アクセルワールド 上月 由仁子:洗脳・常識変換
『ソードアート・オンライン』から続く、正式な世界観が舞台の『アクセルワールド』
過去に重大な事件があろうとも技術は止まる事無く発展を続けて、遂には首周りに巻くだけでネットワークにアクセスできるまでに到達した。
ニューロリンカーと呼ばれる装置は現実と仮想世界を重ね、限定空間であるローカルな物から世界と繋がるネットワークまで、パソコンや携帯を通さずにアクセスできる。
更には脳細胞との無線通信すら可能にする技術は、五感さえも思い通りにコントロール出来る様になっていた。
また、ごく一部の学生達は謎の開発者から送られたニューロリンカー用のアプリケーションである『ブレイン・バースト』と言う対戦格闘ゲームで、自身のプライドや信念を掛けて遊んでいる。
各所に設置されたソーシャルカメラを通して製作された舞台は現実の一秒を約十六分にし、加速された世界で戦いを繰り広げていた。
などと、堅苦しく言って見たが、そんな事は然程重要な事でもない。
問題は俺が『この世界』を小説として認識し、更には『ごく一部の学生』に該当している事だ。
前世とも言える記憶がある事から、アクセルワールドの世界に居るキャラクターに憑依したと事は何となく分かる。
不思議とパニックになっていないのが腑に落ちないものの、変にうろたえても仕方が無い。
これでも前世では二次制作の小説を読み漁っているのだ。
主にエロ方面を。
なので、突然創作の世界に放り込まれても、何とか生きていくだけの気持ちを常に持っている。
幸いにも憑依した人物は前世の俺とそっくりであり、外見上の違和感が無い上に頭も悪くは無い。
成績に関しては平均で、普段の素行も目立つ様な事もしておらず、小説の登場人物としては完全に背景キャラだ。
おまけに両親は長期的に不在で、家にも生活に困らない程度の金がある。
思春期に望んで仕方が無い自由な環境に喜んだ俺は、勉強もそこそこに話題のゲームである『ブレイン・バースト』をやり込もうと思った時、一つの問題が持ち上がった。
それは、俺のアバターが弱すぎる事だ。
攻撃力も無く、防御力も無い。
挙句に素早さもないのでプレイをした当初から何度戦っても勝てず、少し経てばすぐに他の対戦相手からカモと認識されてしまう。
余りに負けるとバーストポイントが無くなり、ブレイン・バーストのアプリケーションが強制的に消されてしまうので、アバターが弱いと分かってからは戦えなくなった。
そもそも、おかしいのだ。
原作を見る限り、ブレイン・バーストをプレイしているキャラは何かしら特徴を持っている。
攻撃だったり、防御だったり、速さや空を飛べたりと、とにかく戦う分には最低限の性能があった。
それに引き換え、俺のキャラは何も特性が無い。
ステータス的を見ても戦う為に必要な攻撃力、防御力、挙句に速さまで貧弱すぎて使い物にならない。
原作では苦境に立たされた主人公が先人からのアドバイスを受け、傷付かない設定の壁を手刀で切っていた。
主人公属性かもしれないが、強く思う事でキャラの特性が出てくる設定を思い出すも、元が貧弱ではそもそも攻撃用アバターではないかもしれない。
とすれば、自分で戦う以外の能力が出てきそうではあるものの、憑依した俺は辛うじて苛められていない程度のぼっち。
つまり他人との関わりが殆ど無い。
この事を考えるに、他人をフォローする支援を目的とした能力は確実に出ないだろう。
そして後一つ可能性として残ったのが、直接戦わないで相手を撃破する方法。
ゲームである以上は戦って勝つ為の能力がある筈なので、俺のキャラは勝つ為に自分の戦闘力を持って戦うのではなく、他人を支援して勝ちを拾う物でもなく、それ以外の物と思われる。
つまりどうやって勝つかと言うと、まともに戦わなければ良いのだ。
武力を使わず、味方の力も借りず、敵の無力化を図る。
それを行うには、相手の精神を乗っ取れば良い。
しかし、これも簡単な話ではない。
精神を操る何らかを投げても相手は当然避けるだろうし、相手が俺に接触して発動するタイプでも防御力が低いので、一発当たれば負けだ。
素早さも貧弱な所為で、避けつつ相手に触るという事が出来ない。
では、どうすれば良いのか?
