ニセコイ 鶫 誠士郎:時間停止姦
この前、前世から数えて初めての友達に自分の能力を相談したら、物凄く笑われた。
挫けずに『時間を止められる』と具体的に言っても信じて貰えず、今度は真面目な顔をして頭を心配されたのだ。
俺が一大決心をして教えたのに、何と薄情な友達か!
実際は俺も軽い冗談の様なトーンで言ったので、信じて貰えないのは、まぁ良い。
そもそも、俺が同じ様に『時間を止められる』とか教えられても同じ反応を返すだろうし、心の中では中二病を心配する。
とりあえず、その友達とは縁を切った。
軽く言っているが、本当は凄く傷付いたのだ。
前世でぼっちだったから、今度こそ友達を作ろうと無理をしたのが駄目だったのか。
やはり、一人が良いな。
「お、お穣! 待って下さい!」
「遅いわよ。つぐみ!」
「あ――」
そんな、かつての友達に笑われた俺の持つ能力は、最近は頻繁に使っている。
最初は能力を把握する為に色々試し、代償も無いと分かった今、目標は俺の目の前で足を駆け出すポーズで止まっている<鶫 誠士郎>
ギャングの親分である人物の娘<桐崎 千棘>を守るヒットマンだ。
何気に千棘と同等に真っ直ぐな性格で、『ニセコイ』と言う漫画の中でも存在感を見せるキャラクター。
千棘も紛れもないメインヒロインの美少女ではあるが、転生して能力に気が付いてから、俺は紙面から溢れる魅力に惹かれた誠士郎から手を出すと決めていた。
しかし、悲しいかな。
最近の千棘と誠士郎は、ヤクザの若として避けられていた筈の<一条 楽>と結構な頻度で一緒に行動している。
本当なら俺が先に仲良くなっていたのに、と言いたいが、俺は他人と話すのは苦手で親交は深められないと諦めていた。
それでも、気になる女の子には触りたいと思うのは仕方の無い事。
能力で作り出した誰の目も気にしなくて良い止まった時間の中を歩き、走り出そうとしている誠士郎に近付いた。
「おはよう、つぐみちゃん!」
「――――」
普段なら絶対に出来ない馴れ馴れしい挨拶をしても、当然ながら誠士郎は黙ったままだ。
表情も先を歩く千棘に置いて行かれそうな状況に慌てている。
「うん、困った顔のつぐみちゃんも可愛いよな」
至近距離で誠士郎の香りを嗅ぎながら、じろじろと無遠慮に顔を見ていく。
目鼻立ちは完成された美少女で、肌も健康的な赤みを持って綺麗なものだった。
麗しい唇は薄く、まるでリップクリームでも塗っていそうな程に艶やかな光沢を持つ。
そして、視線は華奢な首筋へ落ち、胸に到達する。
「……全く無いな」
近くに寄って鼻をくすぐる匂いは完全に女の子の匂いであっても、外見は美少年の風貌。
誠士郎が女であるのは既に周知の事実であるので、制服の下には胸がある筈。
「失礼しますよっと……」
美少女の服を脱がせる事に、俺の興奮はにわかに高まる。
ズボンの中でも、陰茎がゆっくりと硬さを増して行くのがハッキリと感じられた。
緊張で震えそうになる指を何とか押さえながら、まずは上着を脱がせ、シャツに手を掛ける。
ボタンを外す感覚はごく普通で、巨乳にありがちな胸の張りで生地が伸ばされて外し難い事もなく、俺が服を脱ぐ時と変わらずアッサリと外せた。
「おっ……これが、つぐみちゃんのブラか……!」
ドキドキしながら誠士郎のシャツを肩から脱がせた先に見えたのは、女の子らしいブラジャー。
フリルとレースが付いた可愛らしいピンクで、外見の男装の下に付けている下着とは思えない物だった。
サイズは丁度良いらしく、カップの上からは綺麗な曲線を描いた胸が見える。
