一騎当千 趙雲、関羽:常識変換
最近、俺が住んでいる所の治安が悪くなった気がする。
流石にモヒカン頭が棘付き肩パットを付けて火炎放射器で一般市民を焼く事はないものの、素手で地面やアスファルトを割ったりする若者の活動が活発になってきたのだ。
目の前の現実として見せられたバトル漫画的な光景は、どう見ても人間に出来る動きではなく、異常極まりない。
もっと言えば、ブロック塀を破壊しながら人が吹き飛ばされるなんて、テレビに出れば一生食べていけるだろう。
しかも、その大半が高校生であり、怪我をして血塗れになっても相手に向かっていくのは『どこの熱血漫画だ』と叫びたい気分になる。
いつの間にか転生してから二度目の人生を歩み、今ではすっかり普通の社会人として前世と変わらない人生を送っている俺。
周りが、と言うか左耳に勾玉のピアスを付けている若者が血気盛んに戦っている以外は、SFの様に科学が発達しているとかはない普通の現代社会。
そういう風に考えていた時期が俺にもありました。
「うわぁ……いつ見ても漫画みたいな戦いだな……」
戦いの音を聞いて咄嗟に隠れた俺の目の前で行われているのは、例によって左耳に勾玉を着けた美少女同士の戦い。
夕焼けが落ちたばかりの薄暗い中でもハッキリと浮き上がる白く長い髪をした女の子が刀を振るえば、斬撃が目に見える形となって飛んで地面を割る。
目を閉じている顔は何処か侮蔑を含んだ笑みを浮かべているが、綺麗な顔の魅力が落ちる事はない。
更には制服を持ち上げている巨乳は身体を動かす度に大きく揺れ、短いスカートから伸びるのは白く引き締まった長い足。
身長も高めで、刀を振るう合間に繰り出される蹴りは白のショーツを丸出しにしても美しい軌道を描いていた。
対して、薙刀を思わせる青龍偃月刀で攻撃を受けるのは、身長以上の長さがある黒く長い髪の美少女。
少し日焼けをした程度の褐色で、こちらのプロポーションも素晴らしい。
大きな胸は刀を受ける度に流しきれなかった反動で胴体よりも一瞬遅れて揺れ動く。
白い髪の美少女と同じ様に短過ぎるスカートからはスラリとした足が伸び、頻繁に丸見えになる白のショーツと合わさって、褐色の太股が高校生の若い色気を醸し出していた。
白い髪の美少女が刀を振れば青龍偃月刀で受け切れなかった斬撃が制服を切り刻む。
戦いが進む内に巨乳の下乳が見える程度まで攻撃を受け、防戦に回る黒髪の美少女は徐々に追い詰められていく。
攻撃の一つ一つで地面は割れて近場に在った長椅子すら両断され、周りの景色が歪む衝撃波が頻繁に発生しては辺りの植物が余波で激しく揺さぶられた。
「ふふ、どうしました? 関羽、動きが鈍いですよ!」
「くっ!! 子龍! なぜこんな事を!」
草陰から覗き見る俺に聞こえてくるのは、何やら因縁がありそうなやり取り。
刃が付いた凶器で戦っている時点で真っ当な関係ではなかろうが、とりあえず銃刀法は仕事をした方が良い。
そんな場違いな事を思っていると状況も変わっていき、関羽と呼ばれた方に攻撃が直撃してしまい、破れた服の破片と共に吹き飛ばされた。
「ぐあっ!?」
「ふふふ、この程度ですか?」
草むらを突き破って後ろへあった太い樹に激突した関羽は、苦しげな声を発して力無く座り込んだ。
激しい動きを繰り返していた所為で身体は汗ばみ、張り付いた衣服は身体の線をハッキリと浮かび上がらせる。
膝を立てている足はスカートを大胆に捲り上げてしまい、チラリと露出したショーツは秘裂の割れ目すら確認できそうだ。
対照的に殆ど無傷のままで、子龍と呼ばれた白髪の美少女は悠然と近付いていく。
目を閉じられた顔には余裕の表情を浮かべており、相変わらず侮蔑の雰囲気すら感じ取れた。
しかし、俺が注目するのは違う方向だ。
座り込んでいる関羽は攻撃を受けた腹を中心に制服が吹き飛んで、褐色の巨乳が完全に丸出しになっていた。
それでも、全てを破損させる程の衝撃波ではなかったのか、胸から上の肩辺りには少し破れているものの、ちゃんとした形で服が残る。
鎖骨から上だけが普通に制服を着ている様にも見えるので、逆に厭らしさを覚えた。
街灯の明かりを受けて汗を光らせる褐色の胸は、疲労で荒くなった呼吸の動きで少し遅れてたぷんたぷんと揺れ、頂点にある濃いピンク色の乳首は、戦闘の興奮で遠くから見ても分かる程度に尖っている。
関羽の巨乳が見せる場違いな厭らしさは、草陰から覗く俺に非現実的な戦闘を見せられた恐怖心よりも一度は揉んでみたい欲求を沸き上がらせる。
「ほんま、勃起もんやでぇ……」
「っ!?」
「誰です!?」
「げっ!」
無意識に出してしまった声に反応した子龍と関羽はバッと俺の方を向いて警戒を高めた。
送られる視線からは、前世を含めて今まで感じた事の無い敵意を感じる。
平凡な人生を送ってきた筈なのに殺気と分かる程の強い気配を向けられても、俺の視線は自然と関羽の丸出しになったままの胸に吸い寄せられた。
「…………」
「覗き見とは随分と趣味が悪いですね」
流石に性欲を滲ませる視線を受けた関羽は蔑む目を俺へ向けた後に胸を隠し、子龍は戦いを邪魔された不機嫌を隠さずに近寄ってきた。
決して急ぐ事無くゆっくりとした足取りだが、動く事を許さない圧倒的な迫力がある。
片手に持った刀が街頭の光りを反射し、まさしく歴戦の英雄を感じさせる威圧感を向けられた。
完全に腰が引けてしまった俺は座り込んでしまい、近付いてくる子龍を見上げる事しか出来ない。
それでも視線は制服に包まれても大きく盛り上がった胸へ向かってしまい、それが侮蔑を浮べていた顔に怒りを呼ぶ結果となった。
目を閉じていても明らかな憤怒が表情から滲み出て、刀を持つ手を軽々と、流れる様に振り上げると怒気しか感じさせない言葉と共に刀が振り下ろされる。
「趣味どころか性根も悪いようですね!」
「うわっ!?」
これ以上なく分かり易い命の危機に陥った俺の感覚は引き伸ばされ、見える全ての動きが遅くなった。
ゆっくりと動く子龍の刀が迫ってきても受け止められる気はせず、無駄な努力とは分かっていても腕を出して防ごうとする条件反射が働く。
そして、目を閉じて斬られる衝撃を覚悟した瞬間、前世での記憶が蘇った。
目の前の白く長い髪の方は子龍と呼ばれていたので、三国志に登場する武将の一人だった<趙雲 子龍>に違いないだろう。
もう一人の黒い髪の方は関羽と呼ばれた所を予想するに、十中八九、蜀の名将だった<関羽 雲長>に間違いない。
三国志で名立たる英雄達の名を持つ美少女、更に左耳には勾玉を付け、何よりも特徴的なのは服が頻繁に吹き飛んで惜しげもなく裸体を晒す。
これはどう考えても前世で読んだ事のある『一騎当千』と言う漫画の世界だと確信してしまった。
しかし、今更思い出しても既に遅く、刀からは逃れられそうにない。
そんな時、俺は何を血迷ったか、あの言葉を叫んでしまう。
「『富竹フラッシュ』!!」
「なっ!?」
「うっ!?」
迫り来る刀よりも早く言い切った瞬間、趙雲へ向けた掌から身体を押される程の衝撃波と、目を閉じていても瞼の向こうから分かる真ピンクの強い光を感じた。
予想できなかった圧力で軽く押された俺は、少し後ろにあった太い樹に背中をぶつけてしまう。
趙雲は思わぬ反撃を受ける形となって軽く吹き飛ばされて距離を取り、こちらを見ていた関羽は視力を一時的に麻痺させた。
「くっ! 油断しました……」
「ぐぅ、目が……」
「……いったい何が起こった?」
掌からの衝撃と光を感じた以外は俺にたいした被害はなく、樹にぶつけた背中も痛くない。
いまいち何が起こったのか状況が理解できないまま、ゆっくりと目を開ければ膝立ちでこちらへ顔を向けている趙雲に、目を擦っている関羽が見えた。
俺が謎の光を発する前とは余り状況が変わらないようにも見えるが、平凡な素人でも重圧を感じる程だった殺気が一切消えている。
胸を見られて激昂していた趙雲の顔は何故かスッカリ険が取れた表情を見せ、口元には微笑みさえ浮べて敵意の欠片すら感じない。
膝立ちで座っている所為でショーツが丸見えになり、股間に俺の視線を受けても親しげな雰囲気は変わらなかった。
関羽も視力が回復すると青龍偃月刀を杖代わりに立ち上がって、こちらへ近付いてくる。
その顔も裸の美乳を見られた怒りを抱えている雰囲気は無く、逆に見ろと言わんばかりに胸を張って歩いてきた。
二人とも優しげな微笑を浮べているが、この状況では圧倒的に恐怖心を刺激して止まない。
刀を鞘へ仕舞った趙雲と関羽が街灯で照らされて、昼間なら目立たない影が顔に落ちている事も怖さを後押ししていた。
「関羽さん、そろそろ遊びは終わりにして、闘士らしい戦いに変えましょうか」
「……あぁ、そうだな」
「えっ? な、なんだ?」
「ふふふ……」
「ふふ……」
先程まで命の取り合いを遊びと言い切り、微笑を浮べたままで座り込んでいる俺へ手を伸ばしてくる趙雲と関羽。
「決着には貴方が必要なので協力してください」
「なに、たいした手間は掛けさせない」
「むしろ気持ち良いと思いますよ?」
「無論、私達も気持ち良くなるがな」
「はっ? えっ??」
趙雲達は自分の武器を隣へ置くと、俺の肩を優しく掴んで芝生の上に押し倒してきた。
仰向けになった俺に対して肩を掴む関羽は上から圧し掛かる体勢になり、破れた制服から零れ出ている巨乳がたぷんと揺れて重力に引かれる。
その柔らかな動きを見せられてしまえば視線は自然と吸い付くも、今度は隠すどころか胸を顔の位置へ持ってきた。
肩を押さえている腕は肘を伸ばし切っているにも拘らず、濃いピンク色の乳首は俺の口元に付きそうな近さだ。
「ふふっ……」
「あら、関羽さん、大胆ですね」
褐色の巨乳を性欲溢れる目で見詰められて嬉しそうに揺らしながら笑う関羽を見ていた趙雲は、俺のズボンのベルトへ手を掛けて一気に脱がしに掛かる。
「な、何を……!?」
「だから、闘士としての戦いで決着を付ける為に協力をして貰いたいのです」
「一般人は知らないだろうが、女の闘士達が戦う場合はお前の精液を子宮に掛けて貰って勝敗を決めるのが常識なのだ」
「はぁ!?」
明らかに普通ではない答えを聞いた俺は何とか拘束を解こうとするが、これから確実に起こると思われる事への期待で身体に全く力を入れられない。
動きを抑制する期待感は、圧し掛かる二人へ抵抗する気を剥いでしまい、結局仰向けのままで四肢を投げ出すだけに終わった。
身体から力が抜けた事を確認した関羽は揺らしていた巨乳を下ろし、言葉を発しようとした俺の口に乳首を咥えさせてくる。
唇に接触した心地良い感触に思わず吸い付けば、甘い声が落ちてきた。
「ぁん!」
「では、私の方も……」
戦闘で興奮していた乳首は未だに硬さを維持しており、唇で強く挟めば柔らかめのグミを思わせる弾力を感じる。
甘噛みすると適度な抵抗を感じ、激しく戦って流されていた汗の味と心成しか甘い味さえある気がした。
唇では乳輪ごと吸い付き、歯で軽く噛んでから舌先を使って乳首の先端を舐め回す。
性感帯である箇所を刺激された事で歯に返ってきていた弾力は更に硬くなり、関羽も戦闘ではなく、性的な興奮を溜め始めた様だった。
乳首を吸われる快感を更に求めて肘を曲げてきた所為で、俺の鼻から下が褐色の美乳に埋もれる。
趙雲が居る下半身ではズボンとパンツを脱がされる感覚があり、既に硬くなった陰茎が勢い良く跳ね上がった。
「ふふ、随分ご立派ですね」
男として嬉しい言葉が関羽の胸の向こうから聞こえたと思ったら、今度は生暖かい感触に包み込まれる。
「あむ……」
「ふむ、趙雲、大胆だな」
「んむっ、じゅる……」
関羽の胸が邪魔で直接見る事は出来ないが、亀頭が唇に包まれ、すぐ後に歯の硬い感触が僅かにあった。
そしてカリまで包まれると舌が鈴口を舐め上げる。
完全にフェラをされている感覚は、大きな快感となって陰茎の硬さを高めた。
「んふっ……ずずっ……じゅる……」
口内で俺の反応を受け取った趙雲は嬉しそうに息を漏らし、頭を上下に動かし始める。
唾液をじゅるじゅると啜る音が聞こえれば自然と奥へ引っ張られ、舌が上顎に向かう所為で圧迫感は強くなっていく。
ストローの様に吸われる陰茎からはカウパー液を滲み出し、出た片っ端から舐め取られた。
舌のザラザラした腹が鈴口を丸ごと包んで先端を這い回る。
頭を引いた趙雲は、張ったカリへ歯の裏側に軽く当てると唇を締め付けて亀頭だけを咥えた状態にして全体を舐め回した。
もごもごと動く口内は吸い付きを強くして奥へと引き込み、締め付ける唇がカリの凹みを扱く。
ズボンを脱がされた太股に趙雲の少し冷たい手が添えられ、掴む力が加わったかと思うと陰茎が再び飲み込まれていった。
「じゅぷっ、じゅる……ずずっ……」
「そろそろ私の相手もしてくれ」
本格的に動き出したフェラの快感に目を細めていると、関羽が投げ出されていた俺の腕を掴んで吸い付かれていない方の美乳を掴ませる。
掌に感じるのは重く柔らかい上に暖かな体温と、先端には硬くなった乳首の感触があった。
指が食い込む巨乳は揉めば揉んだだけ興奮を高めてくれる。
性欲に塗れた手付きで胸を陵辱されても、関羽の嬉しそうな声を出していた。
「んっ、ふふ、良いぞ」
「じゅぷっ……ぁむっ……ぷはっ、そろそろ良いでしょう」
形を変える巨乳の気持ち良さに意識を向けていると、フェラをしていた趙雲が頭を離して陰茎を開放してしまった。
痛い程に硬くなった陰茎がバネの様に跳ね上がって下腹部へ当たり、唾液がビチャッと音を立てて飛び散る。
快感が途切れてしまった不満が無意識に出てしまったのか、俺の様子を察した関羽が股間へ振り返って趙雲を見た。
「何だ、もう入れるのか?」
「えぇ、もはや口では我慢出来ない様子ですので」
「あぁ、ふふ、確かにな」
嬉しそうな雰囲気を醸し出しながら膝立ちになった趙雲が俺の腰を跨ぎ、股間の位置を調節する気配を感じた。
俺の骨盤辺りが外側から膝で挟まれ、脛をピッタリと地面へ付かせ、すぐ下の太股には靴の固い感触がある。
陰茎は唾液に濡れて風の冷たい刺激を受けていたものの、跨がれた事で蒸れたスカートに覆い被された。
ヌルヌルになっていた竿が趙雲の細い指に掴まれると、腹まで反っていた角度が真上へ向かされ、鈴口には胸よりも柔らかな感触に包まれる。
互いの太股の位置から想像するに間違いなく性器であり、先端が減り込めば大陰唇がヌルリと滑って左右に割れていく。
既に漏れていた愛液のお陰で鈴口は何の抵抗もなく秘裂の中へ入り、先端では小さな膣口の締りを感じた。
「ふっ、うぅ……では、行きます」
若干、緊張した声色を関羽の巨乳越しに受け、少しした後に亀頭が膣口へ減り込んでいく。
狭く小さな肉の孔をジワリと広げれば、処女の強い締め付けで抵抗を受ける。
愛液で濡れている分、肌が突っ張る事もなく鈴口が膣内へ挿入されると、熱い膣壁が蠢きながら包み込んできた。
カリの太さで広げられる膣口に対して処女の抵抗が亀頭を締め付け、滑る感触は俺にフェラ以上の快感を送ってくる。
「んはぁ……思っていた以上に大きいです」
「……大丈夫か?」
「えぇ、何とか。想像してたよりも痛みはありませんし」
「そうなのか」
亀頭だけを膣内に咥え込ませた状態で圧迫感に吐息を漏らす趙雲。
鈴口に感じる薄い抵抗は処女膜だろうと思ったが、関羽の質問に答えた後、躊躇う事無く腰を落としてあっさりと破瓜を済ませた。
処女を失っても特に感傷を浮べずに動きも止まる事はなく、狭い膣口は竿を挿入していくついでに大陰唇を巻き込んだ。
強い締め付けはフェラで付けられた唾液を落し、代わりに愛液が塗られる。
膣内を進む亀頭は熱い膣壁を割り広げ、舌以上に細かいヒダが肌を這い回る快感を受け取った。
漏れ出していたカウパー液は誰にも汚されていなかった胎内に侵入の証を残す。
「ん……あぁ……」
竿の半分ほどまで膣内へ招き入れた趙雲は、膣内で大きくなる圧迫感と異物感で大きな吐息を吐き出した。
俺の視線は相変わらず関羽の巨乳に遮られているものの、聞こえてくる声は何処か満足気な雰囲気を感じる。
「大きい……です」
「んくっ、辛くは、ないのか……?」
「えぇ、むしろ、んっ……心地良い位です」
「そうか……ぁっ、私も早く勝負をしたいものだ」
どうあっても闘士として勝負をしている体裁を崩さない関羽も、乳首を吸われる快感で小さく悦声を漏らしていた。
趙雲は陰茎を挿入している腰が俺の骨盤へ降り立つと動きを止める。
根元まで入った状態で腹筋に力を入れてヒダで締め付け、そのまま下半身だけをうねうねと回し始めた。
「んはあぁ……掻き回されます……」
角度を変える陰茎は亀頭が大きく動いて子宮口の周りにカウパー液を塗りたくり、最奥を拡張して狭い膣内の柔軟性を高める。
暫く膣内を深く掻き回していたと思えば、今度は腰を上げて素早く下ろしてきた。
先程の様に止まらず、繰り返し上下に動かして本格的に性交を始めたらしい。
陰茎からの快感に呻く俺は、声を関羽の胸に直接出してしまう羽目になった。
「ふっ! はっ! あぁ!」
「んむぅ……!」
「んっ……、乳首を咥えたまま声を出されるのは、くすぐったいな……」
陰茎を胎内で扱く趙雲は激しく太股を上下に動かし、力が加わった腹筋は膣内の締め付けを強める。
出し入れを繰り返す度にカリがヒダを引っ掻き、俺は急速に快感を溜め込んでいく。
腰を動かし始めた早々に射精をするのは流石に恥ずかしいと思い、なるべく長く耐える為に股間へ力を入れた。
「んぁっ! な、中が広がって……!」
一時的に血液の流れを鈍くさせられた陰茎は太くなり、張ったカリは効率良く膣壁を削って趙雲に膣内が拡張される僅かだが大きな刺激を送る。
自然と先程よりも増大してしまった快感で、俺は睾丸で精液が多く溜まっていく感覚すら受けた。
激しくなる趙雲の腰使いは単純に上下の動きを繰り返すだけではなくなり、根元まで入れていた状態でしていた様に腰をうねらせて突き上げる位置と角度を変える。
積極的に新しい快感を求め、足のバネを使ってリズム良く身体を跳ねさせていく。
膝から下の足が地面から離れる事はないが、陰茎が抜けない程度の卑猥なスクワットを繰り返す趙雲。
根元まで挿入されると大陰唇が下腹部に当たって愛液を飛び散らせ、腰を上げると膣内で分泌された物がカリによって掻き出される。
激しさを増す上下の動きで周辺を濡らしていた体液は更に広がった。
「んっ、あっ、ふっ、んんっ!」
「……ほら、私も忘れるなと言っただろう?」
「んむぅ……」
締め付けの強い膣内で扱かれる陰茎からの快感で、褐色の巨乳を揉んでいる口と手の動きが怠慢になってしまう。
後ろで行われている卑猥な光景を見せられた関羽の興奮も釣られるように高まっており、掌の中で形を変える胸も弾力と大きさが増していた。
「くはっ! あっ! んあぁっ!」
身体を跳ねさせる趙雲は不規則に腰をうねらせ、絶頂に達しそうな膣内は痙攣を始めるも、どんな動きをしてもヒダは陰茎から離れない。
頻繁に角度が変わっても興奮した胎内は締め付けを更に強め、隙間として空いていた陰茎と膣壁の凹凸が噛み合ったと思わせる密着を維持して快楽を分け合った。
「くぅ! も、もう、駄目です!!」
「うむぅ……」
切羽詰った声で限界を知らせてくる趙雲の腰は止めとばかりに勢い良く落とされ、俺の骨盤は引き締まった太股に力強く挟まれる。
足を内側へ閉じる力が膣内を更に締め付け、密着を高めたヒダが引き上がられるとカリを擦った。
ピクピクと震える胎内は既に限界が近く、陰茎も意思を無視するかの様に震えて尿道に精液が溢れ出して行く。
「くっ、あああぁぁ!!」
「うむぅっ! 出る!」
「あぅ、くすぐったい……」
痙攣を繰り替えしながら表面を蠢くヒダに促される様に、子宮口に密着した鈴口から精液を吐き出した。
「あぅ! お腹の中が! 暖かい……!!!」
「くはっ!」
「あぁ、口が離れてしまった……」
胎内でビクビクと断続的に痙攣を繰り返す陰茎から、最奥へ直接体液を掛けられた感触は趙雲を高い絶頂へ上らせた。
俺の腰を挟む脚すらも痙攣してしまい、細かく震えながらも全身が硬直している雰囲気を受ける。
締め付ける膣壁を押し退け、処女だった膣内へ精液を吐き出していく。
尿道を駆け上がる粘液の感触は視界を白く染め、何時間も射精をしている気がするのは、命の危機とは違った方向で時間の感覚を伸ばされているのだろう。
亀頭をヒダに擦られる刺激で最後の一滴まで子宮口に出し切り、愛液と混ざった二人分の体液が許容量を超えて逆流してくる。
その頃には、趙雲も絶頂の余韻に浸る程度の余裕を取り戻し、痙攣させていた身体の動きも収まっていった。
「んっ……ふぁ……いっぱい出しましたね。……これは私の勝ちですかね?」
「ふっ、まだ決まった訳ではないだろ? 真打はこれからだ。さっさと変われ」
「えぇ、分かりました。ん、あぁ……」
精液を思う存分膣内に出しても、目も前で揺れる唾液に濡れた巨乳の迫力で陰茎の硬さは保ったまま。
未だに子宮口を突いて鈴口が精液に浸っている感覚もあるが、ひとまず満足したらしい趙雲はアッサリと腰を上げて場所を空けた。
ズルズルと出てくる陰茎は精液と愛液に塗れても、膣口を張り付かせて大陰唇の間から引き出す。
竿を舐める締め付けは処女を失っても健在で、引き抜く動きだけでも再び興奮を高めてくれた。
「んく……」
「……ふむ、まだ大きいな。と言うか、あんな大きな物が入っていたのか……?」
「あら、怖気づいたのなら私の勝ちと――」
「いや、それは気が早すぎるぞ?」
「ふふふ、怖いですね」
スッカリ日が落ちた事で辺りの空気は冷えてしまい、精液と愛液に濡れた陰茎も冷たい風に晒される。
しかし、そんな刺激も関羽に握られてすぐに治まってしまった。
いつの間にか俺の上半身から移動したお陰で視界が巨乳から開放され、やっと周囲の様子を伺える。
「次は私の番だな」
「えぇ、精々頑張ってくださいね」
「ふっ、そう余裕を持っていられるのも今の内だ」
腰から退いた趙雲はスカートの中から精液の筋を太股に作りながら俺へ近寄ると、屈んでから地面と背中の間へ手を回して上半身を軽く持ち上げた。
下半身を見易くなったお陰で関羽が破れたスカートの中へ手を入れ、ショーツのクロッチを横へ退ける様子が見える。
先程の趙雲が乱れる姿を見た所為で興奮していたらしく、性器は布の色が変わる程の愛液を流しており、指で引っ張れば体液の糸が卑猥に繋がって切れた。
制服から零れ出た巨乳を左右に揺らしながら、蟹股に足を開いて屈んで行き、掴んでいた陰茎の先端を秘裂に接触させる。
趙雲でも感じた胸以上に柔らかい褐色の大陰唇を亀頭で割り広げ、趙雲の愛液を付着させて精液を滲ませる鈴口を膣口へ減り込ませていくも、本能的に躊躇したのか動きを止めてしまった。
「ふぅっ……!」
膣口を広げられる圧迫感は、関羽に無意識の声を漏れさせる。
心成しか趙雲に追い詰められた時よりも、緊張している雰囲気もあった。
大陰唇を亀頭で割り開く程度に押し付けられた状態で止まっていた関羽は、キッと目を鋭くさせて陰茎を睨み付けてから一息に腰を落す。
「くうぅ!」
張った亀頭は小さな膣口を広げ、引き締まった腹筋で狭くなっていた膣内を陰茎の形に一瞬で拡張する。
竿が大陰唇に挟まれると、フェラで付けられた唾液と同じ形で趙雲の愛液と精液が落とされ、即座に新しく関羽の愛液がヒダに塗り広げられた。
大量の体液で濡れていた陰茎は何の障害もなく、ヌルヌルと滑りながら最奥まで一息に挿入されてしまう。
途中にある筈の処女膜の抵抗は全く感じず、関羽の股間が俺の下腹部へ接触した。
「くはっ!!」
「あら、一気に行きましたね」
脛を地面へ接触させていた趙雲と違って、関羽は完全にスクワットをしているかのようにM字で足を広げて俺の腰の上に座っている。
陰茎が突き刺さる大陰唇はショーツを横に避けられた状態で丸出しにされ、包皮から出ている淫核は影になっていても卑猥な光沢を見せていた。
鈴口には子宮口の感触があり、趙雲と身体の大きさは違っても膣内の深さは同じ位だと感じる。
成熟したヒダは突然進入してきた陰茎を隙間無く包み、震える腹筋で細かく蠢いた。
膣壁は亀頭の形に広げられたままで肌を舐めるように動き、膣口は竿の根元を締め付ける。
その光景を見ている趙雲は俺の背中へ太股を差し込んで上半身を持ち上げ、抱えている俺の頭を優しく撫で回す。
手櫛で髪を梳き、愛情さえ感じそうな手付きだった。
「うっ、くぅ、では、動くぞ」
「余り無理をしなくても良いと思いますけどね」
「ふっ……! 無理など、していな、いっ!」
趙雲から軽い挑発を受けた関羽は最後の言葉を言い切った瞬間に、亀頭だけが膣内に残る高さまで腰を一気に引き上げる。
「んふぁ!?」
「ふふ、厭らしい声ですね」
膣口を秘裂の間から食み出させながら上げた腰は甘い悦声と共に止まり、今度は力が抜けた様に落ちた。
愛液で濡れていた俺の下腹部と関羽の股間が衝突した拍子にヌチョッと粘つく音が聞こえ、着地した瞬間に滑った所為で僅かにずれる。
膣口では陰茎の根元をしっかりと咥えて位置を変えないが、子宮口付近にある亀頭は梃子の原理で大きく角度を変えた。
「くはぅ!?」
まさしく最奥を掻き回されてしまった関羽は趙雲と違って、子宮口を鈴口で削られた快感で反射的に背を反らせ、顔が星空を見上げる。
両手は身体を支える為に俺の腹へ乗せられ、犬が座っている様にも見える体勢で身体を硬直させていた。
「くっ、はぁ……!」
「気持ち良くなるのも結構ですけど、動かなければ精液は出して貰えませんよ?」
「わ、分かっている!」
最奥を突かれた衝撃で身体諸共思考を停止させていた関羽も、趙雲の挑発ですぐに意識を取り戻す。
そして俺の腹に付けていた手に力を入れて腰をゆっくりと上げて亀頭が出る寸前まで陰茎を抜いても、今度は足の力が抜けず、自分の意思で再び下ろした。
膣内がカリに削られる刺激は快感となって関羽の膣圧を高め、趙雲以上に隙間無く密着してくる。
分泌された愛液すらも搾り出される締め付けは、陰茎へ強い圧迫を与えてきた。
逆に張った亀頭が膣内を広げると言う反発し合う刺激は大きな快感となって俺に送られ、関羽にも膣内を拡張される感覚を送る。
「ふっ! うっ! これで、良いのだろう?」
「まだまだですけど、妥協点ではありますね」
「すぐに、追い付いてやるさ……うっ! んっ!!」
趙雲と挑発的な視線を交わしても、腰の動きは衰えない。
剥き出しの胸が左右の二の腕に挟まれ、縦に長い楕円の状態であっても上下に激しく揺らしながら、卑猥なスクワットを続ける。
最初こそ快感と不慣れだった所為でぎこちない動きだったものの、愛液の滑りと天性の運動神経は即座に上下運動のリズムを掴む。
抜き差しを繰り返される度に割り広げられている大陰唇が愛液を飛び散らせ、秘裂からは膣口が見え隠れする。
激しい動きを繰り返しても下に居る俺へ配慮は忘れていないらしく、打ち下ろされる腰が陰茎を根元まで咥えてもぶつかる衝撃は全く感じない。
しかし、落ちる動きを無理やり止める足の力は、ただでさえ強い膣内の締め付けを更に強くする結果となってしまう。
「ふっ!! うぅ! ふぁう!! んくっ!!」
キリッとした表情を浮かべていた関羽の顔は、褐色の肌であってもハッキリと性的な興奮で赤くなっていると分かる。
大きく揺れる巨乳も揉んでいた時以上に乳首を硬くさせ、街灯の明かりで尖った影を胸に落としていた。
「うっ! うくっ! だ、駄目だ……!」
「もうギブアップですか?」
「くふぅ! んぁぅ!!」
「くっ、締め付けが……!」
「貴方も気持ち良さそうですね」
もはや趙雲の挑発すら耳に届かない関羽は快感で身体を震わせ、倒れないように支えていた手も徐々に肘が曲がり、仰向けに寝ている俺の上半身へ倒れてくる。