音を使えば良い。
正確には音声データだが、相手に聞こえれば精神を乗っ取るウィルス的な物をアバターへ感染させられるだろう。
たとえ耳を塞いだとしてもスピーカーの音量を操作しないといけないので、アバターだけを操作しても意味が無い。
戦っている途中で咄嗟に音量を調節出来る人間は殆ど居ない、と思われる。
これによって、そもそも敵が俺に対して攻撃出来ない様にすれば、もしくは敵対する意味を見出さなければ相手に降参させて勝利を得られる。
使っている貧弱アバターの能力については、おそらく正しいだろう。
無ければ困る。
しかし、中途半端な気持ちでは能力も出ないと思われるので、ちょっと自分を追い詰めて見た。
△
「もっと熱くなれよーーー!」
「止めろ! あたしの中に入ってくるなーー!!」
具体的には、後一戦負ければアプリケーションが消える状況に陥り、更に戦える中で最も強い相手と戦う事。
目の前で耳を押さえて蹲っているのはブレイン・バースト最強のレベル9の一角を担う<スカーレット・レイン>こと、<上月 由仁子>
赤いアバターは比較的女の子らしく可愛い外見であるが、その能力は普通の物とは比較的にならない程に高い。
しかし、それが今は地面で小さくなって震えている。
「諦めんなよ! 諦めんなよ、お前! どうしてそこで蹲るんだ!? そこで!」
「うわああぁぁ!!!」
「もう少し頑張ってみてみろよ! ダメダメダメダメそこで諦めちゃ!」
「くあぁぁ!!」
俺の発する音声データに潜む精神改ざんのウィルスは、いくら由仁子がアバターの耳を塞いでも防ぐ事は出来ない。
エフェクト的には微妙に辺りの景色が歪んで見える波紋が広がっているだけであっても、そこに仕込まれた効果は最強の一角を完全に無力化する程。
伊達に単一能力ではないと言う事か。
むしろ、攻撃力も防御力も素早さも無い俺のアバターでは、これだけしか戦う術が無い。
最初に対戦する時は完全にカモとして認識していた由仁子も、強者であるという油断が俺に先手を打たせ、土壇場で発現した唯一の能力をまともに受ける結果となってしまった。
対戦表が出た時から勝敗は決まったものと認識されている所為で辺りに観戦者は居ない。
寂しいと思える景色であっても、他人を洗脳できる能力が知られる事が無いという利点もあるだろう。
「俺のこと思えよ! スカーレット・レインに勝ちたいって思っている俺のこと思ってみろって!」
「くぅ、うあぁーー!!」
「あともうちょっとで洗脳が終わるんだから!」
「ぐぅ! うぐうぅ!!」
「俺だってこんな貧弱アバターでスカーレット・レインに勝とぅるって頑張ってるんだよ!」
「ぐっ! あくぁっ……!」
ただでさえブレイン・バーストの世界は一秒が十六秒弱に伸ばされる。
現実世界での脳の活動は常人よりも活発であり、さぞやサブミリナル効果が効くだろう。
一秒を十六分割した世界の中、一秒以下の短い間隔で発現した能力のウィルスを叩き込めば、現実では凄まじい速度で絶え間なく信号を受ける事になる。
ブレイン・バースト内でのキャラを洗脳できれば、現実世界では完全に思考を操れる筈。
「ずっと聞いてみろ! 必ず洗脳を達成できる!」
「あがぅ……、あ゛あ゛あ゛――」
炎の妖精の言葉を借りてるのも、あの思い込みを利用できれば能力の発現が楽になると睨んでの事。
思った以上に最強と名高い由仁子の精神を汚染できている。
やはり、思い込ませれば右に出る者は居ない炎の妖精は最強だった。
「だからこそNever Give Up!」
「あああぁぁぁーーーー!!」
最後まで言い切ると由仁子のアバターは頭を抱えたままで輝き、光はそのまま空に向かって伸びる。
若干暗めのフィールドを照らし、辺りに目を閉じなければいけない程の眩しさを広げた。
そして、光が消えた時には由仁子のアバターは倒れており、ピクリとも動かない。
