はたらく魔王さま! 鎌月鈴乃;睡姦
まさか二度目の人生も、特に活躍する事も無く平凡な有象無象として生きるとは思わなかった。
気が付いたら赤ん坊で温かい両親の育てられたのは幸いだったが、それでも前世と全く同じ世界だとは……。
特にハンサムでも、言う程の不細工でも無く、平々凡々の至極目立たない顔。
背も高くなければ低くも無く、特別痩せている訳でも太ってもいない。
何の特徴も無い地味な背格好だ。
内面は前世で何十年も掛けて構築された性格が簡単に変わる訳も無く、子供の頃から利も害も無い完全に普通のおっさんだった。
それはもう今世の親に「枯れているな」と、しみじみ言われる位には成熟を果たしている。
特に彼女も出来ない学生生活を送った後、社会人になって一人暮らしを始めても変わらず、普通に仕事に追われる日々を送っていた。
特にブラック企業でもないのが救いだな。
こんな代わり映えの無い人生を送る原因となったのは、神と呼ばれる存在。
前世から魂が飛んだ後に出会った事から、「すわ! 俺も冒険物の主人公か」と思ったらそんな事は無かった。
貰った能力も『地球以外の知的生命体を強制的に眠らせる』物らしいが、地球から出ない俺には使い道が全く無い。
これから異世界に召喚されるのかと考えても、眠らせるだけでは生き延びるのは難しいだろう。
しかし、何の変化も無さ過ぎる生活にファンタジー色の欠片も無い所為で、今では完全に諦めている。
「ふぅ……、今日も疲れたなぁ」
夕暮れの中で借家へ帰る道すがら、一人黄昏に浸る。
疲れた足をダラダラと動かし、舗装された道を歩いていると正面から着物の少女が歩いてきた。
あちらも俺の視線に気が付いたのか、軽く会釈をして擦れ違おうとした瞬間、脳裏に一つの記憶が蘇って唖然としてしまった。
「クレスティア・ベル……」
そう呟いた瞬間「しまった」と思った。
「お前! エンテ・イスラの人間か!?」
今まで、着物が珍しかったものの、日本人に成り切っていたエンテ・イスラで大法神教会訂教審議会筆頭審問官と言う長ったらしい肩書きを持つ<クレスティア・ベル>
この世界では<鎌月 鈴乃>の名前で、自分の役目に疑問を持ちつつも魔王を倒す為に機を狙っていた。
そんな戦いのプロとも言うべき存在が俺の呟きを聞き、簪を変化させて大鎚を取り出し、即座に臨戦態勢で向き合ってくる。
前世を含めて長い時間を生きても、俺は所詮凡人。
現役の殺気に当てられては、落ち着いて居られる筈も無い。
「ちょっ、ちょっと待ってくれ!」
完全に敵を見る険しい表情をしている鈴乃に慌て、自分の身体を腕で庇った瞬間に、俺の身体の中から半円状の力場が発生したのを感じた。
透明の膜が一気に広がったと思えば、中に捕らわれた瞬間に戦う気満々だった美少女が崩れ落ちる。
庇った腕に隙間から見えた光景は、不自然に前のめりで倒れ行く鈴乃。
「えぇ!?」
アスファルトの引かれた道路を大鎚が砕きながら、音を立てて持ち手から離れる。
その光景を見た俺は先程とは違う意味で慌ててしまい、殺気を向けられたにも拘らず、固い地面に衝突しそうな鈴乃を抱えてしまう。
「おっと!」
思ったよりも軽い体重は容易く腕の中へ収まり、見た目少女の身体は見た目通りに小さかった。
仰向けに体勢を変えさせて息を確認しても、規則正しい寝息を繰り返しているだけで、何か身体に異変が襲ってそうな雰囲気も無い。
俺はここでやっと神から与えられた『地球以外の知的生命体を強制的に眠らせる』の発動を察した。
そう言えば鈴乃は完全な異世界人であり、紛れも無い『地球以外の知的生命体』。
無防備に眠る姿からは、とても違う世界の人間とは思えない。
「もしや、これはひょっとしなくても、チャンスなのでは?」
