時止めアパート・番外編 先口:時間停止姦
この話は、同人小説『時止めアパート』の番外編です。
先に同人本編を体験版だけでも読んでいないと、恐らくチンプンカンプンだと思います。
ぜひ体験版だけでも呼んでくださいね!(ステマ
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アパートの敷地内限定で時間を止められると知ってから幾日か。
住人を犯すのも手馴れ、後始末も完璧に出来るようになった。
犯したと言う証拠隠滅の為に、伊達に検視関連の本を読み漁っただけの事はあると自負している。
しかし、流石に四六時中女の身体を考えている訳でもない俺は今、平和で静かな平日の午後にまどろむ。
資産価値に影響がある程度には立地が悪く、アパートに来るまでの道も細い所為で人通りは少ない周辺環境。
近所には騒がしい人間も居らず、交通の不便を考えなければ、まさに癒しの土地でもあった。
……と、良い風に考えてみたが、やはり交通の不便は全ての良い点を越える難点だ。
しかも、アパート自体も蔦が蔓延る壁に、何処からどう見てもボロイ外見。
幾ら内装だけはリフォームしても、不動産屋の案内で来た入居希望者がアパートの外見を見ただけで帰るのは悲しい。
少なくとも生活する分には問題の無い収入はあるものの、金の余裕は幾らでも欲しいのだ。
自室でオーナー兼管理人の仕事を終えた俺は、ゴロゴロしながら入居希望の人が来ないかと思っていると、携帯の着信音が意識を引き上げた。
「はい、もしもし」
『もしもし、先口です』
「あっ、どうも。その節はお世話になりまして」
電話の向こうには、遺産としてアパートと土地を受け取る際に世話になった<先口>だった。
両親の遺産で毎日を怠惰に生きていた俺の所へ、見た事も無い爺さんの遺産の話を持ってきた弁護士。
遺産だった土地とアパートの権利は、資産的な価値で言えば持っているだけで損害をもたらす物だったが、自分の家が欲しかった俺は素直に相続した経緯があった。
『いえいえ、それが私の仕事ですから』
「でも感謝しているのは本当ですので」
『そう言って頂けると、弁護士冥利に尽きます』
久しぶりに会話をする先口の言葉は、やる気が溢れた力強さを感じられる。
俺の感謝の言葉に電話越しではあるものの、嬉しそうな雰囲気が漂ってきた。
『それでですね、今回お電話をしたのは、そろそろ固定資産税などの事でして』
「あぁ、もうそんな時期ですか」
めっきり寒くなった外では偶に雪も降る。
季節は毎年同じく巡り、人の社会も同じく回るのだ。
『なので、役所に提出する際の書類をお渡ししたいので、都合の良い日を教えて頂ければと思いまして』
「あぁ、なら、明日でも良いですよ、管理人の仕事も余り無いので」
『はい、分かりました。では、明日の午後にお伺いしても宜しいですか?』
「えぇ、大丈夫です」
『そうですか。では、お伺いいたしますので』
「はい、待ってますよ」
『それでは失礼致します』
「はい」
そして、切れる電話。
本当は税理士に丸投げしたいが、自分で出来る事なら自分でした方が節約になる。
遺産を受け取っても、アパートの内装をリフォームした所為で金銭的な余裕は余り無いのだ。
もしもの為、節約するに越した事は無いだろう。
何にせよ、明日先口が持ってくる書類を見なければ、どうしようもない。
△
人と会う為には、それなりに身形を小奇麗にしておかなければ失礼に値するのは一般的な常識で、先口を迎える為に髭も剃った俺は準備万端だ。
約束の時間も近付き、そわそわしていると来訪を告げるチャイムが鳴った。
「はいはい」
前のように玄関の覗き穴を使わずに、そそくさとドアを上げる。
「こんにちは、先口です」
久しぶりに会った先口は、少し伸びた髪が肩に掛かっている程度の変化しか見られない。
優しそうな顔は希望に溢れたままで曇っておらず、プリッとした唇は柔らかな微笑を浮かべている。
高そうな女性物のスーツに隠れている身体は、前に会った時よりも女らしい凹凸を強調させ、胸や腰辺りでは服の生地がパッツンパッツンになっていた。