しかし、HPは減っていないので戦闘不能にはならず、ゲームとしては続行中。
カモとして認識されていた俺が、下手に勝利してしまっても注目を浴びてしまうのは必至なので、この結果はかなり良かったと思える。
取り合えず由仁子を犯す為には住んでいる場所を聞かなくてはならない。
最近は自分のアバターが弱すぎて思った通りに戦えず、ストレスが溜まっているのだ。
その上、何とか打開策を見つけ様と色々調べ回った所為で性欲を発散する暇も無かった。
原作を思い出せば上月由仁子は紛れも無い美少女。
自分よりも強い相手を好き勝手に出来ると言うのは、独特の興奮がある。
洗脳能力の効果を確認する為と無駄な免罪符を自分に打ち、理性は性欲に支配され、完全に由仁子を現実世界で犯す方向で動いた。
「立て、由仁子」
「……あぁ」
幽鬼の様にゆらりと立ち上がった姿には生気は感じられず、表情の分からない機械的な顔からも意思が消えている雰囲気が漂っている。
「住所は何処だ?」
「……住所は――」
住所を聞いた後は待ち合わせ場所を決めて、細かな設定を教え込んでいく。
現実世界では洗脳能力も使えないので、事前に細かく決めておく必要があった。
俺にとって都合の良い事を命令した後は、特に会話も無く互いに突っ立ったまま時間切れまで待つ。
そして、対戦結果はドローとなった。
△
後日。
待ち合わせ場所として決めておいた公園で待っていると、遠くから見覚えのある少女が歩いてくるのが見える。
短いツインテールはアバターに負けない位の赤く、殆ど隠れていない額には前髪を少し垂らす特徴的な髪型。
着ている服も赤く、今は夏なので涼しげな薄い小さめのキャミソールに短パンという活動的な格好。
下着を着ていない所為で身体の線をハッキリと浮かび上がらせ、ぷっくりと膨らんで布を持ち上げる乳首の膨らみが見えた。
そんな如何にも活発な少女らしい格好であっても、歩く姿はフラフラと頼り気無く、今にも倒れそうだ。
時間帯が以外に人気の無い昼辺りでなければ、きっと邪魔なお節介焼きが声を掛けているだろう。
「――あれ? ここは……?」
俺の近くまで歩いて来た由仁子は幽鬼の様な状態から一気に覚醒して、辺りの景色を困惑気に見回した。
しかし、目的自体はハッキリさせているお陰で、特に混乱している様子も余り無い。
辺りを見ていた由仁子の視線が俺を捕らえると、眉をピクリと動かした後、足取り荒く近寄ってきた。
「お前か? 来てやったぞ」
「あぁ、すまんね」
「あたしが直々にアバターの操作を教えてやるんだ。ほら、あたしに挨拶しな」
「おぉ、分かった」
名目上の師匠とも言える立場は、普段の勝気で男勝りな性格を更に増幅させていた。
由仁子は俺の真正面で手を腰に当てて仁王立ちになり、乳首が浮いている胸を突き出す。
背を反らせた事で僅かに膨らんでいる胸の形を更にハッキリとさせた。
由仁子には、実際に会った事の無い俺を本人と認識させる為の特別な合図を決めてある。
「それじゃ失礼するよ」
「あぁ、早くしろ」
突き出された胸に手を近付けた俺はおもむろに乳首を摘み、親指と人差し指をくりくりと捏ねた。
動きにつられた胸は布ごと渦を巻いて軽く捻られる。
「んっ……」
由仁子はなるべく威厳を失わない様に口元を固く結んでいるものの、指が動くと自然と声が漏れてしまった。
摘んだままの乳首を前に引っ張り、パッと離すと小さくともぷるんと揺れて元の形に戻る胸。
そして、今度は真上から掌を被せてゆっくりと揉んだ。
「ぁぅ……」
見た目では然程膨らんでいないと思っていたが、実際に全体を触ってみるとそれなりに柔らかさが返ってくる。
指を曲げても胸に食い込み、成長途中の硬さと確かな柔らかさを感じた。
掌の中心にある乳首の感触は手が動く程に少しずつ固くなり、胸を揉まれる刺激を性的な快感として受け取っているらしい反応を見せても来る。
