ダンボール戦機W 花咲ラン・川村アミ:洗脳・人形化レイプ
人々が帰路に着き、ある人々は逆に仕事へ向かう夕日の中。
いつも通っている通学路に、長い影を落とす二人の少女達が居た。
一人は赤い髪をボリュームのあるポニーテールで結び、ピンクの上着に緑色のズボンをサスペンダーで吊るす活発そうな少女<花咲 ラン>
ランは花咲流真拳空手の使い手で、そんじょそこらの大人では歯が立たない程の実力を持ち、その力に似合う勝気な性格。
過去にディテクターと戦い、その野望を打ち破った戦士の一人である。
もう一人は<川村 アミ>
女の子らしいピンクの服を着て、フリルの付いたピンク色のスカートを軽く跳ねさせてランの隣を歩いている。
ディテクターに誘拐された挙句に洗脳までされてしまい、一時はラン達と敵対するも、戦いを経て正気を取り戻したアミは無事開放された。
平和になり、元々仲が良かった二人はLBXが戦いの道具ではなく、ただの玩具として遊べるようになってからは更に友情を深める。
学校から帰る通学路を歩いているのもアミとランだけだ。
人通りは少ない道路なので、丁度アミ達が帰る時間帯には通行人は居なくなる。
「……ねぇ、アミ」
「ん? どうしたの?」
和気藹々と会話をしていた二人だったが、話が途切れたタイミングにランが言い難そうな顔でアミを見た。
視線はアミの顔ではなく、首に巻かれている黒いチョーカー。
「そのチョーカー、何で付けてるの? 前は付けてなかったよね」
「あぁ……これね」
言い難そうにしていたのは、アミがオメガダインに操られていた時の事を思い出したからだ。
今アミが付けているのは黒いだけで普通の外見をしているが、チョーカーと言えば洗脳装置だと思い込んでいるランは何処と無く暗い表情を浮かべる。
「何か付けていないと落ち着かないのよ」
「でも……」
「ん、大丈夫よ。確かに操られてたのは嫌だったし、忘れたいとも思うけど、今はもう大丈夫だから」
「それなら良いんだけどね」
曇りの無いアミの笑顔を見たランは、やっと納得を見せた。
「あっ、そうだ。ランも付けてみない? 換えのがあるけど」
「えっ? う~ん、遠慮しとくよ」
「そう? ランなら大人っぽい感じになって可愛くなると思うけど」
「えっ? そ、そうかな?」
最初こそチョーカーに対して拒否を示していたものの、アミに可愛いくなると言われた事で心が傾く。
活発な性格であっても、やはり多感な時期だ。
女の子が求める可愛さも人並みに興味があるランは、アミが鞄から取り出したチョーカーへ視線を向ける。
それにアミの身体も、今はかなり色っぽい雰囲気も漂っていた。
同じ年齢とは思えない程に大きくなった胸は、隣で歩いていてもランの視線の端でたぷたぷと揺れ、クラスメイトの男子どころか擦れ違う男の視線すら引き寄せる。
腰は引き締まっているものの、女としての魅力を増やすような感じで肉付きも良くなっていた。
ニーソックスを履いている脚は、女のランから見ても触り心地が良さそうに思える。
唇も艶やかで色気があり、微笑むだけで周りの雰囲気が淫靡に変わった。
仕草の一つ一つが大人の色気を感じさせ、これがチョーカーの力かもしれないとランに思わせる。
「窮屈だったら、すぐに外せば良いし。どうかな?」
「う~ん、それじゃ、ちょっと付けてみようかな?」
目の前のチョーカーを付けて色気を増した前例を見てしまい、説得されたランはアミに差し出されたチョーカーと受け取った。
「……あれ? 何か機械みたいのが付いてるけど?」
「あぁ、それはね。ちょっとスイッチを押すと光るのよ」
そう言ってアミは、自分が付けているチョーカーのスイッチを押して光らせる。
丁度チョーカーを横一直線に小さな光が走り、キラキラと綺麗な色を出した。
黒い色と合わさって、独特な色っぽさが醸し出されている様にも見える。
「へぇ、何か凝ってるね」
「その分、ちょっと高いけどね」
「ふ~ん……」
光るチョーカーに乙女心を刺激され、ランは最初の拒否感を消して自分の首へ巻いた。
ホックを締めても細い首に長さが合わさり、頭を動かしても圧迫されるサイズではない。
「んっ、丁度良いサイズだね」
「じゃぁ、スイッチを入れてみて」
「分かった」
アミに言われるままに首へ手をやり、チョーカーのスイッチを探すラン。
直接は見えないので指を這わせていき、取っ掛かりを見つけると何の迷いも無くスイッチを押した。
「んくぁっ!?」
その直後、ランの身体は直立の姿勢になり、まるで電気を全身に流されているかの様な痙攣を始める。
体勢自体は硬直して変わらないが、ガクガクと震える身体は明らかに異常な事態。
しかし、それを目の前で見詰めるアミの顔は、笑顔だった。
ただ、目から光を失っており、不気味な程に笑っていない笑顔。
「ふふふ……」
「ア、 アミ……んぃ!!!?」
ランは何とかアミの名前を呼んで助けを求めるも、アミは張り付いた笑顔を返すだけで全く動かない。
チョーカーの点滅が早くなると、ランの思考は急速に書き換えられていく。
助けを求めてアミを見ていた目は裏返ってしまい、口元からは唾液が漏れ出した。
「ラン、心配しなくてもいい。ランはご主人様の物になるんだから」
「んあ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ーー!!」
「そう。私のように」
自分の胸に手を当てたアミは、張り付いた笑顔でランを行く末を語る。
オメガダインではなく、とある研究者によって洗脳され直したアミ。
普通に生活する上では誰も気が付かなかったが、過去のアミとしての意識は既に悪意で蹂躙されている。
暫くして、ランの首に巻かれているチョーカーの点滅が緩やかになり、痙攣を繰り返していた身体も静かに収まっていく。
それと同時に顔をスッと上げたランは、小さく口を開いた。
「思考のクリア化が完了しました。これより知識のインストールを開始します」
出てきた声は完全に機械的な口調。
歳相応に喜怒哀楽を見せていた顔にも感情は載せておらず、無表情で言葉を紡ぐ。
「主従関係をインストールします。……10%……80%……完了しました」
「……順調ね」
目の前でランが変えられていく姿を目の当たりにしても、アミは変わらず笑みを浮かべたまま。
それ間にもランの記憶と知識は、つぶさに変えられていく。
「性的な技術をインストールします。……20%……60%……80%……完了いたしました」
知識を無理矢理刻まれていくランの視線は何処か遠くを見ていたが、チョーカーの洗脳が終わると、視線がアミへ合わさる。
自分をシッカリ見て認識していると理解したアミも、本当の目的を遂行する為にランへ始めての命令を出す。
「さて、ラン。私達のご主人様の所へ行くぞ」
「……はい、アミ様」
洗脳される過程で苦悶の表情を浮かべていたランは、既に何の感情も浮かべていない無表情に変わっていた。
勝気な性格どころか人としての意思すら感じられず、ただの操り人形として存在している雰囲気を発する。
「案内するから付いて来い」
「……分かりました。アミ様」
そして、友情で繋がれていた二人の少女は、性欲に塗れる悪意によって深く主従を刻む。
普通の子供として歩いていた通学路から反れたアミとランは、欲望で染まる暗い横道へと自ら進んだ。
△
小汚い路地裏を進む二人の前に、周りとは明らかに違う雰囲気が漂う豪邸が現れる。
周囲から浮いている豪邸に着いたアミはランを連れ、インターホンを鳴らさずに門を開けて中へ入っていった。
金持ちっぽい扉を開けて広々とした玄関を上がると、まるで自分の家の如く歩き、とある部屋の前で立ち止まる。
「ご主人様、お待たせしました」
「おぉ、入れ」
「はい」
ノックをしてから許可を貰ったアミは、無言で着いてくるランを連れて室内に入った。
中ではラフな格好をした研究者が椅子に座っており、入ってくる二人へ視線を送る。
「くくく、上手く行ったようだな」
「はい、ご主人様」
アミの後ろを無表情で着いてくるランの姿を確認した研究者は、より一層ニタリと笑みを浮かべた。
ポニーテールの髪が揺れる頭の先から感情が消えた顔へ下がり、程好く膨らんだ胸を見る。
それから腰へ行くと短パンを履いている股間を通り、タイツを履いているアミと違って素肌を晒す太股へ視線を巡らせる研究者。
目には分かり易い欲望の色が宿って、正気を保っているランであれば真っ先に制裁しているだろう。
「ラン、私達のご主人様に挨拶しろ」
「はい、アミ様」
アミに促されたランは一歩前へ出ると、深々と頭を下げて研究者に挨拶をする。
「初めまして、ご主人様。私は花咲ランです」
「うむ、お前の活躍はアミから聞いてるぞ」
「有難う御座います」
「何でもバンとか言うのに惚れてるとか」
「いいえ。あの男の子には何の感情も抱いておりません」
「だが、結構頻繁につるんでいると聞いたが?」
「私は既にご主人様の人形です。他の人間等何の興味もありません」
「くくく、それじゃ、ちょっとこっちへ来い」
「分かりました」
変わらぬ無表情を浮かべたままでバンとの関係をバッサリ切り、躊躇無く初対面の男へ近付いていくラン。
普通なら不快な視線で身体を舐められても一切反応は無く、研究者の手が届く範囲まで近寄ったランは立ち止まる。
「ふむふむ……、中々良い身体をしているな」
「有難う御座います」
おもむろにランの身体へ手を伸ばした研究者は、サスペンダーを横へ退けると行き成り胸を真正面から掴む。
程好く男の掌の中に収まる程度の大きさで、指を動かせば僅かに食い込んだ。
決して小さくは無く、同年代から比べると少し大きめの胸とも思える。
しかし、洗脳されてから幾度も犯され、女の身体として急速に成長を遂げたアミの巨乳に比べれば、やはり圧倒的に揉み応えは無い。
それでも研究者は嬉しそうにランの胸を揉み解していく。
「どうだ? 気持ち良いか?」
「はい」
「どこが気持ち良い?」
「揉まれる度に、ブラの中で乳首が擦れて気持ちが良いです」
「くくく、良いじゃないか」
含み笑いを漏らす研究者は満足気に頷くと、ランの身体に触れたまま手を下ろす。
発育の兆候を感じさせる硬めの胸から腰へ手が行くと、鍛えられて筋肉質な腹筋を感じた。
余計な脂肪は余り無さそうで、スポーツをしている女の子の薄い腹。
更に下へ移動させた手は短パンの上から下腹部を撫でた後、短パンの裾から手を差し込んでランの股間を触る。
指先にはショーツのサラサラした布を感じ、その向こうでは肉厚に盛り上がった大陰唇の感触があった。
軽く力を入れれば簡単に秘裂の中へ指が食い込み、本当の意味でのランの体温を感じる。
「何処を触られてるのか分かるよな?」
「はい、女の子の大事な所を触られています」
ランの答えを聞いた研究者は、若干残念そうであるものの楽しんでいる雰囲気を放っていた。
「ここはな、マンコって言うんだよ。分かったか?」
「はい、分かりました」
「それじゃ、もう一度、何処を触られてるかを言ってみろ」
「はい、マンコを触られています」
「くくく、よしよし」
幼い外見を持つランが無表情で、あえて下品な名称を使って自分の性器を言う姿に興奮を隠さない研究者。
秘裂の中へ食い込ませた指を前後に動かして刺激を送り、指先で淫核を引っ掻く。
残った方の手は胸を揉み続け、時折乳首を摘む。
性感帯を二箇所も刺激されたランの身体は、徐々に性的な興奮を目覚めさせていく。
しかし、無表情の顔には何の変化も無く、僅かに頬を染める程度。
一見すると何も変わっていないようにも見えるが、研究者の手には確かな証として、硬くなった淫核と乳首の感触があった。
「気持ち良さそうだな」
「はい、マンコと乳首を弄られて、気持ち良いです」
秘裂を弄り回している指には愛液が徐々に絡み始め、ショーツの上からであってもヌルヌルと滑り始める。
分かり易い変化を感じた研究者は一旦短パンから手を抜くと、ランの目の前へ持っていった。
「見ろラン。これがお前の愛液だよ」
「…………」
目の前でニチャニチャと指に絡む自分の愛液を見ても、洗脳されて操り人形となったランは表情を変えない。
少しの間、愛液を指に絡ませていた研究者だったが、ふと匂いが強い事に気が付いた。
「……ん? 何か汗臭いな。ラン、何かしてきたのか?」
「はい。今日は部活の空手に少し参加しました」
「なるほどな」
汗であっても僅かな量であれば興奮を高める材料にもなるものの、ランは全力で部活をした所為で若干不快になる匂い。
処女を犯す時は少しの不快さも我慢出来ない研究者は、一先ずランを綺麗にする事から始めようと思った。
流石に汗臭い少女を犯す性癖は持ち合わせておらず、椅子から立ち上がるとアミとランを連れて風呂場へ向かう。
「犯す前に風呂だな。アミ、ラン、着いて来い」
「はい、ご主人様」
「はい」
研究者を先頭にアミ、その後ろにランが続く。
歩く位置関係が現在の立場を表しており、ランは完全にアミの下位として設定されていた。
長く広い廊下を少し歩き、脱衣所へ到着する。
中へ入った研究者はサッサと服を脱ぐと全裸になり、反り立つ陰茎を隠さないでアミとランへ向かい合った。
「お前達も全裸になれ」
「分かりました」
「はい、ご主人様」
操り人形として立場が上のアミが先に答え、続いてランが答えた。
もはや裸になるのは慣れたものと脱いでいくアミと、初対面の男の前で躊躇無く服を脱いでいくラン。
上着を脱ぎ、スカートや短パンすら降ろすと下着姿になった。
アミは全体的にフリルが着いた、ピンク色の可愛らしいブラとショーツ。
しかし、若干サイズが小さいのか、大きくなった胸はブラのカップから大幅に食み出しており、ショーツでも下腹部を殆ど隠していないローライズに近い物だった。
一方、ランは研究者に揉まれた胸を隠すスポーツブラに、普通のショーツ。
色だけは薄いピンク色で、全体的に運動が好きな女の子が着る印象の下着だった。
その下着も躊躇い無く脱いでいくアミとランは、遂に研究者の前で全裸になる。
「ほほう……、アミもそうだが、ランも随分おいしそうな身体じゃないか」
「有難う御座います」
洗脳されてから散々研究者に犯されたアミの身体は、男の精液を上からも下からも吸って女らしい肉付きになっていた。
ピンクの乳首を頂点に持つ胸は巨乳の域まで大きくなり、腰も括れが消えない程度に肉が付いている。
未だに少女らしい細さを維持している脚で、全体的に見れば最初に犯した時より確実に男好きする体格になった。
股間の大陰唇は研究者に犯され倒しても型崩れしておらず、綺麗な割れ目を中心に走らせる。
そして、女として身体が成長しても、下腹部に陰毛の気配は無かった。
空手を得意とするランはアミと違って全体的に引き締まり、身体の凹凸も僅かに筋肉の影が見える。
掌から少し食み出る胸は肌が白く、頂点にある乳首は桜色をして興奮を誘う。
良く見れば空手道着型に日焼けの跡が残っている所が、更に研究者の興奮を高めた。
「ランは、もう誰かにおっぱいを揉ませたのか?」
「いいえ、ご主人様。私は誰にもおっぱいを見せた事すらありません」
「そうか。それじゃ、俺が始めて見るし揉んだって事か」
「そうです。ご主人様が始めての相手です」
口元を厭らしく引き上げた笑いを浮かべる研究者の問いに、無表情で答えるラン。
腹も空手のおかげで腹筋が浮き出る程度に引き締まり、括れもアミよりある様子。
引き締まるのは脚でも変わらず、筋肉質な印象を受けた。
決してプロの鍛えられた身体ではないものの、見るだけで活発に動く少女であると分かるぐらいには鍛えられている。
股間では筋肉が確認できる身体と違って柔らかそうに盛り上がった大陰唇が見え、淫核も確認できない秘裂はアミと同様に綺麗な割れ目。
普段の生活がどれだけ違っていても、性器だけは互いの仲の良さを示すかのように同じ外見だった。
二人の対照的とも言える身体を直接見る研究者も興奮を高め、陰茎は固さを増す。
ニヤニヤと笑う研究者は二人の少女へ近付くと、まずはアミの乳首を摘んだ。
「最初と比べて随分大きくなったよな」
「はい、ご主人様に育てて頂いた自慢のおっぱいです」
研究者が摘んだ乳首を強く摘んでも、アミは表情を変える事無く研究者の目を見たままで微動だにしない。
指を動かして刺激を送れば、巨乳は胸全体をたぷたぷと振るわせる。
次に隣でアミと同じ姿勢で立っているランへ視線を向けた研究者は、先程服の上から揉んだ胸を触った。
救い上げるように下乳を持ち上げて軽く叩き、重さを確かめる。
「ランもアミぐらいにまでは育ててやるからな」
「はい、有難う御座います」
「くくく」
思い通りの反応に満足気な顔を浮かべた研究者。
「よし、それじゃ風呂に入るぞ」
「はい」
「分かりました。ご主人様」
脱衣所の扉を開けると広い風呂場へ出る。
家の豪華さに負けない広さであり、豪華と言うよりは機能美を追求した雰囲気を出していた。
床暖房も完備し、裸で居ても寒さは全く感じない。
研究者が何も言わずともアミが率先してシャワーを出し、湯の温度を確かめながら床を濡らしていく。
「ご主人様、失礼致します」
「おぅ」
少し熱い程度まで温度が上がったシャワーを研究者の足元から掛けていき、反り立つ陰茎を通ると胸と肩を流す。
そして、もう一度陰茎へシャワーを降ろすと、おもむろに口を開いて亀頭を咥え込んだアミ。
「あむ……」
咥え込んだ亀頭へ即座に絡み付くアミの舌。
シャワーの湯だけだった肌に唾液を塗り回し、鈴口を舌の腹でなぞる。
裏筋から回りこんだ舌先がカリの凹みへ入ると、アミは頭を回しながら亀頭を舐った。
「おふっ……、ラン、お前は後ろを舐めるんだ」
「はい、分かりました。ご主人様」
今まで棒立ちだったランだが、研究者が命令を下した事で、洗脳された時に知識として刻まれた行為を実行する。
研究者の後ろで屈んだランは、おもむろに顔を目の前の男らしく引き締まった尻へ顔を突っ込み、舌を伸ばした。
「おふぇぁっ!?」
「……ん」
気の強いランは迷い無く肛門を舐め始め、研究者は未知の違和感で今まで出した事の無い声を出す。
無意識に刺激から逃れようと前へ腰を動かしてしまうも、陰茎を咥えているアミが居る所為で上手く逃げられない。
「ラ、ラン、やっぱりそれは無しだ」
「……んはっ、分かりました。ご主人様」
研究者も知識として肛門を舐めさせる行為は知っていたが、まさか本能的に尻を掘られる恐怖をもたらされるとは思わなかった。
流石に自分の肛門が犯される趣味は無いので、興奮よりも気持ち悪さが勝ってしまう。
命令を中断されたランは再び棒立ちで待機するが、陰茎から口を離したアミが調教された人形として案を出して来る。
「んむぁっ……ご主人様。まずはお身体を洗っては如何ですか?」
「む? そうだな。んじゃ、お前たちの身体をスポンジ代わりにして俺の身体を洗え」
「分かりました」
自分の案が受け入れられたアミは、無表情の中に僅かな嬉しさを滲ませつつ、ランへ振り返った。
過去の調教と洗脳で、人形として主である研究者に仕える事が最上の喜びと認識しているアミ。
その事が、操られた人形と化しても、嬉しさを醸し出す要因となっていた。
しかし、主である研究者は、アミが出す嬉しさの雰囲気には気付いていない。
「さぁ、ラン、準備しろ」
「分かりました。アミ様」
命令を聞いたアミはランへ指示を出し、ボディソープを何度か掌に出すと、自分の身体の前面へ塗りたくっていく。
白いボディソープを付ける手が身体を這う度に、巨乳はヌルヌルと動いて手から逃れる。
丹念に下乳の付け根にまで塗り付けてから腹へ手を動かし、股間を軽く触ってから太股へ続いた。
ランも倣ってアミと同じ様に、自分の胸を揉むような動きでボディソープを塗りたくる。
アミほど巨乳ではないのでボディソープが広がる程度に抑えつつ、腹筋が薄く浮き出る腹を過ぎて股間を触り、太股へ手を這わせた。
「……では、ご主人様、失礼致します」
「あぁ」
「ランは後ろから同じ様にしろ」
「分かりました。アミ様」
大人の男に身体を張り付かせても、精々研究者の胸の少し上ぐらいまでしか密着できていないが、アミとランは気にしないで身体を動かし始める。
密着したままでアミとランが動けば、ボディソープがニチャニチャと音を立てた。
研究者の前と後ろで大きさの異なる胸が形を変えながら、柔らかい感触を伝えて肌を擦っていく。
ヌルヌルの感触は研究者だけではなく、アミとランにも快感を送り始めた。
男の硬い肌に擦られた乳首が刺激を受けて反応を見せ、胸の柔らかさの中に目立つ硬さを示す。
ニヤけた笑いを浮かべる研究者も当然ながら気が付き、前から身体を擦り付けていたアミの尻を掴んだ。
「アミ、もしかして気持ち良いのか?」
「ぁ、……はい、私はご主人様の身体に、厭らしいおっぱいを擦り付けて気持ち良くなりました」
「そうか。正直なお前にご褒美をやろうか」
そう言った研究者は掴んだ尻ごと身体を持ち上げると、反り立つ陰茎の上へアミの股間が来るように高さを調節し、そのまま降ろした。