二の腕に挟まれていた巨乳は重力に従って俺の胸に着地し、興奮して張った弾力と暖かな重みを受けた。
荒い喘ぎ声を繰り返す関羽の口が耳元で吐息を吐き出して、呼吸がゾクゾクとした刺激が首筋を通る。
俺の視界は既に白く染められてしまい、上にある筈の趙雲の顔すら見えなかった。
関羽は完全に上半身が倒れきってしまっても腰の動きだけは止まらず、尻を卑猥にカクカクと動かす。
「ふぁ! あぅっ! ひきぅっ!」
「あらあら、関羽さんは思った以上に淫乱だったのですね」
「はっ! はぁうっ!!!」
「はぅっ! うくっ!! 激しい……!」
陰茎を激しく扱かれている俺は身体を動かしていないにも拘らず、興奮と強い快感で息を荒くさせた。
関羽の腰の動きは不規則に左右へ振られ、愛液の飛び散る範囲が股間だけではなく太股の中程まで及んだ。
大きな快感で無抵抗だった俺は無意識に、髪を梳きながら頭を撫でていた趙雲の手を握ってしまった。
「あら……」
趙雲も手を握られた事に驚きを見せるが、振る解く事無く握り返す。
美少女の細く暖かい手の感触を握り締めながらも、思考が白くなった俺に絶頂が近付いて陰茎は膣内で太くなった。
「ふぁ!? ひぐぅ! 太っ! 広がる、うぅ!!」
「それなら、もうすぐ精液が出される前兆ですね」
「んっ! あっ! せ、精液が……! あぁ!!」
「くはぅ! また、で、出そう……だ!」
性欲と快感に支配された俺の身体は勝手に腰を打ち上げ、卑猥に動かされている関羽の動きと同調させてしまう。
陰茎が抜かれれば、こちらもカリが膣口で塞き止められるまで下げ、関羽が腰を下げればこちらも勢いを付けて打ち上げる。
漏れ出ている愛液はカウパー液が混じった上に膣内を掻き回された所為で空気を含み、白く濁った状態でヌチョヌチョと音を立てて激しくぶつかり合う股間同士を濡らした。
卑猥な共同作業を続け、二度目の限界を察した俺は腰を限界まで打ち上げて軽いブリッジをする体勢になって動きを止める。
関羽も勢い良く腰を打ち付けて精液を受け入れる体勢を整え、膣内の締め付けを一段と強めた。
子宮口に減り込んだ鈴口は固い感触に包まれ、竿も蠢くヒダに舐められる。
そして、限界を超えた陰茎は精液を吐き出し始めた。
「くはっ! 出る!!!」
「んふぁ!? は、入ってくる!!」
「あら、出てしまいましたか……」
尿道を精液が駆け上がる快感は健在で、鈴口が子宮口の固い感触に向かって射精を繰り返す。
体液を胎内の最奥で感じた関羽も、上げられた俺の腰へ密着させた股間を微妙に動かし、淫核を刺激しながら高まっていた快感を開放した。
絶頂で身体を震わせると同時に、締め付けの強かった膣内へ今まで以上に力を込める。
降りてきた子宮口は鈴口へ密着し、少しでも孕む確立を上げたい様子だった。
痙攣中でも膣壁が膣口から最奥へ向かって波打ち、段階を踏んで精液を奥へ引き込む動きを繰り返す。
子宮口付近にあった僅かな隙間はすぐに体液で埋まってしまい、亀頭が滑る体液に包まれる感覚さえある。
絶頂で身体を振るわせる関羽は軽いブリッジをして浮き上がった俺の背中へ手を回し、全身で抱きしめながら精液を出される感覚と大きな快感に耐えていた。
「うっ……くふぅ……」
「あっ、ま、だ出てる……」
「……私の時より長いかもしれません」
絶頂で上がって来た睾丸は作り出した全ての精液を、処女だった関羽の膣内へ流し込んでいく。
脈打ちながら痙攣を繰り返していた陰茎も、子宮口付近に溜まる体液の量が増えるのに比例して徐々に動きが落ち、射精の勢いも弱くなる。
ブリッジをしていた背中が趙雲の太股にゆっくり落ち、尿道に残った精液をヒダが波打って奥へと引き込むも、許容量を超えた精液が逆流してきた。
つい先程見た光景と同じであっても関羽は絶頂直後で余裕が無いらしく、抱き締めた体勢で硬直したまま動かない。
変に制服が破れている所為で巨乳の感触と引き締まった腹筋、股間では膣内の感触から大陰唇に腹筋と同じく引き締まった太股の感触が余す事無く感じられた。
耳元では荒く熱い吐息が掛けられ続け、流れ落ちてきた黒い長髪が汗で張り付く。
「んはぁ……」
「ふぉ……」
「…………」
精液を流し込んだ方と流し込まれた方の満足気な溜息が合わさる。
絶頂で白くなった視界を取り戻した俺が真っ先に見たのは、趙雲が目を閉じたままで見下ろしてくる顔だった。
表情は決して不機嫌な様子は無いものの、何処かピリッとした雰囲気を醸し出している。
「ど、どうかしたのか?」
「……思い違いかもしれませんが、関羽さんの方が精液を中で出す時間が長かったみたいですが?」
「ふぅ、……ふふふ」
口調こそ優しいが明らかに咎める意味合いを含んでいる趙雲の言葉を聞いた関羽が、顔を埋めていた俺の首筋から笑い声を漏らした。
「……何がおかしいのですか?」
「決まっている。私の方が女の孔として上だった事を再認識したのでな」
「……私もすぐに精液を出して頂きましたが?」
言い募った趙雲だったが、関羽は抱き締めていた俺の背中から手を離して一気に上半身を起こす。
そして勢い良く上がった顔には勝利を確信し、片方の口の端を上げてニヤリと笑いを浮べていた。
当然ながらその表情の変化は目を閉じている趙雲も感じ取り、形の良い眉をピクリと不愉快そうに動かす。
「ふっ、私は同じタイミングでイッたんだ。精液を早く出して貰うだけではなく、身体の相性も良いんだ」
「くっ……!」
実際、あれ程の乱れ具合を目の当たりにしている分、悔しげに唸るしかない趙雲。
一方的に犯したと言っても過言ではない状況では、やはり精液を出す勝負としては不利と感じた様だった。
「ならば、もう一度犯して貰って確かめれば――」
「やっと追い詰めたで――って、な、なにしとんのや!?」
「何だ、益徳か」
「今更追い付いたのですか?」
「な、なんだやあらへん! 男に跨って何をし、しとんのや!!」
もう一度精液を搾り出され様とした時に、やってきたのは益徳と呼ばれた美少女。
タンクトップだがブラをしていないらしく乳首が浮き、下は短い短パンから伸びる引き締まった生足が伸びている。
外に出る格好ではないラフな服装でショートヘアーの茶色い髪を振り乱しながら、精液に塗れる俺達へ指をさして問い詰めてきた。
益徳と言えば、関羽と劉備を義兄と慕う張飛の字。
桃園の誓いによって繋がった義兄弟の誓いは何よりも強い、筈だった。
この世界では姉妹の誓いかもしれないが……。
ともあれ、追い付いた張飛の態度は明らかに関羽を敵視しており、とても趙雲に襲われた所を助けに来たとは思えない。
固い絆で繋がっている筈の義姉を襲おうとしている時点で正常ではないものの、明らかに性交をしている俺達を見て戸惑いながらも正常と言える反応を返していた。
いきなり襲われた所為で考える暇も無かったが、やはり掌から出た光が関羽と趙雲の常識を変えてしまったのだろう。
普通に戦っていたのに俺から出された光を受けた途端に処女をアッサリと捨て、精液を生で子宮口に出させるのは常軌を逸した行動。
張飛も自分が見た光景を信じられないのか、俺達をさしている指も心成しか震えていた。
「何って、この方の精液を子宮に出して貰うのは女の闘士として常識的なの戦い方でしょう?」
「そ、そんな常識ある訳ないやろ!」
アッサリと狂った常識を話す趙雲に否定の言葉を投げつけた張飛は、キッと視線を俺に向けてくる。
「お前が何かしたんか!!」
「……ふむ、戦うなら私が相手をしようか」
「あら、抜け駆けは駄目ですよ、関羽さん」
「な、なんや!?」
俺に敵意を向けたと判断した関羽は隣に置いてあった青龍偃月刀を手に取り、萎びた陰茎を抜いて広がった膣口から精液を垂れ流しながら張飛に立ち塞がった。
横に退けられたショーツのクロッチは大陰唇を左右とも片方へ押し遣り、厭らしく閉じた秘裂は異物が入っていたとは思えない程にピッタリ閉じる。
同じ様に俺と張飛の間で壁になる位置へ移動した趙雲も刀を取ると、無傷のスカートの間から精液の滝が流しながら関羽の隣に立った。
「な、ななな!?」
「私と子龍の勝負は、まだ付いていない」
「なので、この方を傷付けさせる訳には行きません」
「邪魔をするなら排除させて貰おうか」
「あ、あんたら、敵同士やろ!!」
息の合った関羽と趙雲に、張飛は地団駄を踏みながら言い放つ。
俺と言えば、やっと身体を起こして一先ず濡れた股間を拭いていた。
「敵の敵は味方と言うでしょう?」
「つまり、益徳、私達の敵は、今はお前なのだ」
「なんやそれ!?」
「御託は良い。勝負を再開する為にさっさと倒させて貰おう」
「行きます!」
「はぁ!?」
そして、飛び出した関羽は青龍偃月刀、趙雲は刀を抜いて張飛へ襲い掛かった。
絶え間なく放たれる刃は、つい先程戦っていた者達とは思えない程に息がピッタリで、互いが互いに上手くフォローをしている。
辛うじて致命傷を避けている張飛も二人掛りでは流石に捌き切れず、徐々にタンクトップと短パンが切り裂かれていった。
最終的に細かな切り傷で血を流し、唯一履いていたショーツすら失ってしまう。
男が居る中で身体を見られない様に胸と股間を腕で隠して屈んだ張飛は、悔しげに関羽と趙雲、元凶と思われる俺を睨んでいた。
「くっ!!」
「さぁ、観念するんだ、益徳」
「ここで引くのなら命までは取りません」
「おい、そこのお前! 二人に何をしたんや!!」
「まだ、喋る気力があるのか」
「ならば、少しの間、気を失っていて貰いましょうか」
「なっ!?」
身体を腕で隠して座り込んでいる張飛は、関羽と趙雲の言葉に息を呑み、振り上げられた刀を見て怯えを見せる。
一瞬の溜めを挟み、いざ振り下ろされようとした瞬間、俺は再びあの言葉を言い放ってしまっていた。
「『富竹フラッシュ』!!」
「うわっ!?」
「あら」
「なんだ、仲間に入れるのか」
街灯の明かりしかない薄暗い中を照らす真ピンクの光。
腕で身体を隠していた所為で咄嗟の防御も出来ずに衝撃波諸共受けた張飛は目を押さえて這い蹲る。
関羽と趙雲が余裕たっぷりに落ち着いている所を見ると、自分達が闘士同士の戦いで精液を欲する原因を知っているような感じさえあった。
「うっ……」
「さて、益徳、決着を付けようか」
「えぇ、闘士としてね」
「ふっ、ふふふ、そうやな」
伊達に英雄の魂を受け継いでいる訳ではないのか、すぐに立ち直った張飛は敵意の欠片もない目で俺を見てくる。
その視線は明らかに股間へ向かい、目的の予想が容易い。
曲がりなりにも張飛も美少女であり、そんな美少女に見詰められてしまえば柔らかくなっていた陰茎が力を取り戻していく。
「あぁ、復活したのか」
「なら、今度は私達が受けに回りましょうか」
「そんなら、足を開くだけでええから楽やわ」
「そうですね」
「ふっ」
どう見ても闘士として戦う名目に精液を欲しがっているだけにしか見えない。
文字通り目の色を変えた張飛を筆頭に、不敵な笑みを浮かべる関羽達。
ジワリと近寄ってくる姿は何処か恐怖を煽り、この先に性的な快楽が待っていると分かっていても後ろへ足を引いてしまう俺。
とりあえず汚れは拭いたものの、下半身は何も履いていないので間抜けな格好だなと思考の片隅で思った。
「ふふふ、逃げなくても良い」
「そうですよ。私達を犯して精液を出してさえくれれば、それで良いので」
「そうやで。誰のマンコが気持ち良くて、出た精液の量で勝敗を決めるからなぁ」
「さぁ、もう一度入れて貰おうか」
「今日の分が枯れるまで出して貰いますよ」
黒い笑みを浮かべて近寄ってくる三人相手では逃げる事も叶わず、結局捕まってしまう。
そして、夜遅くまで茂みの中から膣内を掻き回す音と、美少女達の悦声が響くのだった。
終わり
新世紀エヴァンゲリオン:惣流・アスカ・ラングレー:人形化レイプ
その少年は多大なる催眠の才能を持っていた。
気が付いた時には既に技術と知識を習得しており、それを使う事にも躊躇しない。
始めは小遣いの無心に使っていたり、好きな食べ物を要求したりするだけだった。
しかし、年齢を重ねて思春期に入ると、逆らいたい盛りの心が解き放たれ、家出を繰り返すようになる。
催眠を使わなくとも元々放任主義であった両親に構われなかった事が放浪に拍車を掛けて、今ではすっかり家に寄り付く事も無くなった。
幸いにも第三新東京市では廃墟も多く、秘密基地的な意味で雨風を凌ぐ場所には事欠かない。
セカンドインパクトによる気象変動で一年中夏の気候を保つ日本は、窓が塞がっていなくともたいした害も無く、逆に風通しが良いので過ごし易い環境だった。
それでも防犯や害虫の被害は無視出来ないので、隠れ家には侵入者をなるべく防ぐ為に高い場所があるビルで、ちゃんと窓がある所を選んだ少年。
住む所を決めた後は適当に催眠を使ってコンビニなどから食料を無料で貰える様にし、子供が一人で生きて行ける拠点を作り上げた。
完全に廃ビルを自宅と決め、好き勝手出来る環境を手に入れた頃に偶然一人の少女を見掛ける。
打ち捨てられてボロボロのビルの中で生活しているのは自分だけと思い込んでいた少年は驚いて視線を送るが、その時はあっさりと見失ってしまった。
時折見掛ける名前も知らない美少女の存在を認識するも、年上の女に対して未知の恐怖心を持っている所為で中々正体を掴めない日々が続く。
今は少年が名を知る機会は無いものの、美少女の名は<綾波 レイ>。
ネルフの汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンゼロ号機のパイロット、その人である。
暫くして正体不明の女の子が着ている制服は近所の中学校の物と知ると、知らない存在だった人物が急に身近な者と勝手に認識してしまった。
影から観察するに無表情で大人しそうな印象を受ける事もあって、催眠で悪戯をしてみたい欲求が沸き起こってくる少年。
思春期に入り始めた事で異性への興味は日を追う毎に強くなり、自分の持っている他人を言いなりに出来る催眠を、遂に性的な方向で使おうと決心したのだ。
綾波が帰って来たのを確認してから、いざ突入しようとした矢先、人影が廃ビルへやって来た。
反射的に隠れた少年はタイミングが悪いと若干不機嫌に成りながら観察して見ると、そこには綾波に負けないぐらいの美少女。
長く赤い髪を風に棚引かせ、頭には髪に負けない赤いヘッドセットを付けている。
浮かんでいる表情は不機嫌さを滲ませ、いかにも気の強そうな雰囲気が漂う。
制服を着ている身体は少年が見掛けた綾波よりプロポーションが良く、目覚め始めた性欲を刺激してきた。
スカートから伸びている足も長く、ちらりと見える太股は白く眩しい。
前に確認した中学の制服を着ているので年頃も同じなのかと思った少年は、気の強そうな美少女を催眠に掛ければ、大人しそうな綾波も問題なく催眠に掛けられるだろうと思う。
そして、人生で初めて、沸きあがった女に対する欲求で自分の力を使う事にした。
「お姉ちゃん、こんな所で何してるの?」
「あんた誰よ?」
道を遮る形で現れた子供に対して、不機嫌を隠さずに問い質すアスカ。
あからさまに見下す視線を受けても、にやける表情を維持したままの少年。
ただでさえ気に食わない綾波へのお使いを言い渡された所為で不機嫌だった顔が、ますます険しくなっていく。
「俺はここの住人だよ」
「ここの? この汚いビルに?」
「そうだよ」
故郷のドイツではネルフの施設に居た為に外との繋がりは無かったが、流石に子供が一人で廃ビルに住んでいる事はおかしいと感じる。
親が居ない浮浪児なのかと考え、自分より立場と環境が下の者に対して無意識に感じる優越感がアスカの不機嫌な表情を緩めた。
「あんた、親は居ないの?」
「そんなの居ないよ」
「……まっ、あんたなんかどうでも良いわ。あたしはこの先に用があるんだから、さっさと退きなさい」
僅かに感じた哀れむ心を無視して、さっさと先に行こうとしたアスカの正面へ再び立ち塞がって進行を阻止する少年。
そこまでされれば嫌でも意図的に邪魔をされていると分かり、不機嫌な表情が一気に復活してしまった。
「あんた、いい加減にしなさいよ! 邪魔だから退けって言ってるの!」
気の短いアスカは腰に手を当てて威嚇する様に言うも、肝心の少年は口元に半笑いを浮かべたままで動こうとしない。
そんな不敵な顔を見れば短い堪忍袋の尾があっさりと切れ、物理的に排除しようと手を振り上げた。
しかし、手が振り下ろされる前に、少年のポケットから取り出された物を見せられて動きが止まってしまう。
「はい、これ」
「……何よ、それ?」
子供らしい手から伸びるのは紐で繋がれた5円玉。
取り出した拍子にゆらゆらと左右に揺れる道具とも言えない単純な物は、古典的な方法で催眠導入に使われる物。
ドイツに居たアスカには何なのか分からず、単に貧乏臭い玩具としか映らない。
イライラと怒りを燃やしていた心は、突然見せられた物へ意識が行ってしまって知らず知らずの内に少しは落ち着きを取り戻していた。
「これは集中力を試す物なんだ」
「そんなちゃちな物で何が出来るってのよ?」
馬鹿にした雰囲気を隠さないアスカだが、試す物と言われて心の中で負けん気が刺激され、自然と5円玉へ視線を持って行ってしまう。
振り上げられた手は胸の下で組まれ、目の前で邪魔をしていた存在を物理的に排除しようとした気配がすっかり消えている。
少なくとも会話をする気になった雰囲気が漂い、その隙を逃さない様に言葉を続ける少年は、ゆっくりと5円玉を規則正しい間隔で左右へ振り始めた。
「これは同じスピードで動く5円玉を集中して見るテストなんだ」
「そんな物が?」
「うん。でも誰も出来なかったけど、お姉ちゃんは頭が良さそうだから最後まで出来るかもって」
「ふん、その程度、あたしなら簡単すぎて欠伸が出るわね」
「じゃ、試して見ても良い?」
「まっ、すぐに終わるでしょうから、付き合ってあげても良いわよ?」
「ありがとう!」
もはや異能と呼べる催眠の才能を使う少年は、上手く行った事にほくそ笑む。
明らかに子供らしからぬ表情を浮かべているが、既にアスカは5円玉の動きに意識を取られて気が付かない状態まで落ちている。
「1……2……3……4……」
「…………」
声を浸透させるように5円玉の動きに合わせてゆっくりと数字を数えていく少年。
キッと睨みつけていたアスカの視線は一瞬の動きも逃すものかと鋭く向けられ、それが催眠状態へ落ちる速度を上げる結果になった。
数字が大きくなるにつれて、アスカは身体を徐々に5円玉の動きと同じくフラフラと左右に揺れ始める。
気の強さを嫌と言う程滲み出していた目から意識が消えていき、半目の状態になってしまった。
キュッと結ばれていた口も今では少し開いており、中には白い歯が見える。
少年にとって見慣れた催眠状態になった事で、今度は数字ではなく確認の言葉を言った。
「お姉ちゃん、聞こえる?」
「……聞こえるわよ」
驚く程に感情が消えた声色を聞いた少年は笑みを深くして、動かしていた5円玉をしまう。
催眠状態になってもアスカの、まさしく日本人離れした顔は魅力を全く失っていない。
気の強い性格を現していた目は光を無くして虚ろになり、半開きになった唇は潤いがあって綺麗な艶を放つ。
首筋から肩に掛けての印象は華奢で、幼くも女の子らしい色気が滲み出したていた。
更に下へ視線を向ければ夏用のブレザーを押し上げる胸は大きく、呼吸をする度に上下の動きを繰り返す。
スカートが締め付けるウェストも細く、少年でも抱きしめれば折れそうな印象を受けた。
裾から伸びるのは細く長い足で肌も白く、見ただけでサラサラとした感触をイメージできる。
正面から視姦としか捉えられない視線を送る少年は、ニヤニヤとした顔をしながらアスカの周りを回りながら身体を観察していく。
「う~ん、やっぱりおっぱいは大きいよな~……」
横から見れば胸の大きさが一段とハッキリ分かり、少年の性欲は留まる所を知らずに上がり続ける。
今すぐにでも手を出したいが、催眠を掛けただけの状態では正気を取り戻し易いと経験として知っていたので、今度は暗示を掛けていく事にした。
「お姉ちゃんは俺の操り人形だよ」
「……………………違う」
催眠状態であっても意思が強いアスカは少年の言葉を否定する。
即座に返答する訳でもなく、長い考慮があった事を考えれば、どれだけ葛藤しているかも知り得た。
元の性格を知っている少年は否定されても驚かないで、少し違う方向から暗示を掛ける。
「じゃ、俺が言うまで身体を触られてるか分からなくなるし、何も感じなくなるよ」
「……感じなくなる」
「それと俺が言えばちゃんと、その通りに動いちゃうよ」
「……その通りに動く」
今度は直球で操り人形と言わずに、まずは触られても何も感じないと思わせて触れられる嫌悪感を排除し、次に少年自身が命令を下す形で身体の自由を思い通りに動かせるようにした。
なるべくプライド高いアスカの機嫌を損ねないよう、少年は無意識に言葉を選んで暗示を掛ければ、言葉は違っても実質は操り人形となる。
異能とも言える強力な才能は、言動の全てが少年にとって都合の良いものとして働く。
意味としては完全に操り人形として自分を認識させられてアスカは、ふらふらしていた身体を微動だにさせなくなった。
「ふふふ……」
直立不動で立つアスカへ正面から近寄った少年はおもむろに胸を掴む。
「おぉ! 柔らかい!」
小さな指がグニグニと胸を揉んでも、アスカは意思を失って虚ろになった視線をピクリとも動かさない。
少年がかねてより興味があった箇所を始めて触った事で、陰茎は一気に猛り立つ。
夏用の薄い生地で作られているブレザーは、皺を作りながら指の動きで中の胸を動かした。
直立不動で子供に胸を揉まれるままになっている姿は何処と無く背徳的な空気を醸し出す。
少年の欲望が前面に出ている所為で遠慮が無く、制服だけではなくブラさえも位置がずれてしまい、下着の中で乳首を擦った。
刺激を受けた所為で徐々に硬さを増していくと、当然ながら揉んでいる方も感触の違う部分が掌の中で自己主張している事に気が付く。
「……あれ? お姉ちゃん乳首立ってるの?」
「……えぇ、立ってるわ」
答えを聞いた少年は更に興奮を高め、いよいよ本格的にアスカの身体を味わう為に命令を下す。
「じゃぁ、確かめるから脱いで」
「……分かったわ」
意識を封じられているとは思えないスムーズな動きでブレザーを脱ぎ始めるアスカ。
白い指がボタンを躊躇無く外していき、カッターシャツさえも迷い無く開く。
自分の命令通りに服を脱いでいく光景は少年に興奮を追加し、鼻息を荒くした。
ブレザーとカッターシャツの前面を広げると肩を出して制服を完全に脱ぎ去り、上半身はブラだけになる。
制服を隣へ無造作に放り出すと、今度は胸を守る下着までも命令通りに脱ぎ始めた。
いよいよ、見たかった箇所を開放される瞬間を前にし、少年は無意識に唾液を飲み込んで目を皿の様に広げる。
「…………んっ」
「…………脱いだわよ」
「凄い……」
ブラを取った反動でぷるんと震えながら曝け出されたアスカの胸は予想通りに大きく、かといって掴みきれそうに無い程ではなかった。
言って見れば標準よりも若干巨乳、少なくとも前にちらりと見掛けた綾波よりは上だろうと思える。
日の光は白い肌に眩しく反射して、ブラの内側で擦られたピンク色の乳首は厭らしく尖っていた。
目の前で解放された胸を直接見て、少年の性欲を視界から刺激される。
そして無言のまま、再び胸へ手を伸ばした。
「……直接だったら、さっきより柔らかいな」
「…………」
正面から少年の小さな手が食い込む美乳は、制服の上から揉んでいた時よりも卑猥な光景を作り出す。
硬くなっていた乳首を掌で転がされ、刺激を受けた事で更に硬さを増した。
グニグニと動かされる指で胸全体が柔らかく形を変え、目覚めたばかりの性欲に陵辱されていく。
催眠状態のアスカが抵抗しないので動きに遠慮が消えていき、すぐに無遠慮に揉み解し始めた。
真正面から掴んでいた手を今度は横へ移動させて指を動かす。
脇腹と谷間の左右からそれぞれを摘む様に揉まれれば、圧迫された所為で乳首は前へ突き出され、尖った先端を鋭く少年へ向けるも、指が欲望のままに動くので頂点にある乳首も色々な方向へ角度を変える。
ピンク色をしていたが胸を弄られた所為で性感が燻り始め、赤みが徐々に強くなっていく気がした。
そのまま少しの間揉み、次は目立っていた乳首を摘んだ。
スイッチを回す様に捏ねてから、指の腹で押し込む。
胸の中に食い込んだ感触と硬い弾力を受けてパッと手を離せば反動で美乳が揺れ、乳首も尖った影を胸へ落す。
白かった肌が少年の手で陵辱される度に赤くなり、性感帯でもある所を刺激された所為でアスカの身体にも興奮が確実に溜まっていった。
胸を揉んで陰茎を硬くしている少年は既にズボンの存在すら疎ましく、早々に開放したい欲求も感じる。
「はぅ……、何かチンコが変だ……」
「…………」
胸を弄りつつも股間の違和感で足をもじもじさせる少年は、アスカの顔をチラリと見上げて一つの案を思い付いた。
「お姉ちゃん、ちょっと聞きたい事があるんだけど良いかな?」
「……えぇ、良いわよ」
「何か俺、チンコが固くなって痛いんだけど、どうしたら良いかな?」
「……それは興奮しているから大きくなるのよ」
催眠状態で自分の思いのままに出来るのなら、自分が知らない知識も教えてくれるだろうと、いまいち原因が分からない陰茎の変化を聞いた。
すると、思った以上にすんなりと返ってきたが、既に身を持って経験していた事ではあまり答えとしては意味が無い。
とりあえず不快ではないものの、違和感を解決したい少年は質問を続ける。
「それは……分かってる。硬くなったらどうすれば元に戻るかを聞きたいんだ」
「……詳しくは知らないけど、精液を出せば落ち着くと聞いた事がある」
「へぇ、そうなんだ……」
「……そうよ」
昼間の灰ビルの廊下で上半身裸の美少女が胸を揉まれながら、固くなった陰茎を戻す方法を言わされている。
少しでも男の性事情を知っている人間が見れば、完全に犯してくださいと言っている様にも思える光景だった。
「どうすれば、精液って出るの?」
「…………」
「お姉ちゃん?」
今まで閉鎖された施設でエヴァの操縦に全てを掛けていたアスカは、男の性的な事情に詳しくは無い。
辛うじて男と女の性行為に関しては知っているが、異性であり、見た事も無い精液の発散方法など知らなかった。
しかし、聞かれれば知っている知識を言うように命令をされた結果、自分が知っている唯一の方法を教える。
「……精液は性行為で出されるものよ」
「性行為?」
「……えぇ、子供を作る為に女の膣内に陰茎を入れて、その中で出す」
「ふ~ん……」
興味を引かれる知識を聞いて、興味深そうに頷いた。
「その、膣内……? って何処?」
「……股間にあるわ」
「股間……」
アスカの言葉を小さく復唱した少年の視線は、自然をスカートに隠れたアスカの下半身へ向かう。
そして、今迄上半身だけしか弄っていない事に気が付き、興味は新しく聞いた膣内へ移った。
「じゃぁ、お姉ちゃん、膣内って言うのをどんな風になってるか、見せて教えてよ」
「……分かったわ」
命令を受けたアスカはブレザーを脱いだ時と同じく、躊躇無くスカートとショーツを脱ぎ去る。
下着姿に興奮するまもなく現れた女の股間を見た少年は、意味がいまいち分からなくとも男の本能によって性的な興奮を覚えた。
胸と同じく白い下腹部には股間の辺りにうっすらと髪と同じ色の陰毛が生えており、大人に成り掛けの少女だけが持つ独特の色気が漂う。
その下にあるのは肉厚の大陰唇に、中心では綺麗な秘裂が一本走っていた。
女の性器を直接見た少年も、興奮は一段と強くなる。