由仁子の顔は表情こそ偉そうな雰囲気を漂わせ、得意げな表情を浮かべているが頬はシッカリと赤くなっていた。
支配した筈の精神の奥底では、初対面の男に胸を触らせる状況に多少なりとも羞恥心を感じているのかもしれない。
それでも、加速された世界で絶え間なく送られた洗脳ウィルスの力によって曲げられた常識は、由仁子に次の段階へと進ませた。
「さて、挨拶はもう良いだろう」
「そうか」
「じゃ、次は、っと……」
言葉を止めた由仁子は短パンのボタンへ手を掛け、何の躊躇いも無く脱いでいく。
前面部のチャックが下ろされ、女の子っぽい可愛らしいショーツが見えるとショーツごと一気に下し、完全に脱がなかった所為で短パンは膝の下で止まる。
股間が日の光の下に出てくると、由仁子は膝を蟹股に開いてから胸と同じ様に腰を突き出す。
白い肌の肉厚の大陰唇が見え、秘裂自体も幼い印象を受ける。
陰毛が生える辺りには産毛も無く、ぽっこりと膨らんだ腹は少女特有の卑猥さを滲み出した。
「ほら、ここにお前のチンポを入れて、アバターの操作感を磨くんだよ」
「随分変わった練習法だよな」
「まぁな、あたしぐらいになると常人の練習法では意味が無いからな」
「それは凄い」
「当たり前だろ?」
明らかに関係なさそうな事でも、褒めてやれば下半身を晒したままで得意げに『ふふん』と胸を張る由仁子。
しかし、人気が無いとは言え、昼間の公園で美少女が下半身を晒している光景は、本来なら微笑ましい場面が完全に背徳的な雰囲気に変わってしまっている。
由仁子にとっては弱い相手に教えを請われたから、スカーレット・レインの自分が直々に、態々教えてやると、圧倒的な上から目線で居る事には変わらない。
自信に満ち溢れている顔も俺を見下しており、自分の優位性を疑っていない様子だった。
「何処に入れるか良く見えないから、開いて見せてくれよ」
「何言ってんだ。そんな事ならお前の手で確認すればいいだろ?」
「良いのか?」
「良い悪いじゃなくて、やれ」
由仁子は、やれ、と言い切ったと同時に、突き出していた腰をクイッと前後に揺らす。
とても少女がやる行いではなく、股間を触らせる意味も理解していないらしい。
「分かったよ」
当然俺は逆らう事無く指示に従い、股間へ手を伸ばす。
自分の命令をアッサリと聞いた事で由仁子は益々得意げな表情を強めた。
「ぁっ……」
年齢と、肉体的な成長も乏しい由仁子の大陰唇は肉厚で柔らかく、押し込めば指先が埋もれる程度に弾力がある。
二本の指で少し左右に開くと秘裂も開かれ、中には薄いピンク色の小陰唇が出てきた。
発達を始めてすらいないようにも見え、淫核を包んでいる包皮すら、割れ目から全く食み出ていない。
少し奥には小さな膣口があり、開かれる力に抵抗してヒクヒクと開閉を繰り返す。
「んぁっ……」
性器の中で蠢く指の感触で声を漏らす由仁子。
少しでも性的な快感を目覚めさせておこうと思った俺は、人差し指で右の大陰唇を押し退け、秘裂の中に食い込ませながら奥へ進める。
軽く膣口に指先を引っ掛けつつ肛門の手前まで触り、今度は左の大陰唇を押し退けながら手前へ引いた。
未だに包皮の下に隠れている淫核を穿る様に指先でくすぐると、指から力を抜いて大陰唇に左右から挟まれる温かみを味わう。
そのまま前後に動かすと僅かだがニチュニチュと粘った音が聞こえてきた。
指を挟んでいる大陰唇は動きに釣られて、指と同じ様に前後に引っ張られて形を変える。
突っ張っていた感触は徐々に愛液で滑り、完全に秘裂の中に隠れていた淫核も少しだけ頭を出した。
「……何か、変な感じだな」
秘裂を弄られる由仁子は股間から感じる、今まで経験した事の無い感覚に、若干戸惑いを感じているらしい。
顔色はたいして赤くなっていない所を見るに、性的な快感で愛液を流している訳でもなさそうだった。
秘裂の中を動く指にある程度愛液が絡むと、由仁子の指示が飛んでくる。