「ぅ、マンコが広がって、ご主人様のオチンポを咥え込んでいます」
「うくっ……。いつ入れてもアミのマンコは気持ち良いな」
「有難う御座います、っ」
過去に何度も犯されたアミの膣内は、入ってくる陰茎に対して即座に愛液を分泌させ始める。
もはや条件反射の域でヒダが蠢き、膣壁を割ってくる亀頭へ絡みついた。
女として成長した膣壁は肉厚になり、複雑な動きで陰茎へ快感を送る。
進入してくる亀頭へ抵抗を示しながらも柔らかい弾力を亀頭へ返し、締め付けると同時にカリの凹みへヒダを入り込ませた。
後に続く竿の部分も膣口で圧迫しつつ、愛液を塗り返してヌルヌルとした摩擦を増やす。
研究者の下腹部がアミの股間へ密着すれば、膣内では亀頭が最奥を突き上げ、陰茎を丸ごと膣内で咥え込んだ。
既に大人の陰茎を飲み込む程に調教されたアミの膣内は、何の苦もなく平均よりも大きな異物を収め、滑る膣壁が隙間無く密着する。
呼吸で自然と動く腹の動きで、研究者が動かさなくとも陰茎を上下に擦った。
「くふっ……、ご主人様のオチンポでお腹一杯です」
「うっ、アミの中は、ふっ、いつ犯しても気持ち良いな」
「んっ、有難う御座います」
ランが自分の身体を使って研究者の背中を洗っている感触を含めた快感は、普通に一対一でアミを犯している時よりも興奮は大きい。
ボディソープでヌルヌルだったアミの股間は愛液を懇々と湧き出させ、泡を流していく勢いだった。
そして、研究者はアミの尻を掴んだままで、身体を上下に動かしていく。
「ふっ、ふっ、はっ!」
「……うっ……んっ」
「…………」
上下に動けば研究者の胸で潰れていたアミの巨乳が、ボディソープで滑って位置を変えた。
左右は研究者の腕があるので自然と上へ移動し、アミと研究者の鎖骨へ巨乳が乗ってしまう。
その状態でも動くので、硬く尖らせた乳首を研究者の顎へ向けながら、たぷたぷと大きく波打った。
快感を受けた膣内は、陰茎の動きに合わせて強弱を付けながらカリへの抵抗を増やす。
入って来る時は鈴口の先へヒダを集めて壁となり、亀頭が奥へ進むと抵抗を示しつつも愛液の滑りと共に広がってカリを包んだ。
竿でも膣壁の締め付けで圧迫を加え、少しでも多くの快感を送ろうとするアミの膣内。
外見上は人形らしく無表情だが、膣内だけは確実に陰茎を愛し、精液を求めていた。
「ふっ! はっ! んくっ!!」
「……ぅっ……ふっ」
激しさを増す動きで上下に揺さ振られるアミは、無表情の顔を研究者に向ける。
アミの腕は男らしい肩を通って首の後ろへ回され、身体を上げられるタイミングで力を入れて動きを助けた。
脚は肩幅に開いたままでフラフラと揺れているが、膣内を陰茎で抉られる刺激で脚の指を丸めている。
犯される刺激を快感としてしか受け取らないアミの身体は、徐々に全身で絶頂の予兆を示し始めた。
研究者の身体も何気に立ったままでアミを持ち上げて犯している所為で、脚が震え始めている。
後ろで察したランは身体を動かすのを止め、大きさの背中を支えた。
「ふっ! はっ! くっ! そ、そろそろ、出るぞ!」
「んっ、私の子宮に、ぅっ、精液を流し込んで、ください」
「うぅ、くぉっ!! 締め付けろ!」
「はい、ご主人様、……んっ!」
大きな快感で締め付けに痙攣が混じり始めたアミの膣壁から、同じく快感を受ける陰茎は精液を尿道へ流そうとする。
近付く絶頂で切羽詰った研究者は、いつも通りに精液を膣内へ流し込む宣言をした。
「くはっ!!」
そして、研究者はアミの尻を強く掴みながら自分の下腹部へ引き寄せ、股間から力を抜けば、精液は子宮口目掛けて吐き出される。
「んっ、ご主人様の精液が子宮に掛けられています」
完全に慣れ親しんだ体液を感じた膣内は、痙攣を繰り返す陰茎を優しくヒダで撫で回して射精を促す。
アミ自身も研究者の射精を感じて意図的に脚を内側へ閉じるように動かし、膣内を締め付けた。
「うっ! うぉっ……!」
「…………」
精液の勢いが収まっていくと研究者の腕の力も弱まり、持ち上げていたアミは降ろされる。
脚の長さが違う所為で陰茎は膣内から抜け、尿道に残った精液がアミの腹を汚した。
どれだけアミが絶頂に達せなかった快感を燻らせも研究者には関係なく、アミもまた主の快感を優先して何も言わない。
「ふぅ……」
「ご主人様。精液を子宮に入れて頂き、有難う御座います」
「んっ、はぁ……久しぶりに動いたから少し疲れたな」
少女と言えども、女として魅力的な肉付きになった身体を上下に動かすのは流石に疲れるらしい。
疲労を滲ませる研究者を見たアミは、即座に次の行動を人形として判断する。
「では、床で横になっていてください。後はランにさせますので」
「はい。任せてください」
「うむ、任せるぞ」
促された研究者は若干疲労を感じているので素直に応じ、暖かい風呂の床へ仰向けに寝た。
アミはその隣で座り、視線をランへ向ける。
「ラン。まずはご主人様のオチンポを舐めて綺麗にしろ」
「はい。アミ様」
命令を受けたランは研究者の脚側から跪き、腹へ倒れている陰茎へ口を近付けた。
アミの愛液と研究者の精液で、ぬらぬらと光を反射している事に嫌悪感すら見せないラン。
研究者が仰向けに寝ている所為で、重力に引かれた陰茎も倒れているので、ランは根元を掴んで垂直に立たせようとする。
しかし、力が抜けている陰茎は、立たせても僅かに横へ曲がってしまった。
それでもランは顔を動かして位置を変えてから、小さな唇を開いて亀頭を咥え込んだ。
「あむ……」
一度射精した陰茎は柔らかくなっていたものの、ランの口内に咥えられた生暖かさで硬さを少しずつ復活させる。
力が抜けた竿で僅かに余っていた皮が再び張りを取り戻し、血管を浮かび上がらせるのを見たアミは命令を追加した。
「最初は亀頭だけを咥えて、先の方を舌で舐め回せ」
「ふぁい……」
「おふぁっ!?」
「返事はしなくて良い。、行動で示せ」
「んむっ……」
ランが亀頭を咥えたままで返事をして受ける変な刺激は、研究者に変な声を上げさせて腰を震えさせる。
アミも研究者が快感を受けて反応を示している訳ではないと察し、即座に命令を与えてランへ動きを教えていく。
「頭を少し上げながらカリを唇の裏で擦って、先の方も重点的に舌で舐めろ」
「……んっ、じゅるる……」
「おぉ、良いぞ……!」
命令通りに口を中心として頭を軽く回すランの唇は窄められ、口内でも舌先が鈴口を上下に舐めた。
尿道に残っていた精液が口の中へ出ても、ランは味で眉を顰める事無く舐め取っていく。
「次は頭を上下に動かしてオチンポを扱け。頭を引く時はちゃんと吸い込むようにしろ」
「む……ずずず、……じゅる」
洗脳される際に脳へ無理矢理押し込められた知識は、何度も犯される事で技術として習得した。
性的な事に未熟だったアミは、既にランへ事細かく教えられる程の経験を積んでいる。
その経験に基づいた研究者の感じる点を突きながら、新人であるランへ命令を繰り返していく。
ランの頭が上下に動けば、竿と亀頭に残っていたアミの愛液と研究者の精液は綺麗に舐め取られた。
変わりに唾液で生々しく光を反射し、フェラをされた陰茎も最大まで硬くなる。
太い血管が不気味に脈打ちながら、ランの頭の動きに合わせて口内に消えては現れた。
仰向けで快感に呻く研究者を観察するアミ。
「……そろそろ、ランの厭らしいマンコへ、オチンポを入れる準備をしろ」
「んむ……ず、じゅる、ずずず……」
「うくっ……」
研究者の快感が高まった雰囲気を経験で判断したアミが、フェラを無表情で続けていたランへ再度命令を下す。
素直に従ったランが陰茎に付着した自分の唾液を吸い上げつつ頭を離し、陰茎を口内から開放した。
「ラン、ご主人様は精液をマンコの中で出すのが好きなのを覚えおけ」
「はい、アミ様」
「フェラチオをしている時に何も言われなかったら、自分からマンコへオチンポを入れろ」
「分かりました」
「ふっ、中々分かってるじゃないか」
「お褒め頂き、有難う御座います。ご主人様」
自分の成果を見る研究者の顔は満足そうに欲望でニヤけ、対照的にアミの顔は完全な無表情。
自然と蚊帳の外になり掛けていたランが陰茎を掴んで再び垂直にさせると、研究者の腰の上へ跨って秘裂を真上へ移動させた。
脚を開いた所為で処女の秘裂は開き、身体を弄られて快感に染まりつつあった膣口からは愛液が垂れる。
「さぁ、オチンポをマンコへ入れろ」
「はい。アミ様」
根元を掴んだ陰茎の角度を調整しながら、腰を降ろすラン。
蘇らせた興奮で張り、唾液で表面を艶やかに光らせる亀頭が僅かに開いた秘裂へ挟まった。
「んっ、くふぅ……」
「そのままゆっくりと腰を降ろせ」
「分かりました」
生暖かい大陰唇に挟まれた亀頭は、アミの指令どおりに腰を降ろすランの動きで、徐々に膣口へ減り込んでいく。
処女で元から強い締め付けであるのに加え、空手で鍛えられた下半身は挿入されつつある異物に対してアミよりも激しい拒否を示す。
幾ら胸を弄られて快感を目覚めさせていても、流石に平均よりも大きな亀頭を咥えるには苦労した。
しかし、アミはランの反応を一切考慮せず、腰を降ろす様に命令を改めて下す。
「多少入れ難くても腰を止めないで入れるんだ」
「んっ、はい」
「おっ、おぉ、締まる」
亀頭を締め付けるランの膣口からの快感は、一度射精をした陰茎にも大きな快感をもたらした。
命令を聞くランを見つつも研究者を観察していたアミは、おもむろに研究者の手を取って自分の巨乳へ持っていく。
「ご主人様。お手が開いているようなので私のおっぱいをお揉みください」
「おぉ、そうだな」
僅かに前へ屈んで研究者が掴みやすいように体制を変えた事で、アミの巨乳は下へ垂れて卑猥な形に変わった。
その下から持ち上げるように巨乳を掴んだ研究者は、指を動かして自分が育てた胸を楽しむ。
腰を落とすランも膣口が亀頭のカリを突破し、亀頭だけを膣内に収めた。
「ラン、今の状態はどうか言え」
「はい。マンコの中にオチンポの熱さと太さを感じます。後は痛みも若干ありますが動くのに問題ありません」
「では、そのまま腰を落とせ。処女膜が破れた感触があれば言うんだ」
「はい」
ジワジワと落ちるランの腰はゆっくりとした速度を維持しながら、鈴口で処女膜を押されても動きを止めない。
そして、ある意味少女の証だった処女膜は、他ならぬ操り人形にされたラン自身の力で破られる。
「っ、今、処女膜が破られました」
「ご主人様。ランの処女は如何ですか?」
「あぁ、良い締まりで、気持ち良いぞ……! うっ」
「ラン、ご主人様にお礼を言うんだ」
「私の処女を喜んでいただいて嬉しいです。ご主人様」
感情が全く乗っていない言葉で喜びを示すラン。
研究者は破瓜の衝撃で激しい痙攣を返してくる膣壁からの快感を受けるも、顔を上げて耐える。
握っているアミの巨乳もシッカリと揉みつつ、乳首を指で弄り回した。
陰茎は落ち続けるランの腰の動きに合わせて肉厚の大陰唇を割りながら膣内へ姿を消し、遂には根元まで飲み込まれる。
鈴口では子宮口を押し上げる感覚もあって、ランの身体がどれほど子供であるかを改めて認識させた。
調教されたアミですら最奥を押し上げる感触はあるも、ランの最奥は処女の膣内同様に硬い。
「うっ、はぁっ!!」
「ラン、ご主人様のオチンポを入れた感覚を言え?」
「逞しいです。マンコの中でビクビクと震えています」
「次は脚を内側へ閉じる様に力を入れて腰を引き上げろ」
「はい。アミ様」
命令を聞いたランは研究者の骨盤辺りを膝で挟みつつ、脚に力を入れて腰を引き上げた。
下半身に力が入った事で膣内の締め付けも更に強くなり、密着を高めた膣壁がカリへ引っ掛かる。
調教されていないランの膣内は少女らしくヒダが薄く、代わりに腹筋の感触がごく僅かにあった。
腹の裏側からゴリゴリと削る感覚は、陰茎に今まで感じた事の無い快感を送る。
「おぉ……!」
快感で声を上げた研究者は、思わずアミの巨乳を強く掴む。
上がっていたランの腰が亀頭の凹みまで陰茎を吐き出すと、すかさずアミが命令を追加した。
「そのぐらいの高さまで上げたら、今度は腰を下げるんだ」
「はい」
「もう一度オチンポを根元まで入れたら、動きを止めないで上下に動かせ」
「分かりました。アミ様」
犯される感覚を受けたランの膣内は愛液の量を増やして、少しでも摩擦を和らげようとする。
更に膣内の最奥を亀頭が遠慮なく突き上げる所為で、乱暴に解された子宮口は自然と硬さが消えていく。
それでもラン自身が腰を上下に動かしていけば、陰茎が出入りを繰り返す刺激を緩やかに受け流す事を覚える膣内。
挿入する時は力を緩めてなるべく亀頭の拡張を受け入れ、出る時は積極的に奥から締め付けを強くして膣壁で押し返していく。
アミの膣内の動きとは正反対の反応だが、研究者にとっては陰茎をヌルヌルの膣内で扱かれている事には変わらないので、溜まる快感は大きくなるだけだった。
「ラン、慣れたら上下の動きに合わせて腰を回せ」
「はい」
「おっ、おふぁっ!!」
快感に呻く研究者をよく観察するアミは、的確にランへ指示を出していく。
初めて陰茎を挿入された膣壁が返す激しい反応は締め付けしかなく、蠢く感覚は余り無い。
しかし、アミが腰を回すように指示を出したお陰で、陰茎が突く角度は頻繁に変わった。
上下運動だけでは最奥をほぼ垂直に突き上げるだけだったが、横へ腰を動かされれば反対側の膣壁へ亀頭が強く押し付けられる。
発育が乏しく薄いヒダであっても、亀頭に受ける刺激は圧倒的に増加した。
既に痛みを感じなくなったランが躊躇無く動く所為で、完全に陰茎で狭い膣内を掻き回す動きに変わる。
外から見てもランの鍛えられた腹が内側から押し上げられ、腰の動きに合わせて亀頭の位置を知らせる膨らみが左右へ動いた。
アミと比べれば大きくは無い胸もたぷたぷと上下に揺れ、犯される腹以外でも性行為の厭らしい動きを見せる。
激しさを増す腰使いで快感を急速に溜める研究者は、徐々に絶頂の予感で腰を振るわせた。
「ラン。ご主人様が精液を吐き出すから、根元まで入れて腰の動きを止めるんだ」
「分かりました」
「うぉっ!!」
経験で射精を察知したアミは、乳首を研究者に弄られながらランへ最後の動きを伝える。
「根元まで入れてから持てる力を全て出して、マンコでオチンポを締め付けろ」
「はい……。んっ!」
「おぁっ!!」
ランは無表情で腰を落とし、研究者の下腹部へ股間を密着させると、腹筋を一気に締め上げた。
最奥では鈴口が子宮口に減り込み、ヒダが薄い膣内では殆ど隙間無く膣壁が陰茎へ張り付く。
「くはっ! 締まる!!」
幾ら少女と言えども、空手の実力者。
アミの命令通りに持てる力を持って膣内を締めれば、まさに手で握られたとも思える感触が陰茎へもたらされる。
射精の欲求に我慢する気の無い研究者は、ランの締め付けに抵抗しないでアッサリと精液を解き放つ。
アミの巨乳を掴んでいた手にも無意識に力が入り、赤い手形が残ってしまうが、アミは痛そうな顔を浮かべない。
痛みはシッカリと受けているものの、人形として研究者の快感を優先している結果だった。
「うくぁっ! 出る!」
「っ……。マンコの中でオチンポがビクビクと震えています」
「それは精液を出している動きだ。それを感じたら腹筋を引き上げるようなイメージで動かせ」
「はい、アミ様」
「おふぁっ!?」
ランが横隔膜を引き上げて腹筋を動かした所為で、射精で痙攣する陰茎は最奥に向かって擦られ、その大きな快感は研究者に唾液を漏れさせる程の快感を送る。
精液を吐き出す度にカリが最大まで張りを増すと同時に、押し付けられたヒダが子宮口に向かって引き上げられた。
膣内全体の動きが鍛えられた腹筋の動きにつられ、精液の全てが子宮口へ向かう。
「おっ、おぅ……!」
「……マンコの奥で精液が溜まる感触があります」
「ご主人様の大事な精液だ。子宮の中へ精子が入るように大事にしろ」
「分かりました」
子宮口付近で増えていく体液に、ランは無表情で自分の下腹部を優しく撫でた。
膣内では変わらずに陰茎を締め付け続け、尿道に残っていた精液すら搾り取ろうと動く。
密着した鈴口から直接性液を受け取る子宮口は、ランが意識しない所で亀頭に吸い付いている。
そして、二度目の射精が落ち着き始める頃には、腹筋が浮き出ているランの腹に、精液が溜まってポッコリと膨らむ箇所が出来た。
「ラン、最後に腰を回してから身体を上げて、オチンポを抜け」
「分かりました。アミ様」
「うっ……ふぉっ……」
激しい快感を伴う射精が終わり、陰茎から力が抜けた所で、ランが腰を回して最後の快感を研究者へ送る。
硬さを失っている陰茎は膣内の締め付けで形を変えられてしまい、余韻としては激しい刺激を受けた。
そのまま腰を引き上げるランは、意識的に膣口へ力を入れて尿道を竿ごと扱く。
アミの命令通りの動きは、僅かに尿道に残っていた精液すら膣内へ搾り出してしまった。
「お……おふぅ……」
ランの膣口から完全に姿を現した陰茎は、完全に力が抜けて研究者自身の腹へペタンと張り付いた。
性欲を満足させた事は陰茎の柔らかさと、絶頂の余韻で惚ける研究者の顔で分かる。
「ご主人様、如何でしたか? ランの処女マンコは」
「あぁ、良かったよ」
「そうですか。ラン、この調子でご主人様に身体を捧げるんだぞ」
「はい。ご主人様、ランのエッチなマンコを使って頂き、有難う御座います」
「あぁ……」
既に性欲を全て解消した研究者は、投げやりに返事を返した。
研究者が動いたのはアミを犯す時と、ランが騎乗位で動いている最中にアミの巨乳を揉んでいた程度。
それでも、二度の射精で体力は既に無くなっており、動くのも億劫だった。
「アミ、ラン、俺が動く気は無いから、俺の身体を洗ってくれよ」
「分かりました。ご主人様」
「はい。ご主人様」
研究者の命令を聞いたアミとランは、流しっぱなしだったシャワーを手にとって陰茎を流していく。
柔らかくなった陰茎が二人の少女の小さな手で弄ばれ、付着した愛液と精液を取る為に竿を扱かれても、陰茎は硬くならない。
暫くシャワーを流して綺麗にすると、その段階でやっと研究者は身体を起こした。
「さて、俺はもう良いからお前達もシャワーを浴びて、身体を綺麗にしておけ」
「はい」
「分かりました。ご主人様」
研究者が立ち上がったのと見たアミとランは、同じ様に立ち上がって返事を返す。
感情を一切見せない無表情を向けながらも、身体は犯された興奮で僅かに赤く染まっている。
しかも、二人の股間からは精液の滝が流れ出しており、視覚的に美少女を犯した実感を研究者に与えた。
余りにも厭らしい光景に、思わず並んでいる胸へ手を伸ばす研究者。
犯された刺激で立っていた二人の乳首を摘み、クリクリと捏ね回してしまった。
「お前達の身体は俺の物だから、ちゃんと綺麗に保っておけよ?」
「勿論です。ご主人様」
「私達はご主人様の人形です。ご主人様が不快にならないようにするのは当然です」
「くくく、お前達は良い人形だぞ?」
「有難う御座います」
「有難う御座います。ご主人様」
立った乳首を抓られれば、アミとランの身体には確かな快感が送られている筈だが、そんな様子は一切見せない。
研究者の手が横へ回されると胸も捻られるが、無表情は変わらなかった。
「俺は先に出てるから、お前達は身体を洗い終えたら俺の部屋に来るように」
「はい」
「分かりました」
そして、研究者は風呂場を出て行った。
残されたアミとランは互いに身体を流し合い、脚を開いて股間から漏れ出してくる精液を洗っていく。
「子宮辺りに入っている精液は残しておけ」
「はい。アミ様」
「出てきそうな精液だけを綺麗にするんだ」
「はい。アミ様」
蟹股で股間を開き、膣口へ指を入れて精液を掻き出すアミとラン。
膣口と膣内の浅い所を指で掻き回せば、くすぶっていた快感は目覚めてしまい、蟹股に開いた脚がガクガクを震え始める。
それでも指が動き続ければ、アミとランは同時に絶頂へ達してしまった。
「っ!! んっ!! んっ!!」
「ふっ! うっ! んんっ!!」
快感で腰を厭らしく前後にカクカクと動かしても、指だけは止まらずに精液を掻き出し続ける。
絶頂の最中に新しい刺激を受け、快感として受け取った二人の身体は秘裂から潮を噴いて更なる絶頂へ上った。
秘裂から見えていた淫核は痛々しい程に赤く充血し、大陰唇の白さと比べれば卑猥極まりない。
暫くしないでも絶頂は収まり、溢れ出した愛液は膣内の精液も漏れ出さない程度に押し出していた。
「……もう良いだろう。そろそろ、出るぞ」
「は、い。アミ様」
絶頂で言葉を詰まらせながら、二人は風呂場を出て行く。
脱衣所で身体を拭くと元々着ていた服に着替え、研究者の下へ急ぐ。
長い廊下を早歩きで進み、最初にランを案内した部屋へ到着した。
「ご主人様。お待たせしました」
「あぁ、入れ」
「失礼致します」
シャワーを浴びてサッパリしたアミとランは、湿気を含んで重みを増した髪が色気を出している。