『見せる』為に座ろうと少し身体を屈ませれば、美乳が重力で下品にならない程度に垂れ下がり、尻が地面へ付くと固めの弾力を感じさせる雰囲気で潰れた。
下半身から靴以外全ての衣服を脱いだアスカが足をM字に広げると、内腿にある筋に大陰唇が引っ張られ、ピッタリと閉じていた秘裂が開いてしまう。
中には生々しい赤の小陰唇が見え、少し覗き込めば膣口が見えた。
「うわぁ……、チンコが付いていない」
「……女の性器に男の陰茎は付いていないわ」
「あっ、陰茎ってチンコの事だったんだ……」
「……そうよ」
「駄目だよ。チンコはチンコって言わないと!」
「……分かったわ」
男と女の違いを見せられた少年の幼い拘りで、アスカは恥も無く陰茎の呼び方を変えられる。
「うん。それじゃ、膣内を詳しく教えてよ」
「……えぇ、良いわよ」
全裸のままで足を広げて性器すら見せているアスカは無表情の顔を崩さずに、淡々と命令通りに性器の説明に取り掛かった。
後ろへ倒れない様に身体を支えていた手を股間へ持っていくと、大陰唇を左右に引っ張って秘裂を大きく広げる。
「……広げたのは大陰唇と言って、女の子の大事な所を守る一番外側の物よ」
「…………んくっ」
見るからに柔らかそうな弾力を見て、言葉を発する余裕も無く凝視し続ける少年。
身に走る興奮で唾液を飲み込み、無意識にズボンの中で反り立つ陰茎を押さえた。
余りの性欲で緊張の表情を浮かべている少年とは違って、操り人形となっているアスカは無表情のままで淡々と自分の性器を使って説明を続ける。
「……一番上にあるのが淫核よ。下に小陰唇があって、その下に膣口と言ってチンコを入れる膣内の入り口があるの」
「へぇ……」
「……膣内の一番奥には子宮があって、そこに精液を出せば子供が出来るのよ」
「じゃぁ、そこに精液を出せば良いんだね?」
「……そうよ」
大陰唇を広げながら名前を言う度にその箇所を摘み、最後は膣口に指を入れて子宮口を指差した。
粘液で鈍く光る秘裂の中に日の光が差し込み、生々しい赤を引き立てる。
人の出入りが殆ど無い廃ビルなので見られる可能性は無いが、それでも自分の言うままに年上の美少女を全裸にして恥ずかしい部分を弄らせている興奮は、少年の陰茎の固さを増やす結果になった。
「そ、それじゃぁ、チンコもその、膣内に入れれば良いんだよね?」
「……そうよ」
平坦な声でされた説明が一通り終わると、少年はズボンを急いで脱ぐと陰茎を取り出す。
人生で初めて美少女の胸を揉んで乳首すら摘み、加えて外で全裸にさせた上に性器まで自分で開かせて説明をさせた興奮で、今迄以上に大きさを増していた。
既に皮すら剥けてしまい、小さな亀頭がカウパー液を漏らして一刻も早く入れたいと訴える。
少年の視線は指を入れられた膣口に固定され、足に引っかかるズボンの存在をもどかしく思いながらフラフラと膝を付いてアスカの開かれた股間へ身体を入れた。
鼻息荒く硬く反り立った陰茎の根元を押さえ、亀頭を膣口へ入れようとした時、静止の言葉が掛けられる。
「……まだ入れられないわよ」
「えっ!? な、何で!?」
「……愛液を、濡らさないと痛くて入れられない」
「そ、そうなの……?」
「……えぇ、そうよ」
「じゃ、じゃぁ、早く濡らしてよ!」
「……分かったわ」
目の前でお預けを食らった少年が声を荒げて命令を下すも、人形となったアスカは無表情で見つめ返しながら指を動かし始めた。
膣口に咥え込ませていた指先だけで軽く抜き差しを繰り返し、親指で包皮の上から淫核を刺激していく。
大陰唇を摘んでいた指が離された事で元の綺麗な割れ目に戻ったものの、膣口に入れられている指一本分だけ形を変えられた。
しかもグニグニと刺激している所為で秘裂を内側から捲られ、僅かに見える小陰唇が卑猥さを高めている。
余った片手は何も身に着けていない上半身へ向かうと胸を掴み、乳輪から指を這わせて軽く刺激を送りながら乳首を弾いて弄ぶ。
細く白い指に揉まれ、指以上に白い肌が形を変えられて自分の身体に快感を増やしていく。
愛液を流す為と理由はあるものの、行動は完全にオナニーと化しており、美少女の痴態を目の当たりにした少年の興奮はもはや限界まで高められた。
「……んっ……ふっ……」
無表情で人形状態であっても身体に蓄えられた快感は、アスカに悦声を漏れさせる。
乳首を摘む度に腰が軽く跳ね、淫核を弄りながら膣口に指を出し入れする程に愛液の量が増えていく。
静かだった廃ビルの廊下で、少年が待っていた粘液が掻き回される卑猥な音が聞こえてきた。
音の発生源である秘裂は乾いていた大陰唇が体液で濡れて光り、指一本分しか隙間が無かった秘裂が、僅かとは言え小陰唇が見える程度に左右へ開いている。
中でひっそりと存在を主張していた小陰唇は興奮で厚みを増し、膣口で出入りを繰り返す指に押されて形を変えた。
そして、出し入れを繰り返していた指がスムーズに動く程になると、そのまま秘裂の中でピースの様にした指で大陰唇を開いて少年へ目を向ける。
「……入れて良いわよ」
「ほ、本当!?」
「……えぇ」
散々指を出し入れされた膣口は快感で小さく開閉を繰り返しながら愛液を漏らす。
淫核も包皮から姿を現して、卑猥な光沢を持っていた。
乳首もアスカ自身の指で弄ばれた所為で、ピンと硬く鋭さを増している。
「い、入れるよ!」
「……良いわ」
足と濡れた大陰唇を広げて受け入れる体勢を見せるアスカの痴態を見た少年は興奮で言葉を詰まらせながら、今度こそ腰を押し込んでいく。
既に根元を手で押さえる刺激すら快感となってしまう程に興奮を溜めた陰茎の角度を何とか調整して、愛液を流しながら小さく開閉を繰り返す膣口に亀頭をセットした。
「はぅっ!?」
「…………」
皮を剥かれたばかりの敏感な亀頭が大陰唇に触れた刺激は、少年にとって今迄感じた事が無い快感。
股下で起こった何か出そうな感覚を、無意識ながらに精液だと感じて咄嗟に股間へ力を入れて耐える。
大きな快感で一瞬だけ動きが止まった少年だったが、鈴口が膣口に食い込む感触を受けてしまうと男の本能が腰を勝手に進めた。
「うくうっ!!」
「…………」
いくら小さな陰茎であってもアスカの指よりは太い。
その所為で、処女の膣口は入ってくる亀頭を強く締め付けた。
滑りながら圧迫される刺激は大陰唇に挟まれた以上の快感となり、少年を絶頂へ急速に押し上げる。
既に精液の混じったカウパー液を断続的に漏らすも本人は気が付かずに腰を進め、遂には亀頭全てが膣内へ収まった。
「くふぅ……!!!」
「…………」
先程までアスカの指で刺激と快感を送られていた膣内は、新たに進入してきた亀頭をヌルヌルになった膣壁で舐め回す。
カリの凹みは膣口が締め付けて包み、性交の準備を整えた事で卑猥に蠢いて刺激を送る。
漏れ出していた精子混じりのカウパー液は愛液を合わり、ヒダの動きで一体化していった。
鈴口のすぐ目の前には処女膜があるものの、少年は亀頭からの快感と知識が足りない所為で気が付かず、人形化されたアスカも特に申告しないまま無表情で自分の股間を見つめる。
小さな陰茎が徐々に膣内へ姿を消していくに比例して大きくなる圧迫感は、反射的に膣壁をキュッと締め付ける結果となった。
「うあぅ!?」
「…………」
股間の射精を我慢しているので押し込む動きはゆっくりになり、自然と処女膜はジワジワ引き伸ばされる。
アスカが手を両方とも前へ持ってきているので、座った体勢を維持するのは腹筋の力だけであり、腹に力が入った事で膣内の締め付けは普段よりも強くなっていた。
少年が腰を進める程に互いの顔が近付くも、少年は快感で何処か違う場所を見て、アスカは自分の股間を見詰めて互いの視線は交わらない。
そして、鈴口が膜を突き破った瞬間、ヒダは締め付けを強くして陰茎を力強く圧迫する。
同時にアスカの中で何かが消えてしまい、少年が掛けた暗示は深層心理にまで到達した。
「あっ!? うぅ!!」
「…………」
急に強くなった快感で、我慢を重ねて押さえていた股間の違和感は耐え切れない程に大きくなり、少年の意志を無視して一気に流れ出す。
陰茎が半分ほど膣内に入った状態で断続的に震えながら、暴発してしまった精液を流し込んでいく。
尿道を駆け上がる体液の感触と陰茎を包む生暖かいヒダの感触、更には処女を失った事で強くなった締め付けを受けて少年の思考と身体が一気に白く染まってしまった。
精通をアスカの胎内で果たし、快感で全身を硬直させる。
陰茎だけが別の生き物の様に動いて、精液を吐き出していた。
膣内に男の体液を流し込まれたアスカの身体は、胎内で広がる熱くも滑る感触で強張る。
処女の狭さと腹筋の締め付けがあっても完全に精液の流れは止められずに、蠢く膣壁の力も手伝ってヒダの一枚一枚に満遍なく精液が行き届いた。
まだ奥行きに余裕があるので流石に逆流してこないものの、外見上は愛液だけを流す膣口が、陰茎の動きに合わせてピクピクと射精を促すように締め付けを繰り返す。
「あっ、ふぁ……! 凄い、気持ち良い……!!」
「……ちゃんと出せたわね」
「……あっ、で、でも子宮口……? に届いてないけど……」
一度出しただけでは満足ないので不満そうに言うも、精液を吐き出すと言う目的自体は達成されており、アスカにとっては命令が達成された事になる。
しかし、少年が即座に自分の才能を思い出し、咄嗟に拒否された暗示を掛けた。
「お、お姉ちゃんの身体は俺の人形だから、言う事を聞いて!」
「…………分かったわよ」
「……えっ?」
「…………」
催眠状態であっても強いプライドは誰かの操り人形になるなど我慢出来る筈も無かったアスカが、今度はあっさりと暗示を受け入れる。
思わず顔を見詰めてしまうも、浮かんでいるのは意思と言う光が無くなった目と感情が感じられない無表情だけだった。
深層心理の変化を知らない少年には急に暗示が通ったとしか思えず、困惑するしかない。
それでも、今度こそアスカを思い通りに出来ると認識し、再度命令を下した。
「チ、チンコを入れやすい様にしてよ!」
「……分かったわ」
陰茎が半分膣内に入ったままで座っていた体勢から仰向けに寝転がり、足は少しだけ先程よりも大きく開く。
廊下の床が直接アスカの背中に触れてしまうが、夏の日差しで暖められているお陰で冷たくはなかった。
体勢を変えた事で腰を奥へ入れられる様になった少年は陰茎の根元を押さえていた手を離し、掴みやすそうだった胸へ置いて軽く揉み、精液でヌルヌルになった膣内を再び進んでいく。
掌の中心では硬くなっていた乳首がコリコリとした感触で、少年を楽しませた。
大き過ぎる快感を逃す為に数回揉んでから腰を押し込み、根元まで挿入しきる。
「あふぁ……気持ち良い……!」
「…………」
精液と愛液が混ざって滑りを増した膣内は、挿入された陰茎に熱く生暖かいヒダを掻き分ける感覚を送りつつ、柔らかく迎え入れた。
座っている状態よりも腹筋に力が入っていない分は締め付けが弱いものの、射精をして敏感になった後では良い具合の刺激と思える。
自然と前後に動き出した少年の腰は、グチョグチョと硬さを失っていない陰茎でアスカの膣内を掻き回し始めた。
泡立って掻き出される精液は肛門が潜む尻の谷間へ流れていき、廊下の床を汚す。
「ふっ、あっ、き、気持ち良い!!」
「……んっ……ぅっ」
我武者羅に打ち付けられても陰茎は子宮口に届かないが、膣内で出入りを繰り返す指よりも太い異物の刺激を快感として受け取り、アスカの身体も徐々に絶頂へ近付いていく。
勢い良くぶつかる少年の下腹部が包皮から出てきた淫核へ接触すれば、愛液を撒き散らしながら膣口と膣壁の締め付けを強める。
敏感な性感帯を刺激されてしまい、アスカが何も感じていなくとも身体が勝手に反応を返していた。
胸を掴んでいる手も少年の性欲が指を動かし、無意識に美乳の柔らかさを堪能する。
滑るヒダは速い速度で出入りを繰り返す陰茎にピッタリと密着し、鈴口から一番敏感なカリの凹み、そして竿に至るまで隙間無く張り付いて蠢いた。
生暖かい膣壁が入れる時は壁となって鈴口から擦り、根元まで挿入するとギュッと締め付けを強めて抱き締める。
抜く時には膣口が名残惜しげに竿へ張り付いて大陰唇が内側から捲られ、カリがヒダを引っ掻く感触は少年に大きな快感を送った。
入れても抜いても感じる性的な気持ち良さは、射精をしたばかりであっても精液を充填させていき、今すぐにでも再び絶頂へ達せそうな予感が股間に走る。
「うっ! はっ!! あくっ!!」
「ふっ……うっ……」
掴んだ胸を握り締めながら腰を素早く動かす少年が快感で背を反らせ、陰茎で精液に塗れた膣内を掻き回す。
犯される快感で膣口が竿を締め付け、膣壁が亀頭を丸々包んで離さない。
どれだけ動こうともヌルヌルのヒダに密着される所為で、我慢する陰茎は少年の意志を無視して再び精液を上げてくる。
「くぁっ! ま、また、出る!!」
「ぁっ……ふっ……」
股間に走る射精の予感で早くなる腰の動きは、乱暴な打ち付けとなってアスカの身体を上下に動かす。
胸を掴んでいる手も絶頂が近くなった事で力が強くなり、小さな手形が痣となって残された。
そして、白くなった思考で、もはや限界と判断した少年は思い切り腰を打ち付け、動きを止めると同時に股間から力を抜く。
「あっ! ……ふぁっ!!」
「んくっ……」
陰茎を出来る限り挿入した状態で、再びアスカの膣内へ精液が流し込まれる。
先程出した分はカリによってだいぶ掻き出されており、愛液で押し流された分も補充していった。
子供らしく小さくても根元まで入れれば膣内の半分以上は進み、射精の勢いは確かに子宮口へ到達する。
胎内の奥で体液が付着した僅かな感覚を受けたアスカが絶頂へ達する事はなかったが、出される精液は抵抗しないで全て膣内で受け入れた。
それでも与えられた快感で波打つ膣壁の動きの全ては少年の射精を促し、アスカの女としての本能がヒダを蠢かせる。
陰茎が上下に痙攣しても締め付けて密着を保ち、微妙に動いてカリから鈴口まで刺激した。
「うっ……んぁっ……!!」
「…………」
二度目とは言え濃さの変わらない精液を全てアスカの膣内へ吐き出した少年は、絶頂の快感で顔を緩ませて余韻に浸る。
断続的に動いていた陰茎が動きを緩める頃には、尿道に残っていた体液が膣壁の締め付けで搾り出された。
人生で始めて感じた性的な欲求を完全に解消し、やっと身体を離す少年。
締め付けを強くしていた膣口から陰茎が抜ければ膣内から精液が漏れ、尻の谷間にあった体液溜りの範囲を広げる。
「ふっ……気持ち良かった」
「…………」
解放されたアスカは仰向けの身体を起こす事無く、廊下の天井を見詰めながら横から入る強い日差しに目を細めていた。
無表情な顔が上を向いたままで動かない事に疑問を覚えた少年だが、すぐに自分が掛けた暗示を思い出す。
「もう、起きて良いよ」
「…………」
暗示通りに陰茎を入れ易い体勢を忠実に維持していたアスカが、無言のままで上半身を起こした。
腹筋に力を入れた所為で開いた膣口から精液が音を立てて漏れても、顔色一つ変えない。
そして、少年と同じく座った姿勢になると、操り人形らしく次の指示を待つ。
「あぁ…………」
「…………」
絶頂の余韻は少年の思考を鈍くさせ、いちいち指示を追加するのは面倒臭いと思わせた。
腰のダルさは身体を動かすどころか声を掛けるのも億劫で、働かない頭を駆使して一番楽そうな暗示をアスカへ掛ける。
「うん。俺が手を叩いて合図したら元のお姉ちゃんに戻るけど、俺の命令は絶対に聞くし、全部受け入れる様になって」
「……えぇ、分かったわ」
「それとエッチな事もしたけど、俺にやるのは当たり前だから気にしなくて良いよ」
「……えぇ、分かったわ」
「じゃぁ、はい」
パンと軽い音が廊下に響いた瞬間、アスカの目に光が戻っていく。
意識が復活しても催眠状態にされていた間の記憶がすっぽりと抜け落ちており、少し前に犯されて精液すら膣内に出されても、5円玉で集中力を試していた気になっている。
アスカからすれば記憶が無い分、少年が立っていた状態から急に座り込んでいる姿に変化しても、全く気にしないで情けないとも取れる様子を見て鼻で笑う。
「……ふっ それで? 集中力を試すのは終わり?」
「えっ、あぁ……」
明らかに馬鹿にした表情を浮かべているものの、視線を少年へ向けているので自分が殆ど全裸である事に気が付いていない。
足に靴と靴下だけを履き、胸は興奮で立った乳首を日の下に晒し、自分と他人の体液で濡れる秘裂は無残に開かれた挙句に膣口からは精液を垂れ流しても、得意げな顔は変わらなかった。
自分の状態に気が付いていないだけだが、流石に全裸である違和感が視線を下へ向けさせる。
「っ!?」
殆ど無意識に自分の身体を見たアスカは身体を硬直させた。
目に映るのは殆ど全裸の身体で乳首は立って胸に尖った影を落とし、股間から明らかに精液と思わせる液体が流れている。
しかし、あらかじめ少年に『気にしない』と暗示を掛けられたので、すぐに平静を取り戻した。
「……ふん、まぁ、終わったのなら、あたしの持ってる集中力の優秀さを理解したでしょう?」
「う、うん……」
「それなら、あたしはくだらないお使いをさっさと片付けないといけないから、いい加減行くわ」
近くに置かれていた服を手に取ったアスカは膣内から精液を漏らしながら立ち上がり、下半身の惨状に引き攣った顔を浮べると、ハンカチで拭き取って下着を身に着けていく。
少年も自分の陰茎周辺を綺麗にして身形を整えた。
少し皺が付いていた制服を着たアスカがいよいよこの場を去ろうとした時、慌てて呼び止める。
「あっ、ちょっと……」
「何よ? あたしはあんたみたいなガキと遊んでる暇はないの!」
元の性格を取り戻したアスカは辛辣な言葉で突き放すも、人形の持ち主として少年は新たなお願いと言う命令を下した。
「また、俺と遊んでよ」
「……ふぅ、まぁ、あたしが暇だったらあんたの相手をしてあげても良いかもしれないわね」
「本当!?」
「でも、あたしはさっきも言ったとおり、忙しいからたまによ! た・ま・に!」
「うん!」
身体と意思を自由に出来る限り、どんな事を命令してもアスカが勝手に自己完結して、結果的に少年の意見を全面的に受け入れる。
精液の匂いが立ち込める廊下で、手を当てた腰を曲げて少年を至近距離で見やるアスカの顔は、最初に会った時のイライラした雰囲気は感じられない。
処女を奪われた所為で深層心理に刻まれた暗示は、分かり易い態度となって表層へ現れている様だった。
刺々しい態度が軟化した顔は、柔らかな微笑を浮べる。
少年の額を人差し指で突いたアスカはそのまま隣を通り過ぎ、最初の目的であった綾波の部屋へ向かう。
スカートを持ち上げる尻が揺れながら遠ざかり、後ろ向きで手を振りながら廊下の角へ消えていった。
「ふふふっ、これならあの白い髪のお姉ちゃんも余裕だよな……」
アスカの優しい雰囲気を漂わせていた笑みとは全く違い、完全に性欲を感じさせる厭らしい顔で笑う少年。
自分の手に残っていた胸の感触と陰茎に受けた膣壁を穿る快感を思い出しながら、早くも次のターゲットへ思考を向けるのだった。
綾波編に続く
気が付いた時には既に技術と知識を習得しており、それを使う事にも躊躇しない。
始めは小遣いの無心に使っていたり、好きな食べ物を要求したりするだけだった。
しかし、年齢を重ねて思春期に入ると、逆らいたい盛りの心が解き放たれ、家出を繰り返すようになる。
催眠を使わなくとも元々放任主義であった両親に構われなかった事が放浪に拍車を掛けて、今ではすっかり家に寄り付く事も無くなった。
幸いにも第三新東京市では廃墟も多く、秘密基地的な意味で雨風を凌ぐ場所には事欠かない。
セカンドインパクトによる気象変動で一年中夏の気候を保つ日本は、窓が塞がっていなくともたいした害も無く、逆に風通しが良いので過ごし易い環境だった。
それでも防犯や害虫の被害は無視出来ないので、隠れ家には侵入者をなるべく防ぐ為に高い場所があるビルで、ちゃんと窓がある所を選んだ少年。
住む所を決めた後は適当に催眠を使ってコンビニなどから食料を無料で貰える様にし、子供が一人で生きて行ける拠点を作り上げた。
完全に廃ビルを自宅と決め、好き勝手出来る環境を手に入れた頃に偶然一人の少女を見掛ける。
打ち捨てられてボロボロのビルの中で生活しているのは自分だけと思い込んでいた少年は驚いて視線を送るが、その時はあっさりと見失ってしまった。
時折見掛ける名前も知らない美少女の存在を認識するも、年上の女に対して未知の恐怖心を持っている所為で中々正体を掴めない日々が続く。
今は少年が名を知る機会は無いものの、美少女の名は<綾波 レイ>。
ネルフの汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンゼロ号機のパイロット、その人である。
暫くして正体不明の女の子が着ている制服は近所の中学校の物と知ると、知らない存在だった人物が急に身近な者と勝手に認識してしまった。
影から観察するに無表情で大人しそうな印象を受ける事もあって、催眠で悪戯をしてみたい欲求が沸き起こってくる少年。
思春期に入り始めた事で異性への興味は日を追う毎に強くなり、自分の持っている他人を言いなりに出来る催眠を、遂に性的な方向で使おうと決心したのだ。
綾波が帰って来たのを確認してから、いざ突入しようとした矢先、人影が廃ビルへやって来た。
反射的に隠れた少年はタイミングが悪いと若干不機嫌に成りながら観察して見ると、そこには綾波に負けないぐらいの美少女。
長く赤い髪を風に棚引かせ、頭には髪に負けない赤いヘッドセットを付けている。
浮かんでいる表情は不機嫌さを滲ませ、いかにも気の強そうな雰囲気が漂う。
制服を着ている身体は少年が見掛けた綾波よりプロポーションが良く、目覚め始めた性欲を刺激してきた。
スカートから伸びている足も長く、ちらりと見える太股は白く眩しい。
前に確認した中学の制服を着ているので年頃も同じなのかと思った少年は、気の強そうな美少女を催眠に掛ければ、大人しそうな綾波も問題なく催眠に掛けられるだろうと思う。
そして、人生で初めて、沸きあがった女に対する欲求で自分の力を使う事にした。
「お姉ちゃん、こんな所で何してるの?」
「あんた誰よ?」
道を遮る形で現れた子供に対して、不機嫌を隠さずに問い質すアスカ。
あからさまに見下す視線を受けても、にやける表情を維持したままの少年。
ただでさえ気に食わない綾波へのお使いを言い渡された所為で不機嫌だった顔が、ますます険しくなっていく。
「俺はここの住人だよ」
「ここの? この汚いビルに?」
「そうだよ」
故郷のドイツではネルフの施設に居た為に外との繋がりは無かったが、流石に子供が一人で廃ビルに住んでいる事はおかしいと感じる。
親が居ない浮浪児なのかと考え、自分より立場と環境が下の者に対して無意識に感じる優越感がアスカの不機嫌な表情を緩めた。
「あんた、親は居ないの?」
「そんなの居ないよ」
「……まっ、あんたなんかどうでも良いわ。あたしはこの先に用があるんだから、さっさと退きなさい」
僅かに感じた哀れむ心を無視して、さっさと先に行こうとしたアスカの正面へ再び立ち塞がって進行を阻止する少年。
そこまでされれば嫌でも意図的に邪魔をされていると分かり、不機嫌な表情が一気に復活してしまった。
「あんた、いい加減にしなさいよ! 邪魔だから退けって言ってるの!」
気の短いアスカは腰に手を当てて威嚇する様に言うも、肝心の少年は口元に半笑いを浮かべたままで動こうとしない。
そんな不敵な顔を見れば短い堪忍袋の尾があっさりと切れ、物理的に排除しようと手を振り上げた。
しかし、手が振り下ろされる前に、少年のポケットから取り出された物を見せられて動きが止まってしまう。
「はい、これ」
「……何よ、それ?」
子供らしい手から伸びるのは紐で繋がれた5円玉。
取り出した拍子にゆらゆらと左右に揺れる道具とも言えない単純な物は、古典的な方法で催眠導入に使われる物。
ドイツに居たアスカには何なのか分からず、単に貧乏臭い玩具としか映らない。
イライラと怒りを燃やしていた心は、突然見せられた物へ意識が行ってしまって知らず知らずの内に少しは落ち着きを取り戻していた。
「これは集中力を試す物なんだ」
「そんなちゃちな物で何が出来るってのよ?」
馬鹿にした雰囲気を隠さないアスカだが、試す物と言われて心の中で負けん気が刺激され、自然と5円玉へ視線を持って行ってしまう。
振り上げられた手は胸の下で組まれ、目の前で邪魔をしていた存在を物理的に排除しようとした気配がすっかり消えている。
少なくとも会話をする気になった雰囲気が漂い、その隙を逃さない様に言葉を続ける少年は、ゆっくりと5円玉を規則正しい間隔で左右へ振り始めた。
「これは同じスピードで動く5円玉を集中して見るテストなんだ」
「そんな物が?」
「うん。でも誰も出来なかったけど、お姉ちゃんは頭が良さそうだから最後まで出来るかもって」
「ふん、その程度、あたしなら簡単すぎて欠伸が出るわね」
「じゃ、試して見ても良い?」
「まっ、すぐに終わるでしょうから、付き合ってあげても良いわよ?」
「ありがとう!」
もはや異能と呼べる催眠の才能を使う少年は、上手く行った事にほくそ笑む。
明らかに子供らしからぬ表情を浮かべているが、既にアスカは5円玉の動きに意識を取られて気が付かない状態まで落ちている。
「1……2……3……4……」
「…………」
声を浸透させるように5円玉の動きに合わせてゆっくりと数字を数えていく少年。
キッと睨みつけていたアスカの視線は一瞬の動きも逃すものかと鋭く向けられ、それが催眠状態へ落ちる速度を上げる結果になった。
数字が大きくなるにつれて、アスカは身体を徐々に5円玉の動きと同じくフラフラと左右に揺れ始める。
気の強さを嫌と言う程滲み出していた目から意識が消えていき、半目の状態になってしまった。
キュッと結ばれていた口も今では少し開いており、中には白い歯が見える。
少年にとって見慣れた催眠状態になった事で、今度は数字ではなく確認の言葉を言った。
「お姉ちゃん、聞こえる?」
「……聞こえるわよ」
驚く程に感情が消えた声色を聞いた少年は笑みを深くして、動かしていた5円玉をしまう。
催眠状態になってもアスカの、まさしく日本人離れした顔は魅力を全く失っていない。
気の強い性格を現していた目は光を無くして虚ろになり、半開きになった唇は潤いがあって綺麗な艶を放つ。
首筋から肩に掛けての印象は華奢で、幼くも女の子らしい色気が滲み出したていた。
更に下へ視線を向ければ夏用のブレザーを押し上げる胸は大きく、呼吸をする度に上下の動きを繰り返す。
スカートが締め付けるウェストも細く、少年でも抱きしめれば折れそうな印象を受けた。
裾から伸びるのは細く長い足で肌も白く、見ただけでサラサラとした感触をイメージできる。
正面から視姦としか捉えられない視線を送る少年は、ニヤニヤとした顔をしながらアスカの周りを回りながら身体を観察していく。
「う~ん、やっぱりおっぱいは大きいよな~……」
横から見れば胸の大きさが一段とハッキリ分かり、少年の性欲は留まる所を知らずに上がり続ける。
今すぐにでも手を出したいが、催眠を掛けただけの状態では正気を取り戻し易いと経験として知っていたので、今度は暗示を掛けていく事にした。
「お姉ちゃんは俺の操り人形だよ」
「……………………違う」
催眠状態であっても意思が強いアスカは少年の言葉を否定する。
即座に返答する訳でもなく、長い考慮があった事を考えれば、どれだけ葛藤しているかも知り得た。
元の性格を知っている少年は否定されても驚かないで、少し違う方向から暗示を掛ける。
