討鬼伝:桜花、人形化・洗脳・前編
「うむ。お前も随分太刀の使い方が様になって来たな」
「有難う御座います」
今目の前に居るのは桜花。
この村に来てから世話になっている先輩モノノフだ。
基本的にボブカットだが、後ろだけ長く伸びる髪を束ねている美人である。
言葉遣いもモノノフらしく堅苦しい感じであるが、魅力的な雰囲気に拍車を掛けているだけのような気がしないでもない。
武器も俺と同じ太刀なので何処か他の面々よりも面倒見が良い気がし、美人に構われていると言うのは嫌な気は全くしなかった。
「それじゃ、一旦里に戻ろうか」
「はい」
にこりと笑う桜花は里へ向けて歩いていく。
俺は当然その後ろを付いて行くのだが、目の前に短い袴から見え隠れする太腿に夢中になってしまう。
いつもは討伐に疲れてそれどころではなく、疲労困憊のまま帰っていた。
しかし今回は新しい御霊を手に入れた事によって、少しは体力的に余裕が出来ている。
疲れはあっても、身体を引き摺るまで体力は無くなっておらず、足取りも若干軽かった。
それと同時に俺の視線は桜花の太腿へ。
しかも新しくて見入れた御霊は、所謂精神操作に長けているらしく、人は当然鬼にも通用するらしい。
その結果、俺は鬼を操って動きを止め、普段よりも楽に討伐出来た、と言う事だ。
動きを止められるのは僅かであっても、命の取り合いの最中ではそれでも十分で、俺は普段よりも成果を上げて桜花に褒められていた。
御霊曰く、その気になれば手練れのモノノフさえも操れるとの事なので、試しに太腿が魅力的な桜花に少し試してみようと思う。
普段世話になっていても、やはり一度沸き上がった性欲にはどんな我慢も効かないのだ。
「桜花さん」
「ん? なんだ?」
里へ向かう後ろ姿へ呼びかけると、微笑みを浮かべた桜花が振り返ってくる。
「『ちょっとキスをしてくれませんか?』」
「……あぁ、それぐらいなら良いぞ」
「えっ?」
俺の頼みを聞いた桜花は眼から光を無くし、簡単にキスする事を承諾してきた。
しかも言葉には意思が無く、まるで人形のような印象を受ける。
これが御霊の持つ能力かと実感しつつ、顔を近付けてくる桜花に俺は抵抗せずに目を閉じて待つ。
「んっ」
「んむっ」
そして感じたのは麗しい唇の感触。
桜花が更に顔を押し付けてくるお陰で弾力も感じ取れ、ぷにぷにとした心地良い唇が俺の唇を押してくる。
顔が至近距離に近付いた事で桜花の呼吸は俺の頬を撫で、俺は桜花の匂いを吸い込む。
更に言えば見た目よりも大きな巨乳が俺の胸へ押し付けられ、興奮はよりいっそう高まった。
心成しか甘い匂いは名前の通りに桜を思わせ、陰茎には力が入る。
「……んはっ。これで良いか?」
「は、はい!」
時間にして数秒であっても俺にとっては桜花の唇の皴さえも記憶できるぐらいの時間であり、至福の瞬間だった。
それから元の位置に戻った桜花は眼に意思を戻し、何事も無かったかのように振る舞う。
「よし! それじゃ、今度こそ帰ろうか」
「は、はい!」
御霊が言うには操り人形にした瞬間から洗脳が進み、いずれは人形にしなくても思い通りに出来るんだそうな。
桜花が俺にキスをしたにも関わらず普通に接してきているのも、僅かに進んだ洗脳で自分の記憶を自分で補完した結果らしい。
恐らく桜花にとってはねぎらいの言葉を掛けた程度にしか感じていないのでは、と御霊が嬉しそうに言っていた。
△
里に着いて最初にやる事は受付にて報告をする事だ。
成果と行った場所の現状など、報せる事は多岐にわたる。
「おぉ、戻ったか」
「ヤマトか。里に異変は無かったか?」
「あぁ。何かあってもその前にお前の妹が異変を感知するさ」
「そうだな」
報告し終わった俺達の後ろから声を掛けてきたのはヤマト。
顔に傷があり片目を失っている強面である。
しかし里全ての人からの信頼は確かな物であり、里を守るモノノフ達を統べる役目を担っていた。
「どうだ? 今度の新人は」
「あぁ、なかなか成長が早いな。今回は息切れもしなかったようだし、御霊も新しいのを宿していた」
「ほう! それは今後期待できそうだな!」
「いえ、そんな事は無いですよ」
今回手に入れたのは、あくまで精神を操るだけのものだ。
餓鬼程度なら何とかなるだろうが、大物が相手だとそもそも通じるか分からない。
変に期待を持たれてしまっては、俺の命にかかわる任務に行かされるかもしれないのだ。
ここは謙遜をして乗り切っておこう。
「たまたまですよ。御霊だけに……」
「謙遜するな。御霊に選ばれるなんて光栄な事なんだぞ?」
スルーされてしまった。
「それでもですよ。他に入るモノノフが居なかっただけかもしれませんし」
今回手に入れた御霊は実際、俺のような心の弱い奴を宿主にする気は無かったのだそうな。
それでも魂だけの存在ではいつ消えてしまうかもしれず、もっと酷い時にはまた鬼に食われる可能性だってある。
だから、避難場所として俺を選んだと、意地の悪そうな下品な笑い声と共に俺の内側から話しかけてきた。
そんな俺でも一つだけ気に入られたのが、最初に桜花へ躊躇なく洗脳を施した事。
最初なので余り大きな事は出来なかったが、俺が経験を積み、相手へ命令を何度もすれば自由に操れるようになるらしい。
そうすれば桜花に俺が恋人関係になる事は有り得ないと思われていても、精神を操れば身体すら自由に出来るだろう。
そう、帰る間際に見惚れた身体すら……。
「まっ、そういう事にしといてやる」
俺がうだうだと考えている間に桜花は笑顔のままで、キスした相手を見ている印象は全くない。
極々いつも通りの桜花だ。
多少新しい御霊を手に入れた事に対しての、将来に期待をする視線を感じる。
ここは期待に応えるフリをして、御霊の力の使い方と俺が経験を積み、桜花へ命令を繰り返す場を用意しなければ。
「桜花さん」
「ん?」
「御霊の力を試したいんで、訓練場に付き合ってください」
「あぁ、それなら構わないぞ」
俺がやる気になったと思った桜花は眩しい笑顔を迸らせた。
「ヤマト」
「分っている。好きに使うと良い」
ヤマトの方も桜花の期待がどれほど大きいかを察して苦笑いを浮かべて了承する。
御霊に関しては一度使ったお陰で俺の身体との親和性が増しており、新しい能力を開花できそうだ。
「それじゃ、俺は一旦御霊を成長させてきますので、先に行って待っててください」
「うむ。分かった」
それから俺は大急ぎで御霊屋へ行くと祈祷して貰い、能力を上げてから訓練場へと向かった。
少し広めの訓練場は入り口に太刀から銃まで一通りの武具が揃っており、好きなのを選択できる。
とはいえ、俺は新しい武器を使う気は無いので太刀サイズの木刀を手に取り、訓練場へ入っていった。
「やっと来たか」
「遅れてすみません」
「いや、お前がやる気を出してくれたのだ。少しぐらいなら待つさ」
訓練場は屋根が無く、そこら中に武器で付けられたであろう傷が沢山残っている。
それでも地面だけは平たく保たれ、下を見ずに歩かなくとも転びそうにない。
その訓練場の中心で待っているのは、言わずとも桜花。
普段腰に差している太刀から木刀に変え、嬉しそうな表情で出迎えてくれた。
多少広いと言えども声は良く通り、辺りは滝の音しか聞こえない。
「さぁ、やろうか! 早くお前の力を見せてくれ!」
期待を込められた声でいきなり開始の合図を一方的に言い放つと、木刀を抜いて向けてくる。
俺も早く能力を試したいので木刀を握りしめ、桜花へ切っ先を向けた。
木刀の先端同士が微かに触れ合った途端、桜花は俺へ踏み込み、俺は御霊の能力を発動させる。
「はぁっ!!」
「『人形化』!」
勢い良く迫ってきた桜花は俺の能力を無防備に受けた直後に動きを止め、真剣な顔のままで目から意思と言う光を無くした。
勢いが付いた状態で行き成り止まった所為で桜花の胸は勢い良く前後に揺れ、たぷんと波打って身体の動きから遅れて静止する。
「……ふぅ、危ない危ない」
幾ら訓練と銘打っても本気で相手をする気だったらしく、目にも止まらぬ速さで迫った木刀の切っ先は俺の目の前で止まっている。
間一髪間に合った事で安心していると、木刀を持っていた桜花の両手から力が抜けて腰の横へ降ろしてしまう。
感情が抜けた顔は俯き、突きの姿勢を保っていた身体は直立へと変わった。
これは相手の意志を封じると自然とこういう、いわゆる待機状態の姿勢に変わると御霊が言っている。
普段凛々しいい表情を浮かべている桜花が、無防備な姿を現している状況は非常に珍しい。
と言うか、御霊の力で操らなければ、この桜花は見られないだろうと思う。
危機が去ったお陰で俺の中で震えあがっていた興奮は大きく高ぶり始め、改めて桜花の身体を視姦していく。
俯いた顔を覗き込めば言うまでも無く綺麗な顔があり、左側のみ結ばれている三つ編みが愛らしい。
視線を落としても華奢な首筋からは手練れのモノノフとは思えない女らしさを感じる。
そして分厚い着物の布地を大きく持ち上げるのは、先程たぷんと止まった巨乳レベルの胸。
命令を下すと洗脳率が上がるらしいので、俺が自分で脱がせるのを我慢して桜花自身に脱いで貰おう。
「桜花。着物の上だけを肌蹴させるんだ」
「……あぁ、分かった」
持っていた木刀を帯へ仕舞うと、おもむろに着物の襟へ手を掛けて引き下げていく桜花。
命令通りに行動すれば当然ながら見えていた華奢な首筋が徐々に見える範囲を広げ、意外に筋肉がある肩が露出してきた。
更に手を降ろす桜花は躊躇なく胸の膨らみが見え始めるまで襟を降ろし、遂には巨乳と言える範囲の大きな胸を曝け出してしまう。
「おぉ!」
「…………」
胸の形は丸っこい印象を受けるも乳首に向かって尖っており、その乳首は桜色をしていて小さめに感じる。
帯を解いていないので若干脱ぎにくそうに着物の袖から腕を抜く仕草でも柔らかな胸はタプタプと震え、波打つ。
乳輪の大きさも心成しか小さ目であり、全体的に美乳と言えそうだった。
「んくっ……。触っていいよな! 桜花!」
「……あぁ」
許可を貰ったので汗ばむ掌を近付けた俺は、真正面から桜花の美乳を掴む。
実際に掴んでみると見た目以上に柔らかく、俺の興奮した手以上に暖かい。
親指付近では鼓動が小さく感じられ、無表情で意思を封じられても、あの桜花の身体を好き勝手にしている現実が大きな興奮となって襲ってくる。
「んふ~! んふ~!」
荒くなる自分の鼻息すら意識出来ていない俺は、夢中で桜花の美乳を揉み解す。
指の間から桜色の乳首が食み出し、掌を握れば向きを変えて指に当たる。
最初こそ胸より少し硬い程度だった感触が、徐々に硬さを増やし厭らしく尖ってきた。
胸本体も揉み解していったにも拘らず、揉まれる刺激で弾力が強くなっていく。
桜色だった乳首も赤くなりつつあり、興奮が胸から溜まっていく様子をありありと示してくる。
「お、桜花! 袴を持ち上げるんだ!」
「……あぁ、分かった」
もう辛抱溜まらんと一旦離れた俺は、洗脳の度合いを深めるついでに欲望に染まった命令を下す。
のろのろと動き出す桜花の腕にじれったさを感じながらも見つめ続け、桜花自身の手で下半身を露出する時を待つ。
そして遂に出てきたのは簡素な白い褌。
しかも生地が薄く、肌の色が透けて見える。
大陰唇の部分は食い込みが激しく、秘裂の形がそのまま浮き上がっていた。
淫核に関しても、胸を揉まれて僅かに溜まった興奮で包皮を持ち上げ、丸い姿を少しだけ見せる。
「ほう……。桜花はこんなのを履いてるのか」
ぽつりと呟いた俺は無遠慮に桜花の股間へ手を伸ばす。
そしてまず指先に感じたのは褌の滑らかな手触りに、桜花の下腹部の柔らかさ。
鍛えられているお陰で腹筋が若干浮いているように見えるのだが、実際に触ってみると女らしい身体の感触が返ってきた。
下腹部に接触させた指を腕ごと下げていけば徐々に柔らかさが増していき、大陰唇に到達すると胸に匹敵する感触を受ける。
「んくっ……!」
少し指先を食い込ませてみても褌は更に秘裂へ食い込みを深め、より一層性器の形をハッキリさせた。
手を下へ移動させれば指先が大陰唇に挟まれ、胸よりも温かい体温が褌越しに感じられる。
それでもサラサラとした感触だけであり、膣口付近を探っても肌触りは変わらなかった。
これでは入れられもしないので、洗脳の度合いを深める為にも一度立ち上がって桜花へ命令を下す。
「桜花。お前は俺に見られる事が凄く好きになるぞ」
「……好きになる」
「そうだ。特に股間辺りに気持ち良さが集中してくるぞ」
「……股間辺り」
そう命令を下してから再び下半身へ屈んで見詰めていると、あっと言う間に褌の股間部分の色が変わり始めた。
触ってみればぬるりとした感触に変わっており、明らかに快感を元に愛液を流している様子。
屈んだ状態で俺が桜花の顔を見上げれば、桜花は股間付近に顔を近付けている俺を、意思の無い目で見返していた。
しかし頬だけは真っ赤に染まり、操り人形の状態でも俺の視線から快感を受けているのは明白。
一先ずこれなら入れられるだろうと考えた俺は、褌を脱がしにかかる。
「……ぬ。脱がすぞ!」
「……あぁ、脱がしてくれ」
単に復唱しただけであっても桜花に下着を脱がしてくれと頼まれた事実に、俺の陰茎は大きく反り立つ。
腰に巻き付けられていた褌の結び目に指を掛け、一気に引き下ろす。
すると陰毛も何も生えていない綺麗な下腹部に、同じく何も生えておらず、淫核を包む包皮だけが顔を出している綺麗な秘裂と大陰唇が現れた。
「おぉ……。綺麗だ」
「…………」
又坐の部分では褌の色を変えていた愛液が銀色の糸となって繋がり、あっけなく落ちる。
俺は腕を下げ続けて桜花の足首まで褌を降ろすと、下から見上げるようにして股間を見詰めた。
膣口付近を愛液で濡らす大陰唇は股間の影にあっても卑猥な光沢を見せる。
しかも俺の視線を気持ち良いと思わせている所為で、後から後から新しい愛液が、足首まで降ろされた褌に垂れていった。
「よ、よし! 座るから桜花は俺の上に乗るんだ!」
「……上に乗る」
急いで袴を脱いだ俺は荒い土の地面へ腰を下ろして待ち、桜花はその上から跨ってくる。
そして蟹股気味に降りてくる桜花。
太腿を左右に厭らしく広げながら降りてくるので、袴は捲れ上がり、卑猥な形になっていく性器が俺の目の前を降りて行った。
脚を広げた事で大陰唇は左右に広がり、俺が見て居る事で愛液は量を増していく。
何も隠されていない陰茎にも、落ちる途中で冷たくなった愛液が滴り、早くもカウパー液と混ざった。
それからも陰茎へ落ちてくる愛液の量は増え、濡れていく間隔も桜花が腰を下ろす程に短くなってくる。
「うっ……!」
「…………」
垂直に反り立つ陰茎と最初に接触したのは鈴口と大陰唇。
俺の上に座るという命令は、一応果たしてしまったので桜花は動きを止めてしまったものの、大陰唇は秘裂に鈴口を減り込ませる。
幾ら鍛えられた桜花と言えども、蟹股で中腰を維持するのは辛いらしく、徐々に隠れた太腿が震え始めた。
「くっ、桜花、そのまま身体を降ろして、俺の太腿の上に座るんだ」
「……太腿の上に座る」
鈴口を挟んだ状態で止まっていた大陰唇は、左右へ広がりながら亀頭を咥え込んでいく。
狭い膣口は亀頭の形に添って拡張されていき、滴る愛液のお陰で殆ど苦も無くカリまで飲み込んでしまった。
「おぁ……!」
「…………」
快感で声を上げても、桜花は俺の目へ視線を合わせたまま身体を降ろし続ける。
遂に処女膜をブツリと破る感触があったものの、桜花は何の反応もしないで腰を下ろしていった。
それでも膣内は破瓜の衝撃に戦慄き、ヒダは愛液を滲ませながら亀頭を舐める。
処女膜をあっさり通過した陰茎は奥へ行く程締め付けを強める膣壁を広げていき、子宮口を小突きあげた。
少し汗ばんだ桜花の太腿は俺の太腿の上に乗り、股間同士はピッタリと密着している。
「くはぁ……」
「…………」
身体も至近距離にあり、俺は思わず桜花の身体を抱きしめてしまった。
「桜花!」
「……はい」
腕の中に抱え込んだ女の身体は見た目以上に華奢であり、裸の巨乳の感触も手伝って陰茎への興奮は大きく膨れ上がる。
愛液を大量に流す身体は体温が上がっており、大きく興奮を誘う湯たんぽ代わりになりそうだった。
俺の胸で潰れる巨乳も波打ち、身体同士が密着するのを防いているが、着物越しであっても硬くなった乳首が存在を主張している。
「桜花! 俺を抱きしめながら、くっ! 上下に屈伸を繰り返せ!」