ランに至っては処女を失った分、心成しか大人の女としての雰囲気が漂っているようだ。
無表情で立つ二人を満足そうに見る研究者。
「うむ、それじゃ、お前達がこの家から出る時は元の性格に戻して、誰にも異変を悟られないようにするんだぞ」
「問題ありません」
「分かりました。ご主人様」
アミに対しては既に命令を下しており、指示として問題ないと答えた。
一方のランは洗脳されてから始めて受ける命令なので、普通に承諾する。
「明日も同じ時間に来るんだ。何か用事があればどっちかに伝えておくんだぞ。どっちか一人でも来れば良いからな」
「はい」
「分かりました」
「では、今日はもう帰れ。お前達の親に異変を感づかれても面倒だしな」
「はい。では、失礼致します」
「失礼致します。ご主人様」
「あぁ、俺の物を傷付けない様に気を付けて帰れよ」
「ご心配、有難う御座います」
「有難う御座います。ご主人様」
「ふん……」
そして、椅子に座っていた研究者は再びモニターへ視線を移すと、アミとランは部屋を出て行った。
玄関から出た帰り道に差し掛かる門の手前に着くと、アミは命令通りに表情へスッと意思を宿し、精神操作を受ける前のアミを演じ始める。
「……それじゃ、早く家に帰るわよ」
「はい、アミ様」
しかし、即座に変化できるのは洗脳されてから時間が経ったアミだけで、ランは未だに人形状態を脱していない。
そんなランの様子を見たアミは、普段学校で会話をする雰囲気で駄目出しした。
「ラン。そんなんじゃ、ご主人様の人形になった事を知られてしまうわ。書き換えられる前の性格を思い出しなさい」
「分かりました」
アミに命令を受けたランは顔を虚空へ向け、なにやら記憶を引き起こしていく。
黒かったチョーカーの点滅が早くなったり、遅くなったりを繰り返していくと、ランの顔にも少しずつ表情が蘇ってきた。
時間的には一分も経たず、ランは空へ上げていた顔を降ろしてから目を閉じ、意識を切り替えるようにアミへ視線を戻す。
「……ん」
「ラン、出来た?」
「うん。問題ないよ」
「そう。じゃ、帰ろ」
「うん」
洗脳される前の性格は既に消されているランは、チョーカーに記録されていた情報を元に、<花咲 ラン>を演じて笑みを浮かべる。
勝気な性格を完全に再現した様子は、誰にも洗脳された操り人形として犯されたとは悟らせないだろう。
性格の再現はアミでも行われているものの、やはりアミの方が演じる時間が長い分は自然体だった。
「アミ様は明日、ご主人様の所に行けるの?」
「あっ、駄目よ。外ではご主人様って言ったら変に思われるし、私の事もシッカリといつもの様に言いなさい」
「あっ、御免なさい」
「ちゃんと覚えておきなさい」
「分かったよ。アミ」
「そんな感じよ。忘れないでね」
「分かった。気を付けるよ」
他人が見れば普通に仲の良い友人同士が会話をしているように見えるが、会話の内容は完全に異質。
よくよく見れば、浮かべている笑顔すら何処か張り付いた印象を受ける。
ランは元の性格を再現するのは初めてで、最初こそ人形状態での言葉を使ってしまうも即座に修正を加え、アミから見たランを演じた。
既に操り人形になっているランにとって、性格の細かい修正は至極簡単な事。
「それで明日行ける?」
「えぇ、問題ないわよ」
「じゃ、明日も一緒に行こうね」
「えぇ、そうね」
「やった! 嬉しい!」
既にランを演じるコツを掴み、家族ですら異変を感じ取れない程のレベルで演じる操り人形となったラン。
それでも、二人が交わす言葉は、何処かランがアミを上の存在として扱っている。
張り付いた笑顔に気付き、ランとアミの言葉の裏を知れば、意思が蹂躙されたとの予測は付くかもしれないが、ここにはアニメの様なヒーローは存在しない。
哀れに肉体を精液で犯される状況を助ける者など居ないのだ。
研究者の性欲に落ちたアミとランは仲が良さ気に手を繋ぎあい、膣内で僅かに残った精液を感じつつ、精液とは無縁の少女らしい普段の生活へ戻っていった。
「あぁ、早く明日にならないかなぁ」
「遠足を思い出すわね」
もう終わり
テイルズ・オブ・レジェンディア クロエ・ヴァレンス
「はぁはぁ――」
「はぁはぁ――」
俺達は橋が多く架かる霧の山脈を走り抜ける。
後ろをチラリと見れば先程戦った白髪の少年と、大きなハンマーを持ったおっさんが俺達とは反対の方向へ走り去っていく姿が見えた。
道中で絡まれた山賊を何とか撒き、急いで目指すは囚われの少女が居る筈の山賊のアジト。
「はぁ、ふぅ、ここまで来れば、大丈夫だろう」
「はぁ、はぁ、でも、本当に良かったんですか? あいつらも俺達と同じ目的みたいな事言ってましたよ?」
山脈を走りきり、また平原へ出た頃に歩幅を緩めた俺は、同じく歩幅を緩めた目の前の少女<クロエ・ヴァレンス>に声を掛けた。
黒く艶やかなショーツヘヤーをふわりと舞わせながら俺へ振り返れば、僅かに掻いた汗で頬に色っぽく数束張り付けている。
服装は全身タイツの様な服を着ており、丈の短い上着は着ているものの、その魅力的なプロポーションを曝け出していた。
走った所為で荒くなった呼吸は肩を大きく上下に動かし、下着を付けていない巨乳はたぷんと揺れる。
辛うじて肩からマントを着けているが、後ろから見れば小さな尻がぷりぷりと動く様子が目に入ってきた。
「あぁ。だが、こういうのは騎士の仕事だ」
「まぁ、そうですよね」
曲がりなりにも、俺も騎士を目指していた男だ。
浚われた少女を救い出す仕事に、喜んでいないとは言えない。
普通の平凡極まりない家に生まれ、半ば食い扶持を減らす為に聖ガドリア王国の軍へと入った。
そこでは厳しい訓練を繰り返していたが、あるとき事件が起こる。
クロエの親で、武名の名高いヴァレンス家夫妻の死だ。
元より政敵が居ない訳ではなかったヴァレンス家だったので、暗殺なのか、本当に夜盗の仕業なのか不明だが非業の死を遂げた。
母の暗殺の場に居合わせたクロエは見逃され、後に何とか家を存続させようとしたらしいが、結局力及ばずヴァレンス家は取り潰しにされる。
済し崩し的に家を無くしたクロエは放浪の身となるも、家の復興を目指し、蛇の刺青を持つ敵を探しながらも騎士として旅を続けていた。
その時、俺は普通の一般兵士で任務についていたものの、とある目的を持って軍を抜けてクロエに付いている。
目的と言うのはクロエが家の復興を遂げた時の地位、では無く、単純にクロエ自身の身体だ。
ヴァレンス家と言う名家の生まれであるクロエは、俺が訓練兵時代から度々見掛けていた。
今から五年ほど前、ヴァレンス家夫妻が暗殺される前に、父に付いて訓練場へ来た事がある。
十二歳だったクロエは儚い印象を醸し出す美少女であり、何よりも目を引かれたのが胸。
俺には縁の無い高そうなドレスを下から持ち上げる胸は、既に巨乳になる片鱗を見せていたのだ。
それを見た瞬間、俺は誓った。
必ずあの胸を揉むと……!
それから暗殺がおき、ヴァレンス家が取り潰しとの情報を聞いて、この機会を逃すと一生後悔すると思った俺は放浪する直前にクロエと接触。
疑心暗鬼になっていたクロエも最初こそは俺を警戒していたものの、ヴァレンス家に世話になったとか、ありもしない嘘を教えると態度も軟化させた。
そして、俺の選択は正しいとすぐに証明される。
ドレスを脱ぎ、長かった髪をバッサリ切ってボブカットになったクロエは、この時既に全身タイツを着ていた。
剣を振るう度にタイツの下に隠された胸が一瞬遅れて、たぷんたぷんと柔らかそうに揺れる。
しかも、長時間戦えば、タイツが擦れる刺激で硬くなる乳首すら浮かび上がった。
股間でも脚を激しく動かす度に食い込みを激しくさせ、尻の形は勿論の事、股間では割れ目さえ確認できる。
そんな様子を間近で見続ける俺は、選択の正しさを常に実感するのだ。
「誘拐をする等非道の行い。私達が早く行って恐怖に震える少女を救うんだ」
「了解しました」
「では、行くぞ!」
「はい」
走って荒くなっていた呼吸を落ち着かせたクロエは、改めて山賊のアジト目指して歩き始める。
俺は大人しく後ろを歩き、目の前で揺れる尻を視姦しつつ付いていった。
正直、旅に同行している途中は興奮のしっぱなしで、性欲を発散させられるのはクロエが寝静まった後。
幾らでも視姦できるクロエの尻があっても、好きな時に性欲を発散させられない事だけが不満だった。
しかし、それもすぐに解決しそうだ。
五年前、放浪する直前のクロエを見て慌てて掴んだ剣とアイテム。
取り締まった犯罪者から没収した品物であったアイテムは、よくよく調べればかなり凶悪な物らしい。
何でも『相手の周りに漂う瘴気に干渉して意識を混濁させる』と、調べた本には書いてあった。
道具に関しては門外漢なので、どれぐらいの効果はあるのか分からないものの、余り長時間使うのは避けた方が良さそうな代物だ。
咄嗟に持ってきた品だが、クロエを手に入れるという目的にはこれ以上都合の良い物は無いだろう。
とは言え、何気に使う機会を逃しているのも事実。
そろそろ、効果の程をクロエで試したいと思っている。
「……見えた。あれが山賊のアジトか」
「思ったより立派ですね」
視線の先にはデカデカと姿を見せる大きな砦。
生半可な攻撃では落ちそうも無く、山の岩肌を使用している分は攻略も難しそうだ。
「……何処にも忍び込めそうな所は無いですね」
「忍び込むなど不要だ! 正面から行った方が早く助けられるだろう!」
「あっ! ちょっと!」
そう言って走り出したクロエは、俺が止める間もなくアジトの入り口へ入っていった。
歓迎するかのように門は簡単に開き、慎重を重ねる俺を無視したクロエは気にしないで進む。
「ここに囚われているのか……?」
「よう来たのう」
「誰だ!?」
薄暗い砦の中へ入った直後、奥から訛りのキツイ声が出迎える。
即座に戦闘態勢を取ったクロエに続き、俺も少し後ろで剣を構えた。
暗がりから姿を現したのは裸の上半身に宝石を付けた眼帯の男。
如何にも悪そうな顔をしており、クロエの正義感を刺激するには申し分ない雰囲気だった。
「お前が山賊の頭か!」
「おぉ! そうじゃ」
「覚悟!!」
「クロエさん! 一人で突っ走ったら危ないですよ!」
と、俺が注意しても時既に遅く、山賊の頭に飛び掛ったクロエは突然開いた地面に間抜けな声を出す。
「あっ――」
「足元ぐらいちゃんと見んかい」
「きゃあぁーーー!!」
「クロエさん!?」
そして、落とし穴へ落ちていくクロエ。
俺だけでは山賊の頭の相手は出来る筈も無いと思い、クロエの後に続いて落とし穴へ飛び込んだ。
「とぅ!」
「……なんじゃ、騒がしいわりにすぐ消えよったわ」
暫く宙を落ちる感覚を受けた後、俺は突然目に入った地面へ何とか着地した。
やっと穴の底へ到達したと判断し、クロエを探して周りを見回す。
「クロエさん! 無事ですか?」
「……うっ」
声を出して暗い中へ声を掛ければ、少し離れた所から小さく呻き声が聞こえた。
慌てて声の方向へ行くと、そこには倒れているクロエの姿が見える。
「クロエさん!」
「うぅ……」
クロエに駆け寄って肩を揺さ振っても、苦しそうに呻くだけで目を覚ます気配は無い。
しかし、血は出ておらず、見た所目立つ外傷も無い事から、一先ず無事だと分かった。
怪我が無い事を確認すると、安堵感よりもタイツを持ち上げている巨乳へ視線が動く。
気を失っているクロエは無防備極まりなく、呼吸をする胴体の動きでさえ、プルプルと胸が揺れる。
意識を失ってるので触っても問題は無いのだが、ここは一つ手に入れたアイテムを使ってみようと思う。
「……これ本当に使えるのか?」
鞄から取り出したのは身体に悪そうな箱。
如何にも『悪い事に使います』と言う雰囲気をこれでもかと出した物なので、クロエの目の前には出せなかった。
今はクロエが気を失っているし、気兼ね無く試せると言う訳だ。
「よし、では起動!」
巻き添えにならないように少し離れた俺は、意識を失っているクロエへ向けて使って箱を起動させる。
箱から放たれた黒い膜が一瞬で広がり、地面で仰向けになっているクロエの身体を包んだ。
そして、黒い膜が消え、クロエは身体を大きく跳ねさせる。
明らかに尋常じゃない現象に大丈夫かと思っていると、手元の箱から嫌な音が聞こえてきた。
「あっ、箱が……!」
慌てて箱を確認してみれば、いつの間にか入っていた小さな罅が音を立てて大きくなり、クロエへ膜を展開した状態のまま崩れていく。
結局、箱は塵も残さず消え去ってしまった。
思わぬ現象に半ば唖然としながらも頭を過ぎるのは、一瞬と言えども膜に包まれたクロエ。
心配になって視線を送ると、仰向けの体勢は変わらないが目だけはうっすらと開いているのが見える。
「ク、クロエさん……?」
「…………」
声を掛けても、普段どおりの男勝りな答えは返ってこない。
「大丈夫、ですか……?」
「……うん、大丈夫」
改めて無事を確認してみれば、返ってくるのは感情を失っているような声。
箱は壊れてしまったが、どうやら効果はシッカリと発揮されているらしい。
人形になったと思えば納得できる反応を見た俺は、不安だった気持ちが消え、代わりにクロエを味わえると気分が高揚してくる。
「クロエ……、立て」
「……分かった」
うっすらと目が開いたままで仰向けに寝ていたクロエは、俺の命令を聞いてゆっくり身体を起こす。
遅くても動きはスムーズで、スッと直立の姿勢になった。
俺の方を向いているクロエだが、視線だけが何処か遠くへ向かっている。
意識がある時と変わらないのは、呼吸の動きで揺れる巨乳だけ。
欲求に負けた俺は無防備な状態で晒されている胸へ、恐る恐る手を伸ばす。
「おぉ……! 柔らかい」
「…………」
最初こそ箱の効果をいまいち信用できなかったが、胸を揉んでも抵抗を示さないクロエの姿に、俺の遠慮は一瞬で消えた。
過去に何度も視姦を繰り返した胸へ指を食い込ませ、柔らかくも暖かな感触に感動する俺へ視線を向けるクロエの顔は何も感情を映していない。
指を動かして揉み解しても反応は欠片も無く、ただ無表情で立つ。
余りの無反応で箱の効果に若干恐怖を感じた俺は、気持ちを誤魔化すように両手を使ってクロエの巨乳を揉んでいく。
タイツに包まれた胸は、殆ど直接触っていると思える程に柔らかさを伝えてくる。
目一杯に広げた指の間から食み出る胸の肉は卑猥に盛り上がり、指一本一本を左右から挟んで暖かいクロエの体温を送ってきた。
欲求のままに手を動かしていけば、揉まれる刺激を受けたクロエの乳首が徐々に掌の中で硬くなる。
顔には感情を一切浮かべていなくとも、身体だけはシッカリと厭らしい反応を出してきた。
「くくく、乳首が立ってきたぞ。そんなに気持ち良いのか?」
「……あぁ、胸を揉まれて気持ち良い」
「それじゃ、これはどうだ?」
普段偽っている丁寧な口調が崩れてしまっても、無表情で身体に快感を受けていると告白するクロエ。
普段なら絶対に言わないであろうと思う言葉に、俺は興奮で思わず弄っている乳首へ更に刺激を送る。
少し硬くなっていた乳首は、タイツを押し上げて形を浮かび上がらせて摘み易くなっていた。
両手の人差し指と親指で左右の乳首を摘み、クリクリと捻ると柔らかな胸ごと形を歪める。
「……少し痛い」
「おっと。それじゃ、優しくしてやろうか」
「…………」
苦情を言ってきたクロエに、今度は指の腹を使って乳首の先端を撫でていく。
指紋でタイツを引っ掛けて肌を擦る刺激を送り、爪を立てて軽く掻いた。
強くはないが弱くも無い微妙な刺激を受けた乳首は、生理的な反射と温い快感で今まで以上に乳首を目立たせた。
しかし、そろそろ胸を直接見たいと思う俺はナイフを取り出してタイツを摘み、布に小さな切れ目を入れてから手を離す。
「よっと……」
「…………」
すると、切れ目からは、真下に隠されていた乳首が顔を出した。
変化はそれだけではなく、小さかった切れ目はタイツの柔軟性に引っ張られ、胸の形に沿って切れ目を広げていく。
ピリピリと布が裂ける音が聞こえる度に乳首の露出が大きくなり、巨乳へ布が食い込んで厭らしい形に変わりながらも乳輪すら出てきた。
そして、皮から押し出された果実の様に巨乳が現れる。
広がっていたタイツの切れ目は、巨乳を半分ほど剥き出しにした状態で止まった。
「ふぉ……!」
「…………」
乳首の真上で縦に入れた切れ目は、俺の目論見通りに乳首を食み出させ、黒いタイツを食い込ませながら露出する白い巨乳という卑猥な格好になる。
摘んで刺激を送っていた乳首は硬く尖って心成しか赤みがあるも、それでもピンク色を維持していた。
今度はタイツの上からではなく、直接揉む為にタイツの切れ目へ無理矢理手を入れる俺。
「おぉ……! やっぱり生で触ると違うな」
「…………」
タイツの切れ目を更に広げながら中へ進入させた手には、クロエの胸の温かさが直接感じられた。
乳首を立たせる程度には興奮を蓄えている所為で、タイツの上から触った時よりも体温が上がっている気がする。
胸の外側へ手を差し込んで左右から内側へ軽く押してみれば、手を柔らかく包み込みそうな反発を返しながら、胸の谷間を深くさせた。
アジトへ来る前に走ったので、若干汗ばむ胸は俺の掌に肌を張り付かせる。
重さを確かめるように下乳を持ち上げて軽く揺らして見ると、大きく波打って視覚的にも柔らかさを伝えてきた。
鼻息を荒くしながら揉み解せば、タイツの切れ目が大きく広がって完全に胸だけをタイツから食み出させてしまう。
「んくっ……」
「…………」
無表情のクロエが黒いタイツから巨乳だけを露出している光景は、俺が思ってる以上に興奮を刺激してきた。
もはや胸を揉むだけでは物足りなくなり、俺はタイツから手を抜いてクロエの股間へ視線を落とす。
大陰唇の膨らみを惜しげもなく浮かび上がらせ、秘裂に食い込んだタイツは直されていない。
タイツが身体にピッタリと張り付いている事を考えれば、陰毛がある筈の下腹部で余計な膨らみが無いのは生えていないと言う事なのか。
なんにしても確認すれば良いので、俺はクロエの股間へ屈むと、乳首を剥き出しにした時と同じ様にタイツだけを引っ張って布を切り裂いていく。
「……よっと、これで良いな」
引っ張っていた布をパッと離し、開放されたタイツはペチンと音を立てて元通りに股間へ張り付いた。
しかし、切れ目がある所為で、大陰唇だけが隠されずに剥き出しとなる。
小さかった切れ目は大陰唇を剥き出しにする際に広がり、大陰唇どころか下腹部を僅かに見せる程度までになった。
予想通りに陰毛は一切無く、産毛が微かに確認できるだけ。
秘裂もピッタリと閉じて処女であると思わせると同時に、幼い雰囲気まで受けさせた。
胸を触る時よりも緊張しながら手を近付けた俺は、人差し指で秘裂の一番上を突く。
「おっ! ……おぉ。思った以上に、柔らかい」
「…………」
秘裂に減り込む指先は、左右から大陰唇に挟まれる。
指を左右へ小刻みに動かして乳首と同様に刺激を送れば、大陰唇とは違う感触を感じた。
今指を付いているのは、確か淫核がある辺り。
「……やっぱり、興奮、しているのか」
「…………」
相変わらず無表情を真正面へ向けたままで直立姿勢のクロエに構わず、俺は過去に本で得た知識を思い出して秘裂の中を弄る。
生暖かい秘裂の中で皮が集まって、淫核を守る包皮の感触。
意思を封じられている所為で快感を拒まないクロエの身体は、性感帯を刺激された快感を即座に全身へ流していく。
指の向こうに感じていた柔らかな淫核が徐々に硬くなり、滑りも増えてきた。
「はぁ、はぁ――」
「…………っ」
クロエの性器を弄り回し、女の身体が興奮した時の反応を、俺の手で引き出した事で興奮も急速に高まる。
我慢出来ない程の興奮は陰茎を硬くさせ、ズボンを中から押し上げて痛みさえも発した。
「くっ……」
慌てるようにズボンを脱いだ俺は、陰茎を丸出しにして人形状態のクロエに新しい命令を出す。
「クロエ、そ、そこの岩に手を付いて尻を後ろへ突き出すんだ!」
「……分かった」
無感情で返事をしたクロエは言われた通り、近くにあった岩へ手を付いて腰を後ろへ突き出し、後背位の体勢になった。
斜め後ろに居た俺からはクロエが歩く度に揺れ、腰を曲げた拍子に下へ垂れた巨乳が見える。
尻を後ろへ突き出せば、大陰唇は元の位置へ戻ろうとするタイツに左右から押されて肉厚に変わった。
愛液が滲み、洞窟の薄暗い中でも光を鈍く反射する。
「よ、よし! そのまま動くなよ」
「……あぁ」
体勢を維持しやすいように脚を肩幅に開いたクロエ。
股間の大陰唇は綺麗な秘裂を保っているものの、良く見れば淫核がある辺りが心成しか丸く割れ目が広がっていた。
硬くなった淫核が秘裂の中でも存在を主張して、大陰唇に押されても割れ目を広げているのか。
しかし、俺の興味は既にまだ見ぬ膣口へ向けられていた。
「んくっ……」
生唾を飲み込んだ俺は、指で大陰唇を開く。
「……んっ」
「おぉ……! これがクロエの……!」
ピッタリと閉じられていた秘裂を開かれ、性器に空気の流れを感じたクロエは小さく声を漏らす。
