ネギまでズブリ その2
その2
「……吐きそう」
「えっ、だ、大丈夫?」
前の人生では満員電車は慣れた物だったが、ネギの身体には思った以上に耐性が無かった。
周りに女の子が沢山居る中で、ぽつりと呟いた言葉は周りにも聞こえたらしく、心配そうな声が隣から聞こえてくる。
「どうしたの?」
「この子が、気分が悪いって」
「えっ、大丈夫?」
「お茶あるよ?」
「外国人なんだから紅茶とかじゃないと駄目なんじゃないの?」
「紅茶ならあるよ。はい」
「……あ、有難う御座います」
顔を青くした外国人の子供である俺に、次々と掛けられる気遣う言葉。
漫画の世界であっても日本人の優しさに触れ、酔って弱くなった心が癒される。
その効果が女子生徒の良い匂いを嗅いでいた事で、多少は増量されたのは仕方が無い。
「何処まで行くの?」
「あっ、女子中の校舎まで……」
「一人で行ける?」
「お姉ちゃんが付いて行ってあげようか?」
「大丈夫です。駅で迎えが来る筈なんで……」
「そう」
「駅に着いたよ」
「ホントだ」
「道を開けてあげて」
「はいは~い」
まるで海を割った聖人の様に、人込みが左右に割れる。
優先して電車外に出して貰えたが、他の乗客も遅刻間近と言う事もあって、後ろから勢い良く走り出して行った。
年頃の女の子が発する良い匂いを孕んだ風を感じつつ、近くにあった柱へもたれ掛かる。
こんな事なら、体調管理が出来る魔法陣を開発しておくべきだった。
「うぅ~……」
貰った紅茶で気分を治していると、頭上から喧嘩腰に声を掛けられた。
「ちょっとガキ!」
「……ん?」
「だ、大丈夫!?」
鈍く反応を返して顔を上げてみれば、そこにはイライラと溜めていた様な表情をしていた少女・神楽坂 明日菜が立っていた。
しかし、俺の顔色を見た瞬間に心配そうな物へと変わる。
おろおろとした様子で、後ろから来ていた和風な雰囲気を漂わせている少女・近衛 木乃香へ意見を求めた。
「ど、どうしよう、このか。体調悪そうだけど」
「とりあえず、保健室に連れて行った方がええんとちゃう?」
「そ、そうね。ほら背中に乗りなさい」
原作のネギと違って初対面で失恋すると言ってない所為か、随分と面倒見が良い。
「大丈夫です。だいぶ良くなって来たんで歩けます」
「そう?」
「あんまり、無理したらあかんよ?」
「と言うか、あんた何処に行くつもりなのよ」
「えっと、学園長室までですけど、迎えが来る筈なんですよね」
本当は明日菜達が迎えと知っているが、ここで言うと不自然極まりないのでこう言うしかない。
「えっ、もしかして学園長が迎えに来させた新任教師ってあんた!?」
「たぶんそうです」
「えぇ!? まだ子供やんね」
やはり子供が教師として来たとは信じてもらえない。
胡散臭そうな目で見つめられるながらも、案内をしてくれるので足取り遅く着いていく。
校舎が近くに見える程まで近付けば、窓の上から男の声が降って来た。
「お久しぶりでーす。ネギ君」
「え゛」
「あ」
声の人物が高畑であると分かった途端、恋する明日菜は目をキラキラとさせて名前を読んだ。
「高畑先生!」
「久しぶり……?」
ぶっちゃけ『俺』は会った事が無い。
その所為で若干疑問系になってしまったが、高畑は気にしないで言葉を続けた。
「麻帆良学園へようこそ。ネギ先生」
「え……、せ、先生?」
流石に自分よりも年下の言葉を信じる事はしなくとも、現役の教師が先生と呼んだ事で信憑性が増したらしい。
一先ず同じ部屋になるヒロイン達に自己紹介をしておく。
「この度、この学校で英語の教師をやる事になりました、ネギ・スプリングフィールドです」
「え、えぇーーー!!」
改めて出される驚きの声が響き渡った。
△
あれから学園長室へ無事連れて行って貰う。
室内では原作通りに明日菜達と同じ部屋に住めと言われて明日菜が怒ったり、木乃香があっさりと承諾したりで賑やかな挨拶となった。
生徒達を先に教室へ返し、サポートとして宛がわれた指導教員として巨乳のしずなを宛がわれる。
廊下を歩くついでに、この時の為に作っておいた魔法陣を起動させた。
「授業の方は大丈夫なの? ネギ君」
と声を掛けてきたしずなの方を向けば、そこには全裸で身を少し屈めている姿が視界に映る。
大人の色気を存分に醸し出すプロポーションは抜群に良い。
最初に見た時はセーターにロングスカートと、一見するとガードが固そうであった大人の女の裸。
目が悪くないにも拘らず眼鏡を掛けている理由が、ここにあった。
細かい紋様として刻み込まれている魔法陣は、察しの通り透視の魔法。
しかも、相手が男であれば透けないという高性能な物だった。