「……はい」
「犯されている状態を維持して、な!」
「……はい、犯されている状態で屈伸を繰り返します」
左右に力なく垂れていた桜花の腕はゆっくり持ち上がると、命令通りに抱きしめてきた。
密着度が上がったお陰で巨乳は更に潰れ、むにむにと形を変える。
そして上下運動を開始した事で陰茎は膣内と膣口で扱かれ、巨乳も上下に動いて重い暖かさを俺へ伝えた。
「くはっ!」
「……んっ」
腰を上下に動かすだけで桜花は子宮口を小突かれ、操り人形状態であっても身体の奥から押された声は漏れ出してしまう。
陰茎も屈伸運動をする為に、締め付ける力を増した膣壁に握りしめられながらも扱かれ、ヒダもカリへの抵抗を大きく増やしていた。
愛液は俺が桜花を見詰める程に量を増していき、今では上下に一往復するだけでグチョリと卑猥な音を立てる。
更に言えば抱きしめて形を変えている胸の谷間の僅かな隙間から愛液の濃い匂いが立ち上り、運動を繰り返して汗を掻く桜花の体臭と混じって興奮を高めさせてくれた。
「くっ!」
「んっ……んっ……」
無表情であっても少し上から俺の顔を至近距離で見つめ、俺も頬が赤くなり汗で髪の毛を張り付かせた桜花の顔を見詰める。
互いの視線が交わる中で股間でも深い交わりで互いの体液を混ぜ合い、興奮はどんどん大きくなっていった。
上下に視線が動いても目を離さず、それでも胸で捏ね回される巨乳の感触と、陰茎で膣内を犯す感触に意識は行っている。
愛液を掻き回す音は一定のリズムを刻み、徐々に物足りなさも湧き上がってきた。
「うっ! 桜花!」
「んっ……、はい」
「身体の動きを速くするんだ!」
「……は、……い」
返事をする瞬間に子宮口を突き上げられ、返事は一瞬だけ止まったものの、指示はしっかり実行に移す桜花。
ゆっくりと言えるスピードが、即座に速くなり愛液は地面へ飛び散った。
「うっ! あっ! はぁっ! そうだ!」
「んっ、んっ、んっ」
命令を下し、桜花が実行に移す程に洗脳の度合いは深まり、俺の中の御霊が喜びの声を上げる。
しかし俺はそんな事に意識を向けている余裕も無くなっていき、精液は尿道の根元まで湧き上がってきた。
桜花も屈伸運動と犯される快感で白かった肌は赤くなり、汗を滴らせる。
膣壁が痙攣を始めると、ヒダの動きも積極的に陰茎を子宮口へ導く。
互いに抱き締めている所為で密着している股間では桜花の淫核が俺の下腹部に擦れてしまい、操り人形状態の桜花が絶頂へ向かっていった。
「桜、花! 絶頂に達したら俺の太腿に深く座って、くっ、下半身を閉めるんだ!」
「んっ、はい、んっ、ふぅっ」
俺の胸で潰れている胸の中心では快感で硬くなった乳首の感触が強くなり、心成しかぐりぐりと上半身を押し付けてきている気がする。
絶頂に近付いた膣内が痙攣すれば、陰茎は前後に動いて痙攣を返し、カウパー液を膣内へ巻き散らす。
限界が近付く俺はせめて桜花が絶頂に達するまでは、と股間に力を入れて精液を堰き止めていた。
「んっ!」
「くはぁっ!?」
それから暫くしないで待ちに待った桜花が絶頂に達し、俺の太腿へ深く座ると亀頭は子宮口へ減り込む。
その感触を受けた瞬間、股間に入れていた力を全て抜いた。
尿道を勢いよく駆け上がる精液は、絶頂で痙攣を繰り返す膣壁を広げながら震える陰茎を通り、鈴口が減り込んでいる子宮口へ擦り付けられ、精子は確実に子宮内部へと入り込む。
「おふっ……あぁ……」
「…………んっ」
強く抱きしめ合う俺と桜花は大きな絶頂で身体を震わせ、視線すら互いに合わせ合う。
まるで恋人同士が性行為をしているようでも桜花の目には意思が無く、俺だけが性欲で目が血走っていた。
吐き出される精液も俺の欲求を体現するかのように粘着き、子宮口を汚していく。
痙攣を繰り返すヒダは出された精液を女の本能に従って子宮口近くへ貯め、受精の確立を少しでも高くしていた。
動きの変化は亀頭でも感じられ、まるで亀頭だけが生暖かく蠢く膣内で優しく齧り付かれた感触を受ける。
そして精液を出し切った俺は腕から力を抜くも、桜花は命令通りに抱き締めてくるままで視線すら外さない。
「桜、花。もう、ふぅ、抱き締めなくても良いぞ」
「……はい」
命令を素直に聞いた桜花はスッと腕を降ろした。
腕の拘束を解いた所為で、桜花の巨乳の弾力が俺の身体を後ろへ押す。
絶頂の大きな快感は消えていき、後は余韻を残すだけ。
射精した後で力の抜けていく陰茎が、絶頂を終えた膣壁に揉まれる感触があるも、股間同士が密着している為に逃げ場が無く、膣圧に押し出される事も無かった。
「はぁ……ふぅ……」
「…………」
俺自身は余り動いていないが射精の快感が強くて息切れしてしまう。
反対に桜花は変わらず俺を見詰め、精々が太腿を僅かに震わせる程度。
普段鍛えている体力の差が表れた形だった。
ともかく精液を吐き出しきった俺は、桜花に立つよう命令を下す。
「桜花。立つんだ」
「……はい」
度重なる命令を聞いた所為で桜花の返事は変化しており、俺の中の御霊も深まった洗脳の度合いに喜びの声を上げていた。
俺も桜花を犯した満足感に包まれ、下半身のダルさすら心地良い。
桜花が立ち上がれば自然と陰茎は抜け、上がってくる下半身を隠す袴の中から、膣内を満たしつつも漏れ出した精液がぼたぼたと逆流している。
快感の余韻で惚けた思考のまま、何となしに目の前の袴を捲り上げてみると、綺麗なスジとして閉じていた秘裂は犯された所為で赤くなり、破瓜の血もこびり付いていた。
更に包皮から顔を出している淫核は精液と愛液に塗れ卑猥な姿を見せ、僅かに見える膣口からは白濁した体液が二人分混ざった状態で地面へと落ちる。
普通ならば非常に興奮を誘いそうな光景だが、精液を吐き出した直後の俺には効かない。
「ふぅ……。桜花、股間を綺麗にして褌を履きなおすんだ」
「……はい」
一息付いた所でそろそろ誰か来ても可笑しくないと判断し、桜花に後始末を命じた。
操り人形の状態でゆっくりした動きであっても、袴から手拭いを取り出して股間を拭いていく桜花。
俺は俺で自分の股間を綺麗にしていき、同じように身なりを整えていく。
「さて……」
「…………」
さほど時間も掛けずに綺麗に袴を直して、視線を上げた先には身なりを整えた直立の桜花の姿。
少し俯いて表情の無い顔以外におかしな所は無く、駄々漏れになっていた精液さえ無くなっていた。
後は桜花に、感じていた筈の破瓜の痛みを誤魔化す為に記憶を改竄しておかなければならない。
「桜花。今も胎に痛みはあるのか?」
「……はい、少しだけあります」
「そうか。じゃ、それは俺が桜花に一撃を加えた事が原因だから喜ぶんだぞ?」
「……喜ぶ」
これで桜花の破瓜の痛みは、訓練で一撃を受けた所為だと勘違いしてくれるだろう。
更に喜んでくれるとは精液を中に出した甲斐もあるものだ。
そして俺は自分の中で未だに喜びの声を上げている御霊に、桜花の人形化状態を解除して貰う。
すると、今まで無表情だった顔に感情が戻り、次の瞬間には喜びを溢れさせた。
「良くやったな! 私に一撃を入れるなど凄いじゃないか!」
「新しい御霊のお陰ですね」
「御霊を宿したお前の力だ! 素直に喜べ!」
まるで自分の事のように精液が残っている胎を上から軽く押さえながら、俺の肩を叩いて喜んでくれる桜花。
下にある精液溜まりは目に入っていないらしく、ただ単純に良い評価をしてくれているようだった。
「今日の訓練はここまで!」
「有難う御座いました」
「うむ。私は汗を流してくるから、お前も身体を休めておけ」
「はい」
そう言って桜花は木刀を拾うと、全身から嬉しさを溢れさせながら訓練場から去って行く。
俺も多少汗を掻いたのは事実なので、地面に溜まっていた体液の水溜まりへ脚で砂をかけて後始末をし、それから置いていた木刀を手に取ると、桜花の後を追うように訓練場から出る。
「桜花さ~ん」
既に姿の見えなくなった相手の名を呼びながら、次はどうやって桜花を犯そうかと言う案で頭が一杯だった。
△
洗脳編(来月)に続くんじゃ。
To LOVEる 籾岡里紗:誤認和姦
今日も今日とて学校内は平和である。
ただ一人の人物の周りを除いて……。
「ほほぉ、随分と育っておりますなぁ」
「やぁん」
「ほら、結城も見てるわよ~」
「やぁ! 見ないで結城くん!!」
「あわわ、籾岡! 何やってるんだよ!」
今日も今日とて結城リトの周りでは姦しい騒ぎが起きていた。
学校の廊下で堂々と<西連寺 春奈>の胸を揉んでいるのは<籾岡 里沙>
茶髪で毛先が広がるセミロングの髪型で、いつも制服を着崩している大変フレンドリーなキャラだ。
何とも羨ましいく、眼福な光景を作り出しているその表情は、悪戯心溢れる顔をしている。
周囲の目も気にせず、学園のアイドル的存在の胸を好き勝手にする姿は、誰にでも気安く取っ付き易い印象を受けさせた。
かく言う俺も、里沙の気安さに目を付けた一人である。
リトの妹、美柑や風紀委員の<古手川 唯>を犯して以来、他のターゲットを探していた所に話しかけられた事が切欠の一つだった。
その気安い喋り方は誰にでも好感を持たせ、俺以外にも裏表のない人物として親しまれている。
普段は黒いツインテールにメガネが特徴の<沢田 未央>と行動を共にしており、なかなか『ハイパー洗脳君』を使う機会が持てない人物。
しかし流石に四六時中一緒に居る訳ではないのは、ここ数日のストーカー紛いの調査で判明している。
今日も普段通りなら、きっとその時間は一人になるだろうから、ここは辛抱強く待つしかない。
何がともあれ、原作の主人公は大変そうだなと思いつつ、原作に存在しない俺は自分の教室に行くのだ。
△
そんなこんなで普通に授業を消化し、五時限目も終わって里沙が一人で行動する時間帯が近付き、俺は偶然を装って目的の場所へ移動する。
あくまで偶然で、たまたま通りかかった風を装い、里沙がやってくるのを忍者のように壁に張り付きながら待つ。
そして階段を下りる、軽い足音が聞こえてくると壁の角から片目を出して誰が来るのかを確かめる。
流石に確かめもせずに『ハイパー洗脳君』を使うのはリスクが大きいのだ。
片目で見えたのは里沙がいつも着崩し、ブレザーを巻かれたスカートの下半身だった。
これは間違いないと確信した俺は再び忍者のように気配を消したつもりになって、壁に張り付いて近付いてくる瞬間を待つ。
「ふんふふ~ん♪」
ご機嫌な様子の鼻歌は確かに里沙の声。
きっとヒロインの誰かの胸でも揉み終えたのだろうか。
俺の方へ曲がってくる瞬間を狙って『ハイパー洗脳君』を発射する。
「とりゃ!」
「きゃっ!?」
顔を庇った里沙だがララの発明品は効果を遺憾なく発揮し、悲鳴の後には悪戯を思いついた顔で口元をニヤリと引き上げた。
「やってくれるじゃない」
『ハイパー洗脳君』からは何も発射されていないように見えるので、単に驚かせただけと思われるだろう。
里沙自身も既に洗脳されたとは思っておらず、今まで話した事も無い俺に対して明らかに親しみのある表情を浮かべた。
このままでは仕返しされてしまうかもしれないが、それこそが今回の目的だ。
「この~!」
と、楽しそうに里沙が手を伸ばした先は俺の股間。
更には、がしっと陰茎を掴むと良い具合で揉み込んでくる。
「ほれほれ~、仕返しじゃ~」
「おふっ!?」
ズボン越しであっても里沙の手付きは厭らしく俺の陰茎を的確に刺激してきた。
そうすると当然陰茎は硬くなり始める。
「お、おぉ! 何か大きくなってきた!」
平常では小さく柔らかかった陰茎が、里沙の手によって大きくなりつつあるのを現在進行形で感じ取る里沙は、珍し気に声を上げた。
何を隠そう、今回里沙に掛けたのは『俺の股間は女子の胸と同じ感覚』と誤認させている。
実際に俺の股間と言うか、陰茎そのものを揉み解す里沙の顔はまさしく女子の胸を揉む悪戯心満載の顔であり、好奇心すら見え隠れしていた。
陰茎も細く女の子らしい指に刺激され、更に大きくなっていく。
「ほほう、な、なかなかの大きさですなぁ!」
流石に里沙もどこかおかしいと思ったのか言葉をどもらせるも、変に声を張り上げて俺を見上げる。
その顔は頬を真っ赤にして恥ずかしさを感じているのが丸分かりだった。
しかし手を出した以上は、引っ込める事が出来なさそうに指を動かし続ける。
だが、ここは廊下のど真ん中。
人がいつ来るかもわからない状態では快感に浸る事も出来ないので、俺はとりあえず陰茎を揉む手を掴んで近場の男子トイレへ里沙を連れ込む事にした。
「おぉ!? ど、どうしたの!? 怒った?」
突然の行動に戸惑う里沙は、俺が怒っていると勘違いしたらしい。
「怒ってないよ。だけどあそこじゃ恥ずかしいんだよ」
「はっは~ん。この籾岡さんに続きをしてほしいって事かね?」
「そういう事だよ」
「お主も淫らよのう」
冗談めかしている里沙だったが赤い顔は更に赤くなり、ジワリと戸惑いの汗を掻いていた。
そして男子トイレの個室へ入った俺は一先ずカギを閉めると、里沙を蓋の閉じた洋式便器へと座らせる。
「男子トイレに入るなんて初めてだわ」
「俺も女子を連れ込んだのは初めてだよ」
「まぁ、良いわ。では~続きを~っと」
手をワキワキとさせる里沙は再び俺の股間へ向かおうとするも、一旦止めておく。
「ちょっと待ってくれ」
「何よ。もっと揉んでほしいって言ったのはそっちでしょ?」
「そうだけど、直接やって欲しいんだよ」
「ちょっ、直接とな!?」
里沙からしてみれば生乳を揉んでほしいと言われたも同然なので、目を丸くして驚いた。
しかし何処かふざけた感じは消えず、口元は再びニヤリと笑みを浮かべる。
「あんたがそんなにえっちぃとは思わなかったよ」
「籾岡だから揉ませるんだぞ?」
「おぉ!? トイレの個室で愛の告白!? ないわ~」
里沙の反応から察するに、俺の事はしっかりと男であるとは認識しているらしい。
一先ずズボンを脱ぐに掛かる俺を、里沙は目を見開いて凝視してくる。
特に股間を。
「よいしょっと……」
「おわっ!?」
勢いよく飛び出した陰茎はパンツのゴムに引っ掛かって、解放されると一気に跳ね上がった。
里沙も僅かに大げさなリアクションで驚いて見せる。
それでも男と女がトイレの個室に入り、俺が下半身を露出してきた現状に、一度は消えた頬の赤さを復活させた。
「お、大きいわね」
ごくりと緊張で唾液を飲み込んだ里沙は、俺が何も言わずとも陰茎へ手を伸ばしてくる。
揉んで欲しいと言われ、承諾した手前、ここで引き下がる訳にはいかないのだろう。
そして今度はズボン越しではなく、直接女子らしい細く少し冷たい指が、熱くいきり立つ陰茎に絡みついた。
「おっ、く……」
「あっ、痛かった?」
「いや、大丈夫だから、もっと続けてくれ」
「ふふふ、本当にえっちぃわね~」
口元に浮かべるニヤリとした笑みは、陰茎を直接握った所為で淫靡な雰囲気を発し始める。
俺が何も言う間もなく里沙の手は上下に動き、扱き始めると同時に睾丸の方にも手が回った。
冷たい感触で位置が変わる睾丸は、精液を勢いよく製造しているような感覚を受ける。
今まで何人分もの美乳や巨乳を揉み解した手が陰茎を扱いていると思えば、興奮も大きく高まっていきそうだ。
「くっ……」
「うわ……凄っ……!」
完全に皮の剥けた亀頭は赤く腫れあがり、里沙へ潜在的な恐怖心を僅かに沸き立たせるも、興味の方が勝っているらしい。
里沙の熱視線に晒されながら扱かれる陰茎はジワリとカウパー液を滲ませる。
「何か出てきたし……」
扱く程にカウパー液が量を増やし、自分の手に付いても腕を動かし続ける里沙。
ニチャニチャと厭らしい音がトイレの個室に響く。
「うわぁ……、何か凄くえっちぃくない?」
「くあ、気持ち良い」
「……本当に気持ちよさそうな顔してるし」
快感に浸る俺の顔を見た里沙は小さく呟くも、更に色んな反応を引き出したいのか指を絡めてきた。
竿からカリの凹みまでを単純に上下に動くだけだった手が、指を亀頭に絡ませるとカウパー液を引き延ばしながら掌を使って撫でてくる。
睾丸を握っていたほうの手も竿へと移動し、扱く動きを速くさせた。
「これはどうかなぁ?」
「うぁ、上手い……!!」
「ふっふっふっ、籾岡さんの手に掛かればこんなもんよ」
自分の手扱きで腰をビクビクと震わせる俺の反応を見た里沙は、自信有り気に手の動きを自慢する。
そしていよいよ射精と言うところで、俺は一旦里沙の腕を止めた。
