 真名>や<エヴァンジェリン>まで、残さず全裸。
しかも、誰も可笑しいとは思っていない様子。
気配に敏感だろうと思われる<長瀬 楓>すら、男のネギが居る前で身体を隠していなかった。
初めて見る眼鏡越しではなく、正真正銘の全裸。
ブラに押さえられていない胸達は穢れの無い乳首が乗っており、正しく美乳揃い。
押さえる物が存在しない所為で、歩く度にぷるんと柔らかく揺れ動く。
そんな光景を見てしまえば、タオルの隙間から垂れていた陰茎が徐々に力を増してくる。
明日菜に呆れられ、やっと戻ってきたあやかは巨乳を大きく揺らしながら必死な表情でネギに詰め寄った。
「ネギ先生! 明日菜さんに身体を洗って貰ったとは本当ですか!?」
「お、おぉ、本当だよ」
「是非とも次は私に洗わさせて貰えませんか!?」
隠されていないネギの反り立つ陰茎は、肩を揺さ振られて左右に揺れる。
あやかを始め、他の女子生達の視界には入っている筈だが、悲鳴は全く上げられない。
これ程までに多い美少女達に陰茎を見せ付けていると、違う興奮も沸き上がって来そうだった。
「いや、身体は洗って貰ったから、もう良いよ」
「そ、そんな……」
断られたあやかは、まさにこの世の絶望を背負った悲壮な顔をして崩れ落ちる。
「残念だったわね~、あやか」
「くっ、明日菜さん!」
ニヤニヤしている明日菜に飛び掛り、いつものじゃれ合いが始まった。
放置された形になったネギは、一つの目的を達成する為に、既に湯船に使っていた<龍宮 真名>の元へ近寄っていく。
「ん、先生か」
「こんにちは」
褐色の肌を持つ真名は魔族とのハーフであり、その眼に魔力を看破する魔眼を持っている。
身体的には長身で、身体の発育具合もかなり良い。
湯船に浸かっている巨乳は水面に浮かび、ユラユラと漂っていた。
対してネギは真正面に立っているので、自然と真名の視線の先には反り立つ陰茎が入っている。
魔眼は魔力に反応して発動するとのイメージがある為に、今後の憂いを無くす目的で魔法陣を刻んだタオルが眼の前に来る様にしたのだ。
これで魔法陣の存在と効力を見破られなければ、恐らくエヴァンジェリンの眼さえも欺けるだろう。
その確認の為に態々かなりの危険と知りつつも、真名の眼の前にやって来た。
「そう言えば龍宮さんは、巫女をやってるんだとか」
「あぁ、そうだ」
世間話をしつつ、目の前で湯船に浸かるネギ。
少しだけ視線を落として『浴槽の中で何をされても可笑しくは無い』と言う効果の魔法陣を底に直接刻んでおく。
そして再び真名の顔を見る。
「本当は日本の生まれじゃないんだけどな」
「そうなんですか」
流石に眼の前で魔法陣を刻めば何か反応があると思っていたネギが拍子抜けする程に、一切気が付いた気配が無いままで会話を続けていた。
もしかしたら、あえて無視しているのかもしれないとも思い、湯の中に漂っている巨乳を片手で揉んでみる。
下から支える様に持ち上げてみれば、浮力が働いて見た目よりは軽い。
軽く力を入れるだけでも柔らかい感触と共に指が食い込んだ。
余っていた親指で乳首を弾き、乳輪の縁に沿って撫でていく。
「んっ、神社は殆どバイトみたいなものだけどな」
「へぇ、大変ですね~」
褐色の巨乳にネギの小さな手が食い込んでも、振り払わずに揉まれるがままにしていた。
これは明らかに魔法陣の存在と、常識を変えられた事に全く気が付いていない。
確かに生命力を元にした物だが、ここまで隠匿出来ているとは思いも寄らなかった。
何にしろ、これは大変好都合。
なるべく会話を続かせながら、巨乳を両手で大胆に揉み解していく。
「んぁ、そ、それで――」
「ふむふむ」
両胸から繊細な動きで刺激を送られて、乳首が徐々に硬さを増して大きくなってくる。
少し続けるだけで、乳輪を撫でていた親指に引っ掛かるまでになった。
吸い易そうな形であった為、水面から持ち上げて口に含んでみる。
「あむっ」
「はぅ!?」
淡い刺激で敏感になっていた乳首を生暖かい口内に入れられた瞬間、身体をビクンと跳ねさせて水面諸共巨乳と身体を揺らした真名。