「ちょっと緊張してますけど大丈夫ですよ」
普段は、迂闊に肌を露出しなさそうな雰囲気を持っている女性の全裸を見たという興奮を隠しながら答える。
しずな程の胸の大きさなら呼吸をするだけで揺れるだろうが、やはりブラのお陰で揺れは少ない。
「ここがあなたのクラスよ」
視線を促されて窓から教室内を覗くと、そこには桃源郷があった。
透視の効果を発動する眼鏡のお陰で、中に居る女子生徒達の全てが全裸で思い思いに過ごしている。
立っている生徒は尻を隠さずに移動したり、会話をしたり。
座っていても、胸を見られているとは知らずに本を読んでいたり、何かを書いていたりと急がしそうだ。
それからドアをノックしてから開けると、目の前に黒板消しが落ちて行った。
「えっ、何これ?」
床に落ちた黒板消しに視線を送ると、近くには横に張られたロープにバケツ。
天井を見ても玩具の矢がセットされており、どう見ても悪戯目的の罠が仕掛けられていた。
「あれ? 子供?」
何処からともなく呟かれた言葉が、静かになった教室に響く。
「え~っと、仕掛けた人はちゃんと片付けてね」
特にリアクションも取らず、なるべく生徒達へ顔を向けない様に跨いで教卓へと向かった。
後から入って来たしずなも、器用に避けつつも隣に立つ。
「あの、しずな先生。その子は誰ですか?」
若干目をキラキラさせて質問をしてきたのは、クラス委員長の雪広 あやか。
ショタコンの性癖を持つ彼女は、ネギ位の男の子が大好きだった筈。
「この子は新しい先生よ。さ、自己紹介をして貰おうかしら」
「は、はい」
そして、俯かせていた顔をパッと上げれば、恥じらいも無く全裸を晒した中学生がこちらを注目していた。
踊り出したい程の感動を隠しながら、一人ひとり顔を確認する様に視線を流して行く。
巨乳から微乳まで揃い踏み。
乳首の色も十人十色とは良く言った物で、殆ど肌色同然から穢れを知らなさそうなピンク色に、少し薄い茶色まで選り取り見取り。
ブラを着けている所為で、形は丸く整えられている。
下半身は机の陰になっており、角度の関係で見えなかった。
しかし、非現実の卑猥な光景は、俺の陰茎を刺激して堪らない。
その中でも目立つのはやはり、委員長の雪広 あやかを筆頭に、長瀬 楓と那波 千鶴に龍宮 真名。
この四人は特に巨乳で、すぐにでも谷間に顔を埋めたくなる。
そして闇の福音と呼ばれるエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。
裸を見られている事に微塵も気が付いていなさそうな雰囲気で、偉そうに踏ん反り返っている。
胸は膨らんでいるか分からないが、乳首が綺麗なのだ。
肉体年齢相応と言うか、ピンク色よりも薄く、例えるなら桜色と言える程に薄い。
ある程度、目ぼしい女子生徒を視姦した後、言葉を発する為に空気を吸い込めば女子中学生の良い匂いが鼻腔をくすぐった。
危うく表情が緩みそうになってしまうが、何とか取り繕って自己紹介をする。
「今日からこの学校で英語を教える事になりました、ネギ・スプリングフィールドです。3学期だけですがよろしくお願いします」
俺の言葉が終わった後、数秒ほどの沈黙が続いたと思ったら、歓声が教室内を一気に埋め尽くした。
そして立ち上がって近寄ってくる全裸の女子中学生達。
右を見ても左を見ても、弾ける肌色ばかり。
立ち上がった所為で股間にも丸見えになり、薄っすら陰毛が生えている人が居ると思ったら、身体の大きさの割りに一切映えていない人が居て、視線を何処に向けて良いか困る。
幾ら年下の子供でも露骨に胸や股間を見続けられれば、思春期の女の子でなくとも良い気分はしない。
チラチラと視線を慌しく動かしながらも、胸や股間を凝視して行った。
「あーーん、可愛い!」
そんな様子を、緊張していると勘違いした誰かに抱き締められた。
冬の制服である為に感触があまり伝わってこなくとも、厚い布の向こうにある胸の感触に全神経を集中させて、女の子の身体の柔らかさを存分に感じ取る。
心地良い感触に身を委ねながら質問に答えていると、再び委員長であるあやかが声を張った。
「好い加減にしなさい!」
バンと机を叩きながら立ち上がったあやかは、優雅に他の生徒達を押さえ込んだ。
当然、透視魔法を使っている俺から見ればピンク色の乳首を持つ巨乳から、机の陰から出てきた金髪の陰毛を持つ股間まで、隠される事無く視界に納められた。
「それにしても先生。あの罠をかわすなんてやるアルな」
「えっ?」
「ドアに仕掛けてあった物でござるよ」