「こんにちは、とりあえず中へどうぞ」
「はい、お邪魔致します」
後ろから聞こえる女性特有の軽い足音を聞いていると、自分の部屋に異性を呼び込んだ実感が沸いてくる。
別に女性を招き入れるのは初めてでもないので普通に案内して狭い居間に着くと、先口へ座るように促し、俺は二人分の茶をテーブルへ出して長話に備えた。
「粗茶ですけど……」
「有難うございます」
互いに口を潤してから一息付くと、先口は持っていた鞄から書類を取り出す。
「それで、今回お伺いしたのは電話でも言いました役所に提出する書類で――」
「ふむふむ――」
と、説明を始めた先口だったが、俺の視線はテーブルに出された書類ではなく、テーブルに乗っている先口の胸に向かってしまう。
前から大きいとは思っていたが、少なくとも前はテーブルに乗る程ではなかった筈だ。
それが今、目の前にある先口の胸は硬いスーツを押し上げてまでテーブルの上へ乗せられている。
書類の説明をする為に文字へ指を持っていく動きですら、左右へ緩やかにゆったりと揺れた。
先口が身体を動かし、何かを話せば良い香りが俺の方へ漂ってくる。
何気に今日は性欲を発散させていない所為で、真面目な話を聞いてズボンの中で大人しくしていた陰茎が徐々に興奮を蓄え始めた。
時間を止められると知って欲望に負けた俺が、住人に手を出して以来、ガタの外れた性欲は先口を魅力的な女として認識してしまう。
「こちらの項目に書かれているのが――」
「はい」
既に先口の言っている事は耳に入っておらず、視線の先にある胸へ意識が向く。
曲がりなりにも自分に関係する大事な事であっても、性欲に染められて行く思考では聞き流してしまいそうだ。
なので、下手な失敗をする前に発散させるとしよう。
「なので、こちらを提出し――」
真面目な顔で種類に視線を落としていた先口の言葉が不自然な所で止まると、世界からも生命の声が聞こえなくなる。
チラリと外を見ても落下中だった落ち葉が空中で静止しており、鳥も羽ばたき始めた姿勢のままで地面から数cm浮いた状態になっていた。
「相変わらず、不思議な土地だな」
時間が止まっていると言う確証を得た俺は、視線を先口の身体へ戻す。
テーブルには変わらず胸が乗り、スーツの固い生地を限界近くまで伸ばしている。
Yシャツのボタンも窮屈そうに左右へ引っ張られ、少しでも先口が背中を反らせれば弾け飛びそうだ。
俺は視線を胸に固定したまま、テーブルを回り込んで先口の隣に移動する。
依頼人である俺の部屋に来る為か、近くに寄ればシャンプーの良い香りがした。
セミロング髪は肩に掛かっていても清潔感を失わず、外からの光を艶やかに反射している。
「それじゃ、ちょっと失礼して……」
胸とテーブルの間に手を差し込んでみるとスーツの荒い生地に指が沈んでしまい、掌には暖かい重みを受けた。
指だけを動かして胸を揺らしてみても、たぷたぷとスーツごと柔らかく波打つ。
ブラで拘束されている筈だが、大きな胸の柔軟性の方が勝っている様だった。
下乳を支える感覚は掌に快感を与えてくれる。
そして、胸を支えていた手を取り出してからYシャツのボタンへ掛け、脱がせようとした時、しなければいけない事を思い出した。
「おっと、写真を撮っておかないと……」
時間が止まった中であっても人の身体は自由に動かせるが、ちゃんと元の体勢を記録しておかないと後始末をする時に困るのだ。
アパートを曰く付きにしない為の行動は既に慣れたもので、何処から撮れば全体が分かり易いのかは経験済み。
先口の周りを回りながら現状を記録すると、いよいよ魅力的な身体へ手を伸ばす。
「座ったままじゃ犯せないよな」
座ってテーブルに視線を落としている先口を持ち上げると、床へ仰向けに寝かせた。
折り畳まれていた脚も伸ばし、スカートから出ている太股へ触る。
「ん~、ストッキングが邪魔だな」
黒のストッキングはサラサラであるものの、やはり生脚の感触には遠く及ばない。
邪魔な物を脱がせようとスカートのホックを外し、サッと脱がせて行く。