普段から性欲は人並みにある俺だが最近は駆け込みの仕事で忙しく、自慰をしている暇さえなかった。
人生を遣り直しても女友達すら居ない所為で、前世から続く童貞を護ってしまっている。
そんな状況で実際に美少女を腕に抱いてしまっては、陰茎が自己主張するのは仕方の無い事。
腕の中から漂ってくる女の子の匂いも、何気の初めて嗅ぐ匂いであり、興奮を高める一端を担う。
「……これは、怖がらせてくれた御礼をしなければいけないよな」
冷静だった思考が一気に性欲に支配されてしまい、意味の無い自己弁解をした。
道路のど真ん中であるここでは不都合なので、近場にあった古いアパートを囲っている塀の影に鈴乃を連れて行く。
そして、芝生の上へ寝かせると、躊躇する事無く着物を勢い良く広げた。
「ふほっ」
変な声を出してしまった事すら気付かない俺は、出てきた綺麗な身体に感動を覚えた。
着物を肌蹴させた反動で少しだけ揺れた胸は小さく、ついでに捲れてしまった下半身には陰毛が生えていない股間が露出し、それはどう見ても少女の物。
普通なら着物であっても下着ぐらいは付けている筈だが、日本に関しての事前知識が古い鈴乃は決まりに添って付けなかったのだろうか。
うろ覚えの設定では20代だった筈だが、どう見ても年齢的に下だ。
白い腹に触ってみれば外見には分からない程度に、引き締まった腹筋の感触が返ってくる。
大槌で戦う所為で図らずも鍛えられ、正しく筋肉を押している感触だった。
それでも柔らかさを失っていないのは、女の身体の神秘か。
「…………」
改めて胸へと視線を移し、腹を押していた手も持っていく。
「おっ!?」
前世から数えても初めて触った胸の感触は、指に電気が走った様な気持ち良さが感じられた。
仰向けに寝ていても小さく山形を維持しており、頂上には殆ど肌色の乳首が乗っている。
指に軽く力を入れるだけで、形を変える程に柔らかい。
両手で下から持ち上げる様に掌全体で揉み込めば、ささやかながらも谷間が出来る。
そのまま指で乳首を摘み、消しゴムのカスを丸める様に捏ねた。
「んっ……」
「おっ!?」
少し強めに揉んだ所為か、鈴乃の口から声が漏れる。
思わず胸を掴んだままで動きを止め、寝顔を観察してみるが特に起きそうな気配は無かった。
「ふぅ……、驚いた」
一先ず、ある程度強く力を入れても起きないと確認出来た事は良しとしよう。
安心を胸に、鈴乃の胸を揉む手を再び動かす。
全体に覆わせた指を広げて優しく揉み解し、刺激を送っていく。
年齢的に見れば既に成熟を果たしている筈だが、実際には思春期の少女を思わせる程に張りが強い。
……思春期の女の子の胸なんて触った事無いが。
指を動かし続ければ生理的な反射で乳首も立ち上がり、乳輪から空を目指して硬くなった。
色素が薄い所為で判断出来辛かったものの、見れば全体的なバランスは良さそうだ。
胸の縁から指を這わせ、一番膨らんでいる中腹を凹ませながら手を上げていき、乳輪を通って乳首へ到達した瞬間に上へ伸ばす様に引っ張った後に離す。
「うっ……」
柔軟性を発揮した鈴乃の胸は卑猥に引き伸ばされ、ぷるんと元の形へ戻った。
そして、自然と俺の頭は近寄って行き、赤みを増して尖った乳首に吸い付く。
「あぅ……」
口内に入って来た乳首は心成しか甘く、鈴乃の身体にこれ異常なく近付いた所為で体臭が鼻をくすぐった。
地球に来てからは余り戦ってはいないみたいだが、戦闘者にありがちな汗の匂いは一切しない。
鈴乃程の美少女ならば汗臭くても興奮すると思っていた所だったのに、少し残念な気持ちもあった。
気を取り直して乳首を歯で軽く噛み、唇では乳輪を挟む。
更に強く吸い込むと、鈴乃の声が悦を含み始めた。
「はぅ……」