あやかの言葉で一先ず落ち着いた生徒達であったが、語尾の『アル』と褐色の肌が特徴の古 菲が感心して声を掛けてくる。
その横で古菲の言葉を継いだ、語尾に『ござる』と付ける長身で細い目を持った長瀬 楓が声を掛けて来た。
遠くの方で悔しそうにしている双子が居るが、今は気にしない方で対処しよう。
「いや、引き戸って言うのは大抵自分の身体が入る位まで開けてから潜るだろうよ」
漫画等でたまに見る黒板消しを使った悪戯だが、実際に掛かってしまう事は殆どありえない。
せめて、標的の肩幅を同じ大きさの物を用意しないと、いけないだろう。
しかし、それ程ドアが事前に開いていれば、相手はそれ以上開けようとはしないだろうが……。
「掛かってしまう時は、態々隙間に頭を差し込んで忍び込む様に入らないといけないぞ?」
「あ~……、そうでござるな」
「でも高畑先生は引っ掛かってたアルよ!」
何となく納得した楓とは逆に詰め寄ってくる古。
しかし、どれだけ言われ様とも、高畑程の人物が引っ掛かっていた理由は分からない。
「いや、分からないけど、たぶんお情けなんじゃないか?」
実際、それしか考えられない。
俺にとっては、心底どうでも良いが……。
「古菲さん、長瀬さん、あまりネギ先生を困らせてはいけません!」
「あっ、委員長、分かったでござるよ」
「む~……」
「そろそろ時間も押してるし、授業をしますよ。ネギ先生お願いします」
答えに困っていれば、すかさずあやかが助け舟を出し、しずなが乗る形となって授業が開始された。
背が低い所為で黒板に内容を書き辛かったものの、低い所でも大丈夫だろうと思って書ける範囲で書いて行く。
内容もなるべく分かり易くしているので、不満は出てこなかった。
原作なら、ここで明日菜が消しゴムでちょっかいを出してくる場面だが、初対面の時に失恋すると言っていないので好感度は下がっていない。
それどころか顔色が青かった所為で、こちらを見る視線が何処か心配そうな雰囲気を持っていた事が印象的だった。
△
何とか初めての授業も終り、小腹が減ったなと彷徨っていれば、前髪で目を隠して気弱そうな女子生徒が大量の本を持ってフラフラと歩いている所を発見。
前が十分に見えない状態で階段を下りていく姿は、フラグ以外の何者でもない。
不完全な原作知識を頼る前にクラス名簿で、名前と顔を確認して宮崎 のどかであると確認してから近寄った。
驚かせない様に前から声を掛けて、注意を促す。
「宮崎さん、危ないですよ」
「へっ!?」
「あっ!」
「きゃーーっ!」
驚かせない様に声を掛けたら、驚いて足を躓かせてしまった。
いったい、どうしろと言うのか……。
十分に近付いて声を掛けたお陰で、のどかの身体を庇う事は出来たが自分の身体が中学生よりも小さい事を忘れていた。
下に落ちる力をコントロール出来ず、お姫様抱っこで抱えたまま慣性に捕らわれて落ちて行く。
咄嗟の判断で怪我をさせない様に不可視の魔法陣を使って衝撃を流しながら、一番下まで降り立った。
微妙に色んな所を捻りそうだったが、何とかのどかには怪我一つさせずに済んだ。
こんな事で身体に傷が付いてしまっては勿体無いから一安心。
「ふぅ……」
茫然自失としているのどかは、自分がどうなったのか分かっていない。
身体を丸めて固まっているのを見て悪戯心が湧き上がった俺は、太股に置いていた手を微妙に動かして股間へと流して行った。
ストッキングを履いていない太股はサラサラで触り心地が良く、肌も張り付く様な感触だ。
「あっ、大丈夫ですか? 宮崎さん」
「ちょっと、あんた達!」
「ふぇ?」
「…………」
そろそろとスカートの中へ手を進入させようとした瞬間に、明日菜が慌てて近寄ってきた。
確か魔法バレイベントだったかなと、原作の知識が呼び起こされる。
念の為に魔法陣を不可視化しておいて良かった。
しかし、もう少しで中学生の股間を触れられた所を邪魔されてしまった上に、明日菜が出した大きな声でのどかの意識も戻ってしまう。
「ひゃっ! ネ、ネギ先生!?」
「本屋ちゃん、大丈夫!?」
「神楽坂さんも!?」
地面に身体が付いてしまっているとは言え、お姫様抱っこの様に抱えられている事を知って顔を赤くさせて慌てるのどか。
近寄ってくる明日菜の存在にも気が付き、明日菜に負けず劣らずの慌てっぷりで立ち上がった。
「あぁ……、大丈夫か」
「あっ、はいネギ先生、大丈夫です!」
「はぁ……、良かった」
勢い良く腰を曲げて礼をしてくるのどかへ適当に相槌を打ち、散乱してしまった本を集めて渡した。
「図書館島まで行けないけど大丈夫?」
「はい、今度は気を付けて歩きますから」
「そう、じゃ、気を付けてね」
「有難うございました」