「つ、つぐみちゃん、意外におっぱいが大きいんだね~」
俺自身でも気持ち悪いと思う声を出しながら、脱がせたシャツを廊下へ置いてから、誠士郎の背中へ手を回してホックに指を掛ける。
いよいよ誠士郎の生乳を見れる興奮で生唾を飲み込み、ホックを外した。
その瞬間、ブラに押し込められていた胸は開放される。
「ふぉっ!?」
ぷるんと幻聴が聞こえそうな揺れを見せる胸は平均ほどの大きさがあり、揉み心地は大変良さそうだ。
しかし、男装姿であの胸の平たさを考えると、とても制服の下にあったとは思えない大きさ。
頂点にある乳首は穢れを感じさせない桜色で、乳輪は心成しか小さめ。
「おぉ……これがつぐみちゃんのおっぱいか……」
時間が止まった世界で独り言を言う俺は、恐る恐る誠士郎の胸を突いた。
「あっ! ……柔らかい」
人差し指が誠士郎の横乳に接触すれば、指先が胸の中へ沈み込んでいく。
人生で初めて触った胸の温かさは言葉に出来ない程の感動と興奮を俺に与えてくれた。
指が微かに動くだけで全体を振るわせる胸を見ていると、やはり目に付くのが乳首。
白い肌に桜色の突起は目立ち、触って欲しいと言わんばかりに存在を主張していた。
「んくっ……」
横乳から離した指をゆっくりと乳首へ近付け、ボタンを押すように触る。
「おぉ……!」
指の力で凹むのは横乳と変わらないが、指の腹に感じる弾力は僅かに硬いだろうか。
押すだけでは我慢できない俺が今度は親指も使って摘めば、乳首は上下から潰され、平たく形を変えた。
そのまま指を動かしてコリコリと捏ねる。
「……おっ?」
興奮の赴くままに暫く乳首の感触を楽しんでいると、徐々に固い感触になってきた。
時間が止まっていても、誠士郎の身体は刺激を受けた所為で生理的な反応を示してきたらしい。
「くくっ、つぐみちゃん、乳首が立ってるよ?」
欲望で厭らしく笑っていると自覚しながら、俺は慌てた表情を浮かべる誠士郎の顔を見上げた。
上半身が裸にされても、首から上は日常の一コマと何ら変わりない姿。
そこで俺は少し悪戯心が芽生えてしまった。
「……よし。それじゃ、今度は服を着せてあげるからね~」
乳首を弄られて尖らせるのなら、その刺激は間違いなく誠士郎の身体へ蓄積されている証拠。
この状態で時間を動かせば、恐らく弄られた感覚が一気に誠士郎へ送られ、きっと面白い反応を返してくれるだろう。
そう思った俺は誠士郎にブラを付けさせないで、シャツを着せた。
ブラがない所為で立たせた乳首はシャツの生地を持ち上げ、卑猥な突起を作っている。
時間を動かした時に示すであろう反応を思い浮かべる俺は、興奮を抑えながら誠士郎に上着を着せてから物陰に隠れて時間を動かす。
「時間よ。動け!」
そして、俺以外の存在が感じられなかった世界に生命の音が復活した。
「――ひゃぁん!?」
「ふぇっ!? つ、つぐみ? どうしたの!?」
音が戻った瞬間、辺りに色っぽい声が響き渡る。
先を急いでいた千棘は驚いて振り返り、誠士郎が胸を押さえて屈んでいるのを見て慌てて駆け寄った。
「だ、大丈夫?」
「お、お穣、ふぁっ!?」
普段の姿からは想像も出来ない女っぽい嬌声を聞いた千棘は顔を赤くし、誠士郎も乳首に残っていた甘い刺激に戸惑う。
肩を触られるだけで甘い声を漏らす誠士郎の表情は、明らかに快感に蕩けていた
当然ながら千棘は勿論、本人すら何が起こったのか分かっていない。
しかし、誠士郎の胸には小さな快感が確かに残り、ヒットマンとして教育される中で封印された女の性感を目覚めさせつつあった。