「……そろそろ良いだろ。じゃぁ、チンポを入れるからズボンを脱げ」
「分かったよ」
指を離すと秘裂との間に愛液の糸が出来、すぐに千切れた。
由仁子の指示に従う俺は素直にズボンとパンツを脱いで、反り立つ陰茎を取り出す。
「うっ!? ……思ったより大きいな。入るか?」
怯んだ言葉を聞かない振りをした俺は、再び椅子に座った。
「これで良いか?」
「ん、あぁ、良いぞ。あたしが座ってやるから動くなよ」
「了解」
期待で揺れた陰茎を見た由仁子は、緊張でごくりと唾液を飲み込んだ。
恐る恐る俺へ小さな尻を向け、そのまま後ろへ下がって位置を探る。
昼間の公園で幼い少女が尻を丸出しにして、ベンチに座った男の陰茎の上に腰を下ろす光景は、何処から見ても異常極まりないだろう。
「おい、ちゃんと誘導しろよ」
「そうだな。……もう少し右だ」
「……ここか?」
ふりふりと目の前で揺れる尻の間では愛液に濡れた大陰唇が、陰になった状態でも卑猥に光を反射した。
僅かに見える肛門は色素の沈殿も少ない様で、薄めの茶色をしている。
由仁子は見えない状態でも何とか挿入しようとしているが、やはり陰茎が直角に反り立つ所為で上手くいかない。
もう少し小さな尻が振られる光景を見ていたかったものの、そろそろ機嫌を損ないそうなので細い腰を掴んで誘導していく。
触り心地の良い肌を指で擦り、根元を押さえた陰茎の位置へ合わせた。
そして、遂に鈴口が愛液を付着させた大陰唇を割って入り、秘裂に食い込む。
「んぐっ!?」
「おふっ!?」
狭い膣口に太い亀頭が減り込む圧迫感で声を漏らした由仁子。
逆に俺も強い締め付けを受け、想像以上の気持ち良さで声を出してしまった。
由仁子は背中を向けている俺に表情を見られていないと、声だけは気丈に振舞う。
「くっ! な、中々デカイじゃねぇか!」
「くぉ、そりゃ、どうも、ぉっ!」
「うっ! あぁ……」
曲がりなりにも赤の王であるというプライドが弱音を吐かせず、膣口を限界まで広げられても腰を落とす動きは止めない。
足が股間を拡張される感覚で震え、正面から見れば脂汗を額に浮べていようとも、最強の一角である事実が口を固く結んだ。
ぬるりと亀頭の表面を進みつつ、熱い胎内へ飲み込まれる快感は俺の理性を溶かす。
「んん~……!!」
亀頭が少しずつ進む程に狭い膣口は激しい抵抗を示すが、漏れ出ていた愛液の滑りで何とか咥え込んでいく。
俺が軽く掴んでいる由仁子の腰も、大き過ぎる圧迫感で小さく震えた。
「ふぅ! ふぅ!」
「あ、あんまり無理、んっ、するなよ?」
「無理じゃない! チンポを入れる程度ッ、あたしが出来ない筈無いだろ! お前も余裕が、無さそうじゃね~か!」
「おっ、んぉ!」
殆ど顔を見せないで視線だけを俺へ向け、肩越しに振り返る由仁子は目を吊り上げて睨みつけてくる。
快感で声を出す俺を見た事で、余裕綽々の雰囲気を出す。
「見てろ! ……ふっ!」
情けない姿を晒す俺から挑発されたと思い、気合を入れる為に自分の膝を掴んで力を込め、一息吐いてから一気に腰を打ち下ろした。
「こはっ!?」
「うぉっ!?」
狭い膣内を陰茎によって一瞬で拡張され、鈴口は処女膜どころか子宮口まで一直線に突き上げる。
しかし、由仁子の小さな身体で根元まで挿入するには体重が足りず、長めと自負している陰茎は3分の1を残して止まってしまう。
身長の差で足が地面についていないので、殆ど子宮口を突き上げる陰茎で身体を支えている状態になってしまった。
膝を掴んでいた手は胸まで上げられると宙に漂って所無さ気に揺れ、足はピンと前へ突き出される。
元々体格的に胎内も狭く浅いので、締め付けで押し返そうとする動きは強い。
亀頭の半分ぐらいしか大陰唇に食い込んでいなかった所で、いきなり竿の半分以上を滑る膣内に飲み込まれた俺への快感は大き過ぎた。
膣壁に包まれる範囲が増大し、危うく精液が暴発しそうになってしまう。