「随分と高級そうなパンツを履いてるな」
黒のストッキングの下には、レースと上品な模様が付いているショーツが見えた。
生地もやはり高そうな艶があり、先口の股間にピッタリと張り付いて守っている。
ストッキングを伝線させない様に気を付けながら脱がす。
「胸だけじゃなくて、太股も良い具合だな」
少しずつ露になる白い肌の太股を見詰めながらストッキングを完全に脱がし終えた俺は、先口の股間を触りたい欲求に耐えて上半身へ目標を向けた。
時間が止まっていても俺が触った部位は動き出す所為で、仰向けの胴体から重力に従って巨乳が左右へ広がっている。
ブラとスーツを着ていてもYシャツのボタンに掛かっている負荷は増大したようで、シャツの隙間から先程は見えなかったブラが僅かに覗く。
このままではボタンが飛びそうなので、完全に余計なお世話として上半身もスーツを脱がせる。
細い首元から順にボタンを外し、胸の膨らみで作り出されていた空間が開放していく。
鎖骨から胸骨の辺りは特に隙間が大きく、仰向けになって形を平たくさせた胸があっても、だいぶ余裕があった。
そして、一番負荷が掛かっていた胸のボタンを外すと、視界に幸せが飛び込んでくる。
「おぉ……!」
見ただけでも分かる大きなブラから、大幅に食み出す胸の肉。
カップに覆われていない上の部分は片紐に食い込み、厭らしさと色気を醸し出す。
Yシャツを完全に取り払い、スーツに皺を残さない為に横へ畳んでおく。
「前から思ってたけど、やっぱり良い身体だな」
改めて真面目な顔を浮かべている下着姿の先口を見下ろせば、素直な感想が出てきた。
大きな胸はスーツの上からでも分かっていたが、想像よりも形が良い。
スーツに隠れて分からなかった腰には括れがあって、スカートの生地を張らせていた尻は安産型だろうか。
肉付きが良く、全身から成熟した女としての健康的な魅力が溢れている。
首から脚にかけての肌も当然ながら綺麗であり、化粧をしている筈の顔の肌と比べても遜色の無い美貌と言えた。
「では、早速……」
フロントホックだったブラをパチッと外した途端、拘束から開放された巨乳が大きく揺れて姿を現す。
「ふぉ……!」
頂点で揺れた乳首の色は少し茶色掛かっており、何処と無く日本人らしい色と思えた。
乳輪は胸全体の大きさから考えると普通ぐらい。
乳首は興奮していないので普段の様子を見せ、半分ほど乳輪から顔を出している程度。
仰向けになっていても若さが垂れる事を許さず、お椀型を保って乳首を天井へ向ける。
傍で屈んでいた俺は自然と手を伸ばし、胸の付け根から掴んだ。
「お、おぉ……!」
スーツ越しに触った時よりもハッキリ感じる巨乳の暖かさと重さ。
力を入れた指は柔らかく包まれ、包まれた分だけ胸の形を卑猥なものへ変える。
ぐにぐにと揉み解しても、弾力を返してくる程度には硬さを感じた。
白い胸は指と共に手の形で凹み、白い肌に影を作る。
徐々に胸の付け根から乳首に向かって指を動かし、乳輪へ差し掛かると強めに乳首を摘んでみた。
柔らかく形を変える胸は乳首を引き上げられた事で上へ吊られ、俺が指を離すとたぷんと揺れながら元の形へ戻る。
爪の先で乳首の先端を軽く引っ掻けば、それだけでも反動を受ける胸が揺れて俺の視界を楽しませた。
強くは無い刺激であっても触れられた乳首は反応を返し始め、乳輪に埋もれていた乳首が顔を出してくる。
「やっぱエロイよな……」
平常を保っていた胸が生理的な反射とは言え、厭らしく乳首を立たせる過程は俺の興奮を後押ししてくれた。
巨乳を真上から掴んで揉み解しながら下半身へと視線を移し、ショーツに隠れている大陰唇の膨らみへ残った方の手を被せる。
「……んくっ」
胸と同等以上に柔らかいかもしれない大陰唇は、軽く力を入れた指を簡単に食い込ませた。
人差し指と薬指を脚の付け根と大陰唇の間へ差し込み、真ん中の中指で秘裂を擦って生々しい暖かさを味わう。
ショーツ越しに食い込む感触を受けつつ尻の方から腹側へ、秘裂の縁に沿って指を這わせて行く。