「ちょ、ちょっと、待ってくれ!」
「えぇ……? 何かもう少しな感じがするのに?」
いつも胸を揉んでいる所為か、里沙は絶頂の予感も敏感に感じ取る。
それでも手扱きで出してしまっては勿体ないので、今の里沙理論を利用して里沙にも楽しんでもらおうと思った。
「ふぅっ……! はぁ」
一息ついて何とか射精の予感を堰き止めた俺は、改めて里沙へ提案をする。
「籾岡、俺を気持ち良くしてくれた礼に籾岡も気持ち良くしてやるよ」
「えっ? いやいやいや、私は良いよ!」
「そう言わずに受け取れって!」
「ひゃっ!?」
そう言って俺が手を突っ込んだのは籾岡のスカートの中。
座りっぱなしで蒸れた空気は俺の手を包み込み、一気に突き進んだ先には大陰唇が爪の先に感じられた。
しかも乾いたショーツの感触ではなく、既に粘液で濡れている感触。
どうやら里沙自身も俺の陰茎を扱いた所為で、知らず知らずの内に興奮を貯め込んでいたらしい。
「ちょっ!? やだ! ぬ、濡れて……!」
里沙も自分の股間が愛液で濡れていると、今まさに気が付いた様子で慌てて俺の手を押さえようとしてくる。
しかしそんな事を許す俺ではなく、咄嗟に大陰唇の形を確かめると淫核を即座に見付けて強く摘まんだ。
「んふぁっ!?」
余りの快感に身体を丸める里沙は俺の腕を抱え込む。
腕には胸に挟まれる感覚があり、左右から柔らかく温かい快感がカウパー液に塗れる陰茎に力を与えた。
ヌルヌルになっている秘裂は指を動かせば布ごと淫核を擦り上げ、里沙に更なる快感を送る。
「ひゃぅっ!? ちょ、タンマ!」
「待たないよ」
「んぁっ!?」
どれだけ言葉で止めようとしても身体は淫核を掴まれて力が抜けてしまっており、里沙は股間で動く俺の手へ自身の手を重ねるしかできなかった。
その間にも動き続ける指は的確に淫核を捏ね回し、愛液を吐き出させていく。
「ふぁっ、ちょ、んっ!? ちょっと!」
抗議の為に上げた顔には明らかな快感が宿り、もはや俺を本気で止めようとしていない様子がありありと伺えた。
赤く染まった頬はそのままに、唇は先程よりも潤って甘い吐息を吐き出す。
目はとろんと蕩け、快感によって眼尻には涙が溜まっていた。
弄り回す淫核は既に硬くなって摘まみ易く、しかし愛液の所為で強く力を入れようとしても滑ってしまう。
「ふぁっ!?」
それでも里沙にとっては大きすぎる快感で、身体を大きく跳ねさせた。
トイレの個室にはスカートを越えて卑猥な匂いさえ充満してくる。
愛液は止まる事無く、淫核を刺激されるままに垂れ流され、既に俺の指は完全に濡れてしまっていた。
「ほほぅ、随分とえっちぃですなぁ」
「もう!」
あえて言い方を真似た俺はスカートから抜いた手を里沙の目の前へ持っていき、指を広げる。
そうすれば当然ながら糸を引いた愛液が二チャッと音を立て、指の谷間へ落ちていく。
里沙は顔を真っ赤にして視線を反らしつつも、期待するように俺を見上げた。
その視線は男を見るような、女を見るような微妙な物であり、『胸を揉み合った同士の間柄』と言う雰囲気に感じられる。
陰茎を曝け出している俺は里沙の無言の訴えを聞き入れ、里沙で言う更にえっちぃ事をする為に再びスカートの中へ手を入れた。
「ぁっ……」
今度は拒否される事も無く、潤んだ視線を俺の手を向けてから僅かに腰を浮かせる里沙。
抵抗なく脱がされたショーツには、俺の指に絡んでいた以上の愛液が染みついていた。
それを見せつけるように広げてみると、バッと里沙に奪われる。
「なんでこんなに濡れてるのよ!」
ショーツをスカートのポケットへ入れる里沙は女同士と言う感覚もあって、男の前では決して言わなさそうな事を平然と言葉に出してきた。
男の前で濡れると言う事は発情していると断言するも同然なので、恋愛に関しては経験豊富の里沙が明け透けに言うとは思えないのだ。
可愛く怒る姿に、俺は苦笑いを返してから里沙の両ひざを持つと蟹股へ脚を広げさせる。
抵抗もしない広げられた脚の付け根は辛うじてスカートが隠すも、それすら捲り上げた。
「……うわ、想像以上に恥ずかしいわね、これ」
流石に男子トイレの個室で、胸と同じ程度の認識を持つとは言え、股間を曝け出されてしまっては大きく羞恥心が刺激されるのだろう。
里沙の股間は愛液で卑猥にテカっており、蟹股に広げられた事で秘裂の中身までも見せつけてくる。
先程摘まんだ淫核は完全に包皮から顔を出し、ピンク色の外見を恥ずかしげも無く露出していた。
更には小陰唇さえ興奮で厚みを増しており、膣口がヒクヒクと開閉を繰り返して愛液を垂れ流す。
「……何か凄くいけない事をしている気分だわ」
里沙自身はあくまで胸を付け合う程度の認識しかなくとも、流石に身体が危機感を感じるらしい。
それでも俺は無言のままで興奮を押し隠し、陰茎を膣口へ向ける。
カウパー液で蛍光灯の光を鈍く反射する亀頭が徐々に開かれた里沙の脚の間を進んでも、危機感は全く募らせていないように感じられた。
それどころか何処か興味津々な様子さえ見える。
俺を男であると同時に女とも意識しており、ある意味男女の観念が里沙の中で混在してしまっていた。
だからこそ、こうやって陰茎を自分の性器に近付けられても悲鳴も出さずに見つめ続けるのだ。
更に理由を挙げるならば、最初に『ハイパー洗脳君』で陰茎を女の胸と同じ感覚で揉むと認識させている所為かもしれない。
「……こんな事するなんて初めてだわ」
「俺は結構やってるけどな」
「えっ?」
意外そうな顔で俺を見上げる里沙。
「意外にあんたもえっちぃのね……」
「まぁな」
そう言っている間にも亀頭は開かれた秘裂の中へ接触した。
鈴口に感じるのは膣口の開閉する感覚であり、性器特有の生暖かさと愛液の滑り。
「うわっ!?」
自分の股間に陰茎の感触を受けた里沙は条件反射的に脚を閉じようとするも、俺の腰の所為で完全には閉じられなかった。
逆に鈴口を咥えていた膣口が締まり、いかにも処女らしい反応を見せたと俺は内心興奮を高める。
外見やキャラクターでは遊んでいるイメージがぬぐえない里沙であっても、流石に貞操観念はしっかりしているようだった。
しかしそれも今日までで、亀頭はいよいよ狭い膣口を広げに掛かる。
「くっ……、痛ぅ……!」
もはや何で陰茎を膣口に入れられているか分かっていない里沙は、破瓜を目前とした膣口を拡張される痛みで可愛い顔を歪めた。
膣口の抵抗も激しく、亀頭の形が変えられる程に締め付けを受ける。
それでも愛液とカウパー液の滑りで亀頭の表面を流れるように、胎内へ迎え入れていった。
「あ、くぅっ……!!」
カリが膣口を拡張していくも抵抗は大きく、滑る所為で少しでも油断すれば即座に弾かれそうだった。
「入っ……たぁ~……!」
何とか亀頭を丸ごと咥え込んだ秘裂は卑猥に左右へ押し開かれ、淫核を完全に露出させる。
里沙も内腿をプルプルと震わせつつも、視線だけは股間へ注がれ続けていた。
「我ながら凄い広がってる……」
痛みを覚えても、まるで他人事のように自分の股間の状態を実況する。
陰茎に広げられた大陰唇は里沙の言う通りに限界間近まで左右へ押しやられ、綺麗な秘裂が卑猥な姿に変貌してしまっていた。
亀頭が完全に膣内へ入り込めば、愛液を漏らす程にまで興奮したヒダが波打ちながら舐め回してくる。
カリの凹みに入った膣口もギュッと締め付けを強めては、愛液で滑って回転するように扱いてきた。
そのまま俺は腰を押し入れていき、処女膜を破りに掛かる。
鈴口にはヒダとは違った平べったい感触があり、陰茎が入り込む程に奥へ伸びていく。
遂には処女膜が陰茎の侵入に耐え切れず、ぶつりと言う感触と共に敗れ去ってしまった。
「くぁっ!?」
破瓜の痛みは曲げていた膝を思わず伸ばしてしまう程に大きかったらしい。
里沙は何故か俺の顔をぽかんとした表情で見上げると、途端に苦痛で眉間に皴を刻む。
「くぅぁ……!!」
それから俺の服の袖を強く掴み、膣口も竿を強く締め付けた。
そして快感とは違う涙を眼尻に浮かべながら俺を上目使いで見上げる。
「何で、こんなに痛いの……?」
「俺は、くっ、気持ち良いけど。何度か奥まで、んっ、入れれば籾岡も気持ち良くなるよ」
「そう、なの……?」
もしかしたら自分が美少女たちの胸を揉む際に、破瓜と同様の痛みを与えていたと思い込んでしまった里沙は、申し訳なさそうに眉を垂れさせた。
しかし俺が気持ち良くなると断言した事で、多少は心配が消えたみたいだ。
その心理状態は膣内の動きにも反映されてしまっており、痛みを感じて心配していた状態では怯えたように締め付けて来ていたが、安心した今では労わるように表面を這い回ってくる。
飲み込まれていく竿にも同じ感触があり、ヒダが表面に浮く太い血管ごと舐めてきた。
「あくぅ……お腹が、広がる……!?」
狭い膣内を広げれば流石に胸とは関係ない事に気付き始める。
まずいと思った俺はおもむろに手を里沙の股間へ持っていき、丸裸になっている陰核を優しく摘まんだ。
「んふぁん……」
途端に僅かな疑問を感じていた表情が蕩けてしまい、極端に甘い声が男子トイレの個室内に響いた。
既に快感に思考が犯された里沙は、陰茎で膣内を広げられている現状を受け入れて快楽に身を任せ始める。
その間に俺は陰茎を一気に突き進め、子宮口を突き上げた。
「くはぁっ!」
鈴口には膣壁と違った硬い感触を受け、俺は陰茎が根元まで入った事で里沙の膣内を完全に占領したと快感と共に悟る。
指で捏ね繰り回す淫核はそのまま刺激を続けていけば、膣内に反応が返ってヒダが呻きながら奥へ引き込み、まるで子宮口に亀頭を減り込ませようとしているかのように蠢いた。
しかも里沙が快感の余り浅く荒い呼吸を繰り返す所為で、膣壁が回転するような動きを加えてくる。
「はっ、あっ、あぁっ、だ、駄目! そこ!!」
淫核を弄る俺の手を何とか止めようとする里沙だったが、快感を受け続けたいという本能が手に力を入れさせない。
代わりに膣内が最奥まで入った陰茎を抱きしめていた。
そして俺が腰を引いていくと、膣内の蠢きはよりいっそう激しさを増す。
「んんっ!?」
女の身体で最大の性感帯である淫核を弄られる中、膣内までも削られる刺激は大きな快感となって里沙を攻め立てる。
淫核を弄る度に里沙の腰が軽く痙攣し、膣壁も収縮を繰り返す。
抜かれていく竿に名残惜し気な雰囲気で纏わり付く膣口は、愛液を塗り返しながら秘裂の外へ姿を現した。
胎内から異物が消えていく感触と共に、里沙の背中は反らされ、胸が俺の腹から胸に掛けてずり上がる。
布越しに感じた柔らかさは俺の興奮を底上げし、半ば無意識に頭を下げるとすぐ下には里沙の惚けた顔があった。
潤んだ表情に興奮を受けた俺は、里沙の半開きになっていた唇へキスをする。
「んむっ!?」
驚いた様子が口内から伝わってくるものの、淫核を弄られたままで陰茎を抜かれていく快感に里沙の思考は鈍いまま。
自分の口内で俺の舌が舌を絡めとっても碌な反応は見せず、心成しか甘い里沙の唾液が思う存分味わえた。
陰茎ではカリが膣口を裏から押す感覚があり、抜ける所まで抜けたと、快感に脳を焦がしながら判断した俺は再度腰を押し込んでいく。
「んむぁ!!」
膣内を押される力が里沙の口へ抜け、俺の口内へ直接入ってくる。
驚きの声があると同時に膣壁が締まり、再びの侵入を拒もうとしてきた。
しかし愛液の滑りはそんな事を許さず、実にスムーズに陰茎は飲み込まれていく。
「ふあぁ……!!」
淫核を弄られる快感と合わさって更に背中を反らせて俺の唇から顔を放し、放心した様子で視線を遠くへ送る里沙。
甘い声を放つ口は大きく開かれており、俺の口と唾液の糸で繋がっては切れた。
上の口では繋がりが消えても陰茎を押し込んでいく程にヒダを絡ませてくる膣内は、快感で蠢いて亀頭を歓迎してくるかのようだ。
竿に張り付いていた膣口は再びの挿入で秘裂の中へ戻されると、締め付けを強めて快感を送ってきた。
一度目と違って処女膜が無い分挿入は容易く、あっという間に鈴口は子宮口を突き上げる。
「んはぁっ!?」
ゆっくり腰を動かしていたのでそんなに衝撃はない筈であっても、胎の奥から押される感覚は里沙に甘い吐息を吐き出させた。
そして今度は動きを止めないまま腰を引いていき、本格的に里沙を犯し始める俺。
「んっ!? あっ! ぁはっ!?」
愛液が膣内で掻き回される音が聞こえると同時に里沙の喘ぎ声も個室の中で響く。
カウパー液を含んだ愛液は熱く、膣内はもっと熱かった。
おまけに淫核を弄っている所為で里沙の快感は急激に上り詰め、既に小さく潮を吹くまでになっている。
膣内でもカリがヒダを削る程に痙攣が強弱を繰り返し、刺激にメリハリを付けてきた。
カウパー液を吐き出す鈴口は子宮口に確実な凌辱の跡を残しつつ、膣壁に撫でられながら膣口へ引いていく。
完全に腰を引けば、その逆にヒダを掻き分けつつ何度目かの子宮口を目指して陰茎は処女だった狭い膣内を拡張していった。
「あっ! あひっ!? 奥、がっ!! あぁっ!!?」
断続的に突き上げられる里沙は天井の向こうへ視線を送り、開かれた口の端から唾液を垂らす。
快感で潤む目では、一筋の綺麗な涙が流れた。
股間からの反動で前後に動く里沙の胸は、制服の上からでもたぷんたぷんと揺れて柔らかさを誇示し、俺を視界から興奮させる。
手扱きの段階で既に限界が近くだった俺は、速度を上げて里沙を突き上げた。
「んっ!? ちょっ! んはっ!? 強っ!?」
快感で涙を流しながら抗議をしてきても、俺の腰はもはや止まる事は無い。
カリで削るヒダも激しく犯される所為で、絶頂へ向かう痙攣を繰り返す。
淫核がスイッチとなった里沙の身体が制服の上から乳首を浮かせ、ガクガクと腰を震わせていた。
里沙の絶頂が近いと判断した俺は指に力を込め、ギュッと抓る。
「んひっ!?」
一瞬引き攣った笑い顔を浮かべた里沙が、大きく潮を吹きながら絶頂へ達した。
「んあぁーー!!」
それでも俺は激しく痙攣する膣内を犯し続け、絶頂で蠢くヒダで陰茎を扱く。
我慢の限界に近付いてきた俺も射精の為、一気に里沙の股間を突きあげた。
そして力を抜き、尿道の根元でたぎっていた精液を解き放つ。
「あひぁっ!?」
絶頂途中で熱い精液を感じた里沙は更なる刺激に大きく快感を押し上げられ、腰どころか身体全体をガクガクと震わせる。
セミロングの髪が激しく揺れれば、愛液の濃い匂いに交じって少し汗ばんだ里沙の髪の匂いを感じられた。
精液を吐き出す陰茎は揺れる里沙の巨乳と、鼻から感じる匂いで射精の勢いを高め、濃く塊となった物を子宮口へ貼り付けていく
。
ヒダも陰茎の動きに合わせるかのようにして奥へ引き上げられ、愛液を吐き出す代わりに精液を受け入れていった。
「あ……あぁ……」
茫然と天井を見上げる里沙の口からは唾液が垂れたままであり、快感による涙は頬に更なる筋を作る。
淫核からようやく指を放した俺の手は潮と愛液で濡れ、卑猥な匂いと粘りが付いていた。
興奮を呼び覚ます匂いに誘われた最後の精液が、締め付ける膣壁に尿道を扱かれて子宮口へ流れつく。
睾丸に溜まっていた精液をすべて出し切った俺は満足気に溜息を付き、腰を放して陰茎を抜いていった。
「ふぅ……」
「んぁ……!」
鈴口から精液と愛液の名残を残しながら、力の抜けた陰茎はぬるりと抜ける。
絶頂直後の膣内を刺激された里沙は惚けた顔で甘い声を上げ、天井を向いていた頭がゆっくり降りてきた。
「……こんなに凄かったなんて」
俺の股間を『女子の胸と同じ感覚』と誤認させたお陰で、精々俺が胸を使って好き勝手してきた程度にしか感じていない筈だ。
しかし里沙は俺を男としても認識しているので『胸を使って好き勝手してきた』感覚と『犯された』感覚が混在している様子を僅かに見せる。
その証拠に里沙は脚を肩幅に開いたまま、股間から流れる精液でトイレの便座の蓋を汚しているのを、視線を降ろしてしっかりと認識しているのだ、
「……凄い出したのね」
精液に関しても母乳と同じ感覚なのか、全く拒否感を見せていない。
最近原作主人公に関して母乳だの、女体化だのの騒ぎが頻発している所為で、膣内に出されても慌てた雰囲気は感じられなかった。
それでも犯されたと少しは認識しているので、ニヤリとした悪戯心を見せる顔を俺に向けてくる。
「……出来ちゃったらどうするの?」
普通ならば慌てる質問だったが、この学校には問題を解決するのが得意な教員が保健室に居た。