重そうに本を持っていく後姿を明日菜と並んで見送る。
姿が見えなくなった頃に、ポツリと呟く様に先程の行動を褒めてきた。
「中々やるじゃない……」
「まぁ、教師として生徒が危なかったら救うのは当然だよ」
「そう……」
そうして、顎に手をやって何かを考える明日菜。
「うん、私達が断ったら泊まる所が無いんでしょ」
「そうだね」
「暫くの間なら、泊めて上げても良いわよ」
「えっ」
「何よ、不満なの?」
思わず聞き返すと、若干不機嫌そうに返してくる。
「アレだけ嫌がってたのに良いのか?」
「良いわよ。本屋ちゃんを助けてくれたし、あんたも悪そうな感じもしないからね」
意志を操り、気が付かれない様にエロイ行為を悪と言うなら極悪人極まりないだろう。
腹の中に抱える考えを知らない明日菜は照れを隠す為にそっぽを向いて、さも善人に対して接する様に話を続ける。
「それにまた気分が悪くなっても困るでしょ?」
「あれは満員電車に酔っただけだから、普通に生活をしていれば滅多に酔わないよ」
「そうなの?」
「そうなの」
「まっ、あんたは子供なんだから、人の善意は大人しく受け取りなさいよ」
「分かった」
額を突かれながら承諾すると、眩しい笑顔で満足そうに頷いた。
「うん、良し!」
そして、手を引かれながら来た道を引き返して行く。
「そう言えば、寮ってどこにあるんだ?」
「えっとね…………あっ!!」
「『あっ』?」
「忘れてたけど、この後あんたの歓迎会があるのよ!」
「えっ!?」
「早く行かないと間に合わないわ!」
「ちょっとぉー」
子供の身体が浮き上がる程のスピードで引っ張られて行く。
慌てて教室に連れられて行けば、中に入った途端にクラッカーの歓迎を受けた。
「ようこそ、ネギ先生~~!!」
殆どの生徒達が一斉に発した、歓迎の言葉で出迎える。
「ほらほら、主役は真ん中へ」
自分よりも年下で教師と言うのが珍しいのか、寄って集って弄られた。
明日菜に魔法がバレていないので高畑への読心術はしないで済んだ。
もし要求されても、男の心なんか読みたくは無い。
その後も歓迎会は問題なく進み、のどかから図書券を貰い、対抗したあやかから銅像を貰うなど賑やかな物となった。
騒がしくとも女子中学生に囲まれて楽しかったイベントが終わると、夕日が落ちる景色と合わさって何処か寂しい雰囲気も出てくる。
「さっ、帰るわよ」
「はいよ」
帰路の先を行く明日菜の言葉を受けて素直について行く。
「そう言えばあんた、最初敬語だったけど止めたの?」
「そうなんだよね」
「何でよ?」
「敬語の方が良かったか?」
「そんなんじゃないけど。……急に変わったからさ」
「急な心変わりです」
「何よそれ?」
「変に敬語を使い倒すより気安くて良いんじゃないかと思ったけど、駄目だったかな?」
「良いんじゃない? 何か雰囲気が敬語を使っているのがおかしい感じ……?」
「何だそれ?」
「良く分からないけど、敬語使ってるあんたを見ると違和感が出てくるのよね~」
「……良く分からない」
要領を得ない明日菜の答えは、俺にも分からない。
やはり精神年齢的な物が出てしまっているのか?
来た当初は如何にも『ネギ・スプリングフィールド』っぽく喋っていたが、慣れない事なのですぐに元の話し方に戻ってしまっている。
しかし、良いと言うのなら気にしない方向で良いだろう。
寮へ到着すると騒いで疲れたのか、食事を取った後2人ともすぐに寝てしまった。
暗くなった室内で、寝息だけが聞こえてくる。
明日菜と木乃香が使用しているベッドから少し離れて置かれた布団の上で、静かに時間が過ぎるのを待つ。
今日のイベントは全て終わったと思っているだろうが、俺にとってはここからが本番だ。
「…………もう大丈夫かな」
確認する様に呟き、足音を立てない様にベッドへ近付く。
「す~……す~……」
「うぅ~ん、高畑……先生……」
覗き込んでみれば、幸せそうに眠る美少女達。
今は寒い時期であり、厚めのパジャマを着ているが、中学生にしては育った身体の線がハッキリと確認出来た。
「とりあえず、朝まで安眠して貰おうかな?」
二人の枕にあらかじめ用意していた魔法陣を刻んで、特に明日菜の様子を見る。
「うふふ~、先生~……」
幸せそうな夢を見ている寝言を言っている所を見るに、特に魔法陣が効いていない様な様子は見られない。
「……明日菜、起きろ~」
「うぅ~ん……」
強めに身体を揺すっても、目を覚しそうな雰囲気すらなかった。
魔法を打ち消す能力は、少なくとも安眠の魔法陣は消さない様だ。
たしか害をもたらしそうな物を自動的に判断しているんだったか……?