成熟を果たした小陰唇は布の上からでもハッキリと存在を感じ、端まで行けば淫核に引っ掛かった。
再び爪の先で引っ掻くようにして軽く刺激した後、片手で不器用にショーツを脱がして行く。
「……濡らしたら後始末が面倒だからな」
既に興奮は大きくなっているものの、住人を犯して経験を積んだ俺は童貞の時よりも明らかに精神的な余裕があった。
「よし」
ショーツを脱がせていく程に白い腹が見え、更に下げると生え揃った陰毛が出てくる。
成人らしい量であり、適度に手入れをされているようで形が整えられていた。
その下には淫核を隠す包皮が少し食み出る秘裂の端が現れ、遂には先ほど触ったばかりの大陰唇が見える。
こちらには陰毛が生えておらず、剃った後も無さそうだった。
「……元から生えていないのかな?」
ショーツを完全に脱がせてから先口の脚を蟹股気味に開かせ、股間を覗き込んで確認すると若干の光沢が目に入る。
鈍い光を反射する性器には見覚えがあり、どうやら乳首と淫核を軽く弄った刺激で少ないながらも愛液が出ていたようだ。
近くに放ってある脱がせたショーツのクロッチにも、白い生地が僅かに水分を含んで灰色に変わっていた。
「早めに脱がせて置いて正解だったな」
犯す前に凡ミスを犯しそうになって、内心ドキドキしてしまう。
しかし、少し弄っただけで敏感に反応を示すなら、たいして愛撫の手間も掛からないと思い、気は楽になる。
胸を揉んでいた手を離した俺はズボンを脱いで陰茎を開放し、蟹股に開いた先口の脚の間へ身体を差し入れた。
両手の親指で大陰唇を開き、膣口を確認してみる。
「……狭そうだな。処女か?」
俺に触れられた事で時間が動き出した膣口は、大陰唇を左右に開かれた力に抵抗してヒクヒクと開閉を繰り返す。
僅かに漏れた愛液で秘裂の中も卑猥な光沢を持っており、小陰唇も充血して心成しか厚くなっている感じがした。
試しに膣口へ小指を差し込んでみれば、強い締め付けと滑りが足りない所為で肌を突っ張る抵抗を受ける。
このままでは入れられはしないので、包皮に隠れている淫核を強めに摘んだ。
グミを思わせる弾力は指の間で抵抗を示し、捏ね回して見ても流石に変化は急速には現れない。
それでも根気良く指で淫核を弄り、時には大陰唇を開いていた指を少し膣口へ差し込んでいれば、少しずつ愛液の量が増えてきた。
ヌルヌルになっていく秘裂の中で膣口の動きも活発になり、収縮を繰り返す度に新しい愛液が漏れ出して来る。
摘んでいた淫核も硬くなっていき、ふとした瞬間に包皮が捲れて淫核が飛び出してしまった。
「おぁっ……。もう良いか?」
思いがけずズルッと包皮が剥けてしまったので若干驚いてしまうも、秘裂から滴る愛液を見た俺は準備が整ったと認識する。
いざ入れようと意識を陰茎へ向けると、鈴口から滲み出るカウパー液に初めて気が付いた。
俺は先口の足の間を更に進んで腰を近付け、直立近くに反り立っていた陰茎の角度を平行にさせる。
そして、鈴口を愛液が溢れる秘裂へ食い込ませて行き、先の方だけを膣口に引っ掛けた。
「うっく……」
敏感な亀頭が熱く滑りのある大陰唇に挟まれる感触は何度体験しても心地良く、溜まった興奮も高まる。
処女の膣口が亀頭を押し返す力は思いのほか強かった。
違う方向へ陰茎を逃がさない様に、俺は先口のサラサラした腰を引き寄せながら挿入して行く。
「うっ……ふぉ……」
陰茎を食い込まされて行く膣口は、亀頭の形に沿って広げられる。
愛液の滑りが加えられたお陰で、締め付けを受けてもスムーズに膣内へ陰茎が挿入されていく。
大陰唇は乾いていた竿に愛液を塗り広げ、亀頭は膣壁の生暖かさに包まれる範囲を広げた。
「おぁ……」
真面目な表情を浮かべている先口は、書類に視線を降ろしていた所為で脚の間に居る俺を見ている様にも思える。
先口の見詰める先で亀頭を食い込ませる秘裂がカリを飲み込み、膣口を通り過ぎれば鈴口に処女膜の感触が返ってきた。
「うっ、く、意外だな……んっ……!」
初体験は済ませていたと勝手に思っていた分、意外だと感じるも、処女の締め付けを亀頭だけに受ける快感は冷静な部分があった俺の思考を蕩けさせる。