「何? どうしたの!?」
「い、いえ、何でも――」
誠士郎が何かを言う前に、俺は再び時間を止める。
改めて近付いて見ても誠士郎の表情は甘く蕩け、胸の快感には何処と無く戸惑っている様子だった。
乳首だけでこんなに反応を返すのかと思うも、本人にとっては時間を止めている間の刺激が一気に来たと同じだと思うので、納得できる面もある。
今度は胸を揉む為に、座り込んでいた誠士郎の体勢を変えていく。
「よっと……」
時間が止まっている状態では動かし難いと思っていたものの、意外に軽く関節を動かす事が出来た。
直立の姿勢にさせてから上着だけを脱がせてみると、押さえた腕の跡が残って胸を歪な形にさせている。
シャツには相変わらず乳首の突起があって、腕の形に凹んでも硬く尖らせていた。
「この形じゃ揉めないな……」
不満を漏らしながら腕の跡を残す胸へ指を近付ければ、触れた瞬間に時間を取り戻した胸がたぷんと元に戻る。
重力に引かれる際には立った乳首が布で擦られ、小さな快感を静止している誠士郎に送った。
「おっ!? なんだ、触れば戻るのか。なら安心だ」
一々上半身を裸にしていては面倒なので、今度は胸だけを露出させる。
尖っている乳首は桜色に赤みが増えており、明らかに性的な快感を受けていそうな反応を見せていた。
それでも同じ様に摘んでは面白くないと思った俺は、顔を近付けて乳首に吸い付く。
「あむっ!」
誠士郎の乳首は心成しか甘く、甘噛みすれば硬くなった弾力が歯に返ってくる。
唇を窄めて吸い付きを強めれば、音の無くなった世界にチュルチュルと響く。
「んす~……ちゅる、あむぁ……」
舌先で乳首を舐め回し、体臭を思う存分吸い込む。
何もしていなかった手で誠士郎の腰を支えると、サラサラの肌を撫でてから小ぶりの尻を触る。
もう片方は吸い付いていない胸を揉み解し、俺の興奮を高めると同時に誠士郎へ刺激を送った。
乳首を吸いながら顔を離していき、唇から乳首が離れると胸は柔らかく揺れて形を戻す。
「ぷはっ! よし、今度はこの位で良いだろう」
唾液で卑猥に光る乳首を見詰め、尻を一揉みしてからシャツのボタンを締めた。
シャツに隠れた胸は唾液で微かに透けてしまい、赤くなった乳首が見えている。
シッカリと上着も着せてから誠士郎を屈んだ体勢に戻し、俺は物陰に隠れて時間を戻した。
「時間よ。動~け!」
「――あひぁっ!?」
「えぇっ!? だ、大丈夫!? つぐみ!?」
時間が動き出した直後に発せられた激しい嬌声は千棘を驚かせる。
誠士郎は先程よりも大きな快感に頭を振り上げ、半分開いた口からは唾液が一筋流れた。
「お、おひょう……」
「ん、ここじゃ何も出来ないわね」
「ら、らい、んんっ! だ、大丈夫――」
「じゃないでしょ!」
苦痛は無さそうな感じではあるものの、呂律が回っていない姿を見て、可笑しな事態になっていると判断した千棘は誠士郎に肩を貸して立たせる。
「つぐみ、保健室に行くわよ!」
「ん、ふぁっ……」
身体を触られただけで快感に染まった甘い声を漏らす誠士郎に、千棘は顔を赤くさせたままで廊下を歩き出す。
周りの生徒達も廊下に響いた嬌声を聞いた事で二人に注目しており、男女差もなく顔を赤く染めていた。
何が起こったのかは理解していなくとも、声を聞いただけで興奮を感じている様子。
肩を貸して誠士郎を運ぶ千棘は、捲れた上着の中で何かを発見した。
「あっ! つ、つぐみ……ブラはしてないの?」
「ふわっ……し、してます」