「じゃ、俺が言うまで身体を触られてるか分からなくなるし、何も感じなくなるよ」
「……感じなくなる」
「それと俺が言えばちゃんと、その通りに動いちゃうよ」
「……その通りに動く」
今度は直球で操り人形と言わずに、まずは触られても何も感じないと思わせて触れられる嫌悪感を排除し、次に少年自身が命令を下す形で身体の自由を思い通りに動かせるようにした。
なるべくプライド高いアスカの機嫌を損ねないよう、少年は無意識に言葉を選んで暗示を掛ければ、言葉は違っても実質は操り人形となる。
異能とも言える強力な才能は、言動の全てが少年にとって都合の良いものとして働く。
意味としては完全に操り人形として自分を認識させられてアスカは、ふらふらしていた身体を微動だにさせなくなった。
「ふふふ……」
直立不動で立つアスカへ正面から近寄った少年はおもむろに胸を掴む。
「おぉ! 柔らかい!」
小さな指がグニグニと胸を揉んでも、アスカは意思を失って虚ろになった視線をピクリとも動かさない。
少年がかねてより興味があった箇所を始めて触った事で、陰茎は一気に猛り立つ。
夏用の薄い生地で作られているブレザーは、皺を作りながら指の動きで中の胸を動かした。
直立不動で子供に胸を揉まれるままになっている姿は何処と無く背徳的な空気を醸し出す。
少年の欲望が前面に出ている所為で遠慮が無く、制服だけではなくブラさえも位置がずれてしまい、下着の中で乳首を擦った。
刺激を受けた所為で徐々に硬さを増していくと、当然ながら揉んでいる方も感触の違う部分が掌の中で自己主張している事に気が付く。
「……あれ? お姉ちゃん乳首立ってるの?」
「……えぇ、立ってるわ」
答えを聞いた少年は更に興奮を高め、いよいよ本格的にアスカの身体を味わう為に命令を下す。
「じゃぁ、確かめるから脱いで」
「……分かったわ」
意識を封じられているとは思えないスムーズな動きでブレザーを脱ぎ始めるアスカ。
白い指がボタンを躊躇無く外していき、カッターシャツさえも迷い無く開く。
自分の命令通りに服を脱いでいく光景は少年に興奮を追加し、鼻息を荒くした。
ブレザーとカッターシャツの前面を広げると肩を出して制服を完全に脱ぎ去り、上半身はブラだけになる。
制服を隣へ無造作に放り出すと、今度は胸を守る下着までも命令通りに脱ぎ始めた。
いよいよ、見たかった箇所を開放される瞬間を前にし、少年は無意識に唾液を飲み込んで目を皿の様に広げる。
「…………んっ」
「…………脱いだわよ」
「凄い……」
ブラを取った反動でぷるんと震えながら曝け出されたアスカの胸は予想通りに大きく、かといって掴みきれそうに無い程ではなかった。
言って見れば標準よりも若干巨乳、少なくとも前にちらりと見掛けた綾波よりは上だろうと思える。
日の光は白い肌に眩しく反射して、ブラの内側で擦られたピンク色の乳首は厭らしく尖っていた。
目の前で解放された胸を直接見て、少年の性欲を視界から刺激される。
そして無言のまま、再び胸へ手を伸ばした。
「……直接だったら、さっきより柔らかいな」
「…………」
正面から少年の小さな手が食い込む美乳は、制服の上から揉んでいた時よりも卑猥な光景を作り出す。
硬くなっていた乳首を掌で転がされ、刺激を受けた事で更に硬さを増した。
グニグニと動かされる指で胸全体が柔らかく形を変え、目覚めたばかりの性欲に陵辱されていく。
催眠状態のアスカが抵抗しないので動きに遠慮が消えていき、すぐに無遠慮に揉み解し始めた。
真正面から掴んでいた手を今度は横へ移動させて指を動かす。
脇腹と谷間の左右からそれぞれを摘む様に揉まれれば、圧迫された所為で乳首は前へ突き出され、尖った先端を鋭く少年へ向けるも、指が欲望のままに動くので頂点にある乳首も色々な方向へ角度を変える。
ピンク色をしていたが胸を弄られた所為で性感が燻り始め、赤みが徐々に強くなっていく気がした。
そのまま少しの間揉み、次は目立っていた乳首を摘んだ。
スイッチを回す様に捏ねてから、指の腹で押し込む。
胸の中に食い込んだ感触と硬い弾力を受けてパッと手を離せば反動で美乳が揺れ、乳首も尖った影を胸へ落す。
白かった肌が少年の手で陵辱される度に赤くなり、性感帯でもある所を刺激された所為でアスカの身体にも興奮が確実に溜まっていった。
胸を揉んで陰茎を硬くしている少年は既にズボンの存在すら疎ましく、早々に開放したい欲求も感じる。
「はぅ……、何かチンコが変だ……」
「…………」
胸を弄りつつも股間の違和感で足をもじもじさせる少年は、アスカの顔をチラリと見上げて一つの案を思い付いた。
「お姉ちゃん、ちょっと聞きたい事があるんだけど良いかな?」
「……えぇ、良いわよ」
「何か俺、チンコが固くなって痛いんだけど、どうしたら良いかな?」
「……それは興奮しているから大きくなるのよ」
催眠状態で自分の思いのままに出来るのなら、自分が知らない知識も教えてくれるだろうと、いまいち原因が分からない陰茎の変化を聞いた。
すると、思った以上にすんなりと返ってきたが、既に身を持って経験していた事ではあまり答えとしては意味が無い。
とりあえず不快ではないものの、違和感を解決したい少年は質問を続ける。
「それは……分かってる。硬くなったらどうすれば元に戻るかを聞きたいんだ」
「……詳しくは知らないけど、精液を出せば落ち着くと聞いた事がある」
「へぇ、そうなんだ……」
「……そうよ」
昼間の灰ビルの廊下で上半身裸の美少女が胸を揉まれながら、固くなった陰茎を戻す方法を言わされている。
少しでも男の性事情を知っている人間が見れば、完全に犯してくださいと言っている様にも思える光景だった。
「どうすれば、精液って出るの?」
「…………」
「お姉ちゃん?」
今まで閉鎖された施設でエヴァの操縦に全てを掛けていたアスカは、男の性的な事情に詳しくは無い。
辛うじて男と女の性行為に関しては知っているが、異性であり、見た事も無い精液の発散方法など知らなかった。
しかし、聞かれれば知っている知識を言うように命令をされた結果、自分が知っている唯一の方法を教える。
「……精液は性行為で出されるものよ」
「性行為?」
「……えぇ、子供を作る為に女の膣内に陰茎を入れて、その中で出す」
「ふ~ん……」
興味を引かれる知識を聞いて、興味深そうに頷いた。
「その、膣内……? って何処?」
「……股間にあるわ」
「股間……」
アスカの言葉を小さく復唱した少年の視線は、自然をスカートに隠れたアスカの下半身へ向かう。
そして、今迄上半身だけしか弄っていない事に気が付き、興味は新しく聞いた膣内へ移った。
「じゃぁ、お姉ちゃん、膣内って言うのをどんな風になってるか、見せて教えてよ」
「……分かったわ」
命令を受けたアスカはブレザーを脱いだ時と同じく、躊躇無くスカートとショーツを脱ぎ去る。
下着姿に興奮するまもなく現れた女の股間を見た少年は、意味がいまいち分からなくとも男の本能によって性的な興奮を覚えた。
胸と同じく白い下腹部には股間の辺りにうっすらと髪と同じ色の陰毛が生えており、大人に成り掛けの少女だけが持つ独特の色気が漂う。
その下にあるのは肉厚の大陰唇に、中心では綺麗な秘裂が一本走っていた。
女の性器を直接見た少年も、興奮は一段と強くなる。
『見せる』為に座ろうと少し身体を屈ませれば、美乳が重力で下品にならない程度に垂れ下がり、尻が地面へ付くと固めの弾力を感じさせる雰囲気で潰れた。
下半身から靴以外全ての衣服を脱いだアスカが足をM字に広げると、内腿にある筋に大陰唇が引っ張られ、ピッタリと閉じていた秘裂が開いてしまう。
中には生々しい赤の小陰唇が見え、少し覗き込めば膣口が見えた。
「うわぁ……、チンコが付いていない」
「……女の性器に男の陰茎は付いていないわ」
「あっ、陰茎ってチンコの事だったんだ……」
「……そうよ」
「駄目だよ。チンコはチンコって言わないと!」
「……分かったわ」
男と女の違いを見せられた少年の幼い拘りで、アスカは恥も無く陰茎の呼び方を変えられる。
「うん。それじゃ、膣内を詳しく教えてよ」
「……えぇ、良いわよ」
全裸のままで足を広げて性器すら見せているアスカは無表情の顔を崩さずに、淡々と命令通りに性器の説明に取り掛かった。
後ろへ倒れない様に身体を支えていた手を股間へ持っていくと、大陰唇を左右に引っ張って秘裂を大きく広げる。
「……広げたのは大陰唇と言って、女の子の大事な所を守る一番外側の物よ」
「…………んくっ」
見るからに柔らかそうな弾力を見て、言葉を発する余裕も無く凝視し続ける少年。
身に走る興奮で唾液を飲み込み、無意識にズボンの中で反り立つ陰茎を押さえた。
余りの性欲で緊張の表情を浮かべている少年とは違って、操り人形となっているアスカは無表情のままで淡々と自分の性器を使って説明を続ける。
「……一番上にあるのが淫核よ。下に小陰唇があって、その下に膣口と言ってチンコを入れる膣内の入り口があるの」
「へぇ……」
「……膣内の一番奥には子宮があって、そこに精液を出せば子供が出来るのよ」
「じゃぁ、そこに精液を出せば良いんだね?」
「……そうよ」
大陰唇を広げながら名前を言う度にその箇所を摘み、最後は膣口に指を入れて子宮口を指差した。
粘液で鈍く光る秘裂の中に日の光が差し込み、生々しい赤を引き立てる。
人の出入りが殆ど無い廃ビルなので見られる可能性は無いが、それでも自分の言うままに年上の美少女を全裸にして恥ずかしい部分を弄らせている興奮は、少年の陰茎の固さを増やす結果になった。
「そ、それじゃぁ、チンコもその、膣内に入れれば良いんだよね?」
「……そうよ」
平坦な声でされた説明が一通り終わると、少年はズボンを急いで脱ぐと陰茎を取り出す。
人生で初めて美少女の胸を揉んで乳首すら摘み、加えて外で全裸にさせた上に性器まで自分で開かせて説明をさせた興奮で、今迄以上に大きさを増していた。
既に皮すら剥けてしまい、小さな亀頭がカウパー液を漏らして一刻も早く入れたいと訴える。
少年の視線は指を入れられた膣口に固定され、足に引っかかるズボンの存在をもどかしく思いながらフラフラと膝を付いてアスカの開かれた股間へ身体を入れた。
鼻息荒く硬く反り立った陰茎の根元を押さえ、亀頭を膣口へ入れようとした時、静止の言葉が掛けられる。
「……まだ入れられないわよ」
「えっ!? な、何で!?」
「……愛液を、濡らさないと痛くて入れられない」
「そ、そうなの……?」
「……えぇ、そうよ」
「じゃ、じゃぁ、早く濡らしてよ!」
「……分かったわ」
目の前でお預けを食らった少年が声を荒げて命令を下すも、人形となったアスカは無表情で見つめ返しながら指を動かし始めた。
膣口に咥え込ませていた指先だけで軽く抜き差しを繰り返し、親指で包皮の上から淫核を刺激していく。
大陰唇を摘んでいた指が離された事で元の綺麗な割れ目に戻ったものの、膣口に入れられている指一本分だけ形を変えられた。
しかもグニグニと刺激している所為で秘裂を内側から捲られ、僅かに見える小陰唇が卑猥さを高めている。
余った片手は何も身に着けていない上半身へ向かうと胸を掴み、乳輪から指を這わせて軽く刺激を送りながら乳首を弾いて弄ぶ。
細く白い指に揉まれ、指以上に白い肌が形を変えられて自分の身体に快感を増やしていく。
愛液を流す為と理由はあるものの、行動は完全にオナニーと化しており、美少女の痴態を目の当たりにした少年の興奮はもはや限界まで高められた。
「……んっ……ふっ……」
無表情で人形状態であっても身体に蓄えられた快感は、アスカに悦声を漏れさせる。
乳首を摘む度に腰が軽く跳ね、淫核を弄りながら膣口に指を出し入れする程に愛液の量が増えていく。
静かだった廃ビルの廊下で、少年が待っていた粘液が掻き回される卑猥な音が聞こえてきた。
音の発生源である秘裂は乾いていた大陰唇が体液で濡れて光り、指一本分しか隙間が無かった秘裂が、僅かとは言え小陰唇が見える程度に左右へ開いている。
中でひっそりと存在を主張していた小陰唇は興奮で厚みを増し、膣口で出入りを繰り返す指に押されて形を変えた。
そして、出し入れを繰り返していた指がスムーズに動く程になると、そのまま秘裂の中でピースの様にした指で大陰唇を開いて少年へ目を向ける。
「……入れて良いわよ」
「ほ、本当!?」
「……えぇ」
散々指を出し入れされた膣口は快感で小さく開閉を繰り返しながら愛液を漏らす。
淫核も包皮から姿を現して、卑猥な光沢を持っていた。
乳首もアスカ自身の指で弄ばれた所為で、ピンと硬く鋭さを増している。
「い、入れるよ!」
「……良いわ」
足と濡れた大陰唇を広げて受け入れる体勢を見せるアスカの痴態を見た少年は興奮で言葉を詰まらせながら、今度こそ腰を押し込んでいく。
既に根元を手で押さえる刺激すら快感となってしまう程に興奮を溜めた陰茎の角度を何とか調整して、愛液を流しながら小さく開閉を繰り返す膣口に亀頭をセットした。
「はぅっ!?」
「…………」
皮を剥かれたばかりの敏感な亀頭が大陰唇に触れた刺激は、少年にとって今迄感じた事が無い快感。
股下で起こった何か出そうな感覚を、無意識ながらに精液だと感じて咄嗟に股間へ力を入れて耐える。
大きな快感で一瞬だけ動きが止まった少年だったが、鈴口が膣口に食い込む感触を受けてしまうと男の本能が腰を勝手に進めた。
「うくうっ!!」
「…………」
いくら小さな陰茎であってもアスカの指よりは太い。
その所為で、処女の膣口は入ってくる亀頭を強く締め付けた。
滑りながら圧迫される刺激は大陰唇に挟まれた以上の快感となり、少年を絶頂へ急速に押し上げる。
既に精液の混じったカウパー液を断続的に漏らすも本人は気が付かずに腰を進め、遂には亀頭全てが膣内へ収まった。
「くふぅ……!!!」
「…………」
先程までアスカの指で刺激と快感を送られていた膣内は、新たに進入してきた亀頭をヌルヌルになった膣壁で舐め回す。
カリの凹みは膣口が締め付けて包み、性交の準備を整えた事で卑猥に蠢いて刺激を送る。
漏れ出していた精子混じりのカウパー液は愛液を合わり、ヒダの動きで一体化していった。
鈴口のすぐ目の前には処女膜があるものの、少年は亀頭からの快感と知識が足りない所為で気が付かず、人形化されたアスカも特に申告しないまま無表情で自分の股間を見つめる。
小さな陰茎が徐々に膣内へ姿を消していくに比例して大きくなる圧迫感は、反射的に膣壁をキュッと締め付ける結果となった。
「うあぅ!?」
「…………」
股間の射精を我慢しているので押し込む動きはゆっくりになり、自然と処女膜はジワジワ引き伸ばされる。
アスカが手を両方とも前へ持ってきているので、座った体勢を維持するのは腹筋の力だけであり、腹に力が入った事で膣内の締め付けは普段よりも強くなっていた。
少年が腰を進める程に互いの顔が近付くも、少年は快感で何処か違う場所を見て、アスカは自分の股間を見詰めて互いの視線は交わらない。
そして、鈴口が膜を突き破った瞬間、ヒダは締め付けを強くして陰茎を力強く圧迫する。
同時にアスカの中で何かが消えてしまい、少年が掛けた暗示は深層心理にまで到達した。
「あっ!? うぅ!!」
「…………」
急に強くなった快感で、我慢を重ねて押さえていた股間の違和感は耐え切れない程に大きくなり、少年の意志を無視して一気に流れ出す。
陰茎が半分ほど膣内に入った状態で断続的に震えながら、暴発してしまった精液を流し込んでいく。
尿道を駆け上がる体液の感触と陰茎を包む生暖かいヒダの感触、更には処女を失った事で強くなった締め付けを受けて少年の思考と身体が一気に白く染まってしまった。
精通をアスカの胎内で果たし、快感で全身を硬直させる。
陰茎だけが別の生き物の様に動いて、精液を吐き出していた。
膣内に男の体液を流し込まれたアスカの身体は、胎内で広がる熱くも滑る感触で強張る。
処女の狭さと腹筋の締め付けがあっても完全に精液の流れは止められずに、蠢く膣壁の力も手伝ってヒダの一枚一枚に満遍なく精液が行き届いた。
まだ奥行きに余裕があるので流石に逆流してこないものの、外見上は愛液だけを流す膣口が、陰茎の動きに合わせてピクピクと射精を促すように締め付けを繰り返す。
「あっ、ふぁ……! 凄い、気持ち良い……!!」
「……ちゃんと出せたわね」
「……あっ、で、でも子宮口……? に届いてないけど……」
一度出しただけでは満足ないので不満そうに言うも、精液を吐き出すと言う目的自体は達成されており、アスカにとっては命令が達成された事になる。
しかし、少年が即座に自分の才能を思い出し、咄嗟に拒否された暗示を掛けた。
「お、お姉ちゃんの身体は俺の人形だから、言う事を聞いて!」
「…………分かったわよ」
「……えっ?」
「…………」
催眠状態であっても強いプライドは誰かの操り人形になるなど我慢出来る筈も無かったアスカが、今度はあっさりと暗示を受け入れる。
思わず顔を見詰めてしまうも、浮かんでいるのは意思と言う光が無くなった目と感情が感じられない無表情だけだった。
深層心理の変化を知らない少年には急に暗示が通ったとしか思えず、困惑するしかない。
それでも、今度こそアスカを思い通りに出来ると認識し、再度命令を下した。
「チ、チンコを入れやすい様にしてよ!」
「……分かったわ」
陰茎が半分膣内に入ったままで座っていた体勢から仰向けに寝転がり、足は少しだけ先程よりも大きく開く。
廊下の床が直接アスカの背中に触れてしまうが、夏の日差しで暖められているお陰で冷たくはなかった。
体勢を変えた事で腰を奥へ入れられる様になった少年は陰茎の根元を押さえていた手を離し、掴みやすそうだった胸へ置いて軽く揉み、精液でヌルヌルになった膣内を再び進んでいく。
掌の中心では硬くなっていた乳首がコリコリとした感触で、少年を楽しませた。
大き過ぎる快感を逃す為に数回揉んでから腰を押し込み、根元まで挿入しきる。
「あふぁ……気持ち良い……!」
「…………」
精液と愛液が混ざって滑りを増した膣内は、挿入された陰茎に熱く生暖かいヒダを掻き分ける感覚を送りつつ、柔らかく迎え入れた。
座っている状態よりも腹筋に力が入っていない分は締め付けが弱いものの、射精をして敏感になった後では良い具合の刺激と思える。
自然と前後に動き出した少年の腰は、グチョグチョと硬さを失っていない陰茎でアスカの膣内を掻き回し始めた。
泡立って掻き出される精液は肛門が潜む尻の谷間へ流れていき、廊下の床を汚す。
「ふっ、あっ、き、気持ち良い!!」
「……んっ……ぅっ」
我武者羅に打ち付けられても陰茎は子宮口に届かないが、膣内で出入りを繰り返す指よりも太い異物の刺激を快感として受け取り、アスカの身体も徐々に絶頂へ近付いていく。
勢い良くぶつかる少年の下腹部が包皮から出てきた淫核へ接触すれば、愛液を撒き散らしながら膣口と膣壁の締め付けを強める。
敏感な性感帯を刺激されてしまい、アスカが何も感じていなくとも身体が勝手に反応を返していた。
胸を掴んでいる手も少年の性欲が指を動かし、無意識に美乳の柔らかさを堪能する。
滑るヒダは速い速度で出入りを繰り返す陰茎にピッタリと密着し、鈴口から一番敏感なカリの凹み、そして竿に至るまで隙間無く張り付いて蠢いた。
生暖かい膣壁が入れる時は壁となって鈴口から擦り、根元まで挿入するとギュッと締め付けを強めて抱き締める。
抜く時には膣口が名残惜しげに竿へ張り付いて大陰唇が内側から捲られ、カリがヒダを引っ掻く感触は少年に大きな快感を送った。
入れても抜いても感じる性的な気持ち良さは、射精をしたばかりであっても精液を充填させていき、今すぐにでも再び絶頂へ達せそうな予感が股間に走る。
「うっ! はっ!! あくっ!!」
「ふっ……うっ……」
掴んだ胸を握り締めながら腰を素早く動かす少年が快感で背を反らせ、陰茎で精液に塗れた膣内を掻き回す。
犯される快感で膣口が竿を締め付け、膣壁が亀頭を丸々包んで離さない。
どれだけ動こうともヌルヌルのヒダに密着される所為で、我慢する陰茎は少年の意志を無視して再び精液を上げてくる。
「くぁっ! ま、また、出る!!」
「ぁっ……ふっ……」
股間に走る射精の予感で早くなる腰の動きは、乱暴な打ち付けとなってアスカの身体を上下に動かす。
胸を掴んでいる手も絶頂が近くなった事で力が強くなり、小さな手形が痣となって残された。
そして、白くなった思考で、もはや限界と判断した少年は思い切り腰を打ち付け、動きを止めると同時に股間から力を抜く。
「あっ! ……ふぁっ!!」
「んくっ……」
陰茎を出来る限り挿入した状態で、再びアスカの膣内へ精液が流し込まれる。
先程出した分はカリによってだいぶ掻き出されており、愛液で押し流された分も補充していった。
子供らしく小さくても根元まで入れれば膣内の半分以上は進み、射精の勢いは確かに子宮口へ到達する。
胎内の奥で体液が付着した僅かな感覚を受けたアスカが絶頂へ達する事はなかったが、出される精液は抵抗しないで全て膣内で受け入れた。
それでも与えられた快感で波打つ膣壁の動きの全ては少年の射精を促し、アスカの女としての本能がヒダを蠢かせる。
陰茎が上下に痙攣しても締め付けて密着を保ち、微妙に動いてカリから鈴口まで刺激した。
「うっ……んぁっ……!!」
「…………」
二度目とは言え濃さの変わらない精液を全てアスカの膣内へ吐き出した少年は、絶頂の快感で顔を緩ませて余韻に浸る。
断続的に動いていた陰茎が動きを緩める頃には、尿道に残っていた体液が膣壁の締め付けで搾り出された。
人生で始めて感じた性的な欲求を完全に解消し、やっと身体を離す少年。
締め付けを強くしていた膣口から陰茎が抜ければ膣内から精液が漏れ、尻の谷間にあった体液溜りの範囲を広げる。
「ふっ……気持ち良かった」
「…………」
解放されたアスカは仰向けの身体を起こす事無く、廊下の天井を見詰めながら横から入る強い日差しに目を細めていた。
無表情な顔が上を向いたままで動かない事に疑問を覚えた少年だが、すぐに自分が掛けた暗示を思い出す。
「もう、起きて良いよ」
「…………」
暗示通りに陰茎を入れ易い体勢を忠実に維持していたアスカが、無言のままで上半身を起こした。
腹筋に力を入れた所為で開いた膣口から精液が音を立てて漏れても、顔色一つ変えない。
そして、少年と同じく座った姿勢になると、操り人形らしく次の指示を待つ。
「あぁ…………」
「…………」
絶頂の余韻は少年の思考を鈍くさせ、いちいち指示を追加するのは面倒臭いと思わせた。
腰のダルさは身体を動かすどころか声を掛けるのも億劫で、働かない頭を駆使して一番楽そうな暗示をアスカへ掛ける。
「うん。俺が手を叩いて合図したら元のお姉ちゃんに戻るけど、俺の命令は絶対に聞くし、全部受け入れる様になって」
「……えぇ、分かったわ」
「それとエッチな事もしたけど、俺にやるのは当たり前だから気にしなくて良いよ」
「……えぇ、分かったわ」
「じゃぁ、はい」
パンと軽い音が廊下に響いた瞬間、アスカの目に光が戻っていく。
意識が復活しても催眠状態にされていた間の記憶がすっぽりと抜け落ちており、少し前に犯されて精液すら膣内に出されても、5円玉で集中力を試していた気になっている。
アスカからすれば記憶が無い分、少年が立っていた状態から急に座り込んでいる姿に変化しても、全く気にしないで情けないとも取れる様子を見て鼻で笑う。
「……ふっ それで? 集中力を試すのは終わり?」
「えっ、あぁ……」
明らかに馬鹿にした表情を浮かべているものの、視線を少年へ向けているので自分が殆ど全裸である事に気が付いていない。
足に靴と靴下だけを履き、胸は興奮で立った乳首を日の下に晒し、自分と他人の体液で濡れる秘裂は無残に開かれた挙句に膣口からは精液を垂れ流しても、得意げな顔は変わらなかった。
自分の状態に気が付いていないだけだが、流石に全裸である違和感が視線を下へ向けさせる。
「っ!?」
殆ど無意識に自分の身体を見たアスカは身体を硬直させた。
目に映るのは殆ど全裸の身体で乳首は立って胸に尖った影を落とし、股間から明らかに精液と思わせる液体が流れている。
しかし、あらかじめ少年に『気にしない』と暗示を掛けられたので、すぐに平静を取り戻した。
「……ふん、まぁ、終わったのなら、あたしの持ってる集中力の優秀さを理解したでしょう?」
「う、うん……」
「それなら、あたしはくだらないお使いをさっさと片付けないといけないから、いい加減行くわ」
近くに置かれていた服を手に取ったアスカは膣内から精液を漏らしながら立ち上がり、下半身の惨状に引き攣った顔を浮べると、ハンカチで拭き取って下着を身に着けていく。
少年も自分の陰茎周辺を綺麗にして身形を整えた。
少し皺が付いていた制服を着たアスカがいよいよこの場を去ろうとした時、慌てて呼び止める。
「あっ、ちょっと……」
「何よ? あたしはあんたみたいなガキと遊んでる暇はないの!」
元の性格を取り戻したアスカは辛辣な言葉で突き放すも、人形の持ち主として少年は新たなお願いと言う命令を下した。
「また、俺と遊んでよ」
「……ふぅ、まぁ、あたしが暇だったらあんたの相手をしてあげても良いかもしれないわね」
「本当!?」
「でも、あたしはさっきも言ったとおり、忙しいからたまによ! た・ま・に!」
「うん!」
身体と意思を自由に出来る限り、どんな事を命令してもアスカが勝手に自己完結して、結果的に少年の意見を全面的に受け入れる。
精液の匂いが立ち込める廊下で、手を当てた腰を曲げて少年を至近距離で見やるアスカの顔は、最初に会った時のイライラした雰囲気は感じられない。
処女を奪われた所為で深層心理に刻まれた暗示は、分かり易い態度となって表層へ現れている様だった。
刺々しい態度が軟化した顔は、柔らかな微笑を浮べる。
少年の額を人差し指で突いたアスカはそのまま隣を通り過ぎ、最初の目的であった綾波の部屋へ向かう。
スカートを持ち上げる尻が揺れながら遠ざかり、後ろ向きで手を振りながら廊下の角へ消えていった。
「ふふふっ、これならあの白い髪のお姉ちゃんも余裕だよな……」
アスカの優しい雰囲気を漂わせていた笑みとは全く違い、完全に性欲を感じさせる厭らしい顔で笑う少年。
自分の手に残っていた胸の感触と陰茎に受けた膣壁を穿る快感を思い出しながら、早くも次のターゲットへ思考を向けるのだった。
綾波編に続く
ファイナルファンタジー7 洗脳ティファ×洗脳ユフィ
不自然な程大きな鏡のある部屋に、二人の女が入れられていた。
一人は<ティファ・ロックハート>
『アバランチ』のヒロイン的存在だったが不注意で神羅に囚われ、今では完全に洗脳された後。
昔の活発だった面影は全く無くなってしまい、冷たい印象さえ受ける無表情を浮かべて立っている。
恋心を抱いていたかもしれないクラウドや、『アバランチ』のリーダーだったバレットの捕獲にさえ、命令されるままに一切の感情を浮かべず、囮を淡々と実行した。
その役目は終わる事はなく、今度は現在目の前にいる<ユフィ・キサラギ>にまで神羅の手先となって、仲間だった人物を強制的に引き込んだ。
「ティファ! 良かった、無事だったんだね!」
「…………」
「もう、心配したよ!」
「…………」
かねてより捜索を続けていた探し人が見つかった事で嬉しそうな笑顔を浮かべるユフィ。
しかし、肝心のティファは冷たい目をして見下ろしているだけで答えを返さない。
「今まで何してたの?」
「…………」
「……うん、分かった。言いたくない事になってたんだね……」
どれだけ話しかけても無言を貫くティファに、ユフィは都合の良い解釈をして納得した。