俺の腰が先口の股間目掛けて進む程に陰茎は大陰唇を巻き込んで膣内へ挿入され、処女膜が伸びる感触を亀頭に受けた。
そして、抵抗出来る限界を超えた処女膜は、時間が止められた世界で破られる。
「おっふ!」
鈴口を押し付けていた壁が無くなると、今度は細かいヒダの壁が立ち塞がってきた。
破瓜の刺激で急激に締め付ける膣壁を亀頭で広げつつ、腰ごと陰茎を押し入れる。
膣口で締め付けられる感覚がカリから竿の根元まで進んで、遂には俺の下腹部が先口の股間へ接触した。
「あぁ……暖かい」
熱くなり、硬くなった陰茎でも膣内の温かさを感じる。
呼吸はしていないので膣壁が横隔膜で引き上げられる動きは返さないものの、生命の息吹を感じさせる収縮が膣内で陰茎を締め付けた。
腰を引いて陰茎を抜いていっても、狭い膣口が秘裂から僅かに食み出て竿の動きに付いてくる。
竿を愛液で滑る膣口で舐められ、ヒダがカリの裏側から鈴口へ流れる様に動く。
「くぅ……!」
狭く強い締め付けは亀頭で広げられても、異物が無くなれば即座に元の狭さに戻る。
そのお陰で膣内に挿入している部分が再び亀頭だけになっても一切の隙間無く、愛液の滑りで蠢く膣壁に快感を受け続けた。
カリが膣口から出ない程度まで腰を引き終えると間髪入れずに根元まで突き入れ、止まらずに腰を動かして行く。
「ふっ、ふぉっ、おぉっ、おぉ……!」
前後に腰を動かせば股間を叩かれる先口の身体は上下に揺らされ、仰向けになっている巨乳も激しく波打った。
興奮で立った乳首が縦に伸びる楕円を描き、視界から誘惑を受けた俺は思わず掴んでしまう。
先口の身体は性的な快感を受けており、掴んだ胸にも心成しか張りが増しているようにも感じた。
真上から揉んでみても指に返ってくる弾力は増え、掌の中心で擦れるのは尖った乳首の感触。
「うっ、ふっ、はっ、はぅっ!」
手から受ける快感も合わさって徐々に早くなる腰の動きは先口を乱暴に揺さぶり、俺の下腹部が当たった跡を股間だけではなく内腿にさえ残した。
鈴口から滲み出るカウパー液の量も増え、滑りが増し続ける膣内で陰茎を扱く俺の快感は膨れ上がる。
前後に動くだけだった陰茎が俺の意思の外側で小刻みに痙攣を始め、思考も絶頂の予感で白く染まってきた。
「ふっ! くぁっ! あぁっ!」
胸を掴む手に自然と力が入ってしまい、腰も勢いを付けて膣内の最奥を突き上げる。
膣壁も激しい入出に付いて行けなくなり、隙間が出来た膣内に空気が入ってブチュブチュと卑猥な音が響いた。
愛液は白く濁り、先口の身体に溜められた快感が大きくなってきた事を示す。
下半身から立ち上ってくる愛液の匂いは荒くなった呼吸で性欲に濁る脳へ送られ、陰茎を更に硬くさせる要因になった。
頭を振り上げた俺は腰だけを必死に動かし続け、急速に限界が近付いてくる。
「くっ! ふっぁ! くふぅ!!」
陰茎の我慢は限界を超え、俺は最後の止めとして腰を打ち付けると陰茎を根元まで差し込んだ。
そして、真面目な視線を俺へ向けている先口の膣内へ、耐えていた絶頂を一気に開放して精液を吐き出す。
「ふっ! ふぉっ……!」
断続的な動きで上下に痙攣を繰り返し始めた陰茎は、間近に迫った子宮口へ精液を掛けていく。
膣内で溜まっていた愛液を、最奥から流し込んだ精液で膣口から逆流させた。
子宮口に他人の体液を受けた先口の膣内も、溜め込んでいた快感で痙攣を始める。
ビクビクと震える動きは射精を繰り返す陰茎と同調して、互いに刺激し合って快感を更に高めてくれた。
「おぁ……! おぅ……!!」
俺の下腹部で潰れる大陰唇から愛液の潮を噴き出し、先口の身体も絶頂に達した事を知らせる。
亀頭が射精で動けば、強く締め付けながら痙攣を繰り返す膣壁が擦れ、敏感になった亀頭へ刺激を送ってきた。
ヒダは愛液で滑って不規則な動きを返せば、陰茎を這い回られる刺激で残らず精液を吐き出させる。
「おっ……おふぅ……」
大きな射精が終わると小刻みに腰を動かし、尿道に残っていた物まで膣内へ出しきった。
「うっ、ふぅ……」