舌先で弄びつつ、唾液を塗り返していく。
残った方も片手で揉み続け、乳首を捏ねる。
一通り嬲って満足した俺は、吸い込みを続けながら頭を引いた。
先程指でした様に引っ張り上げられた胸は形を変え、限界まで来た瞬間に唇から離れる。
生暖かい口内から開放された乳首は唾液に塗れ、僅かに吹く風を冷たく感じて更に硬さを増していく。
「次はっと……」
捲れた着物の裾から出ていた太股を軽く撫で、そのまま股間へ持っていく。
指に当たった大陰唇は胸よりも柔らかく、少し触るだけで秘裂を開いた。
太股を掴んだままでも容易に触れられる場所にあり、吸い付く足の感触を味わいながらも弄ぶ事が出来る。
本格的に弄ろうと下半身へ移動した俺は、ほっそりとした脚を広げた。
「んん……」
姿を見せた無毛の大陰唇は、秘裂から漏れ出した愛液が一筋流れている。
どうやら乳首への刺激が思った以上に鈴乃へ快感を送ったらしい。
片手で大陰唇を開くと、ニチャッと聞こえた音と共に愛液の糸を引いて膣口を晒す。
乳首よりも圧倒的に生々しいピンクで、ヒクヒクと呼吸の間隔で小さく開閉を繰り返していた。
中にあった小陰唇は身体の印象通りに発達は少なく、淫核も包皮の中から顔を出してはいない。
愛液を漏らしているにも拘らず一番の性感帯がこれでは、恐らく戦いばかりで性的な事をしている暇等無かったのだろう。
しかし、包皮の上から摘めば、少し硬さを感じたので後少し刺激を続ければ顔を出すかも知れない。
それから、単に広げただけだった脚をM字に直し、秘裂へ顔を近づけた。
「ん~、匂いはあんまり無いか……?」
てっきり尿の匂い位はすると覚悟をしていただけに、安心と落胆を同時に感じる。
しかし、舐めるには好都合。
乳首を舐めていた舌で、今度は秘裂を舐める。
「んひゃぅ!?」
眠っていても性器への初体験且つ、身の毛も弥立つ様な感触を受けた鈴乃は大きく声を漏らした。
地面に接触していた尻も驚きで、軽くピクンと跳ね上がる。
そんな腰を逃がさない為に、脚の下から回した手で鈴乃の骨盤を掴んだ。
逃げるに逃げられなくなった代わりに、うねり始めた動きを抑えながら舌を動かしていく。
「ひっ、んっ、あぅ!?」
乳首を吸った時以上にジュルジュルと啜る音がする。
愛液が零れていた大陰唇を舐め、唾液を塗り込みながら秘裂へ押し入らせた。
舌先でさえ強く締め付ける膣口の縁をなぞり、胎内に少しだけ差し込めば、悦声も大きくなった。
「んきぅ!? あ、あぅ!?」
敏感な反応を見せる腰は舌の動きに釣られて小さく跳ね、その動きは徐々に快感を求める動きに変わりつつある。
秘裂を濡らす唾液は、愛液が量を増して徐々に押し流されていく。
舌先を強く締め付けていた膣口も少しだけ、異物を受け入れる動きを見せ、奥へと引き込まれるかの様だった。
一旦顔を離してみれば包皮に隠れていた淫核が顔を出し、発達が乏しかった筈の小陰唇まで厚みを増している。
「そろそろ良いか?」
これ程までに愛液があるのなら準備が整ったと思い、窮屈さを訴えていた陰茎を取り出した。
既にカウパー液を漏らし、竿に走る血管は卑猥に波打つ。
根元を持って亀頭を鈴乃の大陰唇へ付ければ、その瞬間に射精してしまいそうな程の快感が走った。
「おほぅ!?」
「んぃ……」
慌てて股間へ力を入れても、塞き止められなかった精液で濁る先走りが秘裂へ付いてしまう。
図らずも滑りを追加してしまったが、これ幸いと鈴口を膣口へ咥え込ませた。
亀頭に感じるのは舌先を締め付けていた狭い感覚。
押し返す力に逆らい、グッと腰に力を入れて陰茎を鈴乃の膣内へ押し込んでいく。
「んぐぅ!?」
「うぉ!?」
処女を奪われつつある痛みと圧迫感は鈴乃の寝顔に苦痛を映し出し、俺に視界的にも精神的にも、更には肉体的にも快感を送り込んで来た。