うろ覚えで確かな事は言えないが、起きなければそれで良い。
「起きないとパジャマを脱がせますよ~」
そうして宣言通りにパジャマを脱がせて行く。
服の中心に走るボタンを一個ずつ焦らす様に外して行き、ブラをしていない胸を曝け出した。
「おぉ」
透視魔法を発動させた眼鏡で見たと言っても、やはり肉眼を持って間近に見る美乳は興奮の度合いが違う。
ブラをしていない胸は歳にしては少し大きく、仰向けに寝ていても左右に広がらない硬さを持っていた。
触るのは後にして、次はショーツごとズボンを脱がす。
「うむ、やはりパイパンか……」
無毛の秘裂は幼い子供の様に穢れなく、綺麗なスジとして鎮座している。
足をM字に広げて間近で覗き込めば、微かに体臭を感じた。
「中はどうかなっと……」
「んんっ……」
興奮を沸き上がらせる柔らかさを持つ大陰唇を親指で開き、処女の膣口を外気に晒す。
殆ど胎内と言って良いぐらいに敏感な箇所を空気に触れさせられた明日菜は、違和感に声を漏らした。
匂いを嗅いでも、尿の痕跡は分からない。
性器を洗い忘れるのは処女にありがちと聞いた事があったが、どうやら明日菜はちゃんと綺麗にしている様で何よりだ。
そして、舌を近付けて膣口から淫核にかけて舐めた。
「んひぅ!!」
魔法陣の効果で安眠していようが、性器を舌で刺激されるのは身体が大きく反応してしまうらしい。
パジャマの正面を開いただけの上半身は、動く度に硬めと思われる胸を揺らす。
乳輪と同じ様な高さだった乳首は徐々に硬く尖り、明日菜の身体が性感に目覚めた事を現していた。
きっと人生で始めてと言う位に舌を器用に動かして、性器を通して更に性感を送る。
最初はビチャビチャと唾液を塗りたくられる音だけが聞こえていたものの、徐々に愛液を啜る音に変わった。
詳しく様子を見る為に顔を離してみると、舌と膣口が卑猥な体液の橋で結ばれている。
親指で広げられている大陰唇の中から、唾液と少量の愛液に塗れた小陰唇とあり、膣口が呼吸と同じタイミングで僅かに開閉を繰り返す。
淫核も包皮から半分程顔を出して、暗い室内であってもヌラヌラと光を反射していた。
重力で切れる糸を見つつ、早速陰茎を取り出して明日菜に伸し掛かる。
「さて、高畑の為に処女を散らしておこうな」
見た目は巨乳中学生と言う事もあって、シッカリ興奮してしまう。
眠ったままの身体を貪れる期待感と、愛液を啜った所為で既に痛い程に陰茎は頼もしく立っている。
エラの張った亀頭は最大まで大きくなり、鈴口からはカウパー液を漏らして期待を示す。
「んっ……、す~……す~……」
「よし、行くぞ」
「っ!?」
舌の愛撫で若干開いた大陰唇へ亀頭を接触させれば、明日菜は一瞬だけ本能的な拒否感を呻き声として漏らす。
しかし、どんな反応を返そうとも最早まな板の鯉。
眠り続ける明日菜に処女を護る手立ては一切無かった。
「おっ……、流石にキツイな」
「んぐっ……!」
成人男性の平均よりも大きめの陰茎が、処女の膣口へ減り込んで行く。
流石に痛みと圧迫感で眉を顰めつつある明日菜は、手を握り締めて違和感に耐える。
鈴口に感じた処女膜を何の躊躇いも無く破ると、流石に苦痛に染まる声が出てきた。
「んぐぅ!!」
「うっ、締まる!」
破瓜で強張った身体は、膣内にも強い締め付けを送ってくる。
狭いながらも愛液の力を借りて進んで行き、硬い胎内をゴリゴリと押し開いて行った。
「んぐぅ、あくぅ……」
腰を押し入れられた足は蛙の様に広げられ、とても年頃の娘がする格好ではなくなっている。
「あ゛ぁ゛……」
濁った呻き声を聞きつつ、最奥まで陰茎を押し込んだ。
子宮口を押し上げる感覚はアーニャよりも少なく感じるのは、やはり体格の差か。
しかし、大きさが違う分、胸の発育も違っており、荒くなった呼吸が肋骨を押し上げる毎にふるふると揺れる。
愛撫の段階では立っていた乳首も、痛みで小さくなっている様にも見えた。
折角処女をくれたにも拘らず、痛みしか与えていないのは申し訳なく思ってしまう。
少しでも快感を送ろうと、陰茎を入れたままで目に前にある乳首を舌先で転がした。
身長の差で腰を突き入れた状態では、俺の頭が丁度明日菜の胸に来るので背中を曲げなくても良い。
「んぁ……」
興奮が冷めそうになっていたとは言っても完全に戻った訳でも無く、新たな刺激には即座に反応を返してきた。
唾液に塗れ、気化熱で周りの空気が冷たく感じられた明日菜の乳首は再び熱を持ち始める。