言いたくない程の事態に陥ったと勝手に思い、さぞや悲惨な目にあったのかと悲しそうに顔を俯かせる。
悲痛な表情はティファの過去に対してのみ向けられ、自分達の現状には一切気が付いていない。
大きな鏡を通して向けられる粘つく視線と、部屋の中に簡素なベッドしか備え付けられてなくとも、態度は別荘でリラックスしているかの様だった。
例え、目の前に居るティファが全裸であり、ユフィ自身も股間で存在を大きく主張するペニスバンドを装着している以外に、何も着ていない状態であっても変わらない。
明らかに異様な状況に陥っているが、認識している様子は欠片もなかった。
「でも、本当に無事でよかった……」
「…………」
目尻に涙まで浮かべて生存を喜ばれたティファの身体は度重なるドーピングで、ユフィが最後に見た時より筋肉質になっている。
腕や足には鍛えられた筋肉が浮き上がり、腹筋は綺麗に割れて脇腹も魅力的に括れていた。
特長的だった大きな胸は、犯され続け、兵士に揉まれた所為で更に大きさを増しており、呼吸で小さく動く度に全体を揺らす。
どれだけ成長しても頂点にある乳首だけは薄いピンク色で、穢れの無い印象を受ける。
尻に至っても安産型を維持しながらも揉み応えが良さそうになって、見るだけでも触りたいとさえ思わせた。
ティファの正面で未だに言葉を掛けるユフィの曝け出されている胸も程よく膨らみ、形は全く崩れていない。
ツンと上向きの乳首は肌色が強く、乳輪も小さめ。
戦闘スタイルが素早さを主にしている所為か、全身は適度に引き締まり、少女の可憐さの中に健康的な色気が感じられる。
ペニスバンドを履いている為に股間の様子は分からないものの、後ろがTバック状になっているので若さを滲ませる少し硬い印象の白い尻も興奮を誘った。
そして、ユフィが掛ける言葉も一段落した頃に、冷たい目をして黙っていたティファが動きを見せる。
「……了解しました。テストを開始します」
「あれ? ……ティファ?」
反応を返したと思ったら明らかに自分以外へ返事を返したティファに、不審気な表情を浮かべるユフィ。
しかし、そんな戸惑いを無視して簡素なベッドへ行くと、腰を突き出す様に浅く座って足を広げた。
当然ながら股間に性器はユフィに向かって開かれる。
過去に何十人もの兵士や研究者に犯されても処女の可憐さは保たれ、秘裂の中もピンク色のまま。
その上、度重なるテストと言う名の調教の結果、足を開くだけで条件反射を示し、愛液を漏らすまでになっている。
「ユフィ、そのペニスバンドのテストをするから入れろ」
「あっ、うん、分かった」
愛液を漏らす膣口とは違って冷淡な声で下される命令に、ユフィは躊躇する事無く承諾した。
捕らえられて早々に『あやつる』のマテリアを体内に埋め込まれ、既に定着も果たした事で、立場が上と認識している相手の言葉には疑問の余地も無く従う。
ただでさえ疑う事を封じられた挙句に『まどわす』のマテリアで正常な判断力すら歪められていた。
武器や防具にマテリアを複数付けるのは普通だが、人体に対しては未知の実験。
仕込みは捉えた頃から順調に進んで終えており、後は実際に効果を確かめるだけだった。
完全に洗脳を施し、実験体として性的にも役に立っていたティファを使って、正常にマテリアの効果が発揮されているかを調べるのが今日の目的。
研究員達は鏡の向こうでモニターと計器に目を光らせ、好奇心と性的な興味を向ける。
操られた価値観の中に居るユフィは最優先で従うと刷り込まれたティファの命令を聞いて、ペニスバンドを付けた腰を近付けた。
「よいしょっと……、ん。それでね、ティファが居なくなってからマリンが心配しててね――」
「…………」
無機物の冷たい感触が胎内を突き進んでもティファの無表情は変わる事無く、視線は広げられた大陰唇へと向かって観察を続ける。
ユフィも会わなかった時に起こった近況を言い、話したくない事態に陥って凍った心を溶かす様に喋っていく。
そんな仲間を思う心とは別に、淫核と感覚を直結されているペニスバンドからの快感は顔を赤く染め、徐々に性的な興奮を蓄え始めた。
話す事に意識を向けている所為でユフィの腰使いは単調で前後に動くだけだが、豊満になったティファの巨乳を揺らすには十分な反動を送る。
淫核は女の身体の中で最も多くの快感を受ける性感帯であるものの、流石に刺激された途端に快感で思考を飛ばす事はない。
ただでさえティファに話し掛けるのを目的として性的な事から意識を反らしている所為で、童貞の様に即、腰を振るまねはしなかった。
ゆっくりと出入りを繰り返すペニスバンドは本物の陰茎を正確に再現され、亀頭やカリの形は勿論の事、竿の血管まで作られている。
その凹凸が前後に動く度にティファの膣口が引き出されては押し込まれて、何気に許容限界ギリギリの太さであるので大陰唇すら巻き込んだ。
「報告。デフォルト状態で膣内に挿入をさせれば性的に興奮していなくとも、身体が少々の反応を表し始めました」
「バレットも居なくなっちゃうし、心配して泣いちゃって――」
何処となくペニスバンドから送られる快感でうっとりと顔を溶かし始めたユフィは、ティファが誰かへ現状を報告する言葉に反応を示さなかった。
曝け出されている程好い大きさの胸は少しずつ与えられる快感で乳首を立たせていき、じっくりと観察していれば小さく卑猥な変化がハッキリ確認出来る。
犯されているティファの膣口も過去に犯された記憶を呼び覚まされて愛液の量が増し、本物そっくりでも無機質なペニスバンドへ卑猥な光沢を帯びさせた。
膣壁が異物を突き入れられる刺激で、まるで陰茎を歓迎すると思える動きを返し始めれば、ユフィの様子も急速に変わっていく。
じろじろと観察する視線を全身に受けても、命令通りに前後の動きを繰り返すだけだった腰が本格的に犯すものへ変わってくる。
快感で反応を返す膣壁の滑った摩擦を受けるペニスバンドから淫核へ送られる刺激は確かな快感となって、ユフィの身体へ性交をしている認識を与えたのだ。
「んっ、ふぁ! ぁっ! あぁ!!」
「報告。膣内の動きが活発になるにつれて、被検体の動きと興奮が大きくなっていきます」
一気に性行為の快感に染まったユフィの淫核は、ペニスバンドからの刺激をより多く受け取って腰の動きを自然と早めてしまう。
所無さ気だった手はティファの腰の横へ付き、心配そうな表情を浮かべていた顔は完全に惚けている。
半分開いた口からは舌先が覗き、唾液すら落ちそうだ。
上半身を前屈みにさせた事でユフィの胸でも重力に引かれ、尖った乳首を下へ向けながら厭らしく震える。
最奥を突かれるティファの身体は受け切れなかった反動で後ろへ押され、その度に大きくなった巨乳がゆさゆさと揺れた。
表情だけは冷静な観察者の視線を浮かべていても激しさを増す刺激は興奮へ変換されてしまい、目に見える反応を表し始める。
上下に揺れ動く巨乳は乳首を硬く尖らせると胸も張り、股間では愛液がぬちょぬちょと大きく音を立て始めた。
徐々に思考を性欲に支配されているユフィを他所に、ティファは表情を変化させないで次の指令を受け取る。
「……了解しました」
「んっ、はっ、あぅ!!」
「ユフィ、モード:コンフュ」
「あぇ……? てぃ、ふぁ……?」
快感で遠くを見ていた視線は虚ろなままでティファへ合わせられ、ベッドを付いていた両手を目の前にある顔へ持っていく。
そして、頬を触ると愛おしそうに撫で、首筋へ下がった。
ティファの肌を触れば触る程に、ユフィの顔が性的な快感とは別の赤みを増す。
その表情は強い恋愛感情を浮かべており、完全に恋人を始めて抱く顔に変わっていった。
「ティファ……」
「報告。コンフュモードは事前に設定した内容で問題なく作動しました」
首筋を触っていた手が胸へ差し掛かると、ユフィが唾液を無意識に飲み込む。
ティファの顔を上目遣いで伺いながら、決して不快感を与えない恐る恐る触った。
「あっ……」
「報告。育てて頂いた胸の感触に快感を含めた声を出し、手付きも厭らしさを感じません」
自分の胸とは違って圧倒的に柔らかく重い感触で声を漏らすユフィは、食い込んだ指を曲げてゆっくりと揉み始めた。
単純に前後の動きを繰り返していた腰も捻りを加えて、なるべく愛するティファを気持ち良くしようとする心が見える。
揺れる巨乳を揉む手も硬くなった乳首を指で摘み、優しく捏ねて反応を引き出そうと試行錯誤を繰り返す。
無表情を浮かべるティファの顔を観察し、ティファはユフィの顔と動きを冷たい目で観察する。
互いの目が絡み合った事で恋心を抱いている相手の顔を性的なおかずにしたと言っても過言ではない状況で、一足先にユフィが絶頂へ達した。
「んっ! んんっ! あぁ!?」
「報告。被検体が絶頂へ達しました。ペニスバンドに変化はありませんが、被検体の体温が上昇しました」
恍惚を浮かべていた表情は切なそうなものへ変わって、前後に動いていた腰も止まってビクビクと振るわせる。
流石に射精はしないものの、ペニスバンドを固定しているショーツの下にある秘裂からは絶頂と共に大量の愛液が流れ出した。
中に収まっていた大陰唇に多くの滑り加わると、小さめのクロッチからヌルリと食み出してしまい、激しい食い込みを更に激しくする。
女にとって未知とも言える『女を犯す』感覚は精神的な不安をもたらし、ティファの身体を無意識に抱き締めた。
巨大な胸と程好い大きさの胸が互いに形を歪めては、硬くなった乳首が擦れ合って小さな快感を分け合う。
直接触れる肌の感触はユフィに安心と幸福感を与えた。
「んっ、ご、ごめん、ティファ、私だけ……」
「構わない。今は好きな様に私を犯せ」
「う、うん」
意識を操作されて恋人と思っているティファよりも、先に絶頂へ達してしまった事を反射的に謝るユフィだが、自分の身体を好きにして良いと言われて興奮が高まる。
男と違って射精と言う終わりがない分、性欲は未だに保たれており、命令には全く異存は無い。
膣内に挿入しているペニスバンドから淫核へ送られる快感は制限がなく、膣壁が少し動くだけでも絶頂に達する勢いだった。
それでも何とかティファに気持ち良くなって貰おうと、不器用ながらも試行錯誤を始める。
揉んでいた胸は産毛を刺激する様に軽く指を這わせて乳首へ移動させ、乳輪ごと摘んで強弱を付けて捏ね始めた。
絶頂で止まっていた腰も動きを再開させたと思えば単純に前後の動きだけでなく、角度を変えて膣壁を掻き回す。
しかし、どれだけ工夫を試そうともティファの無表情を崩せない。
身体だけは敏感な反応を返して軽い絶頂へ達し、小刻みに痙攣を繰り返している事だけが努力の成果を知らせた。
それでも、ペニスバンドと感覚を繋げられているユフィの淫核はそれ以上に繰り返し絶頂へ達してしまう。
「んぁっ! あっ! ティ、ティファー!」
「報告。腰の動きと胸を揉む手に変化が見られますが、被検体が絶頂を繰り返す為に動きが大雑把になりつつあります」
膣内を犯される刺激よりも興奮した淫核を刺激される方が受ける快感が大きい為、ユフィは一度の往復だけでティファ以上に絶頂へ上る。
小さめのショーツからは大陰唇が完全に食み出し、腰の動きに連動して擦れる感覚すら快感として受け取った。
潮を噴き出す間隔も短くなり、内腿を大量の愛液が流れる。
犯されているティファの身体も子宮口を小突かれる事によって調教された記憶を思い出して、早々に絶頂を繰り返し始めた。
「あくっ! だ、駄目! ふあぁーー!」
「報告。ティファの身体も大きな絶頂へ達しました」
鏡の向こうで観察を続ける研究者達へ報告するティファだが、顔は無表情でも身体の反応は隠せる筈もない。
最奥を小突かれる刺激で目覚めさせられた女としての本能が子を孕む為に子宮を下ろし、降りた分をペニスバンドの先端が押し返す。
揉まれる巨乳も更に張りを増すと乳首もつられて硬くなり、這い回る手の愛撫も敏感に感じ取る。
繰り返し捲られる膣口は愛液の量を増やし、ユフィの愛液と混じって簡素なベッドを塗らした。
絶頂で思考を白く染められてもティファの『犯せ』との命令を実行する所為で腰の動きは止まらない。
短い時間で繰り返し絶頂を続けるユフィは目を天井どころか瞼の裏へ行かせ、既に意識すら大き過ぎる快感で急速に薄れていった。
半開きになった口元から唾液を流して自分の胸を塗らしても、全く気付いていない。
「……了解。膣圧を強化して更にユフィへの攻めを強めます」
「んひゃっ!?」
ペニスバンドは陰茎と違って弾力が無いので圧迫を受ける刺激が少ないものの、淫核に感覚が繋がっているお陰で膣壁に包まれていると感じ取っていた。
十分すぎる刺激で性感が目覚めた為、男よりも敏感な性感帯が感度を上げて女を犯す快感を擬似的にとは言え、余す事無く受け取る。
意識を朦朧とさせていたユフィも追加された快感には勝てず、大き過ぎた快楽であっさりと気絶してしまう。
ふらりと力の抜けた身体はティファの上に崩れ落ちた。
「報告。被検体の意識が途絶えました。しかし、腰は未だに小刻みながらも動いています」
「あっ……あぁ……」
「了解。オマンコを締め付けて覚醒を促すと共にモード変更を行います」
ユフィの軽い身体を受け止める事無く報告を続けたティファは、追加の指示を受けて絶頂に達して痙攣を繰り返していた膣壁を意図的に締め付ける。
捕まった当初よりも鍛えられた腹筋は快感で意思を通さない動きをしていても、力を入れられれば即座に応えた。
「あひゃぁーー!?」
「モード:オリジナル」
「――へぁっ!?」
激しい絶頂で朦朧としていた意識は、膣内に挿入していたペニスバンドを締め付けられた刺激で一気に覚醒し、淫核への快感はティファに覆い被さっていた身体を跳ね上げさせる。
同時に洗脳する前の精神へ戻すキーワードを言えば、ユフィの即座に正気を取り戻した。
そして、目の前に入ってくるのは行方不明になる前より鍛えられ、胸も大きくなったティファの全裸。
次に異変を感じて見下ろしてみると、ペニスバンドを付けた自分の股間と淫核へ受ける不自然な快感。
「えっ!? な、何!? どうなってるの!!?」
正気を取り戻して認識した現状に、困惑しながらも慌てて身体を離そうとするも動きの自由が利かず、ティファが足で腰を挟んだ所為で引くに引けない状態になってしまった。
太股を内側へ閉じる動きをした所為で膣内の動きも変わり、ペニスバンドを不規則に締め付け、不意の刺激を淫核に受けたユフィは思わず身体を曲げる。
目の前に巨乳が迫るも、それを気にしている余裕も無い程の快感だった。
「んふぁっ!?」
「……了解。被検体の乳首を愛撫して更なる快感を送ります」
「ティ、ティファ!? 何を言ってるの!?」
自分が何かとんでもない事になっていると嫌でも察したユフィ。
明らかに尋常ではないティファの正気を取り戻したいが、ペニスバンドに感覚を繋げられて快感を送られる股間の刺激で言葉が出てこない。
自由にならない腕を必死に動かして明確に名指しされた自分の胸を隠そうとするも、無常にも新たな命令が追加された。
「『胸を隠すな』」
「んぁっ!? な、なんで――」
疑問の言葉が最後まで言われる事は無く、ティファを犯していた興奮で痛い程に硬さを増していた乳首は隠そうとした動きが封じられる。
無防備になった事で簡単に摘まれた次の瞬間、出てきたのは快感を多大に含んだ悦声。
「――ひゃん!?」
一度絶頂に達した身体は性的な刺激に敏感な反応を返し、背を反らせるも乳首を摘まれたままでは単に快感を増やすだけだった。
引き伸ばされたユフィの胸は卑猥に形を変えられてしまい、足で挟まれて深くペニスバンドを押し込む羽目になった淫核からも大きな快楽が身体を貫く。
困惑していた正常な思考は蓄積された快感で再び白く染まった。
「ひっ……はっ、ティ、ティファ、止めて……!」
「…………」
「ふぁっ!?」
静止を求める言葉に一切の反応を示さないティファは、無表情で淡々と命令を実行して乳首を捏ね回す。
興奮で赤みと硬さを増したお陰で摘み易いので、力の強弱も追加された指の動きに迷いが無い。
ペニスバンドへの刺激も忘れずに行われ、膣壁を少し締め付けるだけで刺激が伝わった淫核は絶頂へ達するには十分過ぎる快感を受け取った。
「ふっ、んぁっ!! 駄、目ぇ!」
胸を隠す動作を禁止された腕が胴体の横にある為、一見すると直立不動で身体を小刻みに痙攣させている様に見える。
正常な意識ながらも白くなった思考では身体を動かす事が出来ず、ティファの指と膣壁によって送られる快感に翻弄され続けた。
度重なる絶頂でショーツのクロッチは周辺を大きく濡らし、既に愛液が太股を経由する事無く直接床を汚していく。
タパタパと粘度の高い液体が落ちる特有の音が、ユフィの悦声に混じって聞こえる。
もはや快感に染まり切ってしまった思考では正常も何もないと、最後の命令がティファを通して伝えられた。
「ユフィ、モード:バーサク」
「うぐっ!?」
正気のユフィが快感で喘いでいた所に新たな変更を伝えられた瞬間、今迄戸惑いと絶頂を滲ませていた雰囲気が一変する。
色情に染まっていた目は見開かれ、正気が消えていく雰囲気が手に取る様に分かった。
小さく舌を覗かせて甘い吐息が出ていた口を堅く食い縛り、溢れ出る強い性欲に全てを支配されてしまう。
自由にならない筈の腕は信じられない速度でティファの肩を掴み、足で拘束されていたユフィの腰が力強くも速い速度で前後に動き始めた。
「報告。バーサクモードでは筋力と速さの著しい増強を確認」
「うっ! ぐあぁ!」
明らかに正気を失った目を向けられても、ティファは淡々と報告を送る。
乱暴としか言えない腰使いは子宮口を激しく突き上げ、その反動は大きくなった胸を揺らす。
股間からの性的な快感を得る為に思考の全てを放棄したユフィは、巨乳が揺れ動く光景を逃さず、頂点で尖っていた乳首へ半ば噛み付く様に吸い付いた。
「報告。理性を失った事で性的な快楽を求める為の躊躇が一切無くなっています」
「んふっ! ふぐっ! んむぁ!!」
「報告。乳首を吸う力がこれまで受けた事の無い強さです。また掴まれている肩も指が食い込んでいます」
乱暴な動きであっても調教されたティファの身体は絶頂へ達してしまい、小刻みに潮を噴いては膣口と膣壁を収縮させる。
しかし、痙攣を繰り返すヒダにペニスバンドを締め付けられるユフィは、それを圧倒的に上回る回数の絶頂を経験していた。
それでも腰を微妙に振るわせるだけで挿入の勢いは衰えず、逆にピストン運動を速める。
ユフィに吸い付かれた乳首は強めに噛まれ、前後に動く身体と連動して胸も引っ張られた。
ティファも痛みを感じているが、そんな気配を全く感じさせない無表情を浮かべながら、身体を蹂躙されるがままで成り行きを見守っている。
肩を掴んでいた手が吸い付かれていない方の胸を掴み、指が食い込む程に揉み解す。
愛撫とは到底思えない乱暴な動きで、赤い痣を残していく。
「んっ!! はむっ!!」
「…………」
ショーツのクロッチに吸収されない程の愛液を撒き散らしながら腰を振り続けても満足しないユフィは、仰向けになっていたティファの身体を掴んで後背位へと体勢を変えさせる。
ペニスバンドが抜けてしまうが性欲に囚われた思考でも腰の角度を調整して、勢い良く突き入れた。
寸分違わず挿入を繰り返していた愛液溢れる膣口へ再び入った感触を受けると、先程以上に力強く動き始める。
ユフィの下腹部がティファの肉付きの良くなった尻へ衝突すれば大きく波打ち、乱暴な動きの反動を吸収していく。
ベッドの上で四つん這いになった所為で巨乳は卑猥に垂れ下がり、後少し肘を曲げればシーツに尖った乳首が付きそうだった。
「うぐっ! がっ! んあぁっ!!」
「報告。腰の動きが早くなり続けています。おそらく限界を超えて性欲を求めていると思われます」
無防備に晒された背中へ覆い被さってきたユフィに、今度は両手で巨乳を揉まれても平然と報告するティファ。
表面上は変化が見られないものの、首から下は犯されて胸を揉まれる快感で絶えず絶頂に達している。
ペニスバンドが早く出入りを繰り返す膣口は空気を含んで白くなった愛液が周辺を濡らし、潮も間隔を置かずに噴出していた。
腰を一度動かす度に絶頂へ達しているユフィだったが、性欲に取り付かれ、文字通り理性を失って暴走している所為で体力の限界を超えて身体が勝手に動く。
食い縛った歯の間からは止められる事の無い唾液がティファの背中へ落ちた。
「ぐっ! ぐはっ! ぁがっ!!」
「報告。度重なる絶頂と加減の無い動きで体力の低下を認識しました」
いくら普段戦闘が出来る程度の体力を持っていても、流石に何十、下手をすれば何百と続けざまに絶頂へ達してしまっては体力が持つ筈も無い。
胸を揉んでいた手から力が抜け始めると、腰の動きも勢いが衰えていく。
興奮で出されていた呻き声も消え、性欲に取り付かれていた目も裏返ってしまった。
「ぅぐっ……あっ……」
「報告。被検体の体力が尽きた事を確認しました」
背中にユフィが倒れてきた重みを受け、最後の報告をするティファ。
そして、少し無言を挟んだ後に自分が感じた事を大きな鏡へ向かって話す。
「動きに関しては少し前まで処女であった事で単調でした。また、コンフュ状態であっても手探り感しかありません」
受けた愛撫や、恋心を抱いていたユフィの工夫をバッサリと切り捨て、淡々と客観的に評価をしていく。
背中では白目を向いて唾液をダラダラと流すユフィの熱い体温と、尖った乳首の感触を受けながら言葉を続けた。
「バーサク状態でも動きが強さ以外は変わりません。性的な技術を覚えさせても、そもそも被検体は犯される側なので意味が無いでしょう」
部屋の中では聞こえない研究員の提案を機械的に否定したティファは、ユフィをベッドへ押し退ける。
絶頂を繰り返していた膣内からペニスバンドが抜け、膣口とヒダに擦られる刺激は気を失っているユフィに快感を送って腰をカクカクと震わせた。
興奮の名残を残す身体を一切隠す事無く鏡へ向かい、実際に犯された側からの意見を言った。
「ペニスバンドを用いなくとも犯される立場を望む者は居ないでしょうから、私に施した調教を提案します」
テストとしてユフィには逆レイプ的な行為をさせてみたものの、犯されて喜ぶ研究員や兵士は居ない。
結果的に新たな暗示や『犯す側』のテクニックは全て無駄になり、役に立ったのは暴走状態での快感に対する耐久値だけだった。
身体を拭いていないので股間からは連続した絶頂で粘つく愛液を垂れ流し、未だに興奮が冷めない乳首を立たせたままで報告を続ける。
ある程度のデータを調べ終えたらしく、ティファがベッドで荒い息を繰り返しながら気を失っているユフィを抱えた。
「了解しました。直ちに戻ります」
大きな荷物を持つ様にユフィを肩に乗せたティファは、そのまま人を運ぶには少々乱暴な動きで部屋を出て行く。
歩いた後には流れ落ちた愛液が点となって残り、誰も居なくなった室内からは明かりが消された。
鏡の向こう側からも人の気配が消え、後には静寂だけが落ちる。
静けさの中に不吉な気配が漂う雰囲気は、着々と神羅の影が洗脳人形によって広がっていると暗示しているかの様だった。
終わり
要望が多すぎて消化し切れませんでした。
何とか纏め様と思いましたが駄目でした。
力不足ですみません。
一人は<ティファ・ロックハート>
『アバランチ』のヒロイン的存在だったが不注意で神羅に囚われ、今では完全に洗脳された後。
昔の活発だった面影は全く無くなってしまい、冷たい印象さえ受ける無表情を浮かべて立っている。
恋心を抱いていたかもしれないクラウドや、『アバランチ』のリーダーだったバレットの捕獲にさえ、命令されるままに一切の感情を浮かべず、囮を淡々と実行した。
その役目は終わる事はなく、今度は現在目の前にいる<ユフィ・キサラギ>にまで神羅の手先となって、仲間だった人物を強制的に引き込んだ。
「ティファ! 良かった、無事だったんだね!」
「…………」
「もう、心配したよ!」
「…………」
かねてより捜索を続けていた探し人が見つかった事で嬉しそうな笑顔を浮かべるユフィ。
しかし、肝心のティファは冷たい目をして見下ろしているだけで答えを返さない。
「今まで何してたの?」
「…………」
「……うん、分かった。言いたくない事になってたんだね……」
どれだけ話しかけても無言を貫くティファに、ユフィは都合の良い解釈をして納得した。
言いたくない程の事態に陥ったと勝手に思い、さぞや悲惨な目にあったのかと悲しそうに顔を俯かせる。
悲痛な表情はティファの過去に対してのみ向けられ、自分達の現状には一切気が付いていない。
大きな鏡を通して向けられる粘つく視線と、部屋の中に簡素なベッドしか備え付けられてなくとも、態度は別荘でリラックスしているかの様だった。
例え、目の前に居るティファが全裸であり、ユフィ自身も股間で存在を大きく主張するペニスバンドを装着している以外に、何も着ていない状態であっても変わらない。
明らかに異様な状況に陥っているが、認識している様子は欠片もなかった。
「でも、本当に無事でよかった……」
「…………」
目尻に涙まで浮かべて生存を喜ばれたティファの身体は度重なるドーピングで、ユフィが最後に見た時より筋肉質になっている。
腕や足には鍛えられた筋肉が浮き上がり、腹筋は綺麗に割れて脇腹も魅力的に括れていた。
特長的だった大きな胸は、犯され続け、兵士に揉まれた所為で更に大きさを増しており、呼吸で小さく動く度に全体を揺らす。
どれだけ成長しても頂点にある乳首だけは薄いピンク色で、穢れの無い印象を受ける。
尻に至っても安産型を維持しながらも揉み応えが良さそうになって、見るだけでも触りたいとさえ思わせた。
ティファの正面で未だに言葉を掛けるユフィの曝け出されている胸も程よく膨らみ、形は全く崩れていない。
ツンと上向きの乳首は肌色が強く、乳輪も小さめ。
戦闘スタイルが素早さを主にしている所為か、全身は適度に引き締まり、少女の可憐さの中に健康的な色気が感じられる。
ペニスバンドを履いている為に股間の様子は分からないものの、後ろがTバック状になっているので若さを滲ませる少し硬い印象の白い尻も興奮を誘った。
そして、ユフィが掛ける言葉も一段落した頃に、冷たい目をして黙っていたティファが動きを見せる。
「……了解しました。テストを開始します」
「あれ? ……ティファ?」
反応を返したと思ったら明らかに自分以外へ返事を返したティファに、不審気な表情を浮かべるユフィ。
しかし、そんな戸惑いを無視して簡素なベッドへ行くと、腰を突き出す様に浅く座って足を広げた。
当然ながら股間に性器はユフィに向かって開かれる。
過去に何十人もの兵士や研究者に犯されても処女の可憐さは保たれ、秘裂の中もピンク色のまま。
その上、度重なるテストと言う名の調教の結果、足を開くだけで条件反射を示し、愛液を漏らすまでになっている。
「ユフィ、そのペニスバンドのテストをするから入れろ」
「あっ、うん、分かった」
愛液を漏らす膣口とは違って冷淡な声で下される命令に、ユフィは躊躇する事無く承諾した。
捕らえられて早々に『あやつる』のマテリアを体内に埋め込まれ、既に定着も果たした事で、立場が上と認識している相手の言葉には疑問の余地も無く従う。
ただでさえ疑う事を封じられた挙句に『まどわす』のマテリアで正常な判断力すら歪められていた。
武器や防具にマテリアを複数付けるのは普通だが、人体に対しては未知の実験。
仕込みは捉えた頃から順調に進んで終えており、後は実際に効果を確かめるだけだった。
完全に洗脳を施し、実験体として性的にも役に立っていたティファを使って、正常にマテリアの効果が発揮されているかを調べるのが今日の目的。