「えっ、でも、その、ち、ちく、じゃなくて、先っぽが透けてるわよ」
「はぇ……あっ!?」
流石に声を小さくさせた千棘の言葉に、誠士郎は初めて自分の胸の違和感に気が付いた。
慌てて胸へ視線を下げて確認してみれば、上着の影になっている胸で透ける乳首。
しかも、その形は尖り、明らかに性的な興奮を受けていると分かってしまう。
「ち、違います! お嬢!」
恥ずかしい所を千棘に見られたパニックで、辺りに他の生徒達が居ても構わずに、呂律が戻った大きな声を出してしまった誠士郎。
「やっ、もっと声を小さく」
「あっ……す、すみませ――」
千棘に注意されて現状を認識した誠士郎が、身体ごと声も小さくした瞬間に俺は時間を止めた。
後ろから観察していると、誠士郎の尻は明らかに女のものである。
隣の千棘の尻を比べても同じ様な大きさで、もっと言えば少し小さいかもしれない。
「さっき触ったのはズボンの上からだったからな」
後ろから近付いた俺は誠士郎の腹側へ手を回してベルトを外し、ズボンを一気に降ろしていく。
中からはブラと同じ様に女の子らしい、レースとフリルが付いたショーツが出てきた。
後ろに居る俺からは、生地がピッタリと張り付いて形を浮かび上がらせる尻が間近に迫る。
思わず尻の谷間へ顔を埋めれば、胸とは違った甘い香りが鼻へ入ってきた。
「すぅ~……むはぁ~……、臭くはないな」
排泄をしたような匂いは一切感じず、頬は胸よりは固めとも思える尻の弾力に挟まれる。
軽く頭を前後に動かして反発を楽しんでから、ショーツのウエストを掴んで降ろした。
頬では布の感触が下りて行ったと思った瞬間、サラサラした肌の感触に変わる。
体温の暖かさは変わらないが、興奮を高める匂いは高まった気がした。
直に見ようと顔を離し、少し距離を取れば引き締まった尻の全体が見える。
「やっぱり良い形だよな」
今度は下半身を裸にされた誠士郎の尻は白く、触った印象と同じく小さめ。
隣に比べる物があったと思い出した俺は、千棘のスカートを捲ってショーツすら降ろす。
「おぉう! 千棘ちゃんも中々良い尻だね~」
右手と左手でそれぞれ、誠士郎と千棘の尻を掴んで揉んだ。
「ん~、やっぱりつぐみちゃんの方が引き締まってるかな?」
肌は二人ともサラサラだが、やはり誠士郎の方がヒットマンという職業柄は鍛えられた感触だった。
指に力を入れれば片方の尻肉が形を変え、誠士郎と千棘の肛門すら見えてしまって俺の鼻息も荒くなるばかり。
「じゃ、じゃぁ、最後はマ、マンコを……」
尻を掴んでいた手を人差し指と中指だけ伸ばし、誠士郎と千棘の股間の影へ差し込んで行く。
ごくりと唾液を飲み込み、触れた指先には大陰唇の感触よりも先に感じるものがあった。
「……濡れてる」
千棘の股間では指先に大陰唇の感触だけがあるものの、誠士郎の股間では滑る愛液で指先が秘裂に食い込んでしまう。
僅かに力を入れただけであっても、ヌルリとした感触と共に大陰唇に挟まれた。
時間を動かした時の誠士郎の喘ぎ声を思い出せば、納得出来る濡れ具合。
その愛液の感触は千棘の性器を触った興奮を一気に塗り潰して、誠士郎の股間に入れた手だけに意識を向けてしまう。
白く引き締まった誠士郎の尻を凝視しながら指を前後に動かし、秘裂の中で滑る感触を味わっていく。
「……柔らかい」
指を包む大陰唇がムニムニと形を変えるのを感じ、何となく指を確認する為に一旦誠士郎の股間から手を抜いて目の前に持ってくる。
日の光を反射する指は当然ながら愛液に塗れており、顔に近付けただけで陰茎を刺激する匂いが鼻腔を直撃した。