そして先程よりも反応が大きくなり、乳輪諸共立ち上がってきた。
俄然、吸い易くなった事で、完全に口内へ含んでから甘噛みをして愛撫を本格的にしていく。
「んっ、んんっ!」
眠っている明日菜はパジャマを中途半端に脱がされた状態で足を広げて男を受け入れさせられ、胸を思うがままに吸われる。
余った方の胸も、文字通り片手間で揉み解されていた。
暗い室内であっても掌と口の中にある胸の温度が上がって来たのを感じ、止まっていた腰を動かして行く。
「んぐっ、あくっ、はぁっ!」
安眠の魔法陣が無ければ、確実に木乃香が起きると思う大きな声が出てくる。
同じ様に愛液が掻き回される音も大きくなり、明日菜の身体が性行為を受け入れている事を教えてくれた。
カリが引っ掛かる膣壁はアーニャよりも発達して、腰を動かす程に摩擦が快感として返って来る。
陰茎全体にピッタリと張り付く所為で溜まっていた愛液が胎内から掻き出され、ベッドを汚してしまっていた。
「んっ、う゛っ、うっ、あっ」
子宮を押し上げられる感覚を受けて、殆ど反射で呻き声を出す明日菜。
乳首を口に含んだままで腰だけを上下に動かし、打ち下ろす様に犯していく。
勢いが増した所為で、膣内から掻き出される愛液は更に周囲に飛び散る。
膣壁に明日菜の興奮が伝わった所為で厚みを増し、カリに掛かる抵抗も大きくなってきた。
殆ど強制的に目覚めさせられた性感は、膣内を好き勝手に動き回る陰茎に開発されて行く。
口内に含んでいる乳首も舌と歯で刺激を送られ、明日菜の身体に快感を溜めさせていた。
心成しか降りて来た子宮口は鈴口と接触を深くして、戸惑いながらも子を孕む本能を成そうとしている様にも感じる。
絶頂の予感でピクピクと勝手に動き出した陰茎の要求に従い、最後の止めとばかりにヌラヌラと光っていた淫核に接触させながら腰を止めて力を抜いた。
「んくあぁ……」
「うふぅ……うっ……」
絶頂で頭を上げた所為で出来た、唇と明日菜の乳首を結ぶ唾液の橋にら考えが及ばない程の快感が俺の身体を走る。
根元まで入れた陰茎は、我が物顔で穢れていなかった処女の膣内へ精液を吐き出す。
自分の体温ではない体液を流し込まれた明日菜も、生暖かい違和感で思わず声を出してしまう。
恥骨に感じる淫核の反応を感じるに、明日菜の身体は順調に調教出来ている様でもあった。
この分では、次に犯す時は必ず絶頂へ持って行けそうだ。
精液を吐き出しながらビクビクと震える陰茎を思う存分暴れさせて、最後の一滴まで子宮口へ振りかけた。
一先ず処女を犯しきった満足感を感じつつ、数回押し込む様に突いた後で身体を離す。
「んああぁ……」
絶頂間近だった明日菜は、陰茎が抜かれる感覚で惚けた声を出した。
膣口を塞いでいた栓が抜かれ、少し間を置いてから膣内に出された精液が流れ出てくる。
若干ピンク色をした体液が、明日菜の呼吸と同じタイミングで勢いの強弱を付けながら下にある肛門へ落ちていく。
「んっ……す~……す~……」
犯される感覚が消えた明日菜は、すぐに規則正しい呼吸を取り戻した。
正直に言えば、未だに満足は出来ていない。
魔力を生命力として変換した代償は、一回ぐらい精液を出した程度で収まらなかった。
もう一度明日菜を犯してしまっては流石に負担になってしまうと考え、下に寝ている木乃香の元へ忍び込む。
しかし、ゆらゆら揺れていた陰茎が太股に冷たい感触と共に接触した事で、汚れを始末していない事に気が付く。
とりあえず上半身だけ戻して、明日菜の身体を掃除用の魔法陣で綺麗にしておいた。
「木乃香さ~ん……、っと、起きてないよな?」
「くぅ~……くぅ~……」
あれだけ大きく音と声が出ていた筈なのに明日菜と同様、規則正しく寝息を立てている。
枕に刻んだ魔法陣はシッカリと働いている様だ。
うつ伏せに寝ている木乃香のズボンをズリッと下げ、白いショーツに包まれた尻を出す。
小振りでプルンと揺れて、胸とは違った意味で視界を楽しませてくれる。
軽くペチペチと叩けば、ショーツが尻の割れ目に食い込んだ。
明日菜が起きないのであれば、木乃香が起きる道理も無いが念の為にと少し乱暴気味に叩いた。
「んっ……くぅ~……」
ペチンペチンと高い音がする程に叩けば、普通なら痛みで起きそうな物だが寝返りすら打たない。
これなら大丈夫だろうと思い、ショーツを脱がせる。
暗い室内であっても、白い尻は綺麗と判断出来た。
揉み込む様に手を這わせても、固めの弾力を返す。
少し小振りであっても安産型な形は、燻っていた興奮を再発させるには十分すぎる程に魅力的だった。