俺の視線は愛液で滑る秘裂の中、小さな膣口が開閉を繰り返す光景に釘付けにされた。
広げた所為で篭っていた愛液の匂いが開放され、俺の興奮を直接鼻から刺激してくる。
「も、もう、入れても良いよな……!」
「…………あぁ」
「良し!」
騎士としての精神を持つクロエは、結婚するまえどころか恋人にすらなっていない男に身体を許す筈も無い。
それが今では意思を封じられた操り人形として、俺の言いなりになっている。
長年待ち望んだ状況と、本当なら絶対に許可等しない好意を受け入れさせた事で、俺の興奮は一気に高まった。
そして、俺はクロエのタイツに包まれた尻へ片手を乗せると、腰の位置を調整して陰茎の角度を横へ倒す。
いつの間にかカウパー液が漏れ出ていた鈴口をクロエの膣口へ近付け、接触させた。
「おっ! おぅっ!」
「…………」
大陰唇の生暖かさを亀頭に受けてしまえば、腰は自然と前へ進む。
秘裂へ亀頭が食い込む程に愛液を塗り返されて滑りが増え、鈴口は簡単に膣口へ減り込んだ。
「うくぅ……」
「…………」
処女の締め付けは思った以上に強い。
しかし、硬く張った亀頭の形を変える程の刺激であっても、今の俺には快感としか受けない。
本能的に処女の膣口が亀頭を締め出そうとする動きに抵抗しながら、腰をジワジワと前へ押していく。
「くっ、締まる……!」
「…………」
膣口を広げられ、少なからず痛みと違和感がある筈だが、クロエは何も言わずに尻を突き出す後背位を維持したままで微動だにしない。
亀頭が秘裂に減り込み、膣口がカリの太さまで拡張されても俺は更に押し込む。
処女の締め付けを維持する膣口は、カリを通過させた途端にカリの凹みに入って亀頭を丸ごと膣内で包んだ。
生暖かい膣内は淫核を弄ったお陰で波打ちながら蠢き、侵入して来た亀頭の肌を這い回る。
快感を受けた所為で処女であっても完全に拒否を示す訳でもなく、かと言って受け入れる動きでもない。
クロエの反応に関わらず、愛液に満たされた膣内で亀頭を包み込まれれば、大きな快感が陰茎に走った。
「おっ、おぉぅ……!」
陰茎を水平に保つ為に根元を押さえていた手を移動させ、両手でタイツに包まれた尻を掴んで引き寄せる。
ヌルヌルと這い回る膣壁からの快感で思考を解けさせた俺は、自分の身体の欲求に従って勢い良く腰を突き入れた。
「くはっ!」
「……んっ」
ペチンと尻を下腹部で打つ音が静かな洞窟内で反響し、胎内から身体の奥を押されたクロエは反射的に声を漏らす。
根元まで一気に差し入れた陰茎には一瞬だけ抵抗を感じたが、特に動きを遮られる事も無く亀頭で最奥を突き上げた。
犯す前は動きを止めて、じっくりとクロエの膣内を味わいたいと思っていたものの、陰茎に這い回る滑るヒダの動きで冷静な思考が吹き飛ばされてしまう。
「くはっ、あぁ!」
「……ぅっ」
クロエの尻を潰す程に押し込んでいた腰を勢い良く引き、再び一気に突き入れる。
下腹部で尻がたわむ感触を受けても動きを止めず、むしろ尻の反発力を使って本格的に犯していく。
少ない愛液は陰茎を突き入れられた刺激で量を増やし、グチュリと秘裂の中で篭った音を立てた。
犯されるクロエの膣内も大きく反応を示し始め、快感を受けようと積極的に絡み付いてくる。
自我が封じられている所為で快感に対する羞恥や恐怖も無く、子を孕む為の性行為を効率良く受け入れているかのようだった。
勢い良く腰を突き入れればクロエの身体を前へ押してしまうも、人形として命令通りに体勢を維持しようとするクロエの身体に力が入る。
下半身の強張りは陰茎が出入りを繰り返す膣内へも伝達され、自然と陰茎を締め付ける力を強めた。
処女で強い締め付けを返す膣内を亀頭で広げれば、愛液に塗れるヒダが亀頭を這う。
腰を引いて陰茎を抜いていけば、カリが熱く充血した膣壁を引っ掻いて快感を受けた。
抜いても挿入しても違う動きで膣壁は陰茎を攻め立て、精液は勢い良く溜まっていく。
「ふっ、はぁっ、締まる!」
「……んっ、……ぅっ」
激しくなる腰の動きに翻弄されるクロエも、秘裂から愛液を駄々漏れにさせた。
クロエが肩に付けていたマントも俺の激しい突き入れで身体の横へ退けられてしまい、快感で白く染まっていく俺の視界の端では、黒いタイツの下で前後にたぷんたぷんと揺れる巨乳が見える。
どれだけその光景を見たいと思っても、陰茎からの沸き上がる快感で顔を洞窟の天井へ上げてしまい、俺は開き直ってクロエを犯し続けた。
陰茎を動かす程にタイツへ愛液が染み込み、体液を掻き回す音にも粘りが増えてくる。
快感で激しく蠢くヒダからの快感は俺を絶頂へ上らせ、精液を睾丸から吐き出そうと身体が動く。
「うくっ!? くはっ、はぅっ!」
「…………」
長く犯そうと股間へ力を入れて絶頂に抵抗しても、陰茎に張り付く膣壁がそれを許さない。
愛液の滑りでヒダが細かく陰茎の表面を這い、僅かな動きでも大きな快感を送ってくる。
俺の意思に関係なく痙攣を始めた陰茎に我慢の限界を感じた俺は、万感の思いを込めて最後の一突きを放つ。
「クロエ! 俺の子を、孕め!!」
「……あぁ、分かった」
「うくっ!?」
切羽詰って言ってしまった俺の言葉を命令として受け取ったクロエは、操られても自分の意思で膣内を締め付けた。
逆に止めを刺される形になった俺は急いで弾力のある尻へ下腹部をぶつけ、股間で塞き止めていた精液を開放する。
「うはっ! 出る……!」
そして、開放される精液は、上下に痙攣する陰茎からクロエの処女だった膣内へ吐き出されていく。
膣内の最奥で粘る体液を受けるクロエも微妙に腰を震わせ、子宮口付近に精液が溜まる感覚で反応を見せた。
「うっ! ふぅっ!!」
「…………」
体感的には数十秒ほど精液を吐き出し続けた俺は、やっと力を抜いて一息つく。
「ふぅ……」
「…………」
力の抜けた陰茎を蠢き続けるクロエの膣内に入れたまま、復活した冷静な思考で背中を見下ろす。
黒いタイツに包まれる華奢な背中は、未だに少女の面影を残している。
しかし、括れのある腰より下では肉付きの良い尻が俺の下腹部が密着しており、僅かに隙間が開いている尻の隙間からはうっすらと股間に突き刺さる陰茎が見えた。
少女らしい背中とは打って変わって卑猥な光景を見た俺は、射精から間も置かずに興奮を復活させてしまう。
伊達に何年もクロエを犯す願いを持っていないのだ。
たかが精液を一回出しただけでは満足できる訳も無い。
それでも、操り人形にしたままでは、代わり映えもしないので今の状態を解こうと考えた。
どうせ後で元に戻すのだから、俺にとって都合の良い方向で元に戻そうと思う。
「クロエ、俺はお前の恋人だ」
「……恋人」
「そうだ。身体も重ねたし精液もお前の腹の中に出したからな」
「……精液を」
「騎士として不貞は許されないし、長年一緒に居た俺をお前が恋人にしたんだよ」
「……私が恋人に」
無表情のクロエも精液を出されたと言われ、自分の下腹部へと視線を落とした。
実際は完全なるレイプだが、精液を膣内に出されるのは主に恋人同士や夫婦であるのが一般的だ。
しかも、クロエは騎士として常に正しい行いを心掛けている。
その真っ直ぐな精神は、自分が犯された事実を認められないだろう。
操り人形になっている状態であっても、根底にある性格や信念は簡単に変わらない。
自我を封じられた状態のクロエは、矛盾があっても聞こえの良い言葉は抵抗無く受け入れると思う。
それに結構な時間、一緒に行動して分かったが、クロエは常に気を張って精神的な余裕も無い気がする。
こういう人間に限って、一度心を少しでも許せば一気に依存してくる筈。
いつでも好きな時にクロエを犯せる状況が欲しい俺にとって、依存してくるのは歓迎する状況だ。
とは言っても、流石に気が付いたら犯されているのはクロエも混乱するだろうから、一旦離れるとする。
「んぁ……」
「…………」
そして、少し身体を離した俺は、クロエに命令を出す。
「クロエ、もう普通に立っても良いぞ」
「……あぁ、分かった」
「それと……。ここじゃちょっと危ないから、他へ移動するぞ」
「……分かった」
何気に落とし穴の真下に居たのでは、新しく落ちてくる奴とぶつかるかも知れない。
危ない所からは、すたこらさっさだぜ。
「まぁ、ここで良いだろう」
「…………」
落ちてきた場所から暫く歩き、適度に広い箇所に出ると、俺は後ろから付いて来ていたクロエと向き合う。
破られたタイツはそのままなので、巨乳と大陰唇だけが黒いタイツから剥き出しになっている。
洞窟の中とは言え、女として最も隠したい所を二箇所も露出させている異常な状況に、半立ちだった俺の陰茎は硬さを復活してしまう。
精神が無防備なクロエは何の抵抗も無く俺の言葉を心に染み込ませ、記憶すら変えていく事にした。
しかし、犯されていないとは言え、クロエも目が覚めた途端に自分が胸と股間を曝け出している状況ではパニックになるだろうから、今の内に意識の矛盾を解消しておこう。
「それで人質を助ける為には絆を強くする必要があって恋人になったけど、更に心を重ねる為に性行為をしたんだ」
「……心を重ねる」
「だから、今のクロエが胸と股間を丸出しにしていても、何もおかしくはないぞ。分かったな?」
「……あぁ、分かった」
ついでだから恋人として身体の相性も良くしておこう。
折角クロエを手に入れたのに、飽きてしまっては勿体無いからな。
「それとクロエは俺に素肌を触られると、凄く気持ち良くなって安心するようになってるぞ」
「……安心する、……気持ち良い?」
無表情で下腹部を見詰めたまま、自分へ言い聞かせるように復唱するクロエ。
「……よし、それじゃ、俺がクロエの胸を揉めば、いつものクロエに戻るからな」
「……あぁ」
そして、俺はクロエの胸を揉み、クロエは胸を揉まれた瞬間に元の意識を取り戻す。
驚いたように目を見開いて俺の顔を見た後、触られている感触ある胸へ視線を降ろした。
自分の胸が揉まれているのを認識すると俺の手首を軽く掴み、恥ずかしそうに上目使いで小さく抗議をしてくる。
「――あっ、あぁ、あの……む、胸を」
「あぁ、俺達は恋人なんだから普通だろ? さっきもしたし」
「そ、そうだけど……! ふぁ!? も、揉むなぁ!!」
クロエは羞恥心で顔を赤く染めながら、あわあわと言葉を途切れさせた。
どれだけ恥ずかしくとも俺の手は撥ね退けようとはせず、指が巨乳の食い込む度に嬌声を発する。
「ふぁっ、んぁっ!」
「恋人の俺に揉まれるのは気持ち良いだろ?」
「んっ! き、気持ち良い! あっ、駄目だ! こ、こんな所じゃなくて、せめてベッドで……!」
岩場での性行為は抵抗があるらしいが、いつもの凛々しくも警戒を周りへ向けているクロエと違う姿は可愛らしく感じた。
胸を揉んで悶える珍しいクロエの反応は、新鮮で見ているだけでも興奮を誘う。
このままでは股間の張りで戦いも出来なさそうなので、クロエを大きな丸い岩へ押し倒した。
「あっ、駄目だ……んふぁっ!」
「布は引いてあるから大丈夫だよ」
「あぅ! で、でも……!」
「それとも、俺の事はもう嫌いになったのか?」
わざと悲しそうな顔を浮かべると、クロエは焦った様子で俺の頬へ手を当てて撫でてきた。
触り方は愛情を感じさせ、柔らかく女らしい手が優しく顔を包み込んだ。
そして、俺の首へ腕を回し、自分の身体へ抱き寄せるクロエ。
「冗談でもそんな事は言うな。私の愛は変わらないから」
「あぁ……有難う」
「し、しかしだな。やはり、こういうのは……」
恥ずかしがる声が俺の耳元で小さく聞こえた。
クロエに抱き寄せられた所為で巨乳が俺の胸で形を歪め、心地良い弾力が送られてくる。
抱き寄せられてクロエの肩に顎を乗せる体勢になれば、艶やかな髪から良い匂いが感じられた。
「いや、駄目だ。クロエの愛は分かったけど、俺の愛も今ここで受け取ってくれ!」
「うくっ……! ……わ、分かった」
クロエは抱き寄せていた腕から力を抜いて俺の身体を開放すると、自分の真正面へ俺の顔を移動させる。
俺を見る目は潤んでおり、明らかにキスを望んでいる雰囲気を発していた。
察した俺は何も言わずに目を閉じて顔を近付ければ、クロエも何も言わずに唇を差し出す。
「……んっ」
「……んむっ」
瑞々しい唇が俺の唇と接触し、歪んだ愛情と与えられた愛情が交わされた。
何故か押しに弱くなった気もするが、未だに操り人形にした時の影響が残っているのだろうか。
「……それじゃ、もう一回しようか」
「うっ、……あぁ、良いぞ」
自然と頭同士が離れ、俺は改めてクロエを求める。
キスでうっとりした表情を浮かべていたクロエも、今度は拒否しないで受け入れた。
クロエは背中を預けていた丸い岩に体重を預け、恥ずかしそうに俺から顔を背けて脚を開く。
大陰唇の上の布だけ切られたタイツは、未だに精液が溢れる秘裂を曝け出している。
脚を開いた所為で若干秘裂が開くも、膣口は見えない程度にしか広がらなかった。
性的な快感とキスをした高揚感で淫核は割れ目から顔を出し、陰毛も無い幼い外見の性器に卑猥な雰囲気を追加している。
「……よっと」
「んっ、や、優しくしてくれ」
「それは約束できないな」
自分の体勢がどれだけ恥ずかしいのかを自覚しているクロエは、無意識に腕を胸の前で交差させて巨乳を隠した。
しかし、腕に押さえられた所為で胸の肉が上下に食み出て、更に卑猥な光景を生み出す。
開かれたクロエの脚の間に腰を差し入れた俺は、反り立つ陰茎を再び水平にして秘裂へ合わせる。
愛液と精液に塗れているお陰で滑りは十分であり、遠慮する事もないので一気に根元まで入れた。
「んふぁぁっ!?」
グチュリと音を立てながら、膣内に残っていた精液を漏れさせるクロエの膣口。
陰茎の太さは膣口の広がる大きさと同じ様なものだが、それでも膣内を占領されて押し出される力の方が強いらしい。
愛液は未だに豊富な量を漏れさせ、陰茎を迎え入れた膣壁も人形状態だった時以上に絡み付いてくる。
膣内の最奥を押し上げるまで入れた俺は動きを止めず、勢い良く腰を引いて陰茎を抜き、間を置かずに腰を差し込んで前後に動かす。
「あっ! あぁっ!」
「うっ、ふっ!」
俺を恋人と認識させられたクロエは、犯されていても全身で快感に浸る。
嬌声を発する顔は快感で蕩けながらも嬉しそうに微笑を浮かべて俺を見詰め、巨乳に重ねられていた腕は俺の肩へ乗せられた。
力は一切入っておらず、本当にただ乗せられているだけだが時折労わるように撫で、頬まで上がると同じ様に撫でてくる。
「うぁっ! い、良い! 気持ち良い!」
「うっ! はっ! 俺も、だ!」
「あっ! ふぁ! 嬉し、いぃ!!」
快感で上がった体温はクロエに汗を流させ、高揚して赤くなった頬に黒い髪が張り付く。
色気を全身で出して悶え、俺に犯される状況を受け入れる。
露出している巨乳は、俺が腰を突きいれる度に大きく楕円を描きながら揺れて動きの激しさを示した。
クロエの脚は開かれていたものの、徐々に俺の腰へ上がって絡み付く。
犯される膣内でも、出入りを繰り返す陰茎の形へ膣壁を柔軟に変形させ、ヒダが這い回る。
動きに合わせて強弱を付けて波打ちながら、新しい精液を欲して子宮口へ体液を送る動きを返してきた。
「あっ! んっ! あうっ!」
「はっ! ふっ! くふっ!!」
突き上げの反動で上下に動くクロエの腰を掴んだ俺は、快感を求める本能のままにクロエを俺の腰へ引き寄せる。
その分、クロエも強く最奥を突き上げられ、激しい快感に身体を焦がした。
呼び散る愛液はタイツに広がって俺の下半身も濡らし、粘っこい音も鳴る間隔が早くなる。
「あっ! あぅ! な、何か、来そうだ!」
「あぁ! イくんだ! クロエ! 俺に犯されてな!」
「うくっ! あんっ! お、犯されて、ひぎぅっ! イくぅ!!」
俺の首に回した腕でぶら下がるクロエは背を反らせて、顔を後ろの壁へ向けた。
身体はビクビクと痙攣を始め、大きく激しい快感を爆発させようとしている。
そんな様子を見て、今度は俺が止めを刺す為に腰の動きを早くさせた。
「くっ! また、出すぞ!」
「あぁ! 出してくれ! 私の子宮の中に、ひぅっ! お前の、んくぁっ!! 精液を!」
「くぅっ!」
箱を使う前なら絶対に言わない言葉を、嬌声を混じらせながら言われた俺の興奮も頂点へ達する。
限界をあっさりと超えた俺は我慢する事無く、クロエが求めるままに腰を一番奥まで差し入れ、精液を解き放つ。
「で、出るぞ!」
最奥を突き上げた状態で止まった俺の腰を両足で強く挟むクロエは、子宮口に精液を吐き出される感覚で絶頂へ達した。
「んくぁっ! 出て、るぅ!!!!」
「うくぁっ!? 締まる!」
根元まで陰茎を咥え込んだ秘裂は、激しい絶頂で潮を噴き散らかす。
強く締め付ける膣壁も、射精で震える陰茎とタイミングを合わせて締め付けを繰り返した。
更にはヒダが蠢いて出された精液を子宮口に溜め、少しでも精子が子宮の中へ到達させる為に蠢く。
「うっ……うぁ……、お腹が、温かい……」
「んくぅ……ふぅ……」
吐き出される精液は膣内の最奥で溜まっていき、クロエに軽い圧迫感を与えた。
射精の勢いを弱めていく陰茎から硬さが失われても、膣壁は陰茎へ圧力を加えながら奥に向かって波打つ動きは変わらない。
しかし、ゆったりとした動きで、精液を二度も出した陰茎へ心地良い余韻が送られてくる。
激しい絶頂が過ぎた俺とクロエは自然に身体を離した。
「……良かったぞ」
「ぅん、私もだ」
労いの言葉を掛けると、照れ笑いを浮かべて返すクロエ。
最初の刺々しかった雰囲気はスッカリ成りを潜めてしまい、心の壁を取り払った笑顔はまさに愛する恋人と身体を重ね終えた雰囲気が漂っていた。
俺が身体を起こせば、クロエも俺の首へ回していた腕を解き、自由になった手で子宮を腹の上から撫でる。
「んっ、お前の愛を感じる……」
「それだけクロエが魅力的だって事だよ」
「ふふ、有難う……」
腰を離して陰茎も膣内から抜き取り、照れ笑いを浮かべるクロエが岩から立てる程度まで離れた。
陰茎が秘裂から離れても膣内から溢れる精液は止められる事もなく、岩から立ち上がったクロエの動きに合わせて逆流してくる。
「んっ……何か、変な感じだ……」
クロエは粘る精液が膣内を流れる感触に、嬉しそうな顔をして下腹部を撫でた。
「取り合えず、これで拭いておけ」
「あぁ、有難う」
手渡したハンカチを受け取って前屈みになったクロエ。
俺が目の前に居ても構わず、精液を溢れさせる股間を拭いていく。
「……むっ、色が変わってしまっているな。これでは外に戻れない」
「俺の上着を貸してやるから、腰に巻いて隠したらどうだ?」
「ん、そうだな」
俺も濡れた股間を抜きながら提案すると、アッサリ受け入れるクロエ。
胸の方はジャケットの前を締めれば問題なく、激しい戦いをしなければ変わった所は全く無い様に見えるだろう。
暫しの間は身体を拭く事に集中して無言の時間が過ぎ、一応は洞窟から脱出出来る格好になった。
「さて、まぁ、こんなものだろう。クロエはどうだ」
「大丈夫だ。そろそろ、行かないと誘拐された少女も助け出せなくなるかもしれない」
「あぁ、そうだった」
「ここに来た理由を忘れてたのか?」
「いや、クロエを愛するのに夢中でね」
「なっ!? ……ばか」
照れるクロエはジャケットの前を閉め、腰は俺から受け取った上着を巻いて股間を隠す。
恥ずかしさを誤魔化す為に腕を組んだ所為で、巨乳が左右から二の腕に押されて胸の谷間を深くさせた。
流石に興奮はしないが、頬を染めながら顔を背ける仕草は可愛らしい。
「なんにしろ、早く行かないといけないな」
「あぁ。では、行くぞ」
「了解です」
そして、俺達は敵を警戒しながら洞窟を進んでいくが、隣で歩いていたクロエは腕を伸ばして俺の手を握ってきた。
細く少し冷たい指が俺の指に絡んでくると、俺も何も言わないでクロエの手を握り返す。
「……隣に愛する者が居るのは良いものだな」
「同感だ」
「ふふ」
その後は遭遇した敵を軽くあしらいながら進み、途中で白髪の少年<セネル・クーリッジ>とハンマー男の<ウィル・レイナード>と合流。
目的が同じなので戦力の増加目的で行動を共にし、山賊の頭であった<モーゼス>を倒した。
しかし、謎の軍隊が山賊のアジトへ襲撃を仕掛けてくる。
モーゼスは軍隊と戦う為に、少女を閉じ込めていた部屋の鍵をセネルに渡すと率先して戦いの場へ向かっていった。
残された俺達は戦いに巻き込まれる前に急いで監禁部屋へ向かうも、一足遅く空飛ぶ男に少女を浚われてしまう。
セネルとウィルは知っている様だが、俺とクロエが口を挟める雰囲気ではない。
二転三転する状況に若干思考が停止しながらも、俺とクロエは騎士として攫われた少女を救うべく、空飛ぶ男が行ったとされる水晶の森へひた走る。
クロエを手に入れた喜びに浸る間もないが、大人しく付いて行く俺。
これからクロエの親の敵を一緒に探しつつ、俺は世界を巡る戦いの中へ巻き込まれていくかもしれない。
そんな予感がする。
俺達の戦いは、これからだ!