しかし、魔法陣の効果で何も可笑しな事はされて居ないと思い込み、周りに居る生徒達すら意識してこちらを注視してこない。
硬くなった乳首を唇で挟み、前歯で軽く甘噛みを繰り返せば、固めのグミを思わせる弾力が湯の味に混じって感じられた。
揉み込む指の動きや吸う時に生じる僅かな反動さえも、余す事無く吸収して波打つ褐色の巨乳。
十分過ぎる程に魔法陣の隠匿性を確認し、いよいよ手は真名の股間へと向かった。
とても木乃香と同年代とは思えない程が陰毛は生え揃っている所を抜け、更に下の秘裂を触る。
「くっ!?」
「ん? どうした?」
「……っ、ネギ先生」
「何だ?」
「何かしてるのか?」
「?」
生殖器を触られて本能的な嫌悪感に、真名が何かを疑い始めた。
実際、常識を変化させたのだが、正直に言う事も無い。
とりあえず、何の事か分からない振りをしつつ、股間にやった手を動かす。
「何の事だ?」
「……うっ、いや、何も心当たりが無いなら、ひっ、良いが……」
秘裂を触った感じでは、大陰唇まで陰毛は生えていない様だった。
あくまで勝手な印象だが、年齢から見ればまだ股間の手入れは余りしないだろうから、元から無いのか。
身体は殆ど成熟して肉付きは素晴らしく、傭兵と言う職業柄、全身は魅力を無くさない程度には引き締まっている。
しかし、筋肉質ではなく、肉体的に女として完成されたと言っても過言では無いだろう。
厚みがある大陰唇も例外ではなく、弾力は思ったよりも心地良い。
胸以上に柔らかく少し指に力を入れるだけで、容易に形を変える感触があった。
水中にある所為で直接の確認は出来ないのが少し残念でもあるが、その分神経を集中させて普段以上に感触を楽しめる。
「くっ……ぬっ……」
ネギに身体、特に胸や性器を触られる事は何も可笑しくないと思い込んでいる真名は、自然と出てくる声を恥ずかしそうに我慢しようとしていた。
それでも指が敏感な所を這う度に、身体を震わせて反応を返す。
秘裂に入り込ませて膣口を探りつつ、淫核を探し出す。
胸を揉まれた上に硬くなった乳首は吸われ、挙句に性器まで弄られた真名の身体は愛液を漏らし始めていた。
湯の中では余り確認は出来ないが、膣口に軽く差し入れた指に粘度の高い滑りを感じたのだ。
そして淫核も指に引っ掛かる程度には、包皮から出ている。
「うっ……ネ、ネギ先生、本当に、っ、何もしていないのかな?」
「真名の身体を弄ってるけど」
「ふっ……なら、何の問題も……、うっ、無いか……」
試しに白状してみたが、性的な危機に陥っているとは微塵も思っていないらしい。
実際かなり危険な行いだったが、胸を揉んで秘裂を弄り回すのに忙しく、つい言ってしまった。
ここまでしても問題が無いのなら、好い加減に陰茎の欲求を解消したいと思い、真名の足を抱える。
「ん?」
大陰唇と胸の刺激が一旦止まり、僅かな間でも冷静な思考をする余裕が出た真名は、体勢を変えられて少し座りづらそうに眉を顰めた。
「ネギ先生、座り難いよ」
「じゃぁ、俺が腰を差し入れて支えるよ」
「いや、元に戻したいんだが……」
意外に押しが強いネギに困惑している真名の両足を広げ、反り立つ陰茎を隠さずに股間を差し込む。
そして、亀頭を秘裂に分け入らせ、膣口に引っ掛けた。
「くっ!?」
「入れますよ」
「え……」
真名が言葉の意味を理解しきる前に、腰に力を入れる。
「ぁぐう!?」
処女の膣口は湯に浸かって身体が解れていても締め付けは強いが、愛液の滑りを利用しながら奥へ差し込む。
「うぐぁ……」
膣内で増える圧迫感で真名の顔が歪んだ。
腰を進めても一向に処女膜の抵抗は無く、アッサリと陰茎の根元まで挿入出来てしまった。
「ふぅ……」
「くっ、ネ……ギ先生、少し顔が近いな」
「別に害は無いだろう?」
「そうだが……、気恥ずかしいんだ」
そう言って真名は初めて顔を染めて、顔を反らす。
クールだった真名の珍しい表情は、陰茎の興奮を高める材料になりえる。
ネギの恥骨が包皮から出た淫核に接触するまで腰を突き入れた体勢で、ヌメヌメと蠢く膣壁に快感は溜まっていく。