露出したままの陰茎は愛液と精液に塗れたままでも完全復活を遂げており、すぐにでも犯せる。
しかし、明日菜と同じ様に処女を奪ってしまっては勿体無いと思った所で、目に付いたのは尻の谷間の中心に息衝く肛門。
ここならば刺激の変化もあるだろうし、少なくとも飽きはしないだろう。
「っと、その前に……」
肛門が、と言うか腸内は思った以上に汚いのは、美少女でも同じである筈。
病気になって困るのは自分自身。
なので、変な菌が付かない魔法陣を刻んでから、尻肉を開いてピッタリと閉じている括約筋を解しに掛かる。
「ん!?」
下手をすれば性器よりも見られたくない箇所を、他人に触られた木乃香は反射的に身体を強張らせた。
物心が付くか付かないかの時期より刷り込まれた、トイレ以外での排泄を拒絶する意識。
思春期を過ぎる今では、眠っていても完全に制御出来ている。
それに逆らう様な刺激を受けてしまい、木乃香の身体は思わず尻に力を入れてしまう。
キュッと締まる括約筋は触る前よりも閉じる力が強くなり、普通に刺激している程度では指を入れるだけでも朝まで掛かってしまうかもしれない。
ここは一つ強引に行ってみる事にする。
「とりあえず切れない様に、柔軟性を増加させておこうかな」
当然の事ながら普通に膣を犯すだけではなく、肛門を犯す事も事前に想定済み。
あらかじめ用意していた魔法陣を近くにあったハンカチに刻んでから、木乃香の足首に結び付けた。
そして再び尻を開いてから、キュッと締まった肛門へ指を一気に突き入れる。
「んぐうぅぅぁ!!?」
流石に普段は出るだけの箇所を逆流されては、苦しそうな声が大きく出てしまった。
魔法陣の効果で括約筋は切れる事無く、安眠の魔法陣で眠りからも覚めない。
人差し指を根元まで咥え込んだ肛門は、違和感を排除しようと外へ押し出そうと動いていた。
超壁がウネウネと繰り返し蠢く事で排出をさせようとしているが、肛門へ更に力が入る事でこれ以上出て行く事を防ごうとする。
こんな反応をされてしまっては、陰茎を入れればさぞや気持ちが良いだろうと期待に陰茎が膨らむ思いだ。
どれだけ中と外の相反する動きで異物を防ごうとしても、括約筋だけでは腕の動きを抑える事が出来ず、結局は指の太さまで拡張されてしまう。
これだけでは少し心許無いので、手を前後に動かして更に解して行く。
「んっ、あっ、くふぁ!!」
早いスピードで排泄する感覚と逆流する感覚を受けた木乃香は、犯される明日菜とは随分と色が違った声を断続的に出す。
動かしていない方の手は尻を揉みつつ、十分解れたと思いって括約筋に入れる指を二本に増やした。
「あぐうぅ……」
多少無理をしても魔法陣の効果を信用して、早急に木乃香の肛門を開発して行く。
うつ伏せに寝ているので表情を見えないが、きっと明日菜以上に眉を顰めていそうな声色だ。
二本に増えた指を出し入れされる肛門は、腸液が漏れて動きもスムーズになって来た。
取り敢えずは入れるのに問題が無さそうな位にまで拡張出来たと判断して、いよいよカウパー液を垂れ流していた陰茎をセットする。
そして、両手で尻を開きながら、抵抗して締まろうとする肛門を目指して腰を突き入れた。
「あがあうぅぅくぅぅ!!!」
指二本よりも太く長い陰茎が拡張途中の肛門をメリメリと広げて行けば、明日菜の膣口よりも圧倒的に強い締め付けが襲って来る。
腸液でヌルヌルになっていても愛液よりは粘度が足らず、自然と反発する摩擦も大きい。
しかし、一度絶頂に達した陰茎には丁度良い快感となっている。
「ああぁぁぁ」
「うっく、キツイ……!」
木乃香の呻き声を聞きながら入る所まで入れようとしても、尻肉が邪魔をして根元まで入らなかった。
それでも陰茎には生暖かい腸内と、根元の少し上の方を締め付ける括約筋の締め付けで、快感は思ったよりも大きい。
後ろから抱き付く様にして木乃香の身体へ密着してから、腰を動かして行く。
「くっ、あっ、ひぅ、んぐぅ」
骨盤に当たる柔らかい尻は、打ち付けの衝撃を上手く吸収してくれていた。
跳ね返す反動を利用しながら、リズム良く肛門を犯していけば木乃香の身体は徐々に熱くなる。
処女であるにも関わらず、尻を犯されて興奮を始めたのかもしれない。
うつ伏せの木乃香の横顔を見ても、苦しそうな表情の中にも性的な快感を含んだ雰囲気も見える様だ。
行き場を失っていた手は、潰されている胸を触る為に布団との間に侵入させた。