研究員達は鏡の向こうでモニターと計器に目を光らせ、好奇心と性的な興味を向ける。
操られた価値観の中に居るユフィは最優先で従うと刷り込まれたティファの命令を聞いて、ペニスバンドを付けた腰を近付けた。
「よいしょっと……、ん。それでね、ティファが居なくなってからマリンが心配しててね――」
「…………」
無機物の冷たい感触が胎内を突き進んでもティファの無表情は変わる事無く、視線は広げられた大陰唇へと向かって観察を続ける。
ユフィも会わなかった時に起こった近況を言い、話したくない事態に陥って凍った心を溶かす様に喋っていく。
そんな仲間を思う心とは別に、淫核と感覚を直結されているペニスバンドからの快感は顔を赤く染め、徐々に性的な興奮を蓄え始めた。
話す事に意識を向けている所為でユフィの腰使いは単調で前後に動くだけだが、豊満になったティファの巨乳を揺らすには十分な反動を送る。
淫核は女の身体の中で最も多くの快感を受ける性感帯であるものの、流石に刺激された途端に快感で思考を飛ばす事はない。
ただでさえティファに話し掛けるのを目的として性的な事から意識を反らしている所為で、童貞の様に即、腰を振るまねはしなかった。
ゆっくりと出入りを繰り返すペニスバンドは本物の陰茎を正確に再現され、亀頭やカリの形は勿論の事、竿の血管まで作られている。
その凹凸が前後に動く度にティファの膣口が引き出されては押し込まれて、何気に許容限界ギリギリの太さであるので大陰唇すら巻き込んだ。
「報告。デフォルト状態で膣内に挿入をさせれば性的に興奮していなくとも、身体が少々の反応を表し始めました」
「バレットも居なくなっちゃうし、心配して泣いちゃって――」
何処となくペニスバンドから送られる快感でうっとりと顔を溶かし始めたユフィは、ティファが誰かへ現状を報告する言葉に反応を示さなかった。
曝け出されている程好い大きさの胸は少しずつ与えられる快感で乳首を立たせていき、じっくりと観察していれば小さく卑猥な変化がハッキリ確認出来る。
犯されているティファの膣口も過去に犯された記憶を呼び覚まされて愛液の量が増し、本物そっくりでも無機質なペニスバンドへ卑猥な光沢を帯びさせた。
膣壁が異物を突き入れられる刺激で、まるで陰茎を歓迎すると思える動きを返し始めれば、ユフィの様子も急速に変わっていく。
じろじろと観察する視線を全身に受けても、命令通りに前後の動きを繰り返すだけだった腰が本格的に犯すものへ変わってくる。
快感で反応を返す膣壁の滑った摩擦を受けるペニスバンドから淫核へ送られる刺激は確かな快感となって、ユフィの身体へ性交をしている認識を与えたのだ。
「んっ、ふぁ! ぁっ! あぁ!!」
「報告。膣内の動きが活発になるにつれて、被検体の動きと興奮が大きくなっていきます」
一気に性行為の快感に染まったユフィの淫核は、ペニスバンドからの刺激をより多く受け取って腰の動きを自然と早めてしまう。
所無さ気だった手はティファの腰の横へ付き、心配そうな表情を浮かべていた顔は完全に惚けている。
半分開いた口からは舌先が覗き、唾液すら落ちそうだ。
上半身を前屈みにさせた事でユフィの胸でも重力に引かれ、尖った乳首を下へ向けながら厭らしく震える。
最奥を突かれるティファの身体は受け切れなかった反動で後ろへ押され、その度に大きくなった巨乳がゆさゆさと揺れた。
表情だけは冷静な観察者の視線を浮かべていても激しさを増す刺激は興奮へ変換されてしまい、目に見える反応を表し始める。
上下に揺れ動く巨乳は乳首を硬く尖らせると胸も張り、股間では愛液がぬちょぬちょと大きく音を立て始めた。
徐々に思考を性欲に支配されているユフィを他所に、ティファは表情を変化させないで次の指令を受け取る。
「……了解しました」
「んっ、はっ、あぅ!!」
「ユフィ、モード:コンフュ」
「あぇ……? てぃ、ふぁ……?」
快感で遠くを見ていた視線は虚ろなままでティファへ合わせられ、ベッドを付いていた両手を目の前にある顔へ持っていく。
そして、頬を触ると愛おしそうに撫で、首筋へ下がった。
ティファの肌を触れば触る程に、ユフィの顔が性的な快感とは別の赤みを増す。
その表情は強い恋愛感情を浮かべており、完全に恋人を始めて抱く顔に変わっていった。
「ティファ……」
「報告。コンフュモードは事前に設定した内容で問題なく作動しました」
首筋を触っていた手が胸へ差し掛かると、ユフィが唾液を無意識に飲み込む。
ティファの顔を上目遣いで伺いながら、決して不快感を与えない恐る恐る触った。
「あっ……」
「報告。育てて頂いた胸の感触に快感を含めた声を出し、手付きも厭らしさを感じません」
自分の胸とは違って圧倒的に柔らかく重い感触で声を漏らすユフィは、食い込んだ指を曲げてゆっくりと揉み始めた。
単純に前後の動きを繰り返していた腰も捻りを加えて、なるべく愛するティファを気持ち良くしようとする心が見える。
揺れる巨乳を揉む手も硬くなった乳首を指で摘み、優しく捏ねて反応を引き出そうと試行錯誤を繰り返す。
無表情を浮かべるティファの顔を観察し、ティファはユフィの顔と動きを冷たい目で観察する。
互いの目が絡み合った事で恋心を抱いている相手の顔を性的なおかずにしたと言っても過言ではない状況で、一足先にユフィが絶頂へ達した。
「んっ! んんっ! あぁ!?」
「報告。被検体が絶頂へ達しました。ペニスバンドに変化はありませんが、被検体の体温が上昇しました」
恍惚を浮かべていた表情は切なそうなものへ変わって、前後に動いていた腰も止まってビクビクと振るわせる。
流石に射精はしないものの、ペニスバンドを固定しているショーツの下にある秘裂からは絶頂と共に大量の愛液が流れ出した。
中に収まっていた大陰唇に多くの滑り加わると、小さめのクロッチからヌルリと食み出してしまい、激しい食い込みを更に激しくする。
女にとって未知とも言える『女を犯す』感覚は精神的な不安をもたらし、ティファの身体を無意識に抱き締めた。
巨大な胸と程好い大きさの胸が互いに形を歪めては、硬くなった乳首が擦れ合って小さな快感を分け合う。
直接触れる肌の感触はユフィに安心と幸福感を与えた。
「んっ、ご、ごめん、ティファ、私だけ……」
「構わない。今は好きな様に私を犯せ」
「う、うん」
意識を操作されて恋人と思っているティファよりも、先に絶頂へ達してしまった事を反射的に謝るユフィだが、自分の身体を好きにして良いと言われて興奮が高まる。
男と違って射精と言う終わりがない分、性欲は未だに保たれており、命令には全く異存は無い。
膣内に挿入しているペニスバンドから淫核へ送られる快感は制限がなく、膣壁が少し動くだけでも絶頂に達する勢いだった。
それでも何とかティファに気持ち良くなって貰おうと、不器用ながらも試行錯誤を始める。
揉んでいた胸は産毛を刺激する様に軽く指を這わせて乳首へ移動させ、乳輪ごと摘んで強弱を付けて捏ね始めた。
絶頂で止まっていた腰も動きを再開させたと思えば単純に前後の動きだけでなく、角度を変えて膣壁を掻き回す。
しかし、どれだけ工夫を試そうともティファの無表情を崩せない。
身体だけは敏感な反応を返して軽い絶頂へ達し、小刻みに痙攣を繰り返している事だけが努力の成果を知らせた。
それでも、ペニスバンドと感覚を繋げられているユフィの淫核はそれ以上に繰り返し絶頂へ達してしまう。
「んぁっ! あっ! ティ、ティファー!」
「報告。腰の動きと胸を揉む手に変化が見られますが、被検体が絶頂を繰り返す為に動きが大雑把になりつつあります」
膣内を犯される刺激よりも興奮した淫核を刺激される方が受ける快感が大きい為、ユフィは一度の往復だけでティファ以上に絶頂へ上る。
小さめのショーツからは大陰唇が完全に食み出し、腰の動きに連動して擦れる感覚すら快感として受け取った。
潮を噴き出す間隔も短くなり、内腿を大量の愛液が流れる。
犯されているティファの身体も子宮口を小突かれる事によって調教された記憶を思い出して、早々に絶頂を繰り返し始めた。
「あくっ! だ、駄目! ふあぁーー!」
「報告。ティファの身体も大きな絶頂へ達しました」
鏡の向こうで観察を続ける研究者達へ報告するティファだが、顔は無表情でも身体の反応は隠せる筈もない。
最奥を小突かれる刺激で目覚めさせられた女としての本能が子を孕む為に子宮を下ろし、降りた分をペニスバンドの先端が押し返す。
揉まれる巨乳も更に張りを増すと乳首もつられて硬くなり、這い回る手の愛撫も敏感に感じ取る。
繰り返し捲られる膣口は愛液の量を増やし、ユフィの愛液と混じって簡素なベッドを塗らした。
絶頂で思考を白く染められてもティファの『犯せ』との命令を実行する所為で腰の動きは止まらない。
短い時間で繰り返し絶頂を続けるユフィは目を天井どころか瞼の裏へ行かせ、既に意識すら大き過ぎる快感で急速に薄れていった。
半開きになった口元から唾液を流して自分の胸を塗らしても、全く気付いていない。
「……了解。膣圧を強化して更にユフィへの攻めを強めます」
「んひゃっ!?」
ペニスバンドは陰茎と違って弾力が無いので圧迫を受ける刺激が少ないものの、淫核に感覚が繋がっているお陰で膣壁に包まれていると感じ取っていた。
十分すぎる刺激で性感が目覚めた為、男よりも敏感な性感帯が感度を上げて女を犯す快感を擬似的にとは言え、余す事無く受け取る。
意識を朦朧とさせていたユフィも追加された快感には勝てず、大き過ぎた快楽であっさりと気絶してしまう。
ふらりと力の抜けた身体はティファの上に崩れ落ちた。
「報告。被検体の意識が途絶えました。しかし、腰は未だに小刻みながらも動いています」
「あっ……あぁ……」
「了解。オマンコを締め付けて覚醒を促すと共にモード変更を行います」
ユフィの軽い身体を受け止める事無く報告を続けたティファは、追加の指示を受けて絶頂に達して痙攣を繰り返していた膣壁を意図的に締め付ける。
捕まった当初よりも鍛えられた腹筋は快感で意思を通さない動きをしていても、力を入れられれば即座に応えた。
「あひゃぁーー!?」
「モード:オリジナル」
「――へぁっ!?」
激しい絶頂で朦朧としていた意識は、膣内に挿入していたペニスバンドを締め付けられた刺激で一気に覚醒し、淫核への快感はティファに覆い被さっていた身体を跳ね上げさせる。
同時に洗脳する前の精神へ戻すキーワードを言えば、ユフィの即座に正気を取り戻した。
そして、目の前に入ってくるのは行方不明になる前より鍛えられ、胸も大きくなったティファの全裸。
次に異変を感じて見下ろしてみると、ペニスバンドを付けた自分の股間と淫核へ受ける不自然な快感。
「えっ!? な、何!? どうなってるの!!?」
正気を取り戻して認識した現状に、困惑しながらも慌てて身体を離そうとするも動きの自由が利かず、ティファが足で腰を挟んだ所為で引くに引けない状態になってしまった。
太股を内側へ閉じる動きをした所為で膣内の動きも変わり、ペニスバンドを不規則に締め付け、不意の刺激を淫核に受けたユフィは思わず身体を曲げる。
目の前に巨乳が迫るも、それを気にしている余裕も無い程の快感だった。
「んふぁっ!?」
「……了解。被検体の乳首を愛撫して更なる快感を送ります」
「ティ、ティファ!? 何を言ってるの!?」
自分が何かとんでもない事になっていると嫌でも察したユフィ。
明らかに尋常ではないティファの正気を取り戻したいが、ペニスバンドに感覚を繋げられて快感を送られる股間の刺激で言葉が出てこない。
自由にならない腕を必死に動かして明確に名指しされた自分の胸を隠そうとするも、無常にも新たな命令が追加された。
「『胸を隠すな』」
「んぁっ!? な、なんで――」
疑問の言葉が最後まで言われる事は無く、ティファを犯していた興奮で痛い程に硬さを増していた乳首は隠そうとした動きが封じられる。
無防備になった事で簡単に摘まれた次の瞬間、出てきたのは快感を多大に含んだ悦声。
「――ひゃん!?」
一度絶頂に達した身体は性的な刺激に敏感な反応を返し、背を反らせるも乳首を摘まれたままでは単に快感を増やすだけだった。
引き伸ばされたユフィの胸は卑猥に形を変えられてしまい、足で挟まれて深くペニスバンドを押し込む羽目になった淫核からも大きな快楽が身体を貫く。
困惑していた正常な思考は蓄積された快感で再び白く染まった。
「ひっ……はっ、ティ、ティファ、止めて……!」
「…………」
「ふぁっ!?」
静止を求める言葉に一切の反応を示さないティファは、無表情で淡々と命令を実行して乳首を捏ね回す。
興奮で赤みと硬さを増したお陰で摘み易いので、力の強弱も追加された指の動きに迷いが無い。
ペニスバンドへの刺激も忘れずに行われ、膣壁を少し締め付けるだけで刺激が伝わった淫核は絶頂へ達するには十分過ぎる快感を受け取った。
「ふっ、んぁっ!! 駄、目ぇ!」
胸を隠す動作を禁止された腕が胴体の横にある為、一見すると直立不動で身体を小刻みに痙攣させている様に見える。
正常な意識ながらも白くなった思考では身体を動かす事が出来ず、ティファの指と膣壁によって送られる快感に翻弄され続けた。
度重なる絶頂でショーツのクロッチは周辺を大きく濡らし、既に愛液が太股を経由する事無く直接床を汚していく。
タパタパと粘度の高い液体が落ちる特有の音が、ユフィの悦声に混じって聞こえる。
もはや快感に染まり切ってしまった思考では正常も何もないと、最後の命令がティファを通して伝えられた。
「ユフィ、モード:バーサク」
「うぐっ!?」
正気のユフィが快感で喘いでいた所に新たな変更を伝えられた瞬間、今迄戸惑いと絶頂を滲ませていた雰囲気が一変する。
色情に染まっていた目は見開かれ、正気が消えていく雰囲気が手に取る様に分かった。
小さく舌を覗かせて甘い吐息が出ていた口を堅く食い縛り、溢れ出る強い性欲に全てを支配されてしまう。
自由にならない筈の腕は信じられない速度でティファの肩を掴み、足で拘束されていたユフィの腰が力強くも速い速度で前後に動き始めた。
「報告。バーサクモードでは筋力と速さの著しい増強を確認」
「うっ! ぐあぁ!」
明らかに正気を失った目を向けられても、ティファは淡々と報告を送る。
乱暴としか言えない腰使いは子宮口を激しく突き上げ、その反動は大きくなった胸を揺らす。
股間からの性的な快感を得る為に思考の全てを放棄したユフィは、巨乳が揺れ動く光景を逃さず、頂点で尖っていた乳首へ半ば噛み付く様に吸い付いた。
「報告。理性を失った事で性的な快楽を求める為の躊躇が一切無くなっています」
「んふっ! ふぐっ! んむぁ!!」
「報告。乳首を吸う力がこれまで受けた事の無い強さです。また掴まれている肩も指が食い込んでいます」
乱暴な動きであっても調教されたティファの身体は絶頂へ達してしまい、小刻みに潮を噴いては膣口と膣壁を収縮させる。
しかし、痙攣を繰り返すヒダにペニスバンドを締め付けられるユフィは、それを圧倒的に上回る回数の絶頂を経験していた。
それでも腰を微妙に振るわせるだけで挿入の勢いは衰えず、逆にピストン運動を速める。
ユフィに吸い付かれた乳首は強めに噛まれ、前後に動く身体と連動して胸も引っ張られた。
ティファも痛みを感じているが、そんな気配を全く感じさせない無表情を浮かべながら、身体を蹂躙されるがままで成り行きを見守っている。
肩を掴んでいた手が吸い付かれていない方の胸を掴み、指が食い込む程に揉み解す。
愛撫とは到底思えない乱暴な動きで、赤い痣を残していく。
「んっ!! はむっ!!」
「…………」
ショーツのクロッチに吸収されない程の愛液を撒き散らしながら腰を振り続けても満足しないユフィは、仰向けになっていたティファの身体を掴んで後背位へと体勢を変えさせる。
ペニスバンドが抜けてしまうが性欲に囚われた思考でも腰の角度を調整して、勢い良く突き入れた。
寸分違わず挿入を繰り返していた愛液溢れる膣口へ再び入った感触を受けると、先程以上に力強く動き始める。
ユフィの下腹部がティファの肉付きの良くなった尻へ衝突すれば大きく波打ち、乱暴な動きの反動を吸収していく。
ベッドの上で四つん這いになった所為で巨乳は卑猥に垂れ下がり、後少し肘を曲げればシーツに尖った乳首が付きそうだった。
「うぐっ! がっ! んあぁっ!!」
「報告。腰の動きが早くなり続けています。おそらく限界を超えて性欲を求めていると思われます」
無防備に晒された背中へ覆い被さってきたユフィに、今度は両手で巨乳を揉まれても平然と報告するティファ。
表面上は変化が見られないものの、首から下は犯されて胸を揉まれる快感で絶えず絶頂に達している。
ペニスバンドが早く出入りを繰り返す膣口は空気を含んで白くなった愛液が周辺を濡らし、潮も間隔を置かずに噴出していた。
腰を一度動かす度に絶頂へ達しているユフィだったが、性欲に取り付かれ、文字通り理性を失って暴走している所為で体力の限界を超えて身体が勝手に動く。
食い縛った歯の間からは止められる事の無い唾液がティファの背中へ落ちた。
「ぐっ! ぐはっ! ぁがっ!!」
「報告。度重なる絶頂と加減の無い動きで体力の低下を認識しました」
いくら普段戦闘が出来る程度の体力を持っていても、流石に何十、下手をすれば何百と続けざまに絶頂へ達してしまっては体力が持つ筈も無い。
胸を揉んでいた手から力が抜け始めると、腰の動きも勢いが衰えていく。
興奮で出されていた呻き声も消え、性欲に取り付かれていた目も裏返ってしまった。
「ぅぐっ……あっ……」
「報告。被検体の体力が尽きた事を確認しました」
背中にユフィが倒れてきた重みを受け、最後の報告をするティファ。
そして、少し無言を挟んだ後に自分が感じた事を大きな鏡へ向かって話す。
「動きに関しては少し前まで処女であった事で単調でした。また、コンフュ状態であっても手探り感しかありません」
受けた愛撫や、恋心を抱いていたユフィの工夫をバッサリと切り捨て、淡々と客観的に評価をしていく。
背中では白目を向いて唾液をダラダラと流すユフィの熱い体温と、尖った乳首の感触を受けながら言葉を続けた。
「バーサク状態でも動きが強さ以外は変わりません。性的な技術を覚えさせても、そもそも被検体は犯される側なので意味が無いでしょう」
部屋の中では聞こえない研究員の提案を機械的に否定したティファは、ユフィをベッドへ押し退ける。
絶頂を繰り返していた膣内からペニスバンドが抜け、膣口とヒダに擦られる刺激は気を失っているユフィに快感を送って腰をカクカクと震わせた。
興奮の名残を残す身体を一切隠す事無く鏡へ向かい、実際に犯された側からの意見を言った。
「ペニスバンドを用いなくとも犯される立場を望む者は居ないでしょうから、私に施した調教を提案します」
テストとしてユフィには逆レイプ的な行為をさせてみたものの、犯されて喜ぶ研究員や兵士は居ない。
結果的に新たな暗示や『犯す側』のテクニックは全て無駄になり、役に立ったのは暴走状態での快感に対する耐久値だけだった。
身体を拭いていないので股間からは連続した絶頂で粘つく愛液を垂れ流し、未だに興奮が冷めない乳首を立たせたままで報告を続ける。
ある程度のデータを調べ終えたらしく、ティファがベッドで荒い息を繰り返しながら気を失っているユフィを抱えた。
「了解しました。直ちに戻ります」
大きな荷物を持つ様にユフィを肩に乗せたティファは、そのまま人を運ぶには少々乱暴な動きで部屋を出て行く。
歩いた後には流れ落ちた愛液が点となって残り、誰も居なくなった室内からは明かりが消された。
鏡の向こう側からも人の気配が消え、後には静寂だけが落ちる。
静けさの中に不吉な気配が漂う雰囲気は、着々と神羅の影が洗脳人形によって広がっていると暗示しているかの様だった。
終わり
要望が多すぎて消化し切れませんでした。
何とか纏め様と思いましたが駄目でした。
力不足ですみません。
ダンボール戦機W 川村アミ:人形化
「さて……」
「…………」
壁に埋め込まれたモニターが色々な情報を映し出す中、一人の男が楽しげに口元を歪めながら目の前に居る少女を見下ろしている。
薄い紫の髪に、女の子らしいピンクの服と赤いショートパンツを履いた<川村 アミ>
普段なら少女らしく表情を浮かべているだろうが、今は全く意思を感じられない目をしており、完全な無表情になっていた。
可愛らしい服装とは対照的に、捉える為の首輪とも思える無機質なチョーカーが不気味に輝く。
「山野博士はオメガダインがどうとか鬱陶しかったけど、今だけは協力して良かったと思えるな」
「…………」
無遠慮に伸ばされた男の手はアミの頬を撫で、親指で肌を擦ると綺麗な唇へと下がる。
シッカリと閉じられていた口は加えられた圧力で開かれてしまい、白い歯がチラリと見えた。
思春期の少女にとって異性に肌を触られるのは父であっても壮絶な拒否反応を示す筈だが、アミは何の感情も浮かべずに受け入れている。
首に巻かれたチョーカーは前の部分が頻繁に点滅を繰り返し、男は視線を少し送っただけですぐにモニターを確認した。
「ちゃんと感情を消えている様だな。流石は天才山野博士って所か」
「…………」
アミの首に巻かれている洗脳用チョーカーは、LBXと呼ばれ、ダンボール戦記と言う商品名として販売されている小型ロボットを開発した山野淳一郎博士が作った物。
博士はLBX管理機構であるオメガダインが世界制服を企んでいる事に気が付き、何とか阻止しようとディテクターを組織した。
実際に活動を開始しようとするも人手が少々足りない上に、どう綺麗事を言おうとも敵主要施設へのテロであるは変わらない。
手足として動く協力者の大半が未成年の少年少女なので、共犯者と処罰されるのを避ける為としてチョーカーを作った。
主犯の山野博士に操られたと言える状態であれば、目的の途中で捕まっても重い罪には問われないだろうと思っての事。
それでも中途半端な物ではその言い訳は通用しないのは分かっており、使用された者は全ての記憶を失い、後にスレイブ・プレイヤーと呼ばれる完全な操り人形となる物を制作した。
とは言ってもLBXと連動している為、誰かと戦い、敗れてしまえばチョーカーは外れて洗脳は解けてしまう。
意識を奪い取られて操り人形にされた事をチョーカーと言う分かり易い物で示し、敗北する事で開放されると単純な手段を見せておく。
そうすれば、スレイブ・プレイヤーとなった者それぞれと関わりのある子供達が開放し、真の目的に気が付いてくれる事を期待している山野博士だった。
そんな状況を目指していても、人手が少々足りないのは変わらない。
本当なら山野博士自身がスレイブ・プレイヤーの調整をする筈だったが、秘密組織の頂点に立っている所為で他の重要な仕事もある。
いつまでも捕らえた一人に関わっている訳にも行かず、仕方なく男に調整を任せた。
「最初に言われた時は面倒臭いと思ったけど、こう言う事なら進んでやっても良いよな」
「…………」
厭らしく笑いを浮かべる男の手はアミの頬から顎へ下がり、首筋を撫でて胴体へ到達する。
そして、可愛らしい服の下から存在を主張している胸を、折り曲げた指で持ち上げる様に触った。
「どうだ? 胸を触られて嫌か?」
「……いいえ」
今はチョーカーを付けられてから間もない所為で、話しかけても機械的な返事しか返さない。
もう少し時間が経てば、洗脳された状態を元にした人格が形成されるが、そこまで導くのが男に任せられた仕事。
成長著しい胸は男の指へ、将来大きく育ちそうな予感を感じさせる少し硬い感触を送ってきた。
しかし、胸本来の柔らかさが失われている筈も無く、性欲を滾らせる反発が感じられる。
アミ位の年齢ならば身体を触られる事自体を極端に嫌うだろうが、チョーカーによって自我を封印され、今も湧き上がる嫌悪感すら消され続けている為、正しく操り人形の状態を維持していた。
ブラに形を整えられた胸の頂点に位置する乳首を服の上から弄られても、無感情の顔に変化は見られない。
「それじゃ、調教……じゃない、調整をするけど、良いよな?」
「……問題ありません」
感情を感じさせない平坦な声で返したアミを、ニヤニヤとした顔で見下ろす男は指で押していた胸から手を引いた。
そして少し離れると、おもむろにズボンを脱いで陰茎を取り出す。
「手始めにフェラでもして貰おうかな」
「…………」
胸を触る前から期待で猛り立つ陰茎を見せられても眉一つ動かさず、意思を感じさせない視線を男へ向けたままのアミ。
操られた状態なので命令には絶対服従である筈が、動こうとしない事にニヤついていた表情を怪訝な物へ変わった。
しかし、原因が思い当たると、すぐに納得した雰囲気で頷く。
「あぁ、年齢的にまだ性教育はされていないのか。知らないのなら出来る訳も無いよな」
「…………」
無言を貫くアミを他所に、男は近くに置いてあった端末を取る。
これはあらかじめ山野博士から渡されていた物で、中には洗脳に必要なデータが入っていた。
端末を操作する事でチョーカーを通じ、知識として装着された者へ情報を送り、スレイブ・プレイヤーとして作り変える。
説明を聞いた男は端末を受け取った後、アミの調整を頼まれると聞いてから元々入っていたデータ以外にも色々使えそうな物を追加していた。
「知識が無くても熟練の動きは調べてあるからな……」
「……ぅ、データの送信が、確認されました……」
男が端末を操作すると、チョーカーを通じてフェラチオの知識が熟練の動きと共に教え込まれる。
強制的に知識を植え付けられる反動で身体を小刻みに痙攣させるアミ。
安全性や後遺症には問題は無く、知識を植え付けられる過程でどんな動きをしても男が心配する素振りは見せない。
「受信、完了しました。知識として、インストールを開始します……」
チョーカーによって自我を消された所為で、人間味を感じさせない言い回しで自身の状況を報告していく。
身体を震わせながら空中へ視線を飛ばすアミは、無表情のままで卑猥な知識を与えられる。
「インストール率34%……60%……90%……。インストール完了しました」
報告されていた数字が終わりまで到達し、たいした時間も掛からずに情報の植え付けが終わった。
宙へ視線を送っていたアミは改めて男の顔へ戻し、待機状態の人形に戻る。
そして、改めて命令が下された。
「まずはフェラでもして貰おうか」
「……はい」
知識を受けて今度こそ動き出したアミは迷う事無く、露出されたままだった陰茎へ跪く。
男の太い太股へ手を付くと、小さく可憐な唇を開いて亀頭へ近付けた。
「フェラチオを開始します。……ぁむ」
「おふっ……!」
幾ら熟練のテクニックを植え付けられても端末には大人のデータしかないので、少女のアミが実行するには身体の大きさが足りない。
知識では少し口を開くだけで完全に咥え込めたが、顔自体が小さい所為で幅の広がった亀頭は半分も口内へ入らず、歯が当たってしまって軽い痛みを男に送った。
しかし、知識を機械的に再現するアミの頭は少しずつ進む。
亀頭の形に沿って押された顎が開き、先端が口内へ進めば小さな舌が快感を送る為に動き始めた。
「おっ!?」
「んむっ……」
咥え込んだ鈴口を下から上へ舐め上げ、接触させたままで周辺を回って再び鈴口の真下へ戻る。
徐々に入ってくる亀頭を舌が正面から受け止め、全て口内へ招き入れると歯がカリの凹みに落ちて小さな痛みと共に大きな快感を男へ送った。
送られたデータで知った敏感な箇所を細くした舌先で舐め、乾いていた肌に唾液を塗りたくりながら蠢くのは、とても性交の知識も無い少女がする動きとは思えない。
チョーカーから受け取った知識を恥じる事無く機械的に、かつ完璧に再現してフェラを続けるアミ。