種を含む精液交じりのカウパー液の代わりに愛液を塗り返される亀頭が卑猥な光沢を増やし、胎内へ陰茎が消えていく。
「ぎぅ~……」
「おぉ……」
亀頭が完全に胎内へ入ると鈴乃の暖かい体温と細かい膣壁の蠢き、鈴口には処女膜の抵抗を感じた。
遂に最後の壁まで進入を許してしまった鈴乃は、性的に危機的な直面しても眠り続けている。
苦痛に歪む表情を見れば、大鎚を手に威嚇された恐怖心も和らぐと言う物だ。
「行くぞ」
答えが無いのを承知の上で宣言し、腰を押し進めた。
「ぎぅ!?」
幾ら戦いのプロでも破瓜の痛みは辛いらしく、今まで以上に表情が歪んだ。
異物が奥へ進む胎内も、連動して激しい動きを繰り返し、異物を止めるべく立ち塞がる。
「おぉ……、気持ち良い!」
「んぐぅ……」
顎を反らして苦痛を何とか逃がそうとする鈴乃の腰を掴み、文字通りの膣壁を掘削していく。
どんな抵抗を示そうとも愛液を漏らしている時点で、全ての反応が俺にとっての快感となる。
眠ったままで顎を上げて圧迫感に歪む鈴乃の顔も、鈍痛と膣内を広げられる感覚から逃れ様とする腰の動きすら射精を促す。
ズリズリと進み続けた陰茎は遂に最奥まで達し、鈴口で子宮口を持ち上げた。
体格的には少女である為に、処女であったと言う事実と破瓜が合わさってしまい、かなり強く締め付けを受ける。
しかし、愛液によって摩擦が足りず、結果的に陰茎の表面を正しく舐める様にヒダが動き回った。
「んおぉ……」
「ふぐぅ……」
射精してしまいそうな陰茎は、幾ら股間に力を入れても勝手に上下運動を繰り返して精子の混じったカウパー液を子宮口に撒き散らす。
せめて射精は自分のタイミングで思い切りしたいと思った俺は、絶頂の波が去るまで腰を突き入れたままで動きを止めた。
暫く体勢を維持していれば根元まで入りきらないお陰で何とか耐え切り、いよいよ本格的に動き始める。
「ふっ、……おぉ」
「んぎぅ! うぁっ!?」
陰茎を引かれた所為でカリの凹みまで強く締め付けていた膣壁が、残っていた処女膜の跡ごと削られていく。
愛液が掻き出される先には、卑猥な光沢を持った竿が姿を現す。
カリが膣口を引っ掛けながら出て来たのを感じて、再び押し込んだ。
「ふっ!」
「あぎぅ!」
流石に最初よりは抵抗が少ないものの、締め付けは変わらない。
それでも処女だった膣内は確実に陰茎の形を覚えさせられ、陰茎の形に拡張されていく。
もう一度子宮口を持ち上げ、今度はリズム良く腰を使って犯す。
「ふっ、はっ、はっ」
「ぎっ、んっ、ぐぅっ!」
掻き出される愛液と追加される空気が混じり、ジュプジュプと誰が聞いても性行為を連想してしまう音が聞こえ始めた。
今まで苦痛しか映していなかった鈴乃の表情も徐々に赤みが増して良き、切なそうに眉が顰められる。
無理矢理与えられ、目覚めさせられた性的な快楽を感じた身体は、突き上げられる度に小さく揺れる胸も、乳輪ごと痛い程に硬く尖らせた。
色素が薄く判断が難しかったが、今では快感で赤みも増して可愛いピンク色になっている。
犯した直後より絶頂間近だった俺は、既に我慢の限界を越えており、今にも射精してしまいそうだった。
何とか長く味わいたいとは思っても、陰茎が意志を無視してビクビクと震え始め、これ以上は耐えられそうにない。
我慢する理性も性欲に負けてしまい、殆ど快楽を求める本能のみで、物理的に小さな膣口を竿で巻き込み、締め付ける膣壁を掘削し、子宮口を力強く突き上げた。
「ふっ!」
「んくぃ!?」
乱暴な刺激を身体の最奥に受けた鈴乃は、悲鳴を漏らして大きく仰け反る。
膣内の混乱もこれ異常無く高まってしまい、子宮口を突かれた衝撃で陰茎を強く締め付けた。