身体が成熟している分は明日菜よりも陰茎に張り付き、ヒダの厚みも感じられた。
そして、腰を引いていく。
「んくぅ……」
膣壁をカリで削られ、胎内を圧迫していた異物が出て行く感覚は真名にとって言い表しがたい物。
ネギにとっては関係なく、犯している実感を全身で感じ取り、勝手に快感を高めていく。
肉厚のヒダが陰茎を包みながらも微妙に締め付けを繰り返す。
処女を失った混乱は無くとも、身体だけは性行為をしているという自覚を持っているらしく、徐々に動きを大胆にさせてきた。
ヒダの一枚一枚が陰茎の表面に愛液を塗り、ついでとばかりに舐め取っていくかの様に蠢く。
出て行く動きに合わせながらも奥から膣口へ向かって、強弱を付けながら締め付けを送ってくる。
やっとの事でカリが抜けそうな位置まで陰茎を抜き、再び最奥目指して腰を突き入れた。
「くふぅ!」
胎内から押し上げられる感覚に慣れない真名の吐息を聞きながら、子宮口に軽く接触する程度まで入れた後、ピストン運動を開始した。
バチャバチャと波打つ水面に周囲は何事かと視線をこちらへ向けるが、魔法陣の効果で本当に何も言わない。
せっせと真名の股間へ腰を突き入れるネギを見ても、単に甘えている程度にしか認識していない雰囲気が感じられる。
しかし、何をしているのかを知っている所為で、本能的に恥ずかしいと感じる心を隠しきれずに顔を赤くしていた。
真っ先に反応しそうなあやかは、未だに明日菜とじゃれあっている所為で気が付いていない。
胎内を刺激されて生理的な反射を見せる真名の膣口は、愛液の分泌を多くして陰茎を受け入る体勢を整えていく。
断続的に締め付ける間隔が早く強くなり、膣内にも快感が溜め込まれているのが分かった。
「うっ、くっ」
軽く接触する位置にある子宮口を小突かれる度に、真名の口からは押さえきれない悦声が漏れる。
快感が走る身体は胎内のヒダを厚くさせ、陰茎へ送られる快感も大きくなっていく。
精子の混じったカウパー液が処女だった痙攣を繰り返し始めた膣内に漏れ出し、絶頂は確実に近づいて来た。
「うっ、ふっ、くふっ!」
「はっ、ふっ、はっ!」
水面が激しく波打つ程に腰の動きを加速させれば、真名の足が殆ど無意識にネギの腰を挟み込む。
下半身に内側の方向へ力が加わった所為で絶頂間近の膣壁も締め付けを増し、我慢を重ねた陰茎に最後の後押しを送った。
「くふぅ!」
「んぁ!」
我慢出来ない絶頂の快感が睾丸を通って上がって来た感覚と受けたネギは、眼の前にあった真名の身体を抱き締めて巨乳に顔を埋め、真名も反射的に受け止める。
お互いに恋人以上の抱擁を返し、足を絡められた腰は最奥まで陰茎を挿入し、激しい痙攣を繰り返すヒダに迎え入れられた。
「出るっ!」
「あうっ!?」
巨乳の谷間に掻き消されたネギの言葉を切欠に、処女の膣内で精液が吐き出される。
湯船に浸かり、温まった身体の中で更に熱い他人の体液を受け入れる真名。
膣内でビクビクと震えながら射精を繰り返す陰茎が、締まる胎内で無理矢理動き続けた。
「うぅ……」
「ふぅ……」
全ての精液を子宮口へ掛け終り、絶頂の大きな波も引いて思考に冷静さが戻ってくる。
完全に大浴場に居る事を忘れていたネギと真名は、そっと見回して周囲を確認した。
「っ!」
「あっ!」
明日菜とあやかは未だに洗い場で言い合いを続けていたが、他の生徒達は浴槽に入っており、更にはネギと真名を直視している。
魔法陣の効果で何も可笑しくないとは理解していても、やはり明らかな性行為を目の前で目撃してしまっては刺激が強すぎたのだろう。
顔を赤くしつつも、眼を見開いてネギ達を見ていた。
何も可笑しくないと言う事は、顔を隠す事は逆に変であり、生徒達にとって見るのは早い行為であっても視界を反らす事は無い。
クラスメイト達の前でネギと抱き締めあっていたと認識した真名は咳払いをした後、抱き締めていた手と足を離して、恥ずかしさを隠す様に言葉を掛けた。
「んんっ、ネギ先生、もう離れてくれないかな?」
「あぁ、すまんすまん」
「んふぁ」