「くぅっ!!」
「あっ……あぁ……ぅ」
明らかに体格が吊り合っていない大きさの陰茎を無理矢理入れた衝撃は凄まじく、破瓜の痛みを合わさって放心してしまう由仁子。
膣内の動きも亀頭で苦戦していた時とは違い、締め付けも緩んで動きを完全に止めた。
「んぎぅっ……!!!」
遅れてやってきた膣内を中心とした痛みと圧迫感で意識を取り戻した途端、背中を丸めて股間の拡張される感覚に耐える。
同時に膣壁の力も取り戻して、先程よりも強く陰茎を締め付けてきた。
子宮口で体重を支えたまま、膣内を一気に広げられた拡張感で全身をプルプルと震わせ、口を固く結んで言葉すら漏らさない。
陰茎を挿入された膣壁はパニックになって、締め付け以外に不規則な動きで表面を這い回る。
拒絶する意思はハッキリと示され、何とか異物を押し返そうとヒダが波打った。
荒く繰り返される呼吸の間隔は短く、動く横隔膜と連動して膣壁も上下に動く。
「くはっ! ふっ! ふぅっ!」
「だ、んくっ、大丈夫か?」
「だ、かはっ! 大丈夫に、決まってんだろ!」
「そ、そうか。なら、ふぅ! もう少し、入れるぞ?」
「ちょっ――」
俺の言葉に驚いた由仁子が止めようとしてくる瞬間を狙って、掴んでいた細い腰を引き下ろした。
既に理性は性欲と陰茎の快感に負けてしまっており、気遣う余裕が無くなっている。
「んくぁっ!!?」
「おふぁ!!」
今度こそ陰茎を根元まで咥え込み、由仁子の小さな尻が俺の太股にぶつかってぺチンと音を立てた。
亀頭の半分ほどまで子宮口の固い感触に包まれ、押し上げられた子宮は横隔膜を刺激する。
「けほっ! こほっ! おぉ……」
「おっ、おぉ、気持ち良い……!」
下半身丸出しで短パンとショーツを膝に引っ掛け、陰茎の上に座って咳き込みながら目を見開く由仁子。
膣内を拡張された大きな刺激で殆どの思考は停止し、舌が食み出た半開きの口から漏れるのは、肺から吐き出される空気ばかり。
締め付けを受ける陰茎から漏れ出るカウパー液には精子すら混じり、薄くなった愛液に滑りを追加していく。
「こん、の! な、何してくれてんだ!! んぐっ!!?」
痙攣する膣壁の刺激を味わう為に動かずに居ると、最奥を更に持ち上げられた衝撃から返って来た由仁子が文句を言ってきた。
しかし、子宮口を持ち上げたままなので怒鳴る度に腰が動いて亀頭の位置が変わり、予期しない感覚を受けた事で言葉を詰まらせる。
「ど、くっ、どうせなら全部入れた方が、ぅっ、操作感を磨けそうじゃないか」
「そ、そうだけど! いきなり、入れるなって言ってんだよ!」
「な、何だ? スカーレット・レインが、つらいの――」
「つらくない! んかぅ!?」
反射的に反論しても、子宮口を亀頭で抉られておかしな声に変わった。
精液の暴発を何とか耐えながら挑発してみたが、由仁子が怒鳴る度に振動が膣壁を伝わって陰茎に送られてくる。
何とか意識を反らさないと動く前に出してしまうと思い、細い腰を掴んでいた手を肌に触れさせたままで上げていった。
「んひゃぅ!? くすぐるな! あぅ!」
「くぁっ……」
薄いキャミソールの下を通り、素肌を撫でながら胸へ手を向かわせる。
微かに浮き出た肋骨を触って、指先はなだらかに盛り上がった下乳に到達した。
「んふぁっ!」
「おぉぅ……」
それから少し上へ手を動かし、脇腹を掴んだ状態にすれば指先の位置が丁度乳首の位置にくる。
中指で乳輪の縁をなぞり、くりくりと回して残った指で胸全体を揉み解した。
「ふぁっ!」
股間からの違和感の中で、乳首を弄られる快感を追加された由仁子が頭を振り上げて悦声を出す。
同じ様に陰茎をただ締め付けている膣壁も、拒否しか感じなかった動きに快感に対する戸惑いが現れた。
宙を漂っていた手は胸を弄る俺の腕を掴み、短パンを引っ掛けている足は俺のふくらはぎに絡み付く。