股間からの快感は俺の思考を白くするも、手だけは鈴乃の腰をシッカリと掴み、入り切らなかった根元まで押し込む。
そして、限界だった陰茎から力を抜いた途端に、我慢を重ねて濃厚さを増した精液が穢れなかった胎内へと吐き出された。
「うぅっ!!」
「んあぁ!!」
どろどろの熱い他人の体液を受けた鈴乃は更に膣内を締め付け、それによって射精も促される。
逃げ場の無い精液は子宮口付近の僅かな隙間に溜まっていく。
最奥に溜まっていく精液の量は増していくばかりで、締め付ける膣壁の隙間すら逆流してこなかった。
もはや睾丸からの精液が全て鈴乃の胎内へ移されたと思う程の絶頂は数分とも続き、やっと思考が戻ってくる。
力の抜けた陰茎は未だに蠢く胎内で膣壁に舐め取られているが、流石に直後から興奮は復活しない。
視線を下して鈴乃の下腹部を見れば、子宮がある辺りが僅かに膨らんでいる。
腰を引いて愛液に塗れる陰茎を取り出してみれば、遅れて濃厚な精液が無残にも広げられた膣口から漏れ出してきた。
しかも、途切れる事無く流れ、尻の谷間を通って下の着物まで、一本の短い滝を作る。
「流石に出しすぎだろ……」
幾ら快感が強かったとは言え、自分でも驚く濃厚さと量。
前世を含めて在り得ない光景を見て、ここが小説の世界だと言う事を改めて実感した瞬間でもあった。
変な所でと思うかもしれないが、俺にとってはこの状況の方が大事だ。
「……やっぱり、綺麗にしておいた方が良いよな?」
冷静になった思考は鈴乃が目覚めた時の厄介事を思い浮かべてしまい、少しでも好感を持たせる為に後始末を始めた。
とりあえず股間から流れ出る精液を掬い、これ以上着物に染み込まない様にする。
量が量なのでポケットティッシュを全て使い果たして、ギリギリ綺麗に拭き取れる程。
途中で大陰唇の柔らかさを再び指で感じてしまい、危うく興奮が復活してしまいそうで危なかった。
賢者タイムで何とか耐えて次は乳首だが、拭く物が無いので適当に服で唾液を拭うも、やはり生地が荒い事もあって白い肌が若干赤くなってしまう。
それでも、そのままよりもマシだろうと無理矢理自分を納得させた。
鈴乃は俺がエンテ・イスラの人間であると疑いを持ち、警戒を向けている。
と、なれば、ここで介抱をしたと言い張っても、原因が俺にあるのは知っているので意味が無いだろう。
流石に襲おうとした瞬間に眠ってしまっては、誰の所為かは簡単に察する事が出来る。
ここは逃げるしかない。
念の為に置き書きを残しておけば、最低限の疑いは晴れるだろうか。
どちらにしても、起きるまで待つのは不味い。
「え~っと、『突然倒れたので、物影に移動させておきました』っと……」
それだけを書いたメモを帯へ差し込み、サッサと現場から離れる。
明日から数日は必ず待ち伏せをしていそうだから、暫くは遠回りをして帰った方が良いかもしれない。
「んじゃ、さようなら~」
未だに眠り続ける鈴乃に向かって別れを告げ、逃げる様に帰宅した。
その後の晩は何事も無く、次の日も会社の行き帰りで違う道を使ったお陰で会わずに済んだ。
とりあえず、問題は避けられたと思った俺は警戒心も薄らいで、いつも通りの平和な――。
「見つけた! 覚悟!!」
「ウボァーー!?」
終り
コメント
No title
神がいた。さすがエロ神
Re: No title
ただのエロ魔人です。
って言うか、立場やら喋り方やら性格を把握する為にアニメも見たし
原作もチェックしてWikiも見たのに
実際に書いてみると睡姦で殆ど喋ってないんですよね。
折角、調べたのに……。
でも、使えた様なので何よりです。
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