終わり
ネギまでズブリ その4.5
その4.5
春休みに入ってから、委員長である<雪広 あやか>が何処となく暗い雰囲気を纏っていると聞いた。
情報源は、子供の頃から付き合いのあるアスナだ。
理由を聞くと、言い難そうにはしていたが弟の命日が近いと教えてくれた。
何でも、外見が子供である俺は弟を連想させ、今年は特にあやかの沈み具合が気になるとの事。
あやかはいつも通りを装っているものの、アスナには影のある表情に見えるらしい。
昔から知った仲であり、弟が生まれる前に死んでしまった所為で落ち込むあやかを励ます為、ちょっかいを出すようになったアスナとしては、今のあやかから滲み出る悲壮感が我慢できないと聞かされた。
「でね、ネギは丁度あやかの弟ぐらいの歳だから、ちょっと励まして欲しいのよ」
自分が行っては喧嘩になってしまうと、心底済まなそうな顔で頼んでくるアスナ。
悲しみを乗り越えるかどうかは本人次第だと思っている俺だが、そろそろあやかにも手を出したかったので良い機会かもしれない。
「……ん、そうだな。委員長が使えないと俺も困るしな」
「良いの!?」
頼んできたのはアスナの筈だが、意外そうな声を上げた。
普段の態度が態度だから、断られると思っていたのか。
「でも、どうすれば良いんだ?」
「流石に弟みたいに甘えろ、なんて言わないわよ。ただ、傍で話し相手になってくれれば気も晴れると思うわ」
「そんなもんか?」
「そんなものよ」
伊達に幼馴染をしていないと言う事らしい。
『喧嘩するほど仲が良い』とか当てにならないと思っていたものの、アスナとあやかには確かな友情が通っている雰囲気を感じた。
「それぐらいなら良いか。で、命日はいつなんだ?」
「明日よ」
「はっ?」
「明日」
△
そんな訳で俺は春休みで実家に帰郷しているあやかの所へ、急に決まった家庭訪問として来たのだ。
正直、アスナにはもっと早く言ってほしかった。
まぁ、今日の朝連絡をして、今玄関前に居る以上は何を言っても遅いか。
いかにも金持ちっぽい豪華な門のチャイムを鳴らすと、テンションの高いあやかが迎えに出てきた。
「ネ、ネギ先生~。ようこそいらっしゃいました!」
豪華なドレスは煌びやかで、金色の長い髪が日の光でキラキラと艶を放って風に遊ばれている。
中学生にしては豊満な巨乳も脚を踏み出す度に揺れ、ドレスの胸の部分を大胆に動かす。
うっすらと化粧をしているのか、頬は赤みを持っていた。
普段は制服姿を見る事が多いので、私服の姿を見るのは新鮮な感じだ。
私服と言うには少し豪華だが……。
ちなみに俺は一人で来ている。
本当はショタコンであるあやかの本拠地へ俺一人送るのは不安だと、アスナが付いて来ようとしていたものの断っておいた。
流石に、家庭訪問と教師の職務を掲げている以上は、生徒であるアスナを連れて来る訳にも行かないのだ。
「そ、それでネギ先生。今日はまた、どうして私などのところへ家庭訪問へ?」
走ってきた所為か、俺を見た所為か分からないが、あやかは心成しか興奮した様子で訪問理由を聞いてきた。
アスナから聞いた訳を言っても良いものかと僅かに悩んだ俺は、結局委員長と交流を深める為に会いに来たと言う事にする。
「クラスを纏める委員長とは仲良くしておきたいと思ってね」
「え、えぇ!? まぁ、そ、そんな……!」
俺の言葉を聞いたあやかは、今迄見た事の無い笑顔で喜んだ。
しかも、何故か息を荒くして俺ににじり寄って来る。
「わかりました! もうネギ先生、仲良くなどと悠長なことを言わず、よろしければさらに深く親密な関係に……」
「お、おぉ……」
原作を読んで知ってはいたものの、実際に目の当たりにすると凄まじい気迫があった。
顔を至近距離に近付けられた事で、あやかの身体から良い匂いが漂ってくる。
恐らく俺が来ると聞かされたので、ドレスだけではなく香水も拭き掛けていたのか。
僅かに香る匂いは決して不快を感じず、むしろあやかの色気と魅力を増やしていた。
よく見なくてもあやかは美少女であり、中学生とは思えない色っぽさを醸し出す。
そして、幼くとも性欲に目覚めた俺の若い身体は、その魅力溢れた誘惑に抗えない。
ハァハァと息を荒くしているあやかの目は軽く正気を失っており、これなら簡単に暗示を刻み付けられそうだ。
「では、早速寝室に……!」
「と、ちょっと待て」
「えっ――」
目的は主に寝室で行う事だ。
しかし、普通に連れられて行っては面白くは無い。
鼻が触れるかどうかまで近寄ってきたあやかの顔をシッカリと見つつ、俺以上に欲望に染まった目へ魔方陣を叩き付ける。
目標は脳であり、そこに蓄積された価値観。
俺の目から発射された不可視の魔方陣はあやかの目を通り、狙い通りの箇所へ到達した。
その影響であやかは一瞬だけ意識を止める。
「――っと、あぁ、そうですね。寝室に行くのはまだ早いですね」
正気を取り戻したあやかは興奮を漲らせていた目を沈め、にじり寄っていた身体も離した。
そして、辺りを見回し、自分が外に居る事を改めて認識する。
「自慢の庭をご案内したいですが……」
流石に立ち話を続ける気は無いのか、あやかは何処か良い場所がないかと口元に指を当てて思案を始めた。
俺としては寝室意外なら何処でも良いのだが、ここはアスナに聞かされていた話の種を使わせて貰う。
「そう言えば、アスナに室内プールがあるって聞いたけど」
「アスナさんからですか……?」
いつも喧嘩を吹っかけてくる天敵と認識しているアスナの名前を聞いたあやかは、眉を顰めて嫌そうな顔を浮かべた。
アスナはあやかが弟を失ったショックを誤魔化させる為にちょっかいを出しているものの、あやか本人はそんな事情を知らない。
どちらかと言えば騒々しい印象しかもっていない相手からの情報と聞けば、やはり喜ぶべきかを迷うのだろう。
これは最後にアスナの気持ちを教えておく必要があるな。
「まぁ、良いですわ。ネギ先生がご希望とあらば、自慢の室内プールへ案内いたしましょう!」
「頼むよ」
「えぇ、ではこちらへ」
「うん」
あやかの先導で金持ちっぽく無駄に広い庭を突っ切っていく。
春の季節特有の植物が芽生える匂いは、リラックスをもたらしてくれる。
庭に咲く花も香りを出し、春風に乗って俺とあやかを撫でては通り過ぎた。
家の中へ入り、暫く歩くと更衣室に到着する。
「ネギ先生、そちらが男性用の更衣室なので……」
言葉を中途半端に止めたあやかが、おもむろに指をパチンと鳴らした。
そして、鳴り響いた音が消える間もなくメイドが出現する。
「うぉっ!?」
「水着はこちらを使用してください」
「どうぞ」
「おぉ……、ありがとう」
立った状態のままで瞬時に現れたメイドから水着を受け取った。
ひょっとしたら忍者以上に素早いメイドは、役目を終えると再び姿を消す。
「では、ネギ先生。少しの間、お別れですね」
「そ、そうだな」
優しく微笑むあやかと分かれた俺は、無駄に広く豪華な更衣室に入って水着へ着替えた。
渡された水着は特に珍しい物でもなく、トランクス型の普通の黒い子供用海パン。
暖房が効いている更衣室の中は、裸になっても寒さを感じない程に暖かい。
着替え終わった俺が目の前にあったガラスの扉を開けると、自慢したい気持ちが分かる広いプールが視界に入ってきた。
窓から春の優しい日の光を惜しみなく受け取り、水面をキラキラと反射させる。
更衣室を同じで暖房が効いているらしく、海パン一丁であっても全く寒くない。
「おぉ、広いな」
「そうでしょう? 自慢の室内プールですよ」
隣から聞こえてきたのは、あやかの声。
更衣室は男女隣同士になっているので、俺がプールに入るのを待って後から入ってきたのだろう。
チラリと声の発生源へ視線を送れば、真っ先に見えるのは綺麗な形を保って、たぷんと揺れる巨乳。
先の方にあるピンクの乳首は心成しか既に固さを増し、前に向いて尖っていた。
最初に俺が教室へ行った時、透視魔法を掛けた眼鏡越しに見た時以上の大きな美乳が揺れる。
纏めていない長い髪が、肩から胸の横を通って身体に張り付いていた。
下へ視線を移すと細い腰に、手入れをされて整えられている陰毛が生える下腹部。
横から見ても下腹部から大陰唇に掛けての膨らみが確認でき、股間周辺の卑猥な印象を引き立てていた。
「早かったな」
「えぇ、ぬ、脱ぐだけですから、ね」
答えるあやかの顔は羞恥に染まり、頬を赤く染める。
しかし、目だけは爛々と性欲で輝き、俺に見られて興奮を感じていた。
先ほどあやかに刻み込んだ魔方陣の効果は常識を変える物だ。
『弟のように思える少年と一緒にプールへ入る時、全裸になるのは常識である』と思わせている。
大事なのは羞恥心を弄っていない所だ。
全裸で人前に出る事を恥ずかしいと思う心を残したまま、性欲を滲ませる俺に見られて興奮する。
一種の露出狂であるが、あやかにとっては褒美にすらなるだろう。
実際に俺が胸、特に乳首を見てから、股間を見た気配を察したあやかは呼吸を荒くして、むしろ見せ付けてくる。
少し前へ屈んであやかの脚の間を覗き込めば、既に内腿では愛液の細い滝が流れていた。
「それじゃ、柔軟体操でもしようか?」
「っ!? そ、そうですね」
「俺が前から見てるから、雪広はちゃんとしろよ」
「うっ!? ……はい、分かりました」
全裸のままで準備体操をすればどんな格好になるか想像したあやかは、言葉を詰まらせるも期待で唾液を飲み込む。
ぎこちなくではあるものの、確かな足取りでプールサイドまで移動すると、俺と正面から向かい合って脚を肩幅に開く。
それから、少し勢いを付けて腰を捻り始めた。
「いっちに、さんし――」
あやかが自分でリズムを刻みながら上半身を左右へ回せば、巨乳が遠心力で外側へ引き伸ばされる。
限界まで腰を捻った後に反対方向へ回し始めると、慣性の法則に従う巨乳は脇腹に当たってぺチンと乾いた音をプールに響かせた。
当然ながらあやか自身にも聞こえており、自分の胸が出すはしたない音で赤かった顔を更に赤くさせる。
それでも動きは止めず、シッカリと柔軟体操をして行く。
「にーに、さんし――」
腰を捻る運動が終わると、次は片腕を上げながら左右に身体を傾ける運動に移る。
「…………」
「いっ!? ……ちに、さんし――」
身体を横に傾けるだけなら真正面に居る俺の存在をハッキリと認識してしまい、俺が揺れ動く胸見ていると察して一瞬だけ羞恥に言葉を詰まらせた。
俺の陰茎は大きくなっており、海パンを履いていても膨らんでいるのが分かると生唾を飲み込むあやか。
「んくっ……、にーに、さんし……」
あやかの視線は俺の海パンへ注がれ、俺はあやかの揺れる巨乳を視姦し続けた。
腰を左右に捻っていた時よりは大人しい揺れ方をする巨乳も、身体を横へ傾ければ左右の高さを変えながら柔らかさを示す。
左へ身体を傾ければ右胸が上がって左胸の上へ移動し、反対に右へ倒せば逆に左胸が右胸の上へ移動した。
胸と胴体が擦れるサラサラと乾いた音が、プールの水の音に紛れて聞こえる。
そして、次は前後に身体を倒し始めるあやか。
「よいしょっと……」
「…………」
前へ上半身を倒したあやかだが、その所為で重力に引かれる巨乳は卑猥に形を変えて縦に伸びてしまった。
軽く上下に勢いを付けて何度か床へ手を付かせると、その反動で左右の胸が互いに衝突してペチペチと音を立てる。
上半身を持ち上げたあやかがそのまま腰に手を当てて背中を反らせると、肩幅に開いた脚の間は前へ突き出され、愛液を流す股間が俺へ差し出される。
「うぅ~――」
「……濡れてるな」
「――っ!?」
腰を突き出した体勢は、女らしい下腹部の凹凸を強調した。
大陰唇だけではなく、陰毛が生えている辺りまでなだらかな盛り上がりと、脚の付け根の凹みや骨盤の形まで、適度に成熟しつつある下半身を惜しみなく見せ付けてくる。
俺の言葉を聞いたあやかは身体を跳ねさせたが、柔軟体操は止めない。
再びあやかが上半身を前へ倒してきたのを見た俺は、その体勢で動きを止めさせた。
「んっ……」
「ちょっと、その体勢で止まってくれ」
「えっ!? あっ、はい」
身体を這い回る俺の視線に集中していたあやかは、話し掛けられた事に驚くもすぐに従う。
腰から上半身を曲げた体勢のまま、床に手を付いた状態で動きを止めるあやか。
そのあやかに斜め前から近付いた俺は、おもむろに海パンを脱いだ。
「っ!?」
反り立つ陰茎は俺と同い年の子供よりも圧倒的に太く長い。
何気に初めて男の性器、しかもショタコンである性癖を直撃する俺の陰茎を見て、あやかは息を飲んだ。
身体を見られる興奮に浸っていた目は見開かれ、俺が歩く事で左右に揺れる陰茎に視線を釘付けにされている。
そんな事を知りつつ、俺はあやかに近寄ると重力で垂れ下がる巨乳を下から掴んだ。
「ふぁっ!?」
掌に掛かる巨乳の重さと柔らかさ。
その中にも成長を予想させる硬さも混在しており、少し指を食い込ませるだけで俺は快感を受けた。
軽く掴んだだけでも尖った乳首が自己主張を強め、変化を感じて思わず乳首を摘んでしまう。
「ひぅん!?」
どれだけ快感に染まった嬌声を漏らそうとも、あやかは俺に言われた通りの前屈姿勢を崩さない。
乳首を捻るように手を回すと胸もつられて捻られ、卑猥に形を変える。
「んっ! だ、駄目です。ネギ先生……」
「そのまま動くなよ」
「んっ!? うっ、はい……」
興奮して硬くなった乳首を弄られる快感が大きく、ギリギリの理性で倫理観を出すあやかだが、止めてやる気はサラサラ無い。
むしろ、あやかが望んだ事でもあるのだ。
一旦指を離した俺はあやかの真正面へ移動してから、目の前に見えている背中へ手を下ろし、脇腹を通って再び胸を掴む。
俺の足は子供らしく短いので、上半身を曲げたあやかの顔の位置へ陰茎が来てしまう。
当然ながらあやかは間近に迫った陰茎を凝視する。
床へ手を付いている体勢なので、長く同じ姿勢をしても安定していた。
俺が両手で巨乳を揉み解せば陰茎も興奮を溜め込み、カウパー液を滲ませる。
しかし、陰茎に直接的な刺激が欲しい俺は、ある意味あやかが最も望むかもしれない命令を出す。
「雪広、咥えてくれよ」
「っ!?」
具体的に何を、と言わなくても、意図を察したあやかはおずおずと顔を近付け、口を反り立つ陰茎へ被せる。
「はぁはぁ……あむっ!」
「おふっ!」
陰茎を包む感触が、暖房の効いた暖かな空気からあやかの熱い口内の感触に変わる。
弾力のある唇は亀頭を挟み、鈴口は口内へ咥えられた。
若干不安定だった陰茎を自分の口で固定してから、あやかは頭を下げていく。
「あっ、おぉ……」
「ん、んむっ……」
あやかに咥えられる陰茎が徐々に口内へ姿を消していき、カリの裏側を唇が包むと竿すらも唇が優しく包み込む。
亀頭の下側には幅の広い舌が這い、漏れ出しているカウパー液を舐めた。
俺も掴んだあやかの胸を揉み解し、乳首を摘んで硬くなった感触を楽しんだ。
左右へ引けば興奮で赤くなった背中の下から俺の手に抱えられた横乳が姿を見せ、軽く手首を上下に動かしてみると、たぷたぷと波打つ。
陰茎が挿入された口内では、あやかが唾液を飲み動作をする所為で自然と陰茎も吸われる。
滲み出ていたカウパー液があやかの唾液と混じり合い、精液よりも先にあやかの体内を汚した。
「くっ、今度は、あ、頭を上下に、んっ、動かせ」
「ん、んむぁっ……はぁ、はい、……ぁむっ」
返事をする為に一旦口を離してから、あやかは命令通りに頭を上下に動かし始めた。
竿の中程まで咥えられれば、亀頭は舌の根元に押し上げられて圧迫され、あやかが頭をゆっくりと引き上げるとカリが上顎の凸凹した表面を擦る。
ヒダとは違った硬い感触に、俺の快感は大きくなっていく。
「じゅぷ、ずず、んっ、じゅるっ……、んんっ、ずっ……」
「くぁっ!」
下を向いている所為で唇から出そうになる唾液を、あやかは卑猥な音を立てて啜る。
竿に付いた唾液すらも削り取ろうとする唇に竿を強く締め付けられ、快感を伴う刺激が増えた。
横へ広がった舌が陰茎を半分包み、ザラザラした舌の腹で亀頭を裏から舐める。
そして、カリの裏側に軽く歯が当たるまで頭は引き上げたあやかは、休憩も挟まずに再び頭を降ろしていく。
「うっ、うくぅ……!」
「んっ、じゅ、じゅるる、ずずっ……」
単に唇を窄めて吸い付きながら頭を上下に動かすだけの拙さは、逆に新鮮な興奮を与えてくれるようだった。
口内でも舌が陰茎を下から包むだけで舐め回してこず、どちらかと言えば快感は少ない。
しかし、美少女が金色の髪を揺らしながら、フェラをしていると言う事実が精神的な興奮を押し上げてくれる。
俺が揉んでいるあやかの胸も快感を追加してくれており、絶頂に達するには問題は無さそうだ。
現に胸を掴む手にも熱が入り、軽く巨乳を揺さ振って硬くなった乳首が掌の中で擦れる感触を楽しんだ。
「んっ! んくっ、じゅる……」
興奮しきった乳首を弄られたあやかも、性的な快感で身体を赤く染める。
あやかの白く綺麗な背中は快感を溜め、徐々に健康的なピンクに色を変わっていった。
体温が上がった巨乳は熱くなり、興奮で張った所為で指に受ける弾力も増える。
陰茎の根元には興奮して荒くなった鼻息が絶えず掛けられ、あやかの口内でも唾液が充満してきた。
「んふ~、じゅ、じゅるる、ふ~! んぐっ! ず、ずずぅ……」
絶頂に近付いた事で張りを増したカリは、あやかが頭を引いたタイミングで歯の裏側に接触して硬い感触を受ける。
熱くなった舌の弾力とは全く違った強い刺激を受けた陰茎は、一気に尿道へ精液を流し込んだ。
「うくっ!? で、出そうだ!」
「んっ、じゅる、ずず~……」
「うおぁ!?」
俺の言葉を聞いて何が出るのかを察したあやかは、咄嗟に陰茎を奥まで咥え込むと強く吸い込む。
舌を陰茎に張り付かせ、弾力があってザラザラする舌の腹が亀頭の裏側から鈴口をヌルリと舐めた。
「くぁっ!?」
「んぐっ!?」
絶頂間近だった陰茎は、あやかの攻めを受けた事で精液を暴発させてしまう。
小さかった痙攣の触れ幅は大きくなり、鈴口からカウパー液を押し出して射精を繰り返す。
「ん、ごくっ……んくっ……」
「おっ、おぁっ……」
喉元で直接流し込まれたあやかも最初こそは咽そうになってしまうが、すぐにタイミングを計って胃の中へ精液を流し込んでいく。
射精をするタイミングで舌が飲み込む動きをする所為で、まるで陰茎を太いストローとして使われて精液を飲まれているとすら思えた。
あやかの口の中へ精液を吐き出すと共に、俺の溜まった性欲も流れていく。
「お、……おふっ」
「んくっ、んぐっ……」
痙攣しながら射精を繰り返していた陰茎の動きが収まっていくと、精液の勢いも徐々に治まっていった。
「うくぅ……、もう、離しても良いぞ」
「んむぁ……ずずっ、んくっ……ふはっ!」
頭を引いたあやかは唇を強く窄めて竿に付いていた唾液を出来る限り削り取り、鈴口から滲んでいた精液を全て吸い取ってから陰茎を口から出す。
暖房の効いた空気であっても、濡れた陰茎は冷たい風として感じた。
性欲を解消して思考が落ち着いた俺は、巨乳を揉んでいた手も離してあやかに準備体操の続きを諭す。
「ほら、準備体操はちゃんとしておかないといけないぞ?」
「……えっ、あっ! んくっ、そ、そうですね」
何事も無かった感じで言う俺に戸惑いながらも口に残っていた精液を飲み干し、前屈姿勢のままで応えるあやか。
短時間とは言え、同じ体勢を維持していた所為で上半身を上げる動作がぎこちない。
ゆっくりと上半身が上がっていけば、重力で下がっていた胸も元の形へ戻る。
そして、俺から見えなかった下半身が見えるようになってくると、大量の愛液で濡れる股間が現れた。
大陰唇から内腿に掛けて愛液の滝が何本も通り、太い体液の流れとなって床へ落ちている。
秘裂は僅かに開き、淫核は生々しいピンク色の姿を僅かに見せていた。
「…………」
「……? っ!?」
俺があやかの股間をジッと見詰めていた事で、精液の味と匂いに思考を犯されていたあやかは初めて自分の股間の惨状に気が付く。