一息付いてから腰を引いて陰茎を取り出すと、力が抜けた竿が愛液に塗れた姿を現す。
捲れる膣口は相変わらず強い締め付けを返している所為で、陰茎に付着していた精液が削ぎ落とされているようだった。
カリが軽く膣口に引っ掛かった後、陰茎が完全に抜ける。
丸くぽっかりと開いた膣内は暗い影になっているものの、薄いピンク色に染まる精液が見えた。
犯している最中は気にならなかったが、よく見れば大陰唇の周りにも僅かな破瓜の血が付いている。
「さてと、ティッシュティッシュ……」
後始末も慣れた物で、性欲を発散させた後の賢者を思わせる思考はやるべき事を即座に行動へ移させた。
若干、腰のダルさを感じてはいるが、ここで休んでいては何時までも時間を動かせない。
手近に用意してあったティッシュを箱ごと持ってくると、先口の股間を綺麗に拭いて行く。
愛液と精液を流していた秘裂の中は当然として、大陰唇とその周り、それから尻の谷間まで丹念に綺麗にした。
「……うん、これで良いか?」
少し離れて見ても先口の股間は犯す前と変わらず、とても処女を奪われたとは思えない初々しい性器に戻っている。
開いていた秘裂は大人しい割れ目に戻り、小陰唇は興奮を冷めさせて大陰唇の中へ姿を消す。
愛液で卑猥な光沢を持っていた淫核も、包皮の中へ隠れた。
後はショーツを履かせて、巨乳を揉みながらブラを付けさせる。
最後にスーツを着せると、写真を頼りに時間を止める前の姿勢を再現するだけだ。
「……ひょっとしたら、これが一番体力を使うかもな」
何気に角度を再現するのは難しく、肘や首が一番の難敵だ。
少なくとも先口の視線が、説明していた書類の文字へ合わさっている角度で無ければいけない。
「…………こんなものか?」
とりあえず納得できる再現を完了させれば、最後は先口の身体から犯された感覚が消えるまで時間を取れば良いだけとなった。
時間が止まっているにも拘らず、時間を取るとは此れ如何に。
対象に触っていないと時間が止まってしまう為、先口の腕に触れたままで時間を潰す。
体感時間にして二時間ほど待った後、俺は元々座っていた位置へ戻り、時間を動かした。
「――て頂ければ、相続した遺産についての問題は無いと思います」
「分かりました」
時間が動き出して、再開された先口の説明は淀みなく終わった。
俺は顔を書類へ向けたまま、上目使いで先口の顔を伺っても身体に異変は感じていない様子でホッとする。
「何か分からない事がありましたら、役所の職員に聞いて頂ければ大丈夫だと思います」
「いえ、先口さんの説明が分かり易かったので大丈夫だと思いますよ?」
「そうですか? 有難うございます」
碌に聞いていなかったが正直な感想を言ってみれば、先口は頬を染めて照れてしまった。
「説明は以上ですけど、他に質問はありませんか?」
「ん~……。今の所は無いですね」
「そうですか」
一仕事終えた感を出す先口は、やり遂げた表情を浮かべて微笑む。
その笑顔は、見てる俺にも笑顔を浮べさせてくるようだ。
「何も無ければ、これで失礼致しますので……」
「あっ、はい」
「お茶、ご馳走様でした」
「いえいえ」
御開きの言葉を合図に、先口は胸を揺らしながら立ち上がって玄関へ向かう。
俺も見送りの為に後ろを付いて行く……、ついでに最後に先口の尻を視姦しておいた。
スカートの生地を張らせる程度には肉付きが良く、柔らかく振動する光景を目に焼きつける。
「それでは、また何か在れば電話でも下さい」
「えぇ、その時はよろしくお願いします」
「はい、頑張ってお仕事をします。では、失礼致します」
「はい、お気を付けて」
礼を返して玄関を出て行く先口を見送り、扉を閉めた。
部屋へ戻ると窓からは道を歩く先口の後姿が見える。
あの華奢であっても肉付きの良い身体を犯したのは良い体験だった。
性的に満足した俺は、テーブルに出されていた書類へ目を通す。
「……とりあえず、これを役所に出せば良いんだよな?」
話半分で聞いていたが、分からなければ先口の言ったとおりに役所の職員に聞けば良い。