なので、全く心配する必要はないのが現状だ。
「その時は御門先生に頼めば良いだろ?」
「それもそうね」
あっさり俺の言葉を飲み込んでしまった里沙は、備え付けのトイレットペーパーを大量につかみ取り、中腰になるとスカートの中へ手を突っ込んで精液と愛液に塗れた股間を拭いていく。
「ぁん……」
その最中でも俺に流し目を使い、色っぽい雰囲気を醸し出す悪戯は欠かさない。
賢者タイムである俺には効かないが……。
それにしても美少女がスカートの中に手を入れて精液を拭き取るのは興奮を誘う行為だ。
「おっと、危ない危ない……」
「うふふ」
俺の葛藤を察した里沙が楽しそうに笑う。
何とか自制心を発揮して思い留まると、俺も里沙に倣って股間を拭いていった。
先程の喘ぎ声が響いていた時とは違って無言のトイレの個室には、トイレットペーパーで股間を拭くカサカサとした音が二人分聞こえている。
使用済みの物は蓋を開けたトイレの中へ流し、一先ず俺と里沙は見た目だけは綺麗になった。
残るのは個室の中の淫靡な空気と俺の腰の心地良い疲労に、里沙の胎内に残された精液だけ。
元々あまり使われないトイレなのでバレはしないだろうが、念の為に空気の入れ替えをしておこうと思い、扉を開けた。
「ちょっと! 私が居るんだから誰も居ないか確認してよ」
「お、おぉ。悪い」
確かに彼女にしたい女子生徒ナンバー2が男子トイレに居たら大騒ぎになるだろう。
里沙は女子の自分が男子トイレの中に居る事が恥ずかしいと思っているらしいが、事態は意外に大変なのである。
「……誰も居ないな」
「なら、早く出ましょう?」
「分ったよ」
俺が先頭に立ち、個室から出ると次は廊下に人が居ないかを確認してから里沙を廊下へ導いた。
「ふぅ、初めての経験だったから緊張したわ」
「そうか? その割には楽しそうだったけどな」
「そう見える? 実は普段見れない場所に入れて興味深かったわ」
「で、感想は?」
「そうね。女子トイレと変わりないわね」
「そりゃそうだ」
と、二人で笑うと時間を知らせるチャイムが鳴る。
どうやら思っていた以上に時間を取ってしまっていたようだ。
「あっ! 早く教室に戻らないと!」
「そうだな」
「走れ走れ~」
「ちょっと、腰が……」
「何を年寄り臭い事言ってるのよ。先に行ってるわよ~」
スカートを翻し、ショーツを履き忘れた生の尻を震わせつつ、さっさと自分の教室へ戻っていく里沙。
俺はそんな後姿を眺めながら駆け足から徒歩へと戻り、どうせ間に合わないとゆっくり自分の教室へ戻っていったのだった。
△
そして時間は飛んで三ヶ月後。
「あっ、お~い」
俺を呼んでいるらしき声に振り返ると、里沙が大きく手を振って走り寄ってくる。
その表情は嬉しそうに、楽しそうに、しかしいつも通りの悪戯っぽい顔をしていた。
走ってきた勢いのまま俺の腕を胸の谷間に掴み取る里沙は耳元へ顔を近付けてきて、衝撃の事実を告白してくる。
「やっぱり出来ちゃった」
「えっ!?」
「御門先生に相談してくるわね~」
そう言って里沙は俺の腕を解放すると、実に普通っぽく保健室に向かった。
余りの事実に茫然と立ち尽くすしかなかった俺を置いたまま……。
終わり
東方プロジェクト:射命丸文:二つ孔輪姦
妖怪の山に本拠地を置く天狗達の宴は既に終わりに近付き、普段は厳格な者達はだらしない姿を晒している。
もう帰った者も居れば、酒の飲み過ぎで大イビキを掻きながら大の字で眠る者まで様々だ。
中には未だに酒と料理を楽しむウワバミも居るが、一番早く帰りたいと思っているのは<射命丸 文>だろう。
「ほれ、さっさと注がんか!」
「は、はい!」
「こっちも注げ!」
「っ!? 分かりました!」
現在、射命丸は部下である椛の失態を償う為に、自身のプライドを犠牲にして上司である大天狗達に酌をしている最中である。
しかし普通の酌と違うのは射命丸が二人の大天狗の間で、それこそ肩が触れ合う程に近い距離で注いでいる事だろう。
一方は巨大な身体に巨大な腕、背中の羽が無ければ鬼と見間違わんとする風貌で、もう一方を挟む天狗は射命丸よりも小柄だが、立場だけは少々射命丸よりも上だった。
そんな天狗二人の腕は射命丸に左右から回され、そのメリハリのある身体を撫で回している。
黒を基調とした白い服に、真っ赤な帯で腰側にリボンでアクセントを付けられている腰は驚く程に細い。
そして着物の襟からは、隠し切れない巨乳の谷間が見え隠れしていた。
二人の大天狗も視線は射命丸の巨乳へ向かい、何を持って償いとさせるかは一目瞭然。
部下思いの射命丸も大天狗達に身体を撫で回される感触に鳥肌を立たせながら、必死に椛の失態を償おうとしている。
普通なら身体を触られることなど絶対に許さなくとも、上下関係の厳しい天狗の社会では一度失態を犯すと償いをするまで拒否もままならない。
それを良い事に巨大な大天狗は射命丸の細く引き締まった腰を撫でつつ、尻を揉み解し、または太腿へ手を這わす。
小柄な方も脇腹から胸の付け根に手を動かし、挙句は華奢な首筋から柔らかな頬にまで欲望の手を伸ばした。
「うっ!?」
「どうした? 射命丸~」
「部下の失態は見逃さなくとも良いのか~?」
「くっ、いえ、何でもありません」
サラサラの太腿は大天狗の脂っぽく太い手で撫で回され、まるで自分の手あかを擦り付けるように触られる。
膝から太腿の中ほどまで行くと股間に触れる寸前まで行き、今度は尻側へ手を這わせた。
当然、射命丸も何度目か分からない程に鳥肌を立たせ、拒否したい一心であっても、部下思いの所がある所為で逃げるに逃げられないのが現状。
小柄な天狗は頬から手を戻して巨乳を脇から揉み解し始めた。
「っ!?」
身体を強張らせる射命丸を面白がるように、左右に座っている天狗達は立場を利用して美少女を嬲っていく。
胸に到達した手は胸と胴体の境界に指を這わせ、その刺激が射命丸の嫌悪感を湧き出させた。
鳥肌が立てば乳首も経つ事となってしまい、山伏のような厚い生地の上からであってもうっすらと乳首のぽっちが見え始める。
「射命丸よ。我らはお主に贖罪をさせているのだぞ?」
「は、はい! 有難う御座います!」
「それなのに何だ……この乳首はーー!!」
「あうぅっ!!?」
突然の怒号と共に摘ままれた乳首は、痛みと淡い快感を射命丸へ送った。
しかし未だ嫌悪感の方が強く、快感は一瞬で消え去り、すぐに跳ね除けたいが椛を救いたい一心で耐える。
それこそどれだけ羞恥心と身体を好き勝手にされる怒りが渦巻いていても、立場が上の大天狗達には抵抗できないのだ。
その心境を察している大天狗二人は調子に乗って射命丸の身体を撫で回していた。
そして乳首を摘まんで捏ね回していた小柄な大天狗が、射命丸の着物の襟から覗く胸の谷間に目を付け、無遠慮にするりと手を入れる。
「ふん! ここだけは立派に育ちおってからに……!」
「くぅ……!!」
着物の中で巨乳と言えそうな胸を揉まれるがままにしている射命丸は、心底詳しそうな表情を浮かべた。
顔には嫌悪感が漏れ出し、対照的に大天狗達は楽しそうで厭らしい笑みを浮かべている。
襟元から入った天狗らしい太い指は無遠慮に射命丸の胸を揉み解し、先程服の上から摘まんだ乳首を捏ね繰り回す。
「ぅっ!?」
「ん~、どうした~?」
「いえ、何でもありません」
嫌悪感が最初に来ていても流石に性感帯である乳首を刺激されてしまえば、身体が勝手に反応を返し始める。
それは胸を弄っている小柄な天狗も理解しており、自分の指の動きで徐々に硬さを増していく乳首を面白そうに指の腹で弄ぶ。
太腿を触っている大柄な大天狗も合わせるように手を射命丸の股間へ持っていき、ショーツの上から淫核を撫で回した。
「っ!?」
性感帯を二か所も刺激された射命丸は身体を大きく跳ねさせ、内心嫌悪感で脂汗を書いているものの表面上は平静を取り繕うとしている。
しかし溢れ出る不快感は排除できず、不機嫌な空気が醸し出されるも、結局は大天狗達を喜ばせる結果になってしまっていた。
「おぉ、射命丸の身体の所為で気分が高まって来たわ!」
「す、すみません!」
「ほんに卑猥な身体よな!」
「も、申し訳――っ!?」
と、射命丸が言葉を止めたのは左右に居る大天狗達が、袴を捲って自身の陰茎を取り出したからだ。
大柄な天狗の方は射命丸の二の腕ほどもあろうかと言うぐらいに太く大きな陰茎に、小柄な大天狗の方は掌サイズ。
しかし左右に共通するのが興奮を高めて凶悪に反り立っている事。
そして大天狗達はそれぞれが射命丸の手を取ると、自身の陰茎へ導いていった。
「お主の所為で儂等の愚息がいきり立っておるわ!」
「さよう。お主自身の手で沈めてみせい!」
「くっ……! 分かり、ました」
その言葉と共に、射命丸はその綺麗で細い指を左右の大天狗の陰茎へ絡みつかせる。
「おぉ!」
「何と心地良い!」
猛る陰茎とは打って変わって射命丸の手は女の子らしく少し冷たく、その変わった刺激が大天狗達を喜ばせた。
嫌々ながらも椛を救う為に、上司としての責任感で大きさの違う左右の陰茎を扱く。
太く長い方でも掌サイズであっても硬さは変わらず、太い血管が脈打つ独特な感触に鳥肌が立つ射命丸。
乳首を弄っている方の小柄な大天狗にも反応はしっかりと伝わっており、より楽しそうな顔を浮かべさせる原因となった。
大柄な大天狗に弄られる淫核では生理的な反射で包皮から顔を出し始め、快感が徐々に射命丸を襲い始める。
「んっ!?」
次第に大柄な大天狗が擦る秘裂には、射命丸の意思に関わらず愛液が滲み始めた。
滑りで動きやすくなり、二枚の布が重ねられている上からでも秘裂の形が感じられる。
少し太く大きな指を食い込ませれば容易に大陰唇は開き、布越しに小陰唇が絡みついた。
「仕置き中だと言うのに濡らすとは、なんと卑猥な事よの」
「も、申し訳ありません」
射命丸が両手で扱く陰茎は快感で震え、カウパー液でニチャニチャと音が聞こえてくる。
しかも太さも増しているのか、射命丸の細い指が若干広げられて不快な弾力を送ってきた。
滑りが増した所為で動かしやすくもなり、大天狗達に送る快感も大きくなっていく。
「おぉ!」
「なかなか、よい手付きだぞ!」
「くっ……、ありがとうございます」
椛の件がある為、日頃の生意気な態度が成りを潜めていることが楽しくて仕方がない大天狗達。
そして調子に乗る大天狗達は更なる要求を射命丸に命令する。
「さて、射命丸よ」
「は、はい!?」
「儂の上に跨るがよい」
「っ!?」
身体を触られた時から覚悟はしていたが、いよいよもって犯されるのかと身体が強張る射命丸。
しかし拒否する事は出来ず、のろのろと巨大な陰茎を持つ大柄な大天狗の方へ身体を移動させた。
「失礼、します……」
「うむ」
黒い袴と白い前垂れを捲れば愛液に濡れたショーツが姿を現し、嫌々ながらクロッチの部分を自分で捲る。
出てきたのは陰毛の生えていない綺麗な下腹部と、大天狗によって剥かれた淫核が愛液で卑猥な光沢を纏っていた。
直立する陰茎に秘裂を接触させる射命丸は、見た目以上の拡張感で呻き声を上げる。
「んぎぅ……!」
「ほれ、どうしたのだ? 未だ先の方しか咥え込んでおらぬではないか」
「んぐっ、分かっております。くっ」
巨大な亀頭は処女の膣口を遠慮なくメリメリと広げ、射命丸に痛みと圧倒的な違和感を股間へ送った。
それでも何気に部下思いである射命丸は、椛の為に自分で腰を下ろしていく。
「ぐっ……!!」
「おぉ! なかなかの締め付けであるな」
「有難う、御座います……!」
既にカウパー液で滑っていた巨大な亀頭は徐々にだが、射命丸の愛液の滑りと合わさって処女の膣口を広げていった。
鈴口が通り過ぎるとカリに沿って膣口が限界近くまで拡張されるも、妖怪特有の身体の頑丈さが巨大な陰茎を受け入れる。
そしてカリが膣口を抜けて亀頭だけが膣内に入り、鈴口が処女膜をブツリと破った。
幾ら淫核を剥かれて愛液を漏らしていても、破瓜の痛みは射命丸の膣壁を強く締め付けさせる。
「あぐぅ……!」
「おぉ! 締まる締まる!」
胸を触っていた小柄な大天狗は蚊帳の外になっていたものの、自分の存在を擦れさせない為にワザとらしく言葉を掛ける。
「射命丸よ。そんなに苦しいのなら儂が楽にしてやろうぞ」
そう言うと小柄な大天狗は射命丸の顔を掴むと自分の方へ向け、可憐で女の子らしい唇を奪った。
キスだけに留まらず、射命丸の顎を開かせると舌をぬるりと侵入させ、歯の一本一本を舐め取った後に無理やり舌同士を絡めさせる。
「んぐっ!?」
「んむふふっ」
自分の口内で好き勝手に動き回る舌は射命丸の嫌悪感を最高潮にし、酒臭い吐息が吐き気すら催すも何とか我慢し、侵入してきた舌に対しても機嫌を取るように自分から舌を絡めた。
しかし股間の拡張感はそんな事で誤魔化しきれる筈も無く、相変わらず圧倒的な拡張感と共に膣口は竿まで飲み込んでいく。
もしも全裸であれば、白い下腹部に大きな陰茎の影が浮かび上がっているのが見えただろう。
キスだけでは興奮を抑えきれないと感じた小柄な大天狗は唇を放して射命丸の後ろへ回ると、サッと袴を捲り上げて綺麗で小振りな尻を曝け出した。
「んなっ!?」
「おぉ! 立派なナニが小生意気な射命丸の下の口に咥え込まれていきますぞ!」
「そうであろう」
実際に射命丸の秘裂は限界まで左右に広げられ、膣口は拡張されているが、それでも尚大柄な大天狗の陰茎は太く大きい。
じわじわと沈み行く腰は確実に許容範囲以上の陰茎を飲み込んでいく。
「それでは儂も少しお手伝いを致しましょうぞ!」
「ちょっ!?」
後ろに回った大天狗が尻を鷲掴みにして左右へ広げ、自身の肛門を晒した事で何をされるか察した射命丸。
流石に二本はキツイと思うも大事な部下である椛の事だと考え、ぐっと歯を食いしばって大天狗を止めようとした言葉を飲み込んだ。
「くっ……」
「ほら、行くぞ!」
「んぎぅっ!?」
幾ら小さいと言ってもそれなりの太さがある陰茎が、本来の方向とは逆に入り込んでくる感触に射命丸は悲鳴を漏らす。
膣内を犯している大天狗は肛門を反射的に締め付ける所為で、締め付けの強くなる膣壁の感触を楽しんでいた。
更には普段生意気だった射命丸の悔しそうな顔を見るだけで今にも精液を吐き出したい欲求に駆られる。
「ほれ、少しは力を抜かんか!」
「も、申し訳、ぐぅ……!」
肛門を犯そうとしている大天狗は全力で生理的な反射を見せる肛門に対して、楽しそうに力を抜くように命令を下す。
射命丸も自分の身を守る為になるべく力を抜こうとするものの、それを邪魔するのが膣内を犯している大天狗だった。
「おいおい、力を抜いたら儂の方も緩くなるではないか」
「そうじゃ! 前だけを締め付けて、後ろだけ力を抜くがよいわ!」
「そ、そんな無茶な!」
「出来ぬと裂けるぞ?」
「くっ……!!」
前後から嘲笑いを受ける射命丸は、何とか要求にこたえようと下半身の力をコントロールする。
腹筋に力を入れて膣壁を締め付けると同時に、意図的に肛門から力を抜いて侵入しようとする異物を受け入れようと試みた。
「おっ! やればできるではないか!」
「そうじゃのう!」
「ふぅっ……!」
そして肛門に感じるのは短くも反り立つ陰茎の感触。
陰茎の根元を持った小柄な大天狗は、肛門の皴を一本一本確かめるように態々動かし、後ろから見える射命丸の反応を笑う。
「ほれ、入れるぞ」
「んぎっ!?」
どれだけ肛門の力を抜こうとも、生理的な拒否感で陰茎の侵入を拒もうとし、大天狗にとってはその抵抗すら心地よかった。
じわじわと、膣口を犯された時のように亀頭が括約筋へ減り込んでいき、徐々に拡張されていく。
鈴口が腸内へ入り込むと肛門の締め付けが嘘のように消え、柔らかな腸の壁が迎え入れる。
本来なら出る所に入れられていくと言う違和感で、下半身へ反射的に力を込めてしまう射命丸。
「おぉ! 先程よりも締まるぞ!」
「尻の方も心地良い!」
「あくぁ……!!」
既に亀頭を半分まで咥え込んだ肛門の抵抗は、小柄な大天狗にとって快感を送ってくる反応に成り下がり、反射的に侵入を拒もうとしても腰の力には敵わず、陰茎の侵入を許してしまった。
亀頭の形に添って広げられる括約筋は射命丸の意志をもってなるべく力を抜きつつ、巨大な陰茎を、未だ半分以上残して咥え込んでいる膣内を締め付ける。
肛門を犯す陰茎はカリを挿入しきると、陰茎自体が短い所為で射命丸の尻に阻まれて竿の部分は入れられなかったが、小柄な大天狗は悲観することなく、犯した満足感で歓喜の言葉を出す。