視線を降ろして確認はしないが、股間と太股の濡れ具合をハッキリと認識した様子だった。
その直後に頬を今迄以上に赤くさせ、視線も泳ぐ。
股間は直接触っていないにも拘らず、しつこい愛撫を受けた様にすら見えてしまう程の解れ具合を見せる。
これならば今すぐにでも犯せそうだと思い、俺は密かに陰茎へ回復魔法を使う。
「……あっ! ネ、ネギ先生……」
「あぁ、腰の柔軟体操は手伝ってやるから、床に仰向けで寝るんだ」
「んっ、は、はい……」
力が抜けて下を向いていた陰茎が徐々に力を取り戻し、柔らかかった状態から硬く反り立つ変化を見たあやかは驚いた。
しかし、俺はあえて取り合わず、柔軟体操の続きと称してあやかを寝かせる。
あやかは俺が特に興奮した雰囲気も感じさせない事に、何処となく残念そうな表情を浮かべながら素直に床へ身体を倒した。
普通ならプールの床は冷たいものの、床暖房を導入しているお陰で仄かに暖かい。
「これで、宜しいですか? ネギ先生」
「あぁ、その体勢のままで腕を真横へ伸ばすんだ」
「えぇ、ストレッチですね」
指示を出しながら脚の方から近寄った俺は屈み、あやかの骨盤辺りを掴んで横へ向ける。
「ひゃぅっ!?」
「それじゃ、腰を捻る運動の手伝いをしてやるからな」
「えっ、あっ、はい、お願い致します」
再び身体を触られた所為で、喜びを含んだ悲鳴を出すあやか。
愛液が流れる脚を片方持ち上げて膝を曲げさせ、反対側へ倒して柔軟体操を手伝う。
脚を上げれば、脚の付け根に圧迫された大陰唇が見えた。
下半身を横に向けた事で、より肉厚の唇を思わせる形状は愛液で生々しい光沢を得ており、見ているだけでも発散した興奮を高めてくれる。
反り立っていた陰茎を上から押さえて平行にすると、亀頭を唇の様な形になっている大陰唇へ接触させた。
「ふぅっ!?」
自分の性器に熱く固い感触を感じたあやかは、脚を倒す方向とは反対に向けていた顔をバッと下半身へ落とした。
あやかの視線の先には横へ向けられた自身の尻から太股が見え、その向こうでは俺が股間へ手をやって腰を前へ進めるのが見える。
俺の股間の位置と、先ほど咥えて精液を飲み込み、力が抜けていた状態から硬く反り立つ過程を見た陰茎を思い出すあやかは、性器に何が減り込んでくるのかを理解した。
「あ、あの、ネギ先生……! わ、わたくしは嬉しいのですが、あの……!」
「あぁ、雪広はちゃんと柔軟を続けるんだ」
「えっ!? あの――」
「良いから」
口元に嬉しさを浮かべながら焦ると言う器用な真似をするあやかを無視して、腰を進める俺。
愛液の滑りを纏い、肉厚の大陰唇が亀頭に広げられていけば、唇でキスをしている様な卑猥な形となって俺の視界を楽しませる。
鈴口に膣口の締りを感じるも、拒否するような締め付けは無かった。
むしろ鈴口が減り込んだ瞬間に吸い付いて、奥へと導いているとすら感じる。
処女であるので締め付け自体は強く、亀頭の肌が軽く凹む程には圧迫された。
その状態でも愛液のお陰で挿入はスムーズに進み、確実に膣口を広げていく。
「くぅ……、ネ、ネギ先生……!」
「締め付けが……強い……!」
あやかの腰を横へ向けさせ、脚も重ねさせた事で膣口は強い締め付けを返してくるも、ジワジワと腰を押し進めていけばカリは何とか膣口を突破した。
その途端に亀頭を舐め回すヒダの刺激で、吐き出した筈の精液は急速に補充されていく感覚を受ける。
あやかは膣口を広げられる刺激に大きな違和感を受け、俺を見ていた目をグッと閉じて耐えていた。
横へ伸ばされていた腕も巨乳の前で重ねられ、手は硬く握られる。
「あぁ……! ネギ先生が、私の中に入って……!」
「くっ……」
俺に犯される現状を好意的に受け取るあやかの心情は膣内にも影響を及ぼし、愛液に塗れるヒダは腹筋が動く度に亀頭を這い回った。
俺が更に腰を押し込んで行く程に亀頭は締め付ける膣壁を広げ、竿を咥え込む秘裂では僅かに出来た隙間から愛液を滴らせる。
進んでいた鈴口に処女膜を感じても、俺はゆっくりとした速度を維持したまま腰を進めた。
「ひきゅっ!?」
「うぉっ……」
そして、鈴口でブツリと膜を破った感触を受けた途端に、あやかは下半身を硬直させる。
やはり破瓜の刺激は強いらしく、手は勿論の事、足の指まで丸めてしまった。
膣内はヒダの動きを止めてしまい、亀頭に受ける硬さも硬直した所為で更に強くなる。
あやかが破瓜の衝撃で動きを止めていても陰茎を差し込み、ヌルヌルの大陰唇に竿を挟まれながらも遂には俺の下腹部があやかの太股に当たった。
「うっ、くぅ……」
「ふっ……うぅっ……」
太股の厚みで陰茎は根元まで入らないものの、熱くなって解れている膣内は小刻みに波打ちながら奥へと引き込んでくる。
普段は正面か後ろから犯していなかったので、下半身を横にした状態で犯す胎内の感触は新鮮味があった。
俺の手は無意識にあやかの尻と太股、そして腰を撫で回してしまう。
「あっ、ふぁっ……、駄目、です、うぅん……!」
「くぁ……」
撫で回される感覚を快感としてしか受けないあやかは、全身に鳥肌を立たせて悶えた。
もじもじと身体を動かすと膣内もうねり、ヒダが陰茎を締め付けながら右へ左へと回る。
反り立つ陰茎も亀頭を膣壁に押し付けているので、自然と亀頭がヒダを掻き分けて膣壁へ食い込んだ。
暫くあやかの悶える刺激を受け取っていたが、快感に耐え切れない俺はゆっくりと腰を引いていく。
「んぁ~……、ネギ先生が、出て行きます……うぅ……」
「くふっ、締まる……!」
押さえられた大陰唇は陰茎が抜かれても形を変えないが、秘裂の中にある膣口は竿に張り付いてまで出て行く動きを止めようとする。
しかし、腰の力には勝てる筈も無く、竿をズルズルと扱くだけとなった。
膣内でも亀頭に絡み付くヒダがカリに引っ掛かって少しでも抵抗を示すも、やはり愛液の滑りで表面を流れるだけに終わる。
あやかが好意的に犯されても、やはり処女の膣内では余り積極的な動きは無い。
それでも俺に送られる快感は大きくなった。
「うっ、くぁ……」
「あ、あぁ、ネギ先生……」
カリが出る寸前まで引いてから、今度は勢いを付けて挿入する。
「ふっ!」
「んぁっ!?」
ゆっくりと出て行く陰茎の穏やかな快感に浸っていたあやかは、行き成り最奥に届かんばかりの突き上げを受けて顎を突き上げた。
反動で上に押された巨乳は一瞬送れて上へ移動し、元の位置へ戻る。
あやかの太股を下腹部で叩いた俺は動きを止める事無く腰を引き、また押し込んで本格的なピストン運動を開始した。
「ふっ、はっ、くっ――」
「んっ、ふぁっ、あっ――」
俺が腰を打ち付ける度に胎内を押し上げられる感覚を受けたあやかは、肺を奥から押された様な吐息を吐き出す。
腕に押さえられている巨乳も反動を流し切れずに、腕から食み出ていた部分が波打った。
陰茎が抜かれて掻き出される愛液が卑猥な音を立てて秘裂から流れ、プールの床を体液で濡らす。
亀頭に膣壁を広げられたあやかの身体に走る快感は大きくなり続け、既に全身を小さく痙攣させ始めた。
プールへ入る俺に続いて全裸で隣に立ってから、高まり続けた性欲と望んで犯される快感は急速に絶頂へ上っていく。
「あっ! あぅ! んぁぅ!!」
「ふっ、はっ、はっ、あくっ!」
快感で胸を掻き抱くあやかの膣内は、強く締め付けたと思えば力を緩めて陰茎を迎え入れ、出て行くと同時に波打ちながら奥へ膣壁を引き上がる。
荒く短い呼吸を繰り返す所為で横隔膜が断続的に動き、その反応が膣壁を通して陰茎に伝えられる。
陰茎の形に沿って流れるようにヒダを這わせるあやかの膣内。
本人は絶頂に上る途中で思考は既に放棄しており、単に快感で身体を振るわせるだけにも拘らず、性器だけが陰茎からの精液を求めて動き続ける。
そして、耐え切れなくなった快感で身体を硬直させるあやかは、蕩けた思考のままで絶頂に達した。
「ひっ!? んっ! んんぁーー!!」
「くぉっ!?」
一定の間隔で繰り返された締め付けの刺激に慣れた所で、あやかと同じく快感を溜めていた陰茎に最後の止めとも言える刺激を受けてしまう。
「くぅっ、出、るぅ……!」
急な刺激で暴発しそうだった陰茎を咄嗟に最奥へ挿入し、辛うじて自分の意思で精液を吐き出した。
上下に痙攣を繰り返して子宮目掛けて射精を始め、膣内の最奥で俺の体液を受けたあやかが更なる絶頂へと上る。
「んきぅ!? あ、んぁ!! で、出て、ますぅーー!!」
「ふぁっ!!」
床に付いていた背中すらも反らせて、絶頂の大きすぎる快感に身を焦がすあやか。
陰茎を咥え込んでいる秘裂からは潮を噴き出し、密着している俺の下腹部を濡らした。
吐き出される精液を積極的に奥へ引き込む膣壁は、亀頭を擦って射精を促してくる。
痙攣して上下に動く鈴口にピッタリと張り付きながら、ヒダが出たばかりの精液を子宮口へ送った。
「ふっ……うぁ……」
「んむぅ……」
短くはあるが長く感じる絶頂は暫く続き、俺とあやかは身体を硬直させながら快感を開放していく。
膣壁の痙攣と陰茎の射精も終わる頃には、白かった思考も戻って一息つく余裕を取り戻した。
「うっ……ふぅ……」
「あっ……あぁ、暖かい……」
胸を抱き締めていたあやかはゆっくりと背中を床へ付けて腕を下ろし、横向きになっている自分の下腹部を軽く撫でる。
外見上の一切変化は無いものの、子宮口付近では精液が溜まって体液の温かみをあやかに与えた。
うっとりとした表情を浮かべ、絶頂後の余韻に浸るあやか。
俺も握り締めていたあやかの腰から手を離して、陰茎を抜いていく。
「あっ……」
明らかに残念そうな雰囲気を感じる声を漏らすあやかを無視しつつ、陰茎を取り出した。
広げられていた膣口は大陰唇に即座に隠されてしまうが、あやかが深く呼吸する間隔で混ざり合った二人分の体液が漏れ出す。
静かに大陰唇を流れ落ち、床の体液溜りの範囲を広げた。
「ふぅ、さて、柔軟体操はもう良いだろう」
「えっ、あ、は、はい」
再び力が抜けた陰茎をそのままに、俺はあやかに当初の目的を思い出させる。
精液を短時間で二度も吐き出した俺は完全に賢者と言えるだろう。
腰のダルさはあるものの思考は冷静極まりなく、目の前で股間から精液を流す美少女を見ても何も感じない。
あやかは寝かせていた身体を起こすと、そっと股間へ手を持って行って出された精液を指へ絡ませる。
そのまま目の前へ持ってくると、匂いを嗅いでからおもむろに口へ含んだ。
「ぁむ……」
「…………」
精液の味にうっとりしたあやかの目は、何処にも合わせられていない。
身体を包んでいた消えていく余韻と、俺に犯された事実を反芻しているのだろうか。
しかし、この調子では学校でも妻面をしてくるかもしれないな。
俺としては、あやかを犯したのは単純に性欲を発散させたかっただけ。
あやかにとっては恋心を抱いている俺から犯された事実を好意的に解釈し、他の場所でも今迄以上に特別な行動を示すかもしれない。
普段のあやかの反応を考えれば、ここでシッカリと新しい暗示を与えておかなければ、大変な事になるのは目に見えている。
「雪広、俺を見るんだ」
「雪広だなんて……。身体を重ね合わせた仲ではありませんか、私の事はあやかとお呼び――」
頬を染めながら案の定、恋人気取りの発言をしてきたので、サッサと魔方陣を刻んで催眠状態へと落とした。
「あやか、俺とお前は単に普通の柔軟運動をしてただけで、セックスなんてしていない」
「……していない」
意思を封じられた状態では俺の暗示を拒絶する事など出来る筈も無く、アッサリと暗示を受け入れるあやか。
催眠状態特有の力の抜けた表情を見つつ、俺は後始末ついでに今まで通りの付き合いが出来るようにあやかの記憶を変えていった。
つじつまを合わせ終わると、膣内で溜まる精液の感覚、そして犯された余韻を感じないようにしてから催眠状態の魔方陣を中和する魔方陣を刻む。
「――あっ……?」
「そろそろ泳いでも良いかな」
「あっ、そ、そうですね」
意思を取り戻したあやかは普段通りの態度に戻り、掛けられた暗示で下半身の惨状を気にしない。
座っていた体勢だったあやかが立てば、腹に力が入って膣内から精液が音を立てて漏れるも、それすら気にせずにプールの水を掬って身体に掛けていった。
一先ず自分の精液が流れるプールに入る気は無いので、密かに股間の精液はシッカリと流すように暗示を追加している。
「それにしても、ネギ先生。なぜ突然家庭訪問を?」
股間を洗っているあやかは、思い出したように家庭訪問の理由を聞いてきた。
流石に、最初に言った仲良くなりたいだけではないと感付いていたのだろう。
「あぁ、実はな――」
賢者タイムで紳士の心を取り戻した俺は誤魔化さずに、アスナから頼まれたと教えた。
アスナの今までの態度と、『今日』急に家庭訪問をした理由。
あやかは思ってもいなかったアスナの心を知り、嬉しそうに顔を伏せて優しく微笑んだ。
「全く、アスナさんたら……」
理由を知ったあやかはアスナに対しての印象を改め、正真正銘の親友として互いに認識する。
そして、俺は腰の疲労で泳ぐどころの話では無く、あやかの優雅な泳ぎを見ながらベンチで休む羽目になった。
別に魔法で治せば良いのだが、精神的な疲労は回復できない。
自分で自分の精神まで弄ってしまえば、きっといつか俺は俺でなくなってしまうだろう。
ヒロインを犯すのは俺であり、俺だけが犯して良いのだ。
だから、一つの自戒として絶対に俺自身の精神は弄らないようにしている。
「ネギ先生―! どうですか、私の泳ぎはー?」
「あぁ、上手いよ」
「有難う御座いますー!」
未だに全裸のあやかが背泳ぎをすると、隠されていない巨乳が潜水艦の如く水面から姿を現す。
腕を回す度に波と一緒に振るえ、天井を睨む乳首が空気を切った。
こうして、今日と言う、あやかにとって特別な日は平和に去っていく。
ちなみに翌日、アスナへ遠回しに感謝を述べたあやかだったが、互いに照れる所為でいつも通りの喧嘩に発展してしまった。
しかし、その顔は楽しそうであり、仲の良い印象を回りに与えたのだった。
続く
時止めアパート・番外編 先口:時間停止姦
この話は、同人小説『時止めアパート』の番外編です。
先に同人本編を体験版だけでも読んでいないと、恐らくチンプンカンプンだと思います。
ぜひ体験版だけでも呼んでくださいね!(ステマ
△
アパートの敷地内限定で時間を止められると知ってから幾日か。
住人を犯すのも手馴れ、後始末も完璧に出来るようになった。
犯したと言う証拠隠滅の為に、伊達に検視関連の本を読み漁っただけの事はあると自負している。
しかし、流石に四六時中女の身体を考えている訳でもない俺は今、平和で静かな平日の午後にまどろむ。
資産価値に影響がある程度には立地が悪く、アパートに来るまでの道も細い所為で人通りは少ない周辺環境。
近所には騒がしい人間も居らず、交通の不便を考えなければ、まさに癒しの土地でもあった。
……と、良い風に考えてみたが、やはり交通の不便は全ての良い点を越える難点だ。
しかも、アパート自体も蔦が蔓延る壁に、何処からどう見てもボロイ外見。
幾ら内装だけはリフォームしても、不動産屋の案内で来た入居希望者がアパートの外見を見ただけで帰るのは悲しい。
少なくとも生活する分には問題の無い収入はあるものの、金の余裕は幾らでも欲しいのだ。
自室でオーナー兼管理人の仕事を終えた俺は、ゴロゴロしながら入居希望の人が来ないかと思っていると、携帯の着信音が意識を引き上げた。
「はい、もしもし」
『もしもし、先口です』
「あっ、どうも。その節はお世話になりまして」
電話の向こうには、遺産としてアパートと土地を受け取る際に世話になった<先口>だった。
両親の遺産で毎日を怠惰に生きていた俺の所へ、見た事も無い爺さんの遺産の話を持ってきた弁護士。
遺産だった土地とアパートの権利は、資産的な価値で言えば持っているだけで損害をもたらす物だったが、自分の家が欲しかった俺は素直に相続した経緯があった。
『いえいえ、それが私の仕事ですから』
「でも感謝しているのは本当ですので」
『そう言って頂けると、弁護士冥利に尽きます』
久しぶりに会話をする先口の言葉は、やる気が溢れた力強さを感じられる。
俺の感謝の言葉に電話越しではあるものの、嬉しそうな雰囲気が漂ってきた。
『それでですね、今回お電話をしたのは、そろそろ固定資産税などの事でして』
「あぁ、もうそんな時期ですか」
めっきり寒くなった外では偶に雪も降る。
季節は毎年同じく巡り、人の社会も同じく回るのだ。
『なので、役所に提出する際の書類をお渡ししたいので、都合の良い日を教えて頂ければと思いまして』
「あぁ、なら、明日でも良いですよ、管理人の仕事も余り無いので」
『はい、分かりました。では、明日の午後にお伺いしても宜しいですか?』
「えぇ、大丈夫です」
『そうですか。では、お伺いいたしますので』
「はい、待ってますよ」
『それでは失礼致します』
「はい」
そして、切れる電話。
本当は税理士に丸投げしたいが、自分で出来る事なら自分でした方が節約になる。
遺産を受け取っても、アパートの内装をリフォームした所為で金銭的な余裕は余り無いのだ。
もしもの為、節約するに越した事は無いだろう。
何にせよ、明日先口が持ってくる書類を見なければ、どうしようもない。
△
人と会う為には、それなりに身形を小奇麗にしておかなければ失礼に値するのは一般的な常識で、先口を迎える為に髭も剃った俺は準備万端だ。
約束の時間も近付き、そわそわしていると来訪を告げるチャイムが鳴った。
「はいはい」
前のように玄関の覗き穴を使わずに、そそくさとドアを上げる。
「こんにちは、先口です」
久しぶりに会った先口は、少し伸びた髪が肩に掛かっている程度の変化しか見られない。
優しそうな顔は希望に溢れたままで曇っておらず、プリッとした唇は柔らかな微笑を浮かべている。
高そうな女性物のスーツに隠れている身体は、前に会った時よりも女らしい凹凸を強調させ、胸や腰辺りでは服の生地がパッツンパッツンになっていた。
「こんにちは、とりあえず中へどうぞ」
「はい、お邪魔致します」
後ろから聞こえる女性特有の軽い足音を聞いていると、自分の部屋に異性を呼び込んだ実感が沸いてくる。
別に女性を招き入れるのは初めてでもないので普通に案内して狭い居間に着くと、先口へ座るように促し、俺は二人分の茶をテーブルへ出して長話に備えた。
「粗茶ですけど……」
「有難うございます」
互いに口を潤してから一息付くと、先口は持っていた鞄から書類を取り出す。
「それで、今回お伺いしたのは電話でも言いました役所に提出する書類で――」
「ふむふむ――」
と、説明を始めた先口だったが、俺の視線はテーブルに出された書類ではなく、テーブルに乗っている先口の胸に向かってしまう。
前から大きいとは思っていたが、少なくとも前はテーブルに乗る程ではなかった筈だ。
それが今、目の前にある先口の胸は硬いスーツを押し上げてまでテーブルの上へ乗せられている。
書類の説明をする為に文字へ指を持っていく動きですら、左右へ緩やかにゆったりと揺れた。
先口が身体を動かし、何かを話せば良い香りが俺の方へ漂ってくる。
何気に今日は性欲を発散させていない所為で、真面目な話を聞いてズボンの中で大人しくしていた陰茎が徐々に興奮を蓄え始めた。
時間を止められると知って欲望に負けた俺が、住人に手を出して以来、ガタの外れた性欲は先口を魅力的な女として認識してしまう。
「こちらの項目に書かれているのが――」
「はい」
既に先口の言っている事は耳に入っておらず、視線の先にある胸へ意識が向く。
曲がりなりにも自分に関係する大事な事であっても、性欲に染められて行く思考では聞き流してしまいそうだ。
なので、下手な失敗をする前に発散させるとしよう。
「なので、こちらを提出し――」
真面目な顔で種類に視線を落としていた先口の言葉が不自然な所で止まると、世界からも生命の声が聞こえなくなる。