圧迫で上手く動かせない状態であっても、指先に感じるのは興奮で硬くなった乳首。
もしかすれば排泄孔を犯される感覚を少しでも和らげる為に、快感として変換したのかもしれない。
どちらにしても都合が良いのには違いが無く、気持ち良いと感じるなら存分に味わって貰おうと腰を力強く動かした。
「んくっ、あっ、うぅ!」
押さえられて上手く動かない指で乳首を弄りながら、腰の動くも早くしていく。
パンパンと音が大きくなる程に木乃香は、微妙に足を開いて完全に受け入れる体勢になっていた。
苦痛から逃れたいばかりに肛門から送られてくる感覚を快感へ変えた所為で、普段の姿からは想像も出来ない卑猥な格好で犯される木乃香。
違和感で歪められていた眉は切なそうに顰められ、半開きになった口からは舌が小さく覗き、今にも激しい喘ぎ声が出てきそうだ。
そう言う俺も、括約筋で扱かれた陰茎からの快楽信号に耐え切れそうも無い。
最後の一滴まで明日菜の胎内に出した精液が睾丸から送られており、今にも尿道へ流れてきそうな感覚があった。
「あっ、んぁ、はっ、ひぅ!」
「ふっ、ふっ、ふっ!」
そして、我慢も限界になった俺はスパートを掛けた後、最後の一撃を木乃香の肛門へ放つ。
「んんうぅーー!!」
「出るぞっ!」
終りへ近付く程に、心成しか締め付けが強くなった気がする括約筋。
一瞬だけ射精の勢いが止められたが、奥へ差し込もうとグリグリ腰を動かせば拘束も緩む。
短時間で二度の射精であっても、濃さが変わらない精液が少女を身体の中から汚していく。
膣内と違って奥行きが深い所為で、本当に身体の奥深くまで陵辱の証を流し込まれた。
しかし、危険度で言えば、明日菜の方が妊娠してしまうかもしれないという意味で危ない。
「んくあぁ……」
「うっ……ふぅ……ん」
身を捩る様に体内へ精液を出される感覚に耐えていた木乃香が、何処か満足そうな声を出している。
力が無くなって柔らかい陰茎を締め付ける括約筋は、微妙に軽い締め付けを繰り返して、押し出したいのか防ぎたいのか分からない反応を返す。
とりあえず溜まっていた性欲は美少女達を犯した事で、肉体的にも精神的にも満足できた。
陰茎を肛門から引き抜く際に、括約筋が名残惜しむかの様に伸びて表面を扱く。
尿道に残っていた分まで木乃香の腸内へ流し込む事となり、明日菜と同じ様に最後の一滴まで出し切った。
「はぁ、疲れ……てはいないな」
生命力を常時供給されているので、二人程度犯しただけでは疲労も殆ど無い。
しかし性的に満足したのに加え、精神的な疲労があるのは否めなかった。
陰茎を完全に抜かれた肛門から多少精液が漏れ出したが刷り込まれた排泄の習慣は根強く、決してそれ以上は漏らさない。
本当なら犯した後の心地良い疲労感のままに眠りに付きたいものの、ここで油断する訳にも行かない。
朝起きた時に尻から精液を垂れ流していては、流石にパニックになるだろう。
この位の年齢ならば知らない事もありそうだが、あえて危ない道を渡る事も無い。
洗脳を施せば解決しそうな事だが、それはネカネとアーニャで経験済みだ。
どうせなら幅広いシチュエーションで楽しみたい。
そんな外道かつ贅沢な悩みで頭を使いつつも、掃除用の魔法陣でちゃちゃっと綺麗にして、降ろしていたパジャマのズボンをショーツごと引き上げた。
魔法陣を刻んでいたハンカチを取り除き、元通りになった木乃香へ掛け布団を重ねて俺も自分の布団へ潜り込んだ。
やはり前世が日本人であった為か、分厚い布団に入ると何処か安心する。
すっきりした腰の疲労感は良い具合に眠気を誘い、暫く目を瞑っているだけであっさりと意識を手放したのだった。
続く
コメント
No title
Re: No title
何だと思ったら『ネギま』ですか。
懐かしいですね。
今は遠き日の夢……。
しかし、このネギは原作を知ってますからね。
悪戯には引っ掛かりません。
懐かしいですね。
今は遠き日の夢……。
しかし、このネギは原作を知ってますからね。
悪戯には引っ掛かりません。
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>せめて、標的の肩幅を同じ大きさの物を用意しないと、いけないだろう。
>しかし、それ程ドアが事前に開いていれば、相手はそれ以上開けようとはしないだろうが……。
ちょっと引っかかったので。
これ、小学校の時に何度も仕掛けたことがありますが普通に引っかかります。
多分、ドアを開けながら入ろうとするからじゃないかな。