「おぉ! やっと入ったぞ!」
「ぐぅ……!!」
反対に苦しそうな声を漏らした射命丸は無意識に膣内を締め付け、それもまた大柄な大天狗を喜ばせた。
それでも未だに半分以上入っていない膣内を犯す陰茎は満足しておらず、更に深く陰茎を挿入しようと射命丸の腰を掴んだ。
「さて、射命丸よ」
「は……はい」
「儂の方はまだ根元まで入れておらぬぞ?」
「えっ!? そんな――あぐぅ!!?」
慌てる射命丸に構わず、掴んだ腰を一気に引き下ろしていく大天狗。
既に許容量の限界だった膣口が更に広げられれば、柔らかく柔軟に動く竿の血管さえも負担になってくる。
巨大な亀頭は発達したヒダを押し退けると力尽くに処女で狭かった膣内を、肛門と同様に拡張していく。
竿に膣口どころか大陰唇、挙句に顔を出した淫核すら一度の挿入だけで巻き込まれた。
射命丸が感じる圧迫感も尋常ではないが、目を閉じ、歯を食いしばって耐える他無い。
「ぐぅ……」
しかし目を閉じた所為で膣内を突き進む陰茎と、肛門を拡張する陰茎の存在をハッキリと自覚する事となってしまう。
肛門を犯す方は微妙に前後に動いて括約筋を刺激し、膣内では自身のヒダが乱暴に掻き分けられる感覚さえ感じ取った。
そして腰を掴んで引き落としていた大天狗の陰茎が子宮口にまで到達する。
「おぉ! 射命丸の胎の中は浅いの!」
「くはっ……す、すみません」
「しかし儂のマラはまだ根元まで入っておらんでの」
「なっ!?」
子宮口にまで接触していた陰茎は大天狗の言葉と共に、残りの部分が入り込むまで一気に引き落とされた。
「こはっ!?」
子宮すら大きく歪ませられた射命丸は頭を振り上げて天井へ視線を向け、その向こうを見やる。
思考は完全に飛んでしまい、口は唖然と広げられたままになってしまった。
そんな状況になっても大天狗達にとっては些細な出来事であり、半ば気を失ったのなら好都合と、掴んでいた腰を再び勢い良く引き上げる。
殆ど子宮を引きずり出されるような衝撃を受けた射命丸は思考と一気に取り戻し、苦悶の声を大きく上げた。
「あぐぅ!?」
「起きたか? 射命丸よ」
「は、くぅ……はい……」
膣内を出ていった巨大な陰茎のお陰で胎の中は幾分楽になったものの、未だに膣口を塞いでいる亀頭の所為で圧迫感は消えていない。
朦朧とした視線で自分を抱える大天狗を見る射命丸。
肛門でもピクピクと括約筋が小さく痙攣を繰り返し、後ろに居る小柄な大天狗を喜ばせた。
「抜かれますと尻の方も反応しますのう」
「そうかそうか! ならばそろそろ本格的に動かそうかの!」
「なっ! ちょっ――んぐぅ!!」
そして再び巨大な陰茎を押し込まれる射命丸は、自分の子宮が圧し潰される感覚を確かに受け取る。
膣内を犯す大天狗の腕は射命丸の腰よりも太く、肛門を犯す大天狗が張り付いた状態であっても難なく射命丸を上下に動かす。
「んぐっ!? あがっ!!」
「心地良いぞ? 射命丸よ!」
「あくぅ! ありが、あぐっ! とうございます! くはっ!?」
激しく上下に動かされる所為で射命丸の巨乳と言える胸は、同じく上下に揺れ、胸の谷間を見せていた襟元からは徐々に巨乳が食み出してきた。
それがまた膣内を犯す大天狗を喜ばせる。
「胎は狭くとも乳は立派に育ちよってからに……!」
それを聞いた肛門を犯す大天狗は射命丸の前へ腕を回すと、着物の襟を引っ張って胸を放り出した。
途端に激しい出し入れで揺さぶられる巨乳は上下に激しく揺れ始める。
「ほほう! 随分と立派ですな」
「そうであろう」
射命丸の肩越しに見る巨乳は白く透明感があり、犯される刺激で体温が上がったのか、若干赤みも見せていた。
乳首はピンク色で白い肌に映え、後ろに居る大天狗は思わず摘まんでしまう。
「あぅっ!?」
「そんなに苦しいのなら、少しは楽にしてやろう」
「くぁん!?」
実際乳首を弄られると淡い快感が伴うも、膣内を犯す巨大な陰茎の方が衝撃は大きかった。
しかし身体を守ろうとする本能は妖怪と言えども一緒であり、乳首を弄られた事が切欠で愛液が溢れ始める。
僅かな愛液と大量のカウパー液でやっと犯せていた膣内に新たな滑りが加わったお陰で、射命丸を上下に動かす大天狗は実に楽そうに腕を動かす。
「乳首を弄られて濡らすなど、なんと淫売であるか射命丸!」
「も、くはっ、申し訳、ありません……!!」
乳首を後ろの大天狗に固定されても胸本体の揺れは収まらず、たぷたぷと厭らしく波打った。
しかも性感帯を抓られた所為で膣内の違和感からも快感を受け取るようになり、愛液も更に量を増やす。
ヒダを掻き回される程にグチョグチョと卑猥な音が響き始め、許容範囲以上だった巨大な陰茎も限界を超えて辛うじて全てを飲みこむ事が出来てしまった。
「あぐっ!? ひぎっ!!」
それに伴って大柄な大天狗が感じる快感は大きくなり、今にも精液を出さんと陰茎を震わせる。
根元まで巨大な陰茎を咥え込んだ射命丸の膣口は、激しい出し入れで愛液が股間を濡らした。
「おぉ! そろそろ出そうだぞ!」
「なっ!?」
「なんじゃ、文句でもあるのか?」
快感と普段生意気な射命丸を弄る快楽で顔を染める膣内を犯す大天狗は小首を傾げて、答えの分かり切った問いかけをする。
それを察しても拒む選択肢が無い射命丸は顔を俯かせ、大天狗が想定している答えを返すしかなかった。
「いえ、くっ、存分に……ぅぐっ! お出しください……!」
「そうか! ならば、奥まで入れんとな!」
同時に肛門を犯しながら乳首を弄る大天狗も絶頂へ近付き、腸内にカウパー液を巻き散らし始める。
本人は殆ど動いてなくとも膣内を犯す大天狗が射命丸を大胆に動かす所為で、反動で勝手に腰が動くので、自然とカリが括約筋で扱かれていたのだ。
「儂もそろそろ出そうじゃわい」
「ならば、同時いこうかの!」
「了解した!」
「くぅ……!!」
そして射命丸の身体は一旦大きく持ち上げられると、勢いよく大柄な大天狗の股間目掛けて振り下ろされた。
「がはっ!?」
「出すぞ!!」
「儂もじゃ!!」
子宮口どころか子宮そのものを圧し潰された状態で出される精液は、先程まで処女であり、今では完全に拡張された膣内に吐き出されていく。
肛門でも同じように精液は吐き出され、腸と胎の中に熱い体液がたまっていく感覚に悶える射命丸。
「んぐぅっ!!?」
本能的に何とか逃れようと動いてしまうも、大柄な大天狗の太い腕によって身体を固定されていては抵抗も虚しいだけだった。
しかも身体を蠢かせる所為で肛門に精液を吐き出す大天狗に掴まれている巨乳も更に良く揺れてしまい、結局行動の全てが大天狗達を喜ばせる。
膣内で痙攣を繰り返す陰茎も、肛門に食い込んでいる亀頭も精液の量は大量であり、白目を剥いて泡を吹く射命丸が意識を飛ばしそうになる頃には、白い腹が帯を圧迫する程膨らんでしまっていた。
許容量限界まで広げられた膣内では精液の逃げ場所が子宮の中にしかなく、まるで妊娠したかのような腹の形になっている。
「ふぅ……なかなか良かったぞ」
「儂もじゃ」
「けほっ……有難う、ございます……」
やっと終わったと安堵した射命丸だが、大天狗達の顔はにやけたままで変わらない。
何かと問おうとすれば、それよりも早く膣内に精液を出し切っても未だに硬く猛る陰茎を収めている大天狗が答えをもたらした。
「これから儂の部屋で続きをやろうぞ!」
「おぉ! それは良い案ですな!」
「なっ!」
「そうであろう!」
「そうじゃ! そうじゃ!」
『ははははははは――』
そうして二人分の嘲り笑いが響く中、射命丸は大柄な大天狗に抱えられて部屋へ連れ込まれる。
宴会をしていた大部屋を出て廊下を歩く度に、精液で満たされた子宮を押し上げられ、射命丸は腹を奥から押し上げられて呻き声を漏らした。
小柄な大天狗は相も変わらず射命丸の背中に張り付き、肛門を犯している所為で股間全てが犯されている現状を再認識させられる。
それから射命丸は大天狗の部屋で再び膣内を犯されると、今度は流石に精液は逆流してきた。
その事でも射命丸が叱られ、ここでもやはり平に謝る行動しかとれない。
肛門を犯している大天狗は胸だけではなく、顔にまで凌辱の手を伸ばし口の中を指で掻き回す。
可憐だった顔は卑猥に歪められ、舌は骨ばった指に引き出された。
しかも精液は持続的に腸内へ吐き出され続け、腹が妊婦のように膨らんでいく。
帯の締め付けで苦しそうな姿を見て嗤う小柄な大天狗は、転がっていた酒を手に取ると意識が朦朧としている射命丸に話しかけた。
「ほれ、そんなに苦しいのなら酒を飲んで忘れろ!」
「んぁ……」
そして大天狗は酒を口に含むと、射命丸に口づけを行い、酒を無理やり流し込んだ。
「じゅるる――」
「んぐっ!? ごくっ、ごく……」
その酒は酒豪の天狗すら酔わす逸品であり、酒に強くも弱くも無い射命丸は一気に酔いを回す。
苦しそうに強張っていた身体からは完全に力が抜けてしまい、畳の上に放り出された。
ここまで来ると肛門を犯している大天狗も離れざるを得なくなり、しばらくは大柄な大天狗によって正常位で犯される羽目になる。
その身体に似合う性欲はまさに底なしであり、精液が逆流する中でも激しい突き上げを繰り返す。
四肢をガクガクと揺らしながら、上下に揺さぶられる射命丸の膣口はもはや締め付けを維持出来ない。
股間の前後の孔から精液を駄々漏れにさせる射命丸は部下である椛の失態を償う為に、一晩中犯されるのだった。
終わり
アイドルマスター:萩原雪歩:常識改変
「……長かった」
実に長い道のりだった。
俺が765プロダクションに入って数ヶ月、自分の欲望を隠してひたすら働くこと数ヶ月!
プロダクションに入った理由であるアイドル候補生と偶然、やっと二人きりになれたのだ。
「本当に長かったです……」
そう言って、俺とは違う意味で同意を表し、肩をぐったりさせているのは<萩原 雪歩>
栗色のストレートの髪で、ボブカットが魅力的な少女。
優しそうな顔は保護欲を掻き立て、ファンになってしまえば支えたいと思ってしまうような雰囲気さえあった。
そんな少女は、今は仕事中では無い為に衣装ではなく、半袖の白い服に、薄い水色の水玉がある青いスカートの私服を着ている。
夏のこの時期には、実に涼しそうな服装だ。
現在の雪歩はアイドル候補生らしい仕事、サイン色紙100枚を書き終えて疲労困憊の様子でソファに座り、サインを書き続けた右手をフラフラと振りながら疲れを隠さない。
「右手が疲れた……」
アイドルを目指す彼女は極度の男性恐怖症で、最初は準マネージャーになった俺でさえも大股で3歩引いた距離でしか会話をしてくれなかった。
しかし数ヶ月と言う時間は意外に長く、テーブルを挟んだ距離で会話をしてくれる程度には慣れてくれたみたいだ。
俺が長かったと言ったのはサインを書くのに付き合った事もあるが、先にも言った通り雪歩と二人きりになる機会がやっとの事で訪れた事だ。
元々、765プロダクションには雪歩目当てで入社した事もあって、今日と言う偶然をずっと狙っていた。
そして俺は少しの休憩を挟んだ後、欠点を治す為の相談に乗る風を装って、ポケットの中のネックレスを握りしめながら話しかける。
「そう言えば、男性恐怖症は、ちょっとは良くなった?」
「えっ、いえ、それはまだ……」
突然話しかけられて身体を緊張させた雰囲気を発する雪歩は、俺から視線を背けながら答えた。
幾らテーブル越しでは普通に話してくれるとは言え、やはり未だに恐怖を覚える男の範囲から出ていないみたいだ。
しかし、これからのやる事への期待で既に硬く張りつつある陰茎を隠し、ポケットの中から取り出したネックレスを雪歩へ見せる。
「それならこれを付けてみればどうかな?」
「それは?」
「これは普通のネックレスだよ」
「はぁ……?」
したり顔で取り出した物がただのネックレスと断言され、何故付けてみろと言われたのか分からないと表情に出す雪歩。
実はこのネックレス、一見普通に十字架をあしらった地味目な物に見えるが、掛けた人物の常識を意のままに操る事が出来るらしいのだ。
らしい、と言うのは、これを売っていたのが怪しい婆さんで、買った翌日改めて行ったら店の痕跡ごと消えていた曰く付きの代物。
765プロダクションに入社したての俺に、その婆さんは怪しい笑い声と共に声を掛けてきたと思ったら、掛けた人物の常識を操れる物だと説明してきて、一方的に売りつけてきた。
勿論、俺も抵抗はしたものの雪歩をどうにかして手に入れたいと思っていたのと、微妙に安い値段に惹かれて買ってしまったのだ。
「このネックレスを付けている間は、新しい萩原雪歩になったと思えば良いんだよ」
「新しい私、ですか?」
「そう。男性恐怖症ではない萩原雪歩ってね」
実際理由などどうでも良いのだが、なんとしてでもネックレスを掛けて貰わなければならない。
婆さんの言葉通りに効果があったとしても無かったとしても、何らかの切欠になるだろう。
これで少しは男性恐怖症が収まり、俺に恩を感じてくれれば雪歩を手に入れられる一歩を踏み出せる。
いい加減、何らかの進展を望んでいたので、実はいい機会だったりもした。
「男性恐怖症ではない私……」
雪歩も流石に今のままではいけないと思っているようで、差し出したネックレスをじっと見つめる。
そして恐る恐る、俺の手に触れないでネックレスを受け取ると、意を決した様子で首へ掛けた。
「……どうかな?」
「……分かりません」
雪歩の言う通り、特に何の変化も無い。
俺を見る視線は相変わらず怯えを含んでいるし、逃げ腰もそのまま。
可笑しいなと思いつつも、俺はふと婆さんが常識を変えられると言っていた事を思い出した。
どうせなら男性恐怖症を克服する為の常識を変えてしまおう。
これで雪歩に何の変化も無かったら、また俺は期待で高まってしまった興奮をトイレで排出する事になる。
「じゃぁ、準マネージャーの俺と握手するのは常識だから、握手をしてみよう」
「え? 良いですよ?」
そうして雪歩はあっけなく俺の差し出した右手を、自分の右手で握り返した。
「……どうかな? 新しい雪歩ちゃんは男である俺と普通に握手してるぞ?」
「……あっ!」
ハッとした様子で自分の手を見た雪歩は、慌てて俺の顔を見上げた。
そして嬉しそうに笑顔を浮かべる。
「本当です! 全然怖くありません!」
「そうだろう? 新しい雪歩ちゃんは男性恐怖症じゃないんだよ。例えばファンがこんな事をしてきても――」
そう言って俺は『握手をしている』範囲で、雪歩の手を両手で包み込み、厭らしく撫で回していく。
雪歩の手はサラサラで心地よく、やはり女の子である所為か、俺の手よりも少し小さい。
そんな手を、まるで揉み手をするように撫でている。
しかし雪歩は全く恐怖心を浮かべておらず、小首を傾げるだけだった。
「ファンの人って、こんな事したりします?」
「あぁ、普通はこうなる前に職員に放されるけどね」
「そうですよね」
感心した雰囲気で撫で回される自分の手を見る雪歩。
正直、ネックレスの思い込みだけで、こんな事をさせてくれるなんてありえないだろう。
もしかして婆さんの言っていた常識を変えられる力が働いたのかもしれない。
俺も態々、常識を変えるような言い回しで、雪歩に言った甲斐があったものだ。
たった一言でこれ程の効果があるのなら、もう少し踏み込んだ事でも良さそうだと思い、俺は内心緊張しつつも次なる欲求を常識として雪歩に言う。
「雪歩ちゃん、次は男性恐怖症を治す為に、俺におっぱいを触らせてみようか?」
「えぇっ!?」
「ほら、常識だから!!」
「あっ、じょ、常識、ですよね……?」
「そう! 俺におっぱいを触らせるのは常識だよ」
「わ、分かりました……」
思い込みではないと確認する為にあえて『常識』を抜いた言い回しを使ってみたが、雪歩は心底有り得ないと言いたそうな表情で驚いた。
やはり効果があったのだと反射的に判断した俺は、慌てて『常識』と言う言葉を付け加える。
即座にネックレスの効果に捕らわれた雪歩は、それでも内心納得いってなさそうな雰囲気を醸し出しつつ、常識を受け入れた。
俺が撫で回していた手を優しく放し、テーブルを挟んだ向こう側に居る俺が触りやすいように背中を反らせ、余り大きいとは言えない胸を突き出してくる。
良く見れば白い上着から白いブラが透けており、興奮を掻き立てた。