指先で弄り回していた小さな乳首が刺激と性的な快感で硬くなり始め、陰茎も単に膣内へ入れているだけでは満足できなくなってくる。
下半身の欲求に従う事に思考を塗り潰された俺は、掴んでいた由仁子の胴体を持ち上げた。
「っ!? んおぉぉ!!?」
「くはっ! 締まるぅ!!」
ただでさえ狭い膣内に入り込んだ陰茎はみっちりと中を満たし、その状態で腰を上げられれば当然ながら胎内を引き摺り出される様な刺激が由仁子に送られる。
膣口は竿で最大まで広げられたまま、抜かれる陰茎に張り付いて秘裂の中から姿を現してしまう。
少し引いただけでは、過剰に押し上げられていた子宮口は亀頭から全く離れないで付いてきた。
そして、限界まで降りてきた所で鈴口を開放し、即座に締め付ける膣壁が包み込む。
いくらカリが張っていようとも発達に乏しい薄いヒダを引っ掻く感触を受けない。
しかし、それ以上に吸い付いてくる感覚で大きな快楽を受けた。
一番締め付けの強い膣口をカリが膣内から押す位まで引き抜くと、腕から力を抜いて持ち上げた小さな身体を落とす。
「んぐぁっ!?」
「うっく……」
小さな身体でも支えを失えば、大陰唇を巻き込みながら一気に陰茎を咥え込む。
一度最奥の更に奥まで入れられたお陰で、今度は根元が余る事無く完全に挿入しきった。
再び子宮口を持ち上げられた由仁子は、再び横隔膜を押されて反射的に声を漏らしてしまうも、俺は気にする余裕も無く、快感を求めて腕を上下に動かしていく。
「んぐっ! あぐっ! ちょっ、ちょっと! くっ! 止ま、止まれ! あくっ!!」
「む、無理だ!」
「くあぅ! あっ! うぁっ!」
カリで膣壁を削られながら宙へ持ち上げられ、下ろされると子宮口が鈴口で突かれた挙句に体重を受け止めさせられる由仁子。
暫くしない内に俺の腕を掴んでいた手は既に添えられるだけとなり、首も力なく揺さぶられている。
陰茎が出入りを繰り返す度に潮が細かく噴き出し、膣口は竿に張り付いたままで膣内と外を激しく出入りした。
愛液に塗れる大陰唇は竿で秘裂が左右に広げられ、俺の下腹部にぶつかれば周囲に体液をビチャッと飛び散らせる。
「んっ! あっ! ぐぅっ! んくっ!!」
「ふっ、はっ、はっ、ふっ!」
もはや文句も出てこない由仁子は目を虚ろにさせ、子宮口を押される刺激で呻き声を上げるだけになった。
それでも膣内は締め付けを弱めず、出入りを繰り返す陰茎に密着して締め付けによる快感を送ってくる。
カリで愛液を掻き出されてもカウパー液が即座に補充されて、犯される刺激が流れ出すよりも多くの愛液を流した。
「くぁっ! ダメだ!」
「うっ! あ゛っ! あぐっ!」
突き上げる子宮口の固い感触と強く締め付ける膣壁の滑りを受け、陰茎は我慢の限界を超える。
膣壁の様にビクビクと振るえ始めるとカウパー液も粘度を高めた。
そして、由仁子の身体を一段と勢い良く俺の太股にぶつけ、股間の力を抜く。
「くはっ! 出る!!」
「ひぎぅ!? 熱っ!? あぁーー!!」
亀頭が子宮口に包まれた瞬間、精液を一気に吐き出した。
震える鈴口が食い込んだ子宮口を抉じ開けるように痙攣し、精子を含んだ体液を直接掛ける。
「あっ……おふぅ……」
「あぅ、うぅ……、出てる……」
いくら由仁子の身体が小さいとは言え、連続して動かすのはかなりの力が要るものの、犯している最中はそれを物ともしない性欲の力。
しかし、絶頂の快感を受けると共に腕の疲労が襲い掛かり、だるさで腰を支える力も無くなってしまう。
「くそ、はぁ、いくら操作感を、ふぅ、鍛えるからって無茶させやがって……ふぅ」
「でも、んくっ、常人の訓練じゃ、駄目だって言ったのは、そっちじゃ、はぁ、ないか」
「そうだけど、んくっ……、しかも、うっ、中に出しやがって……」
流石に絶頂へ達しはしなかった由仁子も疲労困憊で、力が抜けた身体を後ろに居る俺へ預けてきた。