亀頭を咥え込んでも頭は止まらずに進み、竿をも含んでいく。
鈴口からカリまで這い回っていた小さな舌も、口内が陰茎に占領されて行くほどに下顎へ押し返された。
「…………んっ」
「くふっ……」
口内を半分以上進んだ所為で亀頭を舐められなくなっても、アミは知識を元に再び舌を平たくさせて陰茎の下半分を包み込んだ。
密着したままで前後に動かし、竿ごと軽く扱けばザラザラとした舌の腹で鈴口からカリの凹みを擦る。
滲み出したカウパー液がアミの口内へ流し込まれても、本人は平然と知識通りにフェラを続けた。
快感で圧力の増した陰茎は口内で太さを増し、鈴口から漏れ出る体液には留め切れなかった精子が混じる。
不快な味を舌の全てで受けるアミは何の変化も無く、咥え込める所まで自ら頭を押し込んだ。
子供らしい手は自分の身体を支える様に男の太股へ置かれ、口元は陰茎の形に丸く広げられる。
口内で蠢く舌はカリをジックリ這い回り、味わっているとも取れる間を置いたアミは、頭を引いていくと同時に唇へ力を入れて竿を締め付けた。
「おっ、おふぅぉ……」
「んんっ……」
口内から吐き出される竿に張り付いた唇は伸ばされて間抜けな顔に変わるものの、それ以上に陰茎からの快感で呻き声を上げる男。
カリの裏側を歯に引っ掛からせたアミは再び舌を動かして、不快な味がするカウパー液ごと亀頭を舐め回す。
漏れそうになる唾液をじゅるじゅると啜りながら、耳宛をしている小さな頭は綺麗な髪を大胆に揺らして本格的にフェラを開始した。
アミの暖かな口内から出てこない亀頭が舌で舐められ、カリにまで入り込んでは細くなった舌先が敏感な箇所を刺激し、吸い付きを強くした所為で奥へ引っ張られる感覚が増していく。
単純にピストン運動を続けるのではなく、微妙に、または大きく頭の角度を変えて舌と歯による刺激を絶えず変えるテクニックを惜しげもなく再現する。
男の太股に置かれた手には力が入り、無表情無感情であっても力の限り与えられた命令を遂行していった。
幾ら男が自分で送り込んだデータによる攻めであっても、実際に遣られてしまえば熟練の技術の名に恥じない大きな快感を受けてしまう。
美少女の自我を取り払った上、洗脳されるまで性的な行動を一切知らなかったにも拘らず、さも熟練者の動きで行わせている事実に背徳的な興奮は留まる所を知らない。
股間に力を入れて押し寄せる絶頂に抵抗していた男も、たいして耐える事も出来ずにアッサリと精液を暴発させた。
「うくっ!? 出るぞ!!」
「っ……んっ……んんっ……」
「くふっ!!!」
口内に精液を感じ取ったアミは知識通りに頭を限界まで根元へ近付けて陰茎を深く咥え込み、吸い付きを強くして奥へ引き込む事で射精を促す。
平たくなって張り付いた舌も上顎に押し付け圧力を加え、軽く噛んで新しい刺激を送った。
送られたフェラのデータの延長に『口内で出された精液は飲む』と情報があった所為で、アミは喉元まで入り込んだ鈴口から吐き出される精液を知識通りに飲み干していく。
細い喉が上下に動き、男の体液を自らの身体へ流し込んだ。
ビクビクと震える陰茎を平たくした舌で支え、上顎に押し付けながらカリの下半分を僅かに擦っていく。
精液の勢いが弱くなり始める頃には男の快感も納まっていった。
しかし、アミの知識による行動は終わらず、陰茎の動きが収まった事を受けて再び頭を動かして更に扱く。
「んっ……」
「おっ!? おぉっ!」
少し柔らかくなった竿を唇で締め付けながら、精液で滑りが増した舌で亀頭を舐め回す。
鈴口からカリまでザラザラとした感触を送られた男の陰茎は、射精直後であっても硬さが回復してしまった。
尿道に残った精液すら唇で扱かれた事で残らずアミに飲み込まれ、汚れた箇所が再び唾液で綺麗にされる。
絶頂を終えた陰茎の後始末さえも植え付けられたデータにはシッカリと記されており、忠実に実行した結果だった。
そして、綺麗に精液を舐めたアミは頭を引いてフェラを終えると、再び反り立った陰茎に興味を示さずに立ち上がって元居た位置へスッと戻る。
植え付けられたデータに示されていた全ての行動を一通り終えた事で、命令される前の待機状態へ戻った。
「お……、おぉ……そうか。なるほどな……」
「…………」
余りにもアッサリとした態度を見た男は絶頂の余韻に染まっていた思考で、アミは洗脳されたばかりで機械的な反応しか返さないと言う事を思い出す。
手に持っていた事を忘れていた端末を見て、陰茎の猛りを復活させられた責任を取って貰おうと更なるデータを送った。
「よっと……」
「ぅ……性交情報の、データを受信しました。……インストールを開始します」
フェラの知識と技術を送り込んだ時と同様に身体を小刻みに痙攣させながら、自分の状態を口に出すアミ。
少し上を向いた顔は意思を宿していない視線を遠くへ送っていた。
「……60%……80%……。インストール完了しました。これより実行に移します」
データを完全に自分の知識として受け取ったアミは、近くにあった椅子へ近寄るとおもむろにショートパンツを脱ぎ始める。
男に対して背中を向けているが、行動に戸惑いは一切無い。
赤いショートパンツを脱げば可愛らしいピンク色のレースが付いたショーツが現れる。
生地はピッタリと張り付いて、小さな尻の形をハッキリと浮かび上がらせていた。
ショートパンツを脱ぎ去り、今度はショーツすら脱ぎ去って下半身はニーソックスと靴しか履いていない格好になる。
それから椅子へ浅く座ったアミは足を抱えて持ち上げてV字に開き、無毛の大陰唇を男へ見せると更に指を使って秘裂を開く。
初々しいピンク色をした膣口は小さく開閉を繰り返し、見ただけで締め付けが強そうに思える。
無表情の顔は男へ向けられ、送られた知識通りの台詞を言った。
「どうぞ、私のオマンコを御使い下さい」
「おっ、おぉ」
「精液は遠慮せず、子宮に出して下さい」
アミの唾液に塗れたままの陰茎は、美少女が自分で秘裂を開く姿で興奮を高める。
自我を封印した状態で感情を一切感じない言葉も、陰茎を先程以上に硬くさせるには十分だった。
既に精液は無くなった筈だが、目の前で行われた痴態を見た所為で急速に睾丸が製造を始める。
惹かれる様に、足を開いたアミの股間へ腰を近付けた男は、鈴口を膣口へ合わせて腰を押し込んでいく。
「うっ……」
「…………」
自分の大陰唇が赤黒い亀頭に開かれていく様子を、無感情な目で見詰め続けるアミ。
膣口に愛液が流れていない所為で滑りが足りず、少し突っ張る感覚を受けていたものの、十分過ぎる程の唾液で入れるだけは何の問題も無さそうだった。
処女の締め付けは亀頭に口内で受けた以上の圧迫感を送る。
形を変えられるのは膣口だけではなくカリの一番大きな箇所でさえ、締め付けで凹んでしまっていた。
「おっ……おぉっ……」
「…………っ」
体格的に狭いのでジワジワと男の腰は進み、やっと亀頭を入り込ませたと思ったら鈴口には処女膜の抵抗を感じる。
しかし、押し込んで行く方は陰茎からの快感で小さな抵抗に意識が向かない。
結果的に儚くも決定的な変化をもたらす感覚は、人形となったアミにさえ垣間見られずにブツリと破られた。
処女を失った途端に強くなる締め付けで、男は快感に耐える呻き声を上げる。
「うっ!!」
「…………」
反射的に頭を上げた男が天井の向こうへ視線を送る中、自分の股間を見るアミだけが破瓜の血を確認した。
それでも操り人形とされた思考では拒否する選択肢どころか、処女を失った反応すら一切無い。
無感情な視線を受ける膣口が大きく広げられて亀頭を完全に咥え込ませても、快感を求める男の腰は止まらないで進み続ける。
薄く短い膣壁が反射的に異物へ張り付き、消えたアミの意志を代弁して奥へ進むのを止める様に立ちはだかった。
その反応さえ男に陰茎には快感として送られ、睾丸の動きを活発にさせるだけに終わる。
付着していた唾液で心成しか滑りが追加された膣壁を押し広げながら進む亀頭は、擦られる感覚で張りを増していく。
そして、奥へ目指して進む陰茎が竿の根元を僅かに残して子宮口を持ち上げると、アミは広げていた足を締めて男の腰を挟みこんだ。
「うっ!? くっ……」
「…………」
体勢的には挿入を待つ受身の体位であっても、与えられた知識では『子宮口を押し上げられる感覚を受ければ足を絡めさせる』とあった。
フェラを実行した時と同様に、情報通りの動きを忠実に実行する。
足を動かした所為で陰茎に抉じ開けられた膣壁の抵抗が変化して男へ大きな快感を送るも、アミは構わずに腰を回し始めた。
「くはっ!?」
「…………」
無表情のままであっても丸出しになった腰だけは上下左右に動いて、美少女が陰茎を挿入されたままで積極的に快感を送ろうとしている卑猥な光景を作り出す。
犯している男も処女の締め付けと蠢く膣壁によって絶頂への高まりを増大させられ、絶えるのに必死だった。
何とか意思を駆使してアミの足に挟まれた腰を後ろへ引き、陰茎を引きずり出す。
「はぅっ!」
「…………ぅ」
腰を挟んでいるアミの足の所為で竿の半分も出てこなかったが、一先ずピストン運動の切欠を掴んだ男は勢いを無くさないままに再び最奥を付いた。
反動で股間から押し上げられ、椅子の背もたれへ背中を押し当てられても、人形を思わせる無表情は変わらない。
一旦動き始めれば調子を取り戻した男が、処女膜の残りをカリで削りながら腰を勢い良く動かしていく。
幾らアミ自身が無感情であっても、犯されてしまえば膣内が身を守る為に愛液の分泌を始めた。
唾液だけだった所に粘度の高い体液が混じった事で、狭い胎内を掻き回す音に粘っこい物が混じる。
背中を丸めて愛液は流し始めた自分の秘裂を見詰めるアミの視線は、自然と前後に動く陰茎へと注がれた。
「はっ! ふっ!」
「…………」
破瓜の血を僅かに含む愛液で塗れる竿は、蛍光灯の光を鈍い反射で返している。
男が腰を引く度に小陰唇が秘裂から引き出され、押し込められれば大陰唇ごと膣内へ挿入された。
白い下腹部は陰茎が動く程に膣内から押されて、不自然に盛り上がる。
包皮に守られていた淫核は小さいながらも姿を現して興奮がアミの身体を駆け巡っている様子を知らせてきた。
服に隠されている上半身でも、はっきりと乳首の影が見える。
犯される刺激で無理矢理性感を目覚めさせられたアミの身体は体温を上げて、白かった肌も赤くして汗も滲ませ始めた。
出入りを繰り返す陰茎は膣内を犯す刺激で興奮を溜め込み、量が増えたカウパー液を未熟な子宮口に塗り付ける。
最奥を突かれ続けるアミの無表情が全く変わらず、そのアミの顔を見つめる男の背徳的な興奮は大きく膨れ上がった。
徐々に早くなる腰の動きは子宮口を勢い良く小突き上げて、スパートを掛ける。
「んっ……」
「くっ!?」
男の絶頂の予感を察知したアミは、植え付けられた知識通りに腹筋に力を入れて膣内の圧迫を増やした。
同時に足も内側へ閉じる動きをして、更に陰茎を締め付ける。
事前に与えていたとは言え、絶頂に上りつつある快感で思考を飛ばしていた男は突如増えた快感で一気に睾丸から精液が上がってくる感覚を受けた。
アミを出来るだけ長く犯していたいと思っていたが、押し寄せる絶頂の波には抵抗できる時間も少ない。
股間に力を入れて我慢しようとも、内側からの圧力を受けて更に太くなった陰茎はカリの大きさも増し、薄い膣壁を削る刺激を増やしてしまう。
締め付けてくる膣内と全く反対の力が互いに快感を分け合い、急速に絶頂へ上っていった。
「うっ!! くっ!」
「…………ぅ」
太くなった陰茎が動けばカウパー液が混じった愛液が大陰唇の周辺に飛び散り、下にあった椅子に卑猥な染みを広げる。
限界まで早くなった腰の動きが子宮口を付いた状態で突然止まると、男は限界だった我慢を解いた。
「うっ……!!」
「ん…………」
開放された精液は勢い良く尿道を流れては子宮口に減り込んだ鈴口から吐き出され、断続的に震える上下の動きで穢れの無かった膣内を汚していく。
最奥に熱い体液を感じたアミの身体も絶頂へ達してしまい、知識通りの動きとは別の力で膣内を締め上げた。
愛液を流していた膣口付近から潮を噴き、男の腰を挟んでいた足は震える。
陰茎を最奥まで突き入れられているアミの腰が、絶頂の快感で上下に痙攣を繰り返した。
「おっ……」
大きすぎる快感を受けた膣内は異物を抱き締める様にギュッと包み込み、陰茎の形に広がっていた膣壁を竿から鈴口まで隙間無く絡ませる。
子宮口付近に出来た僅かな隙間に精液が溜まり、許容量を超えた物はヒダを掻き分けながら膣口へ向かい、潮を共に噴き出して椅子と大陰唇を濡らした。
最奥を突いたままで動きを止めていた男も、徐々に戻ってきた思考で改めて視線を下す。
アミは犯されている最中と変わらずに自分の股間を無表情で見つめ続けているものの、下半身は未だに絶頂の反応を返してビクビクと震えていた。
膣壁に激しく締め上げられる陰茎は射精を落ち着かせ、尿道に残った物まで子宮口に擦り付ける。
微妙に腰を動かして最後の一滴までアミの膣内に吐き出した男は、一息付きながら腰に回されていた足を解いて身体を離した。
「ふっ……」
「っ……」
柔らかくなった竿に張り付いていた膣口を引き出しながら陰茎を抜き取る。
栓を失っても絶頂の余韻を残すアミの膣内は痙攣を繰り返し、中に出された精液を漏らした。
男が離れた事で解かれた足は蟹股に広げられ、小刻みに上下の動きを見せる股間は卑猥な体液で汚れている。
そんな状態にあっても洗脳されたアミは何の反応も示さず、性交が終わったと判断したのか身体を起こす。
震える足は頼りなさげであっても本人は全く気にしないで淡々と下半身を綺麗に拭き取っていく。
幾ら洗脳で人形の様にされても、流石に身形を整える程度の行動は自発的にする様だった。
「くくくっ、後は終わった事を前提として設定を送れば……」
性欲を満足させた男は楽しげに、下半身を拭く為、前屈みになったアミを後ろから眺めて含み笑いを浮かべる。
少女らしい小さな手が精液を漏らす秘裂を広げ、膣口を弄る姿は絶頂に達した直後であっても興奮を蘇らせそうだった。
口元を緩める男は陰茎を軽く拭いてから手元にある端末を操作する事に意識を向け、最後の調整を行う。
△
何だかんだあって世界は平和を取り戻し、日常は元に戻った。
しかし、元に戻らなかった事が唯一つだけある。
「う~ん、123.5っと……」
主人公達の尽力によって洗脳から解放されたアミは、夜も深けた頃に自室で学校の宿題を解いていた。
ノートと教科書に向かい、難しげな問題をスラスラと解いていくが突然目から自我が消えてしまう。
問題を考えていた所為で顰められていた顔は一切の感情を無くし、動かされていた手も止まった。
そして、おもむろに窓へ向かうと、防犯の為に閉じられていた鍵を開錠して何の迷いも無く開け放つ。
「くくくっ、設定通りだな」
「…………お久しぶりです」
窓から軽い身のこなしで侵入してきたのは、かつてアミの調整を担当した男。
洗脳用チョーカーから開放されても後で犯す為、あらかじめチョーカーが無くとも人形化する様に設定しておいたのだ。
ある程度は洗脳された状態での自我が成形されているので、完全な人形だった最初よりは会話が成り立つ。
見知った顔に挨拶を送り、部屋の中へと招き入れるが男は返事を返さず、直立不動になったアミの後ろへ回って抱き締めた。
「ふぅ、やはりお前の身体は気持ち良いな」
「……有難うございます」
前に回された男の手はアミの胸へ重ねられ、服の上から揉み解し始める。
全体を包み込む様に広げられた指が厭らしく動いた。
成長途中の胸は無遠慮に揉まれる所為で痛みを感じるものの、アミは無表情で開け放たれたままの窓を見ている。
男の手が動く度、下に着ているブラは生地が動いてしまって乳首を擦り、刺激を受けて反射的に立った感触は蠢く掌にも伝わってしまった。
「ふふふっ、アミのおっぱいは随分と敏感だな」
「…………」
耳元で生暖かい息を吹き掛けながら、わざと挑発する言葉を言われても何の感情も浮かべないアミ。
立った乳首は服の上からでも形を浮かび上がらせ、摘み易くなった事で嬉々として指で摘んだ。
性感帯でもある箇所を刺激されても、身体をピクリとも動かさないアミを見下ろす男の行動は徐々にエスカレートしていく。
胸を揉んでいた手は下され、服の裾を掴むと一気に捲り上げた
遮る物が無くなった腹を何度か撫で、可愛らしいブラに指を掛けて同じく捲り上げる。
成長したとは言え、未だに小振りと言える胸は下着を乱暴に剥ぎ取られた反動で小さく揺れ、硬さを残す柔らかさを視覚で知らせた。
普段、日に当たらない肌は白く、頂点にある乳首は肌色に近いピンクだが、布に擦られて男に摘まれた所為で少し赤くなっている。
先端が尖った事で幼い雰囲気ながらも卑猥な印象を醸し出していた。
開け放たれた窓の隣では暗い外の光景に重なって、男に服とブラを捲られて美乳を丸出しにされたアミの姿が薄く映る。
硬さを増した乳首は男の指で軽く弾かれては押し込まれ、刺激を絶えず送られた。
洗脳が解かれてからは犯せなかった不満を、ここぞとばかりにぶつけていた。
無表情のままで良い様に身体を弄り回されている光景をアミの知り合いである主人公達が見れば、それだけで射精してしまうかもしれない。
「次は下だな」
「…………」
胸を揉み解して一先ず満足した男は、ショートパンツを履いている下半身へ手を這わせる。
剥き出しになった腹を再び指先で撫で、ボタンとチャックを片手で外してズボンを足首まで下すと、手をショーツの中へ進入させた。
相変わらず無毛の下腹部はサラサラとした感触を返す。
更に手を下げれば秘裂の先端に到達し、少し指を減り込ませれば包皮の感触を受けて左右からは大陰唇が柔らかく挟みこんできた。
そのまま割れ目に沿って手を差し込み、小陰唇から膣口へと進む。
軽く指先を挿入しても、愛液が無い所為で突っ張る懐かしい抵抗を受けた。
アミの身体を弄り回す男も、流石に滑りが欠片も無い状態で犯そうとは思わない。
しかし、久しぶりの興奮で陰茎の硬さも高まり、思考も早く性欲を満足させたいと言う気持ちがあって、丁寧に愛撫をしたいとも考えられなかった。
「サッサと犯すから、これを塗り込め」
「……了解しました」
男はローションを渡しながら命令し、更に開放されてしまう前に仕掛けていた事を実行させる。
「それと対面座位のデータもインストールしておけ」
「了解しました。圧縮されていたデータを解凍、インストールします」
腰を少し曲げてローションを取った指を股間に差し込むアミは、視線だけを違う場所へ飛ばして仕掛けられていたデータを引き出していく。
知識を無理矢理解凍して身体を小さく痙攣させる姿は、大陰唇を大胆に開いて膣口を刺激している事もあって、まるで立ったまま自慰をしている様にも見えた。
そんな後ろ姿を見つめる男はズボンを脱いで猛る陰茎を取り出し、アミが宿題をする為に座っていた椅子へ腰掛ける。
「対面座位のデータをインストール中……30%……65%……インストールが完了しました」
「よし、早速俺に実行しろ」
「……了解しました」
男からの命令を受けたアミはローションを股間に塗っていた指を引き抜くと、手も拭かずに座っている男へ近付く。
そして、椅子へ膝立ちで上り、反り立つ陰茎の真上に腰の位置を調整した。
「対面座位を開始します」
「うっ……」
ローションが付いたままの手で陰茎を掴み、軽く上下に扱いて滑りを塗り広げてから身体を下げるアミ。
足を開く形になった所為で秘裂は左右に開いて膣口を晒し、何の障害も無く鈴口に接触した。
熱くなった他人の体温を性器に感じたアミだが、躊躇い無く更に腰を落として亀頭を自分で咥え込んで行く。
「おっ、おぉっ、久しぶりの気持ち良さだ……!」
「…………」
過去に犯されていても、アレから時間が経っているので処女の締め付けを取り戻していた。
膣口は異物を拒否して強く亀頭を拒絶しているものの、アミ自身に手で塗りたくられたローションの所為でヌルリと侵入されてしまう。
細く白い腰がジワジワと下がるにつれて大きくなる快感は、男の陰茎を振るわせた。
カリが完全に膣内へ入り込むと、前と同じく膣壁が鈴口に覆い被さる様に立ち塞がる。
しかし、アミの動きはそんな拒否反応を考慮しないで落ち続け、狭さを復活させた膣内を再び陰茎で拡張していった。
亀頭の形に沿って広がっていく膣壁は抵抗空しく、大陰唇すら巻き込みながら異物を咥え込まされてしまう。
カリの凹みにまで入り込んで来る程の締め付けは強く、陰茎を手で支える必要が無くなったアミは男の肩へ手を置いて腰を落とし続けた。
「うっ、くふっ……」
「…………」
久しぶりに陰茎が膣壁に包まれる感覚を受ける男は、今日を楽しみにして下手に精液を溜め込んだ事で、前に犯した時よりも絶頂に達する抵抗力が低くなっている。
ヌルヌルで狭い膣内を広げながら突き進む感触は大きな快感となって攻め立てた。
このままでは早々に射精をしてしまいそうだった男は、未だにジワジワと大きな陰茎を挿入しているアミに命令を下す。
「くっ、根元まで、入れたら、すぐに動き始めろ……!」
「んっ……了解しました」
広げられる秘裂を見ていたアミは命令を下してきた男の顔へ視線を向けて答えを返し、そのままジッと快感で歪む顔を見詰めながら腰を落としきった。
鈴口は子宮口に食い込んでも奥へ進んで子宮その物を押し上げ、若干膣内へ巻き込まれた大陰唇は陰茎の根元に接触する。
股間同士が密着した感触を受けたアミは、命令通りに腰を動かし始めた。
「うっ!?」
「…………」
曝け出された胸を大きく揺らしながらスクワットの様に足を上下に動かすアミ。
無表情で男の顔を見詰めるものの、身体はシッカリと犯される刺激を快感として受け取って興奮を見せる。
数度の出し入れであっても過去に経験した事は確かに覚えており、引き出された性的な記憶ですぐに反応を返し始めた。
犯す前から尖っていた乳首は乳輪から盛り上がって赤みを増し、陰茎の抜き差しが開始された膣口からは愛液の分泌が始まる。
少女らしい室内で、かつて無機質な研究室で聞こえた淫猥で粘ついた音が響く。
アミが腰を大きく動かせば、男の太股の衝突する反動で小さな尻さえもプルプルと震えた。
「おぅっ!?」
「…………」
快感を溜め込んだ陰茎は張りを増して狭い膣内を更に広げ、アミもピストン運動を少しずつ早める。
上下に動く膝は疲労を溜めて震えるが、スピードは落ちる気配が全く無かった。
薄いヒダがカリで掻き回され、子宮口を奥へ押しやられる。
膣口は竿に張り付き、膣内と外を行き来しては愛液を塗り広げていく。
締め付けを強める所為でアミの膣内は男の陰茎の形を強制的に覚えさせられた。
包皮を被っていた淫核は興奮で顔を出し、愛液で卑猥な光沢を見せる。
アミの膣内も太くなった陰茎に掻き回される刺激で、半ば強制的に快感を送られてしまい、絶頂の予感で膣壁を小刻みに痙攣させ始めた。
溢れ出る愛液はローションを押し流し、カウパー液すら薄くなる。
カリに引っ掻かれる膣壁は滑って亀頭から竿まで満遍なく蠢いて舐め、押し上げられている子宮口は降り、亀頭の半分程を減り込ませた。
腰が上げられればカウパー液が一瞬だけ糸を引いて、男の体液を付着させた名残を残す。
限界に近付いた男は我慢できる段階を超え、快感で思考を白く塗り潰されると同時に最後の命令をアミに下す。
「一番、奥まで入れた状態で、くっ、腰を止めろ!」
「……了解しました」
男の言葉で射精をすると判断したアミは言われた通りに腰を勢い良く下して亀頭を子宮口に食い込ませ、与えられた知識を持って腹筋へ力を入れて膣内を締め上げた。
「くはっ!? 出る!!」
「んっ……」
締め付けを強めた事で腹筋と陰茎に挟まれたヒダは横へ弾かれ、限界間近だった所へダメ押しとなる刺激を送る。
僅かな凹凸さえ逃さないと言わんばかりに、形に沿って密着を高めた膣壁に舐められる刺激と、呼吸の動きで細かな上下運動も加わって精液は減り込んだ子宮口目掛けて発射された。
痙攣を繰り返しながら愛液を押し流す勢いで射精を繰り返し、身体の奥深くで熱い体液を受けるアミも遅れて絶頂に達した。
「ふっ!?」
「…………」
アミの膝は大きな疲労を抱えて震え、更に絶頂の快感を受けて自然と力が抜けてしまう。
完全に男の陰茎で体重を支える事になり、最奥を突かれた事で痙攣を繰り返す膣壁の動きは激しくなった。
持ち上げられた子宮は陰茎の動き全てを快感として受け取り、アミの身体が勝手に大きな絶頂へ達する。
潮を噴出す程の快感は男の股間を濡らし、一瞬で増加した愛液が溢れ出た。
子宮に出された精液も心成しか薄くなってしまうも、粘度だけは増えている。
「くふっ……」
「…………」
締まる膣壁を押し退けながら射精を繰り返していた陰茎も徐々に力と動きを減らし、白く染められていた思考も戻ってくる。
逆流してきた精液が不快な感触を男へ送るが、絶頂の余韻は動く気にさせなかった。
最奥に陰茎を食い込ませたままで止まっていたアミの身体も絶頂から帰ってきており、膣内で射精が終わったと判断して椅子の上から降りる。
「おぅ……」
「んっ……」
敏感になった膣内から力が無くなった陰茎が出て行く感触で僅かに声を漏らすアミ。
しかし、与えられた知識通りの行動で、何の感傷も無く汚れた股間を綺麗に拭っていく。
溜め込んでいた性欲を発散させた男はアミの行動を見詰めていたが、自分の股間も塗れているので後始末に掛かった。
先程まで卑猥な音が響いていたとは思えない程に無言の室内は、ティシュで拭き取る音だけが聞こえる。
暫くして互いに身形を整え、男は侵入して来た時とは逆に窓へ足を乗せた。
「この次も連絡をするから、指定した日の夜はちゃんと窓の鍵を開けるんだぞ」
「……了解しました」
「よっと……」
「またお越し下さい」
アミは男の後姿を見送り、完全に見えなくなると窓を閉じて鍵を掛ける。
元通りに戸締りをしてから塗れたままの椅子に座って宿題を解いていた姿勢に戻ると、目に光が戻って自我が復活した。
「――ん? 何か塗れてる? 変な匂いもするし……」
意識を取り戻した途端に感じた椅子の不快感に視線を落とすアミだったが、性的な匂いと染みを見ても特に反応を示さない。
明らかに身に異変が襲った跡でも、時計を見て時間が押している事を確認してすぐに宿題へと向かう。
「気の所為かな?」
下腹部の不快感すら押し込めたアミは元々していた行動を再開し、難しめの問題に頭を悩ませた。
子宮に入り込んだ精子は残され、男が犯した痕跡を刻まれている。
世界だけは平和を取り戻そうとも、洗脳された後遺症は確かに残された。
これからもアミは男の気の向くままに犯されるだろう。
それは決して誰にも知られる事は無い。
山野博士が起こした事件は結果的に世界制服を阻止したものの、確実に一人の少女を不幸に落としたのだった。
終わり
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している:遊王子 謳歌時間停止レイプ
『人生は選択の連続だ』と言う言葉は大変同意するものだ。
例えば加熱用の牡蠣を買ってきた時、美味しい食べ方を検索したら生で食べると美味しいと書いてあったばかりに、生で食べる選択を取ってみると、便所とお友達になって上から下からマーライオン。
例えば賞味期限が一週間ぐらい過ぎてるヨーグルトを見つけた時、他に食べる物が無くて仕方なく食べる選択を取ったばかりに便所とお友達になって上から下から――。
「全部腹を壊す選択しかして来なかったのかよ!?」
「ナイス突っ込み」
「『ナイス突込み』じゃないよ!!」
事前に選択肢として行動を提示されれば、都合の良い未来を引き寄せる事も可能だろうか?