絶頂を経験した直後の膣内を擦られた真名は、羞恥の余りに油断してしまった所為で甘い声を漏らしてしまう。
それは当然見ている生徒達も聞いてしまい、鳴滝姉妹の姉である風香がボソッと呟いた。
「エッチだ……」
「っ!?」
浴槽の辺りだけ妙に静まり返っていた事で、小さく出された声もハッキリと注目の人物である真名の耳にも届く。
「さ、先に出るよ」
「あぁ、俺も出ようかな。流石にのぼせたし……」
湯の中で膣内に出された精液を漏らしていた真名は、立ち上がった瞬間に腹筋へ力が入った所為で更に精液を流して内腿を汚していく。
途中、シャワーで軽く足を流して更衣室へ行く後を追うネギは、浴槽から出ても犯された事を可笑しく思わない事を密かに確認して満足気に笑う。
注目していた二人が居なくなり、ぎこちなくはあるものの元の明るい雰囲気を取り戻した生徒達は、未だに若干顔を赤くしながらも会話に花を咲かせ始める。
そして、風呂から上がる頃にはコロコロ変わる話題に真名の痴態は消えてしまい、完全に取るに足りない普通の出来事として消えていった。
△
「はぁ、気持ち良かったな」
一足先に明日菜の部屋に戻ったネギは、飲み物を飲みつつ一息付く。
暇な時間に考える事はやはり大浴場での出来事。
意外だったのはエヴァンジェリンでさえ、魔法陣の影響を受けていた事だ。
馴れ合いを好まずに少し離れた所で湯に浸かっていたものの、他の生徒達と同じ様に顔を赤くしてネギ達を見ていた。
六百年生きた吸血鬼とは言えども、性的には身体の大きさに違わない初心さを維持しているのかもしれない。
何にしろ、あちらから先に接触してくるのを待つ必要がある。
流石に『英雄の息子』と言う便利かつ迷惑な肩書きを持っている所為で、迂闊に近寄れば色んな方向から注目が集まってしまう。
「どうせ、他にも可愛い俺の可愛い生徒達が一杯居るから、まだ慌てる様な時間じゃないか」
その後、遅れて戻ってきた明日菜に、何故先に帰ったのかと攻められたが、適当に楽しそうにしていたからと返しておいた。
更に後から帰って来た木乃香が作った夕食を食べ、ネギは仕事を済ませて何事も無く就寝する。
性的な欲求は溢れているが、我慢出来ない程でもない。
明日に期待しつつ、前世で慣れ親しんだ布団に包まれて意識は暗闇に落ちて行った。
続く
コメント
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Re: No title
コメント有難うございます。
認識変換物はキャラの全てを犯す物でもありますからね。
嵌まれば枯れますよ。
たぶん。
完全服従ですね。
洗脳でもありますけど、了解です。
まぁ正直に言ってジャンル分けなんて、目安にしかなら無いんですけどね。
どんなシチュエーションか分かれば、それで良いんです。
現状報告で書いたリクの並び順は、受けた順です。
Toloveるも書きたいとは思ってるんですけど、ジャンルが定まってなくて困ってます。
でも、平然シチュのリクが受けたんで、そっちをしてみようかな?
古手川 唯……は、同人かなんかで見た事があるから美柑辺りで……。
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Re: No title
コメント有難うございます。
古手川は他の同人でも結構見るんで、被り回避の為に美柑に犠牲になって貰う予定です。
流石に同じ様な内容では、つまらないでしょうからね。
奇を狙ってって感じで行きたいと思います。
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Re: No title
コメント有難うございます。
次は、まだ未定です。
大河内ってキャラが薄いんで意外に書く難そうで不安です。
原作でも特に活躍している訳でもなさそうですし。
って言うか、そこまで行くかどうかも分かりません。
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