既に興奮は最高潮であり、ズボンの中も窮屈極まりない。
「こ、これだけ濡れてるなら、もう入れても良い、かな……?」
濡れた指が付かないようにズボンを抜けば、勢い良く姿を現す陰茎。
反り立つ力が強い所為で腹に当たってしまったが、そんな事すら気にならない。
「よ、良し……!」
誠士郎は千棘に肩を貸して貰っているので少しだけ前屈みの体勢で、軽い後背位とも思える格好だった。
俺が普通に立っている状態では誠士郎の尻しか見えなかったものの、少し膝を曲げてみると愛液に濡れる秘裂が見える。
乳首を弄られた快感で割れ目が開いており、充血した小陰唇と陰核も確認できた。
目標を改めて確認してから、俺は陰茎を誠士郎の秘裂に角度を合わせる。
「おっ……! ふぉ……!」
亀頭が接触し、鈴口は大陰唇に挟まれた。
指と同様に柔らかさを感じるが、快感の度合いが全く違う。
殆ど無意識に快楽を求める俺の腰は徐々に前へ進み、狭い膣口へ亀頭が減り込む。
愛液の滑りで力が他へ逃がされてしまい、若干入れにくいものの、角度を調整しながら狭い膣口を広げていく。
「あぁ……締まる!」
俺が腰を進めて行く程に、処女の膣口が暖かくも滑る肉の輪となって亀頭を締め付ける。
陰茎は誠士郎の体温に包まれて行く範囲と、快感を広げてくれた。
そして、何かをブツリと破った感触を受けたと思えば、抵抗していた壁が消えてしまった。
「おふぁっ!?」
ジワジワと進んでいた腰は、抵抗が消えてから奥へ侵入していく速度を上げる。
熱くなっていた肉の壁がうねり、ヒダに舐められる陰茎の快感を高めた。
「おぁ……中でも、締まる……!!」
亀頭が膣口を過ぎた段階で陰茎を支える必要がなくなった俺は、誠士郎の腰を掴んで引き寄せながら腰を押し進める。
ゆっくりと膣壁を広げる感覚を受けながら挿入を続け、遂に俺の下腹部は誠士郎の引き締まった尻に当たった。
「うくっ……ふっ、ぅぅ……」
根元まで入れれば、陰茎の全体が膣内の熱い体温に包まれる。
「くっ……はぁ……!」
乳首を弄られた胸からの快感で目覚めた膣壁は、侵入して来た陰茎を細かな動きで舐め、想像以上に精液を尿道へ上らせてきた。
沸き起こる射精の予感を抑えつつ、今度は腰を引いていく。
普段、千棘の護衛として動いているのは伊達ではないのか、陰茎に感じる締め付けは強く、膣口は出てくる竿に張り付いてくる。
誠士郎の白い尻を掴みながら抜ける寸前まで引き、間髪いれずに突き入れた。
「ふっ!」
俺の下腹部は誠士郎の尻に当たって肌を叩く乾いた音と、愛液が膣口から押し出されグチュッと音を出す。
「ふっ、はっ、あぅっ!」
尻を揉みながら腰を前後に動かせば、亀頭から処女だった膣内を広げる感覚を受け、反対に閉まる膣壁が圧迫を加えて来た。
互いに反発しあう動きが愛液の滑りでスムーズに促され、間にあるヒダが翻弄されると、竿が大量の小さな舌で舐められる様な快感を受ける。
強い締め付けは、その感覚を敏感なカリの裏にさえ侵入させた。
一回腰を動かすだけでも沸き上がる射精の予感に耐え、ピストン運動を速めていく。
「あくっ! んっ! ふっ!」
早くなる腰は誠士郎の膣口から流れ出た愛液を更に掻き出し、誠士郎へも犯される快感を蓄えさせた。
破瓜の痛み等一切なく、ただ快感だけを送る。
「あっ! つ、つぐみ、ちゃん!! だ、出すよ!」
切羽詰った声を出しながら、掴んでいた尻に赤い手形を残して最後の一突きを放つ。
「ふっ!!」
下腹部に引き締まった尻が潰れる感触を受けながら、膣内の更に奥、子宮口が微かに鈴口へ接触した直後に股間から力を抜いた。