細い女の子らしい足を短パンで拘束されていても、膝は俺の脚を挟んで蟹股に開いている。
股間では未だに陰茎が大陰唇を無残に広げ、膣口に咥え込んでいる光景すら日の下に晒した。
愛液で光を反射し、痙攣する内腿と同じタイミングで潮も小さく噴く。
暫く体力を回復させる為にジッとしていると、力の抜けた陰茎は狭い膣にから締め出された。
「んっ……」
「おっ……」
陰茎にぬるんとした感触を受け、愛液と精液に濡れた所為で空気が冷たく感じる。
「くっ、こんなに、ふぅ……出しやがって……」
気だるげに自分の股間から出てくる精液を見詰めて文句を言うが、聞いている分には余り拒否反応は無い。
胎内の奥から体液が漏れ出る感覚で、由仁子の小さな身体が震えた。
それから、何とか立てる程度まで回復した由仁子は俺の膝から降り、引っ掛かっていた短パンをバッと上げる。
「ひくっ!?」
「拭かなくても良いのか?」
「っ! ……ふん、これぐらい拭かなくても別に良いだろ! 汗かいたからどうせ風呂に入るし」
「そうかよ」
股間に濡れた布が接触する気持ち悪さに声を出した由仁子も、無意味な気丈さで返してきた。
短パンの裾から精液と愛液が流れても、特に気にしないで俺へ向き直る。
「こほん! まっ、今日はこんなもんだろう!」
「本当に操作感が磨かれてると良いだけどな」
「あたしが直々にチンポを入れてやったんだぞ? 磨かれてなかったら逆に可笑しいわ!」
強く言い切る度に、由仁子の短パンの下から精液が多く流れた。
俺もいつまでも下半身を出したままでは風邪を引きそうなので、のろのろと後始末をしていく。
「どっちにしろ、また特訓はしなきゃならないからな! 赤の王である、あたしに! 指導される事を光栄に思えよ!」
「分かってるって」
「……いまいち感謝が足りないな」
適当に股間を拭きながら適当に由仁子の相手をしていると、流石に気分を少し害したらしい。
仕方ないので、ちゃんと向き合って礼を言っておく。
「あぁ、確かに感謝してるよ。中出しまでさせてくれたし」
「ふん! 分かれば良いんだよ! って言うか、中に出すな!」
「それも特訓の内だろ?」
「うぐっ! そ、そうだけどなぁ……」
明らかに関係ないが、痛いところを突かれたと言葉を詰まらせる由仁子。
しかし、すぐに気丈さを取り戻し、荒い足取りで公園の出口へと歩き出した。
「まぁ、次の特訓も付きやってやるから、連絡をしろよ」
「おぉ、頼むよ」
「じゃぁな! ……何か股間がグニュグニュする」
「またな」
赤く短いツインテールが揺れながら去っていく後姿を見送り、俺も帰る事にする。
辺りはそろそろ子供が戻ってきそうな時間帯であり、あと少し遅ければ誰かに見られたかもしれない。
ベンチには精液と愛液が混ざった水溜りが出来ているが、ここまで綺麗にする必要は無いだろう。
「さて、次はいつ世話になろうかなぁ……」
遠くから聞こえてくる元気な子供達の声を聞きながら、俺は昼間に相応しくない想像を膨らましながら帰路に着いたのだった。
終わり
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Re: No title
感想有難うございます!
勝気なキャラの方がギャップがあって良いかなと思ったんですよ。
それに今回は由仁子の方がイメージ出来たんで、由仁子に頼みました。
シリーズはちょっと難しいですな。
性格の把握は由仁子しかしてないので
他のキャラを書くとなると、またDVD借りにないといけないし……。
私みたいなゴミニートに200円の出費は痛いんだぜ。
せめて100円レンタル店が生きていれば……!
二色鉛筆を机に叩き付けながら叫びたい。
『チクショーめぇ!』って。
今ですら熱くて、8月は地獄になりそうで怖いです。
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