勇気を振り絞った親切な行動を無駄にしない為に、掌を真正面から、迫り出された雪歩の胸へ近付ける。
「っ!」
「それじゃ触るよ」
「うっ!? ……はい」
宣言を聞いて身体をビクリとさせ、恐怖症の片鱗を見せた雪歩。
しかし俺はそんな事など知らぬとばかりに手を近付けると、控えめな胸を軽く鷲掴みにした。
「ひぅん!?」
「おぉ……柔らかい」
そのままゆっくりと揉みしだけば、胸特有の柔らかな感触が返ってくる。
服の上からでは控えめに見えても、実際に揉むと程良い大きさが確認できた。
「ひっ!? あ、あの! 触るだけって!!」
流石に揉んでしまうと、引き攣った悲鳴と共に雪歩が抗議してくる。
「も、揉むまでが触る内なのは常識だよ!」
「そ、そうですよね!? 常、識……ですよね!」
俺が雪歩に間違った常識を植え付けている間にも、手は指を動かし続けて程良い大きさの胸を揉み解す。
ブラの感触は夏らしく薄く感じ、胸の感触が殆ど直に感じられていると言っても良いかもしれないが、やはり本当に直接触るには程遠いだろうと、次の常識を雪歩へ伝えようと思う。
「そ、それじゃぁ、次はおっぱいを俺に見せてみようか。常識だよ?」
「うっ……。はい、じょ、常識ですもんね!」
完全に自分へ言い聞かせるような雰囲気で常識を受け取る雪歩。
それでも男性恐怖症は芽を出してくるのか、俺の前で上着のボタンを外そうとする手が震え始めた。
「あ、あれ?」
「大丈夫、落ち着いて外せばいいから」
「は、はい」
ここで欲望に身を任せて焦っては、俺が765プロダクションに入ってからの全てが無駄になってしまうかもしれない。
慌てずにしっかりと見守っていれば少しずつボタンは外されていき、徐々に白い肌が見えてくる。
鎖骨は華奢な印象を与え、ブラで中央へ寄せられている胸の谷間にも日の光が直接差し込んでいく。
雪歩の手は外すボタンが下に行く程大きく震え、完全に外し終わると肩さえも震え出した。
「あ、あの、こ、これで本当に――」
「大丈夫。俺を信じて新しい雪歩ちゃんも信じるんだ」
「あ、新しい私を信じる……!」
雪歩がそう決意を固めて言うと震えは若干収まり、ぐっと握りしめられる手は俺が何も言わなくとも上着を脱ごうとする。
自分から起こした行動を止めず、俺は雪歩の勇気を性欲と共に見守った。
「た、しか、胸を見せるんでした、よね?」
「うん。俺に胸を見せるのが常識だからね」
「分かり、ました……!!」
恥ずかしそうに俺から視線を外し、俯きながら上着の前を広げる雪歩。
出てきたのは白い地味目なブラに、白い肌を羞恥心で紅潮させた胸と、その中央で小さくできた谷間。
きめ細やかな肌は窓から差し込む夏の強い光で、胸の谷間で小さな影を作っている。
「…………」
「……そ、そんなに見ないでください」
「い、いや、ちゃんと男の視線に慣れさせるのは、常識だしなぁ……」
「あっ……! そ、そうですよね! 常識ですよね!?」
凝視し続けていると羞恥心を刺激された雪歩が制止を求めるが、俺は視線を胸から動かさないままで素早く常識を持ち出した。
雪歩もネックレスの効果で明らかにおかしい常識でも、声高らかに、自分へ言い聞かせるように俺に確認し、上着をバッと脱ぎ去る。
事務所の更衣室以外で上半身ブラだけになる違和感は雪歩の顔を真っ赤にさせ、同時に肩が震えてきた。
どうやら常識の範囲でも御しきれない恐怖が渦巻いている様子だ。
この先も一々言い聞かせるのは面倒なので、ここで少し手を打っておこうと思う。
「雪歩ちゃん」
「は、はい!?」
俺が胸から視線を外して真面目な表情を浮かべた事に、雪歩は少なからず動揺する。
「俺が今から言う事もやる事も全て常識だから、疑ってはいけないよ。じゃないと男性恐怖症は治せないからね」
「は……はい……分かりました。じょ、常識ですもんね」
これで雪歩はこれから先に何をしても、何を言っても全て常識であると捉えるだろう。
ネックレスの効果がどれぐらい強いかは分からないが、せめて犯すまで持って貰わなければ微妙な値段には割合わない。
「それじゃぁ、ブ、ブラを外してくれるかな?」
「は、はい。分かりました」
緊張した面持ちで俺が言えば、雪歩は顔を真っ赤にしながらも従って背中へ手を回した。
そしてプチッと小さな音が聞こえたと思えば、胸の谷間が左右へ開き、小さな影が無くなってしまう。
かと言って胸自体が小さい訳ではなく、雪歩がブラを肩から外してしまえば、程良い大きさの美乳が現れた。
胸は綺麗な丸い形で乳輪はピンク色で透き通る印象を受け、乳首は心成しか小さめ。
そんな胸が俺の視線を受け、根強い男への恐怖心は鳥肌を立たせ、乳首もつられて徐々に尖り始めてくる。
更には僅かに震える肩の振動を受けた所為で小さく振るえ、柔らかさを見せつけてきた。
「あ……あぁ……!」
「綺麗な胸だね」
「っ!?」
思わず素直な感想を言ってしまうと、雪歩は咄嗟に胸を隠そうとする。
しかし男性恐怖症を治す行為であると前提がある為、ぐっと手を握りしめて腰の横へ両手を降ろした。
それでも顔は俺から反らされ、俯いている。
俺は雪歩のそんな姿に興奮を隠し切れず、曝け出された胸を先ほどと同じように鷲掴みにした。
「ひっ!?」
「おぉ!」
直接触った胸は掌に張り付くような肌のきめ細やかさを持ち、中心には緊張で尖る乳首の硬さが目立つ。
指を動かせば、ふにふにと形を変えつつも芯には成長途中の証でもある硬さが感じられた。
手を肌へ張り付かせながら胸の形に沿って下ろすと、ブラを外した時以上に大きく揺れて再び俺の目の前へ美乳が現れる。
「ちょっとは俺の事は怖くなくなってきたかな?」
「は、はいぃ! で、でも、は、恥ずかしいですぅ……」
念の為に胸を触る為の免罪符を掲げてみれば、緊張した面持ちと羞恥心溢れる答えが返ってきた。
俺も雪歩の顔を見上げて表情を確認しても、恐怖で顔を青褪めている訳ではなく、真っ赤にした顔が俺の手を見下ろす。
完全とは言えなくとも恐怖心はだいぶ和らいだ様子なので、今度は下半身へ目標を変えてみる。
激しいダンスのレッスンを欠かさずしている雪歩の細く引き締まった腰を撫で、スカートのホックを外した。
「えっ!? ちょっ――」
「俺のやる事は常識だろ?」
「――あっ……。そ、そうでした……」
俺の行動を止めようとした雪歩は、また間違った常識に囚われ、降ろされようとしているスカートを掴む事を諦める。
行き場を失った手は再び腰の横で握り絞められた。
顔を伺えば恐怖心を塗りつぶす程の圧倒的な羞恥心が顔に浮かんでおり、悲鳴を出さないように口は真一文字に閉じられている。
一先ず文句が出なくなった所で俺はスカートをサッと降ろした。
「……白、か」
「っ!?」
清純を感じさせるブラと同じ色のショーツは、男の俺が間近に見ても逃げ腰にならない。
雪歩自身の男性恐怖症を治したい心を利用し、じっくり観察する。
少女らしさを醸し出す下腹部は、心成しか膨らんでおり幼さを感じさせた。
それでも陰毛が生えている辺りは不自然な膨らみを持っており、良く見ると髪と同じ色が透けて見える。
歳を考えてみれば生えていても可笑しくないので、完全に陰毛だろう。
その下には大陰唇を包む、布が二重になったクロッチがあり、微かに割れ目すら確認できた。
「ぅ……!!」
股間を見られている雪歩が小さく呻き、腰の横で作られている握り拳は激しい羞恥で震え始める。
それこそ穴が開く程、孔がある場所を観察した後、いよいよショーツを脱がしにかかった。
「っ!?」
今度はスカートの時のように制止は求めず、されるがままとなってショーツを脱がされていく雪歩。
そして見えてくるのは透けていた栗色の陰毛。
手入れはされていないらしく、小さな面積に少しだけ生えていた。
更にショーツを降ろせば、ぷっくりとした大陰唇の端が見え始め、淫核を包む包皮が割れ目から顔を出している。
止まらずに俺は手をショーツごと降ろし、遂には大陰唇が姿を現した。
「……んくっ」
「ひぃ……」
俺が興奮で唾液を飲み込めば、雪歩は小さな悲鳴を漏らす。
大陰唇には陰毛が生えておらず、包皮より下は綺麗な秘裂が走っていた。
スカートが周りを囲う足元へショーツを降ろし、完全に事務所内で雪歩を全裸にさせる。
念願叶って目を付けていた雪歩の裸を下から見上げると、無毛の秘裂越しに引き締まった腹があり、その向こうには胸の谷間から真っ赤になった顔を向ける雪歩が居た。
全身が若々しく張りがあり、見るからに触り心地が疎さそうで性欲を刺激して止まない。
何か言いたそうな雰囲気は発しているものの、実際に何か言ってくる事は無いが、顔見知りの俺に全裸を見られる羞恥でフラフラしてくる雪歩は、身体の力が抜けて後ろのソファに座り込んでしまう。
「あぅ!?」
座った反動で胸は上に大きく動いた後に下へ落ち、プルンと幻聴が聞こえそうな動きで揺れを収める。
ソファに沈んだ尻は自然と脚を開いてしまい、普通に立っている時以上に大陰唇を俺へ見せる事となった。
「大丈夫か……?」
「あ、はひ……」
表面上は心配しているような言葉を掛ける俺でも、視線は肩幅以上に開いている雪歩の股間を凝視したまま。
雪歩も自分の股間を直視されている事は分かっており、次に何をされるかと言う緊張で身体を強張らせる。
もう既に我慢できない程に興奮している俺は無言のままで雪歩の股間へ手を近付けると、いきなり淫核を包皮の上から摘まんだ。
「あひぁっ!?」
突然の事で床を踏んでいた脚を飛び上げる雪歩。
俺はどれだけ腰が動こうとも淫核を摘まんだままで捏ね繰り回す。
それでも雪歩は抵抗したい欲求を我慢し、手を口にやって出そうになる悲鳴を我慢する。
「ん、んむっ――」
男性恐怖症を治す一環だと信じ切っている雪歩は、恐怖と羞恥心で震える脚を閉じるどころか俺が弄り易いように開いてくれた。
摘まんだ淫核は未だ柔らかく、包皮から顔を出しそうもないが根気よく刺激を続けて何とか性感を目覚めさせていく。
「んっ、んんっ……!」
暫く淫核だけを捏ね続けていけば、雪歩の腰が徐々にピクピクと動き始めた。
割れ目だけだった大陰唇の僅かに開き、中の生々しいピンク色の小陰唇が食み出してくる。
性感帯を刺激された雪歩の身体は本人の意思に関係なく、男を受け入れる準備を始めたようだった。
指で閉じている口からも悲鳴とは違った色を含む吐息が漏れ、頬は先ほど以上に真っ赤になっている。
乳首も乳輪から膨らみ、身体が快感に支配されつつあるのを表していた。
「雪歩ちゃん、どうかな?」
「?」
「苦手な男の前で全裸になって、脚を開いて大事な所を弄られてるんだよ?」
「っ!?」
改めて現状を教えてやると雪歩は恐怖心と羞恥心、それに淫核からの快感が織り交ざり、激しく腰を上下に痙攣させて潮すら噴き出す。
「んんっ!?」
目は瞼の下へ裏返り、腰から始まった痙攣は全身へ回った。
程良い大きさの胸さえも激しく震え、尖った乳首は空気を切る。
僅かに開いていただけだった秘裂も大きく広がり、潮を吹くタイミングで開閉する膣口までも晒した。
恐らくは改めて現実を認識して混乱した身体がどういう反応をして良いか分からず、一先ず快感に従うとしたのだろうか。
何にしても俺の顔にまでかかる程の潮を噴き出したのなら、もうそろそろ良いだろう。
見られる羞恥心で疑似的に絶頂へ達し、意識を朦朧とさせている雪歩に構わず、俺はおもむろに立ち上がってズボンを脱いだ。
反り立つ陰茎はパンツの中でカウパー液まで流しており、ここまで焦らされた事に文句を言っているようだった。
「ふ、ぁ……」
そしてパンツも脱ぎ去った俺は飛び出た陰茎を押さえつつ、雪歩の開かれた股間へ腰を入れていく。
意識を朦朧とさせている雪歩は俺の行動には気が付いておらず、亀頭が潮を断続的に噴き出していた秘裂へ近付いても全く抵抗を見せない。
腰は小さく上下にピクピクと痙攣して狙いは定め難かったが、何とか鈴口を膣口の位置に合わせると一気に腰を押し込んだ。
「ひ、こはっ!?」
一瞬にして処女膜を破り、子宮口まで突き上げられた雪歩が脚をピンと伸ばし、背中を反らせて軽く咳き込む。
弓なりに身体を反らしたまま処女を失った衝撃と、狭い膣内を太く硬い陰茎で最奥まで拡張された圧迫感で朦朧としていた思考を停止させた。
潮を断続的に吹いていた秘裂や、絶頂の余韻で激しく開閉していた膣口さえも動きを止めている。
子宮口を突き上げる感覚は硬く、陰茎を取り巻く膣壁は僅かな呼吸の間隔で緩やかに締め付けて来ていた。
しかし現状を理解してくると、僅かながらに動き始め、反っていた背中も戻り始める。
ソファの後ろを見ていた頭がゆっくりと戻り、驚きで見開いた眼で俺を見てきた。
「あ……なに、を……!?」
「あ、あぁ。男性恐怖症を治す手っ取り早くて常識的な方法を取ったんだよ」
「そ、そうですか……っ!?」
余りにも雪歩が驚愕しているので俺も内心慌てながら、ありもしない理由を言い繕うと、雪歩はやっと痛みを感じ出したのか顔をしかめる。
止まっていた全身も動き出し、ただ包んでいるだけだった膣壁もうねって陰茎の表面を滑った。
既に愛液は十分過ぎる程湧き出ているお陰で動きに突っ張り感は無く、ひたすらヒダが鈴口から竿の根元まで舐め回す。
駄々漏れになっていたカウパー液は愛液と混ざり、卑猥な混合液となって子宮口の周りに貯められた後、徐々に膣内全体へと広がっていく。
常識的な方法と言われた雪歩も拒否を示すどころか、ピンと伸びていた脚を曲げると更に開いて俺の股間が入り易いようにしてくれる。
「くぅ、私も頑張って受け入れますので、ふぅっ、マネージャーさんも、んっ、動いてください……!」
「あくぅっ!? わ、分かった!」
雪歩も流石に性行為自体は知っているのか、動くように促してきた。
男性恐怖症を治す為に俺が協力していると信じ切っている所為で、もはや疑ってすらこない。
俺は雪歩の要求通りに腰をゆっくりと引いていき、幅広になったカリで膣内のヒダを削っていく。
「んくぅ、あぁ!!」
「おっ、おぁ、締まる……!!」
犯された現状を認識した膣内は強く締まり、出ていく亀頭に対して処女だった膣壁が抵抗してカリを裏側から舐める。
雪歩も膣内から異物が出ていく違和感で呻き声を上げ、必死に耐えていた。
「んあぁ!? お腹が、引っ張られる……!」
「くはっ!」
俺の興奮は既に最高潮であり、いつでも射精が出来るが必死になって股間で精液を止めている。
そうなれば陰茎は更に太くなって、僅かな筈の変化は雪歩へ大きな違和感として送られた。
「ふぁ!? 太くなって!?」
そして陰茎を亀頭だけが膣内に残るまで腰を引いてから、一気に鈴口を子宮口へ叩きつける。
「くはぁっ!?」
曲がっていた雪歩の脚は再びピンと伸び、股間を打ち上げられた衝撃は美乳を揺らす。
最奥を突いた感触を亀頭に受けた俺は動きを止めずに、雪歩の腰を持つとピストン運動を開始した。
「んっ! ふぁっ! あっ!」
「ふっ、はっ、くふっ!!」
綺麗なストレートのボブカットの髪を揺らしながら自分の腰を掴む俺の手を掴み、胸を縦に揺らしながら性行為の快感に喘ぎ声を遠慮なく出す雪歩。
処女だった膣内は言うまでも無く硬く、柔軟性だけで陰茎を包んでいる。
しかし激しく腰を前後させれば、亀頭に感じる硬さが徐々に解れていくのが分かった。
混乱の中であっても雪歩が一度絶頂に達した事で膣内は熱く、俺が腰を動かすごとに陰茎の形を記憶していく。
上下に揺さぶられる全裸の雪歩は全身を赤く染め、自分の腰を掴む俺の手を縋るようにギュッと握り、ボブカットの髪を大いに乱して犯される快感に耐える。
「ひぁっ! んっ! あぁっ! 駄目、です!!」
陰茎で掻き回される膣内からは、愛液とカウパー液が混じった体液が空気を含んで白く濁って俺の股間を濡らし、栗色の雪歩の陰毛すら濡らしていた。
卑猥に包皮から顔を出した淫核も俺が腰を突き入れる度に雪歩は刺激を受けてしまい、今度は快感で絶頂へ達しようとしている。
その動きは膣内にも反映され、小刻みに締め付けを強くする痙攣が断続的に起こり始めた。
ヒダは相変わらず、ぐにゅぐにゅと蠢いて陰茎を舐め回し、鈴口は子宮口に厭らしいキスを繰り返す。
「ひぐっ!? あぁ! 奥、が……!!」
激しく突かれる雪歩は広げていた脚を俺の腰に絡ませ、半ば無意識に精液を中へ出すように促してきた。
ヒダも陰茎を奥へと引き込み、カウパー液を子宮口へ送っていく。