目先の用事が簡単に解決すると分かった俺の身体は既に休憩状態だ。
やる事が無くなって暇になると、腰の疲労が眠気を誘ってきた。
冬の寒い日であっても室内は暖かく、日の光も丁度良い具合に差し入り、絶好の昼寝環境だ。
「あふぁ……駄目だな。眠くて何もやる気が出ない」
大きく欠伸をした俺は、そのまま畳へ身体を倒して寝る体勢に入る。
心地良い疲労感はすぐに瞼を落とさせ、意識は暗闇に沈んで行く。
「夜までには疲れを癒しておかないと……」
殆ど呟くように言った後、俺は完全に暖かな日差しの中で眠りに付いたのだった。
終わり
△
オリジナルだから本当はノクターンノベルズに載せようかと思ったんですけど、同人小説の番外なのでこっちへ載せます。
以下、どうでも良い裏設定
先口さんの名前の由来は、四文字熟語の「口先三寸」です。
「口先三寸」は本来悪い意味ですが、本編の先口さんは凄く真面目で正義感の強い、どちらかと言えば新米弁護士です。
ちなみに「口先三寸」は間違った言い方なんですよね。
本来は「舌先三寸」らしいです。
……知らなかった!
同人本編に登場するキャラの名前は、特に由来はありません。
何となく美人、美少女っぽい響き感じる名前を適当に使いました。
エロシーンが無いモブキャラには名前の由来があるのに、エロシーンでガッツリ犯されるキャラには名前の由来が無いとは此れ如何に。
コメント
No title
Re: No title
コメント有難うございます。
続編の予定は本当に無かったんですけど
丁度、時間停止物を消化している最中だったので、意外にサラッと書けました。
たいして苦労もしていないので、エロさに不安を感じますが少しでも性的に満足して頂ければ幸いです。
では、また来年。
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Re: No title
感想有難うございます!
って、マジですか!?
実はですね。
前に感想で『文章力を付ける為にエロシーンでは、もう少し会話分を増やしてはどうか』とか書かれたんですよね。
なので参考にして書いてたんですけど、何か違うかなぁと思ってました。
やっぱり、駄目でしたか。
来年からは、いつも通りの書き方に戻していきます。
有難うございました。
って、マジですか!?
実はですね。
前に感想で『文章力を付ける為にエロシーンでは、もう少し会話分を増やしてはどうか』とか書かれたんですよね。
なので参考にして書いてたんですけど、何か違うかなぁと思ってました。
やっぱり、駄目でしたか。
来年からは、いつも通りの書き方に戻していきます。
有難うございました。
時間停止ものが好きで読み漁ってきましたが、ここの時間停止ものが一番です。犯す手順、対象の反応、語り手の心情など、細かい描写が飛び抜けて上手いです。同人買わせていただきました。また出してくださったら真っ先に買います。
Re: タイトルなし
>>オビノさん
時間停止ものが好きで読み漁ってきま~
コメント有難う御座います。
具体的は批評は大変ありがたいです!
なるべく詳しく描写をしている甲斐があるって物ですよ!
まぁ、人によっては淡々としていると感じるらしいですが。
同人も購入して頂いた様で。
少しでも満足していたらければ幸いです。
時間停止ものが好きで読み漁ってきま~
コメント有難う御座います。
具体的は批評は大変ありがたいです!
なるべく詳しく描写をしている甲斐があるって物ですよ!
まぁ、人によっては淡々としていると感じるらしいですが。
同人も購入して頂いた様で。
少しでも満足していたらければ幸いです。
コメントの投稿
『弁護士の先口さん』読ませて頂きました。
続編は考えておられないとのことで、半ばあきらめていたのですが、今日更新を確認して興奮してしまいました。
自分の妄想ネタをきっちり拾っていただきまして、ありがとうございました。
また、期間外のリクエストをしてしまう形となり、申し訳ありませんでした。
次回作も楽しみにしております。
それでは。