そして、吐き出される精液。
「あぁっ! 出る……くっ!」
尿道を精液が駆け上がると同時に陰茎は上下に痙攣を始め、鈴口から子宮口へ精液が出て行く。
狭く締め付けの強い膣内であっても、充満している愛液のお陰で滑るヒダは陰茎の動きを手助けしてくる。
しかも、動く度にヒダの間へ陰茎が割って入り、自然と舐められる快感に変わる刺激で射精の勢いも強くなってしまった。
「うっ……! うぅ……!」
限界まで陰茎を入れた状態での射精は、俺の思考を一切働かせない。
精液を子宮口に吐き出した事で孕むかもしれないと言う予想ですら、絶頂の快感を押し上げる要因にしかならなかった。
「うっ、ふっ……ぅっ……!」
暫くして、溜め込んだ性欲を全て誠士郎の膣内に出し切った俺は吐息を吐き出す。
「はぁ……良かった」
未だに陰茎は膣内に挿入されているものの、硬さは既に無く、膣壁の圧力で押し出されてきた。
一先ず性欲は解消したので腰を引いていく。
「……くふっ」
若干、絶頂の疲れを持っている陰茎には膣壁の刺激は少し強く、思わず声を漏らしてしまった。
愛液に塗れる竿が徐々に姿を現し、亀頭が膣口から出てくると先の方に精液も付着していた。
「……あっ、血が付いてる」
破瓜の血を見た俺は確かに誠士郎の処女を奪い、亀頭に残っていた精液で、誠士郎の身体を奥まで犯した満足感に包まれる。
陰茎が抜けた所為で口を丸く開ける膣口は無残ではあるが、思わず笑みを浮かべてしまう光景でもあった。
「これで時間を動かせば、つぐみちゃんも気持ち良くなれるだろうな……」
愛液と精液で濡れる陰茎を丸出しにしながら、くふふと含み笑いを浮かべてしまう。
実際にその場面を見るべく、俺はサッサと陰茎を拭いてから誠士郎の服装も整え、スッカリ蚊帳の外だった千棘のショーツも上げておいた。
それから、肩を抱える千棘と誠士郎の二人が一緒に見える角度にあった物陰に隠れる。
「よし、この位置なら良いだろう。時間よ、動け!」
呟いた瞬間、世界に動きと音が戻る。
「――ん、ぁひやーー!!」
「つ、つぐみ!?」
股間からの快感に耐え切らなかった誠士郎は前へ倒れてしまう。
幾ら同い年とは言え、力の抜けた身体を支えきれなかった千棘は、誠士郎が廊下にぶつからない様にゆっくりと降ろす事しか出来なかった。
「つぐみ! シッカリして!」
「あひっ、お、おしょうひゃま……」
「どうしたの!? つぐみ!」
倒れた誠士郎は上半身を廊下にうつ伏せで寝かせているが、腰は高く上げられており、微妙にカクカクと上下に痙攣を繰り返している。
物陰に居る俺からでも、誠士郎のズボンの股間の当たりに広がる染みがハッキリと見えた。
膣内で出された精液と、絶頂にすら届く快感を一気に送られた所為で、分泌される愛液が大量に膣口から流れ出ているのだろう。
一見すれば漏らしているとさえ思えるも、良く見なくても膣口がある位置から濡れているのが分かる。
「つ、つぐみ! 立って! 早く保健室に――!」
「んぃひう、はひっ……!」
腰を痙攣させて歩けなくなってしまった誠士郎を、殆ど引き摺るように連れて行く千棘。
突然、甘い嬌声を発して下半身を卑猥に動かしても、パニックになった千棘は必死な表情を浮かべている。
幸か不幸か辺りには人気が無く、手伝いも期待できない。
生徒が居たら居たで誠士郎の痴態を見られ、居なかったら居なかったで誠士郎を保健室へ連れて行くのに苦労する。