しかし、実際に、それこそ恋愛アドベンチャーで出てくる物が目の前に出てきたら、鬱陶しい事この上ない。
加えて、提示されている行動が確実に誰かの反感を買い、自分に害が及ぶと分かる物であれば是非とも遠慮したい物だ。
更には選ばないと言う『選択肢』は無く、行動に起こさないと激痛に苛まれる正しく呪いの様な……能力?
「はぁ……」
「なんだ、また選択肢でも出てんのか?」
「今は大丈夫だけど、教室に行くと確実に何かしら出てくるだろうな……」
隣で溜息を付いているのは『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』の主人公<甘草 奏>、その人である。
俺が何かの運命的なアレでライトノベルの世界に転生してしまい、色々あって出来た友人。
最初に会った時も、甘草は脳内に選択肢が出た状態で蹲っていた。
苦悶の表情を浮かべながら選ばない痛みに悶えていたと思ったら、突然変態行為をやけくそ気味に始めた場面に遭遇したのだ。
最初こそ思春期特有の行動かと生暖かい目で眺めていたものの、すぐに原作の存在を思い出して接触を試みた。
その後、何だかんだあって甘草とは知り合いになり、紆余曲折を経て事情を知る友人となった。
選択肢に悩まされる姿に多少の同情を寄せていたが、その気持ちは最近になって違う意味で分かる。
実は俺も脳内で選択肢が沸く様になっていた。
1:時間を止めて 尻穴をズブリ♂
2:時間を止めて 膣孔をズブリ♀
3:かわせない、現実は非常である。
1からは危険な香りがするし、3は何が『かわせない』のかが謎であるものの、とりあえず若干恐怖心だけが煽られる。
視界の右上に申し訳ない程度に常時表示され、放置していても甘草の様に苦痛は全く無い。
そもそも、この選択肢は目的がハッキリしすぎている。
自称・神の僕たるショコラの言葉を借りれば、甘草の絶対選択肢は確実に神の呪いであるが、俺に出て来たのは違うだろう。
<神は言っている。『ここでエロイ事をする運命だ』と……>
つまり、そう言う事である。
甘草に近付いたのは、主人公に美少女が集まるのであわよくば美味しい思いを受けられると睨んでの判断だ。
しかし、俺にも選択肢が出てくるようになったと言う事は、待つよりも行動を起こせとの啓示かもしれない。
「あ~、甘っちだ! おはよー!」
「げっ、遊王子!」
「むっ……」
通学路を歩く俺達の後ろから、頭の上に細いリボンが巻かれている長い髪と、ブラウスを大きく押し上げる胸を揺らしながら走ってくるのは<遊王子 謳歌>
この世界での大企業・UOGの社長令嬢で、ヒロインの一人。
絵に描いた様な美少女でありながら言葉遣いは幼く、行動に至っては予測が難しい上に結構な頻度で暴走する為、恋愛対象にならない不名誉の証『お断り5』の一員。
小柄な身体の所為で巨乳が目立ち、腰の括れは高校生と言う事を除いても細い上に、尻は安産型でプロポーションは良く、チラリと見えるへそもワンポイントとなってヒロインとしては完璧。
普段の言動に目を瞑れば、小説のキャラとしても肉体的にも魅力溢れる美少女だ。
選択肢が出たタイミングと言い、転生した作品と言い、これは正しく神の思し召しだろう。
……等と色々言い訳をしてみたが、正直思春期の性的な欲求は我慢できないレベルにまで高まっている。
幾ら前世で年齢を重ねても、やはり高校生の活発な肉体に精神は引っ張られてしまう。
そんな状況で走り寄って来る謳歌の弾む胸は、朝立ちも収まりきっていない俺の思考を性欲で塗り潰すには十分だった。
「丁度良かっ――」
今迄、何気に恐怖心を抱いていたが、選択肢を選んでみると実に呆気なく現実が応える。
神の呪いである甘草の選択は自分の行動を強制的に行わせるもので、祝福とも言えそうな俺の選択は世界を強制的に従わせる物なのだろうか。
視界の右上に映っていた二番目の選択肢を選んだ瞬間に全ての時は止まり、周りから音と動きが消える。
選択肢の効果を確認した俺は、走る体勢で胸を上に弾ませたまま静止している謳歌に近付いた。
「やっぱり、ヒロインだけあって美少女だよな……」
純粋な笑顔を浮かべる謳歌の顔を至近距離で見詰めれば、正直な感想が出てくる。
跳ねた状態で宙に舞っている髪を触ってみると、そこだけ時間を取り戻した様に重力を受けて普通の位置へ戻った。
試しに、上へ弾んだままで止まる胸を触れば、指先が柔らかな感触に包まれたと思った瞬間、たぷんと音が聞こえそうな動きで時間を取り戻す。
下着に包まれていても胸自体が大きい所為で、完全に動きを遮断できていない。
よく見れば、ブラウスの上からでも乳首の膨らを確認できる。
「それじゃ、ちょっと失礼するよ……」
走り寄るポーズを維持してマネキンの様に止まっている姿に非現実的な興奮を覚えつつ、制服の中心にあるボタンを外していく。
白い布が開かれるにつれて肌色が広がり、すぐに深い胸の谷間が現れた。
そのまま手を動かしていき、制服の前だけを開放する。
中にあった巨乳は片方だけが重力を受けて通常の位置へ戻っているが、残った方は止まった時間に囚われて弾んだ状態で静止していた。
ブラの中から上に盛り上がる胸の肉は今にも動き出しそうな質感で、もう少し大きければ飛び出てきそうな感じを受ける。
薄っすらと浮かび上がっていた乳首をスイッチに見立て指先を食い込ませ、時間を戻す。
ブラウスの正面を開いているので、弾みながらブラに受け止められた反動で波打つ光景が直接見れた。
一先ず胸の時間を戻した俺は身長の差で少し低い位置にある胸の谷間へ顔を埋め、左右から押して心地良い柔らかさを堪能する。
しかも、制服を着ていた事で中に篭っていた謳歌の甘い体臭が鼻に入って陰茎を滾らせた。
背中へ回した手でブラのホックを外すと、拘束を解かれた巨乳が揺れるのを頬で感じる。
開放された胸を見ようと顔を離せば、正しくヒロインの名に相応しい美乳が曝け出されていた。
「おぉ……」
若さを惜しみなく感じさせる巨乳は前へ突き出てツンと上を向いた形を維持しており、肌は白く艶やか。
薄いピンク色の乳首は乳輪から少し顔を出しており、卑猥とも取れる大きさの胸と比べれば可愛い印象を受ける。
期待に満ちる手で持ち上げると、柔らかくも重い感触で肌はしっとりと張り付く様にサラサラだった。
四本の指を揃えたままで下乳を支え、残った親指で乳首を刺激していく。
指の腹で左右にはじかれる振動は胸全体を細かく揺らして視界すらも楽しませてくれた。
刺激を受ける乳首は生理的な反射で徐々に硬さを増し、全体的に丸っこい形をしていた巨乳の先端に厭らしい突起が現れる。
柔らかめのグミを思わせる感触は、弾く親指にも適度な抵抗となって胸を弄る楽しさを感じた。
「さて、次は……」
清純を思わせる胸に、乳首を立たせると言う性的な厭らしさを追加した俺は下半身へと目標を変える。
髪と同様に跳ねた状態で宙に静止しているスカートは、肉が適度に付いた太股を殆ど露出していた。
ただでさえ短い布は、少し屈むだけで中に隠されているショーツが見える程度にまで捲れている。
俺が触れば胸と同じく時間を取り戻して重力の縛りで元の形へと戻った。
何の躊躇も無くスカートのホックを外せば、時間が止まっている中でも地面へ落ちる。
股間を覆うのはブラをお揃いのショーツで高級感溢れる布地だが、少女の感性が感じられるフリルの付いた可愛らしい物だった。
キュッと腰に食い込むゴムは肉質的にリアルであり、股間を締め付けるクロッチは大陰唇が盛り上がり、よく見なくても中心に秘裂のスジが確認できる。
「んっ……」
生唾を飲み込みながら股間の真正面に座り込んだ俺は、ショーツの左右にあるゴムを指先で摘み、ゆっくりと下していく。
少女特有のふっくらとした下腹部が徐々に現れ、更に下げていくと申し訳ない程度に生えている陰毛が見えてくる。
最後にはショーツの上からでも形が分かった盛り上がる大陰唇が、俺のすぐ目の前で姿を現す。
淫核すら見えない一本の秘裂の上に陰毛が少量生えていたが、大陰唇は産毛すら確認できない程に綺麗なものだった。
ショーツはそのまま足から抜き取って、下半身を覆っていた布を完全に取り払う。
屈んだままで何となく視線を上へ向けると、制服の前を広げられた上にブラも取られた胸が日の下で白い肌と薄いピンク色の乳首を晒し、その向こうに見える顔は甘草に向かって笑顔を向けている。
下半身は完全に何も履いておらず、巨乳すらも見せている格好はどう見ても露出狂だ。
「では、早速頂くか」
触った所が時間を取り戻すのは髪と胸、スカートで確認済みなので、股関節の辺りだけを触って動かせるようにする。
太股から両足を持ち上げて地面から浮かせても、胴体は落ちずに空中で固定された。
眼前で開かれた股間ではスジに引っ張られた秘裂が開いてしまって膣口が見え、陰核を包んでいる包皮も完全に顔を出す。
乳首より生々しい濃い目のピンク色で、無毛の大陰唇と合わさって実に背徳的な興奮を沸き上がらせる。
空中で足をV字に広げてから謳歌の秘裂へ顔を近付けてみると、若干尿の匂いを感じた。
「朝からトイレに行かない訳もないから予想はしてたけど、舐める気はしないなぁ……」
若干、美少女に対しての幻想が消えた事を感じた俺は立ち上がり、開かれた股間へ手を持っていく。
指で触れると胸より柔らかい女性器特有の弾力が返って来た。
そのまま滑らせて秘裂の中へ差し込み、大陰唇に左右から挟まれる心地良い感触を受けながら淫核を目指す。
薄く小さな小陰唇に纏わり付かれながら進め、未だに興奮が足りない所為で包皮に隠れている所を上から摘んで捏ね繰り回していく。
薄い皮を挟んだ向こう側にある、乳首よりも柔らかな感触を重点的に根気強く刺激すると、開かれた秘裂から徐々に愛液が漏れ始めた。
時間が止まって自我が働いていないので余計な羞恥心が無く、性感帯から受けた感覚を素直に表へ出す謳歌の身体。
膣口へ戻した指を軽く膣内へ差し込めば愛液が纏わり付き、秘裂に卑猥な光沢が広がる。
浅く抜き差しを繰り返して擬似的に犯される刺激を送り、更に性感を引き出す。
包皮に隠れていた陰核も姿を現し始め、犯す準備は出来つつある様子だ。
一旦愛撫を中断した俺は空中で静止していた謳歌の身体を少し持ち上げ、お互いの股間の位置を合わせるとズボンを脱いで陰茎を取り出した。
「よっと……」
反り立つ陰茎の先端と謳歌の秘裂の位置を合わせ、鈴口で秘裂を掻き回す。
ヌルヌルになっている大陰唇に挟まれた亀頭からは、思った以上の快感を得られた。
乾いていた肌に愛液の滑りが追加され、お返しに引っ掛かりとして感じていた膣口にカウパー液を流し込んだ。
「おっ……おふっ……」
既に大きな快感を受けているものの、入れもしないで射精をするのは情けないと股間に力を入れて我慢を重ねる。
自然と陰茎が太くなって敏感にもなるが、そろそろ十分だろと謳歌の尻を抱えて腰を前へ押し進めた。
「うっ……!」
普段の性格が災いして経験が無さそうな膣口は鈴口すら拒む程の狭さで、間違いなく処女の反応を返してきた。
止まった時間の中では愛液を流す以上の反応が返ってこないものの、生暖かく柔らかい膣壁を亀頭で抉じ開け、陰茎を挿入していく。
膣内へじわじわと姿を消していく陰茎は、大陰唇を大きく左右に広げる。
小陰唇が竿に張り付く刺激を味わいながら滑るヒダを亀頭で掻き分けていくが、その動きはすぐに塞き止められた。
慎重に入れていたお陰で気が付いたが、鈴口に感じるのは処女膜の薄い抵抗。
少女の証でもある繊細な膜を鈴口で軽く押し、滲み出るカウパー液を擦り付ければ興奮は更に強いものになった。
笑顔を浮かべる謳歌の顔を至近距離で観察しながら手触りの良い尻を揉み、処女膜を破る為に止まってしまった腰を再び押し込む。
亀頭に感じていた膣壁とは違う抵抗は、ブツリと破る感覚と共にあっさりと消え去り、その奥では多くのヒダが壁となって鈴口の前に立ちはだかっていた。
「おっ、おふぅ……」
愛液に塗れた膣壁で亀頭を擦られる快感は強く、奥へ進むにつれて広がるヒダは陰茎の外見に添って形を変え、柔軟な締め付けで隙間無く張り付いてくる。
「くっ……」
膣内に溜まっていた愛液は挿入された陰茎によって押し出され、秘裂から漏れ出たものが地面を濡らす。
カリで膣壁の抵抗を拡張しながら挿入を続ければ、恋人同士が抱き合うように謳歌の身体へ密着した。
裸の胸が俺の胸板で形を歪める感触も興奮を高め、尻を掴んでいた手は女の子らしい小さな背中と腰へ回す。
真正面から抱き締める体勢になれば自然と陰茎を深く挿入する事になり、亀頭は子宮口を押し上げた。
竿の根元も謳歌の大陰唇に接触して愛液で塗れる感触を受け、硬くなった淫核も下腹部に感じる。
動かなくとも処女の締め付けは強く、時間が止まっているので広げられた膣内を元の形に戻そうと腹筋が内側へ押し返し、陰茎に与えられる圧迫感は自分で擦るよりも圧倒的に気持ち良い。
僅かに潰れている巨乳の谷間越しに挿入部分を見下ろせば、量の多い愛液に薄められた破瓜の血が確かに見える。
子宮口を持ち上げるまで挿入した所為で押し寄せる快感は思った以上に強く、何とか流そうと尻と背中へ回したばかりの手を離して露出している胸を鷲掴みにした。
興奮で硬くなったままの乳首を掌の中心に感じながら、そのままグニグニと揉み解していく。
広げた指が食い込む胸は、指の一本一本を左右から胸の肉で挟み込んで来る。
次に巨乳の形に添って産毛を撫でながら手を動かしてサラサラの肌を堪能し、再び重みを確かめる様に下から持ち上げた。
若干、上を向いた乳首は厭らしく立ち、朝の日差しで影を作っている。
そこへ顔を近付けた俺は乳輪ごと咥えた。
唇で吸い付き、硬くなった乳首を甘噛みしつつ、口内では舌先で唾液を塗りたくる。
残った方の胸は揉み、余った腕は謳歌の身体を支える為に再び腰へ回してから、陰茎をゆっくりと引き抜いていく。
竿に張り付く膣口は外へ引き出されて、秘裂も内側から広げられる。
カリに掛かるヒダは滑る愛液で形を変えられながら亀頭の形に沿い、時間が止まっている腹筋の圧迫で鈴口まで隙間無く撫でてきた。
完全に抜け切る寸前まで腰を引き、今度は一気に子宮口を目指して突き上げる。
反動で揺れる胸は口と手で固定しながら、後ろへ逃げる桜花の腰を回した手で引き寄せた。
勢い良く突いたリズムを失わせずに、そのままピストン運動を開始する。
早く動く腰で俺の下腹部が謳歌の大陰唇と内股に当たって、肌同士がぶつかる乾いた音が大きく響く。
「んっ、んんっ!!」
口内に含んで甘噛みを繰り返す乳首へ直接叩き付ける声は、謳歌の胸に吸収される。
隣で弄ぶ方も付け根から先端へ向かって絞る様に揉み、頂点付近まで行くと乳輪から摘み上げて縦に伸ばした。
時間が止まっていても腰を突き上げる度、陰茎の形に慣れていく膣内。
出し入れを繰り返す亀頭には、どんなに動かしても絶え間なく密着する膣壁が快感を送ってくる。
竿を咥え込む膣口が処女の締め付けを返し、絶頂への波が大きくなってきた。
亀頭で秘裂を弄っていた時から受けていた快感は高まって既に限界近く、意思を離れた腰は女を孕ませたい性欲の赴くままに動き続ける。
「おっ! おぉう!!」
間近に迫った絶頂の予感で口を離した乳首は唾液で塗れて光り、揉んでいた胸も力強く握り締めてしまう。
指の間から硬くなった乳首が飛び出し、手の形に歪んだ巨乳は柔らかさを示す。
ビクビクと痙攣を始めた陰茎は既に精液の混じったカウパー液を漏らして、今にも暴発しそうだ。
「くっ!! あぅ!?」
我慢しきれなくなったタイミングで抱えていた腰を思い切り引き寄せ、これ以上無い程に密着した俺の下腹部と謳歌の股間。
根元まで挿入しても、気持ち的に陰茎を更に奥へと押し込んで子宮口へ鈴口を減り込ませた。
太く脈打つ血管の凹凸や、カリの隙間にまで入り込んだ生暖かいヒダが絶頂の後押しをして来る。
「あぁ!」
そして、力の抜けた声と共に射精を塞き止めていた股間の力も抜けば、尿道を駆け上がる精液が大きく上下に痙攣を繰り返す陰茎の動きと連動して吐き出された。
掴んだままの巨乳と引き寄せた細い腰、間近で嗅ぐ謳歌の甘い体臭で思考は白く染まり、意識は遠くへ飛んでしまう。
大きく形の良い胸を無意識に揉みながら、美少女である謳歌の膣内で避妊もせずに精液を流し込む快感は理性の全てを溶かした。
腰を抱えていた腕には心地良い重さを感じ、立ち上る愛液の匂いで満足感が満たされていく。
「お……ふぅ……」
流し込み続けた射精の勢いも落ち着き始める頃には、竿を咥え込んで限界まで広げられた筈の膣口から精液が逆流を始め、落ちた物は地面を汚す。
思考も戻ってきた俺は胸を数回揉んで乳首を摘み、力を失ってきた陰茎を身体ごと離してヌルリと抜いた。
愛液と精液で卑猥に塗れる膣口が無残に広がり、大陰唇には薄くなって付着していた破瓜の血が処女だった名残を残す。
時間が止まっているので精液を漏らす秘裂は閉じる事無く、ぽっかりと丸く開いたままだった。
ここにライトがあれば、子宮口まで簡単に見れただろう。
完全に地面から離れた足をV字に開いて空中に浮き、曝け出された胸の頂点では唾液に塗れた乳首が立っている。
何処からどう見ても卑猥極まりない格好だが、胸の横で甘草に呼びかけ様とした手が中途半端に上げられている所だけ、何気ない日常を物語っていた。
「……どうしよう」
色々な生臭い体液で身体の各所を濡らす姿を見て何とかしようとは思うも、出来る後始末は余り無い。
塗れた箇所は拭けば良いし脚は関節を動かして元に戻せば良いが、膣口を閉じるにはどうすれば良いのか分からないのだ。
仕方なく、とりあえず一番簡単な作業として性器周辺と乳首を綺麗にしておく。
流石に子宮口付近まで入り込んだ精液は拭けないが、広がったままの秘裂に目を瞑れば綺麗な外見に戻せた。
それから制服を元通りに着せて、思い出せる限りに姿勢を戻して時間を動かす。
「――た、ひゃぁん!?」
「なっ、何だ!? 急に叫んでどうしたんだ、遊王子!?」
世界に音と動きが戻った瞬間に謳歌は幼さの残る悦声を出し、顔を赤くしながら股間を押さえて前屈みになる。
体勢的には完全に勃起を隠したい男がする態勢でも、美少女が色っぽい声と共にやると、普段の言動を抜きにして興奮を覚えそうだ。
「おい、遊王子! 朝っぱらからそんな所を抑えて喘ぐな!」
「んぁ! だ、だって、何か、へ、変な感じに……!」
「変なって、どうしたんだよ?」
「何か、股間に棒状の物が入れられ――」
「はい、ストップ! それ以上はいけない!」
未だに通学途中の生徒が居る中で平然と性的な事を言おうとした謳歌を即座に止めた甘草。
しかし、違和感がある股間の疼きが激しく、困惑の言葉は止まらない。
「おまけに、この辺がグニュグニュと言うか、グチュグチュする……」
「朝っぱらから何言ってんのこいつ!?」
謳歌が自分の下腹部を押さえると膣内が圧迫を受け、残っていた精液が押し出されてスカートの中から伸びている綺麗な内股を伝って流れ落ちてきた。
胎内から漏れる感覚を尿と勘違いし、犯された快感の余韻よりも漏らしたかもしれない羞恥心で顔を赤くする。
「はぅ!? やばっ! 漏らしたかも!?」
「高校生にもなって漏らすのかよ! 早くトイレに行って来いよ!」
「あ、あうぅ……!!」
言われた通りにトイレを目指して走り去る最中でも太股の半ばまで履いている黒いストッキングに、膣内から漏れ出した白い精液が染みこんでいるのが見えた。
元々、立っていた位置には落ちた体液が溜まっており、謳歌の通った後に点々と続いている。
「まったく、何なんだよいったい……」
「きっと俺達には理解できない事情が襲ったんだよ」
誤魔化す様に視線を遠くへ飛ばして黄昏れると、違う意味を察した甘草も同じ様に青い空を見つめた。
「人生はままらならいものだな……」
「それが……人生、だ」
「ふっ……」
「ふふっ……」
謳歌を襲った異変の原因は俺が犯した事だが、事実を知らない甘草はいつもの突拍子もない行動と思ったらしい。
なんにせよ、このまま空を見つめていては遅刻してしまうので、サッサと学校へ足を進める事にする。
若干、周りから俺達に送られる視線が痛ましい感じがするものの、これは何気にいつもの事だ。
甘草と行動を共にする様になってから、同類と思われている雰囲気をビシビシと感じる。
それでも俺にとって周囲の評価は重要でもなく、原作主人公に群がる美少女ヒロイン達を犯せる現状に満足している。
まさに神の祝福様々だ。
これからの学校生活も、俺は間違いなくヒロイン達を犯していくだろう。
もしかしたら妊娠する者も出てくるかもしれない、ある意味での背徳的な興奮を胸に二度目の青春を楽しむとする。
終わり