チラリと外を見ても落下中だった落ち葉が空中で静止しており、鳥も羽ばたき始めた姿勢のままで地面から数cm浮いた状態になっていた。
「相変わらず、不思議な土地だな」
時間が止まっていると言う確証を得た俺は、視線を先口の身体へ戻す。
テーブルには変わらず胸が乗り、スーツの固い生地を限界近くまで伸ばしている。
Yシャツのボタンも窮屈そうに左右へ引っ張られ、少しでも先口が背中を反らせれば弾け飛びそうだ。
俺は視線を胸に固定したまま、テーブルを回り込んで先口の隣に移動する。
依頼人である俺の部屋に来る為か、近くに寄ればシャンプーの良い香りがした。
セミロング髪は肩に掛かっていても清潔感を失わず、外からの光を艶やかに反射している。
「それじゃ、ちょっと失礼して……」
胸とテーブルの間に手を差し込んでみるとスーツの荒い生地に指が沈んでしまい、掌には暖かい重みを受けた。
指だけを動かして胸を揺らしてみても、たぷたぷとスーツごと柔らかく波打つ。
ブラで拘束されている筈だが、大きな胸の柔軟性の方が勝っている様だった。
下乳を支える感覚は掌に快感を与えてくれる。
そして、胸を支えていた手を取り出してからYシャツのボタンへ掛け、脱がせようとした時、しなければいけない事を思い出した。
「おっと、写真を撮っておかないと……」
時間が止まった中であっても人の身体は自由に動かせるが、ちゃんと元の体勢を記録しておかないと後始末をする時に困るのだ。
アパートを曰く付きにしない為の行動は既に慣れたもので、何処から撮れば全体が分かり易いのかは経験済み。
先口の周りを回りながら現状を記録すると、いよいよ魅力的な身体へ手を伸ばす。
「座ったままじゃ犯せないよな」
座ってテーブルに視線を落としている先口を持ち上げると、床へ仰向けに寝かせた。
折り畳まれていた脚も伸ばし、スカートから出ている太股へ触る。
「ん~、ストッキングが邪魔だな」
黒のストッキングはサラサラであるものの、やはり生脚の感触には遠く及ばない。
邪魔な物を脱がせようとスカートのホックを外し、サッと脱がせて行く。
「随分と高級そうなパンツを履いてるな」
黒のストッキングの下には、レースと上品な模様が付いているショーツが見えた。
生地もやはり高そうな艶があり、先口の股間にピッタリと張り付いて守っている。
ストッキングを伝線させない様に気を付けながら脱がす。
「胸だけじゃなくて、太股も良い具合だな」
少しずつ露になる白い肌の太股を見詰めながらストッキングを完全に脱がし終えた俺は、先口の股間を触りたい欲求に耐えて上半身へ目標を向けた。
時間が止まっていても俺が触った部位は動き出す所為で、仰向けの胴体から重力に従って巨乳が左右へ広がっている。
ブラとスーツを着ていてもYシャツのボタンに掛かっている負荷は増大したようで、シャツの隙間から先程は見えなかったブラが僅かに覗く。
このままではボタンが飛びそうなので、完全に余計なお世話として上半身もスーツを脱がせる。
細い首元から順にボタンを外し、胸の膨らみで作り出されていた空間が開放していく。
鎖骨から胸骨の辺りは特に隙間が大きく、仰向けになって形を平たくさせた胸があっても、だいぶ余裕があった。
そして、一番負荷が掛かっていた胸のボタンを外すと、視界に幸せが飛び込んでくる。
「おぉ……!」
見ただけでも分かる大きなブラから、大幅に食み出す胸の肉。
カップに覆われていない上の部分は片紐に食い込み、厭らしさと色気を醸し出す。
Yシャツを完全に取り払い、スーツに皺を残さない為に横へ畳んでおく。
「前から思ってたけど、やっぱり良い身体だな」
改めて真面目な顔を浮かべている下着姿の先口を見下ろせば、素直な感想が出てきた。
大きな胸はスーツの上からでも分かっていたが、想像よりも形が良い。
スーツに隠れて分からなかった腰には括れがあって、スカートの生地を張らせていた尻は安産型だろうか。
肉付きが良く、全身から成熟した女としての健康的な魅力が溢れている。
首から脚にかけての肌も当然ながら綺麗であり、化粧をしている筈の顔の肌と比べても遜色の無い美貌と言えた。
「では、早速……」
フロントホックだったブラをパチッと外した途端、拘束から開放された巨乳が大きく揺れて姿を現す。
「ふぉ……!」
頂点で揺れた乳首の色は少し茶色掛かっており、何処と無く日本人らしい色と思えた。
乳輪は胸全体の大きさから考えると普通ぐらい。
乳首は興奮していないので普段の様子を見せ、半分ほど乳輪から顔を出している程度。
仰向けになっていても若さが垂れる事を許さず、お椀型を保って乳首を天井へ向ける。
傍で屈んでいた俺は自然と手を伸ばし、胸の付け根から掴んだ。
「お、おぉ……!」
スーツ越しに触った時よりもハッキリ感じる巨乳の暖かさと重さ。
力を入れた指は柔らかく包まれ、包まれた分だけ胸の形を卑猥なものへ変える。
ぐにぐにと揉み解しても、弾力を返してくる程度には硬さを感じた。
白い胸は指と共に手の形で凹み、白い肌に影を作る。
徐々に胸の付け根から乳首に向かって指を動かし、乳輪へ差し掛かると強めに乳首を摘んでみた。
柔らかく形を変える胸は乳首を引き上げられた事で上へ吊られ、俺が指を離すとたぷんと揺れながら元の形へ戻る。
爪の先で乳首の先端を軽く引っ掻けば、それだけでも反動を受ける胸が揺れて俺の視界を楽しませた。
強くは無い刺激であっても触れられた乳首は反応を返し始め、乳輪に埋もれていた乳首が顔を出してくる。
「やっぱエロイよな……」
平常を保っていた胸が生理的な反射とは言え、厭らしく乳首を立たせる過程は俺の興奮を後押ししてくれた。
巨乳を真上から掴んで揉み解しながら下半身へと視線を移し、ショーツに隠れている大陰唇の膨らみへ残った方の手を被せる。
「……んくっ」
胸と同等以上に柔らかいかもしれない大陰唇は、軽く力を入れた指を簡単に食い込ませた。
人差し指と薬指を脚の付け根と大陰唇の間へ差し込み、真ん中の中指で秘裂を擦って生々しい暖かさを味わう。
ショーツ越しに食い込む感触を受けつつ尻の方から腹側へ、秘裂の縁に沿って指を這わせて行く。
成熟を果たした小陰唇は布の上からでもハッキリと存在を感じ、端まで行けば淫核に引っ掛かった。
再び爪の先で引っ掻くようにして軽く刺激した後、片手で不器用にショーツを脱がして行く。
「……濡らしたら後始末が面倒だからな」
既に興奮は大きくなっているものの、住人を犯して経験を積んだ俺は童貞の時よりも明らかに精神的な余裕があった。
「よし」
ショーツを脱がせていく程に白い腹が見え、更に下げると生え揃った陰毛が出てくる。
成人らしい量であり、適度に手入れをされているようで形が整えられていた。
その下には淫核を隠す包皮が少し食み出る秘裂の端が現れ、遂には先ほど触ったばかりの大陰唇が見える。
こちらには陰毛が生えておらず、剃った後も無さそうだった。
「……元から生えていないのかな?」
ショーツを完全に脱がせてから先口の脚を蟹股気味に開かせ、股間を覗き込んで確認すると若干の光沢が目に入る。
鈍い光を反射する性器には見覚えがあり、どうやら乳首と淫核を軽く弄った刺激で少ないながらも愛液が出ていたようだ。
近くに放ってある脱がせたショーツのクロッチにも、白い生地が僅かに水分を含んで灰色に変わっていた。
「早めに脱がせて置いて正解だったな」
犯す前に凡ミスを犯しそうになって、内心ドキドキしてしまう。
しかし、少し弄っただけで敏感に反応を示すなら、たいして愛撫の手間も掛からないと思い、気は楽になる。
胸を揉んでいた手を離した俺はズボンを脱いで陰茎を開放し、蟹股に開いた先口の脚の間へ身体を差し入れた。
両手の親指で大陰唇を開き、膣口を確認してみる。
「……狭そうだな。処女か?」
俺に触れられた事で時間が動き出した膣口は、大陰唇を左右に開かれた力に抵抗してヒクヒクと開閉を繰り返す。
僅かに漏れた愛液で秘裂の中も卑猥な光沢を持っており、小陰唇も充血して心成しか厚くなっている感じがした。
試しに膣口へ小指を差し込んでみれば、強い締め付けと滑りが足りない所為で肌を突っ張る抵抗を受ける。
このままでは入れられはしないので、包皮に隠れている淫核を強めに摘んだ。
グミを思わせる弾力は指の間で抵抗を示し、捏ね回して見ても流石に変化は急速には現れない。
それでも根気良く指で淫核を弄り、時には大陰唇を開いていた指を少し膣口へ差し込んでいれば、少しずつ愛液の量が増えてきた。
ヌルヌルになっていく秘裂の中で膣口の動きも活発になり、収縮を繰り返す度に新しい愛液が漏れ出して来る。
摘んでいた淫核も硬くなっていき、ふとした瞬間に包皮が捲れて淫核が飛び出してしまった。
「おぁっ……。もう良いか?」
思いがけずズルッと包皮が剥けてしまったので若干驚いてしまうも、秘裂から滴る愛液を見た俺は準備が整ったと認識する。
いざ入れようと意識を陰茎へ向けると、鈴口から滲み出るカウパー液に初めて気が付いた。
俺は先口の足の間を更に進んで腰を近付け、直立近くに反り立っていた陰茎の角度を平行にさせる。
そして、鈴口を愛液が溢れる秘裂へ食い込ませて行き、先の方だけを膣口に引っ掛けた。
「うっく……」
敏感な亀頭が熱く滑りのある大陰唇に挟まれる感触は何度体験しても心地良く、溜まった興奮も高まる。
処女の膣口が亀頭を押し返す力は思いのほか強かった。
違う方向へ陰茎を逃がさない様に、俺は先口のサラサラした腰を引き寄せながら挿入して行く。
「うっ……ふぉ……」
陰茎を食い込まされて行く膣口は、亀頭の形に沿って広げられる。
愛液の滑りが加えられたお陰で、締め付けを受けてもスムーズに膣内へ陰茎が挿入されていく。
大陰唇は乾いていた竿に愛液を塗り広げ、亀頭は膣壁の生暖かさに包まれる範囲を広げた。
「おぁ……」
真面目な表情を浮かべている先口は、書類に視線を降ろしていた所為で脚の間に居る俺を見ている様にも思える。
先口の見詰める先で亀頭を食い込ませる秘裂がカリを飲み込み、膣口を通り過ぎれば鈴口に処女膜の感触が返ってきた。
「うっ、く、意外だな……んっ……!」
初体験は済ませていたと勝手に思っていた分、意外だと感じるも、処女の締め付けを亀頭だけに受ける快感は冷静な部分があった俺の思考を蕩けさせる。
俺の腰が先口の股間目掛けて進む程に陰茎は大陰唇を巻き込んで膣内へ挿入され、処女膜が伸びる感触を亀頭に受けた。
そして、抵抗出来る限界を超えた処女膜は、時間が止められた世界で破られる。
「おっふ!」
鈴口を押し付けていた壁が無くなると、今度は細かいヒダの壁が立ち塞がってきた。
破瓜の刺激で急激に締め付ける膣壁を亀頭で広げつつ、腰ごと陰茎を押し入れる。
膣口で締め付けられる感覚がカリから竿の根元まで進んで、遂には俺の下腹部が先口の股間へ接触した。
「あぁ……暖かい」
熱くなり、硬くなった陰茎でも膣内の温かさを感じる。
呼吸はしていないので膣壁が横隔膜で引き上げられる動きは返さないものの、生命の息吹を感じさせる収縮が膣内で陰茎を締め付けた。
腰を引いて陰茎を抜いていっても、狭い膣口が秘裂から僅かに食み出て竿の動きに付いてくる。
竿を愛液で滑る膣口で舐められ、ヒダがカリの裏側から鈴口へ流れる様に動く。
「くぅ……!」
狭く強い締め付けは亀頭で広げられても、異物が無くなれば即座に元の狭さに戻る。
そのお陰で膣内に挿入している部分が再び亀頭だけになっても一切の隙間無く、愛液の滑りで蠢く膣壁に快感を受け続けた。
カリが膣口から出ない程度まで腰を引き終えると間髪入れずに根元まで突き入れ、止まらずに腰を動かして行く。
「ふっ、ふぉっ、おぉっ、おぉ……!」
前後に腰を動かせば股間を叩かれる先口の身体は上下に揺らされ、仰向けになっている巨乳も激しく波打った。
興奮で立った乳首が縦に伸びる楕円を描き、視界から誘惑を受けた俺は思わず掴んでしまう。
先口の身体は性的な快感を受けており、掴んだ胸にも心成しか張りが増しているようにも感じた。
真上から揉んでみても指に返ってくる弾力は増え、掌の中心で擦れるのは尖った乳首の感触。
「うっ、ふっ、はっ、はぅっ!」
手から受ける快感も合わさって徐々に早くなる腰の動きは先口を乱暴に揺さぶり、俺の下腹部が当たった跡を股間だけではなく内腿にさえ残した。
鈴口から滲み出るカウパー液の量も増え、滑りが増し続ける膣内で陰茎を扱く俺の快感は膨れ上がる。
前後に動くだけだった陰茎が俺の意思の外側で小刻みに痙攣を始め、思考も絶頂の予感で白く染まってきた。
「ふっ! くぁっ! あぁっ!」
胸を掴む手に自然と力が入ってしまい、腰も勢いを付けて膣内の最奥を突き上げる。
膣壁も激しい入出に付いて行けなくなり、隙間が出来た膣内に空気が入ってブチュブチュと卑猥な音が響いた。
愛液は白く濁り、先口の身体に溜められた快感が大きくなってきた事を示す。
下半身から立ち上ってくる愛液の匂いは荒くなった呼吸で性欲に濁る脳へ送られ、陰茎を更に硬くさせる要因になった。
頭を振り上げた俺は腰だけを必死に動かし続け、急速に限界が近付いてくる。
「くっ! ふっぁ! くふぅ!!」
陰茎の我慢は限界を超え、俺は最後の止めとして腰を打ち付けると陰茎を根元まで差し込んだ。
そして、真面目な視線を俺へ向けている先口の膣内へ、耐えていた絶頂を一気に開放して精液を吐き出す。
「ふっ! ふぉっ……!」
断続的な動きで上下に痙攣を繰り返し始めた陰茎は、間近に迫った子宮口へ精液を掛けていく。
膣内で溜まっていた愛液を、最奥から流し込んだ精液で膣口から逆流させた。
子宮口に他人の体液を受けた先口の膣内も、溜め込んでいた快感で痙攣を始める。
ビクビクと震える動きは射精を繰り返す陰茎と同調して、互いに刺激し合って快感を更に高めてくれた。
「おぁ……! おぅ……!!」
俺の下腹部で潰れる大陰唇から愛液の潮を噴き出し、先口の身体も絶頂に達した事を知らせる。
亀頭が射精で動けば、強く締め付けながら痙攣を繰り返す膣壁が擦れ、敏感になった亀頭へ刺激を送ってきた。
ヒダは愛液で滑って不規則な動きを返せば、陰茎を這い回られる刺激で残らず精液を吐き出させる。
「おっ……おふぅ……」
大きな射精が終わると小刻みに腰を動かし、尿道に残っていた物まで膣内へ出しきった。
「うっ、ふぅ……」
一息付いてから腰を引いて陰茎を取り出すと、力が抜けた竿が愛液に塗れた姿を現す。
捲れる膣口は相変わらず強い締め付けを返している所為で、陰茎に付着していた精液が削ぎ落とされているようだった。
カリが軽く膣口に引っ掛かった後、陰茎が完全に抜ける。
丸くぽっかりと開いた膣内は暗い影になっているものの、薄いピンク色に染まる精液が見えた。
犯している最中は気にならなかったが、よく見れば大陰唇の周りにも僅かな破瓜の血が付いている。
「さてと、ティッシュティッシュ……」
後始末も慣れた物で、性欲を発散させた後の賢者を思わせる思考はやるべき事を即座に行動へ移させた。
若干、腰のダルさを感じてはいるが、ここで休んでいては何時までも時間を動かせない。
手近に用意してあったティッシュを箱ごと持ってくると、先口の股間を綺麗に拭いて行く。
愛液と精液を流していた秘裂の中は当然として、大陰唇とその周り、それから尻の谷間まで丹念に綺麗にした。
「……うん、これで良いか?」
少し離れて見ても先口の股間は犯す前と変わらず、とても処女を奪われたとは思えない初々しい性器に戻っている。
開いていた秘裂は大人しい割れ目に戻り、小陰唇は興奮を冷めさせて大陰唇の中へ姿を消す。
愛液で卑猥な光沢を持っていた淫核も、包皮の中へ隠れた。
後はショーツを履かせて、巨乳を揉みながらブラを付けさせる。
最後にスーツを着せると、写真を頼りに時間を止める前の姿勢を再現するだけだ。
「……ひょっとしたら、これが一番体力を使うかもな」
何気に角度を再現するのは難しく、肘や首が一番の難敵だ。
少なくとも先口の視線が、説明していた書類の文字へ合わさっている角度で無ければいけない。
「…………こんなものか?」
とりあえず納得できる再現を完了させれば、最後は先口の身体から犯された感覚が消えるまで時間を取れば良いだけとなった。
時間が止まっているにも拘らず、時間を取るとは此れ如何に。
対象に触っていないと時間が止まってしまう為、先口の腕に触れたままで時間を潰す。
体感時間にして二時間ほど待った後、俺は元々座っていた位置へ戻り、時間を動かした。
「――て頂ければ、相続した遺産についての問題は無いと思います」
「分かりました」
時間が動き出して、再開された先口の説明は淀みなく終わった。
俺は顔を書類へ向けたまま、上目使いで先口の顔を伺っても身体に異変は感じていない様子でホッとする。
「何か分からない事がありましたら、役所の職員に聞いて頂ければ大丈夫だと思います」
「いえ、先口さんの説明が分かり易かったので大丈夫だと思いますよ?」
「そうですか? 有難うございます」
碌に聞いていなかったが正直な感想を言ってみれば、先口は頬を染めて照れてしまった。
「説明は以上ですけど、他に質問はありませんか?」
「ん~……。今の所は無いですね」
「そうですか」
一仕事終えた感を出す先口は、やり遂げた表情を浮かべて微笑む。
その笑顔は、見てる俺にも笑顔を浮べさせてくるようだ。
「何も無ければ、これで失礼致しますので……」
「あっ、はい」
「お茶、ご馳走様でした」
「いえいえ」
御開きの言葉を合図に、先口は胸を揺らしながら立ち上がって玄関へ向かう。
俺も見送りの為に後ろを付いて行く……、ついでに最後に先口の尻を視姦しておいた。
スカートの生地を張らせる程度には肉付きが良く、柔らかく振動する光景を目に焼きつける。
「それでは、また何か在れば電話でも下さい」
「えぇ、その時はよろしくお願いします」
「はい、頑張ってお仕事をします。では、失礼致します」
「はい、お気を付けて」
礼を返して玄関を出て行く先口を見送り、扉を閉めた。
部屋へ戻ると窓からは道を歩く先口の後姿が見える。
あの華奢であっても肉付きの良い身体を犯したのは良い体験だった。
性的に満足した俺は、テーブルに出されていた書類へ目を通す。
「……とりあえず、これを役所に出せば良いんだよな?」
話半分で聞いていたが、分からなければ先口の言ったとおりに役所の職員に聞けば良い。
目先の用事が簡単に解決すると分かった俺の身体は既に休憩状態だ。
やる事が無くなって暇になると、腰の疲労が眠気を誘ってきた。
冬の寒い日であっても室内は暖かく、日の光も丁度良い具合に差し入り、絶好の昼寝環境だ。
「あふぁ……駄目だな。眠くて何もやる気が出ない」
大きく欠伸をした俺は、そのまま畳へ身体を倒して寝る体勢に入る。
心地良い疲労感はすぐに瞼を落とさせ、意識は暗闇に沈んで行く。
「夜までには疲れを癒しておかないと……」
殆ど呟くように言った後、俺は完全に暖かな日差しの中で眠りに付いたのだった。
終わり
△
オリジナルだから本当はノクターンノベルズに載せようかと思ったんですけど、同人小説の番外なのでこっちへ載せます。
以下、どうでも良い裏設定
先口さんの名前の由来は、四文字熟語の「口先三寸」です。
「口先三寸」は本来悪い意味ですが、本編の先口さんは凄く真面目で正義感の強い、どちらかと言えば新米弁護士です。
ちなみに「口先三寸」は間違った言い方なんですよね。
本来は「舌先三寸」らしいです。
……知らなかった!
同人本編に登場するキャラの名前は、特に由来はありません。
何となく美人、美少女っぽい響き感じる名前を適当に使いました。
エロシーンが無いモブキャラには名前の由来があるのに、エロシーンでガッツリ犯されるキャラには名前の由来が無いとは此れ如何に。
ニセコイ 鶫 誠士郎:時間停止姦
この前、前世から数えて初めての友達に自分の能力を相談したら、物凄く笑われた。
挫けずに『時間を止められる』と具体的に言っても信じて貰えず、今度は真面目な顔をして頭を心配されたのだ。
俺が一大決心をして教えたのに、何と薄情な友達か!