どちらが本人達にとって良いのかは知らないが、俺にとっては発散させたばかりの興奮が復活すらしそうな光景だった。
「……保健室も近いし、放って置いても良いだろう」
千棘の実家がギャングである事実は、時間が動いている時に声を掛けるのを止めざるを得ない理由の一つだ。
本当ならここで手伝いを申し出て、好感度を上げておきたいと思う気持ちが無い訳ではない。
しかし、下手に関わってギャングとヤクザに目を付けられたらと考えれば、それも出来ない行動だった。
「まぁ、俺は時間が止まった世界での旦那って事で良いよな」
別に主人公みたいにラブコメが出来ないのを悔しがってる訳じゃ無いんだからね!
と、内心負け犬の遠吠えをしながら、俺はクールに去るのだった。
「……あっ、つぐみちゃんのブラを直すの忘れてた」
終わり
コメント
No title
Re: No title
コメント有難うございます。
何か新しい描写に気を使い過ぎて
エロシーンがアッサリになってしまって申し訳ありません。
次は、何とか使える様な物を目指したいと思います。
No title
楽しませて頂きました。
アドバイスと言うよりリクになってしまいそうなので
なんですが前々から今回のターゲットはこのキャラ、
と決めたら他には殆ど、或いは一切手を付けない
きらいがあったので今回の千棘は特に興奮しました
古手川さんの時に出てきた洗脳済みのミカンとか
ニセコイ存在無視の時の他のヒロイン達とか、
ほんと添え物程度でいいので軽く触れたり揉んだり、
或いはスカートをめくる、それがあるだけで大分
興奮が増すと思うのでよければご一考下さい
アドバイスと言うよりリクになってしまいそうなので
なんですが前々から今回のターゲットはこのキャラ、
と決めたら他には殆ど、或いは一切手を付けない
きらいがあったので今回の千棘は特に興奮しました
古手川さんの時に出てきた洗脳済みのミカンとか
ニセコイ存在無視の時の他のヒロイン達とか、
ほんと添え物程度でいいので軽く触れたり揉んだり、
或いはスカートをめくる、それがあるだけで大分
興奮が増すと思うのでよければご一考下さい
Re: No title
コメント有難う御座います。
他のキャラを触れるだけでも出すとなると、凄く大変になるんですよね……。
主に状況説明が。
しかし、考えてみます。
更新速度を維持できるかなぁ……?
他のキャラを触れるだけでも出すとなると、凄く大変になるんですよね……。
主に状況説明が。
しかし、考えてみます。
更新速度を維持できるかなぁ……?
No title
今度[涼宮ハルヒの憂鬱]と言うアニメで時間停止小説をお願いしてもいいですか?
Re: No title
駄目です。
No title
忙しいですもんね、すいません。
Re: No title
そうですね。
Re: 読みました。
恥ずかしがるんじゃないでしょうかね?
Re: 小説、読みました。
さぁ?
そこまで考えて書いてませんので……。
そこまで考えて書いてませんので……。
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« 時止めアパート・番外編 先口:時間停止姦 l Home l 新世紀エヴァンゲリオン 惣流・アスカ・ラングレー:人形化 綾波レイ:洗脳 »
同時に複数に手が出せるのが時間停止の醍醐味ですよね
また気が向きましたら、時間停止ネタで何か書いていただけたらと思います
女の子がたくさん出ている作品がいいですね
今回は本当にありがとうございました