痙攣を繰り返す膣壁が波打ちながら亀頭を刺激し、遂には俺も絶頂へ向かった。
「はぁう! ひぃん! あぁっ!」
「うっく……!」
雪歩の喘ぎ声が響く中、俺は射精の予感で小さく呻く。
幾ら雪歩が快感に乱れていても、流石に精液を膣内に出す事だけは拒否すると思い、黙って中へ出す為に腰の動きにスパートを掛けた。
「ひぅっ!? つ、強い、です! だ、駄目ぇっ!!」
「くふっ! はっ! んくぅ!!」
俺は快感で出てくる息を我慢したまま、最後の一息で思い切り雪歩の子宮口を突き上げて動きを止め、股間から力を抜く。
「ふっ!!」
「ひぐぁっ!?」
途端に吐き出される精液は子宮口へ直接掛かり、膣内に陰茎以外の熱さを感じた雪歩は、快感に思考をも犯された状態で絶頂に達した。
俺の腰を挟んだままの脚はビクビクと震え出し、雪歩の腰を中心とした激しい痙攣が全身へと広がる。
「あっ!? んはぁーーぅ!!」
俺の下腹部と密着する秘裂からは潮を盛大に噴き出し、腰が痙攣する所為でぬちょぬちょと卑猥な音が互いの身体に響いた。
しかも痙攣する腰が膣内の陰茎の角度を小刻みに変えてしまって子宮口だけではなく、その周りにまで精液が塗り付けられていく。
「あぁ!? 中、にぃ!!?」
どれだけ膣内に射精される事が危険だと認識していても、絶頂で身体の自由が利かない雪歩には何もできなかった。
ビクビクと痙攣しながら精液を吐き出す感覚を膣内で感じながら、絶頂は更に高みへと昇る。
子宮口付近で溜まりゆく体液によって雪歩の下腹部は僅かに膨らみ、夏の光で厭らしく卑猥な影を作り出した。
そして膣口から逆流する程の精液を出されてから、やっと身体の動きが落ち着き始める。
絶頂の中で子宮口に精液を吐き出された雪歩は放心状態になってしまい、俺の腰に絡められていた脚もいつの間にか解かれていた。
「はぁ……はぁ……」
「ふぅ……はぁ……」
荒く深い呼吸をする俺と雪歩。
射精を果たした陰茎は徐々に力を失っていき、逆流する精液と一緒に膣内から外へ締め出された。
「はぁ……あの、……中に」
「あぁ、これも、ふぅ、男性恐怖症を治す、はぁ、方法の一つだよ。……常識だよ?」
「そ、そうですよね。ふぅ、はぁ、じょうしき……」
常識と呟いた雪歩は精液が逆流していく感覚を送ってくる自分の腹を、虚ろな表情で見つめる。
大丈夫かと思いつつも俺は自分の股間を綺麗にしていく。
時間を使い過ぎたので、そろそろ誰かが事務所に戻ってきてもおかしくないのだ。
後始末は迅速にしなければならない。
「ふぅ……それじゃ、そのネックレスをしている時は、男性恐怖症じゃない雪歩ちゃんって事で」
「あっ……! そ、そうですね」
何故犯されたかを改めて認識した雪歩の目に光が戻り、慌てて立ち上がろうとした。
しかし絶頂の後で足腰に力が入らず、立ったと思ったらよろけて俺へ抱き着いてくる。
「あっ!?」
「おっと、大丈夫?」
「…………」
俺も内心慌てて受け止めて言葉を掛けるも、返事は無い。
もしかしてネックレスの効果が切れたのかと思いきや、全裸の雪歩は俺の胸に埋めていた顔を笑顔で向けてきた。
「大丈夫です! ネックレスのお陰でマネージャーさんの事が全然怖くなくなりました!」
「お、おぉ。そうか。おめでとう」
「はい!!」
いっそ眩しい程の笑顔は俺の罪悪感さえ刺激してきそうだった。
それでも腕の中に感じる全裸の雪歩は華奢で可愛く、ふわりと形を潰す胸に、支える為に回した腰の触り心地は良く、その向こうに見える形の良い尻は再び興奮を誘いそうな色気がある。
まるで恋人みたいに抱き合っているものの、早く雪歩に服を着て貰わないといけない。
「雪歩ちゃん、喜ぶのも良いけど早く服を着ようね」
「あっ! す、すみません」
俺が脱がせたようなものだが律儀に謝ってくる雪歩は、そそくさと股間の汚れを拭くと素早く服を着ていく。
俺も俺でソファと床に広がっていた精液と愛液を処理し、窓を開けて淫靡な空気を解放した。
「ふぅ……今日も熱いな」
外の空気は未だ夏の真っ最中であり、むっとした熱気が部屋の中へ入ってくる。
代わりに冷房の効いた涼しくも、卑猥な匂いを含んだ空気が頭の後ろから流れ出ていく。
そんな、ある意味たそがれた気分は、やはり後ろから聞こえてくる雪歩が服を着る音に消されてしまっていた。
念願叶って雪歩を犯せた気分は最高であり、腰の疲労感さえも満足感をもたらしてくれる。
「あの、着ました。マネージャーさん」
「うん。じゃ、今日は仕事も無いし、帰る?」
「えっ、良いんですか?」
「サインの方は俺からプロデューサーに渡しておくからさ」
「あ、はい。お願いします」
元気良く頭を下げる雪歩には、絶頂へ達する程に乱れた名残は一切なかった。
「それから、ネックレス有難うございます! これがあれば私はアイドル候補生として、もっと頑張れそうです!」
本当は何かに依存して、何かを克服すると後で大変な事になりがちだが、俺がそれを言うのはお門違いだろうか。
そもそも俺が渡した訳であるし、無くした時に雪歩がどうなるか分からない。
もしかしたら風呂などに入る時に外してしまえば、効果も切れるかもしれないのだ。
ここは少しおかしく思われても釘を打っておこうと思う。
「どうせなら風呂に入る時も、ずっと付けてたら効果も持続するかもよ?」
「あっ! そうですね。そうします!」
ちょろい。
いや、この場合は雪歩がそれだけ男性恐怖症を治したいと願っているとの証かもしれないな。
ともかく、これで雪歩の常識はずっと変わったままだ。
俺に犯された事も治療として判断されるだろう。
「それじゃ、お疲れさまでした!」
「うん。お疲れ~」
そうして元気よく走り去って行く雪歩の後姿を眺めながら、俺は準マネージャーとしての仕事をせっせと始めるのだった。
終わり
東方双子録 第二幕 その3
「よっと」
「わっ!?」
「おわっ!?」
パッと降ろされた双子はすぐに立ち上がり、不思議そうに辺りを見渡せば窓もないレンガ作りの部屋。
しかもぬいぐるみやおもちゃが壊れた状態で散乱しており、唯一無事なベッドだけが綺麗に整えられ、それを魔法の光の球体が優しく照らしている。
「双子さんには悪いけどフラン様を起こしてくれないかしら?」
「フラン様?」
「えぇ、お嬢様の妹君です」
兄の問いに対して咲夜は優しい微笑みを浮かべて答えた。
一方の弟は、胎児のように眠っている所為で丸出しのフランドールのショーツに視線を釘づけにしている。
露出したままの陰茎の硬さは未だに保っており、新しい人物のショーツに興奮を隠していなかった。
咲夜も普段なら男に主人の妹であるフランドールの下着など見せる筈もないが、性的な事を認識できない双子の能力下にある所為で、ただフランドールの部屋に連れてきたとしか認識していない。
フランドールのショーツに包まれた尻は小さく全体を布に覆われ、緩やかな曲線を描いて魅力的な形を浮かび上がらせている。
そして大陰唇を包んでいるクロッチはぷっくりと盛り上がっており、いかにも触り心地が良さそうだった。
「私は寝起きが悪いお嬢様を起こしてくるので、フラン様は双子さんにお願いしますわ」
「うん! 良いよ!」
「有難う御座います。では」
そして現れた時と同じように、一瞬にして消えてしまった咲夜。
「お、起こさないといけないんだよね……!」
「そうだ、な……?」
弟の余りに切羽詰まった声に、異変を感じた兄は視線を横へ向ける。
そこにはフランドールの、ある一点を集中して前のめりで凝視する弟がいた。
そう言えばと思い出したのは図書館での事。
興奮の溜まり切った弟が、いざパチュリーを犯そうとした瞬間にフランドールの部屋へ連れてこられたのだ。
溜まった興奮、疼く興奮は計り知れないだろう。
そんな心情を察した兄は、賢者の心で弟を促した。
「……俺は暇つぶししてるから、起こして来いよ」
「えっ……。う、うん!」
兄の言葉の意味を察した弟は眩しい程の笑顔で頷くと、性欲渦巻く視線を向けながら、陰茎を揺らしてベッドで眠っているフランドールへ歩み寄る。
距離が狭まれば少女の爽やかな香りが徐々に強くなり、弟は歩いているだけで陰茎を高ぶらせた。
起こさないように気を付けながらゆっくりとベッドに上り、フランドールの下から近付いていく。
「んんっ……」
「っ!?」
子供とは言え、流石に人一人が乗ればベッドは傾き、敏感に感じ取ったフランドールは小さく不快そうな寝息を立てた。
一瞬起きたかと身体の動きを止めた弟だったが、視線は大陰唇を隠すクロッチに固定されており、他に気配を配ってはいない。
その上フランドールは声を上げただけで、起きる気配は無かった。
内心安堵した弟は手が届くまで近寄ると、ショーツの上からクロッチを膨らませている大陰唇を人差し指で突く。
「……ごく」
「うぅ~ん……」
興奮で息を飲む弟の小さな指先は秘裂の中へ食い込み、上下から柔らかな肉の唇が指を挟んできた。
そのまま左右へ秘裂をなぞれば、人生で初めて触られた刺激に対し、半ば反射的にフランドールの曲げられた太腿が僅かに痙攣する。
淫核のある場所へ指を押し付けた弟は、少し力を入れて小刻みに指先を上下左右へ動かした。
「んっ、んぁ……」
性感帯を触られたフランドールが甘い声を小さく漏らす。
未だに淫核は柔らかいままであっても、流石に反応を出してしまうようだった。
普通ならばこの時点で起きても不思議ではないものの、双子の能力下で性的な事は認識できておらず、『何もされていない』フランドールは起きる筈もない。
それでも性感帯である淫核を弄られれば徐々に硬さを増し、白いショーツのクロッチの膣口のある辺りが僅かに灰色へと変わっていく。
「あっ、濡れてきた……」
指先で押せば軽く硬い感触を返すようになってきた淫核を指の腹で捏ね回し、更なる愛液を促す弟。
本人が眠っている分、羞恥心が無い所為で快感を受け取る為の障害が無い為、愛液は何の躊躇も無く滲み出してきた。
「ぁう……んぅ……」
包皮から少し顔を出した淫核を刺激されるフランドールは、弟の指が動くたびにショーツに包まれた小振りな尻と小さく跳ねさせる。
クロッチを濡らす愛液も量を増やして、白い布に包まれている大陰唇が少しずつ透け始めた。
うっすら見える綺麗なスジに、弟が弄る淫核だけが厭らしく食み出ており、幼い外見に似合わない卑猥さを醸し出している。
一先ず愛液を促せた弟はいよいよ膣口へとターゲットを変え、淫核を押していた指をスライドさせて膣口のある付近へ移動させた。
弟の指は再び大陰唇に上下から挟まれ、ぬるりとした感触が指先を包む。
先程と違って愛液がある分は指先が秘裂の奥に入り込み、膣口の感触さえ弟へ送った。
「……あっ、あった」
入り口を見付けた弟は、これまでの経験に基づいて少しでも異物に慣れさせる為、スイッチを連打するように小刻みに手を前後に動かして指を膣口に食い込ませていく。
僅かに押し込んだだけでもフランドールの膣口は締め付けを強くし、弟の指を拒否する。
弟もその程度で溜まった性欲を抑えられるはずもなく、しつこく膣口を刺激していった。
「んっ、ふぁ……」
「も、もう良いかな……?」
視線は自ら弄る秘裂にしか行っていないものの、上から聞こえてくる甘い吐息に我慢の限界が近付いてくる。
指を放してみればショーツと指先が愛液で繋がっており、漂ってくる香りも弟の陰茎を刺激した。
そしてショーツを全て脱がすのも面倒だと、クロッチの脇から指を差し入れると下へ降ろし、大陰唇だけ丸出しにさせる。
「ふぁ、綺麗だ……」
「んんっ……」
しかし下げられたショーツのクロッチが元の位置へ戻ろうと上へと大陰唇へ圧迫し、愛液の滑りの所為で再び性器を隠しきってしまった。
「あっ……」
「ふぁっ……」
フランドールは大陰唇を布に擦られる感覚で甘い声を漏らして、弟は隠されてしまった大陰唇に残念そうな声を漏らす。
一部だけを捲れないと知った弟は溢れ出そうとする興奮を何とか押さえつつ、今度は尻の方からショーツを降ろしにかかる。
「ふぅ、ふぅ、早く、早く……!」
焦る弟は一気にショーツをフランドールの太腿まで降ろし、今度こそ股間を丸出しにさせた。
愛液で濡れる大陰唇は卑猥であり、胎児のように脚を曲げている所為で脚の付け根に上下から圧迫され、僅かに小陰唇すら食み出している。
間近で、生々しく滑り、薄い桜色の中身が、生々しく滑る光景まで見せつけられている光景に、弟の我慢は遂に限界を超えてしまう。
近くには肛門も見えてはいるが、弟の目的はあくまで秘裂の中にある膣口だった。
「も、もう入れて良いよね……!」
丸出しになっていた陰茎はカウパー液を絶え間なく流しており、反り立つ力は今まで以上に強い。
それ程に我慢を重ねた陰茎を水平にさせた弟は、腰を近付けて亀頭をフランドールの大陰唇へ挟み込んだ。
「あぁっ!?」
「んふぁっ!?」
ぬるりと鈴口が触れた柔らかさに、我慢できなかった弟は思わず声を上げて精液を吐き出してしまった。
フランドールも少量とはいえ、秘裂を白く汚し、膣内にも入ってくる熱い体液の感触に声を上げる。
ビクビクと震える陰茎からの快感は大きく、弟は思わず前のめりに倒れてしまう。
しかし間一髪両手で身体を支えると、目の前には切なげに眉を顰めるフランドールの顔。
小さく可憐な唇は僅かに開いて甘い吐息を繰り返し、頬は赤く紅潮している。
体温が上がった所為で僅かに汗ばみ、弟へ上ってくる身体の匂いも良い香りとして認識され、射精を後押ししてきた。
未だに精液を吐き出し続ける陰茎は絶頂に達しても硬さを維持しており、腰は自然と前へ進んでいく。
「んふぁ、んん……」
「あぁ……気持ち良い」
愛液に精液が加わると滑りに粘りが加わり、軽くではあるが指を出し入れしておいたこともあって処女の膣口は容易に亀頭で広げられる。
淫核を弄られた事で性的に目覚めた膣口が、侵入してくる陰茎を迎え入れる為に亀頭を舐めた。
強烈な快感に長く感じた射精がようやく終われば、陰茎の痙攣も治まり、膣口を広げていたカリはぬるりと膣内へ入る。
「あふぁ……」
「んくっ……!!」
本来なら入る筈もない大きさの陰茎であっても、吸血鬼という頑丈な身体と愛液の相乗効果で、めりめりと幻聴が聞こえそうな狭さでも辛うじて挿入出来た。
そんな中でも性欲に思考を支配された弟は鈴口に処女膜を感じつつ、ぐっと腰に力を入れて前へ陰茎を差し込んだ。
「んふぅっ!?」
「あぅ!? 締まる!!」
何百年も守ってきた処女膜は弟に破られ、眠るフランドールの下半身に破瓜の衝撃を与えるも、ダダ漏れになるまで愛撫を受けた事と、精液の滑りのお陰で殆ど痛みはない。
それどころか快感の方が大きく、フランドールは身体を震わせた。
射精しても未だに硬さを保つ陰茎は狭い膣口をギチギチと広げつつ、愛液と精液に塗れた竿までも膣内へ侵入させていく。
膣内では大きさの増した亀頭が膣壁を広げながら最奥を目指し、遂には子宮口にまで到達する。
愛液と少量の精液で滑る膣内はヒダを蠢かせて陰茎を撫で回し、亀頭を丸々隙間なく包み込んだ。
鈴口には子宮口を押し上げる感覚もあるが、弟は更に奥へ竿を挿入していく。
「こほっ……んくぅ……」
「あっ、あぁ! まだ入る……!」
膣内を最奥から押し上げられたフランドールは軽く咳き込むも、弟は陰茎を根元まで押し込み、子供らしい下腹部に小振りな尻が当たった。
亀頭は半分程が子宮口に減り込み、カウパー液は直接子宮内へ吐き出される。
フランドールが胎児のように足を曲げているお陰で、陰茎は何にも邪魔をされずに根元を大陰唇へ接触させる事が出来た。
ぬるりとした感触を下腹部にも感じた弟はやっと腰を止め、陰茎の全てをフランドールの膣壁、そして蠢くヒダに舐め回される快感を味わう。
一度射精をして敏感になったことで、鈴口やカリの凹みなど、竿を這い回るヒダの感触を明確に感じることができた。
フランドールも膣内に入ってきた陰茎の硬さと熱さに加え、太さによる拡張感まで受けて眠りながらに甘い吐息を漏らす。
「んふぁ……、ぅん……」
押し上げられた子宮口には鈴口からカウパー液を更に塗りたくられ、半ば強制的に女に目覚めさせられた。
小さく喘ぎ声を上げるフランドールは顎を上げて、徐々に口も大きく開かれる。
「ふぁっ!」
「あうっ!?」
くしゃみのように一段と大きな声を上げたと思えば、膣壁が陰茎をギュッと抱きしめてきた。
占領しながらも止まっている陰茎に、もどかしさを覚えた身体が本格的に膣内を蠢かせ、ヒダを動かして余す事無く鈴口から根元まで舐め回す。