実際は俺も軽い冗談の様なトーンで言ったので、信じて貰えないのは、まぁ良い。
そもそも、俺が同じ様に『時間を止められる』とか教えられても同じ反応を返すだろうし、心の中では中二病を心配する。
とりあえず、その友達とは縁を切った。
軽く言っているが、本当は凄く傷付いたのだ。
前世でぼっちだったから、今度こそ友達を作ろうと無理をしたのが駄目だったのか。
やはり、一人が良いな。
「お、お穣! 待って下さい!」
「遅いわよ。つぐみ!」
「あ――」
そんな、かつての友達に笑われた俺の持つ能力は、最近は頻繁に使っている。
最初は能力を把握する為に色々試し、代償も無いと分かった今、目標は俺の目の前で足を駆け出すポーズで止まっている<鶫 誠士郎>
ギャングの親分である人物の娘<桐崎 千棘>を守るヒットマンだ。
何気に千棘と同等に真っ直ぐな性格で、『ニセコイ』と言う漫画の中でも存在感を見せるキャラクター。
千棘も紛れもないメインヒロインの美少女ではあるが、転生して能力に気が付いてから、俺は紙面から溢れる魅力に惹かれた誠士郎から手を出すと決めていた。
しかし、悲しいかな。
最近の千棘と誠士郎は、ヤクザの若として避けられていた筈の<一条 楽>と結構な頻度で一緒に行動している。
本当なら俺が先に仲良くなっていたのに、と言いたいが、俺は他人と話すのは苦手で親交は深められないと諦めていた。
それでも、気になる女の子には触りたいと思うのは仕方の無い事。
能力で作り出した誰の目も気にしなくて良い止まった時間の中を歩き、走り出そうとしている誠士郎に近付いた。
「おはよう、つぐみちゃん!」
「――――」
普段なら絶対に出来ない馴れ馴れしい挨拶をしても、当然ながら誠士郎は黙ったままだ。
表情も先を歩く千棘に置いて行かれそうな状況に慌てている。
「うん、困った顔のつぐみちゃんも可愛いよな」
至近距離で誠士郎の香りを嗅ぎながら、じろじろと無遠慮に顔を見ていく。
目鼻立ちは完成された美少女で、肌も健康的な赤みを持って綺麗なものだった。
麗しい唇は薄く、まるでリップクリームでも塗っていそうな程に艶やかな光沢を持つ。
そして、視線は華奢な首筋へ落ち、胸に到達する。
「……全く無いな」
近くに寄って鼻をくすぐる匂いは完全に女の子の匂いであっても、外見は美少年の風貌。
誠士郎が女であるのは既に周知の事実であるので、制服の下には胸がある筈。
「失礼しますよっと……」
美少女の服を脱がせる事に、俺の興奮はにわかに高まる。
ズボンの中でも、陰茎がゆっくりと硬さを増して行くのがハッキリと感じられた。
緊張で震えそうになる指を何とか押さえながら、まずは上着を脱がせ、シャツに手を掛ける。
ボタンを外す感覚はごく普通で、巨乳にありがちな胸の張りで生地が伸ばされて外し難い事もなく、俺が服を脱ぐ時と変わらずアッサリと外せた。
「おっ……これが、つぐみちゃんのブラか……!」
ドキドキしながら誠士郎のシャツを肩から脱がせた先に見えたのは、女の子らしいブラジャー。
フリルとレースが付いた可愛らしいピンクで、外見の男装の下に付けている下着とは思えない物だった。
サイズは丁度良いらしく、カップの上からは綺麗な曲線を描いた胸が見える。
「つ、つぐみちゃん、意外におっぱいが大きいんだね~」
俺自身でも気持ち悪いと思う声を出しながら、脱がせたシャツを廊下へ置いてから、誠士郎の背中へ手を回してホックに指を掛ける。
いよいよ誠士郎の生乳を見れる興奮で生唾を飲み込み、ホックを外した。
その瞬間、ブラに押し込められていた胸は開放される。
「ふぉっ!?」
ぷるんと幻聴が聞こえそうな揺れを見せる胸は平均ほどの大きさがあり、揉み心地は大変良さそうだ。
しかし、男装姿であの胸の平たさを考えると、とても制服の下にあったとは思えない大きさ。
頂点にある乳首は穢れを感じさせない桜色で、乳輪は心成しか小さめ。
「おぉ……これがつぐみちゃんのおっぱいか……」
時間が止まった世界で独り言を言う俺は、恐る恐る誠士郎の胸を突いた。
「あっ! ……柔らかい」
人差し指が誠士郎の横乳に接触すれば、指先が胸の中へ沈み込んでいく。
人生で初めて触った胸の温かさは言葉に出来ない程の感動と興奮を俺に与えてくれた。
指が微かに動くだけで全体を振るわせる胸を見ていると、やはり目に付くのが乳首。
白い肌に桜色の突起は目立ち、触って欲しいと言わんばかりに存在を主張していた。
「んくっ……」
横乳から離した指をゆっくりと乳首へ近付け、ボタンを押すように触る。
「おぉ……!」
指の力で凹むのは横乳と変わらないが、指の腹に感じる弾力は僅かに硬いだろうか。
押すだけでは我慢できない俺が今度は親指も使って摘めば、乳首は上下から潰され、平たく形を変えた。
そのまま指を動かしてコリコリと捏ねる。
「……おっ?」
興奮の赴くままに暫く乳首の感触を楽しんでいると、徐々に固い感触になってきた。
時間が止まっていても、誠士郎の身体は刺激を受けた所為で生理的な反応を示してきたらしい。
「くくっ、つぐみちゃん、乳首が立ってるよ?」
欲望で厭らしく笑っていると自覚しながら、俺は慌てた表情を浮かべる誠士郎の顔を見上げた。
上半身が裸にされても、首から上は日常の一コマと何ら変わりない姿。
そこで俺は少し悪戯心が芽生えてしまった。
「……よし。それじゃ、今度は服を着せてあげるからね~」
乳首を弄られて尖らせるのなら、その刺激は間違いなく誠士郎の身体へ蓄積されている証拠。
この状態で時間を動かせば、恐らく弄られた感覚が一気に誠士郎へ送られ、きっと面白い反応を返してくれるだろう。
そう思った俺は誠士郎にブラを付けさせないで、シャツを着せた。
ブラがない所為で立たせた乳首はシャツの生地を持ち上げ、卑猥な突起を作っている。
時間を動かした時に示すであろう反応を思い浮かべる俺は、興奮を抑えながら誠士郎に上着を着せてから物陰に隠れて時間を動かす。
「時間よ。動け!」
そして、俺以外の存在が感じられなかった世界に生命の音が復活した。
「――ひゃぁん!?」
「ふぇっ!? つ、つぐみ? どうしたの!?」
音が戻った瞬間、辺りに色っぽい声が響き渡る。
先を急いでいた千棘は驚いて振り返り、誠士郎が胸を押さえて屈んでいるのを見て慌てて駆け寄った。
「だ、大丈夫?」
「お、お穣、ふぁっ!?」
普段の姿からは想像も出来ない女っぽい嬌声を聞いた千棘は顔を赤くし、誠士郎も乳首に残っていた甘い刺激に戸惑う。
肩を触られるだけで甘い声を漏らす誠士郎の表情は、明らかに快感に蕩けていた
当然ながら千棘は勿論、本人すら何が起こったのか分かっていない。
しかし、誠士郎の胸には小さな快感が確かに残り、ヒットマンとして教育される中で封印された女の性感を目覚めさせつつあった。
「何? どうしたの!?」
「い、いえ、何でも――」
誠士郎が何かを言う前に、俺は再び時間を止める。
改めて近付いて見ても誠士郎の表情は甘く蕩け、胸の快感には何処と無く戸惑っている様子だった。
乳首だけでこんなに反応を返すのかと思うも、本人にとっては時間を止めている間の刺激が一気に来たと同じだと思うので、納得できる面もある。
今度は胸を揉む為に、座り込んでいた誠士郎の体勢を変えていく。
「よっと……」
時間が止まっている状態では動かし難いと思っていたものの、意外に軽く関節を動かす事が出来た。
直立の姿勢にさせてから上着だけを脱がせてみると、押さえた腕の跡が残って胸を歪な形にさせている。
シャツには相変わらず乳首の突起があって、腕の形に凹んでも硬く尖らせていた。
「この形じゃ揉めないな……」
不満を漏らしながら腕の跡を残す胸へ指を近付ければ、触れた瞬間に時間を取り戻した胸がたぷんと元に戻る。
重力に引かれる際には立った乳首が布で擦られ、小さな快感を静止している誠士郎に送った。
「おっ!? なんだ、触れば戻るのか。なら安心だ」
一々上半身を裸にしていては面倒なので、今度は胸だけを露出させる。
尖っている乳首は桜色に赤みが増えており、明らかに性的な快感を受けていそうな反応を見せていた。
それでも同じ様に摘んでは面白くないと思った俺は、顔を近付けて乳首に吸い付く。
「あむっ!」
誠士郎の乳首は心成しか甘く、甘噛みすれば硬くなった弾力が歯に返ってくる。
唇を窄めて吸い付きを強めれば、音の無くなった世界にチュルチュルと響く。
「んす~……ちゅる、あむぁ……」
舌先で乳首を舐め回し、体臭を思う存分吸い込む。
何もしていなかった手で誠士郎の腰を支えると、サラサラの肌を撫でてから小ぶりの尻を触る。
もう片方は吸い付いていない胸を揉み解し、俺の興奮を高めると同時に誠士郎へ刺激を送った。
乳首を吸いながら顔を離していき、唇から乳首が離れると胸は柔らかく揺れて形を戻す。
「ぷはっ! よし、今度はこの位で良いだろう」
唾液で卑猥に光る乳首を見詰め、尻を一揉みしてからシャツのボタンを締めた。
シャツに隠れた胸は唾液で微かに透けてしまい、赤くなった乳首が見えている。
シッカリと上着も着せてから誠士郎を屈んだ体勢に戻し、俺は物陰に隠れて時間を戻した。
「時間よ。動~け!」
「――あひぁっ!?」
「えぇっ!? だ、大丈夫!? つぐみ!?」
時間が動き出した直後に発せられた激しい嬌声は千棘を驚かせる。
誠士郎は先程よりも大きな快感に頭を振り上げ、半分開いた口からは唾液が一筋流れた。
「お、おひょう……」
「ん、ここじゃ何も出来ないわね」
「ら、らい、んんっ! だ、大丈夫――」
「じゃないでしょ!」
苦痛は無さそうな感じではあるものの、呂律が回っていない姿を見て、可笑しな事態になっていると判断した千棘は誠士郎に肩を貸して立たせる。
「つぐみ、保健室に行くわよ!」
「ん、ふぁっ……」
身体を触られただけで快感に染まった甘い声を漏らす誠士郎に、千棘は顔を赤くさせたままで廊下を歩き出す。
周りの生徒達も廊下に響いた嬌声を聞いた事で二人に注目しており、男女差もなく顔を赤く染めていた。
何が起こったのかは理解していなくとも、声を聞いただけで興奮を感じている様子。
肩を貸して誠士郎を運ぶ千棘は、捲れた上着の中で何かを発見した。
「あっ! つ、つぐみ……ブラはしてないの?」
「ふわっ……し、してます」
「えっ、でも、その、ち、ちく、じゃなくて、先っぽが透けてるわよ」
「はぇ……あっ!?」
流石に声を小さくさせた千棘の言葉に、誠士郎は初めて自分の胸の違和感に気が付いた。
慌てて胸へ視線を下げて確認してみれば、上着の影になっている胸で透ける乳首。
しかも、その形は尖り、明らかに性的な興奮を受けていると分かってしまう。
「ち、違います! お嬢!」
恥ずかしい所を千棘に見られたパニックで、辺りに他の生徒達が居ても構わずに、呂律が戻った大きな声を出してしまった誠士郎。
「やっ、もっと声を小さく」
「あっ……す、すみませ――」
千棘に注意されて現状を認識した誠士郎が、身体ごと声も小さくした瞬間に俺は時間を止めた。
後ろから観察していると、誠士郎の尻は明らかに女のものである。
隣の千棘の尻を比べても同じ様な大きさで、もっと言えば少し小さいかもしれない。
「さっき触ったのはズボンの上からだったからな」
後ろから近付いた俺は誠士郎の腹側へ手を回してベルトを外し、ズボンを一気に降ろしていく。
中からはブラと同じ様に女の子らしい、レースとフリルが付いたショーツが出てきた。
後ろに居る俺からは、生地がピッタリと張り付いて形を浮かび上がらせる尻が間近に迫る。
思わず尻の谷間へ顔を埋めれば、胸とは違った甘い香りが鼻へ入ってきた。
「すぅ~……むはぁ~……、臭くはないな」
排泄をしたような匂いは一切感じず、頬は胸よりは固めとも思える尻の弾力に挟まれる。
軽く頭を前後に動かして反発を楽しんでから、ショーツのウエストを掴んで降ろした。
頬では布の感触が下りて行ったと思った瞬間、サラサラした肌の感触に変わる。
体温の暖かさは変わらないが、興奮を高める匂いは高まった気がした。
直に見ようと顔を離し、少し距離を取れば引き締まった尻の全体が見える。
「やっぱり良い形だよな」
今度は下半身を裸にされた誠士郎の尻は白く、触った印象と同じく小さめ。
隣に比べる物があったと思い出した俺は、千棘のスカートを捲ってショーツすら降ろす。
「おぉう! 千棘ちゃんも中々良い尻だね~」
右手と左手でそれぞれ、誠士郎と千棘の尻を掴んで揉んだ。
「ん~、やっぱりつぐみちゃんの方が引き締まってるかな?」
肌は二人ともサラサラだが、やはり誠士郎の方がヒットマンという職業柄は鍛えられた感触だった。
指に力を入れれば片方の尻肉が形を変え、誠士郎と千棘の肛門すら見えてしまって俺の鼻息も荒くなるばかり。
「じゃ、じゃぁ、最後はマ、マンコを……」
尻を掴んでいた手を人差し指と中指だけ伸ばし、誠士郎と千棘の股間の影へ差し込んで行く。
ごくりと唾液を飲み込み、触れた指先には大陰唇の感触よりも先に感じるものがあった。
「……濡れてる」
千棘の股間では指先に大陰唇の感触だけがあるものの、誠士郎の股間では滑る愛液で指先が秘裂に食い込んでしまう。
僅かに力を入れただけであっても、ヌルリとした感触と共に大陰唇に挟まれた。
時間を動かした時の誠士郎の喘ぎ声を思い出せば、納得出来る濡れ具合。
その愛液の感触は千棘の性器を触った興奮を一気に塗り潰して、誠士郎の股間に入れた手だけに意識を向けてしまう。
白く引き締まった誠士郎の尻を凝視しながら指を前後に動かし、秘裂の中で滑る感触を味わっていく。
「……柔らかい」
指を包む大陰唇がムニムニと形を変えるのを感じ、何となく指を確認する為に一旦誠士郎の股間から手を抜いて目の前に持ってくる。
日の光を反射する指は当然ながら愛液に塗れており、顔に近付けただけで陰茎を刺激する匂いが鼻腔を直撃した。
既に興奮は最高潮であり、ズボンの中も窮屈極まりない。
「こ、これだけ濡れてるなら、もう入れても良い、かな……?」
濡れた指が付かないようにズボンを抜けば、勢い良く姿を現す陰茎。
反り立つ力が強い所為で腹に当たってしまったが、そんな事すら気にならない。
「よ、良し……!」
誠士郎は千棘に肩を貸して貰っているので少しだけ前屈みの体勢で、軽い後背位とも思える格好だった。
俺が普通に立っている状態では誠士郎の尻しか見えなかったものの、少し膝を曲げてみると愛液に濡れる秘裂が見える。
乳首を弄られた快感で割れ目が開いており、充血した小陰唇と陰核も確認できた。
目標を改めて確認してから、俺は陰茎を誠士郎の秘裂に角度を合わせる。
「おっ……! ふぉ……!」
亀頭が接触し、鈴口は大陰唇に挟まれた。
指と同様に柔らかさを感じるが、快感の度合いが全く違う。
殆ど無意識に快楽を求める俺の腰は徐々に前へ進み、狭い膣口へ亀頭が減り込む。
愛液の滑りで力が他へ逃がされてしまい、若干入れにくいものの、角度を調整しながら狭い膣口を広げていく。
「あぁ……締まる!」
俺が腰を進めて行く程に、処女の膣口が暖かくも滑る肉の輪となって亀頭を締め付ける。
陰茎は誠士郎の体温に包まれて行く範囲と、快感を広げてくれた。
そして、何かをブツリと破った感触を受けたと思えば、抵抗していた壁が消えてしまった。
「おふぁっ!?」
ジワジワと進んでいた腰は、抵抗が消えてから奥へ侵入していく速度を上げる。
熱くなっていた肉の壁がうねり、ヒダに舐められる陰茎の快感を高めた。
「おぁ……中でも、締まる……!!」
亀頭が膣口を過ぎた段階で陰茎を支える必要がなくなった俺は、誠士郎の腰を掴んで引き寄せながら腰を押し進める。
ゆっくりと膣壁を広げる感覚を受けながら挿入を続け、遂に俺の下腹部は誠士郎の引き締まった尻に当たった。
「うくっ……ふっ、ぅぅ……」
根元まで入れれば、陰茎の全体が膣内の熱い体温に包まれる。
「くっ……はぁ……!」
乳首を弄られた胸からの快感で目覚めた膣壁は、侵入して来た陰茎を細かな動きで舐め、想像以上に精液を尿道へ上らせてきた。
沸き起こる射精の予感を抑えつつ、今度は腰を引いていく。
普段、千棘の護衛として動いているのは伊達ではないのか、陰茎に感じる締め付けは強く、膣口は出てくる竿に張り付いてくる。
誠士郎の白い尻を掴みながら抜ける寸前まで引き、間髪いれずに突き入れた。
「ふっ!」
俺の下腹部は誠士郎の尻に当たって肌を叩く乾いた音と、愛液が膣口から押し出されグチュッと音を出す。
「ふっ、はっ、あぅっ!」
尻を揉みながら腰を前後に動かせば、亀頭から処女だった膣内を広げる感覚を受け、反対に閉まる膣壁が圧迫を加えて来た。
互いに反発しあう動きが愛液の滑りでスムーズに促され、間にあるヒダが翻弄されると、竿が大量の小さな舌で舐められる様な快感を受ける。
強い締め付けは、その感覚を敏感なカリの裏にさえ侵入させた。
一回腰を動かすだけでも沸き上がる射精の予感に耐え、ピストン運動を速めていく。
「あくっ! んっ! ふっ!」
早くなる腰は誠士郎の膣口から流れ出た愛液を更に掻き出し、誠士郎へも犯される快感を蓄えさせた。
破瓜の痛み等一切なく、ただ快感だけを送る。
「あっ! つ、つぐみ、ちゃん!! だ、出すよ!」
切羽詰った声を出しながら、掴んでいた尻に赤い手形を残して最後の一突きを放つ。
「ふっ!!」
下腹部に引き締まった尻が潰れる感触を受けながら、膣内の更に奥、子宮口が微かに鈴口へ接触した直後に股間から力を抜いた。
そして、吐き出される精液。
「あぁっ! 出る……くっ!」
尿道を精液が駆け上がると同時に陰茎は上下に痙攣を始め、鈴口から子宮口へ精液が出て行く。
狭く締め付けの強い膣内であっても、充満している愛液のお陰で滑るヒダは陰茎の動きを手助けしてくる。
しかも、動く度にヒダの間へ陰茎が割って入り、自然と舐められる快感に変わる刺激で射精の勢いも強くなってしまった。
「うっ……! うぅ……!」
限界まで陰茎を入れた状態での射精は、俺の思考を一切働かせない。
精液を子宮口に吐き出した事で孕むかもしれないと言う予想ですら、絶頂の快感を押し上げる要因にしかならなかった。
「うっ、ふっ……ぅっ……!」
暫くして、溜め込んだ性欲を全て誠士郎の膣内に出し切った俺は吐息を吐き出す。
「はぁ……良かった」
未だに陰茎は膣内に挿入されているものの、硬さは既に無く、膣壁の圧力で押し出されてきた。
一先ず性欲は解消したので腰を引いていく。
「……くふっ」
若干、絶頂の疲れを持っている陰茎には膣壁の刺激は少し強く、思わず声を漏らしてしまった。
愛液に塗れる竿が徐々に姿を現し、亀頭が膣口から出てくると先の方に精液も付着していた。
「……あっ、血が付いてる」
破瓜の血を見た俺は確かに誠士郎の処女を奪い、亀頭に残っていた精液で、誠士郎の身体を奥まで犯した満足感に包まれる。
陰茎が抜けた所為で口を丸く開ける膣口は無残ではあるが、思わず笑みを浮かべてしまう光景でもあった。
「これで時間を動かせば、つぐみちゃんも気持ち良くなれるだろうな……」
愛液と精液で濡れる陰茎を丸出しにしながら、くふふと含み笑いを浮かべてしまう。
実際にその場面を見るべく、俺はサッサと陰茎を拭いてから誠士郎の服装も整え、スッカリ蚊帳の外だった千棘のショーツも上げておいた。
それから、肩を抱える千棘と誠士郎の二人が一緒に見える角度にあった物陰に隠れる。
「よし、この位置なら良いだろう。時間よ、動け!」
呟いた瞬間、世界に動きと音が戻る。
「――ん、ぁひやーー!!」
「つ、つぐみ!?」
股間からの快感に耐え切らなかった誠士郎は前へ倒れてしまう。
幾ら同い年とは言え、力の抜けた身体を支えきれなかった千棘は、誠士郎が廊下にぶつからない様にゆっくりと降ろす事しか出来なかった。
「つぐみ! シッカリして!」
「あひっ、お、おしょうひゃま……」
「どうしたの!? つぐみ!」
倒れた誠士郎は上半身を廊下にうつ伏せで寝かせているが、腰は高く上げられており、微妙にカクカクと上下に痙攣を繰り返している。
物陰に居る俺からでも、誠士郎のズボンの股間の当たりに広がる染みがハッキリと見えた。
膣内で出された精液と、絶頂にすら届く快感を一気に送られた所為で、分泌される愛液が大量に膣口から流れ出ているのだろう。
一見すれば漏らしているとさえ思えるも、良く見なくても膣口がある位置から濡れているのが分かる。
「つ、つぐみ! 立って! 早く保健室に――!」
「んぃひう、はひっ……!」
腰を痙攣させて歩けなくなってしまった誠士郎を、殆ど引き摺るように連れて行く千棘。
突然、甘い嬌声を発して下半身を卑猥に動かしても、パニックになった千棘は必死な表情を浮かべている。
幸か不幸か辺りには人気が無く、手伝いも期待できない。
生徒が居たら居たで誠士郎の痴態を見られ、居なかったら居なかったで誠士郎を保健室へ連れて行くのに苦労する。
どちらが本人達にとって良いのかは知らないが、俺にとっては発散させたばかりの興奮が復活すらしそうな光景だった。
「……保健室も近いし、放って置いても良いだろう」
千棘の実家がギャングである事実は、時間が動いている時に声を掛けるのを止めざるを得ない理由の一つだ。
本当ならここで手伝いを申し出て、好感度を上げておきたいと思う気持ちが無い訳ではない。
しかし、下手に関わってギャングとヤクザに目を付けられたらと考えれば、それも出来ない行動だった。
「まぁ、俺は時間が止まった世界での旦那って事で良いよな」
別に主人公みたいにラブコメが出来ないのを悔しがってる訳じゃ無いんだからね!
と、内心負け犬の遠吠えをしながら、俺はクールに去るのだった。
「……あっ、つぐみちゃんのブラを直すの忘れてた」
終わり