ベッドに沈んでいたフランドールの腰も卑猥に上下左右に動き、幼い身体が無意識に快感を得ようとうねり始めた。
じっとしていた弟の陰茎も膣内を掻き回すように動いてしまい、まるで入出を促しているとも感じる。
「んぅっ!」
「うっ!? はぅっ!」
フランドールの身体の求めと弟の欲求が合わさり、最奥を押し上げていた陰茎は一気に引かれた。
「ひぁっ!?」
「ふっ!」
膣壁を削られたフランドールは甘く高い声で快感に驚き、弟は腰を動かす為に声を張る。
亀頭の半分ほどが出るまで腰を引いた弟は、引いた時以上の速さで腰を突き入れ、止まらずに前後に動かす。
「ひんっ!? ひゃっ!? ぁうん!」
「ふっ! はっ! やっ!!」
グチョグチョと卑猥な音を響かせながら出入りを繰り返す陰茎には狭い膣口が張り付いており、出る時には名残惜しむように竿へ張り付き、入る時には強く締め付けて抵抗を示した。
膣内でもヒダがカリに絡みつき、速いテンポでフランドールにも快感を送る。
「あひっ!? あっ! あぁぅっ!!」
「んっ! はっ! あぁっ!! 気持ち良いよぉ!!」
横向きのままで陰茎に掻き回され、幼い子宮口は何度も力強く押し上げられた。
その度にフランドールは高い喘ぎ声を発し、薄暗く破壊の跡が幾つも残る部屋に淫靡な雰囲気を巻き散らす。
切なげに眉をひそめていた顔もすっかり快感の虜となっており、甘い声を発する口からは唾液のスジが枕へ流れている。
体温が上がった所為で、揺れる蜂蜜色の髪からもフランドールのフェロモンが強くなり、圧し掛かるようにして腰を振る弟の興奮を高め続けた。
既に陰茎はカウパー液をダダ漏れにさせており、弟が股間の力を抜くだけであっさり射精に至るだろう。
しかし二度目の精液は子宮口へ直接吐き出したいという男としての本能的な欲求と、この快感をいつまでも味わっていたいとの欲求が腰を激しく振らせる。
「あっ! ひゃぅっ! んぁっ!」
「ふっ! うぅっ! あぁっ! も、もう駄目!」
フランドールも受け入れる体制を整え、くねらせる腰はビクビクと痙攣を始めた。
大きすぎる快感は胎児のようになっていた体勢を更に丸め、シーツごと自分を抱きしめる。
そして弟は我慢を重ねた亀頭で、カウパー液にまみれる子宮口を突き上げた。
「うぁ! ふぁん! あんぁっ!」
「くぅっ! 出るぅ!!」
弟の声と共に吐き出される精液は熱い感触をフランドールの胎の中へ広げ、受け入れる姿勢を保っていた膣内も同時に絶頂へ達する。
「んっ!? んんぅ!!!」
「あくぁっ! 締まるぅ!」
激しい痙攣を繰り返す膣内の中で暴れる陰茎は、鈴口を減り込ませた子宮口に直接精液を塗り付けていく。
漏れた物はヒダの合間を縫い、確かな凌辱の跡を残しながら膣口へ向かう。
愛液をだだ漏れにさせていた膣口は竿によって限界近くまで広げられていたものの、痙攣を繰り返す狭い膣内に出された精液は堰き止められなかった。
弟の陰茎が射精を繰り返す間隔で一瞬遅れて逆流させる膣口に、溢れ出る精液で白濁した体液に塗れる大陰唇。
淫核さえも精液にまみれ、卑猥な光景がフランドールの股間で見られた。
「ひぅ……あぁ……」
「んふぅ……ふはぁ……」
痙攣する膣壁はヒダで精液を膣内で掻き混ぜ、自らの愛液と同化させていく。
しかし精液は眠るフランドールに胎の暖かさを感じさせる程に吐き出されており、混ぜられた直後から真新しく熱い精液が補充されていった。
「ん、んぁ……温かい……」
「んふぅ……気持ち良い……」
長く続いた射精はやっと終わりを告げると、フランドールは寝言として胎の感覚を口にし、弟も満足そうに目を細めて大きく吐息を吐く。
ズルズルと陰茎が引き抜かれていけば物理的に狭い膣口が竿を扱き、尿道に残った精液まで膣内へ扱き出した。
「な、なぁ……俺も……」
「あっ、うん。良いよ! 交代!」
「やった!」
亀頭まで完全に抜き去った弟がフランドールから離れると、いつの間にか近寄って来ていた兄が弟へ声を掛ける。
弟も意図を察して、すっきしりた顔をしながら場所を譲った。
「次は俺の番だよ。フラン様」
「んぅ……」
弟から場所を譲ってもらった兄はなるべく大きな刺激にならないように、絶頂によって紅潮したフランドールを仰向けにさせてショーツを完全に脱がせる。
「あっ、乳首が立ってる……」
快感と大きな絶頂で汗に塗れる上半身は服が張り付いており、小さな丘を作り出している胸の頂点には痛い程に硬く尖った乳首が存在を主張していた。
目敏く見つけた兄も入れる前に悪戯をしておこうと思いつき、両手の指先を使って両乳首を捏ね回す。
「ふぁっ!? あっ! んっ!!」
「おぉ……凄い反応だ」
性欲を先に発散させたおかげで多少冷静であった為、乳首を弄られたフランドールの乱れ具合に驚いた。
指の腹に感じる乳首は見た目通りに硬く、少し斜めに傾ければ強い反発を返してくる。
そして乳首を弄られる度にフランドールは身体をくねらせ、『眠ったまま』で快感に身を焦がす。
張り付いた服は胸の形をハッキリと浮かび上がらせており、乳首を弄るだけに飽き足らない兄は優しく両手を微乳に重ねた。
「あぁ……ん……」
何百年経ってもフランドールの胸は成長途中の少女の胸であり、兄の手にも若干の硬さを残す感触がある。
親指と人差し指で乳首を捏ね繰り回しつつ、残った指では胸を揉み解す。
仰向けにされたフランドールの口は大きく開き、唾液が漏れ出した所為で唇はテラテラを艶めかしく光沢を得ていた。
しかし兄はフランドールの胸を弄るのに夢中でキスをしようとは思いもしない。
汗で張り付いた服は心成しかぬるぬるしており、兄が手を動かせば乳首を含めた胸全体が布に擦られる。
「んぁ~、ふぁっ!? ひぅっ!?」
「おわっ!?」
乳首からの新しい刺激を受け、絶頂後の敏感な身体は再び絶頂へ達すると一度だけ大きく跳ねた。
秘裂からは潮を吹き出し、精液すら勢い良く逆流して、下に敷く形になっていたスカートを汚す。
兄の陰茎も弟の性行為を見て硬くなっており、片手で乳首を弄りながら胸から離した方の手で、ズボンすら煩わしいと即座に脱ぎ去った。
いくら弟よりは冷静さを持っているとは言え、目の前で絶頂に達したフランドールの卑猥さには我慢できない。
勢いよく飛び出した陰茎は心成しかパチュリーの愛液の名残が見えるも、既にカウパー液が滲み出す程に興奮を貯め込んでいる。
「ん……あふぁ……はぁ……」
「よ、よし!」
再びの絶頂の余韻で荒く吐息を吐くフランドール。
変わらず弄られる乳首からの快感は、絶頂が過ぎ去れば甘い疼きとなって身体を走り続けた。
大きく上下する小さな胸を揉む兄は陰茎を支えるとフランドールの脚を蟹股に広げ、弟の精液と愛液に塗れている秘裂へ亀頭を差し込む。
「んぅっ!?」
「あぅっ!? 吸い付かれる!」
一度開けられた孔は持続する快感で未だに性的な動きを返し、兄の陰茎を察知した瞬間に膣内へ引き入れようとしてくる。
大陰唇は大きな興奮で秘裂を開き切り、肉が薄かった小陰唇までも充血させ、淫核は言わずとも包皮から姿を現していた。
もはや最初の処女らしい可憐な秘裂は面影を無くし、今は完全に大人の女の性器として姿を変えている。
それでも少女らしい可愛さを秘めているのは、肉体が丈夫な吸血鬼所以か。
「んはぁっ!?」
「うくぅ!?」
二人分の体液という豊富な潤滑油が兄の陰茎を殆ど抵抗なく、膣口へ迎え入れた。
しかし狭さだけは変わらず、膣壁はヒダを押し付けて不規則に蠢く。
仰向けにされたフランドールは背中を軽く反らせ、快感に眠っている身体を支配される。
膣口に亀頭が飲み込まれると膣壁が陰茎を奥へと促し、波打ちながら締め付けてきた。
まるで指で握られているような感覚は、解消した筈の性欲を更に強くさせるには十分過ぎる。
「く、ぅん! あっ! んぁっ!」
「ふぁっ!? 締まるぅ!」
締まる膣壁を抉じ開けながら挿入していき、子宮口に鈴口が遮られても更に押し込む兄。
竿の根元まで入れると亀頭は子宮口に減り込み、滲み出ていたカウパー液は子宮内に入り込んでいた弟のカウパー液と精液に混ざってしまった。
陰茎の根元では充血した小陰唇が兄の下腹部に張り付き、淫核は圧し潰される快感をフランドールに送る。
しかも股間周辺が体液でヌルヌルになっている所為で、ただ子宮口を押し上げている状態であっても腰は滑って亀頭が膣内を掻き回した。
その上、入れた状態で膣壁の感触を味わっていた兄の陰茎に焦れたフランドールは再び腰をうねらせ、止まっていた兄も無意識に求めに応じて陰茎を引いていく。
「くぁっ! あぁっ! ふぁっ!」
「あっ! うぅっ! ふっ!」
そして亀頭が半分出るまで抜くと、フランドールの太腿を抱えて一気に腰を突き入れる。
グチョリと粘度の高い音が響き、陰茎が根元まで入ると勢い余った兄の下半身は体液で滑ってしまい、膣内の陰茎が角度を変えた。
ついでにフランドールの淫核も擦られ、眠りながら快感に踊る。
「あはぅっ!?」
「んっ!!」
蜂蜜色の綺麗な髪は宙に舞い、汗はベッドの上へ飛び散った。
二度の絶頂で敏感になった身体に張り付く服も大きく擦れ、摘ままれている乳首と掴まれている微乳を合わせて、全身からの快感を受けるフランドール。
汗ばむ顔には髪が張り付き、淫靡な雰囲気が少女から漂った。
「くはぁっ! あぁ! んんっ!」
「ふっ! はっ! はぁっ! 気持ち、良い!」
淫猥な空気に充てられた兄も腰の動きを速めると、快感を更に得ようと激しいピストン運動を始める。
睾丸はパチュリーで存分に出した精液を充填させ、陰茎は興奮の頂点を目指して硬さを高めた。
高まる興奮で張った亀頭は弟の精液とフランドールの愛液を掻き出しては、新しいカウパー液を降りてきている子宮口に擦り付ける。
蠢くヒダを広げる感覚は強く、それだけ膣壁が犯される快感に身を焦がしている証拠でもあった。
もはやフランドールも眠っているとは思えない程に乱れ、蟹股に開いている脚は自然と兄の腰を挟んだ。
「やっ! はぁっ! んやぁっ!」
「ふくっ!? うっ!! で、出るっ!!」
立ち上る美少女のフェロモンの中で急速に上がってきた射精の欲求を受け、兄は腰を固定されたのを良い事に陰茎を根元まで入れると、股間から力を抜いた。
途端に吐き出される精液は、既に絶頂の取っ掛かりに居たフランドールまでも大きな快感を送る。
「ふぁっ!? んぁーー!!」
「ふくぅ!? うぁ!!」
再び子宮口に精液を受けた刺激はフランドールを絶頂に達し、卑猥に腰を上下に動かした。
女の身体として完全に目覚めた所為で、より精液を子宮口に掛かるような動きを、陰茎の上下の痙攣に合わせて返す。
弟の行為を見た分の興奮で長く射精を繰り返し、膣内から愛液と弟の精液を押し流していく。
「んっ! ふぁぅ……」
「う、ふぅ……あぁ……」
逆流する精液が勢いを収め始めると、兄はやっと身体の力を抜いて微乳から手を放す。
「んふぅぁ……はぁ……んぁ……」
「ふぅ……はぁ……ふぅ……」
激しく通り過ぎた絶頂の余韻でピクピクと身体を小さく動かすフランドールから離れた兄は、腰の疲労感で思わずベッドへ座り込んでしまった。
目の前には自分が出した精液を逆流させる、蟹股に開かれた脚があっても流石に興奮はしない。
しかし隣で見ていた弟は、賢者の心も既に消え去っているようだった。
「お、お兄ちゃん……」
「ん、良いぞ」
再び居場所を交代した双子は、再び犯す役目と見守る役目に変わる。
それから双子は交互にフランドールを犯し、膣内にはもはやどっちの物か分からない程の精液に溢れかえっていた。
スカートもベッドも精液塗れになり、おねしょ以上の水分が漏れている。
弄られた乳首を隠していた服は全て剥ぎ取られ、見事な美乳を曝け出すも弟が咥えた所為で唾液の光沢を得た。
全身から多量の汗を流すフランドールは弟のキスを受け、唾液の水分をすするように舌を絡めて濃厚なキスとなる。
もちろん乳首は摘まみ、股間は前後に動かしながら。
より粘っこくなった股間からの音で双子の興奮は止まる事は無く、互いが互いに性的な欲求を高め合った。
弟の犯し方を見ていた兄も自分の番になると、弟が吸い付いていない方の乳首に吸い付き、歯で甘噛みしては口内に入ってきた先端を舌先で舐め回す。
新しい刺激を受けたフランドールも喘ぎ声が大きくなり、それは部屋の外にまで響く。
そうして双子はレミリアを起こした咲夜が来るまで、眠るフランドールを犯し続けるのだった。
△
「起きて頂けましたか?」
「うわっ!?」
「わっ!?」
腰を動かしすぎて疲労困憊の状態でベッドの脇に座っていた双子に、時間を止めてやってきた咲夜が声を掛ける。
しかし視線を未だに『眠り続ける』フランドールを見て、僅かに溜息を付いた。
「ふぅ、やはり駄目でしたか……」
「あぅ……」
「ごめんなさい。咲夜姉ちゃん」
流石に言われた事を忘れて犯し続けてしまった罪悪感は双子にもあるらしく、しょんぼりとしながら謝る。
「あっ、いいえ。フラン様は元々寝起きが悪いので気にしなくて良いですよ」
「そうなんだ」
「俺達も頑張ったんだけどな」
「うん」
「そうなんですか」
ナニを頑張ったかとは言わず、言っても理解して貰えないと認識している兄は詳しく言わない。
とりあえず起こす努力をしたとは知った咲夜は、今度は自分でフランドールを起こしに掛かった。
上半身の服を剥ぎ取られ、美乳は乳首を勃たせて全身を汗まみれにさせ、蟹股になった脚の股間からは精液をダダ漏れにさせている姿を見ても、若干顔を赤くする程度で平然と肩を優しく揺さぶる。
「フラン様、起きる時間ですよ」
「ひぁ……んふ……ぁ……」
幾度となく絶頂に達せられた所為で、身体を触られるだけで快感を受けるフランドール。
今では口から小さく舌を食み出させ、目は半分開いているものの完全の瞼の裏へ行ってしまっており、所謂アヘ顔状態だった。
それでも精液と愛液の匂いに咽るような気分を味わいながら根気よく肩を揺さぶるも、フランドールは一向に起きない。
「ふぅ……駄目ですね。もう少し寝て頂いても良いでしょうか……?」
結局、諦めた咲夜は双子へ、もう一つの目的を伝える為にエプロンのポケットを探った。
そして取り出した紙と共に内容を伝える。
「さて、双子さん」
「はい?」
「何?」
「実は人里から寄って欲しい所があると、伝えてくれとの頼み事がありまして」
「俺達に?」
「えぇ。場所はここです」
そう言って渡された人里の地図には、大きな屋敷が目的地として記されていた。
「ここに行けば良いって事?」
「えぇ。そこに稗田阿求と言う人物から話を聞きたいとの言伝を頂いてまして……」
「そうなんですか」
「分った! じゃぁ、早速行ってくるよ!」
何気にフランドールを犯しきってしまった罪悪感がある兄は、即座に了承の返事を返す。
少しは何故、紅魔館へ伝言が来たのかを疑問に思いそうだが、精液と愛液の匂い溢れる部屋から早く逃げたかったのだ。
ちなみに紅魔館へ伝言が来た理由は、単純に魔理沙が阿求に『紅魔館へ本を届けてもらう』と喋ったからだった。
「助かります。……門まで送ってあげましょうか?」
「うん」
「お願いします」
半ば拉致された感のある双子は紅魔館のどこにフランドールの部屋があるか分からず、素直に咲夜の行為に甘える事にする。
双子はそれぞれしっかり身なりを整えているので、下半身丸出しのまま移動させられる事は無い。
「では」
と、言った瞬間に景色は精液と愛液の匂いに塗れた閉鎖的な部屋から、一気に清々しい風が吹く外へ連れてこられた。
「あ、美鈴お姉ちゃん、まだ寝てる」
「…………『まだ』?」
パッと降ろされた門の外では相変わらず寝ている美鈴が居る。
弟は反射的に紅魔館へ入る前に見た事を思い出して現状を口に出したが、その瞬間に咲夜が纏う空気に寒気が混ざり始めた。
「……双子さん。私は用事があるので、ここで失礼致しますね」
「う、うん」
「わ、分かった」
優しげな笑顔が急に恐ろし気な雰囲気を醸し出し始めた所為で、咲夜の言葉に頷くしかない。
「じゃ、じゃぁ、またね」
「えぇ、お待ちしておりますわ」
「バ、バイバイ」
「さようなら」
双子はせめて被害が自分達へ及ばないよう、逃げるように紅魔館から飛び去る。
そして直後に鶏が首を絞められたような声が響いたのだった。
「あっーーーーー!!!」
続く